JPH102257A - 吸気マニホールド - Google Patents
吸気マニホールドInfo
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- JPH102257A JPH102257A JP8155266A JP15526696A JPH102257A JP H102257 A JPH102257 A JP H102257A JP 8155266 A JP8155266 A JP 8155266A JP 15526696 A JP15526696 A JP 15526696A JP H102257 A JPH102257 A JP H102257A
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料インジェクタを設けない吸気マニホール
ドにおいて、燃料インジェクタが装着された吸気マニホ
ールドとの間で、インジェクタ用の逃げ部を有するシリ
ンダヘッドを共用する。 【解決手段】 シリンダヘッド13の吸気ポート4のイン
ジェクタ用の逃げ部17を有する開口部14に、吸気マニホ
ールド19の吸気管20を接続する。吸気管20は、吸気通路
21の断面が開口部14とほぼ同形状で、上部側壁が上方に
膨出されて凹部22が形成されており、また、下部側壁が
内側に膨出されて凸部23が形成されている。吸気通路21
の断面積は、開口部14の逃げ部17を除いた部分の断面積
にほぼ等しくなっている。逃げ部17に凹部22を連通させ
ることにより、吸気ポート4と吸気通路21との段差を小
さくして吸気抵抗を低減できる。インジェクタが装着さ
れた吸気マニホールドとの間で、逃げ部を有するシリン
ダヘッドの共用が可能となる。
ドにおいて、燃料インジェクタが装着された吸気マニホ
ールドとの間で、インジェクタ用の逃げ部を有するシリ
ンダヘッドを共用する。 【解決手段】 シリンダヘッド13の吸気ポート4のイン
ジェクタ用の逃げ部17を有する開口部14に、吸気マニホ
ールド19の吸気管20を接続する。吸気管20は、吸気通路
21の断面が開口部14とほぼ同形状で、上部側壁が上方に
膨出されて凹部22が形成されており、また、下部側壁が
内側に膨出されて凸部23が形成されている。吸気通路21
の断面積は、開口部14の逃げ部17を除いた部分の断面積
にほぼ等しくなっている。逃げ部17に凹部22を連通させ
ることにより、吸気ポート4と吸気通路21との段差を小
さくして吸気抵抗を低減できる。インジェクタが装着さ
れた吸気マニホールドとの間で、逃げ部を有するシリン
ダヘッドの共用が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのシリン
ダヘッドに取付けられる吸気マニホールドの改良に関す
るものである。
ダヘッドに取付けられる吸気マニホールドの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気装置には、吸気マニホー
ルドの集合部の上流側にキャブレタまたは燃料インジェ
クタを配置して、各シリンダに燃料を分配する方式(以
下、分配方式という)のものと、吸気マニホールドの先
端部に燃料インジェクタを配置して、各シリンダ毎に燃
料を供給する方式(以下、直接方式という)のものとが
ある。一般に、同型式のエンジンにおいても、その用途
に応じて方式の異なる吸気装置が用いられる場合が多
く、また、方式の異なる吸気装置には、それぞれ専用の
シリンダヘッドが組み合わされている。
ルドの集合部の上流側にキャブレタまたは燃料インジェ
クタを配置して、各シリンダに燃料を分配する方式(以
下、分配方式という)のものと、吸気マニホールドの先
端部に燃料インジェクタを配置して、各シリンダ毎に燃
料を供給する方式(以下、直接方式という)のものとが
ある。一般に、同型式のエンジンにおいても、その用途
に応じて方式の異なる吸気装置が用いられる場合が多
く、また、方式の異なる吸気装置には、それぞれ専用の
シリンダヘッドが組み合わされている。
【0003】分配方式の吸気装置と組み合わされるシリ
ンダヘッドについて図6および図7を参照して説明す
る。図6および図7に示すように、シリンダヘッド1
は、シリンダ毎に各2つの吸排気弁(図示せず)を有す
る直列3気筒エンジン用のシリンダヘッドであって、シ
リンダブロック(図示せず)との結合面2に形成された
燃焼室3には、2つの吸気ポート4および2つの排気ポ
ート5が連通されている。
ンダヘッドについて図6および図7を参照して説明す
る。図6および図7に示すように、シリンダヘッド1
は、シリンダ毎に各2つの吸排気弁(図示せず)を有す
る直列3気筒エンジン用のシリンダヘッドであって、シ
リンダブロック(図示せず)との結合面2に形成された
燃焼室3には、2つの吸気ポート4および2つの排気ポ
ート5が連通されている。
【0004】2つの吸気ポート4は、並列に配置され、
その入口側で集合されており、シリンダヘッドの側面部
に3つの略まゆ形の開口部6が形成されている。シリン
ダヘッド1の3つの開口部6の周囲には、吸気マニホー
ルドの吸気管7の先端部に形成されたフランジ部7aを結
合させるためのフランジ部8が形成され、フランジ部8
には複数のスタッドボルト9(図6では図示を省略)が
設けられている。なお、図6中、10はバルブシート、11
はバルブガイド、12はガスケットである。
その入口側で集合されており、シリンダヘッドの側面部
に3つの略まゆ形の開口部6が形成されている。シリン
ダヘッド1の3つの開口部6の周囲には、吸気マニホー
ルドの吸気管7の先端部に形成されたフランジ部7aを結
合させるためのフランジ部8が形成され、フランジ部8
には複数のスタッドボルト9(図6では図示を省略)が
設けられている。なお、図6中、10はバルブシート、11
はバルブガイド、12はガスケットである。
【0005】次に直接方式の吸気装置と組み合わされる
シリンダヘッドについて図8および図9を参照して説明
する。なお、直接方式用のシリンダヘッドは、上記分配
方式のものに対して、吸気ポートの入口側の開口部の構
造が異なる以外は同様であるから、図6および図7に示
すものと同様の部分には同一の番号を付して異なる部分
についてのみ詳細に説明する。
シリンダヘッドについて図8および図9を参照して説明
する。なお、直接方式用のシリンダヘッドは、上記分配
方式のものに対して、吸気ポートの入口側の開口部の構
造が異なる以外は同様であるから、図6および図7に示
すものと同様の部分には同一の番号を付して異なる部分
についてのみ詳細に説明する。
【0006】図8および図9に示すように、直接方式用
のシリンダヘッド13では、吸気ポート4の開口部14は、
フランジ部8に結合される吸気マニホールドの吸気管15
の先端部に装着された燃料インジェクタ16の噴射ノズル
16a に対向する上方部位が切欠かれて逃げ部17が形成さ
れている。シリンダヘッド13のこの他の部分の構造は、
分配方式用のシリンダヘッド1と共通である。なお、図
中、18はガスケットである。
のシリンダヘッド13では、吸気ポート4の開口部14は、
フランジ部8に結合される吸気マニホールドの吸気管15
の先端部に装着された燃料インジェクタ16の噴射ノズル
16a に対向する上方部位が切欠かれて逃げ部17が形成さ
れている。シリンダヘッド13のこの他の部分の構造は、
分配方式用のシリンダヘッド1と共通である。なお、図
中、18はガスケットである。
【0007】このように、同型式のエンジンであって
も、吸気装置の方式が異なる場合には、吸気ポートの開
口部の形状が異なる2種類のシリンダヘッド1,13を設
定するようにしている。
も、吸気装置の方式が異なる場合には、吸気ポートの開
口部の形状が異なる2種類のシリンダヘッド1,13を設
定するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このため、同型式のエ
ンジンにおいて、異なる方式の吸気装置を設定する場合
には、吸気ポートの開口部の形状のみが異なる2種類の
シリンダヘッド1,13を製造するために、2通りの鋳造
金型および加工機械等を用いて、各製造工程において2
種類のワークを識別して管理する必要があり、生産性が
低くなるという問題がある。
ンジンにおいて、異なる方式の吸気装置を設定する場合
には、吸気ポートの開口部の形状のみが異なる2種類の
シリンダヘッド1,13を製造するために、2通りの鋳造
金型および加工機械等を用いて、各製造工程において2
種類のワークを識別して管理する必要があり、生産性が
低くなるという問題がある。
【0009】また、異なる方式の吸気装置の間でシリン
ダヘッドの共通化を図るべく、図10ないし図12に示すよ
うに、直接方式用のシリンダヘッド13のフランジ部8
に、分配方式用の燃料インジェクタを有していない吸気
マニホールドの吸気管7を結合させた場合は、逃げ部17
によって吸気流路に凹所が形成され、吸気管7と逃げ部
17との接続部に段差が形成されるので、この段差によっ
て渦Aが発生し、吸気抵抗となって吸気流速を低下さ
せ、また、吸気流を偏向させて燃焼効率を低下させると
いう問題を生じる。さらに、逃げ部17が形成する凹所内
に燃料が付着して、エンジンのアイドリング不調および
始動不良の原因となる虞がある。
ダヘッドの共通化を図るべく、図10ないし図12に示すよ
うに、直接方式用のシリンダヘッド13のフランジ部8
に、分配方式用の燃料インジェクタを有していない吸気
マニホールドの吸気管7を結合させた場合は、逃げ部17
によって吸気流路に凹所が形成され、吸気管7と逃げ部
17との接続部に段差が形成されるので、この段差によっ
て渦Aが発生し、吸気抵抗となって吸気流速を低下さ
せ、また、吸気流を偏向させて燃焼効率を低下させると
いう問題を生じる。さらに、逃げ部17が形成する凹所内
に燃料が付着して、エンジンのアイドリング不調および
始動不良の原因となる虞がある。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、直接方式用のシリンダヘッドと組み合わせるこ
とができる分配方式用の吸気マニホールドを提供するこ
とを目的とする。
であり、直接方式用のシリンダヘッドと組み合わせるこ
とができる分配方式用の吸気マニホールドを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、吸気マニホールドの先端部に
装着される燃料インジェクタの噴射ノズルに対向させ
て、吸気ポートの入口側の開口部に逃げ部が形成された
シリンダヘッドに取付けるためのものであって、先端部
に燃料インジェクタを設けない吸気マニホールドにおい
て、前記逃げ部に対向させて吸気通路に凹部を形成した
ことを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、吸気マニホールドの先端部に
装着される燃料インジェクタの噴射ノズルに対向させ
て、吸気ポートの入口側の開口部に逃げ部が形成された
シリンダヘッドに取付けるためのものであって、先端部
に燃料インジェクタを設けない吸気マニホールドにおい
て、前記逃げ部に対向させて吸気通路に凹部を形成した
ことを特徴とする。
【0012】このように構成したことにより、燃料イン
ジェクタ用の逃げ部を有するシリンダヘッドに取付けた
場合でも、逃げ部に凹部を連通させることにより、吸気
ポートと吸気通路との接続部の段差を小さくすることが
でき、吸気抵抗を低減することができる。
ジェクタ用の逃げ部を有するシリンダヘッドに取付けた
場合でも、逃げ部に凹部を連通させることにより、吸気
ポートと吸気通路との接続部の段差を小さくすることが
でき、吸気抵抗を低減することができる。
【0013】請求項2の発明の吸気マニホールドは、上
記請求項1の構成に加えて、吸気通路の凹部に対して径
方向反対側に凸部を形成したことを特徴とする。
記請求項1の構成に加えて、吸気通路の凹部に対して径
方向反対側に凸部を形成したことを特徴とする。
【0014】このように構成したことにより、凹部を設
けることによって増加する吸気通路の断面積を凸部を設
けることによって減少させることができるので、吸気通
路の断面積を吸気ポートの断面積とほぼ等しくすること
ができ、吸気流速の低下を防止することができる。
けることによって増加する吸気通路の断面積を凸部を設
けることによって減少させることができるので、吸気通
路の断面積を吸気ポートの断面積とほぼ等しくすること
ができ、吸気流速の低下を防止することができる。
【0015】また、請求項3の発明の吸気マニホールド
は、上記請求項1または2の構成に加えて、吸気通路の
断面積がシリンダヘッドの吸気ポートの入口側の開口部
の逃げ部を除いた断面積にほぼ等しいことを特徴とす
る。
は、上記請求項1または2の構成に加えて、吸気通路の
断面積がシリンダヘッドの吸気ポートの入口側の開口部
の逃げ部を除いた断面積にほぼ等しいことを特徴とす
る。
【0016】このように構成したことにより、吸気通路
の断面積を吸気ポートの断面積とほぼ等しくすることに
よって、吸気流速の低下を防止することができる。
の断面積を吸気ポートの断面積とほぼ等しくすることに
よって、吸気流速の低下を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0018】第1実施形態の吸気マニホールドについ
て、図1ないし図3を参照して説明する。図1ないし図
3に示すように、吸気マニホールド19は、分配方式の吸
気装置に用いられる吸気マニホールドであって、図8に
示すものと同じシリンダヘッド13の吸気ポート4の3つ
の開口部14に接続される吸気管20(1つのみ図示する)
の先端部には燃料インジェクタが装着されておらず、3
つの吸気管20の集合部(図示せず)の上流側に燃料イン
ジェクタまたはキャブレタ(図示せず)が装着されるよ
うになっている。
て、図1ないし図3を参照して説明する。図1ないし図
3に示すように、吸気マニホールド19は、分配方式の吸
気装置に用いられる吸気マニホールドであって、図8に
示すものと同じシリンダヘッド13の吸気ポート4の3つ
の開口部14に接続される吸気管20(1つのみ図示する)
の先端部には燃料インジェクタが装着されておらず、3
つの吸気管20の集合部(図示せず)の上流側に燃料イン
ジェクタまたはキャブレタ(図示せず)が装着されるよ
うになっている。
【0019】吸気管20は、その吸気通路21の断面がシリ
ンダヘッド13の開口部14とほぼ同様の形状で、上部側壁
が外側に膨出されて、逃げ部17に対向させて凹部22が形
成されており、また、下部側壁が内側に膨出されて、凹
部22に対して径方向反対側に凸部23が形成されている。
吸気通路21の断面積は、シリンダヘッド13の吸気ポート
4の開口部14の逃げ部17を除いた部分の断面積にほぼ等
しくなっている。したがって、吸気通路21の凹部22と凸
部23の断面積は、ほぼ等しくなっている。また、吸気通
路21は、吸気ポート4の開口部14との接続部の段差が小
さく、かつ、凹部22と開口部14の逃げ部17との段差H
2と、凸部23と開口部14との段差H3とがほぼ等しく、こ
れらの段差H2,H3が逃げ部17による段差H1よりも充分小
さくなるように設けられている(図2参照)。さらに、
凹部22および凸部23は、吸気管20のほぼ全長にわたって
形成されている。
ンダヘッド13の開口部14とほぼ同様の形状で、上部側壁
が外側に膨出されて、逃げ部17に対向させて凹部22が形
成されており、また、下部側壁が内側に膨出されて、凹
部22に対して径方向反対側に凸部23が形成されている。
吸気通路21の断面積は、シリンダヘッド13の吸気ポート
4の開口部14の逃げ部17を除いた部分の断面積にほぼ等
しくなっている。したがって、吸気通路21の凹部22と凸
部23の断面積は、ほぼ等しくなっている。また、吸気通
路21は、吸気ポート4の開口部14との接続部の段差が小
さく、かつ、凹部22と開口部14の逃げ部17との段差H
2と、凸部23と開口部14との段差H3とがほぼ等しく、こ
れらの段差H2,H3が逃げ部17による段差H1よりも充分小
さくなるように設けられている(図2参照)。さらに、
凹部22および凸部23は、吸気管20のほぼ全長にわたって
形成されている。
【0020】吸気マニホールド19は、3つの吸気管20の
先端部に一体に形成されたフランジ部24を開口部14の周
囲のフランジ部7にガスケット18を介して結合させるこ
とによってシリンダヘッド13に取付けられている。
先端部に一体に形成されたフランジ部24を開口部14の周
囲のフランジ部7にガスケット18を介して結合させるこ
とによってシリンダヘッド13に取付けられている。
【0021】以上のように構成した第1実施形態の作用
について次に説明する。
について次に説明する。
【0022】吸気マニホールド19は、燃料インジェクタ
用の逃げ部17を有するシリンダヘッド13に取付けた場合
でも、逃げ部17に吸気通路21の凹部22を連通させること
により、吸気ポート4と吸気通路21との段差を小さくす
ることができ、吸気抵抗を低減することができる。ま
た、凹部22を設けることによって増加する吸気通路21の
断面積を凸部23を設けることによって減少させて、吸気
通路21の断面積を吸気ポート4の断面積とほぼ等しくし
ているので、吸気流速の低下を防止することができる。
なお、凹部22と開口部14の逃げ部17との段差H2と、凸部
23と開口部14との段差H3とをほぼ等しくし、これらの段
差H2,H3が逃げ部17による段差H1よりも充分小さくなる
ようにしているので、凸部23と開口部14との段差H3によ
る吸気抵抗の増加を充分小さく抑えることができ、ま
た、吸気流の偏向を防止することができる。
用の逃げ部17を有するシリンダヘッド13に取付けた場合
でも、逃げ部17に吸気通路21の凹部22を連通させること
により、吸気ポート4と吸気通路21との段差を小さくす
ることができ、吸気抵抗を低減することができる。ま
た、凹部22を設けることによって増加する吸気通路21の
断面積を凸部23を設けることによって減少させて、吸気
通路21の断面積を吸気ポート4の断面積とほぼ等しくし
ているので、吸気流速の低下を防止することができる。
なお、凹部22と開口部14の逃げ部17との段差H2と、凸部
23と開口部14との段差H3とをほぼ等しくし、これらの段
差H2,H3が逃げ部17による段差H1よりも充分小さくなる
ようにしているので、凸部23と開口部14との段差H3によ
る吸気抵抗の増加を充分小さく抑えることができ、ま
た、吸気流の偏向を防止することができる。
【0023】このように、吸気流速の低下および吸気流
の偏向を防止することによって、エンジンの燃焼効率の
低下を防止することができる。その結果、先端部に燃料
インジェクタが装着された直接方式用の吸気マニホール
ドとの間で、燃料インジェクタ用の逃げ部17を有するシ
リンダヘッド13を共用することが可能となり、シリンダ
ヘッドの生産設備を簡略化して生産性を向上させること
ができる。なお、この場合、シリンダヘッド13とともに
ガスケット18も共用することができる。
の偏向を防止することによって、エンジンの燃焼効率の
低下を防止することができる。その結果、先端部に燃料
インジェクタが装着された直接方式用の吸気マニホール
ドとの間で、燃料インジェクタ用の逃げ部17を有するシ
リンダヘッド13を共用することが可能となり、シリンダ
ヘッドの生産設備を簡略化して生産性を向上させること
ができる。なお、この場合、シリンダヘッド13とともに
ガスケット18も共用することができる。
【0024】また、本発明の第2実施形態として、図4
および図5に示すように、上記第1実施形態の吸気マニ
ホールド19の吸気管20の凸部23を省略することもでき
る。このようにした場合、凹部22を設けることによる吸
気通路21の断面積の増加による吸気流速の低下を防止す
るために、吸気通路21の径を吸気ポート4の開口部14の
径よりもやや小さくすることによって、吸気通路21の断
面積が開口部14の逃げ部17を除いた部分の断面積にほぼ
等しくなるようにするとよい。
および図5に示すように、上記第1実施形態の吸気マニ
ホールド19の吸気管20の凸部23を省略することもでき
る。このようにした場合、凹部22を設けることによる吸
気通路21の断面積の増加による吸気流速の低下を防止す
るために、吸気通路21の径を吸気ポート4の開口部14の
径よりもやや小さくすることによって、吸気通路21の断
面積が開口部14の逃げ部17を除いた部分の断面積にほぼ
等しくなるようにするとよい。
【0025】この構成により、上記第1実施例と同様
に、吸気管20と吸気ポート4の開口部14との段差を小さ
くして、吸気抵抗を低減することができ、シリンダヘッ
ドの共用化を図ることができる。
に、吸気管20と吸気ポート4の開口部14との段差を小さ
くして、吸気抵抗を低減することができ、シリンダヘッ
ドの共用化を図ることができる。
【0026】なお、上記第1および第2実施形態では、
凹部22および凸部23を吸気管20のほぼ全長にわたって形
成しているが、これに限らず、凹部22および凸部23は、
吸気ポート4の開口部14に接続される吸気管20の下流部
分に、充分な長さ(例えば吸気管の全長の半分程度)に
わたって形成し、かつ、吸気流の乱れを防止するため
に、断面積が下流側に向かうほど徐々に大きくなるよう
に形成するようにしてもよい。
凹部22および凸部23を吸気管20のほぼ全長にわたって形
成しているが、これに限らず、凹部22および凸部23は、
吸気ポート4の開口部14に接続される吸気管20の下流部
分に、充分な長さ(例えば吸気管の全長の半分程度)に
わたって形成し、かつ、吸気流の乱れを防止するため
に、断面積が下流側に向かうほど徐々に大きくなるよう
に形成するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の吸気マ
ニホールドは、吸気ポートの開口部の逃げ部に対向させ
て吸気通路に凹部を形成したことにより、燃料インジェ
クタ用の逃げ部を有するシリンダヘッドに取付けた場合
でも、逃げ部に凹部を連通させることにより、吸気ポー
トと吸気通路との接続部の段差を小さくすることがで
き、吸気抵抗を低減することができる。その結果、燃料
インジェクタが装着された吸気マニホールドとの間で、
インジェクタ用の逃げ部を有するシリンダヘッドを共用
することができる。
ニホールドは、吸気ポートの開口部の逃げ部に対向させ
て吸気通路に凹部を形成したことにより、燃料インジェ
クタ用の逃げ部を有するシリンダヘッドに取付けた場合
でも、逃げ部に凹部を連通させることにより、吸気ポー
トと吸気通路との接続部の段差を小さくすることがで
き、吸気抵抗を低減することができる。その結果、燃料
インジェクタが装着された吸気マニホールドとの間で、
インジェクタ用の逃げ部を有するシリンダヘッドを共用
することができる。
【0028】請求項2の吸気マニホールドは、上記請求
項1の構成に加えて、吸気通路の凹部に対して径方向反
対側に凸部を形成したことにより、凹部を設けることに
よって増加する吸気通路の断面積を凸部を設けることに
よって減少させることができるので、吸気通路の断面積
を吸気ポートの断面積とほぼ等しくすることができ、吸
気の流速の低下を防止することができる。
項1の構成に加えて、吸気通路の凹部に対して径方向反
対側に凸部を形成したことにより、凹部を設けることに
よって増加する吸気通路の断面積を凸部を設けることに
よって減少させることができるので、吸気通路の断面積
を吸気ポートの断面積とほぼ等しくすることができ、吸
気の流速の低下を防止することができる。
【0029】また、請求項3の吸気マニホールドは、上
記請求項1または2の構成に加えて、吸気通路の断面積
がシリンダヘッドの吸気ポートの入口側の開口部の逃げ
部を除いた断面積にほぼ等しくなるようにしたので、吸
気流速の低下を防止することができる。
記請求項1または2の構成に加えて、吸気通路の断面積
がシリンダヘッドの吸気ポートの入口側の開口部の逃げ
部を除いた断面積にほぼ等しくなるようにしたので、吸
気流速の低下を防止することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る吸気マニホールド
とシリンダヘッドとの結合部を示す縦断面図である。
とシリンダヘッドとの結合部を示す縦断面図である。
【図2】図1のB−B線による矢視図である。
【図3】図1の吸気マニホールドのC−C線による縦断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る吸気マニホールド
の吸気通路の断面形状を示すシリンダヘッドの吸気ポー
トの開口部の正面図である。
の吸気通路の断面形状を示すシリンダヘッドの吸気ポー
トの開口部の正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る吸気マニホールド
の吸気管の縦断面図である。
の吸気管の縦断面図である。
【図6】分配方式用のシリンダヘッドおよび吸気マニホ
ールドの吸気管の縦断面図である。
ールドの吸気管の縦断面図である。
【図7】図6のシリンダヘッドのD−D線による矢視図
である。
である。
【図8】直接方式用のシリンダヘッドおよび吸気マニホ
ールドの吸気管の縦断面図である。
ールドの吸気管の縦断面図である。
【図9】図8のシリンダヘッドのE−E線による矢視図
である。
である。
【図10】図6に示すシリンダヘッドに分配方式用の吸
気マニホールドの吸気管を接続した状態を示す図であ
る。
気マニホールドの吸気管を接続した状態を示す図であ
る。
【図11】図10のシリンダヘッドのF−F線による矢視
図である。
図である。
【図12】図10の吸気マニホールドのG−G線による縦
断面図である。
断面図である。
4 吸気ポート 13 シリンダヘッド 14 開口部 16 燃料インジェクタ 16a 噴射ノズル 17 逃げ部 19 吸気マニホールド 20 吸気管 21 吸気通路 22 凹部 23 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 吸気マニホールドの先端部に装着される
燃料インジェクタの噴射ノズルに対向させて、吸気ポー
トの入口側の開口部に逃げ部が形成されたシリンダヘッ
ドに取付けるためのものであって、先端部に燃料インジ
ェクタを設けない吸気マニホールドにおいて、 前記逃げ部に対向させて吸気通路に凹部を形成したこと
を特徴とする吸気マニホールド。 - 【請求項2】 吸気通路の凹部に対して径方向反対側に
凸部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の吸気
マニホールド。 - 【請求項3】 吸気通路の断面積がシリンダヘッドの吸
気ポートの入口側の開口部の逃げ部を除いた断面積にほ
ぼ等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の吸
気マニホールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8155266A JPH102257A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 吸気マニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8155266A JPH102257A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 吸気マニホールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102257A true JPH102257A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15602160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8155266A Pending JPH102257A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 吸気マニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102257A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4661677A (en) * | 1984-08-20 | 1987-04-28 | Fiat Auto S.P.A. | Deep penetration laser welding of sheet metal |
EP1455081A1 (fr) * | 2003-03-07 | 2004-09-08 | Renault s.a.s. | Répartiteur d'admission d'air pour moteur à combustion interne |
CN101968010A (zh) * | 2010-10-28 | 2011-02-09 | 江苏大学 | 一种四冲程小型汽油机用压铸气缸盖及其制造方法 |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP8155266A patent/JPH102257A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4661677A (en) * | 1984-08-20 | 1987-04-28 | Fiat Auto S.P.A. | Deep penetration laser welding of sheet metal |
EP1455081A1 (fr) * | 2003-03-07 | 2004-09-08 | Renault s.a.s. | Répartiteur d'admission d'air pour moteur à combustion interne |
FR2852060A1 (fr) * | 2003-03-07 | 2004-09-10 | Renault Sa | Repartiteur d'admission d'air pour moteur a combustion interne. |
CN101968010A (zh) * | 2010-10-28 | 2011-02-09 | 江苏大学 | 一种四冲程小型汽油机用压铸气缸盖及其制造方法 |
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