JPH10195001A - メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法 - Google Patents
メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法Info
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- JPH10195001A JPH10195001A JP9013265A JP1326597A JPH10195001A JP H10195001 A JPH10195001 A JP H10195001A JP 9013265 A JP9013265 A JP 9013265A JP 1326597 A JP1326597 A JP 1326597A JP H10195001 A JPH10195001 A JP H10195001A
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- C07C5/29—Rearrangement of carbon atoms in the hydrocarbon skeleton changing the number of carbon atoms in a ring while maintaining the number of rings
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2523/00—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触改質ナフサ等を水素化処理した原料等の
シクロヘキサン含有炭化水素を効率良くメチルシクロペ
ンタンへ転換できるばかりでなく、炭素数4以下の分解
生成物が少ないシクロヘキサン含有炭化水素の異性化方
法 【解決手段】 7〜10族金属成分を担持した固体超強
酸触媒にシクロヘキサン含有炭化水素を接触させ、異性
化する。
シクロヘキサン含有炭化水素を効率良くメチルシクロペ
ンタンへ転換できるばかりでなく、炭素数4以下の分解
生成物が少ないシクロヘキサン含有炭化水素の異性化方
法 【解決手段】 7〜10族金属成分を担持した固体超強
酸触媒にシクロヘキサン含有炭化水素を接触させ、異性
化する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は炭化水素の製造方法
に係わり、特に、シクロヘキサン含有炭化水素をメチル
シクロペンタン含有炭化水素に転換する製造プロセスに
関する。
に係わり、特に、シクロヘキサン含有炭化水素をメチル
シクロペンタン含有炭化水素に転換する製造プロセスに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、芳香族炭化水素成分、特にベンゼ
ンが人体に及ぼす影響が問題となり、ガソリン中の芳香
族炭化水素留分、特にベンゼンの配合量を減少させるこ
とが要求されてきている。しかし、ガソリン中のベンゼ
ン等の芳香族成分を低減し、脂肪族炭化水素や含酸素化
合物配合量を増加させると、エンジンの出力が低くな
り、加速応答性が低下することが明らかになってきてい
る。これは、体積当りの発熱量が減少することが大きな
原因である。
ンが人体に及ぼす影響が問題となり、ガソリン中の芳香
族炭化水素留分、特にベンゼンの配合量を減少させるこ
とが要求されてきている。しかし、ガソリン中のベンゼ
ン等の芳香族成分を低減し、脂肪族炭化水素や含酸素化
合物配合量を増加させると、エンジンの出力が低くな
り、加速応答性が低下することが明らかになってきてい
る。これは、体積当りの発熱量が減少することが大きな
原因である。
【0003】このため、発熱量の低下を防ぐ目的で、体
積当りの発熱量が比較的高いナフテン系炭化水素の含有
量を増加させる試みがなされてきている。例えば、特開
平5−302090号公報には、シクロヘキサン環以上
のシクロ環を有する脂環式化合物を1%以上含有させた
ガソリン組成物が記載されている。また、特開平6−1
36372号公報には1,3シクロヘキサンジエン、
1,4シクロヘキサンジエンを10〜90g/l含有さ
せたガソリン組成物が記載されている。しかし、シクロ
ヘキサンを添加する場合、シクロヘキサンのリサーチ法
オクタン価が83程度であり、多量に添加するとガソリ
ンのオクタン価を維持することが困難になる。
積当りの発熱量が比較的高いナフテン系炭化水素の含有
量を増加させる試みがなされてきている。例えば、特開
平5−302090号公報には、シクロヘキサン環以上
のシクロ環を有する脂環式化合物を1%以上含有させた
ガソリン組成物が記載されている。また、特開平6−1
36372号公報には1,3シクロヘキサンジエン、
1,4シクロヘキサンジエンを10〜90g/l含有さ
せたガソリン組成物が記載されている。しかし、シクロ
ヘキサンを添加する場合、シクロヘキサンのリサーチ法
オクタン価が83程度であり、多量に添加するとガソリ
ンのオクタン価を維持することが困難になる。
【0004】ガソリン中のベンゼンを削除する場合のも
う一つの問題点として、石油精製留分からベンゼン回収
が盛んになると、市場に対するベンゼン供給量が過剰に
なる可能性が挙げられる。これを避けるためには、ベン
ゼン或はベンゼン含有炭化水素を分解した鎖状炭化水
素、ベンゼン或はベンゼン含有炭化水素を水素化処理し
たシクロヘキサン含有炭化水素等をガソリン基材として
利用することが必要となる。しかし、上述のように、鎖
状炭化水素はエンジン出力の低下を招き、シクロヘキサ
ンはオクタン価の問題を有している。このため、シクロ
ヘキサン含有炭化水素を、オクタン価の高いガソリン基
材に転換する方法が求められている。
う一つの問題点として、石油精製留分からベンゼン回収
が盛んになると、市場に対するベンゼン供給量が過剰に
なる可能性が挙げられる。これを避けるためには、ベン
ゼン或はベンゼン含有炭化水素を分解した鎖状炭化水
素、ベンゼン或はベンゼン含有炭化水素を水素化処理し
たシクロヘキサン含有炭化水素等をガソリン基材として
利用することが必要となる。しかし、上述のように、鎖
状炭化水素はエンジン出力の低下を招き、シクロヘキサ
ンはオクタン価の問題を有している。このため、シクロ
ヘキサン含有炭化水素を、オクタン価の高いガソリン基
材に転換する方法が求められている。
【0005】シクロヘキサンと同じ脂環式化合物の中で
も、メチルシクロペンタンは、リサーチ法オクタン価が
91と高く、鎖状炭化水素に比較して体積当りの発熱量
が高いため、ガソリン基材として有望である。しかも、
シクロヘキサンを異性化することによりメチルシクロペ
ンタンを製造できる。
も、メチルシクロペンタンは、リサーチ法オクタン価が
91と高く、鎖状炭化水素に比較して体積当りの発熱量
が高いため、ガソリン基材として有望である。しかも、
シクロヘキサンを異性化することによりメチルシクロペ
ンタンを製造できる。
【0006】シクロヘキサンから異性化によりメチルシ
クロペンタンを製造する方法については、MFI型アル
ミノシリケートに白金を担持した触媒を用いる方法が報
告されている(藤元等;石油学会誌、38巻、4号、2
86頁(1995))。しかし、分解生成物が多いとい
う問題点がある。これとは別に、ガソリン基材に含まれ
るベンゼンを水素化、異性化反応によりメチルシクロペ
ンタン等に転換し、低減する方法も提案されている。特
開平7−278569号公報にはMFI型アルミノシリ
ケートに白金を担持した触媒を使用する方法が開示され
ている。この例では、1段で反応が終了しメチルシクロ
ペンタンの生成割合も高いが、触媒活性が高いために分
解反応の割合が大きく、炭素数4以下の成分が増加する
問題点がある。また、米国特許第3,644,196号
には、接触改質処理により得られた炭素数6の炭化水素
を主成分とする留分からベンゼンを分離し、このベンゼ
ンからNi触媒を珪藻土に担持した触媒等を用いてシク
ロヘキサンとし、さらに白金を担持したアルミナ触媒等
を用いて、メチルシクロペンタンとするプロセスが記載
されている。1段目の反応温度と圧力は、約200℃、
35kgf/cm2であり、2段目のそれは、約260
℃、35kgf/cm2である。この方法も、分解反応
の割合が大きく、炭素数4以下の成分が増加する問題点
を有している。
クロペンタンを製造する方法については、MFI型アル
ミノシリケートに白金を担持した触媒を用いる方法が報
告されている(藤元等;石油学会誌、38巻、4号、2
86頁(1995))。しかし、分解生成物が多いとい
う問題点がある。これとは別に、ガソリン基材に含まれ
るベンゼンを水素化、異性化反応によりメチルシクロペ
ンタン等に転換し、低減する方法も提案されている。特
開平7−278569号公報にはMFI型アルミノシリ
ケートに白金を担持した触媒を使用する方法が開示され
ている。この例では、1段で反応が終了しメチルシクロ
ペンタンの生成割合も高いが、触媒活性が高いために分
解反応の割合が大きく、炭素数4以下の成分が増加する
問題点がある。また、米国特許第3,644,196号
には、接触改質処理により得られた炭素数6の炭化水素
を主成分とする留分からベンゼンを分離し、このベンゼ
ンからNi触媒を珪藻土に担持した触媒等を用いてシク
ロヘキサンとし、さらに白金を担持したアルミナ触媒等
を用いて、メチルシクロペンタンとするプロセスが記載
されている。1段目の反応温度と圧力は、約200℃、
35kgf/cm2であり、2段目のそれは、約260
℃、35kgf/cm2である。この方法も、分解反応
の割合が大きく、炭素数4以下の成分が増加する問題点
を有している。
【0007】上記のように、シクロヘキサン、ガソリン
基材を水素化処理したシクロヘキサン含有炭化水素等か
らメチルシクロペンタン含有炭化水素を製造する従来の
方法は、分解反応が優先的である等の問題点を有してい
る。この分解反応は、主に異性化反応で起こる。このた
め、分解反応が少なく、しかも効率良くメチルシクロペ
ンタン含有炭化水素を製造できるシクロヘキサン等の異
性化方法が求められていた。
基材を水素化処理したシクロヘキサン含有炭化水素等か
らメチルシクロペンタン含有炭化水素を製造する従来の
方法は、分解反応が優先的である等の問題点を有してい
る。この分解反応は、主に異性化反応で起こる。このた
め、分解反応が少なく、しかも効率良くメチルシクロペ
ンタン含有炭化水素を製造できるシクロヘキサン等の異
性化方法が求められていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決しようとするもので、シクロヘキサン、シクロヘ
キサン含有炭化水素、ベンゼンを含有する炭化水素を水
素化した原料等を処理できるばかりでなく、炭素数4以
下の分解生成物が少ないメチルシクロペンタン含有炭化
水素の製造方法を提供することを課題とする。これによ
り、1)ガソリン基材に含まれるベンゼンを水素化した
シクロヘキサンを、高オクタン価のガソリン基材として
利用できること、2)エンジンの加速応答性を向上させ
るメチルシクロペンタン濃度向上という二つの効果が得
られる。
を解決しようとするもので、シクロヘキサン、シクロヘ
キサン含有炭化水素、ベンゼンを含有する炭化水素を水
素化した原料等を処理できるばかりでなく、炭素数4以
下の分解生成物が少ないメチルシクロペンタン含有炭化
水素の製造方法を提供することを課題とする。これによ
り、1)ガソリン基材に含まれるベンゼンを水素化した
シクロヘキサンを、高オクタン価のガソリン基材として
利用できること、2)エンジンの加速応答性を向上させ
るメチルシクロペンタン濃度向上という二つの効果が得
られる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等が鋭意検討し
た結果、シクロヘキサン含有炭化水素原料として、接触
改質装置から得られる軽質留分を水素化したものを使用
し、異性化触媒として7〜10族元素を含有する固体超
強酸触媒を用いると炭素数4以下の分解生成物が少な
く、効率良くメチルシクロペンタンを製造できることを
見出した。この場合、副次的な効果としてベンゼン含有
量を0.01%以下に低減できることも見出した。ま
た、シクロヘキサンのみを異性化しても、効率良くメチ
ルシクロペンタンへ転換できることを見出し、本発明を
完成させた。ここで、超強酸触媒とは、100%硫酸
(H0(ハメットの酸度関数)は−11.93)より強
い酸強度を示す触媒のことである。
た結果、シクロヘキサン含有炭化水素原料として、接触
改質装置から得られる軽質留分を水素化したものを使用
し、異性化触媒として7〜10族元素を含有する固体超
強酸触媒を用いると炭素数4以下の分解生成物が少な
く、効率良くメチルシクロペンタンを製造できることを
見出した。この場合、副次的な効果としてベンゼン含有
量を0.01%以下に低減できることも見出した。ま
た、シクロヘキサンのみを異性化しても、効率良くメチ
ルシクロペンタンへ転換できることを見出し、本発明を
完成させた。ここで、超強酸触媒とは、100%硫酸
(H0(ハメットの酸度関数)は−11.93)より強
い酸強度を示す触媒のことである。
【0010】前記固体超強酸触媒は、下記(a)及び
(b)からなる触媒、或いは下記(a)、(b)及び
(c)からなる触媒である。 (a)周期律表の第4族、第6族、第13族及び第14
族から選択された1種以上の元素であって、その形態が
含水酸化物及び/又は酸化物であるものを、酸化物とし
て100重量部 (b)周期律表の第7族、第8族、第9族、及び第10
族から選択される1種以上の元素を、金属として0.0
01〜15重量部 (c)硫酸分を硫黄として0.05〜10重量部
(b)からなる触媒、或いは下記(a)、(b)及び
(c)からなる触媒である。 (a)周期律表の第4族、第6族、第13族及び第14
族から選択された1種以上の元素であって、その形態が
含水酸化物及び/又は酸化物であるものを、酸化物とし
て100重量部 (b)周期律表の第7族、第8族、第9族、及び第10
族から選択される1種以上の元素を、金属として0.0
01〜15重量部 (c)硫酸分を硫黄として0.05〜10重量部
【0011】なお、硫酸分とは、触媒中で超強酸の発現
に関与する硫黄化合物のことであり、その存在形態は硫
酸とジルコニアの化合物、硫酸等が考えられる。また、
「周期律表の第4族、第6族、第13族及び第14族の
元素を酸化物として100重量部」の酸化物とは、空気
雰囲気下、600〜800℃で焼成した後、安定に存在
する酸化物を示す。複数の形態が安定に存在する場合
は、その平均的な酸化物組成である。第7族、第8族、
第9族、及び第10族元素については、化合物の状態で
触媒に担持された後、焼成や活性化処理がなされるた
め、その存在形態は極めて複雑である。このため、最終
的な存在形態は特に制限はない。
に関与する硫黄化合物のことであり、その存在形態は硫
酸とジルコニアの化合物、硫酸等が考えられる。また、
「周期律表の第4族、第6族、第13族及び第14族の
元素を酸化物として100重量部」の酸化物とは、空気
雰囲気下、600〜800℃で焼成した後、安定に存在
する酸化物を示す。複数の形態が安定に存在する場合
は、その平均的な酸化物組成である。第7族、第8族、
第9族、及び第10族元素については、化合物の状態で
触媒に担持された後、焼成や活性化処理がなされるた
め、その存在形態は極めて複雑である。このため、最終
的な存在形態は特に制限はない。
【0012】異性化の全部、或は一部の触媒として上記
の固体超強酸触媒を用いることにより、同じ温度であれ
ば従来の触媒に比較して反応率が高くなる。また、反応
率を同等とした場合は、従来の触媒に比較して炭素数4
以下の分解生成物量が少ないという特徴を有する。
の固体超強酸触媒を用いることにより、同じ温度であれ
ば従来の触媒に比較して反応率が高くなる。また、反応
率を同等とした場合は、従来の触媒に比較して炭素数4
以下の分解生成物量が少ないという特徴を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のメチルシクロペンタン含
有炭化水素の製造法において、出発物質となるシクロヘ
キサンを含有する炭化水素とは、接触改質軽質ナフサ、
軽質ナフサ、分解軽油などを水素化処理したもの等を挙
げることができる。これらの中で、接触改質軽質ナフ
サ、特に、炭素数5〜7の成分を多く含む留分は、ベン
ゼン濃度が20〜40%程度であり、水素化処理後のシ
クロヘキサン濃度が高くなる。従って、異性化処理後の
メチルシクロペンタン濃度も高くなり、ガソリン基材と
して好適である。当然、この接触改質ナフサから分離し
たベンゼンを水素化処理した高濃度のシクロヘキサン含
有炭化水素、或はシクロヘキサンを蒸留分離などにより
濃縮した原料を処理することも可能である。また、シク
ロヘキサン含有量が少ない炭化水素原料であっても、本
触媒を用いて処理を行なうと、直鎖状のパラフィンが分
岐状のパラフィンに異性化することにより、オクタン価
が向上するという効果が、副次的に得られる。
有炭化水素の製造法において、出発物質となるシクロヘ
キサンを含有する炭化水素とは、接触改質軽質ナフサ、
軽質ナフサ、分解軽油などを水素化処理したもの等を挙
げることができる。これらの中で、接触改質軽質ナフ
サ、特に、炭素数5〜7の成分を多く含む留分は、ベン
ゼン濃度が20〜40%程度であり、水素化処理後のシ
クロヘキサン濃度が高くなる。従って、異性化処理後の
メチルシクロペンタン濃度も高くなり、ガソリン基材と
して好適である。当然、この接触改質ナフサから分離し
たベンゼンを水素化処理した高濃度のシクロヘキサン含
有炭化水素、或はシクロヘキサンを蒸留分離などにより
濃縮した原料を処理することも可能である。また、シク
ロヘキサン含有量が少ない炭化水素原料であっても、本
触媒を用いて処理を行なうと、直鎖状のパラフィンが分
岐状のパラフィンに異性化することにより、オクタン価
が向上するという効果が、副次的に得られる。
【0014】また、石油の軽質ナフサを水素化した原料
を用いることもできる。軽質ナフサに含まれるベンゼン
は数%程度であり、水素化処理後のシクロヘキサン濃度
は高くならない。しかし、直鎖状のパラフィンが多く含
まれているため、シクロヘキサンをメチルシクロペンタ
ンに転換する作用の他に、上記と同様に直鎖のパラフィ
ンを分岐状パラフィンに異性化でき、オクタン価を高め
ることができる。
を用いることもできる。軽質ナフサに含まれるベンゼン
は数%程度であり、水素化処理後のシクロヘキサン濃度
は高くならない。しかし、直鎖状のパラフィンが多く含
まれているため、シクロヘキサンをメチルシクロペンタ
ンに転換する作用の他に、上記と同様に直鎖のパラフィ
ンを分岐状パラフィンに異性化でき、オクタン価を高め
ることができる。
【0015】固体超強酸触媒の基本成分は、第4族、第
6族、第13族及び第14族元素から選ばれる1種以上
の元素であって、その形態が含水酸化物及び/又は酸化
物から選ばれる1種以上と、これに必要に応じて硫酸分
を含有させたものである。硫酸分を含有しない場合は、
第6族元素から選ばれる1種以上の成分が必須である。
具体的な触媒の例としては、入手の容易さ、触媒活性の
点でジルコニウム、チタン、ジルコニウム−チタン、ジ
ルコニウム−アルミニウム、チタン−アルミニウム等
に、第6族元素及び硫酸分から選ばれる1種以上を配合
したものを挙げることができる。これらの中でも、特に
ジルコニウム、ジルコニウム−アルミニウム等に、タン
グステン化合物及び硫酸分から選ばれる1種以上を配合
したものが好ましい。
6族、第13族及び第14族元素から選ばれる1種以上
の元素であって、その形態が含水酸化物及び/又は酸化
物から選ばれる1種以上と、これに必要に応じて硫酸分
を含有させたものである。硫酸分を含有しない場合は、
第6族元素から選ばれる1種以上の成分が必須である。
具体的な触媒の例としては、入手の容易さ、触媒活性の
点でジルコニウム、チタン、ジルコニウム−チタン、ジ
ルコニウム−アルミニウム、チタン−アルミニウム等
に、第6族元素及び硫酸分から選ばれる1種以上を配合
したものを挙げることができる。これらの中でも、特に
ジルコニウム、ジルコニウム−アルミニウム等に、タン
グステン化合物及び硫酸分から選ばれる1種以上を配合
したものが好ましい。
【0016】4族元素は、チタン、ジルコニウム、ハフ
ニウムから選択される少なくとも1種であるが、好まし
くはチタン、ジルコニウムである。第6族元素は、クロ
ム、モリブデン、タングステンから選択される少なくと
も1種である。第13族元素は、アルミニウム、ガリウ
ム、インジウム、タリウムから選択される少なくとも1
種であるが、好ましくはアルミニウム、ガリウムであ
る。また、第14族元素はケイ素、ゲルマニウム、スズ
から選択される少なくとも1種であるが、好ましくはケ
イ素、スズである。
ニウムから選択される少なくとも1種であるが、好まし
くはチタン、ジルコニウムである。第6族元素は、クロ
ム、モリブデン、タングステンから選択される少なくと
も1種である。第13族元素は、アルミニウム、ガリウ
ム、インジウム、タリウムから選択される少なくとも1
種であるが、好ましくはアルミニウム、ガリウムであ
る。また、第14族元素はケイ素、ゲルマニウム、スズ
から選択される少なくとも1種であるが、好ましくはケ
イ素、スズである。
【0017】第7〜第10族元素は、マンガン、鉄、コ
バルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、オスミウム、イリジウム、白金から選択される少な
くとも1種であるが、好ましくは、白金、イリジウム、
パラジウム、ロジウム、ルテニウム、鉄である。
バルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、オスミウム、イリジウム、白金から選択される少な
くとも1種であるが、好ましくは、白金、イリジウム、
パラジウム、ロジウム、ルテニウム、鉄である。
【0018】硫酸分を含有させるには種々の方法が使用
できる。例えば硫酸による含浸法(特公昭59-618
1号公報、同59-40056号公報など)、硫酸アン
モニウムによる固相での混合法(J.Chem.So
c.Commun.789頁.1995年)、硫酸含有
化合物と混練する方法等を挙げることができる。含有さ
せる硫酸分の量は、第4族、第6族、第13族及び第1
4族元素から選ばれる1種以上の元素の酸化物換算重量
100重量部当たり、硫黄として0.05〜10重量
部、好ましくは0.1〜10重量部、さらに好ましくは
1〜8重量部である。0.05重量部を切ると活性が不
十分である。一方、10重量部を超えると触媒活性がそ
れ以上向上しなくなるばかりでなく、触媒から離脱する
硫酸が増加するため好ましくない。
できる。例えば硫酸による含浸法(特公昭59-618
1号公報、同59-40056号公報など)、硫酸アン
モニウムによる固相での混合法(J.Chem.So
c.Commun.789頁.1995年)、硫酸含有
化合物と混練する方法等を挙げることができる。含有さ
せる硫酸分の量は、第4族、第6族、第13族及び第1
4族元素から選ばれる1種以上の元素の酸化物換算重量
100重量部当たり、硫黄として0.05〜10重量
部、好ましくは0.1〜10重量部、さらに好ましくは
1〜8重量部である。0.05重量部を切ると活性が不
十分である。一方、10重量部を超えると触媒活性がそ
れ以上向上しなくなるばかりでなく、触媒から離脱する
硫酸が増加するため好ましくない。
【0019】第6族元素、中でもタングステン及び/又
はモリブデンが好ましいが、これらを含有させる場合に
は、荒田らの方法(特許第2566814号、Pro
c.Int.Cong.Catal.9th.,4巻,
1727頁,1995年)、タングステン酸及び/又は
モリブデン酸のアンモニウム塩と混練する方法等を用い
ることが可能である。
はモリブデンが好ましいが、これらを含有させる場合に
は、荒田らの方法(特許第2566814号、Pro
c.Int.Cong.Catal.9th.,4巻,
1727頁,1995年)、タングステン酸及び/又は
モリブデン酸のアンモニウム塩と混練する方法等を用い
ることが可能である。
【0020】第4族、第13族及び第14族元素から選
ばれる1種以上の含水酸化物及び/又は酸化物に、第6
族元素を添加して固体超強酸を得る場合の配合量は以下
のようになる。第4族、第13族及び第14族元素から
選ばれる1種以上の元素の酸化物換算重量100重量部
当たり、第6族元素を金属として1〜40重量部、好ま
しくは2〜35重量部、より好ましくは5〜30重量部
配合する。1重量部を切ると活性が不十分であり、逆に
40重量部を超えても活性の低下が見られるため好まし
くない。この触媒には、さらに硫酸分を添加して使用す
ることもできる。硫酸分を添加する場合の第6族金属の
添加量は、0.1〜40重量部、好ましくは0.5〜3
5重量部、より好ましくは2〜30重量部である。この
ように、硫酸分を添加する場合は、第6族金属の添加量
を減ずることができる。
ばれる1種以上の含水酸化物及び/又は酸化物に、第6
族元素を添加して固体超強酸を得る場合の配合量は以下
のようになる。第4族、第13族及び第14族元素から
選ばれる1種以上の元素の酸化物換算重量100重量部
当たり、第6族元素を金属として1〜40重量部、好ま
しくは2〜35重量部、より好ましくは5〜30重量部
配合する。1重量部を切ると活性が不十分であり、逆に
40重量部を超えても活性の低下が見られるため好まし
くない。この触媒には、さらに硫酸分を添加して使用す
ることもできる。硫酸分を添加する場合の第6族金属の
添加量は、0.1〜40重量部、好ましくは0.5〜3
5重量部、より好ましくは2〜30重量部である。この
ように、硫酸分を添加する場合は、第6族金属の添加量
を減ずることができる。
【0021】上記の基本成分は、必要に応じて、焼成に
よる活性化処理を行う。活性化処理は空気又は窒素等の
ガス雰囲気中において、600℃より高く800℃より
低い温度で0.5〜10時間焼成する。
よる活性化処理を行う。活性化処理は空気又は窒素等の
ガス雰囲気中において、600℃より高く800℃より
低い温度で0.5〜10時間焼成する。
【0022】第7族、第8族、第9族及び第10族から
選択される少なくとも一種の元素であるが、これらを含
有させるにはいずれの場合も公知の方法を用いることが
できる(例えば、Advance in Cataly
sis,37巻,165頁,1990年 など)。例え
ば、第7〜第10族金属を含有させる方法のうち、鉄或
いはマンガンを含有させる場合には、日野、荒田らが報
告した(Book of Abst.:1995 In
t.Chem.Congr.of Pacific B
asin Soc.;Inorg.Chem.#16
0)方法などを用いることが可能である。また、例え
ば、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウム、白金のいずれかを含有させる方法として
は、日野、荒田らの報文(Catalysis Let
ters,30号,25頁,1995年)の方法などを
用いることができる。これらの公知の方法は、単独で使
用してもよいし、組み合わせて使用してもよい。
選択される少なくとも一種の元素であるが、これらを含
有させるにはいずれの場合も公知の方法を用いることが
できる(例えば、Advance in Cataly
sis,37巻,165頁,1990年 など)。例え
ば、第7〜第10族金属を含有させる方法のうち、鉄或
いはマンガンを含有させる場合には、日野、荒田らが報
告した(Book of Abst.:1995 In
t.Chem.Congr.of Pacific B
asin Soc.;Inorg.Chem.#16
0)方法などを用いることが可能である。また、例え
ば、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
イリジウム、白金のいずれかを含有させる方法として
は、日野、荒田らの報文(Catalysis Let
ters,30号,25頁,1995年)の方法などを
用いることができる。これらの公知の方法は、単独で使
用してもよいし、組み合わせて使用してもよい。
【0023】また、第7族、第8族、第9族及び第10
族から選択される少なくとも一種の元素は、硫酸分及び
第6族元素から選ばれる1種以上を含有させる以前で
も、同時でも或は後にでも含有させることが可能であ
る。しかし、白金族元素は高価であるが故に、その使用
量を減ずる意味で触媒表面近傍の濃度を高めることがで
きる担持方法を用いるのが普通である。具体的には、含
浸法が一般的に使用される。
族から選択される少なくとも一種の元素は、硫酸分及び
第6族元素から選ばれる1種以上を含有させる以前で
も、同時でも或は後にでも含有させることが可能であ
る。しかし、白金族元素は高価であるが故に、その使用
量を減ずる意味で触媒表面近傍の濃度を高めることがで
きる担持方法を用いるのが普通である。具体的には、含
浸法が一般的に使用される。
【0024】第7族、第8族、第9族及び第10族から
選択される少なくとも一種の元素を、硫酸分及び第6族
元素から選ばれる1種以上を含有させる以前或は同時に
含有させる場合は、乾燥後、600℃より高く800℃
より低い温度で0.5〜10時間焼成することにより、
目的の固体酸触媒を調製できる。
選択される少なくとも一種の元素を、硫酸分及び第6族
元素から選ばれる1種以上を含有させる以前或は同時に
含有させる場合は、乾燥後、600℃より高く800℃
より低い温度で0.5〜10時間焼成することにより、
目的の固体酸触媒を調製できる。
【0025】前記の第7〜10族から選ばれる1種以上
の元素成分を担持させるときの形態は特に制限はない
が、アルカリ金属などの触媒毒となる成分の含有量が少
ないものが好適に使用できる.例えば、酸化物、塩化
物、硫酸塩、硝酸塩、硫化物、酸素酸のアンモニウム
塩、塩化物イオンとの錯体、アンモニウムイオンなどと
の錯体、シアンイオンとの錯体、チオシアン酸イオンと
の錯体、前記イオンの複合錯体、前記錯体のアンモニウ
ム塩などを挙げることができる。これらは、担体に担持
された後、焼成、触媒の活性化などによりその状態が変
化するため、最終的な金属化合物の形態はどのようなも
のであっても良い。
の元素成分を担持させるときの形態は特に制限はない
が、アルカリ金属などの触媒毒となる成分の含有量が少
ないものが好適に使用できる.例えば、酸化物、塩化
物、硫酸塩、硝酸塩、硫化物、酸素酸のアンモニウム
塩、塩化物イオンとの錯体、アンモニウムイオンなどと
の錯体、シアンイオンとの錯体、チオシアン酸イオンと
の錯体、前記イオンの複合錯体、前記錯体のアンモニウ
ム塩などを挙げることができる。これらは、担体に担持
された後、焼成、触媒の活性化などによりその状態が変
化するため、最終的な金属化合物の形態はどのようなも
のであっても良い。
【0026】第7〜10族元素の配合量であるが、第4
族、第6族、第13族及び第14族元素から選ばれる1
種以上の元素の酸化物100重量部に対する重量を以下
に示す。第7族元素については、金属として0.1〜1
5重量部、好ましくは0.2〜12重量部、さらに好ま
しくは0.3〜10重量部である。0.1重量部を切る
と活性が不十分であり、逆に15重量部を超えても活性
の低下が見られるため好ましくない。第8〜第10族元
素の量は、例えば鉄、コバルト及びニッケルについて
は、金属として0.1〜15重量部、好ましくは0.2
〜12重量部、さらに好ましくは0.3〜10重量部で
ある。0.1重量部を切ると活性が不十分であり、逆に
15重量部を超えても活性の低下が見られるため好まし
くない。また、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オ
スミウム、イリジウム及び白金については、金属として
0.001〜10重量部、好ましくは0.01〜7重量
部、さらに好ましくは0.1〜5重量部である。0.0
01重量部を切ると活性が不十分である。逆に10重量
部を超えると、分解反応が目立つようになるため好まし
くない。
族、第6族、第13族及び第14族元素から選ばれる1
種以上の元素の酸化物100重量部に対する重量を以下
に示す。第7族元素については、金属として0.1〜1
5重量部、好ましくは0.2〜12重量部、さらに好ま
しくは0.3〜10重量部である。0.1重量部を切る
と活性が不十分であり、逆に15重量部を超えても活性
の低下が見られるため好ましくない。第8〜第10族元
素の量は、例えば鉄、コバルト及びニッケルについて
は、金属として0.1〜15重量部、好ましくは0.2
〜12重量部、さらに好ましくは0.3〜10重量部で
ある。0.1重量部を切ると活性が不十分であり、逆に
15重量部を超えても活性の低下が見られるため好まし
くない。また、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オ
スミウム、イリジウム及び白金については、金属として
0.001〜10重量部、好ましくは0.01〜7重量
部、さらに好ましくは0.1〜5重量部である。0.0
01重量部を切ると活性が不十分である。逆に10重量
部を超えると、分解反応が目立つようになるため好まし
くない。
【0027】これまで述べてきた固体酸触媒は、主に粉
体触媒の形態で好適に使用できるものである。もちろ
ん、打錠成形機等で成形して使用することは何等問題は
ない。しかし、成形触媒として用いる場合は、工業的に
通常用いられる混練成形による方法が簡便である。
体触媒の形態で好適に使用できるものである。もちろ
ん、打錠成形機等で成形して使用することは何等問題は
ない。しかし、成形触媒として用いる場合は、工業的に
通常用いられる混練成形による方法が簡便である。
【0028】混練成形する場合は、アルミナをバインダ
ーとして用いるのが好ましい。具体的には、第4族、第
6族、第13族及び第14族元素から選ばれる1種以
上、好ましくは第4族元素から選ばれる1種以上、より
好ましくはジルコニウムの水酸化物、含水酸化物及び/
又は酸化物と、第7〜第10族から選ばれる1種以上の
元素の化合物と、硫酸分と、バインダーとして水酸化ア
ルミニウム、含水酸化物及び/又はアルミナを構成成分
とする。また、硫酸分に代えてタングステン及び/又は
モリブデンの化合物を用いてもよいし、硫酸分にタング
ステン及び/又はモリブデンの化合物を添加して用いて
もよい。
ーとして用いるのが好ましい。具体的には、第4族、第
6族、第13族及び第14族元素から選ばれる1種以
上、好ましくは第4族元素から選ばれる1種以上、より
好ましくはジルコニウムの水酸化物、含水酸化物及び/
又は酸化物と、第7〜第10族から選ばれる1種以上の
元素の化合物と、硫酸分と、バインダーとして水酸化ア
ルミニウム、含水酸化物及び/又はアルミナを構成成分
とする。また、硫酸分に代えてタングステン及び/又は
モリブデンの化合物を用いてもよいし、硫酸分にタング
ステン及び/又はモリブデンの化合物を添加して用いて
もよい。
【0029】成形触媒を得るには、一般的に知られてい
る方法が適用可能である。まず固体超強酸触媒の基本成
分である、第4族、第6族、第13族及び第14族元素
から選ばれる1種以上の含水酸化物及び/又は酸化物
と、硫酸分含有化合物及び/又は第6族元素であるタン
グステンの化合物及び/又はモリブデンの化合物を混練
する。続いて、通常のスクリュウ式押出機等公知の装置
でペレット状、ハニカム状等、任意の形状に成形する。
乾燥後は、必要に応じて焼成による活性化処理を行う。
活性化処理は空気又は窒素等のガス雰囲気中において、
600℃より高く800℃より低い温度で0.5〜10
時間焼成する。焼成温度が600℃以下でも800℃以
上でも触媒活性が低下する。その後、第7族、第8族、
第9族及び第10族から選択される少なくとも一種の元
素を含有する化合物を含浸処理し、300℃より高く7
00℃より低い温度で0.5〜10時間焼成する。
る方法が適用可能である。まず固体超強酸触媒の基本成
分である、第4族、第6族、第13族及び第14族元素
から選ばれる1種以上の含水酸化物及び/又は酸化物
と、硫酸分含有化合物及び/又は第6族元素であるタン
グステンの化合物及び/又はモリブデンの化合物を混練
する。続いて、通常のスクリュウ式押出機等公知の装置
でペレット状、ハニカム状等、任意の形状に成形する。
乾燥後は、必要に応じて焼成による活性化処理を行う。
活性化処理は空気又は窒素等のガス雰囲気中において、
600℃より高く800℃より低い温度で0.5〜10
時間焼成する。焼成温度が600℃以下でも800℃以
上でも触媒活性が低下する。その後、第7族、第8族、
第9族及び第10族から選択される少なくとも一種の元
素を含有する化合物を含浸処理し、300℃より高く7
00℃より低い温度で0.5〜10時間焼成する。
【0030】成形触媒を製造する場合は、バインダーで
あるアルミナ重量と、第4族、第6族、第13族及び第
14族元素から選ばれる1種以上の元素の酸化物換算重
量との配分が、触媒製造の容易さ、触媒の機械的強度及
び触媒活性に影響する。第4族、第6族、第13族及び
第14族元素から選ばれる1種以上の元素の酸化物換算
重量と、アルミナ重量の合計量に占めるアルミナ重量の
割合は、20〜80質量%、好ましくは20〜50質量
%になるようにする。このようにすることで、混練・成
形が容易になるばかりでなく機械的強度が高く、かつ活
性が高い触媒を得ることができる。
あるアルミナ重量と、第4族、第6族、第13族及び第
14族元素から選ばれる1種以上の元素の酸化物換算重
量との配分が、触媒製造の容易さ、触媒の機械的強度及
び触媒活性に影響する。第4族、第6族、第13族及び
第14族元素から選ばれる1種以上の元素の酸化物換算
重量と、アルミナ重量の合計量に占めるアルミナ重量の
割合は、20〜80質量%、好ましくは20〜50質量
%になるようにする。このようにすることで、混練・成
形が容易になるばかりでなく機械的強度が高く、かつ活
性が高い触媒を得ることができる。
【0031】第7族、第8族、第9族及び第10族から
選択される少なくとも一種の元素を含有する化合物は、
混練時に添加することも可能である。この場合は、成形
・乾燥後、600℃より高く800℃より低い温度で
0.5〜10時間焼成することにより、目的の固体酸触
媒を調製できる。
選択される少なくとも一種の元素を含有する化合物は、
混練時に添加することも可能である。この場合は、成形
・乾燥後、600℃より高く800℃より低い温度で
0.5〜10時間焼成することにより、目的の固体酸触
媒を調製できる。
【0032】アルミナは、種々の形態のものが使用でき
るが、ジルコニウムの含水酸化物及び/又は酸化物と、
第8族、第9族、第10族から選ばれる1種以上の元素
と、硫酸分とを組合わせる場合は、擬ベーマイトの形態
が好ましい。この組合わせで得られる触媒成形物は、そ
の比表面積が150〜300m2/gであり、2θ=2
8.2゜と2θ=30.2゜のX線回折ピーク面積比が
0.05以下となる。もちろん硫酸分に代えてタングス
テン及び/又はモリブデン化合物を用いてもよいし、硫
酸分にタングステン及び/又はモリブデン化合物を添加
して用いてもよい。
るが、ジルコニウムの含水酸化物及び/又は酸化物と、
第8族、第9族、第10族から選ばれる1種以上の元素
と、硫酸分とを組合わせる場合は、擬ベーマイトの形態
が好ましい。この組合わせで得られる触媒成形物は、そ
の比表面積が150〜300m2/gであり、2θ=2
8.2゜と2θ=30.2゜のX線回折ピーク面積比が
0.05以下となる。もちろん硫酸分に代えてタングス
テン及び/又はモリブデン化合物を用いてもよいし、硫
酸分にタングステン及び/又はモリブデン化合物を添加
して用いてもよい。
【0033】以上述べた固体酸触媒の中でも、硫酸分含
有ジルコニアに白金族金属を含有させた固体超強酸触
媒、硫酸分含有酸化鉄ジルコニアに白金族金属を含有さ
せた固体超強酸触媒、ジルコニアとアルミナと白金族金
属と硫酸分とからなる固体超強酸触媒、ジルコニアにタ
ングステンと白金族金属を含有させた固体超強酸触媒が
好適に使用できる。特に、ジルコニアとアルミナと白金
族金属と硫酸分とからなる成形した固体超強酸触媒は、
粉体の固体酸触媒に比較しても活性が高く、同じ反応温
度であれば粉体の固体酸触媒に比較して反応率が高い。
有ジルコニアに白金族金属を含有させた固体超強酸触
媒、硫酸分含有酸化鉄ジルコニアに白金族金属を含有さ
せた固体超強酸触媒、ジルコニアとアルミナと白金族金
属と硫酸分とからなる固体超強酸触媒、ジルコニアにタ
ングステンと白金族金属を含有させた固体超強酸触媒が
好適に使用できる。特に、ジルコニアとアルミナと白金
族金属と硫酸分とからなる成形した固体超強酸触媒は、
粉体の固体酸触媒に比較しても活性が高く、同じ反応温
度であれば粉体の固体酸触媒に比較して反応率が高い。
【0034】上記の固体超強酸触媒は1種類のものを使
用してもよいし、組成の異なる2種以上の触媒を組合わ
せて使用することもできる。また、それぞれの触媒或い
はそれらの混合物を反応器内で2層以上に分けて充填
し、使用できることは言うまでも無い。
用してもよいし、組成の異なる2種以上の触媒を組合わ
せて使用することもできる。また、それぞれの触媒或い
はそれらの混合物を反応器内で2層以上に分けて充填
し、使用できることは言うまでも無い。
【0035】本発明で用いる異性化反応条件であるが、
複数のパラメータが関与するため特定の条件に固定でき
るものではなく、原料供給量などに合せて適宜変更すべ
きものである。シクロヘキサン及びメチルシクロペンタ
ンの間の異性化反応平衡は、高温ほどメチルシクロペン
タン生成量が増加する。このため、メチルシクロペンタ
ンを効率良く生産しようとすると、最適な温度範囲が存
在することになる。反応温度は50〜400℃、好まし
くは100〜350℃、より好ましくは150〜330
℃である。50℃未満では、反応速度が遅くなるため生
産量を確保できなくなることがある。また、400℃以
上では分解反応が目立つようになり、炭素数3〜4のガ
ス状炭化水素の生成量が増加する。従って、ガス状炭化
水素が不要な場合は、400℃以下とするのが好まし
い。
複数のパラメータが関与するため特定の条件に固定でき
るものではなく、原料供給量などに合せて適宜変更すべ
きものである。シクロヘキサン及びメチルシクロペンタ
ンの間の異性化反応平衡は、高温ほどメチルシクロペン
タン生成量が増加する。このため、メチルシクロペンタ
ンを効率良く生産しようとすると、最適な温度範囲が存
在することになる。反応温度は50〜400℃、好まし
くは100〜350℃、より好ましくは150〜330
℃である。50℃未満では、反応速度が遅くなるため生
産量を確保できなくなることがある。また、400℃以
上では分解反応が目立つようになり、炭素数3〜4のガ
ス状炭化水素の生成量が増加する。従って、ガス状炭化
水素が不要な場合は、400℃以下とするのが好まし
い。
【0036】また、反応圧力は、できるだけ高い方が好
ましいが、操業上の効率を考慮すると4.0×105〜
1.5×107Pa(ゲージ圧で約3〜150kgf/c
m2)、好ましくは5.9×105〜9.8×106Pa
(5〜100kgf/cm2)である。4.0×105P
aを切ると、反応速度が低下する。また、1.5×10
7Paを超える圧力は、操業安全上好ましくない。
ましいが、操業上の効率を考慮すると4.0×105〜
1.5×107Pa(ゲージ圧で約3〜150kgf/c
m2)、好ましくは5.9×105〜9.8×106Pa
(5〜100kgf/cm2)である。4.0×105P
aを切ると、反応速度が低下する。また、1.5×10
7Paを超える圧力は、操業安全上好ましくない。
【0037】液空間速度は温度や圧力を考慮して適切な
値を選択できるが、通常は0.2〜15h-1、好ましく
は0.5〜10h-1である。同様に、水素/原料の体積比
についても、適切な値を選択すればよいが、通常は10
0〜10000、好ましくは300〜5000である。
値を選択できるが、通常は0.2〜15h-1、好ましく
は0.5〜10h-1である。同様に、水素/原料の体積比
についても、適切な値を選択すればよいが、通常は10
0〜10000、好ましくは300〜5000である。
【0038】本発明において使用するシクロヘキサン含
有炭化水素原料を製造するための、ベンゼン含有炭化水
素の水素化触媒は、(d)ニッケル、コバルト、銅、ル
テニウム、ロジウム、パラジウム、白金から選ばれる1
種以上の活性金属と、(e)アルミナ、シリカ、シリカ
−アルミナ、マグネシア、珪藻土、酸化亜鉛、酸化クロ
ム、活性炭から選ばれる1種以上の担体、を組合わせた
ものを用いるが、これらは、既知の触媒を用いることが
できる。例えば、ニッケル(Chem.Abstr.,
42,5286(1948).)、ニッケル−珪藻土
(化学工学,27(8),558(1963).)、ニ
ッケル−シリカ(化学工学,34(4),402(19
70).)、ニッケル−アルミナ(Chem.Abst
r.,49,10717c(1955).)、パラジウ
ム−カーボン(Chem.Abstr.,45,100
20d(1951).)、白金−カーボン(Chem.
Abstr.,43,1249h(1949).)、ラ
ネーニッケル、ニッケル−酸化クロム−珪藻土及びコバ
ルト−酸化クロム−珪藻土(触媒,4,5(196
2).)、ニッケル−酸化クロム、コバルト−酸化クロ
ム及びコバルト−アルミナ(Chem.Abstr.,
43,6172c(1949).)、ルテニウム−アル
ミナ、ロジウム−アルミナ、パラジウム−アルミナ及び
白金−アルミナ(Advances in Catal
ysis,9,716(1957).)等を挙げること
ができる。
有炭化水素原料を製造するための、ベンゼン含有炭化水
素の水素化触媒は、(d)ニッケル、コバルト、銅、ル
テニウム、ロジウム、パラジウム、白金から選ばれる1
種以上の活性金属と、(e)アルミナ、シリカ、シリカ
−アルミナ、マグネシア、珪藻土、酸化亜鉛、酸化クロ
ム、活性炭から選ばれる1種以上の担体、を組合わせた
ものを用いるが、これらは、既知の触媒を用いることが
できる。例えば、ニッケル(Chem.Abstr.,
42,5286(1948).)、ニッケル−珪藻土
(化学工学,27(8),558(1963).)、ニ
ッケル−シリカ(化学工学,34(4),402(19
70).)、ニッケル−アルミナ(Chem.Abst
r.,49,10717c(1955).)、パラジウ
ム−カーボン(Chem.Abstr.,45,100
20d(1951).)、白金−カーボン(Chem.
Abstr.,43,1249h(1949).)、ラ
ネーニッケル、ニッケル−酸化クロム−珪藻土及びコバ
ルト−酸化クロム−珪藻土(触媒,4,5(196
2).)、ニッケル−酸化クロム、コバルト−酸化クロ
ム及びコバルト−アルミナ(Chem.Abstr.,
43,6172c(1949).)、ルテニウム−アル
ミナ、ロジウム−アルミナ、パラジウム−アルミナ及び
白金−アルミナ(Advances in Catal
ysis,9,716(1957).)等を挙げること
ができる。
【0039】水素化触媒の担体であるが、前述のアルミ
ナ、シリカ、シリカ−アルミナ、マグネシア、珪藻土、
酸化亜鉛、酸化クロム、活性炭の他に、ゼオライト、粘
土、硫酸分含有ジルコニア、硫酸分含有チタニア等も用
いることができる。これらの担体の性状は、触媒活性の
点から比表面積が20m2/g以上、細孔容積が0.2
cm3/g以上であることが好ましい。
ナ、シリカ、シリカ−アルミナ、マグネシア、珪藻土、
酸化亜鉛、酸化クロム、活性炭の他に、ゼオライト、粘
土、硫酸分含有ジルコニア、硫酸分含有チタニア等も用
いることができる。これらの担体の性状は、触媒活性の
点から比表面積が20m2/g以上、細孔容積が0.2
cm3/g以上であることが好ましい。
【0040】水素化反応条件は、使用する触媒種等によ
って異なるため特定の条件に固定できない。しかしなが
ら、水素化反応はベンゼンと3分子の水素からシクロヘ
キサンを生成する体積減少反応であり、また発熱反応で
ある。従って、シクロヘキサン生成量を増加させる方向
にシフトさせるためには、反応圧力は高い方が好まし
く、反応温度は低い方が好ましい。
って異なるため特定の条件に固定できない。しかしなが
ら、水素化反応はベンゼンと3分子の水素からシクロヘ
キサンを生成する体積減少反応であり、また発熱反応で
ある。従って、シクロヘキサン生成量を増加させる方向
にシフトさせるためには、反応圧力は高い方が好まし
く、反応温度は低い方が好ましい。
【0041】
(実施例1)異性化触媒の調製 オキシ塩化ジルコニウム100gを蒸留水2000ml
に溶解し、28%アンモニア水を最終的にpHが8にな
るまで加えて沈殿を生成させた。本沈殿を濾過、水洗、
乾燥し、乾燥水和ジルコニウアの白色粉末を得た。この
乾燥水和ジルコニア20gに0.5mol/l硫酸水溶
液300mlを接触させた後、過剰硫酸を濾過により除
去し、100℃にて乾燥した。続いて、塩化白金酸6水
和物0.38gを含む水溶液3.0mlを含浸させた
後、乾燥し、590℃にて焼成して、白金坦持硫酸分含
有ジルコニアを得た。この触媒の組成は、ジルコニウム
成分が酸化ジルコニウムとして100重量部、硫酸分が
硫黄として2.1重量部、白金化合物が白金として0.
7重量部であった。この触媒をペレット状に成形した後
粉砕し、10〜20メッシュに篩分けたものを4ml触
媒層に充填し、5.9×105Pa(ゲージ圧力で約5
kgf/cm2)、温度300℃、水素流量50ml/
分で1.5時間還元処理した。
に溶解し、28%アンモニア水を最終的にpHが8にな
るまで加えて沈殿を生成させた。本沈殿を濾過、水洗、
乾燥し、乾燥水和ジルコニウアの白色粉末を得た。この
乾燥水和ジルコニア20gに0.5mol/l硫酸水溶
液300mlを接触させた後、過剰硫酸を濾過により除
去し、100℃にて乾燥した。続いて、塩化白金酸6水
和物0.38gを含む水溶液3.0mlを含浸させた
後、乾燥し、590℃にて焼成して、白金坦持硫酸分含
有ジルコニアを得た。この触媒の組成は、ジルコニウム
成分が酸化ジルコニウムとして100重量部、硫酸分が
硫黄として2.1重量部、白金化合物が白金として0.
7重量部であった。この触媒をペレット状に成形した後
粉砕し、10〜20メッシュに篩分けたものを4ml触
媒層に充填し、5.9×105Pa(ゲージ圧力で約5
kgf/cm2)、温度300℃、水素流量50ml/
分で1.5時間還元処理した。
【0042】異性化反応 接触改質ナフサを蒸留分離し、炭素数6成分を主成分と
する炭化水素を得た。これを水素化し、シクロヘキサン
含有炭化水素原料とした。続いて、上記固体超強酸触媒
を用い、水素化反応物を3.0×106Pa、液空間速
度1.0h-1、温度220℃、水素/原料油比500l
/lの条件で異性化を行なった。原料油及び異性化生成
物組成を表1に示す。各成分の分析は、FID検出器付
きのガスクロマトグラフを用いて行なった。
する炭化水素を得た。これを水素化し、シクロヘキサン
含有炭化水素原料とした。続いて、上記固体超強酸触媒
を用い、水素化反応物を3.0×106Pa、液空間速
度1.0h-1、温度220℃、水素/原料油比500l
/lの条件で異性化を行なった。原料油及び異性化生成
物組成を表1に示す。各成分の分析は、FID検出器付
きのガスクロマトグラフを用いて行なった。
【0043】
【表1】
【0044】表1以降で使用している略称を以下に示
す。 C3 :炭素数3の留分 C4 :炭素数4の留分 分岐C5:炭素数5のイソパラフィン留分 n−C5:炭素数5のn−パラフィン留分 MCP :メチルシクロペンタン CH :シクロヘキサン 分岐C6:炭素数6のイソパラフィン留分 n−C6:炭素数6のn−パラフィン留分 MCH :メチルシクロヘキサン 分岐C7:炭素数7のイソパラフィン留分 n−C7:炭素数7のn−パラフィン留分
す。 C3 :炭素数3の留分 C4 :炭素数4の留分 分岐C5:炭素数5のイソパラフィン留分 n−C5:炭素数5のn−パラフィン留分 MCP :メチルシクロペンタン CH :シクロヘキサン 分岐C6:炭素数6のイソパラフィン留分 n−C6:炭素数6のn−パラフィン留分 MCH :メチルシクロヘキサン 分岐C7:炭素数7のイソパラフィン留分 n−C7:炭素数7のn−パラフィン留分
【0045】(実施例2)異性化反応 接触改質反応後の炭素数6(C6)の炭化水素を主成分
とする留分と炭素数5及び炭素数6を主成分とするライ
トナフサの等容量混合物を水素化し、シクロヘキサン含
有炭化水素原料とした。これを、実施例1と同じ異性化
触媒を用い、3.0×106Pa、液空間速度1.0h
-1、温度220℃、水素/原料油比500l/lの条件
で異性化を行なった。原料油及び異性化生成物組成を表
2に示す。
とする留分と炭素数5及び炭素数6を主成分とするライ
トナフサの等容量混合物を水素化し、シクロヘキサン含
有炭化水素原料とした。これを、実施例1と同じ異性化
触媒を用い、3.0×106Pa、液空間速度1.0h
-1、温度220℃、水素/原料油比500l/lの条件
で異性化を行なった。原料油及び異性化生成物組成を表
2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】(実施例3)異性化触媒は、硫酸分含有ジ
ルコニアとアルミナの成形担体に白金を担持した触媒を
使用した。異性化に用いる原料は、実施例2と同じもの
を使用した。
ルコニアとアルミナの成形担体に白金を担持した触媒を
使用した。異性化に用いる原料は、実施例2と同じもの
を使用した。
【0048】異性化触媒の調製方法 市販のオキシ塩化ジルコニウム1kgを蒸留水20lに
溶解し、この溶液を室温で撹拌しながら28wt%アン
モニア水をpHが8になるまで加えて沈澱を生成させ
た。生成した水和ジルコニアを濾別し、蒸留水で洗浄し
た後乾燥して、乾燥水和ジルコニアを得た。この乾燥水
和ジルコニア粉300gに水和アルミナ(擬ベーマイ
ト)粉300gを加え、さらに硫酸アンモニウム115
gを加え、攪拌羽根のついた混練機で水を加えながら2
時間混練を行った。得られた混練物を直径1.6mmの
円形の穴の開いた押出機より押し出し、乾燥後650℃
で3時間焼成して硫酸ジルコニアアルミナ触媒を得た。
この触媒100gに塩化白金酸の水溶液を、触媒中の白
金量が0.5%になるようにスプレー担持した。これを
乾燥後、500℃で3時間焼成して白金含有硫酸ジルコ
ニアアルミナ触媒を得た。この触媒の比表面積は228
m2/gであり、触媒中に占めるジルコニアの割合は4
8.0%、アルミナの割合は36.7%、ジルコニアと
アルミナの合計の中でのアルミナの割合は43.3%、
触媒中のジルコニアの結晶種は正方晶であり、単斜晶は
全く認められなかった。また触媒は平均直径1.27m
mの円柱状であり、その平均側面破壊強度は4.6kg
であった。
溶解し、この溶液を室温で撹拌しながら28wt%アン
モニア水をpHが8になるまで加えて沈澱を生成させ
た。生成した水和ジルコニアを濾別し、蒸留水で洗浄し
た後乾燥して、乾燥水和ジルコニアを得た。この乾燥水
和ジルコニア粉300gに水和アルミナ(擬ベーマイ
ト)粉300gを加え、さらに硫酸アンモニウム115
gを加え、攪拌羽根のついた混練機で水を加えながら2
時間混練を行った。得られた混練物を直径1.6mmの
円形の穴の開いた押出機より押し出し、乾燥後650℃
で3時間焼成して硫酸ジルコニアアルミナ触媒を得た。
この触媒100gに塩化白金酸の水溶液を、触媒中の白
金量が0.5%になるようにスプレー担持した。これを
乾燥後、500℃で3時間焼成して白金含有硫酸ジルコ
ニアアルミナ触媒を得た。この触媒の比表面積は228
m2/gであり、触媒中に占めるジルコニアの割合は4
8.0%、アルミナの割合は36.7%、ジルコニアと
アルミナの合計の中でのアルミナの割合は43.3%、
触媒中のジルコニアの結晶種は正方晶であり、単斜晶は
全く認められなかった。また触媒は平均直径1.27m
mの円柱状であり、その平均側面破壊強度は4.6kg
であった。
【0049】異性化反応 シクロヘキサン含有炭化水素として、実施例2と同じ原
料を使用し、上記固体超強酸触媒を用いて異性化反応を
行なった。反応条件は、圧力3.0×106Pa、液空
間速度1.3h-1、温度215℃、水素/原料油比50
0l/lである。原料油及び異性化生成物組成を表3に
示す。
料を使用し、上記固体超強酸触媒を用いて異性化反応を
行なった。反応条件は、圧力3.0×106Pa、液空
間速度1.3h-1、温度215℃、水素/原料油比50
0l/lである。原料油及び異性化生成物組成を表3に
示す。
【0050】
【表3】
【0051】(比較例1)異性化触媒として白金−ゼオ
ライトを用い、反応温度を260℃に変更した以外は実
施例3と同様にして反応を行なった。原料油及び異性化
生成物組成を表4に示す。白金−ゼオライト触媒を用い
た場合、メチルシクロペンタンの生成濃度を実施例3と
同等にしようとすると、反応温度を260℃にする必要
があった。また、この条件では、炭素数4以下の分解生
成物が多いことが分かる。
ライトを用い、反応温度を260℃に変更した以外は実
施例3と同様にして反応を行なった。原料油及び異性化
生成物組成を表4に示す。白金−ゼオライト触媒を用い
た場合、メチルシクロペンタンの生成濃度を実施例3と
同等にしようとすると、反応温度を260℃にする必要
があった。また、この条件では、炭素数4以下の分解生
成物が多いことが分かる。
【0052】異性化触媒の調製方法 常法に準じてペンタシル型ゼオライトを合成し、白金−
ゼオライトを調製した。蒸留水180mlと硫酸アルミ
ニウム14g、テトラ−n−プロピルアンモニウムブロ
ミド17g、濃硫酸15gを混合してA液とし、水ガラ
ス(3号)207gを蒸留水135mlと混合してB液
とした。さらに、塩化ナトリウム8.0gとテトラ−n
−プロピルアンモニウムブロミド5.7gを蒸留水31
0mlと混合してC液とした。C液にA液、B液を滴下
し、pHが10になるように滴下速度を調整しながら攪
拌を続けた。この混合液を1lのオートクレーブに入
れ、攪拌しながら160℃で24時間水熱処理した。反
応後の固形分を濾別し、蒸留水で数回洗浄した後、12
0℃で15時間乾燥し、540℃で3時間焼成した。冷
却後1M硝酸アンモニウム水溶液350ml中に90℃
で2時間浸す操作を3回繰り返した。これを120℃で
15時間乾燥し、540℃で3時間焼成してプロトン化
されたペンタシル型ゼオライト31gを得た。この25
gを蒸留水300ml中に入れ、攪拌しながらテトラア
ンミンジクロロ白金0.23gを溶解した水溶液12m
lを滴下し、そのまま20時間攪拌を続けた。ゼオライ
トを濾別し、120℃で6時間乾燥後540℃で3時間
焼成して灰白色の白金−ゼオライト触媒25gを得た。
白金の担持量は0.5質量%、ペンタシル型ゼオライト
のシリカ/アルミナ比は24であった。この触媒をペレ
ット状に成形した後粉砕し、10〜20メッシュに篩分
けたものを4ml採り、反応容器に充填した。水素化反
応を行う前に、水素気流下、290℃で1時間還元処理
を行なった。
ゼオライトを調製した。蒸留水180mlと硫酸アルミ
ニウム14g、テトラ−n−プロピルアンモニウムブロ
ミド17g、濃硫酸15gを混合してA液とし、水ガラ
ス(3号)207gを蒸留水135mlと混合してB液
とした。さらに、塩化ナトリウム8.0gとテトラ−n
−プロピルアンモニウムブロミド5.7gを蒸留水31
0mlと混合してC液とした。C液にA液、B液を滴下
し、pHが10になるように滴下速度を調整しながら攪
拌を続けた。この混合液を1lのオートクレーブに入
れ、攪拌しながら160℃で24時間水熱処理した。反
応後の固形分を濾別し、蒸留水で数回洗浄した後、12
0℃で15時間乾燥し、540℃で3時間焼成した。冷
却後1M硝酸アンモニウム水溶液350ml中に90℃
で2時間浸す操作を3回繰り返した。これを120℃で
15時間乾燥し、540℃で3時間焼成してプロトン化
されたペンタシル型ゼオライト31gを得た。この25
gを蒸留水300ml中に入れ、攪拌しながらテトラア
ンミンジクロロ白金0.23gを溶解した水溶液12m
lを滴下し、そのまま20時間攪拌を続けた。ゼオライ
トを濾別し、120℃で6時間乾燥後540℃で3時間
焼成して灰白色の白金−ゼオライト触媒25gを得た。
白金の担持量は0.5質量%、ペンタシル型ゼオライト
のシリカ/アルミナ比は24であった。この触媒をペレ
ット状に成形した後粉砕し、10〜20メッシュに篩分
けたものを4ml採り、反応容器に充填した。水素化反
応を行う前に、水素気流下、290℃で1時間還元処理
を行なった。
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、接触改質ナフサを水素
化処理したシクロヘキサン含有炭化水素等を効率良くメ
チルシクロペンタンに転換できる。これにより、オクタ
ン価の高い加速性に優れたガソリン原料を製造すること
ができる。また、ベンゼン含有炭化水素を水素化処理し
た原料を処理することが可能なため、有害なベンゼンを
削減したガソリンを製造可能である。
化処理したシクロヘキサン含有炭化水素等を効率良くメ
チルシクロペンタンに転換できる。これにより、オクタ
ン価の高い加速性に優れたガソリン原料を製造すること
ができる。また、ベンゼン含有炭化水素を水素化処理し
た原料を処理することが可能なため、有害なベンゼンを
削減したガソリンを製造可能である。
フロントページの続き (72)発明者 荒木 泰博 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジ−内
Claims (6)
- 【請求項1】 シクロヘキサン又はシクロヘキサン含有
炭化水素を固体超強酸触媒に接触させ、異性化反応を行
なうことを特徴とするメチルシクロペンタン含有炭化水
素の製造方法。 - 【請求項2】 前記固体超強酸触媒が、下記(a)及び
(b)からなることを特徴とする請求項1に記載のメチ
ルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法。 (a)周期律表の第4族、第6族、第13族及び第14
族から選択された1種以上の元素であって、その形態が
含水酸化物及び/又は酸化物であるものを、酸化物とし
て100重量部 (b)周期律表の第7族、第8族、第9族、及び第10
族から選択される1種以上の元素を、金属として0.0
01〜15重量部 - 【請求項3】 前記固体超強酸触媒が、下記(a1)、
(a2)、(b1)及び(a3)を必須成分とし、その比
表面積が150〜300m2/gであり、酸強度H0(ハ
メットの酸度関数)が−11.93より強く、2θ=2
8.2゜と2θ=30.2゜のX線回折ピーク面積比が
0.05以下であることを特徴とする請求項2に記載の
メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法。 (a1)ジルコニウムの含水酸化物及び/又は酸化物 (a2)アルミニウムの含水酸化物及び/又は酸化物 (b1)周期律表の第7族、第8族、第9族及び第10
族から選択される1種以上の元素 (a3)タングステン、モリブデンから選ばれる1種以
上であって、その形態が含水酸化物及び/又は酸化物 - 【請求項4】 前記固体超強酸触媒が、下記(a)、
(b)及び(c)からなることを特徴とする請求項1に
記載のメチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法。 (a)周期律表の第4族、第6族、第13族及び第14
族から選択された1種以上の元素であって、その形態が
含水酸化物及び/又は酸化物であるものを、酸化物とし
て100重量部 (b)周期律表の第7族、第8族、第9族、及び第10
族から選択される1種以上の元素を、金属として0.0
01〜15重量部 (c)硫酸分を硫黄として0.05〜10重量部 - 【請求項5】 前記固体超強酸触媒が、下記(a1)、
(a2)、(b1)及び(c1)を必須成分とし、その比
表面積が150〜300m2/gであり、酸強度H0(ハ
メットの酸度関数)が−11.93より強く、2θ=2
8.2゜と2θ=30.2゜のX線回折ピーク面積比が
0.05以下であることを特徴とする請求項4に記載の
メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法。 (a1)ジルコニウムの含水酸化物及び/又は酸化物 (a2)アルミニウムの含水酸化物及び/又は酸化物 (b1)周期律表の第7族、第8族、第9族及び第10
族から選択される1種以上の元素 (c1)硫酸分 - 【請求項6】 前記固体酸触媒が、成形物であることを
特徴とする請求項1〜5いずれか一つの請求項に記載の
メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9013265A JPH10195001A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9013265A JPH10195001A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195001A true JPH10195001A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11828396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9013265A Pending JPH10195001A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | メチルシクロペンタン含有炭化水素の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10195001A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000034415A1 (fr) * | 1998-12-04 | 2000-06-15 | Japan Energy Corporation | Procede d'isomerisation d'hydrocarbures, catalyseur acide solide et systeme d'isomerisation utilise avec ce procede |
JP2001070794A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Japan Energy Corp | 白金族金属成分を含有した固体酸触媒 |
WO2002062469A1 (fr) * | 2001-02-05 | 2002-08-15 | Petroleum Energy Center | Catalyseur acide solide, son procede de preparation et procede d"isomerisation par hydrogenation |
JP2004537404A (ja) * | 2001-08-07 | 2004-12-16 | マサチューセッツ・インスティチュート・オブ・テクノロジー | 固体酸性触媒のための非ゼオライト系ナノ複合体物質 |
US7026268B2 (en) | 2001-03-02 | 2006-04-11 | Japan Energy Corporation | Solid acid catalyst containing platinum group metal component and method for preparation thereof |
KR100840446B1 (ko) | 2001-03-02 | 2008-06-20 | 쟈판에나지 덴시자이료 가부시키가이샤 | 백금족 금속성분을 함유한 고체산촉매 및 그 제조방법 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP9013265A patent/JPH10195001A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000034415A1 (fr) * | 1998-12-04 | 2000-06-15 | Japan Energy Corporation | Procede d'isomerisation d'hydrocarbures, catalyseur acide solide et systeme d'isomerisation utilise avec ce procede |
JP2001070794A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-21 | Japan Energy Corp | 白金族金属成分を含有した固体酸触媒 |
WO2002062469A1 (fr) * | 2001-02-05 | 2002-08-15 | Petroleum Energy Center | Catalyseur acide solide, son procede de preparation et procede d"isomerisation par hydrogenation |
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KR100840446B1 (ko) | 2001-03-02 | 2008-06-20 | 쟈판에나지 덴시자이료 가부시키가이샤 | 백금족 금속성분을 함유한 고체산촉매 및 그 제조방법 |
JP2004537404A (ja) * | 2001-08-07 | 2004-12-16 | マサチューセッツ・インスティチュート・オブ・テクノロジー | 固体酸性触媒のための非ゼオライト系ナノ複合体物質 |
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