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JPH10254665A - デフォルト提供装置,方法および記憶媒体 - Google Patents

デフォルト提供装置,方法および記憶媒体

Info

Publication number
JPH10254665A
JPH10254665A JP5627897A JP5627897A JPH10254665A JP H10254665 A JPH10254665 A JP H10254665A JP 5627897 A JP5627897 A JP 5627897A JP 5627897 A JP5627897 A JP 5627897A JP H10254665 A JPH10254665 A JP H10254665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
default
input
setting
information
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5627897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Shirai
昌彦 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5627897A priority Critical patent/JPH10254665A/ja
Publication of JPH10254665A publication Critical patent/JPH10254665A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に対して複数の設定項目への入力を求
めるようになるアプリケーションにおいて、使用者が快
適に入力作業を行うことのできるデフォルト操作,デフ
ォルト値を提供するデフォルト提供装置,方法および記
憶媒体を提供する。 【解決手段】 複数の入力フィールド間における操作手
順および入力フィールドに対する入力値の設定履歴を設
定履歴保持部201に保持し、この設定履歴保持部20
1の情報にもとづいてデフォルト手順,デフォルト値を
デフォルト決定部202で決定し、このデフォルト手
順,デフォルト値を設定画面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上で
キーボードやマウス操作等を用いて使用者に対して複数
の設定入力を求めるアプリケーションにおいて、入力項
目間の移動に対する既定操作と入力項目に対する既定値
を使用者に提供する装置,方法,記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の使用者に対する既定値と
既定操作の提供方法を説明する図である(以下では「既
定」についてはデフォルトと呼ぶこととする)。
【0003】この図に示すように、使用者に対しいくつ
かの設定入力を求めるような場合、専用の設定画面を用
いることが多い。設定画面上には通常設定項目を示すラ
ベル(1201〜1204)と各設定項目に対する設定
値を入力するためのフィールド(1205〜1208)
等が表示される。
【0004】設定値を入力するためのフィールドには、
キーボードを使用して文字入力を行うフィールド(12
05,1206,1207が相当する。以下では文字入
力フィールドと呼ぶ)やマウスなどのポインティングデ
バイスを使用して複数候補の中から設定値を選択するフ
ィールド(1208が相当する。以下では選択入力フィ
ードと呼ぶ)等がある。
【0005】また、複数の入力項目間の移動は、使用者
がマウスなどのポインティングデバイスにより直接入力
フィールドを指定するか、予めアプリケーションにより
決められた移動ルールに従ってキーボード操作により行
うことができる。
【0006】また設定画面上には、設定内容を取り消す
ための取消しボタン1209や設定値をパラメータとし
てアプリケーションの処理系に渡すための決定ボタン
(1210)が通常用意され、使用者は最終的に決定ボ
タンを押すまでは自由に設定値の変更を行うことができ
る。
【0007】このようにアプリケーションが要求する設
定項目に対しては使用者が実際に入力作業を行う必要が
ある。このため数多くの項目が用意されているような場
合には使用者に多くの負担をかけることになるため、予
めアプリケーション側で使用者が入力すると予想される
値をデフォルト値として用意しており、以下のような方
法でデフォルト値を使用者に提供している場合がある。
【0008】a.デフォルト値は常に固定。
【0009】b.デフォルト値を使用者が予め指定。
【0010】c.同一フィールドに対し、前回入力した
値を新たなデフォルト値として次回の入力の際使用す
る。
【0011】a.は最も簡単な方法であり、デフォルト
値はアプリケーション内に固定した形で組み込まれる。
b.はアプリケーションが使用するデフォルト値を設定
するための規約を使用者に公開したものであり、この規
約に従って使用者は任意の値をデフォルトとして設定す
ることができる。c.はアプリケーションが使用者の入
力に合わせて動的にデフォルト値を変更するものであ
る。この時、使用者に提供するデフォルト値には、同一
入力フィールドに対する前回操作時の入力値が使われ
る。
【0012】また、デフォルト値の使用者に対する表示
方法には、何も表示しない場合や入力フィールド内に直
接表示する(1205,1206)、入力フィールドと
は別の場所に表示(1211)や選択入力フィールドに
おける反転表示(1208)などがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数の入力項目
間の移動では、マウス等のポインティングデバイスを用
いて直接目的の入力フィールドを指定することも多い
が、キーボード操作を伴う文字入力フィールドが数多く
あるような設定画面の場合では、マウスとキーボードの
使い分けが使用者の負担になることからキーボード操作
による移動がより多く使われる。
【0014】しかし、キーボード操作による移動では移
動先のフィールドとして複数許されているような状況で
あっても、予めアプリケーション側で決められた固定の
順序ルールに必ず従って移動しなければならず、使用者
が意図する順序で入力フィールドを移動することができ
ない。
【0015】従来のデフォルト値の提供方法において
は、a.のような固定方式では様々な使用条件のもとで
の数多くの使用者のデフォルトに対する要求に応えるこ
とができない。また、b.の方法では、使用者の使用条
件等に合わせてデフォルト値を設定することが可能であ
るが、公開した規約を習得することと実際の設定作業を
使用者に強いることになり、負担が大きい。また、アプ
リケーション起動中にデフォルト値を動的に変更するこ
とは通常できない。c.の方法では、入力頻度が非常に
稀な値であってもデフォルト値として設定される場合が
考えられる。
【0016】いずれにせよ使用者に、より快適な入力作
業環境を提供していないという幾多の問題があった。
【0017】本発明は、前述の問題を解消するためにな
されたもので、使用者に対して複数の設定項目への入力
を求めるようなアプリケーションにおいて、使用者が快
適に入力作業を行うことができるデフォルトの操作およ
び値を使用者に表示するデフォルト提供装置,方法およ
び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図2は本発明に係わるデ
フォルト提供装置を説明する図である。この図に示すよ
うに、本発明では使用者の入力作業に伴う入力フィール
ドへの移動手順や入力値等の情報を履歴管理する設定履
歴保持部201と、設定履歴保持部201の情報をもと
に、より妥当性の高いデフォルトを判定し、使用者が操
作を行う表示入力部203に判定結果を送るデフォルト
決定部202を有する。さらに、使用者の入力作業に伴
う情報を受け取り、設定履歴保持部201に当該情報を
登録する設定履歴登録部204を有する。
【0019】使用者は、デフォルト決定部202を通し
て得られる妥当性の高いデフォルトをもとに、より効果
的な設定入力作業を行うことができる。
【0020】例えば、特定の設定画面において設定すべ
き入力フィールドが複数存在する場合、入力順序をこれ
までの操作履歴の中で最も頻度の高い入力順序のパター
ンを使用者に提供することにより、当該使用者の要求す
る入力手順に近づけることができる。
【0021】また、選択された入力フィールドにおいて
も、例えば当該フィールドに対するこれまでの入力値履
歴の中から最も頻度の高い入力値を提供したり、さらに
これに加えて、まず最近2回の入力値を検証し、当該入
力値が同一値であれば使用者が今回入力すると予想され
る最も優先度の高い入力値として当該入力値を提供した
りする等である。これらにより使用者が実際に行う入力
設定作業に係わる負担を大きく軽減できるため効率の高
い作業を行うことができる。
【0022】すなわち、本発明では、前記目的を達成す
るため、デフォルト提供装置を次の(1)〜(11)の
とおりに、デフォルト提供方法を次の(12)のとおり
に、また記憶媒体を次の(13)のとおりに構成する。
【0023】(1)複数の入力フィールド間における操
作手順の設定履歴と入力フィールドに対する入力値の設
定履歴を保持する設定履歴保持手段と、この設定履歴保
持手段の情報をもとにデフォルト操作およびデフォルト
値を決定するデフォルト決定手段と、このデフォルト決
定手段で決定したデフォルト操作およびデフォルト値を
表示する設定画面表示手段と、この設定画面表示手段で
行った、複数の入力フィールド間における操作手順およ
び入力フィールドに対する入力値をもとに前記設定履歴
保持手段の情報を更新する設定履歴登録手段とを備えた
デフォルト提供装置。
【0024】(2)設定履歴保持手段は、入力フィール
ドを有する設定画面および個々の入力フィールドに付属
するものである前記(1)記載のデフォルト入力装置。
【0025】(3)デフォルト決定手段は、設定履歴保
持手段の情報のうち一定期間以上古いデータを無効とす
るものである前記(1)記載のデフォルト提供装置。
【0026】(4)デフォルト決定手段は、設定履歴保
持手段の情報のうち、最近数回の情報によりデフォルト
操作およびデフォルト値を決定するものである前記
(1)記載のデフォルト提供装置。
【0027】(5)設定履歴保持手段は、設定画面にお
ける操作,入力の全ての情報を一時保存するバッファを
有し、デフォルト値決定手段は、このバッファの情報を
参照するものである前記(1)記載のデフォルト提供装
置。
【0028】(6)設定履歴保持手段は、履歴情報を使
用者ごとに分散管理するものである前記(1)記載のデ
フォルト提供装置。
【0029】(7)設定履歴保持手段は、履歴情報を
年,月,日,時,分,秒の適宜の区切りで管理するもの
である前記(1)記載のデフォルト提供装置。
【0030】(8)設定履歴登録手段は、履歴情報の削
除機能を有するものであるデフォルト提供装置。
【0031】(9)複数の入力フィールド間における操
作手順は、設定画面間の操作手順も含むものである前記
(1)記載のデフォルト提供装置。
【0032】(10)設定履歴保持手段は、設定履歴の
ない状態におけるデフォルト操作およびデフォルト値を
有するものである前記(1)記載のデフォルト提供装
置。
【0033】(11)デフォルト決定手段は、各操作手
順,各入力値に夫々複数のデフォルト操作,デフォルト
値を決定するものである前記(1)記載のデフォルト提
供装置。
【0034】(12)複数の入力フィールド間における
操作手順の設定履歴と入力フィールドに対する入力値の
設定履歴を準備するステップと、前記操作手順の設定履
歴と前記入力値の設定履歴にもとづいてデフォルト操作
およびデフォルト値を決定するステップと、前記デフォ
ルト操作およびデフォルト値を設定画面に表示するステ
ップとを備えたデフォルト提供方法。
【0035】(13)前記(12)記載のデフォルト提
供方法を実現するためのプログラムを格納した記憶媒
体。
【0036】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を“デー
タ処理装置”の実施例およびその変形により詳しく説明
する。なお、本発明は、装置に限らず、デフォルト提供
方法およびこの方法を実現するためのプログラムを格納
した記憶媒体の形で実施することができる。
【0037】
【実施例】図3は実施例である“データ処理装置”の構
成ブロック図である。
【0038】図1において、301は画面装置で、使用
者が実際に入力作業を行う設定画面および入力フォーカ
ス,カーソルを表示する表示画面である。302はCP
Uで図示しないROMに記憶された制御プログラムにも
とづいてポインティングデバイス304やキーボード3
05を制御する。ポインティングデバイス304,キー
ボード305は入力作業である入力フィールド間の移動
および値の入力に使用される。メモリ303は入力作業
に伴う情報を主として、設定画面の描画作成に必要なデ
ータ等を記憶する。
【0039】本実施例のデフォルト提供装置の動作を説
明する。ここでは図3に示した画面装置301に表示さ
れる図1で示した入力設定画面を例として説明する。
【0040】使用者は、図1で示される全ての入力項目
に対して任意の順序で値をキーボードまたはポインティ
ングデバイスを用いて入力する。文字入力フィールド1
01,102,103では各入力フィールドにおいてリ
ターンキーが押された時点で当該フィールドでの入力が
確定したと見做す。選択入力フィールド104ではマウ
スのボタンクリックにより選択候補のうちいずれかを指
定した時点で値が確定したと見做す。
【0041】初期状態においては、各入力フィールドに
本実施例により妥当と判断したデフォルト値が予め表示
される(105の“abc”、106の“あいう”、1
07の“ABC”、108の候補“1”の反転表示)。
さらに本実施例により妥当と判断した入力フィールドの
選択にもとづいて、現在の入力フォーカスがどの入力フ
ィールドにあるかが示される(入力フィールド105の
二重枠線表示)。入力作業中は、使用者が入力フィール
ド上で入力を確定すると、本実施例により「次の入力フ
ィールド」を判断、入力フォーカスを当該入力フィール
ドに移動し、使用者に入力を促す。全入力フィールドに
値をセットするか、決定ボタンが押すまで順次繰り返
す。入力途中で決定ボタンを押せば、その時点でセット
された値およびデフォルト値が設定される。
【0042】設定画面下部にある取消ボタンを押すと使
用者が本設定画面を開いてから当該ボタンを押すまでに
入力フィールドに対し設定した値は全て無効となり、初
期状態に戻る。また、決定ボタンを押すと、入力フィー
ルドに対しセットした値を有効なパラメータとしてアプ
リケーションの処理系に渡し、設定画面を終了する。
【0043】図4〜図8は本実施例における設定履歴保
持部で管理する情報の一例を示すものである。本実施例
では情報は「表(テーブル)」の形で管理する。
【0044】図4は、「設定画面別入力フィールド数情
報テーブル」であり、アプリケーションが持つ設定画面
と各設定画面に存在する入力フィールド数を管理する。
例えば設定画面YYYは画面ID=02であり、入力フ
ィールド数10であることを示す。
【0045】図5は「入力フィールド属性情報テーブ
ル」であり、各設定画面の全ての入力フィールドの画面
ID,入力フィールド名称,フィールドID,特記事項
を管理する。各入力フィールドは(画面ID,フィール
ドID)の組合せにより全設定画面内でユニークに決定
することができる。
【0046】図6の「入力操作手順履歴情報テーブル」
では各設定画面ごとに、使用者の入力フィールドの選択
順序の履歴を管理する。管理情報として、操作が行われ
た日付,設定画面ID,選択順番ごとの入力フィール
ド、そして操作全体をユニークに示す操作IDがある。
例えば操作ID=02は、95/02/15にXXX設
定画面に対して、入力フィールドを(4)→(2)→
(3)→(1)(図1の108→106→107→10
5)の順序で確定したことを示す。また当該テーブルで
は、テーブル作成時に予め各設定画面ごとに初期値エン
トリを1つ登録しておく(いわゆるデフォルトのための
デフォルトであり、図6では操作ID=00のエントリ
が相当する)。
【0047】図7の「入力フィールド別入力値履歴情報
テーブル」では特定の操作IDにおける各入力フィール
ドの実際の入力値を履歴管理する。例えばエントリ70
1は操作ID=01において、即ち95/01/10
に、画面ID=01(XXX設定画面)における入力フ
ィールド(1)(図1の105)に対して“abc”と
いう値が入力されたことを示す。また当該テーブルでは
図6のテーブル同様、デフォルトのためのデフォルトと
して、テーブル作成時に予め各入力フィールドに対し
て、初期値エントリを与えておく(図7では操作ID=
00に対応する4エントリ群が相当する)。
【0048】また、図8の「今回の入力情報バッファ」
は現在入力作業が行われている画面における入力情報を
示すものであり、一時的なバッファとして使用する。
「今回の入力情報バッファ」内では操作手順と対応する
項目および入力値を持ち、個々の入力フィールドへの値
が確定するたびに情報を追加更新する。バッファ内の情
報は使用者が図1における決定ボタンを押した時点で図
6の「入力操作手順履歴情報テーブル」および図7の
「入力フィールド別入力値履歴情報テーブル」へ追加情
報として登録される。登録完了後バッファ内の情報はク
リアされる。また、バッファ内の情報は取消ボタンを使
用者が押した時点でもクリアされる。図4〜図8の各テ
ーブルで用いるID(画面ID,フィールドID,操作
ID)は簡単に大小関係を判断するために数値を用い
る。
【0049】図9は本実施例におけるデフォルト提供動
作を示すフローチャートである。なおS901〜S91
2は各ステップを示す。まずS901では、これから作
業を行う設定画面内の全ての入力フィールドに対するデ
フォルト値を判断する。S902ではS901の判断結
果にもとづき全ての入力フィールドにデフォルト値を表
示する。S903では、図8の「今回の設定画面入力バ
ッファ」の内容を確認し、当該設定画面内の全ての入力
フィールドに値がセットされているかどうか判別する。
入力すべきフィールドがまだ残されている場合には次の
S904のステップにおいて、次に入力すべきフィール
ドを判断する。その後、S905において判断結果とし
て得られた入力フィールドに入力フォーカスを移動す
る。また、S903において既に全ての入力フィールド
に値がセットされていると判断された場合には、S90
4およびS905のステップは実行しない。
【0050】次のS906でイベント待ちループに入
る。S907では、決定ボタン110押されたかどうか
を判別する。決定ボタン110が押された場合には、押
された時点における図8の「今回の入力情報バッファ」
内の情報をもとに設定履歴保持部の情報を追加更新し
(S908)、設定画面を終了する。S909では、取
消ボタン109が押されたかどうかを判別する。取消ボ
タン109が押された場合には入力情報バッファをクリ
アし、ステップS901に戻る。S911では、使用者
が入力を確定したかどうかを判別する。入力が確定して
いない場合にはステップS906のイベント待ちループ
へ戻る。入力が確定した場合には、S912において、
今回の入力情報(即ち、操作順序,入力フィールド,入
力値)を図8の「今回の入力情報バッファ」にバッファ
リングする。その後、ステップS903へ戻る。
【0051】図10は本実施例における「次の入力フィ
ールドを判別する(図9におけるステップS904)」
のフローチャートである。なおS1001〜S1105
は各ステップを示す。まず、S1001で、入力順序を
判断するための変数jを用意し、図8の「今回の入力情
報バッファ」から現在の入力順序を求め、当該順序によ
りjを初期化する。S1002ではjの値が1かどう
か、即ち当該設定画面において最初の入力操作である
か、2番目以降の操作であるかを判別する。j=1即ち
最初の入力操作の場合には、S1003において図6の
「入力操作手順履歴情報テーブル」情報から当該設定画
面の画面IDを含むエントリ群を抽出し、当該エントリ
群の「1番目入力」列に対し、最も出現頻度の高い入力
フィールドを1番目に使用者に入力を促す入力フィール
ドとして求める(S1003)。j=1でない場合に
は、S1004において図8の「今回の入力情報バッフ
ァ」を参照し、現在の入力状況(順序,入力フィール
ド,入力値)を獲得する。S1005では、S1004
で得た現在の入力状況(順序,入力フィールド)の全て
のエントリを条件として満たすエントリ群を「入力操作
手順履歴情報テーブル」から抽出する。例えば、現在の
入力状況に(順序=1,フィールドID=02)(順序
=2,フィールドID=01)の2つのエントリが存在
している場合には、図6の「入力操作手順履歴情報テー
ブル」の「当該設定画面に関するエントリ群のうち、1
番目入力=02かつ2番目入力=01」の条件を満たす
エントリ群を抽出する。条件を満たすエントリが存在し
ない場合には未入力のフィールドのうちフィールドID
が小さいものをj番目の入力フィールドとする。エント
リが存在する場合には、当該エントリの「j番目入力」
列に対し最も出現頻度の高い入力フィールドをj番目の
入力フィールドとして求める。このようにして、現在の
入力状況に整合したデフォルト操作を提供する。
【0052】図11は本実施例における「入力フィール
ドに対するデフォルト値を判断する(図9におけるステ
ップS901)」のフローチャートである。なおS11
01〜S1107は各ステップを示す。まず、S110
1では現在の設定画面においてデフォルト値の判断処理
の対象となる全入力フィールドのフィールドIDと総数
を図4の「設定画面別入力フィールド数情報テーブル」
および図5の「入力フィールド属性情報テーブル」から
獲得する。S1102では、変数mおよびnを用意し、
mにはS1101で求めた全入力フィールド数をセット
する。nは処理したフィールド数をカウントするために
使用しn=0で初期化しておく。S1102では、nの
値とmの値の大小関係を判断する。n≧m、即ちS11
01で求めた処理対象入力フィールドのうち処理すべき
入力フィールドが残っていない場合には、終了する。n
<m即ちS1101で求めた処理対象入力フィールドの
うち未処理の入力フィールドが存在する場合には、S1
104において未処理の入力フィールドを1つ選択す
る。次にS1105で図7の「入力フィールド別入力値
履歴情報テーブル」から、S1104で選択した入力フ
ィールドを条件として満たすエントリを抽出する。次に
S1106においてS1105で抽出したエントリの
「入力値」に対し最も出現頻度の高い入力値を求め、こ
れを使用者に提供するデフォルト値として出力する。S
1107においてnの値を1増やし、S1103に戻
る。
【0053】以上説明したように、本実施例によれば、
使用者は設定画面に表示されるデフォルト操作,デフォ
ルト値を参照し、快適に効率よく設定作業を行うことが
できる。
【0054】(実施例の変形)前記実施例では、図9で
説明したように、特定の設定画面内における全ての入力
フィールドに値が一度セットされてしまえば、その後の
入力操作に関する情報は履歴情報として扱わず除外して
いる。しかし、決定ボタンが押されるまでの全ての入力
情報を「今回の入力情報バッファ」にバッファリングし
ておき、決定ボタンが押された時に再度有効な当該設定
画面における操作手順履歴および入力値を求め直し、そ
の後設定履歴保持部に登録することも可能である。
【0055】また、実施例の図11「デフォルト値判断
処理」のうち、ステップS1106では、S1105で
得たエントリ全てをデフォルト値判断のための対象とし
ている。そして当該エントリの「入力値」情報のうち、
出現頻度の最も高いものをデフォルト値として出力して
いる。
【0056】しかしステップS1106では、その他の
デフォルト値判断手法として以下も考えられる。
【0057】a.まずS1105で得たエントリを日付
順でソートする。日付順でソートした結果を受けて、現
時点よりもある一定期間以上古いエントリについてはデ
フォルト値を判断するためのエントリから削除し、残さ
れたエントリを新たなデフォルト値判断のためのエント
リとする。但し、予め初期値として登録したエントリ
(デフォルトのためのデフォルト)は削除の対象としな
い。
【0058】b.また、前記aでデフォルト値判断のた
めの新たな候補となったエントリが複数存在する場合に
は、すぐに最高出現頻度入力値を求めず以下によりデフ
ォルト値を求めることもできる。
【0059】まず、日付順でソートされたエントリの最
近2回の入力値を求める(2回以上であっても構わな
い)。当該入力値が同一値の場合には、使用者が次に入
力すると予想される最も可能性の高い値と判断し、当該
入力値をデフォルト値として出力する。同一値でない場
合には、当該エントリ全てを対象として最高出現頻度入
力値を求め、これをデフォルト値として出力する。また
異なる最高出現頻度入力値が複数存在する場合には最近
の入力値をデフォルト値として出力する。
【0060】また、前記bで説明したデフォルト値の判
断手法はデフォルト操作の提供手法にも拡張することが
可能である。
【0061】また、前記実施例では同一設定画面内の複
数入力フィールド間の移動を説明したが、複数設定画面
における入力フィールドの移動に拡張することも可能で
ある。
【0062】また、前記実施例で述べた手法では、「設
定履歴保持部」(図2の201)のデータは図4〜図8
で説明したように全ての設定画面および全ての入力フィ
ールドに関する設定履歴情報を集中管理することを前提
としているが、各設定画面自身および入力フィールド自
身に付属情報として操作手順履歴や入力値履歴などの履
歴情報を持たせ、分散管理する手法も可能である。
【0063】また、前記実施例では履歴情報における時
間の流れを「日付」で区切ってあるが、「日付」に「時
/分/秒」の情報を付加し、同じ日に行った複数の入力
操作を細かく分けて管理することも可能である。
【0064】また、前記実施例では履歴情報において
「操作手順」や「入力値」が同一手順または同一値を示
す情報であっても全て異なる履歴情報として管理してい
るが、操作手順のパターン別や入力値別に頻度のみを管
理し、操作履歴保持部のデータの冗長性を少なくするこ
とも可能である。
【0065】また、前記実施例では使用者に提供する入
力値のデフォルトを1つとしているが、「デフォルト決
定部」(図2の202)において優先度順に複数求めて
おき、当該デフォルト値を優先度順に使用者に提供する
ことも可能である。具体的な提供方法の例としては設定
画面内に「次デフォルトボタン」を用意し、使用者がボ
タンを押すたびに当該入力フィールドに対するデフォル
ト値の次候補を順次表示する方法も可能である。また
「次デフォルトボタンを押す」代わりに入力フィールド
において特定のキーボード操作(コントロールキーを押
しながら“N”キーを押すなど)を用いて順次次候補を
入力フィールドに表示していく方法も可能である。さら
には、マウスのダブルクリック操作やメニューによる候
補表示なども可能である。
【0066】また、前記実施例では設定画面が開かれた
時点で全ての入力フィールドに対する入力値のデフォル
トを求め表示しているが、使用者が入力フィールドを選
択した時点で当該入力フィールドに対するデフォルトの
入力値を求め表示することも可能である。
【0067】また、履歴情報を使用者ごとに異なる場所
に保存しておくことにより、使用者ごとの使用環境に合
わせたデフォルトを提供することも可能である。
【0068】また、前記実施例では設定履歴情報を登録
するための「設定履歴登録部」(図2の204)は追加
更新機能のみであるが、履歴情報のクリア等のために
「設定履歴登録部」に履歴情報の一部削除や全削除等の
機能を与えることも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用者に対して複数の設定入力を求めるアプリケーショ
ンにおいて、入力フィールド間の移動に対する妥当性の
高い既定操作と入力フィールドに対する妥当性の高い既
定値を、使用者に負担を強いることなく自動的に使用者
に提供するため、効率的に設定作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例における設定画面を示す図
【図2】 本発明の概略的な説明図
【図3】 実施例の構成を示すブロック図
【図4】 設定画面別入力フィールド数情報テーブルを
示す図
【図5】 入力フィールド属性情報テーブルを示す図
【図6】 入力操作手順履歴情報テーブルを示す図
【図7】 入力フィールド別入力値履歴情報テーブルを
示す図
【図8】 今回の設定画面入力情報バッファの内容を示
す図
【図9】 実施例の動作を示すフローチャート
【図10】 実施例の動作を示すフローチャート
【図11】 実施例の動作を示すフローチャート
【図12】 従来例の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
201 設定履歴保持部 202 デフォルト決定部 203 表示入力部 204 設定履歴登録部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力フィールド間における操作手
    順の設定履歴と入力フィールドに対する入力値の設定履
    歴を保持する設定履歴保持手段と、この設定履歴保持手
    段の情報をもとにデフォルト操作およびデフォルト値を
    決定するデフォルト決定手段と、このデフォルト決定手
    段で決定したデフォルト操作およびデフォルト値を表示
    する設定画面表示手段と、この設定画面表示手段で行っ
    た、複数の入力フィールド間における操作手順および入
    力フィールドに対する入力値をもとに前記設定履歴保持
    手段の情報を更新する設定履歴登録手段とを備えたこと
    を特徴とするデフォルト提供装置。
  2. 【請求項2】 設定履歴保持手段は、入力フィールドを
    有する設定画面および個々の入力フィールドに付属する
    ものであることを特徴とする請求項1記載のデフォルト
    入力装置。
  3. 【請求項3】 デフォルト決定手段は、設定履歴保持手
    段の情報のうち一定期間以上古いデータを無効とするも
    のであることを特徴とする請求項1記載のデフォルト提
    供装置。
  4. 【請求項4】 デフォルト決定手段は、設定履歴保持手
    段の情報のうち、最近数回の情報によりデフォルト操作
    およびデフォルト値を決定するものであることを特徴と
    する請求項1記載のデフォルト提供装置。
  5. 【請求項5】 設定履歴保持手段は、設定画面における
    操作,入力の全ての情報を一時保存するバッファを有
    し、デフォルト値決定手段は、このバッファの情報を参
    照するものであることを特徴とする請求項1記載のデフ
    ォルト提供装置。
  6. 【請求項6】 設定履歴保持手段は、履歴情報を使用者
    ごとに分散管理するものであることを特徴とする請求項
    1記載のデフォルト提供装置。
  7. 【請求項7】 設定履歴保持手段は、履歴情報を年,
    月,日,時,分,秒の適宜の区切りで管理するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のデフォルト提供装
    置。
  8. 【請求項8】 設定履歴登録手段は、履歴情報の削除機
    能を有するものであることを特徴とするデフォルト提供
    装置。
  9. 【請求項9】 複数の入力フィールド間における操作手
    順は、設定画面間の操作手順も含むものであることを特
    徴とする請求項1記載のデフォルト提供装置。
  10. 【請求項10】 設定履歴保持手段は、設定履歴のない
    状態におけるデフォルト操作およびデフォルト値を有す
    るものであることを特徴とする請求項1記載のデフォル
    ト提供装置。
  11. 【請求項11】 デフォルト決定手段は、各操作手順,
    各入力値に夫々複数のデフォルト操作,デフォルト値を
    決定するものであることを特徴とする請求項1記載のデ
    フォルト提供装置。
  12. 【請求項12】 複数の入力フィールド間における操作
    手順の設定履歴と入力フィールドに対する入力値の設定
    履歴を準備するステップと、前記操作手順の設定履歴と
    前記入力値の設定履歴にもとづいてデフォルト操作およ
    びデフォルト値を決定するステップと、前記デフォルト
    操作およびデフォルト値を設定画面に表示するステップ
    とを備えたことを特徴とするデフォルト提供方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のデフォルト提供方法
    を実現するためのプログラムを格納したことを特徴とす
    る記憶媒体。
JP5627897A 1997-03-11 1997-03-11 デフォルト提供装置,方法および記憶媒体 Withdrawn JPH10254665A (ja)

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