JPH10179384A - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
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- JPH10179384A JPH10179384A JP35390396A JP35390396A JPH10179384A JP H10179384 A JPH10179384 A JP H10179384A JP 35390396 A JP35390396 A JP 35390396A JP 35390396 A JP35390396 A JP 35390396A JP H10179384 A JPH10179384 A JP H10179384A
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- 235000009566 rice Nutrition 0.000 title claims abstract description 59
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炊飯中に火力を切り替える機能を有し美味し
い御飯を炊きあげることのできる炊飯器を、できるだけ
低価格で提供する。 【解決手段】 炊飯開始時は、主電磁弁37、ニードル
弁34共に全開で、バーナー17は強火力で燃焼する。
釜内の水が沸騰し始めると、釜底12の温度で約110
℃となり、沸騰検知用温度センサー15aの磁性が失わ
れ、センサー15aが下に下がる。そうすると、軸棒6
1、連結棒65等の連動機構32が作動してニードル弁
34のニードル67を下げて、ガス流量を“中”とす
る。その後、釜3内の水分が蒸発しきると、釜底温度は
再び上昇し始め、145℃となった時点で、炊き上がり
検知用温度センサー15aが磁性を失って下に下がる。
これをマイクロスイッチ等で検知して主電磁弁37を閉
じる。
い御飯を炊きあげることのできる炊飯器を、できるだけ
低価格で提供する。 【解決手段】 炊飯開始時は、主電磁弁37、ニードル
弁34共に全開で、バーナー17は強火力で燃焼する。
釜内の水が沸騰し始めると、釜底12の温度で約110
℃となり、沸騰検知用温度センサー15aの磁性が失わ
れ、センサー15aが下に下がる。そうすると、軸棒6
1、連結棒65等の連動機構32が作動してニードル弁
34のニードル67を下げて、ガス流量を“中”とす
る。その後、釜3内の水分が蒸発しきると、釜底温度は
再び上昇し始め、145℃となった時点で、炊き上がり
検知用温度センサー15aが磁性を失って下に下がる。
これをマイクロスイッチ等で検知して主電磁弁37を閉
じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガス等を火力
源とする炊飯器に関する。特には、炊飯中に火力を切り
替える機能を有する炊飯器に関する。
源とする炊飯器に関する。特には、炊飯中に火力を切り
替える機能を有する炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の標準的なガス炊飯器を例にとって
従来技術を説明する。図2は、従来の一般的なガス炊飯
器の構成概要を示す系統図である。図2の炊飯器1は、
炊飯釜(内釜)3を備えている。炊飯釜3内には、御飯
(及び水)11が入っている。炊飯釜3は、蓋5でふた
されている。炊飯釜3の底12には、温度センサー15
が当接している。この釜底温度センサー15は、釜底の
温度を検出して、お米の炊きあがりや空炊きを検知する
ものである。
従来技術を説明する。図2は、従来の一般的なガス炊飯
器の構成概要を示す系統図である。図2の炊飯器1は、
炊飯釜(内釜)3を備えている。炊飯釜3内には、御飯
(及び水)11が入っている。炊飯釜3は、蓋5でふた
されている。炊飯釜3の底12には、温度センサー15
が当接している。この釜底温度センサー15は、釜底の
温度を検出して、お米の炊きあがりや空炊きを検知する
ものである。
【0003】メインバーナー17は、炊飯釜3の底12
の下の温度センサーの周りに備えられており、釜底12
を加熱する。メインバーナー17の脇には、パイロット
バーナ19が設けられている。パイロットバーナ19は
メインバーナー17の着火用である。パイロットバーナ
19の上に設けられているサーモカップル23は、パイ
ロットバーナ19の火炎の温度を検出し、その立ち消え
を検知する。すなわち、炊飯開始後に煮こぼれが起きる
などしてメインバーナー17及びパイロットバーナ19
の火が消えると、サーモカップル23の起電力がなくな
り、その信号によって安全弁(電磁弁)37が閉とな
る。イグナイタ21は、火花によりパイロットバーナ1
9に点火する装置である。主電磁弁37の下流側のバル
ブ35は、メインバーナー行配管31の開閉を行う弁で
あり炊飯開始時及び終了時にON・OFFする。パイロ
ットバーナ19行のガス配管33は、バルブ35の下流
側から分岐している。なお、符号41はガス供給管であ
り、符号27は制御基板である。
の下の温度センサーの周りに備えられており、釜底12
を加熱する。メインバーナー17の脇には、パイロット
バーナ19が設けられている。パイロットバーナ19は
メインバーナー17の着火用である。パイロットバーナ
19の上に設けられているサーモカップル23は、パイ
ロットバーナ19の火炎の温度を検出し、その立ち消え
を検知する。すなわち、炊飯開始後に煮こぼれが起きる
などしてメインバーナー17及びパイロットバーナ19
の火が消えると、サーモカップル23の起電力がなくな
り、その信号によって安全弁(電磁弁)37が閉とな
る。イグナイタ21は、火花によりパイロットバーナ1
9に点火する装置である。主電磁弁37の下流側のバル
ブ35は、メインバーナー行配管31の開閉を行う弁で
あり炊飯開始時及び終了時にON・OFFする。パイロ
ットバーナ19行のガス配管33は、バルブ35の下流
側から分岐している。なお、符号41はガス供給管であ
り、符号27は制御基板である。
【0004】図3は、炊飯中における釜底温度センサー
の検出温度の推移の一例を示すグラフである。炊飯を始
めると釜3内の水の温度が上昇し、水が沸騰している時
は、温度センサー検出温度はほぼ110℃程度に保たれ
る。しかし、釜3内の水が蒸発し、なくなると、釜底1
2の温度は再び上昇する。この釜底12の温度が例えば
145℃になった時点で、お米の炊きあがりと判定しガ
ス(メイン)バーナー17を自動停止する。この自動停
止のための最も簡単な機構は、温度センサー15を温度
145℃以上で磁性を失うフェライト磁石としておき、
温度上昇により磁性を失って釜底12から温度センサー
15が離れる(バネ不勢により)動きを連動機構、16
によりバルブ35に伝えて同バルブ35を閉とするもの
である。
の検出温度の推移の一例を示すグラフである。炊飯を始
めると釜3内の水の温度が上昇し、水が沸騰している時
は、温度センサー検出温度はほぼ110℃程度に保たれ
る。しかし、釜3内の水が蒸発し、なくなると、釜底1
2の温度は再び上昇する。この釜底12の温度が例えば
145℃になった時点で、お米の炊きあがりと判定しガ
ス(メイン)バーナー17を自動停止する。この自動停
止のための最も簡単な機構は、温度センサー15を温度
145℃以上で磁性を失うフェライト磁石としておき、
温度上昇により磁性を失って釜底12から温度センサー
15が離れる(バネ不勢により)動きを連動機構、16
によりバルブ35に伝えて同バルブ35を閉とするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、美味しい御
飯をできるだけ短い時間で炊きあげるためには、水が沸
騰するまで強い火力で立ち上げ、沸騰後は火力を弱め
て、釜内部の余分な水分をある一定時間(例えば10
分)以上かけて蒸発させるという炊き方が理想的であ
る。一方、短時間で炊飯することを優先するのなら、強
火力で一気に炊きあげることである。
飯をできるだけ短い時間で炊きあげるためには、水が沸
騰するまで強い火力で立ち上げ、沸騰後は火力を弱め
て、釜内部の余分な水分をある一定時間(例えば10
分)以上かけて蒸発させるという炊き方が理想的であ
る。一方、短時間で炊飯することを優先するのなら、強
火力で一気に炊きあげることである。
【0006】ガス炊飯器でも、火力を調整して美味しい
御飯をできるだけ短時間で炊きあげることのできる機能
を有するものもある。しかし、そのためには、温度セン
サー・ガス比例弁・マイコン基板などが必要となるた
め、商品の価格が高額となってしまう。
御飯をできるだけ短時間で炊きあげることのできる機能
を有するものもある。しかし、そのためには、温度セン
サー・ガス比例弁・マイコン基板などが必要となるた
め、商品の価格が高額となってしまう。
【0007】本発明は、炊飯中に火力を切り替える機能
を有し美味しい御飯を炊きあげることのできる炊飯器
を、できるだけ低価格で提供することを目的とする。
を有し美味しい御飯を炊きあげることのできる炊飯器
を、できるだけ低価格で提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の炊飯器は、炊飯釜と、 炊飯釜を加熱する
ガスバーナーと、 ガスバーナーへのガス供給量を
“多”“中”“0”に切り替える切替弁と、 釜底の温
度を検知する温度センサーであって、釜内の水温が沸騰
温度に達したことを検知して第1段作動し、炊き上がり
温度に達したことを検知して第2段作動する温度センサ
ーと、 温度センサーの作動を切替弁に伝える機構と、
を備え; 炊飯開始(バーナー点火)後釜底温度が水の
沸騰温度に達するまではガス供給量を“多”とし、その
後はガス供給量を“中”とし、炊き上がり温度到達後
は、ガス供給量“0”とすることを特徴とする。温度セ
ンサーの作動をマイコンを通さずに切替弁に伝える構造
としたので高価なマイコンやガス比例弁が不要となる。
め、本発明の炊飯器は、炊飯釜と、 炊飯釜を加熱する
ガスバーナーと、 ガスバーナーへのガス供給量を
“多”“中”“0”に切り替える切替弁と、 釜底の温
度を検知する温度センサーであって、釜内の水温が沸騰
温度に達したことを検知して第1段作動し、炊き上がり
温度に達したことを検知して第2段作動する温度センサ
ーと、 温度センサーの作動を切替弁に伝える機構と、
を備え; 炊飯開始(バーナー点火)後釜底温度が水の
沸騰温度に達するまではガス供給量を“多”とし、その
後はガス供給量を“中”とし、炊き上がり温度到達後
は、ガス供給量“0”とすることを特徴とする。温度セ
ンサーの作動をマイコンを通さずに切替弁に伝える構造
としたので高価なマイコンやガス比例弁が不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明においては、上記温度セン
サーが、 昇温に伴って磁性を失う物質からなり、磁性
を有する場合に釜底に吸着される感温部と、 この感温
部を釜底から離れる方向に付勢する手段と、を含むこと
が好ましい。さらに上記感温部が2個含まれており、1
個が沸騰温度に対して作動し、他の1個が炊き上がり温
度に対応して作動することが好ましい。そのような物質
の代表例はフェライトである。フェライトは、低価格で
あり、かつ成分によって磁性を失う温度(キューリー
点)を変えることができるので好適である。
サーが、 昇温に伴って磁性を失う物質からなり、磁性
を有する場合に釜底に吸着される感温部と、 この感温
部を釜底から離れる方向に付勢する手段と、を含むこと
が好ましい。さらに上記感温部が2個含まれており、1
個が沸騰温度に対して作動し、他の1個が炊き上がり温
度に対応して作動することが好ましい。そのような物質
の代表例はフェライトである。フェライトは、低価格で
あり、かつ成分によって磁性を失う温度(キューリー
点)を変えることができるので好適である。
【0010】以下、図面を参照しつつより詳しく説明す
る。図1は、本発明の1実施例に係るガス炊飯器の構成
を示す図である。(A)は全体構成を示す図であり、
(B)は温度センサー及びニードル弁部の詳細を示す図
である。図1の炊飯器1は、炊飯釜(内釜)3を備えて
いる。炊飯釜3内には、御飯(及び水)11が入ってい
る。炊飯釜3は、蓋5でふたされている。炊飯釜3の底
12には、2個の温度センサー15a及び15bが当接
している。この釜底温度センサー15は、釜底の温度を
検出して、釜内の水の沸騰やお米の炊きあがりを検知す
るものである。
る。図1は、本発明の1実施例に係るガス炊飯器の構成
を示す図である。(A)は全体構成を示す図であり、
(B)は温度センサー及びニードル弁部の詳細を示す図
である。図1の炊飯器1は、炊飯釜(内釜)3を備えて
いる。炊飯釜3内には、御飯(及び水)11が入ってい
る。炊飯釜3は、蓋5でふたされている。炊飯釜3の底
12には、2個の温度センサー15a及び15bが当接
している。この釜底温度センサー15は、釜底の温度を
検出して、釜内の水の沸騰やお米の炊きあがりを検知す
るものである。
【0011】メインバーナー17は、釜底12の下の温
度センサー15周囲に備えられており、釜底12を加熱
する。バーナー17の側縁に設けられているサーモカッ
プル23は、パイロットバーナーの火炎の温度を検出
し、その立ち消えを検知しその信号によって安全弁(電
磁弁)37が閉となる。
度センサー15周囲に備えられており、釜底12を加熱
する。バーナー17の側縁に設けられているサーモカッ
プル23は、パイロットバーナーの火炎の温度を検出
し、その立ち消えを検知しその信号によって安全弁(電
磁弁)37が閉となる。
【0012】メインバーナー17にガスを供給するガス
供給管41には、図の左から右に向かって器具栓38、
主電磁弁37、ガバナー36、ニードル弁34が配置さ
れている。器具栓38は炊飯器使用者が開閉する手動弁
である。主電磁弁37は、本実施例においては、上述の
立ち消え安全弁の役割と炊き上がり時消火の役割の双方
を果す。ガバナー36は、ガス圧を調整するものであ
る。ニードル弁34は、本発明の主な特徴の火力切り替
えを行うための弁である。なおパイロットバーナーやイ
グナイター、基板については図示を省略している。
供給管41には、図の左から右に向かって器具栓38、
主電磁弁37、ガバナー36、ニードル弁34が配置さ
れている。器具栓38は炊飯器使用者が開閉する手動弁
である。主電磁弁37は、本実施例においては、上述の
立ち消え安全弁の役割と炊き上がり時消火の役割の双方
を果す。ガバナー36は、ガス圧を調整するものであ
る。ニードル弁34は、本発明の主な特徴の火力切り替
えを行うための弁である。なおパイロットバーナーやイ
グナイター、基板については図示を省略している。
【0013】温度センサー(感温部)の構造について図
1(B)を参照しつつ詳しく説明する。温度センサー
は、沸騰検知用(低温作動)温度センサー15aと、炊
き上がり検知用(高温作動)温度センサー15bの2つ
が設けられている。いずれの温度センサー15a、15
bともフェライト製であるが、磁性を失う温度が、沸騰
検知用温度センサー15aは約110℃であり、炊き上
がり検知用温度センサー15bは約145℃である。い
ずれの温度センサーにも、その下部に軸棒61、63が
接続されている。該軸棒61、63は、バネ62(付勢
手段、軸棒63については図示されず)によって下方に
付勢されている。しかし、その付勢力は、フェライトの
磁力よりは弱く、センサーの温度が低くて磁性を有して
いる時には、センサーは釜底12に付着している。しか
し、センサーが高温となって磁性を失うと、バネ62の
付勢力によってセンサー15aは釜底12から離れて下
に下がる。
1(B)を参照しつつ詳しく説明する。温度センサー
は、沸騰検知用(低温作動)温度センサー15aと、炊
き上がり検知用(高温作動)温度センサー15bの2つ
が設けられている。いずれの温度センサー15a、15
bともフェライト製であるが、磁性を失う温度が、沸騰
検知用温度センサー15aは約110℃であり、炊き上
がり検知用温度センサー15bは約145℃である。い
ずれの温度センサーにも、その下部に軸棒61、63が
接続されている。該軸棒61、63は、バネ62(付勢
手段、軸棒63については図示されず)によって下方に
付勢されている。しかし、その付勢力は、フェライトの
磁力よりは弱く、センサーの温度が低くて磁性を有して
いる時には、センサーは釜底12に付着している。しか
し、センサーが高温となって磁性を失うと、バネ62の
付勢力によってセンサー15aは釜底12から離れて下
に下がる。
【0014】沸騰検知用温度センサー15aの軸棒61
には、横方向に延びる連結棒65が接続されている。連
結棒65の先端はニードル弁34のニードル67に接続
されている。ニードル67は、ニードル弁34内で上下
可動である。ニードル67の下端は、ニードル弁34内
の絞り流路69に面しており、ニードル67が上の位置
(図の実線)では絞り流路69は全開であり、ニードル
67が下の位置(図の破線)では、絞り流路69は絞ら
れている。したがって、沸騰検知用温度センサー15a
が高温となって下がると、軸棒61、連結棒65、ニー
ドル67も下がり、ニードル67の下端部が絞り流路6
9に突き出して流路を絞り、ガス流量を下げる。
には、横方向に延びる連結棒65が接続されている。連
結棒65の先端はニードル弁34のニードル67に接続
されている。ニードル67は、ニードル弁34内で上下
可動である。ニードル67の下端は、ニードル弁34内
の絞り流路69に面しており、ニードル67が上の位置
(図の実線)では絞り流路69は全開であり、ニードル
67が下の位置(図の破線)では、絞り流路69は絞ら
れている。したがって、沸騰検知用温度センサー15a
が高温となって下がると、軸棒61、連結棒65、ニー
ドル67も下がり、ニードル67の下端部が絞り流路6
9に突き出して流路を絞り、ガス流量を下げる。
【0015】一方、炊き上がり検知用温度センサー15
bの軸棒63の先には、マイクロスイッチ(図示され
ず)が設けられており、温度センサー15bが高温とな
って下がると、マイクロスイッチがONし、その信号が
主電磁弁37に伝わって主電磁弁37をOFFとして、
バーナー17へのガス供給を断つ。
bの軸棒63の先には、マイクロスイッチ(図示され
ず)が設けられており、温度センサー15bが高温とな
って下がると、マイクロスイッチがONし、その信号が
主電磁弁37に伝わって主電磁弁37をOFFとして、
バーナー17へのガス供給を断つ。
【0016】次に、本実施例の炊飯器の総合的な作動に
ついて説明する。まず、炊飯開始時に器具栓38を開き
メインバーナー17に点火する。このとき、各センサー
15a、15bは、低温であるので磁性を有しており、
釜底12に付着している。したがって、主電磁弁37、
ニードル弁34共に全開で、バーナー17へのガス供給
は“多”であり、バーナー17は強火力で燃焼する。こ
れにより、釜3内の水を素早く昇温する。
ついて説明する。まず、炊飯開始時に器具栓38を開き
メインバーナー17に点火する。このとき、各センサー
15a、15bは、低温であるので磁性を有しており、
釜底12に付着している。したがって、主電磁弁37、
ニードル弁34共に全開で、バーナー17へのガス供給
は“多”であり、バーナー17は強火力で燃焼する。こ
れにより、釜3内の水を素早く昇温する。
【0017】釜内の水が昇温して沸騰し始めると、釜底
12の温度で約110℃となる。ここで、沸騰検知用温
度センサー15aの磁性が失われ、センサー15aが下
に下がる。そうすると、軸棒61、連結棒65等の連動
機構32が作動してニードル弁34のニードル67を下
げ、ニードル弁34を絞ってガス流量を“中”あるいは
“小”とする。そうなると、バーナー17の火力も
“中”あるいは“小”となる。ここから、釜3内の余分
な水をある時間かけてじっくりと蒸発させる。
12の温度で約110℃となる。ここで、沸騰検知用温
度センサー15aの磁性が失われ、センサー15aが下
に下がる。そうすると、軸棒61、連結棒65等の連動
機構32が作動してニードル弁34のニードル67を下
げ、ニードル弁34を絞ってガス流量を“中”あるいは
“小”とする。そうなると、バーナー17の火力も
“中”あるいは“小”となる。ここから、釜3内の余分
な水をある時間かけてじっくりと蒸発させる。
【0018】その後、釜3内の水分が蒸発しきると、釜
底温度は再び上昇し始め、145℃となった時点で、炊
き上がり検知用温度センサー15aが磁性を失って下に
下がる。これをマイクロスイッチ等で検知して主電磁弁
37を閉じる。
底温度は再び上昇し始め、145℃となった時点で、炊
き上がり検知用温度センサー15aが磁性を失って下に
下がる。これをマイクロスイッチ等で検知して主電磁弁
37を閉じる。
【0019】主電磁弁37が閉じると、バーナー17へ
のガス供給が断たれてバーナー17は消火する。これに
よって、炊飯が終了する。
のガス供給が断たれてバーナー17は消火する。これに
よって、炊飯が終了する。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を発揮する。 沸騰到達まで強火力とするために早く炊飯ができ
る。 沸騰から消火(炊飯終了)まで火力を中程度とする
ことで、お米のα化が促進され美味しい御飯が炊ける。 構造を簡素化することによって、安価な炊飯器が商
品化できる。
は以下の効果を発揮する。 沸騰到達まで強火力とするために早く炊飯ができ
る。 沸騰から消火(炊飯終了)まで火力を中程度とする
ことで、お米のα化が促進され美味しい御飯が炊ける。 構造を簡素化することによって、安価な炊飯器が商
品化できる。
【図1】本発明の1実施例に係るガス炊飯器の構成を示
す図である。(A)は全体構成を示す図であり、(B)
は温度センサー及びニードル弁部の詳細を示す図であ
る。
す図である。(A)は全体構成を示す図であり、(B)
は温度センサー及びニードル弁部の詳細を示す図であ
る。
【図2】従来の一般的なガス炊飯器の構成概要を示す系
統図である。
統図である。
【図3】炊飯中における釜底温度センサーの検出温度の
推移の一例を示すグラフである。
推移の一例を示すグラフである。
1 ガス炊飯器 3 炊飯釜 5 蓋 11 御飯 12 底 15 温度センサ
ー 15a 沸騰検知用温度センサー 15b 炊き上が
り検知用温度センサー 16 連動機構 17 メインバー
ナー 19 パイロットバーナ 21 イグナイタ 23 サーモカップル 27 基板 32 連動機構 33 パイロット
バーナ行ガス配管 34 ニードル弁 35 バルブ 36 ガバナー 37 電磁弁 38 器具栓 41 ガス配管 61 軸棒 62 バネ 63 軸棒 65 連結棒 67 ニードル 69 絞り流路
ー 15a 沸騰検知用温度センサー 15b 炊き上が
り検知用温度センサー 16 連動機構 17 メインバー
ナー 19 パイロットバーナ 21 イグナイタ 23 サーモカップル 27 基板 32 連動機構 33 パイロット
バーナ行ガス配管 34 ニードル弁 35 バルブ 36 ガバナー 37 電磁弁 38 器具栓 41 ガス配管 61 軸棒 62 バネ 63 軸棒 65 連結棒 67 ニードル 69 絞り流路
Claims (4)
- 【請求項1】 炊飯釜と、 炊飯釜を加熱するガスバーナーと、 ガスバーナーへのガス供給量を“多”“中”“0”に切
り替える切替弁と、 釜底の温度を検知する温度センサーであって、釜内の水
温が沸騰温度に達したことを検知して第1段作動し、炊
き上がり温度に達したことを検知して第2段作動する温
度センサーと、 温度センサーの作動を切替弁に伝える機構と、を備え;
炊飯開始(バーナー点火)後釜底温度が水の沸騰温度に
達するまではガス供給量を“多”とし、その後はガス供
給量を“中”とし、炊き上がり温度到達後は、ガス供給
量“0”とすることを特徴とする炊飯器。 - 【請求項2】 上記温度センサーが、昇温に伴って磁性
を失う物質からなり、磁性を有する場合に釜底に吸着さ
れる感温部と、 この感温部を釜底から離れる方向に付勢する手段と、を
含む請求項1記載の炊飯器。 - 【請求項3】 上記感温部が2個含まれており、1個が
沸騰温度に対して作動し、他の1個が炊き上がり温度に
対応して作動する請求項2記載の炊飯器。 - 【請求項4】 上記切替弁が、ガスバーナーへのガス供
給管を全閉・全開する開閉弁と、同ガス供給管を絞るニ
ードル弁と、からなり、 沸騰温度にてニードル弁を絞り、炊き上がり温度にて開
閉弁を閉とする請求項1、2又は3記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35390396A JPH10179384A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35390396A JPH10179384A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179384A true JPH10179384A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18434005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35390396A Pending JPH10179384A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10179384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100464123C (zh) * | 2007-03-15 | 2009-02-25 | 王战勇 | 燃烧器压杆式大小火自控系统 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP35390396A patent/JPH10179384A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100464123C (zh) * | 2007-03-15 | 2009-02-25 | 王战勇 | 燃烧器压杆式大小火自控系统 |
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