JPH10179461A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents
電気掃除機の吸込口体Info
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- JPH10179461A JPH10179461A JP34417096A JP34417096A JPH10179461A JP H10179461 A JPH10179461 A JP H10179461A JP 34417096 A JP34417096 A JP 34417096A JP 34417096 A JP34417096 A JP 34417096A JP H10179461 A JPH10179461 A JP H10179461A
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- Japan
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- raised
- rotary cleaning
- blade
- blades
- vacuum cleaner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、回転清掃体の掃除効果を向上させた
電気掃除機の吸込口体の提供にある。 【解決手段】被掃除面側を開口した吸込口15の近傍に
回転自在に設けられるとともに、軸体21とこの軸体2
1の周囲に軸方向に沿って設けた可撓性を有する複数の
ブレードとかなる回転清掃体20と、この回転清掃体2
0を回転駆動させる電動機30(駆動源)とを備えた本
体ケース1と、この本体ケース1に回動可能に設けられ
た接続管とからなる電気掃除機の吸込口体1において、
前記ブレードのうち少なくとも一つは回転方向上流側の
面に先端部を軸体21方向に向けて傾斜させた起毛22
cを形成した起毛ブレード22とすることにより塵埃の
掻き取りおよび拭き取りを良好にして掃除効果を向上さ
せた電気掃除機の吸込口体。
電気掃除機の吸込口体の提供にある。 【解決手段】被掃除面側を開口した吸込口15の近傍に
回転自在に設けられるとともに、軸体21とこの軸体2
1の周囲に軸方向に沿って設けた可撓性を有する複数の
ブレードとかなる回転清掃体20と、この回転清掃体2
0を回転駆動させる電動機30(駆動源)とを備えた本
体ケース1と、この本体ケース1に回動可能に設けられ
た接続管とからなる電気掃除機の吸込口体1において、
前記ブレードのうち少なくとも一つは回転方向上流側の
面に先端部を軸体21方向に向けて傾斜させた起毛22
cを形成した起毛ブレード22とすることにより塵埃の
掻き取りおよび拭き取りを良好にして掃除効果を向上さ
せた電気掃除機の吸込口体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周囲に可撓性部
材からなるブレードが設けられた回転清掃体を有する電
気掃除機の吸込口体に関する。
材からなるブレードが設けられた回転清掃体を有する電
気掃除機の吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機に使用されている吸込
口体の中には、板の間等の硬質の床面を綺麗に掃除する
ことを主目的として周囲に可撓性部材からなるブレード
を配設した回転清掃体を設けたものがある。そして、前
記ブレードはゴム製の薄板で形成したもの、あるいは布
地で形成したものが一般的に用いられており、また、布
地で形成したものの中には起毛させたものがある。
口体の中には、板の間等の硬質の床面を綺麗に掃除する
ことを主目的として周囲に可撓性部材からなるブレード
を配設した回転清掃体を設けたものがある。そして、前
記ブレードはゴム製の薄板で形成したもの、あるいは布
地で形成したものが一般的に用いられており、また、布
地で形成したものの中には起毛させたものがある。
【0003】そして、前記布地で形成したブレードを設
けた回転清掃体は、その目的から硬質の床面に存在する
塵埃を拭き取ることができることから硬質の床面の清掃
つまり掃除には適しているが、畳あるいは絨毯等(以下
軟質の床面という)の清掃においては必ずしも適してい
るとはいえないものである。とくに軟質の床面の内の絨
毯の掃除においては絨毯面に存在する塵埃の補足は十分
にできないという欠点がある。また、前記起毛させた布
地で形成したブレードでは表面が滑らかなブレードに比
べて絨毯面に存在する塵埃の補足効果はあるものの、従
来の起毛させた布地で形成したブレードはその起毛の方
向が回転清掃体の回転方向とは無関係とされているた
め、絨毯面に存在する塵埃を確実に補足するという面で
は十分ではないという欠点がある。
けた回転清掃体は、その目的から硬質の床面に存在する
塵埃を拭き取ることができることから硬質の床面の清掃
つまり掃除には適しているが、畳あるいは絨毯等(以下
軟質の床面という)の清掃においては必ずしも適してい
るとはいえないものである。とくに軟質の床面の内の絨
毯の掃除においては絨毯面に存在する塵埃の補足は十分
にできないという欠点がある。また、前記起毛させた布
地で形成したブレードでは表面が滑らかなブレードに比
べて絨毯面に存在する塵埃の補足効果はあるものの、従
来の起毛させた布地で形成したブレードはその起毛の方
向が回転清掃体の回転方向とは無関係とされているた
め、絨毯面に存在する塵埃を確実に補足するという面で
は十分ではないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の電
気掃除機の吸込口体に用いられてる、布地で形成したブ
レードが設けられた回転清掃体は、硬質の床面の清掃に
は適しているものの軟質の床面の清掃では必ずしも満足
のいくものではないという問題がある。
気掃除機の吸込口体に用いられてる、布地で形成したブ
レードが設けられた回転清掃体は、硬質の床面の清掃に
は適しているものの軟質の床面の清掃では必ずしも満足
のいくものではないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、被掃除
面側を開口した吸込口の近傍に回転自在に配設されると
ともに軸体とこの軸体の外周に軸方向に沿って設けられ
た可撓性を有する複数のブレードとからなる回転清掃体
とこの回転清掃体を回転駆動させる駆動源とを備えた本
体ケースと、この本体ケースに設けられた接続管とから
なる電気掃除機の吸込口体において、前記ブレードのう
ち少なくとも一つは回転方向上流側の面に先端部を軸体
方向に向けて傾斜させた起毛を形成した起毛ブレードと
した電気掃除機の吸込口体としたものである。
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、被掃除
面側を開口した吸込口の近傍に回転自在に配設されると
ともに軸体とこの軸体の外周に軸方向に沿って設けられ
た可撓性を有する複数のブレードとからなる回転清掃体
とこの回転清掃体を回転駆動させる駆動源とを備えた本
体ケースと、この本体ケースに設けられた接続管とから
なる電気掃除機の吸込口体において、前記ブレードのう
ち少なくとも一つは回転方向上流側の面に先端部を軸体
方向に向けて傾斜させた起毛を形成した起毛ブレードと
した電気掃除機の吸込口体としたものである。
【0006】このように構成した請求項1記載の発明
は、回転清掃体に設けられた可撓性のブレードのうちの
少なくとも一つは先端側が軸体方向に向けて傾斜させた
起毛を形成した起毛ブレードとしたことから、硬質の床
面に存在する塵埃を拭き取るとともに、軟質の床面に存
在する塵埃を前記起毛により掻き取ることができるとい
う作用を有するため、硬質および軟質のいずれの床面も
確実にかつ効率よく清掃できるものである。
は、回転清掃体に設けられた可撓性のブレードのうちの
少なくとも一つは先端側が軸体方向に向けて傾斜させた
起毛を形成した起毛ブレードとしたことから、硬質の床
面に存在する塵埃を拭き取るとともに、軟質の床面に存
在する塵埃を前記起毛により掻き取ることができるとい
う作用を有するため、硬質および軟質のいずれの床面も
確実にかつ効率よく清掃できるものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、被掃除面側
を開口した吸込口の近傍に回転自在に配設されるととも
に軸体とこの軸体の外周に軸方向に沿って設けられた可
撓性を有する複数のブレードとからなる回転清掃体とこ
の回転清掃体を回転駆動させる駆動源とを備えた本体ケ
ースと、この本体ケースに設けられた接続管とからなる
電気掃除機の吸込口体において、前記ブレードのうち少
なくとも二つは回転方向上流側の面に先端部を軸体方向
に向けて傾斜させた起毛を形成した起毛ブレードとし、
これら起毛ブレードの間に非起毛ブレードを配置した電
気掃除機の吸込口体としたものである。
を開口した吸込口の近傍に回転自在に配設されるととも
に軸体とこの軸体の外周に軸方向に沿って設けられた可
撓性を有する複数のブレードとからなる回転清掃体とこ
の回転清掃体を回転駆動させる駆動源とを備えた本体ケ
ースと、この本体ケースに設けられた接続管とからなる
電気掃除機の吸込口体において、前記ブレードのうち少
なくとも二つは回転方向上流側の面に先端部を軸体方向
に向けて傾斜させた起毛を形成した起毛ブレードとし、
これら起毛ブレードの間に非起毛ブレードを配置した電
気掃除機の吸込口体としたものである。
【0008】このように構成した請求項2記載の発明
は、回転清掃体に設けた可撓性のブレードのうちの少な
くとも二つは先端側を軸体方向に向けて傾斜させた起毛
を形成した起毛ブレードとするとともに、これら起毛ブ
レードの間に非起毛ブレードを配置する構成としたこと
から、硬質の床面に存在する塵埃を拭き取るとともに、
軟質の床面に存在する塵埃を前記起毛により掻き取るこ
とができるという作用を有し、さらに糸屑等の起毛ブレ
ードへの絡み付きを防止できるという作用を有するもの
である。したがって、硬質および軟質のいずれの床面も
確実にかつ効率よく掃除できるとともに、回転清掃体か
らの糸屑等の除去作業を低減できるものである。
は、回転清掃体に設けた可撓性のブレードのうちの少な
くとも二つは先端側を軸体方向に向けて傾斜させた起毛
を形成した起毛ブレードとするとともに、これら起毛ブ
レードの間に非起毛ブレードを配置する構成としたこと
から、硬質の床面に存在する塵埃を拭き取るとともに、
軟質の床面に存在する塵埃を前記起毛により掻き取るこ
とができるという作用を有し、さらに糸屑等の起毛ブレ
ードへの絡み付きを防止できるという作用を有するもの
である。したがって、硬質および軟質のいずれの床面も
確実にかつ効率よく掃除できるとともに、回転清掃体か
らの糸屑等の除去作業を低減できるものである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、起毛ブレードの起毛
を回転清掃体の回転方向の上流側および下流側の両面に
形成した電気掃除機の吸込口体としたものである。
たは請求項2記載の発明において、起毛ブレードの起毛
を回転清掃体の回転方向の上流側および下流側の両面に
形成した電気掃除機の吸込口体としたものである。
【0010】このように構成した請求項3記載の発明
は、起毛ブレードの両面を起毛させたことから、請求項
1または請求項2記載のそれぞれの発明の作用に加え
て、回転清掃体の回転方向に関係なく、床面の清掃が効
率よくできるという作用を有するものである。
は、起毛ブレードの両面を起毛させたことから、請求項
1または請求項2記載のそれぞれの発明の作用に加え
て、回転清掃体の回転方向に関係なく、床面の清掃が効
率よくできるという作用を有するものである。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明における、起毛ブレードを回転清掃体の回転方
向の上流側面と下流側面とを略基部より分離させて断面
二股状に形成した電気掃除機の吸込口体としたものであ
る。
載の発明における、起毛ブレードを回転清掃体の回転方
向の上流側面と下流側面とを略基部より分離させて断面
二股状に形成した電気掃除機の吸込口体としたものであ
る。
【0012】このように構成した請求項4記載の発明
は、起毛ブレードを断面二股状に分離したことから、請
求項3記載の発明の作用に加えて起毛ブレードの厚み薄
くできることから可撓性を向上させることができるとい
う作用を有するものである。
は、起毛ブレードを断面二股状に分離したことから、請
求項3記載の発明の作用に加えて起毛ブレードの厚み薄
くできることから可撓性を向上させることができるとい
う作用を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施例を図1
および図6に基づいて説明する。図1は吸込口体1の全
体を示した斜視図であり、この吸込口体1は、本体ケー
ス10、この本体ケース10内に配設された回転清掃体
20および前記回転清掃体20を回転駆動する駆動源と
しての電動機30等から構成されている。また、前記本
体ケース10の後側には接続管40が設けられている。
および図6に基づいて説明する。図1は吸込口体1の全
体を示した斜視図であり、この吸込口体1は、本体ケー
ス10、この本体ケース10内に配設された回転清掃体
20および前記回転清掃体20を回転駆動する駆動源と
しての電動機30等から構成されている。また、前記本
体ケース10の後側には接続管40が設けられている。
【0014】そして、前記本体ケース10は下部ケース
11と上部ケース12とから構成されており、この下部
ケース11と上部ケース12とはバンパー13を介して
図示しないねじにより一体的に結合されている。そし
て、下部ケース11には下面つまり被掃除面である床面
側を開口した吸込口15が設けられており、この吸込口
15の近傍に位置して前記回転清掃体20がこの回転清
掃体20の両端部に設けた後述する軸受26c、27c
を図示しない下部ケース11に設けられた軸受支持部に
支持されて回転自在に設けられている。
11と上部ケース12とから構成されており、この下部
ケース11と上部ケース12とはバンパー13を介して
図示しないねじにより一体的に結合されている。そし
て、下部ケース11には下面つまり被掃除面である床面
側を開口した吸込口15が設けられており、この吸込口
15の近傍に位置して前記回転清掃体20がこの回転清
掃体20の両端部に設けた後述する軸受26c、27c
を図示しない下部ケース11に設けられた軸受支持部に
支持されて回転自在に設けられている。
【0015】前記回転清掃体20は図2ないし図4に示
すように柱状の軸体21、この軸体21の外周に配設さ
れた起毛ブレード22および非起毛ブレード25等から
構成されている。そして、前記軸体21は合成樹脂また
はアルミ等からなり、その外周には軸方向に沿って外周
を開口した複数(この実施の形態では4本)の挿入溝2
1aが形成されており、これら挿入溝21aは図3およ
び図4に示すように中間部に両側から互いに突出して狭
小の間隙Gを形成する係止凸条21b、21bを設ける
とともに、この係止凸条21b、21bの奥部つまり軸
心側部には軸心側に凸とした略半円形状に形成され係止
溝21cが形成され、また、開口部両側は互いに離反す
る方向に向けて曲面とした曲面部が形成されている。な
お、この曲面部は前記起毛ブレード22および非起毛ブ
レード25が屈曲した際にその側面の一部に集中応力が
加わることを防止して起毛ブレード22および非起毛ブ
レード25の折損等の損傷を防止するものである。
すように柱状の軸体21、この軸体21の外周に配設さ
れた起毛ブレード22および非起毛ブレード25等から
構成されている。そして、前記軸体21は合成樹脂また
はアルミ等からなり、その外周には軸方向に沿って外周
を開口した複数(この実施の形態では4本)の挿入溝2
1aが形成されており、これら挿入溝21aは図3およ
び図4に示すように中間部に両側から互いに突出して狭
小の間隙Gを形成する係止凸条21b、21bを設ける
とともに、この係止凸条21b、21bの奥部つまり軸
心側部には軸心側に凸とした略半円形状に形成され係止
溝21cが形成され、また、開口部両側は互いに離反す
る方向に向けて曲面とした曲面部が形成されている。な
お、この曲面部は前記起毛ブレード22および非起毛ブ
レード25が屈曲した際にその側面の一部に集中応力が
加わることを防止して起毛ブレード22および非起毛ブ
レード25の折損等の損傷を防止するものである。
【0016】つぎに、前記軸体21に配設される前記起
毛ブレード22について説明する。この起毛ブレード2
2はナイロン等の繊維からなり起毛22cをした倒伏パ
イル織物と呼ばれている布地を短冊状に裁断して形成さ
れたブレード片22aとこのブレード片22aの長手方
向に沿った一端側に一体成形によって形成した軟質塩化
ビニール等からなる係合部22bとから構成されてい
る。この係合部22bの断面形状は前記軸体21に形成
した挿入溝21aの係止溝21cの断面形状と相似に形
成されるとともに僅かに大きく形成され係止溝21cに
圧入されるようになっている。
毛ブレード22について説明する。この起毛ブレード2
2はナイロン等の繊維からなり起毛22cをした倒伏パ
イル織物と呼ばれている布地を短冊状に裁断して形成さ
れたブレード片22aとこのブレード片22aの長手方
向に沿った一端側に一体成形によって形成した軟質塩化
ビニール等からなる係合部22bとから構成されてい
る。この係合部22bの断面形状は前記軸体21に形成
した挿入溝21aの係止溝21cの断面形状と相似に形
成されるとともに僅かに大きく形成され係止溝21cに
圧入されるようになっている。
【0017】そして、前記ブレード片22aつまり布地
の起毛22cはその先端部が前記軸体21の軸心方向つ
まり軸体21方向に向けて傾斜させて形成つまり起毛さ
せているものである。このように軸体21の軸心方向に
向けて傾斜させて布地に起毛させたことから、図4に示
すように回転清掃体20が回転した際に、軟質床面であ
る絨毯60の表面あるいは絨毯60の毛足61の間に存
在する塵埃を掻き取ることができるものである。
の起毛22cはその先端部が前記軸体21の軸心方向つ
まり軸体21方向に向けて傾斜させて形成つまり起毛さ
せているものである。このように軸体21の軸心方向に
向けて傾斜させて布地に起毛させたことから、図4に示
すように回転清掃体20が回転した際に、軟質床面であ
る絨毯60の表面あるいは絨毯60の毛足61の間に存
在する塵埃を掻き取ることができるものである。
【0018】つぎに、前記軸体21に配設される非起毛
ブレード25について説明する。この非起毛ブレード2
5は薄板状の軟質のゴム板から構7され、図3に示すよ
うに短冊形状のブレード片25aとこのブレード片25
aの長手方向に沿う一端側にその断面形状が前記軸体2
1の断面形状と相似に形成されるとともに僅かに大きく
形成した係合部25bとから構成され、この係合部25
bは前記係止溝21cに軽圧入されるようになってい
る。
ブレード25について説明する。この非起毛ブレード2
5は薄板状の軟質のゴム板から構7され、図3に示すよ
うに短冊形状のブレード片25aとこのブレード片25
aの長手方向に沿う一端側にその断面形状が前記軸体2
1の断面形状と相似に形成されるとともに僅かに大きく
形成した係合部25bとから構成され、この係合部25
bは前記係止溝21cに軽圧入されるようになってい
る。
【0019】そして、図3に示すように軸体21に形成
した横方向に対向する二つの係止溝21c、21cに
は、前記起毛ブレード22の係合部22bを軸体21の
一端側から軸方向に沿って挿入つまり圧入され、また、
起毛ブレード22の係合部22bが挿入された係止溝2
1c、21cと直交する縦方向に対向する係止溝21
c、21cには前記非起毛ブレード25の係合部25b
が同様に軸方向から挿入つまり圧入される。そして、軸
体21のそれぞれの係止溝21bに前記起毛ブレード2
2および非起毛ブレード25を圧入した後、図2に示す
ように前記軸体21の両端部にそれぞれ係止部材26お
よび係止部材27を接着等適宜な手段で固定することに
より前記起毛ブレード22および非起毛ブレード25の
軸体21の左右方向への動きを規制して前記係止溝21
cつまり挿入溝21aから離脱しないようになってい
る。また、前記係止部材26には歯付きプーリー26a
が一体に形成されるとともに軸26bが固着されてい
る。また、この軸26bには軸受26cが取り付けられ
ている。また、前記係止部材27には軸27bが固着さ
れており、この軸27bに同様に軸受27cが取り付け
られている。
した横方向に対向する二つの係止溝21c、21cに
は、前記起毛ブレード22の係合部22bを軸体21の
一端側から軸方向に沿って挿入つまり圧入され、また、
起毛ブレード22の係合部22bが挿入された係止溝2
1c、21cと直交する縦方向に対向する係止溝21
c、21cには前記非起毛ブレード25の係合部25b
が同様に軸方向から挿入つまり圧入される。そして、軸
体21のそれぞれの係止溝21bに前記起毛ブレード2
2および非起毛ブレード25を圧入した後、図2に示す
ように前記軸体21の両端部にそれぞれ係止部材26お
よび係止部材27を接着等適宜な手段で固定することに
より前記起毛ブレード22および非起毛ブレード25の
軸体21の左右方向への動きを規制して前記係止溝21
cつまり挿入溝21aから離脱しないようになってい
る。また、前記係止部材26には歯付きプーリー26a
が一体に形成されるとともに軸26bが固着されてい
る。また、この軸26bには軸受26cが取り付けられ
ている。また、前記係止部材27には軸27bが固着さ
れており、この軸27bに同様に軸受27cが取り付け
られている。
【0020】そして、前記軸受26cおよび軸受27c
を上述したように下ケース11に設けた図示しない軸受
支持部に支持させることにより本体ケース1内に回転可
能に配設されているものである。
を上述したように下ケース11に設けた図示しない軸受
支持部に支持させることにより本体ケース1内に回転可
能に配設されているものである。
【0021】なお、前記軸体21の外周は起毛ブレード
22と非起毛ブレード25を軸体21の周方向に交互に
つまり起毛ブレード22が隣接状態で連続しないように
配置されており、このように隣り合う起毛ブレード2
2、22の間に非起毛ブレード25を配置した場合は、
図8に示すように起毛ブレード22を連続して配設した
場合のように起毛22cによって起毛ブラシ22の外周
に糸屑62等が巻き付くことを防止できるという利点が
ある。
22と非起毛ブレード25を軸体21の周方向に交互に
つまり起毛ブレード22が隣接状態で連続しないように
配置されており、このように隣り合う起毛ブレード2
2、22の間に非起毛ブレード25を配置した場合は、
図8に示すように起毛ブレード22を連続して配設した
場合のように起毛22cによって起毛ブラシ22の外周
に糸屑62等が巻き付くことを防止できるという利点が
ある。
【0022】また、前記本体ケース1内には前記駆動源
としての電動機30が図示しない取付ねじによって取り
付けられており、この電動機30の出力軸には歯付きプ
ーリー31が設けられ、この歯付きプーリー31と前記
回転清掃体20の歯付きプーリー26aには駆動ベルト
33が掛けられており、この駆動ベルト33を介して前
記回転清掃体20は電動機30によって回転駆動される
ようになっている。また、前記本体10にはプリント基
板35aとこのプリント基板35aに搭載された各種回
路素子35bからなる回路装置35が設けられており、
この回路装置35と前記電動機30とは図示しないリー
ド線を介して接続されている。
としての電動機30が図示しない取付ねじによって取り
付けられており、この電動機30の出力軸には歯付きプ
ーリー31が設けられ、この歯付きプーリー31と前記
回転清掃体20の歯付きプーリー26aには駆動ベルト
33が掛けられており、この駆動ベルト33を介して前
記回転清掃体20は電動機30によって回転駆動される
ようになっている。また、前記本体10にはプリント基
板35aとこのプリント基板35aに搭載された各種回
路素子35bからなる回路装置35が設けられており、
この回路装置35と前記電動機30とは図示しないリー
ド線を介して接続されている。
【0023】また、前記下部ケース11の前部両側端部
には一対の走行車輪14が設けられており、また、図示
しないが下部ケース11の後部には径大な一対の走行車
輪が設けられている。
には一対の走行車輪14が設けられており、また、図示
しないが下部ケース11の後部には径大な一対の走行車
輪が設けられている。
【0024】また、前記接続管40は図1において上下
方向に回動可能に取り付けられてこの接続管40の後端
部には接続部41が形成されるとともに、この接続部4
1には接続ピン42が設けられており、この接続ピン4
2の基部は前記回路装置35に図示しないリード線を介
して接続されている。
方向に回動可能に取り付けられてこの接続管40の後端
部には接続部41が形成されるとともに、この接続部4
1には接続ピン42が設けられており、この接続ピン4
2の基部は前記回路装置35に図示しないリード線を介
して接続されている。
【0025】そして、このように構成された前記吸込口
体1は図5に示すように電気掃除機50に接続された吸
込ホース51に接続され延長管52に接続されるもので
ある。また、前記接続部41を前記延長管に接続する際
に接続ピン42は前記延長管に設けられた図示しない雌
型のコネクターに接続されるようになっている。なお、
延長管52および吸込ホース51の内部には図示しない
給電線が配設されており、この配電線を介して前記電気
掃除機50から電力が供給されるようになっている。な
お、前記電気掃除機50は従来周知の電気掃除機と同様
に本体ケース53とこの本体ケース53の内部に設けら
れ集塵袋54aを収納した集塵室54、この集塵室54
の下流側に設けられた電動送風機55等から構成されて
いる。
体1は図5に示すように電気掃除機50に接続された吸
込ホース51に接続され延長管52に接続されるもので
ある。また、前記接続部41を前記延長管に接続する際
に接続ピン42は前記延長管に設けられた図示しない雌
型のコネクターに接続されるようになっている。なお、
延長管52および吸込ホース51の内部には図示しない
給電線が配設されており、この配電線を介して前記電気
掃除機50から電力が供給されるようになっている。な
お、前記電気掃除機50は従来周知の電気掃除機と同様
に本体ケース53とこの本体ケース53の内部に設けら
れ集塵袋54aを収納した集塵室54、この集塵室54
の下流側に設けられた電動送風機55等から構成されて
いる。
【0026】また、前記吸込ホース51の先端部には操
作取手51aが設けられこの操作取手51aに前記延長
管52の他方側が接続されるものである。また前記操作
取手51aには前記電動送風機55の駆動・停止をさせ
る掃除機駆動スイッチ51bおよび前記吸込口体1の前
記電動機30の駆動・停止をさせる回転清掃体駆動スイ
ッチ51cおよび電動送風機55の出力を調節して風量
を調節する風量調節スイッチ51dが設けられている。
作取手51aが設けられこの操作取手51aに前記延長
管52の他方側が接続されるものである。また前記操作
取手51aには前記電動送風機55の駆動・停止をさせ
る掃除機駆動スイッチ51bおよび前記吸込口体1の前
記電動機30の駆動・停止をさせる回転清掃体駆動スイ
ッチ51cおよび電動送風機55の出力を調節して風量
を調節する風量調節スイッチ51dが設けられている。
【0027】つぎに、上記吸込口体1の動作について説
明する。まず使用に当たっては図5に示すように電気掃
除機50の吸込ホース51に接続された延長管52に前
記吸込口体1を接続した後、前記操作取手51aに設け
た掃除機駆動スイッチ51bを閉成して電気掃除機50
を動作状態とするとともに、前記回転清掃体駆動スイッ
チ51cを閉成し前記電動機30を駆動させて回転清掃
体20を回転駆動させる。なお、この回転清掃体20は
図3および図4に示すように反時計方向に回転するよう
になっており、この反時計方向の回転によって前記起毛
ブレード22の起毛22cが軟質床面の一つである絨毯
60に存在する塵埃を掻き取る方向となっているもので
ある。
明する。まず使用に当たっては図5に示すように電気掃
除機50の吸込ホース51に接続された延長管52に前
記吸込口体1を接続した後、前記操作取手51aに設け
た掃除機駆動スイッチ51bを閉成して電気掃除機50
を動作状態とするとともに、前記回転清掃体駆動スイッ
チ51cを閉成し前記電動機30を駆動させて回転清掃
体20を回転駆動させる。なお、この回転清掃体20は
図3および図4に示すように反時計方向に回転するよう
になっており、この反時計方向の回転によって前記起毛
ブレード22の起毛22cが軟質床面の一つである絨毯
60に存在する塵埃を掻き取る方向となっているもので
ある。
【0028】そして、前記回転清掃体20を回転させつ
つ操作取手51aによって吸込口体1を絨毯60の上面
を前後方向に移動させて掃除を行う。そして、この掃除
中に前記回転清掃体20とともに回転する前記起毛ブレ
ード22は、その起毛22cはその先端部が軸体21の
軸心方向に向けて傾斜していることから、絨毯60の上
面および毛足61の間に存在する塵埃は掻き取られある
いは掻き出されると同時にこれらの塵埃は電気掃除機5
0の吸込気流によって延長管52、吸込ホース51を介
して集塵室袋54a内に集塵されるものである。したが
って、絨毯60の上面および毛足61の間に存在する塵
埃を確実にかつ効率よく集塵することができるものであ
る。また、前記隣接する起毛ブレード22の間に非起毛
ブレード25が配設されていることから、回転中に絨毯
60の毛足61の間に存在する塵埃は前記非起毛ブレー
ド25によって叩き出され、この叩き出された塵埃は前
記起毛ブラシ22によって掻き取られることから、さら
に掃除効果が高められるものである。また、隣り合う起
毛ブレード22の間に非起毛ブレード25が配置されて
いることから、前述したように糸屑62等は前記非起毛
ブレード25によって遮られるために上述したように起
毛ブレード22に巻き付くこが防止されるものである。
つ操作取手51aによって吸込口体1を絨毯60の上面
を前後方向に移動させて掃除を行う。そして、この掃除
中に前記回転清掃体20とともに回転する前記起毛ブレ
ード22は、その起毛22cはその先端部が軸体21の
軸心方向に向けて傾斜していることから、絨毯60の上
面および毛足61の間に存在する塵埃は掻き取られある
いは掻き出されると同時にこれらの塵埃は電気掃除機5
0の吸込気流によって延長管52、吸込ホース51を介
して集塵室袋54a内に集塵されるものである。したが
って、絨毯60の上面および毛足61の間に存在する塵
埃を確実にかつ効率よく集塵することができるものであ
る。また、前記隣接する起毛ブレード22の間に非起毛
ブレード25が配設されていることから、回転中に絨毯
60の毛足61の間に存在する塵埃は前記非起毛ブレー
ド25によって叩き出され、この叩き出された塵埃は前
記起毛ブラシ22によって掻き取られることから、さら
に掃除効果が高められるものである。また、隣り合う起
毛ブレード22の間に非起毛ブレード25が配置されて
いることから、前述したように糸屑62等は前記非起毛
ブレード25によって遮られるために上述したように起
毛ブレード22に巻き付くこが防止されるものである。
【0029】また、床面が軟質床面である畳の場合であ
っても、上記絨毯60の場合と同様に、畳面に存在する
塵埃は、先端部が軸体21の軸心方向に向けて傾斜して
いる起毛22cによって掻き取られあるいは掻き出さ
れ、この掻き取られあるいは掻き出された塵埃は電気掃
除機50の吸込気流によって集塵室袋54a内に集塵さ
れるものである。また、回転清掃体20の回転中に畳の
目の間に存在する塵埃は前記非起毛ブレード25によっ
て叩き出され、この叩き出された塵埃は前記起毛ブラシ
22によって掻き取られることになるため、さらに掃除
効果が高められるものである。また、隣り合う起毛ブレ
ード22の間に非起毛ブレード25が配設されているい
ることから糸屑62等が起毛ブレード22に巻き付くこ
とが防止されるものである。
っても、上記絨毯60の場合と同様に、畳面に存在する
塵埃は、先端部が軸体21の軸心方向に向けて傾斜して
いる起毛22cによって掻き取られあるいは掻き出さ
れ、この掻き取られあるいは掻き出された塵埃は電気掃
除機50の吸込気流によって集塵室袋54a内に集塵さ
れるものである。また、回転清掃体20の回転中に畳の
目の間に存在する塵埃は前記非起毛ブレード25によっ
て叩き出され、この叩き出された塵埃は前記起毛ブラシ
22によって掻き取られることになるため、さらに掃除
効果が高められるものである。また、隣り合う起毛ブレ
ード22の間に非起毛ブレード25が配設されているい
ることから糸屑62等が起毛ブレード22に巻き付くこ
とが防止されるものである。
【0030】また、床面が板の間等の硬質床面の場合に
おいても、この硬質床面に存在する塵埃は、先端部が軸
体21の軸心方向に向けて傾斜している起毛22cによ
って掻き取られ、この掻き取られた塵埃は電気掃除機5
0の吸込気流によって集塵室袋54a内に集塵されるも
のである。また、硬質床面の汚れは前記起毛ブレード2
2によって拭き取られるとともに磨き効果が得られるも
のである。また、隣り合う起毛ブレード22の間に非起
毛ブレード25が配置されていることから、前述したよ
うに糸屑等が起毛ブレード22に巻き付くことが防止さ
れるものである。
おいても、この硬質床面に存在する塵埃は、先端部が軸
体21の軸心方向に向けて傾斜している起毛22cによ
って掻き取られ、この掻き取られた塵埃は電気掃除機5
0の吸込気流によって集塵室袋54a内に集塵されるも
のである。また、硬質床面の汚れは前記起毛ブレード2
2によって拭き取られるとともに磨き効果が得られるも
のである。また、隣り合う起毛ブレード22の間に非起
毛ブレード25が配置されていることから、前述したよ
うに糸屑等が起毛ブレード22に巻き付くことが防止さ
れるものである。
【0031】なお、上記実施の形態においては、起毛ブ
レード22および非起毛ブレード25を軸体21の軸心
と平行な位置関係として軸体21に設ける構成とした
が、これは軸体21の外周に螺旋状に設ける構成として
もよいものである。
レード22および非起毛ブレード25を軸体21の軸心
と平行な位置関係として軸体21に設ける構成とした
が、これは軸体21の外周に螺旋状に設ける構成として
もよいものである。
【0032】また、上記実施の形態においては回転清掃
体20を回転駆動させる駆動源を電動機30とする構成
としたが、これは吸込気流によって回転するタービンつ
まりファンで構成してもよいものである。
体20を回転駆動させる駆動源を電動機30とする構成
としたが、これは吸込気流によって回転するタービンつ
まりファンで構成してもよいものである。
【0033】また、上記実施の形態においては、起毛ブ
レード22および非起毛ブレード25の数をそれぞれ2
個としたがこの数は回転清掃体20の外形の大きさ等に
よって適宜の数に設定することができるものである。
レード22および非起毛ブレード25の数をそれぞれ2
個としたがこの数は回転清掃体20の外形の大きさ等に
よって適宜の数に設定することができるものである。
【0034】また、上記実施の形態においては隣り合う
起毛ブレード22の間に非起毛ブレード25を配置する
ようにしたがこれは起毛ブレード22の数によってはす
べての隣り合う起毛ブレード22の間に非起毛ブレード
25を配置する構成としなくてもよいものである。しか
し、すべての隣り合う起毛ブレード22の間に非起毛ブ
レード25を配置する構成とした場合は上述したよう
に、糸屑等の長い塵埃を非起毛ブレード25によって遮
ることができることから前記糸屑等の起毛ブレード22
への巻き付きを防止できるという利点があるものであ
る。
起毛ブレード22の間に非起毛ブレード25を配置する
ようにしたがこれは起毛ブレード22の数によってはす
べての隣り合う起毛ブレード22の間に非起毛ブレード
25を配置する構成としなくてもよいものである。しか
し、すべての隣り合う起毛ブレード22の間に非起毛ブ
レード25を配置する構成とした場合は上述したよう
に、糸屑等の長い塵埃を非起毛ブレード25によって遮
ることができることから前記糸屑等の起毛ブレード22
への巻き付きを防止できるという利点があるものであ
る。
【0035】また、上記実施の形態では、起毛ブレード
22の片面つまり回転清掃体20の回転方向上流側の面
にのみ起毛22cを形成する構成としたが、これは図6
に示すように回転方向下流側の面にも起毛22cを形成
しすることにより両面に形成する構成としてもよく、こ
のように両面に構成した場合は、掃除中に前後方向に移
動させる吸込口体1の移動に合わせて回転清掃体20を
正逆回転させる構成した場合に特に有効となる。つま
り、回転清掃体20がいずれの方向に回転した場合にお
いても、床面に存在する塵埃は、先端部が軸体21方向
に向けて傾斜している起毛22cによって掻き取らある
いは掻き出され、この掻き取られあるいは掻き出された
塵埃は電気掃除機50の吸込気流によって集塵室袋54
a内に集塵されることから、塵埃は確実にかつ効率よく
集塵することができるものである。なお、図6では図3
と同一部分には同一符号を付してある。
22の片面つまり回転清掃体20の回転方向上流側の面
にのみ起毛22cを形成する構成としたが、これは図6
に示すように回転方向下流側の面にも起毛22cを形成
しすることにより両面に形成する構成としてもよく、こ
のように両面に構成した場合は、掃除中に前後方向に移
動させる吸込口体1の移動に合わせて回転清掃体20を
正逆回転させる構成した場合に特に有効となる。つま
り、回転清掃体20がいずれの方向に回転した場合にお
いても、床面に存在する塵埃は、先端部が軸体21方向
に向けて傾斜している起毛22cによって掻き取らある
いは掻き出され、この掻き取られあるいは掻き出された
塵埃は電気掃除機50の吸込気流によって集塵室袋54
a内に集塵されることから、塵埃は確実にかつ効率よく
集塵することができるものである。なお、図6では図3
と同一部分には同一符号を付してある。
【0036】また、上記実施の形態においては、起毛ブ
レード22は起毛22cさせた布地により形成したが、
これは例えば可撓性を有する合成樹脂の薄板の一方また
は両面にこの薄板と一体に形成した針状突起を形成して
起毛22cとしてもよいものである。このように合成樹
脂で形成した場合は前記薄板の有する適度な弾性によっ
て起毛ブレードが床面に摺接することから塵埃の掻き取
り効果をたかめることができるが、上記実施の形態のよ
うに布地で形成した場合は、起毛22cを細くできると
ともに床面が硬質の床面である場合は、磨き効果を得る
ことができるとともに床面に当たっても叩音が発生する
ことがないものである。
レード22は起毛22cさせた布地により形成したが、
これは例えば可撓性を有する合成樹脂の薄板の一方また
は両面にこの薄板と一体に形成した針状突起を形成して
起毛22cとしてもよいものである。このように合成樹
脂で形成した場合は前記薄板の有する適度な弾性によっ
て起毛ブレードが床面に摺接することから塵埃の掻き取
り効果をたかめることができるが、上記実施の形態のよ
うに布地で形成した場合は、起毛22cを細くできると
ともに床面が硬質の床面である場合は、磨き効果を得る
ことができるとともに床面に当たっても叩音が発生する
ことがないものである。
【0037】そして、上記のように起毛ブレード22の
両面を起毛22cを形成した布地等により起毛ブレード
を構成した場合は、生地等の厚みが厚くなり可撓性が低
下し床面への良好な摺接が阻害される虞があることか
ら、このように両面を起毛させる構成とした場合は、図
7示すように、ブレード片22aを一方の面と他方の面
とをその中央部から分離つまり面方向に二分割して分割
ブレード片122a、122aとして形成してその厚み
を薄くする構成としもよく、このような構成とすること
により可撓性を大きくして床面への摺接を良好とするこ
とができる。また、このように一方の面と他方の面とを
その中央部から分離させるには、例えば片面側のみを起
毛させた布地等を互いに起毛した面を外側にするととも
にその一端側を軟質塩化ビニール等からなる係合部22
bによって一体成形して形成することができる。図7で
は図3と同一部分には同一符号を付してある。
両面を起毛22cを形成した布地等により起毛ブレード
を構成した場合は、生地等の厚みが厚くなり可撓性が低
下し床面への良好な摺接が阻害される虞があることか
ら、このように両面を起毛させる構成とした場合は、図
7示すように、ブレード片22aを一方の面と他方の面
とをその中央部から分離つまり面方向に二分割して分割
ブレード片122a、122aとして形成してその厚み
を薄くする構成としもよく、このような構成とすること
により可撓性を大きくして床面への摺接を良好とするこ
とができる。また、このように一方の面と他方の面とを
その中央部から分離させるには、例えば片面側のみを起
毛させた布地等を互いに起毛した面を外側にするととも
にその一端側を軟質塩化ビニール等からなる係合部22
bによって一体成形して形成することができる。図7で
は図3と同一部分には同一符号を付してある。
【0038】また、布地で形成した起毛ブレード22に
所定の復元力を持たせたい場合は、ブレード片22aに
起毛22cが形成されていない面あるいは両面に起毛2
2cを形成とた場合は両面の間に、合成樹脂で形成した
弾性を有する薄膜あるいは薄板部材を一体に形成するよ
うにすれば、上記復元力をもたせることができるもので
ある。
所定の復元力を持たせたい場合は、ブレード片22aに
起毛22cが形成されていない面あるいは両面に起毛2
2cを形成とた場合は両面の間に、合成樹脂で形成した
弾性を有する薄膜あるいは薄板部材を一体に形成するよ
うにすれば、上記復元力をもたせることができるもので
ある。
【0039】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、回転清掃体に設けた可撓性のブレードのうちの少
なくとも一つは先端側を軸体方向に向けて傾斜させた起
毛を形成した起毛ブレードとしたことから、硬質の床面
に存在する塵埃および汚れを拭き取るとともに、また、
軟質の床面に存在する塵埃を前記起毛により掻き取るこ
とができるため、硬質および軟質のいずれの床面も確実
にかつ効率よく掃除できるという効果を有するものであ
る。
明は、回転清掃体に設けた可撓性のブレードのうちの少
なくとも一つは先端側を軸体方向に向けて傾斜させた起
毛を形成した起毛ブレードとしたことから、硬質の床面
に存在する塵埃および汚れを拭き取るとともに、また、
軟質の床面に存在する塵埃を前記起毛により掻き取るこ
とができるため、硬質および軟質のいずれの床面も確実
にかつ効率よく掃除できるという効果を有するものであ
る。
【0040】また、請求項2記載の発明は、回転清掃体
に設けた可撓性のブレードのうちの少なくとも二つは先
端側を軸体方向に向けて傾斜させた起毛を起毛ブレード
とするとともに、これら起毛ブレードの間に非起毛ブレ
ードを配置する構成としたことから、硬質の床面に存在
する塵埃および汚れを拭き取るとともに、軟質の床面に
存在する塵埃を前記起毛により掻き取ることができると
いう効果を有し、さらに糸屑等の起毛ブレードへの絡み
付きを防止できるという効果を有するものである。した
がって、硬質および軟質のいずれの床面も確実にかつ効
率よく掃除できるとともに、回転清掃体からの糸屑等の
除去作業を低減できるものである。
に設けた可撓性のブレードのうちの少なくとも二つは先
端側を軸体方向に向けて傾斜させた起毛を起毛ブレード
とするとともに、これら起毛ブレードの間に非起毛ブレ
ードを配置する構成としたことから、硬質の床面に存在
する塵埃および汚れを拭き取るとともに、軟質の床面に
存在する塵埃を前記起毛により掻き取ることができると
いう効果を有し、さらに糸屑等の起毛ブレードへの絡み
付きを防止できるという効果を有するものである。した
がって、硬質および軟質のいずれの床面も確実にかつ効
率よく掃除できるとともに、回転清掃体からの糸屑等の
除去作業を低減できるものである。
【0041】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明における起毛ブレードの両面を
起毛せさたことから、請求項1または請求項2記載のそ
れぞれの発明の効果に加えて、回転清掃体の回転方向に
関係なく、床面の掃除ができるという効果を有するもの
である。
たは請求項2記載の発明における起毛ブレードの両面を
起毛せさたことから、請求項1または請求項2記載のそ
れぞれの発明の効果に加えて、回転清掃体の回転方向に
関係なく、床面の掃除ができるという効果を有するもの
である。
【0042】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、起毛ブレードを断面二股状に分離し
たことから、請求項3記載の発明の効果に加えて起毛ブ
レードの布地の厚み薄くできることから可撓性を向上さ
せることができるという効果を有するものである。
載の発明において、起毛ブレードを断面二股状に分離し
たことから、請求項3記載の発明の効果に加えて起毛ブ
レードの布地の厚み薄くできることから可撓性を向上さ
せることができるという効果を有するものである。
【図1】本発明の実施の形態の電気掃除機の吸込口体の
全体を示す斜視図。
全体を示す斜視図。
【図2】上記実施の形態の吸込口体の回転清掃体の側面
面図。
面図。
【図3】上記実施の形態の吸込口体の回転清掃体の断面
図(図2におけるX−X線での断面図)。
図(図2におけるX−X線での断面図)。
【図4】上記実施の形態の回動清掃体の動作を説明する
図(図2におけるX−X線での断面図)。
図(図2におけるX−X線での断面図)。
【図5】上記実施の形態の吸込口体を電気掃除機に接続
した状態を示す斜示図。
した状態を示す斜示図。
【図6】上記実施の形態の回動清掃体の起毛ブレードの
他の実施の形態を示す断面図。
他の実施の形態を示す断面図。
【図7】上記実施の形態の回動清掃体の起毛ブレードの
さらに他の実施の形態を示す断面図。
さらに他の実施の形態を示す断面図。
【図8】回転清掃体に起毛ブレードのみを設けた場合に
おける、起毛ブレードに糸屑等が巻き付いた状態を示す
図。
おける、起毛ブレードに糸屑等が巻き付いた状態を示す
図。
1 吸込口体 10 本体ケース 15 吸込口 20 回転清掃体 21 軸体 22 起毛ブレード 22c 起毛 25 非起毛ブレード 30 電動機(駆動源)
Claims (4)
- 【請求項1】被掃除面側を開口した吸込口の近傍に回転
自在に配設されるとともに軸体とこの軸体の外周に軸方
向に沿って設けられた可撓性を有する複数のブレードと
からなる回転清掃体とこの回転清掃体を回転駆動させる
駆動源とを備えた本体ケースと、この本体ケースに設け
られた接続管とからなる電気掃除機の吸込口体におい
て、前記ブレードのうち少なくとも一つは回転方向上流
側の面に先端部を軸体方向に向けて傾斜させた起毛を形
成した起毛ブレードとしたことを特徴とする電気掃除機
の吸込口体。 - 【請求項2】被掃除面側を開口した吸込口の近傍に回転
自在に配設されるとともに軸体とこの軸体の外周に軸方
向に沿って設けられた可撓性を有する複数のブレードと
からなる回転清掃体とこの回転清掃体を回転駆動させる
駆動源とを備えた本体ケースと、この本体ケースに設け
られた接続管とからなる電気掃除機の吸込口体におい
て、前記ブレードのうち少なくとも二つは回転方向上流
側の面に先端部を軸体方向に向けて傾斜させた起毛を形
成した起毛ブレードとし、これら起毛ブレードの間に非
起毛ブレードを配置したことを特徴とする電気掃除機の
吸込口体。 - 【請求項3】請求項1または請求項2記載の発明におい
て、起毛ブレードの起毛を回転清掃体の回転方向の上流
側および下流側の両面に形成したことを特徴とする電気
掃除機の吸込口体。 - 【請求項4】請求項3記載の発明における、起毛ブレー
ドを回転清掃体の回転方向の上流側面と下流側面とを略
基部より分離させて断面二股状に形成したことを特徴と
する電気掃除機の吸込口体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34417096A JPH10179461A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 電気掃除機の吸込口体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34417096A JPH10179461A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 電気掃除機の吸込口体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179461A true JPH10179461A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18367170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34417096A Pending JPH10179461A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 電気掃除機の吸込口体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10179461A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012245179A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Hitachi Appliances Inc | 電気掃除機および吸込具 |
CN109464065A (zh) * | 2018-11-05 | 2019-03-15 | 赵端涵 | 一种新型家用吸尘器 |
CN113876270A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-01-04 | 永州雅力德科技有限公司 | 用于清洁设备的新型滚刷 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34417096A patent/JPH10179461A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012245179A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Hitachi Appliances Inc | 電気掃除機および吸込具 |
CN109464065A (zh) * | 2018-11-05 | 2019-03-15 | 赵端涵 | 一种新型家用吸尘器 |
CN109464065B (zh) * | 2018-11-05 | 2020-09-11 | 赵端涵 | 一种新型家用吸尘器 |
CN113876270A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-01-04 | 永州雅力德科技有限公司 | 用于清洁设备的新型滚刷 |
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