JPH10233741A - 光受信器 - Google Patents
光受信器Info
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- JPH10233741A JPH10233741A JP9049609A JP4960997A JPH10233741A JP H10233741 A JPH10233741 A JP H10233741A JP 9049609 A JP9049609 A JP 9049609A JP 4960997 A JP4960997 A JP 4960997A JP H10233741 A JPH10233741 A JP H10233741A
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- optical receiver
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 17
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- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】振幅周波数特性を低い周波数から高い周波数ま
で平坦化し、また、受信感度を上げることによりC/N
比を向上させる。 【解決手段】PINフォトダイオードモジュール4のア
ノード側及びカソード側にそれぞれコイル3及び5を設
けて、PINフォトダイオードモジュール4の容量等と
共振回路を構成して、高周波領域で前記容量等によりる
光電流の振幅周波数特性が低下するのを補償する。ま
た、光電流をトランス6を介して増幅器で増幅すること
によりトランスの電流増倍効果を利用して受信感度を向
上させる。
で平坦化し、また、受信感度を上げることによりC/N
比を向上させる。 【解決手段】PINフォトダイオードモジュール4のア
ノード側及びカソード側にそれぞれコイル3及び5を設
けて、PINフォトダイオードモジュール4の容量等と
共振回路を構成して、高周波領域で前記容量等によりる
光電流の振幅周波数特性が低下するのを補償する。ま
た、光電流をトランス6を介して増幅器で増幅すること
によりトランスの電流増倍効果を利用して受信感度を向
上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号を受信する
光受信器に関し、特に、RF(無線周波数)信号をFD
M(周波数分割多重)多重を行い光信号で伝送する光S
CM(Sub Carrier Multiplex:サブキャリア マルチ
プレクス)伝送に使用できる光受信器に関する。
光受信器に関し、特に、RF(無線周波数)信号をFD
M(周波数分割多重)多重を行い光信号で伝送する光S
CM(Sub Carrier Multiplex:サブキャリア マルチ
プレクス)伝送に使用できる光受信器に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザダイオード等を用いてアナログ信
号を光伝送するシステムでは、光受信器として広帯域、
低雑音特性を有するものが必要とされている。
号を光伝送するシステムでは、光受信器として広帯域、
低雑音特性を有するものが必要とされている。
【0003】図5は、従来の光受信器の構成を示す図で
ある。同図の光受信器は、光信号を受信する光コネクタ
に接続されたPINフォトダイオードモジュール4を有
し、前記PINフォトダイオードモジュール4のカソー
ド側には、逆バイアス電圧をかけるための電源(VB)
1と、前記カソードと基準電位点(グランド)との間に
パスコンとしてのコンデンサ2が接続されている。ま
た、PINフォトダイオードモジュール4のアノード側
には、基準電位点との間に抵抗6が接続され、更に、前
記PINフォトダイオードモジュール4のアノードと抵
抗6の接続点にはコンデンサ7の一端が接続され、その
他端は増幅器8の入力部に接続され、増幅器8の出力部
はコンデンサ9の一端が接続され、その他端は出力端子
10に接続されている。
ある。同図の光受信器は、光信号を受信する光コネクタ
に接続されたPINフォトダイオードモジュール4を有
し、前記PINフォトダイオードモジュール4のカソー
ド側には、逆バイアス電圧をかけるための電源(VB)
1と、前記カソードと基準電位点(グランド)との間に
パスコンとしてのコンデンサ2が接続されている。ま
た、PINフォトダイオードモジュール4のアノード側
には、基準電位点との間に抵抗6が接続され、更に、前
記PINフォトダイオードモジュール4のアノードと抵
抗6の接続点にはコンデンサ7の一端が接続され、その
他端は増幅器8の入力部に接続され、増幅器8の出力部
はコンデンサ9の一端が接続され、その他端は出力端子
10に接続されている。
【0004】図5の光受信器の動作を説明すると、PI
Nフォトダイオードモジュール4は光コネクタから入力
された光信号を電気信号に変換して出力し、その出力は
負荷としての抵抗6から増幅器8に入力され増幅されて
出力端子10から出力される。ここでコンデンサ2は高
周波電流路を形成するものであり、また、2つのコンデ
ンサ7及び9は直流をカットする機能を果たすものであ
る。
Nフォトダイオードモジュール4は光コネクタから入力
された光信号を電気信号に変換して出力し、その出力は
負荷としての抵抗6から増幅器8に入力され増幅されて
出力端子10から出力される。ここでコンデンサ2は高
周波電流路を形成するものであり、また、2つのコンデ
ンサ7及び9は直流をカットする機能を果たすものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光受信器は、ケ
ーブルテレビ等で必要とされてきた10MHz〜200
MHzの周波数帯域の光伝送用の光受信器としては充分
な特性を有していた。
ーブルテレビ等で必要とされてきた10MHz〜200
MHzの周波数帯域の光伝送用の光受信器としては充分
な特性を有していた。
【0006】しかし、PINフォトダイオードモジュー
ルの外部回路が抵抗を主体とした回路構成を採用してい
るために、周波数帯域が200MHz以上になるとPI
Nダイオードの出力インピーダンスや端子間及び端子接
地間の容量によるインピーダンスが低下するために図6
のように振幅周波数特性が高周波領域において劣化す
る。したがって、ビデオ・オン・デマンドやデジタル映
像信号の伝送システムに使用するためには周波数帯域が
狭く必要な伝送特性を実現することはできなかった。
ルの外部回路が抵抗を主体とした回路構成を採用してい
るために、周波数帯域が200MHz以上になるとPI
Nダイオードの出力インピーダンスや端子間及び端子接
地間の容量によるインピーダンスが低下するために図6
のように振幅周波数特性が高周波領域において劣化す
る。したがって、ビデオ・オン・デマンドやデジタル映
像信号の伝送システムに使用するためには周波数帯域が
狭く必要な伝送特性を実現することはできなかった。
【0007】また、光受信器のC/N比(信号対雑音
比)はPINフォトダイオードモジュールと増幅器を合
わせた光受信器の雑音で全てが決定される。これは光受
信器の入力換算雑音電流密度という形で表すことができ
その数値は小さいほどよい。ところが従来の光受信器
は、増幅器の出力端で高い周波数になるほど雑音レベル
が増加し、一方、信号レベルは一定であるために相対的
にC/N比は悪くなる。
比)はPINフォトダイオードモジュールと増幅器を合
わせた光受信器の雑音で全てが決定される。これは光受
信器の入力換算雑音電流密度という形で表すことができ
その数値は小さいほどよい。ところが従来の光受信器
は、増幅器の出力端で高い周波数になるほど雑音レベル
が増加し、一方、信号レベルは一定であるために相対的
にC/N比は悪くなる。
【0008】即ち、従来の光受信器は、受信感度が低い
ためC/N比は向上しないという問題点がある。
ためC/N比は向上しないという問題点がある。
【0009】(発明の目的)本発明の目的は、振幅周波
数特性を低い周波数から高い周波数までの広い帯域にお
いて平坦化することが可能な光受信器を提供することに
ある。
数特性を低い周波数から高い周波数までの広い帯域にお
いて平坦化することが可能な光受信器を提供することに
ある。
【0010】本発明の他の目的は、受信感度を上げるこ
とにより光受信器のC/N(信号対雑音比)比を向上で
きる光受信器を提供することにある。
とにより光受信器のC/N(信号対雑音比)比を向上で
きる光受信器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光受信器は、P
INフォトダイオードモジュールと、前記PINフォト
ダイオードモジュールのカソードと電源電位点の間に接
続された第1の共振用コイルと、前記PINフォトダイ
オードモジュールのアノードと基準電位点の間に直列接
続された第2の共振用コイル及び電流増倍用トランスの
一次巻線と、前記電流増倍用トランスの二次巻線に接続
した増幅器とを有する。
INフォトダイオードモジュールと、前記PINフォト
ダイオードモジュールのカソードと電源電位点の間に接
続された第1の共振用コイルと、前記PINフォトダイ
オードモジュールのアノードと基準電位点の間に直列接
続された第2の共振用コイル及び電流増倍用トランスの
一次巻線と、前記電流増倍用トランスの二次巻線に接続
した増幅器とを有する。
【0012】また、本発明の光受信器は、PINフォト
ダイオードモジュールと、前記PINフォトダイオード
モジュールのカソードと電源電位点との間に直列接続さ
れた第1の共振用コイル及び電流増倍用トランスの一次
巻線と、前記電流増倍用トランスの二次巻線に接続した
増幅器と、前記PINフォトダイオードモジュールのア
ノードと基準電位点の間に接続された第2の共振用コイ
ルとを有する。
ダイオードモジュールと、前記PINフォトダイオード
モジュールのカソードと電源電位点との間に直列接続さ
れた第1の共振用コイル及び電流増倍用トランスの一次
巻線と、前記電流増倍用トランスの二次巻線に接続した
増幅器と、前記PINフォトダイオードモジュールのア
ノードと基準電位点の間に接続された第2の共振用コイ
ルとを有する。
【0013】更に、本発明の光受信器は、電源電位点は
PINフォトダイオードモジュールに逆バイアスを供給
する電位であり、前記電源電位点と前記基準電位点との
間に接続したコンデンサ及び前記増幅器の入力部及び出
力部に接続した直流カット用のコンデンサを有し、前記
第1及び第2の共振用コイルは高周波領域の異なる周波
数で共振する。
PINフォトダイオードモジュールに逆バイアスを供給
する電位であり、前記電源電位点と前記基準電位点との
間に接続したコンデンサ及び前記増幅器の入力部及び出
力部に接続した直流カット用のコンデンサを有し、前記
第1及び第2の共振用コイルは高周波領域の異なる周波
数で共振する。
【0014】(作用)PINフォトダイオードモジュー
ルやトランスの寄生容量等と2つのコイルによる共振効
果とトランスによる電流増倍効果とにより、振幅周波数
特性を低い周波数から高い周波数帯域まで平坦化すると
ともに、光受信器の感度を上げC/N比を向上させるこ
とを可能にする。
ルやトランスの寄生容量等と2つのコイルによる共振効
果とトランスによる電流増倍効果とにより、振幅周波数
特性を低い周波数から高い周波数帯域まで平坦化すると
ともに、光受信器の感度を上げC/N比を向上させるこ
とを可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
について図面を参照して説明する。
について図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の光受信器の実施の形態を
示す図である。同図において、光受信器は、光信号を受
信する能動素子として、光コネクタ11に接続されたP
INフォトダイオードモジュール4を有し、前記PIN
フォトダイオードモジュール4のカソード側には、コイ
ル3の一端が接続されその他端には前記PINフォトダ
イオードモジュール4に逆バイアス電圧を印加するため
の電源(VB)1と、コイル3と電源1との接続点と基
準電位点(グランド)との間にパスコンとしてのコンデ
ンサ2が接続されている。また、前記PINフォトダイ
オードモジュール4のアノード側には、前記アノードと
基準電位点との間にコイル5と電流増倍用トランス6の
一次巻線が直列に接続されている。そして、前記トラン
スの二次巻線にはコンデンサ7の一端が接続されその他
端は増幅器8の入力部に接続され、増幅器8の出力部は
コンデンサ9の一端が接続され、その他端は出力端子1
0に接続されている。
示す図である。同図において、光受信器は、光信号を受
信する能動素子として、光コネクタ11に接続されたP
INフォトダイオードモジュール4を有し、前記PIN
フォトダイオードモジュール4のカソード側には、コイ
ル3の一端が接続されその他端には前記PINフォトダ
イオードモジュール4に逆バイアス電圧を印加するため
の電源(VB)1と、コイル3と電源1との接続点と基
準電位点(グランド)との間にパスコンとしてのコンデ
ンサ2が接続されている。また、前記PINフォトダイ
オードモジュール4のアノード側には、前記アノードと
基準電位点との間にコイル5と電流増倍用トランス6の
一次巻線が直列に接続されている。そして、前記トラン
スの二次巻線にはコンデンサ7の一端が接続されその他
端は増幅器8の入力部に接続され、増幅器8の出力部は
コンデンサ9の一端が接続され、その他端は出力端子1
0に接続されている。
【0017】次に、図1の光受信器の回路動作につい
て、図2、図3の等価回路及び振幅周波数特性を参照し
て説明する。
て、図2、図3の等価回路及び振幅周波数特性を参照し
て説明する。
【0018】RF信号がFDM多重化された後に光信号
に変換された信号がPINフォトダイオードモジュール
4の光コネクタ11に入力される。PINフォトダイオ
ードモジュールは、逆バイアス電圧がかけられており、
光信号の入力により光電流を出力する。PINフォトダ
イオードモジュール4を流れる光電流はトランスの一次
巻線を流れ、その二次巻線には巻数比に応じた電流が出
力される。出力巻線から出力された電流信号はコンデン
サ7において直流分がカットされ増幅器8に入力され
る。二次巻線の出力電流は増幅器8の入力インピーダン
スにより電圧に変換され増幅される。増幅器8で増幅さ
れた電圧信号はさらにコンデンサ9で直流分がカットさ
れ出力端子10より出力される。
に変換された信号がPINフォトダイオードモジュール
4の光コネクタ11に入力される。PINフォトダイオ
ードモジュールは、逆バイアス電圧がかけられており、
光信号の入力により光電流を出力する。PINフォトダ
イオードモジュール4を流れる光電流はトランスの一次
巻線を流れ、その二次巻線には巻数比に応じた電流が出
力される。出力巻線から出力された電流信号はコンデン
サ7において直流分がカットされ増幅器8に入力され
る。二次巻線の出力電流は増幅器8の入力インピーダン
スにより電圧に変換され増幅される。増幅器8で増幅さ
れた電圧信号はさらにコンデンサ9で直流分がカットさ
れ出力端子10より出力される。
【0019】PINフォトダイオードモジュール4の出
力電流は、高周波領域におけるPINフォトダイオード
モジュール4の端子間容量、電極接地間容量及びトラン
スの巻線間の容量成分によるインピーダンスの低下によ
り減衰するので、図6のように高域の周波数特性が落ち
る傾向にあるが、本発明においては、PINフォトダイ
オードモジュール4のアノード側及びカソード側に光信
号に基づく出力電流と直列のコイル3、5を接続してい
るので、コイル3、5がPINフォトダイオードモジュ
ール4の端子間容量、端子接地間の容量及びトランスの
巻線容量成分と直列共振回路を形成して振幅周波数特性
の高域特性を引き上げて前記周波数特性を改善すること
が可能である。
力電流は、高周波領域におけるPINフォトダイオード
モジュール4の端子間容量、電極接地間容量及びトラン
スの巻線間の容量成分によるインピーダンスの低下によ
り減衰するので、図6のように高域の周波数特性が落ち
る傾向にあるが、本発明においては、PINフォトダイ
オードモジュール4のアノード側及びカソード側に光信
号に基づく出力電流と直列のコイル3、5を接続してい
るので、コイル3、5がPINフォトダイオードモジュ
ール4の端子間容量、端子接地間の容量及びトランスの
巻線容量成分と直列共振回路を形成して振幅周波数特性
の高域特性を引き上げて前記周波数特性を改善すること
が可能である。
【0020】次に、本実施の形態の光受信器の高域周波
数における動作を説明する。
数における動作を説明する。
【0021】図2は、図1の光受信器の高周波領域にお
ける等価回路を示す図である。同図において、ISはP
INフォトダイオードモジュール4の出力電流、容量C
K及びCAはそれぞれPINフォトダイオードモジュール
4のカソード電極及びアノード電極と接地間の等価容量
であり、また容量CJはPINフォトダイオードモジュ
ール4のアノード及びカソード電極間の容量である。前
記等価回路において、コイル3と容量CA、コイル5と
容量CK及びコイル3、5と容量CJの各直列回路は何れ
も直列共振回路を構成しており、また、コイル3と容量
CK及びコイル5とCAは並列共振回路を構成する。各々
の共振周波数を設定して電流増倍用トランス6の一次側
の受信出力を増大させる。
ける等価回路を示す図である。同図において、ISはP
INフォトダイオードモジュール4の出力電流、容量C
K及びCAはそれぞれPINフォトダイオードモジュール
4のカソード電極及びアノード電極と接地間の等価容量
であり、また容量CJはPINフォトダイオードモジュ
ール4のアノード及びカソード電極間の容量である。前
記等価回路において、コイル3と容量CA、コイル5と
容量CK及びコイル3、5と容量CJの各直列回路は何れ
も直列共振回路を構成しており、また、コイル3と容量
CK及びコイル5とCAは並列共振回路を構成する。各々
の共振周波数を設定して電流増倍用トランス6の一次側
の受信出力を増大させる。
【0022】したがって、PINフォトダイオードモジ
ュール4の各電極側に接続した前記コイル3、5を選定
して前記共振周波数を高域の振幅周波数特性の低下する
領域に設定することにより、高域の特性の低下を補償す
るようにすることができる。実際には共振周波数を適宜
ずらすことで高域の周波数特性を持ち上げ平坦化するよ
うに調整する。
ュール4の各電極側に接続した前記コイル3、5を選定
して前記共振周波数を高域の振幅周波数特性の低下する
領域に設定することにより、高域の特性の低下を補償す
るようにすることができる。実際には共振周波数を適宜
ずらすことで高域の周波数特性を持ち上げ平坦化するよ
うに調整する。
【0023】また、PINフォトダイオードモジュール
4は基本的に電流源として動作し電流増倍用トランス6
の一次側は電流駆動される。本発明においては、この電
流出力を増倍するように一次対二次の巻線比を2:1等
のように1より小さく設定する。電流増倍用トランスの
電流出力は直流カット用のコンデンサ7を介して汎用増
幅器に印加して増幅器の入力インピーダンスにより電圧
出力としてコンデンサ9を介して出力端子10から出力
する。このように、電流増倍用トランス6を入れたこと
により増幅器8の入力電流信号が見かけ上大きくなって
出力信号も大きくなるのでC/N比も向上する。
4は基本的に電流源として動作し電流増倍用トランス6
の一次側は電流駆動される。本発明においては、この電
流出力を増倍するように一次対二次の巻線比を2:1等
のように1より小さく設定する。電流増倍用トランスの
電流出力は直流カット用のコンデンサ7を介して汎用増
幅器に印加して増幅器の入力インピーダンスにより電圧
出力としてコンデンサ9を介して出力端子10から出力
する。このように、電流増倍用トランス6を入れたこと
により増幅器8の入力電流信号が見かけ上大きくなって
出力信号も大きくなるのでC/N比も向上する。
【0024】図3は、コイル3、5の値を設定すること
により、周波数特性の高域部分を上げ振幅周波数特性が
高域までフラットな特性とし、また、トランスの巻線比
の設定により所望のC/N比を実現したものである。コ
イル3、5を最適な定数に選定することにより1dB以
内の平坦な振幅周波数特性を得ることができる。
により、周波数特性の高域部分を上げ振幅周波数特性が
高域までフラットな特性とし、また、トランスの巻線比
の設定により所望のC/N比を実現したものである。コ
イル3、5を最適な定数に選定することにより1dB以
内の平坦な振幅周波数特性を得ることができる。
【0025】図4は、本発明の光受信器の第2の実施の
形態を示す図である。電流増加用の電流増倍用トランス
6をPINフォトダイオードモジュール4のカソード側
に設置する構成とするものである。この実施の形態で
は、特に、PINフォトダイオードモジュール4のカソ
ード側の容量成分が小さい場合には振幅周波数特性の広
域をのばすことができる。
形態を示す図である。電流増加用の電流増倍用トランス
6をPINフォトダイオードモジュール4のカソード側
に設置する構成とするものである。この実施の形態で
は、特に、PINフォトダイオードモジュール4のカソ
ード側の容量成分が小さい場合には振幅周波数特性の広
域をのばすことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の光受信器によれば、PINフォ
トダイオードモジュールの両端に接続したコイルを、P
INフォトダイオードモジュールの端子の等価容量等と
共振させることによって振幅周波数特性の高域を補正す
ることが可能となるため、光受信器の振幅周波数特性を
平坦にすることができる。
トダイオードモジュールの両端に接続したコイルを、P
INフォトダイオードモジュールの端子の等価容量等と
共振させることによって振幅周波数特性の高域を補正す
ることが可能となるため、光受信器の振幅周波数特性を
平坦にすることができる。
【0027】また、トランスの電流増倍効果を利用する
ことによって増幅器の入力信号を大きくすることによ
り、増幅器の出力信号を大きくすることができるから、
従来の光受信器に比べ受信感度が向上する。これにより
光受信器の入力換算雑音電流密度が小さくなり、光受信
器のC/N比が良くなる。
ことによって増幅器の入力信号を大きくすることによ
り、増幅器の出力信号を大きくすることができるから、
従来の光受信器に比べ受信感度が向上する。これにより
光受信器の入力換算雑音電流密度が小さくなり、光受信
器のC/N比が良くなる。
【0028】
【図1】本発明の光受信器の実施の形態を示す図であ
る。
る。
【図2】本実施の形態の光受信器の等価回路を示す図で
ある。
ある。
【図3】本実施の形態による振幅周波数特性を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明の光受信器の他の実施の形態を示す図で
ある。
ある。
【図5】従来例の光受信器を示す図である。
【図6】従来例の光受信器の振幅周波数特性を示す図で
ある。
ある。
1 電源 2 コンデンサ 3、5 コイル 4 PINフォトダイオードモジュール 6 トランス 7、9 コンデンサ 8 増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 31/10 H04J 14/00 14/04 14/06 H04B 10/02
Claims (4)
- 【請求項1】 PINフォトダイオードモジュールと、
前記PINフォトダイオードモジュールのカソードと電
源電位点の間に接続された第1の共振用コイルと、前記
PINフォトダイオードモジュールのアノードと基準電
位点の間に直列接続された第2の共振用コイル及び電流
増倍用トランスの一次巻線と、前記電流増倍用トランス
の二次巻線に接続した増幅器とを有することを特徴とす
る光受信器。 - 【請求項2】 PINフォトダイオードモジュールと、
前記PINフォトダイオードモジュールのカソードと基
準電位点との間に直列接続された第1の共振用コイル及
び電流増倍用トランスの一次巻線と、前記電流増倍用ト
ランスの二次巻線に接続した増幅器と、前記PINフォ
トダイオードモジュールのアノードと電源電位点の間に
接続された第2の共振用コイルとを有することを特徴と
する光受信器。 - 【請求項3】 前記電源電位点はPINフォトダイオー
ドモジュールに逆バイアスを供給する電位点であり、前
記電源電位点と前記基準電位点との間に接続したコンデ
ンサと、前記増幅器の入力部及び出力部に接続した直流
カット用のコンデンサを有することを特徴とする請求項
1又は2記載の光受信器。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の共振用コイルは高周
波領域の異なる周波数で共振することを特徴とする請求
項1、2又は3記載の光受信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9049609A JPH10233741A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 光受信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9049609A JPH10233741A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 光受信器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10233741A true JPH10233741A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12835985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9049609A Pending JPH10233741A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | 光受信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10233741A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100975870B1 (ko) | 2008-10-17 | 2010-08-13 | 삼성모바일디스플레이주식회사 | 광 센싱 회로, 이의 구동 방법 및 광 센싱 회로를 포함하는터치 패널 |
KR100975871B1 (ko) | 2008-10-17 | 2010-08-13 | 삼성모바일디스플레이주식회사 | 광 센싱 회로, 이를 포함하는 터치 패널, 및 광 센싱 회로의 구동 방법 |
CN103367517A (zh) * | 2012-03-31 | 2013-10-23 | 青岛博光电子有限公司 | Si基GeMSM波导共振腔增强型光电探测器 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP9049609A patent/JPH10233741A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100975870B1 (ko) | 2008-10-17 | 2010-08-13 | 삼성모바일디스플레이주식회사 | 광 센싱 회로, 이의 구동 방법 및 광 센싱 회로를 포함하는터치 패널 |
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US8289298B2 (en) | 2008-10-17 | 2012-10-16 | Samsung Display Co., Ltd. | Light sensing circuit, method of driving the same, and touch panel including the light sensing circuit |
US8754875B2 (en) | 2008-10-17 | 2014-06-17 | Samsung Display Co., Ltd. | Light sensing circuit, touch panel including the same, and method of driving the light sensing circuit |
CN103367517A (zh) * | 2012-03-31 | 2013-10-23 | 青岛博光电子有限公司 | Si基GeMSM波导共振腔增强型光电探测器 |
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