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JPH10198236A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH10198236A
JPH10198236A JP8358466A JP35846696A JPH10198236A JP H10198236 A JPH10198236 A JP H10198236A JP 8358466 A JP8358466 A JP 8358466A JP 35846696 A JP35846696 A JP 35846696A JP H10198236 A JPH10198236 A JP H10198236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
signal
color image
image
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8358466A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Toyoshima
英一郎 豊嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8358466A priority Critical patent/JPH10198236A/ja
Publication of JPH10198236A publication Critical patent/JPH10198236A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換可能な現像器ユニット、感光ドラムユニ
ットを備えたカラー画像形成装置において、ユーザビリ
ティの向上を図る。 【解決手段】 各現像器ユニットDc、Dm、Dy、D
bに不揮発性メモリ203、203、205、206を
搭載し、色情報、メーカー名、IDナンバー、再利用回
数、寿命検知カウンタ、寿命しきい値の各情報を格納
し、且つ、その内容を必要時に変更する。感光ドラムユ
ニット100も不揮発性メモリ207を搭載し、色情
報、再利用回数以外の上記情報を格納し、必要時に変更
する。又、情報の変更は、ホストコンピュータ100
0、あるいは装置本体の操作手段により行ない、更に、
情報をホストコンピュータあるいは装置本体のディスプ
レイ208に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラープリ
ンタあるいはカラー複写機などとされる電子写真方式あ
るいは静電記録方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年になって、プリンタ装置がカラー化
され、ユーザの様々な表現手段として利用されるように
なってきている。特に、電子写真方式を用いたカラーペ
ージプリンタ装置はその静粛性、その高品質な画質及び
高速プリンティングの点で注目されてきている。
【0003】カラーページプリンタ装置の1つであるカ
ラーレーザビームプリンタ装置は、感光体上にレーザー
ビームを主走査方向に走査して第1のトナーを用いて第
1の現像を行ったあと、転写ドラム上の記録紙などの記
録媒体上に転写する工程と、これに続いて、第2〜第4
のトナーを用いて引き続き、同様な第2、第3、及び第
4の工程とにより多色画像形成と記録を行う。
【0004】このような4つの工程によって、Y(イエ
ロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各
色トナーにより画像形成を行い、これらを記録媒体に多
重転写してカラー画像を得ることが、電子写真方式のカ
ラーレーザビームプリンタ装置では一般に知られてい
る。
【0005】次に、このような従来のフルカラーレーザ
ビームプリンタ装置における多色画像の記録方式を図2
2〜図28を参照して説明する。
【0006】図22には、従来のフルカラープリンタ装
置の一例が示され、図23には図22で示すフルカラー
プリンタ装置が扱う各種信号の流れについて示される。
【0007】まず、図22に示すように、一定速度で矢
印方向に回転する感光ドラム1201が帯電器1204
によって所定極性、所定の電圧に帯電される。ついで、
記録紙Pが給紙カセット1215からピックアップロー
ラ1214により所定のタイミングで1枚ずつ給紙され
る。記録紙Pの先端が、検出器1202により検出され
ると、画像信号VDO(各画素各色成分8ビット)によ
り偏向されたレーザ光Lが半導体レーザ1205から、
スキャナモータ1206により駆動されるポリゴンミラ
ー1207に向けて射出され、ポリゴンミラー1207
により反射された後、レンズ1208及びミラー120
9を経て感光ドラム1201に導かれ、感光ドラム12
01上を走査する。
【0008】一方、検出器1202からの信号(以下、
TOPSNS)が、垂直同期信号として、図23に示す
画像形成部1250に出力される。また、検出器121
7がレーザ光Lを検知すると、水平同期信号となるビー
ムディテクト(以下、BDという)信号を画像形成部1
250に出力する。そして、画像信号VDOがBD信号
に同期して順次半導体レーザ1205に送出される。
【0009】スキャナモータ1206は、基準発振器1
220からの信号S1を分周する分周器からの信号S2
に従って一定速度で回転するように、モータ制御回路1
225により制御される。
【0010】そして、BD信号に同期して感光ドラム1
201が走査露光され、次いで、イエロー色のトナーを
有した現像器1203Yにより第1静電潜像が現像さ
れ、感光ドラム1201の上にイエロー色のトナー像が
形成される。
【0011】一方、所定のタイミングで給紙された記録
紙Pの先端が転写開始位置に達する直前に、トナーと反
対の極性の所定の転写バイアスが転写ドラム1216に
印加され、イエロー色のトナー像が記録紙Pに転写され
ると同時に、記録紙Pが転写ドラム1216の表面に静
電吸着される。
【0012】次に、感光ドラム1201上にレーザ光L
の走査により第2静電潜像が形成され、マゼンタ色のト
ナーを有した現像器1203Mにより第2静電潜像が現
像される。感光ドラム1201上に形成されたマゼンタ
色のトナー像は、TOPSNS信号によりその画像先端
が前に転写されたイエロー色のトナー像との位置合わせ
が行われて、記録紙Pに転写される。
【0013】同様にして、第3静電潜像が現像され、シ
アン色のトナーを有した現像器1203Cにより現像さ
れ、シアン色のトナー像が前に転写された画像との位置
合わせが行われて記録紙Pに転写され、次いで、第4静
電潜像が現像され、黒色のトナーを有した現像器120
3Kにより現像され、黒色のトナー像が前に転写された
画像との位置合わせが行われて記録紙Pに転写される。
【0014】このように各工程毎に1ページ分のVDO
信号が順次半導体レーザ1205に出力される。又、各
転写工程毎に未転写のトナー像がクリーナ1210によ
り掻き落とされる。
【0015】その後、4色のトナー像が転写された記録
紙Pの先端部が分離爪1212の位置に近づくと、分離
爪1212は、記録紙Pの先端が転写ドラム1216の
表面に接触し記録紙Pの後端が転写ドラム1216から
離れるまで、転写ドラム1216に接触し続け、その後
離れて元の位置に戻る。そして、除電器1211により
記録紙P上の蓄積電荷が除電され、分離爪1212によ
る記録紙Pの分離を容易にすると同時に記録紙分離時に
おける気中放電を減少させる。
【0016】最後に現像された画像は定着ローラ121
3によって定着され排紙トレイ1229に排紙される。
【0017】なお、図23における画像形成部1250
とは、図23の各構成要素から半導体レーザ1205、
スキャナモータ1206、ポリゴンミラー1207、検
出器1202、1217を除く全ての要素の総称であ
る。
【0018】図24にはTOPSNS信号と、VDO信
号の関係のタイミングチャートが示され、同図におい
て、A1は第1トナー色(Y)の印刷動作、A2は第2
トナー色(M)の印刷動作、A3は第3トナー色(C)
の印刷動作、A4は第4トナー色(K)の印刷動作であ
る。区間A1からA4までが1ページのカラー印刷動作
となる。
【0019】次に、画像信号処理について説明する。図
25は、従来のフルカラープリンタ装置1302の機能
構成を示すブロック図である。同図においてホストイン
タフェース1303は、外部機器、例えばホストコンピ
ュータ1301からプリント情報1307を受信し、受
信プリント情報に含まれる制御信号1308をプリンタ
制御部1304へ、受信プリント情報に含まれる画像信
号1309を画像処理部1305へ送る。そして、画像
処理部1309の出力信号で半導体レーザ1306を駆
動する。又、プリンタ制御部1304は制御信号131
0によって画像処理部1305を制御する。
【0020】図26は、図25に示す画像信号処理部1
305の詳細な構成を示すブロック図である。図26に
示すカラー処理部1351は、図25に示すホストイン
ターフェース1303から24ビットのRGB画像信号
を受信し、入力RGB信号を所定タイミングで順次対応
するYMCK信号に変換する。即ち、入力RGB信号
を、ある時は、Y信号、ある時はM信号、ある時はC信
号、ある時はK信号を示す前述した8ビットのVDO信
号に変換する。
【0021】図27はカラー処理部1351が実行する
カラー信号変換処理のタイミングチャートである。図2
7におけるA1、A2、A3、A4は、図24で説明し
たと同じ各トナー色に対する印刷動作を示す。更に、図
27のR1、G1、B1は、各トナー色に対する印刷動
作に対して同じRGB信号が用いられることを示す。
又、2ビットの色指定信号によって、各印刷動作がどの
色成分の印刷を行っているかを示す。更に又、図27の
色指定信号の各数値にある“B”はその数値がバイナリ
表現であることを示す。
【0022】さて、図26において、カラー処理部13
51よりのY、M、C、KのVDO信号は、γ補正部1
352でγ補正され、8ビットの信号として出力され、
次のパルス変調部(以下、PWM部と称する)1353
に入力される。PWM部1353では、8ビットの画像
信号を画像クロック(VCLK)の立ち上がりに同期さ
せてラッチ1354でラッチする。そして、ラッチした
デジタルデータをD/Aコンバータ1355で対応する
アナログ電圧に変換させ、アナログコンパレータ135
6に入力する。
【0023】一方、画像クロック(VCLK)は、三角
波発生部1358にも入力され、ここで、三角波に変換
されて、アナログコンパレータ1356に入力される。
【0024】アナログコンパレータ1356は三角波発
生部1358からの三角波信号とD/Aコンパレータ1
355からのアナログ信号とを比較し、パルス幅変調さ
れた信号を出力する。このパルス幅変調された信号は、
インバータ1357で反転され、PWM信号が得られ
る。
【0025】以上のようなPWM信号生成プロセスに関
連する各種信号のタイムチャートをまとめたものが、図
28である。
【0026】従って、PWM部1353に入力される8
ビットの画像データが最大値“FF(H)”となるとき
最も幅の広いPWM信号が出力され、一方、最小値“0
0(H)”となるときで最も幅の狭いPWM信号が出力
される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
プリンタ本体の機能は進化しているものの、消耗品の機
能や管理性はまだ十分であるとは言えない。例えば、消
耗品の寿命についていえば、感光ドラムカートリッジの
寿命検出方法は、ドラム表面の電位を測定するなどして
おおざっぱな寿命検出しかできなかった。そのためユー
ザへの警告は、プリンタ本体のディスプレイパネルに
て、警告ランプを点灯するなどして、寿命が十分あるか
無いかの2値的な報知でしかなかった。
【0028】次に、消耗品の管理性についていえば、従
来、個々の消耗品に固有のIDナンバーを付するといっ
た考えは無く、そのため、一度寿命となった消耗品を又
プリンタ本体に入れてしまい、プリントした後に気がつ
くといったわずらわしいことが発生する場合があった。
【0029】また、消耗品の寿命報知後、夜間自動運用
時などで、どうしても継続して使用したいときでもプリ
ンタが停止することがあった。
【0030】従って、本発明の目的は、交換可能な消耗
品を用いるカラー画像形成装置において、ユーザビリテ
ィの良好なカラー画像形成装置を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、外部機器から入力した画像信号に応じて感光体に
画像を形成し、該画像を複数色の記録剤にて記録媒体上
に印刷するカラー画像形成装置において、交換可能な消
耗品上に不揮発性のメモリ手段を具備し、前記メモリ手
段に前記消耗品の属性情報を記憶させ、且つ、その属性
情報を変更することを特徴としたカラー画像形成装置で
ある。
【0032】好ましくは、前記交換可能な消耗品とは、
記録剤を封入したユニットである。別の態様によれば、
前記交換可能な消耗品とは、感光体を搭載したユニット
であることが好ましい。
【0033】前記属性情報の変更は、外部機器であるコ
ンピュータにて行なうことが好ましい。別の態様によれ
ば、前記属性情報の変更は、装置本体上に配置された操
作手段にて行なうことが好ましい。
【0034】好ましくは、前記属性情報とは、前記消耗
品の寿命情報である。別の態様によれば、前記属性情報
とは、前記消耗品の識別情報であることが好ましい。
【0035】前記不揮発性のメモリ手段に記憶された内
容は、所定回数のプリント動作を行った後に更新するこ
とが好ましい。別の態様によれば、前記不揮発性のメモ
リ手段に記憶された内容は、装置本体の電源が投入され
ている期間中にプリント動作を行わなかった場合には、
更新しないことが好ましい。
【0036】前記不揮発性のメモリ手段には読み書き可
能な領域が設けられてなることが好ましい。好ましく
は、前記不揮発性のメモリ手段はEEPROMである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0038】実施例1 図1には、本発明の代表的な実施例である、600ドッ
ト/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分各画素
が8ビットで表現された多値データに基づいて画像記録
を行うカラーレーザプリンタ(以下、CLBP、或いは
プリンタという)が示される。
【0039】図1に示すプリンタ1において、給紙部1
01から給紙された記録媒体である記録紙Pはその先端
をグリッパ103fにより挾持されて、転写ドラム10
3の外周に保持される。このとき、記録紙Pの先端を検
出器8が検出して、その検出信号によって垂直同期信号
(後述)が生成される。像担持体(以下、感光ドラムと
いう)100に、光学ユニット107より各色に形成さ
れた潜像は、イエロー色、シアン色、マゼンタ色、ブラ
ックのトナーを有する各色現像器Dy、Dc、Dm、D
bにより現像化されて、転写ドラム外周の記録紙Pに複
数回転写されて、多色画像が形成される。その後、記録
紙Pは転写ドラム103より分離されて定着ユニット1
04で定着され、排紙部105より排紙トレイ部106
に排出される。
【0040】各色の現像器Dy、Dc、Dm、Dbは、
その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転
可能に現像器選択機構部108に保持される。これによ
って、各現像器Dy、Dc、Dm、Dbは、現像器選択
のために現像器選択機構部108が回転軸110を中心
にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる。選択
された現像器が現像位置に移動後、現像器選択機構部1
08は現像器と一体で支点109bを中心にして選択機
構保持フレーム109をソレノイド109aにより感光
ドラム100方向に引っ張られ、感光ドラム100方向
へ移動する。
【0041】次に、上記構成のプリンタのカラー画像形
成動作について具体的に説明する。
【0042】まず、帯電器111によって感光ドラム1
が所定の極性に均一に帯電され、レーザビーム光Lによ
る露光によって感光ドラム100上に、例えば、M(マ
ゼンタ)色の潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmによ
り現像され、感光ドラム100の上にM(マゼンタ)色
の第1のトナー像が形成される。
【0043】一方、所定のタイミングで記録紙Pが給紙
され、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バ
イアス電圧(+1.8kV)が転写ドラム103に印加
され、感光ドラム100上の第1トナー像が記録紙Pに
転写されると共に、記録紙Pが転写ドラム103の表面
に静電吸着される。その後、感光ドラム100はクリー
ナ112によって残留するM(マゼンタ)色トナーが除
去され、次の色の潜像形成及び現像工程に備える。
【0044】次に、感光ドラム100上にレーザビーム
光LによりC(シアン)色の第2潜像が形成され、次い
でC(シアン)色の現像器Dcにより感光ドラム1上の
第2の潜像がC(シアン)色の第2のトナー像が形成さ
れる。そして、C(シアン)色の第2のトナー像は、先
に記録紙Pに転写されたM(マゼンタ)色の第1のトナ
ー像の位置に合わせて記録紙Pに転写される。この2色
目のトナー像の転写においては、記録紙Pが転写部に達
する直前に、転写ドラム103に+2.1kVの転写バ
イアス電圧が印加される。
【0045】同様にして、Y(イエロー)色、Bk(ブ
ラック)色の第3、第4の潜像が感光ドラム100上に
順次形成され、それぞれが現像器Dy、Dbによって順
次現像され、記録紙Pに先に転写されたトナー像と位置
合わせされてY(イエロー)色、Bk(ブラック)色の
第3、第4の各トナー像が順次転写される。このように
して、記録紙P上に4色のトナー像が重なった状態で形
成されることになる。これら3色目、4色目のトナー像
の転写においては、記録紙Pが転写部に達する直前に転
写ドラム103にそれぞれ+2.5kV、+3.0kV
の転写バイアス電圧が印加される。
【0046】このような各色のトナー像の転写を行う毎
に転写バイアス電圧を高くしていくのは、転写効率の低
下を防止するためである。この転写効率の低下の主な原
因は、記録紙Pが転写後に感光ドラム100から離れる
ときに、気中放電により記録紙Pの表面が転写バイアス
と逆極性に帯電し(記録紙を担持している転写ドラム表
面も若干帯電する)、この帯電電荷が転写ごとに蓄積さ
れて、転写バイアス電圧が一定であると転写ごとに転写
電界が低下していくことにある。
【0047】上記4色目の転写の際に、記録紙先端が転
写開始位置に達したときに(直前直後を含む)、実効交
流電圧5.5kV(周波数は500Hz)に第4のトナ
ー像の転写時に印加された転写バイアスと同極性でかつ
同電位の直流バイアス電圧+3.0kVを重畳させて帯
電器111に印加する。このように4色目の転写の際に
記録紙Pの先端が転写開始位置に達した時に帯電器11
1を動作させるのは、転写ムラを防止するためのもので
ある。特にフルカラー画像の転写においては、僅かな転
写ムラが発生しても色の違いとして目立ち易いので、上
述したように帯電器111に所定のバイアス電圧を印加
して、放電動作を行わせることが必要となる。
【0048】4色のトナー像が重畳転写された記録紙P
の先端部が分離位置に近づくと、分離爪113の先端が
転写ドラム103の表面に接触し、記録紙Pを転写ドラ
ム103から分離させる。分離爪113の先端は、転写
ドラム表面との接触状態を保ち、その後、転写ドラム1
03から離れて元の位置に戻る。帯電器115は上記の
ように記録紙の先端が最終色(第4色目)の転写開始位
置に達したときから記録紙後端が転写ドラム103を離
れるまで作動して記録紙上の蓄積電荷(トナーと反対極
性)を除電し、分離爪113による記録紙の分離を容易
にすると共に分離時の気中放電を減少させる。尚、記録
紙Pの後端が転写終了位置(感光ドラム100と転写ド
ラム103とが形成するニップ部の出口)に達したとき
に、転写ドラム103に印加する転写バイアス電圧をオ
フ(接地電圧)にする。
【0049】これと同時に、帯電器111に印加してい
たバイアス電圧をオフにする。次に、分離された記録紙
Pは定着器104に搬送され、ここで記録紙上のトナー
像が定着されて排紙トレイ106上に排出される。
【0050】次にレーザビーム走査による画像形成動作
について説明する。
【0051】図1において、光学ユニット107は、検
出器9、半導体レーザ120、ポリゴンミラー121、
スキャナモータ122、レンズ123、ミラー125に
より構成されている。記録紙Pが給紙され、その先端が
転写ドラム103に搬送されると、それに同期して1ペ
ージ分の画像信号VDOにより変調された光ビームL
が、スキャナモータ122により回転されるポリゴンミ
ラー121に向けて射出され、その射出された光ビーム
Lはレンズ123、ミラー125により感光ドラム10
0に導かれる。又、光ビームLが検出されると、主走査
軸上に配置された検出器9により光ビームLが検出さ
れ、水平同期信号となるBD(ビーム検出)信号が出力
される。その結果、光ビームLによりBD信号に同期し
て感光ドラム100が走査露光され、静電潜像が形成さ
れる。
【0052】本実施例のカラーレーザビームプリンタ
は、以上のような画像形成過程を経て600ドット/イ
ンチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。
【0053】この装置の入力データとしては、ホストコ
ンピュータ(以下、ホストという)で生成するカラー画
像データ(例えば、RGB成分で表現されるデータ)
や、他の画像データ生成装置(スチル画像レコーダ)等
で生成し、何らかの記憶媒体に格納した画像データなど
が考えられる。このため、この装置には、図1に示すよ
うに、ホストからの画像情報を受信して画像データを生
成するプリンタコントローラ2とその画像データを処理
する信号処理部4が設けられている。
【0054】以下に説明する実施例では、ホストから送
られてくるカラー画像データとして説明する。
【0055】図2は、本実施例に従うプリンタ1の機能
構成を示すブロック図である。図2において、プリンタ
1はホストコンピュータ1000から送られてくる所定
の記述言語の画像情報5を受信して展開し、これを各色
成分が8ビット(D0〜D7)で構成されるYMCB
k)画像信号6として出力するプリンタコントローラ2
とプリンタエンジン3とで構成される。あるいは、ホス
ト1000は、イメージリーダ等で読み込んだRGB等
のビットデータを画像情報5として送出することもあ
り、この場合にはプリンタコントローラ2はこれを解釈
することなく処理する。
【0056】プリンタコントローラ2とプリンタエンジ
ン3との間では、画像信号4以外にも種々の画像形成の
ための信号がシリアル通信の形で授受される。これらの
信号にはプリンタエンジン3からプリントコントローラ
2に送出するページ(副走査方向)同期信号(PSYN
C)、主走査方向の同期信号(LSYNC)、プリンタ
コントローラ2からプリンタエンジン3に送出する1ビ
ットの属性信号(PHIMG)、データ転送用クロック
(VCLK)がある。ここで、属性指定信号(PHIM
G)とはプリンタから出力される画像のライン密度を指
定する信号であり、PHIMG=“L”のとき600d
piを示す。
【0057】プリンタコントローラ2は、画像信号6を
各色成分の8ビットの信号を、1ビットの属性指定信号
(PHIMG)と共に、データ転送用クロック(VCL
K)に同期して出力する。
【0058】図3は本実施例に従うプリンタエンジン3
の機能構成を示すブロック図である。図3において、光
学ユニット107に含まれる基準発振器10からの基準
クロックは分周器11により分周され、分周クロックと
スキャナモータ122からのフィードバック信号との位
相差を所定位相差とするようにスキャナモータ122が
モータ制御回路12(図示しない公知の位相制御回路を
内蔵)により、そして、スキャナモータ122の回転が
ポリゴンミラー121に伝達され、ポリゴンミラー12
1を等速回転させる。
【0059】一方、転写ドラム103が駆動モータ(不
図示)により等速回転され、転写ドラム103上の記録
紙Pの先端が検出器8により検出され、垂直同期信号
(VSYNC)が信号処理部4に出力される。そして、
垂直同期信号(VSYNC)により、各色の画像先端が
規定される。垂直同期信号(VSYNC)が出力された
後、検出器9によって生成されるBD信号を水平同期信
号(HSYNC)として、BD信号に同期して画像信号
(VDO)が順次、半導体レーザ120に送出される。
【0060】また、信号処理部4が内蔵するCPU14
はプリンタコントローラ3とシリアル通信15を行なっ
て、制御信号を交換し、プリンタコントローラ2とプリ
ンタエンジン3の動作を同期させる。
【0061】また、CPU14は、M、C、Y、Bkの
各現像器メモリ203〜206と感光ドラムメモリ20
7とバックアップメモリ230をシリアル通信ライン2
02を介して通信を行なっている。現像器メモリ203
〜206は、各色の現像器に取付けてあるEEPROM
であり、感光ドラムメモリ207は感光ドラムカートリ
ッジに取付けてあるEEPROMである。
【0062】画像形成プロセスにおける上述の垂直同期
信号(VSYNC)、水平同期信号(BD)、及び、画
像信号(VDO)のタイミングは図4に示すようにな
る。
【0063】図5は信号処理部4の構成を示すブロック
図である。同図において、信号処理部4は、ラインメモ
リ20、追跡パターン処理部53、そして、PWMによ
る中間調処理部に大別される。
【0064】ラインメモリ20は、プリンタコントロー
ラ2から送出される多値画像データ(D0〜D7)と属
性指定信号(PHIMG)をデータ転送用クロック(V
CLK)にて格納した後、プリンタエンジン3の画像ク
ロック(PCLK)により読み出す動作をする。
【0065】また、PWMによる中間処理部は、γ補正
部21、D/A変換部22、コンパレータ23、24、
三角波発生部26、27、及び、セレクタ28にて構成
される。そして、ラインメモリ20からの多値画像デー
タはγ補正部21にてγ補正され、D/A変換部22に
てアナログ信号に変換された後、コンパレータ23、2
4の正入力端子(+)に入力される。他方、コンパレー
タ23、24の負入力端子(−)には、画像クロック
(PCLK)とそれを分周した1/2PCLKのクロッ
クに基づいて三角波信号を発生する三角波発生部26、
27の出力信号が入力される。
【0066】そして各々のコンパレータ23、24は、
これら2信号を比較して、多値画像に応じたパルス幅の
信号を生成する。コンパレータ23からは解像度が60
0dpiの画像を生成するためのPWM信号が、一方、
コンパレータ24からは解像度が300dpiの画像を
形成するためのPWM信号が出力される。これら2つの
コンパレータ23、24の出力信号はセレクタ28に入
力される。
【0067】セレクタ28は入力される属性指定信号
(PHIMG)に従って、PHIMG=”H”のとき、
コンパレータ24からのPWM信号(解像度300dp
iの画像形成に使用)を選択し、一方PHIMG=”
L”のとき、コンパレータ23からのPWM信号(解像
度600dpiの画像の形成に使用)を選択して、画像
信号(VDO)としてレーザ駆動部121へ送出する。
【0068】図6は、信号処理部4が実行するスクリー
ン角無しの場合のPWM信号生成プロセスに関連する各
種制御信号のタイムチャートである。
【0069】図7〜図9は、各メモリ203〜207と
CPU14間のシリアル通信ライン202の具体例を説
明した図である。
【0070】図7は、信号処理部4でのインターフェー
ス回路を示した図である。
【0071】図において、211、212、213はデ
ジタルトランジスタである。210はPNP型パワート
ランジスタであり、CPU14のポートPOから抵抗2
14を介して”Low”が出力された場合に、信号群2
02のVCCラインに電源を供給する。CPU14は、
ユーザがプリンタのドアを開けたのを感知した場合、ポ
ートPOを”High”として、各メモリに供給してい
るVCCを開放し、電力を切る。信号202のVCCは
メモリであるEEPROMに供給する電源、CSはチッ
プセレクタ信号、SCKはシリアル通信用のクロック信
号、DIはEEPROMへの入力データ、DOはEEP
ROMからの出力信号を表す。
【0072】以上の信号のうちVCC、SCK、DI、
DO、GNDは各メモリ共通バスとなっており、CSは
各メモリ(203〜207)にそれぞれ独立した信号ラ
イン(CPU14のポートP1〜ポートP5から出力)
とし、信号処理部にあるバックアップメモリ230のC
S信号は、CPU14のポートP6から出力する。尚、
215、216は抵抗である。
【0073】図8は、マゼンタ現像器メモリ203の周
辺部の回路例を示している。この回路は、電気基板で構
成されており、図10に示すように現像カートリッジに
組込まれている。図8において、220はデジタルトラ
ンジスタ、217〜219、221〜223は抵抗、2
24〜226はコンデンサである。この回路構成はシア
ン現像器メモリ、イエロー現像器メモリ、ブラック現像
器メモリ、感光ドラムメモリのいずれも共通化してい
る。
【0074】図9にEEPROM203の読み込み、書
き込み時のタイミングチャートが示される。このEEP
PROM203へのデータの出力は、シリアル通信によ
って行なわれる。そのシリアル通信のデータ構造は、ス
タート「1」ビット命令の内容をあらわすオペコード
「2」ビット、アドレスおよびデータで構成される。
【0075】同図(a)は、読み込み時を示し、まず、
メイン制御CPU14からクロックSCKに同期してス
タート、オペコードおよびアドレスを送出すると、シリ
アルデータ出力端子DOよりデータがクロックSCKに
同期して出力される。同図(b)は、書き込み時を示
し、メインCPU14からクロックSCKに同期して送
出されるスタート、オペコード、アドレスおよびデータ
がシリアルデータ入力端子DIより書き込まれる。
【0076】図10はマゼンタ現像器を上から見た図で
ある。同図においてマゼンタ現像器Dmは、現像部22
7、メモリ回路基板228、EEPROM203、コネ
クタ229を備えている。コネクタ229において、信
号処理部4にあるCPU14と、EEPROM203と
の信号が接続される。
【0077】次に各メモリに格納される内容について説
明する。図11に現像器メモリのEEPROMのメモリ
マップを示す。各現像器メモリ(512ビット×2)に
は、色情報(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの
いずれかを指定)、再利用回数、製造メーカー名、ID
ナンバー(その現像器の固有ナンバー)、寿命のしきい
値、使用を開始した後にスタートする寿命カウンタを格
納する。
【0078】このうち、色情報と製造メーカー名とID
ナンバーは、製造時に読み出し専用として格納される情
報である。再利用回数は、トナー詰め替え可能な現像器
の場合、詰め替え工場においてメモリ内容を更新する。
寿命カウンタは、その現像器を使用したプリント枚数に
よりカウントアップするもので、プリント毎に更新され
る情報である。また、寿命のしきい値は、寿命カウンタ
がこの寿命しきい値を超えたときに、寿命を報知するた
めのものである。
【0079】図12には感光ドラムメモリマップを示
す。感光ドラムメモリ(512ビット×2)には、製造
メーカー名、IDナンバー(その感光ドラムの固有ナン
バー)、寿命しきい値、寿命カウンタを格納する。この
うち、製造メーカー名とIDナンバーは、製造時に読み
出し専用として格納される情報である。また、寿命カウ
ンタは、その現像器を使用したプリント枚数によりカウ
ントアップするもので、プリント毎に更新される情報で
ある。また、寿命のしきい値は、寿命カウンタがこの寿
命しきい値を超えたときに、寿命を報知するためのもの
である。
【0080】図13は、本プリンタの電源投入から電源
OFFまでの期間のメモリアクセスに着目したフローチ
ャートである。
【0081】まず、電源がONされると(S231)、
最初に以前の状態を記憶してあるバックアップメモリ2
30の内容と各現像器メモリ203〜207の内容を比
較する(S232)。次いで、比較した結果が一致して
いたら、現像器と感光ドラムは以前のものと同一である
と判断し、プリント動作を行なう。不一致の場合は、バ
ックアップメモリ230の内容を更新し(S237)、
同時に一致していない内容からどの消耗品(現像器、感
光ドラム)が交換されたのかを判断してユーザに報知す
る(S238)。比較する内容は、図11の製造名カー
名とIDナンバーと、図12の製造メーカー名とIDナ
ンバーである。報知の方法については、後で述べる。
【0082】次にプリントが行なわれたことを監視して
(S233)、プリントが行なわれるたびに、例えば、
現像器と感光ドラムプリント寿命しきい値を、製造時に
現像器メモリと感光ドラムメモリに書き込み、1枚プリ
ントするたびに寿命カウントをカウントアップする(S
239)。また、フロントドアが開かれたことも常に監
視して(S234)、開かれたことを検出したらステッ
プS232の比較からスタートする。プリントの電源が
OFFされたら(S235)、これらのシーケンスは終
了する(S236)。
【0083】次に報知の方法について説明する。報知の
方法は大きく分けて以下の3つの方法がある。 (A)シリアル通信15を介して、プリントコントロー
ラに情報を送り、そこからネットワーク5を通じてユー
ザ端末であるホストコンピュータ1000にて表示す
る。 (B)シリアル通信15を介して、プリンタコントロー
ラに情報を送り、そこからプリンタのディスプレイパネ
ル208(図2参照)に情報を送り表示する。 (C)該情報を印刷してプリントアウトする。または、
パワーオンページにて該情報をプリントアウトする。
【0084】図14に上記(A)の報知方法でモニタ1
001に表示した例を示す。図14に示すように、ユー
ザ端末に報知することで、複数の端末で共通のプリンタ
を使用している場合に、プリンタと物理的に離れた場所
の端末でもプリンタの消耗品の状態を知ることが可能と
なる。
【0085】なお、この報知は、消耗品が交換されたと
きだけでなく、ユーザが知りたいときに消耗品情報を端
末で見られるようにしてもよい。
【0086】図15に上記(B)の報知方法でプリンタ
ディスプレイ208に表示した例を示す。図15に示す
ように、プリンタディスプレイパネルに表示すると、消
耗品を交換したその場で、交換者が消耗品状態を確認す
ることができる。例えば、中古の現像器と交換した場合
には、その残寿命がディスプレイで認知できる。
【0087】図16に上記(C)の報知方法でプリント
アウトした例を示す。図16に示すように情報をプリン
トアウトしておけば、履歴として残る。
【0088】次にメモリに格納された情報内容の変更の
方法について説明する。ユーザ端末であるホストコンピ
ュータ1000のキーボード等にて操作し、ここからネ
ットワーク5を通じて、プリンタコントローラへ情報を
送り、さらにシリアル通信15を介してエンジン内の消
耗品にデータを書き込む。
【0089】図17にこの変更方法をホストコンピュー
タ1000により行なった例を示す。図17に示すよう
に、夜間自動運転等で、画質を保障しなくてもよいが、
どうしてもユーザがプリンタを使用したいとき、一時的
に感光ドラムの寿命検出レベル(寿命しきい値)を可変
とすることで、夜間、無人で運用しているときでも、連
続的に動作が可能である。また、ホストコンピュータで
はなく、プリンタに操作ボタンを設置し、プリンタコン
トローラを介して、しきい値を変更してもよい。
【0090】本実施例では、メモリはEEPROMを例
にとって説明したが、他の不揮発性メモリでもよい。C
PUとEEPROMがワンチップ化されたEEPROM
内蔵型CPUを消耗品に載せてもよい。この場合、信号
処理部のCPU14との通信がより簡素化できる。
【0091】また、プリンタ本体側にセンサを設けて、
消耗品側に、磁気テープ、バーコードといった情報保持
体を取付けるといった方法でもよい。
【0092】残寿命の算出方法については、単なるプリ
ント枚数のカウントに加えて、従来の光学センサや電位
センサを組合せてより正確な検出を行ない、その結果を
消耗品のメモリに書き込んでもよい。
【0093】以上のように、本実施例によれば、各色現
像器、感光ドラム等の消耗品に不揮発性メモリを搭載
し、そのメモリに消耗品に関する情報を記憶させ、その
情報をユーザに報知し、且つその情報を変更可能とする
ことにより、ユーザビリティの向上を図ることができ
る。
【0094】実施例2 次に本発明の実施例2について説明する。本実施例で
は、現像器メモリ、感光ドラムメモリ等の各メモリ内
に、ユーザが読み書き可能なエリアを設け、そのエリア
にユーザの情報を持つ構成とする。
【0095】ここで、各メモリに格納される内容につい
て説明する。図18に現像器メモリのEEPROMのメ
モリマップを示す。各現像器メモリ(512ビット×
2)には、色情報(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックのいずれかを指定)、再利用回数、製造メーカー
名、IDナンバー(その現像器の固有ナンバー)、寿命
のしきい値、使用を開始した後にスタートする寿命カウ
ンタと、さらにユーザ情報(ユーザ識別コード)を格納
する。このうち、色情報と製造メーカー名とIDナンバ
ーは、製造時に格納される読み出し専用情報である。再
利用回数は、トナー詰め替え可能な現像器の場合、詰め
替え工場においてメモリ内容を更新する。寿命カウンタ
は、その現像器を使用したプリント枚数によりカウント
アップするもので、プリント毎に更新される情報であ
る。また、寿命のしきい値は、寿命カウンタがこの寿命
しきい値を超えたときに、寿命を報知するためのもので
ある。また、ユーザ情報はホストコンピュータ上から自
由に読み書きが可能である。ユーザはここに自分の名前
を書き込むことにより、カートリッジの識別が容易にな
る。
【0096】図19には感光ドラムメモリのメモリマッ
プを示す。感光ドラムメモリ(512ビット×2)に
は、製造メーカー名、IDナンバー(その感光ドラムの
固有ナンバー)、寿命しきい値、寿命カウンタユーザ情
報を格納する。このうち、製造メーカー名とIDナンバ
ーは、製造時に格納される情報である。また、寿命カウ
ンタは、その現像器を使用したプリント枚数によりカウ
ントアップするもので、プリント毎に更新される情報で
ある。また、寿命のしきい値は、寿命カウンタがこの寿
命しきい値を超えたときに、寿命を報知するためのもの
である。ユーザ情報はホストコンピュータから自由に読
み書きが可能である。
【0097】ユーザ情報の読み出しについては、シリア
ル通信15を介してプリントコントローラに情報を送
り、そこからネットワーク5(図2参照)を通じてユー
ザ端末であるホストコンピュータ1000のモニタにて
表示する。
【0098】図20に上記(A)の報知方法でモニタ1
001に表示した例を示す。図20に示すように、ユー
ザ端末にカートリッジ識別情報を報知することで、複数
の端末で共通のプリンタを使用している場合に、消耗品
が誰のものか知ることが可能となる。なお、この情報
は、ユーザが知りたいときに消耗品情報を端末で見られ
るようにしてもよい。
【0099】次に、メモリに格納された情報の変更方法
について説明する。ユーザ端末であるホストコンピュー
タ1000のキーボード等にて操作し、ここからネット
ワーク5を通じて、プリンタコントローラへ情報を送
り、さらにシリアル通信15を介してエンジン内の消耗
品にユーザ情報データを書き込む。
【0100】図21にこの変更方法をホストコンピュー
タ1000によって行なった例を示す。図21に示すよ
うに、ユーザ情報を書き込むことで、自分のの消耗品が
どこにあるかが容易に認識できる。
【0101】本実施例では、メモリはEEPROMを例
にとって説明したが、他の不揮発性メモリでもよい。ま
た、CPUとEEPROMがワンチップ化されたEEP
ROM内蔵型CPUを消耗品に載せてもよい。この場
合、信号処理部のCPU14との通信がより簡素化でき
る。
【0102】また、プリンタ本体側にセンサを設けて、
消耗品側に、磁気テープ、バーコードといった情報保持
体を取付ける方法でもよい。
【0103】尚、上記実施例においては、本発明を特に
フルカラー画像形成装置に適用した場合について説明し
たが、本発明を、2色、あるいは3色の多色画像形成装
置、更には単色画像形成装置に適用できることはもちろ
んである。
【0104】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、交換可能な消耗品に不揮発性のメモリ手段を
具備し、前記メモリ手段に前記消耗品の属性情報を記憶
させ、且つ、その情報を変更することにより、ユーザビ
リティの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置を示す構成図である。
【図2】実施例1のホストコンピュータとプリンタ内部
の情報の流れを示すブロック図である。
【図3】図2のプリンタ内部のエンジン信号の流れを示
すブロック図である。
【図4】図2のプリンタ内部の画像形成を行なうための
信号を示すブロック図である。
【図5】図2のプリンタ内部のPWM信号の制御を示す
ブロック図である。
【図6】図2のプリンタ内部の多値画像データとPWM
信号の関係を示す図である。
【図7】図2のプリンタ内部のCPUと消耗品内のEE
PROMの間のCPU側の信号線を示す図である。
【図8】図2のプリンタ内部のCPUと消耗品内のEE
PROMの間の消耗品側の信号線を示す図である。
【図9】図2のプリンタ内部のCPUと消耗品内のEE
PROMの間の信号と、EEPROM内のデータの読み
書きを表した図である。
【図10】感光ドラムカートリッジと、EEPROMを
示す図である。
【図11】実施例1の現像器カートリッジ内のデータの
格納例(RAMエリア)を示した図である。
【図12】実施例1の感光ドラムカートリッジのデータ
の格納例(RAMエリア)を示した図である。
【図13】実施例1の消耗品内のメモリを読み書きする
部分のフローチャートである。
【図14】実施例1のホストコンピュータ上の表示例を
示す図である。
【図15】実施例1のプリンタ表示パネル上の表示例を
示す図である。
【図16】実施例1のテストプリントの画像例を示す図
である。
【図17】実施例1のホストホストコンピュータ上での
変更例である。
【図18】実施例2の現像器カートリッジ内のデータの
格納例(RAMエリア)を示した図である。
【図19】実施例2の感光ドラムカートリッジのデータ
の格納例(RAMエリア)を示した図である。
【図20】実施例2のホストコンピュータ上での表示例
を示す図である。
【図21】実施例2のホストコンピュータ上での設定例
を示す図である。
【図22】従来の画像形成装置の一例を示す構成図であ
る。
【図23】図22の装置の画像形成制御とメカ制御を示
すブロック図である。
【図24】図23の装置のコントローラから送出される
信号を示す図である。
【図25】図23のホストコンピュータとプリンタ内部
の情報の流れを示すブロック図である。
【図26】図23のプリンタ内部のエンジンの信号の流
れを示すブロック図である。
【図27】従来例のプリンタ内部の画像形成を行なうた
めの信号を示す図である。
【図28】従来例のプリンタ内部のPWM信号の制御を
示すためのブロック図である。
【符号の説明】
100 感光ドラム(感光体搭載ユニット) 203 マゼンタ現像器メモリ(メモリ手
段) 204 シアン現像器メモリ(メモリ手段) 205 イエロー現像器メモリ(メモリ手
段) 206 ブラック現像器メモリ(メモリ手
段) 207 感光ドラムメモリ(メモリ手段) Dm マゼンタ現像器(消耗品・記録剤封
入ユニット) Dc シアン現像器(消耗品・記録剤封入
ユニット) Dy イエロー現像器(消耗品・記録剤封
入ユニット) Db ブラック現像器(消耗品・記録剤封
入ユニット) P 記録紙(記録媒体)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器から入力した画像信号に応じて
    感光体に画像を形成し、該画像を複数色の記録剤にて記
    録媒体上に印刷するカラー画像形成装置において、交換
    可能な消耗品上に不揮発性のメモリ手段を具備し、前記
    メモリ手段に前記消耗品の属性情報を記憶させ、且つ、
    その属性情報を変更することを特徴としたカラー画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記交換可能な消耗品とは、記録剤を封
    入したユニットであることを特徴とした請求項1のカラ
    ー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記交換可能な消耗品とは、感光体を搭
    載したユニットであることを特徴とする請求項1のカラ
    ー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記属性情報の変更は、外部機器である
    コンピュータにて行なうことを特徴とする請求項1のカ
    ラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記属性情報の変更は、装置本体上に配
    置された操作手段にて行なうことを特徴とする請求項1
    のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記属性情報とは、前記消耗品の寿命情
    報であることを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記属性情報とは、前記消耗品の識別情
    報であることを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性のメモリ手段に記憶された
    内容は、所定回数のプリント動作を行った後に更新する
    ことを特徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記不揮発性のメモリ手段に記憶された
    内容は、装置本体の電源が投入されている期間中にプリ
    ント動作を行わなかった場合には、更新しないことを特
    徴とする請求項1のカラー画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記不揮発性のメモリ手段には読み書
    き可能な領域が設けられてなることを特徴とする請求項
    1のカラー画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記不揮発性のメモリ手段はEEPR
    OMであることを特徴とする請求項1のカラー画像形成
    装置。
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