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JPH10181864A - 物品搬送車 - Google Patents

物品搬送車

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Publication number
JPH10181864A
JPH10181864A JP34689096A JP34689096A JPH10181864A JP H10181864 A JPH10181864 A JP H10181864A JP 34689096 A JP34689096 A JP 34689096A JP 34689096 A JP34689096 A JP 34689096A JP H10181864 A JPH10181864 A JP H10181864A
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JP
Japan
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bumper
guide rail
article
guided
transport vehicle
Prior art date
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Application number
JP34689096A
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English (en)
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JP3402432B2 (ja
Inventor
Haruhiro Watanabe
治宏 渡邉
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP34689096A priority Critical patent/JP3402432B2/ja
Publication of JPH10181864A publication Critical patent/JPH10181864A/ja
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Publication of JP3402432B2 publication Critical patent/JP3402432B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行径路横側方の床面上に設置された案内レ
ールに接触案内される自走式の物品搬送車において、車
体の走行方向前方に車体の全幅にわたるバンパを設ける
ことができ、そのバンパが備えている障害物検出手段に
よって確実に障害物を検出することのできる物品搬送車
の提供。 【解決手段】 物品搬送車Tの走行径路の横側方に沿っ
て床面上に設置された案内レール8に接触案内される被
案内部17,18を備え、被案内部17,18により案
内レール8に案内されながら走行する自走式の物品搬送
車Tであって、物品搬送車Tの車体11の走行方向前方
に障害物との接当を検出する障害物検出手段を備えたバ
ンパ46を設け、バンパ46の案内レール8側部分の下
面を、案内レール8との干渉を避けるために案内レール
8の上面よりも上方に位置させてある物品搬送車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品搬送車の走行
径路の横側方に沿って床面上に設置された案内レールに
接触案内される被案内部を備え、その被案内部により前
記案内レールに案内されながら走行する自走式の物品搬
送車に関する。
【0002】
【従来の技術】このような物品搬送車は、例えば自動倉
庫などで使用され、床面上に設置された案内レールに沿
って床面上や床面に設置のレール上を自走しながら物品
を搬送するもので、一般にその車体の走行方向前方に
は、障害物との接当を検出する障害物検出手段を備えた
バンパが設けられ、そのバンパが障害物を検出するに伴
って走行を停止するように構成されている。ところで、
その物品搬送車に対する障害物は、ほとんど床面上に置
かれていることが多いため、従来においては、そのバン
パを床面に近い箇所に設けており、また、床面上に設置
する案内レールについても、他物の邪魔になるのを回避
するためや施工面での有利さなどから、できるだけ床面
に近接して設置する傾向があり、そのために下記のよう
な不都合があった。
【0003】すなわち、物品搬送車側のバンパと床面上
に設置の案内レールとが、共に床面に近接して設けられ
ていたので、図13の(イ)に示すように、案内レール
8が物品搬送車T側にカーブしている箇所においては、
バンパ46Aが案内レール8の横側面に接当する虞れが
あった。そこで、従来においては、図13の(イ)に示
すように、案内レール8と干渉し合う虞れのある部分
(図中、二点鎖線で示す部分)を切除し、バンパ46A
を車体11の横幅よりも短くしていたのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、図13の
(ロ)に実線で示すように、案内レール8が直線の箇所
や、同図に二点鎖線で示すように、案内レール8が物品
搬送車Tとは逆の側にカーブしている箇所においては、
物品搬送車Tの車体11の案内レール8側の前方にバン
パ46Aのない部分が存在し、この部分に障害物がある
場合には、障害物の検出が不可能となる虞れがあった。
【0005】本発明は、このような従来の欠点を解消す
るもので、その目的は、車体の走行方向前方に車体の全
幅にわたるバンパを設けることができ、そのバンパが備
えている障害物検出手段によって確実に障害物を検出す
ることのできる物品搬送車の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、床面上に設置の案
内レールに案内されながら走行する物品搬送車の車体の
走行方向前方に障害物との接当を検出する障害物検出手
段を備えたバンパを設け、そのバンパの案内レール側部
分の下面を、案内レールとの干渉を避けるために案内レ
ールの上面よりも上方に位置させるものであるから、案
内レールが物品搬送車側にカーブしている箇所において
は、その物品搬送車に設けたバンパが案内レールの上方
に位置することになり、バンパの案内レール横側面への
接当が回避される。したがって、障害物検出手段を備え
たバンパを物品搬送車の車体横幅方向の全幅にわたって
設けることができ、物品搬送車の走行時における車体に
対する障害物を確実に検出することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、物品搬送
車が床面上を直接走行するものであるから、床面に設け
る走行用のレールが不要となり、フォークリフトの走行
や作業者の歩行の邪魔になるようなこともなく、また、
施工費の低減をも図ることができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、物品搬送
車の車体に床面と接触して回転する1個の駆動輪と2個
の従動輪を設けるものであるから、物品搬送車が走行す
る床面に凹凸があっても、車体を走行駆動する駆動輪
も、また、両従動輪のいずれもが、確実に床面に接触す
ることになり、床面の凹凸にかかわらず車体を安定良く
走行させることができる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、前記駆動
輪と従動輪のうち、1個の駆動輪を車体の左右方向の中
心に対して前記被案内部側に偏位して設けるものである
から、物品搬送車を案内する案内レールと駆動輪との距
離が比較的短くなり、物品搬送車の旋回半径を小さくす
ることができ、このように物品搬送車の旋回半径を小さ
くしても、上述のようにバンパの案内レール横側面への
接当を確実に回避して、車体全幅にわたる障害物を確実
に検出することができる。他方、2個の従動輪を車体の
左右方向の中心に対して被案内部と反対側に偏位し、か
つ、車体の前後方向に位置をずらせて設けることによ
り、1個の駆動輪と2個の従動輪との距離を長くして、
車体を安定良く走行させることができる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、バンパの
案内レール側の端部を案内レールの上方にまで延出し、
車体の走行方向の前方から見て前記被案内部を覆うよう
に構成するものであるから、車体の全幅にわたる障害物
を検出し得るのみならず、車体から案内レール側に突出
する被案内部に対する障害物をも検出することができ、
被案内部に対する障害物の接当をも回避することができ
る。
【0011】請求項6に記載の発明によれば、バンパを
構成するバンパ本体が弾性変形可能であるため、例え障
害物に接当しようとも、その接当時の衝撃を緩和するこ
とができ、さらに、そのバンパ本体の裏面にバンパ支持
体を取り付け、そのバンパ支持体を介してバンパ本体を
ベースプレートに保持させるとともに、そのバンパ支持
体をバンパ本体よりも弾性変形し易く構成して、そのバ
ンパ支持体によりバンパ本体の裏面とベースプレートと
の間に空間を形成し、その空間内に前記障害物検出手段
を位置させるものであるから、例え小さな衝撃に対して
もバンパ支持体の弾性変形によってバンパ本体がベース
プレート側に移動することになり、その移動力や移動量
を利用して障害物を検出することで、バンパに対する障
害物の接当を確実に検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による物品搬送車を自動倉
庫における物品の搬送に適用する場合の実施の形態を図
面に基づいて説明する。この物品搬送車を使用する自動
倉庫は、図1に示すように、各種の物品AをパレットP
に載置した状態で収納保管する物品収納棚1を複数個備
え、間口を相対向させた物品収納棚1の間に、昇降台や
フォークをなどを有するスタッカークレーン2がレール
3に沿って移動可能に設けられている。各物品収納棚1
の前面側には、搬入リフタ4a、コンベヤ4b、移載リ
フタ4cからなる搬入装置4と、搬出リフタ5a、コン
ベヤ5b、移載リフタ5cからなる搬出装置5とが交互
に配設されている。
【0013】前記搬入装置4や搬出装置5に対して物品
収納棚1の反対側には、物品搬入部6と物品搬出部7が
設けられ、これら物品搬入部6と物品搬出部7、ならび
に、各搬入装置4と搬出装置5との間には、物品搬送車
Tの走行径路に沿うループ状の案内レール8が配設さ
れ、その案内レール8に沿って操向案内されながら自走
する物品搬送車Tが設けられている。前記物品搬入部6
の近くには、物品AをパレットPに載せたままで物品搬
入部6に供給する入庫コンベヤ9が、また、物品搬出部
7の近くには、物品AをパレットPに載せたままで物品
搬出部7から出庫箇所にまで搬送する出庫コンベヤ10
が配設されている。
【0014】そして、物品Aを物品収納棚1に収納する
際には、入庫コンベヤ9によって物品搬入部6に供給さ
れた物品AをパレットPに載せたまま物品搬送車Tに移
載し、その物品搬送車Tが、いずれかの搬入装置4にま
で物品Aを搬送し、その搬入装置4の移載リフタ4c上
にパレットPごと移載する。すると、搬入装置4が、物
品AをパレットPごと移載リフタ4cからコンベヤ4b
によって搬入リフタ4aにまで搬送し、この搬入リフタ
4aがスタッカークレーン2上に移載し、その後、スタ
ッカークレーン2が、物品Aを収納するべき物品収納棚
1の所定の収納部にまで搬送してパレットPごと移載収
納するように構成されている。
【0015】物品Aを取り出す際には、図外の制御装置
からの情報に基づいて、スタッカークレーン2が、取り
出すべき物品Aが収納されている物品収納棚1の収納部
にまで移動して物品AをパレットPごと取り出して搬送
し、搬出装置5の搬出リフタ5a上に移載する。する
と、搬出装置5が、物品AをパレットPごと搬出リフタ
5aからコンベヤ5bによって移載リフタ5cにまで搬
送し、この移載リフタ5cが物品搬送車Tに移載する。
その後、物品搬送車Tが、物品搬出部7にまで搬送して
パレットPごと移載し、出庫コンベヤ10が、物品搬出
部7から出庫箇所にまで搬送するように構成されてい
る。
【0016】前記物品搬送車Tは、図2および図3に示
すように、その車体11が、前後方向に配設された左右
一対のメインフレーム11a,11bと、両メインフレ
ーム11a,11bの前端部を連結する前連結フレーム
11cと、両メインフレーム11a,11bの後端部を
連結する後連結フレーム11dとによって構成されてい
る。その車体11の左側メインフレーム11aの前後方
向中間部の下側には、床面Bに接触して回転する1個の
走行用の駆動輪12が取り付けられ、同じ左側メインフ
レーム11aに取り付けられた電動モータM1によって
回転駆動されるように構成され、右側メインフレーム1
1bの前端側と後端側の下側には、床面Bに接触して遊
転する2個の従動輪13が、また、左側メインフレーム
11aの前記駆動輪12よりも車体前方側と車体後方側
との下側には、それぞれ2個の補助輪14が取り付けら
れ、車体11の左右方向の中心CLに対し、1個の駆動
輪12と2個の補助輪14とが車体11の左側に偏位
し、2個の従動輪13が右側に偏位して設けられてい
る。
【0017】車体11の左側メインフレーム11aの前
後には、車体11の横外側に延出するガイドアーム15
が設けられ、各ガイドアーム15には、車体上下方向の
軸芯P1周りで回転可能な支持体16が取り付けられ、
各支持体16には、被案内部としての左右一対のガイド
ローラ17,18が前後に2組回転自在に取り付けられ
ている。これら前後一対のガイドローラ17,18は、
左側メインフレーム11aから延出されたガイドカバー
19によって覆われ、また、両メインフレーム11a,
11bの前後の上面間にわたっては、コンベヤケース2
0が取り付けられ、各コンベヤケース20には、搬送ガ
イド21が取り付けられるとともに、チェンコンベヤ2
2が設けられていて、各コンベヤケース20に取り付け
られた電動モータM2によって正逆回転駆動されるよう
に構成されている。
【0018】車体11の右側メインフレーム11bに
は、前記駆動輪12を駆動する電動モータM1やチェン
コンベヤ22を駆動する電動モータM2に電力供給する
とともにこれらの制御を行う電源部23が設けられ、電
動モータM2によるチェンコンベヤ22の正逆回動駆動
によって、物品Aを載せたパレットPを移載リフタ5c
や物品搬入部6から車体11上に搬入移載したり、移載
リフタ4cや物品搬出部7に搬出移載し得るように構成
されている。電動モータM1によって駆動される駆動輪
12は、図4に示すように、その駆動輪12の車軸24
が、左側メインフレーム11aの下面に固定された車軸
ケース25によって車体横方向の軸芯Y周りに回転のみ
自在に支持された非操舵輪に構成され、車体11の左右
方向での中心CLに対してガイドローラ17,18が位
置する側に偏位している。
【0019】前記従動輪13は、図5に示するように、
車軸26に相対回転自在に取り付けられた一対の遊転輪
体13aからなり、車軸26を支持する車輪支持部材2
7が、右側メインフレーム11bに固定の従動輪支持具
28に対してベアリングを介して支持され、車体11に
対して車体上下方向の軸芯X1周りで回動可能に構成さ
れている。さらに、前記車軸26が、支持ピン29を介
して車輪支持部材27に支持されていて、一対の遊転輪
体13aが、上下方向軸芯X1に直交する軸芯周りにも
回動可能に構成されている。したがって、車体11の前
後に位置する従動輪13は、車体11の走行向き変更に
際して軸芯X1周りで旋回するキャスタ輪機能を備え、
かつ、車体11の左右傾斜に際して支持ピン29の軸芯
周りで傾斜して床面上に確実に接触するローリング機能
を備えている。
【0020】前記補助輪14は、図6に示するように、
車輪側支持体30に回転自在に支持され、その車輪側支
持体30が、左側メインフレーム11aに対して車体上
下方向の軸芯X2周りに旋回可能に取り付けられた車体
側支持体31に連結ピン32を介して連結されてキャス
タ車輪に構成されている。さらに、各補助輪14は、車
輪側支持体30と車体側支持体31との間に介装のスプ
リング33によって連結ピン32の軸芯を中心として下
方に押圧されるとともに、連結ピン32の軸芯周りで上
下に揺動可能に構成されている。前記車輪側支持体30
の上面には、当り部30aが突設され、その当り部30
aが、車体側支持体31に螺合されたストッパボルト3
4に当接し得るように構成され、車体11の前後への傾
斜に伴って、前後の補助輪14が連結ピン32の軸芯周
りで上下揺動し、上限に達すると、当り部30aがスト
ッパボルト34に当接して、それ以上の傾斜を阻止する
ように構成されている。
【0021】前記ガイドローラ17,18は、図7およ
び図8に示するように、支持体16に設けられた4本の
ローラ支軸35に回転可能に取り付けられ、その支持体
16が、ガイドアーム15の延出端側に回転自在に設け
られた回転支軸36に取り付けられて上述した軸芯P1
周りで回転し得るように構成されている。ガイドアーム
15の基端部には、長孔15aが設けられ、その長孔1
5a内に左側メインフレーム11aの下面に固定のガイ
ドブラケット37に取り付けられた連結ピン37aが挿
通され、図8の実線で示すように、4個のガイドローラ
17,18が車体11から横外側に突出し、案内レール
8に上方から装着して接触作用する下降使用状態と、図
8の二点鎖線で示すように、4個のガイドローラ17,
18が案内レール8から上方に抜け出る上昇格納状態と
に切り換え可能に構成されている。
【0022】そして、前記下降使用状態において、ガイ
ドブラケット37に対してガイドアーム15を固定する
複数本のロックボルト38が設けられ、その固定した下
降使用状態においては、ガイドローラ17,18を支持
する支持体16のガイドアーム15に対する回転軸芯P
1が案内レール8の直上方に位置し、外側の2個のガイ
ドローラ17が案内レール8の左側面に、内側の2個の
ガイドローラ18が案内レール8の右側面にそれぞれ接
触し、駆動輪12の駆動推進に伴って、物品搬送車Tが
案内レール8に沿って操向案内されながら、床面B上を
走行するように構成されている。
【0023】その案内レール8は、図8に示すように、
床面B上に立設された複数本の支持台39にボルト・ナ
ット40により固定され、案内レール8の上面が物品搬
送車Tの前後の連結フレーム11c,11dの下面より
も下方に位置する状態で、床面Bからほぼ一定の高さに
敷設されている。案内レール8の上面には、物品搬送車
Tに対して位置情報などを指示する帯状のマグネット4
1が左右一対設けられ、車体後方側の支持体16に設け
られた左右一対の磁気センサ42による検知に基づい
て、物品搬送車Tを曲線径路部分において低速走行さ
せ、直線径路部分において高速走行させるように構成さ
れている。前記支持台39の物品搬送車T側の側面間に
わたっては、物品搬送車Tに対して電力を供給するため
の給電レール43が取り付けられ、その給電レール43
から電力供給を受けるための集電子44が物品搬送車T
側に設けられている。その集電子44は、前方側のガイ
ドブラケット37から延出された集電アーム45に取り
付けられ、常時給電レール43に接触して駆動用電力を
受け取り、電源部23を介して電動モータM1,M2に
給電するように構成されている。
【0024】そして、物品搬送車Tの前連結フレーム1
1cの前面と後連結フレーム11dの後面には、車体1
1の横幅とほぼ同じか、それよりも多少長い合成樹脂製
のバンパ46が、平面視において物品搬送車Tの最前面
と最後面とに位置する状態でそれぞれ取り付けられてい
る。各バンパ46は、図9〜図11に示すように、前面
側が円形に湾曲した弾性変形可能な比較的硬いネオプレ
ン製のバンパ本体47と、そのバンパ本体47の裏面に
接着剤にて貼着された比較的柔らかいスポンジ製のバン
パ支持体48とを備え、そのバンパ支持体48が板金製
のベースプレート49に接着剤にて貼着されている。前
記バンパ支持体48は、断面が矩形の帯状のもので、そ
の帯状のバンパ支持体48をバンパ本体47の裏面周囲
に貼着することで、バンパ本体47の裏面には、周囲を
バンパ支持体48で囲まれた空間が形成され、その空間
内にベースプレート49に接着剤で貼着された障害物検
出手段としての帯状のベルトスイッチ50が、バンパ本
体47の裏面との間に若干隙間を置いた状態で収納位置
されている。
【0025】前記ベースプレート49は、断面形状がコ
の字型に形成され、図10や図11より明らかなよう
に、左右の端部近くが裏面側に傾斜されていて、その左
右の傾斜箇所には開口孔51が穿設され、各開口孔51
の裏面側には、ネオプレン製のスイッチ支持体52が貼
着され、かつ、このコの字型ベースプレート49の下片
には、複数の取り付け孔53が穿設されている。このベ
ースプレート49を介してバンパ46を取り付ける前連
結フレーム11cや後連結フレーム11dは断面がL字
状で、その中間部には、逆L字状の支持プレート54が
固着されていて、ベースプレート49の取り付け孔53
と各連結フレーム11c,11d下片の取り付け孔とを
利用してボルト・ナット55でベースプレート49を取
り付けると、前記支持プレート54がベースプレート4
9の上片下面を支えるように構成されている。
【0026】このようにバンパ46を前連結フレーム1
1cの前面と後連結フレーム11dの後面とに取り付け
た状態においては、上述したように案内レール8の上面
が前後の連結フレーム11c,11dの下面よりも下方
に位置しているため、図3に示すように、バンパ46の
下面Cが案内レール8の上面Dよりも若干上方に位置す
ることになる。そして、バンパ46に障害物が接当する
と、柔らかいバンパ支持体48が変形してバンパ本体4
7が車体11側に移動し、ベルトスイッチ50を押圧し
てONするこのになる。このベルトスイッチ50のON
による障害物の検出で、物品搬送車Tは、自動的に走行
を停止するように構成されている。なお、バンパ本体4
7がベルトスイッチ50を押圧する際、ベースプレート
49の傾斜箇所には開口孔51が穿設されているので、
その傾斜突出部でベルトスイッチ50が損傷することが
回避され、その押圧力が裏面のスイッチ支持体52で受
け止められるので、ベルトスイッチ50は確実にONさ
れるように構成されている。
【0027】〔別実施形態〕先の実施形態においては、
物品搬送車Tの前後に設けたバンパ46を車体11の横
幅とほぼ同じか、それよりも多少長目に構成した例を示
したが、バンパ46の下面が案内レール8の上面よりも
上方に位置しているため、バンパ46の案内レール8側
の端部を案内レール8の上方にまで延出することがで
き、それを示したのが図12である。この図に示すよう
に、前後に位置するバンパ46の案内レール8側の端部
を案内レール8の上方にまで延出し、かつ、車体11の
走行方向の前方から見て、車体11から案内レール8側
に突出しているガイドローラ17,18、ならびに、そ
のガイドローラ17,18用のガイドカバー19をも覆
う位置まで延出することができ、それによってガイドカ
バー19やガイドローラ17,18に対する障害物の接
当をも回避することができる。なお、この図12に示し
たその他の構成については、先の実施例と変わるところ
がないので、同じ符号を付すことにより、その説明を省
略する。
【0028】これまでの実施形態においては、図3から
明らかなように、車体11の走行方向前方から見て、バ
ンパ46を横方向に長い帯状の長方形に構成し、その全
長にわたってバンパ46の下面Cを案内レール8の上面
Dより上方に位置させた例を示したが、案内レール8と
干渉する部分のバンパ8の下面Cのみを案内レール8の
上面Dより上方に位置させて実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略平面図
【図2】物品搬送車の平面図
【図3】物品搬送車の後面図
【図4】駆動輪の後面図
【図5】従動輪の後面図
【図6】補助輪の側面図
【図7】被案内部の平面図
【図8】被案内部の縦断面図
【図9】バンパの縦断面図
【図10】バンパの横断面図
【図11】バンパの分解斜視図
【図12】別の実施形態を示す物品搬送車の平面図
【図13】従来の物品搬送車を示す平面図
【符号の説明】
8 案内レール 11 車体 12 駆動輪 13 従動輪 17,18 被案内部 46 バンパ 47 バンパ本体 48 バンパ支持体 49 ベースプレート 50 障害物検出手段 B 床面 C バンパの下面 D 案内レールの上面 T 物品搬送車 CL 車体の左右方向中心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬送車の走行径路の横側方に沿って
    床面上に設置された案内レールに接触案内される被案内
    部を備え、その被案内部により前記案内レールに案内さ
    れながら走行する自走式の物品搬送車であって、 前記物品搬送車の車体の走行方向前方に障害物との接当
    を検出する障害物検出手段を備えたバンパを設け、その
    バンパの前記案内レール側部分の下面を、前記案内レー
    ルとの干渉を避けるために案内レールの上面よりも上方
    に位置させてある物品搬送車。
  2. 【請求項2】 前記物品搬送車が床面上を走行するよう
    に構成してある請求項1に記載の物品搬送車。
  3. 【請求項3】 前記物品搬送車の車体に床面と接触して
    回転する1個の駆動輪と2個の従動輪を設けてある請求
    項2に記載の物品搬送車。
  4. 【請求項4】 前記駆動輪と従動輪のうち、1個の駆動
    輪を車体の左右方向の中心に対して前記被案内部側に偏
    位して設けるとともに、2個の従動輪を車体の左右方向
    の中心に対して前記被案内部と反対側に偏位し、かつ、
    車体の前後方向に位置をずらせて設けてある請求項3に
    記載の物品搬送車。
  5. 【請求項5】 前記バンパの案内レール側の端部を前記
    案内レールの上方にまで延出し、車体の走行方向の前方
    から見て前記被案内部を覆うように構成してある請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の物品搬送車。
  6. 【請求項6】 前記バンパを弾性変形可能なバンパ本
    体、そのバンパ本体の裏面に取り付けたバンパ支持体、
    ならびに、そのバンパ支持体を介して前記バンパ本体を
    保持するベースプレートから構成し、前記バンパ支持体
    をバンパ本体よりも弾性変形し易く構成し、そのバンパ
    支持体によりバンパ本体の裏面とベースプレートとの間
    に空間を形成して、その空間内に前記障害物検出手段を
    位置させてある請求項1〜5のいずれか1項に記載の物
    品搬送車。
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