JPH10252825A - 免震構造 - Google Patents
免震構造Info
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- JPH10252825A JPH10252825A JP9054768A JP5476897A JPH10252825A JP H10252825 A JPH10252825 A JP H10252825A JP 9054768 A JP9054768 A JP 9054768A JP 5476897 A JP5476897 A JP 5476897A JP H10252825 A JPH10252825 A JP H10252825A
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- 101150038956 cup-4 gene Proteins 0.000 description 9
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フリーアクセス床の上に載置される機器の免
震構造に関し、耐震性に優れ、構成が簡単で施工が容易
な免震構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 フリーアクセス床31の上に載置される
機器32の免震構造であって、穴31aが穿設されたフ
リーアクセス床31と、フリーアクセス床31の穴31
aに装着された免震弾性体33と、上端部が機器32に
固定され、下端部が免震弾性体33にて支持された免震
台足34と、機器32に突設されフリーアクセス床31
上で機器32を支える支持脚35とから構成されてい
る。
震構造に関し、耐震性に優れ、構成が簡単で施工が容易
な免震構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 フリーアクセス床31の上に載置される
機器32の免震構造であって、穴31aが穿設されたフ
リーアクセス床31と、フリーアクセス床31の穴31
aに装着された免震弾性体33と、上端部が機器32に
固定され、下端部が免震弾性体33にて支持された免震
台足34と、機器32に突設されフリーアクセス床31
上で機器32を支える支持脚35とから構成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーアクセス床
の上に載置される機器の免震構造に関する。具体的に
は、地震により、機器例えばコンピュータ等で代表され
る電子機器が転倒して壊れたり、これらの機器が大きく
移動して人体や周辺の機器・構造物に衝突することを回
避できる免震構造に関する。
の上に載置される機器の免震構造に関する。具体的に
は、地震により、機器例えばコンピュータ等で代表され
る電子機器が転倒して壊れたり、これらの機器が大きく
移動して人体や周辺の機器・構造物に衝突することを回
避できる免震構造に関する。
【0002】免震構造とは、床の震動をそのまま機器に
伝達せずに震動強度を弱めて伝達し、機器の転倒等を防
ぐ構造である。近年、コンピュータ等の電子機器の普及
に伴い、地震時にこれらの機器の転倒等を確実に防ぐこ
とができる、耐震性に優れた免震構造が強く要望されて
いる。
伝達せずに震動強度を弱めて伝達し、機器の転倒等を防
ぐ構造である。近年、コンピュータ等の電子機器の普及
に伴い、地震時にこれらの機器の転倒等を確実に防ぐこ
とができる、耐震性に優れた免震構造が強く要望されて
いる。
【0003】
【従来の技術】従来の免震構造としては、図7に示すよ
うに、電子機器1の下面の四隅に雄ねじ部2aを用いて
固定されたスライドボルト(支持脚)2と、フリーアク
セス床3上に載置され、すり鉢状の平滑なスライド面4
aにてスライドボルト2の下端を滑動可能に支持するス
ライドカップ4と、スライドカップ4を覆う防塵カバー
5とから構成されたものがある。
うに、電子機器1の下面の四隅に雄ねじ部2aを用いて
固定されたスライドボルト(支持脚)2と、フリーアク
セス床3上に載置され、すり鉢状の平滑なスライド面4
aにてスライドボルト2の下端を滑動可能に支持するス
ライドカップ4と、スライドカップ4を覆う防塵カバー
5とから構成されたものがある。
【0004】上記免震構造において、地震がなくフリー
アクセス床3が静止している平常時では、図7に示すよ
うに、スライドボルト2はスライドカップ4の中央(す
り鉢の最も底の位置)に位置している。
アクセス床3が静止している平常時では、図7に示すよ
うに、スライドボルト2はスライドカップ4の中央(す
り鉢の最も底の位置)に位置している。
【0005】一方、地震が発生してフリーアクセス床3
が横方向に揺れると、スライドカップ4も同方向に動く
が、電子機器1及びスライドボルト2は慣性によりその
位置に留まろうとするため、スライドボルト2の下端と
スライド面4aとの間で滑りが発生し、フリーアクセス
床3の横方向の震動はここで吸収され、電子機器1には
減衰されて伝達される。このため、電子機器1も移動す
ることになるが、その移動量はフリーアクセス床3に比
べて小さくなる。
が横方向に揺れると、スライドカップ4も同方向に動く
が、電子機器1及びスライドボルト2は慣性によりその
位置に留まろうとするため、スライドボルト2の下端と
スライド面4aとの間で滑りが発生し、フリーアクセス
床3の横方向の震動はここで吸収され、電子機器1には
減衰されて伝達される。このため、電子機器1も移動す
ることになるが、その移動量はフリーアクセス床3に比
べて小さくなる。
【0006】この免震構造においては、強い地震の場
合、スライドボルト2とスライドカップ4の相対的な移
動ストロークだけでは震動を吸収できず、図8に示すよ
うに、スライドボルト2がスライドカップ4の内壁に当
接し、その結果、スライドカップ4がフリーアクセス床
3上を摺動し、電子機器1も大きく移動することにな
る。
合、スライドボルト2とスライドカップ4の相対的な移
動ストロークだけでは震動を吸収できず、図8に示すよ
うに、スライドボルト2がスライドカップ4の内壁に当
接し、その結果、スライドカップ4がフリーアクセス床
3上を摺動し、電子機器1も大きく移動することにな
る。
【0007】従来の他の免震構造としては、図9に示す
ように、電子機器1の下面の四隅に雄ねじ部7aを用い
て支持脚(台足)7を固定すると共に、この支持脚7の
下端にゴム足8を履かせたものである。
ように、電子機器1の下面の四隅に雄ねじ部7aを用い
て支持脚(台足)7を固定すると共に、この支持脚7の
下端にゴム足8を履かせたものである。
【0008】このゴム足を用いた免震構造において、地
震が発生してフリーアクセス床3が横方向に揺れた場合
は、地震力はゴム足8によって減衰されて電子機器1に
伝達される。このため、電子機器1も移動することにな
るが、その移動量はフリーアクセス床3に比べて小さく
なる。しかし、強い地震の場合、ゴム足8がフリーアク
セス床3上を摺動し、電子機器1も大きく移動すること
になる。
震が発生してフリーアクセス床3が横方向に揺れた場合
は、地震力はゴム足8によって減衰されて電子機器1に
伝達される。このため、電子機器1も移動することにな
るが、その移動量はフリーアクセス床3に比べて小さく
なる。しかし、強い地震の場合、ゴム足8がフリーアク
セス床3上を摺動し、電子機器1も大きく移動すること
になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】スライドカップを用い
た前者の免震構造では、強い地震の場合、スライドボル
ト2とスライドカップ4の相対的な移動ストロークだけ
では震動を吸収できず、スライドボルト2がスライドカ
ップ4の内壁に当接し、その結果、スライドカップ4が
フリーアクセス床3上を摺動する。
た前者の免震構造では、強い地震の場合、スライドボル
ト2とスライドカップ4の相対的な移動ストロークだけ
では震動を吸収できず、スライドボルト2がスライドカ
ップ4の内壁に当接し、その結果、スライドカップ4が
フリーアクセス床3上を摺動する。
【0010】このため、電子機器1が無制限に移動して
しまい、周辺の構造物等に衝突して転倒するという問題
がある。即ち、耐震性が十分ではないという問題があ
る。又、免震構造の構成が複雑であるという問題があ
る。
しまい、周辺の構造物等に衝突して転倒するという問題
がある。即ち、耐震性が十分ではないという問題があ
る。又、免震構造の構成が複雑であるという問題があ
る。
【0011】又、ゴム足を用いた後者の免震構造では、
ゴム足8がフリーアクセス床3上を摺動し、電子機器1
も大きく移動してしまい、周辺の構造物等に衝突して転
倒するという問題がある。即ち、耐震性が十分ではない
という問題がある。
ゴム足8がフリーアクセス床3上を摺動し、電子機器1
も大きく移動してしまい、周辺の構造物等に衝突して転
倒するという問題がある。即ち、耐震性が十分ではない
という問題がある。
【0012】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、第1の課題は、耐震性に優れた免震構造を
提供することにある。第2の課題は、構成が簡単で施工
が容易な免震構造を提供することにある。
れたもので、第1の課題は、耐震性に優れた免震構造を
提供することにある。第2の課題は、構成が簡単で施工
が容易な免震構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の免
震構造は、図1に示すように、フリーアクセス床31の
上に載置される機器32の免震構造に関するもので、穴
31aが穿設されたフリーアクセス床31と、フリーア
クセス床31の穴31aに装着された免震弾性体33
と、上端部が機器32に固定され、下端部が免震弾性体
33にて支持された免震台足34と、機器32に突設さ
れフリーアクセス床31上で機器32を支える支持脚3
5とから構成されている。
震構造は、図1に示すように、フリーアクセス床31の
上に載置される機器32の免震構造に関するもので、穴
31aが穿設されたフリーアクセス床31と、フリーア
クセス床31の穴31aに装着された免震弾性体33
と、上端部が機器32に固定され、下端部が免震弾性体
33にて支持された免震台足34と、機器32に突設さ
れフリーアクセス床31上で機器32を支える支持脚3
5とから構成されている。
【0014】この構成において、地震がなくフリーアク
セス床31が静止している平常時では、免震台足34は
免震弾性体33に支えられ所定の位置にある。一方、地
震が発生してフリーアクセス床31が横方向に揺れた場
合は、地震力は免震弾性体33によって減衰されて免震
台足34及び機器32に伝達される。
セス床31が静止している平常時では、免震台足34は
免震弾性体33に支えられ所定の位置にある。一方、地
震が発生してフリーアクセス床31が横方向に揺れた場
合は、地震力は免震弾性体33によって減衰されて免震
台足34及び機器32に伝達される。
【0015】即ち、免震弾性体33が変形し、支持脚3
5に案内されて機器32及び免震台足34が移動するこ
とになるが、その移動量はフリーアクセス床31に比べ
て小さく、衝撃は吸収される。地震が収まると、免震弾
性体33の弾性力により機器32は元の位置に戻る。
5に案内されて機器32及び免震台足34が移動するこ
とになるが、その移動量はフリーアクセス床31に比べ
て小さく、衝撃は吸収される。地震が収まると、免震弾
性体33の弾性力により機器32は元の位置に戻る。
【0016】この免震構造によれば、フリーアクセス床
31の穴31aに装着された免震弾性体33にて免震台
足34を支持するだけの構成のため、構成が簡単であ
り、施工も容易である。
31の穴31aに装着された免震弾性体33にて免震台
足34を支持するだけの構成のため、構成が簡単であ
り、施工も容易である。
【0017】更に、免震台足34が免震弾性体33にて
支持されているため、機器32が無制限に移動して周辺
の構造物等に衝突することもなく、耐震性が向上する。
請求項2記載の発明の免震構造は、図1に示したフリー
アクセス床31として、格子状に分割可能な構造を有
し、格子の矩形部分をくり貫くことにより穴31aを穿
設したものを用い、施工を更に容易にしたことを特徴と
するものである。
支持されているため、機器32が無制限に移動して周辺
の構造物等に衝突することもなく、耐震性が向上する。
請求項2記載の発明の免震構造は、図1に示したフリー
アクセス床31として、格子状に分割可能な構造を有
し、格子の矩形部分をくり貫くことにより穴31aを穿
設したものを用い、施工を更に容易にしたことを特徴と
するものである。
【0018】請求項3記載の発明の免震構造は、図1に
おける免震弾性体33として、少なくとも上面の中央部
に免震台足34を挿入する穴が穿設されたものを用い、
施工を更に容易にしたことを特徴とするものである。
おける免震弾性体33として、少なくとも上面の中央部
に免震台足34を挿入する穴が穿設されたものを用い、
施工を更に容易にしたことを特徴とするものである。
【0019】請求項4記載の発明の免震構造は、上記各
請求項記載の発明と同様に、フリーアクセス床31の上
に載置される機器32の免震構造であって、格子状に分
割可能な構造を有し、格子の矩形部分をくり貫くことに
より穴31aが穿設されたフリーアクセス床31と、フ
リーアクセス床31の穴31aに装着され、少なくとも
上面の中央部に穴が穿設された第1の免震弾性体33
と、上端部が機器32に固定され、下端部が第1の免震
弾性体33の穴に挿入された免震台足34と、機器32
に下方に向けて突設され、フリーアクセス床31上で機
器32を支える支持脚35とを有している。
請求項記載の発明と同様に、フリーアクセス床31の上
に載置される機器32の免震構造であって、格子状に分
割可能な構造を有し、格子の矩形部分をくり貫くことに
より穴31aが穿設されたフリーアクセス床31と、フ
リーアクセス床31の穴31aに装着され、少なくとも
上面の中央部に穴が穿設された第1の免震弾性体33
と、上端部が機器32に固定され、下端部が第1の免震
弾性体33の穴に挿入された免震台足34と、機器32
に下方に向けて突設され、フリーアクセス床31上で機
器32を支える支持脚35とを有している。
【0020】本請求項記載の発明の免震構造は、これら
の構成に加えて、機器32を下方に押圧するための第2
の免震弾性体を有し、フリーアクセス床31の縦揺れに
対する耐震性を向上させたことを特徴とするものであ
る。
の構成に加えて、機器32を下方に押圧するための第2
の免震弾性体を有し、フリーアクセス床31の縦揺れに
対する耐震性を向上させたことを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面を用いて説明する。 (第1の形態例)図2は第1の形態例の正面構成を示す
部分断面図で、図3は図2中のA部の拡大図である。こ
れらの図において、51は建物床で、この建物床51に
は、マトリクス状に配置された複数のフリーアクセス支
柱52がアンカーボルト等を用いて立設されている。
面を用いて説明する。 (第1の形態例)図2は第1の形態例の正面構成を示す
部分断面図で、図3は図2中のA部の拡大図である。こ
れらの図において、51は建物床で、この建物床51に
は、マトリクス状に配置された複数のフリーアクセス支
柱52がアンカーボルト等を用いて立設されている。
【0022】電子機器53は、フリーアクセス支柱52
により支持されたフリーアクセス床54の上に載置され
る。本形態例においては、矩形のフリーアクセス床54
を二次元的に配列することにより、広い床面を形成して
いる。尚、フリーアクセス支柱52は、これらフリーア
クセス床54の角部近傍を支えている。
により支持されたフリーアクセス床54の上に載置され
る。本形態例においては、矩形のフリーアクセス床54
を二次元的に配列することにより、広い床面を形成して
いる。尚、フリーアクセス支柱52は、これらフリーア
クセス床54の角部近傍を支えている。
【0023】フリーアクセス床54は、図4中に破線で
示した位置にて、格子状に分割可能な構造を有してい
る。このため、格子の縦横に並んだ矩形部分54aの
内、所望の矩形部分54aをくり貫くことにより、所望
の位置に穴54bを穿設できることになる。この穴54
bには、ゴム等でなる矩形の免震弾性体55が接着等に
より装着されている。
示した位置にて、格子状に分割可能な構造を有してい
る。このため、格子の縦横に並んだ矩形部分54aの
内、所望の矩形部分54aをくり貫くことにより、所望
の位置に穴54bを穿設できることになる。この穴54
bには、ゴム等でなる矩形の免震弾性体55が接着等に
より装着されている。
【0024】免震弾性体55は、上面の中央部から下方
に向けて穴55aが形成されており、この穴55aに、
雌ねじ部56aが内筒面に形成された金属製円筒(ヘリ
サート)56が埋め込まれ、接着等により固定されてい
る。
に向けて穴55aが形成されており、この穴55aに、
雌ねじ部56aが内筒面に形成された金属製円筒(ヘリ
サート)56が埋め込まれ、接着等により固定されてい
る。
【0025】電子機器53は、上部に天井側フレームを
有し、下部に底板側フレームを有している。電子機器5
3の下面の四隅(底板側フレーム)には、免震台足(第
1の免震台足)57が下方に向けて突設されている。
有し、下部に底板側フレームを有している。電子機器5
3の下面の四隅(底板側フレーム)には、免震台足(第
1の免震台足)57が下方に向けて突設されている。
【0026】図示した免震台足57は、上端部に雄ねじ
部57aが形成され、下端部に雄ねじ部57bが形成さ
れており、上端部の雄ねじ部57aを用いて電子機器5
3への取り付けがなされる。
部57aが形成され、下端部に雄ねじ部57bが形成さ
れており、上端部の雄ねじ部57aを用いて電子機器5
3への取り付けがなされる。
【0027】又、下端部の雄ねじ部57bは、円筒56
の雌ねじ部56aと螺合することにより、免震弾性体5
5の穴55a内に確実に挿入され、免震弾性体55に支
持されることになる。尚、免震台足57の穴57cは、
免震台足57の脱着時に使用する工具の挿入穴である。
の雌ねじ部56aと螺合することにより、免震弾性体5
5の穴55a内に確実に挿入され、免震弾性体55に支
持されることになる。尚、免震台足57の穴57cは、
免震台足57の脱着時に使用する工具の挿入穴である。
【0028】電子機器53の下面の四隅(底板側フレー
ム)には、更に、支持脚として、キャスター58が下方
に向けて突設され、フリーアクセス床54上で電子機器
53を支えている。又、電子機器53には、電源供給や
データ授受のために、ケーブル60が接続されている。
ム)には、更に、支持脚として、キャスター58が下方
に向けて突設され、フリーアクセス床54上で電子機器
53を支えている。又、電子機器53には、電源供給や
データ授受のために、ケーブル60が接続されている。
【0029】本形態例においては、電子機器53を下方
に押圧するための第2の免震弾性体65が設けられてい
る。具体的には、一端にこの免震弾性体65が取り付け
られ、他端にダンパー67が取り付けられたアジャスタ
(棒)68を用意し、免震弾性体65を天井壁69に取
り付け、ダンパー67を電子機器53の上面の四隅(天
井側フレーム)に取り付けている。
に押圧するための第2の免震弾性体65が設けられてい
る。具体的には、一端にこの免震弾性体65が取り付け
られ、他端にダンパー67が取り付けられたアジャスタ
(棒)68を用意し、免震弾性体65を天井壁69に取
り付け、ダンパー67を電子機器53の上面の四隅(天
井側フレーム)に取り付けている。
【0030】上記形態例において、地震がなくフリーア
クセス床54が静止している平常時では、免震台足57
は免震弾性体55に支えられ所定の位置にある。一方、
地震が発生して建物床51及びフリーアクセス床54が
横方向に揺れた場合は、地震力は免震弾性体55によっ
て減衰されて免震台足57及び電子機器53に伝達され
る。
クセス床54が静止している平常時では、免震台足57
は免震弾性体55に支えられ所定の位置にある。一方、
地震が発生して建物床51及びフリーアクセス床54が
横方向に揺れた場合は、地震力は免震弾性体55によっ
て減衰されて免震台足57及び電子機器53に伝達され
る。
【0031】即ち、免震弾性体55が変形し、支持脚で
あるキャスター58に案内されて電子機器53及び免震
台足57が移動することになるが、その移動量はフリー
アクセス床54に比べて小さく、衝撃は吸収される。地
震が収まると、免震弾性体55の弾性力により電子機器
53は元の位置に戻る。
あるキャスター58に案内されて電子機器53及び免震
台足57が移動することになるが、その移動量はフリー
アクセス床54に比べて小さく、衝撃は吸収される。地
震が収まると、免震弾性体55の弾性力により電子機器
53は元の位置に戻る。
【0032】又、地震により建物床51及びフリーアク
セス床54が縦方向に揺れた場合でも、電子機器53は
第2の免震弾性体55によってフリーアクセス床54側
に押圧されているため、電子機器53とフリーアクセス
床54との間に大きな隙間が生じることはなく、電子機
器53が転倒するようなことはない。
セス床54が縦方向に揺れた場合でも、電子機器53は
第2の免震弾性体55によってフリーアクセス床54側
に押圧されているため、電子機器53とフリーアクセス
床54との間に大きな隙間が生じることはなく、電子機
器53が転倒するようなことはない。
【0033】この免震構造によれば、フリーアクセス床
54の穴54bに装着された免震弾性体55にて免震台
足57を支持するだけの構成のため、構成が簡単であ
り、施工も容易である。
54の穴54bに装着された免震弾性体55にて免震台
足57を支持するだけの構成のため、構成が簡単であ
り、施工も容易である。
【0034】更に、免震台足57が免震弾性体55にて
支持されているため、電子機器53が無制限に移動して
周辺の構造物等に衝突することもなく、耐震性が向上す
る。 (第2の形態例)免震弾性体55の構成を第1の形態例
と異ならせたものである。この形態例では、図5の
(A)に示すように、免震弾性体55の周囲をフリーア
クセス床54の穴54bの内壁に接着させただけでな
く、円筒56の下面に当接するプレート71を配置し、
プレート71の周囲をフリーアクセス床54の穴54b
の内壁に接着させたものである。
支持されているため、電子機器53が無制限に移動して
周辺の構造物等に衝突することもなく、耐震性が向上す
る。 (第2の形態例)免震弾性体55の構成を第1の形態例
と異ならせたものである。この形態例では、図5の
(A)に示すように、免震弾性体55の周囲をフリーア
クセス床54の穴54bの内壁に接着させただけでな
く、円筒56の下面に当接するプレート71を配置し、
プレート71の周囲をフリーアクセス床54の穴54b
の内壁に接着させたものである。
【0035】(第3の形態例)この形態例も、免震弾性
体55の構成を第1の形態例と異ならせたものである。
本形態例では、図5の(B)に示すように、免震弾性体
55にフランジ55bを設け、このフランジ55b部分
をフリーアクセス床54の下面にボルト72を用いて固
定したものである。この場合、上記固定方法に加えて、
免震弾性体55の周囲をフリーアクセス床54の穴54
bの内壁に接着させてもよい。尚、免震弾性体55の穴
55aは有底穴となっている。
体55の構成を第1の形態例と異ならせたものである。
本形態例では、図5の(B)に示すように、免震弾性体
55にフランジ55bを設け、このフランジ55b部分
をフリーアクセス床54の下面にボルト72を用いて固
定したものである。この場合、上記固定方法に加えて、
免震弾性体55の周囲をフリーアクセス床54の穴54
bの内壁に接着させてもよい。尚、免震弾性体55の穴
55aは有底穴となっている。
【0036】(第4の形態例)この形態例も、免震弾性
体55の構成を第1の形態例と異ならせたものである。
本形態例では、図5の(C)に示すように、フリーアク
セス床54の穴54bの内壁面を傾斜させると共に、免
震弾性体55の外周の壁面も同じように傾斜させ、両壁
面を接着させたものである。尚、免震弾性体55の穴5
5aは有底穴となっている。
体55の構成を第1の形態例と異ならせたものである。
本形態例では、図5の(C)に示すように、フリーアク
セス床54の穴54bの内壁面を傾斜させると共に、免
震弾性体55の外周の壁面も同じように傾斜させ、両壁
面を接着させたものである。尚、免震弾性体55の穴5
5aは有底穴となっている。
【0037】(その他の形態例)免震台足57の設置本
数や設置位置を上記形態例(4本を四隅)に限る必要は
なく、例えば、電子機器の下面中央に1本設けるだけで
あってもよい。更に、この免震台足57に、フランジ5
7dを設け、ここで円筒56へのねじ込み量を規制する
ようにしてもよい。
数や設置位置を上記形態例(4本を四隅)に限る必要は
なく、例えば、電子機器の下面中央に1本設けるだけで
あってもよい。更に、この免震台足57に、フランジ5
7dを設け、ここで円筒56へのねじ込み量を規制する
ようにしてもよい。
【0038】又、施工(くり貫き作業)の容易さを実現
するため、フリーアクセス床54から矩形部分54aを
くり貫くことにより、所望の位置に穴54bを穿設する
形態例を示したが、フリーアクセス床54から例えば円
形部分をくり貫くことにより、所望の位置に円形等の穴
54bを穿設するように構成してもよい。
するため、フリーアクセス床54から矩形部分54aを
くり貫くことにより、所望の位置に穴54bを穿設する
形態例を示したが、フリーアクセス床54から例えば円
形部分をくり貫くことにより、所望の位置に円形等の穴
54bを穿設するように構成してもよい。
【0039】更に、上記形態例は電子機器に関するもの
であったが、電子機器に限らず、他の機器に対しても、
本発明を適用できる。又、上記形態例の各部の構成を任
意に組み合わせれば、上記形態例での効果を併せ持つ別
の形態例を得ることができる。
であったが、電子機器に限らず、他の機器に対しても、
本発明を適用できる。又、上記形態例の各部の構成を任
意に組み合わせれば、上記形態例での効果を併せ持つ別
の形態例を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、穴が穿設されたフリーアクセス床と、フリーア
クセス床の穴に装着された免震弾性体と、上端部が機器
に固定され、下端部が免震弾性体にて支持された免震台
足と、機器に突設されフリーアクセス床上で機器を支え
る支持脚とを設けている。
明では、穴が穿設されたフリーアクセス床と、フリーア
クセス床の穴に装着された免震弾性体と、上端部が機器
に固定され、下端部が免震弾性体にて支持された免震台
足と、機器に突設されフリーアクセス床上で機器を支え
る支持脚とを設けている。
【0041】この発明によれば、フリーアクセス床の穴
に装着された免震弾性体にて免震台足を支持するだけの
構成のため、構成が簡単であり、施工も容易になる。更
に、免震台足が免震弾性体にて支持されているため、機
器が無制限に移動して周辺の構造物等に衝突することも
なく、耐震性が向上する。
に装着された免震弾性体にて免震台足を支持するだけの
構成のため、構成が簡単であり、施工も容易になる。更
に、免震台足が免震弾性体にて支持されているため、機
器が無制限に移動して周辺の構造物等に衝突することも
なく、耐震性が向上する。
【0042】請求項2記載の発明では、フリーアクセス
床として、格子状に分割可能な構造を有し、格子の矩形
部分をくり貫くことにより穴を穿設したものを用いてい
る。このため、施工が更に容易になる。
床として、格子状に分割可能な構造を有し、格子の矩形
部分をくり貫くことにより穴を穿設したものを用いてい
る。このため、施工が更に容易になる。
【0043】請求項3記載の発明では、免震弾性体とし
て、少なくとも上面の中央部に穴が穿設され、ここに免
震台足を挿入するものを用いている。このため、施工が
更に容易になる。
て、少なくとも上面の中央部に穴が穿設され、ここに免
震台足を挿入するものを用いている。このため、施工が
更に容易になる。
【0044】請求項4記載の発明では、上記各請求項記
載の発明と同様に、格子状に分割可能な構造を有し、格
子の矩形部分をくり貫くことにより穴が穿設されたフリ
ーアクセス床と、フリーアクセス床の穴に装着され、少
なくとも上面の中央部に穴が穿設された第1の免震弾性
体と、上端部が機器に固定され、下端部が第1の免震弾
性体の穴に挿入された免震台足と、機器に下方に向けて
突設され、フリーアクセス床上で機器を支える支持脚と
を有しているだけでなく、これらの構成に加えて、機器
を下方に押圧するための第2の免震弾性体を有してい
る。このため、フリーアクセス床の縦揺れに対する耐震
性も向上させることができる。
載の発明と同様に、格子状に分割可能な構造を有し、格
子の矩形部分をくり貫くことにより穴が穿設されたフリ
ーアクセス床と、フリーアクセス床の穴に装着され、少
なくとも上面の中央部に穴が穿設された第1の免震弾性
体と、上端部が機器に固定され、下端部が第1の免震弾
性体の穴に挿入された免震台足と、機器に下方に向けて
突設され、フリーアクセス床上で機器を支える支持脚と
を有しているだけでなく、これらの構成に加えて、機器
を下方に押圧するための第2の免震弾性体を有してい
る。このため、フリーアクセス床の縦揺れに対する耐震
性も向上させることができる。
【図1】本発明の免震構造の原理図である。
【図2】第1の形態例の正面構成を示す部分断面図であ
る。
る。
【図3】図2中のA部の拡大図である。
【図4】フリーアクセス床及び免震弾性体の構成を示す
図である。
図である。
【図5】第1〜第4の形態例における免震弾性体の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】免震台足の他の構成を示す図である。
【図7】従来の免震構造の構成を示す図である。
【図8】図7に示した免震構造の他の作動状態を示す図
である。
である。
【図9】従来の免震構造の他の構成を示す図である。
31,54:フリーアクセス床 31a,54b:穴 32:機器 33,55:免震弾性体(第1) 34:免震台足 35:支持脚 51:建物床 52:フリーアクセス支柱 53:電子機器 55a:穴 56:円筒 57:免震台足 58:キャスター(支持脚) 65:免震弾性体(第2) 69:天井壁
Claims (4)
- 【請求項1】 フリーアクセス床の上に載置される機器
の免震構造であって、 穴が穿設されたフリーアクセス床と、 前記フリーアクセス床の前記穴に装着された免震弾性体
と、 上端部が前記機器に固定され、下端部が前記免震弾性体
にて支持された免震台足と、 前記機器に突設され前記フリーアクセス床上で前記機器
を支える支持脚と、からなる免震構造。 - 【請求項2】 前記フリーアクセス床として、格子状に
分割可能な構造を有し、格子の矩形部分をくり貫くこと
により前記穴を穿設したものを用いることを特徴とする
請求項1記載の免震構造。 - 【請求項3】 前記免震弾性体として、少なくとも上面
の中央部に前記免震台足を挿入する穴が穿設されたもの
を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の免震構
造。 - 【請求項4】 フリーアクセス床の上に載置される機器
の免震構造であって、 格子状に分割可能な構造を有し、格子の矩形部分をくり
貫くことにより穴が穿設されたフリーアクセス床と、 前記フリーアクセス床の前記穴に装着され、少なくとも
上面の中央部に穴が穿設された第1の免震弾性体と、 上端部が前記機器に固定され、下端部が前記第1の免震
弾性体の前記穴に挿入された免震台足と、 前記機器に下方に向けて突設され、前記フリーアクセス
床上で前記機器を支える支持脚と、 前記機器を下方に押圧するための第2の免震弾性体と、
からなる免震構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9054768A JPH10252825A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 免震構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9054768A JPH10252825A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 免震構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10252825A true JPH10252825A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=12979958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9054768A Withdrawn JPH10252825A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 免震構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10252825A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007065750A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Fukoku Co Ltd | 自動販売機用免震装置 |
CN103206064A (zh) * | 2012-01-16 | 2013-07-17 | 株式会社理光 | 抗地震装置 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP9054768A patent/JPH10252825A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007065750A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Fukoku Co Ltd | 自動販売機用免震装置 |
CN103206064A (zh) * | 2012-01-16 | 2013-07-17 | 株式会社理光 | 抗地震装置 |
CN103206064B (zh) * | 2012-01-16 | 2015-10-07 | 株式会社理光 | 抗地震装置 |
US9222679B2 (en) | 2012-01-16 | 2015-12-29 | Ricoh Company, Ltd. | Earthquake resisting apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |