JPH10246160A - 内燃機関のエアクリーナ装置 - Google Patents
内燃機関のエアクリーナ装置Info
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- JPH10246160A JPH10246160A JP6187997A JP6187997A JPH10246160A JP H10246160 A JPH10246160 A JP H10246160A JP 6187997 A JP6187997 A JP 6187997A JP 6187997 A JP6187997 A JP 6187997A JP H10246160 A JPH10246160 A JP H10246160A
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- JP
- Japan
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- air cleaner
- lower case
- case
- upper case
- internal combustion
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、エアクリーナのロアケースとアッ
パケースとの接合時に、エアクリーナのロアケースとア
ッパケースとの合わせ面のシール機能を利用して連絡部
材をシールすることができ、穿設作業及び貫通作業等を
不要として取付性を向上し得ることを目的としている。 【構成】 このため、内燃機関のシリンダヘッドに装着
される吸気マニホルドの上部にエアクリーナを設けると
ともに、エアクリーナを吸気マニホルドと一体的に形成
されるロアケースとこのロアケース上部に装着されるア
ッパケースとにより形成した内燃機関のエアクリーナ装
置において、エアクリーナのロアケースとアッパケース
との合わせ面のシール機能を利用すべくロアケースとア
ッパケースとの合わせ面間にエアクリーナへの連絡部材
を位置させる構成としている。
パケースとの接合時に、エアクリーナのロアケースとア
ッパケースとの合わせ面のシール機能を利用して連絡部
材をシールすることができ、穿設作業及び貫通作業等を
不要として取付性を向上し得ることを目的としている。 【構成】 このため、内燃機関のシリンダヘッドに装着
される吸気マニホルドの上部にエアクリーナを設けると
ともに、エアクリーナを吸気マニホルドと一体的に形成
されるロアケースとこのロアケース上部に装着されるア
ッパケースとにより形成した内燃機関のエアクリーナ装
置において、エアクリーナのロアケースとアッパケース
との合わせ面のシール機能を利用すべくロアケースとア
ッパケースとの合わせ面間にエアクリーナへの連絡部材
を位置させる構成としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関のエアク
リーナ装置に係り、特にエアクリーナのロアケースとア
ッパケースとの接合時に、エアクリーナのロアケースと
アッパケースとの合わせ面のシール機能を利用して連絡
部材をシールすることができ、穿設作業及び貫通作業等
を不要として取付性を向上し得る内燃機関のエアクリー
ナ装置に関する。
リーナ装置に係り、特にエアクリーナのロアケースとア
ッパケースとの接合時に、エアクリーナのロアケースと
アッパケースとの合わせ面のシール機能を利用して連絡
部材をシールすることができ、穿設作業及び貫通作業等
を不要として取付性を向上し得る内燃機関のエアクリー
ナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、例えば多気筒用内燃機関にお
いては、内燃機関のシリンダヘッドに吸気マニホルドが
装着されている。そしてこのとき、この吸気マニホルド
とエアクリーナとを一体的に形成したものがある。
いては、内燃機関のシリンダヘッドに吸気マニホルドが
装着されている。そしてこのとき、この吸気マニホルド
とエアクリーナとを一体的に形成したものがある。
【0003】前記内燃機関のエアクリーナ装置として
は、実開昭63−183365号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示される燃料供給装置の冷却構造
は、エンジンのインテイクマニホールドとロッカーカバ
ーに挟まれた空間に燃料供給装置を設置するとともにこ
の燃料供給装置を包含するダクトを設け、且つこのダク
トをエンジンに吸入される空気通路の一部に構成してい
る。しかし、燃料ホースやハーネス等のシール構造は開
示されていない。
は、実開昭63−183365号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示される燃料供給装置の冷却構造
は、エンジンのインテイクマニホールドとロッカーカバ
ーに挟まれた空間に燃料供給装置を設置するとともにこ
の燃料供給装置を包含するダクトを設け、且つこのダク
トをエンジンに吸入される空気通路の一部に構成してい
る。しかし、燃料ホースやハーネス等のシール構造は開
示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の内燃
機関のエアクリーナ装置において、図25に示す如く、
エアクリーナ108は、図示しない吸気マニホルドと一
体的に形成されるロアケース116とこのロアケース1
16上部に装着されるアッパケース118とにより形成
される。
機関のエアクリーナ装置において、図25に示す如く、
エアクリーナ108は、図示しない吸気マニホルドと一
体的に形成されるロアケース116とこのロアケース1
16上部に装着されるアッパケース118とにより形成
される。
【0005】そして、前記エアクリーナ108に連絡部
材138、例えば燃料ホース142やハーネス146を
接続する際に、図25に示す如く、ロアケース116に
燃料ホース用第1貫通孔部182とハーネス用第2貫通
孔部184とを穿設し、これらの第1、第2貫通孔部1
82、184に燃料ホース142とハーネス146とを
貫通させ、グロメット等のシール方策によってシールし
ている。
材138、例えば燃料ホース142やハーネス146を
接続する際に、図25に示す如く、ロアケース116に
燃料ホース用第1貫通孔部182とハーネス用第2貫通
孔部184とを穿設し、これらの第1、第2貫通孔部1
82、184に燃料ホース142とハーネス146とを
貫通させ、グロメット等のシール方策によってシールし
ている。
【0006】しかし、エアクリーナ108のロアケース
116に燃料ホース用第1貫通孔部182やハーネス用
第2貫通孔部184を穿設する穿設作業及び第1、第2
貫通孔部182、184に燃料ホース142とハーネス
146とを貫通させる貫通作業に手間が掛かり、実用上
不利であるという不都合がある。
116に燃料ホース用第1貫通孔部182やハーネス用
第2貫通孔部184を穿設する穿設作業及び第1、第2
貫通孔部182、184に燃料ホース142とハーネス
146とを貫通させる貫通作業に手間が掛かり、実用上
不利であるという不都合がある。
【0007】また、第1、第2貫通孔部182、184
に貫通させた燃料ホース142とハーネス146とをシ
ールするグロメット等のシール方策においては、シール
が困難であり、十分なシール機能を確保するためには、
大なる時間と労力とを必要とし、使い勝手が悪いという
不都合がある。
に貫通させた燃料ホース142とハーネス146とをシ
ールするグロメット等のシール方策においては、シール
が困難であり、十分なシール機能を確保するためには、
大なる時間と労力とを必要とし、使い勝手が悪いという
不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、内燃機関のシリンダヘッド
に装着される吸気マニホルドの上部にエアクリーナを設
けるとともに、このエアクリーナを前記吸気マニホルド
と一体的に形成されるロアケースとこのロアケース上部
に装着されるアッパケースとにより形成した内燃機関の
エアクリーナ装置において、前記エアクリーナのロアケ
ースとアッパケースとの合わせ面のシール機能を利用す
べくロアケースとアッパケースとの合わせ面間に前記エ
アクリーナへの連絡部材を位置させる構成としたことを
特徴とする。
述不都合を除去するために、内燃機関のシリンダヘッド
に装着される吸気マニホルドの上部にエアクリーナを設
けるとともに、このエアクリーナを前記吸気マニホルド
と一体的に形成されるロアケースとこのロアケース上部
に装着されるアッパケースとにより形成した内燃機関の
エアクリーナ装置において、前記エアクリーナのロアケ
ースとアッパケースとの合わせ面のシール機能を利用す
べくロアケースとアッパケースとの合わせ面間に前記エ
アクリーナへの連絡部材を位置させる構成としたことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
エアクリーナのロアケースとアッパケースとの接合時に
は、エアクリーナのロアケースとアッパケースとの合わ
せ面のシール機能を利用して連絡部材をシールし、穿設
作業及び貫通作業等を不要として取付性を向上させてい
る。
エアクリーナのロアケースとアッパケースとの接合時に
は、エアクリーナのロアケースとアッパケースとの合わ
せ面のシール機能を利用して連絡部材をシールし、穿設
作業及び貫通作業等を不要として取付性を向上させてい
る。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0011】図1〜図10はこの発明の第1実施例を示
すものである。図2において、2は車両、4は車両2に
搭載される4気筒用の内燃機関、6は吸気マニホルド、
8はエアクリーナ、10は吸気ノズルである。
すものである。図2において、2は車両、4は車両2に
搭載される4気筒用の内燃機関、6は吸気マニホルド、
8はエアクリーナ、10は吸気ノズルである。
【0012】前記内燃機関4は、図1に示す如く、シリ
ンダブロック4−1とこのシリンダブロック4−1の上
面に装着されるシリンダヘッド4−2とシリンダヘッド
4−2の上面に装着されるシリンダヘッドカバー4−3
とを有し、前記内燃機関4の吸気系には、図1〜図3に
示す如く、上流側から吸気ノズル10とエアクリーナ8
と図示しないスロットルバルブを配設したスロットルボ
ディ12とサージタンク14と吸気マニホルド6とが順
次配設される。
ンダブロック4−1とこのシリンダブロック4−1の上
面に装着されるシリンダヘッド4−2とシリンダヘッド
4−2の上面に装着されるシリンダヘッドカバー4−3
とを有し、前記内燃機関4の吸気系には、図1〜図3に
示す如く、上流側から吸気ノズル10とエアクリーナ8
と図示しないスロットルバルブを配設したスロットルボ
ディ12とサージタンク14と吸気マニホルド6とが順
次配設される。
【0013】そして、吸気マニホルド6にエアクリーナ
8を一体的に形成する。すなわち、吸気マニホルド6と
エアクリーナ8のロアケース16とを一体的に形成し、
このロアケース16上部にアッパケース18を装着して
前記エアクリーナ8を形成する。
8を一体的に形成する。すなわち、吸気マニホルド6と
エアクリーナ8のロアケース16とを一体的に形成し、
このロアケース16上部にアッパケース18を装着して
前記エアクリーナ8を形成する。
【0014】また、前記エアクリーナ8のロアケース1
6とアッパケース18間にクリーナエレメント20を設
け、このクリーナエレメント20によって前記エアクリ
ーナ8内にロアケース16側のダスト室22とアッパケ
ース18側のクリーン室24とを分離形成する。
6とアッパケース18間にクリーナエレメント20を設
け、このクリーナエレメント20によって前記エアクリ
ーナ8内にロアケース16側のダスト室22とアッパケ
ース18側のクリーン室24とを分離形成する。
【0015】前記エアクリーナ8内に、図4〜図6に示
す如く、気筒数に合致するインジェクタ26−1、26
−2、26−3、26−4を設け、各インジェクタ26
−1、26−2、26−3、26−4に連絡するデリバ
リパイプ28を設け、このデリバリパイプ28に連絡す
るプレッシャレギュレータ30を設けるとともに、プレ
ッシャレギュレータ30にリターンパイプ32を接続し
て設ける。
す如く、気筒数に合致するインジェクタ26−1、26
−2、26−3、26−4を設け、各インジェクタ26
−1、26−2、26−3、26−4に連絡するデリバ
リパイプ28を設け、このデリバリパイプ28に連絡す
るプレッシャレギュレータ30を設けるとともに、プレ
ッシャレギュレータ30にリターンパイプ32を接続し
て設ける。
【0016】更に、前記エアクリーナ8に、吸気マニホ
ルド取付フランジ部34を設けるとともに、前記吸気ノ
ズル10取付用の吸気ノズル取付部36を設ける。
ルド取付フランジ部34を設けるとともに、前記吸気ノ
ズル10取付用の吸気ノズル取付部36を設ける。
【0017】そして、前記エアクリーナ8のロアケース
16とアッパケース18との合わせ面のシール機能を利
用すべくロアケース16とアッパケース18との合わせ
面間に前記エアクリーナ8への連絡部材38を位置させ
る構成とする。
16とアッパケース18との合わせ面のシール機能を利
用すべくロアケース16とアッパケース18との合わせ
面間に前記エアクリーナ8への連絡部材38を位置させ
る構成とする。
【0018】詳述すれば、図1及び図9に示す如く、前
記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16f
に切欠き部40を形成し、この切欠き部40に連絡部材
38を位置させる。
記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16f
に切欠き部40を形成し、この切欠き部40に連絡部材
38を位置させる。
【0019】このとき、連絡部材38は、前記デリバリ
パイプ28やリターンパイプ32に連絡する燃料ホース
42と、各インジェクタ26−1、26−2、26−
3、26−4のコネクタ44−1、44−2、44−
3、44−4に連絡するハーネス46とを有している。
パイプ28やリターンパイプ32に連絡する燃料ホース
42と、各インジェクタ26−1、26−2、26−
3、26−4のコネクタ44−1、44−2、44−
3、44−4に連絡するハーネス46とを有している。
【0020】また、前記切欠き部40に連絡部材38を
位置させた後には、ロアケース16にアッパケース18
を接合させ、図1に示す如く、切欠き部40内の連絡部
材38をクリーナエレメント20のフランジ部20f及
びアッパケース18のフランジ部18fによって押圧
し、ロアケース16とアッパケース18との合わせ面、
つまりクリーナエレメント20のフランジ部20f及び
アッパケース18のフランジ部18f部位のシール機能
を利用するものである。
位置させた後には、ロアケース16にアッパケース18
を接合させ、図1に示す如く、切欠き部40内の連絡部
材38をクリーナエレメント20のフランジ部20f及
びアッパケース18のフランジ部18fによって押圧
し、ロアケース16とアッパケース18との合わせ面、
つまりクリーナエレメント20のフランジ部20f及び
アッパケース18のフランジ部18f部位のシール機能
を利用するものである。
【0021】なお符号48は、前記連絡部材38の燃料
ホース42及びハーネス46周囲の間隙を埋める介装部
材である。
ホース42及びハーネス46周囲の間隙を埋める介装部
材である。
【0022】次に作用について説明する。
【0023】前記エアクリーナ8のロアケース16とア
ッパケース18との接合時には、ロアケース16のフラ
ンジ部16fに形成した切欠き部40に連絡部材38を
位置させる。
ッパケース18との接合時には、ロアケース16のフラ
ンジ部16fに形成した切欠き部40に連絡部材38を
位置させる。
【0024】そして、切欠き部40に連絡部材38を位
置させた後に、図7及び図8に示す如く、クリーナエレ
メント20を介してロアケース16にアッパケース18
を接合させ、切欠き部40内の連絡部材38をクリーナ
エレメント20のフランジ部20f及びアッパケース1
8のフランジ部18fによって押圧する。
置させた後に、図7及び図8に示す如く、クリーナエレ
メント20を介してロアケース16にアッパケース18
を接合させ、切欠き部40内の連絡部材38をクリーナ
エレメント20のフランジ部20f及びアッパケース1
8のフランジ部18fによって押圧する。
【0025】このとき、前記連絡部材38は、クリーナ
エレメント20のフランジ部20f及びアッパケース1
8のフランジ部18f部位のシール機能を利用してシー
ルされる。
エレメント20のフランジ部20f及びアッパケース1
8のフランジ部18f部位のシール機能を利用してシー
ルされる。
【0026】これにより、前記エアクリーナ8のロアケ
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、従来
の如きエアクリーナのロアケースに燃料ホース用第1貫
通孔部やハーネス用第2貫通孔部を穿設する穿設作業及
び第1、第2貫通孔部に燃料ホースとハーネスとを貫通
させる貫通作業等が不要となり、取付性を向上し得て、
実用上有利である。
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、従来
の如きエアクリーナのロアケースに燃料ホース用第1貫
通孔部やハーネス用第2貫通孔部を穿設する穿設作業及
び第1、第2貫通孔部に燃料ホースとハーネスとを貫通
させる貫通作業等が不要となり、取付性を向上し得て、
実用上有利である。
【0027】また、前記エアクリーナ8のロアケース1
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、アッパケース18側のシール面を平坦に
維持することができ、シール面の簡素化が図れ、構成が
複雑化せず、製作が容易で、コストを低廉に維持し得
て、経済的に有利である。
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、アッパケース18側のシール面を平坦に
維持することができ、シール面の簡素化が図れ、構成が
複雑化せず、製作が容易で、コストを低廉に維持し得
て、経済的に有利である。
【0028】更に、図6〜図8に示す如く、前記エアク
リーナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させ
ることができることにより、燃料ホース42やハーネス
46からなる連絡部材38を集中配設でき、配管及び配
線の取り回し状態によって外観を向上させることができ
るとともに、内燃機関4の長手方向に配設した連絡部材
38によって全幅を大きくする必要がなく、実用上有利
である。
リーナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させ
ることができることにより、燃料ホース42やハーネス
46からなる連絡部材38を集中配設でき、配管及び配
線の取り回し状態によって外観を向上させることができ
るとともに、内燃機関4の長手方向に配設した連絡部材
38によって全幅を大きくする必要がなく、実用上有利
である。
【0029】図11〜図14はこの発明の第2実施例を
示すものである。この第2実施例において、上述第1実
施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明
する。
示すものである。この第2実施例において、上述第1実
施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明
する。
【0030】この第2実施例の特徴とするところは、ロ
アケース16とアッパケース18との接合時に、前記ク
リーナエレメント20のシール機能とシール部材52の
シール機能とを利用する構成とした点にある。
アケース16とアッパケース18との接合時に、前記ク
リーナエレメント20のシール機能とシール部材52の
シール機能とを利用する構成とした点にある。
【0031】すなわち、図11及び図12に示す如く、
前記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16
fに切欠き部40を形成し、この切欠き部40に燃料ホ
ース42とハーネス46とからなる連絡部材38を位置
させ、エアクリーナ8のロアケース16とアッパケース
18間のクリーナエレメント20と連絡部材38間にシ
ール部材52を配設する。
前記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16
fに切欠き部40を形成し、この切欠き部40に燃料ホ
ース42とハーネス46とからなる連絡部材38を位置
させ、エアクリーナ8のロアケース16とアッパケース
18間のクリーナエレメント20と連絡部材38間にシ
ール部材52を配設する。
【0032】さすれば、前記エアクリーナ8のロアケー
ス16とアッパケース18との接合時には、エアクリー
ナ8のロアケース16のフランジ部16fに形成した切
欠き部40に燃料ホース42とハーネス46とからなる
連絡部材38を位置させ、前記切欠き部40に連絡部材
38を位置させた後に、この連絡部材38上にシール部
材52を配設し、クリーナエレメント20を介してエア
クリーナ8のロアケース16にアッパケース18を接合
させ、切欠き部40内の連絡部材38をクリーナエレメ
ント20のフランジ部20f及びアッパケース18のフ
ランジ部18fによって押圧する。このとき、前記連絡
部材38は、クリーナエレメント20のフランジ部20
fのシール機能とシール部材52のシール機能とを利用
してシールされる。
ス16とアッパケース18との接合時には、エアクリー
ナ8のロアケース16のフランジ部16fに形成した切
欠き部40に燃料ホース42とハーネス46とからなる
連絡部材38を位置させ、前記切欠き部40に連絡部材
38を位置させた後に、この連絡部材38上にシール部
材52を配設し、クリーナエレメント20を介してエア
クリーナ8のロアケース16にアッパケース18を接合
させ、切欠き部40内の連絡部材38をクリーナエレメ
ント20のフランジ部20f及びアッパケース18のフ
ランジ部18fによって押圧する。このとき、前記連絡
部材38は、クリーナエレメント20のフランジ部20
fのシール機能とシール部材52のシール機能とを利用
してシールされる。
【0033】これにより、前記エアクリーナ8のロアケ
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、上述
第1実施例のものと同様に、従来の如きエアクリーナの
ロアケースに燃料ホース用第1貫通孔部やハーネス用第
2貫通孔部を穿設する穿設作業及び第1、第2貫通孔部
に燃料ホースとハーネスとを貫通させる貫通作業等が不
要となり、取付性を向上し得て、実用上有利である。
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、上述
第1実施例のものと同様に、従来の如きエアクリーナの
ロアケースに燃料ホース用第1貫通孔部やハーネス用第
2貫通孔部を穿設する穿設作業及び第1、第2貫通孔部
に燃料ホースとハーネスとを貫通させる貫通作業等が不
要となり、取付性を向上し得て、実用上有利である。
【0034】また、前記エアクリーナ8のロアケース1
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、上述第1実施例のものと同様に、アッパ
ケース18側のシール面を平坦に維持することができ、
シール面の簡素化が図れ、構成が複雑化せず、製作が容
易で、コストを低廉に維持し得て、経済的に有利であ
る。
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、上述第1実施例のものと同様に、アッパ
ケース18側のシール面を平坦に維持することができ、
シール面の簡素化が図れ、構成が複雑化せず、製作が容
易で、コストを低廉に維持し得て、経済的に有利であ
る。
【0035】更に、図12に示す如く、前記エアクリー
ナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させるこ
とができることにより、上述第1実施例のものと同様
に、燃料ホース42やハーネス46からなる連絡部材3
8を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態によっ
て外観を向上させることができるとともに、内燃機関4
の長手方向に配設した連絡部材38によって全幅を大き
くする必要がなく、実用上有利である。
ナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させるこ
とができることにより、上述第1実施例のものと同様
に、燃料ホース42やハーネス46からなる連絡部材3
8を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態によっ
て外観を向上させることができるとともに、内燃機関4
の長手方向に配設した連絡部材38によって全幅を大き
くする必要がなく、実用上有利である。
【0036】更にまた、前記クリーナエレメント20の
フランジ部20fのシール機能とシール部材52のシー
ル機能とを利用して連絡部材38をシールすることによ
り、連絡部材38周囲の間隙をより一層減少させること
ができ、雪や塵埃等が吸込み難くなり、使い勝手を向上
し得る。
フランジ部20fのシール機能とシール部材52のシー
ル機能とを利用して連絡部材38をシールすることによ
り、連絡部材38周囲の間隙をより一層減少させること
ができ、雪や塵埃等が吸込み難くなり、使い勝手を向上
し得る。
【0037】図15〜図19はこの発明の第3実施例を
示すものである。
示すものである。
【0038】この第3実施例の特徴とするところは、前
記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16f
に形成した切欠き部40に連絡部材38用のスペーサ6
2を位置させ、スペーサ62のシール機能を利用する構
成とした点にある。
記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16f
に形成した切欠き部40に連絡部材38用のスペーサ6
2を位置させ、スペーサ62のシール機能を利用する構
成とした点にある。
【0039】すなわち、図16及び図17に示す如く、
前記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16
fに切欠き部40を形成し、この切欠き部40には、図
16に示す如く、連絡部材38用のスペーサ62を位置
させる。
前記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16
fに切欠き部40を形成し、この切欠き部40には、図
16に示す如く、連絡部材38用のスペーサ62を位置
させる。
【0040】このとき、スペーサ62を、図15に示す
如く、断面略H字形状且つ樹脂製の第1、第2部材6
4、66により形成し、第1、第2部材64、66の両
端にはロアケース16のフランジ部16fに嵌合する第
1、第2嵌合フランジ部64f−1、64f−2、66
f−1、66f−2を夫々形成する。
如く、断面略H字形状且つ樹脂製の第1、第2部材6
4、66により形成し、第1、第2部材64、66の両
端にはロアケース16のフランジ部16fに嵌合する第
1、第2嵌合フランジ部64f−1、64f−2、66
f−1、66f−2を夫々形成する。
【0041】また、第1、第2部材64、66には、断
面半円形状且つ複数個、例えば3個の第1、第2溝部6
4a、66aを夫々形成し、第1、第2部材64、66
の接合時に、これらの第1、第2溝部64a、66aを
連絡させ、前記エアクリーナ8の内部と外部とを連絡し
且つ連絡部材38を通過させる貫通孔部68として機能
させるものである。
面半円形状且つ複数個、例えば3個の第1、第2溝部6
4a、66aを夫々形成し、第1、第2部材64、66
の接合時に、これらの第1、第2溝部64a、66aを
連絡させ、前記エアクリーナ8の内部と外部とを連絡し
且つ連絡部材38を通過させる貫通孔部68として機能
させるものである。
【0042】更に、第1、第2溝部64a、66aは、
通常、連絡部材38の径に合致すべく形成されるもので
あるが、第1、第2溝部64a、66aが連絡部材38
の径よりも大なる場合には、間隙を埋める補助シール部
材(図示せず)を使用することも可能である。
通常、連絡部材38の径に合致すべく形成されるもので
あるが、第1、第2溝部64a、66aが連絡部材38
の径よりも大なる場合には、間隙を埋める補助シール部
材(図示せず)を使用することも可能である。
【0043】さすれば、前記エアクリーナ8のロアケー
ス16とアッパケース18との接合時には、ロアケース
16のフランジ部16fに形成した切欠き部40にスペ
ーサ62の第2部材66を位置させ、この第2部材66
の第2溝部66aに連絡部材38を載置した後に、第2
部材66に第1部材64を接合させる。
ス16とアッパケース18との接合時には、ロアケース
16のフランジ部16fに形成した切欠き部40にスペ
ーサ62の第2部材66を位置させ、この第2部材66
の第2溝部66aに連絡部材38を載置した後に、第2
部材66に第1部材64を接合させる。
【0044】このとき、スペーサ62の第1、第2部材
64、66の接合時期を、ロアケース16のフランジ部
16fに形成した切欠き部40にスペーサ62の第2部
材66を位置させた後として説明したが、第1、第2部
材64、66を接合した後に、切欠き部40にスペーサ
62を位置させても良いものである。
64、66の接合時期を、ロアケース16のフランジ部
16fに形成した切欠き部40にスペーサ62の第2部
材66を位置させた後として説明したが、第1、第2部
材64、66を接合した後に、切欠き部40にスペーサ
62を位置させても良いものである。
【0045】そして、クリーナエレメント20を介して
ロアケース16にアッパケース18を接合させ、切欠き
部40内のスペーサ62をクリーナエレメント20のフ
ランジ部20f及びアッパケース18のフランジ部18
fによって押圧する。
ロアケース16にアッパケース18を接合させ、切欠き
部40内のスペーサ62をクリーナエレメント20のフ
ランジ部20f及びアッパケース18のフランジ部18
fによって押圧する。
【0046】このとき、前記連絡部材38は、スペーサ
62のシール機能を利用してシールされる。
62のシール機能を利用してシールされる。
【0047】これにより、前記エアクリーナ8のロアケ
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、上述
第1及び第2実施例のものと同様に、従来の如きエアク
リーナのロアケースに燃料ホース用第1貫通孔部やハー
ネス用第2貫通孔部を穿設する穿設作業及び第1、第2
貫通孔部に燃料ホースとハーネスとを貫通させる貫通作
業等が不要となり、取付性を向上し得て、実用上有利で
ある。
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、上述
第1及び第2実施例のものと同様に、従来の如きエアク
リーナのロアケースに燃料ホース用第1貫通孔部やハー
ネス用第2貫通孔部を穿設する穿設作業及び第1、第2
貫通孔部に燃料ホースとハーネスとを貫通させる貫通作
業等が不要となり、取付性を向上し得て、実用上有利で
ある。
【0048】また、前記エアクリーナ8のロアケース1
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、上述第1及び第2実施例のものと同様
に、アッパケース18側のシール面を平坦に維持するこ
とができ、シール面の簡素化が図れ、構成が複雑化せ
ず、製作が容易で、コストを低廉に維持し得て、経済的
に有利である。
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、上述第1及び第2実施例のものと同様
に、アッパケース18側のシール面を平坦に維持するこ
とができ、シール面の簡素化が図れ、構成が複雑化せ
ず、製作が容易で、コストを低廉に維持し得て、経済的
に有利である。
【0049】更に、図16に示す如く、前記エアクリー
ナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させるこ
とができることにより、上述第1及び第2実施例のもの
と同様に、燃料ホース42やハーネス46からなる連絡
部材38を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態
によって外観を向上させることができるとともに、内燃
機関4の長手方向に配設した連絡部材38によって全幅
を大きくする必要がなく、実用上有利である。
ナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させるこ
とができることにより、上述第1及び第2実施例のもの
と同様に、燃料ホース42やハーネス46からなる連絡
部材38を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態
によって外観を向上させることができるとともに、内燃
機関4の長手方向に配設した連絡部材38によって全幅
を大きくする必要がなく、実用上有利である。
【0050】更にまた、前記スペーサ62のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることにより、連絡
部材38周囲の間隙をより一層減少させることができ、
上述第2実施例のものと同様に、雪や塵埃等が吸込み難
くなり、使い勝手を向上し得る。
を利用して連絡部材38をシールすることにより、連絡
部材38周囲の間隙をより一層減少させることができ、
上述第2実施例のものと同様に、雪や塵埃等が吸込み難
くなり、使い勝手を向上し得る。
【0051】また、前記スペーサ62を、第1、第2部
材64、66とからなる分割型としたことにより、燃料
ホース42やハーネス46からなる連絡部材38を貫通
させる貫通作業が不要となり、取付性の向上に寄与し得
る。
材64、66とからなる分割型としたことにより、燃料
ホース42やハーネス46からなる連絡部材38を貫通
させる貫通作業が不要となり、取付性の向上に寄与し得
る。
【0052】図20〜図24はこの発明の第4実施例を
示すものである。
示すものである。
【0053】この第4実施例の特徴とするところは、樹
脂製のスペーサ72を形成するとともに、スペーサ72
に、連絡部材38の燃料ホース42用のユニオン74と
連絡部材38のハーネス46用のスペーサ側コネクタ7
6とを設けた点にある。
脂製のスペーサ72を形成するとともに、スペーサ72
に、連絡部材38の燃料ホース42用のユニオン74と
連絡部材38のハーネス46用のスペーサ側コネクタ7
6とを設けた点にある。
【0054】すなわち、図21〜図23に示す如く、前
記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16f
に切欠き部40を形成し、この切欠き部40には、連絡
部材38用のスペーサ72を位置させる。
記エアクリーナ8のロアケース16のフランジ部16f
に切欠き部40を形成し、この切欠き部40には、連絡
部材38用のスペーサ72を位置させる。
【0055】このとき、スペーサ72を、図20に示す
如く、断面略H字形状に形成し、連絡部材38の燃料ホ
ース42用のユニオン74と連絡部材38のハーネス4
6用のスペーサ側コネクタ76とを設ける。
如く、断面略H字形状に形成し、連絡部材38の燃料ホ
ース42用のユニオン74と連絡部材38のハーネス4
6用のスペーサ側コネクタ76とを設ける。
【0056】前記ユニオン74は、一般的には、金属製
であるが、樹脂製とすることも可能である。また、前記
スペーサ側コネクタ76は、樹脂製且つスペーサ72に
対して別体に形成されているが、一体的に形成すること
も可能である。
であるが、樹脂製とすることも可能である。また、前記
スペーサ側コネクタ76は、樹脂製且つスペーサ72に
対して別体に形成されているが、一体的に形成すること
も可能である。
【0057】そして、前記スペーサ72の両端にはロア
ケース16のフランジ部16fに嵌合する嵌合フランジ
部72f−1、72f−2を夫々形成する。
ケース16のフランジ部16fに嵌合する嵌合フランジ
部72f−1、72f−2を夫々形成する。
【0058】また、図22に示す如く、前記連絡部材3
8の燃料ホース42に、ユニオン74に接続される燃料
ホース側コネクタ78を設けるとともに、連絡部材38
のハーネス46には、スペーサ側コネクタ76に接続さ
れるハーネス側コネクタ80を設ける。
8の燃料ホース42に、ユニオン74に接続される燃料
ホース側コネクタ78を設けるとともに、連絡部材38
のハーネス46には、スペーサ側コネクタ76に接続さ
れるハーネス側コネクタ80を設ける。
【0059】さすれば、前記エアクリーナ8のロアケー
ス16とアッパケース18との接合時には、ロアケース
16のフランジ部16fに形成した切欠き部40にスペ
ーサ72を位置させ、クリーナエレメント20を介して
ロアケース16にアッパケース18を接合させ、切欠き
部40内のスペーサ72をクリーナエレメント20のフ
ランジ部20f及びアッパケース18のフランジ部18
fによって押圧する。
ス16とアッパケース18との接合時には、ロアケース
16のフランジ部16fに形成した切欠き部40にスペ
ーサ72を位置させ、クリーナエレメント20を介して
ロアケース16にアッパケース18を接合させ、切欠き
部40内のスペーサ72をクリーナエレメント20のフ
ランジ部20f及びアッパケース18のフランジ部18
fによって押圧する。
【0060】そして、前記連絡部材38の燃料ホース4
2に、ユニオン74に燃料ホース側コネクタ78を接続
させるとともに、スペーサ側コネクタ76にハーネス側
コネクタ80を接続させる。
2に、ユニオン74に燃料ホース側コネクタ78を接続
させるとともに、スペーサ側コネクタ76にハーネス側
コネクタ80を接続させる。
【0061】これにより、前記エアクリーナ8のロアケ
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、上述
第1〜第3実施例のものと同様に、従来の如きエアクリ
ーナのロアケースに燃料ホース用第1貫通孔部やハーネ
ス用第2貫通孔部を穿設する穿設作業及び第1、第2貫
通孔部に燃料ホースとハーネスとを貫通させる貫通作業
等が不要となり、取付性を向上し得て、実用上有利であ
る。
ース16とアッパケース18との合わせ面のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることができ、上述
第1〜第3実施例のものと同様に、従来の如きエアクリ
ーナのロアケースに燃料ホース用第1貫通孔部やハーネ
ス用第2貫通孔部を穿設する穿設作業及び第1、第2貫
通孔部に燃料ホースとハーネスとを貫通させる貫通作業
等が不要となり、取付性を向上し得て、実用上有利であ
る。
【0062】また、前記エアクリーナ8のロアケース1
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、上述第1〜第3実施例のものと同様に、
アッパケース18側のシール面を平坦に維持することが
でき、シール面の簡素化が図れ、構成が複雑化せず、製
作が容易で、コストを低廉に維持し得て、経済的に有利
である。
6にのみ切欠き部40を形成して連絡部材38を配設す
ることにより、上述第1〜第3実施例のものと同様に、
アッパケース18側のシール面を平坦に維持することが
でき、シール面の簡素化が図れ、構成が複雑化せず、製
作が容易で、コストを低廉に維持し得て、経済的に有利
である。
【0063】更に、図21に示す如く、前記エアクリー
ナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させるこ
とができることにより、上述第1〜第3実施例のものと
同様に、燃料ホース42やハーネス46からなる連絡部
材38を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態に
よって外観を向上させることができるとともに、内燃機
関4の長手方向に配設した連絡部材38によって全幅を
大きくする必要がなく、実用上有利である。
ナ8の一端側に連絡部材38の配設位置を集中させるこ
とができることにより、上述第1〜第3実施例のものと
同様に、燃料ホース42やハーネス46からなる連絡部
材38を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態に
よって外観を向上させることができるとともに、内燃機
関4の長手方向に配設した連絡部材38によって全幅を
大きくする必要がなく、実用上有利である。
【0064】更にまた、前記スペーサ72のシール機能
を利用して連絡部材38をシールすることにより、連絡
部材38周囲の間隙をより一層減少させることができ、
上述第2及び第3実施例のものと同様に、雪や塵埃等が
吸込み難くなり、使い勝手を向上し得る。
を利用して連絡部材38をシールすることにより、連絡
部材38周囲の間隙をより一層減少させることができ、
上述第2及び第3実施例のものと同様に、雪や塵埃等が
吸込み難くなり、使い勝手を向上し得る。
【0065】また、前記スペーサ72を、断面略H字形
状の一体型に形成するとともに、連絡部材38の燃料ホ
ース42用のユニオン74と連絡部材38のハーネス4
6用のスペーサ側コネクタ76とを設けたことにより、
燃料ホース42やハーネス46からなる連絡部材38を
貫通させる貫通作業が不要となり、取付性の向上に寄与
し得るものである。
状の一体型に形成するとともに、連絡部材38の燃料ホ
ース42用のユニオン74と連絡部材38のハーネス4
6用のスペーサ側コネクタ76とを設けたことにより、
燃料ホース42やハーネス46からなる連絡部材38を
貫通させる貫通作業が不要となり、取付性の向上に寄与
し得るものである。
【0066】なお、この発明は上述第1〜第4実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0067】例えば、この発明の第3実施例において
は、前記スペーサを、第1、第2部材とからなる分割型
としたが、燃料ホースやハーネスからなる連絡部材を貫
通させる一体型とすることも可能である。
は、前記スペーサを、第1、第2部材とからなる分割型
としたが、燃料ホースやハーネスからなる連絡部材を貫
通させる一体型とすることも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、内燃機関のシリンダヘッドに装着される吸気マニホ
ルドの上部にエアクリーナを設けるとともに、エアクリ
ーナを吸気マニホルドと一体的に形成されるロアケース
とこのロアケース上部に装着されるアッパケースとによ
り形成した内燃機関のエアクリーナ装置において、エア
クリーナのロアケースとアッパケースとの合わせ面のシ
ール機能を利用すべくロアケースとアッパケースとの合
わせ面間にエアクリーナへの連絡部材を位置させる構成
としたので、エアクリーナのロアケースとアッパケース
との合わせ面のシール機能を利用して連絡部材をシール
することができ、従来の如きエアクリーナのロアケース
に燃料ホース用第1貫通孔部やハーネス用第2貫通孔部
を穿設する穿設作業及び第1、第2貫通孔部に燃料ホー
スとハーネスとを貫通させる貫通作業等が不要となり、
取付性を向上し得て、実用上有利である。また、前記エ
アクリーナのロアケースにのみ切欠き部を形成して連絡
部材を配設すれば、アッパケース側のシール面を平坦に
維持することができ、シール面の簡素化が図れ、構成が
複雑化せず、製作が容易で、コストを低廉に維持し得
て、経済的に有利である。更に、前記エアクリーナの一
端側に連絡部材の配設位置を集中させる構成とすれば、
連絡部材を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態
によって外観を向上させることができるとともに、内燃
機関の長手方向に配設した連絡部材によって全幅を大き
くする必要がなく、実用上有利である。
ば、内燃機関のシリンダヘッドに装着される吸気マニホ
ルドの上部にエアクリーナを設けるとともに、エアクリ
ーナを吸気マニホルドと一体的に形成されるロアケース
とこのロアケース上部に装着されるアッパケースとによ
り形成した内燃機関のエアクリーナ装置において、エア
クリーナのロアケースとアッパケースとの合わせ面のシ
ール機能を利用すべくロアケースとアッパケースとの合
わせ面間にエアクリーナへの連絡部材を位置させる構成
としたので、エアクリーナのロアケースとアッパケース
との合わせ面のシール機能を利用して連絡部材をシール
することができ、従来の如きエアクリーナのロアケース
に燃料ホース用第1貫通孔部やハーネス用第2貫通孔部
を穿設する穿設作業及び第1、第2貫通孔部に燃料ホー
スとハーネスとを貫通させる貫通作業等が不要となり、
取付性を向上し得て、実用上有利である。また、前記エ
アクリーナのロアケースにのみ切欠き部を形成して連絡
部材を配設すれば、アッパケース側のシール面を平坦に
維持することができ、シール面の簡素化が図れ、構成が
複雑化せず、製作が容易で、コストを低廉に維持し得
て、経済的に有利である。更に、前記エアクリーナの一
端側に連絡部材の配設位置を集中させる構成とすれば、
連絡部材を集中配設でき、配管及び配線の取り回し状態
によって外観を向上させることができるとともに、内燃
機関の長手方向に配設した連絡部材によって全幅を大き
くする必要がなく、実用上有利である。
【図1】この発明の第1実施例を示す内燃機関のエアク
リーナ装置のエアクリーナの概略拡大図である。
リーナ装置のエアクリーナの概略拡大図である。
【図2】内燃機関を搭載する車両の概略平面図である。
【図3】エアクリーナの一部切欠き概略拡大図である。
【図4】図5の〓V−〓V線による断面図である。
【図5】図4のV−V線による断面図である。
【図6】エアクリーナのアッパケースを取り除いた状態
の図4のV〓−V〓線による断面図である。
の図4のV〓−V〓線による断面図である。
【図7】エアクリーナのロアケースとアッパケースとの
取付状態を示す図である。
取付状態を示す図である。
【図8】エアクリーナのロアケースとアッパケースとの
取付後の概略斜視図である。
取付後の概略斜視図である。
【図9】切欠き部の概略拡大図である。
【図10】図9のX−X線による断面図である。
【図11】この発明の第2実施例を示す図12のX〓−
X〓線による断面図である。
X〓線による断面図である。
【図12】エアクリーナの一部切欠き概略図である。
【図13】図12のX〓〓〓−X〓〓〓線による断面図
である。
である。
【図14】図12のX〓V−X〓V線による断面図であ
る。
る。
【図15】この発明の第3実施例を示すスペーサの概略
斜視図である。
斜視図である。
【図16】エアクリーナの一部切欠き概略図である。
【図17】図16のXV〓〓−XV〓〓線による断面図
である。
である。
【図18】図16のXV〓〓〓−XV〓〓〓線による断
面図である。
面図である。
【図19】図16のX〓X−X〓X線による断面図であ
る。
る。
【図20】この発明の第4実施例を示すスペーサの概略
斜視図である。
斜視図である。
【図21】エアクリーナの一部切欠き概略図である。
【図22】図21のXX〓〓−XX〓〓線による断面図
である。
である。
【図23】図21のXX〓〓〓−XX〓〓〓線による断
面図である。
面図である。
【図24】図21のXX〓V−XX〓V線による断面図
である。
である。
【図25】この発明の従来の技術を示すエアクリーナの
ロアケースとアッパケースとの取付後の概略斜視図であ
る。
ロアケースとアッパケースとの取付後の概略斜視図であ
る。
2 車両 4 内燃機関 4−1 シリンダブロック 4−2 シリンダヘッド 4−3 シリンダヘッドカバー 6 吸気マニホルド 8 エアクリーナ 10 吸気ノズル 12 スロットルボディ 14 サージタンク 16 ロアケース 16f フランジ部 18 アッパケース 18f フランジ部 20 クリーナエレメント 20f フランジ部 22 ダスト室 24 クリーン室 26−1、26−2、26−3、26−4 インジェク
タ 28 デリバリパイプ 30 プレッシャレギュレータ 32 リターンパイプ 38 連絡部材 40 切欠き部 42 燃料ホース 42−1、42−2、42−3、42−4 コネクタ 46 ハーネス
タ 28 デリバリパイプ 30 プレッシャレギュレータ 32 リターンパイプ 38 連絡部材 40 切欠き部 42 燃料ホース 42−1、42−2、42−3、42−4 コネクタ 46 ハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 泰弘 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドに装着される
吸気マニホルドの上部にエアクリーナを設けるととも
に、このエアクリーナを前記吸気マニホルドと一体的に
形成されるロアケースとこのロアケース上部に装着され
るアッパケースとにより形成した内燃機関のエアクリー
ナ装置において、前記エアクリーナのロアケースとアッ
パケースとの合わせ面のシール機能を利用すべくロアケ
ースとアッパケースとの合わせ面間に前記エアクリーナ
への連絡部材を位置させる構成としたことを特徴とする
内燃機関のエアクリーナ装置。 - 【請求項2】 前記エアクリーナは、ロアケースのフラ
ンジ部に切欠き部を形成し、この切欠き部に燃料ホース
とハーネスとからなる連絡部材を位置させ、ロアケース
とアッパケース間のクリーナエレメントと連絡部材間に
シール部材を配設し、ロアケースとアッパケースとの接
合時には、前記クリーナエレメントのシール機能とシー
ル部材のシール機能とを利用する構成とした特許請求の
範囲の請求項1に記載の内燃機関のエアクリーナ装置。 - 【請求項3】 前記エアクリーナは、ロアケースのフラ
ンジ部に切欠き部を形成し、この切欠き部に連絡部材用
のスペーサを位置させ、ロアケースとアッパケースとの
接合時には、ロアケースとアッパケース間にスペーサを
位置させ、スペーサのシール機能を利用する構成とした
特許請求の範囲の請求項1に記載の内燃機関のエアクリ
ーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187997A JPH10246160A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 内燃機関のエアクリーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187997A JPH10246160A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 内燃機関のエアクリーナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10246160A true JPH10246160A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=13183877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6187997A Pending JPH10246160A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 内燃機関のエアクリーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10246160A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005036796A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-02-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エンジンの吸気装置 |
US6863044B2 (en) | 2002-02-18 | 2005-03-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Air intake device of internal combustion engine |
JP2015132227A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | スズキ株式会社 | インジェクタ取付構造 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP6187997A patent/JPH10246160A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6863044B2 (en) | 2002-02-18 | 2005-03-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Air intake device of internal combustion engine |
JP2005036796A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-02-10 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エンジンの吸気装置 |
JP2015132227A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | スズキ株式会社 | インジェクタ取付構造 |
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