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JPH10199601A - ナット付la端子 - Google Patents

ナット付la端子

Info

Publication number
JPH10199601A
JPH10199601A JP468497A JP468497A JPH10199601A JP H10199601 A JPH10199601 A JP H10199601A JP 468497 A JP468497 A JP 468497A JP 468497 A JP468497 A JP 468497A JP H10199601 A JPH10199601 A JP H10199601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
terminal
insertion hole
screw insertion
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP468497A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Ushiyama
圭司 牛山
Toshiro Mochizuki
利朗 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP468497A priority Critical patent/JPH10199601A/ja
Publication of JPH10199601A publication Critical patent/JPH10199601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの低減と組み立て性の向上を図ること
ができ、かつ、外径寸法の増大を防止することのできる
ナット付LA端子を提供する。 【解決手段】 ナット付LA端子10は、ねじ挿通孔1
3を備えたねじ止め用板部14と電線端が圧着接続され
る電線圧着部17とを一体形成したLA端子本体19
と、前記ねじ止め用板部14に取り付けられてねじ挿通
孔を挿通した雄ねじに螺合するナット部材20とを備え
る。ナット部材20は、圧着端子本体19のねじ止め用
板部14のねじ挿通孔13に挿入可能な細径部21と、
該細径部21の基端外周に周設された係合溝22とを備
えており、前記ねじ挿通孔13の内周縁に一体形成され
た係止片11が、前記係合溝22に係合してナット部材
20をねじ止め用板部14に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LA端子のねじ止
め作業を容易にするために、ねじ止め用板部にナット部
材を取り付けたナット付LA端子の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】通常のLA端子は、ねじ挿通孔を備えた
ねじ止め用板部と、電線端が圧着接続される電線圧着部
とを金属板により一体形成した構造である。そして、電
気機器等の端子接続部に植設されたスタッドボルトに前
記LA端子を固定する場合には、先ず前記ねじ止め用板
部のねじ挿通孔にスタッドボルトを挿通させた状態にし
ておき、その後に、一方の手でLA端子を押えつつ、他
方の手でナット部材をスタッドボルトに締め付ける作業
を行なわなければならず、狭い所に両手を入れなければ
ならない場合には、ナット部材が落ちてしまう等、非常
に作業がしずらいという問題があった。
【0003】そこで、図7及び図8に示すように、ねじ
挿通孔を備えたねじ止め用板部1と電線端が圧着接続さ
れる電線圧着部2とを金属板により一体形成したLA端
子本体3と、前記ねじ止め用板部1に一体形成された係
止片5により前記ねじ止め用板部1の上に取り付けら
れ、前記ねじ挿通孔を挿通する雄ねじ(スタッドボル
ト)に螺合するナット部材6とを備えたナット付LA端
子8が提案されている(実開昭54−35397号公報
参照)。
【0004】この例の場合、前記ナット部材6は、図8
に示すように、一端側に鍔状のフランジ部9を装備した
構成とされている。また、前記ねじ止め用板部1の係止
片5は、該ねじ止め用板部1の外周縁に延出形成した爪
状のものであり、図8に示すように、前記フランジ部9
の周縁を挟む断面略コ字状にプレス成形することで、ナ
ット部材6を保持させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したナ
ット付LA端子8では、前記係止片5を断面略コ字状に
プレス成形するために、特殊なプレス成形型が必要にな
り、加工コストが嵩むという問題があった。また、前記
係止片5がナット部材6を外側から掴むように押えるた
めに、LA端子としての外径寸法が大きくなってしまう
という問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、特殊なプレス成形型が必要なく、簡単に
ナット部材をねじ止め用板部に取り付けることができ
て、コストの低減と組み立て性の向上を図ることがで
き、かつ、外径寸法の増大を防止することのできるナッ
ト付LA端子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ね
じ挿通孔を備えたねじ止め用板部と電線端が圧着接続さ
れる電線圧着部とを一体形成したLA端子本体と、前記
ねじ止め用板部に取り付けられて前記ねじ挿通孔を挿通
した雄ねじに螺合するナット部材とを備えたナット付L
A端子であって、前記ナット部材が、前記ねじ止め用板
部のねじ挿通孔に挿入可能な細径部の基端外周に周設さ
れた係合溝を備えると共に、前記ねじ挿通孔の内周縁に
一体形成された係止部が、前記係合溝に係合してナット
部材をねじ止め用板部に保持することを特徴とするナッ
ト付LA端子により達成される。
【0008】尚、好ましくは前記係合部が、前記ねじ挿
通孔の内周縁からナット取付け面の斜め上方に向かって
突設されており、前記細径部の基端に位置したナット端
面に押圧付勢された該係合部の先端が前記係合溝内に突
入する方向へ塑性変形されることによって前記係合溝に
係合し、ナット部材をねじ止め用板部に保持する。又、
好ましくは前記係合部が、前記ねじ挿通孔の内周縁に突
設された複数の爪状の係止片、又は前記ねじ挿通孔の内
周縁に沿って延設されたリング状部分から成る。
【0009】上記構成によれば、ナット部材はLA端子
本体のねじ止め用板部に押し付ける操作を行なうだけ
で、簡単にねじ止め用板部に保持された状態となり、ナ
ット部材の取付に特殊なプレス成形型が必要とならない
ため、コストの低減と組み立て性の向上を図ることがで
きる。また、ナット部材を保持するための係止片は、ね
じ止め用板部のねじ挿通孔の内周縁に突設されており、
ねじ止め用板部の外形寸法に影響を与えないため、LA
端子としての外径寸法の増大を防止することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1乃至図5は本発明
の一実施形態に係るナット付LA端子を示したものであ
り、図1はナット付LA端子10の組み立て状態の斜視
図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図1に
示したナット付LA端子10の分解斜視図、図4及び図
5は図3に示したナット付LA端子10の組立作業の状
態を説明する縦断面図である。
【0011】本実施形態のナット付LA端子10は、ね
じ挿通孔13を備えたねじ止め用板部14と電線16の
端部が圧着接続される電線圧着部17とを金属板のプレ
ス加工により一体形成したLA端子本体19と、前記ね
じ止め用板部14に取り付けられて前記ねじ挿通孔13
を挿通したスタッドボルト等の雄ねじに螺合するナット
部材20とを備えた構成を有している。
【0012】前記ナット部材20は、前記ねじ止め用板
部14のねじ挿通孔13に挿入可能な細径部21と、該
細径部21の基端外周に周設された係合溝22とを備え
る。そして、前記ねじ挿通孔13の内周縁には、前記係
合溝22に係合してナット部材20をねじ止め用板部1
4に保持する係止部である複数の爪状の係止片11が一
体形成されている。
【0013】前記ねじ止め用板部14の係止片11は、
ねじ止め用板部14のプレス打ち抜き時に、ねじ挿通孔
13の内周縁の一部を切り起こすことにより、前記ねじ
挿通孔13の内周縁から半径方向内側に向うように、か
つ、該ねじ止め用板部14のナット取付け面の斜め上方
に向かって斜めに突設されている。本実施形態の場合、
前記係止片11は、ねじ挿通孔13の内周縁に沿って等
間隔に4箇所設けられている。
【0014】更に、図2及び図4に示すように、前記細
径部21の外径D1 、斜めに突出した状態の各係止片1
1の先端部による内径D2 、及び前記ねじ挿通孔13の
内径D3 が、D1 <D2 <D3 を満足するように、各部
の寸法設定がなされている。そして、図5に示すよう
に、前記ナット部材20の細径部21の基端に位置した
ナット端面23を前記各係止片11の先端部に当接させ
た後、所定の押圧力F 1 でねじ止め用板部14に該ナッ
ト部材20を押し付けると、前記ナット端面23を介し
て各係止片11には曲げ力F2 が作用し、この曲げ力F
2 によって前記係止片11が傾斜がなくなる方向に塑性
変形され、図2に示すように、前記係止片11の先端が
前記細径部21の係合溝22に突入するので、前記ナッ
ト部材20がねじ止め用板部14に保持された状態にな
る。
【0015】但し、図2に示したように、係止片11が
ナット部材20の押圧力により塑性変形して該係止片1
1の先端部が係合溝22に係合した状態において、前記
係合溝22の内径D4 及び各係止片11の先端部による
内径D5 が、D4 <D5 <D 1 を満足するように、各係
止片11の突出長さは設定されている。従って、各係止
片11が係合溝22に係合することで、ねじ止め用板部
14に保持されたナット部材20は、自由に回転するこ
とができる。
【0016】本実施形態のLA端子10の構成によれ
ば、ナット部材20は、LA端子本体19のねじ止め用
板部14に押し付ける操作を行なうだけで、簡単にねじ
止め用板部14に保持された状態となり、ナット部材2
0の取付に特殊なプレス成形型が必要とならないため、
コストの低減と組み立て性の向上を図ることができる。
また、ナット部材20を保持するための各係止片11
は、ねじ止め用板部14のねじ挿通孔13の内側に突設
されており、ねじ止め用板部14の外形寸法に影響を与
えないため、LA端子としての外径寸法の増大を防止す
ることもできる。
【0017】尚、本発明のナット付LA端子は、上記実
施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の主旨
に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもな
い。例えば、上記実施形態のナット付LA端子10で
は、ナット部材20をねじ止め用板部14に保持するた
めの係合部が、ねじ挿通孔13の内周の一部を切り起こ
した爪状の係止片11として構成したが、図6に示した
LA端子30のように、前記LA端子本体32のねじ挿
通孔の内周縁に沿って延設されたリング状部分31とし
て係合部を構成しても良い。このリング状部分31は、
LA端子本体32のプレス打ち抜き時に、ねじ挿通孔の
内周縁がねじ止め用板部33のナット取付け面の斜め上
方に向かって斜めに張り出す薄肉のリング部を延出形成
することによって得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明のナット付LA端子によれば、ナ
ット部材は、LA端子本体のねじ止め用板部に押し付け
る操作を行なうだけで、簡単にねじ止め用板部に保持さ
れた状態となり、ナット部材の取付に特殊なプレス成形
型が必要とならないため、コストの低減と組み立て性の
向上を図ることができる。また、ナット部材を保持する
ための係合部は、ねじ止め用板部のねじ挿通孔の内周縁
に一体形成されており、ねじ止め用板部の外形寸法に影
響を与えないため、LA端子としての外径寸法の増大を
防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るナット付LA端子の
組み立て状態の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1に示したナット付LA端子の分解斜視図で
ある。
【図4】図3に示したナット付LA端子の組立作業の状
態を説明する縦断面図である。
【図5】図3に示したナット付LA端子の組立作業の状
態を説明する縦断面図である。
【図6】図3に示したナット付LA端子の他の実施形態
を示す分解斜視図である。
【図7】従来のナット付LA端子の平面図である。
【図8】従来のナット付LA端子の正面図である。
【符号の説明】
10 ナット付LA端子 11 係止片 13 ねじ挿通孔 14 ねじ止め用板部 16 電線 17 電線圧着部 19 LA端子本体 20 ナット部材 21 細径部 22 係合溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ挿通孔を備えたねじ止め用板部と電
    線端が圧着接続される電線圧着部とを一体形成したLA
    端子本体と、前記ねじ止め用板部に取り付けられて前記
    ねじ挿通孔を挿通した雄ねじに螺合するナット部材とを
    備えたナット付LA端子であって、 前記ナット部材が、前記ねじ止め用板部のねじ挿通孔に
    挿入可能な細径部の基端外周に周設された係合溝を備え
    ると共に、前記ねじ挿通孔の内周縁に一体形成された係
    止部が、前記係合溝に係合してナット部材をねじ止め用
    板部に保持することを特徴とするナット付LA端子。
  2. 【請求項2】 前記係合部が、前記ねじ挿通孔の内周縁
    からナット取付け面の斜め上方に向かって突設されてお
    り、前記細径部の基端に位置したナット端面に押圧付勢
    された該係合部の先端が前記係合溝内に突入する方向へ
    塑性変形されることによって前記係合溝に係合し、ナッ
    ト部材をねじ止め用板部に保持することを特徴とする請
    求項1記載のナット付LA端子。
  3. 【請求項3】 前記係合部が、前記ねじ挿通孔の内周縁
    に突設された複数の爪状突片から成ることを特徴とする
    請求項2記載のナット付LA端子。
  4. 【請求項4】 前記係合部が、前記ねじ挿通孔の内周縁
    に沿って延設されたリング状部分から成ることを特徴と
    する請求項2記載のナット付LA端子。
JP468497A 1997-01-14 1997-01-14 ナット付la端子 Pending JPH10199601A (ja)

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JP468497A JPH10199601A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 ナット付la端子

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008186781A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Yazaki Corp 金属板に設けられた端子接続孔部分の構造、および、金属板と端子との接続構造、ならびに、金属板に対する端子の接続方法
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KR101255997B1 (ko) 2012-01-31 2013-04-18 정도희 배선용 압착단자

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