JPH10254097A - 使い切りカメラ - Google Patents
使い切りカメラInfo
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- JPH10254097A JPH10254097A JP6035997A JP6035997A JPH10254097A JP H10254097 A JPH10254097 A JP H10254097A JP 6035997 A JP6035997 A JP 6035997A JP 6035997 A JP6035997 A JP 6035997A JP H10254097 A JPH10254097 A JP H10254097A
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 39
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 4
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラッシュ内蔵型の安価な使い切りカメラに
関し、フラッシュを発光させるためのフラッシュ発光用
コンデンサへの電力供給を所定の時間が経過すると自動
で停止する機能を備えた使い切りカメラを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 フラッシュ発光用コンデンサ2Aを充電
するための充電回路4と電源3との間に、第1,第2ト
ランジスタ7,9と少数個の回路部品で簡単に構成でき
る所定の時間が経過すると自動的にOFFするタイマー
回路6を付加することにより、電源3からのフラッシュ
発光用コンデンサ2Aへの電力供給を所定の時間後に自
動的に停止させることができる使い切りカメラを安価に
得ることができる。
関し、フラッシュを発光させるためのフラッシュ発光用
コンデンサへの電力供給を所定の時間が経過すると自動
で停止する機能を備えた使い切りカメラを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 フラッシュ発光用コンデンサ2Aを充電
するための充電回路4と電源3との間に、第1,第2ト
ランジスタ7,9と少数個の回路部品で簡単に構成でき
る所定の時間が経過すると自動的にOFFするタイマー
回路6を付加することにより、電源3からのフラッシュ
発光用コンデンサ2Aへの電力供給を所定の時間後に自
動的に停止させることができる使い切りカメラを安価に
得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュ内蔵型
の安価な使い切りカメラに関するものである。
の安価な使い切りカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型・低価格化が進
み、カメラも操作が簡単で安価な使い切りカメラが普及
している。
み、カメラも操作が簡単で安価な使い切りカメラが普及
している。
【0003】そして、この使い切りカメラは、暗い場所
でも写真撮影が可能なようにフラッシュ内蔵型が主流に
なりつつあり、さらに持ち運びを容易にするための小型
化および低価格化への要望も高まってきているものであ
った。
でも写真撮影が可能なようにフラッシュ内蔵型が主流に
なりつつあり、さらに持ち運びを容易にするための小型
化および低価格化への要望も高まってきているものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のフラッシュ内蔵型の使い切りカメラにおいては、フラ
ッシュ部の発光部を発光させるために装着されるフラッ
シュ発光用コンデンサを充電する電源として電池を使用
しているが、小型化および低価格化に対応するために、
フラッシュ発光用コンデンサへの電力供給を自動で停止
する機能を付加し難く、フラッシュ発光用コンデンサに
常に充電し続けるように構成すると電池がすぐに消費す
るとともに、写真撮影の際にフラッシュが常に発光する
ためフラッシュ撮影禁止場所で写真撮影がし難いという
課題があった。
のフラッシュ内蔵型の使い切りカメラにおいては、フラ
ッシュ部の発光部を発光させるために装着されるフラッ
シュ発光用コンデンサを充電する電源として電池を使用
しているが、小型化および低価格化に対応するために、
フラッシュ発光用コンデンサへの電力供給を自動で停止
する機能を付加し難く、フラッシュ発光用コンデンサに
常に充電し続けるように構成すると電池がすぐに消費す
るとともに、写真撮影の際にフラッシュが常に発光する
ためフラッシュ撮影禁止場所で写真撮影がし難いという
課題があった。
【0005】これを改善する手段として、フラッシュ発
光用コンデンサへの電力供給の開始と停止を手動操作に
より切換える機構を備えた使い切りカメラが考案されて
はいるが、その切換え操作を忘れることも多く、根本的
な解決手段にはなっていなかった。
光用コンデンサへの電力供給の開始と停止を手動操作に
より切換える機構を備えた使い切りカメラが考案されて
はいるが、その切換え操作を忘れることも多く、根本的
な解決手段にはなっていなかった。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、フラッシュ発光用コンデンサへの電力供給
を所定の時間が経過すると自動で停止する機能を備えた
使い切りカメラを安価に提供することを目的とするもの
である。
ものであり、フラッシュ発光用コンデンサへの電力供給
を所定の時間が経過すると自動で停止する機能を備えた
使い切りカメラを安価に提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の使い切りカメラは、フラッシュ発光用コンデ
ンサを充電するための充電回路と電源との間に所定の時
間が経過すると自動的にOFFするタイマー回路を設
け、このタイマー回路をトランジスタ2個と少数個の回
路部品で構成したものである。
に本発明の使い切りカメラは、フラッシュ発光用コンデ
ンサを充電するための充電回路と電源との間に所定の時
間が経過すると自動的にOFFするタイマー回路を設
け、このタイマー回路をトランジスタ2個と少数個の回
路部品で構成したものである。
【0008】この本発明により、電源からのフラッシュ
発光用コンデンサへの電力供給を所定の時間後に自動的
に停止させることができる使い切りカメラを得ることが
できる。
発光用コンデンサへの電力供給を所定の時間後に自動的
に停止させることができる使い切りカメラを得ることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外装筐体の中にレンズ部、シャッター部、フィル
ム、フィルム巻取部、フラッシュ部およびフラッシュ部
を駆動させるための電源を組み込んだ使い切りカメラに
おいて、上記フラッシュ部を、フラッシュ発光用コンデ
ンサを備えた発光部と、上記電源と電気的に接続されて
フラッシュ発光用コンデンサに充電を行う充電回路と、
その充電開始を制御するためのフラッシュスイッチと、
フラッシュスイッチが押された後に所定の時間が経過す
ると電源と充電回路との電気的な接続を切り離すことに
よりフラッシュ発光用コンデンサへの充電を停止させる
タイマー回路からなる構成としたものであり、電源であ
る電池からのフラッシュ発光用コンデンサへの電力供給
を所定時間のみとしたため、無駄な電力消費が無くなっ
て電池の使用期間を長く保証でき、さらに、その充電時
間以外ではフラッシュ発光部が発光しない状態になるた
め、フラッシュ撮影禁止場所において使い切りカメラが
使い易くなるという作用を有する。
は、外装筐体の中にレンズ部、シャッター部、フィル
ム、フィルム巻取部、フラッシュ部およびフラッシュ部
を駆動させるための電源を組み込んだ使い切りカメラに
おいて、上記フラッシュ部を、フラッシュ発光用コンデ
ンサを備えた発光部と、上記電源と電気的に接続されて
フラッシュ発光用コンデンサに充電を行う充電回路と、
その充電開始を制御するためのフラッシュスイッチと、
フラッシュスイッチが押された後に所定の時間が経過す
ると電源と充電回路との電気的な接続を切り離すことに
よりフラッシュ発光用コンデンサへの充電を停止させる
タイマー回路からなる構成としたものであり、電源であ
る電池からのフラッシュ発光用コンデンサへの電力供給
を所定時間のみとしたため、無駄な電力消費が無くなっ
て電池の使用期間を長く保証でき、さらに、その充電時
間以外ではフラッシュ発光部が発光しない状態になるた
め、フラッシュ撮影禁止場所において使い切りカメラが
使い易くなるという作用を有する。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、回路内に蓄積できる所定のエネルギー量
を超えた際に、その超えたエネルギーを入力するように
設けられた第1トランジスタと、第1トランジスタに直
列に接続され、電源からの入力が所定のエネルギー値を
超えた時のみ第1トランジスタに通電して第1トランジ
スタを動作させる第2トランジスタによりタイマー回路
を構成したものであり、このタイマー回路はトランジス
タ2個を基本として組み合わせた簡素な回路で小さく安
価に構成できるため、使い切りカメラの限られたスペー
ス内に容易に取付けることができるという作用を有す
る。
発明において、回路内に蓄積できる所定のエネルギー量
を超えた際に、その超えたエネルギーを入力するように
設けられた第1トランジスタと、第1トランジスタに直
列に接続され、電源からの入力が所定のエネルギー値を
超えた時のみ第1トランジスタに通電して第1トランジ
スタを動作させる第2トランジスタによりタイマー回路
を構成したものであり、このタイマー回路はトランジス
タ2個を基本として組み合わせた簡素な回路で小さく安
価に構成できるため、使い切りカメラの限られたスペー
ス内に容易に取付けることができるという作用を有す
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、タイマー回路の第1トランジスタにNP
N形、第2トランジスタにPNP形を用いて、第1トラ
ンジスタのコレクタを第2トランジスタのベースに接続
した構成のものであり、フラッシュ発光用コンデンサを
充電する充電回路を駆動するために必要な電流は、約1
/{(第1トランジスタの直流増幅率hFE1)*(第2
トランジスタの直流増幅率hFE2)}で表記できる第1
トランジスタのベース電流で済むため、タイマー回路に
おける消費電力が極力低減できるという作用を有する。
発明において、タイマー回路の第1トランジスタにNP
N形、第2トランジスタにPNP形を用いて、第1トラ
ンジスタのコレクタを第2トランジスタのベースに接続
した構成のものであり、フラッシュ発光用コンデンサを
充電する充電回路を駆動するために必要な電流は、約1
/{(第1トランジスタの直流増幅率hFE1)*(第2
トランジスタの直流増幅率hFE2)}で表記できる第1
トランジスタのベース電流で済むため、タイマー回路に
おける消費電力が極力低減できるという作用を有する。
【0012】以下、本発明の一実施の形態について図1
を用いて説明する。なお、使い切りカメラの外装筐体の
中に組み込まれるレンズ部、シャッター部、フィルム、
フィルム巻取部については、通常の使い切りカメラに取
付けられる構成と同じであるため説明を省略し、以下に
はフラッシュ部およびフラッシュ部を駆動させるための
電源についてのみ詳細に説明する。
を用いて説明する。なお、使い切りカメラの外装筐体の
中に組み込まれるレンズ部、シャッター部、フィルム、
フィルム巻取部については、通常の使い切りカメラに取
付けられる構成と同じであるため説明を省略し、以下に
はフラッシュ部およびフラッシュ部を駆動させるための
電源についてのみ詳細に説明する。
【0013】図1(a)は同実施の形態による使い切り
カメラのフラッシュ部およびフラッシュ部を駆動させる
ための電源のブロック図、同(b)は同要部であるタイ
マー回路の回路図である。
カメラのフラッシュ部およびフラッシュ部を駆動させる
ための電源のブロック図、同(b)は同要部であるタイ
マー回路の回路図である。
【0014】同図において、フラッシュ部1は所定のエ
ネルギー、すなわち電力を溜めるフラッシュ発光用コン
デンサ2Aを備えた発光部2と、上記フラッシュ発光用
コンデンサ2Aを充填するために電源3である電池等と
電気的に接続された充電回路4と、写真の撮影者が上記
フラッシュ発光用コンデンサ2Aへの充電開始を手元操
作により指示するために装着されたフラッシュスイッチ
5と、フラッシュスイッチ5の操作後に所定の時間が経
過した後に充電回路4への電力供給を停止させるタイマ
ー回路6から構成されているものである。
ネルギー、すなわち電力を溜めるフラッシュ発光用コン
デンサ2Aを備えた発光部2と、上記フラッシュ発光用
コンデンサ2Aを充填するために電源3である電池等と
電気的に接続された充電回路4と、写真の撮影者が上記
フラッシュ発光用コンデンサ2Aへの充電開始を手元操
作により指示するために装着されたフラッシュスイッチ
5と、フラッシュスイッチ5の操作後に所定の時間が経
過した後に充電回路4への電力供給を停止させるタイマ
ー回路6から構成されているものである。
【0015】このフラッシュ部1の動作は、撮影者がフ
ラッシュスイッチ5をON状態にすると、タイマー回路
6がON状態となるとともに充電回路4がON状態とな
り、電源3から充電回路4を介して発光部2に装着され
たフラッシュ発光用コンデンサ2Aに電力供給を始め、
発光部2を発光させるために必要な電力がフラッシュ発
光用コンデンサ2Aに充電され、所定の時間が経過する
と、タイマー回路6がOFF状態となり、それに伴い充
電回路4がOFF状態となり電源3と充電回路4との電
気的接続が切り離されてフラッシュ発光用コンデンサ2
Aへの充電が停止するようになっており、上記発光部2
はシャッタースイッチ(図示せず)の操作と同時に作動
するように制御されている。
ラッシュスイッチ5をON状態にすると、タイマー回路
6がON状態となるとともに充電回路4がON状態とな
り、電源3から充電回路4を介して発光部2に装着され
たフラッシュ発光用コンデンサ2Aに電力供給を始め、
発光部2を発光させるために必要な電力がフラッシュ発
光用コンデンサ2Aに充電され、所定の時間が経過する
と、タイマー回路6がOFF状態となり、それに伴い充
電回路4がOFF状態となり電源3と充電回路4との電
気的接続が切り離されてフラッシュ発光用コンデンサ2
Aへの充電が停止するようになっており、上記発光部2
はシャッタースイッチ(図示せず)の操作と同時に作動
するように制御されている。
【0016】上記のように構成されたフラッシュ部1の
タイマー回路6について、図1(b)の回路図を用いて
以下に詳しく説明する。
タイマー回路6について、図1(b)の回路図を用いて
以下に詳しく説明する。
【0017】このタイマー回路6の構成は、第1トラン
ジスタ7のエミッタはグランドに、コレクタは第1抵抗
8を介してPNP形の第2トランジスタ9のベースに接
続され、第2トランジスタ9のコレクタ、エミッタは充
電回路4の接続部4A,4Bに接続されている。
ジスタ7のエミッタはグランドに、コレクタは第1抵抗
8を介してPNP形の第2トランジスタ9のベースに接
続され、第2トランジスタ9のコレクタ、エミッタは充
電回路4の接続部4A,4Bに接続されている。
【0018】そして、第1トランジスタ7のベースは、
第2抵抗10を介して第3抵抗11とコンデンサ12の
一端側に接続され、コンデンサ12の他端はグランド
に、第3抵抗11の他端は、撮影者が上記充電回路4に
充電開始を手元操作するためのフラッシュスイッチ5に
接続され、フラッシュスイッチ5の他端は電源3に接続
されている。
第2抵抗10を介して第3抵抗11とコンデンサ12の
一端側に接続され、コンデンサ12の他端はグランド
に、第3抵抗11の他端は、撮影者が上記充電回路4に
充電開始を手元操作するためのフラッシュスイッチ5に
接続され、フラッシュスイッチ5の他端は電源3に接続
されている。
【0019】このとき、第3抵抗11とコンデンサ12
とで第1時定数回路13を、また第2抵抗10とコンデ
ンサ12とで第2時定数回路14を構成しており、この
第1時定数回路13の時定数τ1は、τ1=(コンデン
サ12の容量値*第3抵抗11の抵抗値)で表されるた
め、フラッシュスイッチ5のONする短い時間でも十分
にコンデンサ12に電荷が溜まるように、コンデンサ1
2の容量は49μF、第3抵抗11は10Ωとして時定
数τ1は0.49msecに設定している。
とで第1時定数回路13を、また第2抵抗10とコンデ
ンサ12とで第2時定数回路14を構成しており、この
第1時定数回路13の時定数τ1は、τ1=(コンデン
サ12の容量値*第3抵抗11の抵抗値)で表されるた
め、フラッシュスイッチ5のONする短い時間でも十分
にコンデンサ12に電荷が溜まるように、コンデンサ1
2の容量は49μF、第3抵抗11は10Ωとして時定
数τ1は0.49msecに設定している。
【0020】このとき、フラッシュスイッチ5に流れる
インラッシュ電流I1は、インラッシュ電流=(電源3
の電圧値)/(電源3のインピーダンス+第3抵抗11
の抵抗値)で表され、このインラッシュ電流I1がフラ
ッシュスイッチ5のインラッシュ電流定格値以下であれ
ば第3抵抗11は無くしても良いものである。
インラッシュ電流I1は、インラッシュ電流=(電源3
の電圧値)/(電源3のインピーダンス+第3抵抗11
の抵抗値)で表され、このインラッシュ電流I1がフラ
ッシュスイッチ5のインラッシュ電流定格値以下であれ
ば第3抵抗11は無くしても良いものである。
【0021】上記構成のタイマー回路6の動作を説明す
ると、フラッシュスイッチ5がONになると、コンデン
サ12に電荷が溜まり、第1トランジスタ7のベースと
エミッタ間の電圧差が所定値以上になると、第1トラン
ジスタ7が動作し、それに伴って、第2トランジスタ9
のベースとグランド間が導通し、充電回路4と接続され
た第2トランジスタ9のエミッタとベース間の電圧差が
所定値以上になると第2トランジスタ9が動作可能状態
となって、第2トランジスタ9のエミッタとコレクタ間
に電流I2が流れて、充電回路4の接続部4A,4B間
を電気的に接続するものとなっており、この状態におい
て充電回路4を介して発光部2のフラッシュ発光用コン
デンサ2Aに充電できるようになっている。
ると、フラッシュスイッチ5がONになると、コンデン
サ12に電荷が溜まり、第1トランジスタ7のベースと
エミッタ間の電圧差が所定値以上になると、第1トラン
ジスタ7が動作し、それに伴って、第2トランジスタ9
のベースとグランド間が導通し、充電回路4と接続され
た第2トランジスタ9のエミッタとベース間の電圧差が
所定値以上になると第2トランジスタ9が動作可能状態
となって、第2トランジスタ9のエミッタとコレクタ間
に電流I2が流れて、充電回路4の接続部4A,4B間
を電気的に接続するものとなっており、この状態におい
て充電回路4を介して発光部2のフラッシュ発光用コン
デンサ2Aに充電できるようになっている。
【0022】このとき、第2トランジスタ9のコレクタ
とエミッタが、第2トランジスタ9のON状態のコレク
タ・エミッタ飽和電圧(VCE(sat)を確保できるように
構成された充電回路4に接続されている場合には、第1
抵抗8は無くしても良いものである。
とエミッタが、第2トランジスタ9のON状態のコレク
タ・エミッタ飽和電圧(VCE(sat)を確保できるように
構成された充電回路4に接続されている場合には、第1
抵抗8は無くしても良いものである。
【0023】そして、コンデンサ12が第1トランジス
タ7を介して放電し、第1トランジスタ7のベースとエ
ミッタ間の電圧差が所定値以下になると、第1トランジ
スタ7がOFF状態になり、それと同時に第2トランジ
スタ9もOFF状態になるため、充電回路4の接続部4
A,4B間が分離され、これにより充電回路4の機能を
停止させて発光部2のフラッシュ発光用コンデンサ2A
への充電を停止させるものである。
タ7を介して放電し、第1トランジスタ7のベースとエ
ミッタ間の電圧差が所定値以下になると、第1トランジ
スタ7がOFF状態になり、それと同時に第2トランジ
スタ9もOFF状態になるため、充電回路4の接続部4
A,4B間が分離され、これにより充電回路4の機能を
停止させて発光部2のフラッシュ発光用コンデンサ2A
への充電を停止させるものである。
【0024】なお、上記構成のタイマー回路6では、充
電回路4を動作させるために必要な第2トランジスタ9
のエミッタとコレクタ間の電流I2は、約1/{(第1
トランジスタ7の直流増幅率hFE1)*(第2トランジ
スタ9の直流増幅率hFE2)}で済むため、タイマー回
路6のON状態時の消費電力が極力低減でき、電源3で
ある電池の電力を無駄に消費することがないものであ
る。
電回路4を動作させるために必要な第2トランジスタ9
のエミッタとコレクタ間の電流I2は、約1/{(第1
トランジスタ7の直流増幅率hFE1)*(第2トランジ
スタ9の直流増幅率hFE2)}で済むため、タイマー回
路6のON状態時の消費電力が極力低減でき、電源3で
ある電池の電力を無駄に消費することがないものであ
る。
【0025】また、フラッシュスイッチ5をONした後
のタイマー回路6がON状態となる所定時間の長さは、
第2時定数回路14の時定数τ2=(コンデンサ12の
容量値*第2抵抗10の抵抗値)の値を変えることによ
り自由に設定できるものである。
のタイマー回路6がON状態となる所定時間の長さは、
第2時定数回路14の時定数τ2=(コンデンサ12の
容量値*第2抵抗10の抵抗値)の値を変えることによ
り自由に設定できるものである。
【0026】更に、上記実施の形態では、PNP形とN
PN形のトランジスタによりタイマー回路6を構成した
例を説明したが、その他の組合わせとしても良いし、ト
ランジスタにFET(電界効果トランジスタ)を用いて
も良いことは勿論である。
PN形のトランジスタによりタイマー回路6を構成した
例を説明したが、その他の組合わせとしても良いし、ト
ランジスタにFET(電界効果トランジスタ)を用いて
も良いことは勿論である。
【0027】このように、タイマー回路6は第1,第2
トランジスタ7,9を基本として少数の回路部品のみで
簡素に小さくかつ安価に構成できるため、低価格の使い
切りカメラの限られたスペース内に十分搭載でき、フラ
ッシュスイッチ5の手元操作によってフラッシュ発光用
コンデンサ2Aへの電力供給を所定時間のみにできるた
め、電池の使用期間が長く保証できるとともに、必要に
応じて写真撮影時にフラッシュを発光させることができ
る使い易い使い切りカメラを得ることができるものであ
る。
トランジスタ7,9を基本として少数の回路部品のみで
簡素に小さくかつ安価に構成できるため、低価格の使い
切りカメラの限られたスペース内に十分搭載でき、フラ
ッシュスイッチ5の手元操作によってフラッシュ発光用
コンデンサ2Aへの電力供給を所定時間のみにできるた
め、電池の使用期間が長く保証できるとともに、必要に
応じて写真撮影時にフラッシュを発光させることができ
る使い易い使い切りカメラを得ることができるものであ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トランジ
スタ2個と少数の回路部品からなる小さく安価に構成で
きるタイマー回路を使い切りカメラ内の限られたスペー
スに取付けることにより、必要に応じてフラッシュ発光
用コンデンサに充電させてフラッシュ撮影をすることが
可能になるとともに、それに伴う消費電力を低減できる
ため、電池寿命を長く保証できるという実用上有利な効
果が得られる。
スタ2個と少数の回路部品からなる小さく安価に構成で
きるタイマー回路を使い切りカメラ内の限られたスペー
スに取付けることにより、必要に応じてフラッシュ発光
用コンデンサに充電させてフラッシュ撮影をすることが
可能になるとともに、それに伴う消費電力を低減できる
ため、電池寿命を長く保証できるという実用上有利な効
果が得られる。
【0029】なお、タイマー回路を付加することによっ
て使い切りカメラの原価のコストアップは否めないが、
電池寿命が長く保証できるため、電池を容量の小さい安
価な電池に置き換えることもでき、このようにすると更
に小型・軽量の使い切りカメラを安価に実現することが
できるものである。
て使い切りカメラの原価のコストアップは否めないが、
電池寿命が長く保証できるため、電池を容量の小さい安
価な電池に置き換えることもでき、このようにすると更
に小型・軽量の使い切りカメラを安価に実現することが
できるものである。
【図1】(a)本発明の一実施の形態による使い切りカ
メラのフラッシュ部およびフラッシュ部を駆動させるた
めの電源のブロック図 (b)同要部であるタイマー回路の回路図
メラのフラッシュ部およびフラッシュ部を駆動させるた
めの電源のブロック図 (b)同要部であるタイマー回路の回路図
1 フラッシュ部 2 発光部 2A フラッシュ発光用コンデンサ 3 電源 4 充電回路 4A,4B 接続部 5 フラッシュスイッチ 6 タイマー回路 7 第1トランジスタ 8 第1抵抗 9 第2トランジスタ 10 第2抵抗 11 第3抵抗 12 コンデンサ 13 第1時定数回路 14 第2時定数回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨野 泰範 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 外装筐体の中にレンズ部、シャッター
部、フィルム、フィルム巻取部、フラッシュ部およびフ
ラッシュ部を駆動させるための電源を組み込んだ使い切
りカメラにおいて、上記フラッシュ部を、フラッシュ発
光用コンデンサを備えた発光部と、上記電源と電気的に
接続されてフラッシュ発光用コンデンサに充電を行う充
電回路と、その充電開始を制御するためのフラッシュス
イッチと、フラッシュスイッチが押された後に所定の時
間が経過すると電源と充電回路との電気的な接続を切り
離すことによりフラッシュ発光用コンデンサへの充電を
停止させるタイマー回路からなる構成とした使い切りカ
メラ。 - 【請求項2】 回路内に蓄積できる所定のエネルギー量
を超えた際に、その超えたエネルギーを入力するように
設けられた第1トランジスタと、第1トランジスタに直
列に接続され、電源からの入力が所定のエネルギー値を
超えた時のみ第1トランジスタに通電して第1トランジ
スタを動作させる第2トランジスタによりタイマー回路
を構成した請求項1記載の使い切りカメラ。 - 【請求項3】 タイマー回路の第1トランジスタにNP
N形、第2トランジスタにPNP形を用いて、第1トラ
ンジスタのコレクタを第2トランジスタのベースに接続
した請求項2記載の使い切りカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035997A JPH10254097A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 使い切りカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035997A JPH10254097A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 使い切りカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254097A true JPH10254097A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13139884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6035997A Pending JPH10254097A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 使い切りカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254097A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6878968B1 (en) | 1999-05-10 | 2005-04-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
EP2256808A2 (en) | 1999-04-30 | 2010-12-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method therof |
EP2259316A2 (en) | 1998-11-25 | 2010-12-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor circuit with TFTs |
EP2362628A1 (en) * | 2010-02-18 | 2011-08-31 | Win How Chen | Single use digital camera |
EP2410567A2 (en) | 1999-04-15 | 2012-01-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electro-optical device and electronic equipment |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6035997A patent/JPH10254097A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2259316A2 (en) | 1998-11-25 | 2010-12-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor circuit with TFTs |
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US7700947B2 (en) | 1999-05-10 | 2010-04-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
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