JPH10189267A - 放電ランプ点灯装置及び照明装置 - Google Patents
放電ランプ点灯装置及び照明装置Info
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- JPH10189267A JPH10189267A JP34879496A JP34879496A JPH10189267A JP H10189267 A JPH10189267 A JP H10189267A JP 34879496 A JP34879496 A JP 34879496A JP 34879496 A JP34879496 A JP 34879496A JP H10189267 A JPH10189267 A JP H10189267A
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Abstract
再装着した時、このランプを確実に点灯させること。 【解決手段】 放電ランプ41の点灯時、ランプが外れ
ると、これを異常検出回路7が検出してタイマー回路1
0の計時を開始する。比較回路9は前記計時が設定値に
達すると、検出信号を制御回路5とタイマーリセット回
路11に出す。このため、インバータ回路3の出力が停
止されると共にタイマー回路10がリセットされる。放
電ランプ41の片方のフィラメントが装着されてフィラ
メント装着検出回路8がこれを検出すると、比較回路9
がリセットされてインバータ回路3を動作させる。この
時、異常検出回路7が異常を検出して再度タイマー回路
10をリセット状態から計時させるが、放電ランプ41
の他方のフィラメントが負荷回路4に装着される前に前
記計時が設定値に達することはなく、インバータ回路3
は正常動作を継続して放電ランプ41を点灯する。
Description
放電ランプを点灯する放電ランプ点灯装置と、この放電
ランプ点灯装置を用いた照明装置に関する。
例を示したブロック図である。商用電源などの交流電源
1から供給される交流は、整流回路2にて整流された
後、インバータ回路3に入力される。インバータ回路3
は入力される整流電流をスイッチングして、高周波電流
を発生し、この高周波電流を放電ランプ41を装着して
いる負荷回路4に供給して、放電ランプ41を点灯す
る。この際、インバータ回路3の図示しないスイッチン
グ素子のオンデューティやスイッチング周波数は、制御
回路5により制御される。
る時に、例えば放電ランプ41が外れるなどすると、異
常検出回路7がこれを検出して、タイマー回路10を起
動する。タイマー回路10は図9の時点0で起動され、
その出力レベルを時間経過と共に上げていき、比較回路
9に出力する。比較回路9はタイマー回路10の出力レ
ベルが図9の時点t0で設定値(基準電圧)Vaに達す
ると、ハイレベルの検出信号を制御回路5に出力する。
但し、比較回路9はリセットされるまで、その検出信号
の出力を保持する機能を有するものとする。尚、異常検
出回路7が異常を検出して、直ぐに制御回路5によって
インバータ回路3の動作を停止したり、或いはその出力
を絞らず、タイマー回路10による所定時間の計時を待
って行うのは、この間に異常が回復すれば、インバータ
回路を停止する等の制御を頻繁にしないで済む放電ラン
プ始動時の始動電圧印時に作用しないようにできる等の
ためである。
検出信号が入力されると、インバータ回路3の前記スイ
ッチ素子のオンデューティを短くまたは発振周波数を変
化させてインバータ回路3の出力を絞るか、或いはスイ
ッチング動作を停止してその出力を0とすることによ
り、インバータ回路3を保護する。インバータ回路3の
出力が絞られるか、或いは停止されると、異常検出回路
7が異常を検出しなくなるため、タイマー回路10の計
時は停止され、その出力レベルは図示されないコンデン
サや抵抗で決まる時定数で徐々に図9に示すように低下
して、タイマー回路10がリセットされる。
ウント)のリセットが、図9に示すように遅いために、
タイマー回路10の出力値が設定値Vaに達して前記イ
ンバータ回路3のスイッチングを停止、或いは出力を絞
るように制御した後、直ぐに放電ランプ41を負荷回路
4に装着すると、以下に述べるような理由で点灯できな
い場合がある。
した際に、フィラメント装着検出回路8の装着検出のあ
る側のフィラメントが先に装着されると、フィラメント
装着検出回路8によって保持機能を持つ比較回路9がリ
セットされる。これにより、制御回路5はインバータ回
路3を動作させるか、或いはその出力を予熱モードの正
常値に上げる。
他方のフィラメントが装着されていないので、負荷回路
4の電圧が上昇するため、異常検出回路7が再度異常を
検出して、タイマー回路10を再度起動する。これによ
り、タイマー回路10は再び計時を始めるが、この計時
開始時点で、タイマー回路10の出力値が十分に下がつ
ていない状態にあると、その後、前記放電ランプ41の
もう一方のフイラメントが装着される前に、タイマー回
路10の出力値が設定値Vaに再度達して、前記インバ
ータ回路3のスイッチングを停止したり、或いは出力を
絞るような制御が制御回路5によりなされる。これによ
り、放電ランプ41が負荷回路4に完全に装着されて
も、放電ランプ41が点灯しないという不具合が生じ
る。
後、直ちに放電ランプ41を装着した際の不点灯現象を
説明するタイマー回路10の出力レベルの経時変化を示
した図である。時点0で、放電ランプ41が負荷回路4
から外れると、タイマー回路10が起動してその出力レ
ベルが上昇し、時点t0で設定値Vaに達することによ
り、インバータ回路3が停止するか、その出力が絞られ
る。これにより、タイマー回路10はそのカウント動作
を停止して、出力レベルが下降し出す。その後、時点t
1で、放電ランプ41の片方のフィラメントが装着され
ると、再度タイマー回路10が起動してその出力レベル
が上昇するが、直ぐに時点t2で設定値Vaに達し、イ
ンバータ回路3が再度停止するか、その出力が絞られ
る。このため、時点t3で放電ランプ41のもう一方の
フィラメントが装着されても、インバータ回路3が停止
しているか、その出力が絞られているため、放電ランプ
41は点灯しない。
放電ランプ点灯装置では、負荷回路4から放電ランプ4
1が外れたような時に、直ちに放電ランプ41を負荷回
路4に装着した場合、フィラメント装着検出回路8の装
着検出のある側のフィラメントが先に装着されると、タ
イマー回路10が完全にリセットされていない状態で再
度タイマー回路10が計時を開始し、放電ランプ41の
もう片方のフィラメントが負荷回路4に装着される前
に、タイマー回路10の前記計時が設定値Vaに達し
て、再度インバータ回路3を停止するか、又はその出力
を絞る制御が行われるため、放電ランプ41が点灯しな
いという課題があった。
るためになされたもので、放電ランプが外れた時に放電
ランプを直ちに再装着した際に、この放電ランプを確実
に点灯させることができる放電ランプ点灯装置及びこの
放電ランプ点灯装置を用いた照明装置を提供することを
目的としている。
電源と、この直流電源からの出力電圧をスイッチングし
て高周波電流を発生するスイッチング回路と、このスイ
ッチング回路より発生された高周波電流を放電ランプに
供給する負荷回路と、この負荷回路の電圧レベルより前
記放電ランプの異常を検出する異常検出回路と、この異
常検出回路が前記異常を検出すると、計時を開始し、前
記異常を検出しなくなると計時を停止するタイマー回路
と、このタイマー回路が所定時間計時したことを検出す
る検出回路と、この検出回路が前記所定時間の計時を検
出すると、前記スイッチング回路より発生される高周波
出力を低減ないし停止させ、その状態を保持する制御回
路と、前記負荷回路に前記放電ランプの一方のフィラメ
ントが装着されたことを検出すると、前記検出回路によ
る前記所定時間の検出をリセットするフィラメント装着
検出回路と、前記検出回路が前記所定時間の計時を検出
すると、前記タイマー回路をリセットするリセット回路
とを具備している。
回路は直流電源からの出力電圧をスイッチングして高周
波電流を発生して、負荷回路に供給することにより、負
荷回路に装着された蛍光灯のような放電ランプを点灯す
る。この状態で、放電ランプが負荷回路からはずれる
と、異常検出回路は負荷回路の電圧レベルが上昇するこ
とにより前記放電ランプの異常を検出して、タイマー回
路の計時を開始させる。制御回路はタイマー回路の計時
が前記検出回路により所定時間に達したことを知ると、
前記スイッチング回路より発生される高周波出力を絞る
か、又はスイッチング動作を停止させる。これと同時
に、リセット回路は前記検出回路がタイマー回路が所定
時間に達したことを検出すると、タイマー回路をリセッ
トする。制御回路により前記スイッチング回路より発生
される高周波出力が絞られるか、又はスイッチング動作
が停止されると、異常検出回路が異常を検出しなくなる
ため、タイマー回路の計時は停止され、上記のようにリ
セットされた状態を維持する。ここで、放電ランプが負
荷回路に装着され、フィラメント装着検出回路が前記放
電ランプの一方のフィラメントが装着されたことを検出
すると、フィラメント装着検出回路は前記検出回路によ
る前記所定時間の検出をリセットするため、制御回路は
スイッチング回路を動作させるか、その出力をフィラメ
ント加熱モードの正常値まで上昇させる。この時、前記
放電ランプの他方のフィラメントが装着されていない場
合、負荷回路の電圧の上昇により、異常検出回路が異常
を再度検出して、タイマー回路の計時を開始させる。し
かし、この時、タイマー回路の計時はリセット状態から
開始されるため、前記放電ランプの他方のフィラメント
が装着される前に、前記所定時間に達することはなく、
前記スイッチング回路の動作が正常に維持され、前記放
電ランプの他方のフィラメントが装着されると、フィラ
メント予熱モードを経由して、前記放電ランプを点灯す
る。
とコンデンサの直列回路で構成され、且つ、前記リセッ
ト回路は前記検出回路が前記所定時間の計時を検出する
と、前記コンデンサの両端を短絡させるスイッチ素子で
ある。
常を検出すると、前記タイマー回路のコンデンサに電流
が供給されてその端子電圧が上昇を開始して、計時が開
始される。検出回路は前記端子電圧が設定値に達するこ
とにより、タイマー回路が所定時間計時したことを検出
する。検出回路が所定時間計時したことを検出すると、
検出信号が前記リセット回路のスイッチ素子の制御端子
に印加され、このスイッチ素子をオンにする。これによ
り、コンデンサの両端が短絡されて、その端子電圧が0
にすることにより、短時間に、タイマー回路がリセット
される。
電源からの出力電圧をスイッチングして高周波電流を発
生するスイッチング回路と、このスイッチング回路より
発生された高周波電流を放電ランプに供給する負荷回路
と、この負荷回路の電圧レベルより前記放電ランプの異
常を検出する異常検出回路と、この異常検出回路が前記
異常を検出すると、計時を開始し、前記異常を検出しな
くなると計時を停止するタイマー回路と、このタイマー
回路が所定時間計時したことを検出する検出回路と、こ
の検出回路が前記所定時間の計時を検出すると、前記ス
イッチング回路より発生される高周波出力を低減ないし
停止させ、その状態を保持する制御回路と、前記負荷回
路に前記放電ランプの一方のフィラメントが装着された
ことを検出すると、前記検出回路による前記所定時間の
検出をリセットするフィラメント装着検出回路と、前記
タイマー回路が時間の計時をしている期間その時定数を
長くし、時間の計時を停止した以降はその時定数を短く
する時定数変更回路とを具備している。
回路は直流電源からの出力電圧をスイッチングして高周
波電流を発生して、負荷回路に供給することにより、負
荷回路に装着された蛍光灯のような放電ランプを点灯す
る。この状態で、放電ランプが負荷回路からはずれる
と、異常検出回路は負荷回路の電圧レベルが上昇するこ
とにより前記放電ランプの異常を検出して、タイマー回
路の計時を開始させる。制御回路はタイマー回路の計時
が前記検出回路により所定時間に達したことを知ると、
前記スイッチング回路より発生される高周波出力を絞る
か、又はスイッチング動作を停止させる。制御回路によ
り前記スイッチング回路より発生される高周波出力が絞
られるか、又はスイッチング動作が停止されると、異常
検出回路が異常を検出しなくなって、タイマー回路の計
時は停止される。このため、時定数変更回路は、タイマ
ー回路の時定数が短くなるように変更する。これによ
り、タイマー回路の計時値は短時間で初期値に戻ること
により、短時間でリセットされ、以降リセットされた状
態を維持する。ここで、放電ランプが負荷回路に装着さ
れ、フィラメント装着検出回路が前記放電ランプの一方
のフィラメントが装着されたことを検出すると、前記検
出回路による前記所定時間の検出をリセットするため、
制御回路はスイッチング回路を動作させるか、その出力
をフィラメント加熱モードの正常値まで上昇させる。し
かし、この時、前記放電ランプの他方のフィラメントが
装着されていない場合、負荷回路の電圧の上昇により、
異常検出回路が異常を再度検出して、タイマー回路の計
時を開始させる。この時、タイマー回路の計時はリセッ
ト状態から開始されるため、前記放電ランプの他方のフ
ィラメントが装着される前に、前記所定時間に達するこ
とはなく、前記スイッチング回路の動作が正常に維持さ
れ、前記放電ランプの他方のフィラメントが装着される
と、フィラメント予熱モードを経由して、前記放電ラン
プを点灯する。
抗とコンデンサの直列回路で構成され、且つ、前記時定
数変更回路は前記コンデンサに直列に接続された小イン
ピーダンス素子と、前記コンデンサおよび小インピーダ
ンス素子の直列回路に並列にコレクタ、エミッタ間を接
続したトランジスタとを有し、更に、前記トランジスタ
のベースを前記コンデンサおよび小インピーダンス素子
の中間に接続している。
が異常を検出すると、タイマー回路のコンデンサに電流
が供給されてその端子電圧が上昇を開始し、計時が開始
される。これと同時に、前記コンデンサに電流が流れる
ことにより、前記トランジスタのベースにベース電流が
流れ、前記トランジスタがオンになる。これにより、前
記コンデンサに流れ込む電流は少なく、ほとんどの電流
が前記トランジスタのコレクタ、エミッタを介して流れ
てしまうため、コンデンサの端子電圧は徐々に上昇す
る。即ち、コンデンサの充電時、抵抗とコンデンサの直
列回路から成るタイマー回路の時定数が等価的に長くな
ったことになる。その後、異常検出回路が異常を検出し
なくなると、前記コンデンサに流入する電流はなくな
り、前記トランジスタはオフになると共に、コンデンサ
に蓄積された電荷が小インピーダンスを介して放電され
る。これにより、コンデンサの蓄積電荷は短時間で、周
辺回路を介して放電され、リセットされる。即ち、コン
デンサの放電時、抵抗とコンデンサの直列回路から成る
タイマー回路の時定数が等価的に短くなったことにな
る。小インピーダンスとしては、ダイオード、小抵抗等
を使用できる。また、トランジスタとしてNPN形、P
NP形のいずれかを用いることによって、回路構成を変
更する。
か1記載の放電ランプ点灯装置と、この放電ランプ点灯
装置の放電ランプからの光を反射する反射板と、この放
電ランプ点灯装置を組み込んだ照明装置本体とを具備し
ている。
に組み込まれた放電ランプ点灯装置が放電ランプを点灯
し、放電ランプからの光は反射板にて反射されて、所定
範囲を照射する。
を参照して説明する。図1は本発明の放電ランプ点灯装
置の第1の実施の形態を示したブロック図である。1は
商用電源などの交流電源、2は交流電源1から供給され
る交流を整流する整流回路、3は整流回路2から入力さ
れる整流電流をスイッチングして高周波電流を負荷回路
4に出力するインバータ回路、4は放電ランプ41など
の負荷に高周波電流を供給して点灯させる負荷回路、5
はインバータ回路3のスイッチング動作やスイッチング
素子のオンデューティを制御する制御回路、6は放電ラ
ンプ41の点灯を検出する点灯検出回路、7は放電ラン
プ41が外れた場合などの異常を検出する異常検出回
路、8は負荷回路4に放電ランプ41を装着した際のフ
ィラメントの装着を検出するフィラメント装着検出回
路、9はタイマー回路10のタイムアウトを検出してこ
れを制御回路5に知らせる出力レベル保持機能付の比較
回路、11はタイマー回路10をリセットするタイマー
リセット回路である。
詳細回路図である。インバータ回路3はスイッチングト
ランジスタTr1、Tr2、コンデンサC1、C2を有
している。図示は省略したが、スイッチングトランジス
タTr1、Tr2にはそれぞれ逆並列にダイオードを設
けるのが好ましい。なお、電界効果形のトランジスタを
用いる場合には、その寄生ダイオードを利用できる。負
荷回路4は昇圧トランスT、コンデンサC5、C6を有
している。点灯検出回路6、異常検出回路7はコンデン
サC3、C4、ダイオードD1、D2、抵抗R1、ツェ
ナーダイオードZD及びフォトカプラの発光素子42を
有している。43はフォトカプラの受光素子である。タ
イマー回路10は抵抗R2とコンデンサC7の直列回路
である。タイマーリセット回路11はコンデンサC7に
並列に接続されたトランジスタTr3と、トランジスタ
Tr3のベースバイアス抵抗R3から成っている。12
は点灯検出信号を制御回路5に入力するバッファであ
る。
る。商用電源などの交流電源1から供給される交流は、
整流回路2にて整流された後、制御回路5によりスイッ
チング動作等が制御されるインバータ回路3に入力され
る。インバータ回路3は入力される整流電流をスイッチ
ングして、高周波電流を発生し、この高周波電流を放電
ランプ41を接続する負荷回路4に供給して、放電ラン
プ41を点灯する。
る時に、例えば放電ランプ41が外れるなどすると、異
常検出回路7がこれを検出して、タイマー回路10を起
動する。ここで、異常検出回路7及びタイマー回路10
の動作について図2を参照して詳しく説明する。図2に
て、例えば片方の放電ランプ41が外れると、負荷が軽
くなるため、トランスTの2次側の電圧が上昇する。こ
のトランスTの2次側の電圧はコンデンサC3,C4で
分圧された後、ダイオードD1,D2により整流されて
ツェナーダイオードZDに印加される。上記したよう
に、トランスTの2次側の電圧が上昇すると、ツェナー
電圧以上となり、ツェナーダイオードZDがオンになっ
て、フォトカプラの発光素子42を発光する。この発光
素子42が発光すると、フォトカプラの受光素子43が
オンになって、電源Vccから電流が抵抗R2を介して
コンデンサC7に流れ込み、コンデンサC7を充電す
る。このため、コンデンサC7の端子電圧は図3に示す
如く、放電ランプ41が外れた0時点から上昇を開始す
る。
で起動され、その出力レベルが時間経過と共に上がり、
図3の時点t0で設定値(基準電圧)Vaに達する。こ
れを比較回路9が検出すると、制御回路5及びタイマー
リセット回路11にハイレベルの検出信号を出す。制御
回路5は比較回路9からハイレベルの検出信号が入力さ
れると、インバータ回路3のトランジスタTr1、Tr
2のオンデューティを短くして、インバータ回路3の出
力を絞るか、或いはスイッチング動作を停止してその高
周波出力を0とすることにより、インバータ回路を保護
する。インバータ回路3が高周波出力を絞るか、或いは
スイッチング動作を停止すると、負荷回路4の電圧が下
がり、異常検出回路7は異常を検出しなくなるため、フ
ォトカプラの発光素子42がオフして、受光素子43が
オフとなって、タイマー回路10のコンデンサC7への
充電が停止され、タイマ回路10はその計時を停止す
る。
較回路9からのハイレベルの検出信号が入力されると、
図2に示すトランジスタTr3がオンになる。これによ
り、タイマー回路10のコンデンサC7の端子間がトラ
ンジスタTr3によりショートされ、その端子電圧は図
3に示すように時点t0以降、急速に0となって、タイ
マー回路10がリセットされる。
値Vaに達して、前記インバータ回路3のスイッチング
動作を停止或いは出力を絞るように制御した後、直ぐに
放電ランプ41を負荷回路4に装着した際に、フィラメ
ント装着検出回路8の装着検出のある側のフィラメント
が先に装着されると、比較回路9はフィラメント装着検
出回路8によりリセットされ、制御回路5がインバータ
回路3を動作させるか、その出力を予熱モードの正常値
とする。
他方のフィラメントが装着されていないため、負荷回路
4の電圧が上昇するため、異常検出回路7が再度異常を
検出して、タイマー回路10を再度起動して、コンデン
サC7への充電を開始し、タイマー回路10は再び計時
を始める。この時、タイマー回路10のコンデンサC7
の電荷は0でその出力値が0に下がつているため、その
後、前記放電ランプ41のもう一方のフイラメントが装
着される前に、タイマー回路10の出力値が再度設定値
Vaに達することがない。
ラメントが装着されると、異常検出回路7は異常検出を
しなくなり、コンデンサC7への充電が停止され、タイ
マー回路10の計時動作が停止される。このため、イン
バータ回路3のスイッチングは正常に維持され、放電ラ
ンプ41のフィラメントが予熱された後、点灯する。放
電ランプ41が点灯すると、点灯検出回路6が点灯を検
出して、これを制御回路5に知らせるため、制御回路5
は定常状態のスイッチングがなされるようにインバータ
回路3を制御する。
負荷回路4から外れて、タイマー回路10がタイムアウ
トすると、タイマーリセット回路11により、このタイ
マー回路10を短時間にリセットすることができる。こ
のため、放電ランプ41が外れて、直ぐに、放電ランプ
41が再装着され、この時に、フィラメント装着検出回
路8の装着検出のある側のフィラメントが先に装着され
て、インバータ回路3が動作すると、異常検出回路7が
再度異常を検出して、タイマー回路10が再度計時を開
始しても、放電ランプ41のもう片方のフィラメントが
負荷回路4に装着される前に、タイマー回路10がタイ
ムアウトすることがないため、制御回路5はそのまま正
常動作を持続して、放電ランプ41を確実に点灯させる
ことができる。
の実施の形態を示したブロック図である。本例はタイマ
ー回路10をリセットするリセット回路の代わりに、タ
イマー回路10の時定数を変更して、その放電時の時定
数を短くすることにより、タイマー回路10を短時間で
リセットする時定数変更回路13が設けられている。他
の構成は図1に示した第1の実施の形態と同様である。
タイマー回路10の詳細構成例を示した回路図である。
タイマー回路10は抵抗R2とコンデンサC7の直列回
路により構成されている。コンデンサC7はダイオード
D3を介して接地され、また、コンデンサC7に並列に
トランジスタTr5が接続されている。このトランジス
タTr5のベースはコンデンサC7とダイオードD3の
接続点に接続されている。尚、時定数変更回路13はト
ランジスタTr5とダイオードD3により構成されてい
る。
る。インバータ回路3が正常動作して、放電ランプ41
が点灯している時に、この放電ランプ41が外れるなど
すると、異常検出回路7が異常を検出して、タイマー回
路10を起動する。即ち、図5にて、異常検出回路7が
上記異常を検出すると、ハイレベルの信号をバッファ1
4を介して、トランジスタTr4のベースに入力する。
これにより、電源VccからトランジスタTr4、抵抗
R2を介してコンデンサC7に電流が流れ、コンデンサ
C7の充電が開始される。コンデンサC7に充電電流が
流れると、トランジスタTr5がオンすると共に、ダイ
オードD3が逆バイアスされて、抵抗R2からの電流は
そのほとんどがトランジスタTr5側に流れるため、コ
ンデンサC7は徐々に充電されて、その端子電圧は上記
した放電ランプ41が外れた時点0から図6に示すよう
に除々に上昇する。
6のt0時点で設定値Vaに達すると、比較回路9は制
御回路5にハイレベルの検出信号を出す。制御回路5は
比較回路9からハイレベルの検出信号が入力されると、
インバータ回路3のスイッチング素子のオンデューティ
を短くしてインバータ回路3の出力を絞るか、或いはス
イッチング動作を停止して、その出力を0とすることに
より、インバータ回路3を保護する。インバータ回路3
の出力を絞るか、或いはスイッチング動作を停止してそ
の出力を0とすると、異常検出回路7が異常を検出しな
くなるので、図5のトランジスタTr4がオフになっ
て、タイマー回路10はその計時動作、即ち、コンデン
サC7への充電が停止される。
されると、トランジスタTr5はオフになると共に、コ
ンデンサC7の放電が開始され、ダイオードD3が順方
向にバイアスされて、オンになる。このため、コンデン
サC7の放電は比較回路9を介して図6に示すように時
点t0から急速に行われ、タイマー回路10は短時間で
リセットされる。即ち、タイマー回路10のコンデンサ
C7にダイオードD3を直列に接続する共に、コンデン
サC7にトランジスタTr5を並列に接続することによ
り、コンデンサC7の充電時には、タイマー回路10の
時定数を長く、コンデンサC7の放電時には時定数を短
くする制御が行われる。なお、ダイオードD3を小抵抗
に置換えても若干電力損失は生じるが同様に作用する。
を絞るか、或いはスイッチング動作を停止してその出力
を0とした時点以降、異常検出回路7が異常を検出しな
くなると、タイマー回路10は短時間でリセットされる
ため、第1の実施の形態と同様の理由により、放電ラン
プ41が負荷回路4から外れて、これを直ぐに負荷回路
4に装着しても、放電ランプ41を確実に点灯させるこ
とができる。
構成を示した斜視図である。71は照明装置本体で、こ
の照明装置本体71に放電ランプの一種である蛍光ラン
プ72が装着されている。この蛍光ランプ72は図1又
は図4に示した放電ランプ点灯装置により点灯され、反
射板73により反射されて周囲に照射される。尚、上記
した放電ランプ点灯装置は照明装置本体71に内蔵され
ている。
外れた後、直ちにこの蛍光ランプ72を装着した場合で
も、前記放電ランプ点灯装置は必ずこの蛍光ランプ72
を点灯するため、装置の使い勝手を向上させることがで
きると共に、照明装置の保守を容易にすることができ
る。
よれば、インバータ回路の出力を絞った時に、タイマー
リセット回路によりタイマー回路をリセットすることに
より、放電ランプが外れた際に放電ランプを直ちに再装
着しても、この放電ランプを確実に点灯させることがで
きる。
回路の出力を絞って、タイマー回路の計時が停止される
と、タイマー回路の時定数を短くしてこれを短時間にリ
セットすることにより、放電ランプが外れた際に放電ラ
ンプを直ちに再装着しても、この放電ランプを確実に点
灯させることができる。
いずれかの放電ランプ点灯装置を用いているため、蛍光
灯などの放電ランプが外れた際に、これを直ぐに装着し
ても必ず放電ランプを点灯させることができ、使い勝手
が向上されると共に、メインテナンスを容易にすること
ができる。
態を示したブロック図。
図。
変化例を示した図。
態を示したブロック図。
詳細構成例を示した回路図。
変化例を示した図。
た斜視図。
ロック図。
変化例を示した図。
間経過変化例を示した図。
Claims (5)
- 【請求項1】 直流電源と;この直流電源からの出力電
圧をスイッチングして高周波電流を発生するスイッチン
グ回路と;このスイッチング回路より発生された高周波
電流を放電ランプに供給する負荷回路と;この負荷回路
の電圧レベルより前記放電ランプの異常を検出する異常
検出回路と;この異常検出回路が前記異常を検出する
と、計時を開始し、前記異常を検出しなくなると計時を
停止するタイマー回路と;このタイマー回路が所定時間
計時したことを検出する検出回路と;この検出回路が前
記所定時間の計時を検出すると、前記スイッチング回路
より発生される高周波出力を低減ないし停止させ、その
状態を保持する制御回路と;前記負荷回路に前記放電ラ
ンプの一方のフィラメントが装着されたことを検出する
と、前記検出回路による前記所定時間の検出をリセット
するフィラメント装着検出回路と;前記検出回路が前記
所定時間の計時を検出すると、前記タイマー回路をリセ
ットするリセット回路と;を具備したことを特徴とする
放電ランプ点灯装置。 - 【請求項2】 前記タイマー回路は抵抗とコンデンサの
直列回路で構成され、且つ、前記リセット回路は前記検
出回路が前記所定時間の計時を検出すると、前記コンデ
ンサの両端を短絡させるスイッチ素子であることを特徴
とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。 - 【請求項3】 直流電源と;この直流電源からの出力電
圧をスイッチングして高周波電流を発生するスイッチン
グ回路と;このスイッチング回路より発生された高周波
電流を放電ランプに供給する負荷回路と;この負荷回路
の電圧レベルより前記放電ランプの異常を検出する異常
検出回路と;この異常検出回路が前記異常を検出する
と、計時を開始し、前記異常を検出しなくなると計時を
停止するタイマー回路と;このタイマー回路が所定時間
計時したことを検出する検出回路と;この検出回路が前
記所定時間の計時を検出すると、前記スイッチング回路
より発生される高周波出力を低減ないし停止させ、その
状態を保持する制御回路と;前記負荷回路に前記放電ラ
ンプの一方のフィラメントが装着されたことを検出する
と、前記検出回路による前記所定時間の検出をリセット
するフィラメント装着検出回路と;前記タイマー回路が
時間の計時をしている期間その時定数を長くし、時間の
計時を停止した以降はその時定数を短くする時定数変更
回路と;を具備したことを特徴とする放電ランプ点灯装
置。 - 【請求項4】 前記タイマー回路は抵抗とコンデンサの
直列回路で構成され、且つ、前記時定数変更回路は前記
コンデンサに直列に接続された小インピーダンス素子
と、前記コンデンサおよび小インピーダンス素子の直列
回路に並列にコレクタ、エミッタ間を接続したトランジ
スタとを有し、更に、前記トランジスタのベースを前記
コンデンサおよび小インピーダンス素子の中間に接続し
たことを特徴とする請求項3記載の放電ランプ点灯装
置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4いずれか1記載の放電ラ
ンプ点灯装置と;この放電ランプ点灯装置の放電ランプ
からの光を反射する反射板と;この放電ランプ点灯装置
を組み込んだ照明装置本体と;を具備したことを特徴と
する照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34879496A JP3915156B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 放電ランプ点灯装置及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34879496A JP3915156B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 放電ランプ点灯装置及び照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10189267A true JPH10189267A (ja) | 1998-07-21 |
JP3915156B2 JP3915156B2 (ja) | 2007-05-16 |
Family
ID=18399411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34879496A Expired - Fee Related JP3915156B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 放電ランプ点灯装置及び照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3915156B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316464A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-11-10 | Ryoko:Kk | 医用x線写真観察器 |
JP2015153600A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ランプ及び照明装置 |
JPWO2019208103A1 (ja) * | 2018-04-26 | 2021-05-13 | 工機ホールディングス株式会社 | 打込機 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34879496A patent/JP3915156B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015153600A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ランプ及び照明装置 |
JPWO2019208103A1 (ja) * | 2018-04-26 | 2021-05-13 | 工機ホールディングス株式会社 | 打込機 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3915156B2 (ja) | 2007-05-16 |
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