JPH10228297A - Lspの予測符号化装置及び方法 - Google Patents
Lspの予測符号化装置及び方法Info
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- JPH10228297A JPH10228297A JP9044730A JP4473097A JPH10228297A JP H10228297 A JPH10228297 A JP H10228297A JP 9044730 A JP9044730 A JP 9044730A JP 4473097 A JP4473097 A JP 4473097A JP H10228297 A JPH10228297 A JP H10228297A
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- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
- G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
- G10L19/04—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
- G10L19/06—Determination or coding of the spectral characteristics, e.g. of the short-term prediction coefficients
- G10L19/07—Line spectrum pair [LSP] vocoders
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Abstract
(57)【要約】
【課題】入力LSP(入力ベクトル)によらず良好な予
測性能を得る予測符号化装置の提供。 【解決手段】入力ベクトルを入力端子10から入力し、第
1記憶回路213は量子化回路110からのコードベクトルを
蓄積し加算器130はコードベクトルと予測回路111からの
予測ベクトルを加算した出力ベクトルを出力端子11へ出
力し、第2記憶回路214は出力ベクトルを蓄積し、予測
係数計算回路212は複数フレーム分のコードベクトルと
出力ベクトルから計算される評価値が最良となる予測係
数行列を計算し出力する。予測回路111は、過去のフレ
ームにおいて選択された複数フレーム分のコードベクト
ルと予測係数行列を入力し予測ベクトルを出力する。差
分器120は入力ベクトルと予測ベクトルの差分ベクトル
を出力し量子化回路110は差分ベクトルを量子化しコー
ドベクトルを求め出力する。
測性能を得る予測符号化装置の提供。 【解決手段】入力ベクトルを入力端子10から入力し、第
1記憶回路213は量子化回路110からのコードベクトルを
蓄積し加算器130はコードベクトルと予測回路111からの
予測ベクトルを加算した出力ベクトルを出力端子11へ出
力し、第2記憶回路214は出力ベクトルを蓄積し、予測
係数計算回路212は複数フレーム分のコードベクトルと
出力ベクトルから計算される評価値が最良となる予測係
数行列を計算し出力する。予測回路111は、過去のフレ
ームにおいて選択された複数フレーム分のコードベクト
ルと予測係数行列を入力し予測ベクトルを出力する。差
分器120は入力ベクトルと予測ベクトルの差分ベクトル
を出力し量子化回路110は差分ベクトルを量子化しコー
ドベクトルを求め出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予測符号化装置に
関し、特に音声符号化復号装置において用いられる線ス
ペクトル対(LSP)の予測符号化装置に関するもので
ある。
関し、特に音声符号化復号装置において用いられる線ス
ペクトル対(LSP)の予測符号化装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】音声信号を中低ビットレートで高能率に
符号化する方法として、音声の線形予測分析に基づい
て、スペクトル包絡成分を表す線形フィルタと、駆動音
源信号に分離して符号化する手法が広く用いられてい
る。その代表的な方法の1つにCELP(Code Exci
ted Linear Prediction;符号駆動型線形予測)が
ある。このCELPに関しては、例えばM.Schroeder
らによる「Code excitedlinear prediction: High
Quality speech at very low bit rate」と題
する論文(Proc. ICASSP, pp.937-940, 198
5)(「文献1」という)が参照できる。
符号化する方法として、音声の線形予測分析に基づい
て、スペクトル包絡成分を表す線形フィルタと、駆動音
源信号に分離して符号化する手法が広く用いられてい
る。その代表的な方法の1つにCELP(Code Exci
ted Linear Prediction;符号駆動型線形予測)が
ある。このCELPに関しては、例えばM.Schroeder
らによる「Code excitedlinear prediction: High
Quality speech at very low bit rate」と題
する論文(Proc. ICASSP, pp.937-940, 198
5)(「文献1」という)が参照できる。
【0003】CELPでは、音声信号を短時間(例えば
10msec)のブロック単位(フレーム)に分割して
フレーム毎に符号化を行う。ここで、スペクトル包絡成
分を表す線形予測係数の符号化では、線形予測係数を線
スペクトル対(Line Spectrum Pair;線スペクト
ル対、「LSP」という)に変換し、符号化する。線形
予測係数のLSPの変換に関しては、例えば管村らによ
る「線スペクトル対(LSP)音声分析合成方法による
音声情報圧縮」と題する論文(電子情報通信学会論文誌
A, J64-A, No.8, pp.599-606, 1981)(「文献
2」という)が参照できる。
10msec)のブロック単位(フレーム)に分割して
フレーム毎に符号化を行う。ここで、スペクトル包絡成
分を表す線形予測係数の符号化では、線形予測係数を線
スペクトル対(Line Spectrum Pair;線スペクト
ル対、「LSP」という)に変換し、符号化する。線形
予測係数のLSPの変換に関しては、例えば管村らによ
る「線スペクトル対(LSP)音声分析合成方法による
音声情報圧縮」と題する論文(電子情報通信学会論文誌
A, J64-A, No.8, pp.599-606, 1981)(「文献
2」という)が参照できる。
【0004】従来のLSP予測符号化装置は、過去のフ
レームにおける量子化器の出力(コードベクトル)を用
いて現在のフレームの入力LSP(入力ベクトル)を線
形に予測し、この予測で得られる予測ベクトルと入力ベ
クトルとの差分を量子化することにより、LSPのフレ
ーム間相関を利用した高能率な符号化を実現している。
このLSP予測符号化装置については、例えば大室らに
よる「移動平均型フレーム間予測を用いてLSPパラメ
ータのベクトル量子化」と題する論文(電子情報通信学
会論文誌A, J77-A, No.3, pp.303-312, 1994)
(「文献3」という)が参照できる。
レームにおける量子化器の出力(コードベクトル)を用
いて現在のフレームの入力LSP(入力ベクトル)を線
形に予測し、この予測で得られる予測ベクトルと入力ベ
クトルとの差分を量子化することにより、LSPのフレ
ーム間相関を利用した高能率な符号化を実現している。
このLSP予測符号化装置については、例えば大室らに
よる「移動平均型フレーム間予測を用いてLSPパラメ
ータのベクトル量子化」と題する論文(電子情報通信学
会論文誌A, J77-A, No.3, pp.303-312, 1994)
(「文献3」という)が参照できる。
【0005】第nフレームにおいて予測符号化装置が出
力する出力ベクトルq(n)は、次式で表される。
力する出力ベクトルq(n)は、次式で表される。
【0006】
【数1】
【0007】ここで、c(n)は第nフレームにおいて
量子化器が出力するコードベクトル、x ̄(n)は第n
フレームにおける予測ベクトル、Ai(n)、i=1,
…,Mは第nフレームにおける予測係数行列、Mは予測
次数である。なお、x ̄(n)の記号「 ̄」は式中では
xの上に付加させるものであるが、単に表記の都合でx
 ̄としている。
量子化器が出力するコードベクトル、x ̄(n)は第n
フレームにおける予測ベクトル、Ai(n)、i=1,
…,Mは第nフレームにおける予測係数行列、Mは予測
次数である。なお、x ̄(n)の記号「 ̄」は式中では
xの上に付加させるものであるが、単に表記の都合でx
 ̄としている。
【0008】LSPの次数をPとすると、q(n)、c
(n)、x ̄(n)はP次元ベクトル、Ai(n)はP
×P行列である。
(n)、x ̄(n)はP次元ベクトル、Ai(n)はP
×P行列である。
【0009】予測係数行列Ai(n)=Ai(n)、i=
1,…,Mは、次式(3)に示す予測誤差エネルギーE
が最小となるように、以下の手順で予め求めておく。
1,…,Mは、次式(3)に示す予測誤差エネルギーE
が最小となるように、以下の手順で予め求めておく。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、x(n)は第nフレームにおける
入力ベクトルであり、また
入力ベクトルであり、また
【0012】
【数3】
【0013】は入力ベクトルx(n)が集合Ωに含まれ
るフレームの集合、集合Ωは多数の音声信号から得たベ
クトルの集合である。
るフレームの集合、集合Ωは多数の音声信号から得たベ
クトルの集合である。
【0014】Ai(n)、i=1,…,Mを
【0015】
【数4】
【0016】と表し、P・P・M次元ベクトルλを予測
係数行列の要素ai,jk、i=1,…,M、j,k=1,
…,Pを用いて次式(5)で定義する。
係数行列の要素ai,jk、i=1,…,M、j,k=1,
…,Pを用いて次式(5)で定義する。
【0017】
【0018】また(P・P・M)×P行列V(n)を次
式(6)で定義する。
式(6)で定義する。
【0019】 V(n)=[F1(n)F2(n)…FM(n)] …(6)
【0020】ここで、(P・P)×P小行列F
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて次式
(7)で表される。
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて次式
(7)で表される。
【0021】
【数5】
【0022】行列V(n)、ベクトルλを用いて、第n
フレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は、次式
(8)で表せる。
フレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は、次式
(8)で表せる。
【0023】
【数6】
【0024】したがって、上式(3)に示す予測誤差エ
ネルギーEは、次式(9)と表せる。
ネルギーEは、次式(9)と表せる。
【0025】
【数7】
【0026】そして、予測誤差エネルギーEのλに関す
る偏微分が零、
る偏微分が零、
【0027】
【数8】
【0028】から次式(10)の連立1次方程式が得ら
れる。
れる。
【0029】
【数9】
【0030】上式(10)を、ベクトルλについて解く
ことにより、上式(4)と上式(5)の関係から、上式
(3)に示す予測誤差エネルギーEが最小となる予測係
数行列Ai、i=1,…,Mを得ることができる。
ことにより、上式(4)と上式(5)の関係から、上式
(3)に示す予測誤差エネルギーEが最小となる予測係
数行列Ai、i=1,…,Mを得ることができる。
【0031】なお、予測係数行列Ai、i=1,…,M
を入力音声信号の性質に応じて切り替えることによって
性能を改善することもできる。
を入力音声信号の性質に応じて切り替えることによって
性能を改善することもできる。
【0032】以下に、図7を参照して、従来のLSP予
測符号化装置について説明する。図7は、従来のLSP
予測符号化装置の一例を示すブロック図である。
測符号化装置について説明する。図7は、従来のLSP
予測符号化装置の一例を示すブロック図である。
【0033】図7を参照すると、第nフレームにおける
入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力する。記
憶回路113は、量子化回路110から出力されるコー
ドベクトルc(n)を入力し、蓄積する。
入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力する。記
憶回路113は、量子化回路110から出力されるコー
ドベクトルc(n)を入力し、蓄積する。
【0034】予測回路111は、過去Mフレーム分のコ
ードベクトルc(n−i)、i=1,…,Mと、予測係
数コードブック112に格納されている、予め上述した
手順で求めておいた予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mとを入力し、上式(2)に示す予測ベクトルx ̄
(n)を計算し、出力する。
ードベクトルc(n−i)、i=1,…,Mと、予測係
数コードブック112に格納されている、予め上述した
手順で求めておいた予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mとを入力し、上式(2)に示す予測ベクトルx ̄
(n)を計算し、出力する。
【0035】差分器120は、入力ベクトルx(n)と
予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクトルx
(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差分ベ
クトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力する。
予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクトルx
(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差分ベ
クトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力する。
【0036】量子化回路110は、差分ベクトルe
(n)を入力して、量子化し、コードベクトルc(n)
を求め、出力する。量子化法としてはベクトル量子化を
適用できる。LSPのベクトル量子化に関しては、例え
ばK. K. Paliwalらによる「Efficient Vector
Quantization of LPC Parameters at 24
Bits/Frame」と題する論文(IEEE Transactio
ns on Speech and Audio Processing, Vol.
1, No. 1, Jan. 1993)(「文献4」という)
が参照できる。
(n)を入力して、量子化し、コードベクトルc(n)
を求め、出力する。量子化法としてはベクトル量子化を
適用できる。LSPのベクトル量子化に関しては、例え
ばK. K. Paliwalらによる「Efficient Vector
Quantization of LPC Parameters at 24
Bits/Frame」と題する論文(IEEE Transactio
ns on Speech and Audio Processing, Vol.
1, No. 1, Jan. 1993)(「文献4」という)
が参照できる。
【0037】加算器130は、コードベクトルc(n)
と予測ベクトルx ̄(n)を入力し、コードベクトルc
(n)と予測ベクトルx ̄(n)とを加算して得られる
出力ベクトルq(n)を出力端子11へ出力する。
と予測ベクトルx ̄(n)を入力し、コードベクトルc
(n)と予測ベクトルx ̄(n)とを加算して得られる
出力ベクトルq(n)を出力端子11へ出力する。
【0038】上記した従来例は、移動平均予測の場合で
あるが、自己回帰予測の場合は、上式(2)を、次式
(11)で置き換えることで同様に構成できる。
あるが、自己回帰予測の場合は、上式(2)を、次式
(11)で置き換えることで同様に構成できる。
【0039】
【数10】
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLSP予測符号化装置では、LSP予測符号化
装置に入力される入力LSP(入力ベクトル)によって
は、良好な予測性能が得られない場合がある、という問
題点を有している。
た従来のLSP予測符号化装置では、LSP予測符号化
装置に入力される入力LSP(入力ベクトル)によって
は、良好な予測性能が得られない場合がある、という問
題点を有している。
【0041】その理由は、無限種類存在する入力ベクト
ルに対して、予め求めておいた予測係数行列を用いて、
予測を行っている、ことによる。
ルに対して、予め求めておいた予測係数行列を用いて、
予測を行っている、ことによる。
【0042】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、上記問題点を解
消し、LSP予測符号化装置に入力される入力ベクトル
によらず良好な予測性能が得られる予測符号化装置を提
供することにある。
てなされたものであって、その目的は、上記問題点を解
消し、LSP予測符号化装置に入力される入力ベクトル
によらず良好な予測性能が得られる予測符号化装置を提
供することにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本願
第1発明のLSPの予測符号化方法は、過去のフレーム
において選択された複数フレーム分のコードベクトルと
現フレームにおいて計算される予測係数行列とから現フ
レームの入力ベクトルを予測する予測ベクトルを計算
し、前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子
化することにより現フレームにおける前記コードベクト
ルを選択して該コードベクトルを蓄積し、前記予測ベク
トルと現フレームの前記コードベクトルとを加算して現
フレームにおける出力ベクトルを計算して該出力ベクト
ルを蓄積し、蓄積された過去の複数フレーム分の前記コ
ードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の前記
出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フ
レームにおける前記予測係数行列を計算する、ことを特
徴とする。
第1発明のLSPの予測符号化方法は、過去のフレーム
において選択された複数フレーム分のコードベクトルと
現フレームにおいて計算される予測係数行列とから現フ
レームの入力ベクトルを予測する予測ベクトルを計算
し、前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子
化することにより現フレームにおける前記コードベクト
ルを選択して該コードベクトルを蓄積し、前記予測ベク
トルと現フレームの前記コードベクトルとを加算して現
フレームにおける出力ベクトルを計算して該出力ベクト
ルを蓄積し、蓄積された過去の複数フレーム分の前記コ
ードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の前記
出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フ
レームにおける前記予測係数行列を計算する、ことを特
徴とする。
【0044】また本願第2発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとを加算して現フレームにおける出力ベクトルを計
算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記音声入力信号と蓄積さ
れた過去の複数フレームにおける前記入力音声信号を用
いてピッチ予測ゲインを計算し、計算された前記ピッチ
予測ゲインから現フレームにおける制御信号を決定し、
前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記コードベクトルと前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルと
から計算される評価値が最良となる現フレームにおける
前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとを加算して現フレームにおける出力ベクトルを計
算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記音声入力信号と蓄積さ
れた過去の複数フレームにおける前記入力音声信号を用
いてピッチ予測ゲインを計算し、計算された前記ピッチ
予測ゲインから現フレームにおける制御信号を決定し、
前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記コードベクトルと前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルと
から計算される評価値が最良となる現フレームにおける
前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
【0045】また本願第3発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続する場合には、現フ
レームにおける前記予測係数行列を前フレームにおける
予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の
値をとるフレームが複数フレーム連続しない場合には、
蓄積された過去の複数フレーム分の前記コードベクトル
と蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる現フレームにおけ
る前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続する場合には、現フ
レームにおける前記予測係数行列を前フレームにおける
予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の
値をとるフレームが複数フレーム連続しない場合には、
蓄積された過去の複数フレーム分の前記コードベクトル
と蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる現フレームにおけ
る前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
【0046】また本願第4発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた第1の閾値以
上の値をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現
フレームにおける前記予測係数行列を前フレームにおけ
る予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾
値以上の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、か
つ現フレームにおける前記制御信号が予め定めた第2の
閾値以上のとき、蓄積された過去の複数フレーム分の前
記コードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の
前記出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる
現フレームにおける前記予測係数行列を計算し、前記制
御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレームが複数
フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信
号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予
測係数行列を零行列とし、現フレームにおける前記制御
信号の値と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化
手段におけるコードベクトルのテーブルを切り替える、
ことを特徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた第1の閾値以
上の値をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現
フレームにおける前記予測係数行列を前フレームにおけ
る予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾
値以上の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、か
つ現フレームにおける前記制御信号が予め定めた第2の
閾値以上のとき、蓄積された過去の複数フレーム分の前
記コードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の
前記出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる
現フレームにおける前記予測係数行列を計算し、前記制
御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレームが複数
フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信
号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予
測係数行列を零行列とし、現フレームにおける前記制御
信号の値と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化
手段におけるコードベクトルのテーブルを切り替える、
ことを特徴とする。
【0047】また本願5発明のLSPの予測符号化方法
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予測
係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する予
測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベク
トルとの差を量子化することにより現フレームにおける
前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄積
し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクト
ルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトルを
計算して出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記入力信号と蓄積された
過去の複数フレームにおける前記入力信号を用いてピッ
チ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲインから現フ
レームにおける制御信号を決定して該制御信号を蓄積
し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続する場合に、現フレームにおけ
る前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列
で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続しない場合に、前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記コー
ドベクトルと前記制御信号により定まる複数フレーム分
の蓄積された過去の前記出力ベクトルとから計算される
評価値が最良となる現フレームにおける前記予測係数行
列を計算する、ことを特徴とする。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予測
係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する予
測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベク
トルとの差を量子化することにより現フレームにおける
前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄積
し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクト
ルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトルを
計算して出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記入力信号と蓄積された
過去の複数フレームにおける前記入力信号を用いてピッ
チ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲインから現フ
レームにおける制御信号を決定して該制御信号を蓄積
し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続する場合に、現フレームにおけ
る前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列
で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続しない場合に、前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記コー
ドベクトルと前記制御信号により定まる複数フレーム分
の蓄積された過去の前記出力ベクトルとから計算される
評価値が最良となる現フレームにおける前記予測係数行
列を計算する、ことを特徴とする。
【0048】また本願第6発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め第1の閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現フレー
ムにおける前記予測係数行列を前フレームにおける予測
係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾値以上
の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、かつ現フ
レームにおける前記制御信号が予め定めた第2の閾値以
上のとき、前記制御信号により定まる複数フレーム分の
蓄積された過去の前記コードベクトルと前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力
ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フレー
ムにおける前記予測係数行列を計算し、前記制御信号が
前記第1の閾値以上の値をとるフレームが複数フレーム
連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信号が前記
第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予測係数行
列を零行列とし、現フレームにおける前記制御信号の値
と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化手段にお
けるコードベクトルのテーブルを切り替える、ことを特
徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め第1の閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現フレー
ムにおける前記予測係数行列を前フレームにおける予測
係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾値以上
の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、かつ現フ
レームにおける前記制御信号が予め定めた第2の閾値以
上のとき、前記制御信号により定まる複数フレーム分の
蓄積された過去の前記コードベクトルと前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力
ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フレー
ムにおける前記予測係数行列を計算し、前記制御信号が
前記第1の閾値以上の値をとるフレームが複数フレーム
連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信号が前記
第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予測係数行
列を零行列とし、現フレームにおける前記制御信号の値
と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化手段にお
けるコードベクトルのテーブルを切り替える、ことを特
徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、各フレームにおいて最良な予測係数行列を計算する
ものである。より詳細には、本発明の第1の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図1の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図1の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図1の2
14)と、蓄積された複数フレーム分の前記コードベク
トルと、蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる予測係数行列を計
算する手段(図1の212)と、を有する。
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、各フレームにおいて最良な予測係数行列を計算する
ものである。より詳細には、本発明の第1の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図1の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図1の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図1の2
14)と、蓄積された複数フレーム分の前記コードベク
トルと、蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる予測係数行列を計
算する手段(図1の212)と、を有する。
【0050】本発明の好ましい第2の実施の形態は、前
記第1の実施の形態の装置において、入力音声信号の性
質により、前記評価値を計算する際に用いる前記コード
ベクトルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替え
る、ことを特徴とする。
記第1の実施の形態の装置において、入力音声信号の性
質により、前記評価値を計算する際に用いる前記コード
ベクトルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替え
る、ことを特徴とする。
【0051】より詳細には、本発明の第2の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図2の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図2の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図2の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
2の313)と、前記入力音声信号からピッチ予測ゲイ
ンを計算する手段(図2の314)と、前記ピッチ予測
ゲインから制御信号を決定する手段(図2の315)
と、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図2の
316)と、前記積分区間により定まる複数フレーム分
の前記コードベクトルと前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値
が最良となる予測係数行列を計算する手段(図2の31
2)と、を有する。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図2の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図2の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図2の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
2の313)と、前記入力音声信号からピッチ予測ゲイ
ンを計算する手段(図2の314)と、前記ピッチ予測
ゲインから制御信号を決定する手段(図2の315)
と、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図2の
316)と、前記積分区間により定まる複数フレーム分
の前記コードベクトルと前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値
が最良となる予測係数行列を計算する手段(図2の31
2)と、を有する。
【0052】本発明の第3の実施の形態は、本発明の第
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減することをを特徴とする。
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減することをを特徴とする。
【0053】より詳細には、本発明の第3の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図3の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図3の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図3の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
3の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図3の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図3の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図3の413)と、前記制
御信号が閾値以上の値を取るフレームが連続しない場合
に、蓄積された複数フレーム分の前記コードベクトルと
蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計
算される評価値が最良となる予測係数行列を計算する手
段(図3の412)と、前記制御信号が閾値以上の値を
取るフレームが連続する場合に、予測係数行列を前フレ
ームの予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、現フレ
ームで計算された前記予測係数行列を選択、出力する手
段(図3の415)と、予測係数行列を保持する手段
(図3の414)と、を有する。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図3の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図3の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図3の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
3の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図3の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図3の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図3の413)と、前記制
御信号が閾値以上の値を取るフレームが連続しない場合
に、蓄積された複数フレーム分の前記コードベクトルと
蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計
算される評価値が最良となる予測係数行列を計算する手
段(図3の412)と、前記制御信号が閾値以上の値を
取るフレームが連続する場合に、予測係数行列を前フレ
ームの予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、現フレ
ームで計算された前記予測係数行列を選択、出力する手
段(図3の415)と、予測係数行列を保持する手段
(図3の414)と、を有する。
【0054】本発明の第4の実施の形態は、本発明の第
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減し、入力音声信号を予測困難なフレ
ームでは予測を行わないことを特徴とする。
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減し、入力音声信号を予測困難なフレ
ームでは予測を行わないことを特徴とする。
【0055】より詳細には、本発明の第4の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図4の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図4の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図4の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
4の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図4の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図4の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図4の413)と、前記制
御信号が第1の閾値以上の値を取るフレームが連続せ
ず、かつ前記制御信号が第2の閾値以上のとき、蓄積さ
れた複数フレーム分の前記コードベクトルと蓄積された
複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評
価値が最良となる予測係数行列を計算する手段(図4の
412)と、前記制御信号が第1の閾値以上の値を取る
フレームが連続するとき、予測係数行列を前フレームの
予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が第1の閾
値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御信
号が第2の閾値以上のとき、現フレームで計算された前
記予測係数行列を選択、出力し、前記制御信号が第1の
閾値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御
信号が第2の閾値未満のとき、予測係数行列を零行列と
する手段(図4の515)と、予測係数行列を保持する
手段(図4の414)と、前記制御信号の値と第2の閾
値との大小関係に応じてコードベクトルのテーブルの切
り替えを行う量子化手段(図4の510)と、を有す
る。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図4の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図4の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図4の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
4の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図4の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図4の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図4の413)と、前記制
御信号が第1の閾値以上の値を取るフレームが連続せ
ず、かつ前記制御信号が第2の閾値以上のとき、蓄積さ
れた複数フレーム分の前記コードベクトルと蓄積された
複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評
価値が最良となる予測係数行列を計算する手段(図4の
412)と、前記制御信号が第1の閾値以上の値を取る
フレームが連続するとき、予測係数行列を前フレームの
予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が第1の閾
値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御信
号が第2の閾値以上のとき、現フレームで計算された前
記予測係数行列を選択、出力し、前記制御信号が第1の
閾値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御
信号が第2の閾値未満のとき、予測係数行列を零行列と
する手段(図4の515)と、予測係数行列を保持する
手段(図4の414)と、前記制御信号の値と第2の閾
値との大小関係に応じてコードベクトルのテーブルの切
り替えを行う量子化手段(図4の510)と、を有す
る。
【0056】本発明の第5の実施の形態は、本発明の第
3の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
3の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
【0057】より詳細には、本発明の第5の実施の形態
は、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図5の
316)と、前記制御信号が閾値以上の値を取るフレー
ムが連続しない場合に、前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記コードベクトルと前記積分区間により
定まる複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算さ
れる評価値が最良となる予測係数行列を計算する手段
(図5の612)と、を有する。
は、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図5の
316)と、前記制御信号が閾値以上の値を取るフレー
ムが連続しない場合に、前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記コードベクトルと前記積分区間により
定まる複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算さ
れる評価値が最良となる予測係数行列を計算する手段
(図5の612)と、を有する。
【0058】本発明の第6の実施の形態は、本発明の第
4の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
4の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
【0059】より詳細には、前記制御信号から積分区間
を決定する手段(図6の316)と、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、前記積
分区間により定まる複数フレーム分の前記コードベクト
ルと前記積分区間により定まる複数フレーム分の前記出
力ベクトルとから計算される評価値が最良となる予測係
数行列を計算する手段(図6の612)と、を有する。
を決定する手段(図6の316)と、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、前記積
分区間により定まる複数フレーム分の前記コードベクト
ルと前記積分区間により定まる複数フレーム分の前記出
力ベクトルとから計算される評価値が最良となる予測係
数行列を計算する手段(図6の612)と、を有する。
【0060】上記した本発明は、その好ましい実施の形
態において、各フレームにおける出力ベクトルをそれ以
前の複数フレームで選択されたコードベクトルを用いて
上式(2)に基づいて予測し、その誤差を予測誤差とし
て定義する。各フレームにおいて、その直前の複数フレ
ームにおける前記予測誤差の平均が最小となるように、
現フレームの予測係数行列を計算する。そして、各フレ
ームで計算された前記予測係数行列を用いて前述の予測
を行う。
態において、各フレームにおける出力ベクトルをそれ以
前の複数フレームで選択されたコードベクトルを用いて
上式(2)に基づいて予測し、その誤差を予測誤差とし
て定義する。各フレームにおいて、その直前の複数フレ
ームにおける前記予測誤差の平均が最小となるように、
現フレームの予測係数行列を計算する。そして、各フレ
ームで計算された前記予測係数行列を用いて前述の予測
を行う。
【0061】このため、前記予測係数行列は、入力LS
P(入力ベクトル)に応じて適応的に変化する。その結
果、種々の前記入力ベクトルに対して良好な予測性能を
得ることが可能となる。
P(入力ベクトル)に応じて適応的に変化する。その結
果、種々の前記入力ベクトルに対して良好な予測性能を
得ることが可能となる。
【0062】本来の予測では、前記入力ベクトルを予測
の目標ベクトルとする。しかし、本発明では、前記出力
ベクトルと前記入力ベクトルとの誤差が十分小さいと仮
定し、前記入力ベクトルの代りに前記出力ベクトルを予
測の目標ベクトルとしている。
の目標ベクトルとする。しかし、本発明では、前記出力
ベクトルと前記入力ベクトルとの誤差が十分小さいと仮
定し、前記入力ベクトルの代りに前記出力ベクトルを予
測の目標ベクトルとしている。
【0063】また前述したように、復号された信号を用
いて予測係数行列を求める構成であるため、受信側でも
送信側と同一の処理によって予測係数行列を計算するこ
とが可能である。このため、予測係数行列の情報を伝達
する必要がない。
いて予測係数行列を求める構成であるため、受信側でも
送信側と同一の処理によって予測係数行列を計算するこ
とが可能である。このため、予測係数行列の情報を伝達
する必要がない。
【0064】本発明においては、上記本願第1乃至第6
の発明に係るLSP予測符号化方法の各処理を、情報処
理装置上でプログラムを実行させることによって実現す
るようにしてもよい。
の発明に係るLSP予測符号化方法の各処理を、情報処
理装置上でプログラムを実行させることによって実現す
るようにしてもよい。
【0065】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
【0066】
【実施例1】図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。図1を参照すると、第nフレーム
における入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力
する。第1の記憶回路213は、量子化回路110から
第nフレームにおいて出力されるコードベクトルc
(n)を入力して、蓄積する。加算器130は、前記コ
ードベクトルc(n)と予測回路111から第nフレー
ムにおいて出力される予測ベクトルx ̄(n)を入力
し、コードベクトルc(n)と予測ベクトルx ̄(n)
とを加算して得られる出力ベクトルq(n)を出力端子
11へ出力する。
すブロック図である。図1を参照すると、第nフレーム
における入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力
する。第1の記憶回路213は、量子化回路110から
第nフレームにおいて出力されるコードベクトルc
(n)を入力して、蓄積する。加算器130は、前記コ
ードベクトルc(n)と予測回路111から第nフレー
ムにおいて出力される予測ベクトルx ̄(n)を入力
し、コードベクトルc(n)と予測ベクトルx ̄(n)
とを加算して得られる出力ベクトルq(n)を出力端子
11へ出力する。
【0067】第2の記憶回路214は、出力ベクトルq
(n)を入力し、蓄積する。予測係数計算回路212
は、過去N+M−1フレーム分のコードベクトルc(n
−j)、j=2,…,N+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去Nフレーム分の出力ベクトルq(n−
j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路214から入力
し、次式(12)に示す第nフレームにおける予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
(n)を入力し、蓄積する。予測係数計算回路212
は、過去N+M−1フレーム分のコードベクトルc(n
−j)、j=2,…,N+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去Nフレーム分の出力ベクトルq(n−
j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路214から入力
し、次式(12)に示す第nフレームにおける予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
【0068】
【数11】
【0069】ここで、予測係数行列Ai(n)、i=
1,…,Mを次式(13)で表し、
1,…,Mを次式(13)で表し、
【0070】
【数12】
【0071】P・P・M次元ベクトルλ(n)を予測係
数行列の要素ai,jk(n)、i=1,…,M、j,k=
1,…,Pを用いて次式(14)で定義する。
数行列の要素ai,jk(n)、i=1,…,M、j,k=
1,…,Pを用いて次式(14)で定義する。
【0072】 λ(n) =[a1,11(n),…,a1,1P(n),…,a1,P1(n), …,a1,PP(n),…,aM,11(n),…,aM,1P(n), …,aM,P1(n),…,aM,PP(n)]T …(14)
【0073】また(P・P・M)×P行列V(n)を上
式(6)で定義する。すなわち、次式のように表せる。
式(6)で定義する。すなわち、次式のように表せる。
【0074】 V(n)=[F1(n)F2(n)…FM(n)]
【0075】ここで、(P・P)×P小行列F
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて上式
(7)で表される。すなわち、次式のように表せる。
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて上式
(7)で表される。すなわち、次式のように表せる。
【0076】
【数13】
【0077】行列V(n)、ベクトルλ(n)を用い
て、第nフレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は次
式(15)と表せる。
て、第nフレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は次
式(15)と表せる。
【0078】
【数14】
【0079】したがって、上式(12)に示す予測誤差
エネルギーE(n)は、次式(16)と表される。
エネルギーE(n)は、次式(16)と表される。
【0080】
【数15】
【0081】
【数16】
【0082】から次式(17)の連立1次方程式が得ら
れる。
れる。
【0083】
【数17】
【0084】上式(17)をベクトルλ(n)について
解くことにより、上式(13)と上式(14)の関係か
ら、上式(12)に示す予測誤差エネルギーE(n)が
最小となる予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを
得ることができる。
解くことにより、上式(13)と上式(14)の関係か
ら、上式(12)に示す予測誤差エネルギーE(n)が
最小となる予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを
得ることができる。
【0085】予測回路111は、過去Mフレーム分のコ
ードベクトルc(n−j)、j=1,…,Mと予測係数
行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力し、上式(2)
に示す予測ベクトルx ̄(n)を計算し、出力する。
ードベクトルc(n−j)、j=1,…,Mと予測係数
行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力し、上式(2)
に示す予測ベクトルx ̄(n)を計算し、出力する。
【0086】差分器120は、入力ベクトルx(n)を
入力し、予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクト
ルx(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差
分ベクトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力す
る。
入力し、予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクト
ルx(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差
分ベクトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力す
る。
【0087】量子化回路110は、差分ベクトルe
(n)を入力、量子化し、コードベクトルc(n)を求
め、出力する。
(n)を入力、量子化し、コードベクトルc(n)を求
め、出力する。
【0088】上記実施例は、移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は次式(18)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は次式(18)で置き換えられる。
【0089】
【数18】
【0090】
【実施例2】図2は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図である。図2を参照すると、第nフレームにおける
入力音声ベクトルs(n)を入力端子30から入力す
る。第3の記憶回路313は、入力音声ベクトルs
(n)を入力し、蓄積する。ここで、フレーム長をLサ
ンプルとすると、入力音声ベクトルs(n)は、次式
(19)のL次元ベクトルである。なお、次式(19)
のTは転置(transpose)を示している。
す図である。図2を参照すると、第nフレームにおける
入力音声ベクトルs(n)を入力端子30から入力す
る。第3の記憶回路313は、入力音声ベクトルs
(n)を入力し、蓄積する。ここで、フレーム長をLサ
ンプルとすると、入力音声ベクトルs(n)は、次式
(19)のL次元ベクトルである。なお、次式(19)
のTは転置(transpose)を示している。
【0091】 s(n)=[s0(n),…,sL-1(n)]T …(19)
【0092】ピッチ予測ゲイン計算回路314は、第n
フレームにおける入力音声ベクトルs(n)と過去m+
1フレーム分の入力音声ベクトルs(n−j)、j=
1,…,m+1を入力し、第nフレームにおけるピッチ
予測ゲインgprd(n)を計算し、出力する。ピッチ予
測ゲインgprd(n)は、次式(20)で表される。
フレームにおける入力音声ベクトルs(n)と過去m+
1フレーム分の入力音声ベクトルs(n−j)、j=
1,…,m+1を入力し、第nフレームにおけるピッチ
予測ゲインgprd(n)を計算し、出力する。ピッチ予
測ゲインgprd(n)は、次式(20)で表される。
【0093】
【数19】
【0094】ここで、max{a}はaの最大値を選択
することを表す。またs′i-d(n)はベクトルs′
(n)の要素を表し、ベクトルs′(n)は次式(2
1)のように表される。
することを表す。またs′i-d(n)はベクトルs′
(n)の要素を表し、ベクトルs′(n)は次式(2
1)のように表される。
【0095】
【数20】
【0096】判定回路315は、ピッチ予測ゲインg
prd(n)を入力し、次式(22)により、第nフレー
ムにおける制御信号vflg(n)を決定し、出力する。
prd(n)を入力し、次式(22)により、第nフレー
ムにおける制御信号vflg(n)を決定し、出力する。
【0097】
【数21】
【0098】積分区間決定回路316は、制御信号v
flg(n)を入力し、次式(23)に示す第nフレーム
における積分区間N(2)(n)を決定し、出力する。
flg(n)を入力し、次式(23)に示す第nフレーム
における積分区間N(2)(n)を決定し、出力する。
【0099】
【数22】
【0100】予測係数計算回路312は、積分区間N
(2)(n)を入力し、過去N(2)(n)+M−1フレーム
分のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N(2)
(n)+Mを第1の記憶回路213から入力し、過去N
(2)(n)フレーム分の出力ベクトルq(n−j)、j
=1,…,N(2)(n)を第2の記憶回路214から入
力し、次式(24)に示す第nフレームにおける予測誤
差エネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列Ai
(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
(2)(n)を入力し、過去N(2)(n)+M−1フレーム
分のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N(2)
(n)+Mを第1の記憶回路213から入力し、過去N
(2)(n)フレーム分の出力ベクトルq(n−j)、j
=1,…,N(2)(n)を第2の記憶回路214から入
力し、次式(24)に示す第nフレームにおける予測誤
差エネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列Ai
(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
【0101】
【数23】
【0102】予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
は、上記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。入力端子10、第1の記憶回路213、加算
器130、第2の記憶回路214、予測回路111、差
分器120、量子化回路110、出力端子11の構成は
第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。
は、上記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。入力端子10、第1の記憶回路213、加算
器130、第2の記憶回路214、予測回路111、差
分器120、量子化回路110、出力端子11の構成は
第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0103】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は次式(25)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は次式(25)で置き換えられる。
【0104】
【数24】
【0105】
【実施例3】図3は、本発明の第3の実施例の構成を示
す図である。図3において、図2と同一又は同等の機能
の要素には同一の参照符号を付してある。以下では主に
前記第2の実施例との相違点を説明する。
す図である。図3において、図2と同一又は同等の機能
の要素には同一の参照符号を付してある。以下では主に
前記第2の実施例との相違点を説明する。
【0106】図3を参照すると、第4の記憶回路413
は、制御信号vflg(n)を入力し、蓄積する。予測係
数計算回路412は、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が次式(26)、 (vflg(n)≧Nth′)∩(vflg(n-1)≧Nth′)∩ …∩(vflg(n-K)≧Nth′) …(26) を満足しないときは、過去N+M−1フレーム分のコー
ドベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを第1の
記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の出力ベ
クトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路
214から入力し、上式(12)に示す予測誤差エネル
ギーE(n)が最小となる予測係数行列Ai(n)、i
=1,…,Mを計算し、出力する。ここで、A∩Bは条
件式Aが真かつ条件式Bが真であることを表す。
は、制御信号vflg(n)を入力し、蓄積する。予測係
数計算回路412は、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が次式(26)、 (vflg(n)≧Nth′)∩(vflg(n-1)≧Nth′)∩ …∩(vflg(n-K)≧Nth′) …(26) を満足しないときは、過去N+M−1フレーム分のコー
ドベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを第1の
記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の出力ベ
クトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路
214から入力し、上式(12)に示す予測誤差エネル
ギーE(n)が最小となる予測係数行列Ai(n)、i
=1,…,Mを計算し、出力する。ここで、A∩Bは条
件式Aが真かつ条件式Bが真であることを表す。
【0107】予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
【0108】選択回路415は、第nフレームにおける
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(27) とし、これを出力する。制御信号vflg(n)が上式
(26)を満足しないときは、予測係数計算回路412
より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力
し、出力する。
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(27) とし、これを出力する。制御信号vflg(n)が上式
(26)を満足しないときは、予測係数計算回路412
より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力
し、出力する。
【0109】第5の記憶回路414は、第nフレームに
おいて選択された予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mを入力し、保持する。
おいて選択された予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mを入力し、保持する。
【0110】入力端子10、第1の記憶回路213、加
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化回路110、出力端子11、入力
端子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計
算回路314、判定回路315の構成及び機能は、上記
第2の実施例と同様であるので、説明を省略する。
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化回路110、出力端子11、入力
端子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計
算回路314、判定回路315の構成及び機能は、上記
第2の実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0111】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
【0112】
【実施例4】図4は、本発明の第4の実施例の構成を示
す図である。図4を参照して、予測係数計算回路512
は、第nフレームにおける制御信号vflg(n)と過去
Kフレーム分の制御信号vflg(n−j)、j=1,
…,Kを入力し、制御信号vflg(n)が上式(26)
と、次式(28)、 vflg(n)<Nth″(<Nth′) …(28) をともに満足しないときは、過去N+M−1フレーム分
のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを
第1の記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の
出力ベクトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記
憶回路214から入力し、上式(12)に示す予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
す図である。図4を参照して、予測係数計算回路512
は、第nフレームにおける制御信号vflg(n)と過去
Kフレーム分の制御信号vflg(n−j)、j=1,
…,Kを入力し、制御信号vflg(n)が上式(26)
と、次式(28)、 vflg(n)<Nth″(<Nth′) …(28) をともに満足しないときは、過去N+M−1フレーム分
のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを
第1の記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の
出力ベクトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記
憶回路214から入力し、上式(12)に示す予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
【0113】予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
【0114】選択回路515は、第nフレームにおける
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(29) とし、これを出力する。
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(29) とし、これを出力する。
【0115】制御信号vflg(n)が上式(26)と上
式(28)をともに満足しないときは、予測係数計算回
路512より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
を入力し、出力する。制御信号vflg(n)が上式
(6)を満足せず、かつ上式(28)を満足するとき
は、端子50を介して零行列0を入力し、 Ai(n)=0、i=1,…,M …(30) とし、これを出力する。
式(28)をともに満足しないときは、予測係数計算回
路512より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
を入力し、出力する。制御信号vflg(n)が上式
(6)を満足せず、かつ上式(28)を満足するとき
は、端子50を介して零行列0を入力し、 Ai(n)=0、i=1,…,M …(30) とし、これを出力する。
【0116】量子化回路510は、差分ベクトルe
(n)と制御信号vflg(n)とを入力し、制御信号v
flg(n)が、上式(28)を満足する場合(すなわち
予測を行わない場合)と、満足しない場合(すなわち予
測を行う場合)で、コードベクトルc(n)のテーブル
(コードブック)を切り替えて差分ベクトルe(n)を
量子化し、コードベクトルc(n)を求め、出力する。
(n)と制御信号vflg(n)とを入力し、制御信号v
flg(n)が、上式(28)を満足する場合(すなわち
予測を行わない場合)と、満足しない場合(すなわち予
測を行う場合)で、コードベクトルc(n)のテーブル
(コードブック)を切り替えて差分ベクトルe(n)を
量子化し、コードベクトルc(n)を求め、出力する。
【0117】入力端子10、第1の記憶回路213、加
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、出力端子11、入力端子30、第3の記
憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路314、判定
回路315、第4の記憶回路413、第5の記憶回路4
14の構成は、前記第3の実施例と同様であるので、説
明を省略する。
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、出力端子11、入力端子30、第3の記
憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路314、判定
回路315、第4の記憶回路413、第5の記憶回路4
14の構成は、前記第3の実施例と同様であるので、説
明を省略する。
【0118】上記実施例は、移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
【0119】
【実施例5】図5は、本発明の第5の実施例の構成を示
す図である。図5を参照すると、予測係数計算回路61
2は、積分区間決定回路316より、積分区間N
(2)(n)を入力し、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が上式(26)を満足しないときは、過去N(2)(n)
+M−1フレーム分のコードベクトルc(n−j)、j
=2,…,N(2)(n)+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去N(2)(n)フレーム分の出力ベクトル
q(n−j)、j=1,…,N(2)(n)を第2の記憶
回路214から入力し、上式(24)に示す予測誤差エ
ネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。予測係
数行列Ai(n)、i=1,…,Mは、前記第1の実施
例と同様の手続きにより求めることができる。
す図である。図5を参照すると、予測係数計算回路61
2は、積分区間決定回路316より、積分区間N
(2)(n)を入力し、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が上式(26)を満足しないときは、過去N(2)(n)
+M−1フレーム分のコードベクトルc(n−j)、j
=2,…,N(2)(n)+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去N(2)(n)フレーム分の出力ベクトル
q(n−j)、j=1,…,N(2)(n)を第2の記憶
回路214から入力し、上式(24)に示す予測誤差エ
ネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。予測係
数行列Ai(n)、i=1,…,Mは、前記第1の実施
例と同様の手続きにより求めることができる。
【0120】入力端子10、第1の記憶回路213、加
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化器110、出力端子11、入力端
子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算
回路314、判定回路315、第4の記憶回路413、
選択回路415、第5の記憶回路414、積分区間決定
回路316の構成は前記第3の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化器110、出力端子11、入力端
子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算
回路314、判定回路315、第4の記憶回路413、
選択回路415、第5の記憶回路414、積分区間決定
回路316の構成は前記第3の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0121】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
【0122】
【実施例6】図6は、本発明の第6の実施例の構成を示
す図である。図6を参照すると、本実施例は、図4に示
した前記第4の実施例に、積分区間決定回路316を付
加する。入力端子10、第1の記憶回路213、加算器
130、第2の記憶回路214、予測回路111、差分
器120、量子化器510、出力端子11、入力端子3
0、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路
314、判定回路315、第4の記憶回路413、選択
回路515、第5の記憶回路414の構成は第4の実施
例と同様であり、積分区間決定回路316、予測係数計
算回路612の構成は、前記第5の実施例と同様であ
る。
す図である。図6を参照すると、本実施例は、図4に示
した前記第4の実施例に、積分区間決定回路316を付
加する。入力端子10、第1の記憶回路213、加算器
130、第2の記憶回路214、予測回路111、差分
器120、量子化器510、出力端子11、入力端子3
0、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路
314、判定回路315、第4の記憶回路413、選択
回路515、第5の記憶回路414の構成は第4の実施
例と同様であり、積分区間決定回路316、予測係数計
算回路612の構成は、前記第5の実施例と同様であ
る。
【0123】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
記記載の効果を奏する。
【0125】本発明の第1の効果は、予測符号化装置に
入力される入力ベクトルによらず良好な予測性能が得ら
れる、ということである。その理由は、予測係数行列
が、入力ベクトルに応じて適応的に変化する、ためであ
る。
入力される入力ベクトルによらず良好な予測性能が得ら
れる、ということである。その理由は、予測係数行列
が、入力ベクトルに応じて適応的に変化する、ためであ
る。
【0126】本発明の第2の効果は、予測係数行列の情
報を伝達する必要がない、ということである。その理由
は、受信側でも復号された信号を用いて送信側と同一の
処理によって予測係数行列を計算することができる、た
めである。
報を伝達する必要がない、ということである。その理由
は、受信側でも復号された信号を用いて送信側と同一の
処理によって予測係数行列を計算することができる、た
めである。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図5】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図6】本発明の第6の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図7】従来のLSP予測符号化装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
10、30、50 入力端子 11 出力端子 110、510 量子化回路 120 差分器 130 加算器 111 予測回路 112 予測係数コードブック 212、312、412、612 予測係数計算回路 213 第1の記憶回路 214 第2の記憶回路 313 第3の記憶回路 413 第4の記憶回路 414 第5の記憶回路 314 ピッチ予測ゲイン計算回路 315 判定回路 316 積分区間決定回路 415、515 選択回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 LSPの予測符号化装置及び方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予測符号化装置に
関し、特に音声符号化復号装置において用いられる線ス
ペクトル対(LSP)の予測符号化装置に関するもので
ある。
関し、特に音声符号化復号装置において用いられる線ス
ペクトル対(LSP)の予測符号化装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】音声信号を中低ビットレートで高能率に
符号化する方法として、音声の線形予測分析に基づい
て、スペクトル包絡成分を表す線形フィルタと、駆動音
源信号に分離して符号化する手法が広く用いられてい
る。その代表的な方法の1つにCELP(Code Exci
ted Linear Prediction;符号駆動型線形予測)が
ある。このCELPに関しては、例えばM.Schroeder
らによる「Code excitedlinear prediction: High
Quality speech at very low bit rate」と題
する論文(Proc. ICASSP, pp.937-940, 198
5)(「文献1」という)が参照できる。
符号化する方法として、音声の線形予測分析に基づい
て、スペクトル包絡成分を表す線形フィルタと、駆動音
源信号に分離して符号化する手法が広く用いられてい
る。その代表的な方法の1つにCELP(Code Exci
ted Linear Prediction;符号駆動型線形予測)が
ある。このCELPに関しては、例えばM.Schroeder
らによる「Code excitedlinear prediction: High
Quality speech at very low bit rate」と題
する論文(Proc. ICASSP, pp.937-940, 198
5)(「文献1」という)が参照できる。
【0003】CELPでは、音声信号を短時間(例えば
10msec)のブロック単位(フレーム)に分割して
フレーム毎に符号化を行う。ここで、スペクトル包絡成
分を表す線形予測係数の符号化では、線形予測係数を線
スペクトル対(Line Spectrum Pair;線スペクト
ル対、「LSP」という)に変換し、符号化する。線形
予測係数のLSPの変換に関しては、例えば管村らによ
る「線スペクトル対(LSP)音声分析合成方法による
音声情報圧縮」と題する論文(電子情報通信学会論文誌
A, J64-A, No.8, pp.599-606, 1981)(「文献
2」という)が参照できる。
10msec)のブロック単位(フレーム)に分割して
フレーム毎に符号化を行う。ここで、スペクトル包絡成
分を表す線形予測係数の符号化では、線形予測係数を線
スペクトル対(Line Spectrum Pair;線スペクト
ル対、「LSP」という)に変換し、符号化する。線形
予測係数のLSPの変換に関しては、例えば管村らによ
る「線スペクトル対(LSP)音声分析合成方法による
音声情報圧縮」と題する論文(電子情報通信学会論文誌
A, J64-A, No.8, pp.599-606, 1981)(「文献
2」という)が参照できる。
【0004】従来のLSP予測符号化装置は、過去のフ
レームにおける量子化器の出力(コードベクトル)を用
いて現在のフレームの入力LSP(入力ベクトル)を線
形に予測し、この予測で得られる予測ベクトルと入力ベ
クトルとの差分を量子化することにより、LSPのフレ
ーム間相関を利用した高能率な符号化を実現している。
このLSP予測符号化装置については、例えば大室らに
よる「移動平均型フレーム間予測を用いてLSPパラメ
ータのベクトル量子化」と題する論文(電子情報通信学
会論文誌A, J77-A, No.3, pp.303-312, 1994)
(「文献3」という)が参照できる。
レームにおける量子化器の出力(コードベクトル)を用
いて現在のフレームの入力LSP(入力ベクトル)を線
形に予測し、この予測で得られる予測ベクトルと入力ベ
クトルとの差分を量子化することにより、LSPのフレ
ーム間相関を利用した高能率な符号化を実現している。
このLSP予測符号化装置については、例えば大室らに
よる「移動平均型フレーム間予測を用いてLSPパラメ
ータのベクトル量子化」と題する論文(電子情報通信学
会論文誌A, J77-A, No.3, pp.303-312, 1994)
(「文献3」という)が参照できる。
【0005】第nフレームにおいて予測符号化装置が出
力する出力ベクトルq(n)は、次式で表される。
力する出力ベクトルq(n)は、次式で表される。
【0006】
【数1】
【0007】ここで、c(n)は第nフレームにおいて
量子化器が出力するコードベクトル、x ̄(n)は第n
フレームにおける予測ベクトル、Ai(n)、i=1,
…,Mは第nフレームにおける予測係数行列、Mは予測
次数である。なお、x ̄(n)の記号「 ̄」は式中では
xの上に付加させるものであるが、単に表記の都合でx
 ̄としている。
量子化器が出力するコードベクトル、x ̄(n)は第n
フレームにおける予測ベクトル、Ai(n)、i=1,
…,Mは第nフレームにおける予測係数行列、Mは予測
次数である。なお、x ̄(n)の記号「 ̄」は式中では
xの上に付加させるものであるが、単に表記の都合でx
 ̄としている。
【0008】LSPの次数をPとすると、q(n)、c
(n)、x ̄(n)はP次元ベクトル、Ai(n)はP
×P行列である。
(n)、x ̄(n)はP次元ベクトル、Ai(n)はP
×P行列である。
【0009】予測係数行列Ai(n)=Ai(n)、i=
1,…,Mは、次式(3)に示す予測誤差エネルギーE
が最小となるように、以下の手順で予め求めておく。
1,…,Mは、次式(3)に示す予測誤差エネルギーE
が最小となるように、以下の手順で予め求めておく。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、x(n)は第nフレームにおける
入力ベクトルであり、また
入力ベクトルであり、また
【0012】
【数3】
【0013】は入力ベクトルx(n)が集合Ωに含まれ
るフレームの集合、集合Ωは多数の音声信号から得たベ
クトルの集合である。
るフレームの集合、集合Ωは多数の音声信号から得たベ
クトルの集合である。
【0014】Ai(n)、i=1,…,Mを
【0015】
【数4】
【0016】と表し、P・P・M次元ベクトルλを予測
係数行列の要素ai,jk、i=1,…,M、j,k=1,
…,Pを用いて次式(5)で定義する。
係数行列の要素ai,jk、i=1,…,M、j,k=1,
…,Pを用いて次式(5)で定義する。
【0017】
【0018】また(P・P・M)×P行列V(n)を次
式(6)で定義する。
式(6)で定義する。
【0019】 V(n)=[F1(n)F2(n)…FM(n)] …(6)
【0020】ここで、(P・P)×P小行列F
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて次式
(7)で表される。
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて次式
(7)で表される。
【0021】
【数5】
【0022】行列V(n)、ベクトルλを用いて、第n
フレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は、次式
(8)で表せる。
フレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は、次式
(8)で表せる。
【0023】
【数6】
【0024】したがって、上式(3)に示す予測誤差エ
ネルギーEは、次式(9)と表せる。
ネルギーEは、次式(9)と表せる。
【0025】
【数7】
【0026】そして、予測誤差エネルギーEのλに関す
る偏微分が零、
る偏微分が零、
【0027】
【数8】
【0028】から次式(10)の連立1次方程式が得ら
れる。
れる。
【0029】
【数9】
【0030】上式(10)を、ベクトルλについて解く
ことにより、上式(4)と上式(5)の関係から、上式
(3)に示す予測誤差エネルギーEが最小となる予測係
数行列Ai、i=1,…,Mを得ることができる。
ことにより、上式(4)と上式(5)の関係から、上式
(3)に示す予測誤差エネルギーEが最小となる予測係
数行列Ai、i=1,…,Mを得ることができる。
【0031】なお、予測係数行列Ai、i=1,…,M
を入力音声信号の性質に応じて切り替えることによって
性能を改善することもできる。
を入力音声信号の性質に応じて切り替えることによって
性能を改善することもできる。
【0032】以下に、図7を参照して、従来のLSP予
測符号化装置について説明する。図7は、従来のLSP
予測符号化装置の一例を示すブロック図である。
測符号化装置について説明する。図7は、従来のLSP
予測符号化装置の一例を示すブロック図である。
【0033】図7を参照すると、第nフレームにおける
入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力する。記
憶回路113は、量子化回路110から出力されるコー
ドベクトルc(n)を入力し、蓄積する。
入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力する。記
憶回路113は、量子化回路110から出力されるコー
ドベクトルc(n)を入力し、蓄積する。
【0034】予測回路111は、過去Mフレーム分のコ
ードベクトルc(n−i)、i=1,…,Mと、予測係
数コードブック112に格納されている、予め上述した
手順で求めておいた予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mとを入力し、上式(2)に示す予測ベクトルx ̄
(n)を計算し、出力する。
ードベクトルc(n−i)、i=1,…,Mと、予測係
数コードブック112に格納されている、予め上述した
手順で求めておいた予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mとを入力し、上式(2)に示す予測ベクトルx ̄
(n)を計算し、出力する。
【0035】差分器120は、入力ベクトルx(n)と
予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクトルx
(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差分ベ
クトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力する。
予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクトルx
(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差分ベ
クトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力する。
【0036】量子化回路110は、差分ベクトルe
(n)を入力して、量子化し、コードベクトルc(n)
を求め、出力する。量子化法としてはベクトル量子化を
適用できる。LSPのベクトル量子化に関しては、例え
ばK. K. Paliwalらによる「Efficient Vector
Quantization of LPC Parameters at 24
Bits/Frame」と題する論文(IEEE Transactio
ns on Speech and Audio Processing, Vol.
1, No. 1, Jan. 1993)(「文献4」という)
が参照できる。
(n)を入力して、量子化し、コードベクトルc(n)
を求め、出力する。量子化法としてはベクトル量子化を
適用できる。LSPのベクトル量子化に関しては、例え
ばK. K. Paliwalらによる「Efficient Vector
Quantization of LPC Parameters at 24
Bits/Frame」と題する論文(IEEE Transactio
ns on Speech and Audio Processing, Vol.
1, No. 1, Jan. 1993)(「文献4」という)
が参照できる。
【0037】加算器130は、コードベクトルc(n)
と予測ベクトルx ̄(n)を入力し、コードベクトルc
(n)と予測ベクトルx ̄(n)とを加算して得られる
出力ベクトルq(n)を出力端子11へ出力する。
と予測ベクトルx ̄(n)を入力し、コードベクトルc
(n)と予測ベクトルx ̄(n)とを加算して得られる
出力ベクトルq(n)を出力端子11へ出力する。
【0038】上記した従来例は、移動平均予測の場合で
あるが、自己回帰予測の場合は、上式(2)を、次式
(11)で置き換えることで同様に構成できる。
あるが、自己回帰予測の場合は、上式(2)を、次式
(11)で置き換えることで同様に構成できる。
【0039】
【数10】
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLSP予測符号化装置では、LSP予測符号化
装置に入力される入力LSP(入力ベクトル)によって
は、良好な予測性能が得られない場合がある、という問
題点を有している。
た従来のLSP予測符号化装置では、LSP予測符号化
装置に入力される入力LSP(入力ベクトル)によって
は、良好な予測性能が得られない場合がある、という問
題点を有している。
【0041】その理由は、無限種類存在する入力ベクト
ルに対して、予め求めておいた予測係数行列を用いて、
予測を行っている、ことによる。
ルに対して、予め求めておいた予測係数行列を用いて、
予測を行っている、ことによる。
【0042】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、上記問題点を解
消し、LSP予測符号化装置に入力される入力ベクトル
によらず良好な予測性能が得られる予測符号化装置を提
供することにある。
てなされたものであって、その目的は、上記問題点を解
消し、LSP予測符号化装置に入力される入力ベクトル
によらず良好な予測性能が得られる予測符号化装置を提
供することにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本願
第1発明のLSPの予測符号化方法は、過去のフレーム
において選択された複数フレーム分のコードベクトルと
現フレームにおいて計算される予測係数行列とから現フ
レームの入力ベクトルを予測する予測ベクトルを計算
し、前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子
化することにより現フレームにおける前記コードベクト
ルを選択して該コードベクトルを蓄積し、前記予測ベク
トルと現フレームの前記コードベクトルとを加算して現
フレームにおける出力ベクトルを計算して該出力ベクト
ルを蓄積し、蓄積された過去の複数フレーム分の前記コ
ードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の前記
出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フ
レームにおける前記予測係数行列を計算する、ことを特
徴とする。
第1発明のLSPの予測符号化方法は、過去のフレーム
において選択された複数フレーム分のコードベクトルと
現フレームにおいて計算される予測係数行列とから現フ
レームの入力ベクトルを予測する予測ベクトルを計算
し、前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子
化することにより現フレームにおける前記コードベクト
ルを選択して該コードベクトルを蓄積し、前記予測ベク
トルと現フレームの前記コードベクトルとを加算して現
フレームにおける出力ベクトルを計算して該出力ベクト
ルを蓄積し、蓄積された過去の複数フレーム分の前記コ
ードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の前記
出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フ
レームにおける前記予測係数行列を計算する、ことを特
徴とする。
【0044】また本願第2発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとを加算して現フレームにおける出力ベクトルを計
算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記音声入力信号と蓄積さ
れた過去の複数フレームにおける前記入力音声信号を用
いてピッチ予測ゲインを計算し、計算された前記ピッチ
予測ゲインから現フレームにおける制御信号を決定し、
前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記コードベクトルと前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルと
から計算される評価値が最良となる現フレームにおける
前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとを加算して現フレームにおける出力ベクトルを計
算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記音声入力信号と蓄積さ
れた過去の複数フレームにおける前記入力音声信号を用
いてピッチ予測ゲインを計算し、計算された前記ピッチ
予測ゲインから現フレームにおける制御信号を決定し、
前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記コードベクトルと前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルと
から計算される評価値が最良となる現フレームにおける
前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
【0045】また本願第3発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続する場合には、現フ
レームにおける前記予測係数行列を前フレームにおける
予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の
値をとるフレームが複数フレーム連続しない場合には、
蓄積された過去の複数フレーム分の前記コードベクトル
と蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる現フレームにおけ
る前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続する場合には、現フ
レームにおける前記予測係数行列を前フレームにおける
予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の
値をとるフレームが複数フレーム連続しない場合には、
蓄積された過去の複数フレーム分の前記コードベクトル
と蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる現フレームにおけ
る前記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする。
【0046】また本願第4発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた第1の閾値以
上の値をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現
フレームにおける前記予測係数行列を前フレームにおけ
る予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾
値以上の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、か
つ現フレームにおける前記制御信号が予め定めた第2の
閾値以上のとき、蓄積された過去の複数フレーム分の前
記コードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の
前記出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる
現フレームにおける前記予測係数行列を計算し、前記制
御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレームが複数
フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信
号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予
測係数行列を零行列とし、現フレームにおける前記制御
信号の値と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化
手段におけるコードベクトルのテーブルを切り替える、
ことを特徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め定めた第1の閾値以
上の値をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現
フレームにおける前記予測係数行列を前フレームにおけ
る予測係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾
値以上の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、か
つ現フレームにおける前記制御信号が予め定めた第2の
閾値以上のとき、蓄積された過去の複数フレーム分の前
記コードベクトルと蓄積された過去の複数フレーム分の
前記出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる
現フレームにおける前記予測係数行列を計算し、前記制
御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレームが複数
フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信
号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予
測係数行列を零行列とし、現フレームにおける前記制御
信号の値と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化
手段におけるコードベクトルのテーブルを切り替える、
ことを特徴とする。
【0047】また本願5発明のLSPの予測符号化方法
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予測
係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する予
測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベク
トルとの差を量子化することにより現フレームにおける
前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄積
し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクト
ルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトルを
計算して出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記入力信号と蓄積された
過去の複数フレームにおける前記入力信号を用いてピッ
チ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲインから現フ
レームにおける制御信号を決定して該制御信号を蓄積
し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続する場合に、現フレームにおけ
る前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列
で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続しない場合に、前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記コー
ドベクトルと前記制御信号により定まる複数フレーム分
の蓄積された過去の前記出力ベクトルとから計算される
評価値が最良となる現フレームにおける前記予測係数行
列を計算する、ことを特徴とする。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予測
係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する予
測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベク
トルとの差を量子化することにより現フレームにおける
前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄積
し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクト
ルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトルを
計算して出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力音声
信号を蓄積し、現フレームの前記入力信号と蓄積された
過去の複数フレームにおける前記入力信号を用いてピッ
チ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲインから現フ
レームにおける制御信号を決定して該制御信号を蓄積
し、前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続する場合に、現フレームにおけ
る前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列
で置換し、前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレ
ームが複数フレーム連続しない場合に、前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記コー
ドベクトルと前記制御信号により定まる複数フレーム分
の蓄積された過去の前記出力ベクトルとから計算される
評価値が最良となる現フレームにおける前記予測係数行
列を計算する、ことを特徴とする。
【0048】また本願第6発明のLSPの予測符号化方
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め第1の閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現フレー
ムにおける前記予測係数行列を前フレームにおける予測
係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾値以上
の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、かつ現フ
レームにおける前記制御信号が予め定めた第2の閾値以
上のとき、前記制御信号により定まる複数フレーム分の
蓄積された過去の前記コードベクトルと前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力
ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フレー
ムにおける前記予測係数行列を計算し、前記制御信号が
前記第1の閾値以上の値をとるフレームが複数フレーム
連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信号が前記
第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予測係数行
列を零行列とし、現フレームにおける前記制御信号の値
と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化手段にお
けるコードベクトルのテーブルを切り替える、ことを特
徴とする。
法は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム
分のコードベクトルと現フレームにおいて計算される予
測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測する
予測ベクトルを計算し、前記予測ベクトルと前記入力ベ
クトルとの差を量子化することにより現フレームにおけ
る前記コードベクトルを選択して該コードベクトルを蓄
積し、前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベク
トルとの加算によって現フレームにおける出力ベクトル
を計算して該出力ベクトルを蓄積し、現フレームの入力
音声信号を蓄積し、現フレームの前記入力音声信号と蓄
積された過去の複数フレームにおける前記入力音声信号
を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッチ予測ゲ
インから現フレームにおける制御信号を決定して該制御
信号を蓄積し、前記制御信号が予め第1の閾値以上の値
をとるフレームが複数フレーム連続するとき、現フレー
ムにおける前記予測係数行列を前フレームにおける予測
係数行列で置換し、前記制御信号が前記第1の閾値以上
の値をとるフレームが複数フレーム連続せず、かつ現フ
レームにおける前記制御信号が予め定めた第2の閾値以
上のとき、前記制御信号により定まる複数フレーム分の
蓄積された過去の前記コードベクトルと前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力
ベクトルとから計算される評価値が最良となる現フレー
ムにおける前記予測係数行列を計算し、前記制御信号が
前記第1の閾値以上の値をとるフレームが複数フレーム
連続せず、かつ現フレームにおける前記制御信号が前記
第2の閾値未満のとき、現フレームにおける予測係数行
列を零行列とし、現フレームにおける前記制御信号の値
と前記第2の閾値との大小関係に応じて量子化手段にお
けるコードベクトルのテーブルを切り替える、ことを特
徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、各フレームにおいて最良な予測係数行列を計算する
ものである。より詳細には、本発明の第1の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図1の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図1の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図1の2
14)と、蓄積された複数フレーム分の前記コードベク
トルと、蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる予測係数行列を計
算する手段(図1の212)と、を有する。
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、各フレームにおいて最良な予測係数行列を計算する
ものである。より詳細には、本発明の第1の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図1の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図1の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図1の2
14)と、蓄積された複数フレーム分の前記コードベク
トルと、蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる予測係数行列を計
算する手段(図1の212)と、を有する。
【0050】本発明の好ましい第2の実施の形態は、前
記第1の実施の形態の装置において、入力音声信号の性
質により、前記評価値を計算する際に用いる前記コード
ベクトルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替え
る、ことを特徴とする。
記第1の実施の形態の装置において、入力音声信号の性
質により、前記評価値を計算する際に用いる前記コード
ベクトルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替え
る、ことを特徴とする。
【0051】より詳細には、本発明の第2の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図2の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図2の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図2の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
2の313)と、前記入力音声信号からピッチ予測ゲイ
ンを計算する手段(図2の314)と、前記ピッチ予測
ゲインから制御信号を決定する手段(図2の315)
と、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図2の
316)と、前記積分区間により定まる複数フレーム分
の前記コードベクトルと前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値
が最良となる予測係数行列を計算する手段(図2の31
2)と、を有する。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図2の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図2の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図2の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
2の313)と、前記入力音声信号からピッチ予測ゲイ
ンを計算する手段(図2の314)と、前記ピッチ予測
ゲインから制御信号を決定する手段(図2の315)
と、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図2の
316)と、前記積分区間により定まる複数フレーム分
の前記コードベクトルと前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値
が最良となる予測係数行列を計算する手段(図2の31
2)と、を有する。
【0052】本発明の第3の実施の形態は、本発明の第
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減することをを特徴とする。
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減することをを特徴とする。
【0053】より詳細には、本発明の第3の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図3の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図3の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図3の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
3の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図3の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図3の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図3の413)と、前記制
御信号が閾値以上の値を取るフレームが連続しない場合
に、蓄積された複数フレーム分の前記コードベクトルと
蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計
算される評価値が最良となる予測係数行列を計算する手
段(図3の412)と、前記制御信号が閾値以上の値を
取るフレームが連続する場合に、予測係数行列を前フレ
ームの予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、現フレ
ームで計算された前記予測係数行列を選択、出力する手
段(図3の415)と、予測係数行列を保持する手段
(図3の414)と、を有する。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図3の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図3の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図3の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
3の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図3の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図3の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図3の413)と、前記制
御信号が閾値以上の値を取るフレームが連続しない場合
に、蓄積された複数フレーム分の前記コードベクトルと
蓄積された複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計
算される評価値が最良となる予測係数行列を計算する手
段(図3の412)と、前記制御信号が閾値以上の値を
取るフレームが連続する場合に、予測係数行列を前フレ
ームの予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、現フレ
ームで計算された前記予測係数行列を選択、出力する手
段(図3の415)と、予測係数行列を保持する手段
(図3の414)と、を有する。
【0054】本発明の第4の実施の形態は、本発明の第
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減し、入力音声信号を予測困難なフレ
ームでは予測を行わないことを特徴とする。
1の実施の形態の装置において、入力音声信号を予測容
易なフレームが連続したときには、予測係数行列の計算
を行わずに、前フレームにおける予測係数行列を用いる
ことで計算量を低減し、入力音声信号を予測困難なフレ
ームでは予測を行わないことを特徴とする。
【0055】より詳細には、本発明の第4の実施の形態
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図4の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図4の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図4の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
4の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図4の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図4の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図4の413)と、前記制
御信号が第1の閾値以上の値を取るフレームが連続せ
ず、かつ前記制御信号が第2の閾値以上のとき、蓄積さ
れた複数フレーム分の前記コードベクトルと蓄積された
複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評
価値が最良となる予測係数行列を計算する手段(図4の
412)と、前記制御信号が第1の閾値以上の値を取る
フレームが連続するとき、予測係数行列を前フレームの
予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が第1の閾
値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御信
号が第2の閾値以上のとき、現フレームで計算された前
記予測係数行列を選択、出力し、前記制御信号が第1の
閾値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御
信号が第2の閾値未満のとき、予測係数行列を零行列と
する手段(図4の515)と、予測係数行列を保持する
手段(図4の414)と、前記制御信号の値と第2の閾
値との大小関係に応じてコードベクトルのテーブルの切
り替えを行う量子化手段(図4の510)と、を有す
る。
は、過去のフレームにおいて選択された複数フレーム分
のコードベクトルと予測係数行列とから予測ベクトルを
計算する手段(図4の111)と、前記予測ベクトルと
入力ベクトルとの差を量子化することにより求めたコー
ドベクトルを蓄積する第1の記憶手段(図4の213)
と、前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和から
なる出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段(図4の2
14)と、入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段(図
4の313)と、前記入力信号からピッチ予測ゲインを
計算する手段(図4の314)と、前記ピッチ予測ゲイ
ンから制御信号を決定する手段(図4の315)と、前
記制御信号を蓄積する手段(図4の413)と、前記制
御信号が第1の閾値以上の値を取るフレームが連続せ
ず、かつ前記制御信号が第2の閾値以上のとき、蓄積さ
れた複数フレーム分の前記コードベクトルと蓄積された
複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評
価値が最良となる予測係数行列を計算する手段(図4の
412)と、前記制御信号が第1の閾値以上の値を取る
フレームが連続するとき、予測係数行列を前フレームの
予測係数行列で置換、出力し、前記制御信号が第1の閾
値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御信
号が第2の閾値以上のとき、現フレームで計算された前
記予測係数行列を選択、出力し、前記制御信号が第1の
閾値以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御
信号が第2の閾値未満のとき、予測係数行列を零行列と
する手段(図4の515)と、予測係数行列を保持する
手段(図4の414)と、前記制御信号の値と第2の閾
値との大小関係に応じてコードベクトルのテーブルの切
り替えを行う量子化手段(図4の510)と、を有す
る。
【0056】本発明の第5の実施の形態は、本発明の第
3の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
3の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
【0057】より詳細には、本発明の第5の実施の形態
は、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図5の
316)と、前記制御信号が閾値以上の値を取るフレー
ムが連続しない場合に、前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記コードベクトルと前記積分区間により
定まる複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算さ
れる評価値が最良となる予測係数行列を計算する手段
(図5の612)と、を有する。
は、前記制御信号から積分区間を決定する手段(図5の
316)と、前記制御信号が閾値以上の値を取るフレー
ムが連続しない場合に、前記積分区間により定まる複数
フレーム分の前記コードベクトルと前記積分区間により
定まる複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算さ
れる評価値が最良となる予測係数行列を計算する手段
(図5の612)と、を有する。
【0058】本発明の第6の実施の形態は、本発明の第
4の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
4の実施の形態の装置において、入力音声信号の性質に
より、前記評価値を計算する際に用いる前記コードベク
トルと前記出力ベクトルの各フレーム数を切り替えるこ
とを特徴としたものである。
【0059】より詳細には、前記制御信号から積分区間
を決定する手段(図6の316)と、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、前記積
分区間により定まる複数フレーム分の前記コードベクト
ルと前記積分区間により定まる複数フレーム分の前記出
力ベクトルとから計算される評価値が最良となる予測係
数行列を計算する手段(図6の612)と、を有する。
を決定する手段(図6の316)と、前記制御信号が閾
値以上の値を取るフレームが連続しない場合に、前記積
分区間により定まる複数フレーム分の前記コードベクト
ルと前記積分区間により定まる複数フレーム分の前記出
力ベクトルとから計算される評価値が最良となる予測係
数行列を計算する手段(図6の612)と、を有する。
【0060】上記した本発明は、その好ましい実施の形
態において、各フレームにおける出力ベクトルをそれ以
前の複数フレームで選択されたコードベクトルを用いて
上式(2)に基づいて予測し、その誤差を予測誤差とし
て定義する。各フレームにおいて、その直前の複数フレ
ームにおける前記予測誤差の平均が最小となるように、
現フレームの予測係数行列を計算する。そして、各フレ
ームで計算された前記予測係数行列を用いて前述の予測
を行う。
態において、各フレームにおける出力ベクトルをそれ以
前の複数フレームで選択されたコードベクトルを用いて
上式(2)に基づいて予測し、その誤差を予測誤差とし
て定義する。各フレームにおいて、その直前の複数フレ
ームにおける前記予測誤差の平均が最小となるように、
現フレームの予測係数行列を計算する。そして、各フレ
ームで計算された前記予測係数行列を用いて前述の予測
を行う。
【0061】このため、前記予測係数行列は、入力LS
P(入力ベクトル)に応じて適応的に変化する。その結
果、種々の前記入力ベクトルに対して良好な予測性能を
得ることが可能となる。
P(入力ベクトル)に応じて適応的に変化する。その結
果、種々の前記入力ベクトルに対して良好な予測性能を
得ることが可能となる。
【0062】本来の予測では、前記入力ベクトルを予測
の目標ベクトルとする。しかし、本発明では、前記出力
ベクトルと前記入力ベクトルとの誤差が十分小さいと仮
定し、前記入力ベクトルの代りに前記出力ベクトルを予
測の目標ベクトルとしている。
の目標ベクトルとする。しかし、本発明では、前記出力
ベクトルと前記入力ベクトルとの誤差が十分小さいと仮
定し、前記入力ベクトルの代りに前記出力ベクトルを予
測の目標ベクトルとしている。
【0063】また前述したように、復号された信号を用
いて予測係数行列を求める構成であるため、受信側でも
送信側と同一の処理によって予測係数行列を計算するこ
とが可能である。このため、予測係数行列の情報を伝達
する必要がない。
いて予測係数行列を求める構成であるため、受信側でも
送信側と同一の処理によって予測係数行列を計算するこ
とが可能である。このため、予測係数行列の情報を伝達
する必要がない。
【0064】本発明においては、上記本願第1乃至第6
の発明に係るLSP予測符号化方法の各処理を、情報処
理装置上でプログラムを実行させることによって実現す
るようにしてもよい。
の発明に係るLSP予測符号化方法の各処理を、情報処
理装置上でプログラムを実行させることによって実現す
るようにしてもよい。
【0065】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に説明する。
【0066】
【実施例1】図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。図1を参照すると、第nフレーム
における入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力
する。第1の記憶回路213は、量子化回路110から
第nフレームにおいて出力されるコードベクトルc
(n)を入力して、蓄積する。加算器130は、前記コ
ードベクトルc(n)と予測回路111から第nフレー
ムにおいて出力される予測ベクトルx ̄(n)を入力
し、コードベクトルc(n)と予測ベクトルx ̄(n)
とを加算して得られる出力ベクトルq(n)を出力端子
11へ出力する。
すブロック図である。図1を参照すると、第nフレーム
における入力ベクトルx(n)を入力端子10から入力
する。第1の記憶回路213は、量子化回路110から
第nフレームにおいて出力されるコードベクトルc
(n)を入力して、蓄積する。加算器130は、前記コ
ードベクトルc(n)と予測回路111から第nフレー
ムにおいて出力される予測ベクトルx ̄(n)を入力
し、コードベクトルc(n)と予測ベクトルx ̄(n)
とを加算して得られる出力ベクトルq(n)を出力端子
11へ出力する。
【0067】第2の記憶回路214は、出力ベクトルq
(n)を入力し、蓄積する。予測係数計算回路212
は、過去N+M−1フレーム分のコードベクトルc(n
−j)、j=2,…,N+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去Nフレーム分の出力ベクトルq(n−
j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路214から入力
し、次式(12)に示す第nフレームにおける予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
(n)を入力し、蓄積する。予測係数計算回路212
は、過去N+M−1フレーム分のコードベクトルc(n
−j)、j=2,…,N+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去Nフレーム分の出力ベクトルq(n−
j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路214から入力
し、次式(12)に示す第nフレームにおける予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
【0068】
【数11】
【0069】ここで、予測係数行列Ai(n)、i=
1,…,Mを次式(13)で表し、
1,…,Mを次式(13)で表し、
【0070】
【数12】
【0071】P・P・M次元ベクトルλ(n)を予測係
数行列の要素ai,jk(n)、i=1,…,M、j,k=
1,…,Pを用いて次式(14)で定義する。
数行列の要素ai,jk(n)、i=1,…,M、j,k=
1,…,Pを用いて次式(14)で定義する。
【0072】 λ(n) =[a1,11(n),…,a1,1P(n),…,a1,P1(n), …,a1,PP(n),…,aM,11(n),…,aM,1P(n), …,aM,P1(n),…,aM,PP(n)]T …(14)
【0073】また(P・P・M)×P行列V(n)を上
式(6)で定義する。すなわち、次式のように表せる。
式(6)で定義する。すなわち、次式のように表せる。
【0074】 V(n)=[F1(n)F2(n)…FM(n)]
【0075】ここで、(P・P)×P小行列F
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて上式
(7)で表される。すなわち、次式のように表せる。
i(n)、i=1,…,Mはコードベクトルc(n)の
要素cj(n)、j=0,…,P−1を用いて上式
(7)で表される。すなわち、次式のように表せる。
【0076】
【数13】
【0077】行列V(n)、ベクトルλ(n)を用い
て、第nフレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は次
式(15)と表せる。
て、第nフレームにおける予測ベクトルx ̄(n)は次
式(15)と表せる。
【0078】
【数14】
【0079】したがって、上式(12)に示す予測誤差
エネルギーE(n)は、次式(16)と表される。
エネルギーE(n)は、次式(16)と表される。
【0080】
【数15】
【0081】
【数16】
【0082】から次式(17)の連立1次方程式が得ら
れる。
れる。
【0083】
【数17】
【0084】上式(17)をベクトルλ(n)について
解くことにより、上式(13)と上式(14)の関係か
ら、上式(12)に示す予測誤差エネルギーE(n)が
最小となる予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを
得ることができる。
解くことにより、上式(13)と上式(14)の関係か
ら、上式(12)に示す予測誤差エネルギーE(n)が
最小となる予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを
得ることができる。
【0085】予測回路111は、過去Mフレーム分のコ
ードベクトルc(n−j)、j=1,…,Mと予測係数
行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力し、上式(2)
に示す予測ベクトルx ̄(n)を計算し、出力する。
ードベクトルc(n−j)、j=1,…,Mと予測係数
行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力し、上式(2)
に示す予測ベクトルx ̄(n)を計算し、出力する。
【0086】差分器120は、入力ベクトルx(n)を
入力し、予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクト
ルx(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差
分ベクトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力す
る。
入力し、予測ベクトルx ̄(n)を入力し、入力ベクト
ルx(n)と予測ベクトルx ̄(n)との差分による差
分ベクトルe(n)=x(n)−x ̄(n)を出力す
る。
【0087】量子化回路110は、差分ベクトルe
(n)を入力、量子化し、コードベクトルc(n)を求
め、出力する。
(n)を入力、量子化し、コードベクトルc(n)を求
め、出力する。
【0088】上記実施例は、移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は次式(18)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は次式(18)で置き換えられる。
【0089】
【数18】
【0090】
【実施例2】図2は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図である。図2を参照すると、第nフレームにおける
入力音声ベクトルs(n)を入力端子30から入力す
る。第3の記憶回路313は、入力音声ベクトルs
(n)を入力し、蓄積する。ここで、フレーム長をLサ
ンプルとすると、入力音声ベクトルs(n)は、次式
(19)のL次元ベクトルである。なお、次式(19)
のTは転置(transpose)を示している。
す図である。図2を参照すると、第nフレームにおける
入力音声ベクトルs(n)を入力端子30から入力す
る。第3の記憶回路313は、入力音声ベクトルs
(n)を入力し、蓄積する。ここで、フレーム長をLサ
ンプルとすると、入力音声ベクトルs(n)は、次式
(19)のL次元ベクトルである。なお、次式(19)
のTは転置(transpose)を示している。
【0091】 s(n)=[s0(n),…,sL-1(n)]T …(19)
【0092】ピッチ予測ゲイン計算回路314は、第n
フレームにおける入力音声ベクトルs(n)と過去m+
1フレーム分の入力音声ベクトルs(n−j)、j=
1,…,m+1を入力し、第nフレームにおけるピッチ
予測ゲインgprd(n)を計算し、出力する。ピッチ予
測ゲインgprd(n)は、次式(20)で表される。
フレームにおける入力音声ベクトルs(n)と過去m+
1フレーム分の入力音声ベクトルs(n−j)、j=
1,…,m+1を入力し、第nフレームにおけるピッチ
予測ゲインgprd(n)を計算し、出力する。ピッチ予
測ゲインgprd(n)は、次式(20)で表される。
【0093】
【数19】
【0094】ここで、max{a}はaの最大値を選択
することを表す。またs′i-d(n)はベクトルs′
(n)の要素を表し、ベクトルs′(n)は次式(2
1)のように表される。
することを表す。またs′i-d(n)はベクトルs′
(n)の要素を表し、ベクトルs′(n)は次式(2
1)のように表される。
【0095】
【数20】
【0096】判定回路315は、ピッチ予測ゲインg
prd(n)を入力し、次式(22)により、第nフレー
ムにおける制御信号vflg(n)を決定し、出力する。
prd(n)を入力し、次式(22)により、第nフレー
ムにおける制御信号vflg(n)を決定し、出力する。
【0097】
【数21】
【0098】積分区間決定回路316は、制御信号v
flg(n)を入力し、次式(23)に示す第nフレーム
における積分区間N(2)(n)を決定し、出力する。
flg(n)を入力し、次式(23)に示す第nフレーム
における積分区間N(2)(n)を決定し、出力する。
【0099】
【数22】
【0100】予測係数計算回路312は、積分区間N
(2)(n)を入力し、過去N(2)(n)+M−1フレーム
分のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N(2)
(n)+Mを第1の記憶回路213から入力し、過去N
(2)(n)フレーム分の出力ベクトルq(n−j)、j
=1,…,N(2)(n)を第2の記憶回路214から入
力し、次式(24)に示す第nフレームにおける予測誤
差エネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列Ai
(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
(2)(n)を入力し、過去N(2)(n)+M−1フレーム
分のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N(2)
(n)+Mを第1の記憶回路213から入力し、過去N
(2)(n)フレーム分の出力ベクトルq(n−j)、j
=1,…,N(2)(n)を第2の記憶回路214から入
力し、次式(24)に示す第nフレームにおける予測誤
差エネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列Ai
(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
【0101】
【数23】
【0102】予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
は、上記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。入力端子10、第1の記憶回路213、加算
器130、第2の記憶回路214、予測回路111、差
分器120、量子化回路110、出力端子11の構成は
第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。
は、上記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。入力端子10、第1の記憶回路213、加算
器130、第2の記憶回路214、予測回路111、差
分器120、量子化回路110、出力端子11の構成は
第1の実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0103】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は次式(25)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は次式(25)で置き換えられる。
【0104】
【数24】
【0105】
【実施例3】図3は、本発明の第3の実施例の構成を示
す図である。図3において、図2と同一又は同等の機能
の要素には同一の参照符号を付してある。以下では主に
前記第2の実施例との相違点を説明する。
す図である。図3において、図2と同一又は同等の機能
の要素には同一の参照符号を付してある。以下では主に
前記第2の実施例との相違点を説明する。
【0106】図3を参照すると、第4の記憶回路413
は、制御信号vflg(n)を入力し、蓄積する。予測係
数計算回路412は、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が次式(26)、 (vflg(n)≧Nth′)∩(vflg(n-1)≧Nth′)∩ …∩(vflg(n-K)≧Nth′) …(26) を満足しないときは、過去N+M−1フレーム分のコー
ドベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを第1の
記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の出力ベ
クトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路
214から入力し、上式(12)に示す予測誤差エネル
ギーE(n)が最小となる予測係数行列Ai(n)、i
=1,…,Mを計算し、出力する。ここで、A∩Bは条
件式Aが真かつ条件式Bが真であることを表す。
は、制御信号vflg(n)を入力し、蓄積する。予測係
数計算回路412は、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が次式(26)、 (vflg(n)≧Nth′)∩(vflg(n-1)≧Nth′)∩ …∩(vflg(n-K)≧Nth′) …(26) を満足しないときは、過去N+M−1フレーム分のコー
ドベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを第1の
記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の出力ベ
クトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記憶回路
214から入力し、上式(12)に示す予測誤差エネル
ギーE(n)が最小となる予測係数行列Ai(n)、i
=1,…,Mを計算し、出力する。ここで、A∩Bは条
件式Aが真かつ条件式Bが真であることを表す。
【0107】予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
【0108】選択回路415は、第nフレームにおける
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(27) とし、これを出力する。制御信号vflg(n)が上式
(26)を満足しないときは、予測係数計算回路412
より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力
し、出力する。
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(27) とし、これを出力する。制御信号vflg(n)が上式
(26)を満足しないときは、予測係数計算回路412
より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,Mを入力
し、出力する。
【0109】第5の記憶回路414は、第nフレームに
おいて選択された予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mを入力し、保持する。
おいて選択された予測係数行列Ai(n)、i=1,
…,Mを入力し、保持する。
【0110】入力端子10、第1の記憶回路213、加
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化回路110、出力端子11、入力
端子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計
算回路314、判定回路315の構成及び機能は、上記
第2の実施例と同様であるので、説明を省略する。
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化回路110、出力端子11、入力
端子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計
算回路314、判定回路315の構成及び機能は、上記
第2の実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0111】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
【0112】
【実施例4】図4は、本発明の第4の実施例の構成を示
す図である。図4を参照して、予測係数計算回路512
は、第nフレームにおける制御信号vflg(n)と過去
Kフレーム分の制御信号vflg(n−j)、j=1,
…,Kを入力し、制御信号vflg(n)が上式(26)
と、次式(28)、 vflg(n)<Nth″(<Nth′) …(28) をともに満足しないときは、過去N+M−1フレーム分
のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを
第1の記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の
出力ベクトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記
憶回路214から入力し、上式(12)に示す予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
す図である。図4を参照して、予測係数計算回路512
は、第nフレームにおける制御信号vflg(n)と過去
Kフレーム分の制御信号vflg(n−j)、j=1,
…,Kを入力し、制御信号vflg(n)が上式(26)
と、次式(28)、 vflg(n)<Nth″(<Nth′) …(28) をともに満足しないときは、過去N+M−1フレーム分
のコードベクトルc(n−j)、j=2,…,N+Mを
第1の記憶回路213から入力し、過去Nフレーム分の
出力ベクトルq(n−j)、j=1,…,Nを第2の記
憶回路214から入力し、上式(12)に示す予測誤差
エネルギーE(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。
【0113】予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
は、前記第1の実施例と同様の手続きにより求めること
ができる。
【0114】選択回路515は、第nフレームにおける
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(29) とし、これを出力する。
制御信号vflg(n)と過去Kフレーム分の制御信号v
flg(n−j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号v
flg(n)が上式(26)を満足するときは、第5の記
憶回路414より前フレームにおいて選択された予測係
数行列Ai(n−1)、i=1,…,Mを入力し、 Ai(n)=Ai(n−1)、i=1,…,M …(29) とし、これを出力する。
【0115】制御信号vflg(n)が上式(26)と上
式(28)をともに満足しないときは、予測係数計算回
路512より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
を入力し、出力する。制御信号vflg(n)が上式
(6)を満足せず、かつ上式(28)を満足するとき
は、端子50を介して零行列0を入力し、 Ai(n)=0、i=1,…,M …(30) とし、これを出力する。
式(28)をともに満足しないときは、予測係数計算回
路512より予測係数行列Ai(n)、i=1,…,M
を入力し、出力する。制御信号vflg(n)が上式
(6)を満足せず、かつ上式(28)を満足するとき
は、端子50を介して零行列0を入力し、 Ai(n)=0、i=1,…,M …(30) とし、これを出力する。
【0116】量子化回路510は、差分ベクトルe
(n)と制御信号vflg(n)とを入力し、制御信号v
flg(n)が、上式(28)を満足する場合(すなわち
予測を行わない場合)と、満足しない場合(すなわち予
測を行う場合)で、コードベクトルc(n)のテーブル
(コードブック)を切り替えて差分ベクトルe(n)を
量子化し、コードベクトルc(n)を求め、出力する。
(n)と制御信号vflg(n)とを入力し、制御信号v
flg(n)が、上式(28)を満足する場合(すなわち
予測を行わない場合)と、満足しない場合(すなわち予
測を行う場合)で、コードベクトルc(n)のテーブル
(コードブック)を切り替えて差分ベクトルe(n)を
量子化し、コードベクトルc(n)を求め、出力する。
【0117】入力端子10、第1の記憶回路213、加
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、出力端子11、入力端子30、第3の記
憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路314、判定
回路315、第4の記憶回路413、第5の記憶回路4
14の構成は、前記第3の実施例と同様であるので、説
明を省略する。
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、出力端子11、入力端子30、第3の記
憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路314、判定
回路315、第4の記憶回路413、第5の記憶回路4
14の構成は、前記第3の実施例と同様であるので、説
明を省略する。
【0118】上記実施例は、移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(12)は上式(18)で置き換えられる。
【0119】
【実施例5】図5は、本発明の第5の実施例の構成を示
す図である。図5を参照すると、予測係数計算回路61
2は、積分区間決定回路316より、積分区間N
(2)(n)を入力し、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が上式(26)を満足しないときは、過去N(2)(n)
+M−1フレーム分のコードベクトルc(n−j)、j
=2,…,N(2)(n)+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去N(2)(n)フレーム分の出力ベクトル
q(n−j)、j=1,…,N(2)(n)を第2の記憶
回路214から入力し、上式(24)に示す予測誤差エ
ネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。予測係
数行列Ai(n)、i=1,…,Mは、前記第1の実施
例と同様の手続きにより求めることができる。
す図である。図5を参照すると、予測係数計算回路61
2は、積分区間決定回路316より、積分区間N
(2)(n)を入力し、第nフレームにおける制御信号v
flg(n)と過去Kフレーム分の制御信号vflg(n−
j)、j=1,…,Kを入力し、制御信号vflg(n)
が上式(26)を満足しないときは、過去N(2)(n)
+M−1フレーム分のコードベクトルc(n−j)、j
=2,…,N(2)(n)+Mを第1の記憶回路213か
ら入力し、過去N(2)(n)フレーム分の出力ベクトル
q(n−j)、j=1,…,N(2)(n)を第2の記憶
回路214から入力し、上式(24)に示す予測誤差エ
ネルギーE(2)(n)が最小となる予測係数行列A
i(n)、i=1,…,Mを計算し、出力する。予測係
数行列Ai(n)、i=1,…,Mは、前記第1の実施
例と同様の手続きにより求めることができる。
【0120】入力端子10、第1の記憶回路213、加
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化器110、出力端子11、入力端
子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算
回路314、判定回路315、第4の記憶回路413、
選択回路415、第5の記憶回路414、積分区間決定
回路316の構成は前記第3の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
算器130、第2の記憶回路214、予測回路111、
差分器120、量子化器110、出力端子11、入力端
子30、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算
回路314、判定回路315、第4の記憶回路413、
選択回路415、第5の記憶回路414、積分区間決定
回路316の構成は前記第3の実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0121】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
【0122】
【実施例6】図6は、本発明の第6の実施例の構成を示
す図である。図6を参照すると、本実施例は、図4に示
した前記第4の実施例に、積分区間決定回路316を付
加する。入力端子10、第1の記憶回路213、加算器
130、第2の記憶回路214、予測回路111、差分
器120、量子化器510、出力端子11、入力端子3
0、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路
314、判定回路315、第4の記憶回路413、選択
回路515、第5の記憶回路414の構成は第4の実施
例と同様であり、積分区間決定回路316、予測係数計
算回路612の構成は、前記第5の実施例と同様であ
る。
す図である。図6を参照すると、本実施例は、図4に示
した前記第4の実施例に、積分区間決定回路316を付
加する。入力端子10、第1の記憶回路213、加算器
130、第2の記憶回路214、予測回路111、差分
器120、量子化器510、出力端子11、入力端子3
0、第3の記憶回路313、ピッチ予測ゲイン計算回路
314、判定回路315、第4の記憶回路413、選択
回路515、第5の記憶回路414の構成は第4の実施
例と同様であり、積分区間決定回路316、予測係数計
算回路612の構成は、前記第5の実施例と同様であ
る。
【0123】上記実施例は移動平均予測の場合である
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
が、自己回帰予測の場合は、上式(2)を上式(11)
で置き換えることで同様に構成できる。このとき上式
(24)は上式(25)で置き換えられる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
記記載の効果を奏する。
【0125】本発明の第1の効果は、予測符号化装置に
入力される入力ベクトルによらず良好な予測性能が得ら
れる、ということである。その理由は、予測係数行列
が、入力ベクトルに応じて適応的に変化する、ためであ
る。
入力される入力ベクトルによらず良好な予測性能が得ら
れる、ということである。その理由は、予測係数行列
が、入力ベクトルに応じて適応的に変化する、ためであ
る。
【0126】本発明の第2の効果は、予測係数行列の情
報を伝達する必要がない、ということである。その理由
は、受信側でも復号された信号を用いて送信側と同一の
処理によって予測係数行列を計算することができる、た
めである。
報を伝達する必要がない、ということである。その理由
は、受信側でも復号された信号を用いて送信側と同一の
処理によって予測係数行列を計算することができる、た
めである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図5】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図6】本発明の第6の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図7】従来のLSP予測符号化装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【符号の説明】 10、30、50 入力端子 11 出力端子 110、510 量子化回路 120 差分器 130 加算器 111 予測回路 112 予測係数コードブック 212、312、412、612 予測係数計算回路 213 第1の記憶回路 214 第2の記憶回路 313 第3の記憶回路 413 第4の記憶回路 414 第5の記憶回路 314 ピッチ予測ゲイン計算回路 315 判定回路 316 積分区間決定回路 415、515 選択回路
Claims (24)
- 【請求項1】過去のフレームにおいて選択された複数フ
レーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
を加算して現フレームにおける出力ベクトルを計算して
該出力ベクトルを蓄積し、 蓄積された過去の複数フレーム分の前記コードベクトル
と蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる現フレームにおけ
る前記予測係数行列を計算する、 ことを特徴とするLSPの予測符号化方法。 - 【請求項2】過去のフレームにおいて選択された複数フ
レーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
を加算して現フレームにおける出力ベクトルを計算して
該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
音声入力信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 計算された前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおけ
る制御信号を決定し、 前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記コードベクトルと前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルと
から計算される評価値が最良となる現フレームにおける
前記予測係数行列を計算する、 ことを特徴とするLSPの予測符号化方法。 - 【請求項3】過去のフレームにおいて選択された複数フ
レーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力音声信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおける制御信号
を決定して該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続する場合には、現フレームにおける
前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列で
置換し、 前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレームが複数
フレーム連続しない場合には、蓄積された過去の複数フ
レーム分の前記コードベクトルと蓄積された過去の複数
フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値
が最良となる現フレームにおける前記予測係数行列を計
算する、 ことを特徴とするLSPの予測符号化方法。 - 【請求項4】過去のフレームにおいて選択された複数フ
レーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力音声信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおける制御信号
を決定して該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め定めた第1の閾値以上の値をとるフ
レームが複数フレーム連続するとき、現フレームにおけ
る前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列
で置換し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が予め定めた第2の閾値以上のとき、蓄積され
た過去の複数フレーム分の前記コードベクトルと蓄積さ
れた過去の複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計
算される評価値が最良となる現フレームにおける前記予
測係数行列を計算し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにお
ける予測係数行列を零行列とし、 現フレームにおける前記制御信号の値と前記第2の閾値
との大小関係に応じて量子化手段におけるコードベクト
ルのテーブルを切り替える、ことを特徴とするLSPの
予測符号化方法。 - 【請求項5】過去のフレームにおいて選択された複数フ
レーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力信号と蓄積された過去の複数フレームにおける前記
入力信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッ
チ予測ゲインから現フレームにおける制御信号を決定し
て該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続する場合に、現フレームにおける前
記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列で置
換し、 前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレームが複数
フレーム連続しない場合に、前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記コードベクトル
と前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積され
た過去の前記出力ベクトルとから計算される評価値が最
良となる現フレームにおける前記予測係数行列を計算す
る、ことを特徴とするLSPの予測符号化方法。 - 【請求項6】過去のフレームにおいて選択された複数フ
レーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力音声信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおける制御信号
を決定して該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続するとき、現フレームにおける前記
予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列で置換
し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が予め定めた第2の閾値以上のとき、前記制御
信号により定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前
記コードベクトルと前記制御信号により定まる複数フレ
ーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルとから計算
される評価値が最良となる現フレームにおける前記予測
係数行列を計算し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにお
ける予測係数行列を零行列とし、 現フレームにおける前記制御信号の値と前記第2の閾値
との大小関係に応じて量子化手段におけるコードベクト
ルのテーブルを切り替える、 ことを特徴とするLSPの予測符号化方法。 - 【請求項7】過去のフレームにおいて出力された複数フ
レーム分の出力ベクトルと現フレームにおいて計算され
る予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測
する予測ベクトルを計算し、 蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトルか
ら計算される評価値が最良となる現フレームにおける前
記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする請求項1
記載のLSPの予測符号化方法。 - 【請求項8】過去のフレームにおいて出力された複数フ
レーム分の出力ベクトルと現フレームにおいて計算され
る予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測
する予測ベクトルを計算し、 前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記出力ベクトルから計算される評価値が最良と
なる現フレームにおける前記予測係数行列を計算する、
ことを特徴とする請求項2記載のLSPの予測符号化方
法。 - 【請求項9】過去のフレームにおいて出力された複数フ
レーム分の出力ベクトルと現フレームにおいて計算され
る予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予測
する予測ベクトルを計算し、 前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレームが複数
フレーム連続しない場合に、蓄積された過去の複数フレ
ーム分の前記出力ベクトルから計算される評価値が最良
となる現フレームにおける前記予測係数行列を計算す
る、ことを特徴とする請求項3記載のLSPの予測符号
化方法。 - 【請求項10】過去のフレームにおいて出力された複数
フレーム分の出力ベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、前記制御信号が前記第1
の閾値以上の値をとるフレームが複数フレーム連続せ
ず、かつ現フレームにおける前記制御信号が前記第2の
閾値以上のとき、蓄積された過去の複数フレーム分の前
記出力ベクトルから計算される評価値が最良となる現フ
レームにおける前記予測係数行列を計算する、 ことを特徴とする請求項4記載のLSPの予測符号化方
法。 - 【請求項11】過去のフレームにおいて出力された複数
フレーム分の出力ベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレームが複数
フレーム連続しない場合に、前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルか
ら計算される評価値が最良となる現フレームにおける前
記予測係数行列を計算する、ことを特徴とする請求項5
記載のLSPの予測符号化方法。 - 【請求項12】過去のフレームにおいて出力された複数
フレーム分の出力ベクトルと現フレームにおいて計算さ
れる予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを予
測する予測ベクトルを計算し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が前記第2の閾値以上のとき、前記制御信号に
より定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力
ベクトルから計算される評価値が最良となる現フレーム
における前記予測係数行列を計算する、 ことを特徴とする請求項6記載のLSPの予測符号化方
法。 - 【請求項13】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと予測係数行列とから予測
ベクトルを計算する手段と、 前記予測ベクトルと入力ベクトルとの差分を量子化する
ことにより求めたコードベクトルを蓄積する第1の記憶
手段と、 前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和からなる
出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段と、 蓄積された複数フレーム分の前記コードベクトルと、蓄
積された複数フレーム分の前記出力ベクトルと、から計
算される評価値が最良となる予測係数行列を計算する手
段と、を含むことを特徴とするLSPの予測符号化装
置。 - 【請求項14】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと予測係数行列とから予測
ベクトルを計算する手段と、 前記予測ベクトルと入力ベクトルとの差分を量子化する
ことにより求めたコードベクトルを蓄積する第1の記憶
手段と、 前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和からなる
出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段と、 入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段と、 前記入力音声信号からピッチ予測ゲインを計算する手段
と、 前記ピッチ予測ゲインから制御信号を決定する手段と、 前記制御信号から積分区間を決定する手段と、 前記積分区間により定まる複数フレーム分の前記コード
ベクトルと前記積分区間により定まる複数フレーム分の
前記出力ベクトルとから計算される評価値が最良となる
予測係数行列を計算する手段と、 を備え、 前記入力音声信号の性質により前記評価値を計算する際
に用いる前記コードベクトルと前記出力ベクトルの各フ
レーム数を切り替える、ことを特徴とするLSPの予測
符号化装置。 - 【請求項15】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと予測係数行列とから予測
ベクトルを計算する手段と、 前記予測ベクトルと入力ベクトルとの差分を量子化する
ことにより求めたコードベクトルを蓄積する第1の記憶
手段と、 前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和からなる
出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段と、 入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段と、 前記入力信号からピッチ予測ゲインを計算する手段と、 前記ピッチ予測ゲインから制御信号を決定する手段と、 前記制御信号を蓄積する手段と、 前記制御信号が予め定めた閾値以上の値を取るフレーム
が連続しない場合に、蓄積された複数フレーム分の前記
コードベクトルと蓄積された複数フレーム分の前記出力
ベクトルとから計算される評価値が最良となる予測係数
行列を計算する手段と、 前記制御信号が前記閾値以上の値を取るフレームが連続
する場合には、予測係数行列を前フレームの予測係数行
列で置換して、出力し、前記制御信号が閾値以上の値を
取るフレームが連続しない場合に、現フレームで計算さ
れた前記予測係数行列を選択、出力する手段と、 予測係数行列を保持する手段と、 を備え、 前記入力音声信号を予測容易なフレームが連続したとき
には、予測係数行列の計算を行わずに、前フレームにお
ける予測係数行列を用いることで計算量を低減する、よ
うにしたことを特徴とするLSPの予測符号化装置。 - 【請求項16】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと予測係数行列とから予測
ベクトルを計算する手段と、 前記予測ベクトルと入力ベクトルとの差分を量子化する
ことにより求めたコードベクトルを蓄積する第1の記憶
手段と、 前記予測ベクトルと前記コードベクトルとの和からなる
出力ベクトルを蓄積する第2の記憶手段と、 入力音声信号を蓄積する第3の記憶手段と、 前記入力信号からピッチ予測ゲインを計算する手段と、 前記ピッチ予測ゲインから制御信号を決定する手段と、 前記制御信号を蓄積する手段と、 前記制御信号が予め定めた第1の閾値以上の値をとるフ
レームが連続せず、かつ前記制御信号が予め定めた第2
の閾値以上のとき、蓄積された複数フレーム分の前記コ
ードベクトルと蓄積された複数フレーム分の前記出力ベ
クトルとから計算される評価値が最良となる予測係数行
列を計算する手段と、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が連続するとき、予測係数行列を前フレームの予測係数
行列で置換、出力し、前記制御信号が第1の閾値以上の
値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御信号が前記
第2の閾値以上のとき、現フレームで計算された前記予
測係数行列を選択、出力し、前記制御信号が第1の閾値
以上の値を取るフレームが連続せず、かつ前記制御信号
が第2の閾値未満のとき、予測係数行列を零行列とする
手段と、 予測係数行列を保持する手段と、 前記制御信号の値と前記第2の閾値との大小関係に応じ
てコードベクトルのテーブルの切り替えを行う量子化手
段と、 を備え、 前記入力音声信号を予測容易なフレームが連続したとき
には、予測係数行列の計算を行わずに、前フレームにお
ける予測係数行列を用いることで計算量を低減し、前記
入力音声信号を予測困難なフレームでは予測を行わな
い、ようにしたことを特徴とするLSPの予測符号化装
置。 - 【請求項17】前記制御信号から積分区間を決定する手
段と、 前記制御信号が前記閾値以上の値を取るフレームが連続
しない場合に、前記積分区間により定まる複数フレーム
分の前記コードベクトルと前記積分区間により定まる複
数フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価
値が最良となる予測係数行列を計算する手段と、を備え
たことを特徴とする請求項15記載のLSPの予測符号
化装置。 - 【請求項18】前記制御信号から積分区間を決定する手
段と、 前記制御信号が閾値以上の値を取るフレームが連続しな
い場合に、前記積分区間により定まる複数フレーム分の
前記コードベクトルと前記積分区間により定まる複数フ
レーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値が
最良となる予測係数行列を計算する手段と、を備えたこ
とを特徴とする請求項16記載のLSPの予測符号化装
置。 - 【請求項19】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算
される予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを
予測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
を加算して現フレームにおける出力ベクトルを計算して
該出力ベクトルを蓄積し、 蓄積された過去の複数フレーム分の前記コードベクトル
と蓄積された過去の複数フレーム分の前記出力ベクトル
とから計算される評価値が最良となる現フレームにおけ
る前記予測係数行列を計算する、 上記処理を情報処理装置で実行させてLSPの予測符号
化を行うプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項20】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算
される予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを
予測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
を加算して現フレームにおける出力ベクトルを計算して
該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
音声入力信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 計算された前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおけ
る制御信号を決定し、 前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積された
過去の前記コードベクトルと前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルと
から計算される評価値が最良となる現フレームにおける
前記予測係数行列を計算する、 上記処理を情報処理装置で実行させてLSPの予測符号
化を行うプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項21】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算
される予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを
予測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力音声信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおける制御信号
を決定して該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続する場合には、現フレームにおける
前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列で
置換し、 前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレームが複数
フレーム連続しない場合には、蓄積された過去の複数フ
レーム分の前記コードベクトルと蓄積された過去の複数
フレーム分の前記出力ベクトルとから計算される評価値
が最良となる現フレームにおける前記予測係数行列を計
算する、 上記処理を情報処理装置で実行させてLSPの予測符号
化を行うプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項22】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算
される予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを
予測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力音声信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおける制御信号
を決定して該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め定めた第1の閾値以上の値をとるフ
レームが複数フレーム連続するとき、現フレームにおけ
る前記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列
で置換し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が予め定めた第2の閾値以上のとき、蓄積され
た過去の複数フレーム分の前記コードベクトルと蓄積さ
れた過去の複数フレーム分の前記出力ベクトルとから計
算される評価値が最良となる現フレームにおける前記予
測係数行列を計算し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値を取るフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにお
ける予測係数行列を零行列とし、 現フレームにおける前記制御信号の値と前記第2の閾値
との大小関係に応じて量子化手段におけるコードベクト
ルのテーブルを切り替える、 上記処理を情報処理装置で実行させてLSPの予測符号
化を行うプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項23】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算
される予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを
予測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力信号と蓄積された過去の複数フレームにおける前記
入力信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、前記ピッ
チ予測ゲインから現フレームにおける制御信号を決定し
て該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め定めた閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続する場合に、現フレームにおける前
記予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列で置
換し、 前記制御信号が前記閾値以上の値をとるフレームが複数
フレーム連続しない場合に、前記制御信号により定まる
複数フレーム分の蓄積された過去の前記コードベクトル
と前記制御信号により定まる複数フレーム分の蓄積され
た過去の前記出力ベクトルとから計算される評価値が最
良となる現フレームにおける前記予測係数行列を計算す
る、 上記処理を情報処理装置で実行させてLSPの予測符号
化を行うプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項24】過去のフレームにおいて選択された複数
フレーム分のコードベクトルと現フレームにおいて計算
される予測係数行列とから現フレームの入力ベクトルを
予測する予測ベクトルを計算し、 前記予測ベクトルと前記入力ベクトルとの差を量子化す
ることにより現フレームにおける前記コードベクトルを
選択して該コードベクトルを蓄積し、 前記予測ベクトルと現フレームの前記コードベクトルと
の加算によって現フレームにおける出力ベクトルを計算
して該出力ベクトルを蓄積し、 現フレームの入力音声信号を蓄積し、現フレームの前記
入力音声信号と蓄積された過去の複数フレームにおける
前記入力音声信号を用いてピッチ予測ゲインを計算し、 前記ピッチ予測ゲインから現フレームにおける制御信号
を決定して該制御信号を蓄積し、 前記制御信号が予め第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続するとき、現フレームにおける前記
予測係数行列を前フレームにおける予測係数行列で置換
し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が予め定めた第2の閾値以上のとき、前記制御
信号により定まる複数フレーム分の蓄積された過去の前
記コードベクトルと前記制御信号により定まる複数フレ
ーム分の蓄積された過去の前記出力ベクトルとから計算
される評価値が最良となる現フレームにおける前記予測
係数行列を計算し、 前記制御信号が前記第1の閾値以上の値をとるフレーム
が複数フレーム連続せず、かつ現フレームにおける前記
制御信号が前記第2の閾値未満のとき、現フレームにお
ける予測係数行列を零行列とし、 現フレームにおける前記制御信号の値と前記第2の閾値
との大小関係に応じて量子化手段におけるコードベクト
ルのテーブルを切り替える、 上記処理を情報処理装置で実行させてLSPの予測符号
化を行うプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (4)
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