JPH10169714A - ダンパー機構 - Google Patents
ダンパー機構Info
- Publication number
- JPH10169714A JPH10169714A JP32697896A JP32697896A JPH10169714A JP H10169714 A JPH10169714 A JP H10169714A JP 32697896 A JP32697896 A JP 32697896A JP 32697896 A JP32697896 A JP 32697896A JP H10169714 A JPH10169714 A JP H10169714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- damper mechanism
- input
- side member
- elastic members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 40
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 広い捩り角特性確保のために中間部材を介し
直列に連結された複数の弾性部材を外周部に配置したダ
ンパー機構において、中間部材を含む弾性部材の連結部
分の移動を規制し、ダンパー特性を安定させる。 【解決手段】 ロックアップダンパー機構50は、リテ
ィニングプレート54と、ドリブン部材52と、外周部
において直列に配置されるコイルスプリング53a,5
3bと、中間部材55と、中間部材55の軸方向の移動
を規制する押さえプレート57とを備えている。コイル
スプリング53a,53bは、リティニングプレート5
4とドリブン部材52とを弾性的に連結する。中間部材
55は、リティニングプレート54及びドリブン部材5
2に対して相対回転可能で、コイルスプリング53a,
53b間に配置される中間支持部55aと、中間支持部
55aの径方向外側への移動を規制する環状の連結部5
5bとを有している。
直列に連結された複数の弾性部材を外周部に配置したダ
ンパー機構において、中間部材を含む弾性部材の連結部
分の移動を規制し、ダンパー特性を安定させる。 【解決手段】 ロックアップダンパー機構50は、リテ
ィニングプレート54と、ドリブン部材52と、外周部
において直列に配置されるコイルスプリング53a,5
3bと、中間部材55と、中間部材55の軸方向の移動
を規制する押さえプレート57とを備えている。コイル
スプリング53a,53bは、リティニングプレート5
4とドリブン部材52とを弾性的に連結する。中間部材
55は、リティニングプレート54及びドリブン部材5
2に対して相対回転可能で、コイルスプリング53a,
53b間に配置される中間支持部55aと、中間支持部
55aの径方向外側への移動を規制する環状の連結部5
5bとを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力側回転体から
出力側回転体にトルクを伝達しつつ振動を減衰するダン
パー機構、特にトルクコンバータのロックアップクラッ
チに含まれるロックアップダンパー機構に関する。
出力側回転体にトルクを伝達しつつ振動を減衰するダン
パー機構、特にトルクコンバータのロックアップクラッ
チに含まれるロックアップダンパー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にダンパー機構は、入力側回転体か
ら出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側回転体か
ら出力側回転体に伝わる振動を吸収・減衰する。このダ
ンパー機構の一例として、トルクコンバータ内部に配置
されるロックアップクラッチに含まれるロックアップダ
ンパー機構がある。
ら出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側回転体か
ら出力側回転体に伝わる振動を吸収・減衰する。このダ
ンパー機構の一例として、トルクコンバータ内部に配置
されるロックアップクラッチに含まれるロックアップダ
ンパー機構がある。
【0003】トルクコンバータは、3種の羽根車(イン
ペラ,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の作動
油によりトルクを伝達する装置である。インペラはエン
ジン側のシャフトに連結されたフロントカバーに固定さ
れており、インペラからタービンに流れる作動油により
トルクがタービンに連結されるトランスミッション側の
シャフトに伝えられる。
ペラ,タービン,ステータ)を内部に有し、内部の作動
油によりトルクを伝達する装置である。インペラはエン
ジン側のシャフトに連結されたフロントカバーに固定さ
れており、インペラからタービンに流れる作動油により
トルクがタービンに連結されるトランスミッション側の
シャフトに伝えられる。
【0004】ロックアップクラッチは、フロントカバー
とタービンとの間に配置されており、フロントカバーと
タービンとを機械的に連結してエンジン側からトランス
ミッション側にトルクを直接伝達するためのものであ
る。通常、このロックアップクラッチに含まれるロック
アップダンパー機構は、フロントカバーに圧接可能なピ
ストン部材と、ピストン部材に固定されるリティニング
プレートと、リティニングプレートにスプリングシート
を介して支持されるトーションスプリングと、トーショ
ンスプリングにより回転方向にピストン部材と弾性的に
連結されるドリブン部材とを有している。ドリブン部材
は、トランスミッション側のシャフトに連結しているタ
ービンに固定されている。スプリングシートは、トーシ
ョンスプリングの両端部を支持し、リティニングプレー
トなどに当接可能であり、トーションスプリングの回転
方向の移動を規制している部材である。
とタービンとの間に配置されており、フロントカバーと
タービンとを機械的に連結してエンジン側からトランス
ミッション側にトルクを直接伝達するためのものであ
る。通常、このロックアップクラッチに含まれるロック
アップダンパー機構は、フロントカバーに圧接可能なピ
ストン部材と、ピストン部材に固定されるリティニング
プレートと、リティニングプレートにスプリングシート
を介して支持されるトーションスプリングと、トーショ
ンスプリングにより回転方向にピストン部材と弾性的に
連結されるドリブン部材とを有している。ドリブン部材
は、トランスミッション側のシャフトに連結しているタ
ービンに固定されている。スプリングシートは、トーシ
ョンスプリングの両端部を支持し、リティニングプレー
トなどに当接可能であり、トーションスプリングの回転
方向の移動を規制している部材である。
【0005】ロックアップクラッチが作動すると、トル
クはフロントカバーからピストン部材に伝達され、トー
ションスプリングを介してタービンに伝わる。また、ロ
ックアップダンパー機構によって、トーションスプリン
グがドリブン部材とピストン部材に固定されるリティニ
ングプレートとの間で伸縮を繰り返しながらリティニン
グプレートと摺動して振動を吸収・減衰する。
クはフロントカバーからピストン部材に伝達され、トー
ションスプリングを介してタービンに伝わる。また、ロ
ックアップダンパー機構によって、トーションスプリン
グがドリブン部材とピストン部材に固定されるリティニ
ングプレートとの間で伸縮を繰り返しながらリティニン
グプレートと摺動して振動を吸収・減衰する。
【0006】一方、このようなロックアップダンパー機
構の存在はトルクコンバータの軸方向の寸法を増大させ
る。これに対し、トルクコンバータの軸方向寸法を短く
する目的で、従来ロックアップダンパー機構の径方向中
間部に配置されていたトーションスプリングをスペース
に比較的余裕がある外周部に配置したロックアップダン
パー機構を有するトルクコンバータが提供されている。
構の存在はトルクコンバータの軸方向の寸法を増大させ
る。これに対し、トルクコンバータの軸方向寸法を短く
する目的で、従来ロックアップダンパー機構の径方向中
間部に配置されていたトーションスプリングをスペース
に比較的余裕がある外周部に配置したロックアップダン
パー機構を有するトルクコンバータが提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような外周部に
トーションスプリングを配置したロックアップダンパー
機構を採用すると、トルクコンバータの軸方向寸法は小
さくなるが、径方向中間部にトーションスプリングを配
置する場合に較べて、捩り角特性を確保しにくいという
問題が生じる。すなわち、同じ圧縮可能な寸法を有する
トーションスプリングを単に中間部から外周部へと移動
させた場合、入力側回転体と出力側回転体との相対回転
可能な角度が小さくなり、ロックアップダンパー機構の
捩り角特性が狭くなる。これにより、特にエンジンの低
回転域における振動の吸収性が低下する。
トーションスプリングを配置したロックアップダンパー
機構を採用すると、トルクコンバータの軸方向寸法は小
さくなるが、径方向中間部にトーションスプリングを配
置する場合に較べて、捩り角特性を確保しにくいという
問題が生じる。すなわち、同じ圧縮可能な寸法を有する
トーションスプリングを単に中間部から外周部へと移動
させた場合、入力側回転体と出力側回転体との相対回転
可能な角度が小さくなり、ロックアップダンパー機構の
捩り角特性が狭くなる。これにより、特にエンジンの低
回転域における振動の吸収性が低下する。
【0008】このような問題を解決する方法として、2
つ以上の弾性部材を中間部材等を介して直列に配置し、
弾性部材全体としての圧縮可能な寸法を大きくして、ロ
ックアップダンパー機構に広い捩り角特性を確保するこ
とが考えられる。しかし、単に両弾性部材を連結し得る
ような中間部材を弾性部材間に配置しただけでは、中間
部材を含む弾性部材の連結部分の位置が安定しない。こ
のため、弾性部材の伸縮の繰り返し時に、この連結部分
が径方向外側に移動して、あるいはトルクコンバータの
軸方向に移動して、他の部材と干渉したり摺動して余分
な摩擦抵抗を発生したりする恐れがある。これでは、ロ
ックアップダンパー機構に安定したダンパー特性を期待
できない。
つ以上の弾性部材を中間部材等を介して直列に配置し、
弾性部材全体としての圧縮可能な寸法を大きくして、ロ
ックアップダンパー機構に広い捩り角特性を確保するこ
とが考えられる。しかし、単に両弾性部材を連結し得る
ような中間部材を弾性部材間に配置しただけでは、中間
部材を含む弾性部材の連結部分の位置が安定しない。こ
のため、弾性部材の伸縮の繰り返し時に、この連結部分
が径方向外側に移動して、あるいはトルクコンバータの
軸方向に移動して、他の部材と干渉したり摺動して余分
な摩擦抵抗を発生したりする恐れがある。これでは、ロ
ックアップダンパー機構に安定したダンパー特性を期待
できない。
【0009】本発明の課題は、広い捩り角特性の確保の
ために中間部材を介して直列に連結された2つ以上の弾
性部材を外周部に配置したダンパー機構において、中間
部材を含む弾性部材の連結部分の移動を規制して、ダン
パー特性を安定させることにある。
ために中間部材を介して直列に連結された2つ以上の弾
性部材を外周部に配置したダンパー機構において、中間
部材を含む弾性部材の連結部分の移動を規制して、ダン
パー特性を安定させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダンパ
ー機構は、入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝
達しつつ、入力側回転体から出力側回転体に伝わる振動
を減衰するダンパー機構であって、入力側部材と、出力
側部材と、直列に配置された少なくとも2つの弾性部材
と、中間部材と、軸方向規制部材とを備えている。入力
側部材は入力側回転体に連結される。出力側部材は出力
側回転体に連結される。弾性部材は、ダンパー機構の外
周部に配置されており、回転方向に対して入力側部材と
出力側部材とを弾性的に連結する。中間部材は、中間支
持部と環状の連結部とを有しており、入力側部材及び出
力側部材に対して相対回転可能となっている。中間部材
の中間支持部は、隣接する弾性部材間に配置され、隣接
する弾性部材の端部を支持する。中間部材の環状の連結
部は、中間支持部の径方向外側への移動を規制する。軸
方向規制部材は、中間部材がダンパー機構の軸方向に移
動することを規制する。
ー機構は、入力側回転体から出力側回転体にトルクを伝
達しつつ、入力側回転体から出力側回転体に伝わる振動
を減衰するダンパー機構であって、入力側部材と、出力
側部材と、直列に配置された少なくとも2つの弾性部材
と、中間部材と、軸方向規制部材とを備えている。入力
側部材は入力側回転体に連結される。出力側部材は出力
側回転体に連結される。弾性部材は、ダンパー機構の外
周部に配置されており、回転方向に対して入力側部材と
出力側部材とを弾性的に連結する。中間部材は、中間支
持部と環状の連結部とを有しており、入力側部材及び出
力側部材に対して相対回転可能となっている。中間部材
の中間支持部は、隣接する弾性部材間に配置され、隣接
する弾性部材の端部を支持する。中間部材の環状の連結
部は、中間支持部の径方向外側への移動を規制する。軸
方向規制部材は、中間部材がダンパー機構の軸方向に移
動することを規制する。
【0011】このダンパー機構では、弾性部材がダンパ
ー機構の外周部に配置されているが、2つ以上の弾性部
材が中間部材の中間支持部を介して直列に配置されてい
るため、弾性部材全体としては圧縮可能な寸法が大きく
なっており、広い捩り角特性が確保されている。また、
中間部材の環状の連結部は、中間支持部を介して、隣接
する弾性部材の中間支持部側の端部が径方向外側に移動
することを規制する。さらに、この隣接する弾性部材の
中間支持部側の端部は、中間部材を介して、軸方向規制
部材によってダンパー機構の軸方向の移動が規制され
る。したがって、隣接する弾性部材の中間支持部側の端
部及び中間部材のダンパー機構における位置が安定す
る。このため、弾性部材の伸縮の繰り返し時に、隣接す
る弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材が遠心力等
により径方向外側に移動することあるいはダンパー機構
の軸方向に移動することが抑えられる。これにより、隣
接する弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材が、他
の部材と干渉したり、他の部材と摺動して余分な摩擦抵
抗を発生したりすることが抑えられ、ダンパー機構の特
性が安定する。
ー機構の外周部に配置されているが、2つ以上の弾性部
材が中間部材の中間支持部を介して直列に配置されてい
るため、弾性部材全体としては圧縮可能な寸法が大きく
なっており、広い捩り角特性が確保されている。また、
中間部材の環状の連結部は、中間支持部を介して、隣接
する弾性部材の中間支持部側の端部が径方向外側に移動
することを規制する。さらに、この隣接する弾性部材の
中間支持部側の端部は、中間部材を介して、軸方向規制
部材によってダンパー機構の軸方向の移動が規制され
る。したがって、隣接する弾性部材の中間支持部側の端
部及び中間部材のダンパー機構における位置が安定す
る。このため、弾性部材の伸縮の繰り返し時に、隣接す
る弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材が遠心力等
により径方向外側に移動することあるいはダンパー機構
の軸方向に移動することが抑えられる。これにより、隣
接する弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材が、他
の部材と干渉したり、他の部材と摺動して余分な摩擦抵
抗を発生したりすることが抑えられ、ダンパー機構の特
性が安定する。
【0012】なお、軸方向規制部材が中間部材の径方向
に対する移動をも規制すれば、中間部材のダンパー機構
における位置がより安定する。請求項2に記載のダンパ
ー機構は、請求項1に記載のダンパー機構において、軸
方向規制部材は入力側部材あるいは出力側部材に固定さ
れている。請求項3に記載のダンパー機構は、入力側回
転体から出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側回
転体から出力側回転体に伝わる振動を減衰するダンパー
機構であって、入力側部材と、出力側部材と、直列に配
置された少なくとも2つの弾性部材と、中間部材と、支
持部材とを備えている。入力側部材は入力側回転体に連
結される。出力側部材は出力側回転体に連結される。弾
性部材は、ダンパー機構の外周部に配置されており、回
転方向に対して入力側部材と出力側部材とを弾性的に連
結する。中間部材は、中間支持部を有しており、入力側
部材及び出力側部材に対して相対移動可能となってい
る。中間部材の中間支持部は、隣接する弾性部材間に配
置され、隣接する弾性部材の端部を支持する。支持部材
は、中間部材が入力側部材及び出力側部材に対して回転
方向に相対移動可能なように中間部材を支持しつつ、中
間部材がダンパー機構の軸方向に移動すること及び中間
部材が径方向に移動することを規制する。
に対する移動をも規制すれば、中間部材のダンパー機構
における位置がより安定する。請求項2に記載のダンパ
ー機構は、請求項1に記載のダンパー機構において、軸
方向規制部材は入力側部材あるいは出力側部材に固定さ
れている。請求項3に記載のダンパー機構は、入力側回
転体から出力側回転体にトルクを伝達しつつ、入力側回
転体から出力側回転体に伝わる振動を減衰するダンパー
機構であって、入力側部材と、出力側部材と、直列に配
置された少なくとも2つの弾性部材と、中間部材と、支
持部材とを備えている。入力側部材は入力側回転体に連
結される。出力側部材は出力側回転体に連結される。弾
性部材は、ダンパー機構の外周部に配置されており、回
転方向に対して入力側部材と出力側部材とを弾性的に連
結する。中間部材は、中間支持部を有しており、入力側
部材及び出力側部材に対して相対移動可能となってい
る。中間部材の中間支持部は、隣接する弾性部材間に配
置され、隣接する弾性部材の端部を支持する。支持部材
は、中間部材が入力側部材及び出力側部材に対して回転
方向に相対移動可能なように中間部材を支持しつつ、中
間部材がダンパー機構の軸方向に移動すること及び中間
部材が径方向に移動することを規制する。
【0013】このダンパー機構では、弾性部材がダンパ
ー機構の外周部に配置されているが、2つ以上の弾性部
材が中間部材の中間支持部を介して直列に配置されてい
るため、弾性部材全体としては圧縮可能な寸法が大きく
なっており、広い捩り角特性が確保されている。また、
隣接する弾性部材の中間支持部側の端部は、中間部材の
中間支持部を介して、ダンパー機構の軸方向の移動及び
径方向への移動が規制される。したがって、隣接する弾
性部材の中間支持部側の端部のダンパー機構における位
置が安定する。このため、弾性部材の伸縮の繰り返し時
に、隣接する弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材
が遠心力等により径方向に移動することあるいはダンパ
ー機構の軸方向に移動することが抑えられる。これによ
り、隣接する弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材
が、他の部材と干渉したり、他の部材と摺動して余分な
摩擦抵抗を発生したりすることが抑えられ、ダンパー機
構の特性が安定する。
ー機構の外周部に配置されているが、2つ以上の弾性部
材が中間部材の中間支持部を介して直列に配置されてい
るため、弾性部材全体としては圧縮可能な寸法が大きく
なっており、広い捩り角特性が確保されている。また、
隣接する弾性部材の中間支持部側の端部は、中間部材の
中間支持部を介して、ダンパー機構の軸方向の移動及び
径方向への移動が規制される。したがって、隣接する弾
性部材の中間支持部側の端部のダンパー機構における位
置が安定する。このため、弾性部材の伸縮の繰り返し時
に、隣接する弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材
が遠心力等により径方向に移動することあるいはダンパ
ー機構の軸方向に移動することが抑えられる。これによ
り、隣接する弾性部材の中間支持部側の端部や中間部材
が、他の部材と干渉したり、他の部材と摺動して余分な
摩擦抵抗を発生したりすることが抑えられ、ダンパー機
構の特性が安定する。
【0014】請求項4に記載のダンパー機構は、請求項
3に記載のダンパー機構において、支持部材は入力側部
材あるいは前記出力側部材に固定されている。請求項5
に記載のダンパー機構は、請求項1から4のいずれかに
記載のダンパー機構において、複数の弾性部材のうち少
なくとも1つは他の弾性部材の剛性と異なった剛性を有
している。
3に記載のダンパー機構において、支持部材は入力側部
材あるいは前記出力側部材に固定されている。請求項5
に記載のダンパー機構は、請求項1から4のいずれかに
記載のダンパー機構において、複数の弾性部材のうち少
なくとも1つは他の弾性部材の剛性と異なった剛性を有
している。
【0015】ここでは、直列に配置する弾性部材に剛性
の異なるものを採用できる。例えば、それぞれ剛性の異
なる2つの弾性部材を直列に配置することにより、2段
階のダンパー特性が得られる。また、剛性の異なる2つ
の弾性部材を直列に配置したものと、剛性の等しい2つ
の弾性部材を直列に配置したものとを組み合わせてダン
パー特性を設定することも可能である。このように、そ
れぞれの弾性部材の剛性を組み合わせたり、それぞれの
弾性部材に減衰させる振動領域を振り分けたりすること
によって、広い領域にわたる振動を効率的に減衰させる
ことが可能となる。
の異なるものを採用できる。例えば、それぞれ剛性の異
なる2つの弾性部材を直列に配置することにより、2段
階のダンパー特性が得られる。また、剛性の異なる2つ
の弾性部材を直列に配置したものと、剛性の等しい2つ
の弾性部材を直列に配置したものとを組み合わせてダン
パー特性を設定することも可能である。このように、そ
れぞれの弾性部材の剛性を組み合わせたり、それぞれの
弾性部材に減衰させる振動領域を振り分けたりすること
によって、広い領域にわたる振動を効率的に減衰させる
ことが可能となる。
【0016】請求項6に記載のダンパー機構は、トルク
コンバータのロックアップクラッチに含まれるロックア
ップダンパー機構であって、請求項1から5のいずれか
に記載のダンパー機構において、入力側部材あるいは出
力側部材は、外周部に、弾性部材の少なくとも径方向外
側への移動を規制する径方向規制部材を有している。こ
こでは、ダンパー機構がトルクコンバータにおけるロッ
クアップダンパー機構であり、弾性部材をダンパー機構
の外周部に配置することによるメリット(トルクコンバ
ータの軸方向寸法減少)が特に大きい。なお、中間部で
はなく外周部に弾性部材を配置していることから弾性部
材等に作用する遠心力が増大するため、規制部材を設け
て弾性部材等の径方向の移動を規制する。
コンバータのロックアップクラッチに含まれるロックア
ップダンパー機構であって、請求項1から5のいずれか
に記載のダンパー機構において、入力側部材あるいは出
力側部材は、外周部に、弾性部材の少なくとも径方向外
側への移動を規制する径方向規制部材を有している。こ
こでは、ダンパー機構がトルクコンバータにおけるロッ
クアップダンパー機構であり、弾性部材をダンパー機構
の外周部に配置することによるメリット(トルクコンバ
ータの軸方向寸法減少)が特に大きい。なお、中間部で
はなく外周部に弾性部材を配置していることから弾性部
材等に作用する遠心力が増大するため、規制部材を設け
て弾性部材等の径方向の移動を規制する。
【0017】
[第1実施形態]本発明の一実施形態であるロックアッ
プダンパー機構50を、図1〜4に示す。このロックア
ップダンパー機構50は、トルクコンバータのロックア
ップクラッチに含まれるダンパー機構である。図1は、
ドリブン部材52を除いたロックアップダンパー機構5
0の一部切欠き平面図である。図2〜図4は、図1の部
分断面図である。
プダンパー機構50を、図1〜4に示す。このロックア
ップダンパー機構50は、トルクコンバータのロックア
ップクラッチに含まれるダンパー機構である。図1は、
ドリブン部材52を除いたロックアップダンパー機構5
0の一部切欠き平面図である。図2〜図4は、図1の部
分断面図である。
【0018】このロックアップダンパー機構50は、ト
ルクコンバータのフロントカバー3からのトルクを機械
的にトルクコンバータのタービン5に伝達するロックア
ップクラッチにおいて、入力された振動を吸収・減衰す
るための機構である。ロックアップダンパー機構50
は、主として、入力側部材であるピストン部材51と、
出力側部材であるドリブン部材52と、大コイルスプリ
ング53a及び小コイルスプリング53bとから成る弾
性部材である4組のコイルスプリング53と、径方向規
制部材であるリティニングプレート54と、中間部材5
5と、軸方向規制部材である押さえプレート57とから
構成されている。
ルクコンバータのフロントカバー3からのトルクを機械
的にトルクコンバータのタービン5に伝達するロックア
ップクラッチにおいて、入力された振動を吸収・減衰す
るための機構である。ロックアップダンパー機構50
は、主として、入力側部材であるピストン部材51と、
出力側部材であるドリブン部材52と、大コイルスプリ
ング53a及び小コイルスプリング53bとから成る弾
性部材である4組のコイルスプリング53と、径方向規
制部材であるリティニングプレート54と、中間部材5
5と、軸方向規制部材である押さえプレート57とから
構成されている。
【0019】ピストン部材51は、トルクコンバータ本
体内の油圧を制御することで、フロントカバー3側に接
近あるいはフロントカバー3から離反する部材である。
ピストン部材51は円板状の部材であり、外周筒部51
aと内周筒部51bとを有している。外周筒部51aと
内周筒部51bはトランスミッション側(図2〜4の右
側)に延びている。内周筒部51bはタービン5の内周
部と固定されているタービンハブ(図示せず)の外周面
に相対回転自在にかつ軸方向に移動可能に支持されてい
る。ピストン部材51の外周部の側面には、フロントカ
バー3の摩擦面に対向する位置に円板状の摩擦フェーシ
ング20が固定されている。
体内の油圧を制御することで、フロントカバー3側に接
近あるいはフロントカバー3から離反する部材である。
ピストン部材51は円板状の部材であり、外周筒部51
aと内周筒部51bとを有している。外周筒部51aと
内周筒部51bはトランスミッション側(図2〜4の右
側)に延びている。内周筒部51bはタービン5の内周
部と固定されているタービンハブ(図示せず)の外周面
に相対回転自在にかつ軸方向に移動可能に支持されてい
る。ピストン部材51の外周部の側面には、フロントカ
バー3の摩擦面に対向する位置に円板状の摩擦フェーシ
ング20が固定されている。
【0020】リティニングプレート54は、後述する4
組のコイルスプリング53をピストン部材51側に保持
するための部材である。リティニングプレート54は、
ピストン部材51の外周筒部51aより内側に配置され
ている。リティニングプレート54は、図3に示すよう
な断面弧状の外周曲がり部54aを有している。外周曲
がり部54aの外周面は外周筒部51aの内周面に当接
している。外周曲がり部54aを円周方向に等間隔で4
分割する位置には、内周側に延びる固定部54dが形成
されている。これらの4つの固定部54dは、内周部分
がそれぞれ2つのリベット59によりピストン部材51
に固定されている。また、外周曲がり部54aのトラン
スミッション側の端部からは内周側に入力側支持部54
bが延びており、固定部54dの径方向中間部分からは
トランスミッション側に突出する入力側支持部54cが
形成されている。
組のコイルスプリング53をピストン部材51側に保持
するための部材である。リティニングプレート54は、
ピストン部材51の外周筒部51aより内側に配置され
ている。リティニングプレート54は、図3に示すよう
な断面弧状の外周曲がり部54aを有している。外周曲
がり部54aの外周面は外周筒部51aの内周面に当接
している。外周曲がり部54aを円周方向に等間隔で4
分割する位置には、内周側に延びる固定部54dが形成
されている。これらの4つの固定部54dは、内周部分
がそれぞれ2つのリベット59によりピストン部材51
に固定されている。また、外周曲がり部54aのトラン
スミッション側の端部からは内周側に入力側支持部54
bが延びており、固定部54dの径方向中間部分からは
トランスミッション側に突出する入力側支持部54cが
形成されている。
【0021】ドリブン部材52は環状のプレート部材で
あり、溶接によりタービン5のシェル外周部分に固定さ
れている。ドリブン部材52からは、4本の出力側支持
部52aが図2に示すようにエンジン側に突出してい
る。出力側支持部52aはリティニングプレート54の
入力側支持部54b,54cの径方向の間に配置されて
いる。
あり、溶接によりタービン5のシェル外周部分に固定さ
れている。ドリブン部材52からは、4本の出力側支持
部52aが図2に示すようにエンジン側に突出してい
る。出力側支持部52aはリティニングプレート54の
入力側支持部54b,54cの径方向の間に配置されて
いる。
【0022】コイルスプリング53は、トルク伝達を行
うともに、エンジンの回転変動により生じる微少捩じり
振動やクラッチ連結時のショックによる振動などを吸収
・減衰するための部材である。ここでは、大小2種類の
大コイルスプリング53a,小コイルスプリング53b
によりコイルスプリング53を形成しており、2段階の
ダンパー特性が得られている。大コイルスプリング53
aと小コイルスプリング53bとは、後述する中間部材
55の中間支持部55aを間に介して直列に配置されて
いる。コイルスプリング53の両端、すなわち大コイル
スプリング53aの一端及び小コイルスプリング53b
の一端にはシート部材56が装着されており、このコイ
ルスプリング53の両端は、ドリブン部材52の出力側
支持部52a及びリティニングプレート54の入力側支
持部54b,54cと係止し得る状態に配置される。こ
のように、コイルスプリング53は、リティニングプレ
ート54を介して、ピストン部材51とドリブン部材5
2とを回転方向に弾性的に連結する。
うともに、エンジンの回転変動により生じる微少捩じり
振動やクラッチ連結時のショックによる振動などを吸収
・減衰するための部材である。ここでは、大小2種類の
大コイルスプリング53a,小コイルスプリング53b
によりコイルスプリング53を形成しており、2段階の
ダンパー特性が得られている。大コイルスプリング53
aと小コイルスプリング53bとは、後述する中間部材
55の中間支持部55aを間に介して直列に配置されて
いる。コイルスプリング53の両端、すなわち大コイル
スプリング53aの一端及び小コイルスプリング53b
の一端にはシート部材56が装着されており、このコイ
ルスプリング53の両端は、ドリブン部材52の出力側
支持部52a及びリティニングプレート54の入力側支
持部54b,54cと係止し得る状態に配置される。こ
のように、コイルスプリング53は、リティニングプレ
ート54を介して、ピストン部材51とドリブン部材5
2とを回転方向に弾性的に連結する。
【0023】中間部材55は、4組のコイルスプリング
53の連結部分を径方向に連結することで、この連結部
分が径方向外側に移動するのを規制するための部材であ
る。中間部材55は、図1及び図5に示すように、環状
プレート55bと、円周方向4カ所で環状プレート55
bから外周側に突出する中間支持部55aと、円周方向
8カ所で環状プレート55bに設けられるスプリング内
周支持部55cとから構成されている。環状プレート5
5bは、コイルスプリング53の内周側でリティニング
プレート54とタービン5との軸方向間に、リティニン
グプレート54及びタービン5に対して相対回転自在に
配置されている。中間支持部55aには、円周方向に沿
って大コイルスプリング53a側に延びる挿嵌部55d
と円周方向に沿って小コイルスプリング53b側に延び
る挿嵌部55eとが形成されている。そして、挿嵌部5
5dが大コイルスプリング53aにはまり、挿嵌部55
eが小コイルスプリング53bにはまることにより、大
コイルスプリング53a及び小53bが直列に連結され
る。一方、各中間支持部55aは、環状プレート55b
により径方向に連結されている。したがって、中間支持
部55a及び中間支持部55aに支持される大コイルス
プリング53a及び小コイルスプリング53bの連結部
分は、径方向外側への移動が規制される。スプリング内
周支持部55cは、図4に示すように、各コイルスプリ
ング53a,53bの内周側の部分に当接し、各コイル
スプリング53a,53bの径方向内側への移動を規制
している。
53の連結部分を径方向に連結することで、この連結部
分が径方向外側に移動するのを規制するための部材であ
る。中間部材55は、図1及び図5に示すように、環状
プレート55bと、円周方向4カ所で環状プレート55
bから外周側に突出する中間支持部55aと、円周方向
8カ所で環状プレート55bに設けられるスプリング内
周支持部55cとから構成されている。環状プレート5
5bは、コイルスプリング53の内周側でリティニング
プレート54とタービン5との軸方向間に、リティニン
グプレート54及びタービン5に対して相対回転自在に
配置されている。中間支持部55aには、円周方向に沿
って大コイルスプリング53a側に延びる挿嵌部55d
と円周方向に沿って小コイルスプリング53b側に延び
る挿嵌部55eとが形成されている。そして、挿嵌部5
5dが大コイルスプリング53aにはまり、挿嵌部55
eが小コイルスプリング53bにはまることにより、大
コイルスプリング53a及び小53bが直列に連結され
る。一方、各中間支持部55aは、環状プレート55b
により径方向に連結されている。したがって、中間支持
部55a及び中間支持部55aに支持される大コイルス
プリング53a及び小コイルスプリング53bの連結部
分は、径方向外側への移動が規制される。スプリング内
周支持部55cは、図4に示すように、各コイルスプリ
ング53a,53bの内周側の部分に当接し、各コイル
スプリング53a,53bの径方向内側への移動を規制
している。
【0024】押さえプレート57は、図1及び図2に示
すように、4枚使用されており、中間部材55の環状プ
レート55bをピストン部材51及びリティニングプレ
ート54に対して相対回転自在となるように押さえつ
け、中間部材55の軸方向の移動を規制している。押さ
えプレート57は、図6及び図7に示すように円弧状の
部材で、3カ所の押さえ部57aが形成されており、1
つの第1孔57b及び2つの第2孔57cが設けられて
いる。押さえ部57aは、リティニングプレート54と
の間に中間部材55を保持することによって、中間部材
55の軸方向に対する移動を規制する。なお、押さえプ
レート57は、第1孔57bを貫通するリベット60及
び第2孔57cを貫通するリベット59によってピスト
ン部材51に装着されている。リベット59は、リティ
ニングプレート54をピストン部材51に装着するとと
もに、押さえプレート57をピストン部材51に装着し
ている。
すように、4枚使用されており、中間部材55の環状プ
レート55bをピストン部材51及びリティニングプレ
ート54に対して相対回転自在となるように押さえつ
け、中間部材55の軸方向の移動を規制している。押さ
えプレート57は、図6及び図7に示すように円弧状の
部材で、3カ所の押さえ部57aが形成されており、1
つの第1孔57b及び2つの第2孔57cが設けられて
いる。押さえ部57aは、リティニングプレート54と
の間に中間部材55を保持することによって、中間部材
55の軸方向に対する移動を規制する。なお、押さえプ
レート57は、第1孔57bを貫通するリベット60及
び第2孔57cを貫通するリベット59によってピスト
ン部材51に装着されている。リベット59は、リティ
ニングプレート54をピストン部材51に装着するとと
もに、押さえプレート57をピストン部材51に装着し
ている。
【0025】次に、動作について説明する。ロックアッ
プクラッチ連結中に、フロントカバー3に捩じり振動が
入力されると、ピストン部材51とドリブン部材52と
が周期的に相対回転し、コイルスプリング53が円周方
向に伸縮される。このとき、圧縮されているコイルスプ
リング53は径方向外方に迫り出そうとし、かつ遠心力
により径方向外側に移動しようとする。しかし、コイル
スプリング53の連結部分は、中間部材55の中間支持
部55aに支持され且つこの中間支持部55aが環状プ
レート55bにより径方向に連結されているため、径方
向外側に移動しにくい。その結果、コイルスプリング5
3の連結部分と外周曲がり部54aとの摺動が抑えら
れ、コイルスプリング53と外周曲がり部54aとの間
に発生する摩擦抵抗が小さくなり、ロックアップダンパ
ー特性、特に微小捩り振動の吸収性が向上する。
プクラッチ連結中に、フロントカバー3に捩じり振動が
入力されると、ピストン部材51とドリブン部材52と
が周期的に相対回転し、コイルスプリング53が円周方
向に伸縮される。このとき、圧縮されているコイルスプ
リング53は径方向外方に迫り出そうとし、かつ遠心力
により径方向外側に移動しようとする。しかし、コイル
スプリング53の連結部分は、中間部材55の中間支持
部55aに支持され且つこの中間支持部55aが環状プ
レート55bにより径方向に連結されているため、径方
向外側に移動しにくい。その結果、コイルスプリング5
3の連結部分と外周曲がり部54aとの摺動が抑えら
れ、コイルスプリング53と外周曲がり部54aとの間
に発生する摩擦抵抗が小さくなり、ロックアップダンパ
ー特性、特に微小捩り振動の吸収性が向上する。
【0026】また、本実施形態のロックアップダンパー
機構50では、中間部材55は押さえプレート57及び
リティニングプレート54によって軸方向の移動が規制
されている。したがって、中間部材55及び中間支持部
55aに支持されるコイルスプリング53の連結部分の
ロックアップダンパー機構50における軸方向の位置が
安定する。このため、コイルスプリング53の伸縮の繰
り返し時に、中間部材55やコイルスプリング53の連
結部分の他の部材との干渉や、中間部材55やコイルス
プリング53の連結部分の他の部材との摺動による余分
な摩擦抵抗の発生が抑えられる。このように、本実施形
態では、ロックアップダンパー機構50の特性が安定し
ている。
機構50では、中間部材55は押さえプレート57及び
リティニングプレート54によって軸方向の移動が規制
されている。したがって、中間部材55及び中間支持部
55aに支持されるコイルスプリング53の連結部分の
ロックアップダンパー機構50における軸方向の位置が
安定する。このため、コイルスプリング53の伸縮の繰
り返し時に、中間部材55やコイルスプリング53の連
結部分の他の部材との干渉や、中間部材55やコイルス
プリング53の連結部分の他の部材との摺動による余分
な摩擦抵抗の発生が抑えられる。このように、本実施形
態では、ロックアップダンパー機構50の特性が安定し
ている。
【0027】[第2実施形態]上記第1実施形態で採用
している中間部材55及び押さえプレート57の代わり
に、本実施形態では、中間部材65及び支持部材77を
採用する。他の部材は第1実施形態と同じものを使用す
る。中間部材65は、コイルスプリング53の連結部分
が径方向に移動するのを規制するための部材であり、同
じものが4つ使用される。中間部材65は、図8に示す
ように、弧状プレート65bと、弧状プレート65bか
ら外周側に突出する中間支持部65aとから構成されて
いる。弧状プレート65bは、コイルスプリング53の
内周側でリティニングプレート54とタービン5との軸
方向間に、リティニングプレート54及びタービン5に
対して相対回転自在に配置されている。中間支持部65
aには、円周方向に沿って大コイルスプリング53a側
に延びる挿嵌部65dと円周方向に沿って小コイルスプ
リング53b側に延びる挿嵌部65eとが形成されてい
る。そして、挿嵌部65dが大コイルスプリング53a
にはまり、挿嵌部65eが小コイルスプリング53bに
はまることにより、大コイルスプリング53a及び小コ
イルスプリング53bが直列に連結される。
している中間部材55及び押さえプレート57の代わり
に、本実施形態では、中間部材65及び支持部材77を
採用する。他の部材は第1実施形態と同じものを使用す
る。中間部材65は、コイルスプリング53の連結部分
が径方向に移動するのを規制するための部材であり、同
じものが4つ使用される。中間部材65は、図8に示す
ように、弧状プレート65bと、弧状プレート65bか
ら外周側に突出する中間支持部65aとから構成されて
いる。弧状プレート65bは、コイルスプリング53の
内周側でリティニングプレート54とタービン5との軸
方向間に、リティニングプレート54及びタービン5に
対して相対回転自在に配置されている。中間支持部65
aには、円周方向に沿って大コイルスプリング53a側
に延びる挿嵌部65dと円周方向に沿って小コイルスプ
リング53b側に延びる挿嵌部65eとが形成されてい
る。そして、挿嵌部65dが大コイルスプリング53a
にはまり、挿嵌部65eが小コイルスプリング53bに
はまることにより、大コイルスプリング53a及び小コ
イルスプリング53bが直列に連結される。
【0028】支持部材77は、図8及び図9に示すよう
に、4枚使用されており、中間部材65の弧状プレート
65bをピストン部材51及びリティニングプレート5
4に対してロックアップダンパー機構50の軸に対する
相対回転が自在となるように支持し、かつ中間部材65
の軸方向及び径方向に対する移動を規制している。支持
部材77は、円弧状の部材で、それぞれ2つの支持部7
7aが形成されており、1つの第1孔77b及び2つの
第2孔77cが設けられている。支持部77aは、図9
に示すように、軸方向支持部77d及び径方向支持部7
7e,77fにより構成されている。径方向支持部77
e,77fは、中間部材65の弧状プレート65bの内
周面及び外周面と当接し、あるいは所定の隙間をあけて
対向し、中間部材65の径方向の移動を規制している。
軸方向支持部77dは、弧状プレート65bの出力側側
面と当接し、あるいは所定の隙間をあけて対向し、中間
部材65の軸方向出力側への移動を規制している。一
方、中間部材65の弧状プレート65bの入力側の面は
リティニングプレート54と当接あるいは対向してお
り、これにより中間部材65の軸方向入力側への移動が
規制されている。なお、支持部材77は、第1孔77b
を貫通するリベット60及び第2孔77cを貫通するリ
ベット59によってピストン部材51に装着されてい
る。
に、4枚使用されており、中間部材65の弧状プレート
65bをピストン部材51及びリティニングプレート5
4に対してロックアップダンパー機構50の軸に対する
相対回転が自在となるように支持し、かつ中間部材65
の軸方向及び径方向に対する移動を規制している。支持
部材77は、円弧状の部材で、それぞれ2つの支持部7
7aが形成されており、1つの第1孔77b及び2つの
第2孔77cが設けられている。支持部77aは、図9
に示すように、軸方向支持部77d及び径方向支持部7
7e,77fにより構成されている。径方向支持部77
e,77fは、中間部材65の弧状プレート65bの内
周面及び外周面と当接し、あるいは所定の隙間をあけて
対向し、中間部材65の径方向の移動を規制している。
軸方向支持部77dは、弧状プレート65bの出力側側
面と当接し、あるいは所定の隙間をあけて対向し、中間
部材65の軸方向出力側への移動を規制している。一
方、中間部材65の弧状プレート65bの入力側の面は
リティニングプレート54と当接あるいは対向してお
り、これにより中間部材65の軸方向入力側への移動が
規制されている。なお、支持部材77は、第1孔77b
を貫通するリベット60及び第2孔77cを貫通するリ
ベット59によってピストン部材51に装着されてい
る。
【0029】次に、動作について説明する。ロックアッ
プクラッチ連結中に、フロントカバー3に捩じり振動が
入力されると、ピストン部材51とドリブン部材52と
が周期的に相対回転し、コイルスプリング53が円周方
向に伸縮される。このとき、圧縮されているコイルスプ
リング53は径方向外方に迫り出そうとし、かつ遠心力
により径方向外側に移動しようとする。しかし、コイル
スプリング53の連結部分は、中間部材65の中間支持
部65aに支持され且つこの中間支持部65aが支持部
材77により径方向の移動を規制されているため、径方
向外側に移動しにくい。その結果、コイルスプリング5
3の連結部分と外周曲がり部54aとの摺動が抑えら
れ、コイルスプリング53と外周曲がり部54aとの間
に発生する摩擦抵抗が小さくなり、ロックアップダンパ
ー特性、特に微小捩り振動の吸収性が向上する。
プクラッチ連結中に、フロントカバー3に捩じり振動が
入力されると、ピストン部材51とドリブン部材52と
が周期的に相対回転し、コイルスプリング53が円周方
向に伸縮される。このとき、圧縮されているコイルスプ
リング53は径方向外方に迫り出そうとし、かつ遠心力
により径方向外側に移動しようとする。しかし、コイル
スプリング53の連結部分は、中間部材65の中間支持
部65aに支持され且つこの中間支持部65aが支持部
材77により径方向の移動を規制されているため、径方
向外側に移動しにくい。その結果、コイルスプリング5
3の連結部分と外周曲がり部54aとの摺動が抑えら
れ、コイルスプリング53と外周曲がり部54aとの間
に発生する摩擦抵抗が小さくなり、ロックアップダンパ
ー特性、特に微小捩り振動の吸収性が向上する。
【0030】また、本実施形態のロックアップダンパー
機構50では、中間部材65は支持部材77及びリティ
ニングプレート54によって軸方向の移動も規制されて
いる。したがって、中間部材65及び中間支持部65a
に支持されるコイルスプリング53の連結部分のロック
アップダンパー機構50における軸方向の位置が安定す
る。このため、コイルスプリング53の伸縮の繰り返し
時に、中間部材65やコイルスプリング53の連結部分
の他の部材との干渉や、中間部材65やコイルスプリン
グ53の連結部分の他の部材との摺動による余分な摩擦
抵抗の発生が抑えられる。このように、本実施形態で
は、ロックアップダンパー機構50の特性が安定してい
る。
機構50では、中間部材65は支持部材77及びリティ
ニングプレート54によって軸方向の移動も規制されて
いる。したがって、中間部材65及び中間支持部65a
に支持されるコイルスプリング53の連結部分のロック
アップダンパー機構50における軸方向の位置が安定す
る。このため、コイルスプリング53の伸縮の繰り返し
時に、中間部材65やコイルスプリング53の連結部分
の他の部材との干渉や、中間部材65やコイルスプリン
グ53の連結部分の他の部材との摺動による余分な摩擦
抵抗の発生が抑えられる。このように、本実施形態で
は、ロックアップダンパー機構50の特性が安定してい
る。
【0031】
【発明の効果】本発明では、広い捩り角特性の確保のた
めに中間部材を介して直列に連結された2つ以上の弾性
部材を外周部に配置したダンパー機構において、軸方向
規制部材あるいは支持部材を採用したことにより、中間
部材を含む弾性部材の連結部分の移動が規制され、ダン
パー特性が安定する。
めに中間部材を介して直列に連結された2つ以上の弾性
部材を外周部に配置したダンパー機構において、軸方向
規制部材あるいは支持部材を採用したことにより、中間
部材を含む弾性部材の連結部分の移動が規制され、ダン
パー特性が安定する。
【図1】本発明の一実施形態としてのロックアップダン
パー機構の一部切欠き平面図。
パー機構の一部切欠き平面図。
【図2】図1のII−II矢視部分断面図。
【図3】図1のIII −III 矢視部分断面図。
【図4】図1のIV−IV矢視部分断面図。
【図5】中間部材の平面図。
【図6】押さえプレートの平面図。
【図7】押さえプレートの側面図。
【図8】第2実施形態の中間部材及び支持部材の平面
図。
図。
【図9】図8のIX−IX矢視部分断面図。
3 フロントカバー(入力側回転体) 5 タービン(出力側回転体) 50 ロックアップダンパー機構 51 ピストン部材(入力側部材) 52 ドリブン部材(出力側部材) 53 コイルスプリング(弾性部材) 53a 大コイルスプリング 53b 小コイルスプリング 54 リティニングプレート(径方向規制部
材) 55 ,65 中間部材 55a,65a 中間支持部 55b,65b 連結部 57 押さえプレート(軸方向規制部材) 77 支持部材 77a 支持部
材) 55 ,65 中間部材 55a,65a 中間支持部 55b,65b 連結部 57 押さえプレート(軸方向規制部材) 77 支持部材 77a 支持部
Claims (6)
- 【請求項1】入力側回転体から出力側回転体にトルクを
伝達しつつ、前記入力側回転体から前記出力側回転体に
伝わる振動を減衰するダンパー機構であって、 前記入力側回転体に連結される入力側部材と、 前記出力側回転体に連結される出力側部材と、 外周部に配置され、回転方向に対して前記入力側部材と
前記出力側部材とを弾性的に連結する、直列に配置され
た少なくとも2つの弾性部材と、 隣接する前記弾性部材間に配置され隣接する前記弾性部
材の端部を支持する中間支持部と、前記中間支持部の径
方向外側への移動を規制する環状の連結部とを有し、前
記入力側部材及び前記出力側部材に対して相対回転可能
な中間部材と、 前記中間部材が前記ダンパー機構の軸方向に移動するこ
とを規制する軸方向規制部材と、を備えたダンパー機
構。 - 【請求項2】前記軸方向規制部材は前記入力側部材ある
いは前記出力側部材に固定されている、請求項1に記載
のダンパー機構。 - 【請求項3】入力側回転体から出力側回転体にトルクを
伝達しつつ、前記入力側回転体から前記出力側回転体に
伝わる振動を減衰するダンパー機構であって、 前記入力側回転体に連結される入力側部材と、 前記出力側回転体に連結される出力側部材と、 外周部に配置され、回転方向に対して前記入力側部材と
前記出力側部材とを弾性的に連結する、直列に配置され
た少なくとも2つの弾性部材と、 隣接する前記弾性部材間に配置され隣接する前記弾性部
材の端部を支持する中間支持部を有し、前記入力側部材
及び前記出力側部材に対して相対移動可能な中間部材
と、 前記中間部材が前記入力側部材及び前記出力側部材に対
して回転方向に相対移動可能なように前記中間部材を支
持しつつ、前記中間部材が前記ダンパー機構の軸方向に
移動すること及び前記中間部材が径方向に移動すること
を規制する支持部材と、を備えたダンパー機構。 - 【請求項4】前記支持部材は前記入力側部材あるいは前
記出力側部材に固定されている、請求項3に記載のダン
パー機構。 - 【請求項5】複数の前記弾性部材のうち少なくとも1つ
は他の前記弾性部材の剛性と異なった剛性を有してい
る、請求項1から4のいずれかに記載のダンパー機構。 - 【請求項6】前記ダンパー機構は、トルクコンバータの
ロックアップクラッチに含まれるロックアップダンパー
機構であり、 前記入力側部材あるいは前記出力側部材は、外周部に、
前記弾性部材の少なくとも径方向外側への移動を規制す
る径方向規制部材を有している、請求項1から5のいず
れかに記載のダンパー機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32697896A JP3558475B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | ダンパー機構 |
KR1019970066404A KR19980063853A (ko) | 1996-12-06 | 1997-12-05 | 토크컨버터용 록업댐퍼 |
DE19754070A DE19754070C2 (de) | 1996-12-06 | 1997-12-05 | Überbrückungsdämpfer für einen Drehmomentwandler |
US08/985,778 US5984065A (en) | 1996-12-06 | 1997-12-05 | Lockup damper for torque converter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32697896A JP3558475B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | ダンパー機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169714A true JPH10169714A (ja) | 1998-06-26 |
JP3558475B2 JP3558475B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=18193937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32697896A Expired - Fee Related JP3558475B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | ダンパー機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3558475B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232006A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Aisin Aw Industries Co Ltd | トルクコンバータのロックアップダンパ装置 |
JP2008106855A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Aisin Aw Industries Co Ltd | ロックアップダンパ及びダンパスプリング間に介在する中間支持部 |
JP2009068707A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | トーショナルバイブレーションダンパ |
CN103322121A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-09-25 | 长城汽车股份有限公司 | 双质量飞轮和具有其的汽车 |
CN105593569A (zh) * | 2013-11-28 | 2016-05-18 | 株式会社F.C.C. | 锁定装置以及变矩器 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32697896A patent/JP3558475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232006A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Aisin Aw Industries Co Ltd | トルクコンバータのロックアップダンパ装置 |
JP2008106855A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Aisin Aw Industries Co Ltd | ロックアップダンパ及びダンパスプリング間に介在する中間支持部 |
JP2009068707A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | トーショナルバイブレーションダンパ |
CN103322121A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-09-25 | 长城汽车股份有限公司 | 双质量飞轮和具有其的汽车 |
CN105593569A (zh) * | 2013-11-28 | 2016-05-18 | 株式会社F.C.C. | 锁定装置以及变矩器 |
US10876611B2 (en) | 2013-11-28 | 2020-12-29 | Kabushiki Kaisha F.C.C. | Lock-up device and torque converter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3558475B2 (ja) | 2004-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6050388B2 (ja) | ダンパ装置および発進装置 | |
JP6082771B2 (ja) | 流体伝動装置 | |
CN110056632B (zh) | 液力变矩器的锁定装置 | |
JPH10141472A (ja) | ダンパー機構 | |
US5868228A (en) | Lockup clutch for a torque converter having a spring retainer | |
JP6197738B2 (ja) | 発進装置 | |
US5682972A (en) | Torsional vibration dampening device | |
KR19980063853A (ko) | 토크컨버터용 록업댐퍼 | |
JP3558475B2 (ja) | ダンパー機構 | |
JPH10318332A (ja) | ダンパー組立体 | |
JP4006044B2 (ja) | トルクコンバータのロックアップクラッチ | |
JPH10169715A (ja) | ダンパー機構 | |
US6923305B2 (en) | Clutch driven disk with predamper | |
JP6425593B2 (ja) | 動吸振装置、及び流体継手 | |
JPH10159938A (ja) | トルクコンバータのロックアップダンパー及びダンパー機構 | |
JP3638400B2 (ja) | トルクコンバータのロックアップダンパー | |
US20170328444A1 (en) | Dynamic vibration absorbing device | |
KR101763415B1 (ko) | 차량용 토크 컨버터 | |
JP3593435B2 (ja) | トルクコンバータのロックアップダンパー | |
JP4125702B2 (ja) | ダンパー機構 | |
JP2020200945A (ja) | トルクダンパ装置 | |
JPH10238612A (ja) | トルクコンバータのロックアップダンパー | |
JP2001295912A (ja) | トルクコンバータのロックアップダンパー | |
JP6287763B2 (ja) | 発進装置 | |
JP6587388B2 (ja) | 自動車用の動吸振装置、及びトルクコンバータのロックアップ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040518 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |