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JPH10216062A - 清掃具 - Google Patents

清掃具

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Publication number
JPH10216062A
JPH10216062A JP2415897A JP2415897A JPH10216062A JP H10216062 A JPH10216062 A JP H10216062A JP 2415897 A JP2415897 A JP 2415897A JP 2415897 A JP2415897 A JP 2415897A JP H10216062 A JPH10216062 A JP H10216062A
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JP
Japan
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cleaning
cylinder
cleaning cylinder
cleaning tool
cloth
Prior art date
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Application number
JP2415897A
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English (en)
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JP3801288B2 (ja
Inventor
Taku Nakanishi
卓 中西
Nobuyoshi Kinugawa
信義 衣川
Fumihiko Sedai
文彦 世代
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP02415897A priority Critical patent/JP3801288B2/ja
Publication of JPH10216062A publication Critical patent/JPH10216062A/ja
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Publication of JP3801288B2 publication Critical patent/JP3801288B2/ja
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス等の硬質表面の汚れを軽い荷重で拭き
取ることができ、且つ広範囲に亘って清掃することがで
きる清掃具を提供すること。 【解決手段】 周面に清掃布5が装着された清掃筒体2
が、柄3の先端に、該清掃筒体2の軸心又は該軸心に平
行な軸を回転軸として回転可能に且つ該柄3と該回転軸
とを直角に取り付けられた清掃具であって、上記清掃筒
体2は少なくとも2つのラウンド状の曲面6を有し、該
曲面6同士が少なくとも一カ所で結合されて上記回転軸
と平行な尖端部7,7’が形成され、該尖端部7,7’
における該曲面同士のなす角度が鋭角θであり、上記曲
面6が清掃基面として使用されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃具に関し、詳
しくは、ガラス等の硬質表面の汚れを軽い荷重で拭き取
ることができ、且つ広範囲に亘って清掃することができ
る清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】窓ガラ
スや自動車のボディ等の硬質表面の清掃は、広い面積に
亘って行われることや高所を対象として行われることが
一般に多いため、多大な労力および時間が必要であっ
た。
【0003】上記硬質表面の清掃方法としては、界面活
性剤及びアルカリ剤等を含有する液体系の洗浄剤を該硬
質表面にスプレー等で吹き付けた後に、濡れ雑巾で該洗
浄剤を拭き取り、更に乾いた布で乾拭きする方法が一般
的である。しかし、このような方法では、濡れ雑巾や布
と硬質表面との接触面積を適正に保つことは困難であ
り、接触面積が過大となる結果、拭き取りや乾拭き時に
多大な労力が必要であった。
【0004】また、硬質表面の清掃方法として化学雑巾
を使用する方法があるが、この場合、化学雑巾を幾つか
に折り畳んで汚れていない面で汚れを拭き取り、ある面
が汚れたら他の面に換えて使用するという使用方法が一
般的である。しかし、どの面が汚れ、どの面が未使用で
あるかを考えて使用することは面倒あるいは困難であ
り、汚れが飽和した面を誤って再度使用してしまい却っ
て清掃面を汚す結果となったり、未使用な面を残したま
ま処分してしまう場合があった。また、他の雑巾や乾拭
き用の布等の場合であっても、他に汚れていない部分が
あるにもかかわらず該部分が有効に利用されてない場合
も多かった。
【0005】更に、窓ガラス等の清掃を行う場合には、
中央部の清掃は比較的容易であるのに対し、サッシの枠
際や四隅部分はサッシ等が邪魔になるため清掃が困難で
あったり、該部分に雑巾や布の繊維や洗浄剤の成分等が
残ってしまう場合があった。
【0006】従って、本発明の目的は、適正な荷重によ
り汚れを軽く効率的に拭き取ることができる清掃具を提
供することにある。また、本発明の目的は、清掃布全体
を効率的に使用でき、広い面積の汚れを容易に拭き取る
ことのできる清掃具を提供することにある。また、本発
明の目的は、高所やサッシの枠際等の狭い部分の清掃を
容易に行うことができる清掃具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、清掃布が装着される清掃筒体の形状及び該清掃
筒体と柄との関係等を工夫した清掃具が上記目的を達成
し得ることを知見した。
【0008】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、請求項1に記載の発明は、周面に清掃布が装着され
た清掃筒体が、柄の先端に、該清掃筒体の軸心又は該軸
心に平行な軸を回転軸として回転可能に且つ該柄と該回
転軸とを直角に取り付けられた清掃具であって、上記清
掃筒体は少なくとも2つのラウンド状の曲面を有し、該
曲面同士が少なくとも一カ所で結合されて上記回転軸と
平行な尖端部が形成され、該尖端部における該曲面同士
のなす角度が鋭角θであり、上記曲面が清掃基面として
使用されることを特徴とする清掃具を提供することによ
り上記目的を達成したものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
に発明において、2つの上記曲面それぞれの端部同士が
結合されて上記清掃筒体の周面が形成され、且つそれぞ
れの結合部に上記尖端部が形成されている清掃具を提供
するものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
に発明において、上記鋭角θが30度〜70度であり、
2つの上記尖端部を結んで形成される平面と上記柄との
なす角度が0度以上該鋭角θの1/10以下となる位置
及びその位置から180度回転させた位置で、上記清掃
筒体に対しブレーキ荷重が掛かるようになされている清
掃具を提供するものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の発明において、上記清掃布を、上記清掃
筒体の内部に収容し、該清掃筒体に形成されたスリット
から該清掃布が引き出されるようにした清掃具を提供す
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の清掃具の好ましい実施形
態を図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明
の清掃具の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図
1に示す清掃具の清掃具本体を示す斜視図であり、図3
は、図2に示す清掃具本体における清掃筒体の側面図で
あり、図4は、図2に示す清掃具本体の平面図であり、
図5は、清掃布の装着を示す斜視図であり、図6及び図
7は、図1に示す清掃具の使用状態を示す図である。
【0013】図1〜図4に示すように、本実施形態の清
掃具1は、清掃筒体2が柄3の先端に取り付けられた清
掃具本体4と、該清掃筒体2の周面に装着された清掃布
5とから構成されている。
【0014】上記清掃筒体2は、柄3の先端に、該清掃
筒体2の軸心又は該軸心に平行な軸を回転軸として回転
可能に、且つ該柄3と該回転軸とを直角に取り付けられ
ている。上記清掃筒体2は、2つのラウンド状の曲面
6,6’を有し、該曲面6,6’それぞれの端部同士が
結合されて該清掃筒体2の周面が形成されている。該曲
面6,6の結合部には、上記回転軸と平行な尖端部7,
7が形成され、該尖端部7,7における該曲面6,6’
同士のなす角度θは鋭角である。
【0015】上記清掃筒体2は、図4に示すように、平
面視した形状が略矩形であり、図3に示すように、側面
視した形状が略菱形状である。該清掃筒体の周面は、図
3に示すように、端部同士が結合された、2つのラウン
ド状の曲面6,6’により形成されている。各曲面6,
6’は、互いに中心面Aを挟んで略対象の形態を有し、
側面視した場合における各曲面6,6’の形状は、略二
等辺三角形状をなしている。側面視した場合の該形状
を、より詳しく説明すると、中心面A上に底面を有する
二等辺三角形を基本形状とし、該基本形状における二等
辺三角形の頂角を20Rの曲線とし、該頂角を挟む二辺
を湾曲させて150Rの曲面とした形状である。尚、本
実施形態における上記二等辺三角形の底辺の長さは、8
5mmである。
【0016】上記2つの曲面6,6’それぞれの端部が
結合している結合部には、尖端部7,7’が形成されて
おり、該尖端部7,7’における上記曲面6,6’同士
のなす角度θは、鋭角である(図3参照)。該角度θ
は、20〜80度、特に30度〜70度の範囲内である
ことが好ましい。該角度θが、上記範囲内であると、サ
ッシの枠際や四隅等の狭い場所の清掃を極めて容易に行
うことができる。一方、該角度θが、鈍角であるとその
ような場所の清掃が困難である。尚、本実施形態におけ
る該角度θは70度である。
【0017】本実施形態の清掃具における清掃筒体の各
部の大きさ(長さ)、曲率及びそれらの〔好ましい値〕
を示すと以下の通りである。尚、下記各項目において、
最初に記載した数値が本実施形態における各部の数値で
ある。 ・回転筒体の長さ(図3における左右方向の長さ);8
5mm〔50〜120mm、特に60〜100mm〕。 ・回転筒体の幅;100mm;〔70〜150mm、特
に80〜120mm〕。 ・回転筒体の曲面の曲率R(二等辺部);150mm
〔100〜600mm、特に120〜400mm〕。 ・回転筒体の曲面の曲率R(頂角部);(図3参照);
20mm〔5〜50mm、特に10〜30mm〕。
【0018】上記清掃筒体2は、その周面に清掃布5が
装着可能になしてある。即ち、清掃筒体2の周面には、
所定の大きさの窪み部(図示せず)が3カ所一列に形成
され、該窪み部を覆うように装着固定部材9が設けられ
ている。該装着固定部材9には、上記各窪み部の位置に
対応させて装着用スリット8が形成されている。
【0019】上記清掃布5は、上記清掃筒体2の周面一
回り分よりも若干長い長さの帯状体である。そして、該
清掃布5の上記清掃筒体2への装着は、図5(a)に示
すように、長さ方向の一端部5aを上記装着固定部材9
に重ね、該一端部5aの一部を、上記装着用スリット8
に押し込んで固定し、次いで図5(b)に示すように、
他端部5bを矢印A方向に一回りさせて同様に装着用ス
リット8に押し込むことにより行う。
【0020】上記柄3は、図2に示すように、棒状の把
持部30と、軸部31と、該軸部30と該把持部31と
を接続するL字形接続部32とからなる。上記把持部3
0は、棒状の形態をなし、本実施形態の清掃具による清
掃作業は、通常この部分を把持して行う。該把持部30
の先端には、上記L字形接続部32が接続されている。
上記L字形接続部32は、互いに直角な横部32a及び
縦部32bからなり、横部32a側の端部は、上記把持
部30の先端に直角に接続されており、縦部32b側の
端部には、上記軸部31が接続固定されている。該L字
形接続部32の上記縦部32bは、該把持部30の長さ
方向と略平行となっている。上記軸部31は、該横部3
2aと略平行になるように接続固定されており、該L字
形接続部32と該軸部31とで略コの字形が形成されて
いる。上記軸部31は、基端を上記縦部32bの端部に
接続固定された棒状体であり、その先端側は、上記清掃
筒体2の軸心に形成された挿通孔に挿入されて上記清掃
筒体2を回転可能に支持している。尚、上記柄3は、図
4に示すように、清掃筒体2の一方の側面部2bよりも
外側に張り出す部分を有するが、他方の側面部2aから
張り出す部分は有しない。
【0021】上記清掃筒体2には、上述の通り、上記軸
部31が挿通される挿通孔がその軸心(図3においてP
で示す。)に形成されており、該清掃筒体2は該挿通孔
に挿入された上記軸部31を回転軸として回転可能にな
されている。上記軸部31の先端は、図4に示すよう
に、上記清掃筒体2の側面部2aからは突出せず、清掃
筒体2の側面部2aに形成された円柱状凹部21内に露
出しており、該先端には、止め部材33が係合されてい
る。該止め部材33により、上記清掃筒体2が、上記軸
部31から抜け落ちないようになっている。
【0022】本実施形態の清掃具1は、図3に示すよう
に、2つの上記尖端部を結んで形成される平面Aと上記
柄3とのなす角度aが0度以上上記鋭角θの1/10以
下となる位置及びその位置から180度回転させた位置
で、上記清掃筒体2に対しブレーキ荷重が掛かるように
なされている。即ち、図4に示すように、上記清掃筒体
2の側面部2bには、リング状の第1ブレーキ部材22
が固着され、第1ブレーキ部材22と上記L字形接続部
32との間には、同様にリング状の第2ブレーキ部材3
4が設けられ、該第1ブレーキ部材22と第2ブレーキ
部材34との作用により上記位置においてブレーキ荷重
が掛かるようになされている。上記第2ブレーキ部材3
4は、上記軸部31に環装されるとともに、第1ブレー
キ部材方向22方向にコイルばね35により常時付勢さ
れている。該第2ブレーキ部材34は、軸部31に沿っ
て前後方向に移動可能であるが、軸部31に形成された
回転規制突起(図示せず)により回転不可能に設けられ
ている。第1ブレーキ部材22及び第2ブレーキ部材3
4の摺接面には、それぞれ係合凹部及び係合突起34a
が形成されており、該係合凹部及び係合突起34aとが
係合することにより該清掃筒体2にブレーキ荷重が掛か
るようになされいる。
【0023】上記第1ブレーキ部材22の上記係合凹部
は、該第1ブレーキ部材22の中心点を挟んで点対称の
位置に2つ形成されており、上記第2ブレーキ部材34
の上記係合突起も、該第2ブレーキ部材22の中心点を
挟んで点対称の位置に2つ形成されている。そして、2
つの上記尖端部を結んで形成される平面Aと上記柄3と
のなす角度aが0度以上上記鋭角θの1/10以下とな
る位置において2つの上記係合凹部に対して上記二つの
係合突起34aがそれぞれ係合すると共に、清掃筒体2
を180度回転させた位置においても上記係合凹部及び
係合突起34aが係合するようになされている。本実施
形態においては、図1及び2に示されるように、上記な
す角aが0度となるような位置及びその位置から清掃筒
体2を180度回転させた位置において係合凹部及び係
合突起が係合するように、即ち、ブレーキ荷重が掛かる
ようになされている。
【0024】本実施形態の清掃具における上記清掃筒体
2は、柔軟性素材で形成されており、該柔軟性素材は、
スポンジ状の多孔性の柔軟性素材(例えば、表面にメル
トーム加工が施されたポリウレタン製の多孔性の柔軟性
素材)、又はゴム状の柔軟性素材であって、C硬度が好
ましくは1〜70、更に好ましくは30〜60のもので
ある。ここで、C硬度とは、SRIS(日本ゴム協会規
格)0101に基づきアスカ−ゴム硬度計C型式で測定
した硬度である。
【0025】上記清掃筒体2をスポンジ状の多孔性の柔
軟性素材で作製する場合には、耐久性に優れた軟質若し
くは硬質の発泡させた合成樹脂からなる多孔性の柔軟性
素材を使用することが特に好ましい。この様な性質を備
えた好ましい多孔性の柔軟性素材としては、例えば、発
泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等の合成樹脂が挙げ
られる。上記清掃筒体2を構成する柔軟性素材には、ス
ポンジ状の多孔性の柔軟性素材のほかに、人工皮革若し
くは布製の袋にフェルトや綿等の繊維材料を内包させた
クッション性の柔軟性素材、又はゴム状の柔軟性素材を
使用することもできる。上記柄3は、塩化ビニル、ポリ
プロピレン、ABS、ポリカーボネート、アルミニウム
やその合金、木、竹製のものであることが、軽量で丈夫
且つ低コストであるので好ましい。
【0026】本実施形態の清掃具1は、上述したように
構成されているので、清掃具1によれば、図6中(b)
で示すように、例えばガラス40の中央部のような広い
面積の清掃には、清掃筒体2の尖端部7から頂部6cま
での部分を清掃基面として使用し、軽く且つ均一に清掃
することができる。また、特に強く付着した汚れを除去
する際には、図6中(c)で示すように、上記清掃筒体
2の頂部6cの曲面を利用することにより、軽い荷重で
容易に除去することができる。即ち、これらの部分は曲
面で構成されているので、清掃布と被清掃面との接触面
積が手拭きに較べて小さくなり、軽い荷重で楽に且つ均
一に清掃することができる。
【0027】一方、サッシの枠際や四隅のような狭い部
分の清掃には、図6中(a)で示すように、上記清掃筒
体2の尖端部7を清掃基面として使用すれば、かかる部
分の清掃を簡便且つ効率的に行うことができる。また、
通常清掃が困難な上部サッシの枠際のような高所にある
被清掃面を清掃する場合にも、棒状の上記柄3があるの
で容易に清掃を行うことができる。
【0028】更に、本実施形態の清掃具は、清掃筒体2
を該清掃筒体2の一方の側からのみ支持させる構成とし
たので、図7に示すように、左側サッシ40aの枠際を
清掃する際には、清掃筒体2が左側に突出する向きに使
用し、逆に右側サッシ40bの枠際を清掃する際には、
清掃筒体2が右側に突出する向きに使用することによ
り、左右両側のサッシ40a,40bの枠際を容易に清
掃することができる。
【0029】更に、本実施形態の清掃具においては、清
掃筒体2の一方の尖端部7側の両面を使用し、その部分
が汚れで飽和した場合、ある程度の力を加えて清掃筒体
2を180度回転させることにより、汚れていない他方
の尖端部7’側を先端側とすることができる。これによ
り、汚れのない部分を利用して更に清掃を継続すること
ができる。そして、尖端部7’側の部分も汚れで飽和し
た場合には、図5(a)に示されるように清掃布の他端
部5b側をはずし、該他端部5bを図5(a)における
矢印Aとは、逆方向に一回りさせて再度該他端部5bを
固定する。これにより、清掃布5の汚れの付着していな
い反対側の面が外側に露出されることになるので、更
に、上述したような清掃を行うことができる。
【0030】このようにして本実施形態の清掃具による
と、清掃布5の両面を使用することができ、且つ各面に
ついても無駄なく殆ど全面に亘って使用することができ
る。従って、無駄のない効率的な清掃が可能であり、ま
た、これにより広い範囲の汚れを除去することもでき
る。従って、本実施形態の清掃具1は、ガラス、黒板、
タイル張りの浴室やキッチンの壁や天井、自動車のボデ
ィ等の硬質表面の清掃に好適に使用することができる。
【0031】本発明における清掃布5としては、洗浄剤
を含浸させたものであっても、そのような洗浄剤を含浸
させずに乾式で使用されるものであっても良い。該清掃
布としては、繊維状材料から構成される繊維構造体、例
えば、各種紙、不織布、織布若しくは編布及びパルプシ
ートが挙げられる。これらの繊維構造体を構成する繊維
状材料としては、例えば、セルロース系繊維、変性セル
ロース系繊維、合成繊維及びこれらの二種以上の混合物
等が挙げられる。
【0032】上記セルロース系繊維としては、例えば木
材系パルプや綿、麻等の天然繊維、テンセル、ビスコー
スレーヨンやアセテート等のセルロース系化学繊維が挙
げられる。一方、上記合成繊維としては、例えば、ポリ
エチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエステル
系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊
維、ポリビニルアルコール系繊維及びこれらの合成繊維
の少なくとも二種を芯鞘型等に複合化した繊維、並びに
これらの合成繊維の少なくとも二種を混合した繊維等が
挙げられる。また、樹脂からなる多孔質シート(例え
ば、スポンジ状シート)も清掃布として使用できる。
【0033】以上、本発明の好ましい一実施形態につい
て説明したが、本発明は、上記の実施形態により何等制
限されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限り適
宜変更が可能である。
【0034】例えば、清掃筒体2にブレーキ荷重を掛け
る機構を、図8に示すようなものとすることもできる。
図8に示す清掃具は、清掃筒体2に固着された第1ブレ
ーキ部材22と、第2ブレーキ部材34とを備える点に
おいて上記実施形態におけるのと同様である。但し、軸
部31の先端に設けられたコイルばね35により清掃筒
体2全体が該第2ブレーキ部材34側に付勢されてお
り、第2ブレーキ部材34が柄3の軸部31に前後進及
び回転不可能に固定されている点において相違する。
【0035】本実施形態の清掃具における第1及び第2
ブレーキ部材には、図8(a)に示すような鋸歯状の係
合部が形成され、該係合部の係合により上記清掃筒体2
には所定の角度毎にブレーキ荷重が掛かるようになされ
ている。この清掃具においても、両尖端部7,7’を結
ぶ面Aに対する把持部30の角度aが0度になる位置に
おいて清掃筒体2にブレーキ荷重が掛かるようになって
おり、その位置及び180度回転させた位置において該
清掃筒体2は、自然には回らない程度に回転が規制され
る。更に、この清掃具においては、角度aが10度、2
0度、30度の位置においてもブレーキ荷重が掛かるよ
うになしてある。これにより、清掃する面に応じて柄3
の角度を適宜の角度として使用することができる。そし
て、180度回転させることにより、汚れていない他の
尖端部側を先端側とすることができる点においては、上
記実施形態におけるのと同様である。
【0036】更に、清掃筒体2にブレーキ荷重を掛ける
機構として、図9に示すようなものを採用することもで
きる。図9に示す清掃具は、上記機構として、清掃筒体
2に固着され、該清掃筒体2と一体となって回転する第
1ブレーキ部材22と、柄3のL字形接続部32に形成
された貫通孔に前後進可能に挿通された第2ブレーキ部
材34と、第2ブレーキ部材34を上記第1ブレーキ部
材22方向に常時付勢するコイルばね35とからなるブ
レーキ荷重機構を備えている。そして、上記第1ブレー
キ部材22の第2ブレーキ部材34側の表面には、二つ
の係合凹部22aが形成されており、上記第2ブレーキ
部材34の先端が該第1ブレーキ部材22の該係合凹部
22aに係合することにより該清掃筒体2にブレーキ荷
重が掛かるようになしてある。本清掃具においては、図
9に示すように、清掃筒体2の両尖端部7,7’を結ん
で形成される面Aと、柄3とのなす角度が0度になる位
置、及び該位置から清掃筒体2を180度回転させた位
置において清掃筒体2にブレーキ荷重が掛かるようにな
してある。
【0037】また、清掃筒体2の周面への清掃布5の装
着方法にも特に制限はない。例えば、清掃筒体2の周面
に、図8及び図9に示すような装着固定部材9を設ける
ことにより清掃布5を装着する構成としても良い。この
装着固定部材9は、清掃筒体2の周面に形成された窪み
部(図示せず)を覆うように設けられ、図10に示すよ
うに、開き用スリット90及び保持用スリット91が形
成されている。上記開き用スリット90は放射状に延在
して設けられ、上記保持用スリット91は上記開き用ス
リット90に連続すると共に鋸歯形状に形成されてい
る。このような構成を有する装着固定部材を採用するこ
とにより、清掃布5を指で装着固定部材9に押し込むだ
けで、確実に且つ簡単に上記清掃布5を清掃筒体2の周
面に装着することができる。尚、清掃布5の端部に図1
0に示すような突起5aを形成し、一端部と他端部とを
それぞれ異なるスリットに押し込むようにすると、より
一層清掃布の清掃筒体2への装着が容易となる。
【0038】図11は、本発明の清掃具の他の実施形態
を示す図である。本実施形態の清掃具は、図1〜図7に
示した清掃具1の柄3の末端部分に、腕固定部51とグ
リップ部52とを備えてなる延長柄50を接続させてな
る清掃具である。尚、図11においては、上記清掃具1
と延長柄50との接続前の状態を示している。上記腕固
定部51は、上記延長柄50の末端部に設けられ、腕に
当ててベルトで装着固定することにより、腕に固定する
ことができるようになされている。上記グリップ部52
は、延長柄50の略中心部に設けられ、把持が容易で且
つ水や汗等により滑らないようになされている。
【0039】本清掃具は、上記延長柄50の先端を上記
清掃具1の末端と接続することにより、長い柄を有する
清掃具として使用される。該接続は、延長柄50の先端
に形成された雄ねじ部53を、上記清掃具1の末端に形
成された雌ねじ部に螺合させることによりなされる。そ
して、本実施形態の清掃具は、上記構成を有してなるの
で、使用時には、腕に装着された腕固定部51が設けら
れた部分が支点となり、グリップ部52が作用点として
機能する。これにより、清掃筒体2の被清掃面に対する
接圧力を腕固定部51を設けない場合に対して増加させ
ることができ(約2倍)、高所の汚れを容易に拭き取る
ことができる。
【0040】更に、本発明の清掃具の他の実施形態とし
て、上記各実施形態の清掃具における清掃布5を清掃筒
体2の内部にロールの状態として収容しておき、使用に
際し該清掃筒体2に形成されたスリットから該清掃布5
が引き出されるようにした清掃具がある。この清掃具
は、清掃筒体2の内部にロールの状態とした清掃布が収
容され、該清掃布の長手方向の一端部から該清掃布を引
き出すことのできる引き出し用スリットが清掃筒体2の
周面に形成されてなる。尚、上記清掃布は、上記清掃筒
体2の周面の長さよりも長く、例えば、該周面の長さの
2倍以上である。
【0041】そして、使用に際しては、上記引き出し用
スリットから清掃布を引き出し、引き出した部分を清掃
筒体2の周面に一回りさせ装着する。そして、その状態
で清掃を行った後、該清掃布の引き出された部分を反対
の方向に一回りさせて再度装着して再び清掃を行う。こ
のようにして、清掃布の引き出された部分の両面を使用
した後、該汚れた部分を切断して除去すると共に、清掃
布を上記引き出し用スリットから引き出して同様に清掃
筒体の周面に装着する。そして、更に清掃作業を続行す
ることができる。
【0042】従って、本実施形態の清掃具によると、清
掃布が清掃筒体内に大量に保持されているので清掃布の
交換作業から解放され、作業時に清掃布が汚れで飽和し
た場合であっても清掃布を引き出すことにより対処が可
能であり、清掃作業を中断されずに効率的な清掃を行う
ことができる。尚、本実施形態の清掃具における清掃布
には、上記清掃筒体の周面一回り分の長さ毎にミシン目
を入れておくのが良い。これにより、上記汚れた部分の
切断が容易となり、より作業性に優れたものとなる。そ
の他、清掃筒体の周面を3つのラウンド状の曲面で構成
したり、清掃筒体の軸心に平行な軸を回転軸とする等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において更に他の様々な
変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、適正な荷重により汚れ
を軽く効率的に拭き取ることができる清掃具を提供する
ことができる。また、本発明によれば、清掃布全体を効
率的に使用でき、広い面積の汚れを容易に拭き取ること
のできる清掃具を提供することができる。また、本発明
によれば、高所やサッシの枠際等の狭い部分の清掃を容
易に行うことができる清掃具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の清掃具の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図2は、図1に示す清掃具の清掃具本体を示す
斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す清掃具本体における清掃筒
体の側面図である。
【図4】図4は、図2に示す清掃具本体の平面図であ
る。
【図5】図5は、図2に示す清掃具本体への清掃布の装
着を示す斜視図である。
【図6】図6は、図1に示す清掃具の使用状態を示す図
である。
【図7】図7は、図1に示す清掃具の使用状態を示す図
である。
【図8】図8は、本発明の清掃具の他の実施形態を示す
(a)平面図及び(b)側面図である。
【図9】図9は、本発明の清掃具の更に他の実施形態を
示す(a)平面図及び(b)側面図である。
【図10】図10は、図8又は図9に示す清掃具におけ
る清掃布の装着を示す説明図である。
【図11】図11は、本発明の清掃具の更に他の実施形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 清掃具 2 清掃筒体 3 柄 30 把持部 31 軸部 32 L字形接続部 4 清掃具本体 5 清掃布 6 ラウンド状の曲面 7 尖端部 8 装着用スリット 9 装着固定部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に清掃布が装着された清掃筒体が、
    柄の先端に、該清掃筒体の軸心又は該軸心に平行な軸を
    回転軸として回転可能に且つ該柄と該回転軸とを直角に
    取り付けられた清掃具であって、 上記清掃筒体は少なくとも2つのラウンド状の曲面を有
    し、該曲面同士が少なくとも一カ所で結合されて上記回
    転軸と平行な尖端部が形成され、該尖端部における該曲
    面同士のなす角度が鋭角θであり、 上記曲面が清掃基面として使用されることを特徴とする
    清掃具。
  2. 【請求項2】2つの上記曲面それぞれの端部同士が結合
    されて上記清掃筒体の周面が形成され、且つそれぞれの
    結合部に上記尖端部が形成されていること特徴とする請
    求項1に記載の清掃具。
  3. 【請求項3】上記鋭角θが30度〜70度であり、 2つの上記尖端部を結んで形成される平面と上記柄との
    なす角度が0度以上該鋭角θの1/10以下となる位置
    及びその位置から180度回転させた位置で、上記清掃
    筒体に対しブレーキ荷重が掛かるようになされているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の清掃具。
  4. 【請求項4】上記清掃布を、上記清掃筒体の内部に収容
    し、該清掃筒体に形成されたスリットから該清掃布が引
    き出されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の清掃具。
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