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JPH10202976A - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

Info

Publication number
JPH10202976A
JPH10202976A JP831697A JP831697A JPH10202976A JP H10202976 A JPH10202976 A JP H10202976A JP 831697 A JP831697 A JP 831697A JP 831697 A JP831697 A JP 831697A JP H10202976 A JPH10202976 A JP H10202976A
Authority
JP
Japan
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printing
print
paper feed
data
feed amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP831697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Muramatsu
喜世治 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP831697A priority Critical patent/JPH10202976A/ja
Publication of JPH10202976A publication Critical patent/JPH10202976A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割された印刷データを連続して印刷する際
に、各印刷結果間の紙送り量を0以下とすることによ
り、貼り合わせの必要が無く、各印刷結果間に隙間が生
ずることの無い長尺の印刷結果を得ることのできる印刷
制御装置を提供すること。 【解決手段】 紙送り量指示手段(34、35)が紙送
り量を指示し、連続印刷モード設定手段(32)が連続
した複数の印刷データを印刷データごとに列設して、1
枚の長尺に印刷する連続印刷モードを設定する。そし
て、連続印刷モード設定手段(32)が連続印刷モード
を設定した場合には、紙送り量指示手段(34、35)
が、紙送り量を0以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続した複数の印
刷データを印刷データごとに列設して、1枚の長尺に印
刷する印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、懸垂幕等の長尺に印刷する方法と
して、例えば、長尺に印刷する全てのデータを複数の印
刷データに分割して印刷する方法がある。
【0003】ここで、印刷データとは、プリンタ等の印
刷装置を制御する印刷制御装置が一度に処理できるデー
タをいう。
【0004】すなわち、分割された印刷データを順々に
連続して印刷し、全てのデータを印刷し終えた後に、そ
の印刷結果を切断して、貼り合わせることにより、1枚
の長尺の印刷結果を得るものである。
【0005】この方法は、長尺に印刷するデータの容量
がいくら増加したとしても、そのデータを、印刷制御装
置の処理能力に合わせて、適当な印刷データに分割して
印刷するので、印刷制御装置に、莫大なデータ領域を所
有させておく必要がない。
【0006】例えば、印刷するデータがAdobe Systems
社のPostScript、若しくはHewlett Packard社のPCL等の
ページ記述言語(PDL=Page Description Language)に
よって記述されている場合には、印刷制御装置は、1頁
を一単位として処理するので、そのデータが分割されな
い場合には、1頁分のデータとして、数百メガバイト〜
数ギガバイトのデータ領域が必要な場合もある。
【0007】しかしながら、その場合であっても、印刷
データに分割して印刷する方法においては、分割された
印刷データが1頁分のデータと見なされて処理されるの
で、印刷制御装置に、莫大なデータ領域を所有させてお
く必要がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法においては、以上のように、分割された印刷データ
を順々に連続して印刷し、全てのデータを印刷し終えた
後に、その印刷結果を切断して、貼り合わせることによ
り、1枚の長尺の印刷結果を得るものであるので、全て
のデータの印刷が終了した後に、各印刷結果を切断し
て、貼り合わせるといった作業が必ず発生し、大型の長
尺を印刷しようとした場合には、かなり作業が煩雑にな
るという問題があった。
【0009】そこで、この作業を行わないで済ませるた
めに、分割された印刷データを連続して印刷する方法が
ある。
【0010】しかしながら、この方法においても、各印
刷データの印刷終了後に、自動的に一定量の紙送りが行
われたり、紙送りが行われないとしても、印刷制御装置
に搭載された紙送り機構の構造的な誤差により、印刷開
始位置が微妙にずれたりするために、各印刷データの印
刷結果の間に隙間が発生し、各印刷データの印刷結果の
継ぎ目が明確になるという問題があった。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、長尺に分割された印刷データを
連続して印刷する場合においても、各印刷データの印刷
結果の間に隙間を発生させずに、良好な印刷結果が得ら
れる印刷制御装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の印刷制御装置は、紙送り
量を指示する紙送り量指示手段と、連続した複数の印刷
データを印刷データごとに列設して、1枚の長尺に印刷
する連続印刷モードを設定する連続印刷モード設定手段
とを備えた印刷制御装置において、その連続印刷モード
設定手段により前記連続印刷モードが設定された場合
に、前記紙送り量指示手段は、隣接する前記印刷データ
間の前記紙送り量を0以下とすることを特徴としてい
る。
【0013】上記の構成を有する請求項1に記載の印刷
装置は、紙送り量指示手段が紙送り量を指示し、連続印
刷モード設定手段が連続した複数の印刷データを印刷デ
ータごとに列設して、1枚の長尺に印刷する連続印刷モ
ードを設定する。
【0014】そして、連続印刷モード設定手段が連続印
刷モードを設定した場合には、紙送り量指示手段が、紙
送り量を0以下とする。
【0015】これにより、分割された印刷データの印刷
が終了する毎に、紙送り量が0に設定されていれば、隣
接する印刷データ間に隙間は発生せず、紙送り量が0未
満に設定されていれば、隣接する印刷データ間は、所定
量重なり合って印刷されることとなり、同様に、印刷デ
ータ間に隙間は発生しない。
【0016】また、請求項2記載の印刷制御装置は、所
定の前記印刷データが印刷された後、その印刷データに
連続する次の印刷データが所定の時間印刷されないよう
にする印刷停止手段を備えることを特徴としている。
【0017】上記の構成を有する請求項2に記載の印刷
装置は、印刷停止手段が、所定の印刷データが印刷され
た後、その印刷データに連続する次の印刷データを所定
の時間印刷しないようにする。
【0018】これにより、既に印刷された印刷データの
印刷結果が記録用紙に定着するための十分な時間が、確
保されるので、連続する次の印刷データとの重なり部分
の印刷がスムーズに行われることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷制御装置を具
体化した実施の形態について、図面を参照して説明す
る。
【0020】図1は、本実施の形態のブロック図であ
る。図1において、印刷制御装置100は、入力用ケー
ブル9を介して、コンピュータ装置であるPC10に接
続されるとともに、出力用ケーブル11を介して、プリ
ンタ等の印刷装置20に接続されている。
【0021】印刷制御装置100の内部において、PC
10に実際に接続されている入力インターフェイス7
と、印刷装置20に実際に接続されている出力用インタ
ーフェイス8と、ROM2と、RAM3と、HDD4
と、CPU1と、入力パネル6は、バス5を介して、相
互に接続されている。
【0022】ROM2は、読み出し専用メモリであり、
後述する連続印刷モードにおける印刷動作を行うプログ
ラムである連続印刷制御手順80、PC10から送られ
てくる後述する印刷データ200を後述する印刷画像デ
ータ201に変換するプログラムである印刷データ変換
手順81、その他印刷動作制御装置100を制御するプ
ログラムを格納している。
【0023】また、RAM3は、随時、読み出し書き込
み可能なメモリであり、後述する紙送り量等の後述する
印刷制御データ202を格納している。
【0024】更に、HDD4は、RAM3と同様、随
時、読み出し書き込み可能なメモリであり、RAM3と
同様のデータ格納可能であるが、外部記憶装置として、
特に、大容量の記憶領域として使用され、印刷データ2
00の一時的な保存、印刷画像データ201の記憶領域
として使用される。
【0025】CPU1は、ROM2に格納されているプ
ログラムに従って、演算処理を行うとともに、バス5を
介して、RAM3、HDD4、入力パネル6、入力用イ
ンターフェイス7、出力用インターフェイス8へのデー
タの書き込み動作及び読み込み動作を行う。
【0026】また、入力パネル6は、印刷制御装置10
0の外部から印刷制御装置100の種々の設定値をCP
U1に入力するための手段である。
【0027】更に、出力用インターフェイス8は、CP
U1の指示に従い、HDD4から送られてくる印刷画像
データ201、及びRAM3から送られてくる印刷制御
データ202を入力し、それらのデータを印刷装置20
に向けて出力するものである。
【0028】また、入力用インターフェイス7も、同様
に、CPU1の指示に従い、PC10から送られてくる
印刷データ200を入力し、その印刷データをバス5を
介して、HDD4、RAM3若しくはCPU1に出力す
るものである。
【0029】図2は、本実施の形態の印刷処理の流れを
説明する説明図である。図2において、まず、PC10
が、PC10において作成、若しくは何らかの方法でP
C10に送られたデータを、印刷データ200ごとに分
割して、入力用ケーブル9を介して印刷制御装置100
に送信する。印刷制御装置100は、送られた印刷デー
タ200に基づき、印刷装置20が展開する画像のデー
タである印刷画像データ201を作成するとともに、印
刷装置20に印刷方法を指示する印刷制御データ202
を印刷制御装置100の内部で作成する。そして、印刷
画像データ201と印刷制御データ202とを出力用ケ
ーブル11を介して、印刷装置20に送信する。印刷装
置20は、印刷制御装置100から送られてくる印刷制
御データ202に基づいて、印刷画像データ201を印
刷する。
【0030】次に、図1を参照して、印刷制御装置10
0の処理の流れをより具体的に説明する。
【0031】まず、PC10から送られた印刷データ2
00は、入力用ケーブル9を介して、入力用インターフ
ェイス7に送信され、バス5を介してHDD4に一旦格
納される。HDD4に格納された印刷データ200は、
ROM2に予め格納されている印刷データ変換手順81
に従って、印刷画像データ201に変換され、再び、H
DD4に印刷画像データ201として格納される。この
印刷データ変換時には、RAM3が作業領域として使用
され、変換された印刷画像データ201と、入力パネル
6から入力され、印刷装置20の印刷方法を指示する印
刷制御データ202とが、出力用インターフェイス8か
ら、出力用ケーブル11を介して、印刷装置20に送信
される。
【0032】図3は、印刷装置20を説明するための説
明図である。図3において、印刷装置20は、印刷する
記録用紙の送り量を制御する紙送り制御回路27、モー
タを駆動するモータ駆動回路26、印刷する印刷画像デ
ータを201を送出する印刷画像データ送出回路21、
印刷する記録用紙を送る紙送りローラ28、その紙送り
ローラを駆動するモータ25、そのモータ25と紙送り
ローラ28との間に歯合するギヤ機構24、及び実際に
記録用紙に印刷する印刷用ヘッド22とを有している。
【0033】紙送り制御回路27は、モータ駆動回路2
6にリード線等を介して電気的に接続され、モータ駆動
回路26も、モータ25にリード線等を介して、電気的
に接続されている。また、モータ25は、ギヤ機構24
を介して、紙送りローラ28に係合され、印刷画像デー
タ送出回路21は、印刷用ヘッド22にリード線等を介
して、電気的に接続されている。
【0034】この印刷装置20において、印刷画像デー
タ送出回路21が、出力用インターフェイス8から、印
刷画像データ201を受信すると、その印刷画像データ
201を、印刷用ヘッド22を駆動するヘッド駆動信号
に変換する。
【0035】印刷用ヘッド22は、そのヘッド駆動信号
に従って、印刷装置20がインクジェットプリンタであ
れば、インクを突出し、感熱式プリンタであれば、加熱
時間を制御することによって、記録用紙23に画像を形
成していく。
【0036】また、紙送り制御回路27が、出力用イン
ターフェイス8から、記録用紙23の移動量である紙送
り量等を含む印刷制御データ202を受信すると、紙送
り制御回路27は、その印刷制御データ202をその印
刷制御データ202にモータ25の駆動速度等を重畳し
た制御信号に変換し、その変換した制御信号をモータ駆
動回路26に出力する。モータ駆動回路26は、紙送り
制御回路27から出力された制御信号を実際にモータ2
5を駆動する駆動信号に変換し、その駆動信号をモータ
25に出力する。
【0037】モータ25は、モータ駆動回路26から出
力された駆動信号によって、所望の紙送り量分回転し、
その回転は、ギア機構24を介して、紙送りローラー2
8に伝達される。そして、その紙送りローラ28の回転
により、記録用紙23が所定量送られる。
【0038】以下、図3におけるモータ25の正回転に
おける紙送りローラ28の回転方向をA方向、モータ2
5の逆回転における紙送りローラ28の回転方向をB方
向とする。
【0039】次に、図4乃至図5を参照して、連続印刷
モードの設定方法について説明する。
【0040】図4は、入力パネルの構成を説明する説明
図であり、図5は、RAM3内のデータ構造を説明する
ための説明図である。
【0041】ここで、連続印刷モードとは、連続した複
数の印刷データを印刷データごとに列設して、1枚の長
尺に印刷するモードをいう。すなわち、印刷制御装置1
00から送られる連続した複数の印刷画像データ201
を印刷装置20によって一枚の長尺に印刷するモードの
ことである。
【0042】なお、本実施の形態においては、連続印刷
モードの設定は、入力パネル6を用いて行われるものと
する。
【0043】図4において、入力パネル6は、印刷制御
装置100の電源をON/OFFするための電源スイッ
チ30と、印刷制御装置100を初期状態に戻すリセッ
トスイッチ31と、連続印刷モードをON/OFFする
連続印刷モード設定手段である連続印刷モード設定スイ
ッチ32と、連続印刷モードが設定された場合の逆紙送
り量を表示する逆紙送り量設定ボックス33と、逆紙送
り量を増加させるUPキー34(紙送り量指示手段)
と、同じく逆紙送り量を減少させるDOWNキー35
(紙送り量指示手段)とを備えている。
【0044】ここで、逆紙送り量とは、印刷装置20の
紙送りローラ28がB方向へ紙を送る場合の量をいい、
紙が送られる最小単位であるドット単位で示したもので
ある。
【0045】従って、例えば、逆紙送り量設定ボックス
33の値が「1」の場合は、紙送りローラ28は印刷す
る方向とは逆の方向へ1ドット回転することになる。
【0046】図5において、連続印刷モード設定フラグ
40は、連続印刷モードが選択されたときに設定される
フラグであり、1バイトの領域が割り当てられている。
本実施の形態では、連続印刷モードが設定されている場
合には、連続印刷モード設定フラグ40が「1」に設定
され、後述する逆紙送り量記憶領域41の値が有効とな
る。また、連続印刷モードが設定されていない場合に
は、連続印刷設定フラグ40が「1」以外の値に設定さ
れる。
【0047】逆紙送り量記憶領域41は、紙送りローラ
28の紙送り量を紙の送られる最小単位であるドット単
位で示し、4バイトの領域が割り当てられている。
【0048】すなわち、本実施の形態では、逆紙送り量
記憶領域41の値は、「00000000」から「FF
FFFFFF」まで設定可能である。
【0049】ここで、まず、印刷制御装置100の操作
者は、電源スイッチ30をONさせた後、UPキー34
若しくはDOWNキー35を押下して、逆紙送り量設定
ボックス33の値を加減することにより、連続印刷モー
ド時の逆紙送り量を設定する。この場合、UPキー34
を押下すれば、逆紙送り量設定ボックス33の値は増加
し、DOWNキー35を押下すれば、逆紙送り量設定ボ
ックス33の値は減少する。
【0050】但し、逆紙送り量設定ボックス33の値
は、0未満になることはない。
【0051】そして、操作者は、逆紙送り量設定ボック
ス33の値を決定した後、連続印刷モード設定スイッチ
32を押下すると、印刷制御装置100は、図5におけ
る連続印刷モード設定フラグ40を1に設定すると共
に、逆紙送り量設定ボックス33で設定された値が逆紙
送り量記憶領域41に転送され、格納される。例えば、
逆紙送り量設定ボックス33で設定された値が「1」で
ある場合には、逆紙送り量記憶領域41の値は、「1」
に設定され、設定された値が「15」である場合には、
逆紙送り量記憶領域41の値は、「F」に設定される。
【0052】なお、連続印刷モードの設定解除したい場
合は、操作者は、リセットスイッチ31を押下すればよ
い。
【0053】次に、図6を参照し、連続印刷モードにお
ける印刷動作について説明する。
【0054】連続印刷モードにおける印刷動作は、予め
ROM2に連続印刷制御手順80として格納されてお
り、その手順に従って処理される。
【0055】その処理に先だって、操作者は、PC10
上で印刷しようとするデータを分割し、独立した複数個
の印刷データ200を作成する。
【0056】図6(a)は、印刷開始前の記録用紙23
と、印刷用ヘッド22との位置関係を示している。この
図6(a)においては、左右方向を主走査方向、上下方向
を副走査方向とし、図6(a)における印刷用ヘッド22
の主走査方向の位置を、ホームポジションとする。
【0057】本実施の形態では、連続印刷モードにおけ
る印刷動作を双方向印刷として説明するが、片方向印刷
として動作してもよいことは、明らかである。
【0058】まず、1枚目の印刷動作について説明す
る。
【0059】印刷用ヘッド22は、主走査方向に1行分
左から右へ移動しながら印刷を行い、印刷画像50の右
端まで印刷した状態で停止する(図6(b))。そして、
副走査方向に印刷用ヘッド22の円周方向の長さ分、紙
送りを行った後(図6(c))、更に、印刷用ヘッド22
は、主走査方向に1行分右から左に移動しながら印刷を
行い、印刷画像50の左端まで印刷した状態で停止する
(図6(d))。
【0060】以上の操作を1頁分の印刷画像データが完
了するまで繰り返すことにより、1頁分の印刷結果が得
られることになる。そして、副走査方向に印刷用ヘッド
22の円周方向の長さ分、紙送りを行う(図6(e))。
【0061】以上の図6(b)乃至図6(e)の動作を1枚分
の印刷画像50が印刷されるまで繰り返すことにより、
1枚分の印刷画像52を得ることができる(図6(f)及
び図6(g))。
【0062】そして、最後に、印刷用ヘッド22は、次
の印刷のためにホームポジションまで戻る(図6
(h))。
【0063】以上により1枚目の印刷が完了する。
【0064】次に、2枚目の印刷動作について説明す
る。
【0065】2枚目を印刷する場合には、まず、印刷制
御装置100は、RAM3の連続印刷モード設定フラグ
40が「1」であるか否かを確認し、もし、「1」であ
るならば、連続印刷モードであると判断し、紙送り量記
憶領域41の値を読み込む。そして、ここで読み込まれ
た値に−1を乗じた値を、印刷制御データ202として
印刷装置20に送信する。送信される値が負であるとい
うことは、紙送りローラー28をB方向に回転させるこ
とを意味する。印刷装置20は、送信された印刷制御デ
ータ202を紙送り制御回路27に入力し、その印刷制
御データ202をモータ駆動回路に出力することによ
り、モータ25を駆動して紙送りローラー28をB方向
に逆転させる(図6(i))。
【0066】紙送りローラー28を逆転させることによ
り、1枚目の印刷画像52と次の印刷開始位置との間に
重なり部分51を確保することが可能となる。
【0067】更に、2枚目の印刷として再び図6(b)か
ら図6(e)の動作を繰り返す。この結果、1枚目の印刷
画像52と2枚目の印刷画像53が重なり部分51で結
合され、2枚連続印刷が完了する(図6(k))。
【0068】以上の印刷動作を、連続して印刷しようと
する印刷データ200全てについて繰り返すことによ
り、莫大なデータを印刷する場合においても、1枚の長
尺にスムーズに印刷できるとともに、隙間の発生を防止
することができる。
【0069】次に、連続印刷モードが設定された場合の
各印刷データ間の紙送り方法について説明する。これ
は、所定の印刷データが印刷された後、その印刷データ
に連続する次の印刷データが、所定の時間印刷されない
ようにする印刷停止手段を設けることによって為され
る。
【0070】すなわち、図6(h)の状態において、連続
する次の印刷データが印刷されるまでの所定の時間は、
印刷制御装置100から印刷装置20へのデータの送信
を停止するものである。この所定の時間によって、既に
印刷された部分が十分に記録用紙23に定着するので、
重なり部分51の印刷時には、インクがにじんだり、流
れたりすることがない。
【0071】これは、印刷装置20がインクジェットプ
リンタである場合に、特に有効である。
【0072】次に、印刷装置20のギア機構24のバッ
クラッシュを考慮した場合の印刷動作について説明す
る。すなわち、モータ25が微少に回転しても、ギア機
構24のバックラッシュの量に満たない場合は、モータ
25の回転が紙送りローラー28に伝達されないため、
紙送りが十分に行われないといった問題が生じる。
【0073】そのような場合には、モータ25を、設定
された紙送り量とバックラッシュ分を超える所定の量と
の和に相当する回転角だけ逆回転させ、その後に、バッ
クラッシュ分を超える所定の量に相当する回転角だけ正
回転させることにより、バックラッシュの影響を抑える
ことができる。ただし、前記所定の量は、あくまでも、
バックラッシュよりも大きな値である必要がある。
【0074】以上、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明したが、本発明は上述された形態に
限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、
連続印刷モードの設定、逆紙送り量の設定、電源スイッ
チのON/OFFを入力パネル6を用いて行ったが、こ
れらは、すべてPC10から設定するようにしてもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の印刷制御装置は、紙送り量指
示手段が紙送り量を指示し、連続印刷モード設定手段が
連続した複数の印刷データを印刷データごとに列設し
て、1枚の長尺に印刷する連続印刷モードを設定する。
そして、連続印刷モード設定手段が連続印刷モードを設
定した場合には、紙送り量指示手段が、紙送り量を0以
下とするので、印刷データ間に隙間が発生せず、所望の
印刷結果を得ることができる。また、印刷後に貼り合わ
せを行う必要も無い。
【0076】また、請求項2に記載の印刷制御装置は、
印刷停止手段が、所定の印刷データが印刷された後、そ
の印刷データに連続する次の印刷データが所定の時間印
刷されないようにするので、既に印刷された印刷データ
の印刷結果が記録用紙に定着する十分な時間が、確保さ
れ、連続する次の印刷データとの重なり部分の印刷をス
ムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の印刷制御装置のブロック
図である。
【図2】本実施の形態の印刷処理の流れを説明する説明
図である。
【図3】印刷データの処理の流れを説明する説明図であ
る。
【図4】入力パネルの構成を示す表面図である。
【図5】RAM内のデータ構造を説明するための説明図
である。
【図6】連続印刷制御手順を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
32 連続印刷モード設定スイッチ 34 UPキー 35 DOWNキー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙送り量を指示する紙送り量指示手段
    と、 連続した複数の印刷データを印刷データごとに列設し
    て、1枚の長尺に印刷する連続印刷モードを設定する連
    続印刷モード設定手段とを備えた印刷制御装置におい
    て、 その連続印刷モード設定手段により前記連続印刷モード
    が設定された場合に、前記紙送り量指示手段は、隣接す
    る前記印刷データ間の前記紙送り量を0以下とすること
    を特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の前記印刷データが印刷された後、
    その印刷データに連続する次の印刷データが所定の時間
    印刷されないようにする印刷停止手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
JP831697A 1997-01-21 1997-01-21 印刷制御装置 Pending JPH10202976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP831697A JPH10202976A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 印刷制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP831697A JPH10202976A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 印刷制御装置

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JPH10202976A true JPH10202976A (ja) 1998-08-04

Family

ID=11689758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP831697A Pending JPH10202976A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 印刷制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10202976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1004977A2 (en) * 1998-11-27 2000-05-31 Seiko Epson Corporation Printing apparatus for continuous printing

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1004977A2 (en) * 1998-11-27 2000-05-31 Seiko Epson Corporation Printing apparatus for continuous printing
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