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JPH10245220A - 塩基性塩化アルミニウム及びその製造方法 - Google Patents

塩基性塩化アルミニウム及びその製造方法

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Publication number
JPH10245220A
JPH10245220A JP9067227A JP6722797A JPH10245220A JP H10245220 A JPH10245220 A JP H10245220A JP 9067227 A JP9067227 A JP 9067227A JP 6722797 A JP6722797 A JP 6722797A JP H10245220 A JPH10245220 A JP H10245220A
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JP
Japan
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aluminum chloride
basic aluminum
basicity
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basic
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Application number
JP9067227A
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JP2991987B2 (ja
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Tadashi Haraguchi
正 原口
Toshihiko Kakio
寿彦 垣尾
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Taki Chemical Co Ltd
Original Assignee
Taki Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水処理用凝集剤として有用な塩基性塩化アル
ミニウムにおいて、広いpH範囲で高い凝集性能を示
し、上水処理水中の残留アルミニウムを低減させること
が可能な塩基性塩化アルミニウムとその製造方法を提供
する。 【構成】 組成、M/Al(モル比)(但し、Mはアル
カリ金属またはアルカリ土類金属を示す)0.04〜
1.80、Cl/Al(モル比)0.50〜1.95、
塩基度65〜83%の塩基性塩化アルミニウムに於い
て、当該塩基性塩化アルミニウムを蒸留水500ml
(20±2℃)にAl23として10ppm添加し、5
重量%炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)溶液でpH
7.8〜8.2に調整し、30分間50rpmで攪拌
し、30分間静置後、No.5C濾紙で濾過した後に於
ける濾過水の残留アルミニウム(Al)量がY≦0.6
25X−4.625(但し、YはAl量(ppm)、X
はpHを示し、7.8≦X≦8.2である。)を満足す
ることを特徴とする新規なる塩基性塩化アルミニウムと
その製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水処理用凝集剤等に
使用する塩基性塩化アルミニウムにおいて、広いpH範
囲において高い凝集性能を示し、上水中の残留アルミニ
ウムを低減させることを可能とする塩基性塩化アルミニ
ウム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塩基性塩化アルミニウムは高い凝集性を
有するためこの性質を利用して上下水、工場排水、土木
排水等の各種用排水の水処理凝集剤をはじめ、サイズ
剤、制汗剤、化粧品原料、医薬品等広範囲の用途に使用
されている。
【0003】このような塩基性塩化アルミニウム溶液の
製造方法は古くから研究され、多くの方法が開発されて
いる。例えば 1)金属アルミニウムを当量以下の塩酸で溶解する方
法。 2)金属アルミニウム、水酸化アルミニウム等のアルミ
ニウム化合物をオートクレーブ中で溶解する方法。 3)金属アルミニウム、水酸化アルミニウム等のアルミ
ニウム化合物を常圧で溶解する方法。 4)塩化アルミニウム溶液中にアルカリまたはアルミン
酸塩を加えて中和する方法。 5)塩化アルミニウム溶液中の塩素イオンをイオン交換
樹脂で除去する方法。 6)水酸化アルミニウムを塩酸と硫酸の混酸で溶解し、
これに炭酸カルシウム、水酸化カルシウム等のカルシウ
ム化合物を加えて硫酸カルシウムを除去する方法。7)
イオン交換膜を用いて塩化アルミニウム溶液から塩素イ
オンを除去する方法等である。
【0004】ところで、近年、アルミニウムがアルツハ
イマー病の原因に強く関与している可能性があるとして
大きな話題となっており、上水快適水質項目に於いて処
理水中の残留アルミニウムの目標値は0.2ppm以下
とされている。
【0005】残留アルミニウムを少なくする塩基性塩化
アルミニウムの製造方法として特公平7-10727号公報
は、常圧法に於いてアルミニウムイオンと塩素イオンと
硫酸イオンとを含む水溶液を調整する(a)段階と、こ
の水溶液をアルカリ土類金属化合物と接触させる(b)
段階と、アルカリ土類硫酸塩を除去する(c)段階とに
よって構成される塩基性クロロスルホン酸アルミニウム
の製造方法を開示している。しかしながら実際にこのよ
うな方法により製造された塩基性塩化アルミニウムは凝
集性が悪い。
【0006】また残留アルミニウムの少ない塩基性塩化
アルミニウムとして特開平6-16416号公報には、その請
求項に下記の式:Al(OH)aClb(SO4cde
(ここで、Mはアルカリ土類金属を表し、Nはアルカリ
金属を表し、a、b、c、dおよびeは1.95<a<
2.4、0<c<0.15、0<d<0.16、0<e
<1.7、a+b+2c=3+2d+eを満たす数字で
ある)で表され且つアルミニウム濃度が0.01Mの場
合にAl13の形のアルミニウムを1モル%以上含む塩基
性度の高い水溶性のポリアルミニウムクロロ硫酸塩が開
示されている。しかしながら当該公報に開示されている
ポリアルミニウムクロロ硫酸塩の製造方法では本発明の
目的とする残留アルミニウムの少ない塩基性塩化アルミ
ニウムを製造することはできない。
【0007】ところで、現在最も優れた凝集性能を示す
とされている日本水道協会規格の塩基性塩化アルミニウ
ムに於ける塩基度は45〜65%であり、市販品は塩基
度49〜60%である。このような現在市販されている
塩基性塩化アルミニウムの処理水pH7以上における残
留アルミニウム値は極めて高いものである。
【0008】前述目標値を達成するために現在の水処理
方法に於いては凝集剤として硫酸アルミニウムあるいは
上記塩基性塩化アルミニウムを使用する場合、沈殿物と
して生成する水酸化アルミニウムの溶解度が最も小さい
pH6〜7に於いて被処理水を処理し、上水の場合にお
いてはおいしい水とされているpH7.5近傍にするた
めアルカリ剤を用いてpHを調整している。
【0009】本発明者らは、前記の各種方法で製造され
る塩基性塩化アルミニウムについて塩基度、製造時の温
度、アルミニウム原料、原料の添加速度、添加順序、塩
基度を上げるために使用されるアルカリ剤種等について
鋭意検討を重ねた結果、残留アルミニウムに関係する大
きな要因は塩基性塩化アルミニウム製造時の温度及び塩
基度であることをつきとめた。
【0010】即ち、製造時の温度がある一定温度以上で
あり且つ、後述する第一工程に於ける製造時の塩基度が
ある一定塩基度以上であることである。
【0011】製造時の温度が高く、また同時に塩基度も
比較的高い製造方法として最も良く知られている方法
は、加圧加熱法、即ちオートクレーブ法である。オート
クレーブを用いて塩基性塩化アルミニウムを製造する方
法については、特開昭47-20096号公報、特開昭48-10139
8公報、特開昭48-101399号公報、特公昭50-839号公報、
特開昭50-137897号公報、特開昭53-37596号公報、特公
昭53-43739号公報、特開昭59-116125号公報、特開平2-4
533号公報等に技術開示が行われ枚挙にいとまがない。
【0012】これら公報には塩基度70%の塩基性塩化
アルミニウムを製造できる旨が記載されている公報もあ
るが、実際に製造された例はなく高々57%である。た
だ特開昭50-137897号公報に塩基度65.0%(実施例
2)のものを製造した例が記載されているが、このよう
な製造法では凝集性の良い水処理剤を製造することはで
きない。一方、常圧法に於いても沸点近くの高温で反応
を行い高塩基度の塩基性塩化アルミニウムを製造する方
法が開示(特開昭52-111496号公報)されている。この
方法によれば、塩基度83%の塩基性塩化アルミニウム
を製造できる旨が記載されているが実際に製造されてい
る例は高々、塩基度54.9%である。前記特公平7-10
727号公報にも常圧法に於いて70〜115℃の高温で
反応させる方法が技術開示されている。
【0013】また本件出願人も特公平2-58209号公報に
於いて塩化アルミニウムあるいは塩基性塩化アルミニウ
ム溶液に硫酸アルミニウムとカルシウム化合物を高温で
加えて高塩基度の塩基性塩化アルミニウム溶液を製造す
る方法を開示している。また、特開昭52−11384号公報
にも塩化アルミニウムまたは塩基性塩化アルミニウムに
60℃以上の温度でアルカリ化合物あるいはアルカリ土
類化合物を加えて塩基度を65〜70%に高め凝集性の
良い塩基性塩化アルミニウムを製造する方法が記載され
ている。
【0014】また凝集性、貯蔵安定性の良い塩基性塩化
アルミニウムの製造法として特開昭53-1699号公報には
硫酸イオンを含む塩基度42〜45%の塩基性塩化アル
ミニウム溶液に炭酸カルシウムを加え塩基度55〜58
%に調整した後60℃以下の温度でアルカリ金属化合物
あるいは、アルカリ土類金属化合物を加えて塩基度60
〜70%の塩基性塩化アルミニウムを製造する方法が開
示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く塩基性塩化
アルミニウムの製造時の温度がある一定温度以上であり
且つ後に詳記する第一工程に於ける製造時の塩基度が一
定塩基度以上である塩基性塩化アルミニウムはこれを凝
集剤として使用した場合、残留アルミニウムが極めて小
さくなることを発見したが、このようにして製造した塩
基性塩化アルミニウムは凝集性が悪いことが判明した。
【0016】そこで、更に研究を進めた結果、これに低
温でアルカリ剤を加え更に塩基度を上げれば凝集性が著
しく向上し、しかも残留アルミニウムが少なくなること
を発見した。
【0017】本発明はこれらの知見に基づきなされたも
のであって、例えば水処理剤として使用した場合、残留
アルミニウムが少なく且つ凝集性に優れた新規なる塩基
性塩化アルミニウムを製造することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は組成、M
/Al(モル比)(但し、Mはアルカリ金属またはアル
カリ土類金属を示す)0.04〜1.80、Cl/Al
(モル比)0.50〜1.95、塩基度65〜83%の
塩基性塩化アルミニウムに於いて、当該塩基性塩化アル
ミニウムを蒸留水約500ml(20±2℃)にAl2
3として10ppm添加し、5重量%炭酸水素ナトリ
ウム(NaHCO3)溶液でpH7.8〜8.2に調整
し、30分間50rpmで攪拌し、30分間静置後、N
o.5C濾紙(JIS P 3801[濾紙(化学分析
用)]に規定される5種Cに相当)で濾過した後に於け
る濾過水の残留アルミニウム(Al)量がY≦0.62
5X−4.625(但し、YはAl量(ppm)、Xは
pHを示し、7.8≦X≦8.2である。)を満足する
ことを特徴とする新規なる塩基性塩化アルミニウム及び
その製造方法に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の塩基性塩化アルミニウム
は一般式 Ma LAlM(OH)NClPQ b(但し、Mは
アルカリ金属またはアルカリ土類金属を示しYは多価ア
ニオンを、またa、bはそれぞれM、Yの価数を示し、
aL+3M=N+P+bQである。)で示され、本発明
に於ける塩基度はN/3M ×100で示される。
【0020】まず、本発明の塩基性塩化アルミニウムの
物理的性質について述べると、本発明のM/Al(モル
比)は0.04〜1.80の範囲にあり、この範囲以下では凝集
能力が顕著に低下する。また、この範囲以上では塩基性
塩化アルミニウム溶液が極めて不安定となる。
【0021】塩基度については、塩基度65〜83%の
範囲にあり、この範囲を下回ると凝集能力が低下し、残
留アルミニウムも多くなる。一方上記範囲を上回ると製
造が困難であるばかりでなく、そのような塩基性塩化ア
ルミニウム溶液は極めて不安定となる。
【0022】ところで、本発明の新規なる塩基性塩化ア
ルミニウムの特徴は、上記物理的性質に加えて、これを
蒸留水500ml(20±2℃)にAl23として10
ppm加え、5重量%炭酸水素ナトリウム(NaHCO
3)溶液でpHを7.8〜8.2に調整し30分間50rpm
で攪拌し、30分間静置後、No.5C濾紙で濾過した
後に於ける濾過水の残留アルミニウム(Al)量がY≦
0.625X-4.625(但し、YはAl量(pp
m)、XはpHを示し7.8≦X≦8.2である。)を
満足する量である。
【0023】このような物理的性質を有する本発明の新
規なる塩基性塩化アルミニウムの製造方法について述べ
ると、本発明の製造方法は大きく二つの工程に分けるこ
とができる。
【0024】先ず、第一工程は塩基度の低い塩基性塩化
アルミニウムを製造する工程であり、第二工程はアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属を用いて塩基度を更に上
げる工程である。
【0025】第一工程の塩基性塩化アルミニウムの製造
方法は、公知のいかなる方法を利用しても良いが、最も
望ましい方法はオートクレーブ法、即ち水酸化アルミニ
ウムに塩酸あるいは塩化アルミニウムを加えて140℃
〜180℃で4〜8時間溶解する方法である。
【0026】この方法が推奨される最大の理由は反応温
度が高温、即ち80℃以上であることである。反応温度
が80℃以下の場合、残留アルミニウムの少ない塩基性
塩化アルミニウムを製造することはできない。尚、オー
トクレーブ法を用いる場合、可能な限り活性の大きい、
即ち易溶性の水酸化アルミニウムを使用することが望ま
しい。
【0027】従って、常圧法で製造する場合、例えば金
属アルミニウムあるいは水酸化アルミニウムを塩酸と硫
酸の混酸で溶解し、これに炭酸カルシウムあるいは水酸
化カルシウム等のカルシウム化合物を加えて硫酸カルシ
ウムを除去する方法により製造する場合に於いても金属
アルミニウムあるいは水酸化アルミニウムの溶解中、即
ち反応中は反応温度は80℃以上に維持されなければな
らない。
【0028】また、特開昭52-111496号公報に記載の如
く濃厚塩酸と水酸化アルミニウムを沸点近くで反応させ
ることによっても第一工程の塩基性塩化アルミニウムを
製造することができる。
【0029】いずれにしても、本発明に於いて極めて肝
要なることは、金属アルミニウムあるいは水酸化アルミ
ニウム等のアルミニウム化合物の溶解中あるいは混酸法
における脱硫工程中は反応温度が80℃以上に維持され
ているということである。
【0030】第一工程に於いて留意すべき第二の点は、
製造された塩基性塩化アルミニウムの組成Cl/Al
(モル比)が0.5〜1.2の範囲にあることである。
即ち前記一般式で表される塩基度が60〜80%の範囲
にあることである。一般に反応温度が高い程、また塩基
度が高い程残留アルミニウムは少なくなる。
【0031】さて、次に第二工程について述べると、第
二工程は塩基度を上げる工程であるが、塩基度はアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭
酸水素塩を加えることによって上げられる。具体的に
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素カルシウム、炭
酸水素マグネシウムであり、最も好ましいアルカリ剤は
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムである。
【0032】この第二工程に於いて肝要なることは溶液
温度が40℃以下の温度に於いてアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属が添加されることであり、且つその添加
量はM/Al(モル比)0.04〜1.80の範囲にあ
ることである。この範囲を逸脱すると前述の通り本発明
の新規なる塩基性塩化アルミニウムを製造することがで
きない。
【0033】即ち溶液温度が40℃以上の温度に於いて
アルカリ金属またはアルカリ土類金属を添加すると凝集
性に優れた新規なる塩基性塩化アルミニウムを製造する
ことができない。一般的には10〜40℃の範囲が好ま
しい。このようにして、製造された塩基性塩化アルミニ
ウムの塩基度は65〜83%の範囲である。
【0034】尚、アルカリ剤を用いて塩基度を上げる方
法は特公昭53-43739号公報あるいは特開昭52-111496号
公報に記載の如く良く知られた方法であり、上記の事項
が厳守される限りに於いて常法を踏襲すれば良い。
【0035】次に本発明の新規なる塩基性塩化アルミニ
ウムの更なる凝集能力、貯蔵安定性を高める方法につい
て述べると、硫酸イオンあるいはリン酸イオン等の多価
アニオンを存在せしめることである。
【0036】多価アニオンを存在せしめる方法として
は、先に述べた混酸法を利用する場合にはアルミニウム
溶解後の溶液に硫酸に対して化学当量以下のカルシウム
化合物を加えれば良い。その他の方法を利用する場合、
第一工程の塩基性塩化アルミニウム製造工程中に多価酸
あるいはその水溶性塩を加えても良いし製造後に加えて
も良い。更に別法としては、第二工程中にあるいは第二
工程終了後に加えても良い。
【0037】最も好ましい多価アニオンは硫酸イオンで
あり、具体的には硫酸、硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム、硫酸アルミニウムを添加する。塩基性塩化アルミニ
ウム中に存在させる多価アニオンの量としてはY/Al
(モル比)0.05〜0.20の範囲である。下限を下廻ると凝
集性、貯蔵安定性が上がらず、上限を上廻ると溶液は極
めて不安定となり貯蔵中に沈殿物を生成する。
【0038】本発明の新規なる塩基性塩化アルミニウム
は、上述の如く溶液として製造されるが、熱風乾燥機等
の乾燥機を利用し常法に従って乾燥し粉末として利用す
ることもできる。
【0039】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳記す
る。尚、%は特に断らない限り全て重量%を示す。
【0040】
【実施例】
(実施例1)水酸化アルミニウム(Al2365.4
%)をオートクレーブを用いて、加圧下に塩酸溶解する
ことによって得られた塩基性塩化アルミニウム(Al2
313.96%、Cl 15.79%、塩基度45.7
%)400gを攪拌装置、冷却管、温度計を備えた1L
容四つ口フラスコに入れ、90℃に加熱する。攪拌下
に、炭酸カルシウム粉末78gと硫酸アルミニウム溶液
(Al238.20%、SO423.0%)312gを
30分間かけて同時に添加した。引き続き30分間この
温度で熟成させた後、生成石膏を濾過分離し、Al23
13.39%、Cl10.59%、SO41.40%、
Ca 1.09%なる組成で塩基度65.3%の塩基性
塩化アルミニウム溶液497gを得た。この塩基性塩化
アルミニウム溶液80gを室温下に保持しながら炭酸ナ
トリウム5.96gを蒸留水18.7gに溶解させた液
を徐々に添加攪拌して溶解し、さらに硫酸アルミニウム
溶液4.8gを混合し、107gの本発明の塩基性塩化
アルミニウム溶液を得た。この分析値は、下記の通りで
ある。Al23 10.40%、Cl 7.82%、C
a 0.81%、Na 2.67%、SO4 2.05
%、塩基度82.6%
【0041】(実施例2)実施例1の炭酸ナトリウム
5.96gに代えて、炭酸マグネシウム5.3gを蒸留
水24.5gに溶解させた溶液を徐々に添加攪拌して溶
解し、さらに硫酸アルミニウム溶液4.8gを混合し、
109gの本発明の塩基性塩化アルミニウム溶液を得
た。この分析値は下記の通りである。Al23 10.
20%、Cl 7.77%、Ca 0.80%、Mg
1.40%、SO4 2.04% 塩基度82.2%
【0042】(実施例3)水酸化アルミニウムを塩酸と
硫酸の混酸で溶解し、これに炭酸カルシウムを加えて硫
酸カルシウムを除去する方法によって得られた塩基性塩
化アルミニウム(Al2312.42%、Cl 9.6
6%、SO4 3.17%、Ca 0.53%、塩基度5
7.3%)700gを実施例1と同じ反応器に入れ85
℃に加熱した。攪拌下に炭酸カルシウム27.4gと硫
酸アルミニウム溶液(Al238.20%、SO4
3.0%)12.7gを17分間かけて同時に添加し
た。引き続き15分間この温度で熟成させた後、生成石
膏を濾過分離し、Al2313.20%、Cl 10.
07%、SO41.62%、Ca1.32%なる組成で
塩基度67.6%の塩基性塩化アルミニウム溶液647
gを得た。この塩基性塩化アルミニウム溶液647gを
40℃以下に保持しながら硫酸アルミニウム溶液20g
を混合し、さらに30%炭酸ナトリウム溶液124gを
徐々に添加、攪拌して溶解した後に、蒸留水80gを加
えて856gの本発明の塩基性塩化アルミニウム溶液を
得た。この分析値は、下記の通りである。Al23
0.16%、 Cl 7.74%、Ca 1.01%、N
a2.01%、SO4 1.79%、塩基度80.3%
【0043】(実施例4)水酸化アルミニウム(Al2
3 65.4%)280gに35%塩酸375g、7
0%硫酸467g及び蒸留水190gを攪拌装置、冷却
管、温度計を備えた3L容四つ口フラスコに入れ、10
0℃以上に加熱し水酸化アルミニウムを溶解させた。こ
れを90℃に冷却した後、攪拌下に炭酸カルシウムの5
0%スラリー705gを35分間で徐々に添加した。添
加中及び添加後も温度は90℃を保持し続け、引き続き
60分間この温度で熟成させた後、生成石膏を濾過分離
し、Al23 14.39%、Cl 10.28%、SO
4 1.58%、Ca 1.05%なる組成で塩基度6
8.3%の塩基性塩化アルミニウム溶液1060gを得
た。この塩基性塩化アルミニウム溶液67.4gに室温
下で硫酸アルミニウム溶液6.1gを混合し、さらに2
1%炭酸ナトリウム溶液15.5gを徐々に添加、攪拌
して溶解した後に蒸留水11gを加えて、98gの本発
明の塩基性塩化アルミニウム溶液を得た。この分析値
は、下記の通りである。Al2310.41%、Cl
6.94%、Ca0.66%、Na1.56%、 SO
42.48%、塩基度76.1%
【0044】(実施例5)金属アルミニウム45gを3
5%塩酸109gと蒸留水273g中で99℃に加熱し
ながら攪拌下、徐々に添加、溶解することによって、A
2320.0%Cl 8.34%なる組成で、塩基度
80%の塩基性塩化アルミニウム溶液425gを得た。
この塩基性塩化アルミニウム100gを室温下に保持し
ながら、硫酸アルミニウム溶液18.8gを混合し、さ
らに21%炭酸ナトリウム溶液27.8gを添加し、攪
拌して溶解した後に、蒸留水67gを加えて211gの
本発明の塩基性塩化アルミニウム溶液を得た。この分析
値は、下記の通りである。Al23 10.21%、C
l 3.95%、Na 1.20%、SO4 2.05%、
塩基度83%
【0045】(実施例6)実施例5に於いて第二工程に
おける硫酸アルミニウム溶液の添加を行わず、21%炭
酸ナトリウム溶液5.94gを添加し、蒸留水89gを
加えて192gの本発明の塩基性塩化アルミニウム溶液
を得た。この分析値は下記の通りである。Al23
0.40%、Cl 4.33%、Na 0.28%、塩基
度81.7%
【0046】(実施例7)金属アルミニウム45gを3
5%塩酸203gと蒸留水360g中で99℃に加熱し
ながら攪拌下、徐々に添加、溶解することによって、A
23 14.35%、Cl 11.67%なる組成で、
塩基度61%の塩基性塩化アルミニウム溶液592gを
得た。この塩基性塩化アルミニウム100gを室温下に
保持しながら、硫酸アルミニウム溶液17gを混合し、
さらに21%炭酸ナトリウム溶液26.7gを添加し、
攪拌して溶解した後に、蒸留水11.6gを加えて15
3gの本発明の塩基性塩化アルミニウム溶液を得た。こ
の分析値は、下記の通りである。Al23 10.29
%、Cl 7.63%、Na 1.59%、SO4 2.5
6%、塩基度 67.1%
【0047】(比較例1)実施例1において90℃に加
熱するまでは同じ操作で製造した塩基性塩化アルミニウ
ム溶液を90℃に加熱、攪拌し、これに炭酸カルシウム
粉末25.1gと硫酸アルミニウム溶液100gを同時
に添加し、熟成後、生成石膏を濾過分離し、Al23
3.20%、Cl 13.00%、SO41.30%、C
a 0.90%なる組成で、塩基度55.0%の塩基性
塩化アルミニウム溶液437gを得た。この塩基性塩化
アルミニウム溶液80gを室温下に保持しながら炭酸ナ
トリウム9.6gを蒸留水22.4gに溶解させた溶液
を徐々に添加攪拌して溶解し、さらに硫酸アルミニウム
溶液4.8gを混合し、113gの塩基性塩化アルミニ
ウム溶液を得た。この分析値は、下記の通りである。A
23 9.69%、Cl 9.20%、Ca 0.6
4%、Na 3.69%、SO4 1.90%、塩基度8
1.3%
【0048】(比較例2)実施例3に於いて、第一工程
における炭酸カルシウムと硫酸アルミニウム溶液の同時
添加温度を70℃にした以外は全く同一の方法により塩
基性塩化アルミニウム溶液を製造した。この分析値は下
記の通りである。Al23 10.21%、Cl 7.
80%、Ca 0.90%、Na 2.00%、SO4
1.80%、塩基度79.1%
【0049】(比較例3)実施例4に於いて第二工程に
おける炭酸ナトリウム溶液の添加温度を90℃にした以
外は全く同一の方法により塩基性塩化アルミニウム溶液
を製造した。この分析値は下記の通りである。Al23
10.52%、Cl 6.84%、Ca 0.71%、
Na 1.58%、SO4 2.50%、塩基度77%
【0050】(比較例4)実施例4に於いて第二工程に
おける炭酸ナトリウム溶液の添加を行なわず、室温下で
硫酸アルミニウム溶液7.0gと蒸留水23.6gを加
え98gの塩基性塩化アルミニウム溶液を製造した。こ
の分析値は下記の通りである。Al23 10.48
%、Cl 7.07%、Ca 0.66%、SO4 2.
73%、塩基度65.2%
【0051】(比較例5)実施例5と同様の操作により
製造したAl23 20.0%、Cl 8.34%なる組
成で、塩基度80%の塩基性塩化アルミニウム溶液10
0gを室温に保持しながら硫酸アルミニウム溶液18.
8gを混合し、さらに21%炭酸ナトリウム溶液2.1
3gを添加し、攪拌して溶解した後に、蒸留水90gを
加えて211gの塩基性塩化アルミニウム溶液を製造し
た。この分析結果は、下記の通りである。Al23
0.20%、Cl 3.95%、SO4 2.05%、N
a 0.09%、塩基度 75.0%
【0052】A)残留アルミニウム測定試験 塩基性塩化アルミニウム溶液を、500mlの蒸留水中
(21℃)にAl23として10ppm添加し、5%炭
酸水素ナトリウム(NaHCO3)溶液でpHを表1の
ように調整し、30分間50rpmで攪拌した。次いで
30分間静置後、No.5C濾紙で濾過した後における
濾過水のアルミニウム量を測定した。その結果は表1の
通りである。
【0053】
【表1】 ※1 多木化学(株)製塩基性塩化アルミニウム(商品名PAC250A 組成 Al2310.2%、塩基度50.3%、SO4 2.8%)
【0054】表1から本発明の新規なる塩基性塩化アル
ミニウムは公知の方法により製造した塩基性塩化アルミ
ニウムあるいは市販の塩基性塩化アルミニウムに比べて
極めて残留アルミニウムが少ないことが判る。
【0055】B)凝集性試験 1)供試水 水道水に上水試験法により精製したカオリナイトを分散
懸濁させた。供試水の性状は表2に示した通りである。
【表2】 2)試験方法 供試水1000mlに試験例の塩基性塩化アルミニウム
溶液を所定量加え、急速攪拌(120rpm×3分)、
緩速攪拌(40rpm×10分)を行い10分間静置後
上澄水100mlを採取し濁度を測定した。その結果は
表3の通りである。
【0056】
【表3】
【0057】表3から本発明の塩基性塩化アルミニウム
は優れた凝集性能を有することが判る。
【0058】C)安定性試験 試験例の塩基性塩化アルミニウムを50℃で7日間保存
した後、B)凝集性試験に従って凝集性試験を行った。
結果は表4の通りである。
【表4】
【0059】表4から硫酸根を含有させた場合、塩基性
塩化アルミニウム溶液は卓抜した貯蔵安定性を示すこと
が判る。
【0060】
【発明の効果】本発明の新規なる塩基性塩化アルミニウ
ムは、上水処理において近年問題となっている上水中の
残留アルミニウムによるアルツハイマー病への影響の問
題を回避し、処理上水中の残留アルミニウムが極めて少
ない優れた水処理用の凝集剤である。
【0061】また、このような残留アルミニウムを軽減
する場合に、従来の凝集剤を使用すると限られた狭いp
H範囲のみでしか使用できず、そのpH範囲(pH6〜
7)を逸脱すると除濁性能等の凝集性能が低下し、且つ
処理水中の残留アルミニウムが極端に多くなる問題があ
ったが、本発明の塩基性塩化アルミニウムの使用では、
広いpH範囲においてこのような凝集性能を低下させる
ことなく、上水中の残留アルミニウムを低減させること
が可能となる。
【0062】更に、本発明の塩基性塩化アルミニウムの
製造方法によれば、従来塩基性塩化アルミニウムの高塩
基度化によって問題となった製品の安定性の低下や、凝
集性能の低下の問題を回避し、長期間での製品安定性と
凝集性能の維持が可能である。
【0063】従って、本発明の新規なる塩基性塩化アル
ミニウムは、これを水処理用凝集剤殊に上水用の凝集剤
として使用するときに最も良くその効果を発揮するが、
このような利用のみでなく、本発明の塩基性塩化アルミ
ニウムは、その凝集性を利用して一般の塩基性塩化アル
ミニウムと同様に、制汗剤、化粧品原料、サイズ剤、医
薬品等の各種用途に使用できることは勿論である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成M/Al(モル比)0.04〜1.
    80(但し、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属
    を示す。)、Cl/Al(モル比)0.50〜1.9
    5、塩基度65〜83%の塩基性塩化アルミニウムに於
    いて、当該塩基性塩化アルミニウムを蒸留水約500m
    l(20±2℃)にAl23として10ppm添加し、
    5重量%炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)溶液でp
    H7.8〜8.2に調整し30分間50rpmで攪拌
    し、30分間静置後、No.5C濾紙で濾過した後に於
    ける濾過水の残留アルミニウム(Al)量がY≦0.6
    25X−4.625(但し、YはAl量(ppm)、X
    はpHを示し、7.8≦X≦8.2である。)を満足す
    る量であることを特徴とする新規なる塩基性塩化アルミ
    ニウム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の新規なる塩基性塩化アル
    ミニウムからなる水処理用凝集剤。
  3. 【請求項3】 80℃以上の温度に曝露された履歴を有
    する塩基度60%以上の塩基性塩化アルミニウム水溶液
    に40℃以下の温度でアルカリ金属及び/またはアルカ
    リ土類金属の炭酸塩、炭酸水素ナトリウムまたは水酸化
    物の1種以上を添加することを特徴とする請求項1記載
    の新規なる塩基性塩化アルミニウムの製造方法。
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