JPH10175738A - コンテナターミナル - Google Patents
コンテナターミナルInfo
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- JPH10175738A JPH10175738A JP33808996A JP33808996A JPH10175738A JP H10175738 A JPH10175738 A JP H10175738A JP 33808996 A JP33808996 A JP 33808996A JP 33808996 A JP33808996 A JP 33808996A JP H10175738 A JPH10175738 A JP H10175738A
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- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 3
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンテナタ−ミナルのコンテナ荷役の効率化
とスペースの節約を図る。 【解決手段】コンテナ貯蔵棚を上下左右に多段多列に配
置したコンテナ立体貯蔵建屋と、該貯蔵建屋の屋上に設
けられたクレーン横行レール上を横行し、コンテナをコ
ンテナ貯蔵棚に出し入れする各2台のスタック・クレー
ンと、上記コンテナ横行レールの下方にコンテナ貯蔵棚
に沿って2段に、かつ、貯蔵建屋外まで延長して設けら
れたトラバーサ横行レール上を横行する各2台のトラバ
ーサと、上記貯蔵建屋の海側の側面および陸側の側面か
ら張り出して、かつ、各トラバーサ横行レールの貯蔵建
屋外の延長部分の上方に設けられた固定レール上を横行
する海側および陸側移載クレーンと、上記貯蔵建屋の海
側の側面に沿って台車走行レールを走行し、コンテナ船
との間でコンテナクレーンにより積卸ししたコンテナを
授受する台車とを有してなる。
とスペースの節約を図る。 【解決手段】コンテナ貯蔵棚を上下左右に多段多列に配
置したコンテナ立体貯蔵建屋と、該貯蔵建屋の屋上に設
けられたクレーン横行レール上を横行し、コンテナをコ
ンテナ貯蔵棚に出し入れする各2台のスタック・クレー
ンと、上記コンテナ横行レールの下方にコンテナ貯蔵棚
に沿って2段に、かつ、貯蔵建屋外まで延長して設けら
れたトラバーサ横行レール上を横行する各2台のトラバ
ーサと、上記貯蔵建屋の海側の側面および陸側の側面か
ら張り出して、かつ、各トラバーサ横行レールの貯蔵建
屋外の延長部分の上方に設けられた固定レール上を横行
する海側および陸側移載クレーンと、上記貯蔵建屋の海
側の側面に沿って台車走行レールを走行し、コンテナ船
との間でコンテナクレーンにより積卸ししたコンテナを
授受する台車とを有してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は港湾に設置されるコ
ンテナターミナルに係り、特にコンテナ立体貯蔵建屋を
有するコンテナターミナルに関する。
ンテナターミナルに係り、特にコンテナ立体貯蔵建屋を
有するコンテナターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来のコンテナターミナルの荷
役設備の側面図である。コンテナ船7に積み込まれたコ
ンテナ13は岸壁用コンテナクレーン8により積卸しさ
れ、コンテナコンベア11に載せられ、陸側に送られ
る。陸側の端部でコンテナ13はヤード用橋形クレーン
9により吊上げられ、シャーシ(トレーラ)14に積込
まれるか、コンテナヤード10に積上げられる。なお、
12は岸壁である。
役設備の側面図である。コンテナ船7に積み込まれたコ
ンテナ13は岸壁用コンテナクレーン8により積卸しさ
れ、コンテナコンベア11に載せられ、陸側に送られ
る。陸側の端部でコンテナ13はヤード用橋形クレーン
9により吊上げられ、シャーシ(トレーラ)14に積込
まれるか、コンテナヤード10に積上げられる。なお、
12は岸壁である。
【0003】ヤード用橋形クレーン9により積上げられ
たコンテナ13は順次コンテナターミナルから外部に輸
送される。この際、上の方に積まれたコンテナ13から
順次輸送するようにすれば問題は無いが、下の方に積ま
れたコンテナ13から先に出荷したい場合には、その上
のコンテナを取り除いてから、出荷せねばならず、その
ための手間がかかり、荷役作業の円滑性が損なわれる。
かかる問題を解決するためコンテナを1個ずつ収納する
貯蔵セルを多段に形成する貯蔵棚を配置し、出荷する際
にはどの貯蔵セルからでもコンテナ13を取り出せるよ
うにすることが検討されている。本願出願人はかかるコ
ンテナターミナルに使用するスタック・クレーンについ
て特許出願(特願平8−69634号(未公開))を行
った。
たコンテナ13は順次コンテナターミナルから外部に輸
送される。この際、上の方に積まれたコンテナ13から
順次輸送するようにすれば問題は無いが、下の方に積ま
れたコンテナ13から先に出荷したい場合には、その上
のコンテナを取り除いてから、出荷せねばならず、その
ための手間がかかり、荷役作業の円滑性が損なわれる。
かかる問題を解決するためコンテナを1個ずつ収納する
貯蔵セルを多段に形成する貯蔵棚を配置し、出荷する際
にはどの貯蔵セルからでもコンテナ13を取り出せるよ
うにすることが検討されている。本願出願人はかかるコ
ンテナターミナルに使用するスタック・クレーンについ
て特許出願(特願平8−69634号(未公開))を行
った。
【0004】図9は上記出願に開示されたかかるコンテ
ナターミナルの全体平面図であり、図10は同じく側面
図である。なお、図9、図10において図15で説明し
たものと同一の部分については同じ符号を付してあり、
重複した説明を省略する。図において、Aは40ftコ
ンテナ用、Bは20ftコンテナ用の貯蔵領域を示して
いる。1はクレーン走行路であり、図面では、40ft
コンテナ用の走行路1aが3列、20ftコンテナ用の
クレーン走行路1bが2列設けられている。2はコンテ
ナ貯蔵棚であり、40ft用のコンテナ貯蔵棚2aが6
列、20ft用のコンテナ貯蔵棚2bが4列、それぞれ
クレーン走行路1a,1bの両側に各1列ずつ設けられ
ている。3はスタック・クレーンで、各クレーン走行路
1a,1bに2台ずつ設けられており、3aは40ft
コンテナ用、3bは20ftコンテナ用である。スタッ
ククレーン3はクレーン走行路1上を走行し、コンテナ
を台車4と貯蔵棚2との間で受け渡しする。
ナターミナルの全体平面図であり、図10は同じく側面
図である。なお、図9、図10において図15で説明し
たものと同一の部分については同じ符号を付してあり、
重複した説明を省略する。図において、Aは40ftコ
ンテナ用、Bは20ftコンテナ用の貯蔵領域を示して
いる。1はクレーン走行路であり、図面では、40ft
コンテナ用の走行路1aが3列、20ftコンテナ用の
クレーン走行路1bが2列設けられている。2はコンテ
ナ貯蔵棚であり、40ft用のコンテナ貯蔵棚2aが6
列、20ft用のコンテナ貯蔵棚2bが4列、それぞれ
クレーン走行路1a,1bの両側に各1列ずつ設けられ
ている。3はスタック・クレーンで、各クレーン走行路
1a,1bに2台ずつ設けられており、3aは40ft
コンテナ用、3bは20ftコンテナ用である。スタッ
ククレーン3はクレーン走行路1上を走行し、コンテナ
を台車4と貯蔵棚2との間で受け渡しする。
【0005】4は岸壁用コンテナクレーン8とコンテナ
立体貯蔵建屋(以下貯蔵建屋という)6との間を循環走
行して、コンテナ13を運搬する台車であり、5は台車
4の高架軌道である。2iはコンテナ貯蔵棚2に設けら
れた台車4等の通路、14はコンテナを積んで、外部に
搬出するシャーシである。
立体貯蔵建屋(以下貯蔵建屋という)6との間を循環走
行して、コンテナ13を運搬する台車であり、5は台車
4の高架軌道である。2iはコンテナ貯蔵棚2に設けら
れた台車4等の通路、14はコンテナを積んで、外部に
搬出するシャーシである。
【0006】図11はコンテナ立体貯蔵設備の斜視図で
ある。 スタック・クレーン3は、コンテナ貯蔵棚2の
上方の屋上に設けられたクレーン走行レール15上を走
行するトロリ3cを有している。トロリ3cの4隅には
走行車輪3gを有しており、走行車輪3gは駆動モータ
3fにより駆動されている。3dはガイドポストでトロ
リ3cから垂下して設けられている。3eは昇降フレー
ムでガイドポスト3dに沿って昇降するようになってい
る。
ある。 スタック・クレーン3は、コンテナ貯蔵棚2の
上方の屋上に設けられたクレーン走行レール15上を走
行するトロリ3cを有している。トロリ3cの4隅には
走行車輪3gを有しており、走行車輪3gは駆動モータ
3fにより駆動されている。3dはガイドポストでトロ
リ3cから垂下して設けられている。3eは昇降フレー
ムでガイドポスト3dに沿って昇降するようになってい
る。
【0007】図12は図11のD部の近傍を示す側面図
である。図に示すように昇降フレーム3eは上部の三角
形の部材3hと下部の下方が開いた溝形の部材3iとか
らなっている。上部の部材3hには前側と裏側で合計4
対のローラ3kが設けられていて、ローラの間に、ガイ
ドポスト3dに設けられた垂直のレールを挟むことによ
り、姿勢を保ちつつ昇降する。上部の部材3hにはさら
にプーリ3mが取り付けられており、ワイヤ3nを介し
て、トロリ3cに設けられた巻上ドラム3p(図11)
により昇降するようになっている。下部の部材3iの下
方には一対のスプレッダ走行レール3jが設けられてお
り、このレール3j上を後に説明するスプレッダ16が
走行する。
である。図に示すように昇降フレーム3eは上部の三角
形の部材3hと下部の下方が開いた溝形の部材3iとか
らなっている。上部の部材3hには前側と裏側で合計4
対のローラ3kが設けられていて、ローラの間に、ガイ
ドポスト3dに設けられた垂直のレールを挟むことによ
り、姿勢を保ちつつ昇降する。上部の部材3hにはさら
にプーリ3mが取り付けられており、ワイヤ3nを介し
て、トロリ3cに設けられた巻上ドラム3p(図11)
により昇降するようになっている。下部の部材3iの下
方には一対のスプレッダ走行レール3jが設けられてお
り、このレール3j上を後に説明するスプレッダ16が
走行する。
【0008】図13は図11のD部の拡大斜視図であ
る。図11、図13において、16はスプレッダであ
る。スプレッダ16は前後に走行車輪16aを有してい
る。走行車輪16aは駆動モータ16bにより、ギヤボ
ックス16cを介して駆動されている。16dはツイス
トロック機構で、スプレッダ16の4隅に設けられてお
り、T字状の先端部をコンテナ13の上部の4隅に設け
られた長孔17に挿入し、略90°回転させて、コンテ
ナ13を把持するようになっている。
る。図11、図13において、16はスプレッダであ
る。スプレッダ16は前後に走行車輪16aを有してい
る。走行車輪16aは駆動モータ16bにより、ギヤボ
ックス16cを介して駆動されている。16dはツイス
トロック機構で、スプレッダ16の4隅に設けられてお
り、T字状の先端部をコンテナ13の上部の4隅に設け
られた長孔17に挿入し、略90°回転させて、コンテ
ナ13を把持するようになっている。
【0009】次にコンテナ貯蔵棚2について説明する。
図11に示すようにコンテナ貯蔵棚2は、多数の柱2c
と梁2dとを組合せて多数のコンテナ貯蔵セル2hを形
成している。コンテナ貯蔵セル2hは図9に示すように
クレーン走行路1の両側に、クレーン走行路1に沿って
並び、かつ、図11に示すように高さ方向に多段に設け
られている。コンテナ貯蔵セル2hのクレーン走行路1
からの奥行はコンテナ13の長手方向と一致しており、
各コンテナ貯蔵セル2hに1個ずつのコンテナ13が収
容可能となっている。
図11に示すようにコンテナ貯蔵棚2は、多数の柱2c
と梁2dとを組合せて多数のコンテナ貯蔵セル2hを形
成している。コンテナ貯蔵セル2hは図9に示すように
クレーン走行路1の両側に、クレーン走行路1に沿って
並び、かつ、図11に示すように高さ方向に多段に設け
られている。コンテナ貯蔵セル2hのクレーン走行路1
からの奥行はコンテナ13の長手方向と一致しており、
各コンテナ貯蔵セル2hに1個ずつのコンテナ13が収
容可能となっている。
【0010】コンテナ貯蔵棚2には、図11に示すよう
に、複数個のコンテナ貯蔵セル2hを取り除いて、台車
4の通路2iがトンネル状に形成されている。
に、複数個のコンテナ貯蔵セル2hを取り除いて、台車
4の通路2iがトンネル状に形成されている。
【0011】図14は図11のC部拡大斜視図である。
図に示すようにコンテナ貯蔵セル2hの上部にはスプレ
ッダ走行レール2gが設けられている。すなわち、コン
テナ貯蔵棚2の柱2cからブラケット2eが張り出して
設けられ、前後のブラケット2e上に溝型鋼2fを載架
し、その上に角棒状のスプレッダ走行レール2gを固着
している。
図に示すようにコンテナ貯蔵セル2hの上部にはスプレ
ッダ走行レール2gが設けられている。すなわち、コン
テナ貯蔵棚2の柱2cからブラケット2eが張り出して
設けられ、前後のブラケット2e上に溝型鋼2fを載架
し、その上に角棒状のスプレッダ走行レール2gを固着
している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図9および図10に示
すように、台車4がコーナーを曲るためには大きな曲率
半径を必要とする。従って貯蔵建屋6の外側に大きなス
ペースを必要とする。また台車4が走行する高架軌道5
が輻湊していてコントロールが大変であり、高架軌道5
が貯蔵建屋6内を通過するので、通路2i形成のためコ
ンテナ貯蔵セル2を取り除かなければならず、その分コ
ンテナ貯蔵容量が減少する。さらに、コンテナの入出庫
が輻湊しており、各列のコンテナ貯蔵棚2について入庫
と出庫を同時に行いたい場合に、それに対応することが
できない。
すように、台車4がコーナーを曲るためには大きな曲率
半径を必要とする。従って貯蔵建屋6の外側に大きなス
ペースを必要とする。また台車4が走行する高架軌道5
が輻湊していてコントロールが大変であり、高架軌道5
が貯蔵建屋6内を通過するので、通路2i形成のためコ
ンテナ貯蔵セル2を取り除かなければならず、その分コ
ンテナ貯蔵容量が減少する。さらに、コンテナの入出庫
が輻湊しており、各列のコンテナ貯蔵棚2について入庫
と出庫を同時に行いたい場合に、それに対応することが
できない。
【0013】本発明は従来技術のかかる問題点に鑑み案
出されたもので、コンテナヤードのスペースを節約する
と共に台車4のコントロールが容易であり、コンテナの
入の円滑性に優れ、かつ、各列のコンテナ貯蔵棚2への
入庫作業中に同時に出庫も可能なコンテナターミナルを
提供することを目的とする。
出されたもので、コンテナヤードのスペースを節約する
と共に台車4のコントロールが容易であり、コンテナの
入の円滑性に優れ、かつ、各列のコンテナ貯蔵棚2への
入庫作業中に同時に出庫も可能なコンテナターミナルを
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のコンテナタ−ミナルは、コンテナ貯蔵棚を上下
左右に多段多列に配置したコンテナ立体貯蔵建屋と、該
貯蔵建屋の屋上に岸壁に対して直角方向に設けられたク
レーン横行レール上を横行し、コンテナをコンテナ貯蔵
棚に出し入れする、各レール上に2台ずつ設けられたス
タック・クレーンと、上記コンテナ横行レールの下方に
コンテナ貯蔵棚に沿って2段に、かつ、貯蔵建屋外まで
延長して設けられたトラバーサ横行レール上を横行する
コンテナ載置可能であって、各段につき2台のトラバー
サと、上記貯蔵建屋の海側の側面および陸側の側面から
張り出して、かつ、各トラバーサ横行レールの貯蔵建屋
外の延長部分の上方に設けられた固定レール上を横行す
る海側および陸側移載クレーンと、上記貯蔵建屋の海側
の側面に沿って台車走行レール上を走行し、コンテナ船
との間でコンテナクレーンにより積卸ししたコンテナを
授受する台車とを有してなるコンテナターミナルであっ
て、上記台車走行レールは、上記貯蔵建屋から離れて海
側に設けられる海側レールと、海側レールと貯蔵建屋と
の間に設けられる建屋側レールと、両レールに直交して
設けられ台車が横行する路線変更用レールとからなり、
台車とコンテナクレーンとの間のコンテナの授受は海側
レール上で行い、台車と海側移載クレーンとの間のコン
テナの授受は建屋側レール上で行っており、台車は走行
用車輪と横行用車輪とを有していて走行と横行が可能で
あり、台車とトラバーサとの間のコンテナの授受は海側
移載クレーンにより行う。なお、ここで横行とは、岸壁
に直角方向の移動をいい、走行とは、岸壁に平行な移動
をいう。
本発明のコンテナタ−ミナルは、コンテナ貯蔵棚を上下
左右に多段多列に配置したコンテナ立体貯蔵建屋と、該
貯蔵建屋の屋上に岸壁に対して直角方向に設けられたク
レーン横行レール上を横行し、コンテナをコンテナ貯蔵
棚に出し入れする、各レール上に2台ずつ設けられたス
タック・クレーンと、上記コンテナ横行レールの下方に
コンテナ貯蔵棚に沿って2段に、かつ、貯蔵建屋外まで
延長して設けられたトラバーサ横行レール上を横行する
コンテナ載置可能であって、各段につき2台のトラバー
サと、上記貯蔵建屋の海側の側面および陸側の側面から
張り出して、かつ、各トラバーサ横行レールの貯蔵建屋
外の延長部分の上方に設けられた固定レール上を横行す
る海側および陸側移載クレーンと、上記貯蔵建屋の海側
の側面に沿って台車走行レール上を走行し、コンテナ船
との間でコンテナクレーンにより積卸ししたコンテナを
授受する台車とを有してなるコンテナターミナルであっ
て、上記台車走行レールは、上記貯蔵建屋から離れて海
側に設けられる海側レールと、海側レールと貯蔵建屋と
の間に設けられる建屋側レールと、両レールに直交して
設けられ台車が横行する路線変更用レールとからなり、
台車とコンテナクレーンとの間のコンテナの授受は海側
レール上で行い、台車と海側移載クレーンとの間のコン
テナの授受は建屋側レール上で行っており、台車は走行
用車輪と横行用車輪とを有していて走行と横行が可能で
あり、台車とトラバーサとの間のコンテナの授受は海側
移載クレーンにより行う。なお、ここで横行とは、岸壁
に直角方向の移動をいい、走行とは、岸壁に平行な移動
をいう。
【0015】上記トラバーサ横行レールの海側の端部と
台車の建屋側レールとの間にコンテナ輸送用シャーシの
通路を設けるのがよい。
台車の建屋側レールとの間にコンテナ輸送用シャーシの
通路を設けるのがよい。
【0016】上記海側レール、建屋側レールは1車線ま
たは2車線以上設けられており、路線変更用レールは海
側レールおよび建屋側レール両端部および中間部に設け
るのがよい。
たは2車線以上設けられており、路線変更用レールは海
側レールおよび建屋側レール両端部および中間部に設け
るのがよい。
【0017】上記台車走行レールは高架式にすれば、コ
ンテナをコンテナクレーンと台車、台車と上段トラバー
サとの間で移送する場合に、コンテナの昇降距離を短縮
することができる。
ンテナをコンテナクレーンと台車、台車と上段トラバー
サとの間で移送する場合に、コンテナの昇降距離を短縮
することができる。
【0018】次に本発明の作用を説明する。貯蔵建屋の
海側の側面に沿って海側レール、建屋側レール、および
路線変更用レールからなる台車走行レールを設け、台車
走行レール上で台車を循環走行させ、海側レール上で台
車とコンテナクレーンとの間のコンテナの授受を行い、
建屋側レール上で台車と目的のレーンの海側移載クレー
ンとの間のコンテナの授受を行う。海側移載クレーンは
受け取ったコンテナを貯蔵建屋外で待機しているトラバ
ーサに載せる。トラバーサは貯蔵建屋内で横行し、目的
のコンテナ貯蔵棚の位置に待機しているスタック・クレ
ーンに引き渡し、これによりコンテナをコンテナ貯蔵棚
に収納する。
海側の側面に沿って海側レール、建屋側レール、および
路線変更用レールからなる台車走行レールを設け、台車
走行レール上で台車を循環走行させ、海側レール上で台
車とコンテナクレーンとの間のコンテナの授受を行い、
建屋側レール上で台車と目的のレーンの海側移載クレー
ンとの間のコンテナの授受を行う。海側移載クレーンは
受け取ったコンテナを貯蔵建屋外で待機しているトラバ
ーサに載せる。トラバーサは貯蔵建屋内で横行し、目的
のコンテナ貯蔵棚の位置に待機しているスタック・クレ
ーンに引き渡し、これによりコンテナをコンテナ貯蔵棚
に収納する。
【0019】コンテナ貯蔵棚に収納されているコンテナ
をシャーシに積載して出荷するときには、スタック・ク
レーンによりコンテナを引き出し、トラバーサに載せ
る。トラバーサは陸側に横行し貯蔵建屋外まで移動す
る。貯蔵建屋の陸側に設けられた陸側移載クレーンによ
り、コンテナをトラバーサからシャーシに積み込み外部
に出荷する。各列にスタック・クレーンが2台設けられ
ているので入庫作業と出庫作業を同時に行なうことがで
きる。また、貯蔵建屋の海側にもシャーシの通路を設け
れば、コンテナ船の荷役がないときには、海側と陸側の
両方から同時に出庫することができる。
をシャーシに積載して出荷するときには、スタック・ク
レーンによりコンテナを引き出し、トラバーサに載せ
る。トラバーサは陸側に横行し貯蔵建屋外まで移動す
る。貯蔵建屋の陸側に設けられた陸側移載クレーンによ
り、コンテナをトラバーサからシャーシに積み込み外部
に出荷する。各列にスタック・クレーンが2台設けられ
ているので入庫作業と出庫作業を同時に行なうことがで
きる。また、貯蔵建屋の海側にもシャーシの通路を設け
れば、コンテナ船の荷役がないときには、海側と陸側の
両方から同時に出庫することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のコンテナタ
ーミナルの平面図である。図2は同じく側面図である。
なお、これらの図において、従来技術として説明したも
のと同様の部分については同じ符号を付しており、重複
した説明は省略する。これらの図面において、貯蔵建屋
6内にはコンテナ貯蔵棚2が上下左右に多段多列に配置
されている。本実施形態では40ft用貯蔵棚2aが1
0列、20ft用貯蔵棚2bが6列設けられている。1
5は貯蔵建屋6の屋上6aに設けられたクレーン横行レ
ールで、岸壁12に対して直角方向に設けられている。
3はスタック・クレーンで、本実施形態では40ft用
スタック・クレーン3aが10台、20ft用スタック
・クレーン3bが6台用いられている。すなわち、各ク
レーン横行レール15上に2台ずつ設けられている。ス
タック・クレーン3はクレーン横行レール15上を横行
し、コンテナ13をコンテナ貯蔵棚2に出し入れする。
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のコンテナタ
ーミナルの平面図である。図2は同じく側面図である。
なお、これらの図において、従来技術として説明したも
のと同様の部分については同じ符号を付しており、重複
した説明は省略する。これらの図面において、貯蔵建屋
6内にはコンテナ貯蔵棚2が上下左右に多段多列に配置
されている。本実施形態では40ft用貯蔵棚2aが1
0列、20ft用貯蔵棚2bが6列設けられている。1
5は貯蔵建屋6の屋上6aに設けられたクレーン横行レ
ールで、岸壁12に対して直角方向に設けられている。
3はスタック・クレーンで、本実施形態では40ft用
スタック・クレーン3aが10台、20ft用スタック
・クレーン3bが6台用いられている。すなわち、各ク
レーン横行レール15上に2台ずつ設けられている。ス
タック・クレーン3はクレーン横行レール15上を横行
し、コンテナ13をコンテナ貯蔵棚2に出し入れする。
【0021】40はトラバーサである。トラバーサ40
は各クレーン横行レール15の下方にコンテナ貯蔵棚2
に沿って、図2に示すように1段目(地上段)および4
段目に設けられたトラバーサ横行レール41上を、コン
テナ13を載置して横行する。トラバーサ横行レール4
1は貯蔵建屋6外まで延長して設けられている。なお、
トラバーサ40は後に詳細に説明する。
は各クレーン横行レール15の下方にコンテナ貯蔵棚2
に沿って、図2に示すように1段目(地上段)および4
段目に設けられたトラバーサ横行レール41上を、コン
テナ13を載置して横行する。トラバーサ横行レール4
1は貯蔵建屋6外まで延長して設けられている。なお、
トラバーサ40は後に詳細に説明する。
【0022】20は台車であり、貯蔵建屋6の海側の側
面6b沿って台車走行レール21上を走行し、コンテナ
船7との間でコンテナクレーン8により積卸したコンテ
ナ13を授受する。台車走行レール21は、貯蔵建屋6
から離れて海側に設けられた2車線の海側レール21
a,21aと、海側レール21aと建屋との間に設けら
れた2車線の建屋側レール21b、21bと、両レール
21a,21bに直交して設けられ、台車20が横行す
る路線変更レール21cとからなる。台車20とコンテ
ナクレーン8との間のコンテナ13の授受は海側レール
21a上で行い、台車20と後に説明する海側移載クレ
ーン29との間のコンテナ13の授受は建屋側レール2
1b上で行う。路線変更用レール21cは海側レール2
1aと建屋側レール21bの両端部に各1箇所設けられ
るとともに中間に2箇所設けられている。台車走行レー
ル21は図2に示すように架台26上に設けられ高架式
となっている。
面6b沿って台車走行レール21上を走行し、コンテナ
船7との間でコンテナクレーン8により積卸したコンテ
ナ13を授受する。台車走行レール21は、貯蔵建屋6
から離れて海側に設けられた2車線の海側レール21
a,21aと、海側レール21aと建屋との間に設けら
れた2車線の建屋側レール21b、21bと、両レール
21a,21bに直交して設けられ、台車20が横行す
る路線変更レール21cとからなる。台車20とコンテ
ナクレーン8との間のコンテナ13の授受は海側レール
21a上で行い、台車20と後に説明する海側移載クレ
ーン29との間のコンテナ13の授受は建屋側レール2
1b上で行う。路線変更用レール21cは海側レール2
1aと建屋側レール21bの両端部に各1箇所設けられ
るとともに中間に2箇所設けられている。台車走行レー
ル21は図2に示すように架台26上に設けられ高架式
となっている。
【0023】台車20は無人運転可能で、詳細を図面に
より説明する。図3は台車20の車輪の部分を示す平面
図であり、図4は図3のA−A矢視図、図5は図3のB
−B矢視図である。
より説明する。図3は台車20の車輪の部分を示す平面
図であり、図4は図3のA−A矢視図、図5は図3のB
−B矢視図である。
【0024】図に示すように台車20には、4個の走行
用車輪20aと4個の横行用車輪20bとを有してい
る。走行用車輪20aの内の一対はモータ駆動されてい
る。即ち、走行用車輪20aは軸受20fにより支持さ
れた車軸20cの両端に取り付けられており、車軸20
cはモータ20eにより、減速機20dを介して駆動さ
れている。横行用車輪20bはそれぞれ昇降用ジャッキ
20pにより支持された2個の軸受20fにより軸支さ
れ、昇降可能になっている。20gは横行用車輪20b
駆動用の長軸であり、モータ20iにより減速機20m
を介して駆動されている。長軸20gの両端にはチェー
ンスプロケット20jが設けられており、チェーン20
kを介して横行用車輪20bと同軸に設けられたチェー
ンスプロケット20nと連結されている。なお、これら
の図において24は角棒状のレール、25はストッパで
ある。
用車輪20aと4個の横行用車輪20bとを有してい
る。走行用車輪20aの内の一対はモータ駆動されてい
る。即ち、走行用車輪20aは軸受20fにより支持さ
れた車軸20cの両端に取り付けられており、車軸20
cはモータ20eにより、減速機20dを介して駆動さ
れている。横行用車輪20bはそれぞれ昇降用ジャッキ
20pにより支持された2個の軸受20fにより軸支さ
れ、昇降可能になっている。20gは横行用車輪20b
駆動用の長軸であり、モータ20iにより減速機20m
を介して駆動されている。長軸20gの両端にはチェー
ンスプロケット20jが設けられており、チェーン20
kを介して横行用車輪20bと同軸に設けられたチェー
ンスプロケット20nと連結されている。なお、これら
の図において24は角棒状のレール、25はストッパで
ある。
【0025】図1および図2に示すように貯蔵建屋6の
海側の側面6bおよび陸側の側面6cから固定レール2
8が張り出して設けられている。固定レール28は各ト
ラバーサ横行レール41の延長部分の上方に設けられて
いる。固定レール28上を海側移載クレーン29または
陸側移載クレーン50が横行する。これらのクレーン2
9または50はコンテナ把持用としてスプレッダを有し
ており、海側の側面6bでは台車20とトラバーサ40
との間でコンテナ13の移送を行い、陸側の側面6cで
はトラバーサ40とシャーシ14との間でコンテナ13
を移送する。
海側の側面6bおよび陸側の側面6cから固定レール2
8が張り出して設けられている。固定レール28は各ト
ラバーサ横行レール41の延長部分の上方に設けられて
いる。固定レール28上を海側移載クレーン29または
陸側移載クレーン50が横行する。これらのクレーン2
9または50はコンテナ把持用としてスプレッダを有し
ており、海側の側面6bでは台車20とトラバーサ40
との間でコンテナ13の移送を行い、陸側の側面6cで
はトラバーサ40とシャーシ14との間でコンテナ13
を移送する。
【0026】図6はトラバーサ40の平面図、図7はト
ラバーサ40の側面図、図8はトラバーサ駆動装置の拡
大側面図である。図に示すように、トラバーサ40は角
材を長方形に組んだフレーム40aを有しており、フレ
ーム40aの4隅に車輪40dを有している。4個の内
長手方向両側の2個の車輪40dはトラバーサ駆動装置
42により駆動されている。トラバーサ駆動装置42は
モータ40bおよび減速機40cを有しており、減速機
40cの出力軸が車輪40dと連結されている。
ラバーサ40の側面図、図8はトラバーサ駆動装置の拡
大側面図である。図に示すように、トラバーサ40は角
材を長方形に組んだフレーム40aを有しており、フレ
ーム40aの4隅に車輪40dを有している。4個の内
長手方向両側の2個の車輪40dはトラバーサ駆動装置
42により駆動されている。トラバーサ駆動装置42は
モータ40bおよび減速機40cを有しており、減速機
40cの出力軸が車輪40dと連結されている。
【0027】41はトラバーサ横行レールであり、コン
テナ貯蔵棚の梁2dに取り付けられている。40eはフ
レーム40aの4隅に設けられたコンテナガイドであ
り、コンテナ13をトラバーサ40に載置するときに位
置合わせのガイドをする。
テナ貯蔵棚の梁2dに取り付けられている。40eはフ
レーム40aの4隅に設けられたコンテナガイドであ
り、コンテナ13をトラバーサ40に載置するときに位
置合わせのガイドをする。
【0028】次に本実施形態の作用を説明する。貯蔵建
屋6の海側の側面6bに沿って、海側レール21a、建
屋側レール21b、路線変更レール21cからなる台車
走行レール21を設け、台車走行レール21上で台車2
0を矢印30に示す方向に循環走行させる。海側レール
21a上で台車20とコンテナクレーン8との間のコン
テナ13の授受を行い、建屋側レール21b上で台車2
0と海側移載クレーン29との間のコンテナの授受を行
う。海側移載クレーン29は台車20から受け取ったコ
ンテナ13を貯蔵建屋6外で待機しているトラバーサ4
0に移載する。トラバーサ40は貯蔵建屋6内で横行
し、目的のコンテナ貯蔵棚2の位置で待機しているスタ
ック・クレーン3にコンテナ13を引き渡す。スタック
・クレーン3は受け取ったコンテナ13をコンテナ貯蔵
棚2に収納する。
屋6の海側の側面6bに沿って、海側レール21a、建
屋側レール21b、路線変更レール21cからなる台車
走行レール21を設け、台車走行レール21上で台車2
0を矢印30に示す方向に循環走行させる。海側レール
21a上で台車20とコンテナクレーン8との間のコン
テナ13の授受を行い、建屋側レール21b上で台車2
0と海側移載クレーン29との間のコンテナの授受を行
う。海側移載クレーン29は台車20から受け取ったコ
ンテナ13を貯蔵建屋6外で待機しているトラバーサ4
0に移載する。トラバーサ40は貯蔵建屋6内で横行
し、目的のコンテナ貯蔵棚2の位置で待機しているスタ
ック・クレーン3にコンテナ13を引き渡す。スタック
・クレーン3は受け取ったコンテナ13をコンテナ貯蔵
棚2に収納する。
【0029】コンテナ13を出荷するときには、スタッ
ク・クレーン3はコンテナ貯蔵棚2から取り出したコン
テナをトラバーサ40に載置する。トラバーサ40は横
行しコンテナ13を陸側の側面6cの外まで搬送する。
トラバーサ横行レール41の延長部分の上方にある陸側
移載クレーン50によりトラバーサ40上のコンテナ1
3を吊り上げトラバーサ40の付近で待機しているシャ
ーシ14にコンテナ13を積載し、出荷する。スタック
・クレーン3が各クレーン横行レール15上に2台設け
られているので入庫と出庫を同時におこなうことができ
る。以上は船卸しからシャーシ14による搬出について
説明したが、シャーシ14によって運ばれてきたコンテ
ナ13を船積みする場合についても上記と逆の流れによ
り同様に行えばよいので説明を省略する。
ク・クレーン3はコンテナ貯蔵棚2から取り出したコン
テナをトラバーサ40に載置する。トラバーサ40は横
行しコンテナ13を陸側の側面6cの外まで搬送する。
トラバーサ横行レール41の延長部分の上方にある陸側
移載クレーン50によりトラバーサ40上のコンテナ1
3を吊り上げトラバーサ40の付近で待機しているシャ
ーシ14にコンテナ13を積載し、出荷する。スタック
・クレーン3が各クレーン横行レール15上に2台設け
られているので入庫と出庫を同時におこなうことができ
る。以上は船卸しからシャーシ14による搬出について
説明したが、シャーシ14によって運ばれてきたコンテ
ナ13を船積みする場合についても上記と逆の流れによ
り同様に行えばよいので説明を省略する。
【0030】このように台車走行レール21を貯蔵建屋
6の海側の側面6bに沿って設け、かつ、路線変更レー
ル21cを設けることにより台車20を横行できるよう
にしたので、コンテナヤードのスペースを節約すること
ができる。また、各レーンに貯蔵建屋6から張り出して
固定レール28を設け、その上に海側移載クレーン29
および陸側移載クレーン50を横行させ、それらにより
台車20またはシャーシ14とトラバーサ40との間の
コンテナの授受を行い、貯蔵建屋6内に台車通路2iを
設けていないので、コンテナ貯蔵容量を増加することが
できる。そのうえ、コンテナ13の流れを単純化できる
ので、運転効率を高めることができる。また、トラバー
サ40を2段に設けてコンテナの横移動を行いスタック
・クレーン3はコンテナ貯蔵棚2へのコンテナ13の収
納に専念できるので、荷役の高速化を図ることができ
る。さらに、スタック・クレーン3を2台設けたので、
各レーンで入庫と出庫とを同時に行なうことができると
共にコンテナ船7からの入庫のないときには陸側と海側
の両方からコンテナ13をシャーシ14に出庫すること
ができる。
6の海側の側面6bに沿って設け、かつ、路線変更レー
ル21cを設けることにより台車20を横行できるよう
にしたので、コンテナヤードのスペースを節約すること
ができる。また、各レーンに貯蔵建屋6から張り出して
固定レール28を設け、その上に海側移載クレーン29
および陸側移載クレーン50を横行させ、それらにより
台車20またはシャーシ14とトラバーサ40との間の
コンテナの授受を行い、貯蔵建屋6内に台車通路2iを
設けていないので、コンテナ貯蔵容量を増加することが
できる。そのうえ、コンテナ13の流れを単純化できる
ので、運転効率を高めることができる。また、トラバー
サ40を2段に設けてコンテナの横移動を行いスタック
・クレーン3はコンテナ貯蔵棚2へのコンテナ13の収
納に専念できるので、荷役の高速化を図ることができ
る。さらに、スタック・クレーン3を2台設けたので、
各レーンで入庫と出庫とを同時に行なうことができると
共にコンテナ船7からの入庫のないときには陸側と海側
の両方からコンテナ13をシャーシ14に出庫すること
ができる。
【0031】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。例えば台車走行レール21は高架式
で説明したが地上式であってもよい。
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。例えば台車走行レール21は高架式
で説明したが地上式であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明のコンテナタ−
ミナルは、貯蔵建屋の海側の側面に沿って台車走行レー
ルを設け、台車を循環走行させるようにし、台車通路を
コンテナ貯蔵建屋内に設けていないので、コンテナ貯蔵
容量を増加させることができる。また、コンテナの貯蔵
建屋内の横移動は主にトラバーサにより行い、スタック
・クレーンはトラバーサから受け取ったコンテナをコン
テナ貯蔵棚に収納することに専念できるようにしたので
荷役の高速化が図れる。貯蔵建屋の海側と陸側に移載ク
レーンを設け、スタック・クレーンを各レーンに2台儲
けたので入庫と出庫を同時に行えるなどの優れた効果が
ある。
ミナルは、貯蔵建屋の海側の側面に沿って台車走行レー
ルを設け、台車を循環走行させるようにし、台車通路を
コンテナ貯蔵建屋内に設けていないので、コンテナ貯蔵
容量を増加させることができる。また、コンテナの貯蔵
建屋内の横移動は主にトラバーサにより行い、スタック
・クレーンはトラバーサから受け取ったコンテナをコン
テナ貯蔵棚に収納することに専念できるようにしたので
荷役の高速化が図れる。貯蔵建屋の海側と陸側に移載ク
レーンを設け、スタック・クレーンを各レーンに2台儲
けたので入庫と出庫を同時に行えるなどの優れた効果が
ある。
【図1】本発明のコンテナターミナルの平面図である。
【図2】本発明のコンテナターミナルの側面図である。
【図3】台車の車輪の部分の平面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】トラバーサの平面図である。
【図7】トラバーサの側面図である。
【図8】トラバーサの駆動装置の拡大側面図である。
【図9】従来のコンテナターミナルの平面図である。
【図10】従来のコンテナターミナルの側面図である。
【図11】コンテナ立体貯蔵設備の斜視図である。
【図12】図11のD部の側面図である。
【図13】図11のD部の斜視図である。
【図14】図11のC部の斜視図である。
【図15】従来のコンテナターミナルの側面図である。
2 コンテナ貯蔵棚 3 スタック・クレーン 6 コンテナ立体貯蔵建屋 8 コンテナクレーン 15 クレーン横行レール 20 台車 21 台車走行レール 21a 海側レール 21b 建屋側レール 21c 路線変更レール 28 固定レール 29 海側移載クレーン 40 トラバーサ 41 トラバーサ横行レール 50 陸側移載クレーン
Claims (4)
- 【請求項1】 コンテナ貯蔵棚を上下左右に多段多列に
配置したコンテナ立体貯蔵建屋と、該貯蔵建屋の屋上に
岸壁に対して直角方向に設けられたクレーン横行レール
上を横行し、コンテナをコンテナ貯蔵棚に出し入れす
る、各レール上に2台ずつ設けられたスタック・クレー
ンと、上記コンテナ横行レールの下方にコンテナ貯蔵棚
に沿って2段に、かつ、貯蔵建屋外まで延長して設けら
れたトラバーサ横行レール上を横行するコンテナ載置可
能であって、各段につき2台のトラバーサと、上記貯蔵
建屋の海側の側面および陸側の側面から張り出して、か
つ、各トラバーサ横行レールの貯蔵建屋外の延長部分の
上方に設けられた固定レール上を横行する海側および陸
側移載クレーンと、上記貯蔵建屋の海側の側面に沿って
台車走行レール上を走行し、コンテナ船との間でコンテ
ナクレーンにより積卸ししたコンテナを授受する台車と
を有してなるコンテナターミナルであって、上記台車走
行レールは、上記貯蔵建屋から離れて海側に設けられる
海側レールと、海側レールと貯蔵建屋との間に設けられ
る建屋側レールと、両レールに直交して設けられ台車が
横行する路線変更用レールとからなり、台車とコンテナ
クレーンとの間のコンテナの授受は海側レール上で行
い、台車と海側移載クレーンとの間のコンテナの授受は
建屋側レール上で行っており、台車は走行用車輪と横行
用車輪とを有していて走行と横行が可能であり、台車と
トラバーサとの間のコンテナの授受は海側移載クレーン
により行うことを特徴とするコンテナタ−ミナル。 - 【請求項2】上記トラバーサ横行レールの海側の端部と
台車の建屋側レールとの間にコンテナ輸送用シャーシの
通路が設けられている請求項1記載のコンテナターミナ
ル。 - 【請求項3】 上記海側レール、建屋側レールは1車線
または2車線以上設けられており、路線変更用レールは
海側レールおよび建屋側レール両端部および中間部に設
けられている請求項1または請求項2記載のコンテナタ
ーミナル。 - 【請求項4】 上記台車走行レールは高架式である請求
項1ないし請求項3記載のコンテナターミナル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33808996A JPH10175738A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | コンテナターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33808996A JPH10175738A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | コンテナターミナル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10175738A true JPH10175738A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18314807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33808996A Pending JPH10175738A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | コンテナターミナル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10175738A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013212886A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | コンテナターミナルと運搬台車の移載方法 |
JP2013212884A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | コンテナターミナルとその制御方法 |
CN111960015A (zh) * | 2020-09-27 | 2020-11-20 | 北京极智嘉科技有限公司 | 仓储系统、货物上架方法和货物拣选方法 |
CN112046990A (zh) * | 2020-09-27 | 2020-12-08 | 北京极智嘉科技有限公司 | 仓储系统、货物上架方法和货物拣选方法 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP33808996A patent/JPH10175738A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013212886A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | コンテナターミナルと運搬台車の移載方法 |
JP2013212884A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | コンテナターミナルとその制御方法 |
CN111960015A (zh) * | 2020-09-27 | 2020-11-20 | 北京极智嘉科技有限公司 | 仓储系统、货物上架方法和货物拣选方法 |
CN112046990A (zh) * | 2020-09-27 | 2020-12-08 | 北京极智嘉科技有限公司 | 仓储系统、货物上架方法和货物拣选方法 |
CN111960015B (zh) * | 2020-09-27 | 2022-04-01 | 北京极智嘉科技股份有限公司 | 仓储系统、货物上架方法和货物拣选方法 |
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