JPH10216804A - H形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの制御方法およびその装置 - Google Patents
H形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの制御方法およびその装置Info
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- JPH10216804A JPH10216804A JP9028136A JP2813697A JPH10216804A JP H10216804 A JPH10216804 A JP H10216804A JP 9028136 A JP9028136 A JP 9028136A JP 2813697 A JP2813697 A JP 2813697A JP H10216804 A JPH10216804 A JP H10216804A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 H形鋼エッジャー圧延において、ロール撓み
量変動及びフランジ圧下ロール位置変動が発生した場合
にも、ウェブ圧下ロール隙を一定とする偏心リング型エ
ッジングロールのロール片幅制御方法とその制御装置を
提供する。 【解決手段】 H形鋼を偏心リング型エッジングロール
を有するエッジャー圧延機で圧延するに際し、エッジャ
ー圧延機圧延荷重検出器の出力とエッジングロール圧下
位置検出器の出力とから圧延中のゲージメータウェブ圧
下隙を演算し、演算したゲージメータウェブ圧下隙のウ
ェブ圧下隙設定値に対する偏差に応じてエッジングロー
ルフランジ片幅を連続的に制御することを特徴とするH
形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロ
ールの制御方法と、その装置。
量変動及びフランジ圧下ロール位置変動が発生した場合
にも、ウェブ圧下ロール隙を一定とする偏心リング型エ
ッジングロールのロール片幅制御方法とその制御装置を
提供する。 【解決手段】 H形鋼を偏心リング型エッジングロール
を有するエッジャー圧延機で圧延するに際し、エッジャ
ー圧延機圧延荷重検出器の出力とエッジングロール圧下
位置検出器の出力とから圧延中のゲージメータウェブ圧
下隙を演算し、演算したゲージメータウェブ圧下隙のウ
ェブ圧下隙設定値に対する偏差に応じてエッジングロー
ルフランジ片幅を連続的に制御することを特徴とするH
形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロ
ールの制御方法と、その装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、H形鋼エッジャー
圧延における偏心リング型エッジングロールフランジ片
幅の制御方法およびその装置に関するものである。
圧延における偏心リング型エッジングロールフランジ片
幅の制御方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】H形鋼は、まず素材をカリバー形状を有
するロールにより粗圧延し、次にこの被圧延材を粗ユニ
バーサル圧延機とエッジャー圧延機で構成される1組又
は2組の圧延機群で複数パス圧延することにより圧延さ
れる。即ち、粗ユニバーサル圧延機では被圧延材を水平
ロールと竪ロールによって圧延し、被圧延材のフランジ
厚、ウェブ厚を減じて所定の製品厚に近づけていくもの
であり、またエッジャー圧延機では水平ロールにより被
圧延材のフランジ足先を圧下し、所定のフランジ幅に仕
上げるものである。そして粗圧延機群を通過した被圧延
材は、最終的に水平ロールと竪ロールから構成される仕
上げユニバーサル圧延機で目標寸法となるように仕上げ
られる。
するロールにより粗圧延し、次にこの被圧延材を粗ユニ
バーサル圧延機とエッジャー圧延機で構成される1組又
は2組の圧延機群で複数パス圧延することにより圧延さ
れる。即ち、粗ユニバーサル圧延機では被圧延材を水平
ロールと竪ロールによって圧延し、被圧延材のフランジ
厚、ウェブ厚を減じて所定の製品厚に近づけていくもの
であり、またエッジャー圧延機では水平ロールにより被
圧延材のフランジ足先を圧下し、所定のフランジ幅に仕
上げるものである。そして粗圧延機群を通過した被圧延
材は、最終的に水平ロールと竪ロールから構成される仕
上げユニバーサル圧延機で目標寸法となるように仕上げ
られる。
【0003】こうして製造されたH形鋼は、ウェブ高
さ、ウェブ厚、フランジ厚、フランジ幅及びウェブの中
心偏りが、それぞれ規定公差内にあるように圧延されな
ければならない。このようなH形鋼の圧延工程の中で、
粗圧延段階での上下左右4カ所のフランジ断面積の不揃
い、あるいは水平ロール、竪ロールの相対的位置関係の
不良等により、図4に示すようなウェブの中心偏りが発
生する。
さ、ウェブ厚、フランジ厚、フランジ幅及びウェブの中
心偏りが、それぞれ規定公差内にあるように圧延されな
ければならない。このようなH形鋼の圧延工程の中で、
粗圧延段階での上下左右4カ所のフランジ断面積の不揃
い、あるいは水平ロール、竪ロールの相対的位置関係の
不良等により、図4に示すようなウェブの中心偏りが発
生する。
【0004】この中心偏りを防止する方法については以
下のような発明が開示されている。即ち、特公平5−3
2128号公報では、エッジャー圧延機に図3に示すよ
うな偏心リング構造を有する、即ちロールフランジ片幅
を可変とするロールを配し、エッジャー圧延においてフ
ランジ圧下ロールによりフランジ先端を圧下すると同時
に、ウェブ圧下ロールによりウェブ部分を所定の位置に
拘束することで中心偏りを防止する。多パス圧延におい
てはオンラインで各パス毎にロールフランジ片幅を最適
な位置に調整する発明を提案している。
下のような発明が開示されている。即ち、特公平5−3
2128号公報では、エッジャー圧延機に図3に示すよ
うな偏心リング構造を有する、即ちロールフランジ片幅
を可変とするロールを配し、エッジャー圧延においてフ
ランジ圧下ロールによりフランジ先端を圧下すると同時
に、ウェブ圧下ロールによりウェブ部分を所定の位置に
拘束することで中心偏りを防止する。多パス圧延におい
てはオンラインで各パス毎にロールフランジ片幅を最適
な位置に調整する発明を提案している。
【0005】一方フランジ幅に関しても、調整が難しく
かつ変動が大きく、特に問題となるのが全長におけるフ
ランジ幅変動である。このH形鋼を鋼材長手方向に均一
にするフランジ幅制御については、例えば出願人が特開
平8−309416号公報で提案したように、エッジャ
ー圧延時のエッジングロール圧下位置とフランジ圧下荷
重とから後段仕上げユニバーサル圧延後のフランジ幅を
予測演算し、その偏差に応じてエッジングロールフラン
ジ圧下ロール隙を連続的に制御する方法がある。
かつ変動が大きく、特に問題となるのが全長におけるフ
ランジ幅変動である。このH形鋼を鋼材長手方向に均一
にするフランジ幅制御については、例えば出願人が特開
平8−309416号公報で提案したように、エッジャ
ー圧延時のエッジングロール圧下位置とフランジ圧下荷
重とから後段仕上げユニバーサル圧延後のフランジ幅を
予測演算し、その偏差に応じてエッジングロールフラン
ジ圧下ロール隙を連続的に制御する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エッジャー圧延におい
てパス毎にロールフランジ片幅を設定し、ウェブ部分を
所定の位置に拘束する方法については、エッジャー圧延
中の鋼材長手方向の圧延荷重変動によりロール撓み量変
動が発生し、ウェブ圧下隙の変動を招く。その結果、圧
延荷重が小さい場合つまりロール撓みが小さい場合に
は、ウェブ部分の過圧下により被圧延材にキズが発生
し、また圧延荷重が大きい場合つまりロール撓みが大き
い場合には、ウェブ拘束能力の低下が発生する。
てパス毎にロールフランジ片幅を設定し、ウェブ部分を
所定の位置に拘束する方法については、エッジャー圧延
中の鋼材長手方向の圧延荷重変動によりロール撓み量変
動が発生し、ウェブ圧下隙の変動を招く。その結果、圧
延荷重が小さい場合つまりロール撓みが小さい場合に
は、ウェブ部分の過圧下により被圧延材にキズが発生
し、また圧延荷重が大きい場合つまりロール撓みが大き
い場合には、ウェブ拘束能力の低下が発生する。
【0007】また出願人が先に提案した前記特開平8−
309416号公報のH形鋼のフランジ幅制御方法をエ
ッジャー圧延に適用する場合においても、エッジングロ
ールフランジ圧下ロール隙をパス内で連続的に制御する
ため、それに伴いウェブ圧下ロール隙も変動し、前記の
ウェブの過圧下及びウェブ拘束能力の低下が発生する場
合が生じる。
309416号公報のH形鋼のフランジ幅制御方法をエ
ッジャー圧延に適用する場合においても、エッジングロ
ールフランジ圧下ロール隙をパス内で連続的に制御する
ため、それに伴いウェブ圧下ロール隙も変動し、前記の
ウェブの過圧下及びウェブ拘束能力の低下が発生する場
合が生じる。
【0008】従って本発明の課題は、エッジャー圧延中
のロール撓み量変動及びエッジングロールフランジ圧下
ロール隙の連続制御により変動するウェブ圧下ロール隙
を一定とする、偏心リング型エッジングロールの制御方
法及び制御装置を提供することである。
のロール撓み量変動及びエッジングロールフランジ圧下
ロール隙の連続制御により変動するウェブ圧下ロール隙
を一定とする、偏心リング型エッジングロールの制御方
法及び制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の要旨は、次の通りである。 (1) H形鋼を偏心リング型エッジングロールを有す
るエッジャー圧延機で圧延するに際し、エッジャー圧延
機圧延荷重検出器の出力とエッジングロール圧下位置検
出器の出力とから圧延中のゲージメータウェブ圧下隙を
演算し、演算したゲージメータウェブ圧下隙のウェブ圧
下隙設定値に対する偏差に応じてエッジングロールフラ
ンジ片幅を連続的に制御することを特徴とするH形鋼エ
ッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの
制御方法。 (2) H形鋼エッジャー圧延機に偏心リング構造を有
するエッジングロール、エッジングロール圧下位置検出
器および圧延荷重検出器を設けると共に、前記圧延荷重
検出器出力とエッジングロール圧下位置検出器出力とか
らゲージメータウェブ圧下隙を演算するゲージメータウ
ェブ隙演算装置と、該演算装置出力とウェブ圧下隙設定
値からエッジングロールフランジ片幅の目標位置を演算
するフィードバック演算装置と、該演算装置出力に従い
偏心リング型エッジングロールフランジ片幅を制御する
エッジングロールフランジ片幅制御装置とを備えたこと
を特徴とするH形鋼エッジャー圧延における偏心リング
型エッジングロール制御装置。
の本発明の要旨は、次の通りである。 (1) H形鋼を偏心リング型エッジングロールを有す
るエッジャー圧延機で圧延するに際し、エッジャー圧延
機圧延荷重検出器の出力とエッジングロール圧下位置検
出器の出力とから圧延中のゲージメータウェブ圧下隙を
演算し、演算したゲージメータウェブ圧下隙のウェブ圧
下隙設定値に対する偏差に応じてエッジングロールフラ
ンジ片幅を連続的に制御することを特徴とするH形鋼エ
ッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの
制御方法。 (2) H形鋼エッジャー圧延機に偏心リング構造を有
するエッジングロール、エッジングロール圧下位置検出
器および圧延荷重検出器を設けると共に、前記圧延荷重
検出器出力とエッジングロール圧下位置検出器出力とか
らゲージメータウェブ圧下隙を演算するゲージメータウ
ェブ隙演算装置と、該演算装置出力とウェブ圧下隙設定
値からエッジングロールフランジ片幅の目標位置を演算
するフィードバック演算装置と、該演算装置出力に従い
偏心リング型エッジングロールフランジ片幅を制御する
エッジングロールフランジ片幅制御装置とを備えたこと
を特徴とするH形鋼エッジャー圧延における偏心リング
型エッジングロール制御装置。
【0010】
【発明の実施の形態】ウェブ圧下ロール隙設定値Swset
に対し、エッジャー圧延機圧延前の上エッジングロール
フランジ片幅パス内初期設定値は、 Ewtset =(Sfset−Swset)/2−A ただし、Sfset:フランジ幅圧下隙パス内初期設定値 と計算される。ここでAはエッジングロールウェブセン
ター調整量であり、Aを正の値に設定することで、図5
に示すように上フランジ圧下ロールと下フランジ圧下ロ
ールの間の中心位置に対し、上ウェブ圧下ロールと下ウ
ェブ圧下ロールの間の中心位置が上方に調整される。同
様にして、下エッジングロールフランジ片幅設定値は、 Ewbset =(Sfset−Swset)/2+A と計算される。
に対し、エッジャー圧延機圧延前の上エッジングロール
フランジ片幅パス内初期設定値は、 Ewtset =(Sfset−Swset)/2−A ただし、Sfset:フランジ幅圧下隙パス内初期設定値 と計算される。ここでAはエッジングロールウェブセン
ター調整量であり、Aを正の値に設定することで、図5
に示すように上フランジ圧下ロールと下フランジ圧下ロ
ールの間の中心位置に対し、上ウェブ圧下ロールと下ウ
ェブ圧下ロールの間の中心位置が上方に調整される。同
様にして、下エッジングロールフランジ片幅設定値は、 Ewbset =(Sfset−Swset)/2+A と計算される。
【0011】これに対し上下ロールフランジ片幅を初期
設定値に固定した場合の圧延中の実ウェブ圧下ロール隙
は、 Sw =Sfset+ΔSf +P/M−Ewtset −Ewbset =ΔSf +P/M+Swset ただし、M :ミル定数 P :圧延荷重検出器出力 ΔSf :フランジ幅圧下位置パス内変動量 と計算される。従って、圧延中のウェブ圧下ロール隙の
設定値に対する偏差は、 ΔSw =Sw −Swset =ΔSf +P/M と計算される。
設定値に固定した場合の圧延中の実ウェブ圧下ロール隙
は、 Sw =Sfset+ΔSf +P/M−Ewtset −Ewbset =ΔSf +P/M+Swset ただし、M :ミル定数 P :圧延荷重検出器出力 ΔSf :フランジ幅圧下位置パス内変動量 と計算される。従って、圧延中のウェブ圧下ロール隙の
設定値に対する偏差は、 ΔSw =Sw −Swset =ΔSf +P/M と計算される。
【0012】本偏差ΔSw を偏心リング型エッジングロ
ールのフランジ片幅変更で補償するためのロールフラン
ジ片幅変更量は、上下ロールともΔSw /2と計算され
る。このとき上ロールフランジ片幅目標値は、 Ewtx =Ewtset +ΔSw /2 =(Sfset+ΔSf −Swset+P/M)/2−A と計算される。下ロールについても同様にフランジ片幅
目標値は、 Ewbx =Ewbset +ΔSw /2 =(Sfset+ΔSf −Swset+P/M)/2+A と計算される。前記上下ロールフランジ片幅目標値に従
い、偏心リング型エッジングロールのフランジ片幅を制
御する。
ールのフランジ片幅変更で補償するためのロールフラン
ジ片幅変更量は、上下ロールともΔSw /2と計算され
る。このとき上ロールフランジ片幅目標値は、 Ewtx =Ewtset +ΔSw /2 =(Sfset+ΔSf −Swset+P/M)/2−A と計算される。下ロールについても同様にフランジ片幅
目標値は、 Ewbx =Ewbset +ΔSw /2 =(Sfset+ΔSf −Swset+P/M)/2+A と計算される。前記上下ロールフランジ片幅目標値に従
い、偏心リング型エッジングロールのフランジ片幅を制
御する。
【0013】しかし実際には、偏心リング型エッジング
ロールのフランジ片幅制御応答性等の問題から、前記ロ
ールフランジ片幅目標値に対し実際のロールフランジ片
幅の追従偏差が発生することがある。その場合ロールフ
ランジ片幅実績を測定可能であるならば、エッジングロ
ールフランジ片幅制御装置に対する上ロール制御指令と
して、 Ewtref =K(Ewtx −Ewtfb) ただし、Ewtfb:上ロールフランジ片幅検出器出力 を出力することで、フランジ片幅追従偏差を抑制するこ
とが可能である。ここで、Kはフィードバックゲインで
あり、比例制御、積分制御、比例積分制御等、各種汎用
のものが利用できる。同様にして、下ロール制御指令
は、 Ewbref =K(Ewbx −Ewbfb) ただし、Ewbfb:下ロールフランジ片幅検出器出力 と計算される。上記説明では、H形鋼を対象に説明した
が、偏心リング型エッジングロールを用いた全ての圧延
機にも適用できることは勿論である。
ロールのフランジ片幅制御応答性等の問題から、前記ロ
ールフランジ片幅目標値に対し実際のロールフランジ片
幅の追従偏差が発生することがある。その場合ロールフ
ランジ片幅実績を測定可能であるならば、エッジングロ
ールフランジ片幅制御装置に対する上ロール制御指令と
して、 Ewtref =K(Ewtx −Ewtfb) ただし、Ewtfb:上ロールフランジ片幅検出器出力 を出力することで、フランジ片幅追従偏差を抑制するこ
とが可能である。ここで、Kはフィードバックゲインで
あり、比例制御、積分制御、比例積分制御等、各種汎用
のものが利用できる。同様にして、下ロール制御指令
は、 Ewbref =K(Ewbx −Ewbfb) ただし、Ewbfb:下ロールフランジ片幅検出器出力 と計算される。上記説明では、H形鋼を対象に説明した
が、偏心リング型エッジングロールを用いた全ての圧延
機にも適用できることは勿論である。
【0014】次に、本発明を実プロセスに適用する場合
の用例を示す。図1は本発明の制御装置のブロック線図
である。本発明は偏心リング型エッジングロール1によ
りH形鋼2を圧延するに際し、エッジャー圧延機圧延荷
重検出器3の出力とエッジングロール圧下位置検出器4
の出力とからゲージメータウェブ隙5を演算し、ロール
フランジ片幅検出器8の出力とゲージメータウェブ隙5
のウェブロール隙設定値に対する偏差とからフィードバ
ック演算装置6、ロールフランジ片幅制御装置7により
エッジングロールフランジ片幅を連続的に制御すること
により、ウェブロール隙を一定とする。図2は本発明の
制御処理内容を示すブロック図である。
の用例を示す。図1は本発明の制御装置のブロック線図
である。本発明は偏心リング型エッジングロール1によ
りH形鋼2を圧延するに際し、エッジャー圧延機圧延荷
重検出器3の出力とエッジングロール圧下位置検出器4
の出力とからゲージメータウェブ隙5を演算し、ロール
フランジ片幅検出器8の出力とゲージメータウェブ隙5
のウェブロール隙設定値に対する偏差とからフィードバ
ック演算装置6、ロールフランジ片幅制御装置7により
エッジングロールフランジ片幅を連続的に制御すること
により、ウェブロール隙を一定とする。図2は本発明の
制御処理内容を示すブロック図である。
【0015】
【発明の効果】本発明は偏心リング型エッジングロー
ル、圧延荷重計及び圧下位置検出器を備えた圧延装置に
おいて、圧延荷重変動に起因するウェブ拘束能力変動を
解消し、かつエッジャー圧延にフランジ圧下隙の連続制
御を適用した場合にもウェブ拘束能力低下を防止するこ
とができ、産業上有用な発明である。
ル、圧延荷重計及び圧下位置検出器を備えた圧延装置に
おいて、圧延荷重変動に起因するウェブ拘束能力変動を
解消し、かつエッジャー圧延にフランジ圧下隙の連続制
御を適用した場合にもウェブ拘束能力低下を防止するこ
とができ、産業上有用な発明である。
【図1】本発明の制御装置のブロック図。
【図2】本発明の制御処理内容を示すブロック図。
【図3】偏心リング型エッジングロールの説明図であ
り、(a)は縦断面図、(b)は横断面図。
り、(a)は縦断面図、(b)は横断面図。
【図4】H形鋼各部位の名称の説明図。
【図5】エッジングロールウェブセンター調整量の説明
図。
図。
1:偏心リング型エッジングロール 2:H形鋼 3:エッジャー圧延機圧延荷重検出器 4:エッジングロール圧下位置検出器 5:ゲージメータウェブ隙とその演算装置 6:フィードバック演算装置 7:ロールフランジ片幅制御装置 8:ロールフランジ片幅検出器 9:ウェブ圧下ロール 10:フランジ圧下ロール 11:ロールフランジ片幅 12:フランジ圧下ロール隙 13:ウェブ圧下ロール隙 14:ウェブ中心偏り 15:フランジ幅 16:フランジ 17:ウェブ 18:エッジングロールウェブセンター調整量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥取 秀郎 堺市築港八幡町1番地 新日本製鐵株式会 社堺製鐵所内
Claims (2)
- 【請求項1】 H形鋼を偏心リング型エッジングロール
を有するエッジャー圧延機で圧延するに際し、エッジャ
ー圧延機圧延荷重検出器の出力とエッジングロール圧下
位置検出器の出力とから圧延中のゲージメータウェブ圧
下隙を演算し、演算したゲージメータウェブ圧下隙のウ
ェブ圧下隙設定値に対する偏差に応じてエッジングロー
ルフランジ片幅を連続的に制御することを特徴とするH
形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロ
ールの制御方法。 - 【請求項2】 H形鋼エッジャー圧延機に偏心リング構
造を有するエッジングロール、エッジングロール圧下位
置検出器および圧延荷重検出器を設けると共に、前記圧
延荷重検出器出力とエッジングロール圧下位置検出器出
力とからゲージメータウェブ圧下隙を演算するゲージメ
ータウェブ隙演算装置と、該演算装置出力とウェブ圧下
隙設定値からエッジングロールフランジ片幅の目標位置
を演算するフィードバック演算装置と、該演算装置出力
に従い偏心リング型エッジングロールフランジ片幅を制
御するエッジングロールフランジ片幅制御装置とを備え
たことを特徴とするH形鋼エッジャー圧延における偏心
リング型エッジングロール制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9028136A JPH10216804A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | H形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの制御方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9028136A JPH10216804A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | H形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの制御方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216804A true JPH10216804A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12240364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9028136A Withdrawn JPH10216804A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | H形鋼エッジャー圧延における偏心リング型エッジングロールの制御方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10216804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106914492A (zh) * | 2017-03-24 | 2017-07-04 | 大连富地重工机械制造有限公司 | 一种挤压辊装置和辊轧机设备 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9028136A patent/JPH10216804A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106914492A (zh) * | 2017-03-24 | 2017-07-04 | 大连富地重工机械制造有限公司 | 一种挤压辊装置和辊轧机设备 |
CN106914492B (zh) * | 2017-03-24 | 2018-09-11 | 大连富地重工机械制造有限公司 | 一种挤压辊装置和辊轧机设备 |
WO2018171623A1 (zh) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | 大连富地重工机械制造有限公司 | 一种挤压辊装置和辊轧机设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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