JPH10180643A - 回転打撃工具 - Google Patents
回転打撃工具Info
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- JPH10180643A JPH10180643A JP34747596A JP34747596A JPH10180643A JP H10180643 A JPH10180643 A JP H10180643A JP 34747596 A JP34747596 A JP 34747596A JP 34747596 A JP34747596 A JP 34747596A JP H10180643 A JPH10180643 A JP H10180643A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B21/00—Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
- B25B21/02—Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose with means for imparting impact to screwdriver blade or nut socket
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B23/00—Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
- B25B23/14—Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
- B25B23/145—Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers specially adapted for fluid operated wrenches or screwdrivers
- B25B23/1453—Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers specially adapted for fluid operated wrenches or screwdrivers for impact wrenches or screwdrivers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小さなねじ類の締め付け時に締め付けトルク
が過大となって、ねじを折ったり、ねじ山をつぶしたり
してしまうことをなくし、各種ねじにあった締め付けト
ルクで締め付けることができるようにし、精度良い締め
付けができるようにすると共に作業能率を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 締め付けるねじに対応した複数組の回転
数及び打撃量のデータを記憶する記憶手段内のデータ
を、締め付けトルクが小さい領域においては固定の打撃
量及び各ねじに対応した回転数、締め付けトルクが大き
い領域においては各ねじに対応した打撃量および高い値
に固定された回転数とし、締め付けるねじに対応した回
転数及び打撃量となるように、モータ2の駆動を制御し
てねじを締め付けるようにする。
が過大となって、ねじを折ったり、ねじ山をつぶしたり
してしまうことをなくし、各種ねじにあった締め付けト
ルクで締め付けることができるようにし、精度良い締め
付けができるようにすると共に作業能率を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 締め付けるねじに対応した複数組の回転
数及び打撃量のデータを記憶する記憶手段内のデータ
を、締め付けトルクが小さい領域においては固定の打撃
量及び各ねじに対応した回転数、締め付けトルクが大き
い領域においては各ねじに対応した打撃量および高い値
に固定された回転数とし、締め付けるねじに対応した回
転数及び打撃量となるように、モータ2の駆動を制御し
てねじを締め付けるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボルトやナット等の
ねじ類の締め付けに使用されるインパクトドライバ、イ
ンパクトレンチ等の回転打撃工具に関するものである。
ねじ類の締め付けに使用されるインパクトドライバ、イ
ンパクトレンチ等の回転打撃工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転打撃工具は、回転打撃機構により大
きな締め付けトルクが得られるが、小さなねじ類を締め
付ける際に締め付けトルクが過大となり、ねじを折った
り、ねじ山をつぶしたりしてしまうことがあった。この
対応策としてモータの回転数と打撃量を制御することに
より、締め付けトルクを制御する回転打撃工具が提供さ
れている。
きな締め付けトルクが得られるが、小さなねじ類を締め
付ける際に締め付けトルクが過大となり、ねじを折った
り、ねじ山をつぶしたりしてしまうことがあった。この
対応策としてモータの回転数と打撃量を制御することに
より、締め付けトルクを制御する回転打撃工具が提供さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各種ねじに対
して適正なモータの回転数と打撃量が設定されないと精
度良く締め付けることができないと共に作業能率を上げ
ることができないという問題があった。本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点をなくし、各種ねじにあっ
た締め付けトルクで締め付けることができるようにし、
精度良い締め付けができるようにすると共に作業能率を
向上できるようにすることである。
して適正なモータの回転数と打撃量が設定されないと精
度良く締め付けることができないと共に作業能率を上げ
ることができないという問題があった。本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点をなくし、各種ねじにあっ
た締め付けトルクで締め付けることができるようにし、
精度良い締め付けができるようにすると共に作業能率を
向上できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、締め付ける
ねじに対応した複数組の回転数及び打撃量のデータを記
憶する記憶手段内のデータを、締め付けトルクが小さい
領域においては固定の打撃量及び各ねじに対応した回転
数、締め付けトルクが大きい領域においては各ねじに対
応した打撃量および高い値に固定された回転数とするこ
とにより達成される。また前記回転数及び打撃量のデー
タを被締付材の状態に対応させることにより、更に精度
良い締め付けが可能となる。
ねじに対応した複数組の回転数及び打撃量のデータを記
憶する記憶手段内のデータを、締め付けトルクが小さい
領域においては固定の打撃量及び各ねじに対応した回転
数、締め付けトルクが大きい領域においては各ねじに対
応した打撃量および高い値に固定された回転数とするこ
とにより達成される。また前記回転数及び打撃量のデー
タを被締付材の状態に対応させることにより、更に精度
良い締め付けが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施例図面を参照し
て説明する。図1における回転打撃工具の制御回路は、
電池1、駆動源のモータ2、起動用メインスイッチ3、
メインスイッチ3の引き込み量に応じてモータ2の回転
数を無段階に変速する変速制御手段4、変速制御手段4
の出力によりモータ2を駆動する例えばMOSFET等
の半導体スイッチング素子5、締め付けるねじに対応し
た回転数及び打撃量を選択する選択手段6、回転打撃動
作を検出する打撃検出手段7、選択手段6、打撃検出手
段7及び後述する正逆転判別手段11の出力を入力と
し、選択手段6によって選択された設定値から所定回転
数及び所定打撃量を選択し、スイッチング素子5を介し
てモータ2の回転数を所定回転数に制御すると共に打撃
量が所定打撃量に達した時にスイッチング素子5を介し
てモータ2を停止させるマイコン8、変速制御手段4の
出力とマイコン8の回転数制御出力を合成する例えばA
NDゲート等からなる信号合成手段9、モータ2の回転
方向を切り替える正逆切替スイッチ10、モータ2の回
転方向を判別する正逆転判別手段11、マイコン8等の
電源回路12等から構成される。なお打撃検出手段7
は、モータ2の電流値により検出する、衝撃を加速度セ
ンサ等により直接検出する、ロータリーエンコーダ等を
介して回転数変化で検出する等のいずれの検出法でもよ
いものである。またマイコン8には、図12に示す如
く、各種ねじに対応したモータ2の所定回転数及び所定
打撃量すなわち後述する出力デューティD2と打撃時間
のデータが予め記憶されており、選択手段6によって選
択された設定値に対応した所定の出力デューティD2と
打撃時間のデータを出力する。なお図12において同じ
ねじ、ボルトであっても出力デューティD2または打撃
時間が異なるものがあるが、これはねじまたはボルトに
よって締め付けられる被締付材の表面状態に対応するた
めである。例えば設定値1、2の小ねじ(M4〜5)
で、被締付材の表面に凹凸が多く摩擦が大きいと判断さ
れる場合、締め付けトルクが大きくなる出力デューティ
D2が0.6の設定値2が選択される。出力デューティ
D2と打撃時間のデータは、図12に示す如く、締め付
けトルクが小さい設定値1〜3において、打撃時間が
0.1秒に固定され、出力デューティD2すなわち回転
数が各ねじに対応した回転数となる値に設定されてい
る。また締め付けトルクが大きい設定値4〜10におい
て、打撃時間が各ねじに対応した値、出力デューティD
2が高い回転数となる固定された値1に設定されてい
る。
て説明する。図1における回転打撃工具の制御回路は、
電池1、駆動源のモータ2、起動用メインスイッチ3、
メインスイッチ3の引き込み量に応じてモータ2の回転
数を無段階に変速する変速制御手段4、変速制御手段4
の出力によりモータ2を駆動する例えばMOSFET等
の半導体スイッチング素子5、締め付けるねじに対応し
た回転数及び打撃量を選択する選択手段6、回転打撃動
作を検出する打撃検出手段7、選択手段6、打撃検出手
段7及び後述する正逆転判別手段11の出力を入力と
し、選択手段6によって選択された設定値から所定回転
数及び所定打撃量を選択し、スイッチング素子5を介し
てモータ2の回転数を所定回転数に制御すると共に打撃
量が所定打撃量に達した時にスイッチング素子5を介し
てモータ2を停止させるマイコン8、変速制御手段4の
出力とマイコン8の回転数制御出力を合成する例えばA
NDゲート等からなる信号合成手段9、モータ2の回転
方向を切り替える正逆切替スイッチ10、モータ2の回
転方向を判別する正逆転判別手段11、マイコン8等の
電源回路12等から構成される。なお打撃検出手段7
は、モータ2の電流値により検出する、衝撃を加速度セ
ンサ等により直接検出する、ロータリーエンコーダ等を
介して回転数変化で検出する等のいずれの検出法でもよ
いものである。またマイコン8には、図12に示す如
く、各種ねじに対応したモータ2の所定回転数及び所定
打撃量すなわち後述する出力デューティD2と打撃時間
のデータが予め記憶されており、選択手段6によって選
択された設定値に対応した所定の出力デューティD2と
打撃時間のデータを出力する。なお図12において同じ
ねじ、ボルトであっても出力デューティD2または打撃
時間が異なるものがあるが、これはねじまたはボルトに
よって締め付けられる被締付材の表面状態に対応するた
めである。例えば設定値1、2の小ねじ(M4〜5)
で、被締付材の表面に凹凸が多く摩擦が大きいと判断さ
れる場合、締め付けトルクが大きくなる出力デューティ
D2が0.6の設定値2が選択される。出力デューティ
D2と打撃時間のデータは、図12に示す如く、締め付
けトルクが小さい設定値1〜3において、打撃時間が
0.1秒に固定され、出力デューティD2すなわち回転
数が各ねじに対応した回転数となる値に設定されてい
る。また締め付けトルクが大きい設定値4〜10におい
て、打撃時間が各ねじに対応した値、出力デューティD
2が高い回転数となる固定された値1に設定されてい
る。
【0006】図2における回転打撃工具は、モータ2、
モータ2の回転を減速する減速機構21、減速機構21
の出力を受けて本発明出力軸を構成するアンビル22に
回転打撃力として伝えるハンマ23から構成される。ハ
ウジング24のハンドル部には前記メインスイッチ3、
正逆切替スイッチ10、電池1が内蔵され、本体上面に
は選択手段6が取り付けられ、モータ2の後方には図1
の制御回路を搭載した制御回路基板25が設置されてい
る。
モータ2の回転を減速する減速機構21、減速機構21
の出力を受けて本発明出力軸を構成するアンビル22に
回転打撃力として伝えるハンマ23から構成される。ハ
ウジング24のハンドル部には前記メインスイッチ3、
正逆切替スイッチ10、電池1が内蔵され、本体上面に
は選択手段6が取り付けられ、モータ2の後方には図1
の制御回路を搭載した制御回路基板25が設置されてい
る。
【0007】締め付け動作を図3に示すフローチャート
により説明する。メインスイッチ3を引くとマイコン8
に電源が供給され制御がスタートする。まず正逆転判別
手段11の出力から回転方向を判別し(ステップ3
1)、正転であれば選択手段6によって選択された設定
値を読み込む(ステップ32)。マイコン8は設定値に
対応した回転数と打撃量のデータを選択し(ステップ3
3)、モータ2を選択した回転数で回転させる(ステッ
プ34)。打撃検出手段7が打撃を検出する(ステップ
35)と打撃時間計測のタイマがスタートする(ステッ
プ36)。設定された時間が経過すると(ステップ3
7)、マイコン8は停止信号を出力しスイッチング素子
5をオフさせてモータ2を停止する(ステップ38)。
メインスイッチ3が放されると締め付け動作は完了す
る。モータ2の逆転時は制御は行われず待機する(ステ
ップ39)。なお打撃時間によるトルク制御は、打撃回
数によるトルク制御に置き換えてもよい。打撃回数によ
る制御を行う場合、ステップ36のタイマスタートを打
撃回数をカウントするカウンタのスタートに置き換え、
ステップ37の打撃時間経過を打撃回数経過に置き換え
ればよい。
により説明する。メインスイッチ3を引くとマイコン8
に電源が供給され制御がスタートする。まず正逆転判別
手段11の出力から回転方向を判別し(ステップ3
1)、正転であれば選択手段6によって選択された設定
値を読み込む(ステップ32)。マイコン8は設定値に
対応した回転数と打撃量のデータを選択し(ステップ3
3)、モータ2を選択した回転数で回転させる(ステッ
プ34)。打撃検出手段7が打撃を検出する(ステップ
35)と打撃時間計測のタイマがスタートする(ステッ
プ36)。設定された時間が経過すると(ステップ3
7)、マイコン8は停止信号を出力しスイッチング素子
5をオフさせてモータ2を停止する(ステップ38)。
メインスイッチ3が放されると締め付け動作は完了す
る。モータ2の逆転時は制御は行われず待機する(ステ
ップ39)。なお打撃時間によるトルク制御は、打撃回
数によるトルク制御に置き換えてもよい。打撃回数によ
る制御を行う場合、ステップ36のタイマスタートを打
撃回数をカウントするカウンタのスタートに置き換え、
ステップ37の打撃時間経過を打撃回数経過に置き換え
ればよい。
【0008】モータ2の回転数制御を図4により説明す
る。(a)は変速制御手段4の出力を示し、パルス幅t
1結果として出力デューティD1(=t1/T1)はメ
インスイッチ3の引き込み量に対応して変化する。
(b)はマイコン8の回転数制御出力を示し、パルス幅
t2結果として出力デューティD2(=t2/T2)は
選択手段6によって選択された設定値に対応して変化す
る。(c)は信号合成手段9の出力すなわちスイッチン
グ素子5のゲートに加えられる駆動信号を示し、前記
(a)、(b)の論理積をとったもので、出力デューテ
ィDはD=D1・D2となる。従ってモータ2は、メイ
ンスイッチ3及び選択手段6によって決定される回転数
で回転するようになる。
る。(a)は変速制御手段4の出力を示し、パルス幅t
1結果として出力デューティD1(=t1/T1)はメ
インスイッチ3の引き込み量に対応して変化する。
(b)はマイコン8の回転数制御出力を示し、パルス幅
t2結果として出力デューティD2(=t2/T2)は
選択手段6によって選択された設定値に対応して変化す
る。(c)は信号合成手段9の出力すなわちスイッチン
グ素子5のゲートに加えられる駆動信号を示し、前記
(a)、(b)の論理積をとったもので、出力デューテ
ィDはD=D1・D2となる。従ってモータ2は、メイ
ンスイッチ3及び選択手段6によって決定される回転数
で回転するようになる。
【0009】変速制御手段4は、例えば図5に示す如
く、発振回路51、メインスイッチ3に連動した可変抵
抗52、発振回路51の出力電圧と可変抵抗52の端子
電圧すなわち基準電圧を比較し、メインスイッチ3の引
き量に応じた出力デューティD1の方形波を出力するコ
ンパレータ53から構成されている。発振回路51は図
6(a)に示すような三角波を出力し、この出力を可変
抵抗52上の基準電圧(c)とコンパレータ53で比較
し、発振回路51の出力(a)が基準電圧(c)より大
きければコンパレータ53の出力は論理値1となり、発
振回路51の出力(a)が基準電圧(c)より小さけれ
ばコンパレータ53の出力は論理値0となる。すなわち
コンパレータ53の出力は(b)の如く方形波となり、
メインスイッチ3を引き込むと基準電圧(c)が下が
り、方形波(b)の出力デューティD1が大きくなる。
逆にメインスイッチ3を戻すと基準電圧(c’)が上が
り、方形波(b’)の出力デューティD1が小さくな
る。
く、発振回路51、メインスイッチ3に連動した可変抵
抗52、発振回路51の出力電圧と可変抵抗52の端子
電圧すなわち基準電圧を比較し、メインスイッチ3の引
き量に応じた出力デューティD1の方形波を出力するコ
ンパレータ53から構成されている。発振回路51は図
6(a)に示すような三角波を出力し、この出力を可変
抵抗52上の基準電圧(c)とコンパレータ53で比較
し、発振回路51の出力(a)が基準電圧(c)より大
きければコンパレータ53の出力は論理値1となり、発
振回路51の出力(a)が基準電圧(c)より小さけれ
ばコンパレータ53の出力は論理値0となる。すなわち
コンパレータ53の出力は(b)の如く方形波となり、
メインスイッチ3を引き込むと基準電圧(c)が下が
り、方形波(b)の出力デューティD1が大きくなる。
逆にメインスイッチ3を戻すと基準電圧(c’)が上が
り、方形波(b’)の出力デューティD1が小さくな
る。
【0010】マイコン8の回転数制御出力は図4(b)
に示すような方形波である。この方形波は、例えばマイ
コン8内蔵のタイマを用いて発生され、タイマが10カ
ウントする時間(T2)を基準とし、5カウント(t
2)の間論理値1、残りの5カウントの間論理値0とす
ることにより、出力デューティD2(=t2/T2)が
0.5となる。マイコン8は選択手段6によって選択さ
れた設定値から出力デューティD2を読み取り、出力デ
ューティD2に対応した方形波を出力する。なお出力デ
ューティD2が1の場合、マイコン8の回転数制御出力
は論理値1のまま継続した波形となる。
に示すような方形波である。この方形波は、例えばマイ
コン8内蔵のタイマを用いて発生され、タイマが10カ
ウントする時間(T2)を基準とし、5カウント(t
2)の間論理値1、残りの5カウントの間論理値0とす
ることにより、出力デューティD2(=t2/T2)が
0.5となる。マイコン8は選択手段6によって選択さ
れた設定値から出力デューティD2を読み取り、出力デ
ューティD2に対応した方形波を出力する。なお出力デ
ューティD2が1の場合、マイコン8の回転数制御出力
は論理値1のまま継続した波形となる。
【0011】スイッチング素子5は信号合成手段9の出
力すなわち図4(c)に示す信号により出力デューティ
Dでオンオフを繰り返してモータ2を駆動する。すなわ
ちモータ2は、上記した如く、メインスイッチ3及び選
択手段6によって決定される回転数で回転するようにな
る。
力すなわち図4(c)に示す信号により出力デューティ
Dでオンオフを繰り返してモータ2を駆動する。すなわ
ちモータ2は、上記した如く、メインスイッチ3及び選
択手段6によって決定される回転数で回転するようにな
る。
【0012】図7は前記出力デューティD1とDの関係
を示すグラフで、出力デューティD1はメインスイッチ
3の引き込み量に応じて0〜1まで変化するため、出力
デューティDは0〜D2まで変化することを示してい
る。図10は出力デューティD2とモータ2の最高回転
数すなわちメインスイッチ3を最大に引き込んだ時のモ
ータ2の回転数の関係を示すグラフである。
を示すグラフで、出力デューティD1はメインスイッチ
3の引き込み量に応じて0〜1まで変化するため、出力
デューティDは0〜D2まで変化することを示してい
る。図10は出力デューティD2とモータ2の最高回転
数すなわちメインスイッチ3を最大に引き込んだ時のモ
ータ2の回転数の関係を示すグラフである。
【0013】従って、設定値1〜3が選択された場合、
モータ2はメインスイッチ3が最大に引かれたとしても
出力デューティD2によって規制される回転数で駆動さ
れ、かつ打撃時間は短く設定されているので、締め付け
トルクが過大となる恐れはない。また設定値4〜10が
選択された場合、モータ2はメインスイッチ3の引き込
み量に応じた回転数で回転されると共に打撃時間は各ね
じに対応した時間となるので精度よい締め付けが可能な
る。なおいずれの場合においても締め付け当初モータ2
は、メインスイッチ3の引き量に対応した低い回転数で
回転するようになるので、工具先端がねじ等から離脱す
る恐れがなく作業能率を向上できるようになる。
モータ2はメインスイッチ3が最大に引かれたとしても
出力デューティD2によって規制される回転数で駆動さ
れ、かつ打撃時間は短く設定されているので、締め付け
トルクが過大となる恐れはない。また設定値4〜10が
選択された場合、モータ2はメインスイッチ3の引き込
み量に応じた回転数で回転されると共に打撃時間は各ね
じに対応した時間となるので精度よい締め付けが可能な
る。なおいずれの場合においても締め付け当初モータ2
は、メインスイッチ3の引き量に対応した低い回転数で
回転するようになるので、工具先端がねじ等から離脱す
る恐れがなく作業能率を向上できるようになる。
【0014】図11に打撃時間と締め付けトルクの関係
を示す。打撃時間及び出力デューティD2により締め付
けトルクが変化することが分かり、打撃時間及び出力デ
ューティD2を適宜設定することにより小さな締め付け
トルクを必要とする小ねじに容易に対応できるようにな
ることが分かる。
を示す。打撃時間及び出力デューティD2により締め付
けトルクが変化することが分かり、打撃時間及び出力デ
ューティD2を適宜設定することにより小さな締め付け
トルクを必要とする小ねじに容易に対応できるようにな
ることが分かる。
【0015】上記実施例においては信号合成手段9をA
NDゲートにより構成するとしたが、図8に示すトラン
ジスタ81により構成してもよい。すなわちベースがマ
イコン8の出力端に接続され、コレクタが変速制御手段
4の出力端及びスイッチング素子5のゲートとの接続点
に接続されたトランジスタ81により構成するようにし
たもので、図4と同様な信号を示す図9から明らかな如
く、図1のANDゲートとほぼ同じ作用をするようにな
る。
NDゲートにより構成するとしたが、図8に示すトラン
ジスタ81により構成してもよい。すなわちベースがマ
イコン8の出力端に接続され、コレクタが変速制御手段
4の出力端及びスイッチング素子5のゲートとの接続点
に接続されたトランジスタ81により構成するようにし
たもので、図4と同様な信号を示す図9から明らかな如
く、図1のANDゲートとほぼ同じ作用をするようにな
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、締め付け
トルクが小さい領域においては打撃量を固定しモータの
回転数を変えて対応し、締め付けトルクが大きい領域に
おいてはモータを高い回転数で固定し打撃量を変えて対
応することにより、各種ねじの必要とする広範囲の締め
付けトルクに対応でき、精度良く締め付けることができ
るようになると共に作業能率を上げることができる。
トルクが小さい領域においては打撃量を固定しモータの
回転数を変えて対応し、締め付けトルクが大きい領域に
おいてはモータを高い回転数で固定し打撃量を変えて対
応することにより、各種ねじの必要とする広範囲の締め
付けトルクに対応でき、精度良く締め付けることができ
るようになると共に作業能率を上げることができる。
【図1】本発明回転打撃工具の一実施例を示すブロック
回路図。
回路図。
【図2】本発明回転打撃工具の一実施例を示す一部断面
側面図。
側面図。
【図3】本発明回転打撃工具の締め付け動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図4】モータの回転数制御の原理を示すタイムチャー
ト。
ト。
【図5】変速制御手段の一実施例を示すブロック回路
図。
図。
【図6】変速制御手段の動作説明用出力波形図。
【図7】出力デューティDとD1との関係を示すグラ
フ。
フ。
【図8】本発明回転打撃工具の他の実施例を示すブロッ
ク回路図。
ク回路図。
【図9】図8のモータの回転数制御の原理を示すタイム
チャート。
チャート。
【図10】出力デューティD2とモータの回転数との関
係を示すグラフ。
係を示すグラフ。
【図11】打撃時間と締め付けトルクの関係を示すグラ
フ。
フ。
【図12】締め付け対象ねじと出力デューティD2及び
打撃時間との関係を示す表。
打撃時間との関係を示す表。
1は電池、2はモータ、3はメインスイッチ、4は変速
制御手段、5は半導体スイッチング素子、6は選択手
段、7は打撃検出手段、8はマイコン、9は信号合成手
段、10は正逆切替スイッチ、11は正逆転判別手段、
12は電源回路、21は減速機構、22はアンビル、2
3はハンマ、24はハウジング、25は制御回路基板で
ある。
制御手段、5は半導体スイッチング素子、6は選択手
段、7は打撃検出手段、8はマイコン、9は信号合成手
段、10は正逆切替スイッチ、11は正逆転判別手段、
12は電源回路、21は減速機構、22はアンビル、2
3はハンマ、24はハウジング、25は制御回路基板で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 モータにより駆動されるハンマから回転
打撃力が加えられる出力軸によってボルトやナット等の
ねじを締め付ける回転打撃工具であって、 締め付けるねじに対応した複数組の回転数及び打撃量の
データを記憶する記憶手段と、締め付けるねじに対応し
た記憶手段内のデータの一つを選択する選択手段と、選
択手段によって選択された回転数でモータを駆動させる
と共に選択された打撃量に達した時にモータを停止させ
る制御手段とを備え、前記記憶手段内のデータを、締め
付けトルクが小さい領域においては固定の打撃量及び各
ねじに対応した回転数、締め付けトルクが大きい領域に
おいては各ねじに対応した打撃量及び高い値に固定され
た回転数としたことを特徴とする回転打撃工具。 - 【請求項2】 前記記憶手段内の回転数及び打撃量のデ
ータを、被締付材の表面状態に対応させたことを特徴と
する請求項1記載の回転打撃工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34747596A JPH10180643A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 回転打撃工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34747596A JPH10180643A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 回転打撃工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10180643A true JPH10180643A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18390479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34747596A Pending JPH10180643A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 回転打撃工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10180643A (ja) |
Cited By (12)
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-
1996
- 1996-12-26 JP JP34747596A patent/JPH10180643A/ja active Pending
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