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JPH10177946A - 露光精度測定パターン及び露光精度測定方法 - Google Patents

露光精度測定パターン及び露光精度測定方法

Info

Publication number
JPH10177946A
JPH10177946A JP8339198A JP33919896A JPH10177946A JP H10177946 A JPH10177946 A JP H10177946A JP 8339198 A JP8339198 A JP 8339198A JP 33919896 A JP33919896 A JP 33919896A JP H10177946 A JPH10177946 A JP H10177946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
measurement pattern
accuracy
measurement
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8339198A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Kasuga
卓 春日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8339198A priority Critical patent/JPH10177946A/ja
Publication of JPH10177946A publication Critical patent/JPH10177946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光精度測定パターンの形成面積の縮小化と
露光精度測定に必要な時間の短縮化を図る。 【解決手段】 第1露光領域11と第2露光領域12及び第
3露光領域13との重ね合わせ精度と、第2露光領域12と
第3露光領域13とのつなぎ合わせ精度とを測定する露光
精度測定パターン1 であり、第1露光領域11の露光で形
成される第1測定パターン21と、第2露光領域12の露光
で形成される第2測定パターン22と、第3露光領域13の
露光で形成される第3測定パターン23とからなる。第1
測定パターン21は、x軸パターン21x1,21x2とy軸パタ
ーン21y1,21y2 とで構成される。第2測定パターン22
は、x軸パターン22x1,22x2 とy軸パターン22y1,22y2
とで構成され第1測定パターン21と所定間隔を保つよう
に配置される。第3測定パターン23は、第2測定パター
ン22との所定間隔を保つように第2測定パターン22の内
側に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置製造の
リソグラフィー工程において、異なる露光領域間の重ね
合わせ精度及びつなぎ合わせ精度を測定するための露光
精度測定パターン及び測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造におけるリソグラフィー
工程では、10μm×10μm〜20μm×20μm程
度の露光面積を有する単一の露光装置を用いてパターン
露光を行ってきた。ところが、近年、半導体装置製造の
低コスト化及び素子構造の微細化の観点から、異なる露
光面積を有する複数の露光装置を用いてパターン露光が
行われるようになってきている。また、半導体装置の高
集積化及び高機能化に伴う必要素子数の増加により、チ
ップサイズが露光面積を上回る場合も出てきている。
【0003】このような場合には、図3に示すように、
露光面積の大きな下層露光領域31に対して、これより
も露光面積が小さい上層露光領域32をマトリックス状
に高精度にアライメントする必要が有る。このアライメ
ントにおいては、上層露光領域32間に跨がって配置さ
れる回路パターンのつなぎ合わせを確実にするために、
当該上層露光領域32間のつなぎ合わせ精度をも確保す
る必要がある。
【0004】そこで、下層露光領域31に対する上層露
光領域32の重ね合わせ精度と、上層露光領域32間の
つなぎ合わせ精度とを測定し、測定された露光精度に基
づいて合わせ精度補正係数を算出してアライメントを行
っている。
【0005】ところで、上記重ね合わせ精度とつなぎ合
わせ精度とを測定する場合には、各上層露光領域32毎
に重ね合わせ精度を測定するための重ね精度測定パター
ン33を形成し、この重ね精度測定パターン33とは別
に各上層露光領域32の境界につなぎ合わせ精度を測定
するためのつなぎ精度測定パターン34を形成してい
る。
【0006】図4(1)の上面図及び図4(2)のB−
B’断面図に示すように、上記重ね精度測定パターン3
3は、下層露光領域31の露光で形成される周辺パター
ン31aと、上層露光領域32の露光で周辺パターン3
1a内の中心に形成される中心パターン32aとで構成
されている。この重ね精度測定パターン33を用いて重
ね合わせ精度を測定するには、先ず光学式または電子線
走査式のアライメント精度測定器を用いて周辺パターン
31aに対する中心パターン32aのx軸方向のずれ量
ax,bxを測定する。そして、このずれ量ax,bx
からx軸方向の重ね合わせ精度Aerrx =(ax−b
x)/2を算出する。また、上記と同様にしてy軸方向
の重ね合わせ精度を算出する。
【0007】一方、図5に示すように上記つなぎ精度測
定パターン34は、となり合って露光される上層露光領
域32のそれぞれに露光される測定パターン32b,3
2bからなる。これらの測定パターン32bは、上層露
光領域32のx軸方向に延設される部分とy軸方向に延
設される部分とで構成されている。このつなぎ精度測定
パターン34を用いてつなぎ合わせ精度を測定するに
は、隣り合う上層露光領域32間の測定パターン32
b,32b間で平行をなすパターン部分の間隔cx,d
y及び間隔ey,fyを測定する。そして、これらの間
隔からx方向のつなぎ合わせ精度Serrx =(cx+
dy)/2−w(wは設計パターン距離)を算出し.y
方向のつなぎ合わせ精度Serry =(ey+fy)/
2を算出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記露光精
度測定方法では、下層露光領域と各上層露光領域との重
ね合わせ精度を測定するための複数の重ね精度測定パタ
ーンや、各上層露光領域間のつなぎ合わせ精度を測定す
るためのつなぎ精度測定パターンが、それぞれ無関係な
配置状態で個別に配置され、合わせ精度を測定する種類
毎に個別に上記各測定パターンが設られている。このた
め、上述のように合わせ精度を測定する種類が増加する
と測定用のパターンの配置箇所が増加し、チップ全体の
面積に対して測定用のパターンが占める割合が高くな
る。したがって、実デバイスの配置面積が減少してしま
う。
【0009】また、上記のように合わせ精度を測定する
種類毎に個別に重ね精度測定パターンとつなぎ精度測定
パターンとを設けたことによって、各合わせ精度を得る
ための測定もそれぞれの測定パターンの配置位置で行う
必要がある。このため、上記測定位置間の移動や測定に
要する時間が増加し、露光精度測定のスループットを確
保することができない。これは、ウエハ処理時間の増加
につながり、半導体装置製造のTATを低下させる要因
の一つになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされた露光精度測定パターン及び露光精度
測定方法である。すなわち、本発明の露光精度測定パタ
ーンは、第1露光領域と第2露光領域との重ね合わせ精
度と、第1露光領域と第3露光領域との重ね合わせ精度
と、第2露光領域と前記第3露光領域とのつなぎ合わせ
精度とを測定する露光精度測定パターンであり、第1測
定パターン,第2測定パターン,第3測定パターンとか
らなる。上記第1測定パターンは、第1露光領域,第2
露光領域または第3露光領域の露光によって形成され
る。また、上記第2測定パターンは、上記第1測定パタ
ーンに対して所定の位置関係が保たれるように、上記各
露光領域のうち第1測定パターンとは異なる露光領域の
露光によって形成される。そして、上記第3測定パター
ンは、第1測定パターン及び第2測定パターンに対して
所定の位置関係が保たれるように、上記各露光領域のう
ち第1測定パターン及び第2測定パターンとは異なる露
光領域の露光によって形成される。
【0011】そして、本発明の露光精度測定方法は、上
記第1〜第3測定パターンのうち上記第1露光領域の露
光で形成された測定パターンと第2露光領域で形成され
た測定パターンとの位置関係から第1露光領域と第2露
光領域との重ね合わせ精度を測定する。また、第1露光
領域の露光で形成された測定パターンと第3露光領域の
露光で形成された測定パターンとの位置関係から第1露
光領域と第3露光領域のとの重ね合わせ精度を測定す
る。さらに、第2露光領域の露光で形成された測定パタ
ーンと第3露光領域の露光で形成された測定パターンと
の位置関係から当該第2露光領域と第3露光領域とのつ
なぎ合わせ精度を測定する。
【0012】上記露光精度測定パターンでは、異なる露
光領域の露光によって形成される各測定パターンの全て
が、所定の位置関係に保たれるように配置されている。
このことから、各測定パターンの位置関係は各露光領域
間の位置関係、すなわち第1露光領域と第2個露光領域
との重ね合わせ精度,第1露光領域と第3露光領域との
重ね合わせ精度及び第2露光領域と第3露光領域とのつ
なぎ合わせ精度を示すものになる。このため、上記各合
わせ精度を測定するための露光精度測定パターンを、そ
れぞれの合わせ精度毎に個別に設ける必要はない。した
がって、上記各合わせ精度を測定するために必要な測定
パターンの形成面積が縮小される。
【0013】また、上記露光精度測定方法では、それぞ
れ所定の位置関係に保たれるように形成された第1測定
パターン,第2測定パターン及び第3測定パターンから
なる上記露光精度測定パターンにおいて、それぞれの測
定パターンの実際の位置関係が測定され上記各露光領域
間の合わせ精度が算出される。このことから、上記位置
関係の測定は、当該第1測定パターン,第2測定パター
ン及び第3測定パターンで構成された上記露光精度測定
パターン部分のみで良く、測定位置を大幅に移動するこ
となく行われる。したがって、合わせ精度の算出に要す
る時間が短縮される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した露光精度
測定パターンと露光精度測定方法の実施の形態を説明す
る。図1及び図2は、露光精度測定パターンとこのパタ
ーンを用いた露光精度測定方法を説明するための図であ
り、図1(1)は露光精度測定パターンのうちの一つを
拡大した上面図,図1(2)はそのA−A’断面図にな
っている。
【0015】ここでは、一例として、半導体チップ10
の面積と同程度の露光面積を有する第1層目の第1露光
領域11に対して、第1露光領域11の1/4程度の露
光面積を有する第2層目の第2露光領域12〜第5露光
領域15を重ね合わせる場合において、第1露光領域1
1と第2露光領域12〜第5露光領域15との重ね合わ
せ精度と、第2露光領域12〜第5露光領域15間のつ
なぎ合わせ精度とを測定する露光精度測定パターン及び
測定方法を例示する。
【0016】以下、上記露光精度測定パターン1の構成
をその形成手順を追って説明する。先ず、半導体チップ
10上のレジスト膜(図示せず)に第1露光領域11の
露光を行う。その後、現像処理によって形成されたレジ
ストパターンからなる第1測定パターン21を半導体チ
ップ10上に形成する。
【0017】この第1測定パターン21は、後に形成さ
れる第2層目の2つの露光領域の境界部分に設けられ
る。そして、第1測定パターン21は、例えば2本のx
軸パターン21x1 ,21x2 と2本のy軸パターン2
1 ,21y2 とで構成され、ここでは一例として方形
のいわゆるボックスパターンとして形成することとす
る。尚、x軸パターン21x1 ,21x2 とy軸パター
ン21y1 ,21y2 とは、互いに垂直なすラインパタ
ーンであることとする。
【0018】次に、第1測定パターン21が形成された
半導体チップ10上にレジスト膜を成膜し、このレジス
ト膜に第2露光領域12の露光を行う。この第2露光領
域12の露光は、第1露光領域11の所定領域上に重ね
合わされるように行われる。次に、このレジスト膜に対
して、第1露光領域11の所定領域上に重ね合わされ、
かつ第2露光領域12と所定状態でつなぎ合わされるよ
うに、第3露光領域13の露光を行う。同様に、第1露
光領域11の所定領域上に重ね合わされかつ第2露光領
域12と所定状態でつなぎ合わされるように第4露光領
域14の露光を行い、さらに、第1露光領域11の所定
領域上に重ね合わされかつ第3露光領域13及び第4露
光領域14と所定状態でつなぎ合わされるように第5露
光領域15の露光を行う。その後、上記レジスト膜の現
像処理を行う。
【0019】そして、第2露光領域12と第5露光領域
15とに、これらの各露光領域の露光で形成される第2
測定パターン22を形成する。また、第3露光領域13
と第4露光領域14とに、これらの各露光領域の露光で
形成される第3測定パターン23を形成する。上記第2
測定パターン22及び第3測定パターン23は、レジス
トパターンであることとする。
【0020】上記第2測定パターン22は、第2露光領
域12及び第5露光領域15において第3露光領域13
側の周縁及び第4露光領域14側の周縁に設けられる。
この第2測定パターン22は、例えば2本のx軸緒パタ
ーン22x1 ,22x2 と2本のy軸パターン22
1 ,22y2 とで構成され、ここでは一例として方形
のいわゆるボックスパターンとして形成することとす
る。さらに第2測定パターン22は、第1測定パターン
21に対して所定の位置関係が保たれるように配置され
る。ここでは、第2測定パターン22は、上記第1測定
パターン21で囲まれた位置に、第1測定パターン21
との間に四方向で等しい間隔が保たれるような露光によ
って形成されることとする。
【0021】また、上記第3測定パターン23は、第3
露光領域13及び第4露光領域14において第2露光領
域12側の周縁及び第5露光領域15側の周縁に設けら
れる。この第3測定パターン23は、例えば方形の島パ
ターンとして形成される。そして、この第3測定パター
ン22は、第1測定パターン21及び第2測定パターン
22に対して所定の位置関係が保たれるように配置され
る。ここでは、第3測定パターン23は、第2測定パタ
ーン22で囲まれた位置に、第2測定パターン22との
間に四方向で等しい間隔が保たれるような露光によって
形成されることとする。
【0022】上記第1測定パターン21,第2測定パタ
ーン22及び第3測定パターン23で構成された露光精
度測定パターン1を用いた露光精度の測定は以下のよう
に行う。先ず、光学式または電子線走査式のアライメン
ト精度測定器を用いて、上記で形成された第1測定パタ
ーン21〜第3測定パターン23間の実際の位置関係を
測定する。ここでは、上記位置関係として、第1測定パ
ターン21〜第3測定パターン23間のx方向の間隔g
x〜mxを以下のように測定する。
【0023】gx:第3測定パターン23と第2測定パ
ターン22のy軸パターン22y1との間隔、 hx:第3測定パターン23と第2測定パターン22の
y軸パターン22y2との間隔、 jx:第1測定パターン21のy軸パターン21y1
第2測定パターン22のy軸パターン22y1 との間
隔、 kx:第1測定パターン21のy軸パターン21y2
第2測定パターン22のy軸パターン22y2 との間
隔、 lx:第3測定パターン23と第1測定パターン21の
y軸パターン21y1との間隔、 mx:第3測定パターン23と第1測定パターン21の
y軸パターン21y2との間隔。
【0024】そして、第1露光領域11と第2露光領域
12とのx軸方向の重ね合わせ精度A1-2xを次のように
算出する。 A1-2x=(jx−kx)/2 また、第1露光領域11と第5露光領域15とのx軸方
向の重ね合わせ精度A1-5xを上記と同様に算出する。
【0025】そして、第1露光領域11と第3露光領域
13とのx軸方向の重ね合わせ精度A1-3xを次のように
算出する。 A1-3x=(lx−mx)/2 また、第1露光領域11と第4露光領域14とのx軸方
向の重ね合わせ精度A1-4xを上記と同様に算出する。
【0026】さらに、第2露光領域12と第3露光領域
13とのx軸方向のつなぎ合わせ精度S2-3xを次のよう
に算出する。 S2-3x=(gx−hx)/2 また、第2露光領域12と第4露光領域14とのx方向
のつなぎ合わせ精度S2-4x,第3露光領域13と第5露
光領域15とのつなぎ合わせ精度S3-5x及び第4露光領
域14と第5露光領域15とのx軸方向のつなぎ合わせ
精度S4-5xを、それぞれ上記と同様に算出する。
【0027】さらにまた、以上で説明したと同様にし
て、各露光領域間のy方向の各合わせ精度をそれぞれ算
出する。
【0028】上記構成の露光精度測定パターン1では、
異なる露光領域の露光によって形成される第1測定パタ
ーン21〜第3測定パターン23の全てが、互いに所定
の位置関係(間隔)が保たれるような露光によって形成
される。このことから、第1測定パターン21〜第3測
定パターン23間の位置関係は第1露光領域11〜第5
露光領域15間の配置関係を示すものになる。このた
め、この露光精度測定パターン1を用いて、上述のよう
に第1露光領域11〜第5露光領域15間の全ての重ね
合わせ精度及びつなぎ合わせ精度精度を測定でき、上記
各合わせ精度を測定するための測定パターンをそれぞれ
個別に設ける必要はない。
【0029】具体的には、従来技術で説明した露光精度
測定パターンを形成するには、第1露光領域の露光によ
って、当該第1露光領域と第2露光領域との重ね合わせ
精度を測定するための測定パターンと、当該第1露光領
域と第3露光領域との重ね合わせ精度を測定するための
測定パターンとの2つの測定ターンを形成する必要があ
る。さらに、第2露光領域の露光によって、当該第2露
光領域と第1露光領域との重ね合わせ精度を測定するた
めの測定パターンと、当該第2露光領域と第3露光領域
との重ね合わせ精度を測定するための測定パターンとの
2つの測定ターンを形成する必要があり、同様に第3の
露光によって2つの測定パターンを形成する必要がる。
すなわち従来例では、3つの異なる露光領域の重ね合わ
せ精度とつなぎ合わせ精度とを測定するためには、6種
類の測定パターンが必要であった。
【0030】これに対して、上記実施形態で同様の測定
を行うためには、各露光領域の露光で1つの測定パター
ンを形成すれば良く、合計3種類の測定パターンを必要
とするにすぎない。このことから、上記各精度を測定す
るための測定パターンの総数が最小限に抑えられる。
【0031】さらに、上記実施形態では、第1露光領域
11〜第3露光領域13の露光によってそれぞれ形成さ
れる第1測定パターン21〜第3測定パターン23の全
てが、第1測定パターン21で囲まれた部分に集約され
た状態で配置されている。このため、上記測定パターン
の形成面積が最小限に抑えられる。
【0032】また、第1測定パターン21及び第2測定
パターン22は2本のx軸パターンと2本のy軸パター
ンとで構成され、これらのパターンを用いて合わせ精度
の測定が行われることから、当該測定の精度を確保する
ことができる。
【0033】また、上記露光精度測定方法では、第1測
定パターン21〜第3測定パターン23間の各間隔(例
えばx方向の間隔gx〜mx)を用いて上述のように各
露光領域11〜15間の重ね合わせ精度及びつなぎ合わ
せ精度が算出される。しかも、各測定ターンは一箇所に
集約された配置されている。このことから、上記間隔の
測定は測定位置を大幅に移動することなく行われ、合わ
せ精度の算出に要する時間が短縮される。
【0034】上記実施形態では、第1層目の第1露光領
域11に第1測定パターン21を形成し、第2層目の第
2露光領域12及び第5露光領域15に第2測定パター
ン22を形成、第2層目の第3露光領域13及び第4露
光領域14に第3測定パターン23を形成した。しか
し、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、露
光面積の広い第1露光領域11が第2層目で、第2露光
領域12〜第5露光領域15が第1層目でも良い。
【0035】さらに、一つの露光精度測定パターン1を
構成する第1測定パターン21,第2測定パターン2
2,第3測定パターン23は、相互の関係が上記実施形
態で説明された状態に保たれ、かつ各測定パターンが異
なる露光領域の露光によって形成されるものであれば、
上記実施形態に限定されることはない。ただし、最も外
側に配置される第1測定パターン21を、露光面積の広
い第1露光領域11の露光によって形成されるものとす
ることで、上記露光精度測定パターン1を形成するため
の第2層目の各露光領域(露光領域の狭い露光領域)の
重なり幅を狭くすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の露光精度測
定パターンによれば、異なる露光領域の露光によって形
成される各測定パターンの全てを所定の位置関係に保た
れるように形成することで、各露光領域間の重ね合わせ
精度及びつなぎ合わせ精度の測定に必要なパターンの総
数を最小限に減らすことが可能になる。このため、上記
各合わせ精度を測定するための露光精度測定パターンの
形成面積を縮小し、実パターンの形成面積を広げること
ができる。
【0037】また、上記露光精度測定方法では、全ての
測定パターン間が所定の配置状態に保たれるように露光
精度測定パターンを形成することで、測定位置を大幅に
移動することなく上記合わせ精度を得るための各側測定
パターンの位置関係を得ることが可能になる。このた
め、露光精度測定に要する時間を短縮し、露光精度測定
のスループットを確保することが可能になる。したがっ
て、半導体装置製造のTATを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態を説明するための図
(その1)である。
【図2】本発明を適用した実施形態を説明するための図
(その2)である。
【図3】従来の露光精度測定パターン及び測定方法を示
す図である。
【図4】従来の重ね合わせ精度測定パターン及び測定方
法を示す図である。
【図5】従来のつなぎ合わせ精度測定パターン及び測定
方法を示す図である。
【符号の説明】
1 露光精度測定パターン 11 第1露光領域
12 第2露光領域 13 第3露光領域 21 第1測定パターン 21x1 ,21x2 ,22x1 ,22x2 y軸パター
ン 21y1 ,21y2 ,22y1 ,22y2 y軸パター
ン 22 第2測定パターン 23 第3測定パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 502Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1露光領域と第2露光領域との重ね合
    わせ精度と、前記第1露光領域と第3露光領域との重ね
    合わせ精度と、前記第2露光領域と前記第3露光領域と
    のつなぎ合わせ精度とを測定する露光精度測定パターン
    であって、 前記第1露光領域,第2露光領域または第3露光領域の
    露光によって形成された第1測定パターンと、 前記第1測定パターンに対して所定の位置関係が保たれ
    るように、前記各露光領域のうち前記第1測定パターン
    とは異なる露光領域の露光によって形成された第2測定
    パターンと、 前記第1測定パターン及び第2測定パターンに対して所
    定の位置関係が保たれるように、前記各露光領域のうち
    前記第1測定パターン及び第2測定パターンとは異なる
    露光領域の露光によって形成された第3測定パターンと
    からなることを特徴とする露光精度測定パターン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光精度測定パターンに
    おいて、 前記第1測定パターンは、2本のx軸パターンと当該x
    軸パターンに対して略垂直に配置された2本のy軸パタ
    ーンとで構成され、 前記第2測定パターンは、前記第1測定パターンを構成
    する2本のx軸パターンに対して所定の間隔が保たれる
    ように当該x軸パターン間に配置された2本のx軸パタ
    ーンと、前記第1測定パターンを構成する2本のy軸パ
    ターンに対して所定の間隔が保たれるように当該y軸パ
    ターン間に配置された2本のy軸パターンとで構成さ
    れ、 前記第3測定パターンは、前記第2測定パターンを構成
    する2本のx軸パターンと2本のy軸パターンに対して
    所定の間隔が保たれるように当該x軸パターン及びy軸
    パターンで囲まれた位置に配置されたことを特徴とする
    露光精度測定パターン。
  3. 【請求項3】 第1露光領域と第2露光領域との重ね合
    わせ精度と、前記第1露光領域と第3露光領域との重ね
    合わせ精度と、前記第2露光領域と前記第3露光領域と
    のつなぎ合わせ精度とを測定する露光精度測定方法であ
    って、 前記第1露光領域,第2露光領域または第3露光領域の
    露光によって、第1測定パターンを形成し、 前記各露光領域のうち前記第1測定パターンとは異なる
    露光領域の露光によって、当該第1測定パターンに対し
    て所定の配置状態が保たれるように第2測定パターンを
    形成し、 前記各露光領域のうち前記第1測定パターン及び第2測
    定パターンとは異なる露光領域の露光によって、当該第
    1測定パターン及び第2測定パターンに対して所定の位
    置関係が保たれるように第3測定パターンを形成し、 前記各測定パターンのうち前記第1露光領域の露光で形
    成された測定パターンと前記第2露光領域の露光で形成
    された測定パターンとの位置関係を測定し、測定された
    位置関係から当該第1露光領域と第2露光領域のとの重
    ね合わせ精度を算出し、 前記各測定パターンのうち前記第1露光領域の露光で形
    成された測定パターンと前記第3露光領域の露光で形成
    された測定パターンとの位置関係を測定し、測定された
    位置関係から当該第1露光領域と第3露光領域のとの重
    ね合わせ精度を算出し、 前記各測定パターンのうち前記第2露光領域の露光で形
    成された測定パターンと前記第3露光領域の露光で形成
    された測定パターンとの位置関係を測定し、測定された
    位置関係から当該第2露光領域と第3露光領域とのつな
    ぎ合わせ精度を算出することを特徴とする露光精度測定
    方法。
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