JPH10241364A - Dram装置及びロジック混載lsi - Google Patents
Dram装置及びロジック混載lsiInfo
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- JPH10241364A JPH10241364A JP9046818A JP4681897A JPH10241364A JP H10241364 A JPH10241364 A JP H10241364A JP 9046818 A JP9046818 A JP 9046818A JP 4681897 A JP4681897 A JP 4681897A JP H10241364 A JPH10241364 A JP H10241364A
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- signal
- dram device
- bit line
- circuit
- gate
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
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- G11C11/40—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
- G11C11/401—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
- G11C11/4063—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing
- G11C11/407—Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
- G11C11/408—Address circuits
- G11C11/4085—Word line control circuits, e.g. word line drivers, - boosters, - pull-up, - pull-down, - precharge
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C8/00—Arrangements for selecting an address in a digital store
- G11C8/08—Word line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, for word lines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Dram (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電源電圧が低下しても十分動作余裕があり、か
つ、消費電流も小さいDRAM装置を提供する。 【解決手段】複数段デコード方式によりワード線を昇圧
してセルに電荷を転送するDRAM装置において、キャ
パシタに蓄積された電荷に基づいて生成されたWDRV
n 信号をワード線駆動用NMOSトランジスタP8のソ
ースに供給し、このNMOSトランジスタP8のゲート
にはチャージポンプによりDRAMのチップ内で直流的
に生成された電圧Vppを供給する。
つ、消費電流も小さいDRAM装置を提供する。 【解決手段】複数段デコード方式によりワード線を昇圧
してセルに電荷を転送するDRAM装置において、キャ
パシタに蓄積された電荷に基づいて生成されたWDRV
n 信号をワード線駆動用NMOSトランジスタP8のソ
ースに供給し、このNMOSトランジスタP8のゲート
にはチャージポンプによりDRAMのチップ内で直流的
に生成された電圧Vppを供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDRAM装置及びこ
のDRAM装置とロジック機能を持つLSIとが同一チ
ップ上に混載されたLSIに関する。
のDRAM装置とロジック機能を持つLSIとが同一チ
ップ上に混載されたLSIに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DRAM装置のワード線駆動方法
には以下の2通りの方法が用いられている。
には以下の2通りの方法が用いられている。
【0003】(1)NMOSによる2段デコード方式 (2)PMOSによるVPP方式 まず、(1)の2段デコード方式について説明する。2
段デコード方式は以下のように行われる。すなわち、図
24において、プリチャージ信号PRCHn と、プレデ
コードされたアドレス信号XA0〜XA7、XB0〜X
B7の組合せにより、まず、1つのローデコーダ1i
(i=0〜63)が選択される。次に、プリチャージ信
号PRCHn 、アドレス信号AOR、A1Rの組合せに
より、1つのWDRVnjドライバ3j (j=0〜3)が
選択されると、このWDRVnj信号に対応して1つのワ
ード線ドライバ(WLドライバ)2i-j (i=0〜6
3、j=0〜3)が選択されて最終的に1つのワード線
WLが駆動される。なお、WDRVnjドライバ3j には
対応するデコーダが含まれているものとする。
段デコード方式は以下のように行われる。すなわち、図
24において、プリチャージ信号PRCHn と、プレデ
コードされたアドレス信号XA0〜XA7、XB0〜X
B7の組合せにより、まず、1つのローデコーダ1i
(i=0〜63)が選択される。次に、プリチャージ信
号PRCHn 、アドレス信号AOR、A1Rの組合せに
より、1つのWDRVnjドライバ3j (j=0〜3)が
選択されると、このWDRVnj信号に対応して1つのワ
ード線ドライバ(WLドライバ)2i-j (i=0〜6
3、j=0〜3)が選択されて最終的に1つのワード線
WLが駆動される。なお、WDRVnjドライバ3j には
対応するデコーダが含まれているものとする。
【0004】図25は図24に示すローデコーダ1i に
対応するローデコーダ10及び図24に示すWLドライ
バ2i-j (例えば、i=0、j=0〜3)に対応するW
Lドライバ20−m(m=0〜3)の構成を示してい
る。各WLドライバ20−mはワード線WLm に接続さ
れている。
対応するローデコーダ10及び図24に示すWLドライ
バ2i-j (例えば、i=0、j=0〜3)に対応するW
Lドライバ20−m(m=0〜3)の構成を示してい
る。各WLドライバ20−mはワード線WLm に接続さ
れている。
【0005】図25において、電源Vccとグラウンドと
の間には、ゲートにプリチャージ信号PRCHn が入力
され、ソースが電源Vccに接続されたPMOSトランジ
スタP1と、ゲートにアドレス信号XAi が入力される
NMOSトランジスタN1と、ゲートにアドレス信号X
Bj が入力され、ソースがグラウンドに接続されたNM
OSトランジスタN2とが直列に接続されている。PM
OSトランジスタP1のドレインとNMOSトランジス
タN1のドレインとの接続点には、ソースが電源Vccに
接続されたPMOSトランジスタP2のドレインと、直
列接続されたPMOSトランジスタP3及びNMOSト
ランジスタN3の共通ゲートと、直列接続されたPMO
SトランジスタP4及びNMOSトランジスタN4の共
通ゲートと、ソースが接地されたNMOSトランジスタ
N7のゲートに接続されている。
の間には、ゲートにプリチャージ信号PRCHn が入力
され、ソースが電源Vccに接続されたPMOSトランジ
スタP1と、ゲートにアドレス信号XAi が入力される
NMOSトランジスタN1と、ゲートにアドレス信号X
Bj が入力され、ソースがグラウンドに接続されたNM
OSトランジスタN2とが直列に接続されている。PM
OSトランジスタP1のドレインとNMOSトランジス
タN1のドレインとの接続点には、ソースが電源Vccに
接続されたPMOSトランジスタP2のドレインと、直
列接続されたPMOSトランジスタP3及びNMOSト
ランジスタN3の共通ゲートと、直列接続されたPMO
SトランジスタP4及びNMOSトランジスタN4の共
通ゲートと、ソースが接地されたNMOSトランジスタ
N7のゲートに接続されている。
【0006】PMOSトランジスタP2のソースは電源
Vccに、ゲートは直列接続されたPMOSトランジスタ
P3及びNMOSトランジスタN3の共通ドレインに接
続されている。NMOSトランジスタN3及びN4のソ
ースは接地されている。PMOSトランジスタP4及び
NMOSトランジスタN4の共通ドレインはゲートが電
源Vccに接続されたNMOSトランジスタN5のドレイ
ンに接続され、NMOSトランジスタN5のソースはN
MOSトランジスタN6のゲートに接続されている。
Vccに、ゲートは直列接続されたPMOSトランジスタ
P3及びNMOSトランジスタN3の共通ドレインに接
続されている。NMOSトランジスタN3及びN4のソ
ースは接地されている。PMOSトランジスタP4及び
NMOSトランジスタN4の共通ドレインはゲートが電
源Vccに接続されたNMOSトランジスタN5のドレイ
ンに接続され、NMOSトランジスタN5のソースはN
MOSトランジスタN6のゲートに接続されている。
【0007】NMOSトランジスタN6とNMOSトラ
ンジスタN7とは直列に接続されており、NMOSトラ
ンジスタN6のドレインにはWDRVn0信号が入力さ
れ、NMOSトランジスタN7のソースは接地されてい
る。また、NMOSトランジスタN6のソースとNMO
SトランジスタN7のドレインとの接続点からはワード
線駆動信号WL0が取り出される。
ンジスタN7とは直列に接続されており、NMOSトラ
ンジスタN6のドレインにはWDRVn0信号が入力さ
れ、NMOSトランジスタN7のソースは接地されてい
る。また、NMOSトランジスタN6のソースとNMO
SトランジスタN7のドレインとの接続点からはワード
線駆動信号WL0が取り出される。
【0008】上記の構成において、PMOSトランジス
タP1〜P4、NMOSトランジスタN1〜N4とはロ
ーデコーダ10を構成し、NMOSトランジスタN5、
N6、N7はWLドライバ20−0を構成する。
タP1〜P4、NMOSトランジスタN1〜N4とはロ
ーデコーダ10を構成し、NMOSトランジスタN5、
N6、N7はWLドライバ20−0を構成する。
【0009】さらに、各々が上記したWLドライバ20
−0と同一の構成を有し、かつPMOSトランジスタP
4及びNMOSトランジスタN4の共通ドレインと、P
MOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1
の共通ドレインとに接続され、WDRVn1信号が入力
されるWLドライバ20−1と、WDRBn2信号が入
力されるWLドライバ20−2と、WDRVn3信号が
入力されるWLドライバ20−3とを具備する。
−0と同一の構成を有し、かつPMOSトランジスタP
4及びNMOSトランジスタN4の共通ドレインと、P
MOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1
の共通ドレインとに接続され、WDRVn1信号が入力
されるWLドライバ20−1と、WDRBn2信号が入
力されるWLドライバ20−2と、WDRVn3信号が
入力されるWLドライバ20−3とを具備する。
【0010】図26は図24に示すWDRVnjドライバ
3j をNMOSで構成した図である。この構成は図25
に示すローデコーダ10とWLドライバ20−0とを合
わせた構成において、ローデコーダ10のNMOSトラ
ンジスタN1、N2へのアドレス入力XAi 、XBj を
AOR、AORバー、A1R、A1Rバーに置き換えた
だけであるので、詳細な構成の説明は省略する。
3j をNMOSで構成した図である。この構成は図25
に示すローデコーダ10とWLドライバ20−0とを合
わせた構成において、ローデコーダ10のNMOSトラ
ンジスタN1、N2へのアドレス入力XAi 、XBj を
AOR、AORバー、A1R、A1Rバーに置き換えた
だけであるので、詳細な構成の説明は省略する。
【0011】以下に上記した構成の動作原理と動作限界
について説明する。ワードラインの選択は通常、WDR
V信号からWDRVnj信号を発生する図26に示す回路
と、WDRVnj信号により1つのWLドライバが選択さ
れて最終的にワード線の選択を行なう図25の回路との
2回に分けて行われる。
について説明する。ワードラインの選択は通常、WDR
V信号からWDRVnj信号を発生する図26に示す回路
と、WDRVnj信号により1つのWLドライバが選択さ
れて最終的にワード線の選択を行なう図25の回路との
2回に分けて行われる。
【0012】図25において、プリチャージ信号PRC
Hn がHighになり、プリデコードされたアドレス信
号XAi と、プリデコードされたアドレス信号XB0〜
XB3で1つのローデコーダ(ここではローデコーダ1
0)が選択されると、NMOSトランジスタN5のドレ
インがVccになりノードAがVcc−Vthに充電さ
れる。ここでVthはNMOSトランジスタN5のしき
い値である。この値は、ソースがVcc−Vthに持ち
上がっていることから、バックゲートバイアス効果によ
って通常のソースのGNDでの値(低くても0.5V程
度)よりも高くなっており、1.5V程度あると考えら
れる。その後、Vcc=5Vのときに図26のAOR、
A1Rでデコードされて図25のワード線駆動用のNM
OSトランジスタN6のドレインに入力されたWDRV
nj信号が0から7.5Vまで上昇してくる。その場合
に、NMOSトランジスタN6のドレイン−ゲート間の
寄生容量C1によってノードAはVcc−Vthから1
0V程度まで大きく上昇しNMOSトランジスタN6の
Vth落ちがない状態でWL0 が0から7.5Vまで持
ち上がる。図26のWDRVnj信号を発生する回路も全
く同じ原理で動作するものである。
Hn がHighになり、プリデコードされたアドレス信
号XAi と、プリデコードされたアドレス信号XB0〜
XB3で1つのローデコーダ(ここではローデコーダ1
0)が選択されると、NMOSトランジスタN5のドレ
インがVccになりノードAがVcc−Vthに充電さ
れる。ここでVthはNMOSトランジスタN5のしき
い値である。この値は、ソースがVcc−Vthに持ち
上がっていることから、バックゲートバイアス効果によ
って通常のソースのGNDでの値(低くても0.5V程
度)よりも高くなっており、1.5V程度あると考えら
れる。その後、Vcc=5Vのときに図26のAOR、
A1Rでデコードされて図25のワード線駆動用のNM
OSトランジスタN6のドレインに入力されたWDRV
nj信号が0から7.5Vまで上昇してくる。その場合
に、NMOSトランジスタN6のドレイン−ゲート間の
寄生容量C1によってノードAはVcc−Vthから1
0V程度まで大きく上昇しNMOSトランジスタN6の
Vth落ちがない状態でWL0 が0から7.5Vまで持
ち上がる。図26のWDRVnj信号を発生する回路も全
く同じ原理で動作するものである。
【0013】上記した回路はVcc=5V系では正常に
概して高速に動作するが、Vcc=3.3Vに低下した
時に、ワード線上昇のスピードが低下してワード線を駆
動できない場合が発生する。その理由は、ノードAの充
電電位Vcc−Vthが小さくなることで、WDRVnj
信号が入力されたときにノードAが充分にブートされな
いことにある。例えば、最悪条件としてVcc=3V
(3.3V±10%で動作保証必要)のとき、バックゲ
ートバイアス効果を考慮してVth=1.5Vとすると
(VthはVccが低下しても、サブスレショルド電流
によるスタンドバイ電流の増加を考慮した場合にあまり
下げることができない)、Vcc−Vth=1.5Vし
かとれず、WDRVnj信号が0から4Vまで上昇しても
ノードAは1.5Vから4.5程度までしか上昇せず、
ワード線は所望の4.5Vは無理であり、4.5−(N
MOSトランジスタN6のVth)=4.5−1.5=
3.0Vまでしか上昇せず、ワード線が正常に駆動され
なくなってしまう。また、ワード線の上昇スピードも大
幅に遅くなることになる。このように、NMOSのワー
ド線駆動回路はVcc=3.3V以下のDRAMには使
えない回路であることが分かる。
概して高速に動作するが、Vcc=3.3Vに低下した
時に、ワード線上昇のスピードが低下してワード線を駆
動できない場合が発生する。その理由は、ノードAの充
電電位Vcc−Vthが小さくなることで、WDRVnj
信号が入力されたときにノードAが充分にブートされな
いことにある。例えば、最悪条件としてVcc=3V
(3.3V±10%で動作保証必要)のとき、バックゲ
ートバイアス効果を考慮してVth=1.5Vとすると
(VthはVccが低下しても、サブスレショルド電流
によるスタンドバイ電流の増加を考慮した場合にあまり
下げることができない)、Vcc−Vth=1.5Vし
かとれず、WDRVnj信号が0から4Vまで上昇しても
ノードAは1.5Vから4.5程度までしか上昇せず、
ワード線は所望の4.5Vは無理であり、4.5−(N
MOSトランジスタN6のVth)=4.5−1.5=
3.0Vまでしか上昇せず、ワード線が正常に駆動され
なくなってしまう。また、ワード線の上昇スピードも大
幅に遅くなることになる。このように、NMOSのワー
ド線駆動回路はVcc=3.3V以下のDRAMには使
えない回路であることが分かる。
【0014】次に、このようなNMOSによる2段デコ
ード方式の問題点を克服した(2)のPMOSによるV
PP方式について説明する。
ード方式の問題点を克服した(2)のPMOSによるV
PP方式について説明する。
【0015】図27において、電源Vccとグラウンドの
間には、ゲートにプリチャージ信号PRCHn が入力さ
れるPMOSトランジスタP5と、ゲートにアドレス信
号XAi が入力されるNMOSトランジスタN11と、
ゲートにアドレス信号XBjが入力されるNMOSトラ
ンジスタN12とが直列に接続されている。PMOSト
ランジスタP5及びNMOSトランジスタN11の共通
ドレインは、ソースが電源Vppに接続されたPMOSト
ランジスタP6のドレインと、直列に接続されたPMO
SトランジスタP7及びNMOSトランジスタN13の
共通ゲートと、直列に接続されたPMOSトランジスタ
P8及びNMOSトランジスタN14の共通ゲートとに
接続されている。PMOSトランジスタP7のソースは
電源Vppに接続され、NMOSトランジスタN13のソ
ースは接地されている。また、PMOSトランジスタP
6のゲートはPMOSトランジスタP7及びNMOSト
ランジスタN13の共通ドレインに接続されている。
間には、ゲートにプリチャージ信号PRCHn が入力さ
れるPMOSトランジスタP5と、ゲートにアドレス信
号XAi が入力されるNMOSトランジスタN11と、
ゲートにアドレス信号XBjが入力されるNMOSトラ
ンジスタN12とが直列に接続されている。PMOSト
ランジスタP5及びNMOSトランジスタN11の共通
ドレインは、ソースが電源Vppに接続されたPMOSト
ランジスタP6のドレインと、直列に接続されたPMO
SトランジスタP7及びNMOSトランジスタN13の
共通ゲートと、直列に接続されたPMOSトランジスタ
P8及びNMOSトランジスタN14の共通ゲートとに
接続されている。PMOSトランジスタP7のソースは
電源Vppに接続され、NMOSトランジスタN13のソ
ースは接地されている。また、PMOSトランジスタP
6のゲートはPMOSトランジスタP7及びNMOSト
ランジスタN13の共通ドレインに接続されている。
【0016】さらに、PMOSトランジスタP8のソー
スにはWDRVn0信号が入力され、NMOSトランジス
タN14のソースは接地されている。PMOSトランジ
スタP8及びNMOSトランジスタN14の共通ドレイ
ンはソースが接地され、ゲートにWDRVn0バー信号が
入力されるNMOSトランジスタ15のドレインに接続
されている。PMOSトランジスタP8及びNMOSト
ランジスタN14の共通ドレインからはワード線駆動信
号WL0 が取り出される。
スにはWDRVn0信号が入力され、NMOSトランジス
タN14のソースは接地されている。PMOSトランジ
スタP8及びNMOSトランジスタN14の共通ドレイ
ンはソースが接地され、ゲートにWDRVn0バー信号が
入力されるNMOSトランジスタ15のドレインに接続
されている。PMOSトランジスタP8及びNMOSト
ランジスタN14の共通ドレインからはワード線駆動信
号WL0 が取り出される。
【0017】上記したPMOSトランジスタP5、P
6、P7及びNMOSトランジスタN11、N12、N
13はローデコーダ30を構成し、PMOSトランジス
タP8と、NMOSトランジスタN14、N15とはW
Lドライバ40−0を構成する。
6、P7及びNMOSトランジスタN11、N12、N
13はローデコーダ30を構成し、PMOSトランジス
タP8と、NMOSトランジスタN14、N15とはW
Lドライバ40−0を構成する。
【0018】さらに、このWLドライバ40−0と同一
の構成を有し、それぞれ、WDRVn1及びWDRVn1バ
ー信号が入力されてワード線駆動信号WL1を出力する
WLドライバ40−1と、WDRVn2及びWDRVn2バ
ー信号が入力されてワード線駆動信号WL2を出力する
WLドライバ40−2と、WDRVn3及びWDRVn3バ
ー信号が入力されてワード線駆動信号WL3を出力する
WLドライバ40−3とがPMOSトランジスタP5及
びNMOSトランジスタN11の共通ドレインに接続さ
れている。
の構成を有し、それぞれ、WDRVn1及びWDRVn1バ
ー信号が入力されてワード線駆動信号WL1を出力する
WLドライバ40−1と、WDRVn2及びWDRVn2バ
ー信号が入力されてワード線駆動信号WL2を出力する
WLドライバ40−2と、WDRVn3及びWDRVn3バ
ー信号が入力されてワード線駆動信号WL3を出力する
WLドライバ40−3とがPMOSトランジスタP5及
びNMOSトランジスタN11の共通ドレインに接続さ
れている。
【0019】図28は図24に示すWDRVnjドライバ
3j をPMOSで構成した図である。この構成は図27
に示すローデコーダ30とWLドライバ40−0とを合
わせた構成において、ローデコーダ30のNMOSトラ
ンジスタN11、N12への入力XAi 、XBj をAO
R(AORバー)、A1R(A1Rバー)に置き換える
とともに、NMOSトランジスタN15を除去したもの
と同一であるのでここでの説明は省略する。
3j をPMOSで構成した図である。この構成は図27
に示すローデコーダ30とWLドライバ40−0とを合
わせた構成において、ローデコーダ30のNMOSトラ
ンジスタN11、N12への入力XAi 、XBj をAO
R(AORバー)、A1R(A1Rバー)に置き換える
とともに、NMOSトランジスタN15を除去したもの
と同一であるのでここでの説明は省略する。
【0020】以下に上記した電源Vppを生成する方法
を説明する。図29は電源Vppを発生する第2の生成
手段としてのチャージポンプ回路の構成を示す図であ
る。
を説明する。図29は電源Vppを発生する第2の生成
手段としてのチャージポンプ回路の構成を示す図であ
る。
【0021】図29において、ノードBはキャパシタC
2を介してノードEに接続され、ノードEはNMOSト
ランジスタN60、N61、N62のドレインと、NM
OSトランジスタN63のゲートに接続されている。N
MOSトランジスタN60のゲートは出力ノードOに接
続され、ソースはノードGに接続されている。ノードG
はキャパシタC4を介してノードAと、NMOSトラン
ジスタN61のゲートに接続されている。NMOSトラ
ンジスタN61のソースは出力ノードOに接続されてい
る。
2を介してノードEに接続され、ノードEはNMOSト
ランジスタN60、N61、N62のドレインと、NM
OSトランジスタN63のゲートに接続されている。N
MOSトランジスタN60のゲートは出力ノードOに接
続され、ソースはノードGに接続されている。ノードG
はキャパシタC4を介してノードAと、NMOSトラン
ジスタN61のゲートに接続されている。NMOSトラ
ンジスタN61のソースは出力ノードOに接続されてい
る。
【0022】ノードCはキャパシタC3を介してノード
Fに接続され、ノードFはNMOSトランジスタN62
のゲートと、NMOSトランジスタN63のソースと、
NMOSトランジスタN64、N65のドレインに接続
されている。NMOSトランジスタN62のソースとN
MOSトランジスタN63のドレインとは電源Vccに
接続されている。NMOSトランジスタN65のゲート
は出力ノードOに接続され、ソースはノードHに接続さ
れ、ノードHはNMOSトランジスタN64のゲート
と、キャパシタC5を介してノードDに接続されてい
る。NMOSトランジスタN64のソースは出力ノード
Oに接続されている。
Fに接続され、ノードFはNMOSトランジスタN62
のゲートと、NMOSトランジスタN63のソースと、
NMOSトランジスタN64、N65のドレインに接続
されている。NMOSトランジスタN62のソースとN
MOSトランジスタN63のドレインとは電源Vccに
接続されている。NMOSトランジスタN65のゲート
は出力ノードOに接続され、ソースはノードHに接続さ
れ、ノードHはNMOSトランジスタN64のゲート
と、キャパシタC5を介してノードDに接続されてい
る。NMOSトランジスタN64のソースは出力ノード
Oに接続されている。
【0023】さらに、ノードBはNMOSトランジスタ
N60、N61、N62に接続され、ノードCはNMO
SトランジスタN63、N64、N65に接続されてい
る。
N60、N61、N62に接続され、ノードCはNMO
SトランジスタN63、N64、N65に接続されてい
る。
【0024】以下に上記した構成のチャージポンプ回路
の動作原理を図30のタイミングチャートを参照して説
明する。
の動作原理を図30のタイミングチャートを参照して説
明する。
【0025】図30のA、B、C、Dは、図29の各ノ
ードA、B、C、Dでの入力波形である。この入力に対
して、回路の内部ノードであるE、F、G、Hは図30
に示すように動作して最終的にVppを少しづつ上昇さ
せる働きがある。
ードA、B、C、Dでの入力波形である。この入力に対
して、回路の内部ノードであるE、F、G、Hは図30
に示すように動作して最終的にVppを少しづつ上昇さ
せる働きがある。
【0026】このタイミングチャートはわかりやすくす
るために2段に分けて示している。上段が回路の上半分
の動作であり、下半分が回路の下半分の動作である。ま
た、わかりやすくするために、Vppはそれぞれ同一の
ものを用いている。また、A、B、C、Dの波形の縦軸
と、E、F、G、H、Vppの縦軸は実際は異なるもの
であるが、ここではわかりやすさのために、後者は前者
に比べて電圧軸(縦軸)を5倍に引き伸ばしてある。
るために2段に分けて示している。上段が回路の上半分
の動作であり、下半分が回路の下半分の動作である。ま
た、わかりやすくするために、Vppはそれぞれ同一の
ものを用いている。また、A、B、C、Dの波形の縦軸
と、E、F、G、H、Vppの縦軸は実際は異なるもの
であるが、ここではわかりやすさのために、後者は前者
に比べて電圧軸(縦軸)を5倍に引き伸ばしてある。
【0027】以下、上段の動作についてのみ説明するが
下段の動作も同様である。
下段の動作も同様である。
【0028】入力BがあるタイミングでGNDからVc
cまで上昇すると、ノードEはVccからそのカップリ
ング比で決まる電圧まで上昇する。これに伴って、ノー
ドGはNMOSトランジスタN60を介して電荷が供給
されるために、Vpp−Vth(VthはNMOSトラ
ンジスタN61のVthである)まで上昇する。次のタ
イミングで入力AがGNDからVccまで上昇すると、
ノードGはブートされて初めのVpp−Vthから、そ
のカップリング比で決まるレベル(最も高い電位)まで
上昇する。これによって、ノードEの電荷がNMOSト
ランジスタN61を介してVppへすべて転送される。
つまり、ノードEとVppとがイコライズされる。この
ときに、Vppのレベルが昇圧されることになる。
cまで上昇すると、ノードEはVccからそのカップリ
ング比で決まる電圧まで上昇する。これに伴って、ノー
ドGはNMOSトランジスタN60を介して電荷が供給
されるために、Vpp−Vth(VthはNMOSトラ
ンジスタN61のVthである)まで上昇する。次のタ
イミングで入力AがGNDからVccまで上昇すると、
ノードGはブートされて初めのVpp−Vthから、そ
のカップリング比で決まるレベル(最も高い電位)まで
上昇する。これによって、ノードEの電荷がNMOSト
ランジスタN61を介してVppへすべて転送される。
つまり、ノードEとVppとがイコライズされる。この
ときに、Vppのレベルが昇圧されることになる。
【0029】次に、入力Aが先にVccからGNDへ下
がると、ノードGのレベルがカップリングで低下してN
MOSトランジスタN61をカットオフする。そして、
次に入力Bが同様にしてVccからGNDへ低下する
と、ノードEがカップリングで低いレベルに低下すると
同時に、NMOSトランジスタN60を介してノードG
も同レベルまで低下する。したがって、NMOSトラン
ジスタN61は完全にカットオフする。この後、入力C
が上昇するので、下側のポンプのノードFが上昇し、N
MOSトランジスタN62を介してVccからノードE
へ電荷が流入する。
がると、ノードGのレベルがカップリングで低下してN
MOSトランジスタN61をカットオフする。そして、
次に入力Bが同様にしてVccからGNDへ低下する
と、ノードEがカップリングで低いレベルに低下すると
同時に、NMOSトランジスタN60を介してノードG
も同レベルまで低下する。したがって、NMOSトラン
ジスタN61は完全にカットオフする。この後、入力C
が上昇するので、下側のポンプのノードFが上昇し、N
MOSトランジスタN62を介してVccからノードE
へ電荷が流入する。
【0030】以上の動作を反復することで、Vccから
流入した電荷がキャパシタC2、C3に蓄積され、次の
サイクルでVppへと排出される。
流入した電荷がキャパシタC2、C3に蓄積され、次の
サイクルでVppへと排出される。
【0031】上側と下側のポンプが相補的に動作して、
動作速度を全体で上げているのと同時に、相手側から、
ノードF/Eの電圧を受け取ることによってVccとノ
ードE/Fのパスを効率よくオン/オフさせている。
動作速度を全体で上げているのと同時に、相手側から、
ノードF/Eの電圧を受け取ることによってVccとノ
ードE/Fのパスを効率よくオン/オフさせている。
【0032】上記したPMOSによる駆動方式では、V
cc=3.3Vの場合にチップ内で例えばVPP=4.
3VなるDC電位を図29に示すようなチャージポンプ
回路で生成し、これを利用してPMOSによってVth
落ちのない状態でワード線を駆動するものであり、図2
7及び図28の回路は3.3Vよりも低いVccまであ
っても動作することが出来る。
cc=3.3Vの場合にチップ内で例えばVPP=4.
3VなるDC電位を図29に示すようなチャージポンプ
回路で生成し、これを利用してPMOSによってVth
落ちのない状態でワード線を駆動するものであり、図2
7及び図28の回路は3.3Vよりも低いVccまであ
っても動作することが出来る。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、図2
9に示すチャージポンプ回路はVcc=3.3VからV
PP=4.3Vを生成する回路であるが、2つの問題点
がある。一つは、この回路自体の消費電流が大きいこと
である。ポンプ効率が100%つまり全く無駄がない場
合でも原理的にポンプ回路では負荷電流と等しい電流が
消費される。なぜならば、キャパシタC2,C3ではポ
ンプで汲み上げられる電荷と等しい電荷が充電されねば
ならないからである。しかし、100%効率は実際には
あり得ず、50%程度が実状である。その理由は、そも
そもノードAやBを一定周期でチャージするためのリン
グ発振器が必要で、そこでの消費電流があるし、ポンプ
の電流パス内にはかなりの寄生容量が付随しており、余
分な容量を充電することになるためである。
9に示すチャージポンプ回路はVcc=3.3VからV
PP=4.3Vを生成する回路であるが、2つの問題点
がある。一つは、この回路自体の消費電流が大きいこと
である。ポンプ効率が100%つまり全く無駄がない場
合でも原理的にポンプ回路では負荷電流と等しい電流が
消費される。なぜならば、キャパシタC2,C3ではポ
ンプで汲み上げられる電荷と等しい電荷が充電されねば
ならないからである。しかし、100%効率は実際には
あり得ず、50%程度が実状である。その理由は、そも
そもノードAやBを一定周期でチャージするためのリン
グ発振器が必要で、そこでの消費電流があるし、ポンプ
の電流パス内にはかなりの寄生容量が付随しており、余
分な容量を充電することになるためである。
【0034】また、電流を生成するためにポンプを高速
動作させると十分な電荷が充電されない場合がある。更
に寄生抵抗によりノード電位が十分振幅しない場合があ
る。また、タイミングの微妙なズレによる電荷の漏れも
あり得る。したがって、このような要因が重なった場合
にはポンプ効率は50%程度に低下してしまう。この場
合はポンプで消費される電流はVpp負荷電流の2倍と
なり、もともVpp負荷電流は大きいものであるため
に、DRAMの動作電流を大きなものにしてしまう。さ
らに、今後、Vccが2.5Vから1.8Vに低下して
くると、ポンプ回路の動作が出来なくなる問題が出てく
る。それは、Vppを最終的に発生するNMOSトラン
ジスタであるB、Cのゲート電位は十分昇圧してやらな
いと電荷が転送されないが、Vccが低くなるとそれが
困難になり、転送不十分な状況に陥る。
動作させると十分な電荷が充電されない場合がある。更
に寄生抵抗によりノード電位が十分振幅しない場合があ
る。また、タイミングの微妙なズレによる電荷の漏れも
あり得る。したがって、このような要因が重なった場合
にはポンプ効率は50%程度に低下してしまう。この場
合はポンプで消費される電流はVpp負荷電流の2倍と
なり、もともVpp負荷電流は大きいものであるため
に、DRAMの動作電流を大きなものにしてしまう。さ
らに、今後、Vccが2.5Vから1.8Vに低下して
くると、ポンプ回路の動作が出来なくなる問題が出てく
る。それは、Vppを最終的に発生するNMOSトラン
ジスタであるB、Cのゲート電位は十分昇圧してやらな
いと電荷が転送されないが、Vccが低くなるとそれが
困難になり、転送不十分な状況に陥る。
【0035】本発明のDRAM装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、電源電圧が低下しても十分動作余裕があり、かつ、
消費電流も小さいDRAM装置を提供することにある。
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、電源電圧が低下しても十分動作余裕があり、かつ、
消費電流も小さいDRAM装置を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、複数段デコード方式によりワード
線を昇圧してセルに電荷を転送するDRAM装置におい
て、ワード線を駆動するための駆動信号をキャパシタに
蓄積された電荷に基づいて生成する第1の生成手段と、
アドレス信号によりデコードされる各段の駆動トランジ
スタのゲートを制御するための制御信号を、チャージポ
ンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成する第2
の生成手段とを具備する。
めに、第1の発明は、複数段デコード方式によりワード
線を昇圧してセルに電荷を転送するDRAM装置におい
て、ワード線を駆動するための駆動信号をキャパシタに
蓄積された電荷に基づいて生成する第1の生成手段と、
アドレス信号によりデコードされる各段の駆動トランジ
スタのゲートを制御するための制御信号を、チャージポ
ンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成する第2
の生成手段とを具備する。
【0037】また、第2の発明は、複数段デコード方式
によりビット線イコライズ信号を昇圧してイコライズを
行うDRAM装置において、ビット線イコライズ信号を
キャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成する第1の
生成手段と、アドレス信号によりデコーダされる各段の
駆動トランジスタのゲートを制御するための制御信号
を、チャージポンプによりDRAMのチップ内で直流的
に生成する第2の生成手段とを具備する。
によりビット線イコライズ信号を昇圧してイコライズを
行うDRAM装置において、ビット線イコライズ信号を
キャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成する第1の
生成手段と、アドレス信号によりデコーダされる各段の
駆動トランジスタのゲートを制御するための制御信号
を、チャージポンプによりDRAMのチップ内で直流的
に生成する第2の生成手段とを具備する。
【0038】また、第3の発明は、複数段デコード方式
によりビット線分離信号を昇圧してビット線とセンスア
ンプ間の電荷転送を行うDRAM装置において、ビット
線分離信号をキャパシタに蓄積された電荷に基づいて生
成する第1の生成手段と、アドレス信号によりデコーダ
される各段の駆動トランジスタのゲートを制御するため
の制御信号を、チャージポンプによりDRAMのチップ
内で直流的に生成する第2の生成手段とを具備する。
によりビット線分離信号を昇圧してビット線とセンスア
ンプ間の電荷転送を行うDRAM装置において、ビット
線分離信号をキャパシタに蓄積された電荷に基づいて生
成する第1の生成手段と、アドレス信号によりデコーダ
される各段の駆動トランジスタのゲートを制御するため
の制御信号を、チャージポンプによりDRAMのチップ
内で直流的に生成する第2の生成手段とを具備する。
【0039】また、第4の発明は、ワード線を駆動する
ための駆動信号をキャパシタに蓄積された電荷に基づい
て生成する第1の生成手段と、ビット線イコライズ信号
をキャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成する第2
の生成手段と、ビット線分離信号をキャパシタに蓄積さ
れた電荷に基づいて生成する第3の生成手段と、アドレ
ス信号によりデコードされる各段の駆動トランジスタの
ゲートを制御するための制御信号を、チャージポンプに
よりDRAMのチップ内で直流的に生成する第4の生成
手段とを具備する。
ための駆動信号をキャパシタに蓄積された電荷に基づい
て生成する第1の生成手段と、ビット線イコライズ信号
をキャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成する第2
の生成手段と、ビット線分離信号をキャパシタに蓄積さ
れた電荷に基づいて生成する第3の生成手段と、アドレ
ス信号によりデコードされる各段の駆動トランジスタの
ゲートを制御するための制御信号を、チャージポンプに
よりDRAMのチップ内で直流的に生成する第4の生成
手段とを具備する。
【0040】また、第5の発明は、複数のセルアレーが
カラム方向及びロー方向の2次元に配置されたDRAM
装置において、複数のセルアレーのカラム方向の境界に
はビット線分離信号がゲート入力されるトランジスタに
より分離された共有のセンスアンプ領域が設けられ、ロ
ー方向の境界にはローデコーダを中心にしてその両端に
ワード線ドライバ領域が設けられ、前記センスアンプ領
域と前記ローデコーダ、ワード線ドライバ領域の交わる
領域にはビット線分離信号及びビット線イコライズ信号
を駆動する回路が設けられており、さらに、前記ワード
線を駆動するための駆動信号と、前記ビット線イコライ
ズ信号と、前記ビット線分離信号のうち、少なくとも1
つをキャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成すると
ともに、アドレス信号によりデコードされる各段の駆動
トランジスタのゲートを制御するための制御信号を、チ
ャージポンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成
するようにする。
カラム方向及びロー方向の2次元に配置されたDRAM
装置において、複数のセルアレーのカラム方向の境界に
はビット線分離信号がゲート入力されるトランジスタに
より分離された共有のセンスアンプ領域が設けられ、ロ
ー方向の境界にはローデコーダを中心にしてその両端に
ワード線ドライバ領域が設けられ、前記センスアンプ領
域と前記ローデコーダ、ワード線ドライバ領域の交わる
領域にはビット線分離信号及びビット線イコライズ信号
を駆動する回路が設けられており、さらに、前記ワード
線を駆動するための駆動信号と、前記ビット線イコライ
ズ信号と、前記ビット線分離信号のうち、少なくとも1
つをキャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成すると
ともに、アドレス信号によりデコードされる各段の駆動
トランジスタのゲートを制御するための制御信号を、チ
ャージポンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成
するようにする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係るDRAM装置のデコーダ回路及びWLドライバ
回路の構成を示す図である。この構成は、前記した図2
8に示すようにワード線駆動用のPMOSトランジスタ
P8のソースに電源Vppを接続するのではなく、以下に
説明する回路で生成されるWDRVn 信号を供給するよ
うにし、さらに、WDRVnj信号が出力される、PMO
SトランジスタP8及びNMOSトランジスタN14の
共通ドレインにインバータ50を配置した点を除いて図
28の構成と同一である。また、生成したWDRVnj信
号に基づいて最終的に1つのワード線を駆動する回路は
前記した図27の回路と全く同一である。また、上記し
たWDRVn 信号は第1の生成手段としての図2に示す
ような回路によって生成される。
実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係るDRAM装置のデコーダ回路及びWLドライバ
回路の構成を示す図である。この構成は、前記した図2
8に示すようにワード線駆動用のPMOSトランジスタ
P8のソースに電源Vppを接続するのではなく、以下に
説明する回路で生成されるWDRVn 信号を供給するよ
うにし、さらに、WDRVnj信号が出力される、PMO
SトランジスタP8及びNMOSトランジスタN14の
共通ドレインにインバータ50を配置した点を除いて図
28の構成と同一である。また、生成したWDRVnj信
号に基づいて最終的に1つのワード線を駆動する回路は
前記した図27の回路と全く同一である。また、上記し
たWDRVn 信号は第1の生成手段としての図2に示す
ような回路によって生成される。
【0042】すなわち、本実施形態では、概して負荷容
量が大きい(約5ピコF)ワード線を駆動するための駆
動信号を図2に示すような回路を用いてキャパシタに蓄
積された電荷に基づいて生成し、アドレス信号によりデ
コードされる各段の駆動トランジスタのゲートを制御す
るための制御信号を、チャージポンプによりDRAMの
チップ内で直流的に生成するようにする。
量が大きい(約5ピコF)ワード線を駆動するための駆
動信号を図2に示すような回路を用いてキャパシタに蓄
積された電荷に基づいて生成し、アドレス信号によりデ
コードされる各段の駆動トランジスタのゲートを制御す
るための制御信号を、チャージポンプによりDRAMの
チップ内で直流的に生成するようにする。
【0043】図2は上記したWDRVn 信号を生成する
ための回路であり、キャパシタに蓄積した電荷をブート
することによりWDRVn 信号を生成する。
ための回路であり、キャパシタに蓄積した電荷をブート
することによりWDRVn 信号を生成する。
【0044】図2において、WDRVn 信号を生成する
元になるXVLD信号は、ソースがVccに接続された
PMOSトランジスタP50のゲートと、インバータ7
1と、信号A8Rバー、A9Rバー、A10Rバーが入
力されるNAND回路74に入力される。インバータ7
1は他のインバータ72、キャパシタ73を介してPM
OSトランジスタP50のドレインと、PMOSトラン
ジスタP51、P52、P53のソースに接続されてい
る。PMOSトランジスタP51のゲートはPMOSト
ランジスタP52のドレインと、PMOSトランジスタ
P53のゲートと、直列に接続されたPMOSトランジ
スタP53及びNMOSトランジスタN52の共通ゲー
トと、NMOSトランジスタN51のドレインとに接続
されている。NAND回路74はNMOSトランジスタ
N50に接続されている。
元になるXVLD信号は、ソースがVccに接続された
PMOSトランジスタP50のゲートと、インバータ7
1と、信号A8Rバー、A9Rバー、A10Rバーが入
力されるNAND回路74に入力される。インバータ7
1は他のインバータ72、キャパシタ73を介してPM
OSトランジスタP50のドレインと、PMOSトラン
ジスタP51、P52、P53のソースに接続されてい
る。PMOSトランジスタP51のゲートはPMOSト
ランジスタP52のドレインと、PMOSトランジスタ
P53のゲートと、直列に接続されたPMOSトランジ
スタP53及びNMOSトランジスタN52の共通ゲー
トと、NMOSトランジスタN51のドレインとに接続
されている。NAND回路74はNMOSトランジスタ
N50に接続されている。
【0045】さらに、PMOSトランジスタP51のド
レインはPMOSトランジスタP52のゲートと、NM
OSトランジスタN50のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタN50のソースは接地され、ゲー
トはインバータ75を介してNMOSトランジスタN5
1のゲートに接続されている。PMOSトランジスタP
53及びNMOSトランジスタN52の共通ドレインか
らはWDRV0 信号が取り出される。
レインはPMOSトランジスタP52のゲートと、NM
OSトランジスタN50のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタN50のソースは接地され、ゲー
トはインバータ75を介してNMOSトランジスタN5
1のゲートに接続されている。PMOSトランジスタP
53及びNMOSトランジスタN52の共通ドレインか
らはWDRV0 信号が取り出される。
【0046】上記した構成において、インバータ71、
72、キャパシタ73、PMOSトランジスタP50を
取りのぞいた回路を、XVLD入力を共通にして、NA
ND回路74に入力される信号のうち論理状態の組合せ
分に相当する段(ここでは8段)だけ直列に接続したも
のをWDRVn 信号生成回路としている。
72、キャパシタ73、PMOSトランジスタP50を
取りのぞいた回路を、XVLD入力を共通にして、NA
ND回路74に入力される信号のうち論理状態の組合せ
分に相当する段(ここでは8段)だけ直列に接続したも
のをWDRVn 信号生成回路としている。
【0047】なお、上記した図2の回路を図1の回路の
代わりに用いてもよい。
代わりに用いてもよい。
【0048】以下に、図2に示すような本願のブート回
路の効率と前記した図29のポンプ回路の効率について
述べる。ここでは図3に示すような簡略化した構成を用
いる。
路の効率と前記した図29のポンプ回路の効率について
述べる。ここでは図3に示すような簡略化した構成を用
いる。
【0049】図3において、リングオシレータで発生し
たA,B,C,Dという信号波形がポンプ回路に入力さ
れたときに、IPPDという電流を発生し、これが負荷
回路(WL駆動回路、EQL回路、ΦT駆動回路などに
相当する)に入力され、IPPDがこの負荷回路で消費
される電流IPPLと等しい場合にはVppのレベルが
設定値に保持される。このとき、リングオシレータで消
費される電流をICCRとしたときの、IPPDとIC
CRの比をここではポンプ効率と定義する。すなわち、 ポンプ効率=IPPD/ICCR ここで、ICCR=IPPDが成り立てばポンプ効率は
1、すなわち100%になる。ICCR=IPPDであ
ることはBとCの信号波形が入力される大きなキャパシ
タの一端の電極に上記の電荷が一時的に蓄積されること
になるが、このときに反対側の電極にも同量の電荷が蓄
積されることを意味する。
たA,B,C,Dという信号波形がポンプ回路に入力さ
れたときに、IPPDという電流を発生し、これが負荷
回路(WL駆動回路、EQL回路、ΦT駆動回路などに
相当する)に入力され、IPPDがこの負荷回路で消費
される電流IPPLと等しい場合にはVppのレベルが
設定値に保持される。このとき、リングオシレータで消
費される電流をICCRとしたときの、IPPDとIC
CRの比をここではポンプ効率と定義する。すなわち、 ポンプ効率=IPPD/ICCR ここで、ICCR=IPPDが成り立てばポンプ効率は
1、すなわち100%になる。ICCR=IPPDであ
ることはBとCの信号波形が入力される大きなキャパシ
タの一端の電極に上記の電荷が一時的に蓄積されること
になるが、このときに反対側の電極にも同量の電荷が蓄
積されることを意味する。
【0050】すなわち、図4において、効率100%の
動作を行なっている場合は、Δt/2の時間でΔQの電
荷をVccから吸い込み、次のΔt/2の時間でキャパ
シタに蓄積されたΔQの電荷をVpp端子に吐き出す動
作を行なうものと考えることができ、このような場合は
IPPD=ΔQ/Δtと書けると同時に、この電流はI
CCPと等しいとともに、ICCRにも等しいことが言
える。
動作を行なっている場合は、Δt/2の時間でΔQの電
荷をVccから吸い込み、次のΔt/2の時間でキャパ
シタに蓄積されたΔQの電荷をVpp端子に吐き出す動
作を行なうものと考えることができ、このような場合は
IPPD=ΔQ/Δtと書けると同時に、この電流はI
CCPと等しいとともに、ICCRにも等しいことが言
える。
【0051】ところが実際のポンプ動作においてはこの
ような理想状態を実現することは難しい。
ような理想状態を実現することは難しい。
【0052】まず、第一にダイオードで接続された中間
ノードは大きなキャパシタによってポンピングされてい
ると同時に、このノードにはかなり大きな寄生容量が付
随しているものと考えることができる(図5参照)。こ
れは、すでに述べたようなポンプ回路の回路構成を見れ
ば明らかである。すなわち、相補的に動作しているポン
プ回路内の反対側のVccからのパスを形成しているN
MOSトランジスタ(この大きさは十分な電流を流すた
めにかなり大きなチャネル幅を有している)のゲートに
信号が入力されるために、このゲート容量は非常に大き
な値になる。同時に、このトランジスタ及びVppへの
パスを形成しているもう1つの大きなNMOSトランジ
スタのソース、ドレインのPNジャンクションの容量も
相当に大きく、このような寄生容量Cparasitic が付随
しているために、BのノードをΔVの電圧で振動させて
も、内部ノードEは、Δv=ΔV・Cpump/(Cpump+
Cparasitic )でしか振動しないことになる。
ノードは大きなキャパシタによってポンピングされてい
ると同時に、このノードにはかなり大きな寄生容量が付
随しているものと考えることができる(図5参照)。こ
れは、すでに述べたようなポンプ回路の回路構成を見れ
ば明らかである。すなわち、相補的に動作しているポン
プ回路内の反対側のVccからのパスを形成しているN
MOSトランジスタ(この大きさは十分な電流を流すた
めにかなり大きなチャネル幅を有している)のゲートに
信号が入力されるために、このゲート容量は非常に大き
な値になる。同時に、このトランジスタ及びVppへの
パスを形成しているもう1つの大きなNMOSトランジ
スタのソース、ドレインのPNジャンクションの容量も
相当に大きく、このような寄生容量Cparasitic が付随
しているために、BのノードをΔVの電圧で振動させて
も、内部ノードEは、Δv=ΔV・Cpump/(Cpump+
Cparasitic )でしか振動しないことになる。
【0053】このようなときは、BのノードにΔQ(=
Cpump・ΔV)の電荷が出入りしても、Eのノードに
は、Δq=Cpump・Δv=ΔQ・Cpump+Cparasitic
)しか電荷が出入りできないので効率は低下する。因
みに、この場合は、 IPPD=Δq/Δt =(ΔQ/Δt)・Cpump/(Cpump+Cparasitic ) =ICCR・Cpump/(Cpump+Cparasitic ) となるので、効率は定義式より、ポンプ効率=Cpump/
(Cpump+Cparasitic )と表わされる。
Cpump・ΔV)の電荷が出入りしても、Eのノードに
は、Δq=Cpump・Δv=ΔQ・Cpump+Cparasitic
)しか電荷が出入りできないので効率は低下する。因
みに、この場合は、 IPPD=Δq/Δt =(ΔQ/Δt)・Cpump/(Cpump+Cparasitic ) =ICCR・Cpump/(Cpump+Cparasitic ) となるので、効率は定義式より、ポンプ効率=Cpump/
(Cpump+Cparasitic )と表わされる。
【0054】さらに、効率を低下させる要因がいくつか
ある。その第二の理由は、リングオシレータからの信号
は、ポンピング用のキャパシタだけを振動させるのでは
ないことである。詳細なポンプ回路の回路図より、ノー
ドB、CはNMOSトランジスタのバックゲートをもポ
ンピングしている。これは基板バイアス効果を低減させ
てNMOSのVthを低下させ、Vccが低い場合であ
っても十分高いレベルまで昇圧できるようにするための
ものである。さらに、ノードG、Hを高いレベルに持ち
上げるために補助のキャパシタをもA、Dのノードがポ
ンピングしている。これらの2つの要素によってICC
Rは上で計算した値よりも大きな値になり効率の低下を
もたらす。
ある。その第二の理由は、リングオシレータからの信号
は、ポンピング用のキャパシタだけを振動させるのでは
ないことである。詳細なポンプ回路の回路図より、ノー
ドB、CはNMOSトランジスタのバックゲートをもポ
ンピングしている。これは基板バイアス効果を低減させ
てNMOSのVthを低下させ、Vccが低い場合であ
っても十分高いレベルまで昇圧できるようにするための
ものである。さらに、ノードG、Hを高いレベルに持ち
上げるために補助のキャパシタをもA、Dのノードがポ
ンピングしている。これらの2つの要素によってICC
Rは上で計算した値よりも大きな値になり効率の低下を
もたらす。
【0055】さらにリングオシレータは奇数段のインバ
ータがリング状に接続されたものであり、高速で振動し
ている。このことから、ノードA,B,C,D、特に、
大きな容量を振動させる必要のあるB,Cを取り出すた
めにも何段かのバッファ回路を必要とするし、上記のタ
イミングチャートに示すような、A,B,C,Dの微妙
なタイミングのずれを生成するためにも何段かのロジッ
クゲートを必要とする。従ってこれらの回路でも相当の
パワーを消費することになり、ICCRはさらに大きな
ものになってしまう。
ータがリング状に接続されたものであり、高速で振動し
ている。このことから、ノードA,B,C,D、特に、
大きな容量を振動させる必要のあるB,Cを取り出すた
めにも何段かのバッファ回路を必要とするし、上記のタ
イミングチャートに示すような、A,B,C,Dの微妙
なタイミングのずれを生成するためにも何段かのロジッ
クゲートを必要とする。従ってこれらの回路でも相当の
パワーを消費することになり、ICCRはさらに大きな
ものになってしまう。
【0056】以上述べたことは主として、寄生のキャパ
シタあるいは補助的な回路の充放電に要する効率の低下
であるが、Vppのポンピングに特有のもう一つ重要な
要因を図6を参照して説明する。それは、Vppポンプ
の場合はIPPLが非常に大きい値であるために、リン
グオシレータの発振周波数を相当大きくしなければなら
ないことに起因する。具体的な例を挙げると、64MD
RAMの4Kリフレッシュの製品の場合、IPPL=1
4mAもの電流が流れるために、IPPDもこれと同じ
値が要求される。そのときは、キャパシタも大きく設計
すると同時に、動作周波数も数10乃至100MHz
と、非常に高速なポンプ動作が必要になる。今、Vcc
からノードEへのパスとなるNMOSトランジスタのチ
ャネル抵抗をRon、コンタクトや配線などの寄生容量を
Rpとして、ノードEの容量をCeとすると、 τ=(Ron+Rp)・Ce の時間がノードEに電荷をVccから吸収するために必
要になる。リングオシレータの発振周波数をfRとする
とき、 τ=(Ron+Rp)・Ce>0.5×fR-1 の場合には、キャパシタに吸収されるべき全電流が流入
する前に次の動作に移行してしまい、この場合も効率低
下の要因になる。
シタあるいは補助的な回路の充放電に要する効率の低下
であるが、Vppのポンピングに特有のもう一つ重要な
要因を図6を参照して説明する。それは、Vppポンプ
の場合はIPPLが非常に大きい値であるために、リン
グオシレータの発振周波数を相当大きくしなければなら
ないことに起因する。具体的な例を挙げると、64MD
RAMの4Kリフレッシュの製品の場合、IPPL=1
4mAもの電流が流れるために、IPPDもこれと同じ
値が要求される。そのときは、キャパシタも大きく設計
すると同時に、動作周波数も数10乃至100MHz
と、非常に高速なポンプ動作が必要になる。今、Vcc
からノードEへのパスとなるNMOSトランジスタのチ
ャネル抵抗をRon、コンタクトや配線などの寄生容量を
Rpとして、ノードEの容量をCeとすると、 τ=(Ron+Rp)・Ce の時間がノードEに電荷をVccから吸収するために必
要になる。リングオシレータの発振周波数をfRとする
とき、 τ=(Ron+Rp)・Ce>0.5×fR-1 の場合には、キャパシタに吸収されるべき全電流が流入
する前に次の動作に移行してしまい、この場合も効率低
下の要因になる。
【0057】以上、上記したように、Vppポンプ回路
はパワー効率の観点からみてマイナス要因が大きい回路
であることがわかる。
はパワー効率の観点からみてマイナス要因が大きい回路
であることがわかる。
【0058】以下に上記したポンプ回路と比較して図2
のタイプのブート回路がなぜ効率が良いのかについて説
明する。
のタイプのブート回路がなぜ効率が良いのかについて説
明する。
【0059】この回路はアドレスのデコードを行なって
いるために多少複雑な構成になっているが、単純化する
と図7のようになる。また、この回路の各ノードの作用
を図8のタイミングチャートに示す。
いるために多少複雑な構成になっているが、単純化する
と図7のようになる。また、この回路の各ノードの作用
を図8のタイミングチャートに示す。
【0060】さらにこの回路を図9に示すように模式的
に表わす。
に表わす。
【0061】図9において、ブート回路のパワー効率は
次の式で定義される。
次の式で定義される。
【0062】ブート回路の効率=IPPD/ICCD 一方、ブート後のWDRVが0ボルトからVwボルトに
ブートされるとすると、電荷の保存則より、 Vw=Vcc・2Cp/(Cp+Cload) =η・Vcc ここで、ηは次の式で定義されるブート比である。
ブートされるとすると、電荷の保存則より、 Vw=Vcc・2Cp/(Cp+Cload) =η・Vcc ここで、ηは次の式で定義されるブート比である。
【0063】η=2Cp/(Cp+Cload) ここで、Cloadは、ワード線などのWDRV信号が駆動
すべき全負荷容量である。従って、ワード線を駆動する
サイクルタイムをtRCとすれば、IPPDは、 IPPD=Cload・Vcc・2Cp/(Cp+Cload)・tRC =Cload・η・Vcc/tRC と書ける。一方、ICCDはCpのキャパシタに流入す
る電荷がCp・Vcc−(η−1)Cp・Vccとなる
ことより、 ICCD=Cp・Vcc・(2−η)/tRC となる。したがって、上記の式で定義されるブート回路
のパワー効率は、 パワー効率=(Cload/Cp)・η/(2−η) と表わすことができる。ところが、ηの定義より、 Cload/Cp=(2−η)/η なので、ブート回路のパワー効率は、 ブート回路のパワー効率=1 となり、常に100%であることがわかる。
すべき全負荷容量である。従って、ワード線を駆動する
サイクルタイムをtRCとすれば、IPPDは、 IPPD=Cload・Vcc・2Cp/(Cp+Cload)・tRC =Cload・η・Vcc/tRC と書ける。一方、ICCDはCpのキャパシタに流入す
る電荷がCp・Vcc−(η−1)Cp・Vccとなる
ことより、 ICCD=Cp・Vcc・(2−η)/tRC となる。したがって、上記の式で定義されるブート回路
のパワー効率は、 パワー効率=(Cload/Cp)・η/(2−η) と表わすことができる。ところが、ηの定義より、 Cload/Cp=(2−η)/η なので、ブート回路のパワー効率は、 ブート回路のパワー効率=1 となり、常に100%であることがわかる。
【0064】実際にはこのブート回路でも効率を低下さ
せる要因が考えられる。その一つは図10に示すような
寄生容量が電荷転送パスに付随することによるものであ
る。WDRVから先のパスについた寄生容量は、それら
を含めてワード線の負荷容量と考えることによってこれ
は充電するのに必要な容量であると考える。これはVp
pポンプの考察で行なった考え方と同じである。以下の
図で再度、ブート回路のパワー効率を計算してみる。
せる要因が考えられる。その一つは図10に示すような
寄生容量が電荷転送パスに付随することによるものであ
る。WDRVから先のパスについた寄生容量は、それら
を含めてワード線の負荷容量と考えることによってこれ
は充電するのに必要な容量であると考える。これはVp
pポンプの考察で行なった考え方と同じである。以下の
図で再度、ブート回路のパワー効率を計算してみる。
【0065】WDRVのブート電圧Vwは電荷保存則よ
り、 (Cp+Cparasitic )・Vcc=Cp・(Vw−Vc
c)+Cload・Vw となるので、 Vw=λ・Vcc ここで、λは寄生容量がある場合のブート比を表わし、
次式で定義される。
り、 (Cp+Cparasitic )・Vcc=Cp・(Vw−Vc
c)+Cload・Vw となるので、 Vw=λ・Vcc ここで、λは寄生容量がある場合のブート比を表わし、
次式で定義される。
【0066】λ=(2Cp+Cparasitic )/(Cp+
Cload+Cparasitic ) この回路において、WDRVへの駆動電流IPPDは、
ワード線駆動のサイクル時間をtRCとすれば、 IPPD=Cload・λ・Vcc/tRC また、ブート回路で消費される電流ICCDをブートキ
ャパシタに充放電される電流と考えて、 ICCD=[Cp・Vcc−(λー1)・Cp・Vcc]/tRC =Cp・Vcc・(2−λ)tRC となるので、寄生容量を考慮したブート回路のパワー効
率は、 ブート回路の効率=IPPD/ICCD =(Cload/Cp)・λ/(2−λ) となる。ここで、λの定義式より、 (Cload/Cp)=[2−λ−(λ−1)・ξ]/λ ここで、ξは寄生容量のブートキャパシタに対する割合
で、 ξ=Cparasitic /Cp である。従って、寄生容量を考慮したブート回路のパワ
ー効率は、 ブート回路のパワー効率=1−ξ・(λ−1)/(2−
λ) と書き表せる。このように、寄生容量を考えると、ブー
ト回路のパワー効率はブート比λと寄生容量とブートキ
ャパシタの比ξに依存するようになる。次に、このブー
ト回路のパワー効率を、前に計算したVppポンプのパ
ワー効率と比較してみる。但し、両者共に寄生容量が電
荷転送パスに付随した場合のみの効率低下を比較するも
のであり、それ以外の要因はこの比較には含めないもの
とする。
Cload+Cparasitic ) この回路において、WDRVへの駆動電流IPPDは、
ワード線駆動のサイクル時間をtRCとすれば、 IPPD=Cload・λ・Vcc/tRC また、ブート回路で消費される電流ICCDをブートキ
ャパシタに充放電される電流と考えて、 ICCD=[Cp・Vcc−(λー1)・Cp・Vcc]/tRC =Cp・Vcc・(2−λ)tRC となるので、寄生容量を考慮したブート回路のパワー効
率は、 ブート回路の効率=IPPD/ICCD =(Cload/Cp)・λ/(2−λ) となる。ここで、λの定義式より、 (Cload/Cp)=[2−λ−(λ−1)・ξ]/λ ここで、ξは寄生容量のブートキャパシタに対する割合
で、 ξ=Cparasitic /Cp である。従って、寄生容量を考慮したブート回路のパワ
ー効率は、 ブート回路のパワー効率=1−ξ・(λ−1)/(2−
λ) と書き表せる。このように、寄生容量を考えると、ブー
ト回路のパワー効率はブート比λと寄生容量とブートキ
ャパシタの比ξに依存するようになる。次に、このブー
ト回路のパワー効率を、前に計算したVppポンプのパ
ワー効率と比較してみる。但し、両者共に寄生容量が電
荷転送パスに付随した場合のみの効率低下を比較するも
のであり、それ以外の要因はこの比較には含めないもの
とする。
【0067】寄生容量が付随した場合(それ以外の要因
による効率低下は無視する)のVppポンプのパワー効
率は、 Vppポンプのパワー効率=Cpump/(Cpump+Cpara
sitic ) であるので、ブート回路の場合と同じ指標ξを用いて Vppポンプのパワー効率=1/(1+ξ) となる。ここで計算した寄生容量による効率低下を、ブ
ート回路の場合とポンプ回路の場合とで比較、計算して
みると、図11に示すようなグラフが得られる。図11
に示すように、ブート比λが1.5以上の場合には、あ
らゆる寄生容量の割合ξに渡ってポンプ回路のほうがブ
ート回路よりもパワー効率が良いことがわかるが、今後
のDRAMで考えられるブート比λが1.4以下で寄生
容量が0.5以下の場合には、常にブート回路の方がポ
ンプ回路よりもパワー効率が高いことがわかる。さらに
言えることは、それぞれの回路構成の違いから、両者に
対して同じ寄生容量比ξであることはなく、ブート回路
の方がポンプ回路よりも寄生容量が小さくできることが
言える。従って、ポンプ回路の効率はブート回路よりも
かなり低くなることが言えるのである。
による効率低下は無視する)のVppポンプのパワー効
率は、 Vppポンプのパワー効率=Cpump/(Cpump+Cpara
sitic ) であるので、ブート回路の場合と同じ指標ξを用いて Vppポンプのパワー効率=1/(1+ξ) となる。ここで計算した寄生容量による効率低下を、ブ
ート回路の場合とポンプ回路の場合とで比較、計算して
みると、図11に示すようなグラフが得られる。図11
に示すように、ブート比λが1.5以上の場合には、あ
らゆる寄生容量の割合ξに渡ってポンプ回路のほうがブ
ート回路よりもパワー効率が良いことがわかるが、今後
のDRAMで考えられるブート比λが1.4以下で寄生
容量が0.5以下の場合には、常にブート回路の方がポ
ンプ回路よりもパワー効率が高いことがわかる。さらに
言えることは、それぞれの回路構成の違いから、両者に
対して同じ寄生容量比ξであることはなく、ブート回路
の方がポンプ回路よりも寄生容量が小さくできることが
言える。従って、ポンプ回路の効率はブート回路よりも
かなり低くなることが言えるのである。
【0068】以上のパワー効率の比較は、あくまでも寄
生容量に基づく比較であったが、さらに、両者のパワー
効率に差が生じる要因が複数考えられる。まず、構成の
複雑さから来るキャパシタ部分以外の回路の充放電電流
の差である。ポンプ回路の方が、明らかに余分な回路
(リングオシレータ、補助ポンプなど)が多く含まれて
おり、比較的構成が単純なブート回路よりもパワーが多
くなるのは避けられない。さらに、ポンプ回路は前記し
たように、数10MHzから100MHZの高速動作を
行なうときに、寄生抵抗によるパワーの損失があった。
つまり、ポンプに十分な電荷が蓄積されないうちに次の
動作に移行してしまい、十分な効率を上げることができ
ない。これに対してブート回路は、ワード線が駆動され
る周期で動作すればよく、基本的にはDRAMのRAS
サイクル時間内に動作すれば問題のない回路である。D
RAMのサイクル時間が近年高速化されているとはいえ
100ns(10MHz)程度であり、回路動作が完結
する余裕が十分にある。
生容量に基づく比較であったが、さらに、両者のパワー
効率に差が生じる要因が複数考えられる。まず、構成の
複雑さから来るキャパシタ部分以外の回路の充放電電流
の差である。ポンプ回路の方が、明らかに余分な回路
(リングオシレータ、補助ポンプなど)が多く含まれて
おり、比較的構成が単純なブート回路よりもパワーが多
くなるのは避けられない。さらに、ポンプ回路は前記し
たように、数10MHzから100MHZの高速動作を
行なうときに、寄生抵抗によるパワーの損失があった。
つまり、ポンプに十分な電荷が蓄積されないうちに次の
動作に移行してしまい、十分な効率を上げることができ
ない。これに対してブート回路は、ワード線が駆動され
る周期で動作すればよく、基本的にはDRAMのRAS
サイクル時間内に動作すれば問題のない回路である。D
RAMのサイクル時間が近年高速化されているとはいえ
100ns(10MHz)程度であり、回路動作が完結
する余裕が十分にある。
【0069】以上のような理由から、ブート回路の方が
ポンプ回路と比較してパワー効率の点で大きく優れてい
ることがわかる。
ポンプ回路と比較してパワー効率の点で大きく優れてい
ることがわかる。
【0070】以上、ワード線を駆動する場合について説
明したが、ワード線よりも負荷容量が大きいビット線イ
コライズ信号とビット線分離信号(シャアドセンスアン
プの場合の)の駆動方式についても同様の回路が考えら
れる。図12にシェアドセンスアンプ構成のビット線、
センスアンプ(SA)60、ビット線イコライズ−プリ
チャージ回路62、ビット線分離回路61、DQゲート
回路60Aを示す。ビット線イコライズ信号EQLとビ
ット線分離信号φTはワード線と同様に、キャパシタに
蓄積された電荷を用いてVcc以上に昇圧する。但し、
この場合にはワード線駆動のときのように3段デコード
構成を用いるのではなく、図13に示すような回路を用
いてこの構成のみでEQLnまたはφTnを駆動するよ
うにする。これは、EQLnまたはφTnはワード線と
異なりセルのオンピッチに詰め込む必要のない回路だか
らである。
明したが、ワード線よりも負荷容量が大きいビット線イ
コライズ信号とビット線分離信号(シャアドセンスアン
プの場合の)の駆動方式についても同様の回路が考えら
れる。図12にシェアドセンスアンプ構成のビット線、
センスアンプ(SA)60、ビット線イコライズ−プリ
チャージ回路62、ビット線分離回路61、DQゲート
回路60Aを示す。ビット線イコライズ信号EQLとビ
ット線分離信号φTはワード線と同様に、キャパシタに
蓄積された電荷を用いてVcc以上に昇圧する。但し、
この場合にはワード線駆動のときのように3段デコード
構成を用いるのではなく、図13に示すような回路を用
いてこの構成のみでEQLnまたはφTnを駆動するよ
うにする。これは、EQLnまたはφTnはワード線と
異なりセルのオンピッチに詰め込む必要のない回路だか
らである。
【0071】図13において、EQL信号はPMOSト
ランジスタP80のゲートと、インバータ80と、NA
ND回路83に入力される。インバータ80は他のイン
バータ81とキャパシタ82とを介して、PMOSトラ
ンジスタP80のドレインと、PMOSトランジスタP
81、P82、P83のソースに接続されている。NA
ND回路83はNMOSトランジスタN80のゲートに
接続され、このトランジスタのドレインはPMOSトラ
ンジスタP81のドレインとPMOSトランジスタP8
2のゲートに接続されている。
ランジスタP80のゲートと、インバータ80と、NA
ND回路83に入力される。インバータ80は他のイン
バータ81とキャパシタ82とを介して、PMOSトラ
ンジスタP80のドレインと、PMOSトランジスタP
81、P82、P83のソースに接続されている。NA
ND回路83はNMOSトランジスタN80のゲートに
接続され、このトランジスタのドレインはPMOSトラ
ンジスタP81のドレインとPMOSトランジスタP8
2のゲートに接続されている。
【0072】また、NMOSトランジスタN80のソー
スはNMOSトランジスタN81、N82のソースに接
続されかつ接地されている。NMOSトランジスタN8
1のドレインはPMOSトランジスタP81のゲートと
PMOSトランジスタP82のドレインと、直列に接続
されたPMOSトランジスタP83及びNMOSトラン
ジスタN82の共通ゲートに接続されている。また、N
MOSトランジスタN81のゲートはインバータ84を
介してNMOSトランジスタN80に接続されている。
PMOSトランジスタP83及びNMOSトランジスタ
N82の共通ドレインからはEQLn 信号、あるいはφ
Tn信号が取り出される。
スはNMOSトランジスタN81、N82のソースに接
続されかつ接地されている。NMOSトランジスタN8
1のドレインはPMOSトランジスタP81のゲートと
PMOSトランジスタP82のドレインと、直列に接続
されたPMOSトランジスタP83及びNMOSトラン
ジスタN82の共通ゲートに接続されている。また、N
MOSトランジスタN81のゲートはインバータ84を
介してNMOSトランジスタN80に接続されている。
PMOSトランジスタP83及びNMOSトランジスタ
N82の共通ドレインからはEQLn 信号、あるいはφ
Tn信号が取り出される。
【0073】なお、ビット線イコライズ信号EQL、ビ
ット線分離信号φTについても、各信号毎に図13のよ
うな回路を用いることが容易でない場合には、図14、
図15のような構成も考えられ、この場合は基本的にワ
ード線の駆動と同じ構成になる。
ット線分離信号φTについても、各信号毎に図13のよ
うな回路を用いることが容易でない場合には、図14、
図15のような構成も考えられ、この場合は基本的にワ
ード線の駆動と同じ構成になる。
【0074】以下に、図13、図14に示すRSLn 信
号がどのようにして生成されるかについて図16、図1
7を参照して説明する。RSLn 信号はローブロックセ
レクト信号の意味でありここではn=0〜7の8個の場
合を想定する。これは4MDRAMにおいて8個のロー
ブロックに分かれている場合の説明に相当する。
号がどのようにして生成されるかについて図16、図1
7を参照して説明する。RSLn 信号はローブロックセ
レクト信号の意味でありここではn=0〜7の8個の場
合を想定する。これは4MDRAMにおいて8個のロー
ブロックに分かれている場合の説明に相当する。
【0075】図16に示すような4MDRAMにおい
て、図示のようなローアドレス上位(A8R、A9R、
A10R)の割付がなされていると仮定する。8個の5
12Kビットセルアレーにn=0〜7と番号をつけて、
これらを選択するローアドレスをA8R、A9R、A1
0Rの3つとしている。従って、RSLn (n=0〜
7)は図17に示すような回路で生成されることがわか
る。
て、図示のようなローアドレス上位(A8R、A9R、
A10R)の割付がなされていると仮定する。8個の5
12Kビットセルアレーにn=0〜7と番号をつけて、
これらを選択するローアドレスをA8R、A9R、A1
0Rの3つとしている。従って、RSLn (n=0〜
7)は図17に示すような回路で生成されることがわか
る。
【0076】図18は512Kビットセルアレーが16
×8=128個からなる64MDRAMのレイアウトの
模式図である。また、図19は図18のAで示す部分を
拡大した図である。図に示すように、各512ビットセ
ルアレイ60のカラム方向の境界にはビット線分離信号
φTがゲート入力されているNMOSトランジスタ(図
12の参照番号61)により分離されたセンスアンプ領
域65があり、このセンスアンプ領域65は共有されて
いる。一方、ロー方向の境界にはローデコーダ63を中
心にして両端にWLドライバ64が配置されている。上
記のセンスアンプ領域65とローデコーダ63及びWL
ドライバ64の交わる領域にはビット線分離信号ΦT、
ビット線イコライズ信号EQLを駆動する回路67が配
置されている。また、チップの中央にはVppのポンプ
回路62が配置されている。
×8=128個からなる64MDRAMのレイアウトの
模式図である。また、図19は図18のAで示す部分を
拡大した図である。図に示すように、各512ビットセ
ルアレイ60のカラム方向の境界にはビット線分離信号
φTがゲート入力されているNMOSトランジスタ(図
12の参照番号61)により分離されたセンスアンプ領
域65があり、このセンスアンプ領域65は共有されて
いる。一方、ロー方向の境界にはローデコーダ63を中
心にして両端にWLドライバ64が配置されている。上
記のセンスアンプ領域65とローデコーダ63及びWL
ドライバ64の交わる領域にはビット線分離信号ΦT、
ビット線イコライズ信号EQLを駆動する回路67が配
置されている。また、チップの中央にはVppのポンプ
回路62が配置されている。
【0077】このようなレイアウトの利点は、Vppの
電流供給が4個の16Mビットマットに対して対称に行
われるために、セルアレーの場所によってVppの電圧
が変化して不安定な動作になることを防止する効果があ
る。または、Vppポンプ回路が複数ある場合には、例
えば2個の場合は、それらをチップ中央の上下に対称に
配置(参照番号66)することによって同様の効果が得
られる。
電流供給が4個の16Mビットマットに対して対称に行
われるために、セルアレーの場所によってVppの電圧
が変化して不安定な動作になることを防止する効果があ
る。または、Vppポンプ回路が複数ある場合には、例
えば2個の場合は、それらをチップ中央の上下に対称に
配置(参照番号66)することによって同様の効果が得
られる。
【0078】センスアンプ領域65が左右のセルアレー
で共有されているのはチップサイズを縮小する効果があ
る。
で共有されているのはチップサイズを縮小する効果があ
る。
【0079】カラムデコーダ61がチップの中央付近に
集中して配置されていることもチップサイズを縮小する
ことができる。この場合の配線構成は積層構造の下から
順に述べると以下の通りである。
集中して配置されていることもチップサイズを縮小する
ことができる。この場合の配線構成は積層構造の下から
順に述べると以下の通りである。
【0080】 1.ポリシリコン層 :ワード線のゲート層 2.タングステン層 :ビット線層 3.1層目アルミ層 :ワード線の上部配線(ワード線
に沿って数箇所で下部のポリシリコンとショートさせて
ワード線の遅延を抑えている。すなわち、抵抗の大きい
ポリシリコン層だけでは、ワード線の立ち上がり、立ち
下がりの時間がかかりすぎてアクセスタイムが遅くなる
のを、上部に平行して抵抗の小さいアルミ層を設けてと
ころどころショートさせることによって、ワード線の遅
延を抑制している。
に沿って数箇所で下部のポリシリコンとショートさせて
ワード線の遅延を抑えている。すなわち、抵抗の大きい
ポリシリコン層だけでは、ワード線の立ち上がり、立ち
下がりの時間がかかりすぎてアクセスタイムが遅くなる
のを、上部に平行して抵抗の小さいアルミ層を設けてと
ころどころショートさせることによって、ワード線の遅
延を抑制している。
【0081】4.2層目アルミ層 :カラム選択線でカ
ラムデコーダから複数の512Kビットセルアレー上を
横断し、各センスアンプ領域にビット線とDQ線の間の
スイッチングトランジスタに入力して選択的にビット線
対とDQ線対とを選択されたセルから(またはセルに)
リード(またはライト)する。
ラムデコーダから複数の512Kビットセルアレー上を
横断し、各センスアンプ領域にビット線とDQ線の間の
スイッチングトランジスタに入力して選択的にビット線
対とDQ線対とを選択されたセルから(またはセルに)
リード(またはライト)する。
【0082】また、センスアンプ領域65とローデコー
ダ63及びWLドライバ64との交わる領域に、ΦTと
EQLの駆動回路67を配置することの利点は、この領
域にはセンスアンプを駆動する回路、すなわち図12に
示すSANバーやSAPを駆動する回路が設けられるこ
とを考えにいれたとしても、その空いている領域にこれ
らの回路を適宜配置することによって領域を有効に活用
してチップサイズの縮小を図ることができる。
ダ63及びWLドライバ64との交わる領域に、ΦTと
EQLの駆動回路67を配置することの利点は、この領
域にはセンスアンプを駆動する回路、すなわち図12に
示すSANバーやSAPを駆動する回路が設けられるこ
とを考えにいれたとしても、その空いている領域にこれ
らの回路を適宜配置することによって領域を有効に活用
してチップサイズの縮小を図ることができる。
【0083】さらに図示しないが、ローデコーダを両端
のWLドライバに対して共通の構成にしており、このこ
ともチップサイズ縮小の効果がある。
のWLドライバに対して共通の構成にしており、このこ
ともチップサイズ縮小の効果がある。
【0084】なお、電源電圧が低電圧化されてきて、V
ppポンプ回路自体が動作不可能になってきた場合は図
20(a)に示すように直列に繋げることで、動作マー
ジンを大幅に改善することが可能になる。図20(a)
のダイオードの代わりに図20(b)に示すようにゲー
トとドレインとを接続したNMOSトランジスタを用い
てもよい。
ppポンプ回路自体が動作不可能になってきた場合は図
20(a)に示すように直列に繋げることで、動作マー
ジンを大幅に改善することが可能になる。図20(a)
のダイオードの代わりに図20(b)に示すようにゲー
トとドレインとを接続したNMOSトランジスタを用い
てもよい。
【0085】また、従来もVppポンプ回路を図20
(c)に示すように2段構成にすることは考えられてお
り、単純なダイオード接続でも多段化することで高い電
圧まで昇圧できるが、この場合、消費電流が段数に比例
して多くなるという問題がある。しかしながら、本実施
形態では大きな負荷容量のワード線の駆動にはキャパシ
タに蓄積された電圧を用いたのでその他のVppが用い
られている部分の負荷容量は十分小さく図20(c)に
示すように2段昇圧してもこれによるパワーの増大はあ
まりなく十分実用に値する。
(c)に示すように2段構成にすることは考えられてお
り、単純なダイオード接続でも多段化することで高い電
圧まで昇圧できるが、この場合、消費電流が段数に比例
して多くなるという問題がある。しかしながら、本実施
形態では大きな負荷容量のワード線の駆動にはキャパシ
タに蓄積された電圧を用いたのでその他のVppが用い
られている部分の負荷容量は十分小さく図20(c)に
示すように2段昇圧してもこれによるパワーの増大はあ
まりなく十分実用に値する。
【0086】ブート方式でWL電位を作る場合は、長い
間昇圧したままの場合は、弱いリークであってもWL電
位が徐々に下がってきて不良に至る可能性がある。その
為にリーク補償回路は必須であろう。これは非常に弱い
ポンプ回路であり、電流増加はほぼゼロである。
間昇圧したままの場合は、弱いリークであってもWL電
位が徐々に下がってきて不良に至る可能性がある。その
為にリーク補償回路は必須であろう。これは非常に弱い
ポンプ回路であり、電流増加はほぼゼロである。
【0087】さらに、シンクロナスDRAMなどでは、
一チップ中に複数のバンクを持つ場合が一般的であり、
各バンクは独立に動作可能でなければならない。従っ
て、このようなマルチバンク方式のDRAMに於いて
は、バンク毎にブートキャパシタを設ければよい。ある
いは、図21のWDRVn を各バンク(n)に供給する
ようにしても良い。
一チップ中に複数のバンクを持つ場合が一般的であり、
各バンクは独立に動作可能でなければならない。従っ
て、このようなマルチバンク方式のDRAMに於いて
は、バンク毎にブートキャパシタを設ければよい。ある
いは、図21のWDRVn を各バンク(n)に供給する
ようにしても良い。
【0088】さらに、バーイン試験における時間短縮の
為に、ワード線を多重に立たせるテストモードが必要に
なる。このような場合、従来のVPP方式では、通常動
作より多くのワード線を同時に駆動することは何ら問題
はないが本実施形態では問題となる場合がある。そこで
本実施形態の駆動方法では、一度(一サイクル)では通
常と同じ本数だけ駆動し、次のサイクルでワード線をリ
セットしないようにして最終的に複数本駆動するような
ラッチ回路をローデコーダ回路内に設けて、加速試験を
行なうようにしている。
為に、ワード線を多重に立たせるテストモードが必要に
なる。このような場合、従来のVPP方式では、通常動
作より多くのワード線を同時に駆動することは何ら問題
はないが本実施形態では問題となる場合がある。そこで
本実施形態の駆動方法では、一度(一サイクル)では通
常と同じ本数だけ駆動し、次のサイクルでワード線をリ
セットしないようにして最終的に複数本駆動するような
ラッチ回路をローデコーダ回路内に設けて、加速試験を
行なうようにしている。
【0089】以下にこの方法を具体的に説明する。バー
イン試験の時間短縮機能を兼ね備えたローデコーダ/W
Lドライバ回路としては図21、図22、図23に示す
ような回路を用いる。図21は前記した図2に対応し、
図22は前記した図1に対応し、図23は前記した図2
7に対応している。バーイン試験を行なうときには、R
DCLTC及びWDRVPを共にHighに固定する。
その方法は、特殊な(通常のDRAM動作で使わない)
タイミングで/RAS、/CAS、/WEを制御すると
ともに、アドレスをある定められた値に設定するなどの
方法で実現する。例えば、/WEと/CASが低レベル
の状態において、/RASを低レベルに落とし、このと
きにアドレスを設定するなどの方法で時短テストモード
にエントリーすることができる。このモードに入ると、
上記したように通常はLowである信号はRDCLTC
及びWDRVPが共にHighに移行するようになる。
イン試験の時間短縮機能を兼ね備えたローデコーダ/W
Lドライバ回路としては図21、図22、図23に示す
ような回路を用いる。図21は前記した図2に対応し、
図22は前記した図1に対応し、図23は前記した図2
7に対応している。バーイン試験を行なうときには、R
DCLTC及びWDRVPを共にHighに固定する。
その方法は、特殊な(通常のDRAM動作で使わない)
タイミングで/RAS、/CAS、/WEを制御すると
ともに、アドレスをある定められた値に設定するなどの
方法で実現する。例えば、/WEと/CASが低レベル
の状態において、/RASを低レベルに落とし、このと
きにアドレスを設定するなどの方法で時短テストモード
にエントリーすることができる。このモードに入ると、
上記したように通常はLowである信号はRDCLTC
及びWDRVPが共にHighに移行するようになる。
【0090】WDRVPがHighになることで、WD
RV0〜7はVppに等しくなる。つまり、通常の動作
モードにおいては、XVLDにタイミングでVppのレ
ベルとほぼ同じレベルまでブートされたノードWDRV
0〜7はバーイン時短テストモードに入ると、常にVp
pのレベルに保たれるように設定される。それに伴い、
/WDRV0〜/WDRV7はGNDレベルに落ちるこ
とになる。
RV0〜7はVppに等しくなる。つまり、通常の動作
モードにおいては、XVLDにタイミングでVppのレ
ベルとほぼ同じレベルまでブートされたノードWDRV
0〜7はバーイン時短テストモードに入ると、常にVp
pのレベルに保たれるように設定される。それに伴い、
/WDRV0〜/WDRV7はGNDレベルに落ちるこ
とになる。
【0091】同時に、RDCLTがHighになること
で、プリチャージ信号PRCHn がHighに固定され
る。つまり、最初にVppレベルにプリチャージされた
ノードA、Bはいったんアドレス信号によって選択され
てGNDに落ちれば、このテストモードから抜け出さな
い限り、再びプリチャージされることはない。
で、プリチャージ信号PRCHn がHighに固定され
る。つまり、最初にVppレベルにプリチャージされた
ノードA、Bはいったんアドレス信号によって選択され
てGNDに落ちれば、このテストモードから抜け出さな
い限り、再びプリチャージされることはない。
【0092】この状態でDRAMの外部から(あるい
は、DRAM内のアドレスカウンターによって)アドレ
ス信号が順番に入力されると、ワード線は最初4本まで
順番に駆動される。ただし、最初に駆動されたワード線
はリセットされずに駆動された状態を維持する。同様
に、2本目が駆動され、3本目が駆動される前に1本
目、2本目はリセットされることはない。このように、
4本(WDRVn0〜WDRVn3が順番に駆動されること
に対応)までは1本ずつ駆動される。この後は、WDR
Vno〜WDRVn3はすでに駆動されてこの状態がリセッ
トされることはないので、その次は次に選択されたロー
デコーダに対応して4本のワード線が同時に駆動され
る。このようにして、この後はすべて4本ずつ(WDR
Vn0〜WDRVn3に対応した)が同時に駆動されること
になり、その前に駆動されているワード線はいずれもリ
セットされることはない。このようにして、ワード線を
すべて駆動することができる。
は、DRAM内のアドレスカウンターによって)アドレ
ス信号が順番に入力されると、ワード線は最初4本まで
順番に駆動される。ただし、最初に駆動されたワード線
はリセットされずに駆動された状態を維持する。同様
に、2本目が駆動され、3本目が駆動される前に1本
目、2本目はリセットされることはない。このように、
4本(WDRVn0〜WDRVn3が順番に駆動されること
に対応)までは1本ずつ駆動される。この後は、WDR
Vno〜WDRVn3はすでに駆動されてこの状態がリセッ
トされることはないので、その次は次に選択されたロー
デコーダに対応して4本のワード線が同時に駆動され
る。このようにして、この後はすべて4本ずつ(WDR
Vn0〜WDRVn3に対応した)が同時に駆動されること
になり、その前に駆動されているワード線はいずれもリ
セットされることはない。このようにして、ワード線を
すべて駆動することができる。
【0093】このような駆動方法では確かに、すべての
ワード線が駆動されるまでにかなりのサイクルを必要と
するが、1サイクルの時間は高々100ns〜120n
s程度であり、256MDRAMでは、16384本の
ワード線があるが、この場合でも4099サイクルです
べてのワード線が駆動されるために、時間としてはせい
ぜい400μs〜500μs程度である。ワード線のバ
ーイン試験でのストレス印加時間は、数分以上はあるた
めに、このような立ち上げに必要な時間は全テスト時間
の中では全く無視できる。
ワード線が駆動されるまでにかなりのサイクルを必要と
するが、1サイクルの時間は高々100ns〜120n
s程度であり、256MDRAMでは、16384本の
ワード線があるが、この場合でも4099サイクルです
べてのワード線が駆動されるために、時間としてはせい
ぜい400μs〜500μs程度である。ワード線のバ
ーイン試験でのストレス印加時間は、数分以上はあるた
めに、このような立ち上げに必要な時間は全テスト時間
の中では全く無視できる。
【0094】また、ストレス試験が終了した後、ワード
線を落とす場合は、ローデコーダのノードA、Bを先に
高レベルにプリチャージすると、GNDに大きな電流が
流れ込み、GNDが浮き上がって、セルの記憶を破壊す
る恐れがあるので(通常のバーイン試験では、セルに信
号を記憶させておく必要がないので、このような心配は
ない。但し、ワード線のディスターブ試験などで、ある
特定のセルの記憶状態をワード線を多重に駆動してリー
クを加速させて調べるような場合は、ワード線のリセッ
ト後に注目しているセルの記憶状態を調べる必要があ
り、ワード線のリセットによるセル破壊は避けねばなら
ない。)、RDCLTCはHighのままで、最初にW
DRVPをLowに落として、WDRV0〜7をGND
に落とすことでリセットする必要がある。このようにす
れば、多くのワード線をGNDに落とすための電流が、
WDRV0〜7をGNDに落とすNMOSで流せる電流
レベルに制限されるために、時間はかかるがGNDノイ
ズを発生させることなく安全である。
線を落とす場合は、ローデコーダのノードA、Bを先に
高レベルにプリチャージすると、GNDに大きな電流が
流れ込み、GNDが浮き上がって、セルの記憶を破壊す
る恐れがあるので(通常のバーイン試験では、セルに信
号を記憶させておく必要がないので、このような心配は
ない。但し、ワード線のディスターブ試験などで、ある
特定のセルの記憶状態をワード線を多重に駆動してリー
クを加速させて調べるような場合は、ワード線のリセッ
ト後に注目しているセルの記憶状態を調べる必要があ
り、ワード線のリセットによるセル破壊は避けねばなら
ない。)、RDCLTCはHighのままで、最初にW
DRVPをLowに落として、WDRV0〜7をGND
に落とすことでリセットする必要がある。このようにす
れば、多くのワード線をGNDに落とすための電流が、
WDRV0〜7をGNDに落とすNMOSで流せる電流
レベルに制限されるために、時間はかかるがGNDノイ
ズを発生させることなく安全である。
【0095】以上、上記した実施形態によれば、たとえ
電源電圧が2.5V〜1.8Vあるいは更に低い値にま
で低下したとしても、十分な昇圧された電圧をチップ内
で生成できてこれをWLへ供給出来ることで、セルに十
分な電荷を転送できて、ソフトエラー耐性やデータ保持
特性に強くかつデータ読み出しマージンの大きなDRA
Mを供給することが出来る。
電源電圧が2.5V〜1.8Vあるいは更に低い値にま
で低下したとしても、十分な昇圧された電圧をチップ内
で生成できてこれをWLへ供給出来ることで、セルに十
分な電荷を転送できて、ソフトエラー耐性やデータ保持
特性に強くかつデータ読み出しマージンの大きなDRA
Mを供給することが出来る。
【0096】また、同時に、消費電流を従来方式に比べ
て大幅に低減する事も可能となる。更に、ビット線イコ
ライズが低いVccでも充分に出来るために、センスア
ンプでの誤動作がないDRAMを提供することができ
る。
て大幅に低減する事も可能となる。更に、ビット線イコ
ライズが低いVccでも充分に出来るために、センスア
ンプでの誤動作がないDRAMを提供することができ
る。
【0097】更に、低いVccのシェアードセンスアン
プ方式でのビット線分離信号φTが充分に高いDRAM
が提供出来るために、低いVccでも安定したセンスア
ンプ動作を保証されたシェアードセンスアンプが実現で
き、チップサイズが小さいDRAMを実現することがで
きる。
プ方式でのビット線分離信号φTが充分に高いDRAM
が提供出来るために、低いVccでも安定したセンスア
ンプ動作を保証されたシェアードセンスアンプが実現で
き、チップサイズが小さいDRAMを実現することがで
きる。
【0098】更に、ロジック混載のLSIのDRAMに
この特許を適用することで、低いVccで高性能に動作
出来るメモリ機能付きのシステムLSIが実現できる。
この特許を適用することで、低いVccで高性能に動作
出来るメモリ機能付きのシステムLSIが実現できる。
【0099】また、従来のVppポンプでワード線、E
QL、φTなどをすべて駆動する方法では、Vppに大
きな負荷電流が流れるために、Vppのノードに非常に
大きな平滑化キャパシタを負荷として設ける必要があ
る。これは瞬時的な大きな電流によるVppの低下を防
止するためである。このキャパシタは通常、トランジス
タのゲートを形成する層を上部電極、Si基板上の拡散
層を下部電極で通常のトランジスタの絶縁膜を誘電体と
したキャパシタで形成するが、この絶縁膜は256MD
RAMでは80オングストローム程度であり、数千ピコ
ファラッドの容量があるので、2×105 〜1×106
μm2 程度の面積を必要とする。
QL、φTなどをすべて駆動する方法では、Vppに大
きな負荷電流が流れるために、Vppのノードに非常に
大きな平滑化キャパシタを負荷として設ける必要があ
る。これは瞬時的な大きな電流によるVppの低下を防
止するためである。このキャパシタは通常、トランジス
タのゲートを形成する層を上部電極、Si基板上の拡散
層を下部電極で通常のトランジスタの絶縁膜を誘電体と
したキャパシタで形成するが、この絶縁膜は256MD
RAMでは80オングストローム程度であり、数千ピコ
ファラッドの容量があるので、2×105 〜1×106
μm2 程度の面積を必要とする。
【0100】このようにキャパシタの面積を確保するた
めにチップサイズが大きくなる問題がある。また、この
面積は256MDRAMの場合、セルのトランスファー
ゲートのゲート面積の10%程度に達する。しかも、セ
ルトランスファーゲートに高電界(Vppレベル)がか
かる時間は非常に限られており、デューティ比が小さい
がVppの平滑化キャパシタの場合は常にVpp電圧が
印加されており、いわば100%のデューティ比である
ために、絶縁膜の信頼性上、問題になる場合がある。
めにチップサイズが大きくなる問題がある。また、この
面積は256MDRAMの場合、セルのトランスファー
ゲートのゲート面積の10%程度に達する。しかも、セ
ルトランスファーゲートに高電界(Vppレベル)がか
かる時間は非常に限られており、デューティ比が小さい
がVppの平滑化キャパシタの場合は常にVpp電圧が
印加されており、いわば100%のデューティ比である
ために、絶縁膜の信頼性上、問題になる場合がある。
【0101】このようにVppに大電流を流す従来のシ
ステムでは問題となるが、本実施形態ではVppを使用
する負荷容量を大幅に減少させるようにしたので、Vp
pの平滑化キャパシタは従来よりも1/10以下に減る
ことにより、チップ面積を大幅に縮小でき、かつ信頼性
も向上する効果がある。
ステムでは問題となるが、本実施形態ではVppを使用
する負荷容量を大幅に減少させるようにしたので、Vp
pの平滑化キャパシタは従来よりも1/10以下に減る
ことにより、チップ面積を大幅に縮小でき、かつ信頼性
も向上する効果がある。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、電源電圧が低下しても
十分動作余裕があり、かつ、消費電流が小さいDRAM
装置を提供することができるようになる。
十分動作余裕があり、かつ、消費電流が小さいDRAM
装置を提供することができるようになる。
【図1】本発明の一実施形態に係るDRAM装置におい
て、WDRVnj信号を生成するための回路構成を示す図
である。
て、WDRVnj信号を生成するための回路構成を示す図
である。
【図2】WDRVn 信号を生成するための回路構成を示
す図である。
す図である。
【図3】従来のVppポンプ回路の効率を考察するための
回路構成を示す図である。
回路構成を示す図である。
【図4】効率100%のときの動作を説明するための図
である。
である。
【図5】寄生容量が付随している場合の動作を説明する
ための図である。
ための図である。
【図6】Vppポンプの効率に関する他の要因を説明する
ための図である。
ための図である。
【図7】図2に示す回路を単純化した回路構成を示す図
である。
である。
【図8】図7の回路の各ノードの動作を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図9】本実施形態のブート回路の効率を考察するため
の回路構成を示す図である。
の回路構成を示す図である。
【図10】ブート回路において効率の低下となる要因を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図11】ブート回路とポンプ回路との間で寄生容量に
よる効率低下を比較して示すグラフである。
よる効率低下を比較して示すグラフである。
【図12】ビット線イコライズ信号及びビット線分離信
号の駆動方法を説明するための図である。
号の駆動方法を説明するための図である。
【図13】ビット線イコライズ信号及びビット線分離信
号の駆動回路を示す図である。
号の駆動回路を示す図である。
【図14】ビット線イコライズ信号及びビット線分離信
号の駆動回路の他の構成において、EQLn 信号を出力
する構成を示す図である。
号の駆動回路の他の構成において、EQLn 信号を出力
する構成を示す図である。
【図15】ビット線イコライズ信号及びビット線分離信
号の駆動回路の他の構成において、EQLP信号を出力
する構成を示す図である。
号の駆動回路の他の構成において、EQLP信号を出力
する構成を示す図である。
【図16】ローアドレス上位(A8R、A9R、A10
R)の割付がなされた4MDRAMを示す図である。
R)の割付がなされた4MDRAMを示す図である。
【図17】RSLn を生成するための回路及びA、B、
C入力/RSLn 出力の関係を示す図である。
C入力/RSLn 出力の関係を示す図である。
【図18】512Kビットセルアレーが128個からな
る64MDRAMのレイアウトの模式図である。
る64MDRAMのレイアウトの模式図である。
【図19】図18の一部を拡大して示す図である。
【図20】Vppポンプの1段昇圧回路と2段昇圧回路
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図21】バーイン試験時に用いられ、WDRVn 信号
を生成する回路の構成を示す図である。
を生成する回路の構成を示す図である。
【図22】バーイン試験時に用いられ、WDRVnj信号
を生成する回路の構成を示す図である。
を生成する回路の構成を示す図である。
【図23】バーイン試験時に用いられ、特定のワード線
を駆動する信号を生成する回路の構成を示す図である。
を駆動する信号を生成する回路の構成を示す図である。
【図24】2段デコードの様子を説明するための図であ
る。
る。
【図25】第1の従来技術におけるローデコーダ及びW
Lドライバにおいて、特定のワード線を駆動する信号を
生成する回路の構成を示す図である。
Lドライバにおいて、特定のワード線を駆動する信号を
生成する回路の構成を示す図である。
【図26】第1の従来技術におけるローデコーダ及びW
Lドライバにおいて、WDRVnj信号を生成する回路の
構成を示す図である。
Lドライバにおいて、WDRVnj信号を生成する回路の
構成を示す図である。
【図27】第2の従来技術におけるローデコーダ及びW
Lドライバにおいて、特定のワード線を駆動する信号を
生成する回路の構成を示す図である。
Lドライバにおいて、特定のワード線を駆動する信号を
生成する回路の構成を示す図である。
【図28】第2の従来技術におけるローデコーダ及びW
Lドライバにおいて、WDRVnj信号を生成する回路の
構成を示す図である。
Lドライバにおいて、WDRVnj信号を生成する回路の
構成を示す図である。
【図29】チャージポンプ回路の構成を示す図である。
【図30】図29に示すチャージポンプ回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
明するためのタイミングチャートである。
1i 、30、100…ローデコーダ、2i-j 、40−
n、101…WLドライバ、3j …WDRVnjドライ
バ。
n、101…WLドライバ、3j …WDRVnjドライ
バ。
Claims (14)
- 【請求項1】 複数段デコード方式によりワード線を昇
圧してセルに電荷を転送するDRAM装置において、 ワード線を駆動するための駆動信号をキャパシタに蓄積
された電荷に基づいて生成する第1の生成手段と、 アドレス信号によりデコードされる各段の駆動トランジ
スタのゲートを制御するための制御信号を、チャージポ
ンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成する第2
の生成手段と、 を具備することを特徴とするDRAM装置。 - 【請求項2】 複数段デコード方式によりビット線イコ
ライズ信号を昇圧してイコライズを行うDRAM装置に
おいて、 ビット線イコライズ信号をキャパシタに蓄積された電荷
に基づいて生成する第1の生成手段と、 アドレス信号によりデコーダされる各段の駆動トランジ
スタのゲートを制御するための制御信号を、チャージポ
ンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成する第2
の生成手段と、 を具備することを特徴とするDRAM装置。 - 【請求項3】 複数段デコード方式によりビット線分離
信号を昇圧してビット線とセンスアンプ間の電荷転送を
行うDRAM装置において、 ビット線分離信号をキャパシタに蓄積された電荷に基づ
いて生成する第1の生成手段と、 アドレス信号によりデコーダされる各段の駆動トランジ
スタのゲートを制御するための制御信号を、チャージポ
ンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成する第2
の生成手段と、 を具備することを特徴とするDRAM装置。 - 【請求項4】 ワード線を駆動するための駆動信号をキ
ャパシタに蓄積された電荷に基づいて生成する第1の生
成手段と、 ビット線イコライズ信号をキャパシタに蓄積された電荷
に基づいて生成する第2の生成手段と、 ビット線分離信号をキャパシタに蓄積された電荷に基づ
いて生成する第3の生成手段と、 アドレス信号によりデコードされる各段の駆動トランジ
スタのゲートを制御するための制御信号を、チャージポ
ンプによりDRAMのチップ内で直流的に生成する第4
の生成手段と、 を具備することを特徴とするDRAM装置。 - 【請求項5】 前記チャージポンプは2段以上のポンプ
回路を直列に接続した構成により行われることを特徴と
する請求項1乃至4のいずれか1つに記載のDRAM装
置。 - 【請求項6】 前記ワード線を多重に駆動して試験を行
なうテストモードを有し、第1のサイクルでは通常モー
ドと同一本数のワード線を駆動し、第2のサイクルでは
すでに駆動されたワード線をリセットすることなしに、
他のワード線を駆動する手段を有することを特徴とする
請求項1、4、5のいずれか1つに記載のDRAM装
置。 - 【請求項7】 前記DRAM装置が各々独立してデコー
ド制御が可能な複数のバンクを具備し、この複数のバン
クの各々について前記第1の生成手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の
DRAM装置。 - 【請求項8】 前記DRAM装置が各々独立してデコー
ドが可能な複数のバンクを具備し、前記第1の生成手段
についてはDRAM装置全体では1個あるいはバンク数
以下の数しか存在せず、この複数のバンクの各々に関す
るバンクの割付のアドレスでデコードすることで、各バ
ンクに供給するワード線駆動信号、ビット線イコライズ
信号、ビット線分離信号を供給することを特徴とする請
求項1〜6のいずれか1つに記載のDRAM装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の
DRAM装置と、ロジック機能を有するLSIとが同一
チップに混載されていることを特徴とするLSI。 - 【請求項10】 少なくとも前記最終段の駆動トランジ
スタがPMOSを含み、このPMOSのソースには前記
第1の生成手段によって生成された駆動信号が供給さ
れ、それ以外の回路には前記第2の生成手段によって生
成された制御信号が供給されることを特徴とする請求項
1〜9のいずれか1つに記載のDRAM装置。 - 【請求項11】 複数のセルアレーがカラム方向及びロ
ー方向の2次元に配置されたDRAM装置において、 複数のセルアレーのカラム方向の境界にはビット線分離
信号がゲート入力されるトランジスタにより分離された
共有のセンスアンプ領域が設けられ、ロー方向の境界に
はローデコーダを中心にしてその両端にワード線のドラ
イバ領域が設けられ、前記センスアンプ領域と前記ロー
デコーダ、ワード線のドライバ領域の交わる領域にはビ
ット線分離信号及びビット線イコライズ信号を駆動する
回路が設けられており、さらに、前記ワード線を駆動す
るための駆動信号と、前記ビット線イコライズ信号と、
前記ビット線分離信号のうち、少なくとも1つをキャパ
シタに蓄積された電荷に基づいて生成するとともに、ア
ドレス信号によりデコードされる各段の駆動トランジス
タのゲートを制御するための制御信号を、チャージポン
プによりDRAMのチップ内で直流的に生成するように
したことを特徴とするDRAM装置。 - 【請求項12】 さらに、各段の駆動トランジスタのゲ
ートを制御するための制御電圧を生成するチャージポン
プ回路がチップのほぼ中央部に設けられていることを特
徴とする請求項11記載のDRAM装置。 - 【請求項13】 前記チャージポンプ回路が複数であ
り、各チャージポンプ回路がチップ中央の上下方向に配
置されていることを特徴とする請求項12記載のDRA
M装置。 - 【請求項14】 前記ローデコーダがその両端のワード
線ドライバに対して共通に構成されていることを特徴と
する請求項11記載のDRAM装置。
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- 1998-02-28 KR KR1019980006630A patent/KR100272038B1/ko not_active IP Right Cessation
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