JPH10208510A - 車両用前照灯 - Google Patents
車両用前照灯Info
- Publication number
- JPH10208510A JPH10208510A JP1125897A JP1125897A JPH10208510A JP H10208510 A JPH10208510 A JP H10208510A JP 1125897 A JP1125897 A JP 1125897A JP 1125897 A JP1125897 A JP 1125897A JP H10208510 A JPH10208510 A JP H10208510A
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- Japan
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- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電灯を光源とする前照灯においては、光度
が高いのでレベリング装置が必要であり、且つ、二つの
光源を近接して設けられないのでビーム切換装置も必要
となり、構成が煩雑化してコストアップする問題点を生
じている。 【解決手段】 本発明により、アクチュエータ3には車
体センサの出力により応動するレベリング動作位置LV
と、ビーム切換スイッチ12の走行ビーム側への切換に
より移動しレベリング動作位置LVの範囲外としたビー
ム切換動作位置BCとを設け、ビーム切換動作位置BC
への移動が行われたときには、前照灯内部に設けられた
インナーレンズ5を光軸Zに垂直位置から水平位置に回
転させる車両用前照灯1としたことで、この種の放電灯
を光源2とする車両用前照灯では設けることが必須であ
るレベリング装置を用いて、すれ違いビーム配光と走行
ビーム配光との切換を行えるものとして課題を解決す
る。
が高いのでレベリング装置が必要であり、且つ、二つの
光源を近接して設けられないのでビーム切換装置も必要
となり、構成が煩雑化してコストアップする問題点を生
じている。 【解決手段】 本発明により、アクチュエータ3には車
体センサの出力により応動するレベリング動作位置LV
と、ビーム切換スイッチ12の走行ビーム側への切換に
より移動しレベリング動作位置LVの範囲外としたビー
ム切換動作位置BCとを設け、ビーム切換動作位置BC
への移動が行われたときには、前照灯内部に設けられた
インナーレンズ5を光軸Zに垂直位置から水平位置に回
転させる車両用前照灯1としたことで、この種の放電灯
を光源2とする車両用前照灯では設けることが必須であ
るレベリング装置を用いて、すれ違いビーム配光と走行
ビーム配光との切換を行えるものとして課題を解決す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、二輪車など
車両用の前照灯に関するものであり、詳細にはメタルハ
ライドランプなど放電灯が光源とされ、すれ違いビーム
用と走行ビーム用との近接する二つの光源を設けること
が困難となる前照灯に適する構成に係るものである。
車両用の前照灯に関するものであり、詳細にはメタルハ
ライドランプなど放電灯が光源とされ、すれ違いビーム
用と走行ビーム用との近接する二つの光源を設けること
が困難となる前照灯に適する構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯を光源とする前照灯90に
おけるすれ違いビームと走行ビームとを切換えるときの
構成としては、例えば特開平8―111101号公報に
示されるものがあり、図4に要部を再録して示すよう
に、放電灯91を上方に支点92aが設けられ垂直方向
に沿い配置されたレバー92にバーナー91aが略光軸
Z上に位置する、すれ違いビーム位置として取付けてお
き、走行ビームに切換えるときには、支点92aを回動
の中心としてレバー92をモータ或いはソレノイドなど
のアクチュエータ94で後方に所定角αだけ回転させ、
放電灯91の位置をすれ違いビーム位置から反射鏡93
に対して後方および下方に移動させて走行ビーム位置と
するものである。
おけるすれ違いビームと走行ビームとを切換えるときの
構成としては、例えば特開平8―111101号公報に
示されるものがあり、図4に要部を再録して示すよう
に、放電灯91を上方に支点92aが設けられ垂直方向
に沿い配置されたレバー92にバーナー91aが略光軸
Z上に位置する、すれ違いビーム位置として取付けてお
き、走行ビームに切換えるときには、支点92aを回動
の中心としてレバー92をモータ或いはソレノイドなど
のアクチュエータ94で後方に所定角αだけ回転させ、
放電灯91の位置をすれ違いビーム位置から反射鏡93
に対して後方および下方に移動させて走行ビーム位置と
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の前照灯90にお
いては、光源を放電灯91としたことで光量が格段に増
加するものとなり運転者に対しては視認性の向上などの
効果を奏する反面、対向車に対しては前照灯90が僅か
でも上向きになると著しい眩惑を生じさせものとなり、
特に交通量が多い場所で選択されるすれ違いビームでは
眩惑の発生が顕著なものとなる。
いては、光源を放電灯91としたことで光量が格段に増
加するものとなり運転者に対しては視認性の向上などの
効果を奏する反面、対向車に対しては前照灯90が僅か
でも上向きになると著しい眩惑を生じさせものとなり、
特に交通量が多い場所で選択されるすれ違いビームでは
眩惑の発生が顕著なものとなる。
【0004】そこで、例えばトランクに重量物を搭載し
たときや、発進、加速を行うときの車両に生じる前上が
りの状態に対処するべく、サスペンションの状態により
前照灯90の反射鏡93の仰伏角を自動的に調整し、照
射光が上向きとなることを防止する自動レベリング装置
の採用が望ましいものとなり、一部の地域では既に採用
が義務付けられている。
たときや、発進、加速を行うときの車両に生じる前上が
りの状態に対処するべく、サスペンションの状態により
前照灯90の反射鏡93の仰伏角を自動的に調整し、照
射光が上向きとなることを防止する自動レベリング装置
の採用が望ましいものとなり、一部の地域では既に採用
が義務付けられている。
【0005】しかしながら、この場合には上記に説明し
たすれ違いビームと走行ビームとを切換える構成に加え
て、自動的にレベリングを行うための構成も前照灯90
に設けなければ成らないものとなり前照灯90の構成が
煩雑化して、大型化、コストアップの問題点を生じ、こ
の点の解決が課題とされるものと成っている。
たすれ違いビームと走行ビームとを切換える構成に加え
て、自動的にレベリングを行うための構成も前照灯90
に設けなければ成らないものとなり前照灯90の構成が
煩雑化して、大型化、コストアップの問題点を生じ、こ
の点の解決が課題とされるものと成っている。
【0006】尚、上記構成の煩雑化を避ける手段とし
て、すれ違いビーム用の灯具と、走行ビーム用の灯具と
をそれそれに設け、必要に応じて切換えるものも提案さ
れているが、この場合に大型化も避けられないと共に、
生産コストも確実に上昇しするものとなり、本質的な解
決策とは成り得ない。
て、すれ違いビーム用の灯具と、走行ビーム用の灯具と
をそれそれに設け、必要に応じて切換えるものも提案さ
れているが、この場合に大型化も避けられないと共に、
生産コストも確実に上昇しするものとなり、本質的な解
決策とは成り得ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、車体の傾き
を検知する車体センサの出力でアクチュエータを駆動し
反射鏡の仰伏角を調整する自動レベリング装置を設けた
車両用前照灯において、前記アクチュエータには、前記
車体センサの出力により応動するレベリング動作位置
と、ビーム切換スイッチの走行ビーム側への切換により
移動し前記レベリング動作位置の応動範囲外としたビー
ム切換動作位置とを設け、前記ビーム切換動作位置への
移動が行われたときには、前照灯内部の上、下何れかの
半部に設けられたインナーレンズを、この車両用前照灯
の光軸に略垂直位置から略水平位置に回転させ、すれ違
いビームから走行ビームへの切換を行うことを特徴とす
る車両用前照灯を提供することで、すれ違いビームと走
行ビームとの切換と、自動レベリングとを一つの機構で
共用して行うことを可能として、構成が煩雑化するのを
避け課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的な手段として、車体の傾き
を検知する車体センサの出力でアクチュエータを駆動し
反射鏡の仰伏角を調整する自動レベリング装置を設けた
車両用前照灯において、前記アクチュエータには、前記
車体センサの出力により応動するレベリング動作位置
と、ビーム切換スイッチの走行ビーム側への切換により
移動し前記レベリング動作位置の応動範囲外としたビー
ム切換動作位置とを設け、前記ビーム切換動作位置への
移動が行われたときには、前照灯内部の上、下何れかの
半部に設けられたインナーレンズを、この車両用前照灯
の光軸に略垂直位置から略水平位置に回転させ、すれ違
いビームから走行ビームへの切換を行うことを特徴とす
る車両用前照灯を提供することで、すれ違いビームと走
行ビームとの切換と、自動レベリングとを一つの機構で
共用して行うことを可能として、構成が煩雑化するのを
避け課題を解決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯
1は光源2を放電灯とするものであり、これに伴いアク
チュエータ3が設けられていて、サスペンションなどに
設けられた車体センサ11(図2参照)からの出力で反
射鏡4の仰角を調整し、トランクへの重量物の搭載など
により車両が前上がりの状態となって、対向車に眩惑を
生じさせるのを防止するオートレベリング機構を有する
ものである点は公知のものと同様である。
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯
1は光源2を放電灯とするものであり、これに伴いアク
チュエータ3が設けられていて、サスペンションなどに
設けられた車体センサ11(図2参照)からの出力で反
射鏡4の仰角を調整し、トランクへの重量物の搭載など
により車両が前上がりの状態となって、対向車に眩惑を
生じさせるのを防止するオートレベリング機構を有する
ものである点は公知のものと同様である。
【0009】ここで、本発明では、前記車両用前照灯1
の内部にインナーレンズ5を設けるものであり、このイ
ンナーレンズ5は、すれ違いビーム配光としたときに上
向光を生じる側となる側の半部に設けられている。即
ち、前記車両用前照灯1が反射鏡4の上半部からの光に
上向光を生じる設計であれば、図示のように略上半部を
覆い設けられるものとされる。
の内部にインナーレンズ5を設けるものであり、このイ
ンナーレンズ5は、すれ違いビーム配光としたときに上
向光を生じる側となる側の半部に設けられている。即
ち、前記車両用前照灯1が反射鏡4の上半部からの光に
上向光を生じる設計であれば、図示のように略上半部を
覆い設けられるものとされる。
【0010】そして、前記インナーレンズ5は上端部で
軸5aにより軸止され、車両用前照灯1の光軸Zに対し
垂直位置と水平位置とに回動を自在とされると共に、ア
クチュエータ3にはレバー6で接続され、上記した垂直
位置と水平位置との二位置の設定がアクチュエータ3に
より制御されるものとされている。
軸5aにより軸止され、車両用前照灯1の光軸Zに対し
垂直位置と水平位置とに回動を自在とされると共に、ア
クチュエータ3にはレバー6で接続され、上記した垂直
位置と水平位置との二位置の設定がアクチュエータ3に
より制御されるものとされている。
【0011】図2は、本発明によるアクチュエータ3を
示すものであり、このアクチュエータ3は従来のものと
同様に車体センサ11からの出力により応動するレベリ
ング動作位置LVが設けられると共に、ビーム切換動作
位置BCを設けるものであり、前記ビーム切換動作位置
BCへは、運転者がビーム切換スイッチ12を走行ビー
ムM側へ切換ることで、車体センサ11からの出力の如
何に係わらず強制的に移動するものとされ、その設定さ
れる位置は前記レベリング動作位置LVの応動範囲外の
位置とされている。
示すものであり、このアクチュエータ3は従来のものと
同様に車体センサ11からの出力により応動するレベリ
ング動作位置LVが設けられると共に、ビーム切換動作
位置BCを設けるものであり、前記ビーム切換動作位置
BCへは、運転者がビーム切換スイッチ12を走行ビー
ムM側へ切換ることで、車体センサ11からの出力の如
何に係わらず強制的に移動するものとされ、その設定さ
れる位置は前記レベリング動作位置LVの応動範囲外の
位置とされている。
【0012】図3は前記インナーレンズ5の作動を示す
ものであり、このインナーレンズ5は上記したように軸
5aにより二位置に回動自在とされると共に、適宜位置
にはピン5bが設けられ、該ピン5bをレバー6に設け
られたスリット6aに係着させることでアクチュエータ
3(図1参照)との接続が行われている。
ものであり、このインナーレンズ5は上記したように軸
5aにより二位置に回動自在とされると共に、適宜位置
にはピン5bが設けられ、該ピン5bをレバー6に設け
られたスリット6aに係着させることでアクチュエータ
3(図1参照)との接続が行われている。
【0013】このときに、レバー6に設けられるスリッ
ト6aは、長さLをアクチュエータ3のレベリング動作
位置LVの範囲と対応させてあり、アクチュエータ3が
レベリング動作を行っている状態では、レバー6はスリ
ット6aの長さLの範囲内で移動するものとなり、従っ
て、インナーレンズ5に対して何等の作用も行われず、
よって、インナーレンズ5は基準位置である垂直位置を
保つものとなる。
ト6aは、長さLをアクチュエータ3のレベリング動作
位置LVの範囲と対応させてあり、アクチュエータ3が
レベリング動作を行っている状態では、レバー6はスリ
ット6aの長さLの範囲内で移動するものとなり、従っ
て、インナーレンズ5に対して何等の作用も行われず、
よって、インナーレンズ5は基準位置である垂直位置を
保つものとなる。
【0014】ここで、ビーム切換スイッチ12が操作さ
れ走行ビームMが選択(図2参照)されると、レバー6
はスリット6aの長さLの範囲を越える移動を行うもの
となり、ピン5bがレバー6により引かれるものとなる
ので、インナーレンズ5は軸5aにより回動するもしの
となるので、インナーレンズ5は軸5aにより回動し、
水平位置に達するものとなる。
れ走行ビームMが選択(図2参照)されると、レバー6
はスリット6aの長さLの範囲を越える移動を行うもの
となり、ピン5bがレバー6により引かれるものとなる
ので、インナーレンズ5は軸5aにより回動するもしの
となるので、インナーレンズ5は軸5aにより回動し、
水平位置に達するものとなる。
【0015】尚、ビーム切換スイッチ12に再びすれ違
いビームSが選択(図2参照)されたときには、チュエ
ータ3は再びレベリング動作位置LVに復帰し、ピン5
bはスリット6aの長さLの範囲内となるので、インナ
ーレンズ5は例えばスプリング7などにより再び基準位
置である垂直位置に復帰するものとなる。
いビームSが選択(図2参照)されたときには、チュエ
ータ3は再びレベリング動作位置LVに復帰し、ピン5
bはスリット6aの長さLの範囲内となるので、インナ
ーレンズ5は例えばスプリング7などにより再び基準位
置である垂直位置に復帰するものとなる。
【0016】以上の構成としたことで、本発明の車両用
前照灯1は、ビーム切換スイッチ12にすれ違いビーム
が選択されているときには、インナーレンズ5は上向光
を生じる部分、この実施形態においては反射鏡4の略上
半部を覆うものとなり、例えば前記インナーレンズ5に
光を下向きに屈折するレンズカットを施しておけば、上
向光は発生せず、すれ違いビームに適する配光特性が得
られるものとなる。
前照灯1は、ビーム切換スイッチ12にすれ違いビーム
が選択されているときには、インナーレンズ5は上向光
を生じる部分、この実施形態においては反射鏡4の略上
半部を覆うものとなり、例えば前記インナーレンズ5に
光を下向きに屈折するレンズカットを施しておけば、上
向光は発生せず、すれ違いビームに適する配光特性が得
られるものとなる。
【0017】また、ビーム切換スイッチ12に走行ビー
ムが選択されれば、アクチュエータ3のビーム切換動作
位置BCへの移動により、インナーレンズ5は反射鏡4
の反射光中から退去し、上方を含めて広く前方を照射す
る走行ビーム配光が得られるものとなる。尚、この走行
ビーム配光とされたときに車両用前照灯1はレベリング
動作は行わないものと成るが、走行ビームはもともと対
向車がないときに選択されるものであるので支障を生じ
ることはない。
ムが選択されれば、アクチュエータ3のビーム切換動作
位置BCへの移動により、インナーレンズ5は反射鏡4
の反射光中から退去し、上方を含めて広く前方を照射す
る走行ビーム配光が得られるものとなる。尚、この走行
ビーム配光とされたときに車両用前照灯1はレベリング
動作は行わないものと成るが、走行ビームはもともと対
向車がないときに選択されるものであるので支障を生じ
ることはない。
【0018】よって、本発明によれば、この種の放電灯
を光源2とする車両用前照灯1に対して設けることが実
質的に必須であるレベリング装置を用いて、すれ違いビ
ーム配光と走行ビーム配光とが得られるものとなり、レ
ベリング装置とビーム切換装置とのそれぞれを個別に設
ける必要をなくすることが可能となる。
を光源2とする車両用前照灯1に対して設けることが実
質的に必須であるレベリング装置を用いて、すれ違いビ
ーム配光と走行ビーム配光とが得られるものとなり、レ
ベリング装置とビーム切換装置とのそれぞれを個別に設
ける必要をなくすることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、ア
クチュエータには車体センサの出力により応動するレベ
リング動作位置と、ビーム切換スイッチの走行ビーム側
への切換により移動し前記レベリング動作位置の応動範
囲外としたビーム切換動作位置とを設け、前記ビーム切
換動作位置への移動が行われたときには、前照灯内部の
上、下何れかの半部に設けられたインナーレンズを、こ
の車両用前照灯の光軸に略垂直位置から略水平位置に回
転させる車両用前照灯としたことで、この種の放電灯を
光源とする車両用前照灯においては、設けることが実質
的に必須であるレベリング装置を用いて、すれ違いビー
ム配光と走行ビーム配光との切換を行えるものとして、
レベリング装置とビーム切換装置とを個別に設ける必要
をなくし、この種の車両用前照灯の構成の簡素化を可能
として、小型化、コストダウンに極めて優れた効果を奏
するものである。
クチュエータには車体センサの出力により応動するレベ
リング動作位置と、ビーム切換スイッチの走行ビーム側
への切換により移動し前記レベリング動作位置の応動範
囲外としたビーム切換動作位置とを設け、前記ビーム切
換動作位置への移動が行われたときには、前照灯内部の
上、下何れかの半部に設けられたインナーレンズを、こ
の車両用前照灯の光軸に略垂直位置から略水平位置に回
転させる車両用前照灯としたことで、この種の放電灯を
光源とする車両用前照灯においては、設けることが実質
的に必須であるレベリング装置を用いて、すれ違いビー
ム配光と走行ビーム配光との切換を行えるものとして、
レベリング装置とビーム切換装置とを個別に設ける必要
をなくし、この種の車両用前照灯の構成の簡素化を可能
として、小型化、コストダウンに極めて優れた効果を奏
するものである。
【図1】 本発明に係る車両用前照灯の実施形態を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 同じ実施形態のアクチュエータの作動を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】 同じ実施形態のインナーレンズの作動を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】 従来の放電灯光源の車両用前照灯の配光特性
の切換装置を示す説明図である。
の切換装置を示す説明図である。
1……車両用前照灯 2……光源 3……アクチュエータ 4……反射鏡 5……インナーレンズ 5a……軸 5b……ピン 6……レバー 6a……スリット 7……スプリング 11……車体センサ 12……ビーム切換スイッチ LV……レベリング動作位置 BC……ビーム切換位置
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の傾きを検知する車体センサの出力
でアクチュエータを駆動し反射鏡の仰伏角を調整する自
動レベリング装置を設けた車両用前照灯において、前記
アクチュエータには、前記車体センサの出力により応動
するレベリング動作位置と、ビーム切換スイッチの走行
ビーム側への切換により移動し前記レベリング動作位置
の応動範囲外としたビーム切換動作位置とを設け、前記
ビーム切換動作位置への移動が行われたときには、前照
灯内部の上、下何れかの半部に設けられたインナーレン
ズを、この車両用前照灯の光軸に略垂直位置から略水平
位置に回転させ、すれ違いビームから走行ビームへの切
換を行うことを特徴とする車両用前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1125897A JPH10208510A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 車両用前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1125897A JPH10208510A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 車両用前照灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208510A true JPH10208510A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11772926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1125897A Pending JPH10208510A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 車両用前照灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10208510A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100440401B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2004-07-15 | 주식회사 성산 | 자동차용 전조등의 빔 전환장치 |
KR100501572B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2005-07-18 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 헤드램프 장치 |
KR20180121233A (ko) * | 2017-04-28 | 2018-11-07 | 박병섭 | 스마트 조명 장치 |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP1125897A patent/JPH10208510A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100440401B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2004-07-15 | 주식회사 성산 | 자동차용 전조등의 빔 전환장치 |
KR100501572B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2005-07-18 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 헤드램프 장치 |
KR20180121233A (ko) * | 2017-04-28 | 2018-11-07 | 박병섭 | 스마트 조명 장치 |
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