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JPH10201502A - スポーツシューズ - Google Patents

スポーツシューズ

Info

Publication number
JPH10201502A
JPH10201502A JP2094797A JP2094797A JPH10201502A JP H10201502 A JPH10201502 A JP H10201502A JP 2094797 A JP2094797 A JP 2094797A JP 2094797 A JP2094797 A JP 2094797A JP H10201502 A JPH10201502 A JP H10201502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spike pin
shoe sole
shoe
wall
base portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2094797A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Kawashima
悦弘 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruman Golf Co Ltd
Original Assignee
Maruman Golf Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruman Golf Co Ltd filed Critical Maruman Golf Co Ltd
Priority to JP2094797A priority Critical patent/JPH10201502A/ja
Publication of JPH10201502A publication Critical patent/JPH10201502A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シューズソールの底面側に出没自在なスパイ
クピンを設け、そのピンをシューズソールに設けた圧縮
コイルばねによって突出する向きに付勢したスポーツシ
ューズにおいて、シューズソールの内部に、泥、ごみ、
砂などの異物が混入して、スパイクピンと圧縮コイルば
ねの作動が止められる不具合を阻止する。 【解決手段】 スパイクピン8のまわりにゴム製の円板
状パッキン23を設け、これによってスパイクピン8の
まわりから異物がシューズソール1の内部に侵入するこ
とを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シューズソールの
接地側の底面にスパイクピンを設けたスポーツシューズ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレー中に足元が滑ることを防止するた
め、シューズソールの底面にスパイクピンを設けたスポ
ーツシューズは従来より周知であり、各種スポーツのプ
レーヤによって愛好されている。例えば、ゴルフプレー
ヤがクラブをスィングしてボールを打撃する際、シュー
ズのスパイクピンが地面に突き刺さり、プレーヤの足元
の滑りを防止することできる。
【0003】ところが、このようなスポーツシューズを
履いたプレーヤが硬い地面、例えばコンクリート面上を
歩行したとき、スパイクピンがプレーヤの足に突き上げ
感を与えるため、スパイクピンが逆にプレーヤを疲労さ
せる原因となる。
【0004】そこで、スパイクピンを、シューズソール
の接地側の底面より突出した突出位置と、その突出位置
よりも底面側へ引込んだ退避位置との間を移動可能に支
持し、スパイクピンをその突出位置へ向けて付勢するば
ね又はゴムなどの弾性部材をシューズソールに設けたス
ポーツシューズも広く利用されている(例えば、米国特
許第5351422号公報参照)。このように可動なス
パイクピンを有するスポーツシューズによれば、軟らか
な地面上でのプレー時には、スパイクピンが弾性部材に
よって押圧されて突出するので、これが地面に突き刺さ
り、プレーヤの足元の滑りを阻止でき、しかもプレーヤ
が硬い地面上を歩行するときは、スパイクピンが弾性部
材の作用に抗して退避位置へ引込むので、プレーヤに疲
労感を与えることを防止できる。
【0005】ところが、従来のこの種のスポーツシュー
ズにおいては、その使用中に、スパイクピンの外周面ま
わりから、ごみ、細かな砂、泥或いはこれらが混った水
などの異物がシューズソールの内部側へ侵入し、これが
内部に溜り、その溜った異物が、スパイクピンと弾性部
材の円滑な作動を阻害し、場合によってはこれらが動か
なくなるおそれのあることが最近の検討の結果明らかと
なった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、長期に亘って、スパイクピンの外周面まわ
りからシューズソールの内部側へ異物が侵入することを
防止でき、スパイクピンと弾性部材を円滑に作動させ、
その本来の機能を長期間維持できる可動式スパイクピン
を備えたスポーツシューズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、シューズソールに配設されたスパイクピン
を有し、該スパイクピンは、その先端がシューズソール
の接地側の底面よりも外方に最も突出した突出位置と、
その突出位置よりもシューズソールの底面側へ最も引込
んだ退避位置との間を移動可能にシューズソールに組付
けられ、該スパイクピンをその突出位置へ向けて付勢す
る弾性部材をシューズソールに設けたスポーツシューズ
において、前記スパイクピンの外周面に圧接して、該外
周面のまわりからシューズソールの内部側へ異物が侵入
することを防止する弾性材より成るパッキンを設けたこ
とを特徴とするスポーツシューズを提案する(請求項
1)。
【0008】その際、上記請求項1に記載のスポーツシ
ューズにおいて、筒状に形成された基部と該基部と一体
のフランジ部とを有するフランジ部材を具備し、該フラ
ンジ部材の基部をシューズソールの底面側に形成した凹
部に挿入して該基部をシューズソールに固定すると共
に、フランジ部によって前記凹部の開口を覆い、基部の
内部に、スパイクピンと一体のベース部をスパイクピン
の軸線方向に摺動自在に嵌合し、前記フランジ部は、シ
ューズソールの底面側に位置する内側壁と、該内側壁よ
りもシューズソールの底面から離れた外方側に位置する
外側壁とを有し、該内側壁は前記基部に一体化されてい
ると共に、内側壁と外側壁は一体に固定されてその内部
に空間を区画しており、前記スパイクピンは、前記フラ
ンジ部材の外側壁に形成された中心孔を通してフランジ
部材外に突出し、前記弾性部材は前記フランジ部材の基
部内に配置され、該弾性部材がスパイクピンと一体のベ
ース部を加圧することにより、該スパイクピンがその突
出位置へ向けて付勢され、前記パッキンは、前記外側壁
に形成された中心孔の周縁とスパイクピンの外周面との
間の隙間を覆った状態で、前記外側壁と内側壁により区
画された空間内に配置されていると有利である(請求項
2)。
【0009】また、上記請求項2に記載のスポーツシュ
ーズにおいて、前記外側壁が、内側壁に一体に固着され
た樹脂により形成されていると有利である(請求項
3)。
【0010】また、同じく、請求項1に記載のスポーツ
シューズにおいて、筒状に形成された基部と該基部と一
体のフランジ部とを有するフランジ部材を具備し、該フ
ランジ部材をシューズソールに埋設固定し、基部の内部
に、スパイクピンと一体のベース部をスパイクピンの軸
線方向に摺動自在に嵌合し、該スパイクピンは、前記フ
ランジ部に形成された中心孔とシューズソールに形成さ
れた貫通孔を通してシューズソールの外部に突出し、前
記弾性部材は前記フランジ部材の基部内に配置され、該
弾性部材がスパイクピンと一体のベース部を加圧するこ
とにより、該スパイクピンがその突出位置へ向けて付勢
され、前記パッキンは、シューズソールに形成された前
記貫通孔の周縁とスパイクピンの外周面との間の隙間を
覆った状態で、該貫通孔の形成されたシューズソール部
分とフランジ部との間に配置されていると有利である
(請求項4)。
【0011】さらに、請求項1に記載のスポーツシュー
ズにおいて、シューズソールの底面側に空洞を形成し、
該空洞内に、スパイクピンと一体のベース部をスパイク
ピンの軸線方向に摺動自在に嵌合し、シューズソールに
は、前記空洞を外部に連通させる貫通孔が形成され、該
貫通孔を通してスパイクピンが空洞外に突出しており、
前記弾性部材は前記空洞内に配置され、スパイクピンと
一体のベース部が前記弾性部材によって加圧されること
により、当該スパイクピンがその突出位置へ向けて付勢
され、前記パッキンは、シューズソールに形成された前
記貫通孔の周縁とスパイクピンの外周面との間の隙間を
覆った状態で、該貫通孔の形成されたシューズソール部
分と、スパイクピンと一体のベース部との間に配置され
ていると有利である(請求項5)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をゴルフシューズに
適用した実施形態例を図面に従って説明し、併せて前述
の従来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにす
る。
【0013】図1はスポーツシューズの一例であるゴル
フシューズの側面図であり、図2はその底面図である。
ここに示したゴルフシューズは、シューズソール1、す
なわち靴底部材と、皮革などから成るアッパ部材2とを
有し、アッパ部材の下部周縁3がシューズソール1の周
縁部に沿って固着されている。アッパ部材2の上部には
ゴルフプレーヤが足を挿入する開口4が形成されてい
る。かかるゴルフシューズを履いたゴルフプレーヤが、
シューズソール1を下にして地面上に立ったとき、シュ
ーズソール1の接地側の底面5が地面に対向する。
【0014】図に一例として示したシューズソール1
は、上側に位置するミッドソール6と、これよりも下側
のアウトソール7より成り、両ソール6,7は接着剤に
よって貼り合されている。これらのソール6,7は、例
えば、天然ゴム、合成ゴム或いは合成樹脂により構成さ
れている。シューズソール1を1層の部材又は3層以上
の部材によって構成することもできる。
【0015】かかるゴルフシューズは、シューズソール
1に配設された複数の(図の例では9本の)スパイクピ
ン8を有している。図3は、そのスパイクピン8と、こ
れに関連する各要素を示す、図2のIII−III線に沿う拡
大断面図である。この図から判るように、シューズソー
ル1に形成された凹部14には、剛体より成る支持部材
9が埋設固定され、その円筒部10の内周面にはめねじ
が形成されている。また、この円筒部10には、フラン
ジ部材11の筒状の基部12が挿入され、図示した例で
は、その基部12が円筒状に形成され、かかる基部12
の外周面に形成されたおねじが円筒部10に形成された
めねじにねじ係合している。このようにして、シューズ
ソール1に不動に固定された支持部材9に対して、剛体
より成るフランジ部材11が固定連結され、フランジ部
材11は支持部材9を介してシューズソール1の凹部1
4に挿入されて該ソール1に固定されている。フランジ
部材11をその中心軸線のまわりに回転することによ
り、当該フランジ部材11を支持部材9から離脱するこ
とができる。スパイクピン8は、例えば金属などの剛体
から構成されている。フランジ部材11は基部12のほ
かに円板状のフランジ部15を有し、そのフランジ部1
5がシューズソール1の外方へ向けて開放した凹部14
の開口を覆っている。
【0016】フランジ部材11の基部12の内部には、
スパイクピン8と一体のベース部13が該ピン8の中心
軸線Cの方向に摺動自在に嵌合している。ベース部13
はスパイクピン8よりも大径に形成され、そのスパイク
ピン8がフランジ部材11のフランジ部15に形成され
た中心孔16,29を貫通し、外部に突出している。
【0017】上述のように、本例ではスポーツシューズ
がゴルフシューズより成り、かかるスポーツシューズ
は、筒状に形成された基部12と該基部12と一体のフ
ランジ部15とを有するフランジ部材11を具備し、そ
のフランジ部材11の基部12がシューズソール1の底
面5の側に形成された凹部14に挿入され、該基部12
がシューズソール1に固定されている。本例では基部1
2が支持部材9を介してスポーツシューズ1に固定され
ているが、支持部材9を省略して基部12を直にシュー
ズソール1に固定することもできる。またフランジ部材
11のフランジ部15によって凹部14の開口が覆わ
れ、その基部12の内部に、スパイクピン8と一体のベ
ース部13がスパイクピン8の軸線Cの方向に摺動自在
に嵌合している。その際、図3に示した例では、フラン
ジ部15が、シューズソール1の底面5の側に位置する
円板状の内側壁21と、その内側壁21よりもシューズ
ソール1の底面5から離れた外方側に位置する円板状の
外側壁22とを有している。内側壁21は基部12に一
体化されていると共に、内側壁21と外側壁22は、そ
の外周縁部において、溶接、かしめ又は接着剤などによ
って一体に固定され、その内部に空間Sが区画されてい
る。外側壁22は、その中心部が底面5から離れる向き
に突出したほぼ円錐状に形成されていると共に、内側壁
21と外側壁22にそれぞれ前述の中心孔16,29が
形成され、これらの中心孔中をスパイクピン8が嵌合し
ている。このようにして、スパイクピン8は、フランジ
部材11の外側壁22に形成された中心孔29を通して
フランジ部材外に突出する。
【0018】またフランジ部材11の基部12の内部に
は圧縮コイルばね17より成る弾性部材が設けられ、そ
のばね17の一端は基部12の基端周縁18に圧接し、
他端はスパイクピン8と一体のベース部13に圧接して
いる。これにより、圧縮コイルばね17はスパイクピン
8を、シューズソール1の外方へ向けて付勢する。ゴル
フシューズを、そのシューズソールが下側となるように
地面上に置いたとき、スパイクピン8は、ばね17によ
って地面へ向けて付勢されるのである。このとき地面側
となるスパイクピン8の端部を先端20とする。
【0019】スパイクピン8に対して外部から外力が加
えられていない状態では、スパイクピン8がばね17に
より付勢されているので、該ピン8は図3に示すように
外方に突出し、このピン8と一体のベース部13の肩部
19がフランジ部材11の内側壁21に当接し、スパイ
クピン8はこの位置で静止する。このとき、スパイクピ
ン8は、その先端20が、シューズソール1の接地側の
底面5よりも外方、すなわち底面5から離れる向きに最
も大きく突出する。このときのスパイクピン8の位置が
その突出位置である。このように、コイルばね17より
成る弾性部材はフランジ部材11の基部12内に配置さ
れ、その弾性部材が、スパイクピン8と一体のベース部
13を加圧することにより、スパイクピン8がその突出
位置へ向けて付勢される。
【0020】これに対し、スパイクピン8の先端20
に、図4に示す如く、底面5へ向く外力Pが加えられる
と、当該ピン8は、圧縮コイルばね17の作用に抗して
底面5の側へ引込む。図4はスパイクピン8が最も大き
く引込んだときの様子を示しており、このとき、スパイ
クピン8と一体のベース部13がフランジ部材11の基
端周縁18に当り、スパイクピン8のそれ以上の動きが
規制される。このときのスパイクピン8の位置がその退
避位置である。外力Pを解除すれば、スパイクピン8は
ばね17の弾性作用によって、再び図3に示した突出位
置へと移動する。
【0021】図2に示した他のスパイクピン8及びこれ
に関連する要素も、図3及び図4に示したところと全く
同様に構成されている。
【0022】上述のように、ゴルフシューズとして構成
されたスポーツシューズは、シューズソール1に配設さ
れたスパイクピン8を有し、該スパイクピン8は、その
先端20がシューズソール1の接地側の底面5よりも外
方に最も突出した突出位置と、その突出位置よりもシュ
ーズソール1の底面5側へ最も引込んだ退避位置との間
を移動可能にシューズソール1に組付けられ、またスパ
イクピン8をその突出位置へ向けて付勢する圧縮コイル
ばね17として構成された弾性部材がシューズソール1
に設けられている。圧縮コイルばねに代え、例えばゴム
などの弾性部材を用いることもでき、またこれらを併用
して、その全体を弾性部材とすることもできる。
【0023】上述のゴルフシューズを履いたプレーヤ、
本例ではゴルフプレーヤが、図3に鎖線で示すように軟
らかな地面G1上でプレーするときは、スパイクピン8
がばね17の作用で突出位置(又はこれに近い位置)ま
で突出し、そのピン8が地面G1に突き刺さる。これに
よりプレーヤは足元を滑らすことなく、プレーを楽しむ
ことができる。
【0024】これに対し、同じシューズを履いたプレー
ヤが硬い地面上を歩行するときは、図4に示すようにス
パイクピン8が硬い地面G2からの反力を受け、これに
よって圧縮コイルばね17が圧縮し、スパイクピン8は
突出位置よりも引込んだ位置を占める。このため、歩行
中のプレーヤに対してスパイクピン8による突き上げ感
を緩らげることができ、プレーヤの疲労感を軽減でき
る。
【0025】上述のように、ゴルフシューズを履いたプ
レーヤが歩行すると、スパイクピン8はベース部13と
共に往復動を繰り返し、これに伴って圧縮コイルばね1
7が伸縮する。このとき、従来のゴルフシューズにおい
ては、スパイクピンの外周面まわりから、ごみ、砂、泥
或いはこれらが混った水などの異物がシューズソールの
内部側へ侵入し、これによってスパイクピンと圧縮コイ
ルばねの円滑な作動が阻害されるおそれがあった。
【0026】図9は従来のゴルフシューズの一例を示
す、図3と同様な断面図であり、図3に示す要素と同一
又は同様の要素には図3と同一の符号を付してある。図
9に例示したフランジ部材11のフランジ部15は一重
壁より成り、その中心孔29にスパイクピン8が摺動自
在に嵌合している。ここで、図9に示したゴルフシュー
ズを履いたプレーヤが歩行し、スパイクピン8が往復動
作を繰り返すと、このとき中心孔29の周縁とスパイク
ピン8の外周面との間のわずかな隙間Gに、外部のご
み、水、泥又はこれらが混った水などの異物が侵入す
る。この侵入により、スパイクピン8と中心孔29の周
縁との間に作用する摩擦力は増々大きくなり、その隙間
が少しずつ拡大し、当該隙間に異物が侵入しやすくな
る。このようにして侵入した異物は、ベース部13の外
周面と基部12の内周面に入り込み、この間にかみ込ま
れる。隙間Gに異物がかみ込まることもある。このよう
な事態が発生すると、往復動しようとするベース部13
及びスパイクピン8に過大な抵抗が作用し、これらが円
滑に往復動することができなくなり、遂にはその動きが
止まってしまう。また異物が圧縮コイルばね17のとこ
ろにまで侵入すると、その異物がばね17のコイル部間
に入り込み、当該ばねが圧縮変形することを阻止する。
このようにして従来のゴルフシューズにおいては、その
使用中のスパイクピン8の外周面のまわりから外部の異
物が入り込み、これがシューズソールの内部側に溜り、
その溜った異物がスパイクピン8とばね17の円滑な作
動を阻害し、場合によってはこれらが動かなくなるおそ
れを免れなかったのである。このようにスパイクピン8
とばね17が円滑に作動しなくなれば、可動のスパイク
ピン8を設けた目的が失われることになりかねない。
【0027】そこで、本例のゴルフシューズより成るス
ポーツシューズには、図3及び図4に例示するように、
スパイクピン8の外周面に圧接して、その外周面のまわ
りからシューズソール1の内部側へ異物が侵入すること
を防止する弾性材より成るパッキン23が設けられてい
る。本例のパッキン23は、図5に示すように中央に孔
24の形成された円板状のシートから成り、ゴム又は軟
質合成樹脂などの弾性材によって構成されている。そし
て、図3及び図4に示すように、そのパッキン23の中
央の孔24にスパイクピン8が摺動可能に貫通し、その
孔24の周縁がスパイクピン8の外周面に、その弾性で
密着している。
【0028】また図3及び図4に示した例では、パッキ
ン23が、フランジ部材11の外側壁22に形成された
中心孔29の周縁と、スパイクピン8の外周面との間の
隙間gを覆った状態で、外側壁22と内側壁21により
区画された空間S内に配置されている。
【0029】上述した構成により、スパイクピンの外周
面まわり、すなわち隙間gがパッキン23によって覆わ
れているので、この隙間gを通して外部の異物が、シュ
ーズソール1の内部側、本例ではフランジ部材11の基
部12内へ侵入することを阻止し、ないしは効果的に抑
制することができる。このため、ゴルフシューズを履い
たプレーヤが歩行するとき、常にスパイクピン8は円滑
に往復動作を繰り返し、かつ圧縮コイルばね17も所定
の伸縮動作を行い、可動スパイクピン8の本来の機能を
支障なく発揮させることができる。またスパイクピン8
が、弾性材より成るパッキン23に摺接しながら往復動
するので、その往復動作時に異音が発生する不具合も効
果的に防止でき、プレーヤは常に快く歩行し、またプレ
ーを楽しむことができる。
【0030】泥水中で、スパイクピン8を往復動させる
可動テストを行ったところ、スパイクピン8を75万回
作動させても、そのピン8と圧縮コイルばね17の作動
に異常は認められなかった。
【0031】図3及び図4に示した実施形態例において
は、パッキン23が、フランジ部材11の内側壁21と
外側壁22とにより区画された空間S内に収容されてい
るので、そのパッキン23を外部から保護でき、その耐
久性を向上させることができる。
【0032】外側壁22の内面と、これに対向したパッ
キン23の面を接着剤などによって貼り合せると、パッ
キン23が常に中心孔16の隙間gを塞ぐ位置を占め、
隙間gを効果的にシールすることができる。或いは、外
側壁22と内側壁21の外周縁部を前述のように互いに
結合するとき、パッキン23の外周縁25(図5)を外
側壁22と内側壁21の外周縁部で挟み付けるようにす
ると、外側壁22とパッキン23を上述のように接着剤
で貼り合せなくとも、パッキン23を常に図3及び図4
に示した位置に保持し、隙間gを確実にシールする機能
を保証することができる。
【0033】ところで、図3及び図4に示した例では、
フランジ部材11の内側壁21と外側壁22を共に金属
によって構成したが、図6に示すように、内側壁21を
例えば金属により構成し、その内側壁21のまわりに、
例えば熱可塑性樹脂を一体に成形して外側壁22を形成
することもできる。その成形時に、パッキン23を外側
壁22の内側に配置する。このように、外側壁22を、
内側壁21に一体に固着された樹脂により形成すれば、
その全体、ひいてはゴルフシューズの全体を軽量化で
き、かかるシューズを履いたプレーヤに一層軽快感を与
えることができる。
【0034】図6に示したゴルフシューズの他の構成
は、図1乃至図5に示した例と異なるところはない。
【0035】また図1乃至図6に示した例では、フラン
ジ部材11のフランジ部15を内側壁21と外側壁22
とによって構成し、その外側壁22を外部に露出させた
が、フランジ部15を一重壁とし、かつフランジ部材1
1の全体をシューズソール1の内部に埋設固定すること
もできる。
【0036】図7は、その一例を示しており、ここに示
したゴルフシューズより成るスポーツシューズは、筒状
に形成された基部12とその基部12と一体のフランジ
部15とを有するフランジ部材11を具備し、そのフラ
ンジ部材11がシューズソール1に埋設固定されてい
る。そして、その基部12の内部に、スパイクピン8と
一体のベース部13が、スパイクピン8の軸線C方向に
摺動自在に嵌合している。かかるスパイクピン8は、フ
ランジ部15に形成された中心孔29と、シューズソー
ル1に形成された貫通孔26を通して、シューズソール
1の底面5側の外部に突出している。また圧縮コイルば
ね17より成る弾性部材はフランジ部材11の基部12
内に配置され、この弾性部材が、スパイクピン8と一体
のベース部13を加圧することにより、スパイクピン8
がその突出位置へ向けて付勢される。そして、この例で
も、図5に示したように形成されたゴム又は軟質合成樹
脂より成るパッキン23が設けられ、かかるパッキン2
3は、シューズソール1に形成された貫通孔26の周縁
とスパイクピン8の外周面との間の隙間g1を覆った状
態で、その貫通孔26の形成されたシューズソール部分
とフランジ部15との間に配置されている。他の構成
は、図1乃至図5に示したゴルフシューズと異なるとこ
ろはなく、図7に示したフランジ部材11も、その基部
12が、シューズソール1に埋設固定された支持部材9
にねじ係合して固定されている。またその基本的な作用
も図1乃至図5に示した例と変りはなく、ゴルフシュー
ズを履いたプレーヤが歩行する際、スパイクピン8がそ
の軸線Cの方向に往復動し、このときパッキン23によ
って外部の異物がフランジ部材11の内部へ侵入するこ
とを防止でき、常にスパイクピン8とばね17を円滑に
作動させることができる。
【0037】図7に示した実施形態例は、フランジ部1
5が一重壁で構成され、パッキン23がフランジ部15
の外部に配置されている点で、図1乃至図4に示した例
と相違する。このようにフランジ部15を一重の壁で構
成できるので、フランジ部材11のコストを低減でき
る。またパッキン23はフランジ部15の外部に設けら
れているが、このパッキン23は、フランジ部15と、
貫通孔26の形成されたシューズソール部分との間に配
置され、当該パッキン23が外部から隠蔽されているた
め、これに早期に傷が付けられてパッキン23が劣化す
ることを防止できる。
【0038】図8に示す実施形態例では、フランジ部材
と支持部材が省略されている。すなわち、シューズソー
ル1の底面5の側に空洞27が形成され、その空洞27
内に、スパイクピン8と一体のベース部13が、スパイ
クピン8の軸線C方向に摺動自在に嵌合している。また
シューズソール1には、空洞27を外部に連通させる貫
通孔28が形成され、その貫通孔28を通してスパイク
ピン8が空洞外に突出している。貫通孔28の径は、ベ
ース部13の径より小さく、従ってベース部13が貫通
孔28を通して外部に脱落することはない。また圧縮コ
イルばね17より成る弾性部材が空洞27内に配置さ
れ、スパイクピン8と一体のベース部13が、空洞27
内に配置された弾性部材によって加圧されることによ
り、そのスパイクピン8が突出位置へ向けて付勢される
こともその各実施形態例と変りはない。
【0039】図5に示したように形成されたゴム又は軟
質合成樹脂より成るパッキン23は、シューズソール1
に形成された貫通孔28の周縁とスパイクピン8の外周
面との間の隙間g2を覆った状態で、その貫通孔28の
形成されたシューズソール部分と、スパイクピン8と一
体のベース部13との間に配置されている。その際、そ
のパッキン23と、これが対向するシューズソール1の
部分とを接着剤で貼り合すと都合がよい。かかるパッキ
ン23によって、隙間g2から空洞27の内部に異物が
侵入することを防止でき、スパイクピン8とばね17を
常に円滑に作動させることができる。他の構成と作用
は、先に説明した例と変りはない。
【0040】図8に示した例においては、フランジ部材
が設けられていないため、スポーツシューズの構成をよ
り一層簡素化でき、そのコストを低減できる。しかも、
この例においてもパッキン23はシューズソール1の内
部に配置されているので、これが直に外部の地面などに
接することはなく、当該パッキン23を長期に亘って保
護することができる。
【0041】ところで、図3、図4及び図6に示したゴ
ルフシューズは、図9に示した従来のゴルフシューズと
同様に、外部に露出したフランジ部材11を有し、この
フランジ部材11が支持部材9にねじ係合している。従
って、先にも説明したように、このフランジ部材11を
軸線Cのまわりに回転させることにより、当該フランジ
部材11を支持部材9から離脱することができ、スパイ
クピン8をシューズソール1から外すことができる。こ
のようなゴルフシューズをピン離脱式シューズと称する
ことにする。これに対し、図7に示したゴルフシューズ
においては、フランジ部材11がシューズソール1に埋
設されているので、通常は、このフランジ部材11をシ
ューズソール1から離脱させることはできず、従ってス
パイクピン8をシューズソール1から外すことはできな
い。また図8に示した例では、フランジ部材自体が設け
られておらず、従ってこの例においてもスパイクピン8
をシューズソール1から外すことはできない。このよう
な形式のゴルフシューズをピン永久嵌め込み式シューズ
と称することにする。
【0042】ここで、一般に、ピン離脱式シューズの方
が、ピン永久嵌め込み式シューズよりも構造が複雑化
し、かつそのコストが高くなる。ところが、従来の可動
式スパイクピンを有するゴルフシューズにおいては、ピ
ン離脱式シューズを採用せざるを得なかった。従来のゴ
ルフシューズは、そのシューズソールの内部に異物が侵
入し、スパイクピン8やばね17がすぐに動かなくなっ
てしまうので、スパイクピンを離脱可能とし、内部に溜
った異物を取り出せるようにする必要があったためであ
る。
【0043】ところが、先に説明した本発明の各実施形
態例によれば、内部に異物が侵入することを阻止でき、
長期に亘ってばね17やスパイクピン8を円滑に作動さ
せることができるので、スパイクピン8が取り外し可能
でなくともよい。このため、ピン永久嵌め込み式シュー
ズであっても、何ら支障をきたすことはなく、これによ
って低コストなゴルフシューズを供することが可能とな
る。本発明は、ピン離脱式シューズに限らず、ピン永久
嵌め込み式シューズにも支障なく適用できるのである。
【0044】以上、本発明の各種の実施形態例を説明し
たが、本発明は、これらの実施形態例をさらに改変して
構成できるものである。また、本発明は、ゴルフシュー
ズに限らず、他のスポーツ用のシューズにも広く適用可
能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載のスポーツシューズによ
れば、パッキンを設けるという極く簡単な構成によっ
て、シューズソールの内部側へ異物が侵入することを防
止し、ないしは効果的に抑制でき、長期に亘ってスパイ
クピンと弾性部材を円滑に作動させることができる。
【0046】請求項2に記載のスポーツシューズによれ
ば、フランジ部材の外側壁と内側壁によって区画された
空間内にパッキンを配置したため、そのパッキンを保護
し、その耐久性を向上させることができる。
【0047】請求項3に記載のスポーツシューズによれ
ば、フランジ部材を軽量化でき、スポーツシューズを履
いたプレーヤに、より一層軽快感を与えることができ
る。
【0048】請求項4に記載のスポーツシューズによれ
ば、フランジ部材のフランジ部を二重壁構造とする必要
がないため、そのコストを低減でき、しかもパッキンは
シューズソール内に収容されるので、これを保護するこ
とができる。
【0049】請求項5に記載のスポーツシューズによれ
ば、フランジ部材自体を省略でき、その分、シューズの
コストを低減できる。しかもパッキンはシューズソール
の内部に設けられているので、これを確実に保護するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポーツシューズの側面図である。
【図2】図1に示したスポーツシューズの底面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線拡大断面図であって、スパイ
クピンが突出位置を占めたときの様子を示す図である。
【図4】図3と同様な断面図であって、スパイクピンが
退避位置を占めたときの様子を示す図である。
【図5】パッキンの斜視図である。
【図6】フランジ部材の他の例を示す、図3と同様な断
面図である。
【図7】フランジ部材のさらに他の例を示す、図3と同
様な断面図である。
【図8】フランジ部材を省略したゴルフシューズの実施
形態例を示す、図3と同様な断面図である。
【図9】従来のゴルフシューズの一例を示す、図3と同
様な断面図である。
【符号の説明】
1 シューズソール 5 底面 8 スパイクピン 11 フランジ部材 12 基部 13 ベース部 14 凹部 15 フランジ部 20 先端 21 内側壁 22 外側壁 23 パッキン 26 貫通孔 27 空洞 28 貫通孔 29 中心孔 C 軸線 g 隙間 g1 隙間 g2 隙間 S 空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シューズソールに配設されたスパイクピ
    ンを有し、該スパイクピンは、その先端がシューズソー
    ルの接地側の底面よりも外方に最も突出した突出位置
    と、その突出位置よりもシューズソールの底面側へ最も
    引込んだ退避位置との間を移動可能にシューズソールに
    組付けられ、該スパイクピンをその突出位置へ向けて付
    勢する弾性部材をシューズソールに設けたスポーツシュ
    ーズにおいて、 前記スパイクピンの外周面に圧接して、該外周面のまわ
    りからシューズソールの内部側へ異物が侵入することを
    防止する弾性材より成るパッキンを設けたことを特徴と
    するスポーツシューズ。
  2. 【請求項2】 筒状に形成された基部と該基部と一体の
    フランジ部とを有するフランジ部材を具備し、該フラン
    ジ部材の基部をシューズソールの底面側に形成した凹部
    に挿入して該基部をシューズソールに固定すると共に、
    フランジ部によって前記凹部の開口を覆い、基部の内部
    に、スパイクピンと一体のベース部をスパイクピンの軸
    線方向に摺動自在に嵌合し、前記フランジ部は、シュー
    ズソールの底面側に位置する内側壁と、該内側壁よりも
    シューズソールの底面から離れた外方側に位置する外側
    壁とを有し、該内側壁は前記基部に一体化されていると
    共に、内側壁と外側壁は一体に固定されてその内部に空
    間を区画しており、前記スパイクピンは、前記フランジ
    部材の外側壁に形成された中心孔を通してフランジ部材
    外に突出し、前記弾性部材は前記フランジ部材の基部内
    に配置され、該弾性部材がスパイクピンと一体のベース
    部を加圧することにより、該スパイクピンがその突出位
    置へ向けて付勢され、前記パッキンは、前記外側壁に形
    成された中心孔の周縁とスパイクピンの外周面との間の
    隙間を覆った状態で、前記外側壁と内側壁により区画さ
    れた空間内に配置されている請求項1に記載のスポーツ
    シューズ。
  3. 【請求項3】 前記外側壁が、内側壁に一体に固着され
    た樹脂により形成されている請求項2に記載のスポーツ
    シューズ。
  4. 【請求項4】 筒状に形成された基部と該基部と一体の
    フランジ部とを有するフランジ部材を具備し、該フラン
    ジ部材をシューズソールに埋設固定し、基部の内部に、
    スパイクピンと一体のベース部をスパイクピンの軸線方
    向に摺動自在に嵌合し、該スパイクピンは、前記フラン
    ジ部に形成された中心孔とシューズソールに形成された
    貫通孔を通してシューズソールの外部に突出し、前記弾
    性部材は前記フランジ部材の基部内に配置され、該弾性
    部材がスパイクピンと一体のベース部を加圧することに
    より、該スパイクピンがその突出位置へ向けて付勢さ
    れ、前記パッキンは、シューズソールに形成された前記
    貫通孔の周縁とスパイクピンの外周面との間の隙間を覆
    った状態で、該貫通孔の形成されたシューズソール部分
    とフランジ部との間に配置されている請求項1に記載の
    スポーツシューズ。
  5. 【請求項5】 シューズソールの底面側に空洞を形成
    し、該空洞内に、スパイクピンと一体のベース部をスパ
    イクピンの軸線方向に摺動自在に嵌合し、シューズソー
    ルには、前記空洞を外部に連通させる貫通孔が形成さ
    れ、該貫通孔を通してスパイクピンが空洞外に突出して
    おり、前記弾性部材は前記空洞内に配置され、スパイク
    ピンと一体のベース部が前記弾性部材によって加圧され
    ることにより、当該スパイクピンがその突出位置へ向け
    て付勢され、前記パッキンは、シューズソールに形成さ
    れた前記貫通孔の周縁とスパイクピンの外周面との間の
    隙間を覆った状態で、該貫通孔の形成されたシューズソ
    ール部分と、スパイクピンと一体のベース部との間に配
    置されている請求項1に記載のスポーツシューズ。
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