JPH10254946A - 移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装置ならびにその編成システム - Google Patents
移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装置ならびにその編成システムInfo
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- JPH10254946A JPH10254946A JP5158697A JP5158697A JPH10254946A JP H10254946 A JPH10254946 A JP H10254946A JP 5158697 A JP5158697 A JP 5158697A JP 5158697 A JP5158697 A JP 5158697A JP H10254946 A JPH10254946 A JP H10254946A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対象地域内の各地点へ移動体の配置先から駆
けつける時間が最小となるように、配置先への移動体の
配置数を客観性を保って決定する。 【解決手段】 決定用データ作成部100 にて対象地域が
複数の小地区に分割され各小地区を代表する重心点が算
出される。次いで、各重心点と消防署との最短道路距離
と、各重心点にもっとも近い最近にある消防署が抽出さ
れ、移動体機可能な車両の台数に基づいて車両の配置が
想定される配置想定パターンが列挙され、演算処理部11
6 にて、各パターンにおける重心点から、想定された消
防署への最短道路距離が、その消防署に想定された車両
の台数で除算され、この演算が全重心点分について行な
われてその総和が算出され、さらに各配置想定パターン
について総和が算出され、総和が最小となる想定配置パ
ターンが更新的に保存されて出力され、出力される保存
パターンに従って車両が配置される消防署とその配置台
数とが決定される。
けつける時間が最小となるように、配置先への移動体の
配置数を客観性を保って決定する。 【解決手段】 決定用データ作成部100 にて対象地域が
複数の小地区に分割され各小地区を代表する重心点が算
出される。次いで、各重心点と消防署との最短道路距離
と、各重心点にもっとも近い最近にある消防署が抽出さ
れ、移動体機可能な車両の台数に基づいて車両の配置が
想定される配置想定パターンが列挙され、演算処理部11
6 にて、各パターンにおける重心点から、想定された消
防署への最短道路距離が、その消防署に想定された車両
の台数で除算され、この演算が全重心点分について行な
われてその総和が算出され、さらに各配置想定パターン
について総和が算出され、総和が最小となる想定配置パ
ターンが更新的に保存されて出力され、出力される保存
パターンに従って車両が配置される消防署とその配置台
数とが決定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象地域内に存在
する複数の移動体を、移動体の数に応じて複数の定位置
に配置させる配置数を決定する移動体の配置数決定方法
およびその配置数決定装置ならびにその編成システムに
係り、たとえば、車両などの複数の移動体を複数の待機
位置に配置させる車両編成システムに適用され、より具
体的には、たとえば消防自動車およびパトロールカーな
どの緊急車両や、物や人などを運ぶ車両を、複数の所定
の位置に配置する台数を決定する移動体の配置数決定方
法およびその配置数決定装置ならびにその編成システム
に関するものである。
する複数の移動体を、移動体の数に応じて複数の定位置
に配置させる配置数を決定する移動体の配置数決定方法
およびその配置数決定装置ならびにその編成システムに
係り、たとえば、車両などの複数の移動体を複数の待機
位置に配置させる車両編成システムに適用され、より具
体的には、たとえば消防自動車およびパトロールカーな
どの緊急車両や、物や人などを運ぶ車両を、複数の所定
の位置に配置する台数を決定する移動体の配置数決定方
法およびその配置数決定装置ならびにその編成システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえば、全国の消防管轄領域の
広域化が進み、管轄内の各地区を効率よくカバーするた
めに、各消防署を管轄する消防本部が各地域に配置さ
れ、消防本部には、たとえば、119 番通報を受け付け
て、その通報に応じた出動指令を各消防署および消防自
動車などの車両に対して出力する消防緊急情報システム
が構築されている。
広域化が進み、管轄内の各地区を効率よくカバーするた
めに、各消防署を管轄する消防本部が各地域に配置さ
れ、消防本部には、たとえば、119 番通報を受け付け
て、その通報に応じた出動指令を各消防署および消防自
動車などの車両に対して出力する消防緊急情報システム
が構築されている。
【0003】消防本部では、多様な消防救急業務を効率
よく遂行するため、たとえば複数の消防自動車を各署所
へ適宜に配置して、その配置場所に待機させる移動待機
を制御する車両編成システムが求められる。また、警察
におけるパトロールカーや一般のタクシーもしくは人間
などの複数の移動体を、その数に応じてある定められた
場所に割り当てる場合などについても、このような編成
システムが求められる。
よく遂行するため、たとえば複数の消防自動車を各署所
へ適宜に配置して、その配置場所に待機させる移動待機
を制御する車両編成システムが求められる。また、警察
におけるパトロールカーや一般のタクシーもしくは人間
などの複数の移動体を、その数に応じてある定められた
場所に割り当てる場合などについても、このような編成
システムが求められる。
【0004】上述のような車両編成システムでは、火災
などの第1の災害が発生すると、この災害に対応する消
防自動車を出動させるとともに、この災害の発生中に、
他の場所で発生するおそれのある災害および第1の災害
現場にて発生するおそれがある二次災害などの第2の災
害に備えるために、たとえば各消防署にて第1の災害に
対し出動していない残りの消防自動車を各消防署に分散
再配置させる移動待機が必要となる。
などの第1の災害が発生すると、この災害に対応する消
防自動車を出動させるとともに、この災害の発生中に、
他の場所で発生するおそれのある災害および第1の災害
現場にて発生するおそれがある二次災害などの第2の災
害に備えるために、たとえば各消防署にて第1の災害に
対し出動していない残りの消防自動車を各消防署に分散
再配置させる移動待機が必要となる。
【0005】このような移動待機を制御する車両編成シ
ステムは、たとえば、複数の消防自動車と一つの指令セ
ンタにより構成され、消防自動車は、その車両に搭載さ
れた通信装置を介して指令センタからの移動指令を受け
取り、指示された消防署へ移動し待機する。指令センタ
は、移動待機可能な消防自動車の台数に応じて、あらか
じめ各消防署の二次配置台数が記載された二次配置台数
ファイルに従って、各消防署に再配置する消防自動車の
台数を決定する。
ステムは、たとえば、複数の消防自動車と一つの指令セ
ンタにより構成され、消防自動車は、その車両に搭載さ
れた通信装置を介して指令センタからの移動指令を受け
取り、指示された消防署へ移動し待機する。指令センタ
は、移動待機可能な消防自動車の台数に応じて、あらか
じめ各消防署の二次配置台数が記載された二次配置台数
ファイルに従って、各消防署に再配置する消防自動車の
台数を決定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の車
両編成システムでは、ベテランの消防署署員の経験によ
って得られた知見に基づいて、対象地域の各場所にて発
生すると想定される火災発生地点に、各消防署に配置さ
れる消防自動車が駆けつける時間が、各消防署にてだい
たい均等化されるようにと考えて作成された、移動待機
可能な消防自動車の台数に応じて各消防署への二次配置
台数を決定する二次配置台数ファイルを用いていた。そ
して、この二次配置台数ファイルは、たとえば、対象と
なる地域の道路網が大幅に変更されたときや、月ごと、
あるいは季節ごとに人手により更新作成されていた。
両編成システムでは、ベテランの消防署署員の経験によ
って得られた知見に基づいて、対象地域の各場所にて発
生すると想定される火災発生地点に、各消防署に配置さ
れる消防自動車が駆けつける時間が、各消防署にてだい
たい均等化されるようにと考えて作成された、移動待機
可能な消防自動車の台数に応じて各消防署への二次配置
台数を決定する二次配置台数ファイルを用いていた。そ
して、この二次配置台数ファイルは、たとえば、対象と
なる地域の道路網が大幅に変更されたときや、月ごと、
あるいは季節ごとに人手により更新作成されていた。
【0007】このように従来の二次配置台数ファイル
は、知識や経験に基づくものであり、その決定結果は、
二次配置台数ファイルを作成する人の経験や状況に応じ
て変化してしまうという問題があった。つまり各消防署
への二次配置台数を決定するための二次配置台数ファイ
ルを人がその経験に基づいて作成していたので、状況に
よっては消防自動車を適切な場所に適正な台数を配分す
ることができないという問題があった。また、決定する
人およびその経験度などによっては、その判断が変わっ
てしまい、その決定結果に客観性が保たれていないなど
の問題があった。さらには、イベントや事故等によって
突発的に発生した交通渋滞など、環境が通常と大きく変
化した場合に、状況に応じた新たな二次配置台数ファイ
ルを迅速かつ客観性を持って適切に作成することができ
ず、二次配置台数ファイルを頻繁に更新することが困難
であった。このため状況に即応した二次配置台数を決定
することができなかった。
は、知識や経験に基づくものであり、その決定結果は、
二次配置台数ファイルを作成する人の経験や状況に応じ
て変化してしまうという問題があった。つまり各消防署
への二次配置台数を決定するための二次配置台数ファイ
ルを人がその経験に基づいて作成していたので、状況に
よっては消防自動車を適切な場所に適正な台数を配分す
ることができないという問題があった。また、決定する
人およびその経験度などによっては、その判断が変わっ
てしまい、その決定結果に客観性が保たれていないなど
の問題があった。さらには、イベントや事故等によって
突発的に発生した交通渋滞など、環境が通常と大きく変
化した場合に、状況に応じた新たな二次配置台数ファイ
ルを迅速かつ客観性を持って適切に作成することができ
ず、二次配置台数ファイルを頻繁に更新することが困難
であった。このため状況に即応した二次配置台数を決定
することができなかった。
【0008】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、たとえば火災現場などの目標地点への駆けつけ時間
の期待値が最小となるように、客観性を保って、消防署
などの配置先に対する移動体の配置数を決定することの
できる移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装
置ならびにその編成システムを提供することを目的とす
る。
し、たとえば火災現場などの目標地点への駆けつけ時間
の期待値が最小となるように、客観性を保って、消防署
などの配置先に対する移動体の配置数を決定することの
できる移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装
置ならびにその編成システムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、対象地域内の複数の定位置に移動体を配
置させるために、移動体の定位置への配置数を決定する
移動体の配置数決定方法において、この方法は、対象地
域を複数の小地区に分割し、小地区を代表する代表位置
をそれぞれの小地区について算出して決定用データを作
成し、定位置と代表位置とのすべての組み合わせについ
て、定位置と代表位置との距離をそれぞれ算出し、移動
体を定位置に想定して配分する配分パターンを移動体の
数に応じて列挙し、列挙された配分パターンのそれぞれ
について、各代表位置から最近にある定位置との距離
を、定位置に想定して割当てられる想定移動体の数で除
算し、この除算を各代表位置について行なって、各代表
位置について除算結果の総和を算出し、総和が最小とな
る配分パターンを抽出し、抽出される配分パターンに従
って、定位置に移動体を割り当てる配置数を出力するこ
とを特徴とする。
決するために、対象地域内の複数の定位置に移動体を配
置させるために、移動体の定位置への配置数を決定する
移動体の配置数決定方法において、この方法は、対象地
域を複数の小地区に分割し、小地区を代表する代表位置
をそれぞれの小地区について算出して決定用データを作
成し、定位置と代表位置とのすべての組み合わせについ
て、定位置と代表位置との距離をそれぞれ算出し、移動
体を定位置に想定して配分する配分パターンを移動体の
数に応じて列挙し、列挙された配分パターンのそれぞれ
について、各代表位置から最近にある定位置との距離
を、定位置に想定して割当てられる想定移動体の数で除
算し、この除算を各代表位置について行なって、各代表
位置について除算結果の総和を算出し、総和が最小とな
る配分パターンを抽出し、抽出される配分パターンに従
って、定位置に移動体を割り当てる配置数を出力するこ
とを特徴とする。
【0010】この場合、出力される配置数に従って、移
動体を前記抽出される配分パターンに応じた定位置に配
置させるとよい。
動体を前記抽出される配分パターンに応じた定位置に配
置させるとよい。
【0011】また、分割された小地区のそれぞれの面積
を算出して決定用データを作成し、各代表位置から最近
にある定位置との距離を代表位置の属する小地区の面積
で正規化し、正規化した結果を定位置に割当てられる想
定移動体の数で除算することを各代表位置について行な
って、各代表位置について除算結果の総和を算出すると
よい。
を算出して決定用データを作成し、各代表位置から最近
にある定位置との距離を代表位置の属する小地区の面積
で正規化し、正規化した結果を定位置に割当てられる想
定移動体の数で除算することを各代表位置について行な
って、各代表位置について除算結果の総和を算出すると
よい。
【0012】この場合、分割された小地区に対する重み
を含む決定用データを作成し、決定用データに基づいて
配分パターンを抽出するとよい。
を含む決定用データを作成し、決定用データに基づいて
配分パターンを抽出するとよい。
【0013】この場合さらに、各代表位置から最近にあ
る定位置との距離を代表位置の属する小地区の面積と小
地区に対する重みとで正規化するとよい。
る定位置との距離を代表位置の属する小地区の面積と小
地区に対する重みとで正規化するとよい。
【0014】また、重みは、各小地区の人口密度である
とよい。
とよい。
【0015】また、対象地域を正多角形で等面積の小地
区に分割するとよい。
区に分割するとよい。
【0016】また、この方法は、対象地域の状況に応じ
て対象地域を分割し、分割された地域のそれぞれを多角
形に近似して複数の小地区を作成し、複数の小地区のそ
れぞれの面積を算出して面積を含む決定用データを作成
し、各代表位置から最近にある定位置との距離を代表位
置の属する小地区の面積で正規化し、正規化した結果を
定位置に割当てられる想定移動体の数で除算することを
各代表位置について行なって、各代表位置について除算
結果の総和を算出するとよい。
て対象地域を分割し、分割された地域のそれぞれを多角
形に近似して複数の小地区を作成し、複数の小地区のそ
れぞれの面積を算出して面積を含む決定用データを作成
し、各代表位置から最近にある定位置との距離を代表位
置の属する小地区の面積で正規化し、正規化した結果を
定位置に割当てられる想定移動体の数で除算することを
各代表位置について行なって、各代表位置について除算
結果の総和を算出するとよい。
【0017】この場合、分割された小地区に対する重み
を含む決定用データを作成し、決定用データに基づいて
配分パターンを抽出するとよい。
を含む決定用データを作成し、決定用データに基づいて
配分パターンを抽出するとよい。
【0018】この場合さらに、各代表位置から最近にあ
る定位置との距離を代表位置の属する小地区の面積と小
地区に対する重みとで正規化するとよい。
る定位置との距離を代表位置の属する小地区の面積と小
地区に対する重みとで正規化するとよい。
【0019】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、対象地域内の複数の定位置に移動体を配置させるた
めに、移動体の定位置への配置数を決定する移動体の配
置数決定装置において、この装置は、対象地域を複数の
小地区に分割し、複数の小地区を代表する代表位置をそ
れぞれの小地区について算出する決定用データ作成手段
と、定位置と代表位置とのすべての組み合わせについ
て、定位置と代表位置との距離をそれぞれ算出する距離
算出手段と、移動体を定位置に想定して配分する配分パ
ターンを移動体の数に応じて列挙する配置想定パターン
列挙手段と、列挙された配分パターンのそれぞれについ
て、各代表位置から最近にある定位置との距離を、この
定位置に想定して割当てられる想定移動体の数で除算
し、除算を各代表位置について行なって、各代表位置に
ついて除算結果の総和を算出する演算手段と、総和が最
小となる配分パターンを抽出する抽出手段と、抽出手段
にて抽出された配分パターンに従って、定位置に移動体
を割り当てる配置数を出力する出力手段とを含むことを
特徴とする。
に、対象地域内の複数の定位置に移動体を配置させるた
めに、移動体の定位置への配置数を決定する移動体の配
置数決定装置において、この装置は、対象地域を複数の
小地区に分割し、複数の小地区を代表する代表位置をそ
れぞれの小地区について算出する決定用データ作成手段
と、定位置と代表位置とのすべての組み合わせについ
て、定位置と代表位置との距離をそれぞれ算出する距離
算出手段と、移動体を定位置に想定して配分する配分パ
ターンを移動体の数に応じて列挙する配置想定パターン
列挙手段と、列挙された配分パターンのそれぞれについ
て、各代表位置から最近にある定位置との距離を、この
定位置に想定して割当てられる想定移動体の数で除算
し、除算を各代表位置について行なって、各代表位置に
ついて除算結果の総和を算出する演算手段と、総和が最
小となる配分パターンを抽出する抽出手段と、抽出手段
にて抽出された配分パターンに従って、定位置に移動体
を割り当てる配置数を出力する出力手段とを含むことを
特徴とする。
【0020】この場合、決定用データ作成手段は、分割
された小地区のそれぞれの面積を算出する面積算出手段
を含み、演算手段は、各代表位置から最近にある定位置
との距離を代表位置の属する小地区の面積で正規化し、
正規化した結果を定位置に割当てられる想定移動体の数
で除算することを各代表位置について行なって、各代表
位置について除算結果の総和を算出するとよい。
された小地区のそれぞれの面積を算出する面積算出手段
を含み、演算手段は、各代表位置から最近にある定位置
との距離を代表位置の属する小地区の面積で正規化し、
正規化した結果を定位置に割当てられる想定移動体の数
で除算することを各代表位置について行なって、各代表
位置について除算結果の総和を算出するとよい。
【0021】この場合さらに、決定用データ作成手段
は、分割された小地区に対する重みを各小地区について
算出し、演算手段は、各代表位置から最近にある定位置
との距離を代表位置の属する小地区の面積と小地区に対
する重みとで正規化するとよい。
は、分割された小地区に対する重みを各小地区について
算出し、演算手段は、各代表位置から最近にある定位置
との距離を代表位置の属する小地区の面積と小地区に対
する重みとで正規化するとよい。
【0022】また、重みは、各小地区の人口密度である
とよい。
とよい。
【0023】また、決定用データ作成手段は、対象地域
を正多角形で等面積の小地区に分割するとよい。
を正多角形で等面積の小地区に分割するとよい。
【0024】また、決定用データ作成手段は、対象地域
の状況に応じて対象地域を分割し、分割された地域のそ
れぞれを多角形に近似して複数の小地区を作成し、決定
用データ作成手段はさらに、複数の小地区のそれぞれの
面積を算出する面積算出手段を含み、演算手段は、各代
表位置から最近にある定位置との距離を代表位置の属す
る小地区の面積で正規化し、正規化した結果を定位置に
割当てられる想定移動体の数で除算することを各代表位
置について行なって、各代表位置について除算結果の総
和を算出するとよい。
の状況に応じて対象地域を分割し、分割された地域のそ
れぞれを多角形に近似して複数の小地区を作成し、決定
用データ作成手段はさらに、複数の小地区のそれぞれの
面積を算出する面積算出手段を含み、演算手段は、各代
表位置から最近にある定位置との距離を代表位置の属す
る小地区の面積で正規化し、正規化した結果を定位置に
割当てられる想定移動体の数で除算することを各代表位
置について行なって、各代表位置について除算結果の総
和を算出するとよい。
【0025】また、決定用データ作成手段は、分割され
た小地区に対する重みを各小地区について算出し、演算
手段は、各代表位置から最近にある定位置との距離を代
表位置の属する小地区の面積と小地区に対する重みとで
正規化するとよい。
た小地区に対する重みを各小地区について算出し、演算
手段は、各代表位置から最近にある定位置との距離を代
表位置の属する小地区の面積と小地区に対する重みとで
正規化するとよい。
【0026】また、本発明による編成システムは上述の
課題を解決するために、配置数決定装置と、移動体の動
態を認識して、移動可能な移動体を管理する動態管理装
置と、配置数決定装置にて決定された配置数に従って、
移動可能な移動体を配分パターンに応じた定位置に割り
当てる割当決定装置と、定位置に割り当てられた移動体
を定位置に移動させる指令を移動体に伝達する通信手段
とを含むことを特徴とする。
課題を解決するために、配置数決定装置と、移動体の動
態を認識して、移動可能な移動体を管理する動態管理装
置と、配置数決定装置にて決定された配置数に従って、
移動可能な移動体を配分パターンに応じた定位置に割り
当てる割当決定装置と、定位置に割り当てられた移動体
を定位置に移動させる指令を移動体に伝達する通信手段
とを含むことを特徴とする。
【0027】この場合、移動体は車両であり、自車両の
位置および動態を通信手段を通じて動態管理手段に報告
し、割当決定装置は、車両の位置に応じて、車両を定位
置に割り当てるとよい。
位置および動態を通信手段を通じて動態管理手段に報告
し、割当決定装置は、車両の位置に応じて、車両を定位
置に割り当てるとよい。
【0028】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる移動体の配置数決定方法およびその配置数決定処理
システムならびにその編成システムの一実施例を詳細に
説明する。
よる移動体の配置数決定方法およびその配置数決定処理
システムならびにその編成システムの一実施例を詳細に
説明する。
【0029】図2を参照すると本発明が適用された実施
例として車両編成システムが示されている。この車両編
成システム1は、消防自動車などの移動体の移動待機を
制御する車両配置システムである。消防自動車に対する
移動待機制御は車両編成システム1における一部の機能
であり、本実施例におけるシステム1は、たとえば、第
1の災害発生後の他の災害や、第1の災害現場における
二次災害などの第2の災害、および災害のない平時の場
合でも移動待機可能な消防自動車数の増減などに備える
ために、第1の災害に対し出動していない移動待機可能
な消防自動車を認識し、これら認識された消防自動車を
各消防署に割り当てる際に、各消防署に対する適切な割
当て台数を客観的な指標に基づいて決定し、決定された
割当て台数に従って、これら消防自動車を二次配置先と
しての各消防署に再配置し、待機させる移動待機制御機
能を有する処理システムである。
例として車両編成システムが示されている。この車両編
成システム1は、消防自動車などの移動体の移動待機を
制御する車両配置システムである。消防自動車に対する
移動待機制御は車両編成システム1における一部の機能
であり、本実施例におけるシステム1は、たとえば、第
1の災害発生後の他の災害や、第1の災害現場における
二次災害などの第2の災害、および災害のない平時の場
合でも移動待機可能な消防自動車数の増減などに備える
ために、第1の災害に対し出動していない移動待機可能
な消防自動車を認識し、これら認識された消防自動車を
各消防署に割り当てる際に、各消防署に対する適切な割
当て台数を客観的な指標に基づいて決定し、決定された
割当て台数に従って、これら消防自動車を二次配置先と
しての各消防署に再配置し、待機させる移動待機制御機
能を有する処理システムである。
【0030】この車両編成システム1は、同図に示すよ
うに複数の消防自動車(以下車両と呼ぶ)10と、これら
車両10がそれぞれ配置される複数の消防署12を指揮下と
する一つの中央指令センタ14とを含む。なお、以下の説
明において本発明に直接関係のない部分は、図示および
その説明を省略し、また、信号の参照符号はその現われ
る接続線の参照番号で表わす。
うに複数の消防自動車(以下車両と呼ぶ)10と、これら
車両10がそれぞれ配置される複数の消防署12を指揮下と
する一つの中央指令センタ14とを含む。なお、以下の説
明において本発明に直接関係のない部分は、図示および
その説明を省略し、また、信号の参照符号はその現われ
る接続線の参照番号で表わす。
【0031】本実施例における車両10は、複数の定位置
に設けられた消防署12にそれぞれ初期配置され、配置さ
れた消防署12および移動中の場所から災害現場へ出動す
る緊急車両である。それぞれの車両10は、中央指令セン
タ14および消防署12から伝達される出動指令または移動
指令を受けて指令された場所へ出動または移動する。
に設けられた消防署12にそれぞれ初期配置され、配置さ
れた消防署12および移動中の場所から災害現場へ出動す
る緊急車両である。それぞれの車両10は、中央指令セン
タ14および消防署12から伝達される出動指令または移動
指令を受けて指令された場所へ出動または移動する。
【0032】車両10は、中央指令センタ14と情報の交換
を行なうための車載装置16を搭載し、車載装置16は、無
線通信によって中央指令センタ14および消防署12との間
で情報の授受を行なう移動局である。車載装置16の詳細
構成を図3を参照して説明すると、車載装置16は、自局
が備えられた自車両10の位置を計測する位置計測装置18
と、位置計測装置18にて計測される位置および自車両10
の状態などの情報を中央指令センタ14に報告し、中央指
令センタ14から通知される情報を処理して出力する処理
装置20と、自車両10と中央指令センタ14との無線通信を
行なって互いに情報を授受する無線通信装置22と、自車
両10の状態(動態)などの情報を処理装置20へ入力する
入力装置24と、処理装置20から出力された情報を画像お
よび音声等の形式にて出力する出力装置26とを含む。
を行なうための車載装置16を搭載し、車載装置16は、無
線通信によって中央指令センタ14および消防署12との間
で情報の授受を行なう移動局である。車載装置16の詳細
構成を図3を参照して説明すると、車載装置16は、自局
が備えられた自車両10の位置を計測する位置計測装置18
と、位置計測装置18にて計測される位置および自車両10
の状態などの情報を中央指令センタ14に報告し、中央指
令センタ14から通知される情報を処理して出力する処理
装置20と、自車両10と中央指令センタ14との無線通信を
行なって互いに情報を授受する無線通信装置22と、自車
両10の状態(動態)などの情報を処理装置20へ入力する
入力装置24と、処理装置20から出力された情報を画像お
よび音声等の形式にて出力する出力装置26とを含む。
【0033】詳しくは位置計測装置18は、自車両10の現
在位置を測定する検出装置である。本実施例における位
置計測装置18は、有利にはたとえばGPS(Global Positio
ningSystem)などの位置測位装置が適用され、GPS は地
球を周回する複数の人工衛星と自車両10の移動局との距
離をそれぞれの人工衛星から送信される電波の到達時間
の差に基づいて逐次算出し、この算出結果に基づいて自
局の平面上の実質的な位置座標、たとえば緯度および経
度を認識する。位置計測装置18は、認識した位置座標を
表わすデータを出力300 に接続された処理装置20に出力
する。
在位置を測定する検出装置である。本実施例における位
置計測装置18は、有利にはたとえばGPS(Global Positio
ningSystem)などの位置測位装置が適用され、GPS は地
球を周回する複数の人工衛星と自車両10の移動局との距
離をそれぞれの人工衛星から送信される電波の到達時間
の差に基づいて逐次算出し、この算出結果に基づいて自
局の平面上の実質的な位置座標、たとえば緯度および経
度を認識する。位置計測装置18は、認識した位置座標を
表わすデータを出力300 に接続された処理装置20に出力
する。
【0034】処理装置20は、車載装置16の各部から情報
を受けてこれを加工処理し、また各部へ情報を出力する
装置である。処理装置20は、たとえばマイクロコンピー
ュタなどの演算処理装置、処理対象の情報や制御プログ
ラムなどのデータを格納する記憶装置および各種コント
ローラなどを含むコンピュータシステムである。さらに
処理装置20は、この処理装置20に接続される各装置の動
作を制御する機能を有している。処理装置20は、たとえ
ば電源制御、無線通信装置22における通信チャネルの設
定、出力装置26における出力形態の選択等の制御を行な
う。また、本実施例における処理装置20は、自車両10に
対し固有に割り当てられた識別子を記憶するとともに、
自車両10の位置や自車両10の移動待機可能または不可能
などの動態を認識し、これに応じた動態情報を作成する
機能を有している。この処理装置20の詳細構成について
は後述する。
を受けてこれを加工処理し、また各部へ情報を出力する
装置である。処理装置20は、たとえばマイクロコンピー
ュタなどの演算処理装置、処理対象の情報や制御プログ
ラムなどのデータを格納する記憶装置および各種コント
ローラなどを含むコンピュータシステムである。さらに
処理装置20は、この処理装置20に接続される各装置の動
作を制御する機能を有している。処理装置20は、たとえ
ば電源制御、無線通信装置22における通信チャネルの設
定、出力装置26における出力形態の選択等の制御を行な
う。また、本実施例における処理装置20は、自車両10に
対し固有に割り当てられた識別子を記憶するとともに、
自車両10の位置や自車両10の移動待機可能または不可能
などの動態を認識し、これに応じた動態情報を作成する
機能を有している。この処理装置20の詳細構成について
は後述する。
【0035】無線通信装置22は、接続線302 を介して処
理装置20に接続され、入力202 に入力される情報を無線
信号に変換して送受信アンテナ28から送信させて、この
情報を中央指令センタ14へ伝送する。また、無線通信装
置22は、中央指令センタ14から送信された無線信号を受
信し、この受信信号を処理装置20が接続された出力202
に出力する。本実施例における無線通信装置22は、中央
指令センタ14から送信される指令情報を受信して処理装
置20に送り、また、処理装置20にて作成される動態情報
を中央指令センタ14へ送信する。さらに無線通信装置22
は、災害現場に関する情報やその現場までの移動経路な
どの情報が中央指令センタ14から送信される際にこれら
情報を受信するデータ伝送装置、無線電話装置および画
像伝装置などの通信装置を含む。本実施例では、中央指
令センタ14と各消防署10との直接の無線通信を行なう。
しかし、たとえば管轄地域の特性に応じて各消防署12を
無線の中継点として、各車両10または特定の地域の車両
10がその消防署12を介してセンタ14との通信を行なうよ
うに構成されてもよい。
理装置20に接続され、入力202 に入力される情報を無線
信号に変換して送受信アンテナ28から送信させて、この
情報を中央指令センタ14へ伝送する。また、無線通信装
置22は、中央指令センタ14から送信された無線信号を受
信し、この受信信号を処理装置20が接続された出力202
に出力する。本実施例における無線通信装置22は、中央
指令センタ14から送信される指令情報を受信して処理装
置20に送り、また、処理装置20にて作成される動態情報
を中央指令センタ14へ送信する。さらに無線通信装置22
は、災害現場に関する情報やその現場までの移動経路な
どの情報が中央指令センタ14から送信される際にこれら
情報を受信するデータ伝送装置、無線電話装置および画
像伝装置などの通信装置を含む。本実施例では、中央指
令センタ14と各消防署10との直接の無線通信を行なう。
しかし、たとえば管轄地域の特性に応じて各消防署12を
無線の中継点として、各車両10または特定の地域の車両
10がその消防署12を介してセンタ14との通信を行なうよ
うに構成されてもよい。
【0036】入力装置24は、処理装置20に対し入力され
る動態などの様々な情報を受け付ける装置である。本実
施例における入力装置24は、表示装置に対応するタッチ
パネルや実際に入力情報を迅速かつ簡便に入力可能なキ
ーボードである。入力装置24は操作に応じた入力情報を
出力304 に出力して処理装置20に入力させる。本実施例
における入力装置24には、乗務員の操作によって、「活
動中」、「移動中」、「巡回中」、「待機中」および
「故障中」などの動態情報が入力される。
る動態などの様々な情報を受け付ける装置である。本実
施例における入力装置24は、表示装置に対応するタッチ
パネルや実際に入力情報を迅速かつ簡便に入力可能なキ
ーボードである。入力装置24は操作に応じた入力情報を
出力304 に出力して処理装置20に入力させる。本実施例
における入力装置24には、乗務員の操作によって、「活
動中」、「移動中」、「巡回中」、「待機中」および
「故障中」などの動態情報が入力される。
【0037】出力装置26は、中央指令センタ14からの指
令を可視表示させるモニタ装置およびプリンタ装置と、
この指令を音声出力する音声出力装置を含む。音声出力
装置の拡声機能によって、たとえば、この車載装置16の
そばに乗務員がいない場合であっても、その乗務員に対
し中央指令センタ14からの指令情報を伝えることができ
る。
令を可視表示させるモニタ装置およびプリンタ装置と、
この指令を音声出力する音声出力装置を含む。音声出力
装置の拡声機能によって、たとえば、この車載装置16の
そばに乗務員がいない場合であっても、その乗務員に対
し中央指令センタ14からの指令情報を伝えることができ
る。
【0038】処理装置20はさらに、同図にその内部構成
を示すように、自車両10の現在位置を認識する位置獲得
部30と、自車両10の状態を認識および記憶する動態記憶
部32と、位置獲得部30および動態記憶32にて得られる情
報を無線通信装置22に送出するとともに、無線通信装置
22にて受信される情報を動態記憶部32および出力制御部
32へ送出する通信制御部34と、通信制御部34より転送さ
れる情報を乗務員に知らせるために出力装置26に送出す
る出力制御部36とを含む。
を示すように、自車両10の現在位置を認識する位置獲得
部30と、自車両10の状態を認識および記憶する動態記憶
部32と、位置獲得部30および動態記憶32にて得られる情
報を無線通信装置22に送出するとともに、無線通信装置
22にて受信される情報を動態記憶部32および出力制御部
32へ送出する通信制御部34と、通信制御部34より転送さ
れる情報を乗務員に知らせるために出力装置26に送出す
る出力制御部36とを含む。
【0039】詳しくは、位置獲得部30は、位置計測装置
18にて計測される自車両10の位置座標を表わすデータを
順次その入力300 に入力し、このデータに基づいて、た
とえば中央指令センタ14にて作成されるディジタル地図
に対応する自車両10の位置を所定の時間ごとに認識する
機能を有する。位置獲得部30は、認識した位置情報を接
続線306 に接続された通信制御部34に出力する。位置獲
得部30は、たとえば、自車両10の位置が変化するごとに
認識される位置情報を出力するように構成されてもよ
い。また、位置獲得部30にて認識される現在位置は、た
とえば災害現場へ急行する場合や、中央指令センタ14か
らの指令に応じた移動先へ移動する際のナビゲーション
目的にも利用することができる。
18にて計測される自車両10の位置座標を表わすデータを
順次その入力300 に入力し、このデータに基づいて、た
とえば中央指令センタ14にて作成されるディジタル地図
に対応する自車両10の位置を所定の時間ごとに認識する
機能を有する。位置獲得部30は、認識した位置情報を接
続線306 に接続された通信制御部34に出力する。位置獲
得部30は、たとえば、自車両10の位置が変化するごとに
認識される位置情報を出力するように構成されてもよ
い。また、位置獲得部30にて認識される現在位置は、た
とえば災害現場へ急行する場合や、中央指令センタ14か
らの指令に応じた移動先へ移動する際のナビゲーション
目的にも利用することができる。
【0040】動態記憶部32は、自己の車両10の活動状態
に応じた動態を継続して管理する機能を有する。詳しく
は、動態記憶部32は、入力装置24に入力される、乗務員
が「活動中」、自車両10が「出動中」、「巡回中」、
「待機中」および「故障中」等の動態を表わす動態情報
に応じた「移動待機不可能」、「移動待機可能で移動
中」および「移動待機可能で待機中」の3種類の動態情
報のうちいずれか一つの動態情報を識別して更新的に記
憶する。動態記憶部32は、識別された車両10の動態情報
を、その動態が変化した際に、または一定時間ごとに、
接続線308 を介して接続された通信制御部34に出力す
る。また、動態記憶部32は、無線通信装置22にて受信さ
れ通信制御部34から送られる、中央指令センタ14からの
要求に応じて、記憶している動態情報を出力302 に出力
することができる。
に応じた動態を継続して管理する機能を有する。詳しく
は、動態記憶部32は、入力装置24に入力される、乗務員
が「活動中」、自車両10が「出動中」、「巡回中」、
「待機中」および「故障中」等の動態を表わす動態情報
に応じた「移動待機不可能」、「移動待機可能で移動
中」および「移動待機可能で待機中」の3種類の動態情
報のうちいずれか一つの動態情報を識別して更新的に記
憶する。動態記憶部32は、識別された車両10の動態情報
を、その動態が変化した際に、または一定時間ごとに、
接続線308 を介して接続された通信制御部34に出力す
る。また、動態記憶部32は、無線通信装置22にて受信さ
れ通信制御部34から送られる、中央指令センタ14からの
要求に応じて、記憶している動態情報を出力302 に出力
することができる。
【0041】通信制御部34は、中央指令センタ14との通
信を行なう無線通信装置22に対して、一定周期ごとある
いは自車両10の動態が変化したとき、さらには指令セン
タ14から送信される動態情報および位置情報の送信要求
を受信し、これに応答するときに、位置獲得部30にて認
識される位置情報と、動態記憶部32にて認識される動態
情報と、この車両10に固有に割り当てられた識別子とを
含む車両情報を出力302 に出力する機能を有する。通信
制御部34から出力される車両情報は、無線通信装置22に
入力されて無線通信装置22から中央指令センタ14へ送信
される。また、通信制御部34は、無線通信装置22にて受
信される中央指令センタ14からの出動指令および移動指
令などの指令情報を受け取って、その出力310 に接続さ
れた出力制御部36にこれら情報を送出する。また、通信
制御部34は、無線通信装置22の動作を制御する機能を有
する。
信を行なう無線通信装置22に対して、一定周期ごとある
いは自車両10の動態が変化したとき、さらには指令セン
タ14から送信される動態情報および位置情報の送信要求
を受信し、これに応答するときに、位置獲得部30にて認
識される位置情報と、動態記憶部32にて認識される動態
情報と、この車両10に固有に割り当てられた識別子とを
含む車両情報を出力302 に出力する機能を有する。通信
制御部34から出力される車両情報は、無線通信装置22に
入力されて無線通信装置22から中央指令センタ14へ送信
される。また、通信制御部34は、無線通信装置22にて受
信される中央指令センタ14からの出動指令および移動指
令などの指令情報を受け取って、その出力310 に接続さ
れた出力制御部36にこれら情報を送出する。また、通信
制御部34は、無線通信装置22の動作を制御する機能を有
する。
【0042】出力制御部36は、通信制御部34から送出さ
れた指令情報を出力装置26に適した形式に変換する機能
を有し、変換された指令情報を接続線312 に接続される
出力装置26に出力して、この指令情報を乗務員に通知さ
せる。
れた指令情報を出力装置26に適した形式に変換する機能
を有し、変換された指令情報を接続線312 に接続される
出力装置26に出力して、この指令情報を乗務員に通知さ
せる。
【0043】図2に戻って、中央指令センタ14は、車両
10を災害現場に出動させる出動指令と、所望の場所に移
動待機させる移動指令とを各車両10に対し伝達する制御
システムである。とくに、本実施例における中央指令セ
ンタ14は、発生した第1の災害へ対応するために各消防
署12からそれぞれ所定数の車両10が出動してこれら車両
10が移動待機不可能となった際に、各消防署12に残って
いる車両10など、その第1の災害へ出動していない移動
待機可能な車両10を各消防署12に配分して、各車両10の
配置を再編成する処理システムである。これによって第
2の災害の発生に備える。中央指令センタ14は、たとえ
ば各消防署12の受け持ち区域をそれぞれの消防署12に対
応づけて複数管轄する消防本部に設けられ、中央指令セ
ンタ14は広域の管轄領域における消防業務を行なう。ま
た、複数の消防本部を管轄する中央指令センタ14を設け
た場合には、さらに広域の地域にて効率的に車両編成を
行なうことができる。
10を災害現場に出動させる出動指令と、所望の場所に移
動待機させる移動指令とを各車両10に対し伝達する制御
システムである。とくに、本実施例における中央指令セ
ンタ14は、発生した第1の災害へ対応するために各消防
署12からそれぞれ所定数の車両10が出動してこれら車両
10が移動待機不可能となった際に、各消防署12に残って
いる車両10など、その第1の災害へ出動していない移動
待機可能な車両10を各消防署12に配分して、各車両10の
配置を再編成する処理システムである。これによって第
2の災害の発生に備える。中央指令センタ14は、たとえ
ば各消防署12の受け持ち区域をそれぞれの消防署12に対
応づけて複数管轄する消防本部に設けられ、中央指令セ
ンタ14は広域の管轄領域における消防業務を行なう。ま
た、複数の消防本部を管轄する中央指令センタ14を設け
た場合には、さらに広域の地域にて効率的に車両編成を
行なうことができる。
【0044】中央指令センタ14は、各車両10との無線通
信を行なう無線通信装置40と、各車両10から報告される
情報に基づいて各車両10の配置先を再編成する移動待機
処理を行なう中央処理装置42と、中央処理装置42にて処
理する際に必要となる情報が蓄積される外部記憶装置44
と、各車両10に関する情報を認識し、災害発生等の状態
変化に応じて移動待機のための車両再配置を開始させる
指令制御装置46とを含む。
信を行なう無線通信装置40と、各車両10から報告される
情報に基づいて各車両10の配置先を再編成する移動待機
処理を行なう中央処理装置42と、中央処理装置42にて処
理する際に必要となる情報が蓄積される外部記憶装置44
と、各車両10に関する情報を認識し、災害発生等の状態
変化に応じて移動待機のための車両再配置を開始させる
指令制御装置46とを含む。
【0045】詳しくは無線通信装置40は、車両10および
各消防署12との無線通信を送受信アンテナ48を用いて行
なう装置である。無線通信装置40は、各車両10から送信
される車両情報をそれぞれ受信し、この受信情報を接続
線200 を介して接続された中央処理装置42に送出する。
また、無線通信装置40は、中央処理装置42より接続線20
0 を介して通知される車両10宛および消防署12宛の情報
をそれぞれ対応する無線信号に変換してアンテナ48から
送出させる。また、無線通信装置40は、各車両10に搭載
された車載装置16固有に割り当てられた識別子、その車
両10の位置情報および動態情報などの車両情報を要求し
て受信するポーリング機能を有する。また、本実施例で
は、この無線通信にて使用する周波数は、消防業務に割
り当てられている周波数帯域が利用される。また、無線
通信装置22および40は、たとえばディジタル自動車電話
などの公衆回線における無線通信回線を、たとえば予備
系として利用してもよい。なお、通信装置40は、各消防
署12との通信を行なうために、電話回線などの有線によ
る伝送路41を用いて各消防署12に指令情報を伝達するよ
うに構成されてもよく、その場合、各消防署12内に待機
している各車両10およびその乗務員に対し、中央指令セ
ンタ14からの指令情報を消防署12を介して間接的に伝達
することができる。
各消防署12との無線通信を送受信アンテナ48を用いて行
なう装置である。無線通信装置40は、各車両10から送信
される車両情報をそれぞれ受信し、この受信情報を接続
線200 を介して接続された中央処理装置42に送出する。
また、無線通信装置40は、中央処理装置42より接続線20
0 を介して通知される車両10宛および消防署12宛の情報
をそれぞれ対応する無線信号に変換してアンテナ48から
送出させる。また、無線通信装置40は、各車両10に搭載
された車載装置16固有に割り当てられた識別子、その車
両10の位置情報および動態情報などの車両情報を要求し
て受信するポーリング機能を有する。また、本実施例で
は、この無線通信にて使用する周波数は、消防業務に割
り当てられている周波数帯域が利用される。また、無線
通信装置22および40は、たとえばディジタル自動車電話
などの公衆回線における無線通信回線を、たとえば予備
系として利用してもよい。なお、通信装置40は、各消防
署12との通信を行なうために、電話回線などの有線によ
る伝送路41を用いて各消防署12に指令情報を伝達するよ
うに構成されてもよく、その場合、各消防署12内に待機
している各車両10およびその乗務員に対し、中央指令セ
ンタ14からの指令情報を消防署12を介して間接的に伝達
することができる。
【0046】中央処理装置42は、各車両10から送信され
る情報を無線通信装置40にて受信し、この情報に基づい
て、各消防署12に対する車両10の配置台数を決定し、各
車両10を配置する適切な場所を決定する車両の配置数お
よび割当て決定装置である。また、中央処理装置42は、
接続線201 を介して接続される、たとえば自動出動シス
テムや業務支援システムなどの関連システムと共働し
て、たとえば第1の災害による119 番通報を受け付けて
必要な車両10を出動させるなど、様々な消防業務を連携
して支援する機能を有する。
る情報を無線通信装置40にて受信し、この情報に基づい
て、各消防署12に対する車両10の配置台数を決定し、各
車両10を配置する適切な場所を決定する車両の配置数お
よび割当て決定装置である。また、中央処理装置42は、
接続線201 を介して接続される、たとえば自動出動シス
テムや業務支援システムなどの関連システムと共働し
て、たとえば第1の災害による119 番通報を受け付けて
必要な車両10を出動させるなど、様々な消防業務を連携
して支援する機能を有する。
【0047】外部記憶装置44は、各車両10を移動待機さ
せるための各車両10および各消防署12に関する情報が蓄
積される記憶装置である。この記憶装置44は、各車両10
の動態情報を各車両10に割り当てられている識別子に対
応づけて記憶し、さらに、車両10が各消防署12に配置さ
れる初期配置台数やその消防署12にて担当する受け持ち
区域における火災発生頻度の順位などの情報を各消防署
12ごとに記憶する。
せるための各車両10および各消防署12に関する情報が蓄
積される記憶装置である。この記憶装置44は、各車両10
の動態情報を各車両10に割り当てられている識別子に対
応づけて記憶し、さらに、車両10が各消防署12に配置さ
れる初期配置台数やその消防署12にて担当する受け持ち
区域における火災発生頻度の順位などの情報を各消防署
12ごとに記憶する。
【0048】とくに本実施例における外部記憶装置44
は、指揮下とする対象地域に関する詳細な地図を表わす
地図データを有し、たとえば、対象地域の道路網、建造
物およびその住所等が作成されて記憶している。また、
記憶装置44には、各消防署12の位置を表わす情報が記憶
される。さらに記憶装置44には、中央処理装置42にて決
定される各消防署12への二次配置台数が記憶される。こ
れら情報は、接続線202を介して接続された中央処理装
置42の制御により記憶され、中央処理装置42からの要求
に応じて、所望の情報を読み出すことができる。
は、指揮下とする対象地域に関する詳細な地図を表わす
地図データを有し、たとえば、対象地域の道路網、建造
物およびその住所等が作成されて記憶している。また、
記憶装置44には、各消防署12の位置を表わす情報が記憶
される。さらに記憶装置44には、中央処理装置42にて決
定される各消防署12への二次配置台数が記憶される。こ
れら情報は、接続線202を介して接続された中央処理装
置42の制御により記憶され、中央処理装置42からの要求
に応じて、所望の情報を読み出すことができる。
【0049】指令制御装置46は、第1の災害に即応させ
る車両10に対し出動指令を中央指令センタ14から送出さ
せるとともに、たとえば、出動指令に従って各車両10が
出動した後に残る車両10などの、その第1の災害に対す
る出動指令が発せられていない車両10であって移動待機
可能な車両10を、中央処理装置42による決定に応じて適
切な場所に移動待機させるための車両編成要求を出力す
る装置である。指令制御装置46は、車両編成要求の出力
を開始させるための操作ボタンを有する操作部と、各車
両10および各消防署12の状態、災害状況等の情報を表示
する表示部とを含み、操作部は、操作および状況に応じ
た車両編成要求を接続線204 を介して中央処理装置14へ
送出する。また、表示部は、中央処理装置42から接続線
206 を介して送られる情報をディスプレイ画面や記録紙
等に可視的に表示する出力装置である。
る車両10に対し出動指令を中央指令センタ14から送出さ
せるとともに、たとえば、出動指令に従って各車両10が
出動した後に残る車両10などの、その第1の災害に対す
る出動指令が発せられていない車両10であって移動待機
可能な車両10を、中央処理装置42による決定に応じて適
切な場所に移動待機させるための車両編成要求を出力す
る装置である。指令制御装置46は、車両編成要求の出力
を開始させるための操作ボタンを有する操作部と、各車
両10および各消防署12の状態、災害状況等の情報を表示
する表示部とを含み、操作部は、操作および状況に応じ
た車両編成要求を接続線204 を介して中央処理装置14へ
送出する。また、表示部は、中央処理装置42から接続線
206 を介して送られる情報をディスプレイ画面や記録紙
等に可視的に表示する出力装置である。
【0050】中央処理装置42は、図4にその内部構成例
を示すように、接続線200 を介して無線通信装置40に接
続された通信制御部48と、通信制御部48にて受信された
情報を入力400 に入力して各車両10に関する情報を出力
402 に出力する動態管理部50と、入力404 に入力される
移動待機可能な車両10の台数に基づいて、各消防署12に
対する車両10の二次配置台数を決定し、決定した情報を
出力406 に出力する二次配置台数決定部52と、入力204
に入力される指令制御装置46からの車両編成要求を受け
付けて出力408 に出力する編成要求受付部54と、入力40
8 に入力される車両編成要求に応動して、入力402 およ
び406 にそれぞれ入力される情報に基づき各車両10の配
置先を決定する割当決定処理部56と、割当決定処理部56
にて決定された各車両10の再配置情報を入力410 に受け
てこの情報を指令制御装置46へ出力する表示制御部58と
を含む。
を示すように、接続線200 を介して無線通信装置40に接
続された通信制御部48と、通信制御部48にて受信された
情報を入力400 に入力して各車両10に関する情報を出力
402 に出力する動態管理部50と、入力404 に入力される
移動待機可能な車両10の台数に基づいて、各消防署12に
対する車両10の二次配置台数を決定し、決定した情報を
出力406 に出力する二次配置台数決定部52と、入力204
に入力される指令制御装置46からの車両編成要求を受け
付けて出力408 に出力する編成要求受付部54と、入力40
8 に入力される車両編成要求に応動して、入力402 およ
び406 にそれぞれ入力される情報に基づき各車両10の配
置先を決定する割当決定処理部56と、割当決定処理部56
にて決定された各車両10の再配置情報を入力410 に受け
てこの情報を指令制御装置46へ出力する表示制御部58と
を含む。
【0051】通信制御部48は、各車両10から送られ無線
通信装置40にて受信された情報を入力200 に受けて動態
管理部50へ送出する機能部である。通信制御部48は、対
象地域内に複数存在する車両10と通信を行なう制御部で
あり、各車両10から送られる位置情報、動態情報および
識別子などの車両情報を受け取って出力400 に出力す
る。各車両10からの車両情報は、中央指令センタ14から
送出される要求に応動して、または一定周期ごとあるい
は車両10の動態および位置が変化したときに送られる。
また、通信制御部48は、各車両10に対する出動指令およ
び移動指令などの情報を接続線412 を介して接続された
割当決定処理部56より受けて、これら指令情報を出力20
0 に出力する機能を有する。たとえば、通信制御部48
は、割当決定処理部56から車両10と消防署12の識別子と
を受け取って、識別子に対応する所望の車両10に、配置
先が決定された消防署12への移動指令を発行する際の無
線通信を制御する。また、通信制御部48は、各車両10に
対して位置情報、動態情報および識別子等の車両情報を
要求する車両情報要求を出力200 に出力する機能を有
し、この要求に応じて各車両10の車両情報がポーリング
される。
通信装置40にて受信された情報を入力200 に受けて動態
管理部50へ送出する機能部である。通信制御部48は、対
象地域内に複数存在する車両10と通信を行なう制御部で
あり、各車両10から送られる位置情報、動態情報および
識別子などの車両情報を受け取って出力400 に出力す
る。各車両10からの車両情報は、中央指令センタ14から
送出される要求に応動して、または一定周期ごとあるい
は車両10の動態および位置が変化したときに送られる。
また、通信制御部48は、各車両10に対する出動指令およ
び移動指令などの情報を接続線412 を介して接続された
割当決定処理部56より受けて、これら指令情報を出力20
0 に出力する機能を有する。たとえば、通信制御部48
は、割当決定処理部56から車両10と消防署12の識別子と
を受け取って、識別子に対応する所望の車両10に、配置
先が決定された消防署12への移動指令を発行する際の無
線通信を制御する。また、通信制御部48は、各車両10に
対して位置情報、動態情報および識別子等の車両情報を
要求する車両情報要求を出力200 に出力する機能を有
し、この要求に応じて各車両10の車両情報がポーリング
される。
【0052】動態管理部50は、入力400 に入力される位
置情報、動態情報および車両の識別子に基づいて各車両
10の動態を管理し、これら動態を表わす動態管理情報を
出力402 に出力する機能部である。具体的には動態管理
部50は、通信制御部48から送られる車両情報に含まれる
動態情報に基づいて、識別子に対応する各車両10が「消
防署に不在で移動待機可」、「消防署に待機中で移動待
機可」および「移動待機不可」のいずれかであるかを示
す動態管理情報に加工して各車両10の動態を更新的に記
憶管理する。動態管理部50は、接続線402 を介して接続
された割当決定手段56からの要求に応じて、最新の動態
管理情報を割当決定処理部56に送出する。このように本
実施例における動態管理部50は、移動待機可能な車両10
の数を認識し、この認識した車両10の台数に基づいて後
述の二次配置台数決定部52は、各消防署12への車両10の
二次配置台数を決定する。
置情報、動態情報および車両の識別子に基づいて各車両
10の動態を管理し、これら動態を表わす動態管理情報を
出力402 に出力する機能部である。具体的には動態管理
部50は、通信制御部48から送られる車両情報に含まれる
動態情報に基づいて、識別子に対応する各車両10が「消
防署に不在で移動待機可」、「消防署に待機中で移動待
機可」および「移動待機不可」のいずれかであるかを示
す動態管理情報に加工して各車両10の動態を更新的に記
憶管理する。動態管理部50は、接続線402 を介して接続
された割当決定手段56からの要求に応じて、最新の動態
管理情報を割当決定処理部56に送出する。このように本
実施例における動態管理部50は、移動待機可能な車両10
の数を認識し、この認識した車両10の台数に基づいて後
述の二次配置台数決定部52は、各消防署12への車両10の
二次配置台数を決定する。
【0053】二次配置台数決定部52は、各消防署12に対
する車両10の二次配置台数を決定する処理部である。二
次配置台数決定部52は、入力404 に入力される移動待機
可能な車両10の台数を表わす情報に基づいて、どの消防
署12に何台の車両10を配置させるのかを示す各消防署12
に対する車両10の二次配置台数のパターンを決定して保
存する。本実施例における二次配置台数決定部52は、た
とえば、最良のパターンを更新的に保存することによっ
て、各消防署12ごとに配置する車両10の台数を示す保存
パターンを出力406 に出力するように構成される。二次
配置台数決定部52は、たとえば、接続線202 を介して接
続される外部記憶装置44に記憶されたディジタル地図を
用いて二次配置台数を決定する。この二次配置台数決定
部52の詳細構成については後述する。
する車両10の二次配置台数を決定する処理部である。二
次配置台数決定部52は、入力404 に入力される移動待機
可能な車両10の台数を表わす情報に基づいて、どの消防
署12に何台の車両10を配置させるのかを示す各消防署12
に対する車両10の二次配置台数のパターンを決定して保
存する。本実施例における二次配置台数決定部52は、た
とえば、最良のパターンを更新的に保存することによっ
て、各消防署12ごとに配置する車両10の台数を示す保存
パターンを出力406 に出力するように構成される。二次
配置台数決定部52は、たとえば、接続線202 を介して接
続される外部記憶装置44に記憶されたディジタル地図を
用いて二次配置台数を決定する。この二次配置台数決定
部52の詳細構成については後述する。
【0054】車両編成要求受付部54は、指令制御装置46
から通知される車両編成要求204 を受け付けて、割当決
定処理部56に対し割当決定処理の開始を指示する処理部
である。本実施例における車両編成要求受付部54は、オ
ペレータの操作に応じて割当決定の処理の開始を指示す
る。また、車両編成要求受付部54は、たとえば接続線20
1 を介して接続される、自動出動システムなどの関連シ
ステムからの情報をトリガとして割当決定処理の開始を
割当決定処理部56に対し指示してよい。また、車両編成
要求受付部54は、たとえば、第1の災害への移動指令を
各車両10に対し伝達して必要な車両10を第1の災害へ対
応させた後、これに応動して割当決定処理の開始要求を
自動的に出力408 に出力するように構成されてもよい。
この場合、たとえば、第1の災害に対する出動指令送出
完了を表わす信号を入力204 に入力して、車両編成要求
受付部54は入力されたこの完了信号を車両編成要求とし
て認識することができる。
から通知される車両編成要求204 を受け付けて、割当決
定処理部56に対し割当決定処理の開始を指示する処理部
である。本実施例における車両編成要求受付部54は、オ
ペレータの操作に応じて割当決定の処理の開始を指示す
る。また、車両編成要求受付部54は、たとえば接続線20
1 を介して接続される、自動出動システムなどの関連シ
ステムからの情報をトリガとして割当決定処理の開始を
割当決定処理部56に対し指示してよい。また、車両編成
要求受付部54は、たとえば、第1の災害への移動指令を
各車両10に対し伝達して必要な車両10を第1の災害へ対
応させた後、これに応動して割当決定処理の開始要求を
自動的に出力408 に出力するように構成されてもよい。
この場合、たとえば、第1の災害に対する出動指令送出
完了を表わす信号を入力204 に入力して、車両編成要求
受付部54は入力されたこの完了信号を車両編成要求とし
て認識することができる。
【0055】割当決定処理部56は、二次配置台数決定部
52にて決定された、各消防署12の二次配置台数に基づい
て、各車両10を各消防署12に配置させる処理を行なう機
能部である。割当決定処理部56は、動態管理部50から通
知される各車両10の動態管理情報に基づいて、移動待機
可能な車両10の台数を計算し、その台数情報を接続線40
4 を介して接続された二次配置台数決定部52に出力す
る。割当決定処理部56は、二次配置台数決定部52にて処
理されて入力406 に入力される、各車両10の二次配置台
数を示す保存パターンに基づいて、各車両10を適切な移
動先、つまり消防署12に割り当てる割当決定処理を行な
う。割当決定処理を行なうために割当決定処理部56は、
各車両10の現在位置を要求する要求を通信制御部48に出
力し、とくに、その動態が「消防署に不在で移動待機
可」である車両10から応答される位置情報を用いて、そ
の車両10を適切な割当先の消防署12に配置させる移動指
令を出力412 に出力する。
52にて決定された、各消防署12の二次配置台数に基づい
て、各車両10を各消防署12に配置させる処理を行なう機
能部である。割当決定処理部56は、動態管理部50から通
知される各車両10の動態管理情報に基づいて、移動待機
可能な車両10の台数を計算し、その台数情報を接続線40
4 を介して接続された二次配置台数決定部52に出力す
る。割当決定処理部56は、二次配置台数決定部52にて処
理されて入力406 に入力される、各車両10の二次配置台
数を示す保存パターンに基づいて、各車両10を適切な移
動先、つまり消防署12に割り当てる割当決定処理を行な
う。割当決定処理を行なうために割当決定処理部56は、
各車両10の現在位置を要求する要求を通信制御部48に出
力し、とくに、その動態が「消防署に不在で移動待機
可」である車両10から応答される位置情報を用いて、そ
の車両10を適切な割当先の消防署12に配置させる移動指
令を出力412 に出力する。
【0056】具体的には、割当決定処理部56は、各移動
待機可能な車両10と、再配置先として決定された消防署
12と、その消防署12に配置させる移動待機可能な車両10
の台数とを含む二次配置台数に関する情報が記憶された
保存パターンを二次配置台数決定部52から受けて、移動
待機可能な車両10のうちどの車両10を、保存パターンに
よって示されたどこの消防署12に配置するかを決定する
割当決定処理を行なう。
待機可能な車両10と、再配置先として決定された消防署
12と、その消防署12に配置させる移動待機可能な車両10
の台数とを含む二次配置台数に関する情報が記憶された
保存パターンを二次配置台数決定部52から受けて、移動
待機可能な車両10のうちどの車両10を、保存パターンに
よって示されたどこの消防署12に配置するかを決定する
割当決定処理を行なう。
【0057】このために割当決定処理部56は、「消防署
に不在で移動待機可」および「消防署に待機中で移動待
機可」の移動待機可能な各車両10の位置情報を要求し、
これによって得られた車両10の識別子に対応する位置情
報に基づいて、これら移動待機可能な車両10を、保存パ
ターンに対応する適切な消防署12に割り当てる。このと
き、割当決定処理部56は、消防署12の所在地に近い車両
10を優先的に、その消防署12に割り当てるようにして割
当て処理をおこなう。たとえば、「消防署に待機中で移
動待機可」の状態にある車両10に関しては、現在の消防
署12の位置に優先的にその車両10を割り当てるとよい。
に不在で移動待機可」および「消防署に待機中で移動待
機可」の移動待機可能な各車両10の位置情報を要求し、
これによって得られた車両10の識別子に対応する位置情
報に基づいて、これら移動待機可能な車両10を、保存パ
ターンに対応する適切な消防署12に割り当てる。このと
き、割当決定処理部56は、消防署12の所在地に近い車両
10を優先的に、その消防署12に割り当てるようにして割
当て処理をおこなう。たとえば、「消防署に待機中で移
動待機可」の状態にある車両10に関しては、現在の消防
署12の位置に優先的にその車両10を割り当てるとよい。
【0058】割当決定処理部56は、割当決定処理によっ
て決定された車両10を移動車とし、その移動先とされた
消防署12を移動先消防署として、これら決定情報を移動
指令として出力412 に出力する。また、割当決定処理部
56は、その決定情報を出力410 に接続された表示制御部
58に出力する。
て決定された車両10を移動車とし、その移動先とされた
消防署12を移動先消防署として、これら決定情報を移動
指令として出力412 に出力する。また、割当決定処理部
56は、その決定情報を出力410 に接続された表示制御部
58に出力する。
【0059】表示制御部58は、割当決定処理部56にて決
定された内容を指令制御装置42の表示部に表示させる制
御部である。表示制御部58は、入力410 に入力される割
当決定処理部56における決定情報を出力206 に出力し
て、この決定情報を指令制御装置42の表示部に表示させ
る機能を有する。これにより、現在の車両編成状態を指
令センタ14内にて把握することができる。また、表示制
御部58は、割当決定処理部56にて認識されている動態管
理情報を入力410 に入力し、現在の車両10の動態および
配置状況などを表示部に表示させることができる。
定された内容を指令制御装置42の表示部に表示させる制
御部である。表示制御部58は、入力410 に入力される割
当決定処理部56における決定情報を出力206 に出力し
て、この決定情報を指令制御装置42の表示部に表示させ
る機能を有する。これにより、現在の車両編成状態を指
令センタ14内にて把握することができる。また、表示制
御部58は、割当決定処理部56にて認識されている動態管
理情報を入力410 に入力し、現在の車両10の動態および
配置状況などを表示部に表示させることができる。
【0060】次に図1を参照して、二次配置台数決定部
52の詳細構成について説明すると、同図に示すように、
決定用データ作成部100 は、地図上の対象地域を小地区
に分割したときの、その分割された小地区の面積と重心
とを作成する処理部である。本実施例における決定用デ
ータ作成部100 は、各消防署12の位置を記憶する消防署
位置記憶部102 と、対象地域を複数の小地区に分割する
分割処理部104 と、各小地区の重心点の位置を算出する
重心点算出処理部106 と、対象地域の地形を所定の縮尺
にて表わした地形図などの地図を展開する地図処理部10
8 とを含む。
52の詳細構成について説明すると、同図に示すように、
決定用データ作成部100 は、地図上の対象地域を小地区
に分割したときの、その分割された小地区の面積と重心
とを作成する処理部である。本実施例における決定用デ
ータ作成部100 は、各消防署12の位置を記憶する消防署
位置記憶部102 と、対象地域を複数の小地区に分割する
分割処理部104 と、各小地区の重心点の位置を算出する
重心点算出処理部106 と、対象地域の地形を所定の縮尺
にて表わした地形図などの地図を展開する地図処理部10
8 とを含む。
【0061】消防署位置記憶部102 は、対象地域内に設
置された消防署12の位置座標を記憶保持する機能部であ
る。この位置座標は、地図処理部108 の地図における位
置座標に対応するように構成され、この位置座標を表わ
す情報を地図処理部108 に供給する。
置された消防署12の位置座標を記憶保持する機能部であ
る。この位置座標は、地図処理部108 の地図における位
置座標に対応するように構成され、この位置座標を表わ
す情報を地図処理部108 に供給する。
【0062】また、本実施例における分割処理部104
は、地図処理部108 における地図に対し、対象領域を、
たとえば図5に示すように、等面積の正方形で区切って
複数の小地区に分割する機能部である。本実施例では、
図6に示す対象領域600 を複数の小地区602 に分割して
処理を行なう構成について説明する。同図に示すように
対象領域600 には消防署12A,12B,12C が含まれている。
このように本実施例では、所定の面積の正方形の形で対
象領域を分割しているが、たとえばそれぞれが同一面積
の、正三角形、正五角形および正六角形などの多角形で
対象領域を分割するように構成されていてもよい。分割
処理部104 は、分割した小地区を地図処理部108 におけ
る位置座標に対応づけてマッピングする機能を有する機
能を有する。分割処理部104 にて分割される地区の面積
は、小さいほど好ましいが、この場合、小地区の個数が
増加して後段の処理における演算処理量が増大してしま
うので、その演算量と、この処理に要求される処理時間
とのかねあいで小地区の適切な面積が設定される。
は、地図処理部108 における地図に対し、対象領域を、
たとえば図5に示すように、等面積の正方形で区切って
複数の小地区に分割する機能部である。本実施例では、
図6に示す対象領域600 を複数の小地区602 に分割して
処理を行なう構成について説明する。同図に示すように
対象領域600 には消防署12A,12B,12C が含まれている。
このように本実施例では、所定の面積の正方形の形で対
象領域を分割しているが、たとえばそれぞれが同一面積
の、正三角形、正五角形および正六角形などの多角形で
対象領域を分割するように構成されていてもよい。分割
処理部104 は、分割した小地区を地図処理部108 におけ
る位置座標に対応づけてマッピングする機能を有する機
能を有する。分割処理部104 にて分割される地区の面積
は、小さいほど好ましいが、この場合、小地区の個数が
増加して後段の処理における演算処理量が増大してしま
うので、その演算量と、この処理に要求される処理時間
とのかねあいで小地区の適切な面積が設定される。
【0063】重心点算出処理部106 は、分割処理部104
にて分割された小地区について、それぞれ各小地区を代
表する点の位置を決定する処理を行なう機能部である。
本実施例における重心点算出処理部106 は、図7に示す
ように、それぞれ正方形に分割された小地区602 の代表
点として、その重心位置を表わす重心点700 を算出す
る。重心点算出処理部106 は、各小地区について算出さ
れた重心点を表わす情報を地図処理部108 に供給する。
にて分割された小地区について、それぞれ各小地区を代
表する点の位置を決定する処理を行なう機能部である。
本実施例における重心点算出処理部106 は、図7に示す
ように、それぞれ正方形に分割された小地区602 の代表
点として、その重心位置を表わす重心点700 を算出す
る。重心点算出処理部106 は、各小地区について算出さ
れた重心点を表わす情報を地図処理部108 に供給する。
【0064】地図処理部108 は、消防署12の位置を含む
地図を示す階層と、小地区を示す階層と、各小地区の重
心を示す階層とをそれぞれ記憶する領域を含み、分割処
理部104 および重心点算出処理部106 から供給される小
地区および重心点を、この地図における位置座標にそれ
ぞれマッピングする機能を有している。地図処理部108
は、このように処理した情報を、決定用データ作成部10
0 の出力を構成する出力110 に出力する。この出力110
は最短距離算出処理部112 に接続されている。
地図を示す階層と、小地区を示す階層と、各小地区の重
心を示す階層とをそれぞれ記憶する領域を含み、分割処
理部104 および重心点算出処理部106 から供給される小
地区および重心点を、この地図における位置座標にそれ
ぞれマッピングする機能を有している。地図処理部108
は、このように処理した情報を、決定用データ作成部10
0 の出力を構成する出力110 に出力する。この出力110
は最短距離算出処理部112 に接続されている。
【0065】最短道路距離算出処理部112 は、接続線11
7 を介して接続されるデジタル道路地図記憶部115 にお
けるデジタル道路地図を用いて、地図処理部108 から供
給される重心点と、消防署12の位置との間の最短道路距
離をすべての組み合わせについて算出する。本実施例に
おける最短道路距離算出処理部112 は、小地区の重心の
位置から最短にある道路上の点と消防署12の道路位置と
をそれぞれネットワーク上の新たなノードとして、各重
心と各消防署12を示すノード間の実質的な最短距離を、
たとえば、Dikstra 法やMoore のアルゴリズムなどの最
短路探索法によって算出する。
7 を介して接続されるデジタル道路地図記憶部115 にお
けるデジタル道路地図を用いて、地図処理部108 から供
給される重心点と、消防署12の位置との間の最短道路距
離をすべての組み合わせについて算出する。本実施例に
おける最短道路距離算出処理部112 は、小地区の重心の
位置から最短にある道路上の点と消防署12の道路位置と
をそれぞれネットワーク上の新たなノードとして、各重
心と各消防署12を示すノード間の実質的な最短距離を、
たとえば、Dikstra 法やMoore のアルゴリズムなどの最
短路探索法によって算出する。
【0066】最近消防署抽出処理部114 は、最短道路距
離算出処理部112 にて算出された最短距離に基づいて、
各小地区のそれぞれの重心に、それぞれ最近にある消防
署12を抽出する処理部である。最近消防署抽出処理部11
4 は、各重心について抽出した最近の消防署12を示す情
報を演算処理部116 に出力する。
離算出処理部112 にて算出された最短距離に基づいて、
各小地区のそれぞれの重心に、それぞれ最近にある消防
署12を抽出する処理部である。最近消防署抽出処理部11
4 は、各重心について抽出した最近の消防署12を示す情
報を演算処理部116 に出力する。
【0067】配置想定パターン列挙処理部118 は、割当
決定処理部56から送られた移動待機可能な車両10の台数
に基づいて、その台数の車両10を消防署12に配分しうる
配置想定パターンを列挙する処理部である。詳しくは、
配置想定パターン列挙処理部は、たとえばa消防署には
p台の車両を、b消防署にはq台の車両を、c消防署に
はr台の消防署を、・・・というような、それぞれ想定
しうる配分のパターンをすべて列挙する。総数計算部12
0 は、列挙されたパターンの数を計数し、その計数値を
Jカウンタ122 に供給する。Jカウンタ122 は、このパ
ターンの総数を初期値として記憶し、配置想定パターン
列挙処理部118 より与えられるカウント指示に従って計
数値Jの値を1ずつ減算する。Jカウンタ122 はその計
数値を保存処理部124 に出力する。配置想定パターン列
挙処理部118 は、列挙したそれぞれのパターンを演算処
理部116 に供給する。
決定処理部56から送られた移動待機可能な車両10の台数
に基づいて、その台数の車両10を消防署12に配分しうる
配置想定パターンを列挙する処理部である。詳しくは、
配置想定パターン列挙処理部は、たとえばa消防署には
p台の車両を、b消防署にはq台の車両を、c消防署に
はr台の消防署を、・・・というような、それぞれ想定
しうる配分のパターンをすべて列挙する。総数計算部12
0 は、列挙されたパターンの数を計数し、その計数値を
Jカウンタ122 に供給する。Jカウンタ122 は、このパ
ターンの総数を初期値として記憶し、配置想定パターン
列挙処理部118 より与えられるカウント指示に従って計
数値Jの値を1ずつ減算する。Jカウンタ122 はその計
数値を保存処理部124 に出力する。配置想定パターン列
挙処理部118 は、列挙したそれぞれのパターンを演算処
理部116 に供給する。
【0068】演算処理部116 は、配置想定パターン列挙
処理部118 にて求められた各配置想定パターンにおい
て、各重心点と想定された消防署12との距離を、想定さ
れた車両10の台数で除算した値を全重心点分について総
計した総和を算出する機能を有し、算出された総和を保
存処理部124 に出力する。
処理部118 にて求められた各配置想定パターンにおい
て、各重心点と想定された消防署12との距離を、想定さ
れた車両10の台数で除算した値を全重心点分について総
計した総和を算出する機能を有し、算出された総和を保
存処理部124 に出力する。
【0069】保存処理部124 は、演算処理部116 にて得
られた総和とその配置想定パターンを更新的に保存する
ことにより、前述の総和が最小となる配置想定パターン
を抽出する機能を有し、最終的にはもっとも小さい総和
となる配置想定パターンを記憶する。出力処理部130
は、保存処理部にて保存された保存パターンを出力する
機能部である。出力制御部124 は、Jカウンタの値が"
0" となると、保存処理部124 にて記憶されている保存
パターンを割当決定処理部56に出力する。
られた総和とその配置想定パターンを更新的に保存する
ことにより、前述の総和が最小となる配置想定パターン
を抽出する機能を有し、最終的にはもっとも小さい総和
となる配置想定パターンを記憶する。出力処理部130
は、保存処理部にて保存された保存パターンを出力する
機能部である。出力制御部124 は、Jカウンタの値が"
0" となると、保存処理部124 にて記憶されている保存
パターンを割当決定処理部56に出力する。
【0070】以上のような構成で、本実施例における車
両編成システム1の動作を図8〜図16を参照して以下に
説明する。
両編成システム1の動作を図8〜図16を参照して以下に
説明する。
【0071】まず、割当決定処理部56から位置情報の要
求が通信制御部48に通知され、その返信によって得られ
た車両10の位置情報が割当決定処理部56に入力される。
また、車両10の動態が変化したとき、もしくは一定周期
ごとに、各車両10から送られてくる車両10の動態情報が
動態管理部50に入力され、その内容に応じて「不在で移
動待機可」、「待機中で移動待機可」、「移動体不可」
のいずれかの動態管理情報に分類加工して、各車両10の
識別子に対応して記憶管理される。記憶された動態管理
情報は割当決定処理部56からの要求に応じて読み出され
る。
求が通信制御部48に通知され、その返信によって得られ
た車両10の位置情報が割当決定処理部56に入力される。
また、車両10の動態が変化したとき、もしくは一定周期
ごとに、各車両10から送られてくる車両10の動態情報が
動態管理部50に入力され、その内容に応じて「不在で移
動待機可」、「待機中で移動待機可」、「移動体不可」
のいずれかの動態管理情報に分類加工して、各車両10の
識別子に対応して記憶管理される。記憶された動態管理
情報は割当決定処理部56からの要求に応じて読み出され
る。
【0072】割当決定処理部56は、この動態管理情報に
基づいて、移動待機可能な車両の台数を計算して、その
台数情報は二次配置台数決定部52に送られる。
基づいて、移動待機可能な車両の台数を計算して、その
台数情報は二次配置台数決定部52に送られる。
【0073】二次配置台数決定部52では、決定用データ
作成部100 にてあらかじめ作成された決定用データに基
づいて、割当決定処理部より受け取った移動待機可能な
車両10の台数に基づいて、配置台数の決定処理が行なわ
れる。この決定用データは、車両の配置を決定する対象
地域を設定し、それを小地区に分割したときの、その分
割された小地区の面積と重心を表わす情報である。決定
用データの作成処理手順を説明すると、図14に示すステ
ップ1400において、分割処理部104 にて対象地域が複数
の小地区に分割される。本実施例では、対象地域600 が
当面積の正方形で区切られて複数の小地区602 に分割さ
れる(図6)。次いでステップ1402に進み、各小地区60
2 について、それぞれ重心点700 の位置が重心点算出処
理部106にて算出される(図7)。これら算出された小
地区および重心点は、決定用データとして地図処理部10
8 に送られ、消防署位置記憶部102 からの消防署12の位
置情報とともに記憶される。
作成部100 にてあらかじめ作成された決定用データに基
づいて、割当決定処理部より受け取った移動待機可能な
車両10の台数に基づいて、配置台数の決定処理が行なわ
れる。この決定用データは、車両の配置を決定する対象
地域を設定し、それを小地区に分割したときの、その分
割された小地区の面積と重心を表わす情報である。決定
用データの作成処理手順を説明すると、図14に示すステ
ップ1400において、分割処理部104 にて対象地域が複数
の小地区に分割される。本実施例では、対象地域600 が
当面積の正方形で区切られて複数の小地区602 に分割さ
れる(図6)。次いでステップ1402に進み、各小地区60
2 について、それぞれ重心点700 の位置が重心点算出処
理部106にて算出される(図7)。これら算出された小
地区および重心点は、決定用データとして地図処理部10
8 に送られ、消防署位置記憶部102 からの消防署12の位
置情報とともに記憶される。
【0074】このような状態にて、車両編成要求204 が
処理装置42の車両編成要求受付部54に入力されると、割
り当て決定の処理の開始を指示する情報が車両編成要求
受付部54から割当決定処理部56に通知され、配置台数の
決定処理が開始される。
処理装置42の車両編成要求受付部54に入力されると、割
り当て決定の処理の開始を指示する情報が車両編成要求
受付部54から割当決定処理部56に通知され、配置台数の
決定処理が開始される。
【0075】図15に示すステップ1500において、各重心
と各消防署とのすべての組み合わせについて、その間の
最短道路距離が最短路探索法によって算出される。
と各消防署とのすべての組み合わせについて、その間の
最短道路距離が最短路探索法によって算出される。
【0076】次いでステップ1502に進み、割当決定処理
部56より受け取った「移動体機可能な車両」の台数に基
づいて、その台数の車両10を消防署12で配分する場合に
考えられる配置想定パターンが配置想定パターン列挙処
理部118 にてすべて列挙され、総数計算部120 ではその
パターンの総数が算出される。次いで配置想定パターン
の総数の値でJカウンタ122 の値が初期化される。具体
的には、消防署12A,12B,12C の3つの消防署で2台の車
両を配分するときは、
部56より受け取った「移動体機可能な車両」の台数に基
づいて、その台数の車両10を消防署12で配分する場合に
考えられる配置想定パターンが配置想定パターン列挙処
理部118 にてすべて列挙され、総数計算部120 ではその
パターンの総数が算出される。次いで配置想定パターン
の総数の値でJカウンタ122 の値が初期化される。具体
的には、消防署12A,12B,12C の3つの消防署で2台の車
両を配分するときは、
【0077】
【数1】(A,B,C)={(2,0,0),(0,2,0),(0,0,2),(1,1,0),
(1,0,1),(0,1,1)} のような6種類のパターンが得られ、Jカウンタ122 の
値は6として初期化される。
(1,0,1),(0,1,1)} のような6種類のパターンが得られ、Jカウンタ122 の
値は6として初期化される。
【0078】ステップ1504において、J番目の配置想定
パターンについて、車両10の配置が想定されている消防
署12の中から、小地区602 の重心点700 にもっとも近い
消防署12がステップ1500にて算出された距離に基づいて
抽出される。消防署12A に2台の車両10を配置する(A,
B,C)=(2,0,0) の配置想定パターンでは、図8に示すよ
うに重心点から直線で結ばれる消防署12A が車両10の配
置が想定された最近の消防署12として抽出される。同様
にして消防署12B に1台の車両を配置する(A,B,C)=(0,
2,0) の配置想定パターンでは、図9に示すように消防
署12B が車両10の配置が想定された最近の消防署12とし
て抽出され、消防署12C に1台の車両を配置する(A,B,
C)=(0,0,2) の配置想定パターンでは、図10に示すよう
に消防署12C が車両10の配置が想定された最近の消防署
12として抽出される。また、消防署12Aに1台、消防署1
2B に1台をそれぞれ配置する(A,B,C)=(1,1,0) の配置
想定パターンでは、図11に示すように消防署12A,12B が
それぞれ車両10の配置が想定された最近の消防署12とし
て抽出される。同様にして(A,B,C)=(1,0,1) の配置想定
パターンでは、図12に示すように消防署12A,12C が車両
10の配置が想定された最近の消防署12として抽出され、
(A,B,C)=(0,1,1) の配置想定パターンでは、図13に示す
ように消防署12B,12C が車両10の配置が想定された最近
の消防署12として抽出される。
パターンについて、車両10の配置が想定されている消防
署12の中から、小地区602 の重心点700 にもっとも近い
消防署12がステップ1500にて算出された距離に基づいて
抽出される。消防署12A に2台の車両10を配置する(A,
B,C)=(2,0,0) の配置想定パターンでは、図8に示すよ
うに重心点から直線で結ばれる消防署12A が車両10の配
置が想定された最近の消防署12として抽出される。同様
にして消防署12B に1台の車両を配置する(A,B,C)=(0,
2,0) の配置想定パターンでは、図9に示すように消防
署12B が車両10の配置が想定された最近の消防署12とし
て抽出され、消防署12C に1台の車両を配置する(A,B,
C)=(0,0,2) の配置想定パターンでは、図10に示すよう
に消防署12C が車両10の配置が想定された最近の消防署
12として抽出される。また、消防署12Aに1台、消防署1
2B に1台をそれぞれ配置する(A,B,C)=(1,1,0) の配置
想定パターンでは、図11に示すように消防署12A,12B が
それぞれ車両10の配置が想定された最近の消防署12とし
て抽出される。同様にして(A,B,C)=(1,0,1) の配置想定
パターンでは、図12に示すように消防署12A,12C が車両
10の配置が想定された最近の消防署12として抽出され、
(A,B,C)=(0,1,1) の配置想定パターンでは、図13に示す
ように消防署12B,12C が車両10の配置が想定された最近
の消防署12として抽出される。
【0079】各配置想定パターンにおける最近の消防署
12が抽出されるとステップ1506に進み、演算処理部116
にて、J番目の配置想定パターンの中で各重心点700 と
その各重心点700 から最近に位置する消防署12との距離
が、この配置想定パターンにおいてその消防署12に想定
される車両10の台数で除算され、さらにステップ1508で
は、その除算結果の総和が全重心点について算出され
る。
12が抽出されるとステップ1506に進み、演算処理部116
にて、J番目の配置想定パターンの中で各重心点700 と
その各重心点700 から最近に位置する消防署12との距離
が、この配置想定パターンにおいてその消防署12に想定
される車両10の台数で除算され、さらにステップ1508で
は、その除算結果の総和が全重心点について算出され
る。
【0080】次にステップ1510において、現在のJの値
が初期値と同じであるか否かが判定され、同じ場合には
図16に示すステップ1600に進み、異なる場合にはステッ
プ1602に進む。Jの値が初期値と同一の第1番目の配置
想定パターンの場合にはステップ1600にそのまま進ん
で、演算処理部116 にて算出された総和とその配置想定
パターンが保存処理部124 に送られて保存される。
が初期値と同じであるか否かが判定され、同じ場合には
図16に示すステップ1600に進み、異なる場合にはステッ
プ1602に進む。Jの値が初期値と同一の第1番目の配置
想定パターンの場合にはステップ1600にそのまま進ん
で、演算処理部116 にて算出された総和とその配置想定
パターンが保存処理部124 に送られて保存される。
【0081】また、2番目以降の配置想定パターンにつ
いて処理されている場合におけるステップ1602では、そ
の現在のJ番目のパターンにて算出した総和が、保存処
理部124 にて保存されている総和よりも小さい場合にス
テップ1600に進んで、その現在の総和と配置想定パター
ンが保存される。逆に、現在のパターンにて算出された
総和が保存処理部124 にて保存されている総和よりも小
さくない場合にはステップ1604に進んで、Jカウンタ12
2 の値が1だけ減算される。
いて処理されている場合におけるステップ1602では、そ
の現在のJ番目のパターンにて算出した総和が、保存処
理部124 にて保存されている総和よりも小さい場合にス
テップ1600に進んで、その現在の総和と配置想定パター
ンが保存される。逆に、現在のパターンにて算出された
総和が保存処理部124 にて保存されている総和よりも小
さくない場合にはステップ1604に進んで、Jカウンタ12
2 の値が1だけ減算される。
【0082】次いでステップ1606に進み、現在のJの値
が0であるかどうかが判定され、0でない場合にはステ
ップ1504に戻って、現在のJカウンタ122 のカウント値
に対応するJ番目の配置想定パターンについてステップ
1504〜1510およびステップ1602〜1604の処理が繰り返さ
れる。そしてJカウンタ122 の計数値Jが0となるとス
テップ1608に進み、6つの配置想定パターンにおけるも
っとも総和が小さい配置想定パターンが保存処理部124
に保存された状態となって、その保存パターンが二次配
置台数決定部52の出力として出力処理部130 から出力さ
れ割当決定処理部56に入力される。
が0であるかどうかが判定され、0でない場合にはステ
ップ1504に戻って、現在のJカウンタ122 のカウント値
に対応するJ番目の配置想定パターンについてステップ
1504〜1510およびステップ1602〜1604の処理が繰り返さ
れる。そしてJカウンタ122 の計数値Jが0となるとス
テップ1608に進み、6つの配置想定パターンにおけるも
っとも総和が小さい配置想定パターンが保存処理部124
に保存された状態となって、その保存パターンが二次配
置台数決定部52の出力として出力処理部130 から出力さ
れ割当決定処理部56に入力される。
【0083】保存パターンが得られた割当決定処理部56
では、その保存パターンに応じた各消防署12における二
次配置台数と、各車両10の位置情報および動態情報とに
基づいて、移動車両10とその移動先消防署12とを決定
し、その決定に従って移動指令を各車両10に対し送出す
る。この移動指令は通信制御部48を介して無線通信装置
40に送られて各車両10に伝達される。この場合、割当決
定処理部56では、移動先消防署12に近い移動車両10を優
先してその移動先消防署12に割り当てる。
では、その保存パターンに応じた各消防署12における二
次配置台数と、各車両10の位置情報および動態情報とに
基づいて、移動車両10とその移動先消防署12とを決定
し、その決定に従って移動指令を各車両10に対し送出す
る。この移動指令は通信制御部48を介して無線通信装置
40に送られて各車両10に伝達される。この場合、割当決
定処理部56では、移動先消防署12に近い移動車両10を優
先してその移動先消防署12に割り当てる。
【0084】各車両10に伝達された移動指令は車載装置
16の出力装置26から出力され、この移動指令が乗務員に
認識される。そしてその車両10が移動指令に応じた移動
先消防署12に移動して待機される。
16の出力装置26から出力され、この移動指令が乗務員に
認識される。そしてその車両10が移動指令に応じた移動
先消防署12に移動して待機される。
【0085】以上説明したように、この第1の実施例で
は、対象地域内のすべての地点までの距離の総和を最小
にする、つまり、火災発生地点までの距離の総和を最小
にする配置台数パターンを用いることで、各消防署への
二次配置台数を決定する際に客観性が保たれている。ま
た、対象地域を複数の小地区に分割し、その小地区まで
の最短道路距離の総和を用いて計算することにより、た
とえば対象地域内で起こる火災などに対して、その駆け
つけ時間を最小にすることのできる適切な各消防署12の
二次配置台数の決定が行える。
は、対象地域内のすべての地点までの距離の総和を最小
にする、つまり、火災発生地点までの距離の総和を最小
にする配置台数パターンを用いることで、各消防署への
二次配置台数を決定する際に客観性が保たれている。ま
た、対象地域を複数の小地区に分割し、その小地区まで
の最短道路距離の総和を用いて計算することにより、た
とえば対象地域内で起こる火災などに対して、その駆け
つけ時間を最小にすることのできる適切な各消防署12の
二次配置台数の決定が行える。
【0086】次に図17を参照して本発明が適用された車
両編成システムの他の実施例を説明する。同図に示した
車両編成システムは、二次配置台数決定部52a の決定用
データ作成部100aでは、分割処理部104aにて対象地域を
地域の状況に応じた多角形の小地区に分割し、それら小
地区の重心と面積とを含む決定用データを作成し、演算
処理部116aでは、対象地域のすべての地点までの距離の
総和を面積を含めた形で正規化する点で、図1に示した
決定用データ作成部100 および演算処理部116と異な
る。その他の構成については図1〜図4に示した同一の
参照符号を付した構成と同じ構成でよいのでその説明を
省略する。
両編成システムの他の実施例を説明する。同図に示した
車両編成システムは、二次配置台数決定部52a の決定用
データ作成部100aでは、分割処理部104aにて対象地域を
地域の状況に応じた多角形の小地区に分割し、それら小
地区の重心と面積とを含む決定用データを作成し、演算
処理部116aでは、対象地域のすべての地点までの距離の
総和を面積を含めた形で正規化する点で、図1に示した
決定用データ作成部100 および演算処理部116と異な
る。その他の構成については図1〜図4に示した同一の
参照符号を付した構成と同じ構成でよいのでその説明を
省略する。
【0087】本実施例における二次配置台数決定部52a
は面積算出部1700を有し、面積算出部1700は、分割処理
部104a にて分割された各小地区の面積を算出する機能
を有している。本実施例における分割処理部104aは、図
18に示すように、対象地域の状況に応じて、複数の直線
で区切ることによって、対象地域を複数の小地区に分割
する。
は面積算出部1700を有し、面積算出部1700は、分割処理
部104a にて分割された各小地区の面積を算出する機能
を有している。本実施例における分割処理部104aは、図
18に示すように、対象地域の状況に応じて、複数の直線
で区切ることによって、対象地域を複数の小地区に分割
する。
【0088】詳しくは、本実施例における分割処理部10
4aは、対象地域の地形的な要因、川や線路の有無および
道路網の構造などのような地域の特性に応じて、たとえ
ば、小地区が川や線路などにて分断されないようにして
対象地域を複数の小地区に分割する。この場合、たとえ
ば道路網の構造などが類似する地区を小地区に組み入れ
て、他の地点からその小地区内の地点にいくために要す
る時間が同じになるようにして複数の小地区を作成す
る。分割処理部104aは、図19に示すように、対象地域19
00の各小地区1902に分割しさらにその境界1904を直線で
近似して、多角形に近似された複数の小地区1902を作成
する。図18に示す例では一つの小地区内で、川や線路な
どが横切らないようにして小地区1902が作成されている
ので、各小地区ごとの地域特性がその小地区内ではほぼ
均一化される。
4aは、対象地域の地形的な要因、川や線路の有無および
道路網の構造などのような地域の特性に応じて、たとえ
ば、小地区が川や線路などにて分断されないようにして
対象地域を複数の小地区に分割する。この場合、たとえ
ば道路網の構造などが類似する地区を小地区に組み入れ
て、他の地点からその小地区内の地点にいくために要す
る時間が同じになるようにして複数の小地区を作成す
る。分割処理部104aは、図19に示すように、対象地域19
00の各小地区1902に分割しさらにその境界1904を直線で
近似して、多角形に近似された複数の小地区1902を作成
する。図18に示す例では一つの小地区内で、川や線路な
どが横切らないようにして小地区1902が作成されている
ので、各小地区ごとの地域特性がその小地区内ではほぼ
均一化される。
【0089】図1に示した決定用データ作成部100 では
対象地域を等面積の小地区に分割したが、図17に示すこ
の実施例では、分割処理部104aは、分割処理の結果、当
面積の小地区が形成されるとは限らない。そこで面積算
出部1700は、分割処理部104aにて作成された各小地区19
02の面積を計算する機能を有する。算出した各小地区19
02の面積は地図処理部108aに送られ、地図処理部108a
は、分割処理部104a、重心点算出処理部106 および面積
算出部1700から送られる小地区1902、重心点2000(図2
0)および面積に関する情報を地図にマッピングする。
対象地域を等面積の小地区に分割したが、図17に示すこ
の実施例では、分割処理部104aは、分割処理の結果、当
面積の小地区が形成されるとは限らない。そこで面積算
出部1700は、分割処理部104aにて作成された各小地区19
02の面積を計算する機能を有する。算出した各小地区19
02の面積は地図処理部108aに送られ、地図処理部108a
は、分割処理部104a、重心点算出処理部106 および面積
算出部1700から送られる小地区1902、重心点2000(図2
0)および面積に関する情報を地図にマッピングする。
【0090】最短道路距離算出部112 では、前述の第1
の実施例と同様にして、各小地区の重心点と、消防署12
との最短道路距離とがすべての組み合わせについて算出
され、最近消防署抽出処理部114 では、各重心に最近に
ある消防署が各小地区について抽出される。
の実施例と同様にして、各小地区の重心点と、消防署12
との最短道路距離とがすべての組み合わせについて算出
され、最近消防署抽出処理部114 では、各重心に最近に
ある消防署が各小地区について抽出される。
【0091】また、本実施例における演算処理部116a
は、配置想定パーターン処理部118 にて列挙された各配
置想定パターンについて、各重心点とそれに最近の位置
にある消防署との距離と、その重心が属する小地区の面
積とを乗算して正規化した値を、その小地区に想定され
る車両10の台数で除算し、その除算結果を各小地区につ
いて総計して総和を求める演算処理を行なう処理部であ
る。
は、配置想定パーターン処理部118 にて列挙された各配
置想定パターンについて、各重心点とそれに最近の位置
にある消防署との距離と、その重心が属する小地区の面
積とを乗算して正規化した値を、その小地区に想定され
る車両10の台数で除算し、その除算結果を各小地区につ
いて総計して総和を求める演算処理を行なう処理部であ
る。
【0092】以上のような構成で、本実施例における車
両編成システムの動作を図2〜図4、図17および図19〜
図26を参照して以下に説明する。以下では、図1に示し
た第1の実施例と異なる部分について重点的に説明す
る。
両編成システムの動作を図2〜図4、図17および図19〜
図26を参照して以下に説明する。以下では、図1に示し
た第1の実施例と異なる部分について重点的に説明す
る。
【0093】二次配置台数決定部52a における決定用デ
ータの作成処理手順は、以下のようにして行なわれる。
まず、図27に示すステップ2700において、分割処理部10
4 にて対象地域が複数の小地区に分割される。本実施例
では、対象地域1900が直線にて近似された複数の小地区
1902に分割される(図19)。次いでステップ2702に進
み、各小地区1902の面積が算出される。次にステップ27
04に進み、各小地区1902について、それぞれ重心点2000
の位置が重心点算出処理部106 にて算出される(図2
0)。これら算出された面積、小地区および重心点は、
決定用データとして地図処理部108aに送られ、消防署位
置記憶部102 からの消防署12の位置情報とともに記憶さ
れる。
ータの作成処理手順は、以下のようにして行なわれる。
まず、図27に示すステップ2700において、分割処理部10
4 にて対象地域が複数の小地区に分割される。本実施例
では、対象地域1900が直線にて近似された複数の小地区
1902に分割される(図19)。次いでステップ2702に進
み、各小地区1902の面積が算出される。次にステップ27
04に進み、各小地区1902について、それぞれ重心点2000
の位置が重心点算出処理部106 にて算出される(図2
0)。これら算出された面積、小地区および重心点は、
決定用データとして地図処理部108aに送られ、消防署位
置記憶部102 からの消防署12の位置情報とともに記憶さ
れる。
【0094】このような状態にて、車両編成要求204 が
処理装置42の車両編成要求受付部54に入力されると、割
り当て決定の処理の開始を指示する情報が車両編成要求
受付部54から割当決定処理部56に通知され、配置台数の
決定処理が開始される。
処理装置42の車両編成要求受付部54に入力されると、割
り当て決定の処理の開始を指示する情報が車両編成要求
受付部54から割当決定処理部56に通知され、配置台数の
決定処理が開始される。
【0095】図28に示すステップ2800において、各重心
2000と各消防署12とのすべての組み合わせについて、そ
の間の最短道路距離が最短路探索法によって算出され
る。
2000と各消防署12とのすべての組み合わせについて、そ
の間の最短道路距離が最短路探索法によって算出され
る。
【0096】次いでステップ2802に進み、割当決定処理
部56より受け取った「移動体機可能な車両」の台数に基
づいて、その台数の車両10を消防署12で配分する場合に
考えられる配置想定パターンが配置想定パターン列挙処
理部118 にてすべて列挙され、総数計算部120 ではその
パターンの総数が算出される。次いで配置想定パターン
の総数の値でJカウンタ122 の値が初期化される。具体
的には、消防署12A,12B,12C の3つの消防署で2台の車
両を配分するときは、
部56より受け取った「移動体機可能な車両」の台数に基
づいて、その台数の車両10を消防署12で配分する場合に
考えられる配置想定パターンが配置想定パターン列挙処
理部118 にてすべて列挙され、総数計算部120 ではその
パターンの総数が算出される。次いで配置想定パターン
の総数の値でJカウンタ122 の値が初期化される。具体
的には、消防署12A,12B,12C の3つの消防署で2台の車
両を配分するときは、
【0097】
【数2】(A,B,C)={(2,0,0),(0,2,0),(0,0,2),(1,1,0),
(1,0,1),(0,1,1)} のような6種類のパターンが得られるのでJカウンタ12
2 の値は6として初期化される。
(1,0,1),(0,1,1)} のような6種類のパターンが得られるのでJカウンタ12
2 の値は6として初期化される。
【0098】ステップ2804において、J番目の配置想定
パターンについて、車両10の配置が想定されている消防
署12の中から、小地区1902の重心点2000にもっとも近い
消防署12がステップ2800にて算出された距離に基づいて
抽出される。消防署12A に2台の車両10を配置する(A,
B,C)=(2,0,0) の配置想定パターンでは、図21に示すよ
うに重心点2000から直線で結ばれる消防署12A が車両10
の配置が想定された最近の消防署12として抽出される。
同様にして消防署12B に1台の車両を配置する(A,B,C)=
(0,2,0) の配置想定パターンでは、図22に示すように消
防署12B が車両10の配置が想定された最近の消防署12と
して抽出され、消防署12C に1台の車両を配置する(A,
B,C)=(0,0,2) の配置想定パターンでは、図23に示すよ
うに消防署12C が車両10の配置が想定された最近の消防
署12として抽出される。また、消防署12A に1台、消防
署12B に1台をそれぞれ配置する(A,B,C)=(1,1,0) の配
置想定パターンでは、図24に示すように消防署12A,12B
がそれぞれ車両10の配置が想定された最近の消防署12と
して抽出される。同様にして(A,B,C)=(1,0,1) の配置想
定パターンでは、図25に示すように消防署12A,12C が車
両10の配置が想定された最近の消防署12として抽出さ
れ、(A,B,C)=(0,1,1) の配置想定パターンでは、図26に
示すように消防署12B,12C が車両10の配置が想定された
最近の消防署12として抽出される。
パターンについて、車両10の配置が想定されている消防
署12の中から、小地区1902の重心点2000にもっとも近い
消防署12がステップ2800にて算出された距離に基づいて
抽出される。消防署12A に2台の車両10を配置する(A,
B,C)=(2,0,0) の配置想定パターンでは、図21に示すよ
うに重心点2000から直線で結ばれる消防署12A が車両10
の配置が想定された最近の消防署12として抽出される。
同様にして消防署12B に1台の車両を配置する(A,B,C)=
(0,2,0) の配置想定パターンでは、図22に示すように消
防署12B が車両10の配置が想定された最近の消防署12と
して抽出され、消防署12C に1台の車両を配置する(A,
B,C)=(0,0,2) の配置想定パターンでは、図23に示すよ
うに消防署12C が車両10の配置が想定された最近の消防
署12として抽出される。また、消防署12A に1台、消防
署12B に1台をそれぞれ配置する(A,B,C)=(1,1,0) の配
置想定パターンでは、図24に示すように消防署12A,12B
がそれぞれ車両10の配置が想定された最近の消防署12と
して抽出される。同様にして(A,B,C)=(1,0,1) の配置想
定パターンでは、図25に示すように消防署12A,12C が車
両10の配置が想定された最近の消防署12として抽出さ
れ、(A,B,C)=(0,1,1) の配置想定パターンでは、図26に
示すように消防署12B,12C が車両10の配置が想定された
最近の消防署12として抽出される。
【0099】各配置想定パターンにおける最近の消防署
12が抽出されるとステップ2806に進み、演算処理部116a
にて、J番目の配置想定パターンの中で各重心点2000と
その各重心点2000から最近に位置する消防署12との距離
にその小地区1902の面積を乗算した値が、この配置想定
パターンにおいて当該消防署12に想定される車両10の台
数で除算され、さらにステップ2808では、その除算結果
の総和が全重心点2000について算出される。
12が抽出されるとステップ2806に進み、演算処理部116a
にて、J番目の配置想定パターンの中で各重心点2000と
その各重心点2000から最近に位置する消防署12との距離
にその小地区1902の面積を乗算した値が、この配置想定
パターンにおいて当該消防署12に想定される車両10の台
数で除算され、さらにステップ2808では、その除算結果
の総和が全重心点2000について算出される。
【0100】次にステップ2810において、現在のJの値
が初期値と同じであるか否かが判定され、同じ場合には
図16に示したステップ1600に進み、異なる場合にはステ
ップ1602に進む。Jの値が初期値と同一の第1番目の配
置想定パターンの場合にはステップ1600にそのまま進ん
で、演算処理部116 にて算出された総和とその配置想定
パターンが保存処理部124 に送られて保存される。
が初期値と同じであるか否かが判定され、同じ場合には
図16に示したステップ1600に進み、異なる場合にはステ
ップ1602に進む。Jの値が初期値と同一の第1番目の配
置想定パターンの場合にはステップ1600にそのまま進ん
で、演算処理部116 にて算出された総和とその配置想定
パターンが保存処理部124 に送られて保存される。
【0101】また、2番目以降の配置想定パターンが処
理されている場合におけるステップ1602では、その現在
のJ番目のパターンにて算出した総和が、保存処理部12
4 にて保存されている総和よりも小さい場合にステップ
1600に進んで、その現在の総和と配置想定パターンが保
存される。逆に、現在のパターンにて算出された総和が
保存処理部124 にて保存されている総和よりも小さくな
い場合にはステップ1604に進んで、Jカウンタ122 の値
が1だけ減算される。
理されている場合におけるステップ1602では、その現在
のJ番目のパターンにて算出した総和が、保存処理部12
4 にて保存されている総和よりも小さい場合にステップ
1600に進んで、その現在の総和と配置想定パターンが保
存される。逆に、現在のパターンにて算出された総和が
保存処理部124 にて保存されている総和よりも小さくな
い場合にはステップ1604に進んで、Jカウンタ122 の値
が1だけ減算される。
【0102】次いでステップ1606に進み、現在のJの値
が0であるかどうかが判定され、0でない場合にはステ
ップ2804に戻って、現在のJカウンタ122 のカウント値
に対応するJ番目の配置想定パターンについてステップ
2804〜2810およびステップ1602〜1604の処理が繰り返さ
れる。そしてJカウンタ122 の計数値Jが0となるとス
テップ1608に進み、6つの配置想定パターンにおけるも
っとも総和が小さい配置想定パターンが保存処理部124
に保存された状態となって、その保存パターンが二次配
置台数決定部52の出力として出力処理部130 から出力さ
れる。保存パターンが得られた割当決定処理部56では、
その保存パターンに応じた各消防署12における二次配置
台数と、各車両10の位置情報および動態情報とに基づい
て、移動車両10とその移動先消防署12とが決定され、そ
の決定に応じた移動指令が各車両10に対し送出される。
が0であるかどうかが判定され、0でない場合にはステ
ップ2804に戻って、現在のJカウンタ122 のカウント値
に対応するJ番目の配置想定パターンについてステップ
2804〜2810およびステップ1602〜1604の処理が繰り返さ
れる。そしてJカウンタ122 の計数値Jが0となるとス
テップ1608に進み、6つの配置想定パターンにおけるも
っとも総和が小さい配置想定パターンが保存処理部124
に保存された状態となって、その保存パターンが二次配
置台数決定部52の出力として出力処理部130 から出力さ
れる。保存パターンが得られた割当決定処理部56では、
その保存パターンに応じた各消防署12における二次配置
台数と、各車両10の位置情報および動態情報とに基づい
て、移動車両10とその移動先消防署12とが決定され、そ
の決定に応じた移動指令が各車両10に対し送出される。
【0103】以上説明したように、この第2の実施例で
は、第1の実施例による効果に加えて、各小地区の重心
点までの最短道路距離と、小地区の面積とで正規化した
ものを総和として計算しているので、小地区の形状およ
び面積によらずに、より適切な配置台数パターンが得ら
れる。本実施例では、各小地区の面積を考慮して各消防
署への二次配置台数を決定していたが、本発明はこれに
限らず、さらに各小地区の人口密度を考慮して車両の二
次配置台数を決定してもよい。
は、第1の実施例による効果に加えて、各小地区の重心
点までの最短道路距離と、小地区の面積とで正規化した
ものを総和として計算しているので、小地区の形状およ
び面積によらずに、より適切な配置台数パターンが得ら
れる。本実施例では、各小地区の面積を考慮して各消防
署への二次配置台数を決定していたが、本発明はこれに
限らず、さらに各小地区の人口密度を考慮して車両の二
次配置台数を決定してもよい。
【0104】たとえば図29に示すように二次配置台数決
定部52b の決定用データ作成部100bでは、分割処理部10
4aにて分割された各小地区の人口密度を算出する人口密
度算出部2900を有し、演算処理部116bでは、人口密度を
考慮して対象地域のすべての地点までの距離の総和を正
規化する点で、図17に示した決定用データ作成部100aお
よび演算処理部116aと異なる。その他の構成については
図17および図1〜図4に示した同一の参照符号を付した
構成と同じ構成でよいのでその説明を省略する。
定部52b の決定用データ作成部100bでは、分割処理部10
4aにて分割された各小地区の人口密度を算出する人口密
度算出部2900を有し、演算処理部116bでは、人口密度を
考慮して対象地域のすべての地点までの距離の総和を正
規化する点で、図17に示した決定用データ作成部100aお
よび演算処理部116aと異なる。その他の構成については
図17および図1〜図4に示した同一の参照符号を付した
構成と同じ構成でよいのでその説明を省略する。
【0105】この実施例における二次配置台数決定部52
a は人口密度算出部2900を有し、人気密度算出部2900
は、たとえば、自治体が持つ住民台帳などからの情報に
基づいて、各小地区内の人口を認識し、この人口と分割
された各小地区の面積とに基づいてその密度を算出する
機能を有している。
a は人口密度算出部2900を有し、人気密度算出部2900
は、たとえば、自治体が持つ住民台帳などからの情報に
基づいて、各小地区内の人口を認識し、この人口と分割
された各小地区の面積とに基づいてその密度を算出する
機能を有している。
【0106】また、演算処理部116bは、配置想定パータ
ーン処理部118 にて列挙された各配置想定パターンにつ
いて、各重心点2000(図20)とそれに最近の位置にある
消防署12との距離と、その重心2000が属する小地区1902
の面積と、その人口密度とを乗算した値を、その小地区
1902に想定される車両10の台数で除算した値の総和を求
める演算処理を行なう。このように本実施例では、各小
地区の面積をその人口密度にて重み付けして正規化し、
消防署12に対する車両10の配置数を算出するように構成
されている。なお、この重み付けは人口密度に限らず、
たとえば、各小地区の火災発生率や、各小地区に建造さ
れている構造物の危険度などを重みとして総和を算出す
るようにしてもよい。
ーン処理部118 にて列挙された各配置想定パターンにつ
いて、各重心点2000(図20)とそれに最近の位置にある
消防署12との距離と、その重心2000が属する小地区1902
の面積と、その人口密度とを乗算した値を、その小地区
1902に想定される車両10の台数で除算した値の総和を求
める演算処理を行なう。このように本実施例では、各小
地区の面積をその人口密度にて重み付けして正規化し、
消防署12に対する車両10の配置数を算出するように構成
されている。なお、この重み付けは人口密度に限らず、
たとえば、各小地区の火災発生率や、各小地区に建造さ
れている構造物の危険度などを重みとして総和を算出す
るようにしてもよい。
【0107】本実施例における処理手順を説明すると、
図30に示すステップ3000において、図19に示したように
対象地域が複数の小地区1902に分割され、ステップ3002
では各小地区1902の面積がそれぞれ算出される。次いで
ステップ3004に進み、各小地区1902の重心点2000が図20
に示したようにそれぞれ算出されて、次にステップ3006
において、各小地区1902の人口密度がそれぞれ人口密度
算出部2900にて算出される。
図30に示すステップ3000において、図19に示したように
対象地域が複数の小地区1902に分割され、ステップ3002
では各小地区1902の面積がそれぞれ算出される。次いで
ステップ3004に進み、各小地区1902の重心点2000が図20
に示したようにそれぞれ算出されて、次にステップ3006
において、各小地区1902の人口密度がそれぞれ人口密度
算出部2900にて算出される。
【0108】そして図31に示すように二次配置台数決定
部52b では、図28に示したステップ2800〜2804と同様の
ステップ3100〜3104の処理が行なわれ、続く図31に示す
ステップ3106において、J番目の配置想定パターンの中
で各重心点2000とその各重心点2000から最近に位置する
消防署12との距離にその小地区1902の面積とその人口密
度とを乗算した値が、この配置想定パターンにおいてそ
の消防署12に想定される車両10の台数で除算される。な
お、ステップ3108およびステップ3110における処理は図
28に示したステップ2808および2810と同様の処理でよ
く、またステップ3110以降の処理は、図16に示したステ
ップ1600〜1608における処理と同じでよい。
部52b では、図28に示したステップ2800〜2804と同様の
ステップ3100〜3104の処理が行なわれ、続く図31に示す
ステップ3106において、J番目の配置想定パターンの中
で各重心点2000とその各重心点2000から最近に位置する
消防署12との距離にその小地区1902の面積とその人口密
度とを乗算した値が、この配置想定パターンにおいてそ
の消防署12に想定される車両10の台数で除算される。な
お、ステップ3108およびステップ3110における処理は図
28に示したステップ2808および2810と同様の処理でよ
く、またステップ3110以降の処理は、図16に示したステ
ップ1600〜1608における処理と同じでよい。
【0109】以上、説明した第3の実施例では、第1お
よび第2の実施例による効果に加えて、各小地区1902の
重心点2000までの最短道路距離と、小地区1902の面積
と、小地区1902の人口密度で正規化したものを総和とし
て計算しているので、各小地区の人口密度に応じて増加
する火災発生頻度が考慮された、より適切な配置台数パ
ターンが得られる。
よび第2の実施例による効果に加えて、各小地区1902の
重心点2000までの最短道路距離と、小地区1902の面積
と、小地区1902の人口密度で正規化したものを総和とし
て計算しているので、各小地区の人口密度に応じて増加
する火災発生頻度が考慮された、より適切な配置台数パ
ターンが得られる。
【0110】以上説明したように、対象地域内すべての
地点までの距離の総和を最小にして、起こりうる火災発
生地点までの距離の総和が最小となる決定用データを作
成し、これに基づいて車両を配置させる消防署とその消
防署に配分する車両の台数を決定することができるの
で、各消防署への車両の配置台数の決定結果に客観性が
保れる。
地点までの距離の総和を最小にして、起こりうる火災発
生地点までの距離の総和が最小となる決定用データを作
成し、これに基づいて車両を配置させる消防署とその消
防署に配分する車両の台数を決定することができるの
で、各消防署への車両の配置台数の決定結果に客観性が
保れる。
【0111】また、このような決定用データの作成は、
状況の変化に応じて迅速に再構築することができ、それ
に基づいた二次配置台数の決定を行なって、適切な車両
を適切な場所へ移動させることができ、配置された場所
から出動場所までの駆けつけ時間を最小にすることがで
きる。
状況の変化に応じて迅速に再構築することができ、それ
に基づいた二次配置台数の決定を行なって、適切な車両
を適切な場所へ移動させることができ、配置された場所
から出動場所までの駆けつけ時間を最小にすることがで
きる。
【0112】また、決定用データは、対象地域内の状況
に応じて、たとえば、各小地区の面積や人口密度などを
考慮して作成されるので、地域の状況に応じて最適な二
次配置台数が決定され効率的な車両編成が可能となる。
また、地域の特性を考慮して対象地域を複数の小地区に
分割した場合には、各小地区内での駆けつけ時間のばら
つきを大幅に低減させることができる。
に応じて、たとえば、各小地区の面積や人口密度などを
考慮して作成されるので、地域の状況に応じて最適な二
次配置台数が決定され効率的な車両編成が可能となる。
また、地域の特性を考慮して対象地域を複数の小地区に
分割した場合には、各小地区内での駆けつけ時間のばら
つきを大幅に低減させることができる。
【0113】
【発明の効果】このように本発明によれば、移動体の数
に応じて列挙された配分パターンのそれぞれについて、
各代表位置から最近にある定位置との距離を、定位置に
想定して割当てられる想定移動体の数で除算することを
各代表位置について行なって、この演算結果の総和が最
小となる客観的な配分パターンを抽出し、この配分派タ
ーンに従って、各定位置に割り当てる移動体の配置数を
得ることができる。したがって、対象地域内への駆けつ
け時間の期待値が最小となるように、移動体を適切な定
位置に配置させとともに、その定位置に対して適切な数
の移動体を配置させることができる。
に応じて列挙された配分パターンのそれぞれについて、
各代表位置から最近にある定位置との距離を、定位置に
想定して割当てられる想定移動体の数で除算することを
各代表位置について行なって、この演算結果の総和が最
小となる客観的な配分パターンを抽出し、この配分派タ
ーンに従って、各定位置に割り当てる移動体の配置数を
得ることができる。したがって、対象地域内への駆けつ
け時間の期待値が最小となるように、移動体を適切な定
位置に配置させとともに、その定位置に対して適切な数
の移動体を配置させることができる。
【図1】車両編成システムにおける二次配置台数決定部
の構成例を示すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用された車両編成システムの構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】図2に示す実施例における車載装置の構成例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】図2に示す実施例における中央処理装置の構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図5】分割処理部による対象地域の分割例を示す図で
ある。
ある。
【図6】実施例における対象地域の分割の一例を示す図
である。
である。
【図7】重心点算出処理部による重心点決定を示す図で
ある。
ある。
【図8】第1の配置想定パターンにおける最近の配置想
定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図9】第2の配置想定パターンにおける最近の配置想
定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図10】第3の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図11】第4の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図12】第5の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図13】第6の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図14】実施例における決定用データの作成処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図15】実施例における配置台数パターンの抽出処理
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
【図16】実施例における配置台数パターンの抽出処理
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明が適用された車両編成システムにおけ
る二次配置台数決定部の他の実施例を示すブロック図で
ある。
る二次配置台数決定部の他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図18】図17に示した実施例における分割処理部によ
る対象地域の分割例を示す図である。
る対象地域の分割例を示す図である。
【図19】本実施例における分割処理部によって分割さ
れた小地区を多角形に近似する一例を示す図である。
れた小地区を多角形に近似する一例を示す図である。
【図20】本実施例における重心点算出処理部による重
心点決定を示す図である。
心点決定を示す図である。
【図21】第1の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図22】第2の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図23】第3の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図24】第4の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図25】第5の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図26】第6の配置想定パターンにおける最近の配置
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
想定消防署および最短道路距離を示す概念図である。
【図27】本実施例における決定用データの作成処理手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【図28】図16と組み合わせて配置台数パターンの抽出
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
【図29】本発明が適用された車両編成システムにおけ
る二次配置台数決定部のさらに他の実施例を示すブロッ
ク図である。
る二次配置台数決定部のさらに他の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図30】図29に示した実施例における決定用データの
作成処理手順を示すフローチャートである。
作成処理手順を示すフローチャートである。
【図31】図16と組み合わせて配置台数パターンの抽出
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
1 車両編成システム 10 消防自動車(車両) 12 消防署 14 中央指令センタ 16 車載装置 42 中央処理装置 50 動態管理部 52 二次配置台数決定部 56 割当決定処理部 100 決定用データ作成部 102 消防署位置記憶部 104 分割処理部 106 重心点算出処理部 108 地図処理部 112 最短道路距離算出処理部 114 最近消防署抽出処理部 116 演算処理部 118 配置想定パターン列挙処理部 120 総数計算部 122 Jカウンタ 124 保存処理部 130 出力処理部
Claims (19)
- 【請求項1】 対象地域内の複数の定位置に移動体を配
置させるために、該移動体の前記定位置への配置数を決
定する移動体の配置数決定方法において、該方法は、 前記対象地域を複数の小地区に分割し、該小地区を代表
する代表位置をそれぞれの小地区について算出して決定
用データを作成し、 前記定位置と前記代表位置とのすべての組み合わせにつ
いて、該定位置と代表位置との距離をそれぞれ算出し、 前記移動体を前記定位置に想定して配分する配分パター
ンを該移動体の数に応じて列挙し、 該列挙された配分パターンのそれぞれについて、各代表
位置から最近にある定位置との距離を、該定位置に前記
想定して割当てられる想定移動体の数で除算し、該除算
を各代表位置について行なって、各代表位置について前
記除算結果の総和を算出し、該総和が最小となる配分パ
ターンを抽出し、 該抽出される配分パターンに従って、前記定位置に前記
移動体を割り当てる配置数を出力することを特徴とする
移動体の配置数決定方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、前記出力される配置数に従っ
て、前記移動体を前記抽出される配分パターンに応じた
前記定位置に配置させることを特徴とする移動体の配置
数決定方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、前記分割された小地区のそれぞ
れの面積を算出して決定用データを作成し、 各代表位置から最近にある定位置との距離を該代表位置
の属する小地区の面積で正規化し、該正規化した結果を
該定位置に割当てられる想定移動体の数で除算すること
を各代表位置について行なって、各代表位置について前
記除算結果の総和を算出することを特徴とする移動体の
配置数決定方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、前記分割された小地区に対する
重みを含む決定用データを作成し、該決定用データに基
づいて前記配分パターンを抽出することを特徴とする移
動体の配置数決定方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、各代表位置から最近にある定位
置との距離を該代表位置の属する小地区の面積と該小地
区に対する重みとで正規化することを特徴とする移動体
の配置数決定方法。 - 【請求項6】 請求項4に記載の移動体の配置数決定方
法において、前記重みは、各小地区の人口密度であるこ
とを特徴とする移動体の配置数決定方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、前記対象地域を正多角形で等面
積の小地区に分割することを特徴とする移動体の配置数
決定方法。 - 【請求項8】 請求項1に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、前記対象地域の状況に応じて該
対象地域を分割し、該分割された地域のそれぞれを多角
形に近似して前記複数の小地区を作成し、 前記複数の小地区のそれぞれの面積を算出して該面積を
含む決定用データを作成し、 各代表位置から最近にある定位置との距離を該代表位置
の属する小地区の面積で正規化し、該正規化した結果を
該定位置に割当てられる想定移動体の数で除算すること
を各代表位置について行なって、各代表位置について前
記除算結果の総和を算出することを特徴とする移動体の
配置数決定方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の移動体の配置数決定方
法において、該方法は、前記分割された小地区に対する
重みを含む決定用データを作成し、該決定用データに基
づいて前記配分パターンを抽出することを特徴とする移
動体の配置数決定方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の移動体の配置数決定
方法において、該方法は、各代表位置から最近にある定
位置との距離を該代表位置の属する小地区の面積と該小
地区に対する重みとで正規化することを特徴とする移動
体の配置数決定方法。 - 【請求項11】 対象地域内の複数の定位置に移動体を
配置させるために、該移動体の前記定位置への配置数を
決定する移動体の配置数決定装置において、該装置は、 前記対象地域を複数の小地区に分割し、該複数の小地区
を代表する代表位置をそれぞれの小地区について算出す
る決定用データ作成手段と、 前記定位置と前記代表位置とのすべての組み合わせにつ
いて、該定位置と代表位置との距離をそれぞれ算出する
距離算出手段と、 前記移動体を前記定位置に想定して配分する配分パター
ンを該移動体の数に応じて列挙する配置想定パターン列
挙手段と、 該列挙された配分パターンのそれぞれについて、各代表
位置から最近にある定位置との距離を、該定位置に前記
想定して割当てられる想定移動体の数で除算し、該除算
を各代表位置について行なって、各代表位置について前
記除算結果の総和を算出する演算手段と、 該総和が最小となる配分パターンを抽出する抽出手段
と、 該抽出手段にて抽出された配分パターンに従って、前記
定位置に前記移動体を割り当てる配置数を出力する出力
手段とを含むことを特徴とする移動体の配置数決定装
置。 - 【請求項12】 請求項11に記載の移動体の配置数決
定装置において、前記決定用データ作成手段は、前記分
割された小地区のそれぞれの面積を算出する面積算出手
段を含み、 前記演算手段は、各代表位置から最近にある定位置との
距離を該代表位置の属する小地区の面積で正規化し、該
正規化した結果を該定位置に割当てられる想定移動体の
数で除算することを各代表位置について行なって、各代
表位置について前記除算結果の総和を算出することを特
徴とする移動体の配置数決定装置。 - 【請求項13】 請求項12に記載の移動体の配置数決
定装置において、前記決定用データ作成手段は、前記分
割された小地区に対する重みを各小地区について算出
し、 前記演算手段は、各代表位置から最近にある定位置との
距離を該代表位置の属する小地区の面積と該小地区に対
する重みとで正規化することを特徴とする移動体の配置
数決定装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載の移動体の配置数決
定装置において、前記重みは、各小地区の人口密度であ
ることを特徴とする移動体の配置数決定装置。 - 【請求項15】 請求項11に記載の移動体の配置数決
定装置において、前記決定用データ作成手段は、前記対
象地域を正多角形で等面積の小地区に分割することを特
徴とする移動体の配置数決定装置。 - 【請求項16】 請求項11に記載の移動体の配置数決
定装置において、前記決定用データ作成手段は、前記対
象地域の状況に応じて該対象地域を分割し、該分割され
た地域のそれぞれを多角形に近似して前記複数の小地区
を作成し、 該決定用データ作成手段はさらに、前記複数の小地区の
それぞれの面積を算出する面積算出手段を含み、 前記演算手段は、各代表位置から最近にある定位置との
距離を該代表位置の属する小地区の面積で正規化し、該
正規化した結果を該定位置に割当てられる想定移動体の
数で除算することを各代表位置について行なって、各代
表位置について前記除算結果の総和を算出することを特
徴とする移動体の配置数決定装置。 - 【請求項17】 請求項16に記載の移動体の配置数決
定装置において、前記決定用データ作成手段は、前記分
割された小地区に対する重みを各小地区について算出
し、 前記演算手段は、各代表位置から最近にある定位置との
距離を該代表位置の属する小地区の面積と該小地区に対
する重みとで正規化することを特徴とする移動体の配置
数決定装置。 - 【請求項18】 請求項11ないし17のいずれかに記
載の配置数決定装置と、 前記移動体の動態を認識して、移動可能な移動体を管理
する動態管理装置と、 前記配置数決定装置にて決定された前記配置数に従っ
て、前記移動可能な移動体を前記配分パターンに応じた
定位置に割り当てる割当決定装置と、 前記定位置に割り当てられた移動体を該定位置に移動さ
せる指令を該移動体に伝達する通信手段とを含む移動体
の編成システム。 - 【請求項19】 請求項18に記載の移動体の編成シス
テムにおいて、前記移動体は車両であり、自車両の位置
および動態を前記通信手段を通じて前記動態管理手段に
報告し、 前記割当決定装置は、前記車両の位置に応じて、該車両
を前記定位置に割り当てることを特徴とする移動体の編
成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158697A JPH10254946A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装置ならびにその編成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158697A JPH10254946A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装置ならびにその編成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254946A true JPH10254946A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12891045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5158697A Pending JPH10254946A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 移動体の配置数決定方法およびその配置数決定装置ならびにその編成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254946A (ja) |
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1997
- 1997-03-06 JP JP5158697A patent/JPH10254946A/ja active Pending
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