JPH10227245A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents
内燃機関の空燃比制御装置Info
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- JPH10227245A JPH10227245A JP9027860A JP2786097A JPH10227245A JP H10227245 A JPH10227245 A JP H10227245A JP 9027860 A JP9027860 A JP 9027860A JP 2786097 A JP2786097 A JP 2786097A JP H10227245 A JPH10227245 A JP H10227245A
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Abstract
割り込み噴射することにより、常に最新の状況に対応し
た適切な空燃比制御を実現する。 【構成】運転状態に応じての燃料噴射量を機関回転に同
期して噴射する燃料噴射手段10と、加速状態にあるか
どうかを判断する加速判定手段13と、加速判定時には
前記した同期燃料噴射開始後に吸気弁が閉じるまでの間
にシリンダ内に吸入される吸気量の増加分を推定する手
段14と、同期燃料噴射開始後にこの推定した吸気量増
加分に対応した燃料量を非同期に噴射する手段15、1
6とを備える。
Description
制御する装置に関する。
置し、機関回転に同期して、例えば機関の排気行程で吸
気ポートに燃料を噴射しておき、次の吸気行程でこの燃
料をシリンダ内に吸入させる燃料供給装置がある。
る目標空燃比となるように制御されるが、このため吸気
量が測定され、これに応じて燃料噴射量が決定される。
燃焼条件を良好に維持し、機関出力や排気組成を向上さ
せるには、シリンダ内で実際に燃焼する混合気の空燃比
を、目標空燃比に正確に一致させる必要がある。
め、最新の吸気量情報が採用されるのであるが、この吸
気量は少なくともその燃料噴射時期よりも前に測定した
ものとなり、この場合、燃料噴射後に実際にシリンダ内
に吸入される吸気量とは、厳密には一致しないことがあ
る。
ては、回転数毎に吸気量も変動し、例えば加速時などは
燃料が噴射される排気行程以前に測定した吸気量よりも
吸気行程で吸気弁が閉じるまでに実際にシリンダ内に吸
入される吸気量が大きくなり、空燃比がリーン側に変動
する。これに対しては空燃比の補正を行わないと、燃焼
が悪化し、運転性が低下する。
を補正するものとして、特公平7−6422号公報によ
って、燃料噴射量を演算するにあたり、燃料噴射時から
吸気弁が閉じるまでの間の、吸気量の変動値を予測し、
この予測結果に基づいて燃料噴射量を補正することが提
案されている。
に応じて行うことにより、実際にシリンダ内に吸入され
る吸気量に対応した燃料の供給が行われ、加速時などに
空燃比がオーバーリーンになるのを防ぎ、それだけ運転
性を向上させられる。
の噴射タイミングは、噴射された全量が次の吸気行程に
おいてシリンダ内に吸入されるようにしなければならな
い関係から、予め噴射終了時期が決められていて、この
噴射終了時期までに燃料噴射が完了するように噴射開始
時期が計算される。とくに機関低温時など燃料噴射パル
ス幅が大きくなると、それだけ噴射に必要な時間も長く
なり、噴射終了時期を例えばクランク角でBTDC20
°に設定したとすると、噴射開始時期は相当早くなる。
したがって排気行程での燃料噴射開始から、次の吸気行
程に移り吸気弁が閉じるまでの間隔もそれだけ長くなる
が、もしこの間に吸気量が変動する場合には、既に燃料
噴射を始めているため、吸気量の変動値を予測して燃料
噴射量を増加するにしても、次回の燃料噴射まで待たな
ければならない。
れる吸気量と燃料量とが対応せず、そのずれが補正され
ないことから空燃比がリーンとなり、最悪のときには失
火することもある。
目的とし、吸気量の変動値を予測し、必要に応じて燃料
を割り込み噴射することにより、常に最新の状況に対応
した適切な空燃比制御を実現するものである。
に応じて基本的な燃料噴射量を演算する手段と、この基
本噴射量に運転状態に応じた補正量を加算する手段と、
この補正された燃料噴射量を機関回転に同期して噴射す
る燃料噴射手段とを備える内燃機関の空燃比制御装置に
おいて、加速状態にあるかどうかを判断する加速判定手
段と、この加速判定時には前記した同期燃料噴射開始後
に吸気弁が閉じるまでの間にシリンダ内に吸入される吸
気量の増加分を推定する手段と、同期燃料噴射開始後に
この推定した吸気量増加分に対応した燃料量を非同期に
噴射する手段とを備える。
吸気量の増加分の推定手段は、吸気弁が実際に閉じる時
期よりも所定期間前のタイミングまでの吸気量の増加分
を推定する。
いて、前記吸気量の増加分を推定する手段は、その気筒
のクランク角度の基準位置から減算されていき吸気弁が
閉じる時期もしくは吸気弁が閉じる時期よりも所定期間
前に0となる角度カウンタと、非同期噴射演算タイミン
グ毎にタイミング間の角度を計測する演算タイミング間
角度計測手段と、演算タイミング間の燃料噴射量の変化
量から演算タイミング間の吸気変化量を算出する手段
と、前記同期噴射開始後における前記吸気量変化量とそ
のときの角度カウンタの出力値とに基づいて吸気量の増
加分を推定演算する手段とを含む。
の非同期噴射手段は、燃料の非同期噴射が実行される
か、または角度カウンタが0となるかのどちらか早い方
のタイミングで非同期噴射を禁止する。
て、燃料の非同期噴射手段は、燃料の非同期噴射が少な
くとも一回行われており、かつ燃料噴射量の変化量が負
のときは、加速状態が終了したものとして非同期噴射を
禁止する。
れたときは、例えば燃料噴射量(燃料噴射パルス幅)の
変化分から、通常の燃料噴射が開始された後に吸気弁が
閉じるまでの間の吸気量の増加分を推定する。そして、
この吸気量増加分に応じて、通常の同期燃料噴射後であ
って吸気弁が閉じるまでの間に、燃料の非同期噴射を行
う。これにより同期噴射の開始後に吸気量が急変するよ
うな加速時であっても、シリンダ内に実際に吸入される
吸気量に対応して燃料量が変化し、実際の空燃比を目標
値に保つことができる。したがって、急加速時など空燃
比が一時的にオーバーリーンとなったり、失火を生じた
りすることなどを確実に防止できる。
ば、吸気量の変化は機関回転数が低いときの方が高いと
きよりも大きくなる。機関回転数が低いときは、吹き返
し等の影響により実際の吸気弁が閉じるタイミングより
も早いタイミングで実質的な吸気が終了する。このた
め、吸気弁が閉じるときよりも所定期間前のタイミング
での吸気量を推定することで、実際の吸気量をより正確
に判断できる。
非同期噴射の演算タイミング毎の燃料噴射パルス幅の変
化量と、そのときの角度カウンタの出力値、つまりその
ときから吸気弁が閉じるまでの期間とから、同期噴射後
に実際に吸気弁が開いている間にシリンダ内に吸入され
る吸気量の増加分を推定している。この場合、演算タイ
ミング間毎の燃料噴射量を算出の基準としているので、
吸気量の変動が正確に予測できる。
に非同期噴射が行われたか、または吸気弁が閉じたとき
には禁止される。既に非同期噴射していれば、実際のシ
リンダ内の空燃比は目標値に一致するし、また吸気弁が
閉じていれば、非同期噴射しても次の吸気行程で吸入さ
れ、次の吸気行程でのシリンダ内の実際の空燃比がかえ
って変動するので、このようなときには、非同期噴射に
よる燃料の追加は中止することで、空燃比の変動を防
ぐ。
れていたとしても、燃料の非同期噴射が少なくとも一回
行われた後において、燃料噴射パルス幅の変化量が負の
ときは、吸気量が前回よりも増加しておらず、実質的に
燃料の加速補正を必要とする加速状態は終了したものと
して非同期噴射を禁止し、これにより、空燃比補正の誤
差の発生を防止する。
し、1は内燃機関の燃焼室、2はピストン、3は吸気
弁、4は排気弁、5は吸気ポート、6は排気ポートで、
吸気ポート5には燃料を噴射する燃料噴射弁7が設けら
れる。
信号に応じて作動し、原則的には機関回転に同期して燃
料を噴射するが、後述するように、過渡運転時などに必
要に応じて非同期に割り込み噴射する。
は、図2のブロック図として表すことができる。
空気量、スロットル開度などに応じて所定の空燃比とな
るように基本燃料噴射量TPを演算する手段、11はこ
の基本燃料噴射量TPに対して、機関冷却水温などに応
じての補正量を決定する補正量演算手段、12は基本燃
料噴射量TPに補正量を加算して燃料噴射量を算出する
噴射量補正演算手段であり、これらにより、機関回転に
同期して、機関排気行程において吸気ポート5に噴射さ
れる同期噴射量CTiが決定される。
速判定手段で、加速が判定されると基本燃料噴射量TP
の変化に基づいて同期燃料噴射後、吸気弁が閉じるまで
の期間において増加する吸気量の推定を行う吸気増加量
推定手段14が設けられ、この推定吸気増加量に応じて
割込噴射量演算手段15において非同期の燃料噴射量I
JSETが算出される。
同期基本燃料噴射量CTiと、非同期燃料噴射量IJS
ETが噴射される。非同期噴射は、同期噴射の終了後に
おいて吸気弁3が閉じるまでの間に実行され、これによ
り加速時などに実際にシリンダに吸入される吸気量が変
動していくときでも、応答遅れを生じることなく、所定
の空燃比を維持するように燃料が供給される。
図3、図4のフローチャートにしたがって詳しく説明す
る。
り返される(演算間隔が10ms)もので、まず、図3
において、ステップ1では例えばスロットル開度や吸入
空気量の変化量ΔTVO、ΔQHOが所定値を越えたか
どうかにより、過渡(加速)運転状態を判定する。も
し、過渡時でなければステップ17に移行して燃料の割
込噴射(同期噴射)を禁止する。
たならば、ステップ2において前回と今回の割込噴射演
算タイミング間における、基本燃料噴射量TPの変化量
を演算、つまりTPm−TPm-1を算出する。これに
より、各演算間隔(10ms)での吸気量の変化量を推
定する。
Pm-1≦0かどうかを判断し、正のとき、つまり前回
よりもTPが増えたときは、ステップ4においてこの吸
気変化量が所定値LASNIよりも大きいかどうかを判
断する。所定値以上のときは、割込噴射を実行するため
に、ステップ5以降に進む。なお、ステップ4で負のと
きは燃料を増加補正するための状態が実質的に終了、並
びにステップ5で所定値LASNI以下のときは吸気変
化量が小さいものとして、割込噴射は行われない(後述
するステップ16以降)。
グIJCYOMを読み込むが、このIJCYOMは図4
のフローチャート(このルーチンも10ms毎に演算さ
れる)のようにして演算される。ここで、この割込噴射
許可フラグの演算内容を図4により説明する。
0、気筒番号k=1として、ステップ19でk気筒にお
いて同期噴射が開始されたかどうか判断する(なお、こ
の例では6気筒機関を対象としている)。
ップ20に進みbiti=1として割込噴射を許可する
が、同期噴射がまだ行われていないときは、ステップ2
6に移行してbiti=0として割込噴射を禁止する。
つまり、基本燃料噴射量についての同期噴射が行われた
後においてのみ割込噴射を許可するのであり、同期噴射
の開始前には割込噴射を禁止する。
射が実行されたかを判断し、実行されていないときは、
ステップ22で後述するように吸気行程の終了(吸気弁
閉)を意味する気筒別角度カウンタの出力値GZCYn
が0かどうかを判断し、いずれか一方でも肯定されてい
るときには、ステップ26に移行して割込噴射を禁止し
ている。
あるいは吸気弁が閉じ、割込噴射しても次のサイクルで
シリンダ内に割込噴射燃料が吸入されるようなときは、
実際の空燃比の制御精度が低下するので、次回の同期噴
射が終了するまで割込噴射を止める。
は、ステップ23に進み、気筒番号をk=k+1として
次の気筒に移し、またステップ24でbit番号をi=
i+1とする。そして、ステップ25でi≧6かどう
か、つまり6気筒機関の場合において、全ての気筒につ
いての割込噴射の許可フラグの演算を行ったかどうかを
判断し、終了するまで以上の動作を繰り返すのである。
た割込噴射の許可フラグIJCYOMは、図3のステッ
プ5において読み込まれ、ステップ6においてbit番
号がi=0とされる。ここで、bit0は#1気筒、b
it1=#2気筒、bit2=#3気筒、bit3=#
4気筒、bit4は#5気筒、bit5=#6気筒を表
すものとする。
出するもので、まず、ステップ7でbiti=1かどう
かを判断し、biti=1のときは割込噴射許可(この
場合、i=0、つまり#1気筒が割込噴射許可)とし
て、ステップ8で割込演算許可時の気筒別角度カウンタ
GZCYnを読み込む。
位置、例えば吸気行程終了後のある位置から、次に吸気
弁が閉じるタイミングもしくはこのタイミングよりも所
定期間前のタイミングでカウンタ値が0になるもので、
図6にも示すように、例えば#1気筒では、その気筒に
対するクランク角度のREF信号が入力したときに、吸
気弁が閉じるもしくはその所定期間前に0となるような
初期値CAQENDが設定される。したがって、読み込
んだ気筒別角度カウンタの出力値GZCYnは、そのと
きから吸気弁が閉じるまでの残存期間(クランク角度)
を表す。
回転数が低いときの方が高いときよりも大きくなる。機
関回転数が低いときは、吹き返し等の影響により実際の
吸気弁が閉じるタイミングよりも早いタイミングで実質
的な吸気が終了する。このため、吸気弁が閉じるときよ
りも所定期間前のタイミングでの吸気量を推定すること
で、実際の吸気量をより正確に判断できる。
間隔当たりの角度換算値CA10MSを読み込む。これ
は、例えばそのときの機関回転数が1200rpmとす
ると、図5にも示すように、演算間隔は10msである
から、この10ms間のクランク角度は72°というこ
とになる。
て、吸気弁が閉じるまでの間の吸気量の増加分に相当す
る燃料噴射量ΔTPを次式のようにして算出する。
1)×(TPm−TPm-1) 図5にもあるように、同期噴射が開始された後に、吸気
弁が閉じるまでに吸気量が増加する場合、割込噴射が許
可された時点までの吸気量の増加分については、そのと
きの演算間隔と、その間の燃料噴射量(燃料噴射パルス
幅)の増加量(演算間隔当たりの増加量=増加率)によ
って求められ、さらに割込噴射が許可されてから吸気弁
が閉じるまでの間の増加分については、気筒別角度カウ
ンタの出力値の演算間隔に対する角度の比によって求め
られる。
たときの角度カウンタGZCYiが120°で、燃料噴
射パルスの増加率を同一と仮定したとすると、その後に
カウンタ値が0となる、すなわち吸気弁が閉じるまでの
間には、吸気量の増加分は120/72=1.67倍と
なる。ただし、同期噴射後にこの割込噴射が許可される
までに10ms(一つの演算間隔)が経過しているの
で、吸気量の増加分は1+1.67=2.67倍とな
る。
パルスの増加率(単位演算間隔当たりのTPm−TPm
-1)を乗じることにより、吸気増加量に対応した燃料
増加量ΔTPが算出できる。
たら、ステップ11で燃料の応答変数を算出する。噴射
される燃料の応答特性によって吸気増加量に対して噴射
する燃料量が変化する。応答が遅い条件ではその分を見
越して多めに燃料を噴射する必要があり、応答が早い条
件では少ない燃料量で済む。この場合、燃料の応答には
早い応答の高周波分と遅い応答の低周波分とがあり、こ
の応答変数がG(1)となっている。なお、この応答変
数については、特開平3−111639号公報等におい
て詳しく説明されている。
を次のようにして算出する。
ステップ13で割込噴射量IJSETiを出力し、#1
気筒における割込噴射を実行する。
テップ15に進み、i≧6となるまでの間は、つまり6
気筒分が終了するまでの間は、ステップ7に戻り、同じ
動作を繰り返す。
が負のときは、ステップ16に移り、各気筒において少
なくとも1回づつの割込噴射を行ったかどうかを判断
し、1回以上噴射しているときは、過渡(加速)状態が
終了したものとして、ステップ17に移行し、割込噴射
を禁止する。
も、燃料の非同期噴射が少なくとも一回行われた後にお
いて、燃料噴射パルス幅の変化量が負のときは、吸気量
が前回よりも増加しておらず、実質的に燃料の加速補正
を必要とする加速状態は終了したものとして非同期噴射
を禁止し、これにより、空燃比補正の誤差の発生を防止
するのである。
されたならば、単位期間当たりの燃料噴射量の変化量か
ら吸気の増加量を検出し、この増加量が所定値以上のと
きは、燃料の同期噴射後に、非同期の割込噴射を行うべ
く、燃料割込噴射量を算出する。
噴射(機関の排気行程において実行され、次の吸気行程
に備える)が行われた後、吸気弁が閉じるまでの間にお
ける吸気量の増加分を推定し、この推定値に基づいて算
出する。これは、通常の同期燃料噴射後に、所定の単位
期間毎における燃料噴射パルス幅の変化量を算出し、こ
の変化量が所定値を越えたときは、そのときから実際に
吸気弁が閉じるまでの期間(ただし、絶対的な時間はそ
のときの機関回転数に応じて変化し、回転数が高くなる
ほど短くなる)を求め、その期間との関係から吸気量の
増加量を推定する。
したならば、これに応じた燃料の増加量を算出し、これ
を割込噴射量として、通常の同期噴射後であって、吸気
弁が閉じるまでの間の、吸気量の増加が推定されたとき
の割込噴射タイミング(10msの演算間隔タイミン
グ)において、割込噴射(非同期噴射)する。
射した後に実際に吸気弁が閉じるまでの間に増加する吸
気量に対応して燃料を増量でき、実際にシリンダに吸入
される吸気量に対応して正確に燃料を増量することが可
能となり、とくに加速初期などに起こりやすいオーバー
リーン現象を防ぎ、良好な加速特性を発揮させることが
できる。
る。
グを示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 運転状態に応じて基本的な燃料噴射量を
演算する手段と、この基本噴射量に運転状態に応じた補
正量を加算する手段と、この補正された燃料噴射量を機
関回転に同期して噴射する燃料噴射手段とを備える内燃
機関の空燃比制御装置において、加速状態にあるかどう
かを判断する加速判定手段と、この加速判定時には前記
した同期燃料噴射開始後に吸気弁が閉じるまでの間にシ
リンダ内に吸入される吸気量の増加分を推定する手段
と、同期燃料噴射開始後にこの推定した吸気量増加分に
対応した燃料量を非同期に噴射する手段とを備えること
を特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項2】前記吸気量の増加分の推定手段は、吸気弁
が実際に閉じる時期よりも所定期間前のタイミングまで
の吸気量の増加分を推定する請求項1に記載の内燃機関
の空燃比制御装置。 - 【請求項3】前記吸気量の増加分を推定する手段は、そ
の気筒のクランク角度の基準位置から減算されていき吸
気弁が閉じる時期もしくは吸気弁が閉じる時期よりも所
定期間前に0となる角度カウンタと、非同期噴射演算タ
イミング毎にタイミング間の角度を計測する演算タイミ
ング間角度計測手段と、演算タイミング間の燃料噴射量
の変化量から演算タイミング間の吸気変化量を算出する
手段と、前記同期噴射開始後における前記吸気量変化量
とそのときの角度カウンタの出力値とに基づいて吸気量
の増加分を推定演算する手段とを含む請求項1又は2に
記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項4】前記非同期噴射手段は、燃料の非同期噴射
が実行されるか、または角度カウンタが0となるかのど
ちらか早い方のタイミングで非同期噴射を禁止する請求
項3に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 【請求項5】前記非同期噴射手段は、燃料の非同期噴射
が少なくとも一回行われており、かつ燃料噴射量の変化
量が負のときは、加速状態が終了したものとして非同期
噴射を禁止する請求項1〜4のいずれか一つに記載の内
燃機関の空燃比制御装置。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9027860A JPH10227245A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 内燃機関の空燃比制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10227245A true JPH10227245A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12232674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9027860A Pending JPH10227245A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 内燃機関の空燃比制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
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US (1) | US6092508A (ja) |
JP (1) | JPH10227245A (ja) |
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