JPH10184798A - エンジンにおけるバランサー軸支持構造 - Google Patents
エンジンにおけるバランサー軸支持構造Info
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- JPH10184798A JPH10184798A JP8340218A JP34021896A JPH10184798A JP H10184798 A JPH10184798 A JP H10184798A JP 8340218 A JP8340218 A JP 8340218A JP 34021896 A JP34021896 A JP 34021896A JP H10184798 A JPH10184798 A JP H10184798A
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- shaft
- engine
- crankshaft
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Links
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 10
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 abstract description 2
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/007—Other engines having vertical crankshafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランク軸を上下方向に配置した縦置きエン
ジンにおいてバランサー軸を合理的に配置する。 【解決手段】 上下方向に配置したクランク軸15の中
心を通る分割面31においてシリンダブロック6とクラ
ンクケース7とを分割し、クランクケース7側から挿入
したボルト32をシリンダブロック6に螺入することに
より、シリンダブロック6とクランクケース7とを一体
に締結する。左右一対の2次バランサー軸37,38を
クランクケース7ではなくシリンダブロック6に支持す
ることにより、クランクケース7をシリンダブロック6
に締結する前記ボルト32が両2次バランサー軸37,
38と干渉することを防止し、これにより両2次バラン
サー軸37,38のレイアウトの自由度を増加させる。
ジンにおいてバランサー軸を合理的に配置する。 【解決手段】 上下方向に配置したクランク軸15の中
心を通る分割面31においてシリンダブロック6とクラ
ンクケース7とを分割し、クランクケース7側から挿入
したボルト32をシリンダブロック6に螺入することに
より、シリンダブロック6とクランクケース7とを一体
に締結する。左右一対の2次バランサー軸37,38を
クランクケース7ではなくシリンダブロック6に支持す
ることにより、クランクケース7をシリンダブロック6
に締結する前記ボルト32が両2次バランサー軸37,
38と干渉することを防止し、これにより両2次バラン
サー軸37,38のレイアウトの自由度を増加させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
及びクランクケースの分割面に挟持したクランク軸を略
上下方向に配置してなるエンジンに関し、特に、そのバ
ランサー軸の支持構造に関する。
及びクランクケースの分割面に挟持したクランク軸を略
上下方向に配置してなるエンジンに関し、特に、そのバ
ランサー軸の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クランク軸を上下方向に配置した所謂縦
置きエンジンにおいて、バランサー軸をクランクケース
側(クランク軸を挟んでシリンダブロックと反対側)に
支持したものが、特開昭63−192918号公報、特
開平4−337143号公報により公知である。
置きエンジンにおいて、バランサー軸をクランクケース
側(クランク軸を挟んでシリンダブロックと反対側)に
支持したものが、特開昭63−192918号公報、特
開平4−337143号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
4−337143号公報に記載されている縦置きエンジ
ンは、シリンダブロック及びクランクケースの分割面に
クランク軸を挟持しているが、このようなエンジンにお
いてバランサー軸をクランクケース側に支持しようとす
ると、クランクケースをシリンダブロックに結合するボ
ルトが前記バランサー軸と干渉するため、前記ボルト及
びバランサー軸のレイアウトに制約が生じる問題があ
る。特に、バランサー軸がクランク軸の軸方向に長い場
合には前記問題が顕著になり、クランクケースの大型化
を招くことなくバランサー軸を配置するのが難しくなる
問題がある。
4−337143号公報に記載されている縦置きエンジ
ンは、シリンダブロック及びクランクケースの分割面に
クランク軸を挟持しているが、このようなエンジンにお
いてバランサー軸をクランクケース側に支持しようとす
ると、クランクケースをシリンダブロックに結合するボ
ルトが前記バランサー軸と干渉するため、前記ボルト及
びバランサー軸のレイアウトに制約が生じる問題があ
る。特に、バランサー軸がクランク軸の軸方向に長い場
合には前記問題が顕著になり、クランクケースの大型化
を招くことなくバランサー軸を配置するのが難しくなる
問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、クランク軸を上下方向に配置した所謂縦置きエンジ
ンにおいて、バランサー軸を合理的に配置することを目
的とする。
で、クランク軸を上下方向に配置した所謂縦置きエンジ
ンにおいて、バランサー軸を合理的に配置することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明では、クランクケース側
から挿入したボルトで該クランクケースをシリンダブロ
ックに締結する際に、略上下方向に配置したクランク軸
がシリンダブロック及びクランクケースの分割面に挟持
される。バランサー軸はシリンダブロックに略上下方向
に支持されるため、このバランサー軸を前記ボルトと干
渉することなく容易にレイアウトすることができる。
に、請求項1に記載された発明では、クランクケース側
から挿入したボルトで該クランクケースをシリンダブロ
ックに締結する際に、略上下方向に配置したクランク軸
がシリンダブロック及びクランクケースの分割面に挟持
される。バランサー軸はシリンダブロックに略上下方向
に支持されるため、このバランサー軸を前記ボルトと干
渉することなく容易にレイアウトすることができる。
【0006】また請求項2に記載された発明では、シリ
ンダブロックの上面から上方に突出するバランサー軸の
上端部とクランク軸の上端部とが動力伝達手段で接続さ
れ、クランク軸の駆動力がバランサー軸に伝達される。
動力伝達手段がシリンダブロックの外部に配置されるの
でメンテナンスが容易である。
ンダブロックの上面から上方に突出するバランサー軸の
上端部とクランク軸の上端部とが動力伝達手段で接続さ
れ、クランク軸の駆動力がバランサー軸に伝達される。
動力伝達手段がシリンダブロックの外部に配置されるの
でメンテナンスが容易である。
【0007】また請求項3に記載された発明では、動力
伝達手段がカバーで覆われて塵や海水から保護される。
伝達手段がカバーで覆われて塵や海水から保護される。
【0008】また請求項4に記載された発明では、換気
口によりカバーの内部の換気が行われため、動力伝達手
段の温度上昇を防止することができる。
口によりカバーの内部の換気が行われため、動力伝達手
段の温度上昇を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0010】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の2−2線
拡大断面図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図3の
4方向矢視図、図5は図2の5−5線断面図、図6は図
3の6−6線断面図、図7は作用の説明図である。
で、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の2−2線
拡大断面図、図3は図2の3方向矢視図、図4は図3の
4方向矢視図、図5は図2の5−5線断面図、図6は図
3の6−6線断面図、図7は作用の説明図である。
【0011】図1に示すように、船外機Oは、エクステ
ンションケース1の上部に結合されたマウントケース2
を備えており、このマウントケース2の上面に水冷直列
4気筒4サイクルエンジンEがクランク軸15を縦置き
に支持される。マウントケース2には上面が開放したア
ンダーケース3が結合されており、このアンダーケース
3の上部にエンジンカバー4が着脱自在に装着される。
マウントケース2の外側を覆うように、アンダーケース
3の下縁とエクステンションケース1の上端近傍の縁と
の間にアンダーカバー5が装着される。
ンションケース1の上部に結合されたマウントケース2
を備えており、このマウントケース2の上面に水冷直列
4気筒4サイクルエンジンEがクランク軸15を縦置き
に支持される。マウントケース2には上面が開放したア
ンダーケース3が結合されており、このアンダーケース
3の上部にエンジンカバー4が着脱自在に装着される。
マウントケース2の外側を覆うように、アンダーケース
3の下縁とエクステンションケース1の上端近傍の縁と
の間にアンダーカバー5が装着される。
【0012】エンジンEはシリンダブロック6、クラン
クケース7、シリンダヘッド8、ヘッドカバー9、下部
ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11を備えてお
り、シリンダブロック6及びクランクケース7の下面が
前記マウントケース2の上面に支持される。シリンダブ
ロック6に形成した4個のシリンダ12…にそれぞれピ
ストン13…が摺動自在に嵌合しており、各ピストン1
3…がコネクティングロッド14…を介して鉛直方向に
配置したクランク軸15に連接される。
クケース7、シリンダヘッド8、ヘッドカバー9、下部
ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11を備えてお
り、シリンダブロック6及びクランクケース7の下面が
前記マウントケース2の上面に支持される。シリンダブ
ロック6に形成した4個のシリンダ12…にそれぞれピ
ストン13…が摺動自在に嵌合しており、各ピストン1
3…がコネクティングロッド14…を介して鉛直方向に
配置したクランク軸15に連接される。
【0013】クランク軸15の下端にフライホイール1
6と共に連結された駆動軸17は、エクステンションケ
ース1の内部を下方に延び、その下端はギヤケース18
の内部に設けたベベルギヤ機構19を介して、後端にプ
ロペラ20を有するプロペラ軸21に接続される。ベベ
ルギヤ機構19の前部には、プロペラ軸21の回転方向
を切り換えるべくシフトロッド22の下端が接続され
る。
6と共に連結された駆動軸17は、エクステンションケ
ース1の内部を下方に延び、その下端はギヤケース18
の内部に設けたベベルギヤ機構19を介して、後端にプ
ロペラ20を有するプロペラ軸21に接続される。ベベ
ルギヤ機構19の前部には、プロペラ軸21の回転方向
を切り換えるべくシフトロッド22の下端が接続され
る。
【0014】マウントケース2に設けたアッパーマウン
ト23とエクステンションケース1に設けたロアマウン
ト24間にスイベル軸25が固定されており、このスイ
ベル軸25を回転自在に支持するスイベルケース26
が、船尾Sに装着されたスターンブラケット27にチル
ト軸28を介して上下揺動可能に支持される。
ト23とエクステンションケース1に設けたロアマウン
ト24間にスイベル軸25が固定されており、このスイ
ベル軸25を回転自在に支持するスイベルケース26
が、船尾Sに装着されたスターンブラケット27にチル
ト軸28を介して上下揺動可能に支持される。
【0015】マウントケース2の下面にはオイルパン2
9と排気管30とが結合される。排気管30からエクス
テンションケース1の内部空間に排出された排気ガス
は、ギヤケース18の内部空間及びプロペラ20のボス
部の内部を通過して水中に排出される。
9と排気管30とが結合される。排気管30からエクス
テンションケース1の内部空間に排出された排気ガス
は、ギヤケース18の内部空間及びプロペラ20のボス
部の内部を通過して水中に排出される。
【0016】図2から明らかなように、アンダーケース
3及びエンジンカバー4により画成されたエンジンルー
ム36に収納されたエンジンEは、クランク軸15と平
行に配置された2本の2次バランサー軸37,38と、
1本のカム軸39とを備える。2次バランサー軸37,
38はクランク軸15よりもシリンダヘッド8寄りのシ
リンダブロック6に支持され、またカム軸39はシリン
ダヘッド8とヘッドカバー9との合わせ面に支持され
る。
3及びエンジンカバー4により画成されたエンジンルー
ム36に収納されたエンジンEは、クランク軸15と平
行に配置された2本の2次バランサー軸37,38と、
1本のカム軸39とを備える。2次バランサー軸37,
38はクランク軸15よりもシリンダヘッド8寄りのシ
リンダブロック6に支持され、またカム軸39はシリン
ダヘッド8とヘッドカバー9との合わせ面に支持され
る。
【0017】クランク軸15の上端には、カム軸駆動プ
ーリ40、2次バランサー軸駆動プーリ41、発電機駆
動プーリ42及び冷却ファン43を一体化したプーリ組
立体44が固定される。カム軸39の上端に固定したカ
ム軸従動プーリ45と前記カム軸駆動プーリ40とが無
端ベルト46により接続される。カム軸駆動プーリ40
の直径はカム軸従動プーリ45の直径の2分の1に設定
されており、従ってカム軸39はクランク軸15の2分
の1の速度で回転する。ピン47で枢支されたアーム4
8の一端に設けられたテンションプーリ49が、スプリ
ング50の弾発力で無端ベルト46の外面に押し付けら
れており、これにより無端ベルト46に所定の張力が与
えられる。
ーリ40、2次バランサー軸駆動プーリ41、発電機駆
動プーリ42及び冷却ファン43を一体化したプーリ組
立体44が固定される。カム軸39の上端に固定したカ
ム軸従動プーリ45と前記カム軸駆動プーリ40とが無
端ベルト46により接続される。カム軸駆動プーリ40
の直径はカム軸従動プーリ45の直径の2分の1に設定
されており、従ってカム軸39はクランク軸15の2分
の1の速度で回転する。ピン47で枢支されたアーム4
8の一端に設けられたテンションプーリ49が、スプリ
ング50の弾発力で無端ベルト46の外面に押し付けら
れており、これにより無端ベルト46に所定の張力が与
えられる。
【0018】図2及び図5から明らかなように、シリン
ダブロック6に形成された4個のシリンダ12…を挟む
ように右2次バランサー軸37及び左2バランサー軸3
8が上下方向に配置される。シリンダブロック6の上面
にはバランサー軸支持部材69及び中間軸支持部材70
が結合されており、右2次バランサー軸37の上端がシ
リンダブロック6の上面から上方に突出して前記両支持
部材69,70の内部に延出するとともに、中間軸51
が中間軸支持部材70に回転自在に支持される。中間軸
支持部材70から上方に延出する中間軸51の上端には
2次バランサー軸従動プーリ52が固定され、また中間
軸51の下端に設けた中間ギヤ71が右2次バランサー
軸37の上端に設けた中間ギヤ72に噛合する。
ダブロック6に形成された4個のシリンダ12…を挟む
ように右2次バランサー軸37及び左2バランサー軸3
8が上下方向に配置される。シリンダブロック6の上面
にはバランサー軸支持部材69及び中間軸支持部材70
が結合されており、右2次バランサー軸37の上端がシ
リンダブロック6の上面から上方に突出して前記両支持
部材69,70の内部に延出するとともに、中間軸51
が中間軸支持部材70に回転自在に支持される。中間軸
支持部材70から上方に延出する中間軸51の上端には
2次バランサー軸従動プーリ52が固定され、また中間
軸51の下端に設けた中間ギヤ71が右2次バランサー
軸37の上端に設けた中間ギヤ72に噛合する。
【0019】右2次バランサー軸37は、3個のジャー
ナル部371 ,372 ,373 と、その回転軸から偏心
した2個のバランサーウエイト部374 ,375 とを備
えており、上側のジャーナル部371 が前記バランサー
軸支持部材69に支持されるともに、中央及び下側の2
個のジャーナル部372 ,373 が、シリンダブロック
6に形成したジャーナル支持部61 ,62 に回転自在に
支持される。
ナル部371 ,372 ,373 と、その回転軸から偏心
した2個のバランサーウエイト部374 ,375 とを備
えており、上側のジャーナル部371 が前記バランサー
軸支持部材69に支持されるともに、中央及び下側の2
個のジャーナル部372 ,373 が、シリンダブロック
6に形成したジャーナル支持部61 ,62 に回転自在に
支持される。
【0020】また、左2次バランサー軸38は3個のジ
ャーナル部381 ,382 ,383と、その回転軸から
偏心した2個のバランサーウエイト部384 ,385 と
を備えており、前記3個のジャーナル部381 ,3
82 ,383 がそれぞれシリンダブロック6に形成した
3個のジャーナル支持部63 〜65 に回転自在に支持さ
れる。シリンダブロック6の上面に設けたキャップ部材
73を貫通して上方に突出する左2次バランサー軸38
の上端に2次バランサー軸従動プーリ53が設けられて
おり、2次バランサー軸駆動プーリ41と一対の2次バ
ランサー軸従動プーリ52,53とが無端ベルト54に
より接続される。ピン55で枢支されたアーム56の一
端に設けられたテンションプーリ57が、スプリング5
8の弾発力で無端ベルト54の外面に押し付けられてお
り、これにより無端ベルト54に所定の張力が与えられ
る。而して、一対の2次バランサー軸37,38はクラ
ンク軸15の2倍の速度で相互に逆方向に回転する。
ャーナル部381 ,382 ,383と、その回転軸から
偏心した2個のバランサーウエイト部384 ,385 と
を備えており、前記3個のジャーナル部381 ,3
82 ,383 がそれぞれシリンダブロック6に形成した
3個のジャーナル支持部63 〜65 に回転自在に支持さ
れる。シリンダブロック6の上面に設けたキャップ部材
73を貫通して上方に突出する左2次バランサー軸38
の上端に2次バランサー軸従動プーリ53が設けられて
おり、2次バランサー軸駆動プーリ41と一対の2次バ
ランサー軸従動プーリ52,53とが無端ベルト54に
より接続される。ピン55で枢支されたアーム56の一
端に設けられたテンションプーリ57が、スプリング5
8の弾発力で無端ベルト54の外面に押し付けられてお
り、これにより無端ベルト54に所定の張力が与えられ
る。而して、一対の2次バランサー軸37,38はクラ
ンク軸15の2倍の速度で相互に逆方向に回転する。
【0021】図6から明らかなように、クランク軸15
の中心を通る分割面31においてシリンダブロック6と
クランクケース7とが結合されており、クランクケース
7側から挿入されたボルト32…をシリンダブロック6
に螺入することにより、シリンダブロック6とクランク
ケース7とが一体に締結される。両2次バランサー軸3
7,38はクランクケース7ではなくシリンダブロック
6に支持されているため、クランクケース7をシリンダ
ブロック6に締結する前記ボルト32…が両2次バラン
サー軸37,38と干渉する虞がなく、従って両2次バ
ランサー軸37,38のレイアウトの自由度が大幅に増
加する。
の中心を通る分割面31においてシリンダブロック6と
クランクケース7とが結合されており、クランクケース
7側から挿入されたボルト32…をシリンダブロック6
に螺入することにより、シリンダブロック6とクランク
ケース7とが一体に締結される。両2次バランサー軸3
7,38はクランクケース7ではなくシリンダブロック
6に支持されているため、クランクケース7をシリンダ
ブロック6に締結する前記ボルト32…が両2次バラン
サー軸37,38と干渉する虞がなく、従って両2次バ
ランサー軸37,38のレイアウトの自由度が大幅に増
加する。
【0022】クランクケース9には3本の油路71 〜7
3 が上下方向に形成されており、油路71 から水平方向
に分岐する油路74 によりクランク軸15が潤滑され、
油路72 ,73 から水平方向に分岐する油路75 ,
66 ;76 ,67 により両2次バランサー軸37,38
が潤滑される。
3 が上下方向に形成されており、油路71 から水平方向
に分岐する油路74 によりクランク軸15が潤滑され、
油路72 ,73 から水平方向に分岐する油路75 ,
66 ;76 ,67 により両2次バランサー軸37,38
が潤滑される。
【0023】図2に戻って、クランクケース7の上面に
2本のボルト59,59で固定したブラケット60に、
2本のボルト61,61で発電機62が支持される。発
電機62の回転軸63に固定した発電機従動プーリ64
と前記発電機駆動プーリ42とが無端ベルト65で接続
されており、クランク軸15により発電機62が駆動さ
れる。このように発電機62をエンジンEと別体に設け
たことにより、発電機をクランク軸15に設けたフライ
ホイールに組み込む場合に比べて、汎用の発電機62を
使用することが可能となってコスト上有利であり、しか
も発電機62の容量を容易に増加させることも可能であ
る。
2本のボルト59,59で固定したブラケット60に、
2本のボルト61,61で発電機62が支持される。発
電機62の回転軸63に固定した発電機従動プーリ64
と前記発電機駆動プーリ42とが無端ベルト65で接続
されており、クランク軸15により発電機62が駆動さ
れる。このように発電機62をエンジンEと別体に設け
たことにより、発電機をクランク軸15に設けたフライ
ホイールに組み込む場合に比べて、汎用の発電機62を
使用することが可能となってコスト上有利であり、しか
も発電機62の容量を容易に増加させることも可能であ
る。
【0024】カム軸39、2次バランサー軸37,38
及び発電機62を駆動する3本のベルト46,54,6
5は、下部ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11
により画成されたベルト室68の内部に収納される。下
部ベルトカバー10は発電機62の周囲を囲む開口部1
01 を備えるとともに、クランク軸15の右側の底壁に
複数のスリット102 …を備えており、これら開口部1
01 及びスリット10 2 …を介してベルト室68内に空
気が導入される。
及び発電機62を駆動する3本のベルト46,54,6
5は、下部ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11
により画成されたベルト室68の内部に収納される。下
部ベルトカバー10は発電機62の周囲を囲む開口部1
01 を備えるとともに、クランク軸15の右側の底壁に
複数のスリット102 …を備えており、これら開口部1
01 及びスリット10 2 …を介してベルト室68内に空
気が導入される。
【0025】図2〜図4を併せて参照すると明らかなよ
うに、エンジンカバー4の上部後面に左右一対のスリッ
ト状の空気取り入れ口41 ,41 (図2には左側のみ図
示)が形成されており、この空気取り入れ口41 ,41
の下縁から前方に延びるガイド板75がエンジンカバー
4の内面に固定される。従って、空気取り入れ口41,
41 から吸入された空気はエンジンカバー4の上壁とガ
イド板75とに挟まれた空間を通って前方に流れ、ガイ
ド板75の前縁からエンジンルーム36に流入する。ガ
イド板75の右側部には換気ダクト751 (図4参照)
が形成されており、その換気ダクト751 の下端が上部
ベルトカバー11の右側部に形成した開口111 に連通
するとともに、その上端がエンジンカバー4の上部右側
面に形成した開口42 に連通する。この換気ダクト75
1 により、下部ベルトカバー10及び下部ベルトカバー
11により囲まれたベルト室68が外気と連通して換気
が行われる。
うに、エンジンカバー4の上部後面に左右一対のスリッ
ト状の空気取り入れ口41 ,41 (図2には左側のみ図
示)が形成されており、この空気取り入れ口41 ,41
の下縁から前方に延びるガイド板75がエンジンカバー
4の内面に固定される。従って、空気取り入れ口41,
41 から吸入された空気はエンジンカバー4の上壁とガ
イド板75とに挟まれた空間を通って前方に流れ、ガイ
ド板75の前縁からエンジンルーム36に流入する。ガ
イド板75の右側部には換気ダクト751 (図4参照)
が形成されており、その換気ダクト751 の下端が上部
ベルトカバー11の右側部に形成した開口111 に連通
するとともに、その上端がエンジンカバー4の上部右側
面に形成した開口42 に連通する。この換気ダクト75
1 により、下部ベルトカバー10及び下部ベルトカバー
11により囲まれたベルト室68が外気と連通して換気
が行われる。
【0026】両2次バランサー軸37,38の上端及び
クランク軸15の上端はシリンダブロック6の上面から
ベルトカバー10,11により囲まれたベルト室68内
に突出し、そのベルト室68の内部において無端ベルト
54よりなる動力伝達手段により接続されるので、動力
伝達手段を塵や海水から保護することが可能になるばか
りか、動力伝達手段をシリンダブロック6の内部に収納
する場合に比べてメンテナンスが容易になる。しかもベ
ルト室68は換気口751 を介して外気との間で換気が
行われるため、動力伝達手段を効果的に冷却して温度上
昇を防止することができる。
クランク軸15の上端はシリンダブロック6の上面から
ベルトカバー10,11により囲まれたベルト室68内
に突出し、そのベルト室68の内部において無端ベルト
54よりなる動力伝達手段により接続されるので、動力
伝達手段を塵や海水から保護することが可能になるばか
りか、動力伝達手段をシリンダブロック6の内部に収納
する場合に比べてメンテナンスが容易になる。しかもベ
ルト室68は換気口751 を介して外気との間で換気が
行われるため、動力伝達手段を効果的に冷却して温度上
昇を防止することができる。
【0027】図2から明らかなように、一対の2次バラ
ンサー軸従動プーリ52,53間に掛け渡された無端ベ
ルト54に当接するテンションプーリ57と、カム軸3
9駆動用の無端ベルト46のテンションプーリ49とは
上下方向に略重ね合わされて配置され、且つシリンダブ
ロック6に設けられたシリンダ12…の軸線Lに対して
右方向に偏倚した位置に配置される。前記軸線Lに対し
て左方向に偏倚した位置には、船外機Oを吊り下げる際
に使用されるエンジンハンガー66が2本のボルト6
7,67により固定される。エンジンハンガー66は両
2次バランサー軸37,38駆動用の無端ベルト54の
ループの外側に配置され、且つカム軸39の無端ベルト
46の上方を跨ぐように配置される。
ンサー軸従動プーリ52,53間に掛け渡された無端ベ
ルト54に当接するテンションプーリ57と、カム軸3
9駆動用の無端ベルト46のテンションプーリ49とは
上下方向に略重ね合わされて配置され、且つシリンダブ
ロック6に設けられたシリンダ12…の軸線Lに対して
右方向に偏倚した位置に配置される。前記軸線Lに対し
て左方向に偏倚した位置には、船外機Oを吊り下げる際
に使用されるエンジンハンガー66が2本のボルト6
7,67により固定される。エンジンハンガー66は両
2次バランサー軸37,38駆動用の無端ベルト54の
ループの外側に配置され、且つカム軸39の無端ベルト
46の上方を跨ぐように配置される。
【0028】このように、両2次バランサー軸37,3
8駆動用の無端ベルト54をシリンダブロック6の上面
に配置したことにより該シリンダブロック6の上面のス
ペースに余裕がなくなっても、テンションプーリ49,
57とエンジンハンガー66とをシリンダ12…の軸線
Lの左右に振り分けて配置したことにより、少ないスペ
ースを有効利用してシリンダブロック6の小型化を図る
ことができる。また両2次バランサー軸37,38駆動
用の無端ベルト54のテンションプーリ57と、カム軸
39駆動用の無端ベルト46のテンションプーリ49と
を上下方向に略重ね合わせて配置したことによっても、
スペースの有効利用が図られる。
8駆動用の無端ベルト54をシリンダブロック6の上面
に配置したことにより該シリンダブロック6の上面のス
ペースに余裕がなくなっても、テンションプーリ49,
57とエンジンハンガー66とをシリンダ12…の軸線
Lの左右に振り分けて配置したことにより、少ないスペ
ースを有効利用してシリンダブロック6の小型化を図る
ことができる。また両2次バランサー軸37,38駆動
用の無端ベルト54のテンションプーリ57と、カム軸
39駆動用の無端ベルト46のテンションプーリ49と
を上下方向に略重ね合わせて配置したことによっても、
スペースの有効利用が図られる。
【0029】エンジンカバー4を取り外すと上部ベルト
カバー11の上面にエンジンハンガー66が露出するた
め、図7に示すようにエンジンハンガー66にチェーン
ブロックやクレーンのフックF係合させて船外機Oを吊
り上げることができる。このときエンジンハンガー66
の位置は、船外機Oの重心位置CGよりも僅かに後方に
配置されているため、吊り下げられたた船外機Oは鉛直
線VLに対して所定角度α(例えば、5°程度)前のめ
りに傾斜し、船尾Sにスターンブラケット27を固定す
る作業、或いは船尾Sからスターンブラケット27を取
り外す作業を容易に行うことができる。
カバー11の上面にエンジンハンガー66が露出するた
め、図7に示すようにエンジンハンガー66にチェーン
ブロックやクレーンのフックF係合させて船外機Oを吊
り上げることができる。このときエンジンハンガー66
の位置は、船外機Oの重心位置CGよりも僅かに後方に
配置されているため、吊り下げられたた船外機Oは鉛直
線VLに対して所定角度α(例えば、5°程度)前のめ
りに傾斜し、船尾Sにスターンブラケット27を固定す
る作業、或いは船尾Sからスターンブラケット27を取
り外す作業を容易に行うことができる。
【0030】次に、図2〜図4に基づいてエンジンEの
吸気系及び燃料供給系の構造を説明する。
吸気系及び燃料供給系の構造を説明する。
【0031】クランクケース7の前面に吸気サイレンサ
ー76が3本のボルト77…で固定される。吸気サイレ
ンサー76は箱状の本体部78と、この本体部78の左
側面に結合されるダクト部79とから構成される。ダク
ト部79は、その下端に下向きに開口する吸気開口79
1 を備えるとともに、その上端に本体部78の内部空間
に連通する連通孔792 を備える。吸気サイレンサー7
6の本体部78の右側面に配置されたスロットルボディ
80は、可撓性を有する短い吸気ダクト35を介して前
記本体部78に接続される。
ー76が3本のボルト77…で固定される。吸気サイレ
ンサー76は箱状の本体部78と、この本体部78の左
側面に結合されるダクト部79とから構成される。ダク
ト部79は、その下端に下向きに開口する吸気開口79
1 を備えるとともに、その上端に本体部78の内部空間
に連通する連通孔792 を備える。吸気サイレンサー7
6の本体部78の右側面に配置されたスロットルボディ
80は、可撓性を有する短い吸気ダクト35を介して前
記本体部78に接続される。
【0032】スロットルボディ80は、次に述べる吸気
マニホールド85に接続固定される。エルボ81と、サ
ージタンク82と、4本の吸気管83a,83b,83
c,83dと、取付フランジ84とを一体に備えた吸気
マニホールド85がエンジンEの右側面に沿うように配
置される。エルボ81は、吸気の流れをクランクケース
7の前面に沿う流れからクランクケース7の右側面に沿
う流れへと略90°変えるものであり、可撓性を有する
ダクトであっても良いが、本実施例ではスロットルボデ
ィ80の支持固定のために前記サージタンク82、吸気
管83a,83b,83c,83d及び取付フランジ8
4と一体になっている。
マニホールド85に接続固定される。エルボ81と、サ
ージタンク82と、4本の吸気管83a,83b,83
c,83dと、取付フランジ84とを一体に備えた吸気
マニホールド85がエンジンEの右側面に沿うように配
置される。エルボ81は、吸気の流れをクランクケース
7の前面に沿う流れからクランクケース7の右側面に沿
う流れへと略90°変えるものであり、可撓性を有する
ダクトであっても良いが、本実施例ではスロットルボデ
ィ80の支持固定のために前記サージタンク82、吸気
管83a,83b,83c,83d及び取付フランジ8
4と一体になっている。
【0033】吸気マニホールド85のエルボ81及びサ
ージタンク82の接続部分は、サージタンク82の上端
及び下端よりも上下方向に小さい寸法形状になってお
り、この部分でボルト861 ,861 ;862 ,862
と、ルーズ孔を有する2個のブラケット863 ,863
とによりクランクケース7の右側壁に固定され、更に取
付フランジ84が複数本のボルト87…でシリンダヘッ
ド8の右側面に固定される。
ージタンク82の接続部分は、サージタンク82の上端
及び下端よりも上下方向に小さい寸法形状になってお
り、この部分でボルト861 ,861 ;862 ,862
と、ルーズ孔を有する2個のブラケット863 ,863
とによりクランクケース7の右側壁に固定され、更に取
付フランジ84が複数本のボルト87…でシリンダヘッ
ド8の右側面に固定される。
【0034】ヘッドカバー9の後面には2個の低圧燃料
ポンプ88,88が並列に設けられており、これら低圧
燃料ポンプ88,88によって船内に設けた燃料タンク
(図示せず)からシリンダブロック6の右側面に設けた
サブタンク89に燃料が供給される。サブタンク89の
内部には、その燃料液面を調整するフロート弁90と、
高圧燃料ポンプ91とが収納されており、高圧燃料ポン
プ91により加圧された燃料は高圧フィルター92を経
て燃料レール93の下端に供給される。吸気マニホール
ド85の取付フランジ84には4個のシリンダ12…に
対応して4個の燃料噴射弁94…が設けられており、こ
れら燃料噴射弁94…は前記燃料レール93から燃料を
供給される。燃料レール93の上端に設けられたレギュ
レータ95は燃料噴射弁94…に供給される燃料の圧力
を調整するとともに、余剰の燃料をサブタンク89に還
流させる。
ポンプ88,88が並列に設けられており、これら低圧
燃料ポンプ88,88によって船内に設けた燃料タンク
(図示せず)からシリンダブロック6の右側面に設けた
サブタンク89に燃料が供給される。サブタンク89の
内部には、その燃料液面を調整するフロート弁90と、
高圧燃料ポンプ91とが収納されており、高圧燃料ポン
プ91により加圧された燃料は高圧フィルター92を経
て燃料レール93の下端に供給される。吸気マニホール
ド85の取付フランジ84には4個のシリンダ12…に
対応して4個の燃料噴射弁94…が設けられており、こ
れら燃料噴射弁94…は前記燃料レール93から燃料を
供給される。燃料レール93の上端に設けられたレギュ
レータ95は燃料噴射弁94…に供給される燃料の圧力
を調整するとともに、余剰の燃料をサブタンク89に還
流させる。
【0035】図2から明らかなように、吸気マニホール
ド85内を流れる空気は燃料噴射弁94…から噴射され
た燃料と混合し、シリンダヘッド8に形成した吸気ポー
ト8 1 から燃焼室82 に供給され、排気ガスは排気ポー
ト83 から排気通路84 を経て前記排気管30(図1参
照)に排出される。排気通路84 は、シリンダブロック
6の右側面に配置した吸気マニホールド85と反対側の
シリンダブロック6の左側部に上下方向に形成される。
ド85内を流れる空気は燃料噴射弁94…から噴射され
た燃料と混合し、シリンダヘッド8に形成した吸気ポー
ト8 1 から燃焼室82 に供給され、排気ガスは排気ポー
ト83 から排気通路84 を経て前記排気管30(図1参
照)に排出される。排気通路84 は、シリンダブロック
6の右側面に配置した吸気マニホールド85と反対側の
シリンダブロック6の左側部に上下方向に形成される。
【0036】エンジンルーム36の内部には、更に電装
ボックス96及びカートリッジ型オイルフィルター97
が配置される。電装ボックス96はシリンダブロック6
及びクランクケース7の左側面に沿って配置されてお
り、その前後方向寸法及び上下方向寸法に比べて左右方
向の寸法が小さく形成されており、シリンダブロック6
及びクランクケース7とエンジンカバー4の内面との間
の狭い空間にコンパクトに収納される。またクランクケ
ース7の前面に設けられたカートリッジ型オイルフィル
ター97は、発電機62に対してクランク軸15の軸方
向下側に配置され、且つクランク軸15を挟んで左右に
振り分けて配置されており、これによりエンジンルーム
36の前部空間の有効利用が図られる。
ボックス96及びカートリッジ型オイルフィルター97
が配置される。電装ボックス96はシリンダブロック6
及びクランクケース7の左側面に沿って配置されてお
り、その前後方向寸法及び上下方向寸法に比べて左右方
向の寸法が小さく形成されており、シリンダブロック6
及びクランクケース7とエンジンカバー4の内面との間
の狭い空間にコンパクトに収納される。またクランクケ
ース7の前面に設けられたカートリッジ型オイルフィル
ター97は、発電機62に対してクランク軸15の軸方
向下側に配置され、且つクランク軸15を挟んで左右に
振り分けて配置されており、これによりエンジンルーム
36の前部空間の有効利用が図られる。
【0037】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0038】例えば、実施例では船外機O用のエンジン
Eを例示したが、本発明は船外機以外の用途のエンジン
に対しても適用することが可能である。
Eを例示したが、本発明は船外機以外の用途のエンジン
に対しても適用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、クランク軸に接続されて駆動されるバラン
サー軸をシリンダブロックに略上下方向に支持したの
で、クランクケース側から挿入したボルトで該クランク
ケースをシリンダブロックに締結する際に、前記ボルト
がバランサー軸と干渉する虞がないために該バランサー
軸のレイアウトの自由度が増加する。
明によれば、クランク軸に接続されて駆動されるバラン
サー軸をシリンダブロックに略上下方向に支持したの
で、クランクケース側から挿入したボルトで該クランク
ケースをシリンダブロックに締結する際に、前記ボルト
がバランサー軸と干渉する虞がないために該バランサー
軸のレイアウトの自由度が増加する。
【0040】また請求項2に記載された発明によれば、
バランサー軸の上端部及びクランク軸の上端部をシリン
ダブロックの上面から上方に突出させ、これらバランサ
ー軸及びクランク軸の突出部を動力伝達手段で接続した
ので、動力伝達手段をシリンダブロックの外部に配置し
てメンテナンスを容易化することができる。
バランサー軸の上端部及びクランク軸の上端部をシリン
ダブロックの上面から上方に突出させ、これらバランサ
ー軸及びクランク軸の突出部を動力伝達手段で接続した
ので、動力伝達手段をシリンダブロックの外部に配置し
てメンテナンスを容易化することができる。
【0041】また請求項3に記載された発明によれば、
動力伝達手段をカバーで覆ったことにより、動力伝達手
段を塵や海水から保護することができる。
動力伝達手段をカバーで覆ったことにより、動力伝達手
段を塵や海水から保護することができる。
【0042】また請求項4に記載された発明によれば、
カバーに換気口を設けたことにより、カバーの内部の換
気を行って動力伝達手段の温度上昇を防止することがで
きる。
カバーに換気口を設けたことにより、カバーの内部の換
気を行って動力伝達手段の温度上昇を防止することがで
きる。
【図1】船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】作用の説明図
6 シリンダブロック 7 クランクケース 10 下部ベルトカバー(カバー) 11 上部ベルトカバー(カバー) 15 クランク軸 31 分割面 32 ボルト 37 右2次バランサー軸(バランサー軸) 38 左2次バランサー軸(バランサー軸) 54 無端ベルト(動力伝達手段) 751 換気ダクト(換気口)
Claims (4)
- 【請求項1】 略上下方向に配置したクランク軸(1
5)をシリンダブロック(6)及びクランクケース
(7)の分割面(31)に挟持し、クランクケース
(7)側から挿入したボルト(32)で該クランクケー
ス(7)をシリンダブロック(6)に締結してなるエン
ジンにおいて、 前記クランク軸(15)に接続されて駆動されるバラン
サー軸(37,38)を前記シリンダブロック(6)に
略上下方向に支持したことを特徴とする、エンジンにお
けるバランサー軸支持構造。 - 【請求項2】 前記バランサー軸(37,38)の上端
部及び前記クランク軸(15)の上端部をシリンダブロ
ック(6)の上面から上方に突出させ、これらバランサ
ー軸(37,38)及びクランク軸(15)の突出部を
動力伝達手段(54)で接続したことを特徴とする、請
求項1記載のエンジンにおけるバランサー軸支持構造。 - 【請求項3】 前記動力伝達手段(54)をカバー(1
0,11)で覆ったことを特徴とする、請求項2記載の
エンジンにおけるバランサー軸支持構造。 - 【請求項4】 前記カバー(10,11)に換気口(7
51 )を設けたことを特徴とする、請求項3記載のエン
ジンにおけるバランサー軸支持構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340218A JPH10184798A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | エンジンにおけるバランサー軸支持構造 |
PCT/JP1997/004701 WO1998027363A1 (fr) | 1996-12-19 | 1997-12-19 | Structure de support du volant du vilebrequin d'un moteur et suspension de moteur hors-bord |
CA002274514A CA2274514C (en) | 1996-12-19 | 1997-12-19 | Balancer shaft support structure in engine and engine hanger device in outboard engine |
US09/297,088 US6234133B1 (en) | 1996-12-19 | 1997-12-19 | Balancer shaft support structure in engine and engine hanger device in outboard engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8340218A JPH10184798A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | エンジンにおけるバランサー軸支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10184798A true JPH10184798A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18334831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8340218A Pending JPH10184798A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | エンジンにおけるバランサー軸支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10184798A (ja) |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP8340218A patent/JPH10184798A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050608 |