JPH10209756A - ソース結合cmos発振器 - Google Patents
ソース結合cmos発振器Info
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- JPH10209756A JPH10209756A JP9345426A JP34542697A JPH10209756A JP H10209756 A JPH10209756 A JP H10209756A JP 9345426 A JP9345426 A JP 9345426A JP 34542697 A JP34542697 A JP 34542697A JP H10209756 A JPH10209756 A JP H10209756A
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- Japan
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- transistor
- differential
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- oscillator
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B5/00—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
- H03B5/30—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
- H03B5/32—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
- H03B5/36—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device
- H03B5/364—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device the amplifier comprising field effect transistors
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/01—Details
- H03K3/014—Modifications of generator to ensure starting of oscillations
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/353—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
- H03K3/354—Astable circuits
- H03K3/3545—Stabilisation of output, e.g. using crystal
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電流が少なく、多くのアプリケーション
に対して設計変更を必要としない集積回路発振器を提供
する。 【解決手段】 共振器素子196を通してソースが結合
された2つの差動入力トランジスタ150,152を含
むCMOS発振器で構成する。2つの差動入力トランジ
スタ150,152で比較器回路を構成し、その出力と
して能動負荷166,178を接続し、能動負荷16
6,178に出力の方形波形成形機能を持たせる。出力
信号を比較器回路の非反転入力にフィードバックし、発
振器が共振器素子196の共振周波数で安定して発振す
るような不安定状態を構築する。
に対して設計変更を必要としない集積回路発振器を提供
する。 【解決手段】 共振器素子196を通してソースが結合
された2つの差動入力トランジスタ150,152を含
むCMOS発振器で構成する。2つの差動入力トランジ
スタ150,152で比較器回路を構成し、その出力と
して能動負荷166,178を接続し、能動負荷16
6,178に出力の方形波形成形機能を持たせる。出力
信号を比較器回路の非反転入力にフィードバックし、発
振器が共振器素子196の共振周波数で安定して発振す
るような不安定状態を構築する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、発振
器回路に関し、更に詳細には、CMOS発振器に関す
る。
器回路に関し、更に詳細には、CMOS発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】集積
回路用のマイクロ制御装置(マイクロコントローラ)を
設計する際に、発振器は、通常、同一チップ上のマイク
ロ制御装置設計の中に統合されて、スペース,寸法およ
び電流消費が非常に重要なパラメータである多くのアプ
リケーションを調和させるようにしている。これらの統
合された発振器は、メガヘルツの範囲で動作する際に、
最も一般的には一対のCMOSインバータを使用する。
1つのインバータは発振器利得素子として使用され、他
のものはバッファとして使用される。この型式の発振器
はいくつかの欠点を有し、インバータはいつも線形領域
で動作するので、ほとんどの発振周期の間多くの電流を
消費する。この様な回路の電流消費はトランジスタの強
さ(strength)に比例し、これは製品,温度および供給
電圧に依存し、その倍率係数はおよそ10から1の範囲
である。更に、これらの発振器は電源供給線から接地電
位線との間で(レールからレールへ)動作しようとしが
ちなので、それの周波数スペクトル出力はかなり”リッ
チ”なものとなる。
回路用のマイクロ制御装置(マイクロコントローラ)を
設計する際に、発振器は、通常、同一チップ上のマイク
ロ制御装置設計の中に統合されて、スペース,寸法およ
び電流消費が非常に重要なパラメータである多くのアプ
リケーションを調和させるようにしている。これらの統
合された発振器は、メガヘルツの範囲で動作する際に、
最も一般的には一対のCMOSインバータを使用する。
1つのインバータは発振器利得素子として使用され、他
のものはバッファとして使用される。この型式の発振器
はいくつかの欠点を有し、インバータはいつも線形領域
で動作するので、ほとんどの発振周期の間多くの電流を
消費する。この様な回路の電流消費はトランジスタの強
さ(strength)に比例し、これは製品,温度および供給
電圧に依存し、その倍率係数はおよそ10から1の範囲
である。更に、これらの発振器は電源供給線から接地電
位線との間で(レールからレールへ)動作しようとしが
ちなので、それの周波数スペクトル出力はかなり”リッ
チ”なものとなる。
【0003】上記の高電流消費に関する問題の1つの解
決策は、電流源負荷を具備したNMOS共通ソース増幅
器を使用することである。この回路はしばしばピアス発
振器と呼ばれ、比較的低い一定の電力で高利得を出力す
る。この型式の発振器用の出力バッファは比較器回路で
あって、1つの入力を増幅器の入力に、他の入力を増幅
器の出力に結合したものである。これにより発振器内の
増幅を小さい状態に留め、比較器の出力は外部回路を線
形領域の範囲外に保持しながら高速に切り換えることが
できる。全ての結晶共振周波数に対して回路を最適化す
るために必要なのは、ゲート−ソース間キャパシタおよ
びドレイン−ソース間キャパシタの値を調整することだ
けである。
決策は、電流源負荷を具備したNMOS共通ソース増幅
器を使用することである。この回路はしばしばピアス発
振器と呼ばれ、比較的低い一定の電力で高利得を出力す
る。この型式の発振器用の出力バッファは比較器回路で
あって、1つの入力を増幅器の入力に、他の入力を増幅
器の出力に結合したものである。これにより発振器内の
増幅を小さい状態に留め、比較器の出力は外部回路を線
形領域の範囲外に保持しながら高速に切り換えることが
できる。全ての結晶共振周波数に対して回路を最適化す
るために必要なのは、ゲート−ソース間キャパシタおよ
びドレイン−ソース間キャパシタの値を調整することだ
けである。
【0004】外部共振器が発振器に関連する唯一の外部
装置であって、この回路が広いクロック周波数範囲およ
び多くの共振器型式で実行される必要がある場合は、常
に問題が生じる可能性がある。ほとんどの集積回路アプ
リケーション中で、発振器回路は、発振器の周波数を外
部水晶で設定して、比較的狭い周波数範囲で動作するよ
うに最適化されている。しかしながら、顧客が新たな版
の回路、または異なるクロック周波数を必要とする場合
は、通常、発振器回路を再設計する必要が生じる。その
様な発振器回路は急激な変化を必要とし、これはしばし
ば結果としてより長い製品再設計期間,広範囲に渡るシ
ミュレーションおよび最適化,新たな試験技術,および
大きな寸法のダイが必要となる。
装置であって、この回路が広いクロック周波数範囲およ
び多くの共振器型式で実行される必要がある場合は、常
に問題が生じる可能性がある。ほとんどの集積回路アプ
リケーション中で、発振器回路は、発振器の周波数を外
部水晶で設定して、比較的狭い周波数範囲で動作するよ
うに最適化されている。しかしながら、顧客が新たな版
の回路、または異なるクロック周波数を必要とする場合
は、通常、発振器回路を再設計する必要が生じる。その
様な発振器回路は急激な変化を必要とし、これはしばし
ば結果としてより長い製品再設計期間,広範囲に渡るシ
ミュレーションおよび最適化,新たな試験技術,および
大きな寸法のダイが必要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】ここに開示されかつ特許
請求がなされている本発明は集積回路発振器を含む。こ
の発振器は第1の差動レグを含み、これは第1の電流源
と能動負荷との間に接続されたソース/ドレイン経路を
具備した第1の差動トランジスタを有する。第2の差動
レグもまた具備されており、これは第2の電流源と能動
負荷との間に接続されたソース/ドレイン経路を有す
る。第1および第2の差動レグは組み合わされて、第1
および第2の差動トランジスタのソース間に配置された
共振器素子を備えた差動比較器を形成する。この共振器
素子は、第1および第2の差動レグの差動利得がその共
振器素子の共振周波数で最適となるように動作する。バ
イアス回路が用意されていて、第1および第2の差動ト
ランジスタのゲートに予め定められた電圧レベルにバイ
アスをかける。第2の差動トランジスタのドレインは発
振器の出力となり、出力トランジスタのゲートを駆動す
る。出力トランジスタのソース/ドレイン経路が出力ノ
ードと接地電位との間に配置されている。フィードバッ
ク要素が出力ノードと第2の差動トランジスタのゲート
との間に接続されていて、ここに正帰還(ポジティブフ
ィードバック)を構成している。
請求がなされている本発明は集積回路発振器を含む。こ
の発振器は第1の差動レグを含み、これは第1の電流源
と能動負荷との間に接続されたソース/ドレイン経路を
具備した第1の差動トランジスタを有する。第2の差動
レグもまた具備されており、これは第2の電流源と能動
負荷との間に接続されたソース/ドレイン経路を有す
る。第1および第2の差動レグは組み合わされて、第1
および第2の差動トランジスタのソース間に配置された
共振器素子を備えた差動比較器を形成する。この共振器
素子は、第1および第2の差動レグの差動利得がその共
振器素子の共振周波数で最適となるように動作する。バ
イアス回路が用意されていて、第1および第2の差動ト
ランジスタのゲートに予め定められた電圧レベルにバイ
アスをかける。第2の差動トランジスタのドレインは発
振器の出力となり、出力トランジスタのゲートを駆動す
る。出力トランジスタのソース/ドレイン経路が出力ノ
ードと接地電位との間に配置されている。フィードバッ
ク要素が出力ノードと第2の差動トランジスタのゲート
との間に接続されていて、ここに正帰還(ポジティブフ
ィードバック)を構成している。
【0006】本発明およびその特長を更に完全に理解す
るために、添付図を参照して以下の説明を参照する。
るために、添付図を参照して以下の説明を参照する。
【0007】図1を参照すると、従来技術のインバータ
発振器の回路図が示されている。従来のCMOSインバ
ータがPチャンネルトランジスタ10とNチャンネルト
ランジスタ12とで形成されており、それらは互いに結
合されたドレインを有し、トランジスタ10のソースは
Vcc電源供給線14に接続され、トランジスタ12の
ソースは接地電位線16に接続されている。トランジス
タ10,12のゲートは共に共通ノード18に接続され
ている。抵抗器20がノード18とノード22との間に
接続され、ノード22はトランジスタ10,12のドレ
インに接続されている。抵抗器24がノード22とノー
ド26との間に接続されており、ノード26はキャパシ
タ28の一方の側とまた共振器素子30の一方の側とに
接続されている。キャパシタ28の反対側はノード16
に接続され、共振器素子30の反対側はノード18に接
続されている。キャパシタ32がノード18と接地電位
線16との間に接続されている。ノード22は、2つの
CMOSトランジスタと、CMOSインバータとして構
成されたPチャンネルトランジスタ34およびNチャン
ネルトランジスタ36のゲートとに接続されている。ト
ランジスタ34,36のドレインは出力ノード38に接
続され、トランジスタ34のソースは電源供給線14に
接続され、トランジスタ36のソースは接地電位線16
に接続されている。これは従来のインバータ発振器であ
って、ここで、トランジスタ10,12は利得素子とし
て機能し、その出力が共振器素子30の入力に接続さ
れ、共振器素子のもう一方の側が入力に接続されて、共
振器素子30がインバータの出力と入力との間に接続さ
れるようになっている。トランジスタ34,36はバッ
ファされた反転出力を提供する。
発振器の回路図が示されている。従来のCMOSインバ
ータがPチャンネルトランジスタ10とNチャンネルト
ランジスタ12とで形成されており、それらは互いに結
合されたドレインを有し、トランジスタ10のソースは
Vcc電源供給線14に接続され、トランジスタ12の
ソースは接地電位線16に接続されている。トランジス
タ10,12のゲートは共に共通ノード18に接続され
ている。抵抗器20がノード18とノード22との間に
接続され、ノード22はトランジスタ10,12のドレ
インに接続されている。抵抗器24がノード22とノー
ド26との間に接続されており、ノード26はキャパシ
タ28の一方の側とまた共振器素子30の一方の側とに
接続されている。キャパシタ28の反対側はノード16
に接続され、共振器素子30の反対側はノード18に接
続されている。キャパシタ32がノード18と接地電位
線16との間に接続されている。ノード22は、2つの
CMOSトランジスタと、CMOSインバータとして構
成されたPチャンネルトランジスタ34およびNチャン
ネルトランジスタ36のゲートとに接続されている。ト
ランジスタ34,36のドレインは出力ノード38に接
続され、トランジスタ34のソースは電源供給線14に
接続され、トランジスタ36のソースは接地電位線16
に接続されている。これは従来のインバータ発振器であ
って、ここで、トランジスタ10,12は利得素子とし
て機能し、その出力が共振器素子30の入力に接続さ
れ、共振器素子のもう一方の側が入力に接続されて、共
振器素子30がインバータの出力と入力との間に接続さ
れるようになっている。トランジスタ34,36はバッ
ファされた反転出力を提供する。
【0008】次に、図2を参照すると、比較器出力を具
備した従来のピアス発振器の構成が示されている。発振
器素子はNMOSトランジスタ40で構成され、トラン
ジスタ40は接地電位ノード42に接続されたソースを
有し、そのドレインは共通ドレインノード44に接続さ
れ、そのゲートはノード46に接続されている。水晶4
8がノード46とノード44との間に接続されており、
これは2つのパッド(図示せず)を必要とする外部素子
である。1メガオーム抵抗器50が水晶48と並列接続
されている。10pFのキャパシタ52がノード46と
接地電位ノード42との間であるトランジスタ40のゲ
ート/ソース間に接続されている。10pFのキャパシ
タ54がノード44と接地電位ノード42との間に接続
されている。
備した従来のピアス発振器の構成が示されている。発振
器素子はNMOSトランジスタ40で構成され、トラン
ジスタ40は接地電位ノード42に接続されたソースを
有し、そのドレインは共通ドレインノード44に接続さ
れ、そのゲートはノード46に接続されている。水晶4
8がノード46とノード44との間に接続されており、
これは2つのパッド(図示せず)を必要とする外部素子
である。1メガオーム抵抗器50が水晶48と並列接続
されている。10pFのキャパシタ52がノード46と
接地電位ノード42との間であるトランジスタ40のゲ
ート/ソース間に接続されている。10pFのキャパシ
タ54がノード44と接地電位ノード42との間に接続
されている。
【0009】トランジスタ40用のバイアスがPチャン
ネルトランジスタ56から与えられており、トランジス
タ56は、電源供給線58に接続されたソースと、共通
ドレインノード44に接続されたドレインとを有し、ト
ランジスタ56のゲートはノード60に接続されてい
る。トランジスタ56用のバイアスはバイアス回路から
供給され、バイアス回路はダイオード接続されたPチャ
ンネルトランジスタ62で構成され、トランジスタ62
のソースは電源供給線58に接続され、ドレインおよび
ゲートはノード60と抵抗器64の一方の側に接続され
ている。抵抗器64の反対側は接地電位線42に接続さ
れている。トランジスタ62を流れる電流は、トランジ
スタ40のバイアスをセットするようにトランジスタ6
6に反映される。トランジスタ40から供給される発振
信号は微小正弦波発振信号であり、発振器は、事実上、
共通ドレイン発振器である。
ネルトランジスタ56から与えられており、トランジス
タ56は、電源供給線58に接続されたソースと、共通
ドレインノード44に接続されたドレインとを有し、ト
ランジスタ56のゲートはノード60に接続されてい
る。トランジスタ56用のバイアスはバイアス回路から
供給され、バイアス回路はダイオード接続されたPチャ
ンネルトランジスタ62で構成され、トランジスタ62
のソースは電源供給線58に接続され、ドレインおよび
ゲートはノード60と抵抗器64の一方の側に接続され
ている。抵抗器64の反対側は接地電位線42に接続さ
れている。トランジスタ62を流れる電流は、トランジ
スタ40のバイアスをセットするようにトランジスタ6
6に反映される。トランジスタ40から供給される発振
信号は微小正弦波発振信号であり、発振器は、事実上、
共通ドレイン発振器である。
【0010】共通ドレインノード44が2つの差動トラ
ンジスタ66,68の内の1つの入力に接続されてお
り、ノード44はトランジスタ66のゲートに接続され
ている。トランジスタ68のゲートはノード46に接続
されている。トランジスタ66,68のドレインは共に
ノード70に接続されており、ノード70は2つのPチ
ャンネルトランジスタ74,76のソース/ドレイン経
路を通って接続されており、各々のトランジスタはノー
ド70に接続されたドレインと電源供給線58に接続さ
れたソースとを有する。トランジスタ74,76のゲー
トはノード60に、トランジスタ62を通る電流がトラ
ンジスタ74,76に反映されるように接続されてい
る。トランジスタ66のドレインはノード78とNチャ
ンネルトランジスタ80のドレインとに接続されてお
り、トランジスタ80のソースは接地電位線42に接続
され、そのゲートはゲートノード82に接続されてい
る。同様に、トランジスタ68のドレインはノード82
に接続され、ノード82はNチャンネルトランジスタ8
4のゲートおよびドレインに接続され、そのソースは接
地電位線42に接続されている。トランジスタ80,8
4はトランジスタ66,68の能動負荷を構成し、トラ
ンジスタ66,68は比較器として構成されている。ノ
ード44の電圧がそのソースの閾値以下に落ちると、ト
ランジスタ66は常に導通となり、能動負荷80,84
と共にノード78上の電圧に対して”スクエアリング”
機能を提供する。このノード78は、続いて、出力ドラ
イバトランジスタ86を駆動し、これはNチャンネルト
ランジスタであって、ノード78に接続されたゲート
と、接地電位線42に接続されたソースと、出力ノード
88に接続されたドレインとを有する。電流は出力ドラ
イバ86にPチャンネルトランジスタ90を通って供給
され、トランジスタ90は電源供給線58に接続された
ソースを有し、そのドレインは出力ノード88に接続さ
れ、そのゲートはノード60に接続されていて、トラン
ジスタ62を通る電流がトランジスタ90を反映できる
ようにしている。ピアス発振器回路の欠点は、トランジ
スタ40を通る電流が比較的高くなければならず、4メ
ガヘルツ発振器に対して100マイクロアンペアのオー
ダーとなる点である。
ンジスタ66,68の内の1つの入力に接続されてお
り、ノード44はトランジスタ66のゲートに接続され
ている。トランジスタ68のゲートはノード46に接続
されている。トランジスタ66,68のドレインは共に
ノード70に接続されており、ノード70は2つのPチ
ャンネルトランジスタ74,76のソース/ドレイン経
路を通って接続されており、各々のトランジスタはノー
ド70に接続されたドレインと電源供給線58に接続さ
れたソースとを有する。トランジスタ74,76のゲー
トはノード60に、トランジスタ62を通る電流がトラ
ンジスタ74,76に反映されるように接続されてい
る。トランジスタ66のドレインはノード78とNチャ
ンネルトランジスタ80のドレインとに接続されてお
り、トランジスタ80のソースは接地電位線42に接続
され、そのゲートはゲートノード82に接続されてい
る。同様に、トランジスタ68のドレインはノード82
に接続され、ノード82はNチャンネルトランジスタ8
4のゲートおよびドレインに接続され、そのソースは接
地電位線42に接続されている。トランジスタ80,8
4はトランジスタ66,68の能動負荷を構成し、トラ
ンジスタ66,68は比較器として構成されている。ノ
ード44の電圧がそのソースの閾値以下に落ちると、ト
ランジスタ66は常に導通となり、能動負荷80,84
と共にノード78上の電圧に対して”スクエアリング”
機能を提供する。このノード78は、続いて、出力ドラ
イバトランジスタ86を駆動し、これはNチャンネルト
ランジスタであって、ノード78に接続されたゲート
と、接地電位線42に接続されたソースと、出力ノード
88に接続されたドレインとを有する。電流は出力ドラ
イバ86にPチャンネルトランジスタ90を通って供給
され、トランジスタ90は電源供給線58に接続された
ソースを有し、そのドレインは出力ノード88に接続さ
れ、そのゲートはノード60に接続されていて、トラン
ジスタ62を通る電流がトランジスタ90を反映できる
ようにしている。ピアス発振器回路の欠点は、トランジ
スタ40を通る電流が比較的高くなければならず、4メ
ガヘルツ発振器に対して100マイクロアンペアのオー
ダーとなる点である。
【0011】次に、図3を参照すると、バトラ発振器の
回路図が示されており、これはエミッタ結合構造を有す
るバイポーラ発振器である。この構造は,ベンジャミン
・パルツェン(Benjamin Parzen)”,水晶およびその他
の調波発振器の設計”,ジョンウィリーアンドサンズ(J
ohn Wiley & Sons),1983年、並びにジェイ.グロ
スランバート(J.Groslambert),ジー.マリアネアウ
(G.Marianneau),エム.オリバー(M.Oliver)および
ジェイ.ユーバースフェルト(J.Ubersfeld)”,改善さ
れた短期周波数安定性を示す水晶発振器の設計並びに性
能”,周波数制御に関する第28回年次シンポジウム論
文集,米国陸軍電子機器軍,フォートママス,ニュージ
ャージー,ページ181〜183,1974年に記述さ
れている。このバトラー発振器は2つのNPNバイポー
ラトランジスタ100,102を含む。トランジスタ1
00はノード104に接続されたエミッタを有し、ノー
ド104は抵抗器106の一方の側に接続され、抵抗器
106の反対側は接地電位に接続され、また、ノード1
04は水晶共振器素子108の一方の側に接続されてい
る。同様に、トランジスタ102はノード110に接続
されたエミッタを有し、ノード110は抵抗器112の
一方の側に接続され、抵抗器112の反対側は接地電位
に接続されていて、また、ノード100は共振器108
の反対側に接続されている。トランジスタ100のゲー
トはノード114に接続され、ノード114は抵抗器1
16の一方の側に接続され、抵抗器116の反対側は接
地電位に接続されている。ノード114はまたキャパシ
タ118の一方の側に接続され、その反対側は接地電位
に接続されている。ノード114はまた抵抗器120の
一方の側に接続され、抵抗器120の反対側は電源供給
線122に接続されている。トランジスタ100のコレ
クタは負荷124の一方の側に接続されており、負荷1
24の反対側は電源供給線122に接続されている。ト
ランジスタ102はノード126に接続されたベースを
有し、ノード126は抵抗器128の一方の側に接続さ
れ、抵抗器128の反対側は接地電位に接続されてい
る。ノード126はまた抵抗器130の一方の側に接続
されており、抵抗器130の反対側は電源供給線122
に接続されている。更に、ノード126はフィードバッ
クキャパシタ132の一方の側に接続され、キャパシタ
132の反対側は負荷124の電源供給側に接続されて
おり、キャパシタ132はCFBと名称を付けられてい
る。トランジスタ102のコレクタは負荷136の一方
の側に接続され、負荷136の反対側は電源供給線12
2に接続されている。トランジスタ102のコレクタは
代替出力ノード138を構成し、トランジスタ102の
エミッタは出力ノード140を構成する。
回路図が示されており、これはエミッタ結合構造を有す
るバイポーラ発振器である。この構造は,ベンジャミン
・パルツェン(Benjamin Parzen)”,水晶およびその他
の調波発振器の設計”,ジョンウィリーアンドサンズ(J
ohn Wiley & Sons),1983年、並びにジェイ.グロ
スランバート(J.Groslambert),ジー.マリアネアウ
(G.Marianneau),エム.オリバー(M.Oliver)および
ジェイ.ユーバースフェルト(J.Ubersfeld)”,改善さ
れた短期周波数安定性を示す水晶発振器の設計並びに性
能”,周波数制御に関する第28回年次シンポジウム論
文集,米国陸軍電子機器軍,フォートママス,ニュージ
ャージー,ページ181〜183,1974年に記述さ
れている。このバトラー発振器は2つのNPNバイポー
ラトランジスタ100,102を含む。トランジスタ1
00はノード104に接続されたエミッタを有し、ノー
ド104は抵抗器106の一方の側に接続され、抵抗器
106の反対側は接地電位に接続され、また、ノード1
04は水晶共振器素子108の一方の側に接続されてい
る。同様に、トランジスタ102はノード110に接続
されたエミッタを有し、ノード110は抵抗器112の
一方の側に接続され、抵抗器112の反対側は接地電位
に接続されていて、また、ノード100は共振器108
の反対側に接続されている。トランジスタ100のゲー
トはノード114に接続され、ノード114は抵抗器1
16の一方の側に接続され、抵抗器116の反対側は接
地電位に接続されている。ノード114はまたキャパシ
タ118の一方の側に接続され、その反対側は接地電位
に接続されている。ノード114はまた抵抗器120の
一方の側に接続され、抵抗器120の反対側は電源供給
線122に接続されている。トランジスタ100のコレ
クタは負荷124の一方の側に接続されており、負荷1
24の反対側は電源供給線122に接続されている。ト
ランジスタ102はノード126に接続されたベースを
有し、ノード126は抵抗器128の一方の側に接続さ
れ、抵抗器128の反対側は接地電位に接続されてい
る。ノード126はまた抵抗器130の一方の側に接続
されており、抵抗器130の反対側は電源供給線122
に接続されている。更に、ノード126はフィードバッ
クキャパシタ132の一方の側に接続され、キャパシタ
132の反対側は負荷124の電源供給側に接続されて
おり、キャパシタ132はCFBと名称を付けられてい
る。トランジスタ102のコレクタは負荷136の一方
の側に接続され、負荷136の反対側は電源供給線12
2に接続されている。トランジスタ102のコレクタは
代替出力ノード138を構成し、トランジスタ102の
エミッタは出力ノード140を構成する。
【0012】次に、図4を参照すると、本発明の実施例
の回路図が示されている。この実施例では、比較器構造
が使用されており、本質的に、その出力が利得に作用す
る内部共振素子を具備した非反転入力にフィードバック
されて、共振器素子の共振周波数でのみその利得が最高
(ピーク)となるようにしている。発振器の入力または
利得素子は2つの差動CMOSトランジスタ150,1
52で構成されている。トランジスタ150は、ノード
154に接続されたソースと、ノード156に接続され
たドレインと、ノード158に接続されたゲートとを有
する。ノード154はPチャンネルトランジスタ160
のドレインに接続され、トランジスタ160のソースは
電源供給線162に接続され、そのゲートはノード16
4に接続されており、トランジスタ160はトランジス
タ150へのバイアス電流を設定する。トランジスタ1
50用の能動負荷がNチャンネルトランジスタ166で
構成され、トランジスタ166のドレインはノード15
6に接続され、そのソースは接地電位線168に接続さ
れ、そのゲートはノード170に接続されている。
の回路図が示されている。この実施例では、比較器構造
が使用されており、本質的に、その出力が利得に作用す
る内部共振素子を具備した非反転入力にフィードバック
されて、共振器素子の共振周波数でのみその利得が最高
(ピーク)となるようにしている。発振器の入力または
利得素子は2つの差動CMOSトランジスタ150,1
52で構成されている。トランジスタ150は、ノード
154に接続されたソースと、ノード156に接続され
たドレインと、ノード158に接続されたゲートとを有
する。ノード154はPチャンネルトランジスタ160
のドレインに接続され、トランジスタ160のソースは
電源供給線162に接続され、そのゲートはノード16
4に接続されており、トランジスタ160はトランジス
タ150へのバイアス電流を設定する。トランジスタ1
50用の能動負荷がNチャンネルトランジスタ166で
構成され、トランジスタ166のドレインはノード15
6に接続され、そのソースは接地電位線168に接続さ
れ、そのゲートはノード170に接続されている。
【0013】トランジスタ152がトランジスタ150
と同様に接続されており、そのソースはノード172に
接続され、そのドレインはノード170に接続され、そ
のゲートはノード174に接続されている。ノード17
2はPチャンネルトランジスタ176に接続されてお
り、トランジスタ176のドレインはノード172に接
続され、そのソースは電源供給線162に接続され、そ
のゲートはノード164に接続されており、トランジス
タ176はトランジスタ152の電流源を構成してい
る。能動負荷がNMOSトランジスタ178で構成され
ており、トランジスタ178のドレインおよびゲートは
ノード170に接続されており、そのソースは接地電位
供給線168に接続されている。
と同様に接続されており、そのソースはノード172に
接続され、そのドレインはノード170に接続され、そ
のゲートはノード174に接続されている。ノード17
2はPチャンネルトランジスタ176に接続されてお
り、トランジスタ176のドレインはノード172に接
続され、そのソースは電源供給線162に接続され、そ
のゲートはノード164に接続されており、トランジス
タ176はトランジスタ152の電流源を構成してい
る。能動負荷がNMOSトランジスタ178で構成され
ており、トランジスタ178のドレインおよびゲートは
ノード170に接続されており、そのソースは接地電位
供給線168に接続されている。
【0014】トランジスタ150のゲート用のバイアス
電圧は、直列接続された3つのダイオード接続Pチャン
ネルトランジスタ180,182,184によって供給
される。トランジスタ180は、電源供給線に接続され
たソースと、トランジスタ182のソースに接続された
ドレインおよびゲートとを有する。トランジスタ182
は、ノード158およびトランジスタ184に接続され
たゲートおよびドレインを有し、トランジスタ184
は、ノード158に接続されたソースと、接地電位線1
68に接続されたゲートおよびドレインとを有する。実
際、トランジスタ180,182,184はノード15
8に電圧を設定する分圧器を構成しており、その電圧は
トランジスタ180,182,184の相対的な大きさ
で定められる。同様な方法で、トランジスタ152のゲ
ートの電圧は3つのダイオード接続されたPチャンネル
トランジスタ186,188,190で設定される。ト
ランジスタ186は、電源供給線162に接続されたソ
ースと、トランジスタ188のソースに接続されたゲー
トおよびドレインとを有する。トランジスタ188は、
ノード174に接続されたゲートおよびドレインを有
し、ノード174はトランジスタ190のソースに接続
されている。トランジスタ190は、接地電位供給線1
68に接続されたゲートおよびドレインを有する。トラ
ンジスタ150,152のゲートのバイアス電圧はトラ
ンジスタ180〜190の設計によってオフセットを与
えることができる。
電圧は、直列接続された3つのダイオード接続Pチャン
ネルトランジスタ180,182,184によって供給
される。トランジスタ180は、電源供給線に接続され
たソースと、トランジスタ182のソースに接続された
ドレインおよびゲートとを有する。トランジスタ182
は、ノード158およびトランジスタ184に接続され
たゲートおよびドレインを有し、トランジスタ184
は、ノード158に接続されたソースと、接地電位線1
68に接続されたゲートおよびドレインとを有する。実
際、トランジスタ180,182,184はノード15
8に電圧を設定する分圧器を構成しており、その電圧は
トランジスタ180,182,184の相対的な大きさ
で定められる。同様な方法で、トランジスタ152のゲ
ートの電圧は3つのダイオード接続されたPチャンネル
トランジスタ186,188,190で設定される。ト
ランジスタ186は、電源供給線162に接続されたソ
ースと、トランジスタ188のソースに接続されたゲー
トおよびドレインとを有する。トランジスタ188は、
ノード174に接続されたゲートおよびドレインを有
し、ノード174はトランジスタ190のソースに接続
されている。トランジスタ190は、接地電位供給線1
68に接続されたゲートおよびドレインを有する。トラ
ンジスタ150,152のゲートのバイアス電圧はトラ
ンジスタ180〜190の設計によってオフセットを与
えることができる。
【0015】トランジスタ160,176用のバイアス
はPチャンネルトランジスタ192で構成された電流源
から供給され、Pチャンネルトランジスタ192は、電
源供給線に接続されたソースと、ノード164に接続さ
れたゲートおよびドレインとを有する。抵抗器194が
ノード164と接地電位との間に接続されている。トラ
ンジスタ192を流れる電流がトランジスタ160,1
76に反映され、それらを流れるバイアス電流を提供す
る。
はPチャンネルトランジスタ192で構成された電流源
から供給され、Pチャンネルトランジスタ192は、電
源供給線に接続されたソースと、ノード164に接続さ
れたゲートおよびドレインとを有する。抵抗器194が
ノード164と接地電位との間に接続されている。トラ
ンジスタ192を流れる電流がトランジスタ160,1
76に反映され、それらを流れるバイアス電流を提供す
る。
【0016】トランジスタ150,152のソースは、
水晶共振器196を通して互いに結合されており、この
水晶共振器196の一方は外部パッド198を通してノ
ード154に結合され、その反対側は外部パッド200
を通してノード172に結合されている。この比較器構
造はノード156で画定された出力を有し、これはNチ
ャンネルドライバトランジスタ202のゲートを駆動す
るように使用される。トランジスタ202のソースは接
地電位に接続され、そのドレインは出力ノード204に
接続されている。出力ノード204はまた電流源Pチャ
ンネルトランジスタ206のドレインに接続されてお
り、トランジスタ206のソースは供給電源線162に
接続され、そのゲートはノード164に接続されてい
る。出力ノード204は、その一方の側が接続されてい
るフィードバックキャパシタ208を有し、キャパシタ
208の反対側はノード158(トランジスタ150の
ゲート)に接続されている。キャパシタ208は10p
Fの値を有し、発振器に関連するチップ上に形成され
る。このフィードバックキャパシタ208は出力回路の
フィードバックを非反転入力に供給する。ノード156
の信号は能動負荷166,178によって方形整形され
るが、これは、トランジスタ150の出力が比較的高速
の立上りおよび立下りエッジを提供するからである。フ
ィードバックキャパシタ208はトランジスタ150の
入力への正帰還構造を経由して不安定性を提供し、これ
は発振を開始させるのに十分である。その後、水晶また
は共振素子196がシステムを制御して、回路の利得が
水晶196の共振周波数で最大となるようにしている。
これは、回路が水晶196の共振周波数で強制的に発振
するようにさせる。従って、このフィードバックキャパ
シタ208は、この発振を開始しかつそれを維持するの
に必要な十分な不安定性および位相オフセットを提供す
る。先に図2に関連して説明したピアス発振器と比較し
て、発振器トランジスタ素子40用の電流はほぼ3分の
1の電流となる。
水晶共振器196を通して互いに結合されており、この
水晶共振器196の一方は外部パッド198を通してノ
ード154に結合され、その反対側は外部パッド200
を通してノード172に結合されている。この比較器構
造はノード156で画定された出力を有し、これはNチ
ャンネルドライバトランジスタ202のゲートを駆動す
るように使用される。トランジスタ202のソースは接
地電位に接続され、そのドレインは出力ノード204に
接続されている。出力ノード204はまた電流源Pチャ
ンネルトランジスタ206のドレインに接続されてお
り、トランジスタ206のソースは供給電源線162に
接続され、そのゲートはノード164に接続されてい
る。出力ノード204は、その一方の側が接続されてい
るフィードバックキャパシタ208を有し、キャパシタ
208の反対側はノード158(トランジスタ150の
ゲート)に接続されている。キャパシタ208は10p
Fの値を有し、発振器に関連するチップ上に形成され
る。このフィードバックキャパシタ208は出力回路の
フィードバックを非反転入力に供給する。ノード156
の信号は能動負荷166,178によって方形整形され
るが、これは、トランジスタ150の出力が比較的高速
の立上りおよび立下りエッジを提供するからである。フ
ィードバックキャパシタ208はトランジスタ150の
入力への正帰還構造を経由して不安定性を提供し、これ
は発振を開始させるのに十分である。その後、水晶また
は共振素子196がシステムを制御して、回路の利得が
水晶196の共振周波数で最大となるようにしている。
これは、回路が水晶196の共振周波数で強制的に発振
するようにさせる。従って、このフィードバックキャパ
シタ208は、この発振を開始しかつそれを維持するの
に必要な十分な不安定性および位相オフセットを提供す
る。先に図2に関連して説明したピアス発振器と比較し
て、発振器トランジスタ素子40用の電流はほぼ3分の
1の電流となる。
【0017】纏めると、そのソースが共振器素子に結合
された2つの差動入力トランジスタを有する比較器回路
を使用したCMOS発振器が提供されている。インバー
タのゲートまたは比較器回路の入力は、出力を方形整形
するように具備された能動負荷によって予め定められた
電圧にバイアスがかけられている。インバータドライバ
の出力は出力トランジスタを有し、これは出力トランジ
スタを差動比較器トランジスタの非反転入力にフィード
バックすることで外部回路への駆動機能を提供してい
る。
された2つの差動入力トランジスタを有する比較器回路
を使用したCMOS発振器が提供されている。インバー
タのゲートまたは比較器回路の入力は、出力を方形整形
するように具備された能動負荷によって予め定められた
電圧にバイアスがかけられている。インバータドライバ
の出力は出力トランジスタを有し、これは出力トランジ
スタを差動比較器トランジスタの非反転入力にフィード
バックすることで外部回路への駆動機能を提供してい
る。
【0018】実施例を説明してきたが、種々の変更,置
き換えおよび代替が添付の特許請求の範囲で定義された
本発明の精神並びに範囲から逸脱することなく行えるこ
とは理解されよう。
き換えおよび代替が添付の特許請求の範囲で定義された
本発明の精神並びに範囲から逸脱することなく行えるこ
とは理解されよう。
【0019】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) 集積回路発振器であって、第1の電流源と能動
負荷との間に接続されたソース/ドレイン経路を具備し
た第1の差動トランジスタを有する第1の差動レグと、
第2の電流源と前記能動負荷との間に接続されたソース
/ドレイン経路を具備した第2の差動トランジスタを有
する第2の差動レグと、共振周波数を有する共振器素子
であって、前記第1および第2の差動レグの差動利得が
前記共振器素子の共振周波数で最適化されるように、前
記第1および第2の差動トランジスタのソース間に接続
された、共振器素子と、前記第1および第2の差動トラ
ンジスタのゲートを予め定められた電圧レベルにバイア
スをかけるためのバイアス回路と、前記差動トランジス
タのドレイン上の前記能動負荷に出力ノードを駆動する
ように接続されたゲートを有する出力トランジスタと、
正帰還を構成して前記第1および第2の差動レグに不安
定性を作りだして発振モードを開始するように、前記出
力ノードと前記第2の差動トランジスタのゲートとの間
に接続されたフィードバック要素とを含む、集積回路発
振器。 (2) 前記共振器素子が水晶を含む、第1項記載の集
積回路発振器。 (3) 前記第2の電流源が基準電流源から反映され
る、第1項記載の集積回路発振器。 (4) 前記バイアス回路が前記第1および第2の差動
トランジスタのゲートを異なる電圧レベルにバイアスを
かけるように動作する、第1項記載の集積回路発振器。 (5) 前記出力トランジスタが直列に配置された出力
電流源に接続され、該出力電流源と前記第1および第2
の電流源とが共通基準電流源から反映された電流を有す
る、第1項記載の集積回路発振器。 (6) 前記フィードバック素子がキャパシタを含む、
第1項記載の集積回路発振器。 (7) 信号を発生させるための方法であって、第1の
電流源と能動負荷との間にソース/ドレイン経路を接続
する、第1の差動トランジスタを有する第1の差動レグ
を用意し、第2の電流源と前記能動負荷との間にソース
/ドレイン経路を接続する、第2の差動トランジスタを
有する第2の差動レグを用意し、共振周波数を有する共
振器素子を用意し、該共振器素子を前記第1および第2
の差動トランジスタのソース間に、前記第1および第2
の差動レグの差動利得が前記共振器素子の共振周波数で
最適化されるように接続し、前記第1および第2の差動
トランジスタのゲートを予め定められた電圧レベルにバ
イアスをかけ、出力トランジスタを用意し、出力ノード
を駆動するように前記差動トランジスタのドレイン上の
前記能動負荷に前記出力トランジスタのゲートを接続
し、フィードバック素子を用意し、正帰還を提供して前
記第1および第2の差動レグに不安定性を作りだして発
振モードを開始するように、該フィードバック素子を前
記出力ノードと前記第2の差動トランジスタのゲートと
の間に接続する、方法。 (8) CMOS発振器は、共振器素子196を通して
結合されたソースを有する2つの差動入力トランジスタ
150,152を含む。能動負荷166,178は、出
力トランジスタ202を駆動する出力の方形整形を行
う。差動入力トランジスタ150,152のゲートはバ
イアス回路によって予め定められた電圧にバイアスがか
けられ、比較器構造の非反転入力がフィードバックキャ
パシタ208を通して出力204に結合されている。こ
れによって、共振器回路196で制御される素子の利得
を具備した発振を開始させるのに十分な不安定性が提供
される。
る。 (1) 集積回路発振器であって、第1の電流源と能動
負荷との間に接続されたソース/ドレイン経路を具備し
た第1の差動トランジスタを有する第1の差動レグと、
第2の電流源と前記能動負荷との間に接続されたソース
/ドレイン経路を具備した第2の差動トランジスタを有
する第2の差動レグと、共振周波数を有する共振器素子
であって、前記第1および第2の差動レグの差動利得が
前記共振器素子の共振周波数で最適化されるように、前
記第1および第2の差動トランジスタのソース間に接続
された、共振器素子と、前記第1および第2の差動トラ
ンジスタのゲートを予め定められた電圧レベルにバイア
スをかけるためのバイアス回路と、前記差動トランジス
タのドレイン上の前記能動負荷に出力ノードを駆動する
ように接続されたゲートを有する出力トランジスタと、
正帰還を構成して前記第1および第2の差動レグに不安
定性を作りだして発振モードを開始するように、前記出
力ノードと前記第2の差動トランジスタのゲートとの間
に接続されたフィードバック要素とを含む、集積回路発
振器。 (2) 前記共振器素子が水晶を含む、第1項記載の集
積回路発振器。 (3) 前記第2の電流源が基準電流源から反映され
る、第1項記載の集積回路発振器。 (4) 前記バイアス回路が前記第1および第2の差動
トランジスタのゲートを異なる電圧レベルにバイアスを
かけるように動作する、第1項記載の集積回路発振器。 (5) 前記出力トランジスタが直列に配置された出力
電流源に接続され、該出力電流源と前記第1および第2
の電流源とが共通基準電流源から反映された電流を有す
る、第1項記載の集積回路発振器。 (6) 前記フィードバック素子がキャパシタを含む、
第1項記載の集積回路発振器。 (7) 信号を発生させるための方法であって、第1の
電流源と能動負荷との間にソース/ドレイン経路を接続
する、第1の差動トランジスタを有する第1の差動レグ
を用意し、第2の電流源と前記能動負荷との間にソース
/ドレイン経路を接続する、第2の差動トランジスタを
有する第2の差動レグを用意し、共振周波数を有する共
振器素子を用意し、該共振器素子を前記第1および第2
の差動トランジスタのソース間に、前記第1および第2
の差動レグの差動利得が前記共振器素子の共振周波数で
最適化されるように接続し、前記第1および第2の差動
トランジスタのゲートを予め定められた電圧レベルにバ
イアスをかけ、出力トランジスタを用意し、出力ノード
を駆動するように前記差動トランジスタのドレイン上の
前記能動負荷に前記出力トランジスタのゲートを接続
し、フィードバック素子を用意し、正帰還を提供して前
記第1および第2の差動レグに不安定性を作りだして発
振モードを開始するように、該フィードバック素子を前
記出力ノードと前記第2の差動トランジスタのゲートと
の間に接続する、方法。 (8) CMOS発振器は、共振器素子196を通して
結合されたソースを有する2つの差動入力トランジスタ
150,152を含む。能動負荷166,178は、出
力トランジスタ202を駆動する出力の方形整形を行
う。差動入力トランジスタ150,152のゲートはバ
イアス回路によって予め定められた電圧にバイアスがか
けられ、比較器構造の非反転入力がフィードバックキャ
パシタ208を通して出力204に結合されている。こ
れによって、共振器回路196で制御される素子の利得
を具備した発振を開始させるのに十分な不安定性が提供
される。
【図1】従来技術によるインバータ発振器を示す図であ
る。
る。
【図2】従来技術によるピアス発振器回路を示す図であ
る。
る。
【図3】従来技術によるバトラ発振器回路を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明のクロックドライバの実施例を示す図で
ある。
ある。
14、58、122、162 電源供給線 16、42、168 接地電位線 20、24、50、64、106、112、120、1
28、130、194抵抗器 28、32、52、54、118、132 キャパシタ 30、48、108、196 共振器素子 150、152、160、166、176、178、1
80、182、184 、186、188、190、192、202、206
トランジスタ
28、130、194抵抗器 28、32、52、54、118、132 キャパシタ 30、48、108、196 共振器素子 150、152、160、166、176、178、1
80、182、184 、186、188、190、192、202、206
トランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 集積回路発振器であって、 第1の電流源と能動負荷との間に接続されたソース/ド
レイン経路を具備した第1の差動トランジスタを有する
第1の差動レグと、 第2の電流源と前記能動負荷との間に接続されたソース
/ドレイン経路を具備した第2の差動トランジスタを有
する第2の差動レグと、 共振周波数を有する共振器素子であって、前記第1およ
び第2の差動レグの差動利得が前記共振器素子の共振周
波数で最適化されるように、前記第1および第2の差動
トランジスタのソース間に接続された、共振器素子と、 前記第1および第2の差動トランジスタのゲートを予め
定められた電圧レベルにバイアスをかけるためのバイア
ス回路と、 前記差動トランジスタのドレイン上の前記能動負荷に出
力ノードを駆動するように接続されたゲートを有する出
力トランジスタと、 正帰還を構成して前記第1および第2の差動レグに不安
定性を作りだして発振モードを開始するように、前記出
力ノードと前記第2の差動トランジスタのゲートとの間
に接続されたフィードバック要素とを含む、集積回路発
振器。 - 【請求項2】 信号を発生させるための方法であって、 第1の電流源と能動負荷との間にソース/ドレイン経路
を接続する、第1の差動トランジスタを有する第1の差
動レグを用意し、 第2の電流源と前記能動負荷との間にソース/ドレイン
経路を接続する、第2の差動トランジスタを有する第2
の差動レグを用意し、 共振周波数を有する共振器素子を用意し、該共振器素子
を前記第1および第2の差動トランジスタのソース間
に、前記第1および第2の差動レグの差動利得が前記共
振器素子の共振周波数で最適化されるように接続し、 前記第1および第2の差動トランジスタのゲートを予め
定められた電圧レベルにバイアスをかけ、 出力トランジスタを用意し、 出力ノードを駆動するように前記差動トランジスタのド
レイン上の前記能動負荷に前記出力トランジスタのゲー
トを接続し、 フィードバック素子を用意し、正帰還を提供して、前記
第1および第2の差動レグに不安定性を作りだして発振
モードを開始するように、該フィードバック素子を前記
出力ノードと前記第2の差動トランジスタのゲートとの
間に接続する、方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US3273296P | 1996-12-13 | 1996-12-13 | |
US032732 | 1996-12-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10209756A true JPH10209756A (ja) | 1998-08-07 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9345426A Pending JPH10209756A (ja) | 1996-12-13 | 1997-12-15 | ソース結合cmos発振器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5914643A (ja) |
EP (1) | EP0848496A3 (ja) |
JP (1) | JPH10209756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003008350A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-10 | Takehiko Adachi | 圧電発振器 |
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JP2006510254A (ja) * | 2002-12-11 | 2006-03-23 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高周波電磁発振を発生させる発振器回路 |
US7196586B1 (en) * | 2003-12-22 | 2007-03-27 | Cypress Semiconductor Corporation | Oscillator amplifier circuit operable to provide symmetric current limiting and method of same |
US7002422B1 (en) | 2004-04-01 | 2006-02-21 | Pericom Semiconductor Corp. | Current-mirrored crystal-oscillator circuit without feedback to reduce power consumption |
US7183868B1 (en) | 2004-09-09 | 2007-02-27 | Sandia Corporation | Triple inverter pierce oscillator circuit suitable for CMOS |
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US3996530A (en) * | 1975-06-30 | 1976-12-07 | International Business Machines Corporation | Butler oscillator |
US4122414A (en) * | 1977-10-11 | 1978-10-24 | Harris Corporation | CMOS negative resistance oscillator |
US4573025A (en) * | 1984-04-02 | 1986-02-25 | Motorola, Inc. | Drift-equalized, multi-frequency oscillator |
ATE111265T1 (de) * | 1989-05-31 | 1994-09-15 | Siemens Ag | Oszillatorschaltung für differentielle ausgangssignale. |
GB9027738D0 (en) * | 1990-12-20 | 1991-02-13 | Stc Plc | Crystal oscillator |
-
1997
- 1997-12-12 EP EP97121942A patent/EP0848496A3/en not_active Withdrawn
- 1997-12-12 US US08/989,611 patent/US5914643A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-15 JP JP9345426A patent/JPH10209756A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003008350A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-10 | Takehiko Adachi | 圧電発振器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0848496A3 (en) | 2000-04-12 |
EP0848496A2 (en) | 1998-06-17 |
US5914643A (en) | 1999-06-22 |
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