JPH1021554A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク及び光ディスク装置Info
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- JPH1021554A JPH1021554A JP19560796A JP19560796A JPH1021554A JP H1021554 A JPH1021554 A JP H1021554A JP 19560796 A JP19560796 A JP 19560796A JP 19560796 A JP19560796 A JP 19560796A JP H1021554 A JPH1021554 A JP H1021554A
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 128
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 229920002120 photoresistant polymer Polymers 0.000 description 5
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 3
- 238000005323 electroforming Methods 0.000 description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】光ディスク及び光ディスク装置に関し、いわゆ
るランド/グルーブ記録による、例えば相変化型の光デ
ィスクとその光ディスク装置に適用して、この種の光デ
ィスクを簡易に作成できるようにする。 【解決手段】ランド及びグルーブを交互に繰り返してト
ラックを形成し、このグルーブの蛇行により少なくとも
ランド又はグルーブの位置情報を記録する。
るランド/グルーブ記録による、例えば相変化型の光デ
ィスクとその光ディスク装置に適用して、この種の光デ
ィスクを簡易に作成できるようにする。 【解決手段】ランド及びグルーブを交互に繰り返してト
ラックを形成し、このグルーブの蛇行により少なくとも
ランド又はグルーブの位置情報を記録する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク及び光
ディスク装置に関し、いわゆるランド/グルーブ記録に
よる、例えば相変化型の光ディスクとその光ディスク装
置に適用して、ランド及びグルーブを交互に繰り返して
トラックを形成し、このグルーブの蛇行により少なくと
もランド又はグルーブの位置情報を記録することによ
り、この種の光ディスクを簡易に作成できるようにす
る。
ディスク装置に関し、いわゆるランド/グルーブ記録に
よる、例えば相変化型の光ディスクとその光ディスク装
置に適用して、ランド及びグルーブを交互に繰り返して
トラックを形成し、このグルーブの蛇行により少なくと
もランド又はグルーブの位置情報を記録することによ
り、この種の光ディスクを簡易に作成できるようにす
る。
【0002】
【従来の技術】従来、相変化型の光ディスク装置等にお
いては、予め光ディスクに、レーザービームのガイド溝
を担うグルーブを形成することにより、このグルーブを
基準にしてトラック制御できるようになされている。さ
らにこの種の光ディスク装置では、このグルーブとグル
ーブ間のランドとにそれぞれデータを記録する、いわゆ
るランド/グルーブ記録の手法を適用することにより、
記録密度を向上できるようになされている。
いては、予め光ディスクに、レーザービームのガイド溝
を担うグルーブを形成することにより、このグルーブを
基準にしてトラック制御できるようになされている。さ
らにこの種の光ディスク装置では、このグルーブとグル
ーブ間のランドとにそれぞれデータを記録する、いわゆ
るランド/グルーブ記録の手法を適用することにより、
記録密度を向上できるようになされている。
【0003】すなわちこの種の光ディスクは、図8に示
すように、らせん状にトラックが形成され、このトラッ
クに対して、1周毎に、ランド及びグルーブが割り当て
られる。各ランド及びグルーブにおいては、所定周期
で、プリフォーマットによりピットが形成され、これに
よりトラックアドレス、セクタアドレス等の位置情報を
検出できるようになされている。
すように、らせん状にトラックが形成され、このトラッ
クに対して、1周毎に、ランド及びグルーブが割り当て
られる。各ランド及びグルーブにおいては、所定周期
で、プリフォーマットによりピットが形成され、これに
よりトラックアドレス、セクタアドレス等の位置情報を
検出できるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように所
定周期で、プリフォーマットによりピットを形成する場
合、グルーブ形成用のレーザービームと、ピット形成用
のレーザービームとを精度良く照射する必要があり、そ
の分光ディスクの作成が煩雑になる問題がある。1のレ
ーザービームの照射によりこの種の光ディスクを作成す
ることができれば、その分光ディスクを簡易に作成する
ことができると考えられる。
定周期で、プリフォーマットによりピットを形成する場
合、グルーブ形成用のレーザービームと、ピット形成用
のレーザービームとを精度良く照射する必要があり、そ
の分光ディスクの作成が煩雑になる問題がある。1のレ
ーザービームの照射によりこの種の光ディスクを作成す
ることができれば、その分光ディスクを簡易に作成する
ことができると考えられる。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、いわゆるランド/グルーブ記録において、簡易に作
成することができる光ディスクと、その光ディスク装置
を提案しようとするものである。
で、いわゆるランド/グルーブ記録において、簡易に作
成することができる光ディスクと、その光ディスク装置
を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光ディスクにおいて、ランド及び
グルーブを交互に繰り返してトラックを形成し、このグ
ルーブの蛇行により少なくともランド又はグルーブの位
置情報を記録する。
め本発明においては、光ディスクにおいて、ランド及び
グルーブを交互に繰り返してトラックを形成し、このグ
ルーブの蛇行により少なくともランド又はグルーブの位
置情報を記録する。
【0007】また光ディスク装置において、グルーブの
蛇行より検出されるランド又はグルーブの位置情報よ
り、隣接するランド又はグルーブの位置情報を検出す
る。
蛇行より検出されるランド又はグルーブの位置情報よ
り、隣接するランド又はグルーブの位置情報を検出す
る。
【0008】ランド及びグルーブを交互に繰り返してト
ラックを形成する場合に、このグルーブの蛇行により少
なくともランド又はグルーブの位置情報を記録すれば、
1のレーザービームの照射により光ディスクを作成する
ことができる。
ラックを形成する場合に、このグルーブの蛇行により少
なくともランド又はグルーブの位置情報を記録すれば、
1のレーザービームの照射により光ディスクを作成する
ことができる。
【0009】また光ディスク装置において、グルーブの
蛇行より検出されるランド又はグルーブの位置情報よ
り、隣接するランド又はグルーブの位置情報を検出すれ
ば、ランド又はグルーブについてだけ位置情報が記録さ
れている場合でも、残るグルーブ又はランドについて位
置情報を検出することができる。
蛇行より検出されるランド又はグルーブの位置情報よ
り、隣接するランド又はグルーブの位置情報を検出すれ
ば、ランド又はグルーブについてだけ位置情報が記録さ
れている場合でも、残るグルーブ又はランドについて位
置情報を検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0011】図2は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク装置を示すブロック図である。この光ディスク装置
1は、マスタリング装置3を駆動してディスク原盤4を
露光する。ここで光ディスクは、このマスタリング装置
3において、ディスク原盤4のフォトレジストが露光さ
れてグルーブが形成され、別工程において電鋳処理等の
工程を経てマザーディスクが形成される。さらに光ディ
スクは、このマザーディスクよりスタンパが作成され、
このスタンパよりディスク状基板が作成される。さらに
光ディスクは、このディスク状基板に相変化型の情報記
録面、保護膜等が形成されて作成される。
スク装置を示すブロック図である。この光ディスク装置
1は、マスタリング装置3を駆動してディスク原盤4を
露光する。ここで光ディスクは、このマスタリング装置
3において、ディスク原盤4のフォトレジストが露光さ
れてグルーブが形成され、別工程において電鋳処理等の
工程を経てマザーディスクが形成される。さらに光ディ
スクは、このマザーディスクよりスタンパが作成され、
このスタンパよりディスク状基板が作成される。さらに
光ディスクは、このディスク状基板に相変化型の情報記
録面、保護膜等が形成されて作成される。
【0012】このマスタリング装置3において、スピン
ドルモータ5は、ディスク原盤4を回転駆動し、底部に
保持したFG信号発生回路より所定の回転角度毎に信号
レベルの立ち上がるFG信号FGを出力する。これによ
りスピンドルモータ5は、このFG信号FGにより回転
角度及び回転速度を検出できるようになされている。ス
ピンドルサーボ回路6は、グルーブ形成位置に応じてこ
のFG信号FGが所定周波数になるように、スピンドル
モータ5を駆動し、これによりZCAV(ZoneConstant
Angular Velocity)の手法を適用してディスク原盤4
を回転駆動する。
ドルモータ5は、ディスク原盤4を回転駆動し、底部に
保持したFG信号発生回路より所定の回転角度毎に信号
レベルの立ち上がるFG信号FGを出力する。これによ
りスピンドルモータ5は、このFG信号FGにより回転
角度及び回転速度を検出できるようになされている。ス
ピンドルサーボ回路6は、グルーブ形成位置に応じてこ
のFG信号FGが所定周波数になるように、スピンドル
モータ5を駆動し、これによりZCAV(ZoneConstant
Angular Velocity)の手法を適用してディスク原盤4
を回転駆動する。
【0013】記録用レーザー7は、ガスレーザー等によ
り構成され、ディスク原盤露光用のレーザービームLを
射出する。光変調器8は、このレーザービームLをラン
ドグルーブ制御信号S1に応じてオンオフ制御して射出
する。電気音響光学素子9は、ウォウブル信号WBに応
じてレーザービームLの光路を変位させて射出し、ミラ
ー10は、このレーザービームLの光路を折り曲げてデ
ィスク原盤4に向けて出射する。対物レンズ11は、こ
のレーザービームLをディスク原盤4に集光する。これ
らミラー10及び対物レンズ11は、図示しないスレッ
ド機構により、ディスク原盤4の回転に同期してディス
ク原盤4の半径方向に順次移動し、これによりレーザー
ビームLの集光位置を順次ディスク原盤4の半径方向に
変位させる。
り構成され、ディスク原盤露光用のレーザービームLを
射出する。光変調器8は、このレーザービームLをラン
ドグルーブ制御信号S1に応じてオンオフ制御して射出
する。電気音響光学素子9は、ウォウブル信号WBに応
じてレーザービームLの光路を変位させて射出し、ミラ
ー10は、このレーザービームLの光路を折り曲げてデ
ィスク原盤4に向けて出射する。対物レンズ11は、こ
のレーザービームLをディスク原盤4に集光する。これ
らミラー10及び対物レンズ11は、図示しないスレッ
ド機構により、ディスク原盤4の回転に同期してディス
ク原盤4の半径方向に順次移動し、これによりレーザー
ビームLの集光位置を順次ディスク原盤4の半径方向に
変位させる。
【0014】これによりマスタリング装置3では、ディ
スク原盤4を回転駆動した状態で、ミラー10及び対物
レンズ11の移動によりらせん状にトラックを形成し、
ランドグルーブ制御信号S1によりこのトラックに一定
周期でグルーブを形成し、さらにこれらのグルーブをウ
ォウブル信号WBに応じて蛇行させるようになされてい
る。
スク原盤4を回転駆動した状態で、ミラー10及び対物
レンズ11の移動によりらせん状にトラックを形成し、
ランドグルーブ制御信号S1によりこのトラックに一定
周期でグルーブを形成し、さらにこれらのグルーブをウ
ォウブル信号WBに応じて蛇行させるようになされてい
る。
【0015】光ディスク装置1では、このマスタリング
装置3におけるディスク原盤4の回転に同期して、ラン
ドグルーブ制御信号S1及びウォウブル信号WBを生成
する。すなわちPLL回路12は、FG信号FGを基準
にして、光ディスク装置1の動作基準でなるクロックC
Kを生成する。
装置3におけるディスク原盤4の回転に同期して、ラン
ドグルーブ制御信号S1及びウォウブル信号WBを生成
する。すなわちPLL回路12は、FG信号FGを基準
にして、光ディスク装置1の動作基準でなるクロックC
Kを生成する。
【0016】タイミングジェネレータ(TG)13は、
このクロックCKを基準にしてランドグルーブ制御信号
S1を生成する。ここでランドグルーブ制御信号S1
は、ディスク原盤4が1回転する期間を9等分してなる
各タイミングで信号レベルが切り換わるように生成され
る。これにより光ディスク装置1では、図1に示すよう
に、らせん状のトラックを放射状に9等分し、再生時、
トラックに沿ってレーザービームがランド及びグルーブ
を交互に走査するように、順次ランド及びグルーブを配
置する。このディスク原盤4により作成される光ディス
クでは、このように放射状に9等分されたトラックの各
領域がセクタに対応するようになされている。
このクロックCKを基準にしてランドグルーブ制御信号
S1を生成する。ここでランドグルーブ制御信号S1
は、ディスク原盤4が1回転する期間を9等分してなる
各タイミングで信号レベルが切り換わるように生成され
る。これにより光ディスク装置1では、図1に示すよう
に、らせん状のトラックを放射状に9等分し、再生時、
トラックに沿ってレーザービームがランド及びグルーブ
を交互に走査するように、順次ランド及びグルーブを配
置する。このディスク原盤4により作成される光ディス
クでは、このように放射状に9等分されたトラックの各
領域がセクタに対応するようになされている。
【0017】システム制御回路14は、ランドグルーブ
制御信号S1に応動して、ディスク原盤4にグルーブを
形成する期間の間、対応するトラックアドレス、セクタ
アドレスのデータD1を生成して出力する。ウォウブル
信号生成回路15は、所定周波数のキャリア信号をこの
データD1により周波数変調し、これによりウォウブル
信号WBを生成する。これにより光ディスク装置1で
は、図3に示すように、ランド及びグルーブを千鳥に配
置し、ウォウブル信号WBにより各グルーブのトラック
アドレス、セクタアドレスでなる位置情報を記録するよ
うになされている。これにより光ディスク装置1では、
グルーブに割り当てられたセクタについて、このグルー
ブの蛇行により位置情報を記録し、単一のレーザービー
ムLを制御するだけの簡易な構成で、光ディスクのディ
スク原盤4を簡易に作成することができるようになされ
ている。
制御信号S1に応動して、ディスク原盤4にグルーブを
形成する期間の間、対応するトラックアドレス、セクタ
アドレスのデータD1を生成して出力する。ウォウブル
信号生成回路15は、所定周波数のキャリア信号をこの
データD1により周波数変調し、これによりウォウブル
信号WBを生成する。これにより光ディスク装置1で
は、図3に示すように、ランド及びグルーブを千鳥に配
置し、ウォウブル信号WBにより各グルーブのトラック
アドレス、セクタアドレスでなる位置情報を記録するよ
うになされている。これにより光ディスク装置1では、
グルーブに割り当てられたセクタについて、このグルー
ブの蛇行により位置情報を記録し、単一のレーザービー
ムLを制御するだけの簡易な構成で、光ディスクのディ
スク原盤4を簡易に作成することができるようになされ
ている。
【0018】かくしてこのようにして生成されたディス
ク原盤4より光ディスクが製造され、この光ディスク
は、図4に示す光ディスク装置により所望のデータが記
録され、また記録したデータが再生される。
ク原盤4より光ディスクが製造され、この光ディスク
は、図4に示す光ディスク装置により所望のデータが記
録され、また記録したデータが再生される。
【0019】すなわち光ディスク装置20において、ス
ピンドルモータ22は、スピンドルサーボ回路23によ
り制御されて光ディスク21を回転駆動する。ここでス
ピンドルサーボ回路23は、クロック生成回路24より
出力されるクロックCKと、FG信号FGとの比較結果
に基づいてスピンドルモータ22を回転駆動する。クロ
ック生成回路24は、この光ディスク装置20の動作基
準でなるクロックCKを生成し、システム制御回路25
より出力される制御データに基づいてこのクロックCK
の周波数を切り換える。これによりスピンドルサーボ回
路23は、ZCAVの手法を適用して光ディスク21を
回転駆動する。
ピンドルモータ22は、スピンドルサーボ回路23によ
り制御されて光ディスク21を回転駆動する。ここでス
ピンドルサーボ回路23は、クロック生成回路24より
出力されるクロックCKと、FG信号FGとの比較結果
に基づいてスピンドルモータ22を回転駆動する。クロ
ック生成回路24は、この光ディスク装置20の動作基
準でなるクロックCKを生成し、システム制御回路25
より出力される制御データに基づいてこのクロックCK
の周波数を切り換える。これによりスピンドルサーボ回
路23は、ZCAVの手法を適用して光ディスク21を
回転駆動する。
【0020】光ピックアップ26は、この状態で光ディ
スク21にレーザービームL1を照射し、その戻り光を
受光する。すなわち図5に示すように、光ピックアップ
26は、レーザーダイオード26Aよりレーザービーム
L1を射出し、コリメータレンズ26Bにより平行光線
に変換する。さらに光ピックアップ26は、このレーザ
ービームL1を、ビームスプリッタ28を透過させて対
物レンズ26Cに導き、この対物レンズ26Cにより光
ディスク21に集光する。
スク21にレーザービームL1を照射し、その戻り光を
受光する。すなわち図5に示すように、光ピックアップ
26は、レーザーダイオード26Aよりレーザービーム
L1を射出し、コリメータレンズ26Bにより平行光線
に変換する。さらに光ピックアップ26は、このレーザ
ービームL1を、ビームスプリッタ28を透過させて対
物レンズ26Cに導き、この対物レンズ26Cにより光
ディスク21に集光する。
【0021】さらに光ピックアップ26は、このレーザ
ービームL1の戻り光を対物レンズ26Cにより受光し
てビームスプリッタ28に導き、このビームスプリッタ
28で反射して受光素子30により受光する。ここでこ
の受光素子30は、光ディスク21の円周方向に対応す
る方向に延長する分割線により、受光面を2分割して形
成され、各受光面30A及び30Bの出力電流を所定の
電流電圧変換回路により電流電圧変換して出力する。な
お光ピックアップ26は、この構成に加えて、いわゆる
非点収差法によりフォーカスエラーを検出できるよう
に、受光素子等が配置され、これらの受光素子について
も、同様に出力信号を出力するようになされている。
ービームL1の戻り光を対物レンズ26Cにより受光し
てビームスプリッタ28に導き、このビームスプリッタ
28で反射して受光素子30により受光する。ここでこ
の受光素子30は、光ディスク21の円周方向に対応す
る方向に延長する分割線により、受光面を2分割して形
成され、各受光面30A及び30Bの出力電流を所定の
電流電圧変換回路により電流電圧変換して出力する。な
お光ピックアップ26は、この構成に加えて、いわゆる
非点収差法によりフォーカスエラーを検出できるよう
に、受光素子等が配置され、これらの受光素子について
も、同様に出力信号を出力するようになされている。
【0022】演算回路32は、加算回路33において、
受光面30A及び30Bの出力信号を加算し、これによ
り戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生信号
RFを出力する。また演算回路32は、減算回路34に
おいて、受光面30A及び30Bの出力信号を減算し、
これによりトラッキングエラー量に応じて、さらにはグ
ルーブの蛇行に応じて信号レベルの変化する出力信号S
2を生成する。
受光面30A及び30Bの出力信号を加算し、これによ
り戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生信号
RFを出力する。また演算回路32は、減算回路34に
おいて、受光面30A及び30Bの出力信号を減算し、
これによりトラッキングエラー量に応じて、さらにはグ
ルーブの蛇行に応じて信号レベルの変化する出力信号S
2を生成する。
【0023】ここでこの出力信号S2は、光ディスク2
1の傾き、偏心によっても信号レベルが変化し、この信
号レベルの変化は、トラックに沿ってレーザービームL
1を走査したとき、ランドの部分とグルーブの部分とで
逆極性になる。これに対して出力信号S2において、ト
ラッキングエラーによる成分は、ランドの部分とグルー
ブの部分とで同極性になる。
1の傾き、偏心によっても信号レベルが変化し、この信
号レベルの変化は、トラックに沿ってレーザービームL
1を走査したとき、ランドの部分とグルーブの部分とで
逆極性になる。これに対して出力信号S2において、ト
ラッキングエラーによる成分は、ランドの部分とグルー
ブの部分とで同極性になる。
【0024】これにより演算回路32は、ランドの部分
とグルーブの部分とを走査するタイミングで、タイミン
グジェネレータによりサンプルホールド信号SH1及び
SH2を生成し、このサンプルホールド信号SH1及び
SH2を基準にして、続くサンプルホールド回路(S/
H)37及び38により出力信号S2をサンプルホール
ドする。さらに演算回路32は、続く減算回路39によ
りサンプルホールド結果を減算する。これにより演算回
路32は、光ディスク21の傾き、偏心により出力信号
S2に重畳されるオフセット成分を除去すると共に、ト
ラッキングエラーによる信号レベルの変化を強調して、
トラッキングエラー信号TEを生成する。これにより光
ディスク装置20では、いわゆるメインビームを受光す
るだけの簡易な構成で、トラッキング制御の精度を向上
できるようになされている。
とグルーブの部分とを走査するタイミングで、タイミン
グジェネレータによりサンプルホールド信号SH1及び
SH2を生成し、このサンプルホールド信号SH1及び
SH2を基準にして、続くサンプルホールド回路(S/
H)37及び38により出力信号S2をサンプルホール
ドする。さらに演算回路32は、続く減算回路39によ
りサンプルホールド結果を減算する。これにより演算回
路32は、光ディスク21の傾き、偏心により出力信号
S2に重畳されるオフセット成分を除去すると共に、ト
ラッキングエラーによる信号レベルの変化を強調して、
トラッキングエラー信号TEを生成する。これにより光
ディスク装置20では、いわゆるメインビームを受光す
るだけの簡易な構成で、トラッキング制御の精度を向上
できるようになされている。
【0025】さらに演算回路32は、ハイパスフィルタ
(HPF)40により出力信号S2を帯域制限し、これ
によりウォウブル信号WBを抽出して出力する。なお演
算回路32は、この他に図示しない信号処理回路におい
て、別途光ピックアップ26より出力される出力信号を
処理してフォーカスエラー信号を生成する。
(HPF)40により出力信号S2を帯域制限し、これ
によりウォウブル信号WBを抽出して出力する。なお演
算回路32は、この他に図示しない信号処理回路におい
て、別途光ピックアップ26より出力される出力信号を
処理してフォーカスエラー信号を生成する。
【0026】サーボ回路44は(図4)は、このトラッ
キングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEに基
づいて、光ピックアップ26の対物レンズ26Cを可動
し、これによりトラッキング制御及びフォーカス制御す
る。
キングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEに基
づいて、光ピックアップ26の対物レンズ26Cを可動
し、これによりトラッキング制御及びフォーカス制御す
る。
【0027】スレッドサーボ回路41は、システム制御
回路25からの制御コマンドに従って光ピックアップ2
6を光ディスク21の半径方向に可動し、これによりシ
ーク、トラックジャンプの処理を実行する。またスレッ
ドサーボ回路41は、トラッキングエラー信号TEの低
域信号成分に基づいて、光ピックアップ26を光ディス
ク21の半径方向に可動し、これによりレーザービーム
照射位置を光ディスク21のトラックに沿って変位させ
る。
回路25からの制御コマンドに従って光ピックアップ2
6を光ディスク21の半径方向に可動し、これによりシ
ーク、トラックジャンプの処理を実行する。またスレッ
ドサーボ回路41は、トラッキングエラー信号TEの低
域信号成分に基づいて、光ピックアップ26を光ディス
ク21の半径方向に可動し、これによりレーザービーム
照射位置を光ディスク21のトラックに沿って変位させ
る。
【0028】周波数(FM)復調回路42は、ウォウブ
ル信号WBを周波数復調して出力する。アドレス検出回
路43は、この周波数復調回路42の出力信号よりトラ
ックアドレス、セクタアドレスを検出してシステム制御
回路25に出力する。これにより光ディスク装置20で
は、グルーブに割り当てられたセクタについて、位置情
報を検出できるようになされている。
ル信号WBを周波数復調して出力する。アドレス検出回
路43は、この周波数復調回路42の出力信号よりトラ
ックアドレス、セクタアドレスを検出してシステム制御
回路25に出力する。これにより光ディスク装置20で
は、グルーブに割り当てられたセクタについて、位置情
報を検出できるようになされている。
【0029】この処理において、アドレス検出回路43
は、トラックに沿ってレーザービームを走査していると
きに、周波数復調回路42の出力信号よりトラックアド
レス、セクタアドレスのデータD1を検出できない場
合、すなわちレーザービームがランドを走査する場合、
直前に検出したトラックアドレス、セクタアドレスを基
準にして内蔵のカウンタを駆動することにより、直前に
検出したグルーブの位置情報より隣接するランドの位置
情報を検出して出力する。これにより光ディスク装置2
0では、グルーブについてだけ位置情報を記録した光デ
ィスク21より、グルーブ及びランドの双方について、
それぞれ位置情報を検出できるようになされている。
は、トラックに沿ってレーザービームを走査していると
きに、周波数復調回路42の出力信号よりトラックアド
レス、セクタアドレスのデータD1を検出できない場
合、すなわちレーザービームがランドを走査する場合、
直前に検出したトラックアドレス、セクタアドレスを基
準にして内蔵のカウンタを駆動することにより、直前に
検出したグルーブの位置情報より隣接するランドの位置
情報を検出して出力する。これにより光ディスク装置2
0では、グルーブについてだけ位置情報を記録した光デ
ィスク21より、グルーブ及びランドの双方について、
それぞれ位置情報を検出できるようになされている。
【0030】これに対してシーク時において、アドレス
検出回路43は、グルーブより検出されたトラックアド
レス、セクタアドレスのデータD1だけを、検出された
範囲で出力する。
検出回路43は、グルーブより検出されたトラックアド
レス、セクタアドレスのデータD1だけを、検出された
範囲で出力する。
【0031】データ処理回路46は、記録時、コンピュ
ータ等の外部機器より入力する入力データD3を受け、
この入力データに誤り訂正符号を付加し、また光ディス
ク21の記録に適した符号化処理を実行する。
ータ等の外部機器より入力する入力データD3を受け、
この入力データに誤り訂正符号を付加し、また光ディス
ク21の記録に適した符号化処理を実行する。
【0032】変調回路47は、システム制御回路25よ
り出力される制御コマンドに従って、光ピックアップ2
6に内蔵のレーザーダイオード26Aを駆動し、再生
時、このレーザーダイオード26Aより、所定光量のレ
ーザービームL1を射出する。これに対して記録時、変
調回路47は、対応するセクタをレーザービームL1が
走査するタイミングで、データ処理回路46の出力デー
タに従ってレーザービームL1の光量を間欠的に立ち上
げ、これによりオバーライト記録の手法を適用して所望
のデータを記録する。
り出力される制御コマンドに従って、光ピックアップ2
6に内蔵のレーザーダイオード26Aを駆動し、再生
時、このレーザーダイオード26Aより、所定光量のレ
ーザービームL1を射出する。これに対して記録時、変
調回路47は、対応するセクタをレーザービームL1が
走査するタイミングで、データ処理回路46の出力デー
タに従ってレーザービームL1の光量を間欠的に立ち上
げ、これによりオバーライト記録の手法を適用して所望
のデータを記録する。
【0033】復調回路48は、再生時、再生信号RFを
2値化して2値化信号を生成し、この2値化信号をクロ
ックCKにより順次ラッチし、これにより再生データを
生成する。さらに復調回路48は、この再生データを誤
り訂正処理し、これにより光ディスク21に記録された
ユーザーアドレス、ユーザーデータを再生して出力す
る。
2値化して2値化信号を生成し、この2値化信号をクロ
ックCKにより順次ラッチし、これにより再生データを
生成する。さらに復調回路48は、この再生データを誤
り訂正処理し、これにより光ディスク21に記録された
ユーザーアドレス、ユーザーデータを再生して出力す
る。
【0034】システム制御回路25は、マイクロコンピ
ユータで形成され、コンピュータ等の外部機器より入力
される制御コマンドに従って全体の動作を制御する。す
なわちシステム制御回路25は、アドレス検出回路43
より検出されるトラックアドレス、セクタアドレスによ
りレーザービーム照射位置をモニタし、この状態で外部
機器より記録の制御コマンドが入力されると、全体の動
作モードを書き込みの制御コマンドに設定し、この制御
コマンドに付加されたアドレスにより、必要に応じてス
レッドサーボ回路41を駆動してシーク、トラックジャ
ンプの処理を実行する。さらにシステム制御回路25
は、目標トラックにシークを完了すると、データ処理回
路46の動作を立ち上げ、これにより制御コマンドに続
いて入力される入力データD3を光ディスク21の対応
するセクタに記録する。
ユータで形成され、コンピュータ等の外部機器より入力
される制御コマンドに従って全体の動作を制御する。す
なわちシステム制御回路25は、アドレス検出回路43
より検出されるトラックアドレス、セクタアドレスによ
りレーザービーム照射位置をモニタし、この状態で外部
機器より記録の制御コマンドが入力されると、全体の動
作モードを書き込みの制御コマンドに設定し、この制御
コマンドに付加されたアドレスにより、必要に応じてス
レッドサーボ回路41を駆動してシーク、トラックジャ
ンプの処理を実行する。さらにシステム制御回路25
は、目標トラックにシークを完了すると、データ処理回
路46の動作を立ち上げ、これにより制御コマンドに続
いて入力される入力データD3を光ディスク21の対応
するセクタに記録する。
【0035】これに対して再生の制御コマンドが入力さ
れると、システム制御回路25は、同様に、全体の動作
モードを再生のモードに設定し、制御コマンドに付加さ
れたアドレスにより、必要に応じてスレッドサーボ回路
41を駆動してシーク、トラックジャンプの処理を実行
する。さらにシステム制御回路25は、目標トラックに
シークを完了すると、復調回路48の動作を立ち上げ、
これにより対応するセクタよりユーザーデータD3を再
生して出力する。
れると、システム制御回路25は、同様に、全体の動作
モードを再生のモードに設定し、制御コマンドに付加さ
れたアドレスにより、必要に応じてスレッドサーボ回路
41を駆動してシーク、トラックジャンプの処理を実行
する。さらにシステム制御回路25は、目標トラックに
シークを完了すると、復調回路48の動作を立ち上げ、
これにより対応するセクタよりユーザーデータD3を再
生して出力する。
【0036】以上の構成において、光ディスク21の作
成に使用されるディスク原盤4は、光ディスク装置1に
おいて、スピンドルモータ5により回転駆動された状態
で、記録用レーザー7より射出されるレーザービームL
によりフォトレジストが露光され、これによりグルーブ
が形成される。このときディスク原盤4は、レーザービ
ーム照射位置に応じて回転速度が段階的に切り換えら
れ、これによりZCAVの手法を適用してグルーブが形
成される。
成に使用されるディスク原盤4は、光ディスク装置1に
おいて、スピンドルモータ5により回転駆動された状態
で、記録用レーザー7より射出されるレーザービームL
によりフォトレジストが露光され、これによりグルーブ
が形成される。このときディスク原盤4は、レーザービ
ーム照射位置に応じて回転速度が段階的に切り換えら
れ、これによりZCAVの手法を適用してグルーブが形
成される。
【0037】さらにこのときディスク原盤4は(図
1)、1回転する期間を9等分してなる各タイミングで
信号レベルが切り換わるランドグルーブ制御信号S1に
応じて、レーザービームLの光路に介挿された光変調器
8によりレーザービームLがオンオフ制御され、これに
よりらせん状のトラックを放射状に9等分し、再生時、
トラックに沿ってレーザービームがランド及びグルーブ
を交互に走査するように、順次ランド及びグルーブが配
置される。
1)、1回転する期間を9等分してなる各タイミングで
信号レベルが切り換わるランドグルーブ制御信号S1に
応じて、レーザービームLの光路に介挿された光変調器
8によりレーザービームLがオンオフ制御され、これに
よりらせん状のトラックを放射状に9等分し、再生時、
トラックに沿ってレーザービームがランド及びグルーブ
を交互に走査するように、順次ランド及びグルーブが配
置される。
【0038】またシステム制御回路14において生成さ
れた各グルーブのトラックアドレス、セクタアドレスの
データD1によりウォウブル信号WBが生成され、この
ウォウブル信号WBに応じてレーザービームLの光路中
に配置された電気音響光学素子9によりレーザービーム
Lの光路が変位され、これによりグルーブが蛇行して形
成され、この蛇行によりグルーブに割り当てられたセク
タの位置情報が記録される。
れた各グルーブのトラックアドレス、セクタアドレスの
データD1によりウォウブル信号WBが生成され、この
ウォウブル信号WBに応じてレーザービームLの光路中
に配置された電気音響光学素子9によりレーザービーム
Lの光路が変位され、これによりグルーブが蛇行して形
成され、この蛇行によりグルーブに割り当てられたセク
タの位置情報が記録される。
【0039】これによりディスク原盤4は、この光ディ
スク装置1において、1本のレーザービームLによりフ
ォトレジストが露光されてグルーブが形成され、別工程
において電鋳処理等の工程を経てマザーディスクに加工
され、このマザーディスクより、スタンパ、相変化型の
光ディスクが作成される。
スク装置1において、1本のレーザービームLによりフ
ォトレジストが露光されてグルーブが形成され、別工程
において電鋳処理等の工程を経てマザーディスクに加工
され、このマザーディスクより、スタンパ、相変化型の
光ディスクが作成される。
【0040】このようにして作成された光ディスク21
は、光ディスク装置20において、スピンドルモータ2
2により回転駆動された状態で、光ピックアップ26よ
りレーザービームLが照射される。このとき光ディスク
21は、レーザービーム照射位置に応じて回転速度が段
階的に切り換えられ、これによりZCAVの手法を適用
して回転駆動される。
は、光ディスク装置20において、スピンドルモータ2
2により回転駆動された状態で、光ピックアップ26よ
りレーザービームLが照射される。このとき光ディスク
21は、レーザービーム照射位置に応じて回転速度が段
階的に切り換えられ、これによりZCAVの手法を適用
して回転駆動される。
【0041】光ディスク21は(図5)、受光面を2分
割してなる受光素子30によりレーザービームL1の戻
り光が受光され、加算回路33において受光結果が加算
されることにより再生信号RFが生成され、この再生信
号RFが復調回路48により復調されて記録されたデー
タD3が再生される。また減算回路34において、受光
結果が減算されることにより、トラッキングエラー量、
グルーブの蛇行、光ディスク21の偏心、傾きに応じて
信号レベルの変化する出力信号S2が生成され、この出
力信号S2がそれぞれランド及びグルーブを走査するタ
イミングでサンプルホールド回路37、38によりサン
プルホールドされた後、減算回路39により減算され、
これにより出力信号S2より光ディスク21の偏心、傾
きにより変化する信号成分が除去されてトラッキングエ
ラー信号TEが生成される。これにより光ディスク21
は、このトラッキングエラー信号TEに基づいてサーボ
回路44によりトラッキング制御される。
割してなる受光素子30によりレーザービームL1の戻
り光が受光され、加算回路33において受光結果が加算
されることにより再生信号RFが生成され、この再生信
号RFが復調回路48により復調されて記録されたデー
タD3が再生される。また減算回路34において、受光
結果が減算されることにより、トラッキングエラー量、
グルーブの蛇行、光ディスク21の偏心、傾きに応じて
信号レベルの変化する出力信号S2が生成され、この出
力信号S2がそれぞれランド及びグルーブを走査するタ
イミングでサンプルホールド回路37、38によりサン
プルホールドされた後、減算回路39により減算され、
これにより出力信号S2より光ディスク21の偏心、傾
きにより変化する信号成分が除去されてトラッキングエ
ラー信号TEが生成される。これにより光ディスク21
は、このトラッキングエラー信号TEに基づいてサーボ
回路44によりトラッキング制御される。
【0042】また光ディスク21においては、この出力
信号S2がハイパスフィルタ40により帯域制限され、
ウォウブル信号WBが生成される。光ディスク21は、
このウォウブル信号WBが周波数復調回路42において
復調された後、続くアドレス検出回路43においてセク
タアドレス、トラックアドレスが検出されることによ
り、グルーブに割り当てられたセクタの位置情報が検出
される。またこのグルーブに割り当てられたセクタの位
置情報に基づいて、続くランドに割り当てられたセクタ
の位置情報が検出される。
信号S2がハイパスフィルタ40により帯域制限され、
ウォウブル信号WBが生成される。光ディスク21は、
このウォウブル信号WBが周波数復調回路42において
復調された後、続くアドレス検出回路43においてセク
タアドレス、トラックアドレスが検出されることによ
り、グルーブに割り当てられたセクタの位置情報が検出
される。またこのグルーブに割り当てられたセクタの位
置情報に基づいて、続くランドに割り当てられたセクタ
の位置情報が検出される。
【0043】これにより光ディスク21は、このアドレ
ス検出回路43により検出されたセクタアドレス、トラ
ックアドレスに基づいて、システム制御回路25により
全体の動作が制御されて、シーク等の処理が実行され、
所望のセクタをアクセスして記録再生の処理が実行され
る。
ス検出回路43により検出されたセクタアドレス、トラ
ックアドレスに基づいて、システム制御回路25により
全体の動作が制御されて、シーク等の処理が実行され、
所望のセクタをアクセスして記録再生の処理が実行され
る。
【0044】以上の構成によれば、グルーブの蛇行によ
りグルーブに割り当てたセクタの位置情報を記録するこ
とにより、1本のレーザービームLによりフォトレジス
トを露光してマザーディスクを作成することができ、そ
の分簡易に光ディスクを作成することができる。また再
生時においては、このグルーブに割り当てられたセクタ
の位置情報に基づいて、続くランドに割り当てられたセ
クタの位置情報を検出することにより、各ランド及びセ
クタについて、グルーブにより位置情報を検出すること
ができ、これにより所望のセクタを簡易かつ確実にアク
セスすることができる。
りグルーブに割り当てたセクタの位置情報を記録するこ
とにより、1本のレーザービームLによりフォトレジス
トを露光してマザーディスクを作成することができ、そ
の分簡易に光ディスクを作成することができる。また再
生時においては、このグルーブに割り当てられたセクタ
の位置情報に基づいて、続くランドに割り当てられたセ
クタの位置情報を検出することにより、各ランド及びセ
クタについて、グルーブにより位置情報を検出すること
ができ、これにより所望のセクタを簡易かつ確実にアク
セスすることができる。
【0045】なお上述の実施の形態においては、グルー
ブに割り当てたセクタの位置情報をグルーブの蛇行によ
り記録する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ランドに割り当てたセクタの位置情報をグルーブの
蛇行により記録してもよい。
ブに割り当てたセクタの位置情報をグルーブの蛇行によ
り記録する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ランドに割り当てたセクタの位置情報をグルーブの
蛇行により記録してもよい。
【0046】さらに上述の実施の形態においては、グル
ーブ自体を蛇行させて位置情報を記録する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、グルーブの片側側面
を蛇行させて位置情報を記録してもよい。このようにす
ればグルーブの両側面にそれぞれ異なる位置情報を記録
できることにより、ランド及びグルーブに割り当てたセ
クタについて、それぞれ位置情報を記録することができ
る。
ーブ自体を蛇行させて位置情報を記録する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、グルーブの片側側面
を蛇行させて位置情報を記録してもよい。このようにす
ればグルーブの両側面にそれぞれ異なる位置情報を記録
できることにより、ランド及びグルーブに割り当てたセ
クタについて、それぞれ位置情報を記録することができ
る。
【0047】また上述の実施の形態においては、グルー
ブのみにより位置情報を記録する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じて併せてピット
により位置情報を記録してもよい。
ブのみにより位置情報を記録する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じて併せてピット
により位置情報を記録してもよい。
【0048】さらに上述の実施の形態においては、メイ
ンビームによりトラッキング制御する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、メインビームとサイドビ
ームとを使用するいわゆる3スポット法によりトラッキ
ング制御する場合にも広く適用することができる。
ンビームによりトラッキング制御する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、メインビームとサイドビ
ームとを使用するいわゆる3スポット法によりトラッキ
ング制御する場合にも広く適用することができる。
【0049】また上述の実施の形態においては、1本の
トラックをらせん状に形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、図6に示すように、同心円状に
トラックを形成する場合、さらには図7に示すように1
対のトラックをらせん状に形成する場合等に広く適用す
ることができる。
トラックをらせん状に形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、図6に示すように、同心円状に
トラックを形成する場合、さらには図7に示すように1
対のトラックをらせん状に形成する場合等に広く適用す
ることができる。
【0050】なおこれらの場合において、同心円状にト
ラックを形成する場合は、各トラックを偶数の領域に分
割し、これら各領域をランド及びグルーブに交互に割り
当てる必要がある。また1対のトラック又は偶数本のト
ラックを対にしてらせん状にトラックを形成する場合
は、光ディスクを1周すると、偶数トラック分だけ半径
方向に変位するように各トラックを形成すると共に、光
ディスクの1周を放射状に偶数の領域に分割し、これら
各領域をランド及びグルーブに交互に割り当てる必要が
ある。さらに奇数本のトラックを対にしてらせん状にト
ラックを形成する場合は、光ディスクを1周すると、対
応する奇数トラック分だけ半径方向に変位するようにら
せん状にトラックを形成し、光ディスクの1周を放射状
に奇数の領域に分割し、これら各領域をランド及びグル
ーブに交互に割り当てる必要がある。
ラックを形成する場合は、各トラックを偶数の領域に分
割し、これら各領域をランド及びグルーブに交互に割り
当てる必要がある。また1対のトラック又は偶数本のト
ラックを対にしてらせん状にトラックを形成する場合
は、光ディスクを1周すると、偶数トラック分だけ半径
方向に変位するように各トラックを形成すると共に、光
ディスクの1周を放射状に偶数の領域に分割し、これら
各領域をランド及びグルーブに交互に割り当てる必要が
ある。さらに奇数本のトラックを対にしてらせん状にト
ラックを形成する場合は、光ディスクを1周すると、対
応する奇数トラック分だけ半径方向に変位するようにら
せん状にトラックを形成し、光ディスクの1周を放射状
に奇数の領域に分割し、これら各領域をランド及びグル
ーブに交互に割り当てる必要がある。
【0051】さらに上述の実施の形態においては、本発
明を相変化型の光ディスクとその光ディスク装置に適用
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光
磁気ディスクと光磁気ディスク装置等、種々の光ディス
ク及び光ディスク装置に広く適用することができる。
明を相変化型の光ディスクとその光ディスク装置に適用
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光
磁気ディスクと光磁気ディスク装置等、種々の光ディス
ク及び光ディスク装置に広く適用することができる。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ランド及
びグルーブを交互に繰り返してトラックを形成し、この
グルーブの蛇行により少なくともランド又はグルーブの
位置情報を記録することにより、1本のレーザービーム
によりフォトレジストを露光して簡易に光ディスクを作
成することができる。
びグルーブを交互に繰り返してトラックを形成し、この
グルーブの蛇行により少なくともランド又はグルーブの
位置情報を記録することにより、1本のレーザービーム
によりフォトレジストを露光して簡易に光ディスクを作
成することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスクを示す平
面図である。
面図である。
【図2】図1の光ディスクの作成に使用される光ディス
ク装置を示すブロック図である。
ク装置を示すブロック図である。
【図3】図1の光ディスクの詳細構成を示す略線図であ
る。
る。
【図4】図1の光ディスクに適用される光ディスク装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図5】図4の光ディスク装置の光ピックアップ及び周
辺回路を示すブロック図である。
辺回路を示すブロック図である。
【図6】トラックを同心円状に形成した他の実施の形態
に係る光ディスクを示す平面図である。
に係る光ディスクを示す平面図である。
【図7】トラックを対に形成した他の実施の形態に係る
光ディスクを示す平面図である。
光ディスクを示す平面図である。
【図8】従来の光ディスクを示す平面図である。
1、20……光ディスク装置、4……ガラス原盤、12
……PLL回路、13……タイミングジェネレータ、1
4、25……システム制御回路、15……ウォウブル信
号生成回路、21……光ディスク、24……クロック生
成回路、32……演算回路、42……周波数復調回路、
43……アドレス検出回路
……PLL回路、13……タイミングジェネレータ、1
4、25……システム制御回路、15……ウォウブル信
号生成回路、21……光ディスク、24……クロック生
成回路、32……演算回路、42……周波数復調回路、
43……アドレス検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】 トラックに沿って所望のデータを記録す
るようになされた光ディスクにおいて、 一周あたり所定回数ランド及びグルーブを交互に繰り返
して前記トラックを形成し、 前記グルーブの蛇行により、少なくとも前記ランド又は
グルーブの位置情報を記録したことを特徴とする光ディ
スク。 - 【請求項2】 前記トラックは、同心円状に形成され、 各トラックを偶数の領域に分割して形成される各領域
を、前記ランド及びグルーブに交互に割り当てたことを
特徴とする請求項1に記載の光ディスク。 - 【請求項3】 前記トラックは、前記光ディスクを1周
すると、奇数トラック分だけ半径方向に変位するように
らせん状に形成され、 各光ディスクの1周を放射状に奇数の領域に分割して形
成される各領域を、前記ランド及びグルーブに交互に割
り当てたことを特徴とする請求項1に記載の光ディス
ク。 - 【請求項4】 前記トラックは、前記光ディスクを1周
すると、偶数トラック分だけ半径方向に変位するように
らせん状に形成され、 各光ディスクの1周を放射状に偶数の領域に分割して形
成される各領域を、前記ランド及びグルーブに交互に割
り当てたことを特徴とする請求項1に記載の光ディス
ク。 - 【請求項5】 ランド及びグルーブを交互に繰り返して
トラックが形成された光ディスクをアクセスする光ディ
スク装置であって、 前記グルーブの蛇行より検出される前記ランド又はグル
ーブの位置情報より、隣接するランド又はグルーブの位
置情報を検出することを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19560796A JPH1021554A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 光ディスク及び光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19560796A JPH1021554A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 光ディスク及び光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1021554A true JPH1021554A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16343978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19560796A Pending JPH1021554A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 光ディスク及び光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1021554A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100318201B1 (ko) * | 1999-08-19 | 2001-12-22 | 구자홍 | 광기록매체의 제조방법 및 이를 이용한 노광장치 |
US6744718B1 (en) | 1999-11-03 | 2004-06-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Physical identification data addressing method using wobble signal, wobble address encoding circuit, method and circuit for detecting wobble address, and recording medium therefor |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP19560796A patent/JPH1021554A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100318201B1 (ko) * | 1999-08-19 | 2001-12-22 | 구자홍 | 광기록매체의 제조방법 및 이를 이용한 노광장치 |
US6667951B1 (en) | 1999-08-19 | 2003-12-23 | Lg Electronics Inc. | Pre-formatting for optical recording medium having same-phase wobbling area and different-phase wobbling area |
US6744718B1 (en) | 1999-11-03 | 2004-06-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Physical identification data addressing method using wobble signal, wobble address encoding circuit, method and circuit for detecting wobble address, and recording medium therefor |
US7092329B2 (en) | 1999-11-03 | 2006-08-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Physical identification data addressing method using wobble signal, wobble address encoding circuit, method and circuit for detecting wobble address, and recording medium therefor |
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