JPH10175934A - ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents
ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物Info
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- JPH10175934A JPH10175934A JP35234996A JP35234996A JPH10175934A JP H10175934 A JPH10175934 A JP H10175934A JP 35234996 A JP35234996 A JP 35234996A JP 35234996 A JP35234996 A JP 35234996A JP H10175934 A JPH10175934 A JP H10175934A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 水溶性、泡立ち、洗浄力に優れ、皮膚や毛髪
に対してマイルドであり、界面活性剤に優れ、洗浄剤成
分に有用な新規化合物を提供する。 【解決手段】 一般式1の新規ビス−アミドカルボン酸
又はその塩。 (R1;C5〜21の直鎖または分岐のアルキル基また
はアルケニル基 R2;C2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボニル
基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン基、二
重結合、三重結合を含んでも良い A;C2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、アル
キレン基は2種以上の混合物であってもよい M;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l;0〜20 m;0〜20 n;0〜20 p;2または3で、(CpH2p)は直鎖又は分岐のア
ルキレン基を表す。)
に対してマイルドであり、界面活性剤に優れ、洗浄剤成
分に有用な新規化合物を提供する。 【解決手段】 一般式1の新規ビス−アミドカルボン酸
又はその塩。 (R1;C5〜21の直鎖または分岐のアルキル基また
はアルケニル基 R2;C2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボニル
基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン基、二
重結合、三重結合を含んでも良い A;C2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、アル
キレン基は2種以上の混合物であってもよい M;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l;0〜20 m;0〜20 n;0〜20 p;2または3で、(CpH2p)は直鎖又は分岐のア
ルキレン基を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性、泡立ち、
洗浄力に優れ、皮膚や毛髪に対しマイルドであり、洗浄
剤成分として有用である、新規なビス−アミドカルボン
酸又はその塩、及びこれを含有する洗浄剤組成物に関す
る。
洗浄力に優れ、皮膚や毛髪に対しマイルドであり、洗浄
剤成分として有用である、新規なビス−アミドカルボン
酸又はその塩、及びこれを含有する洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工業分野や家庭用などにおいて、一般に
使用されている洗浄剤の成分としては、界面活性剤の中
でもアニオン界面活性剤が広く用いられている。このア
ニオン界面活性剤には各種の構造のものがあるが、最近
は水溶性がよく、洗浄力、泡立ちが良好で、皮膚や毛髪
にマイルドなものや、少量で効果のあるもが望まれてい
る。これらに対応するものとして、アシル化アミノ酸塩
やエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸
塩、アミドエーテル硫酸塩などが開示されている。
使用されている洗浄剤の成分としては、界面活性剤の中
でもアニオン界面活性剤が広く用いられている。このア
ニオン界面活性剤には各種の構造のものがあるが、最近
は水溶性がよく、洗浄力、泡立ちが良好で、皮膚や毛髪
にマイルドなものや、少量で効果のあるもが望まれてい
る。これらに対応するものとして、アシル化アミノ酸塩
やエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸
塩、アミドエーテル硫酸塩などが開示されている。
【0003】また、水溶性がよく、低い使用濃度でも界
面活性を有するものとして、分子中に複数の親油基と複
数の親水基を有する界面活性剤(ジェミニ型界面活性剤)
も知られている。(益山, 油化学,44,543(1995)) アミド基とカルボキシル基を有するジェミニ型界面活性
剤として、酢酸型(一般式(1)において、n=0,p=
1)のものについて、DE 4440328(Huls)
に構造のみ開示されているが、エチレンオキシドの低モ
ル付加物の場合に、水不溶性の未反応アマイドが残存す
るため、好ましくない。
面活性を有するものとして、分子中に複数の親油基と複
数の親水基を有する界面活性剤(ジェミニ型界面活性剤)
も知られている。(益山, 油化学,44,543(1995)) アミド基とカルボキシル基を有するジェミニ型界面活性
剤として、酢酸型(一般式(1)において、n=0,p=
1)のものについて、DE 4440328(Huls)
に構造のみ開示されているが、エチレンオキシドの低モ
ル付加物の場合に、水不溶性の未反応アマイドが残存す
るため、好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低温下でも
水溶性が優れ、洗浄力、泡立ちも良好であり、皮膚や毛
髪にもマイルドな界面活性剤として有用なビス−アミド
カルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
水溶性が優れ、洗浄力、泡立ちも良好であり、皮膚や毛
髪にもマイルドな界面活性剤として有用なビス−アミド
カルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1)で表されるビス−アミドカルボン酸又はその塩
が提供される。
般式(1)で表されるビス−アミドカルボン酸又はその塩
が提供される。
【化1】 (式中、R1;炭素数5〜21の直鎖または分岐の、アル
キル基またはアルケニル基 R2;炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基
で、アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボ
ニル基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン
基、二重結合、三重結合を含んでいても良い。 A ;炭素数2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン基は2種以上の混合物であってもよい。 M ;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l ;0〜20 m ;0〜20 n ;0〜20 p ;2または3で、(CpH2p)は直鎖又は分岐のアルキ
レン基を表す。) また、本発明によれば、上記一般式(1)で表わされる
ビス−アミドカルボン酸又はその塩を含有する洗浄剤組
成物が提供される。
キル基またはアルケニル基 R2;炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基
で、アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボ
ニル基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン
基、二重結合、三重結合を含んでいても良い。 A ;炭素数2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン基は2種以上の混合物であってもよい。 M ;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l ;0〜20 m ;0〜20 n ;0〜20 p ;2または3で、(CpH2p)は直鎖又は分岐のアルキ
レン基を表す。) また、本発明によれば、上記一般式(1)で表わされる
ビス−アミドカルボン酸又はその塩を含有する洗浄剤組
成物が提供される。
【0006】本発明の前記一般式(1)で表されるビス−
アミドカルボン酸又はその塩は、分子中にアミド基及び
カルボン酸基及び必要に応じでエーテル基を有するアミ
ドカルボン酸型の界面活性剤が2分子連結したジェミニ
型の界面活性剤である。
アミドカルボン酸又はその塩は、分子中にアミド基及び
カルボン酸基及び必要に応じでエーテル基を有するアミ
ドカルボン酸型の界面活性剤が2分子連結したジェミニ
型の界面活性剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のビス−アミドカルボン酸
またはその塩の製造法としては、例えば、下記一般式
(2)で表される脂肪酸、又はそのエステルと、下記一般
式(3)で表されるα,ω−ジアミンとから常法により、
ビスアミド(4)を生成させ、これに塩基性触媒の存在下
にエチレンオキサイドを付加することによりビス−アミ
ドアルコール(5)が得られる。 (R1、R2:前記と同じ、R3:H、低級アルキル基)
またはその塩の製造法としては、例えば、下記一般式
(2)で表される脂肪酸、又はそのエステルと、下記一般
式(3)で表されるα,ω−ジアミンとから常法により、
ビスアミド(4)を生成させ、これに塩基性触媒の存在下
にエチレンオキサイドを付加することによりビス−アミ
ドアルコール(5)が得られる。 (R1、R2:前記と同じ、R3:H、低級アルキル基)
【0008】このビス−アミドアルコール(5)を、塩
基性触媒の存在下にアクリロニトリル、アクリル酸塩、
或いはエステルなどと反応させ、アルカリ水溶液で加水
分解することによって、本発明のビス−アミドカルボン
酸又はその塩である下記一般式(6)で表されるアミドカ
ルボン酸(塩)が得られる(一般式 (1)において、m=
0、n=0、p=2)。
基性触媒の存在下にアクリロニトリル、アクリル酸塩、
或いはエステルなどと反応させ、アルカリ水溶液で加水
分解することによって、本発明のビス−アミドカルボン
酸又はその塩である下記一般式(6)で表されるアミドカ
ルボン酸(塩)が得られる(一般式 (1)において、m=
0、n=0、p=2)。
【化2】 (R1、R2、M、l:前記と同じ)
【0009】また、前記一般式(4)で表されるビスアミ
ドに、塩基触媒の存在下にアクリロニトリル、またはア
クリル酸塩、或いはそのエステルを付加し、加水分解す
ることによって、本発明のビス−アミドカルボン酸又は
その塩である下記一般式(7)で表されるビス−アミドカ
ルボン酸(塩)を得ることができる(一般式(1)において
l、m、n=0、p=2)。
ドに、塩基触媒の存在下にアクリロニトリル、またはア
クリル酸塩、或いはそのエステルを付加し、加水分解す
ることによって、本発明のビス−アミドカルボン酸又は
その塩である下記一般式(7)で表されるビス−アミドカ
ルボン酸(塩)を得ることができる(一般式(1)において
l、m、n=0、p=2)。
【化3】 R1CON−C2H4COOM | R2 | R1CON−C2H4COOM (7) (R1、R2、M;前記と同じ)
【0010】上記製造工程において、アクリロニトリ
ル、アクリル酸塩、或いはそのエステルの代りに、メタ
クリロニトリル、メタクリル酸塩、或いはそのエステル
を用いれば、前記一般式(1)において、具体的には、
上記一般式(6)、一般式(7)において、p=3のア
ミドカルボン酸(塩)が得られる。
ル、アクリル酸塩、或いはそのエステルの代りに、メタ
クリロニトリル、メタクリル酸塩、或いはそのエステル
を用いれば、前記一般式(1)において、具体的には、
上記一般式(6)、一般式(7)において、p=3のア
ミドカルボン酸(塩)が得られる。
【0011】ここで、前記一般式(2)で表される脂肪酸
又はそのエステルとしては、炭素数6〜22の直鎖又は
分岐の飽和又は不飽和の脂肪酸またはそのエステルで、
カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、
カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、マルガリン酸、オレイン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、ベヘン酸などのほか、2−エチル
ヘキサン酸などのα−分岐脂肪酸、オキソ脂肪酸及びこ
れらのエステルがあげられるが、これに限定されるもの
ではない。
又はそのエステルとしては、炭素数6〜22の直鎖又は
分岐の飽和又は不飽和の脂肪酸またはそのエステルで、
カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、
カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、マルガリン酸、オレイン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、ベヘン酸などのほか、2−エチル
ヘキサン酸などのα−分岐脂肪酸、オキソ脂肪酸及びこ
れらのエステルがあげられるが、これに限定されるもの
ではない。
【0012】また、前記一般式(3)で表されるα,ω−
ジアミンとしては、R2が炭素数2〜10の直鎖また
は、分岐のアルキレン基で、アルキレン鎖中にエーテ
ル、エステル、カルボニル、チオエーテル、スルホキシ
ド、スルホン基、二重結合、三重結合等を含んでいても
良い。これらのうち好ましいものとしては、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ペン
タメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、などの
他、2−アミノエチルエーテル、1、8−ジアミノ−3,
6−ジオキサオクタン、ビス(2−アミノエチル)スルフ
ィド、ビス(2−アミノエチル)スルホキシド、ビス(2
−アミノエチル)スルホン、ビス(2−アミノエチル)ケ
トンなどが挙げられるが、これに限定されない。
ジアミンとしては、R2が炭素数2〜10の直鎖また
は、分岐のアルキレン基で、アルキレン鎖中にエーテ
ル、エステル、カルボニル、チオエーテル、スルホキシ
ド、スルホン基、二重結合、三重結合等を含んでいても
良い。これらのうち好ましいものとしては、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ペン
タメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、などの
他、2−アミノエチルエーテル、1、8−ジアミノ−3,
6−ジオキサオクタン、ビス(2−アミノエチル)スルフ
ィド、ビス(2−アミノエチル)スルホキシド、ビス(2
−アミノエチル)スルホン、ビス(2−アミノエチル)ケ
トンなどが挙げられるが、これに限定されない。
【0013】更に、前記製造側では、エチレンオキサイ
ドのみを使用したが(一般式(1)においてm=0)、
他のアルキレンオキサイドを併用することができ、この
ようなアルキレンオキサイドとしては、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドなどが挙げられる。
ドのみを使用したが(一般式(1)においてm=0)、
他のアルキレンオキサイドを併用することができ、この
ようなアルキレンオキサイドとしては、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドなどが挙げられる。
【0014】一般式(1)で表される界面活性剤と、下記
一般式(8)とを併用する。
一般式(8)とを併用する。
【化4】 (式中、R1;R2、A、M、l、m、n:前記のとおり R4;Hまたは、−C2H4COOM或いはその混合物)
で表わされるビス−アミドアルキレンオキシド付加物で
ある界面活性剤とを併用すると、特に泡立ち及び泡のク
リーミー性において相乗効果を発揮する。
で表わされるビス−アミドアルキレンオキシド付加物で
ある界面活性剤とを併用すると、特に泡立ち及び泡のク
リーミー性において相乗効果を発揮する。
【0015】該一般式(8)で表わされる界面活性剤
は、前記一般式(1)で表わされるビス−アミドカルボ
ン酸又はその塩を製造する際の、原料化合物(具体例と
しては前記一般式(5)のビスアミドアルコール)、ま
たは一部アクリル化合物又はメタクリル化合物を反応さ
せて更に加水分解した化合物或いはそれらの混合物であ
るから、前記一般式(1)で表わされる界面活性剤と前
記一般式(8)で表わされる界面活性剤とを併用する場
合は、所望の比率で混合するか、若しくは製造時にアク
リル化合物又はメタクリル化合物の使用モル比を下げて
反応させた反応生成混合物をそのまま使用すればよい。
その際、一般式(1)で表される界面活性剤に対する一般
式(8)で表される界面活性剤の比率は重量比で、99/
1〜10/90であることが好ましい。
は、前記一般式(1)で表わされるビス−アミドカルボ
ン酸又はその塩を製造する際の、原料化合物(具体例と
しては前記一般式(5)のビスアミドアルコール)、ま
たは一部アクリル化合物又はメタクリル化合物を反応さ
せて更に加水分解した化合物或いはそれらの混合物であ
るから、前記一般式(1)で表わされる界面活性剤と前
記一般式(8)で表わされる界面活性剤とを併用する場
合は、所望の比率で混合するか、若しくは製造時にアク
リル化合物又はメタクリル化合物の使用モル比を下げて
反応させた反応生成混合物をそのまま使用すればよい。
その際、一般式(1)で表される界面活性剤に対する一般
式(8)で表される界面活性剤の比率は重量比で、99/
1〜10/90であることが好ましい。
【0016】また、前記中間体である一般式(4)で表わ
されるビスアミド或いはモノマイド化物については、1
0重量%以下、好ましくは5重量%以下の含有させるこ
とが好ましい。
されるビスアミド或いはモノマイド化物については、1
0重量%以下、好ましくは5重量%以下の含有させるこ
とが好ましい。
【0017】このようにして得られた本発明のビス−ア
ミドカルボン酸またはその塩は、耐硬水性に優れ、泡立
ちがよく、皮膚や毛髪に対してマイルドであり、更に低
濃度でも界面活性を有する。また、このビス−アミドカ
ルボン酸とビス−アミド非イオン界面活性剤とは、特定
比率において泡立ち及び泡のマイルド性において相乗効
果を示す。これらを含有する洗浄剤組成物は、衣料用洗
浄剤、食器野菜用洗浄剤、住居用洗浄剤、シャンプ、ボ
ディシャンプー、ハンドソープなどに有効である。
ミドカルボン酸またはその塩は、耐硬水性に優れ、泡立
ちがよく、皮膚や毛髪に対してマイルドであり、更に低
濃度でも界面活性を有する。また、このビス−アミドカ
ルボン酸とビス−アミド非イオン界面活性剤とは、特定
比率において泡立ち及び泡のマイルド性において相乗効
果を示す。これらを含有する洗浄剤組成物は、衣料用洗
浄剤、食器野菜用洗浄剤、住居用洗浄剤、シャンプ、ボ
ディシャンプー、ハンドソープなどに有効である。
【0018】本発明の洗浄剤組成物においては、従来公
知の界面活性剤たとえば下記に示されるアニオン活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界
面活性剤を併用できるが、皮膚、毛髪など人体にマイル
ドな界面活性剤であるため、マイルドな界面活性剤と組
み合わせて使用するのが好ましい。 アニオン界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸塩、脂肪酸塩、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α-オレフィンスル
ホン酸塩、α-スルホ脂肪酸エステル塩、モノアルキル
燐酸エステル塩、アルキル又はヒドロキシアルキルエー
テルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸
塩、アルキルアミドエーテル硫酸エステル塩、アシルザ
ルコシネート、アシルタウライド、脂肪酸モノグリセラ
イド硫酸エステル塩、アシルアミノ酸塩、アルキルイミ
ノジカルボン酸塩、二級アミド型N−アシルアミノ酸
塩、酒石酸アルキルアミド、リンゴ酸アルキルアミド、
クエン酸アルキルアミドなど。
知の界面活性剤たとえば下記に示されるアニオン活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界
面活性剤を併用できるが、皮膚、毛髪など人体にマイル
ドな界面活性剤であるため、マイルドな界面活性剤と組
み合わせて使用するのが好ましい。 アニオン界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸塩、脂肪酸塩、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α-オレフィンスル
ホン酸塩、α-スルホ脂肪酸エステル塩、モノアルキル
燐酸エステル塩、アルキル又はヒドロキシアルキルエー
テルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸
塩、アルキルアミドエーテル硫酸エステル塩、アシルザ
ルコシネート、アシルタウライド、脂肪酸モノグリセラ
イド硫酸エステル塩、アシルアミノ酸塩、アルキルイミ
ノジカルボン酸塩、二級アミド型N−アシルアミノ酸
塩、酒石酸アルキルアミド、リンゴ酸アルキルアミド、
クエン酸アルキルアミドなど。
【0019】非イオン界面活性剤;高級アルコールエト
キシレート、蔗糖脂肪酸エステル、アルキル(ポリ)グル
コシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタ
ノールアミド、脂肪酸2,3−ジヒドロキシプロピルア
ミド、脂肪酸ポリオキシエチレンアミド、アルキルアミ
ンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、メチルあるいはエチル
グルコシド脂肪酸エステル、アシルグルカミドなど カチオン界面活性剤;モノ或いはジアルキル四級アンモ
ニウム塩、エーテル基或いはエステル基を含有するモノ
或いはジアルキル四級アンモニウム塩、或いはこれらの
塩酸塩、硫酸塩、有機酸塩など 両性界面活性剤;カルボキシベタイン、スルホベタイ
ン、ホスホベタイン、アミドアミノ酸、イミダゾリニウ
ムベタイン系界面活性剤など
キシレート、蔗糖脂肪酸エステル、アルキル(ポリ)グル
コシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタ
ノールアミド、脂肪酸2,3−ジヒドロキシプロピルア
ミド、脂肪酸ポリオキシエチレンアミド、アルキルアミ
ンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、メチルあるいはエチル
グルコシド脂肪酸エステル、アシルグルカミドなど カチオン界面活性剤;モノ或いはジアルキル四級アンモ
ニウム塩、エーテル基或いはエステル基を含有するモノ
或いはジアルキル四級アンモニウム塩、或いはこれらの
塩酸塩、硫酸塩、有機酸塩など 両性界面活性剤;カルボキシベタイン、スルホベタイ
ン、ホスホベタイン、アミドアミノ酸、イミダゾリニウ
ムベタイン系界面活性剤など
【0020】本発明の洗浄剤組成物には、必要に応じて
洗浄剤に配合される公知の補助成分を配合することもで
きる。このような補助成分としてはビルダー類、保湿
剤、粘度調節剤、防腐剤、抗炎症剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、金属イオン封鎖剤、移染防止剤、殺菌剤、水
溶性高分子化合物、水溶性無機物、pH調節に用いられ
る有機及び無機化合物、パール光沢剤、色素、香料、酵
素、漂白剤などがあげられる。
洗浄剤に配合される公知の補助成分を配合することもで
きる。このような補助成分としてはビルダー類、保湿
剤、粘度調節剤、防腐剤、抗炎症剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、金属イオン封鎖剤、移染防止剤、殺菌剤、水
溶性高分子化合物、水溶性無機物、pH調節に用いられ
る有機及び無機化合物、パール光沢剤、色素、香料、酵
素、漂白剤などがあげられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。 [合成例1] 前記一般式(1)において、R1=C9H19、R2=C2H4
OC2H4、M=H、l=5.9、m、n=0、p=2のビ
ス−アミドカルボン酸の製造 温度計、攪拌機、ガス排出管或いは、凝集器を付けた5
00mlの四つ口フラスコに、172gのカプリン酸
と、52gの2−アミノエチルエーテルを仕込み、18
0℃に加熱し、発生する水蒸気を排出させつつ反応を行
う。水蒸気の発生が無くなった後、更に1時間加熱攪拌
を続ける。得られたカプリン酸ビスアミド41.2gと
0.5gの水酸化カリウムをガス圧入管をつけたオート
クレーブに仕込み、窒素雰囲気で150℃に加熱後、徐
々に54gのエチレンオキサイドを圧入する。圧入終了
後更に同温度で2時間熟成を行う。反応終了後、生成物
をエタノールに溶かし、燐酸で触媒を中和ろ過し、エタ
ノールを除去することにより、2−アミノエチルエーテ
ルのビス−カプリン酸アミドのエチレンオキシド(P=
5.9)付加物を得た。攪拌機、環流コンデンサー、滴下
ロート、温度計を付けた300mlの四つ口フラスコ
に、得られたカプリン酸ビスアミドのエチレンオキシド
(P=5.9)付加物37.2gと1.0gのナトリウムメ
チラートを加え、100℃に加熱し、メタノールを除去
後、少量のハイドロキノンを添加し、続いて14.0g
のアクリロニトリルを80℃に保ちながら滴下した。滴
下終了後、同温度で2時間熟成し、減圧下で未反応のア
クリロニトリルを留去し、シアノエチル化物を得た。こ
のシアノエチル化物に50mlのイオン交換水を加え、
更に濃塩酸を加え100℃で10時間加熱し、攪拌を止
めて静置分離する。これを更に2回温イオン交換水で洗
浄し、36.9gの生成物を得た。赤外線吸収スペクト
ルで1725cm-1にカルボキシル、1120cm-1に
エーテル、1660cm-1にアミドカルボニルの吸収が
みられた。この生成物をカセイソーダで中和し、ナトリ
ウム塩とした。クラフト点;0℃以下。cmc(臨界ミセ
ル濃度);0.37g/l
する。 [合成例1] 前記一般式(1)において、R1=C9H19、R2=C2H4
OC2H4、M=H、l=5.9、m、n=0、p=2のビ
ス−アミドカルボン酸の製造 温度計、攪拌機、ガス排出管或いは、凝集器を付けた5
00mlの四つ口フラスコに、172gのカプリン酸
と、52gの2−アミノエチルエーテルを仕込み、18
0℃に加熱し、発生する水蒸気を排出させつつ反応を行
う。水蒸気の発生が無くなった後、更に1時間加熱攪拌
を続ける。得られたカプリン酸ビスアミド41.2gと
0.5gの水酸化カリウムをガス圧入管をつけたオート
クレーブに仕込み、窒素雰囲気で150℃に加熱後、徐
々に54gのエチレンオキサイドを圧入する。圧入終了
後更に同温度で2時間熟成を行う。反応終了後、生成物
をエタノールに溶かし、燐酸で触媒を中和ろ過し、エタ
ノールを除去することにより、2−アミノエチルエーテ
ルのビス−カプリン酸アミドのエチレンオキシド(P=
5.9)付加物を得た。攪拌機、環流コンデンサー、滴下
ロート、温度計を付けた300mlの四つ口フラスコ
に、得られたカプリン酸ビスアミドのエチレンオキシド
(P=5.9)付加物37.2gと1.0gのナトリウムメ
チラートを加え、100℃に加熱し、メタノールを除去
後、少量のハイドロキノンを添加し、続いて14.0g
のアクリロニトリルを80℃に保ちながら滴下した。滴
下終了後、同温度で2時間熟成し、減圧下で未反応のア
クリロニトリルを留去し、シアノエチル化物を得た。こ
のシアノエチル化物に50mlのイオン交換水を加え、
更に濃塩酸を加え100℃で10時間加熱し、攪拌を止
めて静置分離する。これを更に2回温イオン交換水で洗
浄し、36.9gの生成物を得た。赤外線吸収スペクト
ルで1725cm-1にカルボキシル、1120cm-1に
エーテル、1660cm-1にアミドカルボニルの吸収が
みられた。この生成物をカセイソーダで中和し、ナトリ
ウム塩とした。クラフト点;0℃以下。cmc(臨界ミセ
ル濃度);0.37g/l
【0022】[合成例2] 前記一般式(1)において、R1=C9H19、R2=C2H4
OC2H4、M=H、l、m、n=0、p=2のビス−アミ
ドカルボン酸の製造 攪拌機、環流コンデンサー、滴下ロート、温度計を付け
た300mlの四つ口フラスコに、合成例1で得られた
2−アミノエチルエーテルのビスカプリン酸アミド4
1.2gと2.1gのナトリウムメチラート及びトルエン
70mlを加え、100℃に加熱し、メタノールを除去
後、少量のハイドロキノンを添加し、続いて33.0g
のアクリロニトリルを80℃に保ちながら滴下した。滴
下終了後、同温度で3時間熟成し、減圧下でトルエン及
び未反応のアクリロニトリルを留去し、シアノエチル化
物を得た。このシアノエチル化物に100mlのイオン
交換水を加え、更に濃塩酸を加え100℃で8時間加熱
し、攪拌を止めて静置分離する。これを更に2回温イオ
ン交換水で洗浄し、46gの生成物を得た。赤外線吸収
スペクトルで1725cm-1にカルボキシル、1120
cm-1にエーテル、1640cm-1にアミドカルボニル
の吸収がみられた。この生成物をカセイソーダで中和
し、ナトリウム塩とした。クラフト点;0℃以下。cm
c;1.1g/l
OC2H4、M=H、l、m、n=0、p=2のビス−アミ
ドカルボン酸の製造 攪拌機、環流コンデンサー、滴下ロート、温度計を付け
た300mlの四つ口フラスコに、合成例1で得られた
2−アミノエチルエーテルのビスカプリン酸アミド4
1.2gと2.1gのナトリウムメチラート及びトルエン
70mlを加え、100℃に加熱し、メタノールを除去
後、少量のハイドロキノンを添加し、続いて33.0g
のアクリロニトリルを80℃に保ちながら滴下した。滴
下終了後、同温度で3時間熟成し、減圧下でトルエン及
び未反応のアクリロニトリルを留去し、シアノエチル化
物を得た。このシアノエチル化物に100mlのイオン
交換水を加え、更に濃塩酸を加え100℃で8時間加熱
し、攪拌を止めて静置分離する。これを更に2回温イオ
ン交換水で洗浄し、46gの生成物を得た。赤外線吸収
スペクトルで1725cm-1にカルボキシル、1120
cm-1にエーテル、1640cm-1にアミドカルボニル
の吸収がみられた。この生成物をカセイソーダで中和
し、ナトリウム塩とした。クラフト点;0℃以下。cm
c;1.1g/l
【0023】[合成例3〜5]前記一般式(1)におい
て、R1、R2、l、m、n、p、A、Mが表1に示すも
のを、合成例1と同様の方法で製造した。
て、R1、R2、l、m、n、p、A、Mが表1に示すも
のを、合成例1と同様の方法で製造した。
【0024】合成例1〜5で合成したビス−アミドカル
ボン酸の塩についてその界面活性剤の性能試験を行っ
た。その結果を表1に示す。尚、性能試験は以下の方法
で行った。 [試験例1] 1)安定性試験 10%の界面活性剤溶液を調製し、−5℃の冷凍庫に1
週間保存後、溶液の状態を肉眼で観察した。 2)起泡力試験 界面活性剤量が0.2%となるように5゜DHに調製し
た水で希釈し、JIS K3362の方法に準拠して起
泡性の試験を行った。 3)すすぎ性 0.5%の界面活性剤溶液で手を洗い、水道水でのすす
ぎの感触を評価した。 ○ ; 良好 △ ; やや不良 × ; 不良
ボン酸の塩についてその界面活性剤の性能試験を行っ
た。その結果を表1に示す。尚、性能試験は以下の方法
で行った。 [試験例1] 1)安定性試験 10%の界面活性剤溶液を調製し、−5℃の冷凍庫に1
週間保存後、溶液の状態を肉眼で観察した。 2)起泡力試験 界面活性剤量が0.2%となるように5゜DHに調製し
た水で希釈し、JIS K3362の方法に準拠して起
泡性の試験を行った。 3)すすぎ性 0.5%の界面活性剤溶液で手を洗い、水道水でのすす
ぎの感触を評価した。 ○ ; 良好 △ ; やや不良 × ; 不良
【0025】
【表1】
【0026】[試験例2]前記一般式(1)で表わされる
ビス−アミドカルボン酸塩とビス−アミド非イオンとの
混合による泡立ち及びクリーミー性の評価結果を、表2
に示す。尚、試験は以下に示す方法で行った。 1)起泡力試験 試験例1に同じ。 2)クリーミー性試験 所定の混合比の0.5%界面活性剤水溶液で手を洗い、
洗浄時の泡質を官能評価した。 ◎;泡がきめが細かく非常にクリーミー ○;泡がクリーミーである △;泡がやや粗いがクリーミーである ×;泡が粗い
ビス−アミドカルボン酸塩とビス−アミド非イオンとの
混合による泡立ち及びクリーミー性の評価結果を、表2
に示す。尚、試験は以下に示す方法で行った。 1)起泡力試験 試験例1に同じ。 2)クリーミー性試験 所定の混合比の0.5%界面活性剤水溶液で手を洗い、
洗浄時の泡質を官能評価した。 ◎;泡がきめが細かく非常にクリーミー ○;泡がクリーミーである △;泡がやや粗いがクリーミーである ×;泡が粗い
【0027】
【表2】
【0028】次に、本発明のビス−アミドカルボン酸又
はその塩を洗浄剤成分として用いた具体的処方を示す。 [処方例1] シャンプー組成 合成例1で得られたヒ゛ス-アミト゛カルホ゛ン酸Na(EO=5.9) 16(重量% ) 合成例1の中間に得られたヒ゛ス-アミト゛エチレンオキシト゛(EO=5.9)付加物 3 ラウロイル-N-メチル-β-アラニンナトリウム 5 カチオン化セルロース 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 精製水 バランス このシャンプーは、クリーミーな泡立ちで、すすぎ時の
泡ぎれがが良好であった。
はその塩を洗浄剤成分として用いた具体的処方を示す。 [処方例1] シャンプー組成 合成例1で得られたヒ゛ス-アミト゛カルホ゛ン酸Na(EO=5.9) 16(重量% ) 合成例1の中間に得られたヒ゛ス-アミト゛エチレンオキシト゛(EO=5.9)付加物 3 ラウロイル-N-メチル-β-アラニンナトリウム 5 カチオン化セルロース 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 精製水 バランス このシャンプーは、クリーミーな泡立ちで、すすぎ時の
泡ぎれがが良好であった。
【0029】[処方例2] シャンプー組成 合成例2で得られた生成物 10(重量%) ラウリルアミト゛ホ゜リオキシエチレン(EO4)エーテル酢酸ナトリウム 10 ラウロイルジエタノールアミド 3 セチルトリメチルアンモニウムクロライド 1 カチオン化セルロース 0.3 安息香酸ナトリウム 0.3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 精製水 バランス このシャンプーは、豊かなな泡立ちで、すすぎやすく、
使用後の感触が良好であった。
使用後の感触が良好であった。
【0030】[処方例3] 食器野菜用洗剤組成 合成例3で得られた生成物 15(重量%) ポリオキシエチレン(EO3)ラウリル硫酸ナトリウム 5 ラウリルジメチルアミンオキシド 3 変性エタノール 5 安息香酸ナトリウム 0.5 色素、香料 適量 クエン酸 適量 水道水 バランス この食器野菜用洗浄剤は、泡立ちが良好で、すすぎ性も
良い。
良い。
【0031】[処方例4] ボディシャンプー組成 合成例4で得られた生成物 10(重量%) ミリスチン酸カリウム 4 ラウリン酸カリウム 4 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 プロピレングリコール 8 色素、香料 適量 クエン酸 適量 トリエタノールアミン 適量 精製水 バランス このボディシャンプーは、泡立ちが良好で、使用後の皮
膚や毛髪の感触が良好であった。
膚や毛髪の感触が良好であった。
【0032】[処方例5] ボディシャンプー組成 合成例5で得られた生成物 10(重量%) ラウリル燐酸エステル 10 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3 プロピレングリコール 3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 トリエタノールアミン 適量 精製水 バランス このボディシャンプーは、泡立ちが良好で、すすぎ時の
泡ぎれが良好であった。
泡ぎれが良好であった。
【0033】
【発明の効果】本発明のビス−アミドカルボン酸及びそ
の塩は新規化合物であり、水溶性、泡立ち、洗浄力に優
れ、皮膚や毛髪に対してマイルドであり、洗浄剤成分と
して極めて有用である。また、該ビス−アミドカルボン
酸とビス−アミドアルキレンオキシド付加化合物とを特
定比率で併用すると、泡立ち、泡のクリーミー性が大幅
に向上する。更に、他の界面活性剤とを併用しても、泡
立ち、泡のクリーミー性が向上する。
の塩は新規化合物であり、水溶性、泡立ち、洗浄力に優
れ、皮膚や毛髪に対してマイルドであり、洗浄剤成分と
して極めて有用である。また、該ビス−アミドカルボン
酸とビス−アミドアルキレンオキシド付加化合物とを特
定比率で併用すると、泡立ち、泡のクリーミー性が大幅
に向上する。更に、他の界面活性剤とを併用しても、泡
立ち、泡のクリーミー性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1/10 C11D 1/10
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるビス−アミド
カルボン酸又はその塩。 【化1】 (式中、R1;炭素数5〜21の直鎖または分岐の、アル
キル基またはアルケニル基 R2;炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基
で、アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボ
ニル基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン
基、二重結合、三重結合を含んでいても良い。 A ;炭素数2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン基は2種以上の混合物であってもよい。 M ;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l ;0〜20 m ;0〜20 n ;0〜20 p ;2または3で、(CpH2p)は直鎖又は分岐のアルキ
レン基を表す。) - 【請求項2】 請求項1記載のビスアミドカルボン酸又
はその塩を含有する洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35234996A JPH10175934A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35234996A JPH10175934A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10175934A true JPH10175934A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18423455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35234996A Pending JPH10175934A (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10175934A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6710022B1 (en) | 1999-09-13 | 2004-03-23 | Sasol Germany Gmbh | Tenside composition containing gemini tensides and co-amphiphiles and production and use thereof |
DE102007063134A1 (de) | 2007-12-24 | 2009-06-25 | Sasol Germany Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Öl in Wasser Emulsionen aus selbstemulgierenden Gelkonzentraten |
JP2009137921A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 新規ジェミニ型フェノール化合物 |
DE102007063133A1 (de) | 2007-12-24 | 2009-06-25 | Sasol Germany Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Wachs in Wasser Dispersionen aus selbstemulgierenden Gelkonzentraten |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP35234996A patent/JPH10175934A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6710022B1 (en) | 1999-09-13 | 2004-03-23 | Sasol Germany Gmbh | Tenside composition containing gemini tensides and co-amphiphiles and production and use thereof |
US7393817B2 (en) | 1999-09-13 | 2008-07-01 | Sasol Germany Gmbh | Tenside composition containing gemini tensides and co-amphiphiles and production and use thereof |
JP2009137921A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 新規ジェミニ型フェノール化合物 |
DE102007063134A1 (de) | 2007-12-24 | 2009-06-25 | Sasol Germany Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Öl in Wasser Emulsionen aus selbstemulgierenden Gelkonzentraten |
DE102007063133A1 (de) | 2007-12-24 | 2009-06-25 | Sasol Germany Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Wachs in Wasser Dispersionen aus selbstemulgierenden Gelkonzentraten |
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