JPH10249883A - 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチおよびその製造方法 - Google Patents
流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH10249883A JPH10249883A JP5968997A JP5968997A JPH10249883A JP H10249883 A JPH10249883 A JP H10249883A JP 5968997 A JP5968997 A JP 5968997A JP 5968997 A JP5968997 A JP 5968997A JP H10249883 A JPH10249883 A JP H10249883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- resin
- sensor case
- case
- circuit board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims abstract description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 17
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 130
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 130
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 54
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 34
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 24
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 11
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 abstract description 9
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 14
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 14
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 5
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 4
- 239000004850 liquid epoxy resins (LERs) Substances 0.000 description 3
- 239000012778 molding material Substances 0.000 description 3
- 229920002492 poly(sulfone) Polymers 0.000 description 3
- 229920001230 polyarylate Polymers 0.000 description 3
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920002600 TPX™ Polymers 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 2
- 238000009420 retrofitting Methods 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 229920006351 engineering plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 229920001707 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 238000004382 potting Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000001721 transfer moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用の小
型センサスイッチのLED部のシール性を確保するとと
もに、微小グロメット部の取付けが行えるようにするこ
と。 【解決手段】 センサ回路基板30やLEDが挿入され
たセンサケース10を成形型40に取り付けた状態で、
センサケース10内への樹脂充填と、センサケース10
のリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形とを同
時に行う。樹脂充填に際しては、センサケース10内を
真空にし、センサケース10内へ熱硬化性樹脂を低圧射
出して充填する。センサケース10内への充填樹脂によ
る固定樹脂部とリード線引出し口のグロメット部とが一
体に形成できる。あるいは、熱可塑性樹脂を低圧で成形
型40に加圧充填するようにしても構わない。
型センサスイッチのLED部のシール性を確保するとと
もに、微小グロメット部の取付けが行えるようにするこ
と。 【解決手段】 センサ回路基板30やLEDが挿入され
たセンサケース10を成形型40に取り付けた状態で、
センサケース10内への樹脂充填と、センサケース10
のリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形とを同
時に行う。樹脂充填に際しては、センサケース10内を
真空にし、センサケース10内へ熱硬化性樹脂を低圧射
出して充填する。センサケース10内への充填樹脂によ
る固定樹脂部とリード線引出し口のグロメット部とが一
体に形成できる。あるいは、熱可塑性樹脂を低圧で成形
型40に加圧充填するようにしても構わない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧シリンダな
どの流体圧作動機器の移動部材の位置検出用に、センサ
ケース内などに充填した樹脂によりセンサ回路基板など
を固定してなるセンサスイッチの技術に関する。
どの流体圧作動機器の移動部材の位置検出用に、センサ
ケース内などに充填した樹脂によりセンサ回路基板など
を固定してなるセンサスイッチの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】流体圧作動機器の空気圧シリンダなどに
よりピストンを駆動させて、このピストンに取り付けら
れたピストンロッドを直線往復動させる場合に、ピスト
ンが所定位置にまで駆動したことを知らせるためにその
位置を検出するセンサスイッチが前記空気圧シリンダに
取り付けられている。
よりピストンを駆動させて、このピストンに取り付けら
れたピストンロッドを直線往復動させる場合に、ピスト
ンが所定位置にまで駆動したことを知らせるためにその
位置を検出するセンサスイッチが前記空気圧シリンダに
取り付けられている。
【0003】また、ロッドやガイドレールに沿ってスラ
イドテーブルを空気圧を利用して直線往復動させるアク
チュエーターにも、スライドテーブルが所定の位置まで
駆動したときにその位置が検出できるようセンサスイッ
チが取り付けられている。かかるセンサスイッチは、樹
脂製のセンサケース内にセンサ回路基板が樹脂封止され
た構造のものである。さらに、樹脂封止後にセンサ回路
基板に接続されているリード線に、センサケースのリー
ド線引出し口で後付けによりグロメット部を取付け、リ
ード線部での繰り返しの屈曲でも断線など発生しない構
造になっている。
イドテーブルを空気圧を利用して直線往復動させるアク
チュエーターにも、スライドテーブルが所定の位置まで
駆動したときにその位置が検出できるようセンサスイッ
チが取り付けられている。かかるセンサスイッチは、樹
脂製のセンサケース内にセンサ回路基板が樹脂封止され
た構造のものである。さらに、樹脂封止後にセンサ回路
基板に接続されているリード線に、センサケースのリー
ド線引出し口で後付けによりグロメット部を取付け、リ
ード線部での繰り返しの屈曲でも断線など発生しない構
造になっている。
【0004】また、かかるセンサスイッチは、上記のよ
うに空気圧機器などの直線状往復動を行うシリンダの重
要な構成要素となるため、種々の使用方法が想定され、
かかる広い使用範囲に対応して種々の特性が要求されて
いる。例えば、工作機械関係では、耐油性やクーラント
液に対する耐性が、食品関係では洗浄水に対する耐水性
が求められるなどその分野に応じた種々の特性が要求さ
れている。
うに空気圧機器などの直線状往復動を行うシリンダの重
要な構成要素となるため、種々の使用方法が想定され、
かかる広い使用範囲に対応して種々の特性が要求されて
いる。例えば、工作機械関係では、耐油性やクーラント
液に対する耐性が、食品関係では洗浄水に対する耐水性
が求められるなどその分野に応じた種々の特性が要求さ
れている。
【0005】上記構成のセンサスイッチは、特に小型化
されたセンサスイッチでは一般的に、樹脂製のセンサケ
ース内にリード線付きのセンサ回路基板を納め、液状の
エポキシ注型材料を注入して硬化させるポッティング成
形法で製造されている。
されたセンサスイッチでは一般的に、樹脂製のセンサケ
ース内にリード線付きのセンサ回路基板を納め、液状の
エポキシ注型材料を注入して硬化させるポッティング成
形法で製造されている。
【0006】なお、一部には、タブレット化された顆粒
状のエポキシ成形材料を予熱し、このエポキシ成形材料
を金型中心部のポット内に投入して、プランジャにてエ
ポキシ成形材料を金型内に移送して成形するトランスフ
ァ成形法で製造されている場合もある。
状のエポキシ成形材料を予熱し、このエポキシ成形材料
を金型中心部のポット内に投入して、プランジャにてエ
ポキシ成形材料を金型内に移送して成形するトランスフ
ァ成形法で製造されている場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、かかる流体圧作
動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチの各種
分野への使用が広まるとともに、それに合わせてその小
型化が要求されてきている。
動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチの各種
分野への使用が広まるとともに、それに合わせてその小
型化が要求されてきている。
【0008】しかし、センサケースからのリード線引出
し口のグロメット部は従来手作業による後付けで行われ
ており、センサスイッチの小型化が進むにつれてグロメ
ット部も微小になり、最早手作業では確実な取付け作業
が行えない。グロメット部が余りに微小過ぎて、取付け
不良が発生するなど取付け工程での良品の歩留りが悪く
なるという問題点が現場から指摘されている。グロメッ
ト部は、リード線の断線防止にとっては必要不可欠なも
ので、今後一層センサスイッチの小型化を進めるために
は、かかる微小グロメット部の取付け技術の開発が急務
である。
し口のグロメット部は従来手作業による後付けで行われ
ており、センサスイッチの小型化が進むにつれてグロメ
ット部も微小になり、最早手作業では確実な取付け作業
が行えない。グロメット部が余りに微小過ぎて、取付け
不良が発生するなど取付け工程での良品の歩留りが悪く
なるという問題点が現場から指摘されている。グロメッ
ト部は、リード線の断線防止にとっては必要不可欠なも
ので、今後一層センサスイッチの小型化を進めるために
は、かかる微小グロメット部の取付け技術の開発が急務
である。
【0009】また、センサスイッチの直線状往復動の両
端点への到達を知らせるLEDの取付けにしても、従来
は、センサケースに設けたLED取付け用開口部に予め
キャップやマスキングラベルを貼るなどして、センサケ
ース内への樹脂充填時の樹脂漏れの発生が起きないよう
に十分な注意が払われていた。しかし、小型のセンサス
イッチなどでは、LED取付け用開口部も微小になり、
かかる微小部分に隙間なくマスキングラベルなどを貼る
のは難しく、どうしても樹脂充填時の樹脂漏れを完全に
防ぐことはできなかった。そのため、センサケースのシ
ール性が不十分となり、使用分野によっては油や水が内
部に入り込みセンサスイッチの故障に繋がるという問題
点が指摘されていた。
端点への到達を知らせるLEDの取付けにしても、従来
は、センサケースに設けたLED取付け用開口部に予め
キャップやマスキングラベルを貼るなどして、センサケ
ース内への樹脂充填時の樹脂漏れの発生が起きないよう
に十分な注意が払われていた。しかし、小型のセンサス
イッチなどでは、LED取付け用開口部も微小になり、
かかる微小部分に隙間なくマスキングラベルなどを貼る
のは難しく、どうしても樹脂充填時の樹脂漏れを完全に
防ぐことはできなかった。そのため、センサケースのシ
ール性が不十分となり、使用分野によっては油や水が内
部に入り込みセンサスイッチの故障に繋がるという問題
点が指摘されていた。
【0010】本発明の目的は、手作業では最早取付けが
できない微小グロメット部を、効率よくセンサケースの
リード線引出し口に設けることができる技術を提供する
ことにある。
できない微小グロメット部を、効率よくセンサケースの
リード線引出し口に設けることができる技術を提供する
ことにある。
【0011】本発明の他の目的は、センサケースとLE
D取付け部などとのシール性を向上させることができる
技術を提供することにある。
D取付け部などとのシール性を向上させることができる
技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】すなわち、予め樹脂成形などにより形成さ
れたセンサケース内に、リード線に接続させたプリント
基板などのセンサ回路基板を挿入しておく。この挿入さ
せた状態では、センサケースの後端側からリード線が引
き出された状態になっており、成形型もかかる状態のセ
ンサケースをそのまま取付けできるように注入型の凹部
を形成しておく。さらに、成形型のセンサケースのリー
ド線の引出し口に当たる箇所に、グロメット部成形用の
注入型の凹部を形成しておく。
れたセンサケース内に、リード線に接続させたプリント
基板などのセンサ回路基板を挿入しておく。この挿入さ
せた状態では、センサケースの後端側からリード線が引
き出された状態になっており、成形型もかかる状態のセ
ンサケースをそのまま取付けできるように注入型の凹部
を形成しておく。さらに、成形型のセンサケースのリー
ド線の引出し口に当たる箇所に、グロメット部成形用の
注入型の凹部を形成しておく。
【0015】かかる構成の成形型に、前記のようにセン
サ回路基板を挿入したセンサケースを取付け、低圧で成
形型内のセンサケース内に樹脂を充填封止する。かかる
低圧での樹脂の封止は、例えば、成形型内を真空にして
センサケース内を負圧にした状態で射出により樹脂の封
止を行えばよい。センサケース内を負圧にして樹脂の射
出を行うので、樹脂浸透を細部まで行き届かせることが
できる。さらに、低圧射出のため、高圧下での加圧成形
とは異なり樹脂封止に伴うセンサ回路基板などの損傷が
防止できる。このようにしてセンサケース内の充填樹脂
によりセンサ回路基板の固定用の固定樹脂部を形成する
ことができる。
サ回路基板を挿入したセンサケースを取付け、低圧で成
形型内のセンサケース内に樹脂を充填封止する。かかる
低圧での樹脂の封止は、例えば、成形型内を真空にして
センサケース内を負圧にした状態で射出により樹脂の封
止を行えばよい。センサケース内を負圧にして樹脂の射
出を行うので、樹脂浸透を細部まで行き届かせることが
できる。さらに、低圧射出のため、高圧下での加圧成形
とは異なり樹脂封止に伴うセンサ回路基板などの損傷が
防止できる。このようにしてセンサケース内の充填樹脂
によりセンサ回路基板の固定用の固定樹脂部を形成する
ことができる。
【0016】さらに、上記センサケース内への樹脂の充
填と同時にセンサケースのリード線引出し口のグロメッ
ト部も上記成形型で樹脂成形されるため、手作業では後
付け不能とされるような微小なグロメット部をリード線
に設けることができる。特に、センサケース内への固定
樹脂部と、形成されたグロメット部とが樹脂で一体にな
っているため、異質部材で形成されたグロメット部を後
付けするのとは異なり、後付け部分での乖離などによる
破損の心配がない。
填と同時にセンサケースのリード線引出し口のグロメッ
ト部も上記成形型で樹脂成形されるため、手作業では後
付け不能とされるような微小なグロメット部をリード線
に設けることができる。特に、センサケース内への固定
樹脂部と、形成されたグロメット部とが樹脂で一体にな
っているため、異質部材で形成されたグロメット部を後
付けするのとは異なり、後付け部分での乖離などによる
破損の心配がない。
【0017】また、センサケースを透明にし、かつ充填
樹脂を透明にしておけば、充填樹脂でセンサ回路基板を
固定することにより、センサ回路基板に接続されたLE
Dが充填樹脂により埋め込まれても、LEDの発光が確
実に視認できる。
樹脂を透明にしておけば、充填樹脂でセンサ回路基板を
固定することにより、センサ回路基板に接続されたLE
Dが充填樹脂により埋め込まれても、LEDの発光が確
実に視認できる。
【0018】さらに、LEDの取付け箇所もセンサケー
ス内に限らず、センサケースの外部でも良く、かかる外
部に設けたLEDも前記センサケース内へ充填した樹脂
で固定して保護部を構成すればよい。固定に際してLE
Dを埋め込みにする場合には、上記同様透明樹脂を使用
することによりLEDの発光が十分に視認できる。この
ように、LEDを樹脂で埋め込んだりなどして固定でき
るので、センサケースとLED取付け部とのシール性が
確保できる。
ス内に限らず、センサケースの外部でも良く、かかる外
部に設けたLEDも前記センサケース内へ充填した樹脂
で固定して保護部を構成すればよい。固定に際してLE
Dを埋め込みにする場合には、上記同様透明樹脂を使用
することによりLEDの発光が十分に視認できる。この
ように、LEDを樹脂で埋め込んだりなどして固定でき
るので、センサケースとLED取付け部とのシール性が
確保できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0020】(実施の形態1)本実施の形態では、図1
(a)、(b)に示すように、予め形成されたセンサケ
ース10内に、リード線20に接続されたセンサ回路基
板30が内挿されたものを成形型40に取付けて、この
状態で成形型40内に樹脂を流し込んで充填し、センサ
ケース10内への樹脂封止と、リード線引出し口でのグ
ロメット部成形とを行う製造方法、およびこの製造方法
により製造されるセンサスイッチ50について説明す
る。
(a)、(b)に示すように、予め形成されたセンサケ
ース10内に、リード線20に接続されたセンサ回路基
板30が内挿されたものを成形型40に取付けて、この
状態で成形型40内に樹脂を流し込んで充填し、センサ
ケース10内への樹脂封止と、リード線引出し口でのグ
ロメット部成形とを行う製造方法、およびこの製造方法
により製造されるセンサスイッチ50について説明す
る。
【0021】なお、本実施の形態では、かかる流体圧作
動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチ50と
して、一般的に良く知られている代表的な非接触式の磁
気センサスイッチ50a(50)を例にとり以下説明す
る。しかし、本発明のセンサスイッチの製造方法の製造
対象とするセンサスイッチ50は、かかる非接触式の磁
気センサスイッチ50aに限定する必要はない。センサ
ケース10内にセンサ回路基板30などの固定用の固定
樹脂部31を有して、センサケース10のリード線引出
し口に樹脂成形のグロメット部60を有する構成であれ
ばよい。
動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチ50と
して、一般的に良く知られている代表的な非接触式の磁
気センサスイッチ50a(50)を例にとり以下説明す
る。しかし、本発明のセンサスイッチの製造方法の製造
対象とするセンサスイッチ50は、かかる非接触式の磁
気センサスイッチ50aに限定する必要はない。センサ
ケース10内にセンサ回路基板30などの固定用の固定
樹脂部31を有して、センサケース10のリード線引出
し口に樹脂成形のグロメット部60を有する構成であれ
ばよい。
【0022】先ず、本実施の形態の製造方法で使用する
センサケース10、成形型40などについてその構成を
説明する。
センサケース10、成形型40などについてその構成を
説明する。
【0023】本実施の形態のセンサケース10は、図1
(a)に示すように、略角形筒状に形成され、その上端
部分10aが一体に水平に突き出された形状に形成され
ている。また、先端側の端面10b部分の下側には、細
い排気孔11が設けられセンサケース10内に連通され
ている。
(a)に示すように、略角形筒状に形成され、その上端
部分10aが一体に水平に突き出された形状に形成され
ている。また、先端側の端面10b部分の下側には、細
い排気孔11が設けられセンサケース10内に連通され
ている。
【0024】また、本実施の形態では、センサケース1
0は、熱可塑性樹脂の射出成形により壁厚が0.2〜0.5
mmに成形されている。これに使用される樹脂は、センサ
ケース10内に樹脂で埋め込まれて固定されたLED7
0の発光がセンサケース10の外側からはっきり視認で
きるように透明度が高いものが使用されている。
0は、熱可塑性樹脂の射出成形により壁厚が0.2〜0.5
mmに成形されている。これに使用される樹脂は、センサ
ケース10内に樹脂で埋め込まれて固定されたLED7
0の発光がセンサケース10の外側からはっきり視認で
きるように透明度が高いものが使用されている。
【0025】また、センサケース10自体が壊れにくい
ように硬度の高い樹脂が好ましい。さらには、後記する
ようにセンサケース10内に固定用の樹脂を充填するた
め、充填する熱硬化性樹脂の硬化温度に十分耐えられる
ような耐熱温度を有する必要がある。かかる熱可塑性樹
脂としては、例えば、PBT、TPX、ポリサルホン、
ポリアリレート等のエンジニアリングプラスチックを使
用すればよい。
ように硬度の高い樹脂が好ましい。さらには、後記する
ようにセンサケース10内に固定用の樹脂を充填するた
め、充填する熱硬化性樹脂の硬化温度に十分耐えられる
ような耐熱温度を有する必要がある。かかる熱可塑性樹
脂としては、例えば、PBT、TPX、ポリサルホン、
ポリアリレート等のエンジニアリングプラスチックを使
用すればよい。
【0026】また、本実施の形態のセンサスイッチ50
は、非接触式の磁気センサスイッチ50aに構成され、
磁気センサスイッチ50aの本体部分は、リード線20
に接続されたセンサ回路基板30と、LED70とから
主に構成されている。
は、非接触式の磁気センサスイッチ50aに構成され、
磁気センサスイッチ50aの本体部分は、リード線20
に接続されたセンサ回路基板30と、LED70とから
主に構成されている。
【0027】さらに、センサ回路基板30は、検出素子
を設けた磁気検出部30aと、プリント基板部30bと
から主に構成されている。このプリント基板部30bに
は、前記磁気検出部30aやLED70が接続されてい
る。また、センサ回路基板30へのリード線20の電気
的接続も、プリント基板部30bへの接続により行われ
ている。
を設けた磁気検出部30aと、プリント基板部30bと
から主に構成されている。このプリント基板部30bに
は、前記磁気検出部30aやLED70が接続されてい
る。また、センサ回路基板30へのリード線20の電気
的接続も、プリント基板部30bへの接続により行われ
ている。
【0028】プリント基板部30b(30)は、図2に
一部示すように、本実施の形態では、センサケース10
内に差し込み可能な細長い長方形状に形成され、その基
板面表面にLED70が取り付けられている。さらに、
プリント基板部30bの先端側には、磁気検出部30a
が設けられている。かかる構成のセンサ回路基板30
は、図1(a)および図2に示すように、プリント基板
部30bの基板面がセンサケース10の内側側面にほぼ
面平行になるように挿入されている。
一部示すように、本実施の形態では、センサケース10
内に差し込み可能な細長い長方形状に形成され、その基
板面表面にLED70が取り付けられている。さらに、
プリント基板部30bの先端側には、磁気検出部30a
が設けられている。かかる構成のセンサ回路基板30
は、図1(a)および図2に示すように、プリント基板
部30bの基板面がセンサケース10の内側側面にほぼ
面平行になるように挿入されている。
【0029】一方、本実施の形態で使用する成形型40
は、上下に2分割できるような金型40aに形成されて
いる。また、成形型40の内側は、図3に模式的に示す
ように、センサ回路基板30を挿入した状態のセンサケ
ース10と、センサケース10から引き出されているリ
ード線20とがそのまま納められるように凹部が形成さ
れている。また、成形型40には、上記センサ回路基板
30などを納めた状態のセンサケース10を取付けた状
態で、センサケース10のリード線引出し口に、図1
(b)に示すように、リード線20を覆うようにグロメ
ット部成形用の注入型の凹部41が形成されている。
は、上下に2分割できるような金型40aに形成されて
いる。また、成形型40の内側は、図3に模式的に示す
ように、センサ回路基板30を挿入した状態のセンサケ
ース10と、センサケース10から引き出されているリ
ード線20とがそのまま納められるように凹部が形成さ
れている。また、成形型40には、上記センサ回路基板
30などを納めた状態のセンサケース10を取付けた状
態で、センサケース10のリード線引出し口に、図1
(b)に示すように、リード線20を覆うようにグロメ
ット部成形用の注入型の凹部41が形成されている。
【0030】また、グロメット部成形用の凹部41に
は、樹脂を成形型40内のセンサケース10内などに充
填できるように注入孔43が連通させられ、成形型40
の外部の射出ノズルに連結して樹脂を射出により充填で
きるようになっている。
は、樹脂を成形型40内のセンサケース10内などに充
填できるように注入孔43が連通させられ、成形型40
の外部の射出ノズルに連結して樹脂を射出により充填で
きるようになっている。
【0031】さらに、成形型40内に取り付けたセンサ
ケース10の内部を負圧にできるように、センサケース
10を成形型40に取り付けた状態で、センサケース1
0の排気孔11と符号する位置に、吸引孔42が設けら
れている。すなわち、吸引孔42の取付け位置は、図1
(b)に示すように、成形型40内にセンサケース10
を取付けた状態で、排気孔11に連通されるように設定
されている。
ケース10の内部を負圧にできるように、センサケース
10を成形型40に取り付けた状態で、センサケース1
0の排気孔11と符号する位置に、吸引孔42が設けら
れている。すなわち、吸引孔42の取付け位置は、図1
(b)に示すように、成形型40内にセンサケース10
を取付けた状態で、排気孔11に連通されるように設定
されている。
【0032】このように構成された成形型40と、前記
要領でセンサ回路基板30を挿入したセンサケース10
とを使用して、以下のようにして本発明の製造方法を実
施する。
要領でセンサ回路基板30を挿入したセンサケース10
とを使用して、以下のようにして本発明の製造方法を実
施する。
【0033】本実施の形態では、センサケース10内に
センサ回路基板30などを挿入させた状態で、センサケ
ース10を成形型40に取り付ける方法が採用されてい
る。しかし、作業性は悪くなるが、かかるセンサケース
10内にセンサ回路基板30などを挿入するに際して
は、成形型40にセンサケース10を取り付けた後に、
センサ回路基板30などを挿入するようにしても構わな
い。要は、成形型40内に取り付けられたセンサケース
10内に、センサ回路基板30などが挿入された状態に
されていれば良い。
センサ回路基板30などを挿入させた状態で、センサケ
ース10を成形型40に取り付ける方法が採用されてい
る。しかし、作業性は悪くなるが、かかるセンサケース
10内にセンサ回路基板30などを挿入するに際して
は、成形型40にセンサケース10を取り付けた後に、
センサ回路基板30などを挿入するようにしても構わな
い。要は、成形型40内に取り付けられたセンサケース
10内に、センサ回路基板30などが挿入された状態に
されていれば良い。
【0034】センサケース10を成形型40に取り付け
た状態で、センサケース10内への樹脂の充填と、グロ
メット部60の樹脂成形とを行う。センサケース10を
成形型40に取付けた状態で、図1(b)に示すよう
に、排気孔11と吸引孔42のそれぞれの開口端が互い
に一致されて連通した状態になるので、真空ポンプに成
形型40の吸引孔42を連結して、成形型40の内部、
すなわちセンサケース10の内部を真空にして負圧にす
る。
た状態で、センサケース10内への樹脂の充填と、グロ
メット部60の樹脂成形とを行う。センサケース10を
成形型40に取付けた状態で、図1(b)に示すよう
に、排気孔11と吸引孔42のそれぞれの開口端が互い
に一致されて連通した状態になるので、真空ポンプに成
形型40の吸引孔42を連結して、成形型40の内部、
すなわちセンサケース10の内部を真空にして負圧にす
る。
【0035】本実施の形態では、センサケース10内の
圧力が1torr程度になるまで吸引排気して真空雰囲気を
設定した。このように成形型40内を真空にした状態
で、樹脂の注入孔43から樹脂を充填する。充填に際し
ては、デイスペンサ(二液計量混合吐出機)を使用し、
これに連結された射出ノズルを注入孔43に連結して樹
脂充填を行う。樹脂の充填に際しては、グロメット部成
形用の注入型の凹部41にまで樹脂が充填されるように
充填量を設定しておく。
圧力が1torr程度になるまで吸引排気して真空雰囲気を
設定した。このように成形型40内を真空にした状態
で、樹脂の注入孔43から樹脂を充填する。充填に際し
ては、デイスペンサ(二液計量混合吐出機)を使用し、
これに連結された射出ノズルを注入孔43に連結して樹
脂充填を行う。樹脂の充填に際しては、グロメット部成
形用の注入型の凹部41にまで樹脂が充填されるように
充填量を設定しておく。
【0036】ディスペンサにより主剤と硬化剤とからな
る二液性液状エポキシ樹脂を予め設定した適正比率でミ
キサ内に計量吐出し、ミキサで混合した後に射出ノズル
に二液性液状エポキシ樹脂を送りだす。射出ノズルから
注入孔43を通ってセンサケース10内に二液性液状エ
ポキシ樹脂が充填される。
る二液性液状エポキシ樹脂を予め設定した適正比率でミ
キサ内に計量吐出し、ミキサで混合した後に射出ノズル
に二液性液状エポキシ樹脂を送りだす。射出ノズルから
注入孔43を通ってセンサケース10内に二液性液状エ
ポキシ樹脂が充填される。
【0037】真空状態、すなわち負圧にセンサケース1
0内が設定されているので、高圧で射出しなくても樹脂
はセンサケース10の末端部まで十分に充填される。さ
らに、高い圧力をかけて樹脂を押し出す必要がないため
に、センサ回路基板30などの損傷が生じない。
0内が設定されているので、高圧で射出しなくても樹脂
はセンサケース10の末端部まで十分に充填される。さ
らに、高い圧力をかけて樹脂を押し出す必要がないため
に、センサ回路基板30などの損傷が生じない。
【0038】また、樹脂の充填に要する時間も、負圧状
態のセンサケース10内に樹脂を充填するために、充填
が吸引されるように速やかに進んで短時間で済む。
態のセンサケース10内に樹脂を充填するために、充填
が吸引されるように速やかに進んで短時間で済む。
【0039】かかるセンサケース10内に充填する樹脂
としては、センサケース10を形成する熱可塑性樹脂を
軟化させない程度の熱硬化温度の熱硬化性樹脂が使用さ
れている。また、硬化してもある程度柔らかい性状を有
する樹脂が好ましい。
としては、センサケース10を形成する熱可塑性樹脂を
軟化させない程度の熱硬化温度の熱硬化性樹脂が使用さ
れている。また、硬化してもある程度柔らかい性状を有
する樹脂が好ましい。
【0040】このようにして、センサケース10内に樹
脂を充填封止することにより、センサケース10の後端
側のリード線引出し口でグロメット部60も、センサケ
ース内へ充填した固定用の固定樹脂部31と一体に樹脂
成形される。
脂を充填封止することにより、センサケース10の後端
側のリード線引出し口でグロメット部60も、センサケ
ース内へ充填した固定用の固定樹脂部31と一体に樹脂
成形される。
【0041】このようにして、図4に示すように、グロ
メット部60とセンサケース10内の固定樹脂部31と
が一体になったセンサスイッチ50が製造できる。
メット部60とセンサケース10内の固定樹脂部31と
が一体になったセンサスイッチ50が製造できる。
【0042】かかる製造方法で製造されたセンサスイッ
チ50では、グロメット部60がセンサケース10内の
固定用の固定樹脂部31と一体化されているため、グロ
メット部60とセンサケース10内の樹脂とが乖離して
破損するなどの心配がない。そのため、異質素材で形成
したグロメット部を接着剤などで後付けする場合よりも
リード線引出し口のでのグロメット部の屈曲性を向上さ
せることができる。
チ50では、グロメット部60がセンサケース10内の
固定用の固定樹脂部31と一体化されているため、グロ
メット部60とセンサケース10内の樹脂とが乖離して
破損するなどの心配がない。そのため、異質素材で形成
したグロメット部を接着剤などで後付けする場合よりも
リード線引出し口のでのグロメット部の屈曲性を向上さ
せることができる。
【0043】また、成形型40内にセンサケース10を
取り付けた状態で、センサケース内への樹脂充填と、グ
ロメット部の樹脂成形とを同時に行うため、手作業の後
付けができないような微小なグロメット部60の取付け
も行える。
取り付けた状態で、センサケース内への樹脂充填と、グ
ロメット部の樹脂成形とを同時に行うため、手作業の後
付けができないような微小なグロメット部60の取付け
も行える。
【0044】さらに、センサケース10を先に形成して
おき、その中にセンサ回路基板30などを挿入した状態
で樹脂充填が行えるので、センサケース10を後で樹脂
成形する場合に比べて、センサケース10内のシール性
が確保される。例えば、センサケース10を後成形する
場合には、先ずセンサケース10内に挿入状態にするセ
ンサ回路基板30などをセンサケース10の樹脂成形時
に動かないようにピンなどで押さえて仮止めしておく必
要がある。センサケース10の成形後に仮止めのピンを
抜かなければならないが、かかる成形方法では、ピンを
抜いたときにピンホールが埋まらない場合も考えられ、
センサケース10内のシール性が不確実になる虞があ
り、本発明の製造方法では、かかる点のシール性が優れ
ている。
おき、その中にセンサ回路基板30などを挿入した状態
で樹脂充填が行えるので、センサケース10を後で樹脂
成形する場合に比べて、センサケース10内のシール性
が確保される。例えば、センサケース10を後成形する
場合には、先ずセンサケース10内に挿入状態にするセ
ンサ回路基板30などをセンサケース10の樹脂成形時
に動かないようにピンなどで押さえて仮止めしておく必
要がある。センサケース10の成形後に仮止めのピンを
抜かなければならないが、かかる成形方法では、ピンを
抜いたときにピンホールが埋まらない場合も考えられ、
センサケース10内のシール性が不確実になる虞があ
り、本発明の製造方法では、かかる点のシール性が優れ
ている。
【0045】また、上記説明では、熱硬化性樹脂を真空
低圧射出により成形型40内に充填するようにしたが、
熱可塑性樹脂を低圧で注入して加圧成形するようにして
も構わない。かかる熱可塑性樹脂としては、例えば、P
PBT、TPX、ポリサルホン、ポリアリレートなど
で、センサケース10が軟化しない程度の温度のものを
充填するようにすればよい。
低圧射出により成形型40内に充填するようにしたが、
熱可塑性樹脂を低圧で注入して加圧成形するようにして
も構わない。かかる熱可塑性樹脂としては、例えば、P
PBT、TPX、ポリサルホン、ポリアリレートなど
で、センサケース10が軟化しない程度の温度のものを
充填するようにすればよい。
【0046】(実施の形態2)本実施の形態で説明する
センサスイッチ50は、LED70を樹脂以外の素材で
形成されたセンサケース100の外部に出した構成を有
するものである。
センサスイッチ50は、LED70を樹脂以外の素材で
形成されたセンサケース100の外部に出した構成を有
するものである。
【0047】上記実施の形態1では、LED70を樹脂
製のセンサケース10内に挿入した状態で、樹脂の充填
を行い、透明なセンサケース10を通してLED50が
視認できるようになっていたが、本実施の形態では、図
5に示すように、金属製のセンサケース100の先端側
の内部にLED70が埋め込まれた保護部110と、後
端側に樹脂成形のグロメット部60とを有するように構
成されている。
製のセンサケース10内に挿入した状態で、樹脂の充填
を行い、透明なセンサケース10を通してLED50が
視認できるようになっていたが、本実施の形態では、図
5に示すように、金属製のセンサケース100の先端側
の内部にLED70が埋め込まれた保護部110と、後
端側に樹脂成形のグロメット部60とを有するように構
成されている。
【0048】かかる構成のセンサスイッチ50の製造方
法で使用する成形型200は、前記実施の形態1と同様
に、上下2分割できる2つ割りの成形型200に形成さ
れている。成形型40の内側は、図6(a)に示すよう
に、成形型200内に金属製のセンサケース100を取
付けた状態で、センサケース100の先の保護部110
形成用の凹部と、センサケース100の後部の前記説明
と同様のグロメット部成形用の凹部とを設けた形に形成
されている。
法で使用する成形型200は、前記実施の形態1と同様
に、上下2分割できる2つ割りの成形型200に形成さ
れている。成形型40の内側は、図6(a)に示すよう
に、成形型200内に金属製のセンサケース100を取
付けた状態で、センサケース100の先の保護部110
形成用の凹部と、センサケース100の後部の前記説明
と同様のグロメット部成形用の凹部とを設けた形に形成
されている。
【0049】センサケース100内に、図6(b)に示
すように、予めリード線20を挿通させて、センサ回路
基板30とこれに接続したLED70とを金属製のセン
サケース100の先端側に出すようにしておき、この状
態で金属製のセンサケース100を前記構成の成形型2
00内に取り付ける。但し、センサケース100がこの
ように金属製の場合には、金属製のセンサケース100
内と挿入されるセンサ回路基板30とが接触しないよう
に、例えばポリイミドなどのチューブ(図示せず)を金
属製のセンサケース100内に挿入しておき、その後に
センサ回路基板30を挿入するようにする。
すように、予めリード線20を挿通させて、センサ回路
基板30とこれに接続したLED70とを金属製のセン
サケース100の先端側に出すようにしておき、この状
態で金属製のセンサケース100を前記構成の成形型2
00内に取り付ける。但し、センサケース100がこの
ように金属製の場合には、金属製のセンサケース100
内と挿入されるセンサ回路基板30とが接触しないよう
に、例えばポリイミドなどのチューブ(図示せず)を金
属製のセンサケース100内に挿入しておき、その後に
センサ回路基板30を挿入するようにする。
【0050】あるいは、絶縁性を有するテープをセンサ
回路基板30の外周に巻き付けたり、絶縁性を有するチ
ューブにセンサ回路基板30を挿入するなどしておき、
この状態で金属製のセンサケース100内に挿入するよ
うにしても構わない。かかる絶縁処置は、センサケース
100が金属製の場合に必要な処置であって、センサ回
路基板30との接触によりショートが発生しない素材が
センサケース100に使用されている場合には不要であ
る。
回路基板30の外周に巻き付けたり、絶縁性を有するチ
ューブにセンサ回路基板30を挿入するなどしておき、
この状態で金属製のセンサケース100内に挿入するよ
うにしても構わない。かかる絶縁処置は、センサケース
100が金属製の場合に必要な処置であって、センサ回
路基板30との接触によりショートが発生しない素材が
センサケース100に使用されている場合には不要であ
る。
【0051】かかるセンサケース100の取付けに際し
ては、前記説明のように、予めセンサケース100を成
形型200に取り付けた状態で、リード線20などを挿
通して、センサケース100の先端側にLED70が出
るようにしても構わない。
ては、前記説明のように、予めセンサケース100を成
形型200に取り付けた状態で、リード線20などを挿
通して、センサケース100の先端側にLED70が出
るようにしても構わない。
【0052】また、成形型200には、前記同様に成形
型200内を真空状態にできるように吸気孔210が設
けられている。さらに、グロメット部成形用の凹部にも
樹脂充填用の注入孔220が連通させられている。
型200内を真空状態にできるように吸気孔210が設
けられている。さらに、グロメット部成形用の凹部にも
樹脂充填用の注入孔220が連通させられている。
【0053】上記要領で成形型200内に金属製のセン
サケース100を取り付けた状態で、吸気孔210を真
空ポンプなどに連結して成形型200内を1torr程度の
真空にする。その状態で、前記注入孔220に、ディス
ペンサに連結された射出ノズルを接続して、二液性液状
エポキシ樹脂を充填する。内部が真空状態に設定されて
いるので、樹脂は先端部と金属製のセンサケース100
内に充填される。センサケース100の先端側の保護部
110成形用の凹部側から、センサケース100のリー
ド線引出し口のグロメット部成形用の凹部まで樹脂が充
填できるようにすればよい。また、充填する樹脂は、透
明度が高い熱硬化性樹脂であればよい。
サケース100を取り付けた状態で、吸気孔210を真
空ポンプなどに連結して成形型200内を1torr程度の
真空にする。その状態で、前記注入孔220に、ディス
ペンサに連結された射出ノズルを接続して、二液性液状
エポキシ樹脂を充填する。内部が真空状態に設定されて
いるので、樹脂は先端部と金属製のセンサケース100
内に充填される。センサケース100の先端側の保護部
110成形用の凹部側から、センサケース100のリー
ド線引出し口のグロメット部成形用の凹部まで樹脂が充
填できるようにすればよい。また、充填する樹脂は、透
明度が高い熱硬化性樹脂であればよい。
【0054】なお、本実施の形態では、センサケース1
00が金属製であるため、前記実施の形態1で述べたよ
うなセンサケースの軟化に対する配慮は必要なく、硬化
温度の心配は不要である。かかる熱硬化性樹脂として
は、本実施の形態では、前記の実施の形態と同様の樹脂
を使用すればよい。さらに、本実施の形態では、先端部
の樹脂内に埋め込み成形されたLED70の発光が視認
できるように透明度の高い樹脂が使用されている。
00が金属製であるため、前記実施の形態1で述べたよ
うなセンサケースの軟化に対する配慮は必要なく、硬化
温度の心配は不要である。かかる熱硬化性樹脂として
は、本実施の形態では、前記の実施の形態と同様の樹脂
を使用すればよい。さらに、本実施の形態では、先端部
の樹脂内に埋め込み成形されたLED70の発光が視認
できるように透明度の高い樹脂が使用されている。
【0055】また、熱硬化性樹脂の代わりに、グロメッ
ト部成形用の凹部に熱可塑性樹脂を低圧で充填して加圧
樹脂成形により上記と同様に、LED70の保護部11
0と、センサケース内の固定樹脂部(図示せず)と、グ
ロメット部60とを一体に成形しても構わない。
ト部成形用の凹部に熱可塑性樹脂を低圧で充填して加圧
樹脂成形により上記と同様に、LED70の保護部11
0と、センサケース内の固定樹脂部(図示せず)と、グ
ロメット部60とを一体に成形しても構わない。
【0056】なお、センサケース100に使用する金属
は、例えば、ステンレスや、黄銅、アルミなど種々の金
属素材が使用できるが、センサスイッチ50を磁気セン
サスイッチ50aとして構成する場合には、検出磁気に
影響を及ぼさないような非磁性金属素材を使用すること
が必要である。かかる磁気の影響を無視できる検出セン
サである場合には、磁性金属素材を使用することもでき
る。
は、例えば、ステンレスや、黄銅、アルミなど種々の金
属素材が使用できるが、センサスイッチ50を磁気セン
サスイッチ50aとして構成する場合には、検出磁気に
影響を及ぼさないような非磁性金属素材を使用すること
が必要である。かかる磁気の影響を無視できる検出セン
サである場合には、磁性金属素材を使用することもでき
る。
【0057】また、本実施の形態のセンサケース100
は、金属素材を使用した場合について説明したが、セン
サスイッチの構成上問題がなければ金属素材以外の素材
を使用しても構わない。例えば、金属以外に、樹脂で
も、あるいは木材などを使用しても一向に構わない。
は、金属素材を使用した場合について説明したが、セン
サスイッチの構成上問題がなければ金属素材以外の素材
を使用しても構わない。例えば、金属以外に、樹脂で
も、あるいは木材などを使用しても一向に構わない。
【0058】このように本実施の形態のセンサスイッチ
50では、センサケース100の外部先端側の透明樹脂
製の保護部110内に埋め込みにされたLED70があ
るため、保護部110の側面、上下両面および先端側か
らLED70の発光の視認が行える。また、かかる保護
部110がセンサケース100内の固定樹脂部と、セン
サケース100のリード線引出し口の樹脂製のグロメッ
ト部60と一体に成形されているので、後付けにより保
護部110を設ける場合に比べて丈夫であるとともに、
製造の手間がかからない。
50では、センサケース100の外部先端側の透明樹脂
製の保護部110内に埋め込みにされたLED70があ
るため、保護部110の側面、上下両面および先端側か
らLED70の発光の視認が行える。また、かかる保護
部110がセンサケース100内の固定樹脂部と、セン
サケース100のリード線引出し口の樹脂製のグロメッ
ト部60と一体に成形されているので、後付けにより保
護部110を設ける場合に比べて丈夫であるとともに、
製造の手間がかからない。
【0059】(実施の形態3)本実施の形態では、セン
サケース300に予めLED70用の窓310を上面側
に形成しておき、このセンサケース300内にセンサ回
路基板30やLED70などを挿入したものを、図7
(a)に示す成形型400に取り付けて、センサケース
300内への樹脂の充填と、グロメット部60の樹脂成
形を行うものである。
サケース300に予めLED70用の窓310を上面側
に形成しておき、このセンサケース300内にセンサ回
路基板30やLED70などを挿入したものを、図7
(a)に示す成形型400に取り付けて、センサケース
300内への樹脂の充填と、グロメット部60の樹脂成
形を行うものである。
【0060】センサケース300内への樹脂の充填、お
よびグロメット部60の樹脂成形の要領は、前記実施の
形態1と同様にして行えばよい。センサケース300に
は、前記実施の形態1のセンサケース10と同様に排気
孔を設けておき、成形型400にセンサケース300を
取り付けた後、成形型400の吸引孔410からセンサ
ケース内300の空気を排気して真空状態にして、熱硬
化性樹脂を注入孔420からセンサケース300内に射
出充填して行えば良い。かかる方法で、図7(b)、
(C)に示すようなセンサスイッチ50が製造できる。
よびグロメット部60の樹脂成形の要領は、前記実施の
形態1と同様にして行えばよい。センサケース300に
は、前記実施の形態1のセンサケース10と同様に排気
孔を設けておき、成形型400にセンサケース300を
取り付けた後、成形型400の吸引孔410からセンサ
ケース内300の空気を排気して真空状態にして、熱硬
化性樹脂を注入孔420からセンサケース300内に射
出充填して行えば良い。かかる方法で、図7(b)、
(C)に示すようなセンサスイッチ50が製造できる。
【0061】上記方法では、センサケース300にLE
D70用の窓310を当初より設けておき、この窓31
0内にLED70を配置した状態で、センサケース30
0内に樹脂を充填して固定したが、窓310を当初から
設けておかずに、充填樹脂でLED70に薄くカバーを
形成して窓310を設けたと同様の結果が得られるよう
にもできる。この場合には、センサケース300の窓3
10を設けた部分を、単に開口部に形成しておき、この
センサケース300内にLED70を内挿してLED7
0をその開口部から上に少し突出させておく。この状態
で、センサケース300を前記構成の成形型400に取
付け、樹脂を充填すれば、LED70の周囲に樹脂が回
り込みLED70の窓を設けたと同じ結果が得られる。
D70用の窓310を当初より設けておき、この窓31
0内にLED70を配置した状態で、センサケース30
0内に樹脂を充填して固定したが、窓310を当初から
設けておかずに、充填樹脂でLED70に薄くカバーを
形成して窓310を設けたと同様の結果が得られるよう
にもできる。この場合には、センサケース300の窓3
10を設けた部分を、単に開口部に形成しておき、この
センサケース300内にLED70を内挿してLED7
0をその開口部から上に少し突出させておく。この状態
で、センサケース300を前記構成の成形型400に取
付け、樹脂を充填すれば、LED70の周囲に樹脂が回
り込みLED70の窓を設けたと同じ結果が得られる。
【0062】また、上記のように成形型400内を真空
にして、低圧射出により熱硬化性樹脂を充填する代わり
に、例えば、PPBT、TPX、ポリサルホン、ポリア
リレートなどで、センサケース10が軟化しない程度の
温度の熱可塑性樹脂を充填するようにしても構わない。
にして、低圧射出により熱硬化性樹脂を充填する代わり
に、例えば、PPBT、TPX、ポリサルホン、ポリア
リレートなどで、センサケース10が軟化しない程度の
温度の熱可塑性樹脂を充填するようにしても構わない。
【0063】また、上記実施の形態で説明したセンサス
イッチ50を実際の流体圧作動機器である空気圧シリン
ダAに取り付けた状況を図8に示した。
イッチ50を実際の流体圧作動機器である空気圧シリン
ダAに取り付けた状況を図8に示した。
【0064】流体圧作動機器としての空気圧シリンダA
は、横断面が円形のチューブからなるシリンダチューブ
aと、これの一端部に固定される円筒形のヘッドカバー
bと、シリンダチューブaの他端部に固定される円筒形
状のロッドカバーcとを有しており、シリンダチューブ
aの内部には、ピストンdが直線往方向に往復動自在に
組み込まれている。このピストンdと一体に往復動する
ピストンロッドeが取り付けられ、このピストンロッド
eの先端はシリンダチューブaの外部にロッドカバーc
を貫通して突出している。
は、横断面が円形のチューブからなるシリンダチューブ
aと、これの一端部に固定される円筒形のヘッドカバー
bと、シリンダチューブaの他端部に固定される円筒形
状のロッドカバーcとを有しており、シリンダチューブ
aの内部には、ピストンdが直線往方向に往復動自在に
組み込まれている。このピストンdと一体に往復動する
ピストンロッドeが取り付けられ、このピストンロッド
eの先端はシリンダチューブaの外部にロッドカバーc
を貫通して突出している。
【0065】ピストンを駆動するために、ヘッドカバー
bにはシリンダチューブa内に形成された一方の空気圧
室に圧縮空気を供給するための給排ポートfが形成さ
れ、ロッドカバーcにはピストンdを介して前記空気圧
室の反対側に形成された他方の空気圧室に圧縮空気を供
給するための給排ポートgが形成されている。これらの
給排ポートf、gからの圧縮空気の供給と排出とを行う
ことにより、駆動装置としての空気圧シリンダAに組み
込まれた移動部材としてのピストンdが直線方向に往復
動することになる。
bにはシリンダチューブa内に形成された一方の空気圧
室に圧縮空気を供給するための給排ポートfが形成さ
れ、ロッドカバーcにはピストンdを介して前記空気圧
室の反対側に形成された他方の空気圧室に圧縮空気を供
給するための給排ポートgが形成されている。これらの
給排ポートf、gからの圧縮空気の供給と排出とを行う
ことにより、駆動装置としての空気圧シリンダAに組み
込まれた移動部材としてのピストンdが直線方向に往復
動することになる。
【0066】かかる構成の空気圧シリンダAのシリンダ
ーチューブaに、移動部材としてのピストンdが所定の
前進限位置となったことを検出するためのセンサスイッ
チ50と、所定の後退限位置となったことを検出するた
めに上記と同一のセンサスイッチ50とが、センサスイ
ッチ取付装置hによって取り付けれられている。
ーチューブaに、移動部材としてのピストンdが所定の
前進限位置となったことを検出するためのセンサスイッ
チ50と、所定の後退限位置となったことを検出するた
めに上記と同一のセンサスイッチ50とが、センサスイ
ッチ取付装置hによって取り付けれられている。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】例えば、上記いずれの実施の形態でも、使
用する樹脂については、着色透明、あいるは半透明の樹
脂を使用しても構わない。特に、着色透明樹脂の場合
に、樹脂に染料を添加したものを使用すればよい。セン
サケースを構成する樹脂についても同様である。かかる
構成の着色透明樹脂を使用すれば、フィルター効果が得
られる。
用する樹脂については、着色透明、あいるは半透明の樹
脂を使用しても構わない。特に、着色透明樹脂の場合
に、樹脂に染料を添加したものを使用すればよい。セン
サケースを構成する樹脂についても同様である。かかる
構成の着色透明樹脂を使用すれば、フィルター効果が得
られる。
【0069】また、以上の説明では主として本発明者に
よってなされた発明をその属する技術分野である磁気検
出センサのセンサスイッチに適用した場合について説明
したが、磁気検出センサスイッチ以外の分野でも、手作
業で後付けのできないようなグロメット部を形成する方
法などにも適用できる。
よってなされた発明をその属する技術分野である磁気検
出センサのセンサスイッチに適用した場合について説明
したが、磁気検出センサスイッチ以外の分野でも、手作
業で後付けのできないようなグロメット部を形成する方
法などにも適用できる。
【0070】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0071】(1).本発明の構成では、センサ回路基
板やLEDが挿入されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂充填と、センサケ
ースのリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形と
が同時に行われるため、センサケース内のセンサ回路基
板などの固定用の固定樹脂部と樹脂製のグロメット部と
が一体となり、グロメット部の屈曲性を向上させて破損
しにくくできる。
板やLEDが挿入されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂充填と、センサケ
ースのリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形と
が同時に行われるため、センサケース内のセンサ回路基
板などの固定用の固定樹脂部と樹脂製のグロメット部と
が一体となり、グロメット部の屈曲性を向上させて破損
しにくくできる。
【0072】(2).本発明の構成では、センサ回路基
板やLEDが内挿されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂充填と、センサケ
ースのリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形と
が同時に行われるため、最早手作業では後付けできない
ような微小なグロメット部をセンサスイッチに設けるこ
とができる。微小なグロメット部の成形が可能にできる
ため、よりセンサスイッチの小型化を推進することもで
きる。
板やLEDが内挿されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂充填と、センサケ
ースのリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形と
が同時に行われるため、最早手作業では後付けできない
ような微小なグロメット部をセンサスイッチに設けるこ
とができる。微小なグロメット部の成形が可能にできる
ため、よりセンサスイッチの小型化を推進することもで
きる。
【0073】(3).本発明の構成では、センサ回路基
板やLEDが内挿されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂封止と、センサケ
ースのリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形と
が同時に行われるめため、グロメット部の後付けを別途
行う従来法に比べて、製造工数の削減が図れる。
板やLEDが内挿されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂封止と、センサケ
ースのリード線引出し口でのグロメット部の樹脂成形と
が同時に行われるめため、グロメット部の後付けを別途
行う従来法に比べて、製造工数の削減が図れる。
【0074】(4).本発明の構成では、センサ回路基
板やLEDが内挿されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂充填が行われてい
るので、従来とは異なりLED部分でのシール性が確保
することができる。
板やLEDが内挿されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態で、センサケース内への樹脂充填が行われてい
るので、従来とは異なりLED部分でのシール性が確保
することができる。
【0075】(5).本発明の構成では、センサ回路基
板やLEDが挿通されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態でセンサケース内への樹脂充填を行うので、L
EDをセンサケースの外側に予め出しておいて樹脂成形
することにより、LEDの固定と保護とを樹脂成形によ
り一体に行うことができる。また、LEDを外部に出し
ておけるので、センサケースに透明樹脂以外の素材を使
用することもできる。
板やLEDが挿通されたセンサケースを成形型に取り付
けた状態でセンサケース内への樹脂充填を行うので、L
EDをセンサケースの外側に予め出しておいて樹脂成形
することにより、LEDの固定と保護とを樹脂成形によ
り一体に行うことができる。また、LEDを外部に出し
ておけるので、センサケースに透明樹脂以外の素材を使
用することもできる。
【図1】(a)は、本発明の実施の形態で説明するセン
サケース内にセンサ回路基板ななどを挿入した状態を示
す断面図である。(b)は、(a)に示した状態のセン
サケースが成形型に取り付けられた状態を示す断面図で
ある。
サケース内にセンサ回路基板ななどを挿入した状態を示
す断面図である。(b)は、(a)に示した状態のセン
サケースが成形型に取り付けられた状態を示す断面図で
ある。
【図2】センサケース内へのセンサ回路基板の挿入状態
を示す部分平面図である。
を示す部分平面図である。
【図3】成形型を示す側断面図である。
【図4】(a)は、センサスイッチの側面図である。
(b)は、センサスイッチの先端側正面図である。
(b)は、センサスイッチの先端側正面図である。
【図5】他の実施の形態のセンサスイッチの上からみた
平面図である。
平面図である。
【図6】(a)は、他の実施の形態で使用する成形型の
側断面図である。(b)は、他の実施の形態で説明する
センサケース内にセンサ回路基板などを挿入した状態を
示す斜視図である。
側断面図である。(b)は、他の実施の形態で説明する
センサケース内にセンサ回路基板などを挿入した状態を
示す斜視図である。
【図7】(a)は、他の実施の形態で使用する成形型を
示す側断面図である。(b)は、(a)に示す成形型を
使用して形成されたセンサスイッチの側面図である。
(c)は、(b)に示すセンサスイッチの上から見た平
面図である。
示す側断面図である。(b)は、(a)に示す成形型を
使用して形成されたセンサスイッチの側面図である。
(c)は、(b)に示すセンサスイッチの上から見た平
面図である。
【図8】センサスイッチを空気圧シリンダに装着した様
子を示す斜視図である。
子を示す斜視図である。
10 センサケース 10a 上端部分 10b 端面 11 排気孔 20 リード線 30 センサ回路基板 31 固定樹脂部 30a 磁気検出部 30b プリント基板部 40 成形型 40a 金型 41 凹部 42 吸引孔 43 注入孔 50 センサスイッチ 50a 磁気センサスイッチ 60 グロメット部 70 LED 100 センサケース 110 保護部 200 成形型 210 吸気孔 220 注入孔 300 センサケース 400 成形型 410 吸気孔 420 注入孔 A 空気圧シリンダ a シリンダーチューブ b ヘッドカバー c ロッドカバー d ピストン e ピストンロッド f 給排ポート g 給排ポート h センサスイッチ取付装置
Claims (5)
- 【請求項1】 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用
に取り付けられ、リード線に接続されたセンサ回路基板
をセンサケース内の樹脂で固定してなる流体圧作動機器
の移動部材の位置検出用のセンサスイッチの製造方法で
あって、 前記センサ回路基板を前記センサケース内に挿入する工
程と、 前記センサ回路基板が挿入された前記センサケースを、
成形型に取り付けた状態で、前記センサケース内へ樹脂
を充填する工程とを有し、 前記センサケース内へ樹脂を充填すると同時に前記セン
サケースのリード線引出し口にグロメット部を成形する
ようにした流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセ
ンサスイッチの製造方法。 - 【請求項2】 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用
に取り付けられ、リード線に接続されたセンサ回路基板
をセンサケース内の樹脂で固定してなる流体圧作動機器
の移動部材の位置検出用のセンサスイッチの製造方法で
あって、 前記センサ回路基板に設けたLEDを前記センサケース
の外部に出すように前記センサ回路基板を前記センサケ
ース内に挿入する工程と、 前記センサ回路基板が挿入された前記センサケースを成
形型に取り付けた状態で、前記センサケース内へ樹脂を
充填する工程とを有し、 前記センサケース内へ樹脂を充填すると同時に前記LE
Dの保護部と、前記センサケースのリード線引出し口の
グロメット部とを成形するようにした流体圧作動機器の
移動部材の位置検出用のセンサスイッチの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の流体圧作動機
器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチの製造方法
において、 センサケース内への樹脂の充填を、成形型内部を真空に
して低圧射出で行う流体圧作動機器の移動部材の位置検
出用のセンサスイッチの製造方法。 - 【請求項4】 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用
のセンサスイッチであって、 リード線が接続されたセンサ回路基板が組み込まれたセ
ンサケースと、 前記センサケース内に充填された樹脂で形成され、前記
センサ回路基板をセンサケース内に固定する固定樹脂部
と、 固定樹脂部の成形時に前記固定樹脂部と一体に、前記セ
ンサケースのリード線引出し口に設けられたグロメット
部とを有する流体圧作動機器の移動部材の位置検出用の
センサスイッチ。 - 【請求項5】 請求項4に記載の流体圧作動機器の移動
部材の位置検出用のセンサスイッチにおいて、 センサ回路基板に設けられたLEDがセンサケースの外
部に配置され、前記センサケース内に充填された透明ま
たは半透明の樹脂で一体に保護されて、前記LEDの発
光が前記保護部から視認できる流体圧作動機器の移動部
材の位置検出用のセンサスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5968997A JPH10249883A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5968997A JPH10249883A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10249883A true JPH10249883A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13120440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5968997A Pending JPH10249883A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10249883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017010760A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 矢崎総業株式会社 | ジョイントコネクタ及び金型 |
WO2018061647A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | Smc株式会社 | 位置検出スイッチ及びその製造方法 |
WO2019230490A1 (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 日本精機株式会社 | 振動検出センサ |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP5968997A patent/JPH10249883A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017010760A (ja) * | 2015-06-22 | 2017-01-12 | 矢崎総業株式会社 | ジョイントコネクタ及び金型 |
WO2018061647A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | Smc株式会社 | 位置検出スイッチ及びその製造方法 |
DE112017004874T5 (de) | 2016-09-28 | 2019-07-04 | Smc Corporation | Positionsdetektionsschalter und Verfahren zu dessen Herstellung |
JPWO2018061647A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-07-11 | Smc株式会社 | 位置検出スイッチ及びその製造方法 |
RU2733800C1 (ru) * | 2016-09-28 | 2020-10-07 | СМСи КОРПОРЕЙШН | Переключатель обнаружения положения и способ его изготовления |
US10948384B2 (en) | 2016-09-28 | 2021-03-16 | Smc Corporation | Position detection switch and method for manufacturing same |
RU2733800C9 (ru) * | 2016-09-28 | 2021-09-22 | СМСи КОРПОРЕЙШН | Переключатель обнаружения положения и способ его изготовления |
WO2019230490A1 (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 日本精機株式会社 | 振動検出センサ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0747942B1 (en) | Improvements in or relating to integrated circuits | |
KR100196575B1 (ko) | 전자 부품의 수지 밀봉 성형 방법 및 금형 장치 | |
US3981074A (en) | Method for producing plastic base caps for split cavity type package semi-conductor units | |
US20070286550A1 (en) | Light emitting unit, apparatus and method for manufacturing the same, apparatus for molding lens thereof, and light emitting device package thereof | |
KR20090067719A (ko) | Led 패키지의 몰딩부재를 형성하기 위한 몰드 및 이를이용한 led 패키지의 제조방법 | |
US9018658B2 (en) | Optical semiconductor package and method of manufacturing the same | |
JPH10249883A (ja) | 流体圧作動機器の移動部材の位置検出用のセンサスイッチおよびその製造方法 | |
CN101636907B (zh) | 通过低压注入活性树脂而密封复杂形状的电子传感器的方法 | |
JP2010505668A (ja) | シリンジ体 | |
KR20080029469A (ko) | 다중 몰딩부재를 갖는 발광 다이오드 패키지 제조방법 | |
US11935995B2 (en) | Light emitting device | |
JPH01152676A (ja) | 発光ダイオード装置 | |
JPH03128645A (ja) | 小形電動機の樹脂注形装置 | |
JP2003179093A (ja) | 半導体モジュールの製造方法および半導体モジュール | |
KR100295404B1 (ko) | 반도체칩 제조용 디스펜서장치 | |
TW201937670A (zh) | 引線框架、附樹脂之引線框架、附樹脂之引線框架的製造方法及半導體裝置的製造方法 | |
KR100521977B1 (ko) | 반도체 패키지 제조용 몰드블럭 | |
KR100822523B1 (ko) | 전자부품의 수지밀봉 성형 방법 및 장치 | |
KR100295403B1 (ko) | 반도체칩 제조용 디스펜서장치 | |
JPH0326946Y2 (ja) | ||
JPS591253Y2 (ja) | 半導体発光表示装置 | |
JPH0685134A (ja) | リードフレーム | |
JP2668727B2 (ja) | 箱型樹脂成形体成形用金型およびこの金型を用いた半導体装置の製造方法 | |
JPH0466381B2 (ja) | ||
JPH02248219A (ja) | 真空成形方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041109 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050322 |