JPH10252635A - 故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置 - Google Patents
故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置Info
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- JPH10252635A JPH10252635A JP9063474A JP6347497A JPH10252635A JP H10252635 A JPH10252635 A JP H10252635A JP 9063474 A JP9063474 A JP 9063474A JP 6347497 A JP6347497 A JP 6347497A JP H10252635 A JPH10252635 A JP H10252635A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの燃焼状態をイオン電流検出回路等
で検出する検出装置の故障を燃焼状態検出過程で診断で
きる故障診断装置付き燃焼状態検出装置を提供する。 【解決手段】 エンジン燃焼状態検出装置が、燃焼室内
のイオン電流等を検出するセンシング回路と、該センシ
ング回路の検出信号に基づきエンジンの失火を判定する
失火判定手段とを備えると共に、前記センシング回路の
故障を判定する故障判定手段を備えてなる。
で検出する検出装置の故障を燃焼状態検出過程で診断で
きる故障診断装置付き燃焼状態検出装置を提供する。 【解決手段】 エンジン燃焼状態検出装置が、燃焼室内
のイオン電流等を検出するセンシング回路と、該センシ
ング回路の検出信号に基づきエンジンの失火を判定する
失火判定手段とを備えると共に、前記センシング回路の
故障を判定する故障判定手段を備えてなる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、故障診断装置付き
エンジン燃焼状態検出装置に係り、特に、該燃焼状態検
出装置の故障に基づくエンジンの燃焼状態の誤診断を防
止した故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置に関
する。
エンジン燃焼状態検出装置に係り、特に、該燃焼状態検
出装置の故障に基づくエンジンの燃焼状態の誤診断を防
止した故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃焼状態の検出には、該燃焼
状態が正常であるか、失火しているかどうかの判定をす
ることが重要である。従来、燃焼状態を検出する装置と
しては、燃焼室内での圧力を検出する燃焼圧センサが使
われてきた。しかし、該燃焼圧センサは、高価であるた
めに、気筒毎に該センサを取りつけることが、コスト的
に高くなるために、特定の気筒のみに前記燃焼圧センサ
を設置して燃焼圧力を測定し、これに基づいてエンジン
の燃焼状態を検出していた。
状態が正常であるか、失火しているかどうかの判定をす
ることが重要である。従来、燃焼状態を検出する装置と
しては、燃焼室内での圧力を検出する燃焼圧センサが使
われてきた。しかし、該燃焼圧センサは、高価であるた
めに、気筒毎に該センサを取りつけることが、コスト的
に高くなるために、特定の気筒のみに前記燃焼圧センサ
を設置して燃焼圧力を測定し、これに基づいてエンジン
の燃焼状態を検出していた。
【0003】また、エンジンの失火判定には、該エンジ
ンのトルク変動を回転数の変化としてとらえ、該回転数
の揺らぎを検出することでも行われているが、この場合
は、走行状態に基づく外乱を除去しないと、回転数変動
に誤差が生じ、誤検出をしてしまう可能性があった。そ
こで、エンジンの燃焼室内の状態を直接検出すること
で、エンジンの燃焼状態や失火状態を検出する技術が提
案されている。即ち、該技術は、エンジンの燃焼室内で
の燃焼ガスに含まれるイオン量をイオン電流検出手段で
計測するもので、該技術を使うことで、前記燃焼圧セン
サや外乱を考慮した回転数の変化に基づく失火検出を行
わずにエンジンの燃焼状態を直接検出するものである。
ンのトルク変動を回転数の変化としてとらえ、該回転数
の揺らぎを検出することでも行われているが、この場合
は、走行状態に基づく外乱を除去しないと、回転数変動
に誤差が生じ、誤検出をしてしまう可能性があった。そ
こで、エンジンの燃焼室内の状態を直接検出すること
で、エンジンの燃焼状態や失火状態を検出する技術が提
案されている。即ち、該技術は、エンジンの燃焼室内で
の燃焼ガスに含まれるイオン量をイオン電流検出手段で
計測するもので、該技術を使うことで、前記燃焼圧セン
サや外乱を考慮した回転数の変化に基づく失火検出を行
わずにエンジンの燃焼状態を直接検出するものである。
【0004】前記イオン電流検出手段を用いたエンジン
の燃焼状態検出装置としては、特開平4−308360
号公報に記載された技術が提案されている。
の燃焼状態検出装置としては、特開平4−308360
号公報に記載された技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の
燃焼状態検出装置は、エンジンの各気筒内の燃焼によっ
て生じるイオン電流を検出するイオン電流検出回路と、
該イオン電流検出回路から出力されるイオン電流信号を
利用して前記気筒の点火時の内部状態が正常燃焼か又は
失火状態かを判定する判定手段を備えたものであり、前
記イオン電流検出手段は、従来の点火回路に挿入されて
配備されるものであるので、前記回路が故障せずに正常
に作動している場合は、問題がないが、回路が故障する
と、点火が正常でも失火している等と、誤判定するとの
問題があると共に、回路内のどの部分が故障しているか
もわからないとの問題があった。
燃焼状態検出装置は、エンジンの各気筒内の燃焼によっ
て生じるイオン電流を検出するイオン電流検出回路と、
該イオン電流検出回路から出力されるイオン電流信号を
利用して前記気筒の点火時の内部状態が正常燃焼か又は
失火状態かを判定する判定手段を備えたものであり、前
記イオン電流検出手段は、従来の点火回路に挿入されて
配備されるものであるので、前記回路が故障せずに正常
に作動している場合は、問題がないが、回路が故障する
と、点火が正常でも失火している等と、誤判定するとの
問題があると共に、回路内のどの部分が故障しているか
もわからないとの問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、エンジンの
燃焼状態をイオン電流検出回路等で検出する検出装置の
故障を燃焼状態検出過程で診断できる故障診断装置付き
燃焼状態検出装置を提供することにある。
たものであって、その目的とするところは、エンジンの
燃焼状態をイオン電流検出回路等で検出する検出装置の
故障を燃焼状態検出過程で診断できる故障診断装置付き
燃焼状態検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置
は、燃焼室内のイオン電流等を検出するセンシング回路
と、該センシング回路の検出信号に基づきエンジンの失
火を判定する失火判定手段とを備え、更に、前記センシ
ング回路の故障を判定する故障判定手段を備えているこ
とを特徴としている。
本発明の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置
は、燃焼室内のイオン電流等を検出するセンシング回路
と、該センシング回路の検出信号に基づきエンジンの失
火を判定する失火判定手段とを備え、更に、前記センシ
ング回路の故障を判定する故障判定手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0008】そして、本発明の故障診断装置付き燃焼状
態検出装置の好ましい具体的な態様としては、前記故障
判定手段が、前記失火判定手段で失火していると判定さ
れた場合に、所定の運転状態において気筒毎の回転数の
変動を演算して失火しているか否かを判断することで、
前記センシング回路の故障を診断するものであり、か
つ、前記故障判定手段が、前記センシング回路への入力
信号と該センシング回路からの出力信号との相互関係に
基づき、前記センシング回路内の素子の故障を診断する
ことを特徴としている。
態検出装置の好ましい具体的な態様としては、前記故障
判定手段が、前記失火判定手段で失火していると判定さ
れた場合に、所定の運転状態において気筒毎の回転数の
変動を演算して失火しているか否かを判断することで、
前記センシング回路の故障を診断するものであり、か
つ、前記故障判定手段が、前記センシング回路への入力
信号と該センシング回路からの出力信号との相互関係に
基づき、前記センシング回路内の素子の故障を診断する
ことを特徴としている。
【0009】また、本発明の他の具体的な態様として
は、前記燃焼状態検出装置が、モニタ処理手段を備え、
前記失火判定手段で正常燃焼と判定された場合に、前記
モニタ処理手段で所定の運転状態において強制的に点火
信号を停止させて失火を起こし、前記失火判定手段で再
度失火か否かを判定し、その判定結果に基づいて故障判
定手段で前記センシング回路の故障を診断することを特
徴とし、更に、前記燃焼状態検出装置が、モニタ処理手
段と外部自己診断手段とを備え、前記失火判定手段で正
常燃焼と判定された場合に、前記モニタ処理手段と前記
外部自己診断手段とで所定の運転状態において強制的に
失火を起こし、前記失火判定手段で再度失火か否かを判
定し、その判定結果に基づき故障判定手段で前記センシ
ング回路の故障を診断することを特徴としている。
は、前記燃焼状態検出装置が、モニタ処理手段を備え、
前記失火判定手段で正常燃焼と判定された場合に、前記
モニタ処理手段で所定の運転状態において強制的に点火
信号を停止させて失火を起こし、前記失火判定手段で再
度失火か否かを判定し、その判定結果に基づいて故障判
定手段で前記センシング回路の故障を診断することを特
徴とし、更に、前記燃焼状態検出装置が、モニタ処理手
段と外部自己診断手段とを備え、前記失火判定手段で正
常燃焼と判定された場合に、前記モニタ処理手段と前記
外部自己診断手段とで所定の運転状態において強制的に
失火を起こし、前記失火判定手段で再度失火か否かを判
定し、その判定結果に基づき故障判定手段で前記センシ
ング回路の故障を診断することを特徴としている。
【0010】前記の如く構成された本発明の故障診断装
置付きエンジン燃焼状態検出装置は、燃焼室内のイオン
電流等を検出するセンシング回路の故障を判定する故障
判定手段を備えたことで、前記センシング回路が故障す
ることで、前記失火判定手段が誤判定をするような場合
に、前記センシング回路の故障を正確に検出することが
できる。
置付きエンジン燃焼状態検出装置は、燃焼室内のイオン
電流等を検出するセンシング回路の故障を判定する故障
判定手段を備えたことで、前記センシング回路が故障す
ることで、前記失火判定手段が誤判定をするような場合
に、前記センシング回路の故障を正確に検出することが
できる。
【0011】また、前記故障判定手段は、前記センシン
グ回路への入力信号と該センシング回路からの出力信号
とを取り込み、両信号の相互関係に基づいて、前記セン
シング回路の故障を診断するようにしたので、該センシ
ング回路内のチャージコンデンサ、ツェナーダイオー
ド、ダイオード、及び、検出抵抗等の素子のオープンあ
るいはショート等の故障を個々に検出することができ
る。
グ回路への入力信号と該センシング回路からの出力信号
とを取り込み、両信号の相互関係に基づいて、前記セン
シング回路の故障を診断するようにしたので、該センシ
ング回路内のチャージコンデンサ、ツェナーダイオー
ド、ダイオード、及び、検出抵抗等の素子のオープンあ
るいはショート等の故障を個々に検出することができ
る。
【0012】更に、本発明のエンジン燃焼状態検出装置
は、モニタ処理手段を備え、該モニタ処理手段で所定の
運転状態において強制的に点火信号を停止させて失火を
起こすようにしたので、前記失火判定手段で正常燃焼と
判定された場合に、失火を起こさせ、再度、前記失火判
定手段で失火か否かを判定し、その結果に基づい前記セ
ンシング回路が故障か否かを診断することができる。
は、モニタ処理手段を備え、該モニタ処理手段で所定の
運転状態において強制的に点火信号を停止させて失火を
起こすようにしたので、前記失火判定手段で正常燃焼と
判定された場合に、失火を起こさせ、再度、前記失火判
定手段で失火か否かを判定し、その結果に基づい前記セ
ンシング回路が故障か否かを診断することができる。
【0013】更にまた、前記エンジン燃焼状態検出装置
が、モニタ処理手段に加えて外部自己診断手段を備え、
前記モニタ処理手段と前記外部自己診断手段とで所定の
運転状態において強制的に失火を起こせるようにしたの
で、前記失火判定手段がエンジンの正常燃焼と判定した
場合に、失火を生じさせ、再度、前記失火判定手段で失
火か否かを判定し、その結果に基づいて故障判定手段で
前記センシング回路の故障を診断することができる。
が、モニタ処理手段に加えて外部自己診断手段を備え、
前記モニタ処理手段と前記外部自己診断手段とで所定の
運転状態において強制的に失火を起こせるようにしたの
で、前記失火判定手段がエンジンの正常燃焼と判定した
場合に、失火を生じさせ、再度、前記失火判定手段で失
火か否かを判定し、その結果に基づいて故障判定手段で
前記センシング回路の故障を診断することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の故障診
断装置付きエンジン燃焼状態検出装置の一実施形態につ
いて説明する。図1は、本実施形態の故障診断装置付き
エンジン燃焼状態検出装置を備えたエンジンの制御シス
テムの全体構成を示したものである。
断装置付きエンジン燃焼状態検出装置の一実施形態につ
いて説明する。図1は、本実施形態の故障診断装置付き
エンジン燃焼状態検出装置を備えたエンジンの制御シス
テムの全体構成を示したものである。
【0015】エンジン100には、運転状態を検出する
各種のセンサと出力を制御するアクチュエータが装着さ
れている。前記各種のセンサとしては、エンジン100
の吸入空気量を測定する吸入空気量計101、エンジン
100の冷却水温度を測定する水温センサ102、クラ
ンク角度を測るクランク角センサ103、気筒を判別す
るフェーズセンサ104、特定のクランク角度を示すレ
ファレンスセンサ105、スロットルバルブの角度を測
定するスロットルセンサ106、排気ガスのO2濃度を
測定するO2センサ又は空燃比センサ107等が装備さ
れている。
各種のセンサと出力を制御するアクチュエータが装着さ
れている。前記各種のセンサとしては、エンジン100
の吸入空気量を測定する吸入空気量計101、エンジン
100の冷却水温度を測定する水温センサ102、クラ
ンク角度を測るクランク角センサ103、気筒を判別す
るフェーズセンサ104、特定のクランク角度を示すレ
ファレンスセンサ105、スロットルバルブの角度を測
定するスロットルセンサ106、排気ガスのO2濃度を
測定するO2センサ又は空燃比センサ107等が装備さ
れている。
【0016】また、前記アクチュエータとしては、燃料
量を制御するインジェクタ111、点火を制御するイグ
ナイタ112、アイドル時の吸入空気量を制御するアイ
ドルスピードコントロールバルブ113、キャニスタか
らのパージ量を制御するパージバルブ114等が装備さ
れている。更に、前記エンジン100には、エンジン制
御装置120が装備され、該エンジン制御装置120に
は、前記各種のセンサ、及び、前記各種のアクチュエー
タが接続されており、前記各種センサの値に応じて前記
各種アクチュエータの動作量を制御している。前記エン
ジン100の点火プラグ107の点火コイル301の2
次側には、センシング回路(イオン電流検出回路)21
0が接続され、該センシング回路210の出力側が前記
エンジン制御装置120に接続されている。
量を制御するインジェクタ111、点火を制御するイグ
ナイタ112、アイドル時の吸入空気量を制御するアイ
ドルスピードコントロールバルブ113、キャニスタか
らのパージ量を制御するパージバルブ114等が装備さ
れている。更に、前記エンジン100には、エンジン制
御装置120が装備され、該エンジン制御装置120に
は、前記各種のセンサ、及び、前記各種のアクチュエー
タが接続されており、前記各種センサの値に応じて前記
各種アクチュエータの動作量を制御している。前記エン
ジン100の点火プラグ107の点火コイル301の2
次側には、センシング回路(イオン電流検出回路)21
0が接続され、該センシング回路210の出力側が前記
エンジン制御装置120に接続されている。
【0017】そして、前記エンジン制御装置120は、
所定時間内のクランク角センサ103のパルス数でエン
ジン100の回転数を計測すると共に、吸入空気量から
エンジン負荷を計算している。前記エンジン制御装置1
20は、自動車等の車輪121aの回転も回転数センサ
121で取り込んで車速(VSP)を入力している。ま
た、前記エンジン制御装置120は、その内部にエンジ
ンの燃焼状態検出装置(詳細後述)を備えていると共
に、エンジン100の燃料噴射や点火を特定の気筒のみ
停止できる外部自己診断装置の端子122を備えてい
る。
所定時間内のクランク角センサ103のパルス数でエン
ジン100の回転数を計測すると共に、吸入空気量から
エンジン負荷を計算している。前記エンジン制御装置1
20は、自動車等の車輪121aの回転も回転数センサ
121で取り込んで車速(VSP)を入力している。ま
た、前記エンジン制御装置120は、その内部にエンジ
ンの燃焼状態検出装置(詳細後述)を備えていると共
に、エンジン100の燃料噴射や点火を特定の気筒のみ
停止できる外部自己診断装置の端子122を備えてい
る。
【0018】前記燃焼状態検出装置での検出結果は、警
告灯123の点灯により自動車の運転者に対して警告を
知らせるべく配置されている。同時に、自己診断機能用
テスタに表示するべく構成することも可能である。図2
は、本実施形態の燃焼状態検出装置を含むエンジンの制
御装置120の制御ブロック図を示したものである。
告灯123の点灯により自動車の運転者に対して警告を
知らせるべく配置されている。同時に、自己診断機能用
テスタに表示するべく構成することも可能である。図2
は、本実施形態の燃焼状態検出装置を含むエンジンの制
御装置120の制御ブロック図を示したものである。
【0019】前記エンジン制御装置120の内部には、
エンジンの運転状態入力処理手段201、運転状態検出
と制御量の演算手段202、出力制御手段203、運転
状態の入力と出力とのモニタ診断処理手段204、及
び、イオン電流のA/D変換手段205、失火判定手段
206、センシング回路故障判定手段207、及び、点
灯条件208を備えている。
エンジンの運転状態入力処理手段201、運転状態検出
と制御量の演算手段202、出力制御手段203、運転
状態の入力と出力とのモニタ診断処理手段204、及
び、イオン電流のA/D変換手段205、失火判定手段
206、センシング回路故障判定手段207、及び、点
灯条件208を備えている。
【0020】前記エンジンの運転状態入力処理手段20
1では、エンジン100に取り付けられた各種の前記セ
ンサ、例えば、吸入空気量計101、水温センサ10
2、クランク角センサ103、フェーズセンサ104、
レファレンスセンサ105、スロットルセンサ106、
及び、O2センサ等の信号をA/D変換手段又は周期計
測手段を介して入力処理する。
1では、エンジン100に取り付けられた各種の前記セ
ンサ、例えば、吸入空気量計101、水温センサ10
2、クランク角センサ103、フェーズセンサ104、
レファレンスセンサ105、スロットルセンサ106、
及び、O2センサ等の信号をA/D変換手段又は周期計
測手段を介して入力処理する。
【0021】また、エンジン100の燃焼室内での燃焼
状態の検出は、前記エンジン100の燃焼室内で燃焼時
に生じるイオン電流を検出するものであり、該イオン電
流の計測はセンシング回路手段(イオン電流検出回路)
210で行い、該センシング回路手段210の出力信号
を前記運転状態入力処理手段201に入力する一方、A
/D変換手段205を介して失火判定手段206に接続
している。
状態の検出は、前記エンジン100の燃焼室内で燃焼時
に生じるイオン電流を検出するものであり、該イオン電
流の計測はセンシング回路手段(イオン電流検出回路)
210で行い、該センシング回路手段210の出力信号
を前記運転状態入力処理手段201に入力する一方、A
/D変換手段205を介して失火判定手段206に接続
している。
【0022】前記エンジンの運転状態検出と制御量演算
手段202では、前記各種センサの入力信号に基づきエ
ンジン100の負荷率や燃料カットの有無を演算し、燃
料噴射量や点火時期等の制御量を演算する。前記出力制
御手段203では、前記燃料噴射量を実際の燃料噴射時
間幅に変換してインジェクタ111を駆動すると共に、
レファレンスセンサ104からの角度や時間から点火時
期を設定して点火プラグ115に出力する。
手段202では、前記各種センサの入力信号に基づきエ
ンジン100の負荷率や燃料カットの有無を演算し、燃
料噴射量や点火時期等の制御量を演算する。前記出力制
御手段203では、前記燃料噴射量を実際の燃料噴射時
間幅に変換してインジェクタ111を駆動すると共に、
レファレンスセンサ104からの角度や時間から点火時
期を設定して点火プラグ115に出力する。
【0023】前記失火判定手段206では、前記センシ
ング回路手段210からのイオン電流の値に基づいて、
エンジンの運転状態、即ち、エンジンの各気筒が失火し
ているか否かの判定を行い、該判定結果の出力信号をモ
ニタ処理手段204とセンシング回路の故障判定手段2
07に出力する。前記モニタ診断処理手段204では、
前記各種センサからの出力信号と前記失火判定手段20
6からの出力信号に基づくエンジン100の運転状態と
制御量との関係をモニタし、前記各種センサや制御内容
の異常を検出するモニタ診断処理を常時行い、該モニタ
の結果においては、前記出力制御手段203によって燃
料カット等の出力制御に影響を与える。また、エンジン
制御装置120の外部に設置した外部自己診断装置21
1との相互通信信号に基づき出力制御手段203に出力
信号を発生させることもできる構成となっている。
ング回路手段210からのイオン電流の値に基づいて、
エンジンの運転状態、即ち、エンジンの各気筒が失火し
ているか否かの判定を行い、該判定結果の出力信号をモ
ニタ処理手段204とセンシング回路の故障判定手段2
07に出力する。前記モニタ診断処理手段204では、
前記各種センサからの出力信号と前記失火判定手段20
6からの出力信号に基づくエンジン100の運転状態と
制御量との関係をモニタし、前記各種センサや制御内容
の異常を検出するモニタ診断処理を常時行い、該モニタ
の結果においては、前記出力制御手段203によって燃
料カット等の出力制御に影響を与える。また、エンジン
制御装置120の外部に設置した外部自己診断装置21
1との相互通信信号に基づき出力制御手段203に出力
信号を発生させることもできる構成となっている。
【0024】前記センシング回路の故障判定手段207
では、その診断項目の一つとして、エンジンの前記セン
シング回路210の故障診断を行っている。該故障診断
は、所定の運転状態または外部自己診断装置211から
の信号に基づいて、前記失火判定手段206での燃焼状
態の判定結果と他の運転状態との関係からセンシング回
路手段210の検出回路の異常、及び、内部部品のオー
プンやショートを判定し、異常を検出した場合には、点
灯条件208からの出力信号との比較に基づき警告灯1
23を点灯させて故障修理を促す構成となっている。
では、その診断項目の一つとして、エンジンの前記セン
シング回路210の故障診断を行っている。該故障診断
は、所定の運転状態または外部自己診断装置211から
の信号に基づいて、前記失火判定手段206での燃焼状
態の判定結果と他の運転状態との関係からセンシング回
路手段210の検出回路の異常、及び、内部部品のオー
プンやショートを判定し、異常を検出した場合には、点
灯条件208からの出力信号との比較に基づき警告灯1
23を点灯させて故障修理を促す構成となっている。
【0025】また、前記センシング回路210の内部の
各素子の故障を診断するために、前記センシング回路2
10の入力側のイオン電流を前記A/D変換手段205
を介してセンシング回路の故障判定手段207に入力
し、該入力信号と前記センシング回路210の出力信号
とをモニタする回路を前記故障判定手段207に追加す
ることで、センシング回路210内の素子自体の不良を
検出する。
各素子の故障を診断するために、前記センシング回路2
10の入力側のイオン電流を前記A/D変換手段205
を介してセンシング回路の故障判定手段207に入力
し、該入力信号と前記センシング回路210の出力信号
とをモニタする回路を前記故障判定手段207に追加す
ることで、センシング回路210内の素子自体の不良を
検出する。
【0026】図3は、イオン電流を測定するセンシング
回路(イオン電流検出回路)210を示したものであ
る。前記エンジン100の燃焼室内では、燃焼時に発生
する高熱によって、燃焼ガスが電離し、イオン化してい
る。該燃焼室内に電位を発生させれば、陽イオンは負極
側に、負イオン及び電子は正極側に集まり、イオン量に
比例した電流として検出することができる。
回路(イオン電流検出回路)210を示したものであ
る。前記エンジン100の燃焼室内では、燃焼時に発生
する高熱によって、燃焼ガスが電離し、イオン化してい
る。該燃焼室内に電位を発生させれば、陽イオンは負極
側に、負イオン及び電子は正極側に集まり、イオン量に
比例した電流として検出することができる。
【0027】点火コイル301の2次側のコールド側端
子とグランドとの間に、ツェナーダイオード302、チ
ャージコンデンサ303、ダイオード304、検出抵抗
305からなる回路が挿入されている。前記イオン電流
を測定するセンシング回路(イオン電流検出回路)の動
作を図3と図4に基づいて説明する。エンジン100の
イグナイタ112に点火信号(図4の(a))が印加さ
れると、点火コイル301の1次側点火コイルに電流
(図4の(b))が流れはじめる。所定の通電時間後に
点火信号をゼロに戻すと、1次側点火コイルに流れる電
流はゼロとなる。点火コイル301に蓄えられたエネル
ギーは2次側のコイルに高電圧(図4の(c))を発生
し、エンジン100の点火プラグ115に火花(図4の
(d))を生じさせ燃焼を開始する。
子とグランドとの間に、ツェナーダイオード302、チ
ャージコンデンサ303、ダイオード304、検出抵抗
305からなる回路が挿入されている。前記イオン電流
を測定するセンシング回路(イオン電流検出回路)の動
作を図3と図4に基づいて説明する。エンジン100の
イグナイタ112に点火信号(図4の(a))が印加さ
れると、点火コイル301の1次側点火コイルに電流
(図4の(b))が流れはじめる。所定の通電時間後に
点火信号をゼロに戻すと、1次側点火コイルに流れる電
流はゼロとなる。点火コイル301に蓄えられたエネル
ギーは2次側のコイルに高電圧(図4の(c))を発生
し、エンジン100の点火プラグ115に火花(図4の
(d))を生じさせ燃焼を開始する。
【0028】チャージコンデンサ303は、火花発生時
の電流をため込み、ツェナーダイオード302のツェナ
ー電圧(図4の(e))まで充電する。火花がなくなる
と充電電流はゼロとなるが、点火プラグ107にはチャ
ージコンデンサ303に充電された電圧が印加され、点
火コイル301や点火プラグ115の周辺への放電電流
が流れる。その後、燃焼室内のイオン量に比例したイオ
ン電流(図4の(f))が流れる。該イオン電流を前記
エンジン制御装置120で積分することによって燃焼状
態を把握できる。
の電流をため込み、ツェナーダイオード302のツェナ
ー電圧(図4の(e))まで充電する。火花がなくなる
と充電電流はゼロとなるが、点火プラグ107にはチャ
ージコンデンサ303に充電された電圧が印加され、点
火コイル301や点火プラグ115の周辺への放電電流
が流れる。その後、燃焼室内のイオン量に比例したイオ
ン電流(図4の(f))が流れる。該イオン電流を前記
エンジン制御装置120で積分することによって燃焼状
態を把握できる。
【0029】失火しているときは、燃焼が無いのでイオ
ンが発生せず、イオン電流検出回路の出力には、イオン
電流に相当する波形が生じない(図4の(f)の点線)
が、正燃焼時にはイオン電流波形が生じる(図4の
(f)の実線)。よって、失火判定手段206で前記イ
オン電流波形の有無を判定することにより、正常燃焼か
失火かを判定できる。即ち、放電開始タイミングを開始
トリガとして、所定時間後にイオン電流検出回路210
の出力信号をエンジン制御装置120内の失火判定手段
206が取り込み、しきい値と比較ししきい値以下であ
れば失火と判定する。
ンが発生せず、イオン電流検出回路の出力には、イオン
電流に相当する波形が生じない(図4の(f)の点線)
が、正燃焼時にはイオン電流波形が生じる(図4の
(f)の実線)。よって、失火判定手段206で前記イ
オン電流波形の有無を判定することにより、正常燃焼か
失火かを判定できる。即ち、放電開始タイミングを開始
トリガとして、所定時間後にイオン電流検出回路210
の出力信号をエンジン制御装置120内の失火判定手段
206が取り込み、しきい値と比較ししきい値以下であ
れば失火と判定する。
【0030】図5は、イオン電流検出回路手段(センシ
ング回路手段)210の部品の故障の状態を示したもの
であり、該故障の判定はセンシング回路の故障判定手段
207で行う。図5に示すもの以外に、イオン電流検出
回路手段210の入力線が断線、VBショートまたはグ
ランドショート時は、燃焼状態にかかわらず失火と判定
する。
ング回路手段)210の部品の故障の状態を示したもの
であり、該故障の判定はセンシング回路の故障判定手段
207で行う。図5に示すもの以外に、イオン電流検出
回路手段210の入力線が断線、VBショートまたはグ
ランドショート時は、燃焼状態にかかわらず失火と判定
する。
【0031】また、イオン電流を検出するトリガ信号や
積分信号がなければ、出力はゼロになり、同様に失火と
なる。前記イオン電流検出回路手段210の出力が、グ
ランドショートしても失火と判定される。イオン電流検
出回路手段210内のチャージコンデンサ303のオー
プン、ショート、ツェナーダイオード302のショー
ト、ダイオード304や検出抵抗305のショートも、
常時失火と判定される。燃焼状態に関係なく失火を検出
している場合は、エンジンの運転状態との比較をおこな
うことで、回路の故障状態と区別する。
積分信号がなければ、出力はゼロになり、同様に失火と
なる。前記イオン電流検出回路手段210の出力が、グ
ランドショートしても失火と判定される。イオン電流検
出回路手段210内のチャージコンデンサ303のオー
プン、ショート、ツェナーダイオード302のショー
ト、ダイオード304や検出抵抗305のショートも、
常時失火と判定される。燃焼状態に関係なく失火を検出
している場合は、エンジンの運転状態との比較をおこな
うことで、回路の故障状態と区別する。
【0032】図6に示すように、レファレンスセンサ1
05の時間間隔が一定でエンジン回転が正常であるにも
かかわらず、失火を判定していれば、イオン電流検出回
路手段210の故障である。一方、イオン電流検出回路
手段210の出力が、VBにショートすると、常時出力
がしきい値以上となり正常燃焼と判定される。イオン電
流検出回路手段210内のツェナーダイオード302の
オープン、ダイオード304のオープン、検出抵抗30
5のオープンの場合も出力が増大するので失火状態でも
正常燃焼と判定する。
05の時間間隔が一定でエンジン回転が正常であるにも
かかわらず、失火を判定していれば、イオン電流検出回
路手段210の故障である。一方、イオン電流検出回路
手段210の出力が、VBにショートすると、常時出力
がしきい値以上となり正常燃焼と判定される。イオン電
流検出回路手段210内のツェナーダイオード302の
オープン、ダイオード304のオープン、検出抵抗30
5のオープンの場合も出力が増大するので失火状態でも
正常燃焼と判定する。
【0033】確実に失火が起きる運転状態において、正
常燃焼を検出した場合は、イオン電流検出回路手段21
0の故障とする。例えば、高回転からの燃料カット中に
正常燃焼であれば回路の故障と判定される。点火を止め
ても正常燃焼と判定していれば、少なくともハーネスが
VBにショートしている可能性があると推定される。点
火を止めることが可能な運転状態としては、上記燃料カ
ット中や自動車の排気ガスを適切に処理できる修理工場
内での試験等がある。
常燃焼を検出した場合は、イオン電流検出回路手段21
0の故障とする。例えば、高回転からの燃料カット中に
正常燃焼であれば回路の故障と判定される。点火を止め
ても正常燃焼と判定していれば、少なくともハーネスが
VBにショートしている可能性があると推定される。点
火を止めることが可能な運転状態としては、上記燃料カ
ット中や自動車の排気ガスを適切に処理できる修理工場
内での試験等がある。
【0034】この場合、外部自己診断装置211の端子
からの入力の組み合わせ、又は、自己診断用のテスタか
らの通信信号の組み合わせで、特定の気筒の燃料噴射や
点火を停止し、失火の有無を判定すればよい。図7は、
故障診断のフローチャートを示したものである。まず、
ステップ601において、現在の失火判定を取り込み、
正常燃焼判定か失火かを区別する。
からの入力の組み合わせ、又は、自己診断用のテスタか
らの通信信号の組み合わせで、特定の気筒の燃料噴射や
点火を停止し、失火の有無を判定すればよい。図7は、
故障診断のフローチャートを示したものである。まず、
ステップ601において、現在の失火判定を取り込み、
正常燃焼判定か失火かを区別する。
【0035】正常燃焼であれば、ステップ610以降の
フローに進む。失火と判定されればステップ602に進
み、レファレンスセンサ105の時間間隔を測定してス
テップ603に進む。ステップ603において、レファ
レンスセンサ105の時間間隔測定条件をチェックす
る。即ち、エンジン回転数が所定値の範囲にあり、車速
(VSP)やエンジン負荷変動がほとんど無い安定した
状態かどうかを判別する。
フローに進む。失火と判定されればステップ602に進
み、レファレンスセンサ105の時間間隔を測定してス
テップ603に進む。ステップ603において、レファ
レンスセンサ105の時間間隔測定条件をチェックす
る。即ち、エンジン回転数が所定値の範囲にあり、車速
(VSP)やエンジン負荷変動がほとんど無い安定した
状態かどうかを判別する。
【0036】ステップ604において、所定の条件を満
たしているとき、失火を検出している気筒と他の気筒と
のレファレンスセンサ間隔を比較する。間隔差が所定以
下であれば、ステップ605に進み、該ステップ605
において、エンジン自体は失火しておらず、イオン電流
検出回路またはハーネスの不良と判定される。間隔が所
定値以上である場合は、ステップ606に進み、エンジ
ンに失火ありと判定される。
たしているとき、失火を検出している気筒と他の気筒と
のレファレンスセンサ間隔を比較する。間隔差が所定以
下であれば、ステップ605に進み、該ステップ605
において、エンジン自体は失火しておらず、イオン電流
検出回路またはハーネスの不良と判定される。間隔が所
定値以上である場合は、ステップ606に進み、エンジ
ンに失火ありと判定される。
【0037】ステップ610からステップ618は、正
常燃焼と判定した場合のフローであり、エンジンの燃焼
状態を判定するものである。まず、ステップ610で、
エンジン燃焼状態が燃料カット中かどうか判定し、カッ
ト中であればステップ611に進み、燃料カットの持続
時間を計測し、所定時間以上経過するまで待ち、所定時
間を経過したらステップ612に進む。ステップ612
において、イオン電流検出回路手段210の出力を取り
込み、まだ正常燃焼と判定されれば、ステップ613に
進み、該ステップ613で前記イオン電流検出回路21
0の故障またはハーネスの不良と判定される。
常燃焼と判定した場合のフローであり、エンジンの燃焼
状態を判定するものである。まず、ステップ610で、
エンジン燃焼状態が燃料カット中かどうか判定し、カッ
ト中であればステップ611に進み、燃料カットの持続
時間を計測し、所定時間以上経過するまで待ち、所定時
間を経過したらステップ612に進む。ステップ612
において、イオン電流検出回路手段210の出力を取り
込み、まだ正常燃焼と判定されれば、ステップ613に
進み、該ステップ613で前記イオン電流検出回路21
0の故障またはハーネスの不良と判定される。
【0038】ステップ614において、エンジン制御装
置の外部の自己診断装置からの信号の有無をチェック
し、信号があれば、ステップ615に進み、排気ガスが
適切に処理される建屋内において、以下の診断を行う。
即ち、外部信号の組み合わせ、又は、自己診断装置から
の信号との組み合わせにより点火を停止する指令であれ
ば、ステップ615に進み、該ステップ614にて指定
された気筒の点火を停止させる。
置の外部の自己診断装置からの信号の有無をチェック
し、信号があれば、ステップ615に進み、排気ガスが
適切に処理される建屋内において、以下の診断を行う。
即ち、外部信号の組み合わせ、又は、自己診断装置から
の信号との組み合わせにより点火を停止する指令であれ
ば、ステップ615に進み、該ステップ614にて指定
された気筒の点火を停止させる。
【0039】ステップ616において、指定された気筒
の点火を止めてもイオン電流検出回路の出力が正常燃焼
(失火無し)と判定されれば、ステップ618に進んで
ハーネスの不良と判定される。また、ステップ616で
失火有りと判定されれば、ステップ617に進み、該ス
テップ618において、イオン電流検出回路内の素子の
オープンと判定される。信号の組み合わせによっては、
燃料も同時にカットして、排気ガスが周囲に影響を与え
ない様にすることもできる。
の点火を止めてもイオン電流検出回路の出力が正常燃焼
(失火無し)と判定されれば、ステップ618に進んで
ハーネスの不良と判定される。また、ステップ616で
失火有りと判定されれば、ステップ617に進み、該ス
テップ618において、イオン電流検出回路内の素子の
オープンと判定される。信号の組み合わせによっては、
燃料も同時にカットして、排気ガスが周囲に影響を与え
ない様にすることもできる。
【0040】図8は、前記ステップ600から606の
フローのタイミングチャートを示したものである。燃焼
状態が安定しているときレファレンスの信号間隔Tre
fを測定する。信号間隔Trefは、レファレンス信号
の立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間間隔で、フ
リーランニングカウンタをキャプチャし、前回のキャプ
チャ値との差を計算する。フリーランニングカウンタ
は、キャプチャによってゼロに初期化されるならば、キ
ャプチャ値そのものが時間差となる。
フローのタイミングチャートを示したものである。燃焼
状態が安定しているときレファレンスの信号間隔Tre
fを測定する。信号間隔Trefは、レファレンス信号
の立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間間隔で、フ
リーランニングカウンタをキャプチャし、前回のキャプ
チャ値との差を計算する。フリーランニングカウンタ
は、キャプチャによってゼロに初期化されるならば、キ
ャプチャ値そのものが時間差となる。
【0041】信号間隔Trefは、気筒別に測定し、気
筒間の間隔差を求める。間隔差は単純な差分でもよい
が、複数の気筒のデータから計算すれば、他の気筒の回
転変動の影響を減らすことができる。間隔差が所定値以
下であれば、エンジン100は、正常に運転されてお
り、それでも失火と判定されていれば、ハーネス又はイ
オン電流検出回路手段210の故障である。
筒間の間隔差を求める。間隔差は単純な差分でもよい
が、複数の気筒のデータから計算すれば、他の気筒の回
転変動の影響を減らすことができる。間隔差が所定値以
下であれば、エンジン100は、正常に運転されてお
り、それでも失火と判定されていれば、ハーネス又はイ
オン電流検出回路手段210の故障である。
【0042】連続して1回以上故障状態を検出した場合
は、エンジン制御装置120の警告灯123を点灯さ
せ、運転者に早期にイオン電流検出モジュールの交換を
促すものとする。図9は、前記ステップ610から61
8のフローのタイミングチャートを示したものである。
は、エンジン制御装置120の警告灯123を点灯さ
せ、運転者に早期にイオン電流検出モジュールの交換を
促すものとする。図9は、前記ステップ610から61
8のフローのタイミングチャートを示したものである。
【0043】エンジン制御における燃料カットフラグを
チェックし、燃料カット中であれば待ち時間タイマを起
動する。燃料カットでなければ待ち時間タイマを初期値
に設定しておく。待ち時間タイマが所定値に達したと
き、イオン電流検出回路手段210の出力をモニタし、
それでも正常燃焼と判定されていれば、イオン電流検出
回路手段210の故障またはハーネスの不良と判定され
る。
チェックし、燃料カット中であれば待ち時間タイマを起
動する。燃料カットでなければ待ち時間タイマを初期値
に設定しておく。待ち時間タイマが所定値に達したと
き、イオン電流検出回路手段210の出力をモニタし、
それでも正常燃焼と判定されていれば、イオン電流検出
回路手段210の故障またはハーネスの不良と判定され
る。
【0044】連続して1回以上故障状態を検出した場合
は、エンジン制御装置120の警告灯123を点灯さ
せ、運転者に早期にイオン電流検出モジュールの交換を
促すものとする。図10は、イオン電流検出回路手段2
10内の素子の不良判定を説明したものであるする。
は、エンジン制御装置120の警告灯123を点灯さ
せ、運転者に早期にイオン電流検出モジュールの交換を
促すものとする。図10は、イオン電流検出回路手段2
10内の素子の不良判定を説明したものであるする。
【0045】イオン電流検出回路手段210には、4つ
の素子があるが、前記診断手段では、不良している素子
の特定ができない問題がある。そこで、回路の入力と出
力をモニタする回路を追加して素子の不良を検出するも
のである。図10の符号901は、入力信号と出力信号
が異なり、かつ、入力信号にツェナーダイオード304
のツェナー電圧相当の電圧が発生している場合で、チャ
ージコンデンサ303のオープン不良であり、出力信号
がゼロに一定であればダイオードや検出抵抗のショート
であるが、この場合、どちらかのショートを区別できな
い。
の素子があるが、前記診断手段では、不良している素子
の特定ができない問題がある。そこで、回路の入力と出
力をモニタする回路を追加して素子の不良を検出するも
のである。図10の符号901は、入力信号と出力信号
が異なり、かつ、入力信号にツェナーダイオード304
のツェナー電圧相当の電圧が発生している場合で、チャ
ージコンデンサ303のオープン不良であり、出力信号
がゼロに一定であればダイオードや検出抵抗のショート
であるが、この場合、どちらかのショートを区別できな
い。
【0046】符号902と符号904は、入力信号と出
力信号が同一であり、イオン電流検出回路手段210の
積分出力もゼロであれば、ツェナーダイオード302の
ショートまたはチャージコンデンサ303のショート不
良である。この場合もどちらかのショートを区別できな
い。符号903は、出力信号がマイナス方向にチャージ
される信号が発生している場合で、ツェナーダイオード
302のオープン不良である。ただし、符号903の場
合は、チャージコンデンサ303に点火コイルの2次側
の高電圧がくり返して瞬時ではあるが印加されるので、
チャージコンデンサ303の耐圧が問題である。また、
入力の測定には高電圧スパイクがかかるので、A/D入
力保護が極めて困難である。
力信号が同一であり、イオン電流検出回路手段210の
積分出力もゼロであれば、ツェナーダイオード302の
ショートまたはチャージコンデンサ303のショート不
良である。この場合もどちらかのショートを区別できな
い。符号903は、出力信号がマイナス方向にチャージ
される信号が発生している場合で、ツェナーダイオード
302のオープン不良である。ただし、符号903の場
合は、チャージコンデンサ303に点火コイルの2次側
の高電圧がくり返して瞬時ではあるが印加されるので、
チャージコンデンサ303の耐圧が問題である。また、
入力の測定には高電圧スパイクがかかるので、A/D入
力保護が極めて困難である。
【0047】2つの点火コイルを1つのイオン電流検出
回路手段210で測定する場合は、他の点火コイルを通
じて点火するので、同時着火モードと同じ動作をする。
よって、点火電圧は低下するが着火性能には影響しな
い。符号905は、出力信号がプラスになる場合で、ツ
ェナーダイオード302のオープン不良である。 符号
906と符号908は、出力信号がゼロの場合で、ツェ
ーナダイオード302または検出抵抗305のショート
不良である。
回路手段210で測定する場合は、他の点火コイルを通
じて点火するので、同時着火モードと同じ動作をする。
よって、点火電圧は低下するが着火性能には影響しな
い。符号905は、出力信号がプラスになる場合で、ツ
ェナーダイオード302のオープン不良である。 符号
906と符号908は、出力信号がゼロの場合で、ツェ
ーナダイオード302または検出抵抗305のショート
不良である。
【0048】符号907は、出力信号がマイナスになっ
ている場合で、特に点火信号の開始時にもマイナスにな
っており、検出抵抗305のオープン不良である。以
上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明
は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の精神を逸脱することなく、
設計において種々の変更ができるものである。
ている場合で、特に点火信号の開始時にもマイナスにな
っており、検出抵抗305のオープン不良である。以
上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明
は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明の精神を逸脱することなく、
設計において種々の変更ができるものである。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置は、燃
焼室内のイオン電流等を検出するセンシング回路の故障
判定手段を備えたことで、前記センシング回路の故障を
オンボードで診断することができる。
明の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出装置は、燃
焼室内のイオン電流等を検出するセンシング回路の故障
判定手段を備えたことで、前記センシング回路の故障を
オンボードで診断することができる。
【0050】また、前記故障判定手段は、前記センシン
グ回路への入力信号と該センシング回路からの出力信号
に基づいて、センシング回路内の個々の素子の故障を検
出することができる。更に、モニタ処理手段で所定の運
転状態において強制的に点火信号を停止させて失火を起
こすようにしたので、前記失火判定手段で正常燃焼と判
定された場合に、失火を起こさせ、再度、前記失火判定
手段で失火が否かを判定し、前記センシング回路が故障
か否かを診断することができる。
グ回路への入力信号と該センシング回路からの出力信号
に基づいて、センシング回路内の個々の素子の故障を検
出することができる。更に、モニタ処理手段で所定の運
転状態において強制的に点火信号を停止させて失火を起
こすようにしたので、前記失火判定手段で正常燃焼と判
定された場合に、失火を起こさせ、再度、前記失火判定
手段で失火が否かを判定し、前記センシング回路が故障
か否かを診断することができる。
【図1】本発明の一実施形態の故障診断装置付きエンジ
ン燃焼状態検出装置を備えたエンジンの全体構成図。
ン燃焼状態検出装置を備えたエンジンの全体構成図。
【図2】図1の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出
装置の制御ブロック図。
装置の制御ブロック図。
【図3】図2の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出
装置のイオン電流検出回路(センシング回路)。
装置のイオン電流検出回路(センシング回路)。
【図4】図3のイオン電流検出回路の動作説明図。
【図5】図3のイオン電流検出回路の失火判定時の故障
状態を示す図。
状態を示す図。
【図6】図3のイオン電流検出回路の正常判定時の故障
状態を示す図。
状態を示す図。
【図7】図2の故障診断装置付きエンジン燃焼状態検出
装置の故障診断のフローチャート。
装置の故障診断のフローチャート。
【図8】図7の故障診断のタイミングチャート(1)。
【図9】図7の故障診断のタイミングチャート(2)。
【図10】図3のイオン電流検出回路内の素子の不良検
出状態を示す図。
出状態を示す図。
100 エンジン 120 エンジン制御装置 201 エンジンの運転状態入力処理手段 202 状態検出制御量演算手段 203 出力制御手段 204 モニタ処理手段 205 A/D変換手段 206 失火判定手段 207 センシング回路の故障判定手段 208 点灯条件 210 センシング回路(イオン電流検出回路) 211 外部自己診断手段
Claims (5)
- 【請求項1】 燃焼室内のイオン電流等を検出するセン
シング回路と、該センシング回路の検出信号に基づきエ
ンジンの失火を判定する失火判定手段とを備えたエンジ
ンの燃焼状態検出装置において、 該燃焼状態検出装置が、前記センシング回路の故障を判
定する故障判定手段を備えていることを特徴とするエン
ジン燃焼状態検出装置。 - 【請求項2】 前記故障判定手段は、前記失火判定手段
で失火していると判定された場合に、所定の運転状態に
おいて気筒毎の回転数の変動を演算して失火しているか
否かを判断することで、前記センシング回路の故障を診
断することを特徴とする請求項1に記載のエンジン燃焼
状態検出装置。 - 【請求項3】 前記故障判定手段は、前記センシング回
路への入力信号と該センシング回路からの出力信号との
相互関係に基づき、前記センシング回路内の素子の故障
を診断することを特徴とする請求項1に記載のエンジン
燃焼状態検出装置。 - 【請求項4】 前記燃焼状態検出装置は、モニタ処理手
段を備え、前記失火判定手段で正常燃焼と判定された場
合に、前記モニタ処理手段で所定の運転状態において強
制的に点火信号を停止させて失火を起こし、前記失火判
定手段で再度失火か否かを判定し、その判定結果に基づ
いて故障判定手段で前記センシング回路の故障を診断す
ることを特徴とする請求項1に記載のエンジン燃焼状態
検出装置。 - 【請求項5】 前記燃焼状態検出装置は、モニタ処理手
段と外部自己診断手段とを備え、前記失火判定手段で正
常燃焼と判定された場合に、前記モニタ処理手段と前記
外部自己診断手段とで所定の運転状態において強制的に
失火を起こし、前記失火判定手段で再度失火か否かを判
定し、その判定結果に基づき故障判定手段で前記センシ
ング回路の故障を診断することを特徴とする請求項1に
記載のエンジン燃焼状態検出装置。
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