JPH10238025A - 建築材料 - Google Patents
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- JPH10238025A JPH10238025A JP9054251A JP5425197A JPH10238025A JP H10238025 A JPH10238025 A JP H10238025A JP 9054251 A JP9054251 A JP 9054251A JP 5425197 A JP5425197 A JP 5425197A JP H10238025 A JPH10238025 A JP H10238025A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
- Y02A30/244—Structural elements or technologies for improving thermal insulation using natural or recycled building materials, e.g. straw, wool, clay or used tires
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通気性および雨天等における防水対策に
優れる。 【解決手段】 屋根材10は内層10Aと外層10Bの
二層構造からなり両層間には間隙11が設けられる。内
層10Aと外層10Bには、それぞれ、上下面を貫通す
る多数の通気孔12A、12Bを穿設し、落下物、飛来
物および雨水などが、屋根材10の外部から通気孔12
B、間隙11および通気孔12Aを経由して、建屋の内
部に進入することを防止する。外気は建屋の内外部間を
流通する。内層10Aが外層10Bに面した側におい
て、通気孔12Aの周囲には堰14Aが円周状に設けら
れている。
優れる。 【解決手段】 屋根材10は内層10Aと外層10Bの
二層構造からなり両層間には間隙11が設けられる。内
層10Aと外層10Bには、それぞれ、上下面を貫通す
る多数の通気孔12A、12Bを穿設し、落下物、飛来
物および雨水などが、屋根材10の外部から通気孔12
B、間隙11および通気孔12Aを経由して、建屋の内
部に進入することを防止する。外気は建屋の内外部間を
流通する。内層10Aが外層10Bに面した側におい
て、通気孔12Aの周囲には堰14Aが円周状に設けら
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根材、壁材な
どの建築材料に関し、特に、仮設用、プレハブ用の建築
物として好適な建築材料に関するものである。
どの建築材料に関し、特に、仮設用、プレハブ用の建築
物として好適な建築材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−257231号公報には、温
度、湿度等の屋内環境を快適に保持するために、特に空
調設備を要することなく、建屋の換気を良好に行うこと
のできる建築物構造が開示されている。
度、湿度等の屋内環境を快適に保持するために、特に空
調設備を要することなく、建屋の換気を良好に行うこと
のできる建築物構造が開示されている。
【0003】また、特開平2−308052号公報に
は、外表面に通気孔を有する中空屋根を形成することの
できる屋根葺部材が開示されている。
は、外表面に通気孔を有する中空屋根を形成することの
できる屋根葺部材が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡易な構造
で、通気性および雨天等における防水対策に優れた建築
材料を提供することを目的としたものである。
で、通気性および雨天等における防水対策に優れた建築
材料を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内層と外層の
間に間隙を有する二層構造の屋根材において、この内層
と外層には多数の通気孔が内層側と外層側とで相互にず
れて形成され、かつ、内層の外層に面した側には、前記
通気孔の周囲に堰を設けると共に、前記間隙にスペーサ
を介在させたことを特徴とするものである。前記外層の
外表面においても、前記通気孔の周囲に堰を設けること
が好ましい。また、前記内層および/または外層の通気
孔の周囲には、補強リングを設けることが好ましい。
間に間隙を有する二層構造の屋根材において、この内層
と外層には多数の通気孔が内層側と外層側とで相互にず
れて形成され、かつ、内層の外層に面した側には、前記
通気孔の周囲に堰を設けると共に、前記間隙にスペーサ
を介在させたことを特徴とするものである。前記外層の
外表面においても、前記通気孔の周囲に堰を設けること
が好ましい。また、前記内層および/または外層の通気
孔の周囲には、補強リングを設けることが好ましい。
【0006】本発明は、内層と外層の間に間隙を有する
二層構造の屋根材において、この内層と外層には多数の
通気孔が内層側と外層側とで相互にずれて形成され、か
つ、前記内層の通気孔の全周には、壁面に空気の連通孔
が穿設され、内外層に接する垂直壁からなるスペーサを
設けたことを特徴とするものである。
二層構造の屋根材において、この内層と外層には多数の
通気孔が内層側と外層側とで相互にずれて形成され、か
つ、前記内層の通気孔の全周には、壁面に空気の連通孔
が穿設され、内外層に接する垂直壁からなるスペーサを
設けたことを特徴とするものである。
【0007】本発明は、内層と外層の間に間隙を有する
二層構造の屋根材において、少なくとも前記内層を凸条
部と凹条部とからなる波板とし、該凸条部に多数の通気
孔を形成し、他方、前記外層には前記内層の凹条部に対
向させて通気孔を形成したことを特徴とするものであ
る。前記内層の凸条部は部分的に外層に接していること
が好ましい。
二層構造の屋根材において、少なくとも前記内層を凸条
部と凹条部とからなる波板とし、該凸条部に多数の通気
孔を形成し、他方、前記外層には前記内層の凹条部に対
向させて通気孔を形成したことを特徴とするものであ
る。前記内層の凸条部は部分的に外層に接していること
が好ましい。
【0008】本発明の屋根材は、屋根板にその内外面を
貫通する通気孔を形成し、該通気孔から内部に浸入する
水を外部に排出するための排水路を屋根板の内面に沿っ
て設けてなり、該排水路の排水方向直角断面において上
部側に連通孔を形成したことを特徴とするものである。
貫通する通気孔を形成し、該通気孔から内部に浸入する
水を外部に排出するための排水路を屋根板の内面に沿っ
て設けてなり、該排水路の排水方向直角断面において上
部側に連通孔を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建築材料の最
良の形態を図面に基づいて説明する。
良の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は建築材料としての屋根材の部分縦断
側面図であり、屋根材10は内層10Aと外層10Bの
二層構造からなり両層間には間隙11が設けられる。後
述するように、間隙11は主として空気の流通路として
機能するものであるから、間隙11の厚さは、空気が流
通可能な空間が確保されればよく、必ずしも屋根材10
の全ての部分において等しくする必要はない。なお、間
隙11には発泡スチロール、各種スポンジなどの断熱材
や緩衝材を配装してもよい。但し、通気性、通風性およ
び防水性を妨げない形状や構造を採用することが必要で
ある。
側面図であり、屋根材10は内層10Aと外層10Bの
二層構造からなり両層間には間隙11が設けられる。後
述するように、間隙11は主として空気の流通路として
機能するものであるから、間隙11の厚さは、空気が流
通可能な空間が確保されればよく、必ずしも屋根材10
の全ての部分において等しくする必要はない。なお、間
隙11には発泡スチロール、各種スポンジなどの断熱材
や緩衝材を配装してもよい。但し、通気性、通風性およ
び防水性を妨げない形状や構造を採用することが必要で
ある。
【0011】屋根材10の材質としては、通常、建築材
料として用いられている、塩化ビニル、ポリエステル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、A
BS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。また、
強度を重視する場合には、鉄、鋼、その他の金属も使用
可能であり、屋根材が使用される用途によっては、繊維
強化プラスチック製、セラミック製とすることもでき
る。内層10Aと外層10Bの材質は同じものとしても
よいし、異なる材質としてもよい。
料として用いられている、塩化ビニル、ポリエステル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、A
BS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。また、
強度を重視する場合には、鉄、鋼、その他の金属も使用
可能であり、屋根材が使用される用途によっては、繊維
強化プラスチック製、セラミック製とすることもでき
る。内層10Aと外層10Bの材質は同じものとしても
よいし、異なる材質としてもよい。
【0012】内層10Aと外層10Bには、それぞれ、
上下面を貫通する多数の通気孔12A、12Bが穿設さ
れている。通気孔12A、12Bは、それぞれ、内層1
0Aと外層10Bの全体にわたって略均一に形成され、
かつ、通気孔12Aと通気孔12Bは、相互にずれて形
成されている。本発明において通気孔12Aと通気孔1
2Bとを重ならないように構成したのは、落下物、飛来
物および雨水などが、屋根材10の外部から通気孔12
B、間隙11および通気孔12Aを経由して、建屋の内
部に進入することを防止するためである。本実施形態に
おいて、内層10Aの内部(建屋内)と外層10Bの外
部とは、通気孔12B、間隙11および通気孔12Aに
より連通しているから、外気は建屋の内外部間を流通す
る。
上下面を貫通する多数の通気孔12A、12Bが穿設さ
れている。通気孔12A、12Bは、それぞれ、内層1
0Aと外層10Bの全体にわたって略均一に形成され、
かつ、通気孔12Aと通気孔12Bは、相互にずれて形
成されている。本発明において通気孔12Aと通気孔1
2Bとを重ならないように構成したのは、落下物、飛来
物および雨水などが、屋根材10の外部から通気孔12
B、間隙11および通気孔12Aを経由して、建屋の内
部に進入することを防止するためである。本実施形態に
おいて、内層10Aの内部(建屋内)と外層10Bの外
部とは、通気孔12B、間隙11および通気孔12Aに
より連通しているから、外気は建屋の内外部間を流通す
る。
【0013】通気孔12A、12Bの穿設位置に格別の
制限はない。また、通気孔12A、12Bの大きさや間
隔についても特に制限はなく、屋根材10の強度を維持
することができる程度の大きさ、間隔であればよい。通
気孔12A、12Bの形状も円形に限られず、楕円形や
多角形などとしてもよい。
制限はない。また、通気孔12A、12Bの大きさや間
隔についても特に制限はなく、屋根材10の強度を維持
することができる程度の大きさ、間隔であればよい。通
気孔12A、12Bの形状も円形に限られず、楕円形や
多角形などとしてもよい。
【0014】内層10Aが外層10Bに面した側におい
て、内層10Aの通気孔12Aの周囲には堰14Aが円
周状に設けられている。堰14Aは雨水の侵入を阻止す
ることができる程度の高さがあればよいから、1〜50
mm程度、特に、2〜10mm程度とすることが好まし
い。
て、内層10Aの通気孔12Aの周囲には堰14Aが円
周状に設けられている。堰14Aは雨水の侵入を阻止す
ることができる程度の高さがあればよいから、1〜50
mm程度、特に、2〜10mm程度とすることが好まし
い。
【0015】本実施形態において、堰14Aは通気孔1
2Aの周縁から垂直上方に立ち上げた形状としている
が、堰14Aの形状はこれに限られず、例えば、前記垂
直に立ち上げた上端部を更に外側に曲げたり、あるい
は、通気孔12Aに対して堰14A自体を外側または内
側に傾斜させた形状とすることにより、通気孔12Aへ
の雨水の浸入を遮断し、建屋内部への流入を防止しても
よい。
2Aの周縁から垂直上方に立ち上げた形状としている
が、堰14Aの形状はこれに限られず、例えば、前記垂
直に立ち上げた上端部を更に外側に曲げたり、あるい
は、通気孔12Aに対して堰14A自体を外側または内
側に傾斜させた形状とすることにより、通気孔12Aへ
の雨水の浸入を遮断し、建屋内部への流入を防止しても
よい。
【0016】内層10Aと外層10B間には、スペーサ
16を介在させる。スペーサ16は、どのような実施形
態を採るにしても、当該間隙11を適正に保持して空気
の流通路を確保するものである。従って、スペーサ16
の形状と配置によって通気孔12Aを閉塞させないよう
にすることが必要である。また、スペーサ16は、内層
10Aと外層10Bを一体に結合すると共に、外層10
Bに加えられた衝撃を内層10Aに伝達して衝撃力を分
散する役割を有している。
16を介在させる。スペーサ16は、どのような実施形
態を採るにしても、当該間隙11を適正に保持して空気
の流通路を確保するものである。従って、スペーサ16
の形状と配置によって通気孔12Aを閉塞させないよう
にすることが必要である。また、スペーサ16は、内層
10Aと外層10Bを一体に結合すると共に、外層10
Bに加えられた衝撃を内層10Aに伝達して衝撃力を分
散する役割を有している。
【0017】内層10Aと外層10Bとは、スペーサ1
6により予め一体化されていてもよいし、建築現場に内
層10Aと外層10Bを搬入後、スペーサ16その他の
結合部材を使用することにより、両者を現場で一体施工
してもよい。また、上記屋根材10において、適当なシ
ャッター手段により通気孔12を閉塞すれば、間隙11
を断熱層とすることができるので、屋根材10を保温性
能に優れた建築材料とすることができる。
6により予め一体化されていてもよいし、建築現場に内
層10Aと外層10Bを搬入後、スペーサ16その他の
結合部材を使用することにより、両者を現場で一体施工
してもよい。また、上記屋根材10において、適当なシ
ャッター手段により通気孔12を閉塞すれば、間隙11
を断熱層とすることができるので、屋根材10を保温性
能に優れた建築材料とすることができる。
【0018】図2は建築材料としての壁材の部分縦断側
面図であり、図1に示した屋根材10と同様に二層構造
からなり、各層10A、10Bには通気孔12A、12
Bが穿設され、両層10A、10B間には、スペーサ1
6が配装されている。しかしながら、壁材の性質上、各
層10A、10Bは垂直に設置されることから、屋根材
10において設けられる堰14Aは通常、不要である。
面図であり、図1に示した屋根材10と同様に二層構造
からなり、各層10A、10Bには通気孔12A、12
Bが穿設され、両層10A、10B間には、スペーサ1
6が配装されている。しかしながら、壁材の性質上、各
層10A、10Bは垂直に設置されることから、屋根材
10において設けられる堰14Aは通常、不要である。
【0019】図3は、図1に示す屋根材10の変形例で
あり、図3(a)はアーチ形の外層10Bに穿設された
通気孔12Bの上面周囲にも円周状の堰14Bを設けた
点で、前記実施形態と相違する。また、図3(b)は、
さらに、内層10Aの内側において通気孔12Aの周囲
に補強リング17Aを突設したものである。
あり、図3(a)はアーチ形の外層10Bに穿設された
通気孔12Bの上面周囲にも円周状の堰14Bを設けた
点で、前記実施形態と相違する。また、図3(b)は、
さらに、内層10Aの内側において通気孔12Aの周囲
に補強リング17Aを突設したものである。
【0020】図4は、スペーサと堰を一体化した実施形
態における通気孔12Aの周辺を拡大して示す縦断側面
図である。本実施形態では、通気孔12Aの周囲に形成
する堰14Aの高さを間隙11の幅に合わせることによ
り、堰14Aにスペーサ16としての機能を持たせた上
で、堰14Aの壁面に複数個の空気の流通孔13を設け
ている。流通孔13は雨水が浸入しないように堰14A
の壁面上部に設ける。流通孔13の形状は、図4(a)
に示すように、スリット状としてもよいし、図4(b)
に示すように、円形状としてもよい。
態における通気孔12Aの周辺を拡大して示す縦断側面
図である。本実施形態では、通気孔12Aの周囲に形成
する堰14Aの高さを間隙11の幅に合わせることによ
り、堰14Aにスペーサ16としての機能を持たせた上
で、堰14Aの壁面に複数個の空気の流通孔13を設け
ている。流通孔13は雨水が浸入しないように堰14A
の壁面上部に設ける。流通孔13の形状は、図4(a)
に示すように、スリット状としてもよいし、図4(b)
に示すように、円形状としてもよい。
【0021】次に、本発明に係る屋根材の他の実施形態
を図5に基づいて説明する。図5(a)は、内層10A
に波板を用いた二層構造の屋根材の部分縦断側面図であ
り、図1と同一の部材には図1と同一符号を付して、そ
の説明を省略する。図5(a)において、波板状をした
内層10Aの凸条部18Aの適宜位置には、複数の通気
孔12Aを穿設する。また、内層10Aの凹条部19A
は、後述するように、雨水の流路となるものであり、凸
条部18Aに対して相対的に凹んでいればよく、例え
ば、U字形やV字形の断面形状または平坦面とすること
ができる。
を図5に基づいて説明する。図5(a)は、内層10A
に波板を用いた二層構造の屋根材の部分縦断側面図であ
り、図1と同一の部材には図1と同一符号を付して、そ
の説明を省略する。図5(a)において、波板状をした
内層10Aの凸条部18Aの適宜位置には、複数の通気
孔12Aを穿設する。また、内層10Aの凹条部19A
は、後述するように、雨水の流路となるものであり、凸
条部18Aに対して相対的に凹んでいればよく、例え
ば、U字形やV字形の断面形状または平坦面とすること
ができる。
【0022】間隙11には、前記したスペーサ16を設
けてもよいし、スペーサ機能を有する堰14Aを設けて
もよい。また、通気孔12Aを除く凸条部18Aを部分
的に外層10Bに当接させることにより、スペーサの役
割を担わせる構造としてもよい。図5(b)に示すよう
に、外層10Bにも波板を用いた実施形態では、外層1
0Bの凸条部18Bと内層10Aの凹条部19Aとを対
向させ、外層10Bの凸条部18Bに通気孔12Bを穿
設するとともに、内層10Aの凸条部18Aを部分的に
外層10Bに当接させた構造としている。
けてもよいし、スペーサ機能を有する堰14Aを設けて
もよい。また、通気孔12Aを除く凸条部18Aを部分
的に外層10Bに当接させることにより、スペーサの役
割を担わせる構造としてもよい。図5(b)に示すよう
に、外層10Bにも波板を用いた実施形態では、外層1
0Bの凸条部18Bと内層10Aの凹条部19Aとを対
向させ、外層10Bの凸条部18Bに通気孔12Bを穿
設するとともに、内層10Aの凸条部18Aを部分的に
外層10Bに当接させた構造としている。
【0023】図5(a)、(b)に示す実施形態におい
て雨天時等には、雨水は外層10Bの通気孔12Bから
間隙11に侵入し、内層10Aの外表面に到達する。そ
の後、当該雨水は内層10Aの凹条部19Aに沿って流
下する。内層10Aに穿設された通気孔12Aは凸条部
18Aまたは凹条部19Aより上方に位置するので、雨
水が通気孔12Aから建屋の内部にまで侵入することが
ない。なお、本実施形態においても、通気孔12A、1
2Bの周囲に雨水の浸入を防止するための堰14A、1
4Bを円周状に設けてもよいし、補強リング17A、1
7Bを設けてもよい。
て雨天時等には、雨水は外層10Bの通気孔12Bから
間隙11に侵入し、内層10Aの外表面に到達する。そ
の後、当該雨水は内層10Aの凹条部19Aに沿って流
下する。内層10Aに穿設された通気孔12Aは凸条部
18Aまたは凹条部19Aより上方に位置するので、雨
水が通気孔12Aから建屋の内部にまで侵入することが
ない。なお、本実施形態においても、通気孔12A、1
2Bの周囲に雨水の浸入を防止するための堰14A、1
4Bを円周状に設けてもよいし、補強リング17A、1
7Bを設けてもよい。
【0024】図6は、一層構造の屋根材の実施形態を示
す部分縦断側面図である。本実施形態では、屋根材10
の主体を構成する屋根板の内面に沿って排水路20が設
けられ、当該屋根材10を排水路20の傾斜に合わせて
設置することにより、通気孔12から排水路20内に浸
入する雨水が外部に排出される。このため、排水路20
は複数の通気孔12に対向させて形成するが、排水路2
0の配置方法(レイアウト)には特別の制限はなく、直
線的なものに限られず、屋根板の傾斜面に沿った曲線状
とすることもできる。排水路20の断面形状としては種
々採用可能であるが、例えばU字形とした場合には、通
気孔12周辺の屋根材10の強度を補強することがで
き、特に、好ましい。
す部分縦断側面図である。本実施形態では、屋根材10
の主体を構成する屋根板の内面に沿って排水路20が設
けられ、当該屋根材10を排水路20の傾斜に合わせて
設置することにより、通気孔12から排水路20内に浸
入する雨水が外部に排出される。このため、排水路20
は複数の通気孔12に対向させて形成するが、排水路2
0の配置方法(レイアウト)には特別の制限はなく、直
線的なものに限られず、屋根板の傾斜面に沿った曲線状
とすることもできる。排水路20の断面形状としては種
々採用可能であるが、例えばU字形とした場合には、通
気孔12周辺の屋根材10の強度を補強することがで
き、特に、好ましい。
【0025】排水路20の側壁または上部側には、複数
の連通孔22が穿設されている。連通孔22は排水方向
の位置が通気孔12の位置と合致しないように穿設する
ことにより、通気孔12から浸入した雨水が連通孔22
を流通して建屋内部にショートパスすることを回避す
る。連通孔22の大きさ、個数および形状に関しては通
気孔12と同じことが該当する。
の連通孔22が穿設されている。連通孔22は排水方向
の位置が通気孔12の位置と合致しないように穿設する
ことにより、通気孔12から浸入した雨水が連通孔22
を流通して建屋内部にショートパスすることを回避す
る。連通孔22の大きさ、個数および形状に関しては通
気孔12と同じことが該当する。
【0026】本実施形態において屋根材10の内外部
は、通気孔12、排水路20および連通孔22により連
通しているから、建屋の内部には外気が流通する。この
ように、排水路20は、雨水を排水させる他、空気の流
通路としても機能する。また、雨水の他、例えば落下物
や飛来物などが通気孔12から建屋の内部に進入するこ
とがあるが、排水路20が衝突板として働き、内部への
直接的な進入が防止される。
は、通気孔12、排水路20および連通孔22により連
通しているから、建屋の内部には外気が流通する。この
ように、排水路20は、雨水を排水させる他、空気の流
通路としても機能する。また、雨水の他、例えば落下物
や飛来物などが通気孔12から建屋の内部に進入するこ
とがあるが、排水路20が衝突板として働き、内部への
直接的な進入が防止される。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の屋根材は、通気性および
通風性に優れると共に雨対策も万全である。また、簡易
な構造であり、施工も極めて容易であるという優れた効
果を有している。
通風性に優れると共に雨対策も万全である。また、簡易
な構造であり、施工も極めて容易であるという優れた効
果を有している。
【0028】請求項2記載の屋根材は、前記効果に加え
て、特に、雨対策に優れた効果を発揮することができ
る。
て、特に、雨対策に優れた効果を発揮することができ
る。
【0029】請求項3記載の屋根材は、前記効果に加え
て、更に、高強度な構造となっている。
て、更に、高強度な構造となっている。
【0030】請求項4〜請求項7記載の屋根材も、通気
性および通風性に優れると共に万全の雨対策が施されて
いる。
性および通風性に優れると共に万全の雨対策が施されて
いる。
【0031】従って、本発明に係る建築材料としての屋
根材は、建築、土木作業用の仮設、またはプレハブの建
物、あるいは、穀物、野菜、その他の各種倉庫、家畜小
屋などに対して有効利用することができる。
根材は、建築、土木作業用の仮設、またはプレハブの建
物、あるいは、穀物、野菜、その他の各種倉庫、家畜小
屋などに対して有効利用することができる。
【図1】本発明に係る二層構造の屋根材の部分縦断側面
図である。
図である。
【図2】二層構造の壁材の部分縦断側面図である。
【図3】二層構造の屋根材の変形例を示す部分縦断側面
図である。
図である。
【図4】スペーサと堰を一体化した実施形態における通
気孔の周辺を拡大して示す縦断側面図である。
気孔の周辺を拡大して示す縦断側面図である。
【図5】波板を用いた屋根材の部分縦断側面図である。
【図6】一層構造の屋根材の部分縦断側面図である。
10 屋根材 10A 内層 10B 外層 11 間隙 12 通気孔 13 連通孔 14 堰 16 スペーサ 17 補強リング 18 凸条部 19 凹条部 20 排水路 22 連通孔
Claims (7)
- 【請求項1】 内層と外層の間に間隙を有する二層構造
の屋根材において、この内層と外層には多数の通気孔が
内層側と外層側とで相互にずれて形成され、かつ、内層
の外層に面した側には、前記通気孔の周囲に堰を設ける
と共に、前記間隙にスペーサを介在させたことを特徴と
する屋根材。 - 【請求項2】 前記外層の外表面においても、前記通気
孔の周囲に堰を設けたことを特徴とする請求項1記載の
屋根材。 - 【請求項3】 前記内層および/または外層の通気孔の
周囲に補強リングを設けたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の屋根材。 - 【請求項4】 内層と外層の間に間隙を有する二層構造
の屋根材において、この内層と外層には多数の通気孔が
内層側と外層側とで相互にずれて形成され、かつ、前記
内層の通気孔の全周には、壁面に空気の連通孔が穿設さ
れ、内外層に接する垂直壁からなるスペーサを設けたこ
とを特徴とする屋根材。 - 【請求項5】 内層と外層の間に間隙を有する二層構造
の屋根材において、少なくとも前記内層を凸条部と凹条
部とからなる波板とし、該凸条部に多数の通気孔を形成
し、他方、前記外層には前記内層の凹条部に対向させて
通気孔を形成したことを特徴とする屋根材。 - 【請求項6】 前記内層の凸条部が部分的に外層に接し
ていることを特徴とする請求項7記載の屋根材。 - 【請求項7】 屋根板にその内外面を貫通する通気孔を
形成し、該通気孔から内部に浸入する水を外部に排出す
るための排水路を屋根板の内面に沿って設けてなり、該
排水路の排水方向直角断面において上部側に連通孔を形
成したことを特徴とする屋根材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9054251A JPH10238025A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 建築材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9054251A JPH10238025A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 建築材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238025A true JPH10238025A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12965342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9054251A Pending JPH10238025A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 建築材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10238025A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000056993A1 (fr) * | 1999-03-19 | 2000-09-28 | Toray Industries, Inc. | Materiau de plastique arme pour toitures, son procede de fabrication, et structures et procedes de liaison d'elements dudit materiau |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP9054251A patent/JPH10238025A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000056993A1 (fr) * | 1999-03-19 | 2000-09-28 | Toray Industries, Inc. | Materiau de plastique arme pour toitures, son procede de fabrication, et structures et procedes de liaison d'elements dudit materiau |
KR100699394B1 (ko) * | 1999-03-19 | 2007-03-27 | 도레이 가부시끼가이샤 | Frp 지붕재, 그의 제조 방법, 접합 구조 및 접합 방법 |
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