JPH10241005A - 釣り銭自動払出装置 - Google Patents
釣り銭自動払出装置Info
- Publication number
- JPH10241005A JPH10241005A JP9046084A JP4608497A JPH10241005A JP H10241005 A JPH10241005 A JP H10241005A JP 9046084 A JP9046084 A JP 9046084A JP 4608497 A JP4608497 A JP 4608497A JP H10241005 A JPH10241005 A JP H10241005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- coins
- transport belt
- belt
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 21
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 21
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 claims 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
Abstract
(57)【要約】
【課題】 硬貨収納部が現実には満杯ではないのに満杯
であるかのような状態となることを回避する。 【解決手段】 硬貨Cを金種毎に選別して硬貨収納部1
6に落下させ、この硬貨収納部16に収納された硬貨C
を搬送ベルト構造の硬貨払出部28により選択的に金種
別搬送して硬貨待機部21に待機させ、必要に応じて硬
貨払出口に落下させる構造を前提とし、硬貨待機部21
に位置して硬貨払出位置にまで到る長搬送ベルト17a
と硬貨待機部21にまで到らない短搬送ベルト17bと
を並設して硬貨払出部28を形成する。そして、所定の
タイミングで短搬送ベルト17bを逆転駆動して硬貨C
を逆転搬送することで、硬貨収納部16内の硬貨Cを崩
して平らに均す。
であるかのような状態となることを回避する。 【解決手段】 硬貨Cを金種毎に選別して硬貨収納部1
6に落下させ、この硬貨収納部16に収納された硬貨C
を搬送ベルト構造の硬貨払出部28により選択的に金種
別搬送して硬貨待機部21に待機させ、必要に応じて硬
貨払出口に落下させる構造を前提とし、硬貨待機部21
に位置して硬貨払出位置にまで到る長搬送ベルト17a
と硬貨待機部21にまで到らない短搬送ベルト17bと
を並設して硬貨払出部28を形成する。そして、所定の
タイミングで短搬送ベルト17bを逆転駆動して硬貨C
を逆転搬送することで、硬貨収納部16内の硬貨Cを崩
して平らに均す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り銭自動払出装
置に係り、特に、POS端末(Point of Sales)/ECR
(Electronic Cash Register)に接続して使用するのに適
した釣り銭自動払出装置に関する。
置に係り、特に、POS端末(Point of Sales)/ECR
(Electronic Cash Register)に接続して使用するのに適
した釣り銭自動払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣り銭自動払出装置は、種々の金
種が混合した状態の硬貨を投入口から一括して投入し、
それらの硬貨が正貨であるか否かをチェックしてから硬
貨毎に分類して収納部に収納し、指定された硬貨とその
枚数とを払い出すようにしている。その一例を図5及び
図6に示す。
種が混合した状態の硬貨を投入口から一括して投入し、
それらの硬貨が正貨であるか否かをチェックしてから硬
貨毎に分類して収納部に収納し、指定された硬貨とその
枚数とを払い出すようにしている。その一例を図5及び
図6に示す。
【0003】図5及び図6に示す釣り銭自動払出装置を
硬貨Cの流れに沿って説明する。まず、本体ケース10
1の右側手前に設けられた硬貨投入口102から一括投
入された硬貨Cは、投入口ベルト103によって搬送さ
れ、その搬送途中で投入口ローラ104によって1枚ず
つ送り出されて一列搬送される。一列搬送された硬貨C
は投入口ベルト103から搬送ベルト105に引き渡さ
れ、この搬送ベルト105による搬送過程で外形チェッ
ク部106による外径チェックを受ける。その結果、搬
送中の硬貨Cが正貨でない場合には、その硬貨Cはリジ
ェクト・オーバーフロー部107によってリジェクトさ
れる。リジェクト・オーバーフロー部107を通過した
硬貨Cは、搬送ベルト108に引き渡され、さらに後続
する搬送ベルト109に引き渡される過程において方向
変換部110で進行方向が直角に変換される。このよう
に、硬貨Cは、投入口ローラ104、投入口ベルト10
3及び搬送ベルト105,108,109によって構成
された硬貨搬送部によって所定の方向に搬送される。
硬貨Cの流れに沿って説明する。まず、本体ケース10
1の右側手前に設けられた硬貨投入口102から一括投
入された硬貨Cは、投入口ベルト103によって搬送さ
れ、その搬送途中で投入口ローラ104によって1枚ず
つ送り出されて一列搬送される。一列搬送された硬貨C
は投入口ベルト103から搬送ベルト105に引き渡さ
れ、この搬送ベルト105による搬送過程で外形チェッ
ク部106による外径チェックを受ける。その結果、搬
送中の硬貨Cが正貨でない場合には、その硬貨Cはリジ
ェクト・オーバーフロー部107によってリジェクトさ
れる。リジェクト・オーバーフロー部107を通過した
硬貨Cは、搬送ベルト108に引き渡され、さらに後続
する搬送ベルト109に引き渡される過程において方向
変換部110で進行方向が直角に変換される。このよう
に、硬貨Cは、投入口ローラ104、投入口ベルト10
3及び搬送ベルト105,108,109によって構成
された硬貨搬送部によって所定の方向に搬送される。
【0004】進行方向変換後の硬貨Cは、搬送ベルト1
09に沿わせて順次穴幅寸法が拡大する金種毎の選別穴
111を備えた硬貨選別部112に案内される。選別穴
111は、1円・5円・10円・50円・100円・5
00円のそれぞれの金種に対応するように6個設けられ
ている。したがって、硬貨Cはその金種毎に定められた
選別穴111より順次落下する。各選別穴111から落
下した硬貨Cの金種は、各選別穴111近傍に配置され
た計数センサS1によって検出され、この検出情報に基
づいてどの金種の硬貨Cが何枚落下したかが認識され
る。
09に沿わせて順次穴幅寸法が拡大する金種毎の選別穴
111を備えた硬貨選別部112に案内される。選別穴
111は、1円・5円・10円・50円・100円・5
00円のそれぞれの金種に対応するように6個設けられ
ている。したがって、硬貨Cはその金種毎に定められた
選別穴111より順次落下する。各選別穴111から落
下した硬貨Cの金種は、各選別穴111近傍に配置され
た計数センサS1によって検出され、この検出情報に基
づいてどの金種の硬貨Cが何枚落下したかが認識され
る。
【0005】次いで、硬貨Cが選別穴111から落下す
る位置には金種毎に仕切板113で仕切られた硬貨収納
部114が設けられ、この硬貨C収納部114のそれぞ
れの金種毎の底面部分には搬送ベルト構造の払出ベルト
115が回転駆動自在に設けられている。このため、払
出ベルト115が駆動されると、硬貨収納部114に収
納された硬貨Cはその出口に向けて搬送され、分離ロー
ラ116によって一枚毎に分離搬送される。そして、分
離後の硬貨Cはそのまま払出ベルト115によって搬送
され続け、所定枚数の硬貨Cを金種毎に一列に整列させ
て待機させる硬貨待機部117に到る。この際、分離ロ
ーラ116を通過した硬貨Cは通過センサS2に検出さ
れ、これに応じて選択的に硬貨ストッパ118が動作す
る。硬貨ストッパ118は、ソレノイド119に駆動さ
れて硬貨Cの搬送路に対し進退し、その搬送路に侵入す
ることにより硬貨Cの進行を阻止する。これにより、硬
貨待機部117では硬貨Cが一時的に停止される。そし
て、POS端末やECR等からの指令に従い、必要枚数
の硬貨Cだけが硬貨払出位置に送り出されるようにソレ
ノイド119が駆動制御される。つまり、硬貨収納部1
14に収納された硬貨Cは、払出ベルト115を主要な
構成要素とする硬貨払出部120によって硬貨払出位置
に払い出される。この際、硬貨払出位置に払い出された
硬貨Cの金種及び枚数は、各金種毎に設けられた払出セ
ンサS3に検出される。
る位置には金種毎に仕切板113で仕切られた硬貨収納
部114が設けられ、この硬貨C収納部114のそれぞ
れの金種毎の底面部分には搬送ベルト構造の払出ベルト
115が回転駆動自在に設けられている。このため、払
出ベルト115が駆動されると、硬貨収納部114に収
納された硬貨Cはその出口に向けて搬送され、分離ロー
ラ116によって一枚毎に分離搬送される。そして、分
離後の硬貨Cはそのまま払出ベルト115によって搬送
され続け、所定枚数の硬貨Cを金種毎に一列に整列させ
て待機させる硬貨待機部117に到る。この際、分離ロ
ーラ116を通過した硬貨Cは通過センサS2に検出さ
れ、これに応じて選択的に硬貨ストッパ118が動作す
る。硬貨ストッパ118は、ソレノイド119に駆動さ
れて硬貨Cの搬送路に対し進退し、その搬送路に侵入す
ることにより硬貨Cの進行を阻止する。これにより、硬
貨待機部117では硬貨Cが一時的に停止される。そし
て、POS端末やECR等からの指令に従い、必要枚数
の硬貨Cだけが硬貨払出位置に送り出されるようにソレ
ノイド119が駆動制御される。つまり、硬貨収納部1
14に収納された硬貨Cは、払出ベルト115を主要な
構成要素とする硬貨払出部120によって硬貨払出位置
に払い出される。この際、硬貨払出位置に払い出された
硬貨Cの金種及び枚数は、各金種毎に設けられた払出セ
ンサS3に検出される。
【0006】そして、硬貨払出口120に払い出された
硬貨Cは、上方開口の硬貨払出口121にまとめて受け
取られる。そこで、キャッシャ等は、硬貨払出口120
に一括して払い出された硬貨Cをつかみ取り、釣り銭と
して顧客に渡すことができる。これにより、釣り銭処理
が容易となる。
硬貨Cは、上方開口の硬貨払出口121にまとめて受け
取られる。そこで、キャッシャ等は、硬貨払出口120
に一括して払い出された硬貨Cをつかみ取り、釣り銭と
して顧客に渡すことができる。これにより、釣り銭処理
が容易となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6に示すよ
うな構造の釣り銭自動払出装置によれば、硬貨収納部1
14には、硬貨選別部112の選別穴111より落下し
た硬貨Cが積み重ねられる。このような硬貨Cは、払出
ベルト115による搬送動作に伴い硬貨払出位置方向に
搬送されるが、選別穴111からの落下位置に滞りがち
である。これは、払出ベルト115が動作したとして
も、払出ベルト115に接しているかその近傍に位置す
る硬貨Cだけが搬送され、その上に積み重ねられた硬貨
Cは塊となって元の位置に留まるからである。このた
め、硬貨収納部114が現実には満杯ではないのに満杯
であるかのような状態となることがあるという問題があ
る。より具体的には、硬貨収納部114が現実には満杯
ではないのに選別穴111から硬貨Cが落下しないよう
な事態が生じたり、硬貨収納部114が満杯になったこ
とを認識するようなセンサが設けられている場合には、
硬貨収納部114が現実には満杯ではないのに満杯であ
ると判定されてしまうような事態が生じたりする。
うな構造の釣り銭自動払出装置によれば、硬貨収納部1
14には、硬貨選別部112の選別穴111より落下し
た硬貨Cが積み重ねられる。このような硬貨Cは、払出
ベルト115による搬送動作に伴い硬貨払出位置方向に
搬送されるが、選別穴111からの落下位置に滞りがち
である。これは、払出ベルト115が動作したとして
も、払出ベルト115に接しているかその近傍に位置す
る硬貨Cだけが搬送され、その上に積み重ねられた硬貨
Cは塊となって元の位置に留まるからである。このた
め、硬貨収納部114が現実には満杯ではないのに満杯
であるかのような状態となることがあるという問題があ
る。より具体的には、硬貨収納部114が現実には満杯
ではないのに選別穴111から硬貨Cが落下しないよう
な事態が生じたり、硬貨収納部114が満杯になったこ
とを認識するようなセンサが設けられている場合には、
硬貨収納部114が現実には満杯ではないのに満杯であ
ると判定されてしまうような事態が生じたりする。
【0008】本発明の目的は、硬貨収納部114が現実
には満杯ではないのに満杯であるかのような状態となる
ことを回避することができる釣り銭自動払出装置を得る
ことである。
には満杯ではないのに満杯であるかのような状態となる
ことを回避することができる釣り銭自動払出装置を得る
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選別部に搬送し金種
毎に選別して硬貨収納部に落下させ、この硬貨収納部に
収納された硬貨を搬送ベルト構造の硬貨払出部により選
択的に金種別搬送し整列させて硬貨待機部に待機させ、
硬貨待機部に位置する硬貨を必要に応じて硬貨払出位置
より硬貨払出口に落下させるようにした釣り銭自動払出
装置において、硬貨待機部に延出して硬貨払出位置にま
で到る長搬送ベルトと硬貨待機部まで到らない短搬送ベ
ルトとを並設して硬貨払出部を形成し、所定のタイミン
グで短搬送ベルトを逆転駆動し、これにより、硬貨払出
位置の手前で長搬送ベルト上に硬貨を待機させつつ短搬
送ベルトにより硬貨を逆転搬送することで硬貨収納部内
の硬貨を崩す。
硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選別部に搬送し金種
毎に選別して硬貨収納部に落下させ、この硬貨収納部に
収納された硬貨を搬送ベルト構造の硬貨払出部により選
択的に金種別搬送し整列させて硬貨待機部に待機させ、
硬貨待機部に位置する硬貨を必要に応じて硬貨払出位置
より硬貨払出口に落下させるようにした釣り銭自動払出
装置において、硬貨待機部に延出して硬貨払出位置にま
で到る長搬送ベルトと硬貨待機部まで到らない短搬送ベ
ルトとを並設して硬貨払出部を形成し、所定のタイミン
グで短搬送ベルトを逆転駆動し、これにより、硬貨払出
位置の手前で長搬送ベルト上に硬貨を待機させつつ短搬
送ベルトにより硬貨を逆転搬送することで硬貨収納部内
の硬貨を崩す。
【0010】つまり、短搬送ベルトの逆回転動作によっ
て短搬送ベルトに接しているかその近傍に位置する硬貨
が硬貨収納部に戻る方向に搬送され、これによって硬貨
収納部に塊となって留まっているような硬貨が崩され
る。したがって、硬貨収納部内の硬貨が平らに均され、
硬貨収納部が現実には満杯ではないのに満杯であるかの
ような状態となることが回避される。
て短搬送ベルトに接しているかその近傍に位置する硬貨
が硬貨収納部に戻る方向に搬送され、これによって硬貨
収納部に塊となって留まっているような硬貨が崩され
る。したがって、硬貨収納部内の硬貨が平らに均され、
硬貨収納部が現実には満杯ではないのに満杯であるかの
ような状態となることが回避される。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1又は2記
載の釣り銭自動払出装置において、硬貨が投入される硬
貨投入口と、この硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選
別位置まで搬送する硬貨搬送部と、硬貨選別位置に搬送
された硬貨を金種毎に選別して硬貨収納部に落下させる
硬貨選別部と、硬貨払出位置にまで到る長搬送ベルトと
硬貨払出位置にまで到らない短搬送ベルトとが並設され
て形成され、硬貨収納部に収納された硬貨を2つの搬送
ベルトによって選択的に金種別搬送し長搬送ベルトのみ
によって硬貨払出口に落下させる搬送ベルト構造の硬貨
払出部と、短搬送ベルト終端から長搬送ベルト上の硬貨
払出位置に到る空間に設けられて硬貨を整列する硬貨待
機部と、硬貨払出位置の手前で長搬送ベルトにより搬送
される硬貨に干渉する位置と干渉しない位置とに選択的
に変位自在の硬貨ストッパを駆動制御して硬貨の搬送を
選択的に阻止する硬貨待機手段と、所定のタイミングで
短搬送ベルトを逆転駆動する硬貨崩し手段とを備える。
載の釣り銭自動払出装置において、硬貨が投入される硬
貨投入口と、この硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選
別位置まで搬送する硬貨搬送部と、硬貨選別位置に搬送
された硬貨を金種毎に選別して硬貨収納部に落下させる
硬貨選別部と、硬貨払出位置にまで到る長搬送ベルトと
硬貨払出位置にまで到らない短搬送ベルトとが並設され
て形成され、硬貨収納部に収納された硬貨を2つの搬送
ベルトによって選択的に金種別搬送し長搬送ベルトのみ
によって硬貨払出口に落下させる搬送ベルト構造の硬貨
払出部と、短搬送ベルト終端から長搬送ベルト上の硬貨
払出位置に到る空間に設けられて硬貨を整列する硬貨待
機部と、硬貨払出位置の手前で長搬送ベルトにより搬送
される硬貨に干渉する位置と干渉しない位置とに選択的
に変位自在の硬貨ストッパを駆動制御して硬貨の搬送を
選択的に阻止する硬貨待機手段と、所定のタイミングで
短搬送ベルトを逆転駆動する硬貨崩し手段とを備える。
【0012】したがって、硬貨投入口に投入されて硬貨
選別部に搬送され、硬貨収納部に金種別に選別されて落
下した硬貨は、2つの搬送ベルトに搬送されて硬貨払出
位置に向かう。そして、長搬送ベルトに搬送された硬貨
は選択的に硬貨ストッパに行く手を遮られ、硬貨待機位
置で待機状態となる。この際、所定のタイミングで、短
搬送ベルトの逆回転動作によって短搬送ベルトに接して
いるかその近傍に位置する硬貨が硬貨収納部に戻る方向
に搬送され、これによって硬貨収納部に塊となって留ま
っているような硬貨が崩される。したがって、硬貨収納
部内の硬貨が平らに均され、硬貨収納部が現実には満杯
ではないのに満杯であるかのような状態となることが回
避される。
選別部に搬送され、硬貨収納部に金種別に選別されて落
下した硬貨は、2つの搬送ベルトに搬送されて硬貨払出
位置に向かう。そして、長搬送ベルトに搬送された硬貨
は選択的に硬貨ストッパに行く手を遮られ、硬貨待機位
置で待機状態となる。この際、所定のタイミングで、短
搬送ベルトの逆回転動作によって短搬送ベルトに接して
いるかその近傍に位置する硬貨が硬貨収納部に戻る方向
に搬送され、これによって硬貨収納部に塊となって留ま
っているような硬貨が崩される。したがって、硬貨収納
部内の硬貨が平らに均され、硬貨収納部が現実には満杯
ではないのに満杯であるかのような状態となることが回
避される。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の釣り銭自動払出装置において、硬貨収納部において
硬貨が満杯であることをセンサの出力に基づいて検出す
る硬貨満杯検出手段を備え、硬貨崩し手段はその硬貨満
杯検出手段が硬貨の満杯を検出したタイミングで動作を
開始する。したがって、硬貨収納部に塊となって留まっ
ている硬貨を現実に崩す必要が生じたときに硬貨を崩す
動作が行なわれることになる。
載の釣り銭自動払出装置において、硬貨収納部において
硬貨が満杯であることをセンサの出力に基づいて検出す
る硬貨満杯検出手段を備え、硬貨崩し手段はその硬貨満
杯検出手段が硬貨の満杯を検出したタイミングで動作を
開始する。したがって、硬貨収納部に塊となって留まっ
ている硬貨を現実に崩す必要が生じたときに硬貨を崩す
動作が行なわれることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4に基づいて説明する。
し図4に基づいて説明する。
【0015】図1は全体の平面図である。筐体としての
本体ケース1の右側手前に硬貨Cを一括して投入する上
方に開口した硬貨投入口2が設けられている。この硬貨
投入口2には、光電的に硬貨Cの有無を検出する複数組
の投入センサ3が設けられている。このような硬貨投入
口2には、投入された硬貨Cを奥に向けて搬送する投入
口ベルト4が設けられ、この投入口ベルト4上には硬貨
投入口2の一端に位置させて不規則に投入された硬貨C
を1枚ずつ送り出すための投入口ローラ5が設けられ、
これらの硬貨投入口2、投入口ベルト4及び投入口ロー
ラ5によって投入部6が形成されている。
本体ケース1の右側手前に硬貨Cを一括して投入する上
方に開口した硬貨投入口2が設けられている。この硬貨
投入口2には、光電的に硬貨Cの有無を検出する複数組
の投入センサ3が設けられている。このような硬貨投入
口2には、投入された硬貨Cを奥に向けて搬送する投入
口ベルト4が設けられ、この投入口ベルト4上には硬貨
投入口2の一端に位置させて不規則に投入された硬貨C
を1枚ずつ送り出すための投入口ローラ5が設けられ、
これらの硬貨投入口2、投入口ベルト4及び投入口ロー
ラ5によって投入部6が形成されている。
【0016】投入口ローラ5には、硬貨Cを一列にして
搬送する投入口ベルト4が連設されており、この投入口
ベルト4には、硬貨Cの送り速度を速めて所定の隙間を
あけてそれぞれの硬貨Cを送ることができるように搬送
速度を速めた搬送ベルト7が連設され、さらに、別の搬
送ベルト8が連設されている。搬送ベルト7部分には、
硬貨Cの外径をチェックする外径チェック部9が設けら
れている。この外径チェック部9の先には、搬送される
硬貨Cが正貨でない場合、あるいは、後述する硬貨収納
部が満杯である場合に、硬貨搬送を中断して収納するリ
ジェクト・オーバーフロー部10が設けられている。さ
らに、搬送ベルト8の終端部分には、搬送方向を直角に
変換して硬貨Cを硬貨選別位置に搬送する搬送ベルト1
1が設けられている。したがって、投入口ベルト4、投
入口ローラ5、及び搬送ベルト7,8,11によって、
硬貨投入口2に投入された硬貨Cを硬貨選別位置まで搬
送する硬貨搬送部が構成されている。
搬送する投入口ベルト4が連設されており、この投入口
ベルト4には、硬貨Cの送り速度を速めて所定の隙間を
あけてそれぞれの硬貨Cを送ることができるように搬送
速度を速めた搬送ベルト7が連設され、さらに、別の搬
送ベルト8が連設されている。搬送ベルト7部分には、
硬貨Cの外径をチェックする外径チェック部9が設けら
れている。この外径チェック部9の先には、搬送される
硬貨Cが正貨でない場合、あるいは、後述する硬貨収納
部が満杯である場合に、硬貨搬送を中断して収納するリ
ジェクト・オーバーフロー部10が設けられている。さ
らに、搬送ベルト8の終端部分には、搬送方向を直角に
変換して硬貨Cを硬貨選別位置に搬送する搬送ベルト1
1が設けられている。したがって、投入口ベルト4、投
入口ローラ5、及び搬送ベルト7,8,11によって、
硬貨投入口2に投入された硬貨Cを硬貨選別位置まで搬
送する硬貨搬送部が構成されている。
【0017】次いで、搬送ベルト11に沿わせて順次穴
幅寸法が拡大する金種毎の選別穴12が本体ケース1内
後方に設けられ、ここに硬貨選別位置に位置する硬貨選
別部13が形成されている。選別穴12は、1円・5円
・10円・50円・100円・500円のそれぞれの金
種に対応するように6個設けられている。そして、各選
別穴12毎に硬貨センサとしての計数センサ14が設け
られている。
幅寸法が拡大する金種毎の選別穴12が本体ケース1内
後方に設けられ、ここに硬貨選別位置に位置する硬貨選
別部13が形成されている。選別穴12は、1円・5円
・10円・50円・100円・500円のそれぞれの金
種に対応するように6個設けられている。そして、各選
別穴12毎に硬貨センサとしての計数センサ14が設け
られている。
【0018】図2は硬貨収納部と硬貨払出部と硬貨待機
部とを示す斜視図、図3はその縦断側面図、図4はその
平面図である。選別穴12のそれぞれに連通させて仕切
板15で硬貨C毎に仕切られた上方開口の硬貨収納部1
6が設けられている。この硬貨収納部16のそれぞれの
金種毎の入り口、つまり選別穴12の近傍には硬貨収納
部16が満杯となっているかどうかを検出するための図
示しない満杯センサが各金種毎に設けられている。ま
た、硬貨収納部16のそれぞれの金種毎の底面部分に
は、搬送ベルト構造の払出ベルト17が収納部モータM
1,M2に連結されて駆動される駆動ローラ18と従動
ローラ19とに懸け渡されて設けられている。この払出
ベルト17は、長短二本のエンドレスベルトの一組であ
る長搬送ベルト17aと短搬送ベルト17bとによって
構成されており、収納部モータM1は長搬送ベルト17
a用の駆動ローラ18aを駆動し、収納部モータM2は
短搬送ベルト17b用の駆動ローラ18bを駆動する。
そして、硬貨収納部16の出口部には、短搬送ベルト1
7bの終端と略同一位置に位置させて硬貨Cを一枚毎に
分離する分離ローラ20がすべての出口部を横断するよ
うに配設されており、この分離ローラ20の下流側には
所定枚数の硬貨Cを一列に整列させて待機させる硬貨待
機部21が金種毎に設けられている。長搬送ベルト17
aは、硬貨待機部21にも延出し、硬貨待機部21を通
り越して本体ケース1内前方の硬貨払出位置まで到って
いる。また、硬貨待機部21には、払出ベルト17の上
部に2枚以上の硬貨Cが重ならないように寸法を定めた
押え板22が設けられ、かつ、硬貨Cを一時的に停止さ
せるとともに必要枚数の硬貨Cを送り出すように動作制
御がなされる硬貨ストッパ23が設けられている。この
硬貨ストッパ23は、揺動アーム24を介してソレノイ
ド25に駆動制御され、動作制御されることにより指定
された硬貨Cとその枚数とを払い出す。さらに、硬貨ス
トッパ23の直後には、硬貨払出位置に払い出される硬
貨Cの金種及び枚数をチェックするための払出センサ2
6と、硬貨Cの材質をチェックするための材質センサ2
7とが設けられている。ここに、硬貨収納部16に収納
された硬貨Cを選択的に金種別搬送して硬貨払出位置に
落下させる搬送ベルト構造の硬貨払出部28が構成され
ている。
部とを示す斜視図、図3はその縦断側面図、図4はその
平面図である。選別穴12のそれぞれに連通させて仕切
板15で硬貨C毎に仕切られた上方開口の硬貨収納部1
6が設けられている。この硬貨収納部16のそれぞれの
金種毎の入り口、つまり選別穴12の近傍には硬貨収納
部16が満杯となっているかどうかを検出するための図
示しない満杯センサが各金種毎に設けられている。ま
た、硬貨収納部16のそれぞれの金種毎の底面部分に
は、搬送ベルト構造の払出ベルト17が収納部モータM
1,M2に連結されて駆動される駆動ローラ18と従動
ローラ19とに懸け渡されて設けられている。この払出
ベルト17は、長短二本のエンドレスベルトの一組であ
る長搬送ベルト17aと短搬送ベルト17bとによって
構成されており、収納部モータM1は長搬送ベルト17
a用の駆動ローラ18aを駆動し、収納部モータM2は
短搬送ベルト17b用の駆動ローラ18bを駆動する。
そして、硬貨収納部16の出口部には、短搬送ベルト1
7bの終端と略同一位置に位置させて硬貨Cを一枚毎に
分離する分離ローラ20がすべての出口部を横断するよ
うに配設されており、この分離ローラ20の下流側には
所定枚数の硬貨Cを一列に整列させて待機させる硬貨待
機部21が金種毎に設けられている。長搬送ベルト17
aは、硬貨待機部21にも延出し、硬貨待機部21を通
り越して本体ケース1内前方の硬貨払出位置まで到って
いる。また、硬貨待機部21には、払出ベルト17の上
部に2枚以上の硬貨Cが重ならないように寸法を定めた
押え板22が設けられ、かつ、硬貨Cを一時的に停止さ
せるとともに必要枚数の硬貨Cを送り出すように動作制
御がなされる硬貨ストッパ23が設けられている。この
硬貨ストッパ23は、揺動アーム24を介してソレノイ
ド25に駆動制御され、動作制御されることにより指定
された硬貨Cとその枚数とを払い出す。さらに、硬貨ス
トッパ23の直後には、硬貨払出位置に払い出される硬
貨Cの金種及び枚数をチェックするための払出センサ2
6と、硬貨Cの材質をチェックするための材質センサ2
7とが設けられている。ここに、硬貨収納部16に収納
された硬貨Cを選択的に金種別搬送して硬貨払出位置に
落下させる搬送ベルト構造の硬貨払出部28が構成され
ている。
【0019】ここで、長搬送ベルト17a及び短搬送ベ
ルト17bの駆動源である2つのモータM1,M2及び
ソレノイド25は、マイクロコンピュータ構成の制御回
路29に接続され、この制御回路29に格納されたプロ
グラムに基づいて駆動制御される。また、制御回路29
には投入センサ3、計数センサ17、図示しない満杯セ
ンサ、払出センサ26及び材質センサ27も接続され、
これらのセンサ3,17,26,27の出力信号が制御
回路29における各種の制御に利用される。
ルト17bの駆動源である2つのモータM1,M2及び
ソレノイド25は、マイクロコンピュータ構成の制御回
路29に接続され、この制御回路29に格納されたプロ
グラムに基づいて駆動制御される。また、制御回路29
には投入センサ3、計数センサ17、図示しない満杯セ
ンサ、払出センサ26及び材質センサ27も接続され、
これらのセンサ3,17,26,27の出力信号が制御
回路29における各種の制御に利用される。
【0020】さらに、本体ケース1には、硬貨払出位置
に位置させて硬貨払出口30が設けられ、左側手前には
表示器31及び各種の操作キー32が設けられている。
に位置させて硬貨払出口30が設けられ、左側手前には
表示器31及び各種の操作キー32が設けられている。
【0021】次に、作用について説明する。硬貨Cが硬
貨投入口2に投入されると、投入センサ3がその硬貨C
を検出し、投入口ベルト4・搬送ベルト7,8・搬送ベ
ルト11が駆動される。そして、投入された硬貨Cは、
投入部6の投入口ローラ5及び投入口ベルト4で1枚ず
つ送り出されて搬送され、搬送ベルト7でそれぞれの硬
貨Cの間隔が広げられて搬送される。その過程中、外径
チェック部9で正貨であるか偽貨であるかの判別がなさ
れ、正貨でない場合には、リジェクト・オーバーフロー
部10に収納される。この時、硬貨収納部16が満杯で
新たな硬貨Cを収納することができない場合にも、搬送
されてきた硬貨Cはリジェクト・オーバーフロー部10
に収納される。正貨の場合には、搬送ベルト8から搬送
ベルト11に方向転換されて搬送され、硬貨選別部13
で金種毎の選別がなされる。すなわち、金種に応じて選
別穴12に落され、硬貨収納部16に収納される。選別
穴12から落下した硬貨Cは、計数センサ14によりそ
の数がカウントされる。
貨投入口2に投入されると、投入センサ3がその硬貨C
を検出し、投入口ベルト4・搬送ベルト7,8・搬送ベ
ルト11が駆動される。そして、投入された硬貨Cは、
投入部6の投入口ローラ5及び投入口ベルト4で1枚ず
つ送り出されて搬送され、搬送ベルト7でそれぞれの硬
貨Cの間隔が広げられて搬送される。その過程中、外径
チェック部9で正貨であるか偽貨であるかの判別がなさ
れ、正貨でない場合には、リジェクト・オーバーフロー
部10に収納される。この時、硬貨収納部16が満杯で
新たな硬貨Cを収納することができない場合にも、搬送
されてきた硬貨Cはリジェクト・オーバーフロー部10
に収納される。正貨の場合には、搬送ベルト8から搬送
ベルト11に方向転換されて搬送され、硬貨選別部13
で金種毎の選別がなされる。すなわち、金種に応じて選
別穴12に落され、硬貨収納部16に収納される。選別
穴12から落下した硬貨Cは、計数センサ14によりそ
の数がカウントされる。
【0022】この時、硬貨待機部21に硬貨Cがない場
合には、払出ベルト17が駆動されて硬貨待機部21に
所定枚数の硬貨Cが常に存在するように動作制御がなさ
れる。つまり、制御回路29が払出ベルト17が正回転
するようにモータM1,M2を駆動制御し、硬貨Cが払
出センサ26を通過したタイミングでモータM1,M2
を停止させる。これにより、硬貨待機部21に常に硬貨
Cが存在することになる。ここに、硬貨待機手段の機能
が実行される。そして、硬貨待機部21では、先頭に位
置する硬貨Cが材質センサ27の上方に位置付けられ、
これによって硬貨Cの材質がチェックされて正貨である
か偽貨であるかの判別が再度なされる。
合には、払出ベルト17が駆動されて硬貨待機部21に
所定枚数の硬貨Cが常に存在するように動作制御がなさ
れる。つまり、制御回路29が払出ベルト17が正回転
するようにモータM1,M2を駆動制御し、硬貨Cが払
出センサ26を通過したタイミングでモータM1,M2
を停止させる。これにより、硬貨待機部21に常に硬貨
Cが存在することになる。ここに、硬貨待機手段の機能
が実行される。そして、硬貨待機部21では、先頭に位
置する硬貨Cが材質センサ27の上方に位置付けられ、
これによって硬貨Cの材質がチェックされて正貨である
か偽貨であるかの判別が再度なされる。
【0023】また、選別穴12から硬貨収納部16に落
下した硬貨Cは、その落下位置近傍に積み重ねられ、払
出ベルト17が回転しても払出ベルト17に接している
かその近傍に位置する硬貨Cだけが搬送され、その上に
積み重ねられた硬貨Cは塊となって元の位置に留まりが
ちである。このため、図示しない満杯センサが反応し、
硬貨収納部16が実際には満杯ではないのに満杯になっ
たと判定されてしまうことがある。このような場合、本
実施の形態の釣り銭自動払出装置では、満杯センサの満
杯検知をトリガとして、制御回路29は長搬送ベルト1
7a用のモータM1を正転駆動し、短搬送ベルト17b
用のモータM2を逆転駆動する。これにより、長搬送ベ
ルト17aの正回転動作に応じて長搬送ベルト17aに
接しているかその近傍に位置する硬貨Cだけが硬貨払出
位置方向に搬送されようとするのに対し、短搬送ベルト
17bの逆回転動作によって短搬送ベルト17bに接し
ているかその近傍に位置する硬貨Cは硬貨収納部16に
戻る方向に搬送される。したがって、硬貨収納部16に
収納されている硬貨Cが掻き回され、そこに塊となって
留まっているような硬貨Cが崩される。したがって、硬
貨収納部16に収納されている硬貨Cが平らに均され、
硬貨収納部16が現実には満杯ではないのに満杯である
かのような状態となることが回避される。ここに、硬貨
崩し手段の機能が実行される。
下した硬貨Cは、その落下位置近傍に積み重ねられ、払
出ベルト17が回転しても払出ベルト17に接している
かその近傍に位置する硬貨Cだけが搬送され、その上に
積み重ねられた硬貨Cは塊となって元の位置に留まりが
ちである。このため、図示しない満杯センサが反応し、
硬貨収納部16が実際には満杯ではないのに満杯になっ
たと判定されてしまうことがある。このような場合、本
実施の形態の釣り銭自動払出装置では、満杯センサの満
杯検知をトリガとして、制御回路29は長搬送ベルト1
7a用のモータM1を正転駆動し、短搬送ベルト17b
用のモータM2を逆転駆動する。これにより、長搬送ベ
ルト17aの正回転動作に応じて長搬送ベルト17aに
接しているかその近傍に位置する硬貨Cだけが硬貨払出
位置方向に搬送されようとするのに対し、短搬送ベルト
17bの逆回転動作によって短搬送ベルト17bに接し
ているかその近傍に位置する硬貨Cは硬貨収納部16に
戻る方向に搬送される。したがって、硬貨収納部16に
収納されている硬貨Cが掻き回され、そこに塊となって
留まっているような硬貨Cが崩される。したがって、硬
貨収納部16に収納されている硬貨Cが平らに均され、
硬貨収納部16が現実には満杯ではないのに満杯である
かのような状態となることが回避される。ここに、硬貨
崩し手段の機能が実行される。
【0024】なお、本実施の形態では、硬貨崩し手段は
満杯センサの満杯検知をトリガとして動作を開始する例
を示したが、実施に当たっては、硬貨崩し手段の動作開
始タイミングはこれに限らず、例えば、一定時間間隔で
動作を開始したり、常に動作していても良い。また、本
実施の形態では、短搬送ベルト17bの逆回転動作時に
長搬送ベルト17aを正回転動作させる例を示したが、
実施に当たっては、短搬送ベルト17bの逆回転動作時
に長搬送ベルト17aが停止しているような構成であっ
ても良い。
満杯センサの満杯検知をトリガとして動作を開始する例
を示したが、実施に当たっては、硬貨崩し手段の動作開
始タイミングはこれに限らず、例えば、一定時間間隔で
動作を開始したり、常に動作していても良い。また、本
実施の形態では、短搬送ベルト17bの逆回転動作時に
長搬送ベルト17aを正回転動作させる例を示したが、
実施に当たっては、短搬送ベルト17bの逆回転動作時
に長搬送ベルト17aが停止しているような構成であっ
ても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、硬貨待機部に位置して硬貨払
出口に到る長搬送ベルトと硬貨搬送口にまで到らない短
搬送ベルトとを並設して硬貨払出部を形成し、所定のタ
イミングで長搬送ベルトを正転駆動しつつ短搬送ベルト
を逆転駆動し、これにより、硬貨払出口の手前で長搬送
ベルトに搬送される硬貨を規制して待機させつつ短搬送
ベルトにより硬貨を逆転搬送することで硬貨収納部内の
硬貨を崩すようにしたので、硬貨収納部に塊となって留
まっているような硬貨を崩して硬貨収納部内の硬貨を平
らに均すことができ、したがって、硬貨収納部が現実に
は満杯ではないのに満杯であるかのような状態となるこ
とを回避し、硬貨収納部にその収納量限界までの硬貨を
効率良く収納させることができる。
出口に到る長搬送ベルトと硬貨搬送口にまで到らない短
搬送ベルトとを並設して硬貨払出部を形成し、所定のタ
イミングで長搬送ベルトを正転駆動しつつ短搬送ベルト
を逆転駆動し、これにより、硬貨払出口の手前で長搬送
ベルトに搬送される硬貨を規制して待機させつつ短搬送
ベルトにより硬貨を逆転搬送することで硬貨収納部内の
硬貨を崩すようにしたので、硬貨収納部に塊となって留
まっているような硬貨を崩して硬貨収納部内の硬貨を平
らに均すことができ、したがって、硬貨収納部が現実に
は満杯ではないのに満杯であるかのような状態となるこ
とを回避し、硬貨収納部にその収納量限界までの硬貨を
効率良く収納させることができる。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の釣り銭自動払出装置において、硬貨収納部において
硬貨が満杯であることをセンサの出力に基づいて検出す
る硬貨満杯検出手段を設け、硬貨崩し手段はその硬貨満
杯検出手段が硬貨の満杯を検出したタイミングで動作を
開始するようにしたので、硬貨収納部に塊となって留ま
っている硬貨を現実に崩す必要が生じたときにのみ硬貨
を崩す動作を行なうことができ、したがって、無駄な動
作を省くことができる。
載の釣り銭自動払出装置において、硬貨収納部において
硬貨が満杯であることをセンサの出力に基づいて検出す
る硬貨満杯検出手段を設け、硬貨崩し手段はその硬貨満
杯検出手段が硬貨の満杯を検出したタイミングで動作を
開始するようにしたので、硬貨収納部に塊となって留ま
っている硬貨を現実に崩す必要が生じたときにのみ硬貨
を崩す動作を行なうことができ、したがって、無駄な動
作を省くことができる。
【図1】本発明の一実施の一形態を示す全体の平面図で
ある。
ある。
【図2】硬貨収納部と硬貨払出部と硬貨待機部とを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】その縦断側面図である。
【図4】その平面図である。
【図5】従来の釣り銭自動払出装置の平面図である。
【図6】その縦断側面図である。
2 硬貨投入口 4,5,7,8,11 硬貨搬送部 13 硬貨選別部 16 硬貨収納部 21 硬貨待機部 23 硬貨ストッパ 27a 長搬送ベルト 27b 短搬送ベルト 28 硬貨払出部 30 硬貨払出口 C 硬貨
Claims (3)
- 【請求項1】 硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選別
部に搬送し金種毎に選別して硬貨収納部に落下させ、こ
の硬貨収納部に収納された硬貨を搬送ベルト構造の硬貨
払出部により選択的に金種別搬送し整列させて硬貨待機
部に待機させ、硬貨待機部に位置する硬貨を必要に応じ
て硬貨払出位置より硬貨払出口に落下させるようにした
釣り銭自動払出装置において、 前記硬貨待機部に延出して前記硬貨払出位置にまで到る
長搬送ベルトと前記硬貨待機部まで到らない短搬送ベル
トとを並設して前記硬貨払出部を形成し、所定のタイミ
ングで前記短搬送ベルトを逆転駆動し、これにより、前
記硬貨払出位置の手前で前記長搬送ベルト上に硬貨を待
機させつつ前記短搬送ベルトにより硬貨を逆転搬送する
ことで前記硬貨収納部内の硬貨を崩すことを特徴とする
釣り銭自動払出装置。 - 【請求項2】 硬貨が投入される硬貨投入口と、 この硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選別位置まで搬
送する硬貨搬送部と、 前記硬貨選別位置に搬送された硬貨を金種毎に選別して
硬貨収納部に落下させる硬貨選別部と、 硬貨払出位置にまで到る長搬送ベルトと前記硬貨払出位
置にまで到らない短搬送ベルトとが並設されて形成さ
れ、前記硬貨収納部に収納された硬貨を2つの前記搬送
ベルトによって選択的に金種別搬送し前記長搬送ベルト
のみによって硬貨払出口に落下させる搬送ベルト構造の
硬貨払出部と、 前記短搬送ベルト終端から前記長搬送ベルト上の前記硬
貨払出位置に到る空間に設けられて硬貨を整列する硬貨
待機部と、 前記硬貨払出位置の手前で前記長搬送ベルトにより搬送
される硬貨に干渉する位置と干渉しない位置とに選択的
に変位自在の硬貨ストッパを駆動制御して硬貨の搬送を
選択的に阻止する硬貨待機手段と、 所定のタイミングで前記短搬送ベルトを逆転駆動する硬
貨崩し手段と、を備えることを特徴とする釣り銭自動払
出装置。 - 【請求項3】 硬貨収納部において硬貨が満杯であるこ
とをセンサの出力に基づいて検出する硬貨満杯検出手段
を備え、硬貨崩し手段はその硬貨満杯検出手段が硬貨の
満杯を検出したタイミングで動作を開始することを特徴
とする請求項1又は2記載の釣り銭自動払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9046084A JPH10241005A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 釣り銭自動払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9046084A JPH10241005A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 釣り銭自動払出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10241005A true JPH10241005A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12737132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9046084A Pending JPH10241005A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 釣り銭自動払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10241005A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110307A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 沖電気工業株式会社 | 現金取扱装置、及び、硬貨搬送装置 |
JP2016218921A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | グローリー株式会社 | 貨幣処理装置および貨幣処理システム |
JP2018005656A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | グローリー株式会社 | 硬貨収納繰出機構および硬貨処理装置 |
JP2018013898A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | グローリー株式会社 | 硬貨処理装置および硬貨処理方法 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9046084A patent/JPH10241005A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016110307A (ja) * | 2014-12-04 | 2016-06-20 | 沖電気工業株式会社 | 現金取扱装置、及び、硬貨搬送装置 |
JP2016218921A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | グローリー株式会社 | 貨幣処理装置および貨幣処理システム |
JP2018005656A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | グローリー株式会社 | 硬貨収納繰出機構および硬貨処理装置 |
JP2018013898A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | グローリー株式会社 | 硬貨処理装置および硬貨処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8371911B2 (en) | Coin transporting device and coin handling machine | |
JPS6327759B2 (ja) | ||
JPH10241005A (ja) | 釣り銭自動払出装置 | |
JP3418291B2 (ja) | 硬貨収納投出装置 | |
JPS645356B2 (ja) | ||
JP3530364B2 (ja) | 釣銭自動払出装置 | |
JP2972513B2 (ja) | 硬貨入出金機 | |
JP3276483B2 (ja) | 一体型紙幣・硬貨入出金機 | |
JP3374032B2 (ja) | ドロワ機能付き釣り銭自動払出装置 | |
JPH10228583A (ja) | ドロワ機能付き釣り銭自動払出装置 | |
JPH10302114A (ja) | 釣り銭自動払出装置 | |
US10717621B2 (en) | Money handling apparatus, money handling system and money handling method | |
JP3659584B2 (ja) | 硬貨選別装置 | |
JP4185298B2 (ja) | 硬貨選別装置 | |
JP2000222617A (ja) | 釣り銭自動払出装置 | |
JP3332793B2 (ja) | 釣り銭自動払出装置 | |
JP3847950B2 (ja) | 硬貨入出金装置 | |
JPH09274678A (ja) | 釣り銭機等の硬貨払出装置 | |
JP3857413B2 (ja) | ドロワ機能付き硬貨入出金装置 | |
JP3552215B2 (ja) | 硬貨入出金装置 | |
JP3359254B2 (ja) | 硬貨搬送装置 | |
JP3647782B2 (ja) | 硬貨払出装置 | |
JPS647419Y2 (ja) | ||
JP2000222628A (ja) | 釣銭自動払出し装置 | |
JP4984572B2 (ja) | 硬貨処理装置 |