JPH10170619A - 磁気センサとその交番バイアス磁界印加方法 - Google Patents
磁気センサとその交番バイアス磁界印加方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気センサとその磁気センサに交番バイアス
磁界を印加する方法に関し、任意方向からの外部磁界に
対しその方向と磁界強度を測定する。 【解決手段】 磁性膜パターン24-1〜24-4に複数の導体
層25-1〜25-4が積層され、内部磁化方向が直交する少な
くとも一対のバーバーポール型磁気抵抗体パターン22-1
〜22-4が設けられた磁気抵抗素子21と、磁気抵抗体パタ
ーン22-1〜22-4のそれぞれの内部磁化方向に交番バイア
ス磁界Hb-1, Hb-2を印加する交番磁界印加手段を具えた
磁気センサ。交番バイアス磁界Hb-1, Hb-2の印加に際し
磁界方向の各切替え毎に零磁界時間を設けた交番バイア
ス磁界の印加方法。
磁界を印加する方法に関し、任意方向からの外部磁界に
対しその方向と磁界強度を測定する。 【解決手段】 磁性膜パターン24-1〜24-4に複数の導体
層25-1〜25-4が積層され、内部磁化方向が直交する少な
くとも一対のバーバーポール型磁気抵抗体パターン22-1
〜22-4が設けられた磁気抵抗素子21と、磁気抵抗体パタ
ーン22-1〜22-4のそれぞれの内部磁化方向に交番バイア
ス磁界Hb-1, Hb-2を印加する交番磁界印加手段を具えた
磁気センサ。交番バイアス磁界Hb-1, Hb-2の印加に際し
磁界方向の各切替え毎に零磁界時間を設けた交番バイア
ス磁界の印加方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小磁界の測定を
可能にした磁気センサと、その磁気センサにおける交番
バイアス磁界の印加方法に関する。
可能にした磁気センサと、その磁気センサにおける交番
バイアス磁界の印加方法に関する。
【0002】地磁気レベルの微弱な磁界の方向と強さが
正確に測定できると、地磁気または磁石からの磁界を計
測し、センサが置かれている位置の方位や距離等を決定
することができ、方位センサやポインティングデバイス
等の広範な用途に応用できるようになる。
正確に測定できると、地磁気または磁石からの磁界を計
測し、センサが置かれている位置の方位や距離等を決定
することができ、方位センサやポインティングデバイス
等の広範な用途に応用できるようになる。
【0003】
【従来の技術】図10は磁性膜を使用した従来の磁気方
位センサの説明図、図11は図10の磁気方位センサに
おける抵抗変化特性の説明図である。
位センサの説明図、図11は図10の磁気方位センサに
おける抵抗変化特性の説明図である。
【0004】図10において、磁気方位センサに使用す
る磁気検出素子1は、Si等にてなる基板上に、強磁性
薄膜よりなる細長い磁気抵抗パターン2を折り返し状に
形成し、その両端に導体端子3を形成してなる。
る磁気検出素子1は、Si等にてなる基板上に、強磁性
薄膜よりなる細長い磁気抵抗パターン2を折り返し状に
形成し、その両端に導体端子3を形成してなる。
【0005】磁気抵抗パターン2の長さ方向(内部磁
化)に直交する外部磁界Heを検出する磁気検出素子1
には、磁気抵抗パターン2の長さ方向に対し交差(望ま
しくは直交)方向に交番バイアス磁界Hbを印加する。
化)に直交する外部磁界Heを検出する磁気検出素子1
には、磁気抵抗パターン2の長さ方向に対し交差(望ま
しくは直交)方向に交番バイアス磁界Hbを印加する。
【0006】かかる磁気検出素子1において、作動のた
めの所定電流を供給した磁気抵抗パターン2の内部磁化
Mに直交方向の外部磁界Heが印加されたとき、その抵
抗変化特性は、横軸を磁界強度H,横軸の原点を通る縦
軸を磁気抵抗の変化量ΔRとした図11に示す如く、抵
抗変化特性4は縦軸を対称軸とした山形形状である。
めの所定電流を供給した磁気抵抗パターン2の内部磁化
Mに直交方向の外部磁界Heが印加されたとき、その抵
抗変化特性は、横軸を磁界強度H,横軸の原点を通る縦
軸を磁気抵抗の変化量ΔRとした図11に示す如く、抵
抗変化特性4は縦軸を対称軸とした山形形状である。
【0007】そこで、交番バイアス磁界Hbと作動電流
iが印加された磁気検出素子1に、外部磁界Heが付与
されたとき、プラスバイアスに対する磁界変化は Hb→Hb+He となり、マイナスバイアスに対する磁界変化は −Hb→−Hb+He となる。
iが印加された磁気検出素子1に、外部磁界Heが付与
されたとき、プラスバイアスに対する磁界変化は Hb→Hb+He となり、マイナスバイアスに対する磁界変化は −Hb→−Hb+He となる。
【0008】従って、プラスバイアスに対する磁界変化
に伴う抵抗変化をδ-1とし、マイナスバイアスに対する
磁界変化に伴う抵抗変化をδ-2とすると、磁気検出素子
1を用いたセンサにおける抵抗変化量(出力)δは δ=δ-1+δ-2 となる。
に伴う抵抗変化をδ-1とし、マイナスバイアスに対する
磁界変化に伴う抵抗変化をδ-2とすると、磁気検出素子
1を用いたセンサにおける抵抗変化量(出力)δは δ=δ-1+δ-2 となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
図10に示す抵抗変化特性をもった従来の磁気センサに
おいて、外部磁界Heは交番バイアス磁界Hbからの変
動分として検出されるため、バイアス磁界Hbの値が異
なると同じ外部磁界Heに対して出力値が異なる場合が
あり、正確な測定ができないという問題点があった。
図10に示す抵抗変化特性をもった従来の磁気センサに
おいて、外部磁界Heは交番バイアス磁界Hbからの変
動分として検出されるため、バイアス磁界Hbの値が異
なると同じ外部磁界Heに対して出力値が異なる場合が
あり、正確な測定ができないという問題点があった。
【0010】一方、バーバーポール型磁気抵抗素子を用
い、その素子の内部磁化と同方向に交番バイアス磁界を
印加する磁界センサ(例えば特開平4−191685
号)が知られている。
い、その素子の内部磁化と同方向に交番バイアス磁界を
印加する磁界センサ(例えば特開平4−191685
号)が知られている。
【0011】図12は内部磁化方向に交番バイアス磁界
を印加する従来の磁界センサ用磁気抵抗素子の略式平面
図であり、磁気抵抗素子5は、矢印で示す如く図の左右
方向(左方向)に内部磁化M方向を揃えた、4個のバー
バーポール型磁気抵抗体パターン6-1〜6-4が形成さ
れ、それらの磁気抵抗体パターン6-1〜6-4は接続端子
7-1〜7-4を介してフルブリッジに接続されている。
を印加する従来の磁界センサ用磁気抵抗素子の略式平面
図であり、磁気抵抗素子5は、矢印で示す如く図の左右
方向(左方向)に内部磁化M方向を揃えた、4個のバー
バーポール型磁気抵抗体パターン6-1〜6-4が形成さ
れ、それらの磁気抵抗体パターン6-1〜6-4は接続端子
7-1〜7-4を介してフルブリッジに接続されている。
【0012】かかる磁気抵抗素子5に、所定の作動電流
(i)および内部磁化Mと同方向の交番バイアス磁界H
bを印加したとき、バイアス磁界Hbの値に関わらず外
部磁界Heを正確に測定できる。
(i)および内部磁化Mと同方向の交番バイアス磁界H
bを印加したとき、バイアス磁界Hbの値に関わらず外
部磁界Heを正確に測定できる。
【0013】しかし、磁気抵抗素子5により測定される
外部磁界Heは、磁気抵抗体パターン6-1〜6-4の形成
面に平行、かつ、内部磁化Mに直角方向の外部磁界He
のみを正確に測定する構成であり、任意方向からの外部
磁界Heに対してその方向と磁界強度を測定できないと
いう問題点がある。
外部磁界Heは、磁気抵抗体パターン6-1〜6-4の形成
面に平行、かつ、内部磁化Mに直角方向の外部磁界He
のみを正確に測定する構成であり、任意方向からの外部
磁界Heに対してその方向と磁界強度を測定できないと
いう問題点がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1はバーバーポール型
磁気抵抗体パターンとその抵抗変化特性の説明図であ
り、強磁性体パターン12を形成し、その長さ方向(内
部磁化M方向)に対し45度の傾斜角度で等間隔の複数
の導体層13が積層された帯状の磁気抵抗体パターン1
1において、内部磁化Mは強磁性体パターン12の長さ
方向を向き易く、特に外部磁界がない状態で内部磁化M
は、(a)図のように右向きまたは(b)図のように左
向きになっている。
磁気抵抗体パターンとその抵抗変化特性の説明図であ
り、強磁性体パターン12を形成し、その長さ方向(内
部磁化M方向)に対し45度の傾斜角度で等間隔の複数
の導体層13が積層された帯状の磁気抵抗体パターン1
1において、内部磁化Mは強磁性体パターン12の長さ
方向を向き易く、特に外部磁界がない状態で内部磁化M
は、(a)図のように右向きまたは(b)図のように左
向きになっている。
【0015】そして、磁気抵抗体パターン11の幅方
向、即ち内部磁化Mに直角方向の外部磁界Heを印加し
た場合、磁気抵抗体パターン11の抵抗変化特性は、縦
軸を磁気抵抗の変化量ΔR,ΔR=0を通る横軸を磁界
強度Hとした(c)図に示す如く、内部磁化Mの向きに
よって傾斜が逆になる。
向、即ち内部磁化Mに直角方向の外部磁界Heを印加し
た場合、磁気抵抗体パターン11の抵抗変化特性は、縦
軸を磁気抵抗の変化量ΔR,ΔR=0を通る横軸を磁界
強度Hとした(c)図に示す如く、内部磁化Mの向きに
よって傾斜が逆になる。
【0016】即ち、例えば図1(a)に示す如く内部磁
化Mが右向きのときの抵抗変化特性14と、図1(b)
に示す如く内部磁化Mが左向きのときの抵抗変化特性1
5は傾斜が逆であり、その内部磁化Mを反転させるに
は、反転させたい方向に数Oe以上の磁界を印加すれば
よいことが分かっている。
化Mが右向きのときの抵抗変化特性14と、図1(b)
に示す如く内部磁化Mが左向きのときの抵抗変化特性1
5は傾斜が逆であり、その内部磁化Mを反転させるに
は、反転させたい方向に数Oe以上の磁界を印加すれば
よいことが分かっている。
【0017】そこで、内部磁化Mに直角方向の外部磁界
Heを、図1(a)の磁気抵抗体パターン11に印加し
たときの出力をAとし、同一外部磁界Heを図1(b)
の磁気抵抗体パターン11に印加したときの出力はBと
なり、内部磁化Mの向きを右向きと左向きに切替える
と、外部磁界Heに対する出力は A+B となる。
Heを、図1(a)の磁気抵抗体パターン11に印加し
たときの出力をAとし、同一外部磁界Heを図1(b)
の磁気抵抗体パターン11に印加したときの出力はBと
なり、内部磁化Mの向きを右向きと左向きに切替える
と、外部磁界Heに対する出力は A+B となる。
【0018】磁気抵抗体パターン11の前記特性を利用
し、従来技術の問題点を解決する本発明の第1の磁気セ
ンサは、磁性膜パターンに複数の導体層が積層され、内
部磁化方向が直交する少なくとも一対のバーバーポール
型磁気抵抗体パターンが設けられた磁気抵抗素子と、該
一対の磁気抵抗体パターンのそれぞれの内部磁化方向に
交番バイアス磁界を印加する交番磁界印加手段を備えた
ことを特徴とする。
し、従来技術の問題点を解決する本発明の第1の磁気セ
ンサは、磁性膜パターンに複数の導体層が積層され、内
部磁化方向が直交する少なくとも一対のバーバーポール
型磁気抵抗体パターンが設けられた磁気抵抗素子と、該
一対の磁気抵抗体パターンのそれぞれの内部磁化方向に
交番バイアス磁界を印加する交番磁界印加手段を備えた
ことを特徴とする。
【0019】本発明の第2の磁気センサは、バーバーポ
ール型の第1の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が
該第1の磁性体パターンと同一であって、磁性膜パター
ンに積層された複数の導体層の傾斜が該第1の磁性体パ
ターンの導体層の傾斜に対し90度をなすバーバーポー
ル型の第2の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が該
第1の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対し90度
をなすバーバーポール型の第3の磁気抵抗体パターン
と、内部磁化方向が該第3の磁性体パターンと同一であ
って、磁性膜パターンに積層された複数の導体層の傾斜
が該第3の磁性体パターンの導体層の傾斜に対し90度
をなすバーバーポール型の第4の磁気抵抗体パターン
が、フルブリッジに接続された磁気抵抗素子と、該第1
および第2の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に交番
バイアス磁界を印加する第1の交番磁界発生手段と、該
第3および第4の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に
交番バイアス磁界を印加する第2の交番磁界発生手段を
備えたことを特徴とする。
ール型の第1の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が
該第1の磁性体パターンと同一であって、磁性膜パター
ンに積層された複数の導体層の傾斜が該第1の磁性体パ
ターンの導体層の傾斜に対し90度をなすバーバーポー
ル型の第2の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が該
第1の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対し90度
をなすバーバーポール型の第3の磁気抵抗体パターン
と、内部磁化方向が該第3の磁性体パターンと同一であ
って、磁性膜パターンに積層された複数の導体層の傾斜
が該第3の磁性体パターンの導体層の傾斜に対し90度
をなすバーバーポール型の第4の磁気抵抗体パターン
が、フルブリッジに接続された磁気抵抗素子と、該第1
および第2の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に交番
バイアス磁界を印加する第1の交番磁界発生手段と、該
第3および第4の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に
交番バイアス磁界を印加する第2の交番磁界発生手段を
備えたことを特徴とする。
【0020】本発明の第3の磁気センサは、バーバーポ
ール型の第1の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が
該第1の磁性体パターンと同一であって、磁性膜パター
ンに積層された複数の導体層の傾斜が該第1の磁性体パ
ターンの導体層の傾斜に対し90度をなすバーバーポー
ル型の第2の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が該
第1の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対し90度
をなすバーバーポール型の第3の磁気抵抗体パターン
と、内部磁化方向が該第3の磁性体パターンと同一であ
って、磁性膜パターンに積層された複数の導体層の傾斜
が該第3の磁性体パターンの導体層の傾斜に対し90度
をなすバーバーポール型の第4の磁気抵抗体パターン
が、フルブリッジに接続された磁気抵抗素子と、該第1
〜第4の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対し約4
5度の方向に交番バイアス磁界を印加する交番磁界発生
手段を備えたことを特徴とする。
ール型の第1の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が
該第1の磁性体パターンと同一であって、磁性膜パター
ンに積層された複数の導体層の傾斜が該第1の磁性体パ
ターンの導体層の傾斜に対し90度をなすバーバーポー
ル型の第2の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が該
第1の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対し90度
をなすバーバーポール型の第3の磁気抵抗体パターン
と、内部磁化方向が該第3の磁性体パターンと同一であ
って、磁性膜パターンに積層された複数の導体層の傾斜
が該第3の磁性体パターンの導体層の傾斜に対し90度
をなすバーバーポール型の第4の磁気抵抗体パターン
が、フルブリッジに接続された磁気抵抗素子と、該第1
〜第4の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対し約4
5度の方向に交番バイアス磁界を印加する交番磁界発生
手段を備えたことを特徴とする。
【0021】本発明の第4の磁気センサは、前記本発明
の第1〜第3の磁気センサにおいて、前記交番磁界発生
手段が、前記磁気抵抗素子を収納したパッケージに巻回
したコイルである。
の第1〜第3の磁気センサにおいて、前記交番磁界発生
手段が、前記磁気抵抗素子を収納したパッケージに巻回
したコイルである。
【0022】本発明の第5の磁気センサは、前記本発明
の第1〜第3の磁気センサにおいて、前記交番磁界発生
手段が、絶縁基板上に導体パターンをスパイラル状に形
成したコイルである。
の第1〜第3の磁気センサにおいて、前記交番磁界発生
手段が、絶縁基板上に導体パターンをスパイラル状に形
成したコイルである。
【0023】本発明の第6の磁気センサは、前記本発明
の第4または第5の磁気センサにおいて、前記コイルと
磁気抵抗素子およびパッケージが、絶縁基板上に積層し
形成されてなる。
の第4または第5の磁気センサにおいて、前記コイルと
磁気抵抗素子およびパッケージが、絶縁基板上に積層し
形成されてなる。
【0024】磁気抵抗体パターン11の前記特性を利用
し、従来技術の問題点を解決する本発明の磁気センサに
おける交番バイアス磁界印加方法は、前記本発明の第1
〜第3の磁気センサにおいて、前記交番バイアス磁界の
印加に際し磁界方向の各切替え毎に、零磁界時間を設け
ることである。
し、従来技術の問題点を解決する本発明の磁気センサに
おける交番バイアス磁界印加方法は、前記本発明の第1
〜第3の磁気センサにおいて、前記交番バイアス磁界の
印加に際し磁界方向の各切替え毎に、零磁界時間を設け
ることである。
【0025】前記本発明の第1の磁気センサは、内部磁
化の方向が直交する少なくとも一対のバーバーポール型
磁気抵抗体パターンを具え、その磁気抵抗体パターンの
それぞれの内部磁化方向に交番バイアス磁界を印加す
る。
化の方向が直交する少なくとも一対のバーバーポール型
磁気抵抗体パターンを具え、その磁気抵抗体パターンの
それぞれの内部磁化方向に交番バイアス磁界を印加す
る。
【0026】そこで、その一対の磁気抵抗体パターンに
検出されるべき外部磁界が印加されると、一対の磁気抵
抗体パターンには印加された外部磁界の内部磁化方向成
分の強さに応じた出力を発生する。そのため、印加され
た該外部磁界の方向とその強さを検出可能にする。
検出されるべき外部磁界が印加されると、一対の磁気抵
抗体パターンには印加された外部磁界の内部磁化方向成
分の強さに応じた出力を発生する。そのため、印加され
た該外部磁界の方向とその強さを検出可能にする。
【0027】前記本発明の第2および第3の磁気センサ
は、2対の磁気抵抗体パターンフルブリッジ接続するこ
とで、入力電圧を共通として各磁気抵抗素子出力を得る
ことができる。
は、2対の磁気抵抗体パターンフルブリッジ接続するこ
とで、入力電圧を共通として各磁気抵抗素子出力を得る
ことができる。
【0028】前記本発明の第4および第5の磁気センサ
は、容易かつ簡易な交番バイアス磁界発生手段を提供す
るものである。前記本発明の第6の磁気センサは、本発
明の第4および第5の磁気センサを小型化せしるもので
ある。
は、容易かつ簡易な交番バイアス磁界発生手段を提供す
るものである。前記本発明の第6の磁気センサは、本発
明の第4および第5の磁気センサを小型化せしるもので
ある。
【0029】前記本発明の交番バイアス磁界印加方法
は、磁界が印加されたとき磁気抵抗体パターンの内部磁
化が印加磁界のバイアス磁界成分方向に揃い、そのあと
でバイアス磁界零の状態でも内部磁化の向きは、バイア
ス磁界成分方向に揃ったままになる。その結果、一層正
確な外部磁界の測定を可能にする。
は、磁界が印加されたとき磁気抵抗体パターンの内部磁
化が印加磁界のバイアス磁界成分方向に揃い、そのあと
でバイアス磁界零の状態でも内部磁化の向きは、バイア
ス磁界成分方向に揃ったままになる。その結果、一層正
確な外部磁界の測定を可能にする。
【0030】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例による磁気
センサの磁気抵抗素子の説明図、図3は本発明の実施例
による磁気センサを備えた磁気検出装置の説明図、図4
は交番バイアス磁界印加手段の第1の実施例の説明図、
図5は交番バイアス磁界印加手段の第2の実施例の説明
図、図6は本発明による交番バイアス磁界印加方法の説
明図である。
センサの磁気抵抗素子の説明図、図3は本発明の実施例
による磁気センサを備えた磁気検出装置の説明図、図4
は交番バイアス磁界印加手段の第1の実施例の説明図、
図5は交番バイアス磁界印加手段の第2の実施例の説明
図、図6は本発明による交番バイアス磁界印加方法の説
明図である。
【0031】簡略した図2において、磁気抵抗素子21
は接続端子23-1と23-2と23-3と23-4を介して、
バーバーポール型磁気抵抗体パターン22-1と22-2と
22 -3と22-4がフルブリッジ構成に接続されている。
は接続端子23-1と23-2と23-3と23-4を介して、
バーバーポール型磁気抵抗体パターン22-1と22-2と
22 -3と22-4がフルブリッジ構成に接続されている。
【0032】内部磁化が図の左右方向の磁気抵抗体パタ
ーン22-1は、強磁性薄膜24-1の上に形成した複数の
導体層25-1が、図の右上から左下方向に45度傾斜す
るように形成されている。
ーン22-1は、強磁性薄膜24-1の上に形成した複数の
導体層25-1が、図の右上から左下方向に45度傾斜す
るように形成されている。
【0033】接続端子23-1を介して磁気抵抗体パター
ン22-1に接続し、内部磁化が磁気抵抗体パターン22
-1と同じ方向の磁気抵抗体パターン22-2は、強磁性薄
膜24-2の上に形成した複数の導体層25-2の傾斜が図
の左上か右下方向に45度、即ち導体層25-1と25-2
が90度をなすように形成されている。
ン22-1に接続し、内部磁化が磁気抵抗体パターン22
-1と同じ方向の磁気抵抗体パターン22-2は、強磁性薄
膜24-2の上に形成した複数の導体層25-2の傾斜が図
の左上か右下方向に45度、即ち導体層25-1と25-2
が90度をなすように形成されている。
【0034】接続端子23-2を介して磁気抵抗体パター
ン22-2に接続し、内部磁化が図の上下方向の磁気抵抗
体パターン22-3は、強磁性薄膜24-3の上に形成した
複数の導体層25-3が、図の左上から右下方向に45度
傾斜するように形成されている。
ン22-2に接続し、内部磁化が図の上下方向の磁気抵抗
体パターン22-3は、強磁性薄膜24-3の上に形成した
複数の導体層25-3が、図の左上から右下方向に45度
傾斜するように形成されている。
【0035】接続端子23-3を介して磁気抵抗体パター
ン22-3に接続し、内部磁化が磁気抵抗体パターン22
-3と同じ方向の磁気抵抗体パターン22-4は、強磁性薄
膜24-4の上に形成した複数の導体層25-4の傾斜が図
の右上から左下方向に45度、即ち導体層25-3と25
-4が90度をなすように形成されている。
ン22-3に接続し、内部磁化が磁気抵抗体パターン22
-3と同じ方向の磁気抵抗体パターン22-4は、強磁性薄
膜24-4の上に形成した複数の導体層25-4の傾斜が図
の右上から左下方向に45度、即ち導体層25-3と25
-4が90度をなすように形成されている。
【0036】そして、磁気抵抗体パターン22-1と22
-4は、接続端子-4を介して接続されており、磁気抵抗体
パターン22-1と22-2に印加する外部磁界検出用の交
番バイアス磁界Hb-1が図の左右方向であるのに対し、
磁気抵抗体パターン22-1と22-2に印加する外部磁界
検出用の交番バイアス磁界Hb-2は、図の上下方向であ
る。
-4は、接続端子-4を介して接続されており、磁気抵抗体
パターン22-1と22-2に印加する外部磁界検出用の交
番バイアス磁界Hb-1が図の左右方向であるのに対し、
磁気抵抗体パターン22-1と22-2に印加する外部磁界
検出用の交番バイアス磁界Hb-2は、図の上下方向であ
る。
【0037】かかる磁気抵抗素子21において、強磁性
薄膜24-1〜24-4を厚さ500Å〜2000Åの82
%Ni−Feにて形成し、導体層25-1〜25-4を厚さ
5000Åの金で形成したとき、内部磁化の反転は数O
e程度の磁界を印加させることで可能であり、磁気抵抗
体パターン22-1〜22-4の形成面に平行かつ任意方向
からの外部磁界Heが印加されると、磁気抵抗体パター
ン22-1〜22-4は、それぞれの内部磁化の方向の磁界
成分の強さに応じた抵抗変化が生じ、その変化分を演算
処理させることで、外部磁界Heの方向と強度を知るこ
とができる。
薄膜24-1〜24-4を厚さ500Å〜2000Åの82
%Ni−Feにて形成し、導体層25-1〜25-4を厚さ
5000Åの金で形成したとき、内部磁化の反転は数O
e程度の磁界を印加させることで可能であり、磁気抵抗
体パターン22-1〜22-4の形成面に平行かつ任意方向
からの外部磁界Heが印加されると、磁気抵抗体パター
ン22-1〜22-4は、それぞれの内部磁化の方向の磁界
成分の強さに応じた抵抗変化が生じ、その変化分を演算
処理させることで、外部磁界Heの方向と強度を知るこ
とができる。
【0038】なお、磁気抵抗体パターン22-1と22-2
と22-3と22-4の内部磁化の方向に45度の交番バイ
アス磁界Hb-3は、磁気抵抗体パターン22-1〜22-4
の内部磁のM方向の成分をもつ。従って、交番バイアス
磁界Hb-1とHb-2に変え交番バイアス磁界Hb-3を印
加させるようにしても、外部磁界Heの方向と強度を知
ることができる。
と22-3と22-4の内部磁化の方向に45度の交番バイ
アス磁界Hb-3は、磁気抵抗体パターン22-1〜22-4
の内部磁のM方向の成分をもつ。従って、交番バイアス
磁界Hb-1とHb-2に変え交番バイアス磁界Hb-3を印
加させるようにしても、外部磁界Heの方向と強度を知
ることができる。
【0039】図3において、磁気検出装置31の磁気抵
抗素子21には、駆動電源32から接続端子23-4,2
3-2を介して作動電流を供給する。交番バイアス磁界発
生手段をなす一対のコイル33と34は、同期検出用抵
抗Rsを介して交流電源35に接続され、交流電源35
から所定周波数の交流電流を供給され、磁気抵抗素子2
1に対して直交2方向の交番バイアス磁界Hb-1とHb
-2(図2参照)を印加する。
抗素子21には、駆動電源32から接続端子23-4,2
3-2を介して作動電流を供給する。交番バイアス磁界発
生手段をなす一対のコイル33と34は、同期検出用抵
抗Rsを介して交流電源35に接続され、交流電源35
から所定周波数の交流電流を供給され、磁気抵抗素子2
1に対して直交2方向の交番バイアス磁界Hb-1とHb
-2(図2参照)を印加する。
【0040】磁気抵抗素子21の出力端子となる接続端
子23-1と23-3は、入力側結合コンデンサC-1または
C-2を介して、抵抗検出手段をなす交流増幅器36に接
続され、交流増幅器36は出力側結合コンデンサ37を
介してアナログスイッチ38の入力端子39に接続さ
れ、アナログスイッチ38の制御入力端子40には、同
期検出用抵抗Rsの電圧が差動増幅器41を介して増幅
され入力される。
子23-1と23-3は、入力側結合コンデンサC-1または
C-2を介して、抵抗検出手段をなす交流増幅器36に接
続され、交流増幅器36は出力側結合コンデンサ37を
介してアナログスイッチ38の入力端子39に接続さ
れ、アナログスイッチ38の制御入力端子40には、同
期検出用抵抗Rsの電圧が差動増幅器41を介して増幅
され入力される。
【0041】アナログスイッチ38の出力端子42は、
交番バイアス磁界の周波数成分の通過を素子するRCフ
ィルタ43を介して、出力端子44に接続されている。
図4(a)において磁気抵抗センサ51は、図4(b)
に概略を示す如き磁気抵抗素子52を収容した磁気抵抗
素子パッケージ53に、交番バイアス磁界印加用のコイ
ル54と55を巻回してなる。
交番バイアス磁界の周波数成分の通過を素子するRCフ
ィルタ43を介して、出力端子44に接続されている。
図4(a)において磁気抵抗センサ51は、図4(b)
に概略を示す如き磁気抵抗素子52を収容した磁気抵抗
素子パッケージ53に、交番バイアス磁界印加用のコイ
ル54と55を巻回してなる。
【0042】前出の磁気抵抗素子21に相当する磁気抵
抗素子52には、内部磁化が図の左右方向であるバーバ
ーポール型磁気抵抗体パターン56と、内部磁化が図の
上下方向であるバーバーポール型磁気抵抗体パターン5
7が少なくとも形成されており、磁気抵抗体パターン5
6が磁気抵抗素子21の磁気抵抗体パターン22-1また
は22-2に相当すると、磁気抵抗体パターン57は、磁
気抵抗素子21の磁気抵抗体パターン22-3または22
-4に相当する。
抗素子52には、内部磁化が図の左右方向であるバーバ
ーポール型磁気抵抗体パターン56と、内部磁化が図の
上下方向であるバーバーポール型磁気抵抗体パターン5
7が少なくとも形成されており、磁気抵抗体パターン5
6が磁気抵抗素子21の磁気抵抗体パターン22-1また
は22-2に相当すると、磁気抵抗体パターン57は、磁
気抵抗素子21の磁気抵抗体パターン22-3または22
-4に相当する。
【0043】コイル54が磁気抵抗体パターン56の内
部磁化と同一方向の交番バイアス磁界を印加させると
き、コイル55は磁気抵抗体パターン57の内部磁化と
同一方向の交番バイアス磁界を印加させるように、即ち
コイル54は磁気抵抗体パターン56の内部磁化と同一
方向に巻回され、コイル55は磁気抵抗体パターン57
の内部磁化と同一方向に巻回されている。
部磁化と同一方向の交番バイアス磁界を印加させると
き、コイル55は磁気抵抗体パターン57の内部磁化と
同一方向の交番バイアス磁界を印加させるように、即ち
コイル54は磁気抵抗体パターン56の内部磁化と同一
方向に巻回され、コイル55は磁気抵抗体パターン57
の内部磁化と同一方向に巻回されている。
【0044】そこで、コイル54と55に交互に所定の
交番電流を流すと、コイル54に所定の交番電流を流し
て発生する交番磁界は、磁気抵抗体パターン56にその
内部磁化方向の交番バイアス磁界を印加し、コイル55
に所定の交番電流を流して発生する交番磁界は、磁気抵
抗体パターン57にその内部磁化方向の交番バイアス磁
界を印加するようになり、磁気抵抗素子52と同一面の
外部磁界Heの方向と強さが検出される。
交番電流を流すと、コイル54に所定の交番電流を流し
て発生する交番磁界は、磁気抵抗体パターン56にその
内部磁化方向の交番バイアス磁界を印加し、コイル55
に所定の交番電流を流して発生する交番磁界は、磁気抵
抗体パターン57にその内部磁化方向の交番バイアス磁
界を印加するようになり、磁気抵抗素子52と同一面の
外部磁界Heの方向と強さが検出される。
【0045】図5(a)において磁気抵抗センサ61
は、図5(b)に概略を示す如き磁気抵抗素子62を収
容した磁気抵抗素子パッケージ63に、交番バイアス磁
界印加用のコイル64を巻回してなる。
は、図5(b)に概略を示す如き磁気抵抗素子62を収
容した磁気抵抗素子パッケージ63に、交番バイアス磁
界印加用のコイル64を巻回してなる。
【0046】前出の磁気抵抗素子21に相当する磁気抵
抗素子62には、内部磁化が図の左上から右下に向かう
方向のバーバーポール型磁気抵抗体パターン65と、内
部磁化が図の右上から左下に向かう方向のバーバーポー
ル型磁気抵抗体パターン66が少なくとも形成されてい
る。そして、磁気抵抗体パターン65が磁気抵抗素子2
1の磁気抵抗体パターン22-1または22-2に相当する
とき、磁気抵抗体パターン66は、磁気抵抗素子21の
磁気抵抗体パターン22-3または22-4に相当する。
抗素子62には、内部磁化が図の左上から右下に向かう
方向のバーバーポール型磁気抵抗体パターン65と、内
部磁化が図の右上から左下に向かう方向のバーバーポー
ル型磁気抵抗体パターン66が少なくとも形成されてい
る。そして、磁気抵抗体パターン65が磁気抵抗素子2
1の磁気抵抗体パターン22-1または22-2に相当する
とき、磁気抵抗体パターン66は、磁気抵抗素子21の
磁気抵抗体パターン22-3または22-4に相当する。
【0047】コイル64は、磁気抵抗素子パッケージ6
3の上下方向に巻回、即ち磁気抵抗体パターン65の内
部磁化方向と、磁気抵抗体パターン65の内部磁化方向
に対し45度方向に巻回されている。
3の上下方向に巻回、即ち磁気抵抗体パターン65の内
部磁化方向と、磁気抵抗体パターン65の内部磁化方向
に対し45度方向に巻回されている。
【0048】そこで、コイル64に所定の交番電流を流
して発生する交番磁界は、磁気抵抗体パターン65と6
6に、それぞれの内部磁化方向に交番バイアス磁界を印
加するようになり、磁気抵抗素子62と同一面の外部磁
界Heの方向と強さが検出される。
して発生する交番磁界は、磁気抵抗体パターン65と6
6に、それぞれの内部磁化方向に交番バイアス磁界を印
加するようになり、磁気抵抗素子62と同一面の外部磁
界Heの方向と強さが検出される。
【0049】しかし、コイル54と55または64に交
番電流を流して発生する磁界には、バイアス磁界方向と
検出すべき外部磁界方向の両成分があり、バイアス磁界
印加時の出力に磁気抵抗素子から発生する出力には、外
部磁界方向のバイアス磁界成分を含み、正確な外部磁界
の検出が不可能となる。
番電流を流して発生する磁界には、バイアス磁界方向と
検出すべき外部磁界方向の両成分があり、バイアス磁界
印加時の出力に磁気抵抗素子から発生する出力には、外
部磁界方向のバイアス磁界成分を含み、正確な外部磁界
の検出が不可能となる。
【0050】そこで、前記不都合を回避し正確な外部磁
界を検出するには図6に示す如く、プラス磁界(電圧)
+Hbとマイナス磁界(電圧)−Hbの切替え間に適当
な零磁界(電圧)時間を設け、その零磁界時に外部磁界
による磁気抵抗の変化を検出する。
界を検出するには図6に示す如く、プラス磁界(電圧)
+Hbとマイナス磁界(電圧)−Hbの切替え間に適当
な零磁界(電圧)時間を設け、その零磁界時に外部磁界
による磁気抵抗の変化を検出する。
【0051】即ち、例えばプラスのバイアス磁界を磁気
抵抗素子に印加したとき、磁気抵抗体パターンの内部磁
化はそのプラスバイアス磁界成分方向に揃い、その内部
磁化はプラスバイアス磁界印加に続くバイアス磁界零時
でも維持される。そこで、そのバイアス磁界零時の状態
で外部磁界による磁気抵抗体パターンの抵抗値変化を測
定する。
抵抗素子に印加したとき、磁気抵抗体パターンの内部磁
化はそのプラスバイアス磁界成分方向に揃い、その内部
磁化はプラスバイアス磁界印加に続くバイアス磁界零時
でも維持される。そこで、そのバイアス磁界零時の状態
で外部磁界による磁気抵抗体パターンの抵抗値変化を測
定する。
【0052】次いで、マイナスのバイアス磁界を磁気抵
抗素子に印加し、そのマイナスバイアス磁界の印加に続
くバイアス磁界零時に、マイナスバイアス磁界印加によ
る磁気抵抗体パターンの磁気抵抗値変化を測定する。そ
の結果、外部磁界の正確な測定を可能にする。
抗素子に印加し、そのマイナスバイアス磁界の印加に続
くバイアス磁界零時に、マイナスバイアス磁界印加によ
る磁気抵抗体パターンの磁気抵抗値変化を測定する。そ
の結果、外部磁界の正確な測定を可能にする。
【0053】図7は本発明による積層型磁気センサの製
造例の説明図、図8は本発明によるバイアス磁界印加用
スパイラルコイルパターンの実施例(その1)、図9は
本発明によるバイアス磁界印加用スパイラルコイルパタ
ーンの実施例(その2)である。
造例の説明図、図8は本発明によるバイアス磁界印加用
スパイラルコイルパターンの実施例(その1)、図9は
本発明によるバイアス磁界印加用スパイラルコイルパタ
ーンの実施例(その2)である。
【0054】図7(a)において、絶縁基板例えば表面
にSiO2 を被着させたSi基板またはガラス基板71
の表面に、フォトリソプロセスを用いバイアス磁界発生
用コイルの一部(下層部)となる導体パターン72-1を
形成する。
にSiO2 を被着させたSi基板またはガラス基板71
の表面に、フォトリソプロセスを用いバイアス磁界発生
用コイルの一部(下層部)となる導体パターン72-1を
形成する。
【0055】次いで、図7(b)に示す如く、レジスト
またはポリイミドまたは窒化シリコン等にてなる絶縁層
73を被着したのち、平坦な絶縁層73の表面に図7
(c)に示す如く、パーマロイ等にてなる強磁性体パタ
ーン74の上に金等にてなる複数の導体層75を積層し
た磁気抵抗体パターン76を形成する。
またはポリイミドまたは窒化シリコン等にてなる絶縁層
73を被着したのち、平坦な絶縁層73の表面に図7
(c)に示す如く、パーマロイ等にてなる強磁性体パタ
ーン74の上に金等にてなる複数の導体層75を積層し
た磁気抵抗体パターン76を形成する。
【0056】次いで、図7(d)に示す如く磁気抵抗体
パターン76が形成された絶縁層73の上に、SiN等
にてなる平坦化絶縁層77を被着したのち、図7(e)
に示す如く、絶縁層77の上にバイアス磁界発生用コイ
ルの一部(上層部)となる導体パターン72-2と、絶縁
保護膜78を形成し、磁気抵抗素子とバイアス磁界発生
用コイルを積層形成した磁気抵抗素子が完成する。
パターン76が形成された絶縁層73の上に、SiN等
にてなる平坦化絶縁層77を被着したのち、図7(e)
に示す如く、絶縁層77の上にバイアス磁界発生用コイ
ルの一部(上層部)となる導体パターン72-2と、絶縁
保護膜78を形成し、磁気抵抗素子とバイアス磁界発生
用コイルを積層形成した磁気抵抗素子が完成する。
【0057】ただし、導体パターン72-1と72-2は、
絶縁層73と絶縁層77を貫通するスルーホール(図示
せず)によって接続せしめ、全体として磁気抵抗体パタ
ーン76に交番バイアス磁界を印加するためのコイルを
構成する。
絶縁層73と絶縁層77を貫通するスルーホール(図示
せず)によって接続せしめ、全体として磁気抵抗体パタ
ーン76に交番バイアス磁界を印加するためのコイルを
構成する。
【0058】図8において、ガラス等にてなる基板81
の表面には、円形スパイラル状の導体パターン82を形
成する。しかるのち、前記絶縁層73に相当する絶縁層
で導体パターン82を覆ったのち、その絶縁層の上に外
部磁界検出用の磁気抵抗素子、例えば図2の磁気抵抗体
パターン22-1に相当するバーバーポール型磁気抵抗体
パターン83-1と、磁気抵抗体パターン22-2に相当す
るバーバーポール型磁気抵抗体パターン83-2と、磁気
抵抗体パターン22-3に相当するバーバーポール型磁気
抵抗体パターン83-3と、磁気抵抗体パターン22-4に
相当するバーバーポール型磁気抵抗体パターン83-4を
形成し、磁気抵抗体パターン83-1,83-2,83-3,
83-4を例えばフルブリッジに接続させると、本発明に
よる磁気センサが完成する。
の表面には、円形スパイラル状の導体パターン82を形
成する。しかるのち、前記絶縁層73に相当する絶縁層
で導体パターン82を覆ったのち、その絶縁層の上に外
部磁界検出用の磁気抵抗素子、例えば図2の磁気抵抗体
パターン22-1に相当するバーバーポール型磁気抵抗体
パターン83-1と、磁気抵抗体パターン22-2に相当す
るバーバーポール型磁気抵抗体パターン83-2と、磁気
抵抗体パターン22-3に相当するバーバーポール型磁気
抵抗体パターン83-3と、磁気抵抗体パターン22-4に
相当するバーバーポール型磁気抵抗体パターン83-4を
形成し、磁気抵抗体パターン83-1,83-2,83-3,
83-4を例えばフルブリッジに接続させると、本発明に
よる磁気センサが完成する。
【0059】なお、スパイラル状の導体パターン82に
よるバイアス磁界は、磁気抵抗体パターン83-1と83
-2および83-3と83-4とで互いに逆方向なので、磁気
抵抗体パターン83-1と83-2および83-3と83-4に
形成する傾斜導体パターンの向きは同方向となる。
よるバイアス磁界は、磁気抵抗体パターン83-1と83
-2および83-3と83-4とで互いに逆方向なので、磁気
抵抗体パターン83-1と83-2および83-3と83-4に
形成する傾斜導体パターンの向きは同方向となる。
【0060】かかる磁気センサにおいて、導体パターン
82の両端の端子を交流電源に接続し、導体パターン8
2に所定の±の交流電流を流すと、導体パターン82の
周囲には、導体パターン82の中心から外方に向かう方
向またはその逆方向の磁界が発生し、図2に示す磁気抵
抗素子21と同様に、外部磁界Heの方向と強さが検出
可能となる。
82の両端の端子を交流電源に接続し、導体パターン8
2に所定の±の交流電流を流すと、導体パターン82の
周囲には、導体パターン82の中心から外方に向かう方
向またはその逆方向の磁界が発生し、図2に示す磁気抵
抗素子21と同様に、外部磁界Heの方向と強さが検出
可能となる。
【0061】図9において、ガラス等にてなる基板91
の表面には、角形スパイラル状の導体パターン92を形
成する。しかるのち、前記絶縁層73に相当する絶縁層
で導体パターン92を覆ったのち、その絶縁層の上に外
部磁界検出用の磁気抵抗素子、例えば図2の磁気抵抗体
パターン22-1に相当するバーバーポール型磁気抵抗体
パターン93-1と、磁気抵抗体パターン22-2に相当す
るバーバーポール型磁気抵抗体パターン93-2と、磁気
抵抗体パターン22-3に相当するバーバーポール型磁気
抵抗体パターン93-3と、磁気抵抗体パターン22-4に
相当するバーバーポール型磁気抵抗体パターン93-4を
形成し、磁気抵抗体パターン93-1,93-2,93-3,
93-4を例えばフルブリッジに接続させると、本発明に
よる磁気センサが完成する。
の表面には、角形スパイラル状の導体パターン92を形
成する。しかるのち、前記絶縁層73に相当する絶縁層
で導体パターン92を覆ったのち、その絶縁層の上に外
部磁界検出用の磁気抵抗素子、例えば図2の磁気抵抗体
パターン22-1に相当するバーバーポール型磁気抵抗体
パターン93-1と、磁気抵抗体パターン22-2に相当す
るバーバーポール型磁気抵抗体パターン93-2と、磁気
抵抗体パターン22-3に相当するバーバーポール型磁気
抵抗体パターン93-3と、磁気抵抗体パターン22-4に
相当するバーバーポール型磁気抵抗体パターン93-4を
形成し、磁気抵抗体パターン93-1,93-2,93-3,
93-4を例えばフルブリッジに接続させると、本発明に
よる磁気センサが完成する。
【0062】なお、スパイラル状の導体パターン92に
よるバイアス磁界は、磁気抵抗体パターン93-1と93
-2および93-3と93-4とで互いに逆方向なので、磁気
抵抗体パターン93-1と93-2および93-3と93-4に
形成する傾斜導体パターンの向きは同方向となる。
よるバイアス磁界は、磁気抵抗体パターン93-1と93
-2および93-3と93-4とで互いに逆方向なので、磁気
抵抗体パターン93-1と93-2および93-3と93-4に
形成する傾斜導体パターンの向きは同方向となる。
【0063】かかる磁気センサにおいて、導体パターン
92の両端の端子を交流電源に接続し、導体パターン9
2に所定の±の交流電流を流すと、導体パターン92の
周囲には、導体パターン92の中心から外方に向かう方
向またはその逆方向の磁界が発生し、図2に示す磁気抵
抗素子21と同様に、外部磁界Heの方向と強さが検出
可能となる。
92の両端の端子を交流電源に接続し、導体パターン9
2に所定の±の交流電流を流すと、導体パターン92の
周囲には、導体パターン92の中心から外方に向かう方
向またはその逆方向の磁界が発生し、図2に示す磁気抵
抗素子21と同様に、外部磁界Heの方向と強さが検出
可能となる。
【0064】なお、スパイラル状の導体パターン82お
よび92に流す交番電流は、図6を用いて説明した如き
電流、即ちプラス電圧とマイナス電圧の切替え間に適当
な零電圧時間を設けることになる。
よび92に流す交番電流は、図6を用いて説明した如き
電流、即ちプラス電圧とマイナス電圧の切替え間に適当
な零電圧時間を設けることになる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気センサ
およびバイアス磁界印加方法は、磁気抵抗体パターン形
成面に平行であれば、任意方向からの微弱な外部磁界に
対してその方向と磁界強度を測定可能、例えば地磁気の
検出,地磁気からの推定方位を正確に検知可能にした。
およびバイアス磁界印加方法は、磁気抵抗体パターン形
成面に平行であれば、任意方向からの微弱な外部磁界に
対してその方向と磁界強度を測定可能、例えば地磁気の
検出,地磁気からの推定方位を正確に検知可能にした。
【図1】 バーバーポール型磁気抵抗体パターンとその
抵抗変化特性の説明図
抵抗変化特性の説明図
【図2】 本発明の実施例による磁気センサの磁気抵抗
素子の説明図
素子の説明図
【図3】 本発明の実施例による磁気センサを備えた磁
気検出装置の説明図
気検出装置の説明図
【図4】 交番バイアス磁界印加手段の第1の実施例の
説明図
説明図
【図5】 交番バイアス磁界印加手段の第2の実施例の
説明図
説明図
【図6】 本発明による交番バイアス磁界印加方法の説
明図
明図
【図7】 本発明による積層型磁気センサの製造例の説
明図
明図
【図8】 本発明によるバイアス磁界印加用スパイラル
コイルパターンの実施例(その1)
コイルパターンの実施例(その1)
【図9】 本発明によるバイアス磁界印加用スパイラル
コイルパターンの実施例(その2)
コイルパターンの実施例(その2)
【図10】 磁性膜を使用した従来の磁気方位センサの
説明図
説明図
【図11】 図10の磁気方位センサにおける抵抗変化
特性の説明図
特性の説明図
【図12】 交番バイアス磁界を印加する従来の磁界セ
ンサ用磁気抵抗素子の略式平面図
ンサ用磁気抵抗素子の略式平面図
11,22-1〜22-4,56,57,65,66,83
-1〜83-4,93-1〜93-4 磁気抵抗体パターン 12,74 強磁性体パターン 24-1〜24-4 強磁性薄膜 13,25-1〜25-4,75 導体層 21,52,62 磁気抵抗素子 23-1〜23-4 接続端子 33,34,54,55,64,82,92 交番バイ
アス磁界発生手段をなすコイル 51,61 磁気抵抗センサ 53,63 磁気抵抗素子パッケージ 71 基板 72-1,72-2 コイルの一部となる導体パターン M 内部磁化 Hb 交番バイアス磁界 He 外部磁界
-1〜83-4,93-1〜93-4 磁気抵抗体パターン 12,74 強磁性体パターン 24-1〜24-4 強磁性薄膜 13,25-1〜25-4,75 導体層 21,52,62 磁気抵抗素子 23-1〜23-4 接続端子 33,34,54,55,64,82,92 交番バイ
アス磁界発生手段をなすコイル 51,61 磁気抵抗センサ 53,63 磁気抵抗素子パッケージ 71 基板 72-1,72-2 コイルの一部となる導体パターン M 内部磁化 Hb 交番バイアス磁界 He 外部磁界
Claims (7)
- 【請求項1】 磁性膜パターンに複数の導体層が積層さ
れ、内部磁化方向が直交する少なくとも一対のバーバー
ポール型磁気抵抗体パターンが設けられた磁気抵抗素子
と、該一対の磁気抵抗体パターンのそれぞれの内部磁化
方向に交番バイアス磁界を印加する交番磁界印加手段、 を備えたことを特徴とする磁気センサ。 - 【請求項2】 バーバーポール型の第1の磁気抵抗体パ
ターンと、内部磁化方向が該第1の磁性体パターンと同
一であって、磁性膜パターンに積層された複数の導体層
の傾斜が該第1の磁性体パターンの導体層の傾斜に対し
90度をなすバーバーポール型の第2の磁気抵抗体パタ
ーンと、内部磁化方向が該第1の磁気抵抗体パターンの
内部磁化方向に対し90度をなすバーバーポール型の第
3の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が該第3の磁
性体パターンと同一であって、磁性膜パターンに積層さ
れた複数の導体層の傾斜が該第3の磁性体パターンの導
体層の傾斜に対し90度をなすバーバーポール型の第4
の磁気抵抗体パターンとが、フルブリッジに接続された
磁気抵抗素子と、 該第1および第2の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向
に交番バイアス磁界を印加する第1の交番磁界発生手段
と、 該第3および第4の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向
に交番バイアス磁界を印加する第2の交番磁界発生手段
を備えたこと、 を特徴とする磁気センサ。 - 【請求項3】 バーバーポール型の第1の磁気抵抗体パ
ターンと、内部磁化方向が該第1の磁性体パターンと同
一であって、磁性膜パターンに積層された複数の導体層
の傾斜が該第1の磁性体パターンの導体層の傾斜に対し
90度をなすバーバーポール型の第2の磁気抵抗体パタ
ーンと、内部磁化方向が該第1の磁気抵抗体パターンの
内部磁化方向に対し90度をなすバーバーポール型の第
3の磁気抵抗体パターンと、内部磁化方向が該第3の磁
性体パターンと同一であって、磁性膜パターンに積層さ
れた複数の導体層の傾斜が該第3の磁性体パターンの導
体層の傾斜に対し90度をなすバーバーポール型の第4
の磁気抵抗体パターンとが、フルブリッジに接続された
磁気抵抗素子と、 該第1〜第4の磁気抵抗体パターンの内部磁化方向に対
し約45度の方向に交番バイアス磁界を印加する交番磁
界発生手段を備えたこと、 を特徴とする磁気センサ。 - 【請求項4】 前記交番磁界発生手段が、前記磁気抵抗
素子を収納したパッケージに巻回したコイルであるこ
と、 を特徴とする請求項1または2または3記載の磁気セン
サ。 - 【請求項5】 前記交番磁界発生手段が、絶縁基板上に
導体パターンをスパイラル状に形成したコイルであるこ
と、 を特徴とする請求項1または2または3記載の磁気セン
サ。 - 【請求項6】 前記コイルと磁気抵抗素子およびパッケ
ージが、絶縁基板上に積層し形成されてなること、 を特徴とする請求項4または5記載の磁気センサ。 - 【請求項7】 請求項1〜3記載の磁気センサにおい
て、前記交番バイアス磁界の印加に際し磁界方向の各切
替え毎に零磁界時間を設けること、を特徴とする磁気セ
ンサの交番バイアス磁界印加方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8326720A JPH10170619A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 磁気センサとその交番バイアス磁界印加方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8326720A JPH10170619A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 磁気センサとその交番バイアス磁界印加方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170619A true JPH10170619A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18190930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8326720A Pending JPH10170619A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 磁気センサとその交番バイアス磁界印加方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10170619A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7187167B2 (en) | 2001-01-24 | 2007-03-06 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor |
JP2014509389A (ja) * | 2011-02-03 | 2014-04-17 | ゼンジテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 磁界感知デバイス |
US8947082B2 (en) | 2011-10-21 | 2015-02-03 | University College Cork, National University Of Ireland | Dual-axis anisotropic magnetoresistive sensors |
JP2017102123A (ja) * | 2012-03-14 | 2017-06-08 | アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド | センサおよびセンサの製造方法 |
JP2020511663A (ja) * | 2017-03-24 | 2020-04-16 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司Multidimension Technology Co., Ltd. | ヒステリシス・コイルを有する磁気センサ・パッケージング構造 |
CN114207857A (zh) * | 2019-08-06 | 2022-03-18 | 三菱电机株式会社 | 磁传感器装置 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP8326720A patent/JPH10170619A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7187167B2 (en) | 2001-01-24 | 2007-03-06 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor |
US7589528B2 (en) | 2001-01-24 | 2009-09-15 | Yamaha Corporation | Magnetic sensor formed of magnetoresistance effect elements |
JP2014509389A (ja) * | 2011-02-03 | 2014-04-17 | ゼンジテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 磁界感知デバイス |
US8947082B2 (en) | 2011-10-21 | 2015-02-03 | University College Cork, National University Of Ireland | Dual-axis anisotropic magnetoresistive sensors |
JP2017102123A (ja) * | 2012-03-14 | 2017-06-08 | アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド | センサおよびセンサの製造方法 |
JP2020511663A (ja) * | 2017-03-24 | 2020-04-16 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司Multidimension Technology Co., Ltd. | ヒステリシス・コイルを有する磁気センサ・パッケージング構造 |
CN114207857A (zh) * | 2019-08-06 | 2022-03-18 | 三菱电机株式会社 | 磁传感器装置 |
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