JPH10255202A - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
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- JPH10255202A JPH10255202A JP6029697A JP6029697A JPH10255202A JP H10255202 A JPH10255202 A JP H10255202A JP 6029697 A JP6029697 A JP 6029697A JP 6029697 A JP6029697 A JP 6029697A JP H10255202 A JPH10255202 A JP H10255202A
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Abstract
報記録再生装置に係わり、特に高い記録密度を達成しな
がら、熱揺らぎによる情報消失を防ぐことができる高信
頼性の情報記録再生装置を提供することにある。 【解決手段】本発明の情報記録再生装置は、リファレン
ス信号領域に記録されたリファレンス信号品質の経時変
化を測定し、これらが所定値に達すると、所定値に達し
た情報を再度記録することを特徴とする。
Description
ィスク装置などの情報記録再生装置に関する。
録再生装置は、コンピュータ分野においてランダムアク
セス可能な大容量の外部記憶装置として利用が盛んであ
る。そして、利用の拡大に伴い、記憶容量の大容量化お
よび高記録密度化に対する要求がますます高まってい
る。そこで、そのような要求に応えるべく多方面から研
究開発がなされている。
性基板上に磁性層を設けてなる磁気ディスクの複数枚が
一本の回転軸に積み重ねて取り付けられ、記録再生用の
ヘッドはアームに取り付けられた各ディスク面に配置さ
れ、アームはアクチュエータにより動かされてヘッドの
位置決めを行なうようにした構造のものが知られてい
る。このような構造のハードディスク装置によって情報
の記録再生を行なう際に、ヘッドは、高速で回転するデ
ィスク面には直接接触せず、わずかに浮上した状態でデ
ィスク面の所望の位置にアクセスするように配置されて
いる。そして、ディスク面の同心の円状のトラックに対
して、ヘッドによって情報が記録され、あるいは再生さ
れる。
容量の大容量化の要求に応えるためには、たとえばディ
スクの線記録密度、すなわちトラック長さ方向の密度を
高めることにより記録密度を向上させたり、あるいはト
ラック幅を狭めトラック密度を高めることにより記録密
度を向上させようとする試みなどが行なわれる。
膜化、高抗磁力化、磁性粒子の微細化など、媒体磁性材
料の研究開発が進められ、更には磁気ヘッドを極端に低
浮上させたり、あるいは、記録媒体にほぼ接触させて信
号を記録再生する接触記録の開発も行なわれている。
効果を利用したMRヘッドなどの能動型ヘッドの開発も
盛んに行われている。MRヘッドは、パーマロイなどの
軟磁性体の電気抵抗が外部磁界により変化する性質を使
い、記録媒体からの磁束を電気信号に変換するヘッドで
ある。このヘッドの再生感度は、抵抗変化を電圧変化に
変換するために軟磁性体に流すセンス電流の大きさに比
例するため、ヘッド・媒体間の相対速度が小さい場合で
も、大きな出力が得られる。再生用MRヘッドと記録用
誘導型ヘッドは、複合化させてスライダー上にある間隔
をもって重ねて形成されている。
くして記録密度の向上させるためには、記録媒体の磁性
粒子を微細化する必要がある。しかし、磁性粒子の微細
化により、各粒子の磁化が熱的な擾乱作用を受けやすく
なり、時間とともに磁化が減衰してしまう熱揺らぎ現象
が生じる。磁性粒子の熱揺らぎ現象は、磁化の磁気異方
性を大きくすることで抑制することができるが、この場
合には記録媒体の抗磁力が増加し、非常に記録しにくい
状況になってしまい、飽和記録さえ困難な状況になるこ
ともある。なお、この熱揺らぎ現象は、高温ではより顕
著となり、その影響を増すことが知られている。
密度化のために磁性粒子を微細化することにより、磁化
が熱により揺らぎやすくなり、信号として記録された磁
化が時間とともに減衰してしまい、記録した情報が再生
できなくなる恐れがあるとともに、減衰を避けるために
磁化の磁気異方性を大きくすると、情報の記録がしずら
くなるという問題があった。
の磁気記録再生装置では、高密度化のために磁性粒子を
微細化することにより、磁化が熱により揺らぎやすくな
り、信号として記録された磁化が時間とともに減衰して
しまい、記録した情報が再生できなくなる恐れがあると
ともに、減衰を避けるために磁化の磁気異方性を大きく
すると、情報の記録がしずらくなるという問題があっ
た。本発明は、高い記録密度を達成しながら、熱揺らぎ
による情報消失を防ぐことができる信頼性の高い磁気記
録再生装置を提供することを目的とする。
置は、かかる問題点を解決するために、磁気により情報
が記録可能な記録媒体と、この記録媒体に対して、前記
情報を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体からの情報
を再生する再生ヘッドとを有する情報記録再生装置であ
って、前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録され
た、前記情報の経時変化を示す参照情報を検出する参照
情報検出手段と、この参照情報検出手段による参照情報
が所定値を示したか否かを判断する判断手段とを備え、
前記判断手段により所定値を示したと判断された参照情
報に対応する情報を、前記記録ヘッドにより再度記録す
ることを特徴とする。
可能な記録媒体と、この記録媒体に対して、前記情報を
記録する記録ヘッドと、前記記録媒体からの情報を再生
する再生ヘッドとを有する情報記録再生装置であって、
前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録された、前記
情報の経時変化を示す参照情報を検出し、の参照情報の
経時変化から情報を再度記録する再記録時間を設定する
参照情報品質判断手段と、前記記録ヘッドにより記録さ
れた各々の情報が前記記録媒体に記録されてからの経過
時間を計測する時間計測手段と、この時間計測手段によ
る経過時間が前記参照情報品質判断手段による再記録時
間を経過したか否かを判断する再記録時間経過判断手段
とを備え、前記再記録時間経過判断手段により再記録時
間が経過したと判断された情報を、前記記録ヘッドによ
り再度記録することを特徴とする。
定領域に記録されることを特徴とする。なお、前記参照
情報は、前記記録媒体に記録される情報の最短波長を含
む複数の記録磁化パターンであることを特徴とする。
前記参照情報品質判断手段により再記録時間が設定され
る毎に変更され、該変更毎に、前記再記録時間経過判断
手段により、前記経過時間が該再記録時間を経過してい
ないか否かを判断することを特徴とする。
レンス信号)が所定値に達したか否かを判断し、所定値
に達したと判断すると、記録してから該参照情報と略同
じ時間経過した情報を再記録することにより、高い記録
密度を達成しながら、熱揺らぎによる情報消失を防ぐこ
とができる。
施例について説明する。 (装置全体構成)図1は、本発明の一実施例に係わる情
報記録再生装置の構成を示す斜視図である。磁気ヘッド
1は、駆動されるアクチュエータアーム2の先端に配置
され、回転するディスク状の記録媒体3の記録トラック
4上で信号(情報)の記録再生を行なう。記録媒体3に
は、リファレンス信号領域25が形成されている。本情
報記録再生装置100は、磁気的に信号が記録された記
録媒体3と、記録媒体3に信号を記録する記録ヘッドと
記録媒体3からの磁気的な信号を再生する再生ヘッド
(例えば、MRヘッド)とを一体化して形成した磁気ヘ
ッド1とを有する情報記録再生装置である。
生装置に係わる機能を説明する構成図を示す。本情報記
録再生装置200は、記録媒体3上に記録した情報記録
単位ごとにその情報を記録した時刻を記憶するメモリと
して例えば不揮発性メモリ5と、情報の記録記録再生動
作を制御するハードディスクコントローラ(以下、HD
Cと称する)6と、サーボ制御と信号を含めハードディ
スク装置全体をコントロールするマイクロプロセッサ
(以下MPUと称する)7とを有する。磁気ヘッド1か
ら得られるサーボ信号情報は、PES(Positio
n Error Signal)復調器11にて位置誤
差情報に変換され、MPU7にて位置決め制御情報とし
てD−A(Digital to Analog)変換
器12を経由してアクチュエータ2を駆動するボイスコ
イルモータ(VCM(Voice Coil Moto
r))ドライバ13に伝えられる。また、記録媒体3の
回転制御信号は、MPU7からスピンドルコントローラ
14を経由してスピンドルドライバ15に伝えられ、ス
ピンドルモータ16の回転の制御を行なう。
たはリファレンス信号領域25に、チャネルIC8とヘ
ッドIC9を経由して情報またはリファレンス信号(参
照情報)が記録される際に、記録情報単位ごとに、記録
した時点の時刻(情報記録時刻)が、ホスト・インター
フェイス10を介して例えば外部のパーソナルコンピュ
ータ(PC)に内蔵されている時計から提供される時刻
情報をもとに、不揮発性メモリ5に記憶される。不揮発
性メモリ5に記憶された情報記録時刻は、経過時間計測
部17によりモニタされ、ホスト・インターフェイス1
0を介して外部から提供される現時刻と比較され、情報
が記録媒体3上に記録されてからの経過時間が算出され
る。
に、情報の記録蓄積を開始する時点で、磁気ヘッド1に
よってリファレンス信号領域25にリファレンス信号が
記録され、同時にリファレンス信号記録時刻が、ホスト
・インターフェイス10を介して外部から提供される時
刻情報をもとに不揮発性メモリ5に記憶される。なお、
リファレンス信号としては、熱揺らぎの影響を受けやす
いビットパターンを含むデータ系列が記録される。これ
は、例えば、最短磁化転移間隔で連続した磁化転移列
や、ダイビットパターンなどが含まれる。なお、リファ
レンス信号としては、ランダム系列信号などを用いても
良い。リファレンス信号の品質は、予め規定された時間
間隔で、磁気ヘッド1を用いて、ヘッドIC9またはチ
ャネルIC8の出力として、リファレンス信号モニタ部
26によりモニタされる。
ファレンス信号の振幅値、ノイズ電圧、信号対ノイズ比
(S/N)、データ識別点における信号振幅変動量、エ
ラーレート(BER)の信号品質値の少なくとも一つ、
またはそれに直接に関連する信号品質値である。このリ
ファレンス信号の信号品質を、リファレンス信号モニタ
部26により定期的にモニタし、リファレンス信号品質
の時間変化を不揮発性メモリ5に記憶する。そして、時
間の経過とともに、信号品質の劣化の様子をモニタする
ことで、リファレンス信号品質判断部27は、例えば、
信号品質の劣化が所定値を下回るか否かを判断(例え
ば、再生信号出力が、記録直後の平均再生出力の70%
を下回る等)する。そして、リファレンス信号品質判断
部27により信号品質が劣化したと判断されたリファレ
ンス信号と同じ時間に記録された情報を、MPU7によ
り不揮発性メモリ5から探し、該当する情報をHDC6
に通知する。
り受信したHDC6は、記録媒体3上の該当する記録領
域の記録情報を、磁気ヘッド1により再生し、バッファ
19に一時的な貯えた後、記録媒体3上の同じ記録領域
または異なる空き領域に再び同じように記録する。この
とき、この情報を再記録した時刻を不揮発性メモリ5に
同じように記憶させておく。なお、再記録された情報に
関する古い情報記録時刻は、書き変えても構わない。ま
た、再記録処理は、ディスクに対する記録または再生ア
クセス要求のないタイミングで行うようにすることで、
ディスクのデータ転送性能に悪影響を与えることはなく
なる。
リファレンス信号の信号品質をモニタすることのみで、
熱揺らぎによる実データの信号劣化の状況を事前に発見
でき、装置の小型化を図りながら、記録情報の復号に関
する信頼性を高めることが出来る。
の実施例とほぼ同じ構成であるが、特に限界経過時間判
断部18を新たに設けた点が大きく異なる。
る機能を説明する構成図を示す。本情報記録再生装置3
00は、記録媒体3上に記録した情報記録単位ごとにそ
の情報を記録した時刻を記憶するメモリとして例えば不
揮発性メモリ5と、情報の記録再生動作を制御するハー
ドディスクコントローラ(以下、HDCと称する)6
と、サーボ制御と信号を含めハードディスク装置全体を
コントロールするマイクロプロセッサ(以下MPUと称
する)7とを有する。磁気ヘッド1から得られるサーボ
信号情報は、PES(Position Error
Signal)復調器11にて位置誤差情報に変換さ
れ、MPU7にて位置決め制御情報としてD−A(Di
gital to Analog)変換器12を経由し
てアクチュエータ2を駆動するボイスコイルモータ(V
CM(Voice Coil Motor))ドライバ
13に伝えられる。また、記録媒体3の回転制御信号
は、MPU7からスピンドルコントローラ14を経由し
てスピンドルドライバ15に伝えられ、スピンドルモー
タ16の回転の制御を行う。
たはリファレンス信号領域25に、チャネルIC8とヘ
ッドIC9を経由して情報またはリファレンス信号が記
録される際に、記録情報単位ごとに、記録した時点の時
刻(情報記録時刻)が、ホスト・インターフェイス10
を介して例えば外部のパーソナルコンピュータ(PC)
に内蔵されている時計から提供される時刻情報をもと
に、不揮発性メモリ5に記憶される。不揮発性メモリ5
に記憶された情報記録時刻は、経過時間計測部17によ
りモニタされ、ホスト・インターヒェィス10を介して
外部から提供される現時刻と比較され、情報が記録媒体
3上に記録されてからの経過時間が算出される。
に、情報の記録蓄積を開始する時点で、磁気ヘッド1に
よってリファレンス信号領域25にリファレンス信号が
記録され、同時にリファレンス信号記録時刻が、ホスト
・インターフェイス10を介して外部から提供される時
刻情報をもとに不揮発性メモリ5に記憶される。なお、
リファレンス信号として、熱揺らぎの影響を受けやすい
ビットパターンを含むデータ系列が記録される。これ
は、例えば、最短磁化転移間隔で連続した磁化転移列
や、ダイビットパターンなどが含まれる。なお、リファ
レンス信号としては、ランダム系列信号などを用いても
良い。リファレンス信号の品質は、予め規定された時間
間隔で、磁気ヘッド1を用いて、ヘッドIC9またはチ
ャネルIC8の出力として、リファレンス信号モニタ部
26によりモニタされる。
ファレンス信号の振幅値、ノイズ電圧、信号対ノイズ比
(S/N)、データ識別点における信号振幅変動量、エ
ラーレート(BER)の信号品質値の少なくとも一つ、
またはそれに直接に関連する信号品質値である。リファ
レンス信号モニタ部26により、定期的に信号品質をモ
ニタし、リファレンス号品質の時間変化を不揮発性メモ
リ5に記憶する。
ス信号の信号品質の劣化の様子をモニタすることで、リ
ファレンス信号品質判断部27は、記録情報の正確な復
合が困難になる信号品質(予め決められた値)に到達す
る記録後の限界経過時間を求め、不揮発性メモリ5に記
憶する。つまり、限界経過時間は、情報記録再生装置3
00の実際の使用環境に応じた信号劣化状況を反映して
決定される。従って、高温環境で使用された場合には、
短い限界経過時間となりうるし、低温環境での場合には
長い限界経過時間となる。
界経過時間判断部18は、各データ信号について経過時
間計測部17により算出された経過時間と、上記限界経
過時間とを比較し、再記録すべき時間が経過したことを
検知し、HDC6に通知する。
より受信したHDC6は、記録媒体3上の該当する記録
領域の記録情報を磁気ヘッド1により再生し、バッファ
19に一時的に貯えた後、記録媒体3上の同じ記録領域
または異なる空き領域に再び同じように記録する。この
とき、この情報を再記録した時刻を不揮発性メモリ5に
同じように記憶させておく。なお、再記録された情報に
関する古い情報記録時刻は、書き換えても構わない。ま
た、再記録処理は、記録媒体に対する記録または再生ア
クセス要求のないタイミングで行うようにすることで、
記録媒体のデータ転送性能に悪影響を与えることはなく
なる。
記録された信号が時間とともに減衰してしまう熱揺らぎ
現象が生じても、リファレンス信号の品質低下状態から
求められた限界経過時間を基に、熱揺らぎによる実デー
タの信号劣化の状況を事前に推定し、劣化する前に再記
録することで、記録情報の復号に関する信頼性を高める
ことが出来る。従って、高い記録密度で、かつ高いデー
タ信頼性を有する情報記録再生装置を提供することがで
きる。
ファレンス信号が所定値以下となるまでの時間であった
が、繰り返し更新してもよい。具体的には、上記第2の
実施例と同じ構成であるが、リファレンス信号の信号品
質が劣化し、リファレンス信号品質判断部27によりあ
らかじめ決められた値に到達したことが判断され、リフ
ァレンス信号品質判断部27により限界経過時間が決定
された後、繰り返しリファレンス信号の記録およびモニ
タを行い、その都度、限界経過時間を決定し、不揮発性
メモリ5に記録された限界経過時間を繰り返し更新す
る。
の記録蓄積を開始した時点での使用環境温度が50℃で
あった場合、当初の限界経過時間は4年であり、情報記
録再生装置300使用開始後4年が経過した時点以降、
記録後4年が経過した記録情報から順に再記録動作を行
う。リファレンス信号は、限界経過時間の決定後に再記
録され、同様に第2の限界経過時間が求められる。以
下、同様に第3、第4の限界経過時間が繰り返し決定さ
れ、逐次更新される。第1の限界経過時間が決定された
後、情報記録再生装置300の移転等により使用環境温
度が55℃に上昇した結果、リファレンス信号の品質低
下が早くなり、第2の限界経過時間はリファレンス信号
品質判断部27により3年と決定され、不揮発性メモリ
5に記憶されていた限界経過時間は、これまでの4年と
いう値から3年に更新する。更新が完了するまでは、更
新前の限界経過時間に従って記録情報の再記録を行う。
限界経過時間の更新により、新しい限界経過時間が定ま
った時点以降、経過時間計測部17により新しい限界経
過時間に基づいた再記録のタイミングが判断され、再記
録が実施される。
化S/Nを0.7(−3.1dB)に定めた場合のリフ
ァレンス信号の減衰曲線および限界経過時間の決定と、
再記録による第2の限界経過時間の決定の様子を示す。
この場合、情報記録再生装置300の使用開始後4年目
以降、記録後の経過時間が第1の限界経過時間4年に到
達した順に記録情報の再記録を行う。情報記録再生装置
300の使用開始4年の時点、つまり限界経過時間が決
定された時点で、リファレンス信号の再記録が行われ、
以降次の温度環境での限界経過時間の決定が行われる。
リファレンス信号再記録後、温度環境が55℃に上昇し
たために、その3年後に基準である規格化S/N=0.
7に到達し、第2の限界経過時間が3年と決定され、そ
の値が更新される。その後、記録後3年が経過した順に
記録情報の再記録が行われる。つまり、情報記録再生装
置300の使用開始後7年が経過するまでは、限界経過
時間4年の基準で記録情報の再記録が行われ、7年目以
降は、第2の限界経過時間3年の基準で再記録が行われ
る。
報(1)及び情報(2)は、ともに記録0年から4年目
までは再記録が行われない。しかし、4年目でリファレ
ンス信号が信号品質基準を下回る(例えば、規格化S/
N=0.7以下となる)ことから、記録から4年経過し
た情報(1)を再記録する。また、3.5年目に記録さ
れた情報(2)は4年後に再記録する必要があることを
規定される。しかし、図4(a)にあるように、第2の
限界経過時間は3年と決定されると、4年目で再記録さ
れた情報(1)及び本来7.5年で再記録される情報
(2)は、ともに7年目で再記録される。
間とともに減衰してしまう熱揺らぎ現象が生じても、熱
揺らぎによる信号減衰でエラーを引き起こす前に記録情
報の再記録を行い、熱揺らぎの影響を抑制することが可
能となり、熱揺らぎの影響が大きい高温環境での使用で
あっても、高い記録密度で、かつ高いデータ信頼性を有
する情報記録再生装置を提供することができる。
部分断面斜視図。
装置の模式図。
装置の模式図。
限界経過時間の決定の様子を示す図。
Claims (5)
- 【請求項1】磁気により情報が記録可能な記録媒体と、 この記録媒体に対して、前記情報を記録する記録ヘッド
と、 前記記録媒体からの情報を再生する再生ヘッドとを有す
る情報記録再生装置であって前記記録ヘッドにより前記
記録媒体に記録された、前記情報の経時変化を示す参照
情報を検出する参照情報検出手段と、 この参照情報検出手段による参照情報が所定値を示した
か否かを判断する判断手段とを備え、 前記判断手段により所定値を示したと判断された参照情
報に対応する情報を、前記記録ヘッドにより再度記録す
ることを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項2】磁気により情報が記録可能な記録媒体と、 この記録媒体に対して、前記情報を記録する記録ヘッド
と、 前記記録媒体からの情報を再生する再生ヘッドとを有す
る情報記録再生装置であって、 前記記録ヘッドにより前記記録媒体に記録された、前記
情報の経時変化を示す参照情報を検出し、この参照情報
の経時変化から情報を再度記録する再記録時間を設定す
る参照情報品質判断手段と、 前記記録ヘッドにより記録された各々の情報が前記記録
媒体に記録されてからの経過時間を計測する時間計測手
段と、 この時間計測手段による経過時間が前記参照情報品質判
断手段による再記録時間を経過した否かを判断する再記
録時間経過判断手段とを備え、 前記再記録時間経過判断手段により再記録時間が経過し
たと判断された情報を、前記記録ヘッドにより再度記録
することを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項3】前記参照情報は、前記記録媒体の所定領域
に記録されることを特徴とする請求項1または2記載の
情報記録再生装置。 - 【請求項4】前記参照情報は、前記記録媒体に記録され
る情報の最短波長を含む複数の記録磁化パターンである
ことを特徴とする請求項1または2記載の情報記録再生
装置。 - 【請求項5】前記再記録時間は、前記参照情報が前記参
照情報品質判断手段により再記録時間が設定される毎に
変更され、該変更毎に、前記再記録時間経過判断手段に
より、前記経過時間が該再記録時間を経過していないか
否かを判断することを特徴とする請求項2記載の情報記
録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029697A JPH10255202A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029697A JPH10255202A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10255202A true JPH10255202A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13138069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6029697A Pending JPH10255202A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10255202A (ja) |
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- 1997-03-14 JP JP6029697A patent/JPH10255202A/ja active Pending
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