JPH10250111A - インクカートリッジの包装体 - Google Patents
インクカートリッジの包装体Info
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- JPH10250111A JPH10250111A JP9063377A JP6337797A JPH10250111A JP H10250111 A JPH10250111 A JP H10250111A JP 9063377 A JP9063377 A JP 9063377A JP 6337797 A JP6337797 A JP 6337797A JP H10250111 A JPH10250111 A JP H10250111A
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- JP
- Japan
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- ink cartridge
- ink
- storage bag
- volume
- cartridge
- Prior art date
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17533—Storage or packaging of ink cartridges
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17513—Inner structure
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Packages (AREA)
- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ほとんどコストアップを招くことがなく、イ
ンクカートリッジを直接収納袋に挿入して包装しても、
落下等の衝撃による破壊が生じにくいインクカートリッ
ジの包装体の提供。 【解決手段】 インクカートリッジ2の体積をViと
し、インクカートリッジ収納部22にて実現できる最大
収納体積をVmaxとすると、Vmax≦2×Viとな
る収納袋14内に、インクカートリッジ2の体積の10
%〜30%の空気を収納した。このため、緩衝材が存在
しなくても、この空気によりエアクッションの役目が果
たされ、落下等の衝撃による破壊が生じにくくなった。
また収納袋14は折り畳めるので、運搬コストも大きく
ならなかった。
ンクカートリッジを直接収納袋に挿入して包装しても、
落下等の衝撃による破壊が生じにくいインクカートリッ
ジの包装体の提供。 【解決手段】 インクカートリッジ2の体積をViと
し、インクカートリッジ収納部22にて実現できる最大
収納体積をVmaxとすると、Vmax≦2×Viとな
る収納袋14内に、インクカートリッジ2の体積の10
%〜30%の空気を収納した。このため、緩衝材が存在
しなくても、この空気によりエアクッションの役目が果
たされ、落下等の衝撃による破壊が生じにくくなった。
また収納袋14は折り畳めるので、運搬コストも大きく
ならなかった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】インクジェットプリンタ等に
用いられるインクカートリッジの包装体に関する。
用いられるインクカートリッジの包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタに用いられるイ
ンクカートリッジは、製造工程の最後で収納袋にて包装
される。この時、真空パックされることが多く、収納袋
はインクカートリッジに密着した状態となる。
ンクカートリッジは、製造工程の最後で収納袋にて包装
される。この時、真空パックされることが多く、収納袋
はインクカートリッジに密着した状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにイ
ンクカートリッジと収納袋とが密着していると、落下等
の衝撃が収納袋から直接インクカートリッジに伝わり、
インクカートリッジが割れたり、収納袋が破れたりし
た。
ンクカートリッジと収納袋とが密着していると、落下等
の衝撃が収納袋から直接インクカートリッジに伝わり、
インクカートリッジが割れたり、収納袋が破れたりし
た。
【0004】このような落下衝撃等によるインクカート
リッジや収納袋の破壊を防止するために、収納袋とイン
クカートリッジとの間に緩衝材を配置する場合もある
が、緩衝材の配置とその材料費のために、コストアップ
とならざるを得ない。本発明は、ほとんどコストアップ
を招くことがなく、インクカートリッジを直接収納袋に
挿入して包装しても、落下等の衝撃による破壊が生じに
くいインクカートリッジの包装体の提供を目的とするも
のである。
リッジや収納袋の破壊を防止するために、収納袋とイン
クカートリッジとの間に緩衝材を配置する場合もある
が、緩衝材の配置とその材料費のために、コストアップ
とならざるを得ない。本発明は、ほとんどコストアップ
を招くことがなく、インクカートリッジを直接収納袋に
挿入して包装しても、落下等の衝撃による破壊が生じに
くいインクカートリッジの包装体の提供を目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
インクカートリッジの包装体は、カートリッジケースと
このカートリッジケースの内部に収納されたインクとを
有するインクカートリッジを、収納袋に密封状態で収納
した包装体であって、この収納袋の最大収納体積は、前
記インクカートリッジの体積の約200%以下であり、
更に、収納袋の内部に、インクカートリッジ以外に、イ
ンクカートリッジの体積の約10%以上の空気が収納さ
れていることを特徴とする。
インクカートリッジの包装体は、カートリッジケースと
このカートリッジケースの内部に収納されたインクとを
有するインクカートリッジを、収納袋に密封状態で収納
した包装体であって、この収納袋の最大収納体積は、前
記インクカートリッジの体積の約200%以下であり、
更に、収納袋の内部に、インクカートリッジ以外に、イ
ンクカートリッジの体積の約10%以上の空気が収納さ
れていることを特徴とする。
【0006】このように、真空パックするのではなく、
収納袋内には、インクカートリッジの体積の約10%以
上の空気が収納されている。したがって、緩衝材が存在
しなくても、この空気によりエアクッションの役目が果
たされ、落下等の衝撃による破壊が生じにくくなる。
収納袋内には、インクカートリッジの体積の約10%以
上の空気が収納されている。したがって、緩衝材が存在
しなくても、この空気によりエアクッションの役目が果
たされ、落下等の衝撃による破壊が生じにくくなる。
【0007】もし、収納袋内の空気が、インクカートリ
ッジの体積の約10%未満の割合となると、真空パック
に近くなり、落下等の衝撃による破壊が生じ易くなる。
特に、収納袋の最大収納体積としては、インクカートリ
ッジの体積の約140%〜約160%であって、収納袋
の内部に、インクカートリッジ以外に、インクカートリ
ッジの体積の約10%〜約30%の空気が収納されてい
ることが好ましい。
ッジの体積の約10%未満の割合となると、真空パック
に近くなり、落下等の衝撃による破壊が生じ易くなる。
特に、収納袋の最大収納体積としては、インクカートリ
ッジの体積の約140%〜約160%であって、収納袋
の内部に、インクカートリッジ以外に、インクカートリ
ッジの体積の約10%〜約30%の空気が収納されてい
ることが好ましい。
【0008】収納袋の最大収納体積がインクカートリッ
ジの体積の約140%未満では、エアクッションとして
十分な緩衝作用を生ずる分の空気を収納できない。ま
た、収納袋の最大収納体積がインクカートリッジの体積
の約160%を越えると、インクカートリッジに比較し
て収納袋の収納体積が大きすぎて、収納袋内部の空気が
インクカートリッジと収納袋との間から逃げ易く、十分
な緩衝作用を生じにくくなる。
ジの体積の約140%未満では、エアクッションとして
十分な緩衝作用を生ずる分の空気を収納できない。ま
た、収納袋の最大収納体積がインクカートリッジの体積
の約160%を越えると、インクカートリッジに比較し
て収納袋の収納体積が大きすぎて、収納袋内部の空気が
インクカートリッジと収納袋との間から逃げ易く、十分
な緩衝作用を生じにくくなる。
【0009】また、収納袋の内部に収納されている空気
が、インクカートリッジの体積の約10%未満では、前
述したごとく十分な緩衝作用を生じにくい。インクカー
トリッジの体積の約30%を越えると収納袋内部でイン
クカートリッジが移動し易くなり、十分な緩衝作用を生
じにくくなるとともに、返って衝撃により収納袋がパン
クし易くなる。またこの場合、空気量が多すぎて、収納
袋の内、インクカートリッジが収納されている部分以外
が折り畳めなかったりして、包装体全体として大型化し
て運搬コストが高くなるとともに、空気によるインクの
劣化が大きくなる。
が、インクカートリッジの体積の約10%未満では、前
述したごとく十分な緩衝作用を生じにくい。インクカー
トリッジの体積の約30%を越えると収納袋内部でイン
クカートリッジが移動し易くなり、十分な緩衝作用を生
じにくくなるとともに、返って衝撃により収納袋がパン
クし易くなる。またこの場合、空気量が多すぎて、収納
袋の内、インクカートリッジが収納されている部分以外
が折り畳めなかったりして、包装体全体として大型化し
て運搬コストが高くなるとともに、空気によるインクの
劣化が大きくなる。
【0010】インクカートリッジの体積の約10〜約3
0%では収納袋は折り畳めるので、運搬コストも大きく
ならない。収納袋としては、例えば、シートを周縁部に
て熱シールして形成されたものが挙げられる。
0%では収納袋は折り畳めるので、運搬コストも大きく
ならない。収納袋としては、例えば、シートを周縁部に
て熱シールして形成されたものが挙げられる。
【0011】このようにして包装されているインクカー
トリッジは、例えば、インクジェットプリンタに用いら
れる。
トリッジは、例えば、インクジェットプリンタに用いら
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、インクカートリッジ2の
一例を示す概略縦断面図である。このインクカートリッ
ジ2は、記録媒体にインクを噴射して印刷を行うインク
ジェットプリンタに用いられるもので、上面が開口4a
を通じて開放された直方体状のカートリッジケース4を
有し、このカートリッジケース4の開口4aは蓋体6に
て閉塞されている。
一例を示す概略縦断面図である。このインクカートリッ
ジ2は、記録媒体にインクを噴射して印刷を行うインク
ジェットプリンタに用いられるもので、上面が開口4a
を通じて開放された直方体状のカートリッジケース4を
有し、このカートリッジケース4の開口4aは蓋体6に
て閉塞されている。
【0013】前記カートリッジケース4の一側には、図
2の部分拡大図に示すごとく、インクジェットプリンタ
にセットされて使用される際にインクジェット記録ヘッ
ド5のインク供給用マニホールド5aにインクを供給す
るインク供給孔4bが形成され、前記カートリッジケー
ス4の他側には、大気連通孔4cが形成されている。ま
た、大気連通孔4cが形成されている位置の内部には、
大気連通孔4cを通じてのインクの蒸発を防止するため
のエアバッファ4dが形成されている。
2の部分拡大図に示すごとく、インクジェットプリンタ
にセットされて使用される際にインクジェット記録ヘッ
ド5のインク供給用マニホールド5aにインクを供給す
るインク供給孔4bが形成され、前記カートリッジケー
ス4の他側には、大気連通孔4cが形成されている。ま
た、大気連通孔4cが形成されている位置の内部には、
大気連通孔4cを通じてのインクの蒸発を防止するため
のエアバッファ4dが形成されている。
【0014】カートリッジケース4の内部は、インク供
給孔4b側にはインク室4eが、大気連通孔4c側には
インクを吸蔵可能である多孔質体4f(ここでは発泡ウ
レタン樹脂を用いている。)が充填されているフォーム
室4gが、それぞれ形成され、前記両室4e,4gが下
部において連通部4hを介して相互に連通されている。
給孔4b側にはインク室4eが、大気連通孔4c側には
インクを吸蔵可能である多孔質体4f(ここでは発泡ウ
レタン樹脂を用いている。)が充填されているフォーム
室4gが、それぞれ形成され、前記両室4e,4gが下
部において連通部4hを介して相互に連通されている。
【0015】インク供給孔4bには、インクジェットプ
リンタ側のインクジェット記録ヘッド5に供給されるイ
ンクに含まれる塵芥等を除くためのメッシュフィルタ部
材8、およびインクジェット記録ヘッド5への連結のた
めのアダプタ10が設けられている。
リンタ側のインクジェット記録ヘッド5に供給されるイ
ンクに含まれる塵芥等を除くためのメッシュフィルタ部
材8、およびインクジェット記録ヘッド5への連結のた
めのアダプタ10が設けられている。
【0016】このインクカートリッジ2は、次のように
して製造される。すなわち、図3(a),(b)に示す
ごとく、まずカートリッジケース4のフォーム室4gの
内部に、一面(上面)に設けられた開口4aから、多孔
質体4fが圧縮された状態で充填される。その後、蓋体
6を熱溶着し、次いで、インク供給孔4bを通じてイン
ク注入手段(図示せず)により、脱気されたインクが充
填される。なお、図3(a)は、図3(b)に対して直
角方向で縦に切断して左側から見た縦断面図である。
して製造される。すなわち、図3(a),(b)に示す
ごとく、まずカートリッジケース4のフォーム室4gの
内部に、一面(上面)に設けられた開口4aから、多孔
質体4fが圧縮された状態で充填される。その後、蓋体
6を熱溶着し、次いで、インク供給孔4bを通じてイン
ク注入手段(図示せず)により、脱気されたインクが充
填される。なお、図3(a)は、図3(b)に対して直
角方向で縦に切断して左側から見た縦断面図である。
【0017】このインクの注入処理は、次のように行わ
れる。すなわち、インク供給孔4bに対し、図示しない
インク注入手段が接続される。そして、インクが注入さ
れる際には、まず、インクの注入に先立って大気連通孔
4cに負圧手段が適用されてインクカートリッジ2内が
負圧状態とされる。
れる。すなわち、インク供給孔4bに対し、図示しない
インク注入手段が接続される。そして、インクが注入さ
れる際には、まず、インクの注入に先立って大気連通孔
4cに負圧手段が適用されてインクカートリッジ2内が
負圧状態とされる。
【0018】そして、インクカートリッジ2内が所定の
負圧状態(例えば、1気圧を0mmHgとして、−71
0mmHg程度)となった状態で、インク注入手段によ
るインクの注入が開始される。注入されたインクは、イ
ンクカートリッジ2内が負圧状態とされていることか
ら、インクカートリッジ2内に容易に吸い込まれる。こ
のときフォーム室4gとインク室4eとを隔てている隔
壁4iに衝突し、上下に別れるが、まず主に流動抵抗の
少ないインク室4eに向かって流れて、インク室4eを
満たす。それから、下部にある連通部4hを介してフォ
ーム室4gに流れ込む。このことによりフォーム室4g
内の多孔質体4f内にインクがしみ込んで、多孔質体4
fを満たす。
負圧状態(例えば、1気圧を0mmHgとして、−71
0mmHg程度)となった状態で、インク注入手段によ
るインクの注入が開始される。注入されたインクは、イ
ンクカートリッジ2内が負圧状態とされていることか
ら、インクカートリッジ2内に容易に吸い込まれる。こ
のときフォーム室4gとインク室4eとを隔てている隔
壁4iに衝突し、上下に別れるが、まず主に流動抵抗の
少ないインク室4eに向かって流れて、インク室4eを
満たす。それから、下部にある連通部4hを介してフォ
ーム室4gに流れ込む。このことによりフォーム室4g
内の多孔質体4f内にインクがしみ込んで、多孔質体4
fを満たす。
【0019】最後に、1枚の長いシール材12をインク
供給孔4b(実際にはアダプタ10)、大気連通孔4
c、カートリッジケース4および蓋体6に熱溶着して、
完全にインク供給孔4bおよび大気連通孔4cを封止す
る。なお、インク供給孔4b側のシール材12の端部1
2aはカートリッジケース4の底部4jに熱溶着されて
いるが、大気連通孔4c側の端部12bは熱溶着されて
いない。これは、使用者に、大気連通孔4c側の端部1
2bからシール材12を剥がさせるためである。
供給孔4b(実際にはアダプタ10)、大気連通孔4
c、カートリッジケース4および蓋体6に熱溶着して、
完全にインク供給孔4bおよび大気連通孔4cを封止す
る。なお、インク供給孔4b側のシール材12の端部1
2aはカートリッジケース4の底部4jに熱溶着されて
いるが、大気連通孔4c側の端部12bは熱溶着されて
いない。これは、使用者に、大気連通孔4c側の端部1
2bからシール材12を剥がさせるためである。
【0020】このようにして形成されたインクカートリ
ッジ2を、図4に示すアルミラミネートシートからなる
収納袋14に収納する。この収納袋14は、2枚の矩形
のアルミラミネートシートの三方の周縁部14aを熱シ
ールして、接合部16を形成したものである。熱シール
していない方の周縁部にある開口部18から、収納袋1
4内に、図5の部分破断図に示すごとくインクカートリ
ッジ2を挿入する。
ッジ2を、図4に示すアルミラミネートシートからなる
収納袋14に収納する。この収納袋14は、2枚の矩形
のアルミラミネートシートの三方の周縁部14aを熱シ
ールして、接合部16を形成したものである。熱シール
していない方の周縁部にある開口部18から、収納袋1
4内に、図5の部分破断図に示すごとくインクカートリ
ッジ2を挿入する。
【0021】次に、収納袋14を熱シールするためのボ
ックスに入れて、ボックス内の雰囲気を所定の気圧に調
整し、その雰囲気の中で熱シール装置にて、図6に示す
ごとく、収納袋14の所定位置を熱シールして、接合部
20を形成する。こうして、インクカートリッジ2が収
納された部分(以下、インクカートリッジ収納部22と
言う。)を完全に密封して、インクカートリッジ2の包
装体24を得る。この状態で搬送ケースに入れられて運
搬される。インクジェットプリンタの使用者は、接合部
16に設けられた切り欠き部16a部分で収納袋14を
引き裂く等して、包装体24を開封し、インクカートリ
ッジ2を取り出してシール材12を剥がした後、インク
ジェットプリンタに図2に示したごとくセットして使用
する。
ックスに入れて、ボックス内の雰囲気を所定の気圧に調
整し、その雰囲気の中で熱シール装置にて、図6に示す
ごとく、収納袋14の所定位置を熱シールして、接合部
20を形成する。こうして、インクカートリッジ2が収
納された部分(以下、インクカートリッジ収納部22と
言う。)を完全に密封して、インクカートリッジ2の包
装体24を得る。この状態で搬送ケースに入れられて運
搬される。インクジェットプリンタの使用者は、接合部
16に設けられた切り欠き部16a部分で収納袋14を
引き裂く等して、包装体24を開封し、インクカートリ
ッジ2を取り出してシール材12を剥がした後、インク
ジェットプリンタに図2に示したごとくセットして使用
する。
【0022】前記熱シールにおけるボックス内の気圧
は、次のようなレベルに調整される。インクカートリッ
ジ2の体積をViとし、インクカートリッジ収納部22
にて実現できる最大収納体積をVmaxとする。ただ
し、Vmax≦2×Viである。すなわち、Vmaxは
Viの200%以下である。
は、次のようなレベルに調整される。インクカートリッ
ジ2の体積をViとし、インクカートリッジ収納部22
にて実現できる最大収納体積をVmaxとする。ただ
し、Vmax≦2×Viである。すなわち、Vmaxは
Viの200%以下である。
【0023】また、いかなる気圧の下であろうとも、収
納袋14に対してインクカートリッジ2を入れ、そのま
ま熱シールした場合に形成されるインクカートリッジ収
納部22の体積はほぼ一定であり、この体積をVrとす
る。したがって、ボックス内の気圧Prの下で、インク
カートリッジ2を挿入された収納袋14を熱シールした
場合にもインクカートリッジ収納部22の体積はVrで
ある。
納袋14に対してインクカートリッジ2を入れ、そのま
ま熱シールした場合に形成されるインクカートリッジ収
納部22の体積はほぼ一定であり、この体積をVrとす
る。したがって、ボックス内の気圧Prの下で、インク
カートリッジ2を挿入された収納袋14を熱シールした
場合にもインクカートリッジ収納部22の体積はVrで
ある。
【0024】そして熱シールにて密封した後に、1気圧
の雰囲気に戻した場合のインクカートリッジ収納部22
の内のインクカートリッジ2以外の体積V1は、次式の
ごとくとなる。なお、気温は常温であり、変化はないも
のとする。P0を大気圧(1気圧)とする。
の雰囲気に戻した場合のインクカートリッジ収納部22
の内のインクカートリッジ2以外の体積V1は、次式の
ごとくとなる。なお、気温は常温であり、変化はないも
のとする。P0を大気圧(1気圧)とする。
【0025】
【数1】
【0026】また、1気圧の雰囲気での、インクカート
リッジ2の体積Viに対する前記体積V1の割合S
(%)は、次式のごとく求められる。
リッジ2の体積Viに対する前記体積V1の割合S
(%)は、次式のごとく求められる。
【0027】
【数2】
【0028】本実施の形態では、この割合Sは、10%
〜30%となるように、熱シールする際の気圧Prが調
整されている。前記体積Vr,Viは共に、ほぼ一定で
あることから、気圧Prも当初、S=10%〜30%に
設定した気圧を維持すれば良く、熱シールするインクカ
ートリッジ2毎に異なる気圧を調整する必要はない。し
たがって、S=10%〜30%に調整してインクカート
リッジ2の包装体24を得ることは、極めて容易にでき
る。
〜30%となるように、熱シールする際の気圧Prが調
整されている。前記体積Vr,Viは共に、ほぼ一定で
あることから、気圧Prも当初、S=10%〜30%に
設定した気圧を維持すれば良く、熱シールするインクカ
ートリッジ2毎に異なる気圧を調整する必要はない。し
たがって、S=10%〜30%に調整してインクカート
リッジ2の包装体24を得ることは、極めて容易にでき
る。
【0029】[落下試験]上述のように、S=10%〜
30%に調整されたインクカートリッジ2の包装体24
を10個用いて90cmの高さから定盤上へ落下させ
て、インクカートリッジ2あるいは収納袋14の破損状
況を測定した。なお、比較としてS=0%〜10%未満
に調整されたインクカートリッジについても同様に測定
した。その結果を、表1に示す。
30%に調整されたインクカートリッジ2の包装体24
を10個用いて90cmの高さから定盤上へ落下させ
て、インクカートリッジ2あるいは収納袋14の破損状
況を測定した。なお、比較としてS=0%〜10%未満
に調整されたインクカートリッジについても同様に測定
した。その結果を、表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から、収納袋14内に、インクカート
リッジ2の体積の10%〜30%の空気を収納すれば、
緩衝材が存在しなくても、この空気によりエアクッショ
ンの役目が果たされ、落下等の衝撃による破壊が生じに
くくなることが判った。また収納袋14は折り畳めるの
で、運搬コストも大きくならなかった。
リッジ2の体積の10%〜30%の空気を収納すれば、
緩衝材が存在しなくても、この空気によりエアクッショ
ンの役目が果たされ、落下等の衝撃による破壊が生じに
くくなることが判った。また収納袋14は折り畳めるの
で、運搬コストも大きくならなかった。
【0032】なお、S=30%を越えると、S=0〜1
0%未満程ではないが、収納袋14内部でインクカート
リッジ2が移動し易くなり破損割合は増加する傾向にあ
った。更にインクカートリッジ2の包装体24全体が大
きくなり、インクカートリッジ2が収納されている部分
以外が折り畳めなかったりして、包装体24全体として
大型化して運搬コストが高くなった。また、運搬時の衝
撃等で収納袋14がパンクし易くなった。
0%未満程ではないが、収納袋14内部でインクカート
リッジ2が移動し易くなり破損割合は増加する傾向にあ
った。更にインクカートリッジ2の包装体24全体が大
きくなり、インクカートリッジ2が収納されている部分
以外が折り畳めなかったりして、包装体24全体として
大型化して運搬コストが高くなった。また、運搬時の衝
撃等で収納袋14がパンクし易くなった。
【0033】なお、袋のタイプは、本実施の形態のよう
に2枚の矩形のシートを周縁部14aにて熱シールした
いわゆる平袋に限らず、ピロー袋、ガゼット袋でも同様
である。また、収納袋14の材質もアルミニウムが含ま
れていなくても良く、袋になり得る常識的な樹脂なら何
でも良い。
に2枚の矩形のシートを周縁部14aにて熱シールした
いわゆる平袋に限らず、ピロー袋、ガゼット袋でも同様
である。また、収納袋14の材質もアルミニウムが含ま
れていなくても良く、袋になり得る常識的な樹脂なら何
でも良い。
【図1】 インクカートリッジの一例の概略縦断面図で
ある。
ある。
【図2】 前記インクカートリッジの使用時の部分拡大
図である。
図である。
【図3】 前記インクカートリッジの製造工程の一部の
説明図である。
説明図である。
【図4】 収納袋の平面図である。
【図5】 収納袋にインクカートリッジを収納した状態
の説明図である。
の説明図である。
【図6】 熱シールにてインクカートリッジを収納袋内
に密封した状態の説明図である。
に密封した状態の説明図である。
2…インクカートリッジ 4…カートリッジケース 4a…開口 4b…インク供給孔 4c…大気
連通孔 4d…エアバッファ 4e…インク室 4f…
多孔質体 4g…フォーム室 4h…連通部 4i…隔壁 4j…底部 5…インクジェット記録ヘッド 5a…インク供給用マニホールド 6…蓋体 8…メッシュフィルタ部材 10…アダプタ 12
…シール材 12a,12b…端部 14…収納袋 14a…周
縁部 16…接合部 16a…切り欠き部 18…開口部
20…接合部 22…インクカートリッジ収納部 24…包装体
連通孔 4d…エアバッファ 4e…インク室 4f…
多孔質体 4g…フォーム室 4h…連通部 4i…隔壁 4j…底部 5…インクジェット記録ヘッド 5a…インク供給用マニホールド 6…蓋体 8…メッシュフィルタ部材 10…アダプタ 12
…シール材 12a,12b…端部 14…収納袋 14a…周
縁部 16…接合部 16a…切り欠き部 18…開口部
20…接合部 22…インクカートリッジ収納部 24…包装体
Claims (4)
- 【請求項1】カートリッジケースと該カートリッジケー
スの内部に収納されたインクとを有するインクカートリ
ッジを、収納袋に密封状態で収納した包装体であって、 前記収納袋の最大収納体積は、前記インクカートリッジ
の体積の約200%以下であり、前記収納袋の内部に、
前記インクカートリッジ以外に、前記インクカートリッ
ジの体積の約10%以上の空気が収納されていることを
特徴とするインクカートリッジの包装体。 - 【請求項2】前記収納袋の最大収納体積は、前記インク
カートリッジの体積の約140%〜約160%であり、
前記収納袋の内部に、前記インクカートリッジ以外に、
前記インクカートリッジの体積の約10%〜約30%の
空気が収納されていることを特徴とする請求項1記載の
インクカートリッジの包装体。 - 【請求項3】前記収納袋は、シートを周縁部にて熱シー
ルして形成されたものであることを特徴とする請求項1
または2記載のインクカートリッジの包装体。 - 【請求項4】前記インクカートリッジは、インクジェッ
トプリンタに用いられることを特徴とする請求項1〜3
のいずれか記載のインクカートリッジの包装体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9063377A JPH10250111A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | インクカートリッジの包装体 |
US09/042,993 US6257710B1 (en) | 1997-03-17 | 1998-03-17 | Package for ink cartridge and method for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9063377A JPH10250111A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | インクカートリッジの包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10250111A true JPH10250111A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13227555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9063377A Pending JPH10250111A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | インクカートリッジの包装体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6257710B1 (ja) |
JP (1) | JPH10250111A (ja) |
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- 1997-03-17 JP JP9063377A patent/JPH10250111A/ja active Pending
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