JPH10198171A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
- Publication number
- JPH10198171A JPH10198171A JP9013124A JP1312497A JPH10198171A JP H10198171 A JPH10198171 A JP H10198171A JP 9013124 A JP9013124 A JP 9013124A JP 1312497 A JP1312497 A JP 1312497A JP H10198171 A JPH10198171 A JP H10198171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- carrier
- developing device
- roll
- circulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims abstract description 72
- 238000005421 electrostatic potential Methods 0.000 claims abstract description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 26
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 14
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 27
- 238000003756 stirring Methods 0.000 abstract description 12
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 abstract description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 abstract 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 17
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 13
- 238000011161 development Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 2
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000010724 Wisteria floribunda Nutrition 0.000 description 1
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性キャリアとトナーとを混合した二成分現
像剤を用いて、静電電位の差による潜像を可視化する現
像装置であって、現像剤の劣化を防止し、長期間にわた
って良好な画像が安定して得られる現像装置を提供す
る。 【解決手段】 感光体ドラム2と近接対向して現像ロー
ル3が配置される。この現像ロールは、固定支持された
磁石ロール3aと、この周囲で回転駆動される現像スリ
ーブ3bとを有し、攪拌搬送部材6から供給される現像
剤を磁気的に吸着して搬送する。この現像ロールと対向
するように現像剤循環移送部材5が設けられており、こ
れらが対向する間隙内に下流側から先端を突き出すよう
に層規制部材4が支持されている。現像ロール上で穂状
となった現像剤は層規制部材によって層厚が規制され
る。規制された現像剤は現像剤循環移送部材に磁気的に
吸着され、循環用スリーブ5aの回転により移送されて
現像剤収容室8,9に戻される。
像剤を用いて、静電電位の差による潜像を可視化する現
像装置であって、現像剤の劣化を防止し、長期間にわた
って良好な画像が安定して得られる現像装置を提供す
る。 【解決手段】 感光体ドラム2と近接対向して現像ロー
ル3が配置される。この現像ロールは、固定支持された
磁石ロール3aと、この周囲で回転駆動される現像スリ
ーブ3bとを有し、攪拌搬送部材6から供給される現像
剤を磁気的に吸着して搬送する。この現像ロールと対向
するように現像剤循環移送部材5が設けられており、こ
れらが対向する間隙内に下流側から先端を突き出すよう
に層規制部材4が支持されている。現像ロール上で穂状
となった現像剤は層規制部材によって層厚が規制され
る。規制された現像剤は現像剤循環移送部材に磁気的に
吸着され、循環用スリーブ5aの回転により移送されて
現像剤収容室8,9に戻される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタ又は複写機等に使用される現像装置に係り、特に
磁性キャリアとトナーとを混合した二成分現像剤を使用
する現像装置に関するものである。
リンタ又は複写機等に使用される現像装置に係り、特に
磁性キャリアとトナーとを混合した二成分現像剤を使用
する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いる従来の二成分現像
装置として、周面が周回可能に支持された像担持体と近
接対向するように現像剤担持体を配置したものが一般的
に知られている。この現像装置が有する現像剤担持体
は、周回駆動される薄肉円筒状のスリーブと、この内側
に配置された複数の磁極を有する磁石ロールとを備えて
おり、この磁石ロールの磁界によってスリーブ上に現像
剤を吸着し、キャリアが穂状に連なった磁気ブラシを形
成する。そして、スリーブの周回移動によってこの磁気
ブラシを像担持体に摺擦又は近接させ、現像剤担持体に
印加されるバイアス電圧により、トナーを像担持体上の
潜像に転移させて現像を行なう。このような現像装置に
おいては、像担持体と現像剤担持体との対向部に搬送さ
れる現像剤の量を調整するための層規制部材が、現像剤
担持体と所定の間隙を有して配置されている。
装置として、周面が周回可能に支持された像担持体と近
接対向するように現像剤担持体を配置したものが一般的
に知られている。この現像装置が有する現像剤担持体
は、周回駆動される薄肉円筒状のスリーブと、この内側
に配置された複数の磁極を有する磁石ロールとを備えて
おり、この磁石ロールの磁界によってスリーブ上に現像
剤を吸着し、キャリアが穂状に連なった磁気ブラシを形
成する。そして、スリーブの周回移動によってこの磁気
ブラシを像担持体に摺擦又は近接させ、現像剤担持体に
印加されるバイアス電圧により、トナーを像担持体上の
潜像に転移させて現像を行なう。このような現像装置に
おいては、像担持体と現像剤担持体との対向部に搬送さ
れる現像剤の量を調整するための層規制部材が、現像剤
担持体と所定の間隙を有して配置されている。
【0003】しかしながら、上記のように層厚規制部材
を用いた場合には、層厚規制部材の前面部すなわち現像
剤搬送方向の上流側で、現像剤が過度に充填された状態
となるため現像剤に強い圧縮力が作用する。また現像剤
が層厚規制部材と現像剤担持体との間隙を通過する際に
は、現像剤に強い摩擦力が作用する。このような力によ
って現像剤の劣化が生じる。
を用いた場合には、層厚規制部材の前面部すなわち現像
剤搬送方向の上流側で、現像剤が過度に充填された状態
となるため現像剤に強い圧縮力が作用する。また現像剤
が層厚規制部材と現像剤担持体との間隙を通過する際に
は、現像剤に強い摩擦力が作用する。このような力によ
って現像剤の劣化が生じる。
【0004】上記現像剤の劣化はトナーの劣化とキャリ
アの劣化とに大別され、双方とも圧縮力や摩擦力等によ
り発生するものであり、トナーおよびキャリアの代表的
な劣化形態とその影響は次のとおりである。一般にトナ
ーの劣化は、帯電性及び流動性向上のために加えられた
外添剤がトナー表面から剥離したり、トナーの樹脂中へ
埋没することによって生じる。このような劣化が進行す
ると摩擦帯電特性が変化し、トナーの電荷量分布は極め
て広く不安定となる。このため、電荷量の低いトナーお
よび所定の極性と逆極性に帯電したトナー(以降、逆極
性トナーと称す)が生じて背景部へのカブリが発生す
る。
アの劣化とに大別され、双方とも圧縮力や摩擦力等によ
り発生するものであり、トナーおよびキャリアの代表的
な劣化形態とその影響は次のとおりである。一般にトナ
ーの劣化は、帯電性及び流動性向上のために加えられた
外添剤がトナー表面から剥離したり、トナーの樹脂中へ
埋没することによって生じる。このような劣化が進行す
ると摩擦帯電特性が変化し、トナーの電荷量分布は極め
て広く不安定となる。このため、電荷量の低いトナーお
よび所定の極性と逆極性に帯電したトナー(以降、逆極
性トナーと称す)が生じて背景部へのカブリが発生す
る。
【0005】また上記のようなトナーの劣化が生じる
と、トナーとキャリアとの接触面積が増大するために、
トナーとキャリアとの間の付着力は増大する。このた
め、トナーはキャリアの表面から剥離し難くなり、現像
されるトナー量は減少して画像濃度が低下してしまう。
特に非接触型二成分現像においては、トナーと像担持体
との間の付着力が存在しないために、トナーのキャリア
表面からの剥離は、電界によりトナーに作用するクーロ
ン力が、トナーとキャリアとの間の付着力より大きくな
った場合に発生する。従って、トナー劣化に伴うトナー
とキャリアとの間の付着力の増大により、画像濃度の低
下は顕著に表われる。このように、トナーの劣化による
画像欠陥が発生する状態となると、現像剤の寿命が尽き
たということであり、現像剤の交換が必要となる。
と、トナーとキャリアとの接触面積が増大するために、
トナーとキャリアとの間の付着力は増大する。このた
め、トナーはキャリアの表面から剥離し難くなり、現像
されるトナー量は減少して画像濃度が低下してしまう。
特に非接触型二成分現像においては、トナーと像担持体
との間の付着力が存在しないために、トナーのキャリア
表面からの剥離は、電界によりトナーに作用するクーロ
ン力が、トナーとキャリアとの間の付着力より大きくな
った場合に発生する。従って、トナー劣化に伴うトナー
とキャリアとの間の付着力の増大により、画像濃度の低
下は顕著に表われる。このように、トナーの劣化による
画像欠陥が発生する状態となると、現像剤の寿命が尽き
たということであり、現像剤の交換が必要となる。
【0006】一方、キャリアの劣化は、キャリア表面へ
のトナー又はトナーの外添剤の固着によって発生する。
このような劣化が生じると、キャリア表面にトナーと同
種の材料が存在するために、トナーとキャリアとの摩擦
帯電序列の差は、劣化前に比べて小さくなる。従って、
キャリアの劣化に伴いトナーの電荷量は減少し、電荷量
の低いトナーおよび逆極性トナーが生じて、背景部への
カブリが発生することになる。
のトナー又はトナーの外添剤の固着によって発生する。
このような劣化が生じると、キャリア表面にトナーと同
種の材料が存在するために、トナーとキャリアとの摩擦
帯電序列の差は、劣化前に比べて小さくなる。従って、
キャリアの劣化に伴いトナーの電荷量は減少し、電荷量
の低いトナーおよび逆極性トナーが生じて、背景部への
カブリが発生することになる。
【0007】このような問題を解決する方法としては、
例えば特開昭63−217386号公報又は特開昭61
−65278号公報に開示されているものがある。特開
昭63−217386号公報に開示された現像装置は、
図5に示すように、永久磁石が内蔵された現像ロール2
2の表面に現像剤層を担持して感光体ドラム21表面の
潜像を現像するものであり、現像ロール22の周回方向
における現像領域の上流側に、現像剤層の厚さを規制す
る層厚規制部材23と、この層厚規制部材23によって
切り取られた現像剤を磁気的に吸着して移送するための
現像剤還流ロール24とが備えられている。そして、層
厚規制部材23によって切り取られて、その上流側に滞
留した現像剤を現像剤還流ロール24によって現像剤貯
留室25側へ移送し、トナーの摩擦や凝集を防止しよう
とするものである。
例えば特開昭63−217386号公報又は特開昭61
−65278号公報に開示されているものがある。特開
昭63−217386号公報に開示された現像装置は、
図5に示すように、永久磁石が内蔵された現像ロール2
2の表面に現像剤層を担持して感光体ドラム21表面の
潜像を現像するものであり、現像ロール22の周回方向
における現像領域の上流側に、現像剤層の厚さを規制す
る層厚規制部材23と、この層厚規制部材23によって
切り取られた現像剤を磁気的に吸着して移送するための
現像剤還流ロール24とが備えられている。そして、層
厚規制部材23によって切り取られて、その上流側に滞
留した現像剤を現像剤還流ロール24によって現像剤貯
留室25側へ移送し、トナーの摩擦や凝集を防止しよう
とするものである。
【0008】特開昭61−65278号公報に開示され
た現像装置は、感光体と対向する位置に、現像用マグネ
ットローラが設けられており、その後方には攪拌ローラ
とが設けられている。また、現像用マグネットローラと
対向する位置に、このローラ上の現像剤をかき取るよう
にして層厚を規制する層規制部材が配設され、この層規
制部材によって規制された現像剤中のトナー濃度検出す
るトナー濃度検知センサが設けられている。そして、こ
のトナー濃度検知センサによる検知濃度に基づき、現像
剤中のトナー濃度を制御するようになっている。また、
前記現像用マグネットローラより弱い磁力を有する余剰
現像剤搬送用マグネットローラが前記層規制部材の上流
側に設けられており、余剰現像剤搬送用マグネットロー
ラと現像用マグネットローラとの間隔が、層規制部材と
現像用マグネットローラとの間隔より広く設定されてい
る。このような構成とすることにより、層規制部材にか
き取られて層規制部材の上流側で滞留したた現像剤を、
余剰現像剤搬送用マグネットローラに担持して攪拌ロー
ラ側に貫流するものである。
た現像装置は、感光体と対向する位置に、現像用マグネ
ットローラが設けられており、その後方には攪拌ローラ
とが設けられている。また、現像用マグネットローラと
対向する位置に、このローラ上の現像剤をかき取るよう
にして層厚を規制する層規制部材が配設され、この層規
制部材によって規制された現像剤中のトナー濃度検出す
るトナー濃度検知センサが設けられている。そして、こ
のトナー濃度検知センサによる検知濃度に基づき、現像
剤中のトナー濃度を制御するようになっている。また、
前記現像用マグネットローラより弱い磁力を有する余剰
現像剤搬送用マグネットローラが前記層規制部材の上流
側に設けられており、余剰現像剤搬送用マグネットロー
ラと現像用マグネットローラとの間隔が、層規制部材と
現像用マグネットローラとの間隔より広く設定されてい
る。このような構成とすることにより、層規制部材にか
き取られて層規制部材の上流側で滞留したた現像剤を、
余剰現像剤搬送用マグネットローラに担持して攪拌ロー
ラ側に貫流するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の現像装置では、次に記載するように現像剤
の劣化を防止する効果が十分に得られない。上記従来の
現像装置においては、現像ロール(現像用マグネットロ
ーラ)に担持されて層形成部まで搬送された現像剤は、
現像ロールに吸着されたまま現像領域まで搬送されるも
のと、層厚規制部材により穂切りされ、層形成部の上流
に滞留するものとに分離される。そして、滞留した現像
剤は後から搬送されてくる現像剤により圧縮力を受ける
とともに、滞留現像剤量が増加していき、ある量以上に
なると後から搬送されてくる現像剤に押し出されるよう
に現像剤還流ロール又は余剰現像剤搬送用マグネットロ
ーラに吸着され、滞留域から搬出される。すなわち、現
像剤還流ロール又は余剰現像剤搬送マグネットロールが
設けられていても、層形成部の上流に滞留する現像剤
は、後から搬送されてくる現像剤によって強い圧縮力を
受けるとともに、現像領域に搬送される現像剤との間に
強い摩擦力が働き、現像剤の劣化が生じることにはなん
ら変わりはない。
ような従来の現像装置では、次に記載するように現像剤
の劣化を防止する効果が十分に得られない。上記従来の
現像装置においては、現像ロール(現像用マグネットロ
ーラ)に担持されて層形成部まで搬送された現像剤は、
現像ロールに吸着されたまま現像領域まで搬送されるも
のと、層厚規制部材により穂切りされ、層形成部の上流
に滞留するものとに分離される。そして、滞留した現像
剤は後から搬送されてくる現像剤により圧縮力を受ける
とともに、滞留現像剤量が増加していき、ある量以上に
なると後から搬送されてくる現像剤に押し出されるよう
に現像剤還流ロール又は余剰現像剤搬送用マグネットロ
ーラに吸着され、滞留域から搬出される。すなわち、現
像剤還流ロール又は余剰現像剤搬送マグネットロールが
設けられていても、層形成部の上流に滞留する現像剤
は、後から搬送されてくる現像剤によって強い圧縮力を
受けるとともに、現像領域に搬送される現像剤との間に
強い摩擦力が働き、現像剤の劣化が生じることにはなん
ら変わりはない。
【0010】また、特開昭61−65278号公報に記
載の余剰現像剤搬送用マグネットローラは、この公報に
記載の発明の本来の目的である現像剤の濃度検知を安定
して行うことに対しては効果があるものの、現像剤は現
像用マグネットローラにより層厚規制部材へ圧縮されつ
つ運ばれ、現像剤の流れを改善し、ひいては現像剤の劣
化を防止するという観点からは十分ではない。
載の余剰現像剤搬送用マグネットローラは、この公報に
記載の発明の本来の目的である現像剤の濃度検知を安定
して行うことに対しては効果があるものの、現像剤は現
像用マグネットローラにより層厚規制部材へ圧縮されつ
つ運ばれ、現像剤の流れを改善し、ひいては現像剤の劣
化を防止するという観点からは十分ではない。
【0011】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、長期間にわたって現像
剤の劣化が防止され、良好な画質が安定して維持される
現像装置を提供することである。
されたものであり、その目的は、長期間にわたって現像
剤の劣化が防止され、良好な画質が安定して維持される
現像装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、静電電位の差による潜像
が形成される像担持体と対向するように配置され、トナ
ーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を周面に磁気的
に吸着して周回搬送する現像剤担持体と、 該現像剤担
持体上に吸着され、穂状となった二成分現像剤の層厚を
規制する層規制部材とを有する現像装置において、 前
記現像剤担持体と間隙をおいて対向するように配置さ
れ、周面が前記現像剤担持体との対向位置で同方向に移
動するように駆動される現像剤循環移送部材を有し、
前記層規制部材は、前記現像剤担持体の周回方向下流側
から、対向する現像剤担持体と前記現像剤循環移送部材
との間隙内に先端を突き出すように支持され、 前記現
像剤循環移送部材は、前記層規制部材によって規制され
た現像剤を担持して移送するようにしたことを特徴とす
るものである。
めに請求項1に記載の発明は、静電電位の差による潜像
が形成される像担持体と対向するように配置され、トナ
ーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を周面に磁気的
に吸着して周回搬送する現像剤担持体と、 該現像剤担
持体上に吸着され、穂状となった二成分現像剤の層厚を
規制する層規制部材とを有する現像装置において、 前
記現像剤担持体と間隙をおいて対向するように配置さ
れ、周面が前記現像剤担持体との対向位置で同方向に移
動するように駆動される現像剤循環移送部材を有し、
前記層規制部材は、前記現像剤担持体の周回方向下流側
から、対向する現像剤担持体と前記現像剤循環移送部材
との間隙内に先端を突き出すように支持され、 前記現
像剤循環移送部材は、前記層規制部材によって規制され
た現像剤を担持して移送するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0013】このような現像装置では、現像剤担持体上
に磁気的に吸着された現像剤は、磁性キャリアが穂状に
連なって起立した状態で、現像剤循環移送部材との対向
位置に搬送される。そして、現像剤の搬送方向の下流側
から先端を現像剤担持体と現像剤循環移送部材との間隙
内に突き出した層規制部材によって、現像剤の穂立ちが
切断され、現像剤担持体上の現像剤の層厚が規制され
る。切断された穂先の部分の現像剤は対向する現像剤循
環移送部材に担持され、周面の周回移動によって搬送さ
れる。したがって、層規制部材によって規制され、現像
領域に搬送されなかった現像剤が層規制部材の上流側で
滞留することがなく、大きな圧縮力や摩擦力が作用する
のが回避される。このため、現像剤の劣化が著しく低減
され、現像剤の劣化にともなうトナーの帯電不良、かぶ
りの発生、転写不良等が防止される。
に磁気的に吸着された現像剤は、磁性キャリアが穂状に
連なって起立した状態で、現像剤循環移送部材との対向
位置に搬送される。そして、現像剤の搬送方向の下流側
から先端を現像剤担持体と現像剤循環移送部材との間隙
内に突き出した層規制部材によって、現像剤の穂立ちが
切断され、現像剤担持体上の現像剤の層厚が規制され
る。切断された穂先の部分の現像剤は対向する現像剤循
環移送部材に担持され、周面の周回移動によって搬送さ
れる。したがって、層規制部材によって規制され、現像
領域に搬送されなかった現像剤が層規制部材の上流側で
滞留することがなく、大きな圧縮力や摩擦力が作用する
のが回避される。このため、現像剤の劣化が著しく低減
され、現像剤の劣化にともなうトナーの帯電不良、かぶ
りの発生、転写不良等が防止される。
【0014】請求項2に記載の現像装置では、前記現像
剤循環移送部材が二成分現像剤を周面に磁気的に吸着し
て移送するものとなっている。このような現像装置で
は、層規制部材によって切断された穂先の部分の現像剤
が現像剤循環移送部材の周面に吸着され確実に搬送され
て、現像剤の滞留が防止される。
剤循環移送部材が二成分現像剤を周面に磁気的に吸着し
て移送するものとなっている。このような現像装置で
は、層規制部材によって切断された穂先の部分の現像剤
が現像剤循環移送部材の周面に吸着され確実に搬送され
て、現像剤の滞留が防止される。
【0015】また、請求項3に記載の現像装置では、前
記現像剤循環移送部材の周面が対向する前記現像剤担持
体の周面とほぼ同じ速度で同方向に移動するように駆動
される。したがって、現像剤担持体と現像剤循環移送部
材との間で現像剤の穂立ちは状態が変動しないように維
持されたまま搬送され、層規制部材によって所定の層厚
にほぼ均一に規制される。また、規制されて現像剤循環
移送部材に担持された現像剤は滞留することなく搬送さ
れ、現像剤収容室側に戻される。
記現像剤循環移送部材の周面が対向する前記現像剤担持
体の周面とほぼ同じ速度で同方向に移動するように駆動
される。したがって、現像剤担持体と現像剤循環移送部
材との間で現像剤の穂立ちは状態が変動しないように維
持されたまま搬送され、層規制部材によって所定の層厚
にほぼ均一に規制される。また、規制されて現像剤循環
移送部材に担持された現像剤は滞留することなく搬送さ
れ、現像剤収容室側に戻される。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の現像装置において、前記現像剤循環移送
部材が、固定支持された磁石体と、その外側で周回移動
するスリーブとからなり、前記現像剤担持体は、固定支
持された磁石ロールと、その周囲で回転駆動される円筒
状のスリーブとからなるものとする。そして、前記現像
剤担持体が有する磁石ロールの、前記現像剤循環移送部
材との対向位置に設けられた磁極と、前記現像剤循環移
送部材が有する磁石体の、前記現像剤担持体との対向位
置に設けられた磁極とが、互いに異極性であることを特
徴とする。このような構成とすることにより、現像剤担
持体と現像剤循環移送部材との互いに異なる極性の磁極
間に、架け渡すように現像剤の穂立ちが形成される。こ
のため、層規制部材による穂切りが均等に行われ、現像
ロールの周面に均一な現像剤の層を形成することができ
る。
求項3に記載の現像装置において、前記現像剤循環移送
部材が、固定支持された磁石体と、その外側で周回移動
するスリーブとからなり、前記現像剤担持体は、固定支
持された磁石ロールと、その周囲で回転駆動される円筒
状のスリーブとからなるものとする。そして、前記現像
剤担持体が有する磁石ロールの、前記現像剤循環移送部
材との対向位置に設けられた磁極と、前記現像剤循環移
送部材が有する磁石体の、前記現像剤担持体との対向位
置に設けられた磁極とが、互いに異極性であることを特
徴とする。このような構成とすることにより、現像剤担
持体と現像剤循環移送部材との互いに異なる極性の磁極
間に、架け渡すように現像剤の穂立ちが形成される。こ
のため、層規制部材による穂切りが均等に行われ、現像
ロールの周面に均一な現像剤の層を形成することができ
る。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の現像装置において、前記現像剤循環移送部材が有する
磁石体が、前記現像剤担持体と対向する位置以外の部分
に、同極性の二つの磁極が隣り合うように着磁されてい
るものとする。このような構成により、現像剤循環移送
部材に吸着されて移送された現像剤は、磁気的に剥離さ
れ、現像剤担持体に供給される前の現像剤が貯留されて
いる現像剤収容部へ戻される。したがって、機械的に剥
離する場合のように現像剤粒子に強い圧縮力や摩擦力が
作用することがなく、現像剤の劣化が防止される。
の現像装置において、前記現像剤循環移送部材が有する
磁石体が、前記現像剤担持体と対向する位置以外の部分
に、同極性の二つの磁極が隣り合うように着磁されてい
るものとする。このような構成により、現像剤循環移送
部材に吸着されて移送された現像剤は、磁気的に剥離さ
れ、現像剤担持体に供給される前の現像剤が貯留されて
いる現像剤収容部へ戻される。したがって、機械的に剥
離する場合のように現像剤粒子に強い圧縮力や摩擦力が
作用することがなく、現像剤の劣化が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態である現像装置について説明する。図1は、本願発明
の一実施形態である現像装置の概略構成図である。この
現像装置1は、現像剤が収容されるハウジングを備えて
おり、このハウジングの感光体ドラム2と対向する部位
に開口部が設けられ、この開口部に現像ロール3が配設
されている。現像ロール3の後方には、二成分現像剤を
攪拌しながら搬送する二つの攪拌搬送部材6,7が設け
られており、この攪拌搬送部材から現像ロール3に現像
剤が供給されるようになっている。また、この現像剤の
供給部より現像ロール3の回転方向の下流側には現像剤
循環移送部材5が現像ロール3と対向するように配置さ
れ、さらにこの現像ロール3と現像剤循環移送部材5と
の間隙内に下流側から先端を突き出すように層規制部材
4が支持されている。
態である現像装置について説明する。図1は、本願発明
の一実施形態である現像装置の概略構成図である。この
現像装置1は、現像剤が収容されるハウジングを備えて
おり、このハウジングの感光体ドラム2と対向する部位
に開口部が設けられ、この開口部に現像ロール3が配設
されている。現像ロール3の後方には、二成分現像剤を
攪拌しながら搬送する二つの攪拌搬送部材6,7が設け
られており、この攪拌搬送部材から現像ロール3に現像
剤が供給されるようになっている。また、この現像剤の
供給部より現像ロール3の回転方向の下流側には現像剤
循環移送部材5が現像ロール3と対向するように配置さ
れ、さらにこの現像ロール3と現像剤循環移送部材5と
の間隙内に下流側から先端を突き出すように層規制部材
4が支持されている。
【0019】上記現像ロール3は、回転可能に支持され
た現像スリーブ3aと、この現像スリーブ3aの内部に
収容され、複数の磁極を有する磁石ロール3bとから構
成されており、現像スリーブ3aと層規制部材4との間
隔が0.7mmとなるように配設されている。この現像
スリーブ3aには、導電性非磁性材料、たとえばアルミ
ニウムが用いられ、表面はブラスト処理により、十点平
均粗さRzで数ミクロンの微小凹凸が形成されている。
現像スリーブ3aには、図示しない電源から、Vp−p
=1.5KV,周波数f=6KHzの交流成分と、Vd
c=−500Vの直流成分が重畳された電圧が印加され
ており、また表面速度が300mm/secの速さで反
時計方向に回転駆動される。
た現像スリーブ3aと、この現像スリーブ3aの内部に
収容され、複数の磁極を有する磁石ロール3bとから構
成されており、現像スリーブ3aと層規制部材4との間
隔が0.7mmとなるように配設されている。この現像
スリーブ3aには、導電性非磁性材料、たとえばアルミ
ニウムが用いられ、表面はブラスト処理により、十点平
均粗さRzで数ミクロンの微小凹凸が形成されている。
現像スリーブ3aには、図示しない電源から、Vp−p
=1.5KV,周波数f=6KHzの交流成分と、Vd
c=−500Vの直流成分が重畳された電圧が印加され
ており、また表面速度が300mm/secの速さで反
時計方向に回転駆動される。
【0020】上記磁石ロール3bは、固定支持されたほ
ぼ円筒状の磁石であり、感光体ドラム2と対向する現像
領域で現像剤の穂立ちを形成する現像磁極S1、この現
像領域を通過した後の現像剤を現像スリーブ3a表面か
ら剥離するために同極性の磁極が隣接配置された剥離磁
極N3およびN4、層規制部材4の近傍で現像剤の穂立
ちを形成する層形成磁極S2、現像スリーブ3aの表面
の現像剤を搬送するための搬送磁極N1、N2およびS
3が着磁されている。
ぼ円筒状の磁石であり、感光体ドラム2と対向する現像
領域で現像剤の穂立ちを形成する現像磁極S1、この現
像領域を通過した後の現像剤を現像スリーブ3a表面か
ら剥離するために同極性の磁極が隣接配置された剥離磁
極N3およびN4、層規制部材4の近傍で現像剤の穂立
ちを形成する層形成磁極S2、現像スリーブ3aの表面
の現像剤を搬送するための搬送磁極N1、N2およびS
3が着磁されている。
【0021】上記現像剤循環移送部材5は、固定支持さ
れた磁石体5bと、その外側で周回する循環用スリーブ
5aとからなり、現像ロール3と対向するように配置さ
れた循環用スリーブ5aの周面が、対向する現像スリー
ブ3aと同じ速度で同方向に駆動される。そして、上記
磁石体5bは、現像ロール3の層形成磁極S2と対向す
る位置に、この層形成磁極S2極と逆極性のN5極が着
磁され、その後方に反発極を形成するS4極およびS5
極が着磁されている。上記循環用スリーブ5aには導電
性非磁性材料、たとえばアルミニウムが用いられ、表面
にはブラスト処理により十点平均粗さRzで数ミクロン
の微小凹凸が形成されている。
れた磁石体5bと、その外側で周回する循環用スリーブ
5aとからなり、現像ロール3と対向するように配置さ
れた循環用スリーブ5aの周面が、対向する現像スリー
ブ3aと同じ速度で同方向に駆動される。そして、上記
磁石体5bは、現像ロール3の層形成磁極S2と対向す
る位置に、この層形成磁極S2極と逆極性のN5極が着
磁され、その後方に反発極を形成するS4極およびS5
極が着磁されている。上記循環用スリーブ5aには導電
性非磁性材料、たとえばアルミニウムが用いられ、表面
にはブラスト処理により十点平均粗さRzで数ミクロン
の微小凹凸が形成されている。
【0022】層規制部材4は、板厚1mmのアルミニウ
ム板4aの先端に磁性体4bが接着されたもので、この
層規制部材4の先端が現像ロール3と現像剤循環移送部
材5の回転中心線上に位置し、現像ロール3及び現像剤
循環移送部材5の周面からそれぞれ0.7mmの間隙を
有して、回転中心線とほぼ垂直に配置されている。
ム板4aの先端に磁性体4bが接着されたもので、この
層規制部材4の先端が現像ロール3と現像剤循環移送部
材5の回転中心線上に位置し、現像ロール3及び現像剤
循環移送部材5の周面からそれぞれ0.7mmの間隙を
有して、回転中心線とほぼ垂直に配置されている。
【0023】感光体ドラム2は、現像スリーブ3aと
0.5mmの間隙をおいて対向するように配置され、表
面速度が150mm/secの速さで時計方向に回転し
ている。また、感光体ドラム2上には通常の電子写真プ
ロセスにより、露光部電位−200V、非露光部電位−
650Vの潜像が形成される。なお、この現像装置で用
いられるトナーおよびキャリアは、例えば次のものであ
る。このトナーは富士ゼロックス(株)製A−Colo
r635用トナーおよびキャリアであり、キャリアは粒
径が50μmのフェライトキャリアである。また、トナ
ーは粒径が7μmでポリエステルをバインダーとする非
磁性トナーであり、外添剤としてTiO2 ,SiO2 が
添加されている
0.5mmの間隙をおいて対向するように配置され、表
面速度が150mm/secの速さで時計方向に回転し
ている。また、感光体ドラム2上には通常の電子写真プ
ロセスにより、露光部電位−200V、非露光部電位−
650Vの潜像が形成される。なお、この現像装置で用
いられるトナーおよびキャリアは、例えば次のものであ
る。このトナーは富士ゼロックス(株)製A−Colo
r635用トナーおよびキャリアであり、キャリアは粒
径が50μmのフェライトキャリアである。また、トナ
ーは粒径が7μmでポリエステルをバインダーとする非
磁性トナーであり、外添剤としてTiO2 ,SiO2 が
添加されている
【0024】次に上記構成の現像装置の動作について説
明する。現像剤は、攪拌搬送部材6,7の回転により、
現像剤収容室8,9内で攪拌されるとともに、攪拌搬送
部材の軸線方向に搬送される。現像剤収容室8,9は隔
壁10によって仕切られているが両端部で連通してお
り、図1の紙面奥側及び手前側にある現像剤受け渡し部
で、それぞれの現像剤収容室内にある現像剤が他方に受
け渡され、現像剤は二つの現像剤収容室8,9内で循環
するように移送される。そして攪拌搬送部材6からは現
像ロール3に現像剤が供給され、磁石ロール3bの磁極
N3の磁力により、現像スリーブ3aの表面に吸着され
る。この現像剤は現像スリーブ3aの回転により搬送さ
れ、層規制部材4が設けられた位置まで搬送された現像
剤は、現像ロール3の層形成磁極S2と現像剤循環移送
部材5のN5極の作用により、キャリアが鎖状に連なっ
た穂立ちを形成する。このように穂立ちを形成した現像
剤は層規制部材4の先端によって切断され、現像スリー
ブ3aの表面に磁気的に保持されて現像領域へ搬送され
るものと、循環用スリーブ5aの表面に磁気的に吸着さ
れて移送されるものに分割される。
明する。現像剤は、攪拌搬送部材6,7の回転により、
現像剤収容室8,9内で攪拌されるとともに、攪拌搬送
部材の軸線方向に搬送される。現像剤収容室8,9は隔
壁10によって仕切られているが両端部で連通してお
り、図1の紙面奥側及び手前側にある現像剤受け渡し部
で、それぞれの現像剤収容室内にある現像剤が他方に受
け渡され、現像剤は二つの現像剤収容室8,9内で循環
するように移送される。そして攪拌搬送部材6からは現
像ロール3に現像剤が供給され、磁石ロール3bの磁極
N3の磁力により、現像スリーブ3aの表面に吸着され
る。この現像剤は現像スリーブ3aの回転により搬送さ
れ、層規制部材4が設けられた位置まで搬送された現像
剤は、現像ロール3の層形成磁極S2と現像剤循環移送
部材5のN5極の作用により、キャリアが鎖状に連なっ
た穂立ちを形成する。このように穂立ちを形成した現像
剤は層規制部材4の先端によって切断され、現像スリー
ブ3aの表面に磁気的に保持されて現像領域へ搬送され
るものと、循環用スリーブ5aの表面に磁気的に吸着さ
れて移送されるものに分割される。
【0025】図2は、現像ロール3上の現像剤が層規制
部材4によって分割される様子を示す拡大図である。図
2(a)に示すように、現像スリーブ3aの回転により
層規制部材4近傍に搬送されてきた現像剤は、現像ロー
ル3の層形成磁極S2と現像剤循環移送部材5のN5極
による磁力線に沿って穂立ちを形成する。現像スリーブ
3aと循環用スリーブ5aは、その対向部においてほぼ
同速度で同方向に回転しているので、現像スリーブ3a
から起立された穂立ちは、双方のスリーブ間に架け渡す
ように連なった状態が維持されたまま搬送され、図2
(b)に示すように、層規制部材4の先端に接触する。
層規制部材4の先端に接触した穂立ちは、現像スリーブ
3aと循環用スリーブ5aの回転によりさらに搬送さ
れ、図2(c)に示すように、層規制部材4により穂先
が切断されて現像スリーブ3a表面に保持されるもの
と、循環用スリーブ5a表面に保持されるものとに2分
割される。切断部より循環用スリーブ5a側にある現像
剤は、図2(d)に示すように、循環用スリーブ5aの
表面に保持されて、さらに搬送され層規制部材の上流側
で滞留することなくこの領域から搬出される。
部材4によって分割される様子を示す拡大図である。図
2(a)に示すように、現像スリーブ3aの回転により
層規制部材4近傍に搬送されてきた現像剤は、現像ロー
ル3の層形成磁極S2と現像剤循環移送部材5のN5極
による磁力線に沿って穂立ちを形成する。現像スリーブ
3aと循環用スリーブ5aは、その対向部においてほぼ
同速度で同方向に回転しているので、現像スリーブ3a
から起立された穂立ちは、双方のスリーブ間に架け渡す
ように連なった状態が維持されたまま搬送され、図2
(b)に示すように、層規制部材4の先端に接触する。
層規制部材4の先端に接触した穂立ちは、現像スリーブ
3aと循環用スリーブ5aの回転によりさらに搬送さ
れ、図2(c)に示すように、層規制部材4により穂先
が切断されて現像スリーブ3a表面に保持されるもの
と、循環用スリーブ5a表面に保持されるものとに2分
割される。切断部より循環用スリーブ5a側にある現像
剤は、図2(d)に示すように、循環用スリーブ5aの
表面に保持されて、さらに搬送され層規制部材の上流側
で滞留することなくこの領域から搬出される。
【0026】循環用スリーブ5aに担持されて搬送され
た現像剤は、磁石体の反発磁極S4およびS5の作用に
より、循環用スリーブ5aから剥離され、現像剤収容室
へ還流される。一方、現像スリーブ3aに保持された現
像剤は、現像領域まで搬送され、現像に供される。その
後さらに搬送され、磁極N3および磁極N4の作用によ
り現像スリーブ3aから剥離されて現像剤収容室に戻さ
れる。このようにして、層規制部材4で穂切りされた現
像剤は、層規制部材4の上流側で滞留することなく移送
され、大きな圧縮力や摩擦力が作用することがなく、現
像剤の劣化はほとんど生じない。
た現像剤は、磁石体の反発磁極S4およびS5の作用に
より、循環用スリーブ5aから剥離され、現像剤収容室
へ還流される。一方、現像スリーブ3aに保持された現
像剤は、現像領域まで搬送され、現像に供される。その
後さらに搬送され、磁極N3および磁極N4の作用によ
り現像スリーブ3aから剥離されて現像剤収容室に戻さ
れる。このようにして、層規制部材4で穂切りされた現
像剤は、層規制部材4の上流側で滞留することなく移送
され、大きな圧縮力や摩擦力が作用することがなく、現
像剤の劣化はほとんど生じない。
【0027】次に、図1に示す現像装置の性能を確認す
るために行なった実験について説明する。 (実験1)この実験では、図1に示す現像装置を用い、
連続して多数の画像を現像したときのトナーの帯電維持
性、非印字領域へのトナーの付着(いわゆる”かぶ
り”)及び転写性を評価する。これは、現像剤の劣化に
よってトナーの帯電性が変動する程度を調査するととも
に、トナーの帯電性が低下することにともなう”かぶ
り”の発生又は転写性の悪化を調査するものである。な
お、上記現像装置と比較するために、図3に示すような
従来から知られている現像装置についても同様の実験を
行なった。
るために行なった実験について説明する。 (実験1)この実験では、図1に示す現像装置を用い、
連続して多数の画像を現像したときのトナーの帯電維持
性、非印字領域へのトナーの付着(いわゆる”かぶ
り”)及び転写性を評価する。これは、現像剤の劣化に
よってトナーの帯電性が変動する程度を調査するととも
に、トナーの帯電性が低下することにともなう”かぶ
り”の発生又は転写性の悪化を調査するものである。な
お、上記現像装置と比較するために、図3に示すような
従来から知られている現像装置についても同様の実験を
行なった。
【0028】比較のために用いた従来の現像装置11
は、図1に示す現像装置と同様に、感光体ドラム12と
対向する位置に現像ロール13が配設され、その後方に
は、二成分現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌搬送部材
16,17が設けられている。また、現像ロール13と
小さな間隙をおいて対向するように先端を突き出した層
規制部材14が設けられ、その上流側に現像剤循環移送
部材15が設けられている。
は、図1に示す現像装置と同様に、感光体ドラム12と
対向する位置に現像ロール13が配設され、その後方に
は、二成分現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌搬送部材
16,17が設けられている。また、現像ロール13と
小さな間隙をおいて対向するように先端を突き出した層
規制部材14が設けられ、その上流側に現像剤循環移送
部材15が設けられている。
【0029】上記現像ロール13は、回転可能に支持さ
れた現像スリーブ13aとこの現像スリーブ13a内部
に固定支持された磁石ロール13bとから構成され、こ
の磁石ロール13bの層規制部材14と対向する位置に
S2極、層規制部と現像領域との間に一対のN1極およ
びS1極、現像領域の下流側に同極性のN3極およびN
4極、層規制部の上流側にN2極およびS3極が着磁さ
れている。また、上記現像剤循環移送部材15は、固定
支持された磁石体15bと、その外側で周回駆動される
循環用スリーブ15aとから構成され、磁石体15bに
は、磁石ロール3bのS2極と対向する位置にN極、こ
のN極の下流側にS極が着磁されている。
れた現像スリーブ13aとこの現像スリーブ13a内部
に固定支持された磁石ロール13bとから構成され、こ
の磁石ロール13bの層規制部材14と対向する位置に
S2極、層規制部と現像領域との間に一対のN1極およ
びS1極、現像領域の下流側に同極性のN3極およびN
4極、層規制部の上流側にN2極およびS3極が着磁さ
れている。また、上記現像剤循環移送部材15は、固定
支持された磁石体15bと、その外側で周回駆動される
循環用スリーブ15aとから構成され、磁石体15bに
は、磁石ロール3bのS2極と対向する位置にN極、こ
のN極の下流側にS極が着磁されている。
【0030】このような現像装置では、現像ロール13
の表面に吸着されて層規制部材14との対向位置まで搬
送された現像剤は、層規制部材14により層厚が規制さ
れ、穂切りされた余剰現像剤が層規制部材14の上流側
に滞留する。そして、後続して穂切りされる余剰現像剤
によって圧縮力を受けながら滞留現像剤量が増加してゆ
き、現像剤循環移送部材15の磁力がおよぶ範囲まで現
像剤量が増加すると、現像剤は現像剤循環移送部材15
に吸着されて搬送される。すなわち、層規制部材14上
流には現像剤の滞留部が発生し、後続する現像剤によっ
て押し出された現像剤が現像剤循環移送部材15に吸着
され、現像剤収容室へ還流されることになる。
の表面に吸着されて層規制部材14との対向位置まで搬
送された現像剤は、層規制部材14により層厚が規制さ
れ、穂切りされた余剰現像剤が層規制部材14の上流側
に滞留する。そして、後続して穂切りされる余剰現像剤
によって圧縮力を受けながら滞留現像剤量が増加してゆ
き、現像剤循環移送部材15の磁力がおよぶ範囲まで現
像剤量が増加すると、現像剤は現像剤循環移送部材15
に吸着されて搬送される。すなわち、層規制部材14上
流には現像剤の滞留部が発生し、後続する現像剤によっ
て押し出された現像剤が現像剤循環移送部材15に吸着
され、現像剤収容室へ還流されることになる。
【0031】なお、上記図1に示す現像装置及び図3に
示す現像装置を用いた実験では、現像剤中のトナー濃度
を8重量%、トナー消費率を15%とし、連続して現像
を行って20,000枚まで、2,000枚ごとに上記
項目の評価を行なった。トナーの帯電維持性についての
結果は図4に、また、非印字領域へのトナー付着(かぶ
り)および転写性についての結果を表1に示す。なお、
表1において、トナーのかぶりや転写不良が発生しない
ものを〇、若干発生はみられたものの許容範囲内と考え
られるものを△、画質上問題となる発生がみられるもの
を×とした。 (以下余白)
示す現像装置を用いた実験では、現像剤中のトナー濃度
を8重量%、トナー消費率を15%とし、連続して現像
を行って20,000枚まで、2,000枚ごとに上記
項目の評価を行なった。トナーの帯電維持性についての
結果は図4に、また、非印字領域へのトナー付着(かぶ
り)および転写性についての結果を表1に示す。なお、
表1において、トナーのかぶりや転写不良が発生しない
ものを〇、若干発生はみられたものの許容範囲内と考え
られるものを△、画質上問題となる発生がみられるもの
を×とした。 (以下余白)
【0032】
【表1】
【0033】図4から明らかなように、従来例と比較し
てトナー帯電維持性は飛躍的に向上している。また、表
1に示されるように、転写不良及びかぶりの発生は、従
来例においてそれぞれ12,000枚、16,000枚
の現像で発生していたが、本願発明に係る現像装置で
は、20,000枚の現像でもまったく発生しなかっ
た。
てトナー帯電維持性は飛躍的に向上している。また、表
1に示されるように、転写不良及びかぶりの発生は、従
来例においてそれぞれ12,000枚、16,000枚
の現像で発生していたが、本願発明に係る現像装置で
は、20,000枚の現像でもまったく発生しなかっ
た。
【0034】(実験2)この実験は、図1に示す現像装
置を用いて、現像剤循環移送部材5の循環用スリーブ5
aの回転速度を変化させ、層規制部材4の上流側の現像
剤滞留量を調査したものである。この実験の結果では、
循環用スリーブ5aの周速度が現像スリーブ3aの周速
度より小さくなると、現像剤循環移送部材5による現像
剤搬送量が小さくなって現像剤の滞留が発生し、循環用
スリーブ5aの周速度が現像スリーブ3aの周速度と同
等以上であれば、現像剤の滞留は発生しなかった。この
結果より、現像剤の滞留による劣化を発生させないため
には、循環用スリーブ5aの周速度を現像スリーブ3a
の周速度と同じ、もしくはこれより大きくすればよいこ
とが分かる。ただし、循環用スリーブ5aの周速度を大
きくした場合、このスリーブと現像剤との間にすべりが
生じ、このために現像剤劣化が生じる可能性がある。し
たがって、現像剤劣化を生じさせないためには、現像剤
循環移送部材5の循環用スリーブ5aを現像スリーブ3
aとほぼ同じ周速度で回転させることが望ましい。
置を用いて、現像剤循環移送部材5の循環用スリーブ5
aの回転速度を変化させ、層規制部材4の上流側の現像
剤滞留量を調査したものである。この実験の結果では、
循環用スリーブ5aの周速度が現像スリーブ3aの周速
度より小さくなると、現像剤循環移送部材5による現像
剤搬送量が小さくなって現像剤の滞留が発生し、循環用
スリーブ5aの周速度が現像スリーブ3aの周速度と同
等以上であれば、現像剤の滞留は発生しなかった。この
結果より、現像剤の滞留による劣化を発生させないため
には、循環用スリーブ5aの周速度を現像スリーブ3a
の周速度と同じ、もしくはこれより大きくすればよいこ
とが分かる。ただし、循環用スリーブ5aの周速度を大
きくした場合、このスリーブと現像剤との間にすべりが
生じ、このために現像剤劣化が生じる可能性がある。し
たがって、現像剤劣化を生じさせないためには、現像剤
循環移送部材5の循環用スリーブ5aを現像スリーブ3
aとほぼ同じ周速度で回転させることが望ましい。
【0035】(実験3)この実験は、図1に示す現像装
置の現像剤循環移送部材5に代えて、磁石体に反発磁極
がないものを用いて現像を行い、現像剤の搬送性および
現像剤の滞留の状態を調査したものである。この実験の
結果では、穂切りされて現像剤循環移送部材の循環用ス
リーブに吸着された現像剤は、循環用スリーブが1回転
してきても吸着されたままで、新たに穂切りされた現像
剤を吸着することができず、層規制部上流で現像剤の滞
留が生じた。このような現像剤の滞留に対し、スクレイ
パーなどで循環用スリーブから機械的に剥離することも
できるが、現像剤を劣化させる原因となる。したがっ
て、現像剤の劣化を防止するためには、現像剤循環移送
部材の磁石体の一部に反発磁極のような磁気的吸着力が
作用しない部分を設け、現像剤を剥離することが望まし
い。
置の現像剤循環移送部材5に代えて、磁石体に反発磁極
がないものを用いて現像を行い、現像剤の搬送性および
現像剤の滞留の状態を調査したものである。この実験の
結果では、穂切りされて現像剤循環移送部材の循環用ス
リーブに吸着された現像剤は、循環用スリーブが1回転
してきても吸着されたままで、新たに穂切りされた現像
剤を吸着することができず、層規制部上流で現像剤の滞
留が生じた。このような現像剤の滞留に対し、スクレイ
パーなどで循環用スリーブから機械的に剥離することも
できるが、現像剤を劣化させる原因となる。したがっ
て、現像剤の劣化を防止するためには、現像剤循環移送
部材の磁石体の一部に反発磁極のような磁気的吸着力が
作用しない部分を設け、現像剤を剥離することが望まし
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る現
像装置では、現像剤担持体と現像剤循環移送部材との間
に、先端を現像剤の搬送方向下流側から突き出すように
層規制部材が支持されているため、現像剤担持体上の現
像剤の穂立ちは層規制部材によって一定の層厚に分断さ
れ、穂先部分の現像剤は現像剤循環移送部材に担持され
て搬送される。このため、分断された余剰の現像剤が、
層規制部材の上流側で滞留することがなく、強い圧縮力
又は摩擦力の作用による現像剤の劣化を防止することが
できる。したがって、長期の使用を行なった場合にもト
ナーの帯電性が維持され、かぶりの発生や転写不良の発
生が防止される。
像装置では、現像剤担持体と現像剤循環移送部材との間
に、先端を現像剤の搬送方向下流側から突き出すように
層規制部材が支持されているため、現像剤担持体上の現
像剤の穂立ちは層規制部材によって一定の層厚に分断さ
れ、穂先部分の現像剤は現像剤循環移送部材に担持され
て搬送される。このため、分断された余剰の現像剤が、
層規制部材の上流側で滞留することがなく、強い圧縮力
又は摩擦力の作用による現像剤の劣化を防止することが
できる。したがって、長期の使用を行なった場合にもト
ナーの帯電性が維持され、かぶりの発生や転写不良の発
生が防止される。
【0037】また、現像剤循環移送部材は回転駆動され
る循環用スリーブと固定支持された磁石体とからなるも
のとし、現像剤担持体との対向位置で異極性の磁極が対
向するように着磁しておくことによって、現像剤担持体
上に均一な現像剤層を形成するとともに、規制された現
像剤をより確実に搬送して現像剤の滞留を防止すること
ができる。さらに、上記現像剤循環移送部材の磁石体に
反発磁極を設けることにより、上記現像剤循環移送部材
に担持された現像剤を劣化させることなく剥離して現像
剤収容部へ還流することができる。
る循環用スリーブと固定支持された磁石体とからなるも
のとし、現像剤担持体との対向位置で異極性の磁極が対
向するように着磁しておくことによって、現像剤担持体
上に均一な現像剤層を形成するとともに、規制された現
像剤をより確実に搬送して現像剤の滞留を防止すること
ができる。さらに、上記現像剤循環移送部材の磁石体に
反発磁極を設けることにより、上記現像剤循環移送部材
に担持された現像剤を劣化させることなく剥離して現像
剤収容部へ還流することができる。
【図1】本願発明の一実施形態である現像装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1に示す現像装置の現像ロール上の現像剤が
層規制部材によって分割される状態を示す拡大図であ
る。
層規制部材によって分割される状態を示す拡大図であ
る。
【図3】図1に示す現像装置の効果を確認するために比
較例として実験に用いた従来の現像装置の概略構成図で
ある。
較例として実験に用いた従来の現像装置の概略構成図で
ある。
【図4】トナーの帯電維持性について行なった実験の結
果を示す図である。
果を示す図である。
【図5】従来の現像装置の一例を示す概略構成図であ
る。
る。
1,11 現像装置 2,12 感光体ドラム 3,13 現像ロール 3a,13a 現像スリーブ 3b,13b 磁石ロール 4,14 層規制部材 5,15 現像剤循環移送部材 5a,15a 循環用スリーブ 5b,15b 磁石体 6,7,16,17 攪拌搬送部材 8,9 現像剤収容室 10 隔壁
Claims (5)
- 【請求項1】 静電電位の差による潜像が形成される
像担持体と対向するように配置され、トナーと磁性キャ
リアとを含む二成分現像剤を周面に磁気的に吸着して周
回搬送する現像剤担持体と、 該現像剤担持体上に吸着され、穂状となった二成分現像
剤の層厚を規制する層規制部材とを有する現像装置にお
いて、 前記現像剤担持体と間隙をおいて対向するように配置さ
れ、周面が前記現像剤担持体との対向位置で同方向に移
動するように駆動される現像剤循環移送部材を有し、 前記層規制部材は、前記現像剤担持体の周回方向下流側
から、対向する現像剤担持体と前記現像剤循環移送部材
との間隙内に先端を突き出すように支持され、 前記現像剤循環移送部材は、前記層規制部材によって規
制された現像剤を担持して移送するものであることを特
徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記現像剤循環移送部材は、二成分現
像剤を周面に磁気的に吸着して移送するものであること
を特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記現像剤循環移送部材は、前記現像
剤担持体の周面速度とほぼ同じ周面速度で駆動されるも
のであることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の現像装
置において、 前記現像剤循環移送部材は、固定支持された磁石体と、
その外側で周回移動するスリーブとを有し、 前記現像剤担持体は、固定支持された磁石ロールと、そ
の周囲で回転駆動される円筒状のスリーブとを有し、 前記現像剤担持体が有する磁石ロールの、前記現像剤循
環移送部材との対向位置に設けられた磁極と、前記現像
剤循環移送部材が有する磁石体の、前記現像剤担持体と
の対向位置に設けられた磁極とが、互いに異極性である
ことを特徴とする現像装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の現像装置において、 前記現像剤循環移送部材が有する磁石体は、前記現像剤
担持体と対向する位置以外の部分に、同極性の二つの磁
極が隣り合うように着磁されていることを特徴とする現
像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9013124A JPH10198171A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9013124A JPH10198171A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10198171A true JPH10198171A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11824420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9013124A Withdrawn JPH10198171A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10198171A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6337957B1 (en) | 1999-06-21 | 2002-01-08 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and developing device with improved self toner density control |
JP2010210993A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像装置及び画像形成装置 |
US8417161B2 (en) | 2010-03-16 | 2013-04-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Developing device including a cylindrical layer thickness regulation member and image forming apparatus including the developing device |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP9013124A patent/JPH10198171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6337957B1 (en) | 1999-06-21 | 2002-01-08 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and developing device with improved self toner density control |
DE10030416B4 (de) * | 1999-06-21 | 2013-12-19 | Ricoh Company, Ltd. | Bilderzeugungsapparat und Entwicklungsvorrichtung mit verbesserter Tonerdichte-Selbststeuerung |
JP2010210993A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像装置及び画像形成装置 |
US8417161B2 (en) | 2010-03-16 | 2013-04-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Developing device including a cylindrical layer thickness regulation member and image forming apparatus including the developing device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7231168B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP3356948B2 (ja) | 現像装置 | |
US7991312B2 (en) | Image forming apparatus for controlling a potential of an image bearing member | |
JPH10198171A (ja) | 現像装置 | |
JPH117194A (ja) | 現像装置 | |
JP3177090B2 (ja) | 現像装置 | |
JP4106678B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2005077540A (ja) | 現像装置 | |
JP4731218B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2004280092A (ja) | 現像装置及びタンデム型カラー画像形成機 | |
JP5422227B2 (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2001034066A (ja) | 画像形成装置および現像装置 | |
JP2010276899A (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2001265118A (ja) | 現像装置 | |
JP2009169097A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2009020489A (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2001005296A (ja) | 現像方法、現像装置及び画像形成装置 | |
JP3518191B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2001290364A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3226697B2 (ja) | 現像装置 | |
JP3243707B2 (ja) | 一成分現像装置及び画像形成装置 | |
JPH0844177A (ja) | 現像装置 | |
JPH1144991A (ja) | 現像装置 | |
JP2000098709A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5664227B2 (ja) | 現像装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |