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JPH10196315A - 多軸コンバインドサイクルプラントの負荷制御方法とその装置 - Google Patents

多軸コンバインドサイクルプラントの負荷制御方法とその装置

Info

Publication number
JPH10196315A
JPH10196315A JP1587997A JP1587997A JPH10196315A JP H10196315 A JPH10196315 A JP H10196315A JP 1587997 A JP1587997 A JP 1587997A JP 1587997 A JP1587997 A JP 1587997A JP H10196315 A JPH10196315 A JP H10196315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas turbine
load
combined cycle
system frequency
frequency correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1587997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Muraoka
安幸 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1587997A priority Critical patent/JPH10196315A/ja
Publication of JPH10196315A publication Critical patent/JPH10196315A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Control Of Turbines (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統周波数変動時も、蒸気タービンとガスタ
ービンの適正な負荷配分を行ないながら、安定した周波
数制御と負荷運転が可能となる多軸コンバインドサイク
ルプラントの提供。 【解決手段】 ガスタービン21と、該ガスタービン2
1の高温ガスを熱源とする排ガスボイラ23よりの発生
蒸気で回転する蒸気タービン26とを具え、前記夫々の
タービン21、26に発電機22、27を連結してなる
多軸コンバインドサイクルプラントにおいて、前記ガス
タービン21側に系統周波数補正回路14を、又コンバ
インドサイクルとしての目標負荷設定回路5に蒸気ター
ビン26の負荷がフィードバックされる系統周波数補正
回路3を夫々設け、該二種の系統周波数補正回路3、1
4よりの制御信号を切換手段10を介して選択的に取込
み、ガスタービン21の負荷制御を可能に構成するとと
もに、前記切換手段10よりの切換動作により、目標負
荷設定回路5が機能している間は、ガスタービン21側
の系統周波数補正回路が動作しないように構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多軸コンバインドサ
イクルプラントに適用される負荷制御方法とその装置に
係り、より具体的にはガスタービンとともに、ガスター
ビンの高温ガスを熱源とする排ガスボイラよりの発生蒸
気で蒸気タービンを回転させ、前記両タービンで発電す
る多軸コンバインドサイクルプラントにおける負荷制御
方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、排熱エネルギーを有効に利用
するために、発電機用ガスタービンよりの高温排熱ガス
を利用して排ガスボイラで蒸気を発生させた後、該発生
蒸気で蒸気タービンを回転させ、前記ガスタービンと共
に蒸気タービンに発電機を取り付け、該両タービンで発
電する多軸コンバインドサイクルプラントは公知であ
る。
【0003】かかる多軸コンバインドサイクルプラント
の概略構成を図1に基づいて説明するに、(図1は本発
明の実施形態に係る全体説明図であるが、その公知部分
を先に説明する。)17は燃料弁で、コンプレッサ18
により圧縮された空気と前記燃料弁17で供給制御され
た燃料とを燃焼器19で燃焼して得られた燃焼ガスはガ
スタービン21に送られ、該ガスタービン21を回転駆
動させる。一方前記ガスタービン21にはコンプレッサ
18とともに発電機22が連結されており、該発電機2
2は所定の電力系統に電気的に結合されて運用される。
【0004】一方前記ガスタービン21を回転駆動後の
排熱ガスは、排ガスボイラ23に送られ、該排ガスボイ
ラ23内で給水ポンプ29より供給される蒸気水を加熱
し、例えば400℃以上の高温蒸気を発生させる。28
は復水器である。
【0005】そして前記高温蒸気は圧力検知器24及び
該検知器24の検知圧力に基づいて入口圧力が加減され
る加減弁25により圧力制御された高温蒸気が蒸気ター
ビン26に供給され、該蒸気タービン26を回転駆動さ
せる。一方前記蒸気タービン26には発電機27が連結
されており、該発電機27は所定の電力系統に電気的に
結合されて運用される。
【0006】そして前記夫々の発電機22、27には同
期機が採用されているために、前記夫々の発電機22、
27の軸回転数は系統周波数に比例する。即ち前記ター
ビンの回転数が変化すると、これに比例して発電機2
2、27の回転数とともに系統周波数も変化する。
【0007】この為従来装置においては、ガスタービン
21の検知回転数に基づいて系統周波数偏差を監視し、
該系統周波数偏差が生じた場合、ガスタービン負荷コン
トロール部(本実施形態の場合系統周波数補正回路14
と減算器16)より燃料弁17の開度制御を行う事によ
り、前記周波数偏差分に対応する回転数補正を補正して
負荷制御を行なっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うにガスタービン21とともに蒸気タービン26に発電
機22,27を連結させて、前記両タービン21,26
で発電する排熱回収形の多軸コンバインドサイクルプラ
ントにおいては次のような問題が生じる。即ち前記コン
バインドサイクルに用いられる蒸気タービン26は、効
率を最優先として、排ガスボイラ23からの蒸気を全量
飲み込むことを前提としている。そのため、負荷運転中
に速度制御をせずに、加減弁25の入口圧力制御を行な
う。さらに高負荷帯では、加減弁25を全開とするため
の変圧運転を行なう。
【0009】このため、コンバインドサイクルとしての
調定率運転は、ガスタービン21と蒸気タービン26夫
々において負荷制御を行うのではなく、前記したように
ガスタービン21側でのみ直接的に行ない、ガスタービ
ン21の燃料変化により、排ガス条件が変わり、その結
果として蒸気タービン26出力が変わることにより蒸気
タービン26は間接的な調定率運転となっている。従っ
て前記したように多軸コンバインドサイクルの場合は、
ガスタービン21とは別に蒸気タービン26の発電機2
7出力があるが、これは目標値として決められるのでは
なく、ガスタービン21及び排ガスボイラ23の運転の
結果として決まる。このため、ガスタービン21の目標
負荷はコンバインドサイクルとしての目標負荷から蒸気
タービン26負荷を引き、運転中のガスタービン21台
数で割ることにより求めている。
【0010】ここで、例えば、系統周波数が低下した場
合、ガスタービン21は周波数補正動作により、負荷を
増加させ(言換えれば回転数を増加させ)、それをフォ
ローして蒸気タービン26負荷も増加する(言換えれば
回転数も増加する)。他方、コンバインドサイクルとし
ての目標負荷は変わっていないために、蒸気タービン2
6負荷の増加分が、ガスタービン21の目標負荷降下分
として与えられ、ガスタービン21負荷が減少する。言
換えればガスタービン21回転数が低減して系統周波数
が低下してしまう。
【0011】従ってガスタービン21側についてのみ周
波数補正動作を行う従来技術においては、コンバインド
サイクルとしての目標負荷に拘らず、ガスタービン21
が系統周波数補正により勝手に変動し、コンバインドサ
イクルとしての目標負荷に一致させようとして引き戻し
がかかることになり、負荷が整定しない。つまり、コン
バインドサイクルとしての目標負荷が変わらない限り、
引き戻し動作が働き負荷が整定しない。
【0012】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、系
統周波数変動時も、蒸気タービン26とガスタービン2
1の適正な負荷配分を行ないながら、安定した周波数制
御と負荷運転が可能となる多軸コンバインドサイクルプ
ラント負荷制御方法とその装置を提供する事を目的と
し、より具体的には自動周波数補正(AFC)の無い開
発途上国のコンバインドサイクルプラントに特に有効な
負荷制御方法とその装置の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
かかる技術的課題を達成するために、ガスタービンとと
もに、ガスタービンの高温ガスを熱源とする排ガスボイ
ラよりの発生蒸気で蒸気タービンを回転させ、前記両タ
ービンで発電する多軸コンバインドサイクルプラントに
おいて、前記ガスタービン側に系統周波数補正回路を設
けるとともに、コンバインドサイクルとしての目標負荷
設定回路にも蒸気タービン負荷がフィードバックされる
系統周波数補正回路を設け、目標負荷設定回路が機能し
ている間は、ガスタービン側の系統周波数補正回路は動
作しないようにしたことを特徴とする多軸コンバインド
サイクルプラントの負荷制御方法を提案する。
【0014】請求項2記載の発明はかかる負荷制御方法
を好適に実施するための装置に関する発明で、一又は複
数のガスタービンと、該ガスタービンの高温ガスを熱源
とする排ガスボイラよりの発生蒸気で回転する一又は複
数の蒸気タービンとを具え、前記夫々のタービンに発電
機を連結してなる多軸コンバインドサイクルプラントに
おいて、前記ガスタービン側に系統周波数補正回路を、
又コンバインドサイクルとしての目標負荷設定回路に蒸
気タービン負荷がフィードバックされる系統周波数補正
回路を夫々設け、該二種の系統周波数補正回路よりの制
御信号を切換手段を介して選択的に取込み、ガスタービ
ンの負荷制御を可能に構成するとともに、前記切換手段
よりの切換動作により、目標負荷設定回路が機能してい
る間は、ガスタービン側の系統周波数補正回路が動作し
ないように構成したことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】かかる発明によれば、系統周波数補正回路3を
コンバインドサイクルとしての目標負荷設定回路5に設
けることにより、系統周波数が低下した場合コンバイン
ドサイクルとしての目標負荷設定値を増加させる周波数
補正値MWDを得る。その時点の蒸気タービン26負荷
は一定であるため、ガスタービン21への負荷指令GT
MWD が増加する。ガスタービン21の負荷(回転数)が上
昇すると、排ガスボイラ23の発生蒸気も増加し、蒸気
タービン26の負荷(回転数)もまた上昇する。この為再
度蒸気タービン26出力STMW の増加分に見合ったガ
スタービン21負荷指令GTMWDが減少してガスタービ
ン21の適正な負荷配分指令が出力されることとなり、
ガスタービン21と蒸気タービン26の負荷がバランス
したところで、コンバインドサイクルとしての負荷が整
定する。
【0016】なお、ガスタービン21の負荷追従性が早
いのに対して、蒸気タービン26の出力はボイラの熱容
量により約5分の時定数の1次遅れ特性を有しているた
め、まずガスタービン21側の系統周波数補正回路14
を作動させて系統周波数補正分を吸収し、その後系統周
波数補正回路3を設けたコンバインドサイクルとしての
目標負荷設定回路5を動作させて最終的にガスタービン
21と蒸気タービン26の負荷バランスを図るという方
式を取る事により、安定的に適正な制御が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。図1に於いて、17は燃料弁で減算器1
6を介して得られる系統周波数補正回路3よりの信号に
基づいて開度制御される。18はコンプレッサ、19は
燃焼器、21はガスタービン、22は発電機で、ガスタ
ービン21の回転数(負荷)は系統周波数補正回路14
の減算器3Bに、又発電機22の出力電力は減算器16
に夫々送られる。一方前記ガスタービン21の排熱ガス
は、排ガスボイラ23に送られ、該排ガスボイラ23で
高温蒸気を発生させる。
【0018】そして前記系統周波数補正回路3、14に
より燃料弁17が開度制御されるガスタービン群及び排
ガスボイラA1、A2は、本実施形態においては複数組設
けられ、夫々の排ガスボイラ23よりの高温蒸気が統合
されて圧力検知器24及び該検知器24の検知圧力に基
づいて入口圧力が加減される加減弁25により圧力制御
された高温蒸気が蒸気タービン26に供給され、該蒸気
タービン26及び発電機27を回転駆動させる。そして
蒸気タービン26の回転数は、目標負荷設定回路5に設
けた系統周波数補正回路3の減算器2Aに、又発電機2
7の出力電力(蒸気タービン負荷)は演算器8に送られ
る。
【0019】次に前記夫々の制御回路について説明す
る。尚図中の実線はアナログ信号、点線はデジタル信号
を表わす。図中、5は目標負荷設定回路で、例えば50
Hzに対応する目標負荷が設定されるように構成してい
る。そして前記目標負荷設定回路5には系統周波数補正
回路3が設けられている。該系統周波数補正回路3は、
例えば50Hzに対応する設定値(3000rpm)と
蒸気タービン26よりの負荷(回転数)の差分(偏差)
を取る減算器2A、前記回転数偏差を周波数バイアスに
変換する周波数バイアス設定器4A、前記周波数バイア
スを目標負荷設定回路5よりの目標負荷に加算する加算
器6より構成される。そして前記周波数バイアス設定器
4Aには(A)に示すテーブルが格納されている。該テ
ーブルは横軸に回転数偏差±120rpm、縦軸に周波
数バイアス±265MWのグラフテーブルを設け、その
テーブル上に±10rpmの不感帯を設けて一次曲線
(折線)を作成し、該一次曲線に基づいて回転数偏差よ
り周波数バイアスを求める。
【0020】例えば具体的に説明すると、系統周波数が
低下した場合、蒸気タービン26の負荷(回転数)が、
設定回転数(3000rpm)より下がる。その結果、
蒸気タービン26の回転数から設定回転数(3000r
pm)を引いてその差分を取る減算器2Aの出力はマイ
ナス差分出力となり、その差分出力が周波数バイアス設
定器4Aに入力され、(A)のテーブルで変換される周
波数バイアスはプラス側の出力(グラフ上 X−Y破線
で示す)となる。この周波数バイアス(周波数補正値)
を加算器6によって、目標負荷設定回路5よりの負荷設
定値に加算する。即ちコンバインドサイクルとしての目
標負荷7が変わり、増加することになる。
【0021】この増加した補正目標負荷MWDは演算器
8に導入され、下記1)式に基づいて演算される。 GTMWD=(MWD−STMW)/GT台数 …1) GTMWD:夫々のガスタービン21の補正目標負荷指令 MWD:コンバインドサイクルとしての目標負荷7 STMW:蒸気タービン26負荷 GT台数:ガスタービン21運転台数
【0022】即ちコンバインドサイクルとしての補正目
標負荷7(MWD)に蒸気タービン26負荷(STMW
を差し引いてガスタービン21運転台数(GT台数)で
割ったものが、ガスタービン負荷指令GTMWD となる。
ガスタービン負荷指令GTMWD は、ガスタービングルー
プA1、A2夫々に設けられている系統周波数補正回路1
4の加算器15に送られ、該夫々のガスタービン21は
増加したガスタービン負荷指令GTMWD に応じてそのガ
スタービン負荷を補正する事が出来る。即ち、ガスター
ビングループA1、A2夫々に設けられている系統周波数
補正回路14は、前記と同様に減算器3B、周波数バイ
アス設定器4B、0%の信号を発生する信号発生器1
1、切換器10及び加算器15からなり、コンバインド
サイクル7側の目標負荷設定回路5が機能している間
は、ガスタービン21側の系統周波数補正回路14は動
作しないようにしている。
【0023】例えば具体的に説明すると、コンバインド
サイクル7側の目標負荷設定回路5が機能している間は
切換器10にその旨の信号が入力され、信号発生器11
よりの信号、即ち0%の信号が切換器10を介して加算
器15に入力され、この結果、ガスタービン21側の系
統周波数補正回路14は実質的に動作しない事になる。
そして前記加算器15を経由したコンバインドサイクル
7側のガスタービン負荷指令GTMWは減算器16で発電
機22よりの検知負荷(発電機22が生成する実際の出
力電力)に対し加減算され、その補正信号に基づいてガ
スタービン21への燃料弁17を調整制御される。
【0024】一方コンバインドサイクル7側の目標負荷
設定回路5が機能していない場合は、夫々のガスタービ
ン側の系統周波数補正回路14が動作する。このような
場合は、ガスタービン21の負荷追従性が早いのに対し
て、蒸気タービン26の出力はボイラ23の熱容量によ
り約5分の時定数の1次遅れ特性を有しているため、ま
ず最初にガスタービン21側の系統周波数補正回路14
が動作する構成が好ましい。
【0025】例えばガスタービン側の系統周波数補正回
路14の動作は、ガスタービン回転数が、設定回転数
(3000rpm)より下がると減算器3Bで、ガスタ
ービン21回転数から設定回転数を引いてその差分出力
が周波数バイアス設定器4Bに入力され、(A)と同様
なテーブルで変換される周波数バイアスはプラス側の出
力(グラフ上 X−Y破線で示す)として(周波数補正
値)切換器10を介して加算器15に入力される。加算
器15では、目標負荷設定回路5が動作していないため
に、そのまま減算器16に入力され、発電機22よりの
検知負荷に対して前記周波数補正値が加減算されて、そ
の補正信号に基づいてガスタービン21への燃料弁17
を調整制御される。
【0026】かかる発明によれば、系統周波数補正回路
3を、コンバインドサイクルとしての目標負荷設定回路
5に設けることにより、電力系統周波数が低下した場
合、コンバインドサイクルとしての目標負荷設定を増加
させる補正がかかる。その時点の蒸気タービン26負荷
は一定であるため、ガスタービン21への負荷指令GT
MWが増加する。ガスタービン21負荷が上昇すると、排
ガスボイラ23発生蒸気が増加し、蒸気タービン26負
荷もまた上昇する。ここで前記演算器8内の式1)に基
づいて蒸気タービン26出力増加分に見合ったガスター
ビン負荷指令が減少して、適切な系統周波数補正と蒸気
タービン26出力増加分に見合ったガスタービン21の
適正な負荷配分指令GTMWが出力されることとなり、ガ
スタービン21と蒸気タービン26の負荷がバランスし
たところで、コンバインドサイクルとしての負荷が整定
する。
【0027】なお、ガスタービン21の負荷追従性が早
いのに対して、蒸気タービン26の出力はボイラの熱容
量により約5分の時定数の1次遅れ特性を有しているた
め、まず最初にガスタービン21側の系統周波数補正回
路14が動作するガスタービン21負荷で系統周波数補
正分を吸収し、次に系統周波数補正回路3を設けた目標
負荷設定回路5を動作する事により、ガスタービン21
と蒸気タービン26の負荷バランスを図る事が出来、こ
れにより安定的に適正な制御が可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば系統周
波数変動時も、ガスタービン21及び蒸気タービン26
への適正な負荷配分を行ない、安定した制御・負荷運転
が可能となる。このため本発明は自動周波数補正(AF
C)の無い開発途上国のコンバインドサイクルプラント
に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多軸コンバインドサイ
クルプラントの負荷制御装置の全体説明図である。
【符号の説明】
5 目標負荷設定回路 3、14 系統周波数補正回路 10 信号切換器 17 燃料弁 22、27 発電機 21 ガスタービン 23 排ガスボイラ 26 蒸気タービン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02C 9/00 F02C 9/00 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンとともに、ガスタービンの
    高温ガスを熱源とする排ガスボイラよりの発生蒸気で蒸
    気タービンを回転させ、前記両タービンで発電する多軸
    コンバインドサイクルプラントにおいて、 前記ガスタービン側に系統周波数補正回路を設けるとと
    もに、コンバインドサイクルとしての目標負荷設定回路
    にも蒸気タービン負荷がフィードバックされる系統周波
    数補正回路を設け、目標負荷設定回路が機能している間
    は、ガスタービン側の系統周波数補正回路は動作しない
    ようにしたことを特徴とする多軸コンバインドサイクル
    プラントの負荷制御方法。
  2. 【請求項2】 一又は複数のガスタービンと、該ガスタ
    ービンの高温ガスを熱源とする排ガスボイラよりの発生
    蒸気で回転する一又は複数の蒸気タービンとを具え、前
    記夫々のタービンに発電機を連結してなる多軸コンバイ
    ンドサイクルプラントにおいて、 前記ガスタービン側に系統周波数補正回路を、又コンバ
    インドサイクルとしての目標負荷設定回路に蒸気タービ
    ン負荷がフィードバックされる系統周波数補正回路を夫
    々設け、該二種の系統周波数補正回路よりの制御信号を
    切換手段を介して選択的に取込み、ガスタービンの負荷
    制御を可能に構成するとともに、前記切換手段よりの切
    換動作により、目標負荷設定回路が機能している間は、
    ガスタービン側の系統周波数補正回路が動作しないよう
    に構成したことを特徴とする多軸コンバインドサイクル
    プラントの負荷制御装置。
JP1587997A 1997-01-13 1997-01-13 多軸コンバインドサイクルプラントの負荷制御方法とその装置 Withdrawn JPH10196315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079580A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Toshiba Corp 発電プラントおよびその制御方法
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