JPH10247614A - 処理装置 - Google Patents
処理装置Info
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- JPH10247614A JPH10247614A JP4919197A JP4919197A JPH10247614A JP H10247614 A JPH10247614 A JP H10247614A JP 4919197 A JP4919197 A JP 4919197A JP 4919197 A JP4919197 A JP 4919197A JP H10247614 A JPH10247614 A JP H10247614A
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプ圧等の検出精度への影響を小さくし,
かつ一個の圧力計でフィルタの目詰りを検出する。 【解決手段】 処理液供給管路8上に,処理液9を圧送
するポンプ1,フィルター3,流量制御弁4をこの順に
設けた処理装置において,ポンプ1とフィルター3間に
圧力計2を設ける。圧送終了直後の圧力計2の低下量か
らフィルター3の目詰りの程度を検出する。また,一つ
のフィルター3を選択できる管路切り換え回路8を介し
て複数のフィルター3を並列に接続する。目詰りを生じ
たフィルター3を処理液供給管路8から切り離し他のフ
ィルター3に流路を切り換える。装置を停止することな
くフィルターの交換ができ,装置のスループットが向上
する。
かつ一個の圧力計でフィルタの目詰りを検出する。 【解決手段】 処理液供給管路8上に,処理液9を圧送
するポンプ1,フィルター3,流量制御弁4をこの順に
設けた処理装置において,ポンプ1とフィルター3間に
圧力計2を設ける。圧送終了直後の圧力計2の低下量か
らフィルター3の目詰りの程度を検出する。また,一つ
のフィルター3を選択できる管路切り換え回路8を介し
て複数のフィルター3を並列に接続する。目詰りを生じ
たフィルター3を処理液供給管路8から切り離し他のフ
ィルター3に流路を切り換える。装置を停止することな
くフィルターの交換ができ,装置のスループットが向上
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエーハ等の
被処理体にレジスト等の処理液を供給して,レジスト塗
布等の処理をする処理装置に関する。
被処理体にレジスト等の処理液を供給して,レジスト塗
布等の処理をする処理装置に関する。
【0002】被処理体に処理液を供給して処理する装
置,例えば半導体ウエーハのレジスト塗布装置では,処
理液中の異物を除去するため,処理液供給管路の途中に
フィルターを介設する。しかし,フィルターは使用中に
容易に目詰りを起こし,その後に処理した被処理体が不
良品となる事故を招来し易い。このため,フィルターの
目詰りを検出し,フィルターを交換する必要がある。そ
こで,フィルターの目詰りを確実にかつ簡易に検出し,
さらにフィルターの交換のための処理装置の運転停止時
間を短時間とすることができる処理装置が要望されてい
る。
置,例えば半導体ウエーハのレジスト塗布装置では,処
理液中の異物を除去するため,処理液供給管路の途中に
フィルターを介設する。しかし,フィルターは使用中に
容易に目詰りを起こし,その後に処理した被処理体が不
良品となる事故を招来し易い。このため,フィルターの
目詰りを検出し,フィルターを交換する必要がある。そ
こで,フィルターの目詰りを確実にかつ簡易に検出し,
さらにフィルターの交換のための処理装置の運転停止時
間を短時間とすることができる処理装置が要望されてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来の処理装置では,フィルターの前後
の処理液圧力を測定して,その圧力差からフィルターの
目詰りを検出している。以下,レジスト塗布装置を例
に,従来の処理装置を説明する。
の処理液圧力を測定して,その圧力差からフィルターの
目詰りを検出している。以下,レジスト塗布装置を例
に,従来の処理装置を説明する。
【0004】図7は従来例処理装置構成図であり,レジ
スト塗布装置の主要な構成を表している。図7を参照し
て,被処理体7であるウエーハは,回転機構12により
垂直軸回りに回転駆動される回転台11上に水平に載置
される。この被処理体7の直上に吐出口6が設けられ,
吐出口6から間欠的に吐出される処理液9たるレジスト
が回転する被処理体7上に供給されて塗布される。な
お,吐出後のレジストの漏れを防止するため,吐出口6
近くにサックバック5が設けられる。
スト塗布装置の主要な構成を表している。図7を参照し
て,被処理体7であるウエーハは,回転機構12により
垂直軸回りに回転駆動される回転台11上に水平に載置
される。この被処理体7の直上に吐出口6が設けられ,
吐出口6から間欠的に吐出される処理液9たるレジスト
が回転する被処理体7上に供給されて塗布される。な
お,吐出後のレジストの漏れを防止するため,吐出口6
近くにサックバック5が設けられる。
【0005】処理液保存容器13内に保存された処理液
9は,処理液保存容器13と吐出口6とを接続する処理
液供給管路8を通り,処理液供給管路8に介設されたポ
ンプ1により圧送されて吐出口6まで輸送され被処理体
上に供給される。また,ポンプ1と吐出口との間に流量
制御弁4が設けられる。通常,ポンプ1と流量制御弁4
とは同期して作動し,ポンプ1が作動する吐出期間は流
量制御弁4が開放され,ポンプ1停止期間は流量制御弁
4が閉鎖される。
9は,処理液保存容器13と吐出口6とを接続する処理
液供給管路8を通り,処理液供給管路8に介設されたポ
ンプ1により圧送されて吐出口6まで輸送され被処理体
上に供給される。また,ポンプ1と吐出口との間に流量
制御弁4が設けられる。通常,ポンプ1と流量制御弁4
とは同期して作動し,ポンプ1が作動する吐出期間は流
量制御弁4が開放され,ポンプ1停止期間は流量制御弁
4が閉鎖される。
【0006】フィルター3は,ポンプ1と流量制御弁4
の間の処理液供給管路8に介設される。また,フィルタ
ー3の出入口に処理液供給管路8内の処理液圧力を測定
する2つの圧力計2a,2bが設けられる。2つの圧力
計2a,2bの出力は,差圧検出器10aにより比較さ
れ,フィルター3の出入口間の差圧が求められる。
の間の処理液供給管路8に介設される。また,フィルタ
ー3の出入口に処理液供給管路8内の処理液圧力を測定
する2つの圧力計2a,2bが設けられる。2つの圧力
計2a,2bの出力は,差圧検出器10aにより比較さ
れ,フィルター3の出入口間の差圧が求められる。
【0007】図8は,処理液供給管路内圧力の変化を表
す図であり,吐出期間前後においてフィルター3の出入
口に設けられた圧力計が示す処理液圧力を表している。
図8を参照して,図中ハで示す圧送制御信号が吐出期間
24(図中,Hレベルの期間として表されている。)に
ある間,ポンプ1が作動しかつ流量制御弁4が開放さ
れ,フィルター3に処理液9が流れるため,フィルター
3の入口側の圧力計2aが示す圧力(図中イで示し
た。)とフィルター3の出口側の圧力計2bが示す圧力
(図中ロで示した。)との間にフィルター3の目詰りの
程度に応じた大きさの差圧Pが生ずる。従来の処理装置
は,この吐出期間24の差圧を測定することで,フィル
ター3の目詰りを検出していた。
す図であり,吐出期間前後においてフィルター3の出入
口に設けられた圧力計が示す処理液圧力を表している。
図8を参照して,図中ハで示す圧送制御信号が吐出期間
24(図中,Hレベルの期間として表されている。)に
ある間,ポンプ1が作動しかつ流量制御弁4が開放さ
れ,フィルター3に処理液9が流れるため,フィルター
3の入口側の圧力計2aが示す圧力(図中イで示し
た。)とフィルター3の出口側の圧力計2bが示す圧力
(図中ロで示した。)との間にフィルター3の目詰りの
程度に応じた大きさの差圧Pが生ずる。従来の処理装置
は,この吐出期間24の差圧を測定することで,フィル
ター3の目詰りを検出していた。
【0008】しかし,2個の圧力計2a,2bを用いる
ことから,2個の圧力計の調整を確実にする必要があり
手間がかかる。この調整が不十分では精密な差圧を測定
することができないからである。また,圧力計の設置の
費用が2個分かかりコスト高になる。
ことから,2個の圧力計の調整を確実にする必要があり
手間がかかる。この調整が不十分では精密な差圧を測定
することができないからである。また,圧力計の設置の
費用が2個分かかりコスト高になる。
【0009】かかる欠点を解決すべく,1個の圧力計を
用いてフィルターの目詰りを検出する方法が考案され
た。この方法では,一個の圧力計で吐出期間におけるポ
ンプ内の圧力又はフィルターの入口の圧力を測定し,測
定された圧力が予め測定され記憶されているフィルター
が目詰りをおこしたときの圧力を超えたことで目詰りを
検出する。従って,一個の圧力計で目詰りを検出するこ
とができる。しかし,ポンプ内ないしフィルター入口の
圧力は,ポンプの動作速度等により変動する。このた
め,ポンプの調整毎にフィルターが目詰りをおこしたと
きの圧力を再度測定し記憶させねばならず,多大の時間
と手間を要する。
用いてフィルターの目詰りを検出する方法が考案され
た。この方法では,一個の圧力計で吐出期間におけるポ
ンプ内の圧力又はフィルターの入口の圧力を測定し,測
定された圧力が予め測定され記憶されているフィルター
が目詰りをおこしたときの圧力を超えたことで目詰りを
検出する。従って,一個の圧力計で目詰りを検出するこ
とができる。しかし,ポンプ内ないしフィルター入口の
圧力は,ポンプの動作速度等により変動する。このた
め,ポンプの調整毎にフィルターが目詰りをおこしたと
きの圧力を再度測定し記憶させねばならず,多大の時間
と手間を要する。
【0010】さらに,上述した従来の処理装置では,目
詰りを起こしたフィルターを交換するため処理装置を停
止しなければならず,処理装置のスループット低下を招
来している。
詰りを起こしたフィルターを交換するため処理装置を停
止しなければならず,処理装置のスループット低下を招
来している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
処理装置では,吐出期間におけるフィルターの入口と出
口との圧力を2個の圧力計を用いて測定し,その差圧か
らフィルターの目詰りを検出するため,2個の圧力計間
の調整に手間と時間を要しかつ装置が高価になるという
問題があった。
処理装置では,吐出期間におけるフィルターの入口と出
口との圧力を2個の圧力計を用いて測定し,その差圧か
らフィルターの目詰りを検出するため,2個の圧力計間
の調整に手間と時間を要しかつ装置が高価になるという
問題があった。
【0012】また,ポンプ内又はフィルター入口の圧力
を一個の圧力計により測定してフィルターの目詰りを検
出する方法は,ポンプの調整毎に目詰り状態の圧力を再
度測定しなければならず,多大の手間と時間を必要とす
るという問題がある。
を一個の圧力計により測定してフィルターの目詰りを検
出する方法は,ポンプの調整毎に目詰り状態の圧力を再
度測定しなければならず,多大の手間と時間を必要とす
るという問題がある。
【0013】さらに,従来の処理装置では,目詰りをお
こしたフィルターの交換のため処理装置を停止しなけれ
ばならず,処理装置のスループットが低下するという問
題がある。
こしたフィルターの交換のため処理装置を停止しなけれ
ばならず,処理装置のスループットが低下するという問
題がある。
【0014】本発明は,フィルター入口の圧力の吐出期
間終了直後の変化量からフィルターの目詰りを検出する
ことにより,ポンプ調整時の再測定が不要な一個の圧力
計を用いたフィルターの目詰りを検出する処理装置を提
供することを目的とし,さらにフィルター交換時の装置
停止期間を短縮した処理装置を提供することを目的とし
ている。
間終了直後の変化量からフィルターの目詰りを検出する
ことにより,ポンプ調整時の再測定が不要な一個の圧力
計を用いたフィルターの目詰りを検出する処理装置を提
供することを目的とし,さらにフィルター交換時の装置
停止期間を短縮した処理装置を提供することを目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第一実施
形態例構成図,図5は本発明の第二実施形態例構成図で
あり,処理装置の処理液供給手段の主要な構成を表して
いる。
形態例構成図,図5は本発明の第二実施形態例構成図で
あり,処理装置の処理液供給手段の主要な構成を表して
いる。
【0016】上記課題を解決するために,本発明の第一
の構成は,図1を参照して,被処理体7に処理液9を供
給する吐出口6と,処理液保存容器13から該吐出口6
へ該処理液9を輸送する処理液供給管路8と,該処理液
供給管路8に介設されて該処理液供給管路8の該吐出口
6方向に該処理液9を圧送するポンプ1と,該ポンプ1
と該吐出口6との間の該処理液供給管路8に介設された
フィルター3と,該フィルター3と該吐出口6との間の
該処理液供給管路8に介設された流量制御弁4とを備え
た処理装置において,該ポンプ1と該フィルター3との
間の該処理液供給管路8に設けられ,該処理液供給管路
8内の該処理液9の圧力を測定する圧力計2と,該処理
液9の圧送終了信号21bを受けて,該ポンプ1を停止
させる停止信号22b及び該流量制御弁4を閉鎖させる
閉鎖信号23bをそれぞれ該ポンプ1及び該流量制御弁
4に送信するコントローラ15と,該圧力計2の出力を
観測して,該圧送終了信号21bの受信直後に発生する
該圧力の低下量が,予め設定された設定圧力を超えたと
きにフィルター3の目詰り警報20を発生する圧力計測
部10とを有することを特徴として構成し,第二の構成
は,第一の構成の処理装置において,並列に接続された
複数の該フィルター3のなかから任意に選択された一つ
の該フィルター3a,3bに,該処理液9の流路を切り
換える管路切り換え回路16を備え,該目詰り警報20
を受けて,該管路切り換え回路16を切り換えることを
特徴として構成する。
の構成は,図1を参照して,被処理体7に処理液9を供
給する吐出口6と,処理液保存容器13から該吐出口6
へ該処理液9を輸送する処理液供給管路8と,該処理液
供給管路8に介設されて該処理液供給管路8の該吐出口
6方向に該処理液9を圧送するポンプ1と,該ポンプ1
と該吐出口6との間の該処理液供給管路8に介設された
フィルター3と,該フィルター3と該吐出口6との間の
該処理液供給管路8に介設された流量制御弁4とを備え
た処理装置において,該ポンプ1と該フィルター3との
間の該処理液供給管路8に設けられ,該処理液供給管路
8内の該処理液9の圧力を測定する圧力計2と,該処理
液9の圧送終了信号21bを受けて,該ポンプ1を停止
させる停止信号22b及び該流量制御弁4を閉鎖させる
閉鎖信号23bをそれぞれ該ポンプ1及び該流量制御弁
4に送信するコントローラ15と,該圧力計2の出力を
観測して,該圧送終了信号21bの受信直後に発生する
該圧力の低下量が,予め設定された設定圧力を超えたと
きにフィルター3の目詰り警報20を発生する圧力計測
部10とを有することを特徴として構成し,第二の構成
は,第一の構成の処理装置において,並列に接続された
複数の該フィルター3のなかから任意に選択された一つ
の該フィルター3a,3bに,該処理液9の流路を切り
換える管路切り換え回路16を備え,該目詰り警報20
を受けて,該管路切り換え回路16を切り換えることを
特徴として構成する。
【0017】本発明の発明者は,フィルター入口の処理
液供給管路内圧力が,処理液の吐出期間経過直後に低下
する現象を見いだし,この圧力の低下量がフィルターの
目詰りの程度に対応することを確認した。なお,この圧
力低下は,吐出期間経過後の短時間,例えば吐出期間終
了時から0.2〜0.8秒以内に生ずるもので,フィル
ターの目詰りが無いときに吐出期間終了時から数秒間続
く緩やかな圧力低下とは明確に識別される。本発明はか
かる事実に基づき考案された。
液供給管路内圧力が,処理液の吐出期間経過直後に低下
する現象を見いだし,この圧力の低下量がフィルターの
目詰りの程度に対応することを確認した。なお,この圧
力低下は,吐出期間経過後の短時間,例えば吐出期間終
了時から0.2〜0.8秒以内に生ずるもので,フィル
ターの目詰りが無いときに吐出期間終了時から数秒間続
く緩やかな圧力低下とは明確に識別される。本発明はか
かる事実に基づき考案された。
【0018】本発明の第一の構成では,図1を参照し
て,処理液保存容器13と吐出口6とを接続する処理液
供給管路8に,ポンプ1,圧力計2,フィルター3及び
流量制御弁4がこの順に設けられる。さらに,吐出期間
の終了を伝える圧送終了信号21bを受けたコントロー
ラ15は,ポンプ1に停止信号22bを,流量制御弁4
に閉鎖信号23bを送信して,ポンプ1を停止しかつ流
量制御弁4を閉じ,処理液9の吐出動作を終了させる。
なお,圧送終了信号21bはコントローラ15の内部で
発生させてもよく,また外部の制御機器から送信するこ
ともできる。
て,処理液保存容器13と吐出口6とを接続する処理液
供給管路8に,ポンプ1,圧力計2,フィルター3及び
流量制御弁4がこの順に設けられる。さらに,吐出期間
の終了を伝える圧送終了信号21bを受けたコントロー
ラ15は,ポンプ1に停止信号22bを,流量制御弁4
に閉鎖信号23bを送信して,ポンプ1を停止しかつ流
量制御弁4を閉じ,処理液9の吐出動作を終了させる。
なお,圧送終了信号21bはコントローラ15の内部で
発生させてもよく,また外部の制御機器から送信するこ
ともできる。
【0019】他方,圧送終了信号21bは圧力計測部1
0にも送信される。圧力計測部10は,圧力計2の出力
を観測し,圧送終了信号21bの受信直後の所定期間内
に生ずる圧力低下を測定する。この所定期間は,既述し
たフィルターの目詰りに起因する圧力低下が十分に観測
できる程度に長く,他方フィルターの目詰りが無いとき
に吐出期間終了時から数秒間続く緩やかな圧力低下と区
別できる程度に短くなくてはならない。通常この所定期
間は実験的に定めることができ,吐出機構又は処理液に
依存するが,例えばレジスト塗布装置では0.2〜1秒
程度である。
0にも送信される。圧力計測部10は,圧力計2の出力
を観測し,圧送終了信号21bの受信直後の所定期間内
に生ずる圧力低下を測定する。この所定期間は,既述し
たフィルターの目詰りに起因する圧力低下が十分に観測
できる程度に長く,他方フィルターの目詰りが無いとき
に吐出期間終了時から数秒間続く緩やかな圧力低下と区
別できる程度に短くなくてはならない。通常この所定期
間は実験的に定めることができ,吐出機構又は処理液に
依存するが,例えばレジスト塗布装置では0.2〜1秒
程度である。
【0020】さらに,圧力計測部10は,圧送終了信号
21bの受信直後の圧力低下量が予め与えられている設
定圧力を超えたときにフィルター3の目詰りが検知され
たと認識し,目詰り警報20を発生する。この目詰り警
報20に基づいて,必要な操作,例えばフィルターの交
換,被処理体の搬送ががなされる。ここで,予め与えら
れている設定圧力は,フィルター3の交換が必要な程度
に目詰りを起こした場合に観測される吐出期間経過直後
に低下する圧力とし,実験的に求めることができる。
21bの受信直後の圧力低下量が予め与えられている設
定圧力を超えたときにフィルター3の目詰りが検知され
たと認識し,目詰り警報20を発生する。この目詰り警
報20に基づいて,必要な操作,例えばフィルターの交
換,被処理体の搬送ががなされる。ここで,予め与えら
れている設定圧力は,フィルター3の交換が必要な程度
に目詰りを起こした場合に観測される吐出期間経過直後
に低下する圧力とし,実験的に求めることができる。
【0021】本構成では,フィルターの目詰りを検出す
るために,吐出期間経過後の短期間の圧力変化を観測す
れば足りる。従って,ポンプの調整等により吐出期間の
圧力が変動しても,圧力変化を圧力の絶対値で規格化
し,この規格化した圧力変化を設定圧力と比較すること
でフィルターの目詰りの程度を正確に評価することがで
きる。従って,圧力の絶対値を測定する必要はなく,圧
力計の精密な調整を必要としない。さらに,圧力が変動
しても規格化された設定圧力はあまり変化しないから,
初めに設定圧力を求めた後はポンプの調整ごとに設定圧
力を再度実験的に求める必要がない。また,本構成では
一個の圧力計を設置することで足り,複数の圧力計間の
調整も不要であり,かつ処理装置が安価に製造できる。
るために,吐出期間経過後の短期間の圧力変化を観測す
れば足りる。従って,ポンプの調整等により吐出期間の
圧力が変動しても,圧力変化を圧力の絶対値で規格化
し,この規格化した圧力変化を設定圧力と比較すること
でフィルターの目詰りの程度を正確に評価することがで
きる。従って,圧力の絶対値を測定する必要はなく,圧
力計の精密な調整を必要としない。さらに,圧力が変動
しても規格化された設定圧力はあまり変化しないから,
初めに設定圧力を求めた後はポンプの調整ごとに設定圧
力を再度実験的に求める必要がない。また,本構成では
一個の圧力計を設置することで足り,複数の圧力計間の
調整も不要であり,かつ処理装置が安価に製造できる。
【0022】本発明の第二の構成では,図5を参照し
て,複数のフィルター3a,3bが切り換え回路16を
介して並列に接続される。切り換え回路16は,複数の
フィルター3a,3bの中から選択された一つのフィル
ター3aに処理液9を送出する。そして,目詰り警報2
0を受信すると切り換え回路は切り換わり,それまで使
用していない他のフィルター3bに処理液9を送出す
る。
て,複数のフィルター3a,3bが切り換え回路16を
介して並列に接続される。切り換え回路16は,複数の
フィルター3a,3bの中から選択された一つのフィル
ター3aに処理液9を送出する。そして,目詰り警報2
0を受信すると切り換え回路は切り換わり,それまで使
用していない他のフィルター3bに処理液9を送出す
る。
【0023】本構成では,フィルターが目詰りを起こす
と自動的に他のフィルターに切り換わるため,処理装置
を停止する必要がない。また,目詰りを生じたフィルタ
ーは切り換え回路により処理液が圧送されている処理液
供給管路から切り離されるため,処理装置を運転した状
態で交換することができる。
と自動的に他のフィルターに切り換わるため,処理装置
を停止する必要がない。また,目詰りを生じたフィルタ
ーは切り換え回路により処理液が圧送されている処理液
供給管路から切り離されるため,処理装置を運転した状
態で交換することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第一実施形態例は,半導
体ウエーハを被処理体とし,レジストを処理液とする処
理装置,即ちレジスト塗布装置に関する。
体ウエーハを被処理体とし,レジストを処理液とする処
理装置,即ちレジスト塗布装置に関する。
【0025】図1を参照して,被処理体7たるウエーハ
は,回転機構12により垂直軸回りに回転駆動される回
転台11上に水平に載置される。被処理体7の直上に吐
出口6が設けられ,吐出口6近くにサックバック5が設
けられる。処理液保存容器13と吐出口6とは処理液供
給管路8により接続され,処理液保存容器13内の処理
液9は処理液供給管路8に介設されたポンプ1により吐
出口6まで圧送される。処理液保存容器13内圧力はガ
ス供給管14を通して一定圧に保持される。流量制御弁
4がポンプ1と吐出口との間に設けられる。以上の構成
は既述の従来例と同様である。
は,回転機構12により垂直軸回りに回転駆動される回
転台11上に水平に載置される。被処理体7の直上に吐
出口6が設けられ,吐出口6近くにサックバック5が設
けられる。処理液保存容器13と吐出口6とは処理液供
給管路8により接続され,処理液保存容器13内の処理
液9は処理液供給管路8に介設されたポンプ1により吐
出口6まで圧送される。処理液保存容器13内圧力はガ
ス供給管14を通して一定圧に保持される。流量制御弁
4がポンプ1と吐出口との間に設けられる。以上の構成
は既述の従来例と同様である。
【0026】図4は本発明の第一実施形態例ポンプ概念
図であり,本発明の第一及び第二実施形態例の処理装置
に使用したポンプを表している。図4を参照して,ポン
プ1はベローズ26とエアーアクチュエータ27とを主
要部として構成される。ベローズ26はエアーアクチュ
エータ27のピストン27aにより伸縮され,処理液9
を入口26aから吸引し,出口26bから圧送する。な
お,入口26a及び出口26bは処理液供給管路8に接
続されている。エアーアクチュエータ27は,コントロ
ーラ15から送信されるコントロール信号27cにより
制御される弁を通してエア入口から供給されるエアによ
り作動する。
図であり,本発明の第一及び第二実施形態例の処理装置
に使用したポンプを表している。図4を参照して,ポン
プ1はベローズ26とエアーアクチュエータ27とを主
要部として構成される。ベローズ26はエアーアクチュ
エータ27のピストン27aにより伸縮され,処理液9
を入口26aから吸引し,出口26bから圧送する。な
お,入口26a及び出口26bは処理液供給管路8に接
続されている。エアーアクチュエータ27は,コントロ
ーラ15から送信されるコントロール信号27cにより
制御される弁を通してエア入口から供給されるエアによ
り作動する。
【0027】フィルター3は,図1を参照して,ポンプ
1と流量制御弁4との間に介設される。フィルター3と
ポンプ1との間の圧力,即ちフィルター3の入口側の処
理液供給管路8内の圧力を測定する圧力計2が設けられ
る。圧力計測部10は,圧力計2が指示する処理液供給
管路8内圧力と圧力計測部10の内部に予め記憶されて
いる設定圧力とを比較する。
1と流量制御弁4との間に介設される。フィルター3と
ポンプ1との間の圧力,即ちフィルター3の入口側の処
理液供給管路8内の圧力を測定する圧力計2が設けられ
る。圧力計測部10は,圧力計2が指示する処理液供給
管路8内圧力と圧力計測部10の内部に予め記憶されて
いる設定圧力とを比較する。
【0028】コントローラ15は,処理装置全体のシー
ケンスを制御する電子回路を主要部とし,マイクロプロ
セッサ,記憶装置及び入出力回路の他,ポンプ1等の機
器制御に必要な周辺回路を含み構成される。このコント
ローラ15は,その内部でシーケンスプログラムに従い
処理液吐出期間を画定する圧送制御信号21を作成す
る。圧送制御信号21は,吐出期間を表す信号,例えば
吐出期間継続する高レベルの電気信号と,吐出期間以外
の期間は処理液の吐出停止期間を表す信号,例えば低レ
ベルの電気信号とからなり,吐出停止期間を表す信号か
ら吐出期間を表す信号への移行を圧送開始信号21aと
し,吐出期間を表す信号から吐出停止期間を表す信号へ
の移行を圧送終了信号21bとして構成される。処理装
置の各部はこれらの信号に基づいてコントローラ15に
より制御される。
ケンスを制御する電子回路を主要部とし,マイクロプロ
セッサ,記憶装置及び入出力回路の他,ポンプ1等の機
器制御に必要な周辺回路を含み構成される。このコント
ローラ15は,その内部でシーケンスプログラムに従い
処理液吐出期間を画定する圧送制御信号21を作成す
る。圧送制御信号21は,吐出期間を表す信号,例えば
吐出期間継続する高レベルの電気信号と,吐出期間以外
の期間は処理液の吐出停止期間を表す信号,例えば低レ
ベルの電気信号とからなり,吐出停止期間を表す信号か
ら吐出期間を表す信号への移行を圧送開始信号21aと
し,吐出期間を表す信号から吐出停止期間を表す信号へ
の移行を圧送終了信号21bとして構成される。処理装
置の各部はこれらの信号に基づいてコントローラ15に
より制御される。
【0029】以下,本第一実施形態例に係るレジスト塗
布装置の動作を説明する。図1を参照して,先ず,被処
理体7を回転台11上に載置されたことを確認した後,
コントローラは圧送開始信号21aを生成し,この圧送
開始信号21aをトリガとして作動信号22a及び開放
信号23aを生成する。なお,圧送開始信号21a生成
後の圧送制御信号21は吐出期間を表示する。作動信号
22aはポンプ制御信号22としてポンプ1に送信さ
れ,これを受信したポンプ1は圧送動作を開始する。開
放信号23aは弁制御信号23として流量制御弁4に送
信され,これを受信した流量制御弁4は処理液供給管路
8を開く。その結果,処理液9は処理液供給管路8内を
圧送され,吐出口から被処理体7上に供給される。
布装置の動作を説明する。図1を参照して,先ず,被処
理体7を回転台11上に載置されたことを確認した後,
コントローラは圧送開始信号21aを生成し,この圧送
開始信号21aをトリガとして作動信号22a及び開放
信号23aを生成する。なお,圧送開始信号21a生成
後の圧送制御信号21は吐出期間を表示する。作動信号
22aはポンプ制御信号22としてポンプ1に送信さ
れ,これを受信したポンプ1は圧送動作を開始する。開
放信号23aは弁制御信号23として流量制御弁4に送
信され,これを受信した流量制御弁4は処理液供給管路
8を開く。その結果,処理液9は処理液供給管路8内を
圧送され,吐出口から被処理体7上に供給される。
【0030】圧送開始信号21a発生時から吐出期間を
経過すると,圧送制御信号21は吐出停止期間を表示す
る信号に移行し,圧送終了信号21bが発生する。コン
トローラ15は,圧送終了信号21bをトリガとして閉
鎖信号23b及び停止信号22bを発生し,それぞれ弁
制御信号23として流量制御弁4及びポンプ制御信号と
してポンプ1に送信する。閉鎖信号23bを受信した流
量制御弁4は,処理液供給管路8を閉じ処理液9の被処
理体7への供給を停止する。停止信号22bを受信した
ポンプ1は停止し,処理液9の圧送を停止する。さらに
コントローラ15は圧送終了信号21bを圧力計測部1
0に送信し,これを受信した圧力計測部10は吐出期間
終了後の圧力低下量の測定を開始する。次に圧力計測部
10の動作を説明する。
経過すると,圧送制御信号21は吐出停止期間を表示す
る信号に移行し,圧送終了信号21bが発生する。コン
トローラ15は,圧送終了信号21bをトリガとして閉
鎖信号23b及び停止信号22bを発生し,それぞれ弁
制御信号23として流量制御弁4及びポンプ制御信号と
してポンプ1に送信する。閉鎖信号23bを受信した流
量制御弁4は,処理液供給管路8を閉じ処理液9の被処
理体7への供給を停止する。停止信号22bを受信した
ポンプ1は停止し,処理液9の圧送を停止する。さらに
コントローラ15は圧送終了信号21bを圧力計測部1
0に送信し,これを受信した圧力計測部10は吐出期間
終了後の圧力低下量の測定を開始する。次に圧力計測部
10の動作を説明する。
【0031】図6は本発明の第一実施形態例圧力変動を
表す図であり,圧力計により観測されたフィルター入口
側の処理液供給管路内圧力の吐出期間経過時前後の変動
を表している。図6(a)はフィルター3の目詰りがな
い場合の圧力変動を,図6(c)はフィルター3の交換
を必要とする程度の目詰りが発生している場合の圧力変
動を,及び図(b)はフィルター3の目詰りの程度が図
6(a)と(b)との中間の場合の圧力変動を表してい
る。
表す図であり,圧力計により観測されたフィルター入口
側の処理液供給管路内圧力の吐出期間経過時前後の変動
を表している。図6(a)はフィルター3の目詰りがな
い場合の圧力変動を,図6(c)はフィルター3の交換
を必要とする程度の目詰りが発生している場合の圧力変
動を,及び図(b)はフィルター3の目詰りの程度が図
6(a)と(b)との中間の場合の圧力変動を表してい
る。
【0032】図6を参照して,圧力計測部10は,圧送
制御信号21の吐出期間24表示から吐出停止期間25
表示への変化を圧送終了信号21bとして受信し,圧送
終了信号21b受信時t1 から予め長さが定められた測
定期間が経過する時t2 までの間一定の時間間隔で圧力
計2の出力のサンプリングを開始する。この測定期間t
1 〜t2 の長さt2 −t1 は,例えば0.2秒〜1.0
秒とする。図6(a)を参照して,フィルターの目詰り
に起因しない圧力の低下は通常は数秒〜十数秒間を要す
るから,かかる短い測定期間の間に生ずる圧力低下ΔP
は極めて小さく,通常は無視できる。これに対してフィ
ルターの目詰りがある場合の圧力低下は,図6(b)及
び(c)を参照して,この測定期間内にほぼ終了する。
従って,この程度の測定期間とすることで,フィルター
の目詰りに起因する圧力低下のみを分離して測定するこ
とができる。
制御信号21の吐出期間24表示から吐出停止期間25
表示への変化を圧送終了信号21bとして受信し,圧送
終了信号21b受信時t1 から予め長さが定められた測
定期間が経過する時t2 までの間一定の時間間隔で圧力
計2の出力のサンプリングを開始する。この測定期間t
1 〜t2 の長さt2 −t1 は,例えば0.2秒〜1.0
秒とする。図6(a)を参照して,フィルターの目詰り
に起因しない圧力の低下は通常は数秒〜十数秒間を要す
るから,かかる短い測定期間の間に生ずる圧力低下ΔP
は極めて小さく,通常は無視できる。これに対してフィ
ルターの目詰りがある場合の圧力低下は,図6(b)及
び(c)を参照して,この測定期間内にほぼ終了する。
従って,この程度の測定期間とすることで,フィルター
の目詰りに起因する圧力低下のみを分離して測定するこ
とができる。
【0033】圧力低下量の測定は,測定期間t1 〜t2
内に測定された圧力の最大値と最小値との差として求め
られる。この差を求めるには,圧力変動量を求める方法
として一般的に使用される方法を適用することができ
る。例えば,圧送終了信号21bにより開始された圧力
の最初のサンプリング値を記憶し,その記憶値を順次そ
の後のサンプリング値と比較し,記憶値を大きい値に置
き換えることで圧力の最大値が求まる。また,最初のサ
ンプリング値を他の記憶装置に記憶し,その記憶値を小
さい値に置き換えることで圧力の最小値が求まる。
内に測定された圧力の最大値と最小値との差として求め
られる。この差を求めるには,圧力変動量を求める方法
として一般的に使用される方法を適用することができ
る。例えば,圧送終了信号21bにより開始された圧力
の最初のサンプリング値を記憶し,その記憶値を順次そ
の後のサンプリング値と比較し,記憶値を大きい値に置
き換えることで圧力の最大値が求まる。また,最初のサ
ンプリング値を他の記憶装置に記憶し,その記憶値を小
さい値に置き換えることで圧力の最小値が求まる。
【0034】測定期間の終了後,圧力の最大値と圧力の
最小値の差を圧力の最大値で正規化した圧力低下量〔Δ
P〕を求め,この〔ΔP〕が予め記憶されている設定圧
力を超えたとき目詰りが検出されたとして目詰り警報2
0を出力する。なお,設定圧力はフィルターの交換が必
要となる目詰り状態にあるときの圧力低下量を実験的に
求め,上記と同様に正規化した値を用いる。
最小値の差を圧力の最大値で正規化した圧力低下量〔Δ
P〕を求め,この〔ΔP〕が予め記憶されている設定圧
力を超えたとき目詰りが検出されたとして目詰り警報2
0を出力する。なお,設定圧力はフィルターの交換が必
要となる目詰り状態にあるときの圧力低下量を実験的に
求め,上記と同様に正規化した値を用いる。
【0035】目詰り警報を受けたコントローラは,図1
を参照して,回転機構12の作動を中止すると共に被処
理体7を所定の位置に収容する。同時に,警報ランプを
点灯し操作員にフィルター3交換の必要を知らせる。そ
の後,シーケンスを停止し,待機状態に入る。通常,フ
ィルター3交換後にコントローラは再起動され,その後
の処理が続行される。
を参照して,回転機構12の作動を中止すると共に被処
理体7を所定の位置に収容する。同時に,警報ランプを
点灯し操作員にフィルター3交換の必要を知らせる。そ
の後,シーケンスを停止し,待機状態に入る。通常,フ
ィルター3交換後にコントローラは再起動され,その後
の処理が続行される。
【0036】図2は本発明の第一実施形態例ウエーハ搬
送図,図3は本発明の第一実施形態例他のウエーハ搬送
図であり,ウエーハの収容位置及び収容されたウエーハ
の方位を平面図により表している。図2を参照して,被
処理体7であるウエーハはカセットに収容され,セッテ
ング部31に装着される。次に,一枚の被処理体7が塗
布部32の回転台11上に搬送され,レジスト(処理液
9)を上面に供給された後,目詰り警報が出力されない
ときはスピン塗布される。次に,この目詰り警報が出力
されず正常処理された被処理体7aは,乾燥部33で乾
燥され,さらに収容部34のカセットに収容される。レ
ジスト(処理液9)を上面に供給された後,目詰り警報
が出力されたときはスピン塗布が中止され,この目詰り
警報が出力されたときの被処理体7bは,異常処理被処
理体7b(図2及び図3中に破線で表示している。)と
して異常時収納部35に収容される。図3の処理装置で
は,図2の装置の異常時収納部35を設けず,収容部3
4に正常に処理された被処理体7aと異常処理被処理体
7bとを収容する。このとき,異常処理被処理体7bは
180度回転して収容されるので,収容部34に収納さ
れた異常処理被処理体7bのオリエンテーション・ファ
セットの位置は正常処理された被処理体7aとは逆にな
り,両者を容易に識別できる。
送図,図3は本発明の第一実施形態例他のウエーハ搬送
図であり,ウエーハの収容位置及び収容されたウエーハ
の方位を平面図により表している。図2を参照して,被
処理体7であるウエーハはカセットに収容され,セッテ
ング部31に装着される。次に,一枚の被処理体7が塗
布部32の回転台11上に搬送され,レジスト(処理液
9)を上面に供給された後,目詰り警報が出力されない
ときはスピン塗布される。次に,この目詰り警報が出力
されず正常処理された被処理体7aは,乾燥部33で乾
燥され,さらに収容部34のカセットに収容される。レ
ジスト(処理液9)を上面に供給された後,目詰り警報
が出力されたときはスピン塗布が中止され,この目詰り
警報が出力されたときの被処理体7bは,異常処理被処
理体7b(図2及び図3中に破線で表示している。)と
して異常時収納部35に収容される。図3の処理装置で
は,図2の装置の異常時収納部35を設けず,収容部3
4に正常に処理された被処理体7aと異常処理被処理体
7bとを収容する。このとき,異常処理被処理体7bは
180度回転して収容されるので,収容部34に収納さ
れた異常処理被処理体7bのオリエンテーション・ファ
セットの位置は正常処理された被処理体7aとは逆にな
り,両者を容易に識別できる。
【0037】本発明の第二実施形態例は,フィルター3
を除いて第一実施例と同様の構成である。図5を参照し
て,本実施形態例では2個のフィルター3a,3bが並
列に設けられる。各フィルター3a,3bの出入口には
管路切り換え回路16が挿入され,この管路切り換え回
路16により選択された一方のフィルター3aにのみ処
理液が圧送される。他方のフィルター3bは処理液供給
管路8から切り離されている。従って,目詰り警報20
が出力されないときは,処理液9はこの一方のフィルタ
ー3aにより濾過される。
を除いて第一実施例と同様の構成である。図5を参照し
て,本実施形態例では2個のフィルター3a,3bが並
列に設けられる。各フィルター3a,3bの出入口には
管路切り換え回路16が挿入され,この管路切り換え回
路16により選択された一方のフィルター3aにのみ処
理液が圧送される。他方のフィルター3bは処理液供給
管路8から切り離されている。従って,目詰り警報20
が出力されないときは,処理液9はこの一方のフィルタ
ー3aにより濾過される。
【0038】管路切り換え回路16は,目詰り警報20
を受信すると目詰りを起こした一方のフィルター3aへ
の処理液流路を遮断し,同時に残りの他のフィルター3
bに処理液流路を切り換える。このとき,異常処理され
た被処理体の処置は第一実施形態例と同様になされる。
その後コントローラは自動的に再起動し,異常処理され
た被処理体に続く次の被処理体は,正常に処理される。
目詰りを起こしたフィルター3aは処理液供給管路8か
ら切り離されているから,処理装置を運転した状態で新
品と交換することができる。従って,この実施形態例で
は,フィルター交換のために処理装置を停止する必要が
なく,スループットを高くすることができる。
を受信すると目詰りを起こした一方のフィルター3aへ
の処理液流路を遮断し,同時に残りの他のフィルター3
bに処理液流路を切り換える。このとき,異常処理され
た被処理体の処置は第一実施形態例と同様になされる。
その後コントローラは自動的に再起動し,異常処理され
た被処理体に続く次の被処理体は,正常に処理される。
目詰りを起こしたフィルター3aは処理液供給管路8か
ら切り離されているから,処理装置を運転した状態で新
品と交換することができる。従って,この実施形態例で
は,フィルター交換のために処理装置を停止する必要が
なく,スループットを高くすることができる。
【0039】
【発明の効果】上述したように本発明によれば,フィル
ターの目詰りを処理液吐出期間経過直後の圧力低下を測
定することで検出するので,一つの圧力計を用いてポン
プ送出圧等の変動の影響を受けることなくフィルターの
目詰りを検出することができ,検出精度が高くかつ安価
な処理装置を提供することができる。また,目詰り発生
時及びフィルター交換時に装置の運転停止を必要としな
いので,スループットの高い処理装置を提供することが
できる。
ターの目詰りを処理液吐出期間経過直後の圧力低下を測
定することで検出するので,一つの圧力計を用いてポン
プ送出圧等の変動の影響を受けることなくフィルターの
目詰りを検出することができ,検出精度が高くかつ安価
な処理装置を提供することができる。また,目詰り発生
時及びフィルター交換時に装置の運転停止を必要としな
いので,スループットの高い処理装置を提供することが
できる。
【図1】 本発明の第一実施形態例構成図
【図2】 本発明の第一実施形態例ウエーハ搬送図
【図3】 本発明の第一実施形態例他のウエーハ搬送図
【図4】 本発明の第一実施形態例ポンプ概念図
【図5】 本発明の第二実施形態例構成図
【図6】 本発明の第一実施例圧力変動を表す図
【図7】 従来例処理装置概念図
【図8】 処理液供給管路内圧力の変化を表す図
1 ポンプ 2,2a,2b 圧力計 3,3a,3b フィルター 4 流量制御弁 5 サックバック 6 吐出口 7,7a,7b 被処理体 8 処理液供給管路 9 処理液 10 圧力計測部 10a 差圧検出器 11 回転台 12 回転機構 13 処理液保存容器 14 ガス供給管 15 コントローラ 16 管路切り換え回路 20 目詰り警報 21 圧送制御信号 21a 圧送開始信号 21b 圧送終了信号 22 ポンプ制御信号 22a 作動信号 22b 停止信号 23 弁制御信号 23a 開放信号 23b 閉鎖信号 24 吐出期間 25 吐出停止期間 26 ベローズ 27 エアーアクチュエータ 31 セッテング部 32 塗布部 33 乾燥部 34 収容部 35 異常時収納部
Claims (2)
- 【請求項1】 被処理体に処理液を供給する吐出口と,
処理液保存容器から該吐出口へ該処理液を輸送する処理
液供給管路と,該処理液供給管路に介設されて該処理液
供給管路の該吐出口方向に該処理液を圧送するポンプ
と,該ポンプと該吐出口との間の該処理液供給管路に介
設されたフィルターと,該フィルターと該吐出口との間
の該処理液供給管路に介設された流量制御弁とを備えた
処理装置において,該ポンプと該フィルターとの間の該
処理液供給管路に設けられ,該処理液供給管路内の該処
理液の圧力を測定する圧力計と,該処理液の圧送終了信
号を受けて,該ポンプを停止させる停止信号及び該流量
制御弁を閉鎖させる閉鎖信号をそれぞれ該ポンプ及び該
流量制御弁に送信するコントローラと,該圧力計の出力
を観測して,該圧送終了信号の受信直後に発生する該圧
力の低下量が,予め設定された設定圧力を超えたときに
フィルターの目詰り警報を発生する圧力計測部とを有す
ることを特徴とする処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の処理装置において,並列
に接続された複数の該フィルターのなかから任意に選択
された一つの該フィルターに,該処理液の流路を切り換
える管路切り換え回路を備え,該目詰り警報を受けて,
該管路切り換え回路を切り換えることを特徴とする処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4919197A JPH10247614A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4919197A JPH10247614A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247614A true JPH10247614A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12824136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4919197A Withdrawn JPH10247614A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10247614A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016063205A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | 株式会社Screenホールディングス | 塗布装置 |
KR20190024722A (ko) * | 2017-08-28 | 2019-03-08 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 액처리 장치 및 액처리 방법 |
WO2019146255A1 (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置および基板処理方法 |
KR102119793B1 (ko) * | 2020-01-14 | 2020-06-05 | 주식회사 신한산기 | 지역난방시스템에 적용되는 열교환수 필터링장치 |
CN116024580A (zh) * | 2021-10-26 | 2023-04-28 | 先进半导体材料(深圳)有限公司 | 恒压喷淋设备、恒压喷淋方法以及监控器 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP4919197A patent/JPH10247614A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016063205A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | 株式会社Screenホールディングス | 塗布装置 |
US10600647B2 (en) | 2014-09-22 | 2020-03-24 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Coating apparatus |
KR20190024722A (ko) * | 2017-08-28 | 2019-03-08 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 액처리 장치 및 액처리 방법 |
WO2019146255A1 (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置および基板処理方法 |
KR102119793B1 (ko) * | 2020-01-14 | 2020-06-05 | 주식회사 신한산기 | 지역난방시스템에 적용되는 열교환수 필터링장치 |
CN116024580A (zh) * | 2021-10-26 | 2023-04-28 | 先进半导体材料(深圳)有限公司 | 恒压喷淋设备、恒压喷淋方法以及监控器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |