JPH10243591A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
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- JPH10243591A JPH10243591A JP9043401A JP4340197A JPH10243591A JP H10243591 A JPH10243591 A JP H10243591A JP 9043401 A JP9043401 A JP 9043401A JP 4340197 A JP4340197 A JP 4340197A JP H10243591 A JPH10243591 A JP H10243591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- board
- motor
- coil
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放熱性や防水・防塵性が低下することなく電
動機および制御装置の部品数および組立工数を削減す
る。 【解決手段】 基板2の一方の面に固定子のコイル3お
よび制御用電子部品9を実装する。これらのコイル3お
よび電子部品9をモールド樹脂4によって封止する。前
記コイル3に対向する永久磁石18を有する回転子6
を、前記基板2の他方の面に設けた軸受部材5を介して
回転自在に支持させた。
動機および制御装置の部品数および組立工数を削減す
る。 【解決手段】 基板2の一方の面に固定子のコイル3お
よび制御用電子部品9を実装する。これらのコイル3お
よび電子部品9をモールド樹脂4によって封止する。前
記コイル3に対向する永久磁石18を有する回転子6
を、前記基板2の他方の面に設けた軸受部材5を介して
回転自在に支持させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置を一体に
設けた電動機に関するものである。
設けた電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電動自転車の駆動装置は、
電動機を制御する制御装置を電動機とは別体に形成し、
これらを配線によって互いに接続して車体フレームに対
してそれぞれ固定している。この種の駆動装置に用いる
電動機は、電動機ハウジングに固定子を固定するととも
に回転子を回転自在に支持させ、この電動機ハウジング
に連結した駆動装置ハウジングを介して車体フレームに
固定している。前記固定子は、コイルをボビンに巻回す
ることによって形成し、このボビンを電動機ハウジング
に固定している。
電動機を制御する制御装置を電動機とは別体に形成し、
これらを配線によって互いに接続して車体フレームに対
してそれぞれ固定している。この種の駆動装置に用いる
電動機は、電動機ハウジングに固定子を固定するととも
に回転子を回転自在に支持させ、この電動機ハウジング
に連結した駆動装置ハウジングを介して車体フレームに
固定している。前記固定子は、コイルをボビンに巻回す
ることによって形成し、このボビンを電動機ハウジング
に固定している。
【0003】また、制御装置は、電子部品を実装したプ
リント基板を防水・防塵用ケース内に装着することによ
って形成し、前記駆動装置ハウジングにボルトによって
固定したり、ブラケットを介して車体フレームに固定し
ている。なお、これらの電動機や制御装置は、車輪が跳
ね上げた泥水や雨水が直接かかることがないように、車
体カバーで覆っている。
リント基板を防水・防塵用ケース内に装着することによ
って形成し、前記駆動装置ハウジングにボルトによって
固定したり、ブラケットを介して車体フレームに固定し
ている。なお、これらの電動機や制御装置は、車輪が跳
ね上げた泥水や雨水が直接かかることがないように、車
体カバーで覆っている。
【0004】さらに、前記電動機および制御装置は、大
きな電流が流れることに起因して発熱量が多いので、こ
れらを覆う車体カバーを熱気が滞留しない形状に形成し
たり、制御装置にヒートシンクを取付けたりして温度が
過度に上昇するのを防いでいる。
きな電流が流れることに起因して発熱量が多いので、こ
れらを覆う車体カバーを熱気が滞留しない形状に形成し
たり、制御装置にヒートシンクを取付けたりして温度が
過度に上昇するのを防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに電動機と制御装置とを別体に形成したのでは、電動
自転車のコストダウンを図るにも限界があった。これ
は、電動機と制御装置のそれぞれにハウジングや固定用
ボルト類が必要になることから部品数が多くなり、これ
に伴って組立工数も多くなるからである。また、電動機
と制御装置とを配線で接続することや、制御装置にヒー
トシンクを取付けることも部品数および組立工数が多く
なる原因になっている。
うに電動機と制御装置とを別体に形成したのでは、電動
自転車のコストダウンを図るにも限界があった。これ
は、電動機と制御装置のそれぞれにハウジングや固定用
ボルト類が必要になることから部品数が多くなり、これ
に伴って組立工数も多くなるからである。また、電動機
と制御装置とを配線で接続することや、制御装置にヒー
トシンクを取付けることも部品数および組立工数が多く
なる原因になっている。
【0006】このような問題点は、各部品の更なる簡素
化を図ることによってある程度は解消することができる
が、簡素化を図るには、電動機や制御装置の放熱性およ
び防水・防塵性が低下することがないようにしなければ
ならない。
化を図ることによってある程度は解消することができる
が、簡素化を図るには、電動機や制御装置の放熱性およ
び防水・防塵性が低下することがないようにしなければ
ならない。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、放熱性や防水・防塵性が低下するこ
となく電動機および制御装置の部品数および組立工数を
削減することを目的とする。
になされたもので、放熱性や防水・防塵性が低下するこ
となく電動機および制御装置の部品数および組立工数を
削減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動機は、
金属製基板の一方の面に固定子のコイルおよび制御用電
子部品を実装してモールド樹脂によって封止し、前記コ
イルに対向する永久磁石を有する回転子を、前記基板の
他方の面に設けた軸受部材を介して回転自在に支持させ
たものである。
金属製基板の一方の面に固定子のコイルおよび制御用電
子部品を実装してモールド樹脂によって封止し、前記コ
イルに対向する永久磁石を有する回転子を、前記基板の
他方の面に設けた軸受部材を介して回転自在に支持させ
たものである。
【0009】本発明によれば、電動機に制御装置を一体
的に組付けることができる。また、固定子のコイルを基
板に実装してモールド樹脂で封止するので、コイルボビ
ンが不要になり、しかも、このコイルは基板上の導体パ
ターンを介して制御用電子部品に接続するので、従来用
いていた配線が不要になる。さらに、固定子のコイルや
制御用電子部品の接続作業を、基板にこれらを載置させ
た状態でリフロー炉に挿入して一括して半田付けする手
法、いわゆるリフロー法によって実施することができ
る。
的に組付けることができる。また、固定子のコイルを基
板に実装してモールド樹脂で封止するので、コイルボビ
ンが不要になり、しかも、このコイルは基板上の導体パ
ターンを介して制御用電子部品に接続するので、従来用
いていた配線が不要になる。さらに、固定子のコイルや
制御用電子部品の接続作業を、基板にこれらを載置させ
た状態でリフロー炉に挿入して一括して半田付けする手
法、いわゆるリフロー法によって実施することができ
る。
【0010】さらにまた、固定子のコイルおよび制御用
電子部品が発する熱は金属製基板に伝導され、この基板
から大気中に放散されたり、あるいは被固定側の部材、
例えば電動自転車の車体フレームに伝導されてここから
大気中に放散される。加えて、固定子のコイルおよび制
御用電子部品は、モールド樹脂によって封止されるの
で、防水・防塵ケースなどを使用しなくても水や塵埃が
侵入するのを阻止することができる。
電子部品が発する熱は金属製基板に伝導され、この基板
から大気中に放散されたり、あるいは被固定側の部材、
例えば電動自転車の車体フレームに伝導されてここから
大気中に放散される。加えて、固定子のコイルおよび制
御用電子部品は、モールド樹脂によって封止されるの
で、防水・防塵ケースなどを使用しなくても水や塵埃が
侵入するのを阻止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電動機の一実
施の形態を図1ないし図6によって詳細に説明する。図
1は本発明に係る電動機の側面図、図2は図1における
II−II線断面図、図3は電子部品実装後の基板を示す側
面図、図4はモールド成形後の基板を示す側面図、図5
は軸受部材を取付けた状態の基板を示す断面図、図6は
回転子の第2の円板の側面図である。
施の形態を図1ないし図6によって詳細に説明する。図
1は本発明に係る電動機の側面図、図2は図1における
II−II線断面図、図3は電子部品実装後の基板を示す側
面図、図4はモールド成形後の基板を示す側面図、図5
は軸受部材を取付けた状態の基板を示す断面図、図6は
回転子の第2の円板の側面図である。
【0012】これらの図において、符号1はこの実施の
形態による電動機を示す。この電動機1は、ブラシレス
直流電動機であり、基板2に固定子のコイル3(図2,
3参照)を固定してモールド樹脂4で封止するととも
に、軸受部材5を介して回転子6を回転自在に支持させ
ることによって形成している。前記基板2は、アルミニ
ウム合金からなる基板本体の一方の面に図示してない絶
縁膜を介して導体パターンを設けることによって形成
し、一側部に穿設した貫通穴7の周囲に前記コイル3を
複数配設している。
形態による電動機を示す。この電動機1は、ブラシレス
直流電動機であり、基板2に固定子のコイル3(図2,
3参照)を固定してモールド樹脂4で封止するととも
に、軸受部材5を介して回転子6を回転自在に支持させ
ることによって形成している。前記基板2は、アルミニ
ウム合金からなる基板本体の一方の面に図示してない絶
縁膜を介して導体パターンを設けることによって形成
し、一側部に穿設した貫通穴7の周囲に前記コイル3を
複数配設している。
【0013】前記コイル3は、絶縁膜で被覆した導線を
巻回させることによって形成し、前記導線の両端を前記
導体パターンに半田付けしている。図3においてコイル
3の近傍に配設した符号8で示すものは、回転子4の位
置を検出するためのホール素子である。このホール素子
8も基板2上の導体パターンに半田付けし、モールド樹
脂4で封止している。
巻回させることによって形成し、前記導線の両端を前記
導体パターンに半田付けしている。図3においてコイル
3の近傍に配設した符号8で示すものは、回転子4の位
置を検出するためのホール素子である。このホール素子
8も基板2上の導体パターンに半田付けし、モールド樹
脂4で封止している。
【0014】基板2の導体パターンには、前記コイル3
やホール素子8の他に、この電動機1を制御する制御装
置を構成する表面実装型電子部品9と、表面実装型の電
源用コネクタ10および信号用コネクタ11とを半田付
けしている。また、前記電子部品9の全てと、両コネク
タ10,11の半田付け部分も前記モールド樹脂4によ
って封止している。なお、このモールド樹脂4は、上金
型および下金型からなるモールド金型(図示せず)によ
って、図4に示すように基板2の導体パターン形成面の
略全域を覆うように成形している。
やホール素子8の他に、この電動機1を制御する制御装
置を構成する表面実装型電子部品9と、表面実装型の電
源用コネクタ10および信号用コネクタ11とを半田付
けしている。また、前記電子部品9の全てと、両コネク
タ10,11の半田付け部分も前記モールド樹脂4によ
って封止している。なお、このモールド樹脂4は、上金
型および下金型からなるモールド金型(図示せず)によ
って、図4に示すように基板2の導体パターン形成面の
略全域を覆うように成形している。
【0015】前記軸受部材5は、アルミニウム合金によ
って一体に形成した円筒5aおよびフランジ5bと、円
筒5aの内周部に嵌合させて固着した軸受12,13と
から構成し、前記円筒5aを前記基板2の貫通穴7aに
嵌合させた状態でこの基板2の裏面(導体パターン形成
面とは反対側の面)に4本の固定ボルト14によって固
定している。
って一体に形成した円筒5aおよびフランジ5bと、円
筒5aの内周部に嵌合させて固着した軸受12,13と
から構成し、前記円筒5aを前記基板2の貫通穴7aに
嵌合させた状態でこの基板2の裏面(導体パターン形成
面とは反対側の面)に4本の固定ボルト14によって固
定している。
【0016】前記回転子6は、前記軸受部材5の軸受1
2,13に嵌合して基板2および軸受部材5を貫通する
出力軸15と、この出力軸15における基板2の導体パ
ターン形成面側となる一端に一体に形成した第1の円板
16と、この出力軸15における基板2の裏面側となる
部位に固着した第2の円板17と、前記両円板16,1
7における基板2側の面に固着した永久磁石18とから
構成している。前記両円板16,17は、それぞれ外周
部に円筒16a,17aを基板2側へ突出するように一
体に形成し、この円筒16a,17aで永久磁石18の
側方を覆う構造を採っている。
2,13に嵌合して基板2および軸受部材5を貫通する
出力軸15と、この出力軸15における基板2の導体パ
ターン形成面側となる一端に一体に形成した第1の円板
16と、この出力軸15における基板2の裏面側となる
部位に固着した第2の円板17と、前記両円板16,1
7における基板2側の面に固着した永久磁石18とから
構成している。前記両円板16,17は、それぞれ外周
部に円筒16a,17aを基板2側へ突出するように一
体に形成し、この円筒16a,17aで永久磁石18の
側方を覆う構造を採っている。
【0017】前記永久磁石18は、図6に示すように円
環形に形成し、円板16,17と同一軸線上に配設して
いる。円板16に固着した永久磁石18はモールド樹脂
4を介して前記コイル3と対向し、円板17に固着した
永久磁石18は軸受部材5および基板2を介してコイル
3と対向している。
環形に形成し、円板16,17と同一軸線上に配設して
いる。円板16に固着した永久磁石18はモールド樹脂
4を介して前記コイル3と対向し、円板17に固着した
永久磁石18は軸受部材5および基板2を介してコイル
3と対向している。
【0018】次に、このように構成した電動機1を製造
する手順を説明する。先ず、基板2の導体パターンにコ
イル3、電子部品9および両コネクタ10,11を半田
付けする。この実施の形態では、前記半田付けをリフロ
ー法によって実施する。すなわち、導体パターンの半田
付け部分に予め半田層を形成しておき、この半田層上に
前記実装部品のリードなどを載置させた状態でこの基板
2を図示してないリフロー炉に挿入して実装部品を含む
基板2の全体を半田溶融温度まで加熱し、その後、冷却
する。なお、この半田付け工程では、コイル3およびホ
ール素子8を図示してない治具に仮保持させて基板2の
半田付け位置に位置決めする。
する手順を説明する。先ず、基板2の導体パターンにコ
イル3、電子部品9および両コネクタ10,11を半田
付けする。この実施の形態では、前記半田付けをリフロ
ー法によって実施する。すなわち、導体パターンの半田
付け部分に予め半田層を形成しておき、この半田層上に
前記実装部品のリードなどを載置させた状態でこの基板
2を図示してないリフロー炉に挿入して実装部品を含む
基板2の全体を半田溶融温度まで加熱し、その後、冷却
する。なお、この半田付け工程では、コイル3およびホ
ール素子8を図示してない治具に仮保持させて基板2の
半田付け位置に位置決めする。
【0019】半田付け工程が終了した後、コイル3およ
びホール素子8を仮保持する治具を取外して基板2を図
示してないモールド金型に装填し、モールド樹脂4を基
板2上に成形する。モールド樹脂4を成形することによ
って、コイル3およびホール素子8が基板2に固定され
るとともに、基板2上の各実装部品が封止される。その
後、図5に示すように、基板2の裏面に軸受部材5を固
定ボルト14によって取付ける。この軸受部材5に図1
に示すように回転子6を組付けることによって、この電
動機1の製造工程が終了する。
びホール素子8を仮保持する治具を取外して基板2を図
示してないモールド金型に装填し、モールド樹脂4を基
板2上に成形する。モールド樹脂4を成形することによ
って、コイル3およびホール素子8が基板2に固定され
るとともに、基板2上の各実装部品が封止される。その
後、図5に示すように、基板2の裏面に軸受部材5を固
定ボルト14によって取付ける。この軸受部材5に図1
に示すように回転子6を組付けることによって、この電
動機1の製造工程が終了する。
【0020】このように形成した電動機1を例えば電動
自転車の動力源として使用するには、基板2を車体フレ
ームに固定し、出力軸15の自由端を後輪駆動用伝動装
置に連結する。また、電源用コネクタ10をバッテリー
に接続するとともに、信号用コネクタ11を操作子に接
続する。
自転車の動力源として使用するには、基板2を車体フレ
ームに固定し、出力軸15の自由端を後輪駆動用伝動装
置に連結する。また、電源用コネクタ10をバッテリー
に接続するとともに、信号用コネクタ11を操作子に接
続する。
【0021】したがって、この電動機1は、固定子のコ
イル3、ホール素子8、制御用電子部品9および両コネ
クタ10,11を一つの基板2に取付け、これらの実装
部品をモールド樹脂4で封止したから、制御装置を一体
的に組付けることができる。このため、電動機と制御装
置を別個に形成する場合に較べ、ケースや固定用のボル
ト類を減らすことができる。しかも、電動機と制御装置
の組付けを一度に行うことができる。
イル3、ホール素子8、制御用電子部品9および両コネ
クタ10,11を一つの基板2に取付け、これらの実装
部品をモールド樹脂4で封止したから、制御装置を一体
的に組付けることができる。このため、電動機と制御装
置を別個に形成する場合に較べ、ケースや固定用のボル
ト類を減らすことができる。しかも、電動機と制御装置
の組付けを一度に行うことができる。
【0022】また、前記コイル3を基板2に実装してモ
ールド樹脂4で封止するので、従来に較べてコイルボビ
ンが不要になり、しかも、このコイル3は基板2上の導
体パターンを介して制御用電子部品9に接続するので、
従来用いていた配線も不要である。
ールド樹脂4で封止するので、従来に較べてコイルボビ
ンが不要になり、しかも、このコイル3は基板2上の導
体パターンを介して制御用電子部品9に接続するので、
従来用いていた配線も不要である。
【0023】さらに、一つの基板2にコイル3や電子部
品9などを実装する構造を採ると、この実施の形態で示
したように、これらの実装部品の半田付けにリフロー法
を採用することができ、製造が容易になる。さらにま
た、前記コイル3および電子部品9が発する熱は金属製
基板2に伝導され、この基板2から大気中に放散された
り、あるいはこの基板2を介して被固定側の部材、例え
ば電動自転車の車体フレームに伝導されるから、ヒート
シンクなどの放熱専用の部品を使用しなくても前記熱を
効率よく放散させることができる。加えて、前記コイル
9および電子部品9は、モールド樹脂4によって封止さ
れるので、防水・防塵用ケースなどを使用しなくても水
や塵埃が侵入するのを阻止することができる。
品9などを実装する構造を採ると、この実施の形態で示
したように、これらの実装部品の半田付けにリフロー法
を採用することができ、製造が容易になる。さらにま
た、前記コイル3および電子部品9が発する熱は金属製
基板2に伝導され、この基板2から大気中に放散された
り、あるいはこの基板2を介して被固定側の部材、例え
ば電動自転車の車体フレームに伝導されるから、ヒート
シンクなどの放熱専用の部品を使用しなくても前記熱を
効率よく放散させることができる。加えて、前記コイル
9および電子部品9は、モールド樹脂4によって封止さ
れるので、防水・防塵用ケースなどを使用しなくても水
や塵埃が侵入するのを阻止することができる。
【0024】この実施の形態で示したように、固定子の
コイル3と、回転子6の位置を検出するためのホール素
子8とを治具に仮保持させて基板2に半田付けすると、
コイル3とホール素子8とを正確な位置に位置決めする
ことができ、高精度に回転を制御することができるよう
になる。
コイル3と、回転子6の位置を検出するためのホール素
子8とを治具に仮保持させて基板2に半田付けすると、
コイル3とホール素子8とを正確な位置に位置決めする
ことができ、高精度に回転を制御することができるよう
になる。
【0025】なお、この実施の形態では基板2の基板本
体をアルミニウム合金によって形成した例を示したが、
この基板本体は鉄によって形成してもよい。
体をアルミニウム合金によって形成した例を示したが、
この基板本体は鉄によって形成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電動機
は、金属製基板の一方の面に固定子のコイルおよび制御
用電子部品を実装してモールド樹脂によって封止し、前
記コイルに対向する永久磁石を有する回転子を、前記基
板の他方の面に設けた軸受部材を介して回転自在に支持
させため、制御装置を一体的に組付けることができる。
は、金属製基板の一方の面に固定子のコイルおよび制御
用電子部品を実装してモールド樹脂によって封止し、前
記コイルに対向する永久磁石を有する回転子を、前記基
板の他方の面に設けた軸受部材を介して回転自在に支持
させため、制御装置を一体的に組付けることができる。
【0027】したがって、電動機と制御装置とを別個に
形成する場合に較べてケースや固定用のボルト類が少な
くてよく、部品数の削減を図ることができる。しかも、
電動機と制御装置を例えば電動自転車の車体フレームに
固定するときに両者の組付けを一度に行うことができ、
組立工数も削減することができる。
形成する場合に較べてケースや固定用のボルト類が少な
くてよく、部品数の削減を図ることができる。しかも、
電動機と制御装置を例えば電動自転車の車体フレームに
固定するときに両者の組付けを一度に行うことができ、
組立工数も削減することができる。
【0028】また、固定子のコイルをモールド樹脂によ
って基板に固定するので、コイルボビンが不要になり、
しかも、このコイルは基板上の導体パターンを介して制
御用電子部品に接続するので、従来用いていた配線が不
要になる。この点からも部品数および組立工数の削減を
図ることができる。さらに、固定子のコイルや制御用電
子部品の接続作業を、基板にこれらを載置させた状態で
リフロー炉に挿入して一括して半田付けする手法、いわ
ゆるリフロー法によって実施することができるから、製
造が容易である。
って基板に固定するので、コイルボビンが不要になり、
しかも、このコイルは基板上の導体パターンを介して制
御用電子部品に接続するので、従来用いていた配線が不
要になる。この点からも部品数および組立工数の削減を
図ることができる。さらに、固定子のコイルや制御用電
子部品の接続作業を、基板にこれらを載置させた状態で
リフロー炉に挿入して一括して半田付けする手法、いわ
ゆるリフロー法によって実施することができるから、製
造が容易である。
【0029】さらにまた、固定子のコイルおよび制御用
電子部品が発する熱は金属製基板に伝導され、この基板
から大気中に放散されたり、あるいは前記基板を介して
被固定側の部材、例えば電動自転車の車体フレームに伝
導されてここから大気中に放散される。このため、ヒー
トシンクなどを使用しなくても放熱が促進され、部品数
の削減を図りながらも高い冷却効果を奏する。
電子部品が発する熱は金属製基板に伝導され、この基板
から大気中に放散されたり、あるいは前記基板を介して
被固定側の部材、例えば電動自転車の車体フレームに伝
導されてここから大気中に放散される。このため、ヒー
トシンクなどを使用しなくても放熱が促進され、部品数
の削減を図りながらも高い冷却効果を奏する。
【0030】加えて、固定子のコイルおよび制御用電子
部品は、モールド樹脂によって封止されるので、防水ケ
ースなどを使用しなくても防水を図ることができる。こ
のため、部品数の削減を図りながらも高い防水効果を奏
する。
部品は、モールド樹脂によって封止されるので、防水ケ
ースなどを使用しなくても防水を図ることができる。こ
のため、部品数の削減を図りながらも高い防水効果を奏
する。
【図1】 本発明に係る電動機の側面図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 電子部品実装後の基板を示す側面図である。
【図4】 モールド成形後の基板を示す側面図である。
【図5】 軸受部材を取付けた状態の基板を示す断面図
である。
である。
【図6】 回転子の第2の円板の側面図である。
1…電動機、2…基板、3…コイル、4…モールド樹
脂、5…軸受部材、6…回転子、9…電子部品。
脂、5…軸受部材、6…回転子、9…電子部品。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製基板の一方の面に固定子のコイル
および制御用電子部品とを実装するとともに、これらの
コイルおよび電子部品をモールド樹脂によって封止し、
前記コイルに対向する永久磁石を有する回転子を、前記
基板の他方の面に設けた軸受部材を介して回転自在に支
持させたことを特徴とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043401A JPH10243591A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9043401A JPH10243591A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243591A true JPH10243591A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12662760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9043401A Pending JPH10243591A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10243591A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004322274A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nidec Shibaura Corp | 電動工具 |
CN102075035A (zh) * | 2009-11-19 | 2011-05-25 | 日本电产芝浦株式会社 | 模制马达 |
JP2021011183A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | 日本精機株式会社 | 自動二輪車用制御装置 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9043401A patent/JPH10243591A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004322274A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nidec Shibaura Corp | 電動工具 |
JP4514414B2 (ja) * | 2003-04-25 | 2010-07-28 | 日本電産シバウラ株式会社 | 電動工具 |
CN102075035A (zh) * | 2009-11-19 | 2011-05-25 | 日本电产芝浦株式会社 | 模制马达 |
JP2021011183A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | 日本精機株式会社 | 自動二輪車用制御装置 |
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