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JPH10233608A - 携帯無線機およびアンテナ装置 - Google Patents

携帯無線機およびアンテナ装置

Info

Publication number
JPH10233608A
JPH10233608A JP9034699A JP3469997A JPH10233608A JP H10233608 A JPH10233608 A JP H10233608A JP 9034699 A JP9034699 A JP 9034699A JP 3469997 A JP3469997 A JP 3469997A JP H10233608 A JPH10233608 A JP H10233608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
antenna
cylindrical
antenna conductor
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9034699A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirochika Ito
博規 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9034699A priority Critical patent/JPH10233608A/ja
Priority to US09/020,054 priority patent/US6075487A/en
Publication of JPH10233608A publication Critical patent/JPH10233608A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
    • H01Q1/244Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas extendable from a housing along a given path

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部アンテナ用のコネクタを備える携帯無線
機において、コネクタの近傍のRF送受信回路と、内蔵
アンテナとの間の伝送ロスを少なくする。 【解決手段】 携帯電話機10Gの筐体11の下端部に
配設された外部アンテナ用コネクタ12に対応して、回
路基板13の下部にRF送受信回路14〜給電ばね17
を設けて、λ/4より長いロッドアンテナ21Lの下端
部21bに給電すると共に、筐体の上端部に配設されて
ロッドアンテナの中間部と接触する支持金具22を、接
地ばね23を通じて、回路基板のグラウンドに接続する
ことにより、回路基板より上方の部分のロッドアンテナ
をλ/4モノポールアンテナとして安定に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、自動車
内での使用を配慮した携帯電話機に好適な、携帯無線機
およびアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及が著しい携帯電話機は、その
携帯性を向上させるため、一層の小型化、軽量化が進め
られており、これに伴って、アンテナも小型であること
が求められている。
【0003】従来、携帯電話機用のアンテナとしては、
携帯時は本体に収納されると共に、通話時は本体から引
き出される、隠顕型のホイップアンテナが多く用いられ
て、携帯時はアンテナの破損が防止されると共に、携帯
に便利であり、通話時にはアンテナ長(高さ)を大きく
することにより、人体頭部による電波遮断の影響が軽減
されて、通話品質が向上する。
【0004】一方、携帯電話機を自動車内で使用する場
合には、金属のボディに囲まれて、携帯電話機の内蔵ア
ンテナのみでは、十分な感度が得られないため、別途、
自動車の窓やボディ外部にアンテナを設置し、この外部
アンテナに携帯電話機を接続することにより、自動車内
においても十分な感度が得られるようになされている。
なお、外部アンテナと接続したときは、携帯電話機の内
蔵アンテナは切り離される。
【0005】上述のような、自動車内での使用に配慮し
た携帯電話機は、従来、例えば、図7または図8に示す
ように構成されていた。
【0006】図7に示す携帯電話機10では、合成樹脂
からなる筐体11の下端部の開口11bに対向して、外
部アンテナ用のコネクタ12が配設されると共に、筐体
11の内部には回路基板13が収納される。
【0007】コネクタ12は、外部アンテナの給電ケー
ブルに接続されたプラグ(いずれも図示は省略)が挿入
されるジャック12jと、このジャック12jに機械的
に結合された常閉スイッチ12sとを含んで構成され
る。なお、このコネクタ12は原理的な構成を説明する
ものであって、このようなコネクタ形式に限られるもの
ではない。
【0008】そして、回路基板13に実装されたRF送
受信回路14が、ジャック12jに接続されると共に、
常閉スイッチ12s、給電経路15および整合回路16
を通じて、回路基板13の上端部に配設された給電ばね
17に接続される。
【0009】筐体11の上面には、凸条11aの内側に
開口が穿設されて、ロッドアンテナ21の支持金具(ホ
ルダ)22が篏め込まれ、このホルダ22の外面に、給
電ばね17の先端部が弾性的に接触する。ロッドアンテ
ナ21は直線状の導体から形成され、その基部が、円筒
状に形成されたホルダ22により、摺動自在に支持され
る。
【0010】なお、ロッドアンテナ21は、図7に示す
ように引き出された状態で、給電ばね17との接触点か
ら上がλ/4(λは無線通信周波数帯の波長。以下同
じ)となるように、その長さが設定される。
【0011】上述のような、図7の携帯電話機10にお
いて、外部アンテナ用のプラグがコネクタ12のジャッ
ク12jに挿入されたときは、常閉スイッチ12sが開
放されて、ロッドアンテナ21が切り離されると共に、
RF送受信回路14は、外部アンテナ(図示は省略)の
みと接続される。
【0012】一方、図8に示す携帯電話機10Cでは、
合成樹脂からなる筐体11の下端部の開口11bに対向
して、外部アンテナ用のコネクタ12Cが配設されると
共に、筐体11の内部には回路基板13が収納される。
【0013】コネクタ12Cは、前述のような外部アン
テナ用のプラグ(図示は省略)が挿入されるジャック1
2jと、このジャック12jへのプラグの挿入を検出す
るセンサ(図示は省略)とを含んで構成され、このセン
サの出力信号が、端子12dを通じて、制御回路18に
供給される。
【0014】また、回路基板13に実装されたRF送受
信回路14が切換えスイッチ19の可動接点に接続され
る。このスイッチ19は、例えば、電界効果トランジス
タにより構成され、制御回路18からの制御信号により
切換制御される。スイッチ19のo側固定接点がジャッ
ク12jに接続されると共に、スイッチ19のi側固定
接点は、整合回路16を通じて、回路基板13の上端部
に配設された給電ばね17に接続される。
【0015】筐体11の上面には、凸条11aの内側に
開口が穿設されて、ロッドアンテナ21の支持金具(ホ
ルダ)22が篏め込まれ、このホルダ22の外面に、給
電ばね17の先端部が弾性的に接触する。ロッドアンテ
ナ21は直線状の導体から形成され、その基部が、円筒
状に形成されたホルダ22により、摺動自在に支持され
る。
【0016】なお、ロッドアンテナ21は、図8に示す
ように引き出された状態で、給電ばね17との接触点か
ら上がλ/4となるように、その長さが設定される。
【0017】上述のような、図8の携帯電話機10Cに
おいて、外部アンテナ用のプラグがコネクタ12Cのジ
ャック12jに挿入されないとき、切換えスイッチ19
の可動接点は、図8に示すように、i接点側に接続され
て、RF送受信回路14は、ロッドアンテナ21のみと
接続される。
【0018】また、ジャック12jにプラグが挿入され
たときには、図示とは逆に、切換えスイッチ19の可動
接点がo接点側に切り換えられて、ロッドアンテナ21
が切り離され、RF送受信回路14は、外部アンテナ
(図示は省略)のみと接続される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述のような、自動車
内での使用に配慮した、従来の携帯電話機10,10C
では、通話時における人体の影響を避けるため、ロッド
アンテナ21が筐体11の上端部に配設されており、こ
れに伴って、給電ばね17も回路基板13の上端部に設
けられている。
【0020】また、外部アンテナ用のコネクタ12,1
2Cは、自動車内での使用時、給電ケーブルの煩わしさ
を少なくするため、筐体11の下端部に設置されてい
る。
【0021】ところが、前出図7に示すような携帯電話
機10では、コネクタ12の近傍に配設されたRF送受
信回路14と、整合回路16および給電ばね17とが離
れているので、内蔵アンテナ21の使用時にRF信号が
伝送される、給電経路15が長くなってしまい、この経
路15による伝送損が、例えば、約1dB程度にも達す
る。そして、給電経路15の伝送損をカバーするため
に、アンテナ系やRF系回路に厳しい仕様が要求され、
製造原価の上昇を招くという問題があった。
【0022】一方、前出図8に示すような携帯電話機1
0Cでは、RF送受信回路14の近傍に電子的切換えス
イッチ19を設けることにより、内蔵アンテナ21の使
用時の給電経路が短縮されるが、センサ付きコネクタ1
2Cや切換えスイッチ19を採用することにより、製造
原価の上昇を招くという問題があった。
【0023】かかる点に鑑み、この発明の目的は、外部
アンテナコネクタの近傍に配設されたRF送受信回路
と、内蔵アンテナとの間の伝送ロスを少なくした、携帯
無線機およびアンテナ装置を提供するところにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による携帯無線機は、λ/4より長い電気
長を有する使用状態を有するアンテナ導体を備え、上記
使用状態においてアンテナ導体の一部が、回路基板に隣
接するように配設される携帯無線機であって、上記アン
テナ導体のほぼλ/4の電気長部分は、上記回路基板よ
り隣接させることなく、筐体の上端側から上方に位置さ
せ、上記回路基板の上記筐体の下端側の位置に、上記ア
ンテナ導体に対する給電部を設けると共に、上記回路基
板の上記筐体の上端側において、上記アンテナ導体を、
上記回路基板のグラウンドに接続する接続手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0025】以上の構成のこの発明による携帯無線機に
よれば、給電部が回路基板の下端側、つまり筐体の下端
側に設けられるとともに、アンテナ導体に対する給電
も、この下端側で行っているから、伝送損失を最小限に
することができる。
【0026】しかも、アンテナ導体のほぼλ/4の電気
長部分は、回路基板より隣接させることなく、筐体の上
端側から上方に位置させるとともに、回路基板の筐体の
上端側において、アンテナ導体を、回路基板のグラウン
ドに接続するようにしているので、λ/4の電気長部分
は、安定なアンテナ部分として働き、良好なアンテナ特
性が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照しな
がら、この発明による携帯無線機の実施の形態について
説明する。
【0028】この発明による携帯無線機の一例の基本的
構成を図1に示す。この図1において、前出図7に対応
する部分には同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0029】図1の携帯電話機10Gでは、合成樹脂か
らなる筐体11の下端部の開口11bに対向して、外部
アンテナ用のコネクタ12が配設されると共に、筐体1
1の内部には回路基板13が収納される。
【0030】コネクタ12は、外部アンテナの給電ケー
ブルに接続されたプラグ(いずれも図示は省略)が挿入
されるジャック12jと、このジャック12jに機械的
に結合された常閉スイッチ12sとを含んで構成され
る。なお、前述もしたように、このコネクタ12は原理
的な構成を説明するものであって、このようなコネクタ
形式に限られるものではない。
【0031】また、回路基板13に実装されたRF送受
信回路14が、ジャック12jに接続されると共に、常
閉スイッチ12s、給電経路15および整合回路16を
通じて、給電ばね17に接続される。
【0032】この例では、整合回路16および給電ばね
17が、コネクタ12の近傍で、回路基板13の下部に
配設されて、前出図7の従来例よりも、常閉スイッチ1
2sおよび整合回路16を接続する給電経路15が短縮
される。
【0033】また、この例では、回路基板13の上端部
に第2のばね23が配設されて、回路基板13のグラウ
ンドに接続されると共に、このグラウンド接続(接地)
ばね23の先端部は、筐体11の上面の凸条11aの内
側に穿設された開口に篏め込まれた、支持金具(ホル
ダ)22の外面に、弾性的に接触する。
【0034】そして、この例では、λ/4より長い直線
状の導電材からなるロッドアンテナ21Lが、その中間
部をホルダ22に支持されると共に、ロッドアンテナ2
1Lの下端部21bには、給電ばね17の先端部が弾性
的に接触する。
【0035】ロッドアンテナ21Lの長さは、図1に示
すように、その下端部21bが給電ばね17と接触した
状態で、接地ばね23との接触点から上がλ/4となる
ように設定される。また、給電ばね17と接地ばね23
との間隔は、λ/4を避けて、適宜に設定される。両者
の間隔をλ/4にした場合、携帯電話機に手を触れたと
きと、手を触れないときとで、アンテナ利得が大幅に変
動するからである。
【0036】上述のような携帯電話機10Gにおいて、
外部アンテナ用のプラグがコネクタ12のジャック12
jに挿入されたときは、常閉スイッチ12sが開放され
て、ロッドアンテナ21が切り離されると共に、RF送
受信回路14は、外部アンテナ(図示は省略)のみと接
続される。
【0037】また、外部アンテナ用のプラグがコネクタ
12のジャック12jに挿入されないときには、前述の
ようにして、RF送受信回路14と給電ばね17とが接
続されて、ロッドアンテナ21Lの下端部21bに給電
される。
【0038】この例では、図2Aにも示すように、ロッ
ドアンテナ21Lの上端21aからλ/4の距離の中間
部が、ばね23を通じて、回路基板13のグラウンドに
接続(接地)されているので、図2Bに細線で示すよう
に、ロッドアンテナ21L上の高周波電圧VRFが、接地
点において、強制的に「節」とされた正弦波状に分布す
る。
【0039】これに伴って、ロッドアンテナ21L上の
高周波電流iRFは、図2Bに実線で示すように、接地点
において「腹」とされると共に、上端21aにおいて
「節」とされた正弦波状に分布する。
【0040】一方、ロッドアンテナ21Lの接地点から
下方の部分の高周波電圧VRFおよび高周波電流iRFは、
接地点で滑らかに連続して、概ね図2Bに示すようにな
り、ばね23を通じて、回路基板13のグラウンドに接
続することにより、ロッドアンテナ21Lの接地点から
下方の部分の、アンテナとしての不安定性が除去され
る。
【0041】上述の例では、整合回路16および給電ば
ね17を、コネクタ12の近傍で、回路基板13の下部
に配設すると共に、λ/4より長いロッドアンテナ21
Lの下端部21bに給電することにより、前出図7の従
来例よりも、常閉スイッチ12sおよび整合回路16を
接続する給電経路15を短縮することができて、伝送損
が低減される。
【0042】また、ロッドアンテナ21Lの中間部を、
ばね23を通じて、回路基板13のグラウンドに接続す
ることにより、ロッドアンテナ21Lの接地点から下方
の部分に起因する、アンテナとしての不安定性を除去す
ることができる。
【0043】[他の実施の形態]前述の図1の実施の形
態は、この発明の基本的構成であって、ロッドアンテナ
21Lの上部が筐体11から突き出たままでは、携帯に
不便である。また、ロッドアンテナ21Lの上部が筐体
11内に収納されるようにすると、アンテナ高が小さく
なって、利得が格段に低下してしまう。
【0044】このような問題を解消するために、ロッド
アンテナと、軸長が短いヘリカルアンテナとを切り換え
て用いるようにした、この発明の他の実施の形態につい
て、図3および図4を参照しながら説明する。
【0045】この発明の他の実施の形態の構成を図3お
よび図4に示す。これらの図において、前出図1および
図7に対応する部分には同一の符号を付して一部説明を
省略する。
【0046】図3および図4の携帯電話機10Hでは、
合成樹脂からなる筐体11の下端部の開口11bに対向
して、外部アンテナ用のコネクタ12が配設されると共
に、筐体11の内部には回路基板13が収納される。
【0047】コネクタ12は、外部アンテナの給電ケー
ブルに接続されたプラグ(いずれも図示は省略)が挿入
されるジャック12jと、このジャック12jに機械的
に結合された常閉スイッチ12sとを含んで構成され
る。
【0048】また、回路基板13に実装されたRF送受
信回路14が、ジャック12jに接続されると共に、常
閉スイッチ12s、給電経路15および整合回路16を
通じて、給電ばね17に接続される。
【0049】前述の図1の例と同様に、この例でも、整
合回路16および給電ばね17が、コネクタ12の近傍
で、回路基板13の下部に配設されて、前出図7の従来
例よりも、常閉スイッチ12sおよび整合回路16を接
続する給電経路15が短縮される。
【0050】また、この例でも、回路基板13の上端部
に第2のばね23が配設されて、回路基板13のグラウ
ンドに接続されると共に、このグラウンド接続(接地)
ばね23の先端部は、筐体11の上面の凸条11aの内
側に穿設された開口に篏め込まれた、支持金具(ホル
ダ)22の外面に、弾性的に接触する。
【0051】そして、この例では、所定長の円筒導体2
4が、ホルダ22の下端に同軸に結合されると共に、円
筒導体24の下端部外面には、給電ばね17の先端部が
弾性的に接触する。
【0052】これにより、RF送受信回路14とホルダ
22とが、常閉スイッチ12s、給電経路15、整合回
路16、給電ばね17および円筒導体24を通じて、電
気的に接続される。
【0053】更に、この例では、円筒導体24の内部
に、これと同軸に、直線状の導体からなるロッドアンテ
ナ21Sが配設される。このロッドアンテナ21Sは、
ほぼλ/4の電気長の殆どにわたって、適宜の誘電体層
21cに被覆され、ロッドアンテナ21Sの下端に円柱
状の係止金具(下側ストッパ)25が結合されると共
に、ロッドアンテナ21Sの上端部には、適宜の絶縁材
からなる円柱状の結合部材26が機械的に結合される。
【0054】結合部材26の更に上側に、「T」字状の
断面の支持兼係止金具(上側ストッパ)31が結合され
ると共に、このストッパ31の上端には、電気長がほぼ
λ/4で螺旋状に形成された導体からなるヘリカルアン
テナ32の一端部が巻き付けられて、このヘリカルアン
テナ32とロッドアンテナ21Sとが、機械的に一体化
される。そして、ヘリカルアンテナ32は、適宜の絶縁
材からなる保護ケース33に収納される。
【0055】また、上側および下側のストッパ31,2
5は、それぞれの小径部において、ホルダ22により、
摺動自在に支持されるように形成される。なお、図示は
省略するが、適宜に構成された摺動ばねを用いてもよ
い。
【0056】図3に示すように、ロッドアンテナ21S
が筐体11内に収納された状態では、上側ストッパ31
がホルダ22の上端と接触して、ヘリカルアンテナ3
2、ホルダ22および円筒導体23が電気的に接続さ
れ、1つのアンテナ系として作動する。
【0057】また、図4に示すように、ロッドアンテナ
21Sが筐体11から引き出された状態では、下側スト
ッパ25がホルダ22の下端と接触して、ロッドアンテ
ナ21S、下側ストッパ25、ホルダ22および円筒導
体24が電気的に接続され、1つのアンテナ系として作
動する。
【0058】従って、外部アンテナの給電ケーブルに接
続されたプラグ(いずれも図示は省略)が、コネクタ1
2のジャック12jに挿入されていない場合、図3に示
すような状態では、RF送受信回路14とヘリカルアン
テナ32とが、上述のように、常閉スイッチ12s、給
電経路15、整合回路16、給電ばね17、円筒導体2
4およびホルダ22を通じて、電気的に接続され、ヘリ
カルアンテナ32による待ち受けが可能となる。このと
き、ロッドアンテナ21Sは、結合部材26により、上
述のような給電系から電気的に切り離されて、アンテナ
として機能しない。
【0059】また、図4に示すような状態では、上述と
同様の給電系を通じて、RF送受信回路14とロッドア
ンテナ21Sとが電気的に接続され、ロッドアンテナ2
1Sによる通話が可能となる。このとき、ヘリカルアン
テナ32は、結合部材26により、上述のような給電系
から電気的に切り離されて、アンテナとして機能しな
い。
【0060】図3、図4のいずれの状態においても、上
述のように、ホルダ22は、ばね23を通じて、回路基
板13のグラウンドに接続されているため、ホルダ22
より上方にあるヘリカルアンテナ32、もしくは、ロッ
ドアンテナ21Sは、前述の実施の形態と同様に、その
電気長がλ/4に安定して、所要の利得を有すると共
に、良好な特性を呈する。
【0061】なお、この実施の形態では、ロッドアンテ
ナ21Sの長さは、図4に示すように、下側ストッパ2
5がホルダ22と整列した状態で、接地ばね23との接
触点から上がλ/4となるように設定される。また、給
電ばね17と接地ばね23との間隔は、前述の理由によ
り、λ/4を避けて設定される。
【0062】上述の実施の形態では、整合回路16およ
び給電ばね17を、コネクタ12の近傍で、回路基板1
3の下部に配設すると共に、円筒導体24の下端部に給
電することにより、前出図7の従来例よりも、常閉スイ
ッチ12sおよび整合回路16を接続する給電経路15
を短縮することができて、伝送損が低減される。
【0063】また、ホルダ22を、ばね23を通じて、
回路基板13のグラウンドに接続することにより、ロッ
ドアンテナ21Sの収納時、または引き出し時のいずれ
においても、回路基板13の上端より上方のアンテナ
(32もしくは21S)の電気長がλ/4となるように
して、良好なアンテナ特性を実現することができると共
に、ホルダ22の接地点から下方の円筒導体24に起因
する、アンテナとしての不安定性を除去することができ
る。
【0064】[他の実施の形態]次に、図5および図6
を参照しながら、この発明の他の実施の形態について説
明する。
【0065】この発明の他の実施の形態の構成を図5お
よび図6に示す。これらの図において、前出図1〜図4
および図7に対応する部分には同一の符号を付して一部
説明を省略する。
【0066】図5および図6の携帯電話機10Jでは、
合成樹脂からなる筐体11の下端部の開口11bに対向
して、外部アンテナ用のコネクタ12が配設されると共
に、筐体11の内部には回路基板13が収納される。
【0067】コネクタ12は、外部アンテナの給電ケー
ブルに接続されたプラグ(いずれも図示は省略)が挿入
されるジャック12jと、このジャック12jに機械的
に結合された常閉スイッチ12sとを含んで構成され
る。
【0068】また、回路基板13に実装されたRF送受
信回路14が、ジャック12jに接続されると共に、常
閉スイッチ12s、給電経路15および整合回路16を
通じて、給電ばね17に接続される。
【0069】前述の両実施の形態と同様に、この実施の
形態でも、整合回路16および給電ばね17が、コネク
タ12の近傍で、回路基板13の下部に配設されて、前
出図7の従来例よりも、常閉スイッチ12sおよび整合
回路16を接続する給電経路15が短縮される。
【0070】また、この実施の形態では、回路基板13
の上端部に第2のばね23が配設されて、回路基板13
のグラウンドに接続されると共に、このグラウンド接続
(接地)ばね23の先端部は、筐体11の上面の凸条1
1aの内側に穿設された開口に篏め込まれた、支持金具
(ホルダ)22Jの外面に、弾性的に接触する。
【0071】この実施の形態のホルダ22Jは、前述の
図3および図4の実施の形態のホルダ22を上側に延長
して、電気長がほぼλ/4のヘリカルアンテナ32の一
端部が巻き付けられるようにしたものであり、この実施
の形態では、ヘリカルアンテナ32が、機械的に筐体1
1に固定される。
【0072】そして、この実施の形態でも、所定長の円
筒導体24が、ホルダ22Jの下端に同軸に結合される
と共に、円筒導体24の下端部外面には、給電ばね17
の先端部が弾性的に接触する。
【0073】これにより、RF送受信回路14とホルダ
22Jとが、常閉スイッチ12s、給電経路15、整合
回路16、給電ばね17および円筒導体24を通じて、
電気的に接続される。
【0074】更に、この実施の形態では、ほぼλ/4の
電気長の殆どにわたって適宜の誘電体層21cに被覆さ
れた、ロッドアンテナ21Sが、円筒導体24の内部
に、これと同軸に配設され、ロッドアンテナ21Sの下
端に、円柱状の係止金具(下側ストッパ)25が結合さ
れると共に、ロッドアンテナ21Sの上端部には、適宜
の絶縁材からなる「T」字状の断面の係止兼用のつまみ
部材(上側ストッパ)36が結合される。
【0075】このストッパ36は、ヘリカルアンテナ3
2の保護ケース33の上面に穿設された開口33aに挿
入され、図5に示すように、ロッドアンテナ21Sが筐
体11内に収納された状態で、ストッパ36の上端部が
保護ケース33の上面に対接するようになっている。
【0076】また、上側および下側のストッパ36,2
5は、それぞれの小径部において、ホルダ22Jによ
り、摺動自在に支持されるように形成される。なお、図
示は省略するが、適宜に構成された摺動ばねを用いても
よい。
【0077】図5に示すように、ロッドアンテナ21S
が筐体11内に収納された状態では、上側ストッパ36
の上端部が保護ケース33の上面に対接して、ヘリカル
アンテナ32、ホルダ22および円筒導体23が電気的
に接続され、1つのアンテナ系として作動する。また、
図6に示すように、ロッドアンテナ21Sが筐体11か
ら引き出された状態では、下側ストッパ25がホルダ2
2Jの下端と接触して、ロッドアンテナ21S、下側ス
トッパ25、ホルダ22および円筒導体24が電気的に
接続され、1つのアンテナ系として作動する。なお、ヘ
リカルアンテナ32は補助的なアンテナとして作動す
る。
【0078】従って、外部アンテナの給電ケーブルに接
続されたプラグ(いずれも図示は省略)が、コネクタ1
2のジャック12jに挿入されていない場合、図5に示
すような状態では、RF送受信回路14とヘリカルアン
テナ32とが、上述のように、常閉スイッチ12s、給
電経路15、整合回路16、給電ばね17、円筒導体2
4およびホルダ22Jを通じて、電気的に接続され、ヘ
リカルアンテナ32による待ち受けが可能となる。この
とき、ロッドアンテナ21Sは、上側ストッパ36によ
り、上述のような給電系から電気的に切り離されて、ア
ンテナとして機能しない。
【0079】また、図6に示すような状態では、上述と
同様の給電系を通じて、RF送受信回路14とヘリカル
アンテナ32およびロッドアンテナ21Sとが電気的に
共通に接続され、主として、ロッドアンテナ21Sによ
る通話が可能となる。図5、図6のいずれの状態におい
ても、上述のように、ホルダ22Jは、ばね23を通じ
て、回路基板13のグラウンドに接続されているため、
ホルダ22Jより上方にあるヘリカルアンテナ32、も
しくは、ロッドアンテナ21Sは、前述の実施の形態と
同様に、その電気長がλ/4に安定して、所要の利得を
有すると共に、良好な特性を呈する。
【0080】なお、この例では、ロッドアンテナ21S
の長さは、図6に示すように、下側ストッパ25がホル
ダ22Jと整列した状態で、接地ばね23との接触点か
ら上がλ/4となるように設定される。また、給電ばね
17と接地ばね23との間隔は、前述の理由により、λ
/4を避けて設定される。
【0081】上述の例では、整合回路16および給電ば
ね17を、コネクタ12の近傍で、回路基板13の下部
に配設すると共に、円筒導体24の下端部に給電するこ
とにより、前出図7の従来例よりも、常閉スイッチ12
sおよび整合回路16を接続する給電経路15を短縮す
ることができて、伝送損が低減される。
【0082】また、ホルダ22を、ばね23を通じて、
回路基板13のグラウンドに接続することにより、ロッ
ドアンテナ21Sの収納時、または引き出し時のいずれ
においても、回路基板13の上端より上方のアンテナ
(32もしくは21S)の電気長がλ/4となるように
して、良好なアンテナ特性を実現することができると共
に、ホルダ22の接地点から下方の円筒導体24に起因
する、アンテナとしての不安定性を除去することができ
る。
【0083】[他の実施の形態]前述の各実施の形態に
おいては、ホルダ22,22J、円筒導体24、上側ス
トッパ31、下側ストッパ25を金属材料によって構成
した場合について述べたが、この発明はこれに限らず、
所定の導電性材料によって構成することによっても、同
様の効果を得ることができる。
【0084】また、前述の各実施の形態においては、ロ
ッドアンテナ21S、ヘリカルアンテナ32に対して、
RF送受信回路14を接続する場合について述べたが、
この発明はこれに限らず、ロッドアンテナ21S、ヘリ
カルアンテナ32が送信専用または受信専用として使用
された場合には、送信回路または受信回路のみが接続さ
れることもあり得る。
【0085】また前述の各実施の形態においては、ロッ
ドアンテナ21Sが単に直線状の導体によって形成され
ている場合について述べたが、この発明はこれに限ら
ず、ロッドアンテナを、弾性を有する導体で形成し、ま
たは、ばね材を密巻にした導体で形成し、或いは、小径
で螺旋状にした導体で形成することにより、アンテナ折
損を防止するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高周波回路とアンテナとの間の伝送損が低減され
る。
【0087】また、内蔵アンテナの収納時、または引き
出し時のいずれにおいても、安定で良好なアンテナ特性
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯無線機の実施の形態の構成
を示す概念図である。
【図2】この発明の実施の形態の要部の励振状態を説明
するための概念図である。
【図3】この発明の他の実施の形態の構成を示す断面図
である。
【図4】この発明の他の実施の形態の構成を示す断面図
である。
【図5】この発明の更に他の実施の形態の構成を示す断
面図である。
【図6】この発明の更に他の実施の形態の構成を示す断
面図である。
【図7】従来の携帯無線機の構成例を示す概念図であ
る。
【図8】他の従来例を示す概念図である。
【符号の説明】
10,10G,10H,10J…携帯電話機、11…筐
体、12…外部アンテナ用コネクタ、12j…ジャッ
ク、12s…常閉スイッチ、13…回路基板、14…R
F送受信回路、16…整合回路、17…給電ばね、2
1,21L…ロッドアンテナ、22,22J…支持金具
(ホルダ)、23…グラウンド接続(接地)ばね、24
…筒状導体、25…係止金具(下側ストッパ)、26…
結合部材、31…係止金具(上側ストッパ)、32…ヘ
リカルアンテナ、36…係止兼つまみ部材(上側ストッ
パ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】λ/4(λは無線通信周波数帯の波長。以
    下同じ)より長い電気長を有する使用状態を有するアン
    テナ導体を備え、上記使用状態においてアンテナ導体の
    一部が、回路基板に隣接するように配設される携帯無線
    機であって、 上記アンテナ導体のほぼλ/4の電気長部分は、上記回
    路基板より隣接させることなく、筐体の上端側から上方
    に位置させ、 上記回路基板の上記筐体の下端側の位置に、上記アンテ
    ナ導体に対する給電部を設けると共に、 上記回路基板の上記筐体の上端側において、上記アンテ
    ナ導体を、上記回路基板のグラウンドに接続する接続手
    段を設けたことを特徴とする携帯無線機。
  2. 【請求項2】上記筐体の上端部には、上記アンテナ導体
    を支持する支持導体が配設されて、上記接続手段は、こ
    の支持導体を上記回路基板のグラウンドに接続すること
    により構成されることを特徴とする請求項1に記載の携
    帯無線機。
  3. 【請求項3】上記アンテナ導体のほぼλ/4の部分が直
    線状の導体であると共に、上記アンテナ導体の残部が上
    記支持導体に結合された円筒状導体であることを特徴と
    する請求項2に記載の携帯無線機。
  4. 【請求項4】上記アンテナ導体のほぼλ/4の部分が螺
    旋状の導体であると共に、上記アンテナ導体の残部が上
    記支持導体に結合された円筒状導体であることを特徴と
    する請求項2に記載の携帯無線機。
  5. 【請求項5】上端部が回路基板のグラウンドに接続さ
    れ、下端部が給電回路に接続され、筐体内に固定されて
    設けられる円筒状導体と、 上記円筒状導体の内部を上下方向に摺動可能とされ、上
    記円筒状導体の上端部から上方に突出可能なλ/4の長
    さの直線状の第1のアンテナ導体と、 上記第1のアンテナ導体の上方に、当該第1の導体とは
    電気的に分離された状態で設けられ、上記第1のアンテ
    ナ導体の上下方向の摺動移動に伴って移動する、電気長
    がλ/4の螺旋状の第2のアンテナ導体と、 を備え、 上記第1のアンテナ導体および上記第2のアンテナ導体
    を上記円筒状導体の上方に引き出したときには、上記第
    1のアンテナ導体のλ/4の電気長の部分が上記円筒状
    導体の上方に引き出した状態において、上記第1のアン
    テナ導体の下端部と上記円筒上導体の上端部とが接続さ
    れて、上記第1のアンテナ導体と上記円筒状導体とがモ
    ノポールアンテナとして作動して、上記第2のアンテナ
    導体は作動せず、 上記第1のアンテナ導体を上記円筒状導体内に収納する
    ようにしたときには、上記第2のアンテナ導体の下端部
    と上記円筒状導体の上端部とが接続されて、上記第2の
    アンテナ導体と上記円筒状導体とがモノポールアンテナ
    として作動して、上記第1のアンテナ導体は作動しない
    ようにされてなることを特徴とする携帯無線機。
  6. 【請求項6】上端部が回路基板のグラウンドに接続さ
    れ、下端部が給電回路に接続され、筐体内に固定されて
    設けられる円筒状導体と、 上記円筒状導体の内部を上下方向に摺動可能とされ、上
    記円筒状導体の上端部から上方に突出可能なλ/4の長
    さの直線状の第1のアンテナ導体と、 上記円筒状導体の上端部とその下端部において電気的に
    接続されるとともに、上記第1のアンテナ導体が、その
    内部を上記円筒状導体に対する上下方向の摺動移動する
    ときに摺動可能に構成され、電気長がλ/4の螺旋状の
    第2のアンテナ導体と、 を備え、 上記第1のアンテナ導体を上記円筒状導体の上方に引き
    出したときには、上記第1のアンテナ導体のλ/4の電
    気長の部分が上記円筒状導体の上方に引き出されて、上
    記第1のアンテナ導体の下端部と上記円筒上導体の上端
    部とが接続され、上記第1のアンテナ導体と上記円筒状
    導体とがモノポールアンテナとして作動し、上記第2の
    アンテナ導体は、補助的なアンテナとして作動し、 上記第1のアンテナ導体を上記円筒状導体内に収納する
    ようにしたときには、上記第2のアンテナ導体と上記円
    筒状導体とがモノポールアンテナとして作動して、上記
    第1のアンテナ導体は作動しないようにされてなること
    を特徴とする携帯無線機。
  7. 【請求項7】λ/4より長い電気長を有する使用状態を
    有するアンテナ導体を備え、上記使用状態においてアン
    テナ導体の一部が、回路基板に隣接するように配設され
    るアンテナ装置であって、 上記アンテナ導体のほぼλ/4の電気長部分は、上記回
    路基板より隣接させることなく、その上端側から上方に
    位置させ、 上記回路基板の下端側の位置に、上記アンテナ導体に対
    する給電部を設けると共に、 上記回路基板の上記上端側において、上記アンテナ導体
    を、上記回路基板のグラウンドに接続する接続手段を設
    けたことを特徴とするアンテナ装置。
  8. 【請求項8】上端部が回路基板のグラウンドに接続さ
    れ、下端部が給電回路に接続され、筐体内に固定されて
    設けられる円筒状導体と、 上記円筒状導体の内部を上下方向に摺動可能とされ、上
    記円筒状導体の上端部から上方に突出可能なλ/4の長
    さの直線状の第1のアンテナ導体と、 上記第1のアンテナ導体の上方に、当該第1の導体とは
    電気的に分離された状態で設けられ、上記第1のアンテ
    ナ導体の上下方向の摺動移動に伴って移動する、電気長
    がλ/4の螺旋状の第2のアンテナ導体と、 を備え、 上記第1のアンテナ導体および上記第2のアンテナ導体
    を上記円筒状導体の上方に引き出したときには、上記第
    1のアンテナ導体のλ/4の電気長の部分が上記円筒状
    導体の上方に引き出した状態において、上記第1のアン
    テナ導体の下端部と上記円筒上導体の上端部とが接続さ
    れて、上記第1のアンテナ導体と上記円筒状導体とがモ
    ノポールアンテナとして作動して、上記第2のアンテナ
    導体は作動せず、 上記第1のアンテナ導体を上記円筒状導体内に収納する
    ようにしたときには、上記第2のアンテナ導体の下端部
    と上記円筒状導体の上端部とが接続されて、上記第2の
    アンテナ導体と上記円筒状導体とがモノポールアンテナ
    として作動して、上記第1のアンテナ導体は作動しない
    ようにされてなることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 【請求項9】上端部が回路基板のグラウンドに接続さ
    れ、下端部が給電回路に接続され、筐体内に固定されて
    設けられる円筒状導体と、 上記円筒状導体の内部を上下方向に摺動可能とされ、上
    記円筒状導体の上端部から上方に突出可能なλ/4の長
    さの直線状の第1のアンテナ導体と、 上記円筒状導体の上端部とその下端部において電気的に
    接続されるとともに、上記第1のアンテナ導体が、その
    内部を上記円筒状導体に対する上下方向の摺動移動する
    ときに摺動可能に構成され、電気長がλ/4の螺旋状の
    第2のアンテナ導体と、 を備え、 上記第1のアンテナ導体を上記円筒状導体の上方に引き
    出したときには、上記第1のアンテナ導体のλ/4の電
    気長の部分が上記円筒状導体の上方に引き出されて、上
    記第1のアンテナ導体の下端部と上記円筒上導体の上端
    部とが接続され、上記第1のアンテナ導体と上記円筒状
    導体とがモノポールアンテナとして作動し、上記第2の
    アンテナ導体は、補助的なアンテナとして作動し、 上記第1のアンテナ導体を上記円筒状導体内に収納する
    ようにしたときには、上記第2のアンテナ導体と上記円
    筒状導体とがモノポールアンテナとして作動して、上記
    第1のアンテナ導体は作動しないようにされてなること
    を特徴とするアンテナ装置。
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