JPH10233811A - アイパターン振幅測定装置 - Google Patents
アイパターン振幅測定装置Info
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- JPH10233811A JPH10233811A JP9034590A JP3459097A JPH10233811A JP H10233811 A JPH10233811 A JP H10233811A JP 9034590 A JP9034590 A JP 9034590A JP 3459097 A JP3459097 A JP 3459097A JP H10233811 A JPH10233811 A JP H10233811A
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 論理回路のみでアイパターン振幅を測定でき
るアイパターン振幅測定装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 アイパターン信号を入力しMSB以外の
2値データを出力するか補数をとって出力するかをMS
Bの値で選択し全波整流と同処理を行うデジタル全波整
流回路11と、デジタル全波整流回路11の出力信号と
基準データの大小を比較しUP ENB又はDOWN
ENB信号を出力するコンパレータ12と、コンパレー
タ12からの出力信号を別々のカウンタに入力しどちら
のカウンタが先にFULLになったかでUP RCO又
はDOWN RCO信号を出力する一方、両方のカウン
タ値を0にして平滑と同処理を行うランダムウォークフ
ィルタ13と、ランダムウォークフィルタ13の出力に
よりカウンタ値を増減させカウンタ値をCPU15に出
力するアップダウンカウンタ14とを設けた。
るアイパターン振幅測定装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 アイパターン信号を入力しMSB以外の
2値データを出力するか補数をとって出力するかをMS
Bの値で選択し全波整流と同処理を行うデジタル全波整
流回路11と、デジタル全波整流回路11の出力信号と
基準データの大小を比較しUP ENB又はDOWN
ENB信号を出力するコンパレータ12と、コンパレー
タ12からの出力信号を別々のカウンタに入力しどちら
のカウンタが先にFULLになったかでUP RCO又
はDOWN RCO信号を出力する一方、両方のカウン
タ値を0にして平滑と同処理を行うランダムウォークフ
ィルタ13と、ランダムウォークフィルタ13の出力に
よりカウンタ値を増減させカウンタ値をCPU15に出
力するアップダウンカウンタ14とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信装置に関
し、特に目的の信号を探し出すための検波のために受信
信号のアイパターンの振幅を正確に測定するアイパター
ン振幅測定装置に関するものである。
し、特に目的の信号を探し出すための検波のために受信
信号のアイパターンの振幅を正確に測定するアイパター
ン振幅測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星からの電波を受信してデ−タを復調
する場合、衛星からの送信チャンネルが予め分かってい
ても送信側発振器の周波数ずれ、受信側発振器の周波数
ずれやドップラ効果等により受信チャンネルを送信チャ
ンネルにあわせただけでは電波は受信できない。したが
って、受信チャンネルを送信チャンネルの近傍一帯をス
キャンしながら電波を探し出す必要がある。この電波を
探し出すことを検波と言い、検波の方法として電波のレ
ベルが一番強いところで復調器から出力されるアイパタ
ーンの振幅が最大になることを利用して目的の電波を探
し出す方法がよく用いられる。
する場合、衛星からの送信チャンネルが予め分かってい
ても送信側発振器の周波数ずれ、受信側発振器の周波数
ずれやドップラ効果等により受信チャンネルを送信チャ
ンネルにあわせただけでは電波は受信できない。したが
って、受信チャンネルを送信チャンネルの近傍一帯をス
キャンしながら電波を探し出す必要がある。この電波を
探し出すことを検波と言い、検波の方法として電波のレ
ベルが一番強いところで復調器から出力されるアイパタ
ーンの振幅が最大になることを利用して目的の電波を探
し出す方法がよく用いられる。
【0003】図7は従来のアナログ方式のアイパターン
振幅測定装置のブロック図、図8は同アナログ全波整流
回路のブロック図、図9は同波形図である。復調器から
出力されるアイパターン信号を入力しアイパターン信号
の振幅の半分の所より下の波形を上に折り返して出力す
るアナログ全波整流回路1と、アナログ全波整流回路1
の出力信号を入力し平滑化して直流電圧を出力するLP
F(ローパスフィルタ)2と、LPF2からの直流電圧
を入力しデジタル信号に変換するA/D(アナログデジ
タル)コンバータ3と、A/Dコンバータ3からのデジ
タル信号を入力しデジタル信号の値からアイパターンの
振幅を計算する中央処理装置としてのCPU4とからな
る。
振幅測定装置のブロック図、図8は同アナログ全波整流
回路のブロック図、図9は同波形図である。復調器から
出力されるアイパターン信号を入力しアイパターン信号
の振幅の半分の所より下の波形を上に折り返して出力す
るアナログ全波整流回路1と、アナログ全波整流回路1
の出力信号を入力し平滑化して直流電圧を出力するLP
F(ローパスフィルタ)2と、LPF2からの直流電圧
を入力しデジタル信号に変換するA/D(アナログデジ
タル)コンバータ3と、A/Dコンバータ3からのデジ
タル信号を入力しデジタル信号の値からアイパターンの
振幅を計算する中央処理装置としてのCPU4とからな
る。
【0004】以上のように構成された従来のアイパター
ン振幅測定装置について以下にその動作を説明する。図
8にアナログ全波整流回路1の一例を、また、図9に
1、0、の繰り返しデータの場合の各部のタイミングチ
ャートを示す。オペアンプ7の帰還回路には、ダイオー
ド6が直列に挿入されており、負の入力信号に対して感
応しない。オペアンプ7の出力電圧は常に負で、利得は
R3÷R1=1になるように定数を決めてある。オペア
ンプ8は加算器を構成しており、オペアンプ7の出力に
対して利得はR6÷R5=2、R4を通して入ってくる
入力信号に対して利得はR6÷R4=1の加算器となっ
ている。入力が+1Vの場合、オペアンプ7の出力電圧
は約−1.7VとなりP点の電圧は−1Vとなる。一
方、オペアンプ8は、P点の電圧−1Vに対して利得
2、入力電圧1Vに対して利得1の加算器だから、オペ
アンプ8の出力電圧すなわち回路の出力電圧は1Vにな
る。また、入力電圧が−1Vのときには、P点は0V
で、オペアンプ8は入力信号をそのまま利得1で反転増
幅するから、回路の出力電圧はやはり+1Vとなる。つ
まり、図9に示すように基準電圧よりも高い部分のアイ
パターン信号はそのまま通し、基準電圧よりも低い部分
のアイパターン信号は反転した後、基準信号よりも高い
部分のアイパターン信号と足しあわせることで全波整流
を行う。LPF2は図9内の全波整流回路出力信号のう
ち、縦縞の部分と横縞の部分の面積が同じになるように
振幅電圧を平滑化し直流電圧に変換する。A/Dコンバ
ータ3はLPF2が出力する直流電圧をその電圧に比例
した2値のデジタル信号に変換してCPU4に出力す
る。
ン振幅測定装置について以下にその動作を説明する。図
8にアナログ全波整流回路1の一例を、また、図9に
1、0、の繰り返しデータの場合の各部のタイミングチ
ャートを示す。オペアンプ7の帰還回路には、ダイオー
ド6が直列に挿入されており、負の入力信号に対して感
応しない。オペアンプ7の出力電圧は常に負で、利得は
R3÷R1=1になるように定数を決めてある。オペア
ンプ8は加算器を構成しており、オペアンプ7の出力に
対して利得はR6÷R5=2、R4を通して入ってくる
入力信号に対して利得はR6÷R4=1の加算器となっ
ている。入力が+1Vの場合、オペアンプ7の出力電圧
は約−1.7VとなりP点の電圧は−1Vとなる。一
方、オペアンプ8は、P点の電圧−1Vに対して利得
2、入力電圧1Vに対して利得1の加算器だから、オペ
アンプ8の出力電圧すなわち回路の出力電圧は1Vにな
る。また、入力電圧が−1Vのときには、P点は0V
で、オペアンプ8は入力信号をそのまま利得1で反転増
幅するから、回路の出力電圧はやはり+1Vとなる。つ
まり、図9に示すように基準電圧よりも高い部分のアイ
パターン信号はそのまま通し、基準電圧よりも低い部分
のアイパターン信号は反転した後、基準信号よりも高い
部分のアイパターン信号と足しあわせることで全波整流
を行う。LPF2は図9内の全波整流回路出力信号のう
ち、縦縞の部分と横縞の部分の面積が同じになるように
振幅電圧を平滑化し直流電圧に変換する。A/Dコンバ
ータ3はLPF2が出力する直流電圧をその電圧に比例
した2値のデジタル信号に変換してCPU4に出力す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のア
ナログ方式のアイパターン振幅検出装置は、部品や電
圧、温度のバラツキにより測定値に誤差が発生し、また
アナログ信号をCPUに取り込むためにA/Dコンバー
タが必要であり、小型化、低価格化の妨げになってい
た。
ナログ方式のアイパターン振幅検出装置は、部品や電
圧、温度のバラツキにより測定値に誤差が発生し、また
アナログ信号をCPUに取り込むためにA/Dコンバー
タが必要であり、小型化、低価格化の妨げになってい
た。
【0006】したがって本発明は、簡単な構成で精度よ
くアイパターン振幅を測定できるアイパターン振幅測定
装置を提供することを目的とする。
くアイパターン振幅を測定できるアイパターン振幅測定
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のア
イパターン振幅測定装置は、デジタル復調器から出力さ
れるNビット幅をもったアイパターン信号を入力しMS
B以外の2値データをそのまま出力するか補数をとって
出力するかをMSBの値で選択することで全波整流と同
じ処理を行なうデジタル全波整流回路と、このデジタル
全波整流回路の出力信号と予め決めてある基準データと
の大小を比較しその大小によってUPENBまたはDO
WN ENB信号を出力するコンパレータと、このコン
パレータからの出力信号を別々のカウンタに入力しどち
らのカウンタが先にFULLになったかでUP RCO
またはDOWN RCO信号を出力する一方両方のカウ
ンタ値をゼロにすることで平滑と同じ処理を行うランダ
ムウォークフィルタと、このランダムウォークフィルタ
からの出力信号を入力しその値によりカウンタ値をアッ
プまたはダウンさせそのカウンタ値をCPUに出力する
アップダウンカウンタとを設けたものである。
イパターン振幅測定装置は、デジタル復調器から出力さ
れるNビット幅をもったアイパターン信号を入力しMS
B以外の2値データをそのまま出力するか補数をとって
出力するかをMSBの値で選択することで全波整流と同
じ処理を行なうデジタル全波整流回路と、このデジタル
全波整流回路の出力信号と予め決めてある基準データと
の大小を比較しその大小によってUPENBまたはDO
WN ENB信号を出力するコンパレータと、このコン
パレータからの出力信号を別々のカウンタに入力しどち
らのカウンタが先にFULLになったかでUP RCO
またはDOWN RCO信号を出力する一方両方のカウ
ンタ値をゼロにすることで平滑と同じ処理を行うランダ
ムウォークフィルタと、このランダムウォークフィルタ
からの出力信号を入力しその値によりカウンタ値をアッ
プまたはダウンさせそのカウンタ値をCPUに出力する
アップダウンカウンタとを設けたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ランダムウォークフィルタを構成する2個
のカウンタの代わりにそれぞれのカウンタの段数が請求
項1のカウンタの半分の段数を持つ4つのカウンタと、
4つのカウンタをそれぞれ2個縦列に接続し一段目のカ
ウンタの出力または2段目のカウンタの出力のいずれか
一方を選択するセレクタとを設けたものである。
明において、ランダムウォークフィルタを構成する2個
のカウンタの代わりにそれぞれのカウンタの段数が請求
項1のカウンタの半分の段数を持つ4つのカウンタと、
4つのカウンタをそれぞれ2個縦列に接続し一段目のカ
ウンタの出力または2段目のカウンタの出力のいずれか
一方を選択するセレクタとを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、アイパ
ターン振幅測定の全回路を論理回路で構成できるため、
部品や電圧、温度のバラツキにより測定値に誤差が発生
することがなく高精度の測定が可能となる。また、全回
路をゲートアレイに取り込むことで、装置の小型化、低
価格化が可能となる。
ターン振幅測定の全回路を論理回路で構成できるため、
部品や電圧、温度のバラツキにより測定値に誤差が発生
することがなく高精度の測定が可能となる。また、全回
路をゲートアレイに取り込むことで、装置の小型化、低
価格化が可能となる。
【0010】請求項2に記載の発明は、検波開始時には
カウンタの段数を小さくして変換時間を短くし、ある一
定時間後にカウンタの段数を大きくして振幅誤差を小さ
くすることが可能となる。
カウンタの段数を小さくして変換時間を短くし、ある一
定時間後にカウンタの段数を大きくして振幅誤差を小さ
くすることが可能となる。
【0011】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるアイパターン振幅測定装置のブロック図、
図2は同デジタル全波整流回路のブロック図、図3は同
ランダムウォークフィルタのブロック図、図4は同デジ
タル全波整流回路内補数回路の動作図、図5は同デジタ
ル全波整流回路内セレクタの動作図である。
態1におけるアイパターン振幅測定装置のブロック図、
図2は同デジタル全波整流回路のブロック図、図3は同
ランダムウォークフィルタのブロック図、図4は同デジ
タル全波整流回路内補数回路の動作図、図5は同デジタ
ル全波整流回路内セレクタの動作図である。
【0012】図1において11はデジタル復調器から出
力されるNビット幅をもったアイパターン信号を入力し
MSB(Maximum Significant B
it)以外の2値データをそのまま出力するか補数をと
って出力するかをMSBの値で選択することで全波整流
と同じ処理を行なうデジタル全波整流回路、12はデジ
タル全波整流回路11の出力信号と予め決めてある基準
データとの大小を比較しその大小によってUP ENB
(Enable)またはDOWN ENB信号を出力す
るコンパレータ、13はコンパレータからの出力信号を
別々のカウンタに入力しどちらのカウンタが先にFUL
LになったかでUP RCO(Ripple Carr
y Out)またはDOWN RCO信号を出力する一
方両方のカウンタ値をゼロにすることで平滑と同じ処理
を行うランダムウォークフィルタ、14はランダムウォ
ークフィルタ13からの出力信号を入力しその値により
カウンタ値をアップまたはダウンさせそのカウンタ値を
CPUに出力するアップダウンカウンタ、15はアップ
ダウンカウンタからのカウンタ値を入力しカウンタ値か
らアイパターンの振幅を計算するCPUである。
力されるNビット幅をもったアイパターン信号を入力し
MSB(Maximum Significant B
it)以外の2値データをそのまま出力するか補数をと
って出力するかをMSBの値で選択することで全波整流
と同じ処理を行なうデジタル全波整流回路、12はデジ
タル全波整流回路11の出力信号と予め決めてある基準
データとの大小を比較しその大小によってUP ENB
(Enable)またはDOWN ENB信号を出力す
るコンパレータ、13はコンパレータからの出力信号を
別々のカウンタに入力しどちらのカウンタが先にFUL
LになったかでUP RCO(Ripple Carr
y Out)またはDOWN RCO信号を出力する一
方両方のカウンタ値をゼロにすることで平滑と同じ処理
を行うランダムウォークフィルタ、14はランダムウォ
ークフィルタ13からの出力信号を入力しその値により
カウンタ値をアップまたはダウンさせそのカウンタ値を
CPUに出力するアップダウンカウンタ、15はアップ
ダウンカウンタからのカウンタ値を入力しカウンタ値か
らアイパターンの振幅を計算するCPUである。
【0013】次に、このアイパターン振幅測定装置の動
作を説明する。全体の動作を説明する前にまず、デジタ
ル全波整流回路11について説明する。図2がデジタル
全波整流回路11の構成を示すブロック図である。デジ
タル復調器から出力されるNビット幅をもったアイパタ
ーン信号を入力しその補数をとって出力する補数回路1
6と、デジタル復調器からのアイパターン信号のうちM
SB以外の2値データをそのまま出力するか補数をとっ
て出力するかをMSBの値で選択して出力するセレクタ
17とからなる。補数回路16の動作説明図を図4に示
す。補数をとるには入力信号の全ビットの極性を反転し
1を加えることで実現できる。1例として10進の12
7の補数は1であり、10進の1の補数は127である
ことが図4から分かる。
作を説明する。全体の動作を説明する前にまず、デジタ
ル全波整流回路11について説明する。図2がデジタル
全波整流回路11の構成を示すブロック図である。デジ
タル復調器から出力されるNビット幅をもったアイパタ
ーン信号を入力しその補数をとって出力する補数回路1
6と、デジタル復調器からのアイパターン信号のうちM
SB以外の2値データをそのまま出力するか補数をとっ
て出力するかをMSBの値で選択して出力するセレクタ
17とからなる。補数回路16の動作説明図を図4に示
す。補数をとるには入力信号の全ビットの極性を反転し
1を加えることで実現できる。1例として10進の12
7の補数は1であり、10進の1の補数は127である
ことが図4から分かる。
【0014】次にセレクタ17の動作説明図を図5に示
す。デジタル復調器から出力されるアイパターン信号が
8ビット幅の場合を例にとると、アイパターン信号が1
0進の128の時にセレクタ17の出力は0となり、ア
イパターン信号が127から1までの間はMSBが0で
あるからセレクタ17は補数回路16の出力を選択しそ
の出力はそれぞれ1から127と反転して出力される。
また、アイパターン信号が129から255までの間は
MSBが1であるからセレクタ17はMSB以外のアイ
パターン信号をそのまま出力するため出力はそれぞれ1
から127となる。以上のようにデジタル全波整流回路
11の動作は従来のアナログ全波整流回路の動作と同じ
くアイパターン信号の振幅の半分の所より下の波形を上
に折り返して出力することとなる。
す。デジタル復調器から出力されるアイパターン信号が
8ビット幅の場合を例にとると、アイパターン信号が1
0進の128の時にセレクタ17の出力は0となり、ア
イパターン信号が127から1までの間はMSBが0で
あるからセレクタ17は補数回路16の出力を選択しそ
の出力はそれぞれ1から127と反転して出力される。
また、アイパターン信号が129から255までの間は
MSBが1であるからセレクタ17はMSB以外のアイ
パターン信号をそのまま出力するため出力はそれぞれ1
から127となる。以上のようにデジタル全波整流回路
11の動作は従来のアナログ全波整流回路の動作と同じ
くアイパターン信号の振幅の半分の所より下の波形を上
に折り返して出力することとなる。
【0015】次に、コンパレータ12は予め決められた
2値データの基準値とデジタル全波整流回路11の出力
信号とを比較し出力信号の値が基準値よりも大きいとき
にはUP ENB信号を出力し、逆に出力信号の値が基
準値よりも小さいときにはDOWN ENB信号を出力
する。これを従来の回路に対応させると図9のアナログ
全波整流回路出力の波形において、上記基準値を図中の
破線とすると図中の横縞の部分ではUP ENB信号が
出力され、逆に縦縞の部分ではDOWN ENB信号が
出力されることになる。
2値データの基準値とデジタル全波整流回路11の出力
信号とを比較し出力信号の値が基準値よりも大きいとき
にはUP ENB信号を出力し、逆に出力信号の値が基
準値よりも小さいときにはDOWN ENB信号を出力
する。これを従来の回路に対応させると図9のアナログ
全波整流回路出力の波形において、上記基準値を図中の
破線とすると図中の横縞の部分ではUP ENB信号が
出力され、逆に縦縞の部分ではDOWN ENB信号が
出力されることになる。
【0016】次に、ランダムウォークフィルタ13の動
作を説明する。図3にランダムウォークフィルタ13の
ブロック図を示す。UP ENB信号がアクティブのと
きに第1のカウンタ18がカウントアップし、カウント
値がFULLになればUPRCO信号が出力される。同
じく、DOWN ENB信号がアクティブのときに第2
のカウンタ19がカウントアップし、カウント値がFU
LLになればDOWN RCO信号が出力される。ま
た、第1のカウンタ18と第2のカウンタ19は、どち
らかのカウント値がFULLになる度に両方のカウンタ
共リセットされ再び零からカウントし始める。第1のカ
ウンタ18と第2のカウンタ19は論理和ゲート20に
接続されている。
作を説明する。図3にランダムウォークフィルタ13の
ブロック図を示す。UP ENB信号がアクティブのと
きに第1のカウンタ18がカウントアップし、カウント
値がFULLになればUPRCO信号が出力される。同
じく、DOWN ENB信号がアクティブのときに第2
のカウンタ19がカウントアップし、カウント値がFU
LLになればDOWN RCO信号が出力される。ま
た、第1のカウンタ18と第2のカウンタ19は、どち
らかのカウント値がFULLになる度に両方のカウンタ
共リセットされ再び零からカウントし始める。第1のカ
ウンタ18と第2のカウンタ19は論理和ゲート20に
接続されている。
【0017】このことから、これを従来の回路に対応さ
せると図9のアナログ全波整流回路出力の波形におい
て、設定基準値を図中の破線とすると図中の横縞の部分
ではUP RCO信号が出力され、逆に縦縞の部分では
DOWN RCO信号が出力されることになる。このと
き、UP RCO信号とDOWN RCO信号は第1の
カウンタ18および第2のカウンタ19の段数に比例し
てUP RCO信号、DOWN ENB信号の変化が平
均化されたものとなるため、一種のLPFを通したのと
同等の信号となる。次に、アップダウンカウンタ14は
ランダムウォークフィルタ13からのUP RCO信号
が入力されたときにはカウント値を1つアップさせ逆
に、DOWN RCO信号が入力されたときにはカウン
ト値を1つダウンさせる。このことから、これを従来の
回路に対応させると図9のアナログ全波整流回路出力の
波形において、設定基準値を図中の破線とすると図中の
横縞の部分の面積が縦縞の部分の面積よりも大きいとき
にはUP RCO信号がDOWN RCO信号よりも多
く出力されるため、アップダウンカウンタ14のカウン
ト値はアップし、逆に、横縞の部分の面積が縦縞の部分
の面積よりも小さいときにはDOWN RCO信号がU
P RCO信号よりも多く出力されるため、アップダウ
ンカウンタ14のカウント値はダウンする。そして、ア
イパターンの波形が一定で設定基準値が変わらない限り
は横縞の部分の面積と縦縞の部分の面積の比率は一定で
あるからアップダウンカウンタ14のカウント値はある
値に落ち着く。
せると図9のアナログ全波整流回路出力の波形におい
て、設定基準値を図中の破線とすると図中の横縞の部分
ではUP RCO信号が出力され、逆に縦縞の部分では
DOWN RCO信号が出力されることになる。このと
き、UP RCO信号とDOWN RCO信号は第1の
カウンタ18および第2のカウンタ19の段数に比例し
てUP RCO信号、DOWN ENB信号の変化が平
均化されたものとなるため、一種のLPFを通したのと
同等の信号となる。次に、アップダウンカウンタ14は
ランダムウォークフィルタ13からのUP RCO信号
が入力されたときにはカウント値を1つアップさせ逆
に、DOWN RCO信号が入力されたときにはカウン
ト値を1つダウンさせる。このことから、これを従来の
回路に対応させると図9のアナログ全波整流回路出力の
波形において、設定基準値を図中の破線とすると図中の
横縞の部分の面積が縦縞の部分の面積よりも大きいとき
にはUP RCO信号がDOWN RCO信号よりも多
く出力されるため、アップダウンカウンタ14のカウン
ト値はアップし、逆に、横縞の部分の面積が縦縞の部分
の面積よりも小さいときにはDOWN RCO信号がU
P RCO信号よりも多く出力されるため、アップダウ
ンカウンタ14のカウント値はダウンする。そして、ア
イパターンの波形が一定で設定基準値が変わらない限り
は横縞の部分の面積と縦縞の部分の面積の比率は一定で
あるからアップダウンカウンタ14のカウント値はある
値に落ち着く。
【0018】したがって、CPU15は、ある値に落ち
着いたアップダウンカウンタ14のカウント値と予め決
められた基準値とからアイパターンの振幅を計算するこ
とができる。
着いたアップダウンカウンタ14のカウント値と予め決
められた基準値とからアイパターンの振幅を計算するこ
とができる。
【0019】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2におけるアイパターン振幅測定装置のブロック図で
あって、上記ランダムウォークフィルタの構成を変えた
ものである。21は第3のカウンタ、22は第4のカウ
ンタ、23は第5のカウンタ、24は第6のカウンタで
あって、これらはカウンタの段数がそれぞれ実施の形態
1におけるランダムウォークフィルタ13を構成する第
1のカウンタ18の半分の段数を持ち、カウント値がF
ULLになったときにそれぞれキャリーアップ信号a,
b,c,dを出力する。25はCPUからの切り換え信
号によってキャリーアップ信号aか、キャリーアップ信
号bのいずれか一方を選択してアップダウンカウンタ1
4に出力する第1のセレクタ、26は同じくCPUから
の切り換え信号に応じてキャリーアップ信号cか、キャ
リーアップ信号dのいずれか一方を選択してアップダウ
ンカウンタ14に出力する第2のセレクタである。
態2におけるアイパターン振幅測定装置のブロック図で
あって、上記ランダムウォークフィルタの構成を変えた
ものである。21は第3のカウンタ、22は第4のカウ
ンタ、23は第5のカウンタ、24は第6のカウンタで
あって、これらはカウンタの段数がそれぞれ実施の形態
1におけるランダムウォークフィルタ13を構成する第
1のカウンタ18の半分の段数を持ち、カウント値がF
ULLになったときにそれぞれキャリーアップ信号a,
b,c,dを出力する。25はCPUからの切り換え信
号によってキャリーアップ信号aか、キャリーアップ信
号bのいずれか一方を選択してアップダウンカウンタ1
4に出力する第1のセレクタ、26は同じくCPUから
の切り換え信号に応じてキャリーアップ信号cか、キャ
リーアップ信号dのいずれか一方を選択してアップダウ
ンカウンタ14に出力する第2のセレクタである。
【0020】次に、このアイパターン振幅測定装置の動
作を説明する。まず、縦列接属した2段目のカウンタの
出力、すなわちキャリーアップ信号bとキャリーアップ
信号dを選択すれば振幅誤差は小さくなるが、逆に、ア
ップダウンカウンタ14のカウント値が落ち着くまでに
は時間がかかる。それは、アップダウンカウンタ14の
カウント値は第3のカウンタ21と第4のカウンタ22
(または第5のカウンタ23と第6のカウンタ24)が
共にFULLになってはじめて1つ変化するため、カウ
ント値が安定するまでは第3のカウンタ21と第4のカ
ウンタ22(または第5のカウンタ23と第6のカウン
タ24)のカウンタの段数に大きく左右される。したが
って、アイパターン振幅が大きく変化する電波受信開始
時には、アップダウンカウンタ14のカウント値が落ち
着くまではカウンタの段数を小さくして変換時間を小さ
くし、カウント値が落ち着いた後はカウンタの段数を大
きくして振幅誤差を小さくするように、CPUからのセ
レクト信号によってカウンタの段数を切り替える。
作を説明する。まず、縦列接属した2段目のカウンタの
出力、すなわちキャリーアップ信号bとキャリーアップ
信号dを選択すれば振幅誤差は小さくなるが、逆に、ア
ップダウンカウンタ14のカウント値が落ち着くまでに
は時間がかかる。それは、アップダウンカウンタ14の
カウント値は第3のカウンタ21と第4のカウンタ22
(または第5のカウンタ23と第6のカウンタ24)が
共にFULLになってはじめて1つ変化するため、カウ
ント値が安定するまでは第3のカウンタ21と第4のカ
ウンタ22(または第5のカウンタ23と第6のカウン
タ24)のカウンタの段数に大きく左右される。したが
って、アイパターン振幅が大きく変化する電波受信開始
時には、アップダウンカウンタ14のカウント値が落ち
着くまではカウンタの段数を小さくして変換時間を小さ
くし、カウント値が落ち着いた後はカウンタの段数を大
きくして振幅誤差を小さくするように、CPUからのセ
レクト信号によってカウンタの段数を切り替える。
【0021】
【発明の効果】本発明は、部品や電圧、温度のバラツキ
による測定値の誤差が防げるため高精度の測定が可能と
なり、かつ装置全体をゲートアレイ等で実現することに
より小型で低価格なアイパターン振幅測定装置を実現で
きる。
による測定値の誤差が防げるため高精度の測定が可能と
なり、かつ装置全体をゲートアレイ等で実現することに
より小型で低価格なアイパターン振幅測定装置を実現で
きる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるアイパターン振
幅測定装置のブロック図
幅測定装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるデジタル全波整
流回路のブロック図
流回路のブロック図
【図3】本発明の実施の形態1におけるランダムウォー
クフィルタのブロック図
クフィルタのブロック図
【図4】本発明の実施の形態1におけるデジタル全波整
流回路内補数回路の動作図
流回路内補数回路の動作図
【図5】本発明の実施の形態1におけるデジタル全波整
流回路内セレクタの動作図
流回路内セレクタの動作図
【図6】本発明の実施の形態2におけるアイパターン振
幅測定装置のブロック図
幅測定装置のブロック図
【図7】従来のアナログ方式のアイパターン振幅測定装
置のブロック図
置のブロック図
【図8】従来のアナログ方式のアイパターン振幅測定装
置のアナログ全波整流回路のブロック図
置のアナログ全波整流回路のブロック図
【図9】従来のアナログ方式のアイパターン振幅測定装
置の波形図
置の波形図
11 デジタル全波整流回路 12 コンパレータ 13 ランダムウォークフィルタ 14 アップダウンカウンタ 15 CPU 16 補数回路 17 セレクタ 18 第1のカウンタ 19 第2のカウンタ 20 論理和ゲート 21 第3のカウンタ 22 第4のカウンタ 23 第5のカウンタ 24 第6のカウンタ 25 第1のセレクタ 26 第2のセレクタ
Claims (2)
- 【請求項1】デジタル復調器から出力されるNビット幅
をもったアイパターン信号を入力しMSB以外の2値デ
ータをそのまま出力するか補数をとって出力するかをM
SBの値で選択することで全波整流と同じ処理を行なう
デジタル全波整流回路と、このデジタル全波整流回路の
出力信号と予め決めてある基準データとの大小を比較し
その大小によってUP ENBまたはDOWN ENB
信号を出力するコンパレータと、このコンパレータから
の出力信号を別々のカウンタに入力しどちらのカウンタ
が先にFULLになったかでUP RCOまたはDOW
NRCO信号を出力する一方両方のカウンタ値をゼロに
することで平滑と同じ処理を行うランダムウォークフィ
ルタと、このランダムウォークフィルタからの出力信号
を入力しその値によりカウンタ値をアップまたはダウン
させそのカウンタ値をCPUに出力するアップダウンカ
ウンタとを備えることを特徴とするアイパターン振幅測
定装置。 - 【請求項2】前記ランダムウォークフィルタを構成する
2個のカウンタの代わりにそれぞれのカウンタの段数が
前記カウンタの半分の段数を持つ4つのカウンタと、4
つのカウンタをそれぞれ2個縦列に接続し一段目のカウ
ンタの出力または2段目のカウンタの出力のいずれか一
方を選択するセレクタとを設けたことを特徴とする請求
項1記載のアイパターン振幅測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034590A JPH10233811A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | アイパターン振幅測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034590A JPH10233811A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | アイパターン振幅測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10233811A true JPH10233811A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12418555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9034590A Pending JPH10233811A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | アイパターン振幅測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10233811A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6751275B2 (en) | 2001-01-31 | 2004-06-15 | Nec Corporation | Demodulator and radio communication system using the same |
WO2005036549A1 (en) * | 2003-10-10 | 2005-04-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for measuring signal quality using eye pattern |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP9034590A patent/JPH10233811A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6751275B2 (en) | 2001-01-31 | 2004-06-15 | Nec Corporation | Demodulator and radio communication system using the same |
WO2005036549A1 (en) * | 2003-10-10 | 2005-04-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for measuring signal quality using eye pattern |
US7324903B2 (en) | 2003-10-10 | 2008-01-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for measuring signal quality using eye pattern |
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