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JPH10175934A - ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物 - Google Patents

ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH10175934A
JPH10175934A JP35234996A JP35234996A JPH10175934A JP H10175934 A JPH10175934 A JP H10175934A JP 35234996 A JP35234996 A JP 35234996A JP 35234996 A JP35234996 A JP 35234996A JP H10175934 A JPH10175934 A JP H10175934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
group
acid
salt
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35234996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yokoi
健二 横井
Ryuichi Nakagawa
龍一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP35234996A priority Critical patent/JPH10175934A/ja
Publication of JPH10175934A publication Critical patent/JPH10175934A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 水溶性、泡立ち、洗浄力に優れ、皮膚や毛髪
に対してマイルドであり、界面活性剤に優れ、洗浄剤成
分に有用な新規化合物を提供する。 【解決手段】 一般式1の新規ビス−アミドカルボン酸
又はその塩。 (R;C5〜21の直鎖または分岐のアルキル基また
はアルケニル基 R;C2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボニル
基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン基、二
重結合、三重結合を含んでも良い A;C2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、アル
キレン基は2種以上の混合物であってもよい M;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l;0〜20 m;0〜20 n;0〜20 p;2または3で、(C2p)は直鎖又は分岐のア
ルキレン基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性、泡立ち、
洗浄力に優れ、皮膚や毛髪に対しマイルドであり、洗浄
剤成分として有用である、新規なビス−アミドカルボン
酸又はその塩、及びこれを含有する洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工業分野や家庭用などにおいて、一般に
使用されている洗浄剤の成分としては、界面活性剤の中
でもアニオン界面活性剤が広く用いられている。このア
ニオン界面活性剤には各種の構造のものがあるが、最近
は水溶性がよく、洗浄力、泡立ちが良好で、皮膚や毛髪
にマイルドなものや、少量で効果のあるもが望まれてい
る。これらに対応するものとして、アシル化アミノ酸塩
やエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸
塩、アミドエーテル硫酸塩などが開示されている。
【0003】また、水溶性がよく、低い使用濃度でも界
面活性を有するものとして、分子中に複数の親油基と複
数の親水基を有する界面活性剤(ジェミニ型界面活性剤)
も知られている。(益山, 油化学,44,543(1995)) アミド基とカルボキシル基を有するジェミニ型界面活性
剤として、酢酸型(一般式(1)において、n=0,p=
1)のものについて、DE 4440328(Huls)
に構造のみ開示されているが、エチレンオキシドの低モ
ル付加物の場合に、水不溶性の未反応アマイドが残存す
るため、好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低温下でも
水溶性が優れ、洗浄力、泡立ちも良好であり、皮膚や毛
髪にもマイルドな界面活性剤として有用なビス−アミド
カルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1)で表されるビス−アミドカルボン酸又はその塩
が提供される。
【化1】 (式中、R1;炭素数5〜21の直鎖または分岐の、アル
キル基またはアルケニル基 R2;炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基
で、アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボ
ニル基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン
基、二重結合、三重結合を含んでいても良い。 A ;炭素数2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、
アルキレン基は2種以上の混合物であってもよい。 M ;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
モニウム、有機アンモニウム l ;0〜20 m ;0〜20 n ;0〜20 p ;2または3で、(Cp2p)は直鎖又は分岐のアルキ
レン基を表す。) また、本発明によれば、上記一般式(1)で表わされる
ビス−アミドカルボン酸又はその塩を含有する洗浄剤組
成物が提供される。
【0006】本発明の前記一般式(1)で表されるビス−
アミドカルボン酸又はその塩は、分子中にアミド基及び
カルボン酸基及び必要に応じでエーテル基を有するアミ
ドカルボン酸型の界面活性剤が2分子連結したジェミニ
型の界面活性剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のビス−アミドカルボン酸
またはその塩の製造法としては、例えば、下記一般式
(2)で表される脂肪酸、又はそのエステルと、下記一般
式(3)で表されるα,ω−ジアミンとから常法により、
ビスアミド(4)を生成させ、これに塩基性触媒の存在下
にエチレンオキサイドを付加することによりビス−アミ
ドアルコール(5)が得られる。 (R1、R2:前記と同じ、R3:H、低級アルキル基)
【0008】このビス−アミドアルコール(5)を、塩
基性触媒の存在下にアクリロニトリル、アクリル酸塩、
或いはエステルなどと反応させ、アルカリ水溶液で加水
分解することによって、本発明のビス−アミドカルボン
酸又はその塩である下記一般式(6)で表されるアミドカ
ルボン酸(塩)が得られる(一般式 (1)において、m=
0、n=0、p=2)。
【化2】 (R1、R2、M、l:前記と同じ)
【0009】また、前記一般式(4)で表されるビスアミ
ドに、塩基触媒の存在下にアクリロニトリル、またはア
クリル酸塩、或いはそのエステルを付加し、加水分解す
ることによって、本発明のビス−アミドカルボン酸又は
その塩である下記一般式(7)で表されるビス−アミドカ
ルボン酸(塩)を得ることができる(一般式(1)において
l、m、n=0、p=2)。
【化3】 R1CON−C24COOM | R2 | R1CON−C24COOM (7) (R1、R2、M;前記と同じ)
【0010】上記製造工程において、アクリロニトリ
ル、アクリル酸塩、或いはそのエステルの代りに、メタ
クリロニトリル、メタクリル酸塩、或いはそのエステル
を用いれば、前記一般式(1)において、具体的には、
上記一般式(6)、一般式(7)において、p=3のア
ミドカルボン酸(塩)が得られる。
【0011】ここで、前記一般式(2)で表される脂肪酸
又はそのエステルとしては、炭素数6〜22の直鎖又は
分岐の飽和又は不飽和の脂肪酸またはそのエステルで、
カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、
カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、マルガリン酸、オレイン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、ベヘン酸などのほか、2−エチル
ヘキサン酸などのα−分岐脂肪酸、オキソ脂肪酸及びこ
れらのエステルがあげられるが、これに限定されるもの
ではない。
【0012】また、前記一般式(3)で表されるα,ω−
ジアミンとしては、R2が炭素数2〜10の直鎖また
は、分岐のアルキレン基で、アルキレン鎖中にエーテ
ル、エステル、カルボニル、チオエーテル、スルホキシ
ド、スルホン基、二重結合、三重結合等を含んでいても
良い。これらのうち好ましいものとしては、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ペン
タメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、などの
他、2−アミノエチルエーテル、1、8−ジアミノ−3,
6−ジオキサオクタン、ビス(2−アミノエチル)スルフ
ィド、ビス(2−アミノエチル)スルホキシド、ビス(2
−アミノエチル)スルホン、ビス(2−アミノエチル)ケ
トンなどが挙げられるが、これに限定されない。
【0013】更に、前記製造側では、エチレンオキサイ
ドのみを使用したが(一般式(1)においてm=0)、
他のアルキレンオキサイドを併用することができ、この
ようなアルキレンオキサイドとしては、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドなどが挙げられる。
【0014】一般式(1)で表される界面活性剤と、下記
一般式(8)とを併用する。
【化4】 (式中、R1;R2、A、M、l、m、n:前記のとおり R4;Hまたは、−C24COOM或いはその混合物)
で表わされるビス−アミドアルキレンオキシド付加物で
ある界面活性剤とを併用すると、特に泡立ち及び泡のク
リーミー性において相乗効果を発揮する。
【0015】該一般式(8)で表わされる界面活性剤
は、前記一般式(1)で表わされるビス−アミドカルボ
ン酸又はその塩を製造する際の、原料化合物(具体例と
しては前記一般式(5)のビスアミドアルコール)、ま
たは一部アクリル化合物又はメタクリル化合物を反応さ
せて更に加水分解した化合物或いはそれらの混合物であ
るから、前記一般式(1)で表わされる界面活性剤と前
記一般式(8)で表わされる界面活性剤とを併用する場
合は、所望の比率で混合するか、若しくは製造時にアク
リル化合物又はメタクリル化合物の使用モル比を下げて
反応させた反応生成混合物をそのまま使用すればよい。
その際、一般式(1)で表される界面活性剤に対する一般
式(8)で表される界面活性剤の比率は重量比で、99/
1〜10/90であることが好ましい。
【0016】また、前記中間体である一般式(4)で表わ
されるビスアミド或いはモノマイド化物については、1
0重量%以下、好ましくは5重量%以下の含有させるこ
とが好ましい。
【0017】このようにして得られた本発明のビス−ア
ミドカルボン酸またはその塩は、耐硬水性に優れ、泡立
ちがよく、皮膚や毛髪に対してマイルドであり、更に低
濃度でも界面活性を有する。また、このビス−アミドカ
ルボン酸とビス−アミド非イオン界面活性剤とは、特定
比率において泡立ち及び泡のマイルド性において相乗効
果を示す。これらを含有する洗浄剤組成物は、衣料用洗
浄剤、食器野菜用洗浄剤、住居用洗浄剤、シャンプ、ボ
ディシャンプー、ハンドソープなどに有効である。
【0018】本発明の洗浄剤組成物においては、従来公
知の界面活性剤たとえば下記に示されるアニオン活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界
面活性剤を併用できるが、皮膚、毛髪など人体にマイル
ドな界面活性剤であるため、マイルドな界面活性剤と組
み合わせて使用するのが好ましい。 アニオン界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸塩、脂肪酸塩、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α-オレフィンスル
ホン酸塩、α-スルホ脂肪酸エステル塩、モノアルキル
燐酸エステル塩、アルキル又はヒドロキシアルキルエー
テルカルボン酸塩、脂肪酸アミドエーテルカルボン酸
塩、アルキルアミドエーテル硫酸エステル塩、アシルザ
ルコシネート、アシルタウライド、脂肪酸モノグリセラ
イド硫酸エステル塩、アシルアミノ酸塩、アルキルイミ
ノジカルボン酸塩、二級アミド型N−アシルアミノ酸
塩、酒石酸アルキルアミド、リンゴ酸アルキルアミド、
クエン酸アルキルアミドなど。
【0019】非イオン界面活性剤;高級アルコールエト
キシレート、蔗糖脂肪酸エステル、アルキル(ポリ)グル
コシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタ
ノールアミド、脂肪酸2,3−ジヒドロキシプロピルア
ミド、脂肪酸ポリオキシエチレンアミド、アルキルアミ
ンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、メチルあるいはエチル
グルコシド脂肪酸エステル、アシルグルカミドなど カチオン界面活性剤;モノ或いはジアルキル四級アンモ
ニウム塩、エーテル基或いはエステル基を含有するモノ
或いはジアルキル四級アンモニウム塩、或いはこれらの
塩酸塩、硫酸塩、有機酸塩など 両性界面活性剤;カルボキシベタイン、スルホベタイ
ン、ホスホベタイン、アミドアミノ酸、イミダゾリニウ
ムベタイン系界面活性剤など
【0020】本発明の洗浄剤組成物には、必要に応じて
洗浄剤に配合される公知の補助成分を配合することもで
きる。このような補助成分としてはビルダー類、保湿
剤、粘度調節剤、防腐剤、抗炎症剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、金属イオン封鎖剤、移染防止剤、殺菌剤、水
溶性高分子化合物、水溶性無機物、pH調節に用いられ
る有機及び無機化合物、パール光沢剤、色素、香料、酵
素、漂白剤などがあげられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。 [合成例1] 前記一般式(1)において、R1=C919、R2=C24
OC24、M=H、l=5.9、m、n=0、p=2のビ
ス−アミドカルボン酸の製造 温度計、攪拌機、ガス排出管或いは、凝集器を付けた5
00mlの四つ口フラスコに、172gのカプリン酸
と、52gの2−アミノエチルエーテルを仕込み、18
0℃に加熱し、発生する水蒸気を排出させつつ反応を行
う。水蒸気の発生が無くなった後、更に1時間加熱攪拌
を続ける。得られたカプリン酸ビスアミド41.2gと
0.5gの水酸化カリウムをガス圧入管をつけたオート
クレーブに仕込み、窒素雰囲気で150℃に加熱後、徐
々に54gのエチレンオキサイドを圧入する。圧入終了
後更に同温度で2時間熟成を行う。反応終了後、生成物
をエタノールに溶かし、燐酸で触媒を中和ろ過し、エタ
ノールを除去することにより、2−アミノエチルエーテ
ルのビス−カプリン酸アミドのエチレンオキシド(P=
5.9)付加物を得た。攪拌機、環流コンデンサー、滴下
ロート、温度計を付けた300mlの四つ口フラスコ
に、得られたカプリン酸ビスアミドのエチレンオキシド
(P=5.9)付加物37.2gと1.0gのナトリウムメ
チラートを加え、100℃に加熱し、メタノールを除去
後、少量のハイドロキノンを添加し、続いて14.0g
のアクリロニトリルを80℃に保ちながら滴下した。滴
下終了後、同温度で2時間熟成し、減圧下で未反応のア
クリロニトリルを留去し、シアノエチル化物を得た。こ
のシアノエチル化物に50mlのイオン交換水を加え、
更に濃塩酸を加え100℃で10時間加熱し、攪拌を止
めて静置分離する。これを更に2回温イオン交換水で洗
浄し、36.9gの生成物を得た。赤外線吸収スペクト
ルで1725cm-1にカルボキシル、1120cm-1
エーテル、1660cm-1にアミドカルボニルの吸収が
みられた。この生成物をカセイソーダで中和し、ナトリ
ウム塩とした。クラフト点;0℃以下。cmc(臨界ミセ
ル濃度);0.37g/l
【0022】[合成例2] 前記一般式(1)において、R1=C919、R2=C24
OC24、M=H、l、m、n=0、p=2のビス−アミ
ドカルボン酸の製造 攪拌機、環流コンデンサー、滴下ロート、温度計を付け
た300mlの四つ口フラスコに、合成例1で得られた
2−アミノエチルエーテルのビスカプリン酸アミド4
1.2gと2.1gのナトリウムメチラート及びトルエン
70mlを加え、100℃に加熱し、メタノールを除去
後、少量のハイドロキノンを添加し、続いて33.0g
のアクリロニトリルを80℃に保ちながら滴下した。滴
下終了後、同温度で3時間熟成し、減圧下でトルエン及
び未反応のアクリロニトリルを留去し、シアノエチル化
物を得た。このシアノエチル化物に100mlのイオン
交換水を加え、更に濃塩酸を加え100℃で8時間加熱
し、攪拌を止めて静置分離する。これを更に2回温イオ
ン交換水で洗浄し、46gの生成物を得た。赤外線吸収
スペクトルで1725cm-1にカルボキシル、1120
cm-1にエーテル、1640cm-1にアミドカルボニル
の吸収がみられた。この生成物をカセイソーダで中和
し、ナトリウム塩とした。クラフト点;0℃以下。cm
c;1.1g/l
【0023】[合成例3〜5]前記一般式(1)におい
て、R1、R2、l、m、n、p、A、Mが表1に示すも
のを、合成例1と同様の方法で製造した。
【0024】合成例1〜5で合成したビス−アミドカル
ボン酸の塩についてその界面活性剤の性能試験を行っ
た。その結果を表1に示す。尚、性能試験は以下の方法
で行った。 [試験例1] 1)安定性試験 10%の界面活性剤溶液を調製し、−5℃の冷凍庫に1
週間保存後、溶液の状態を肉眼で観察した。 2)起泡力試験 界面活性剤量が0.2%となるように5゜DHに調製し
た水で希釈し、JIS K3362の方法に準拠して起
泡性の試験を行った。 3)すすぎ性 0.5%の界面活性剤溶液で手を洗い、水道水でのすす
ぎの感触を評価した。 ○ ; 良好 △ ; やや不良 × ; 不良
【0025】
【表1】
【0026】[試験例2]前記一般式(1)で表わされる
ビス−アミドカルボン酸塩とビス−アミド非イオンとの
混合による泡立ち及びクリーミー性の評価結果を、表2
に示す。尚、試験は以下に示す方法で行った。 1)起泡力試験 試験例1に同じ。 2)クリーミー性試験 所定の混合比の0.5%界面活性剤水溶液で手を洗い、
洗浄時の泡質を官能評価した。 ◎;泡がきめが細かく非常にクリーミー ○;泡がクリーミーである △;泡がやや粗いがクリーミーである ×;泡が粗い
【0027】
【表2】
【0028】次に、本発明のビス−アミドカルボン酸又
はその塩を洗浄剤成分として用いた具体的処方を示す。 [処方例1] シャンプー組成 合成例1で得られたヒ゛ス-アミト゛カルホ゛ン酸Na(EO=5.9) 16(重量% ) 合成例1の中間に得られたヒ゛ス-アミト゛エチレンオキシト゛(EO=5.9)付加物 3 ラウロイル-N-メチル-β-アラニンナトリウム 5 カチオン化セルロース 0.1 安息香酸ナトリウム 0.3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 精製水 バランス このシャンプーは、クリーミーな泡立ちで、すすぎ時の
泡ぎれがが良好であった。
【0029】[処方例2] シャンプー組成 合成例2で得られた生成物 10(重量%) ラウリルアミト゛ホ゜リオキシエチレン(EO4)エーテル酢酸ナトリウム 10 ラウロイルジエタノールアミド 3 セチルトリメチルアンモニウムクロライド 1 カチオン化セルロース 0.3 安息香酸ナトリウム 0.3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 精製水 バランス このシャンプーは、豊かなな泡立ちで、すすぎやすく、
使用後の感触が良好であった。
【0030】[処方例3] 食器野菜用洗剤組成 合成例3で得られた生成物 15(重量%) ポリオキシエチレン(EO3)ラウリル硫酸ナトリウム 5 ラウリルジメチルアミンオキシド 3 変性エタノール 5 安息香酸ナトリウム 0.5 色素、香料 適量 クエン酸 適量 水道水 バランス この食器野菜用洗浄剤は、泡立ちが良好で、すすぎ性も
良い。
【0031】[処方例4] ボディシャンプー組成 合成例4で得られた生成物 10(重量%) ミリスチン酸カリウム 4 ラウリン酸カリウム 4 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 4 プロピレングリコール 8 色素、香料 適量 クエン酸 適量 トリエタノールアミン 適量 精製水 バランス このボディシャンプーは、泡立ちが良好で、使用後の皮
膚や毛髪の感触が良好であった。
【0032】[処方例5] ボディシャンプー組成 合成例5で得られた生成物 10(重量%) ラウリル燐酸エステル 10 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3 プロピレングリコール 3 色素、香料 適量 クエン酸 適量 トリエタノールアミン 適量 精製水 バランス このボディシャンプーは、泡立ちが良好で、すすぎ時の
泡ぎれが良好であった。
【0033】
【発明の効果】本発明のビス−アミドカルボン酸及びそ
の塩は新規化合物であり、水溶性、泡立ち、洗浄力に優
れ、皮膚や毛髪に対してマイルドであり、洗浄剤成分と
して極めて有用である。また、該ビス−アミドカルボン
酸とビス−アミドアルキレンオキシド付加化合物とを特
定比率で併用すると、泡立ち、泡のクリーミー性が大幅
に向上する。更に、他の界面活性剤とを併用しても、泡
立ち、泡のクリーミー性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1/10 C11D 1/10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるビス−アミド
    カルボン酸又はその塩。 【化1】 (式中、R1;炭素数5〜21の直鎖または分岐の、アル
    キル基またはアルケニル基 R2;炭素数2〜10の直鎖または分岐のアルキレン基
    で、アルキレン鎖中にエーテル基、エステル基、カルボ
    ニル基、チオエーテル基、スルホキシド基、スルホン
    基、二重結合、三重結合を含んでいても良い。 A ;炭素数2〜4の直鎖または分岐のアルキレン基で、
    アルキレン基は2種以上の混合物であってもよい。 M ;H、アルカリまたはアルカリ土類金属あるいはアン
    モニウム、有機アンモニウム l ;0〜20 m ;0〜20 n ;0〜20 p ;2または3で、(Cp2p)は直鎖又は分岐のアルキ
    レン基を表す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビスアミドカルボン酸又
    はその塩を含有する洗浄剤組成物。
JP35234996A 1996-12-12 1996-12-12 ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物 Pending JPH10175934A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6710022B1 (en) 1999-09-13 2004-03-23 Sasol Germany Gmbh Tenside composition containing gemini tensides and co-amphiphiles and production and use thereof
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