JPH10166484A - 面光源素子及び窓 - Google Patents
面光源素子及び窓Info
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- JPH10166484A JPH10166484A JP8336009A JP33600996A JPH10166484A JP H10166484 A JPH10166484 A JP H10166484A JP 8336009 A JP8336009 A JP 8336009A JP 33600996 A JP33600996 A JP 33600996A JP H10166484 A JPH10166484 A JP H10166484A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
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- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塵埃や異物が付着し難く傷が付き難くて、光
の進行方向を変える効果が大きい光変向シ−トを提供す
る。 【解決手段】 導光体の裏面に反射材を設置し、導光体
の少なくとも一方の端面(yz面)に光源を設置し、導
光体からの出射光を法線方向に変化させる機能を有する
光変向シ−トを導光体表面に設置した面光源素子におい
て、光変向シ−トとして、3層構造の樹脂シ−トであっ
て、隣接する樹脂の屈折率が異なり、シ−トの厚み方向
をy、幅方向をxとするときにxy断面の樹脂層境界の
少なくとも一方の境界に凹凸形状が形成され、そのピッ
チPと高さhの比h/pの値が1.5以上10以下である樹
脂シ−トを用いた面光源素子。窓ガラス、これを保持す
る窓枠、及び窓ガラスの内側または外側に前記樹脂シ−
トが配置された窓。
の進行方向を変える効果が大きい光変向シ−トを提供す
る。 【解決手段】 導光体の裏面に反射材を設置し、導光体
の少なくとも一方の端面(yz面)に光源を設置し、導
光体からの出射光を法線方向に変化させる機能を有する
光変向シ−トを導光体表面に設置した面光源素子におい
て、光変向シ−トとして、3層構造の樹脂シ−トであっ
て、隣接する樹脂の屈折率が異なり、シ−トの厚み方向
をy、幅方向をxとするときにxy断面の樹脂層境界の
少なくとも一方の境界に凹凸形状が形成され、そのピッ
チPと高さhの比h/pの値が1.5以上10以下である樹
脂シ−トを用いた面光源素子。窓ガラス、これを保持す
る窓枠、及び窓ガラスの内側または外側に前記樹脂シ−
トが配置された窓。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の進行方向を変
更可能なシート(以下「光変向シ−ト」という)を用い
た面光源素子及び窓に関する。
更可能なシート(以下「光変向シ−ト」という)を用い
た面光源素子及び窓に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液晶表
示装置、看板、大型看板等に使用される背面光源装置の
導光体から出射する光を観察者の方向に向ける用途や建
築物への日照をコントロ−ルする等の用途に使用される
光変向シ−トとしては、シ−ト表面に凹凸をつけたプリ
ズムシートが知られている。しかし、プリズムシートは
その凹凸面に埃が溜まり易く傷が付き易い点が問題であ
る。
示装置、看板、大型看板等に使用される背面光源装置の
導光体から出射する光を観察者の方向に向ける用途や建
築物への日照をコントロ−ルする等の用途に使用される
光変向シ−トとしては、シ−ト表面に凹凸をつけたプリ
ズムシートが知られている。しかし、プリズムシートは
その凹凸面に埃が溜まり易く傷が付き易い点が問題であ
る。
【0003】この問題を解決するものとして特開平7-31
8709号公報は、2種の樹脂から製造しその境界面に凹凸
をつけたシ−トを開示している。しかし、通常この構造
のものは、2つの樹脂の吸水性が異なるために、反りや
すいという欠点がある。また、この公開特許公報の実施
例に示されているような、境界面の頂角が90度程度の
三角形状である場合、光の進行方向を変化させる効果は
十分でない。
8709号公報は、2種の樹脂から製造しその境界面に凹凸
をつけたシ−トを開示している。しかし、通常この構造
のものは、2つの樹脂の吸水性が異なるために、反りや
すいという欠点がある。また、この公開特許公報の実施
例に示されているような、境界面の頂角が90度程度の
三角形状である場合、光の進行方向を変化させる効果は
十分でない。
【0004】一方、特開平3-256735号公報は、凹凸のあ
るシ−トをその間に空気層を残して接着した3層構造の
シ−トについて開示している。しかし、これは化粧材と
して使用するものであり、これを光変向シ−トとして使
用する例は知られていない。
るシ−トをその間に空気層を残して接着した3層構造の
シ−トについて開示している。しかし、これは化粧材と
して使用するものであり、これを光変向シ−トとして使
用する例は知られていない。
【0005】本発明の目的は、塵埃や異物が付着し難く
傷が付き難くて、光の進行方向を変える効果が大きい光
変向シ−トを提供することにある。
傷が付き難くて、光の進行方向を変える効果が大きい光
変向シ−トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、透明な
樹脂からなる導光体の裏面に反射材を設置し、導光体の
x方向の少なくとも一方の端面(yz面)に光源を設置
し、導光体の表面から出射された光を、導光体の法線方
向に変化させる機能を有する光変向シ−トを導光体表面
に設置した面光源素子において、光変向シ−トとして、
透明な樹脂層aと透明な樹脂層bによって透明な樹脂層
cが挟まれた積層構造を有する外表面が平滑な樹脂シ−
トであって、隣接する樹脂層の樹脂の屈折率が異なり、
シ−トの厚み方向をy、幅方向をxとするときにxy断
面の樹脂層境界の少なくとも一方の境界に凹凸形状が形
成され、この凹凸形状のピッチPと高さhの比h/pの値が
1.5以上10以下である樹脂シ−トを用いた面光源素
子にある。
樹脂からなる導光体の裏面に反射材を設置し、導光体の
x方向の少なくとも一方の端面(yz面)に光源を設置
し、導光体の表面から出射された光を、導光体の法線方
向に変化させる機能を有する光変向シ−トを導光体表面
に設置した面光源素子において、光変向シ−トとして、
透明な樹脂層aと透明な樹脂層bによって透明な樹脂層
cが挟まれた積層構造を有する外表面が平滑な樹脂シ−
トであって、隣接する樹脂層の樹脂の屈折率が異なり、
シ−トの厚み方向をy、幅方向をxとするときにxy断
面の樹脂層境界の少なくとも一方の境界に凹凸形状が形
成され、この凹凸形状のピッチPと高さhの比h/pの値が
1.5以上10以下である樹脂シ−トを用いた面光源素
子にある。
【0007】また本発明の要旨は、窓ガラス、これを保
持する窓枠、及び窓ガラスの内側または外側に樹脂シ−
トが配置された窓であって、樹脂シートとして前記樹脂
シートを用いた窓にある。
持する窓枠、及び窓ガラスの内側または外側に樹脂シ−
トが配置された窓であって、樹脂シートとして前記樹脂
シートを用いた窓にある。
【0008】3層構造の樹脂シートにおいて、x方向、
y方向、z方向はそれぞれ直交する3軸方向であり、y
は厚み方向、xは幅方向であって、凹凸形状はxy断面
に形成されている。ピッチpは、xy断面に現れるの樹
脂層境界面の凹凸形状のうちの一単位分の凹凸の幅であ
る。また幅hは、一単位分の凹凸の高さである。
y方向、z方向はそれぞれ直交する3軸方向であり、y
は厚み方向、xは幅方向であって、凹凸形状はxy断面
に形成されている。ピッチpは、xy断面に現れるの樹
脂層境界面の凹凸形状のうちの一単位分の凹凸の幅であ
る。また幅hは、一単位分の凹凸の高さである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1〜図4は各樹脂シートのxy断面における凹凸
状態を示すものであり、境界面は折れ線状、鋸刃状、半
円状、半楕円状、波形状、n次の放物線状または1/n次の
放物線状等の形状をとることができる。これらの中で
も、折れ線状、鋸刃状等略直線状のものは、光を拡散す
ることなく進行方向のみを変化させるので好ましい形状
である。
る。図1〜図4は各樹脂シートのxy断面における凹凸
状態を示すものであり、境界面は折れ線状、鋸刃状、半
円状、半楕円状、波形状、n次の放物線状または1/n次の
放物線状等の形状をとることができる。これらの中で
も、折れ線状、鋸刃状等略直線状のものは、光を拡散す
ることなく進行方向のみを変化させるので好ましい形状
である。
【0010】樹脂シ−トの光変向シ−トとしての効果、
即ち光の進行方向を変化させる度合いは、h/pの値に大
きく影響される。x方向の凹凸形状のピッチ pと高さh
が共に一定である場合は、h/pの値は1.5以上10以
下であることが好ましい。
即ち光の進行方向を変化させる度合いは、h/pの値に大
きく影響される。x方向の凹凸形状のピッチ pと高さh
が共に一定である場合は、h/pの値は1.5以上10以
下であることが好ましい。
【0011】樹脂シートを構成する各樹脂層に使用され
る樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル
系樹脂、非晶質ポリオレフィン、ポリアミド、これらの
共重合体樹脂、ブレンド樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げる
ことができる。
る樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル
系樹脂、非晶質ポリオレフィン、ポリアミド、これらの
共重合体樹脂、ブレンド樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げる
ことができる。
【0012】隣接する樹脂層の各樹脂の屈折率差は0.
1以上0.3以下であることが好ましい。屈折率差が小
さすぎると光の方向を曲げる作用が弱くなる。一方、屈
折率差が大きすぎると特殊な樹脂を使うことが必要とな
りコストが高くなる。好ましい樹脂の組み合わせとし
て、ポリカ−ボネ−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、
ポリスチレン又はポリエチレン等と、ポリメチルメタク
リレ−トとの組み合わせが挙げられる。尚、隣接する樹
脂の密着性等を考慮して樹脂を選定することが好まし
い。
1以上0.3以下であることが好ましい。屈折率差が小
さすぎると光の方向を曲げる作用が弱くなる。一方、屈
折率差が大きすぎると特殊な樹脂を使うことが必要とな
りコストが高くなる。好ましい樹脂の組み合わせとし
て、ポリカ−ボネ−ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、
ポリスチレン又はポリエチレン等と、ポリメチルメタク
リレ−トとの組み合わせが挙げられる。尚、隣接する樹
脂の密着性等を考慮して樹脂を選定することが好まし
い。
【0013】3層構造の樹脂シートの両表面の樹脂aと
樹脂bは同一の樹脂とすることもでき、又異なる樹脂と
することもできる。但し、シートの反りの防止を考慮す
ると、同一の樹脂または吸水性が同程度の樹脂を使用す
ることが望ましい。
樹脂bは同一の樹脂とすることもでき、又異なる樹脂と
することもできる。但し、シートの反りの防止を考慮す
ると、同一の樹脂または吸水性が同程度の樹脂を使用す
ることが望ましい。
【0014】本発明の樹脂シートは、例えば溶融押出機
を用いて、樹脂a、樹脂bと樹脂cが積層されるように
共押し出しする方法によって製造することができる。ま
た、本発明の樹脂シ−トは、それぞれ一方の面に凹凸形
状を形成した樹脂aのシート及び樹脂bのシートを、そ
れらの各凹凸面を所定間隔をもって対向させその間に他
の樹脂cの原料(単量体等)を流し込んだ後、それを重
合させることによって製造することができる。
を用いて、樹脂a、樹脂bと樹脂cが積層されるように
共押し出しする方法によって製造することができる。ま
た、本発明の樹脂シ−トは、それぞれ一方の面に凹凸形
状を形成した樹脂aのシート及び樹脂bのシートを、そ
れらの各凹凸面を所定間隔をもって対向させその間に他
の樹脂cの原料(単量体等)を流し込んだ後、それを重
合させることによって製造することができる。
【0015】次に、本発明の面光源素子について説明す
る。本発明の樹脂シ−トは、光の進行方向を変える作用
が大きいので光変向シ−トとして用いることができる。
る。本発明の樹脂シ−トは、光の進行方向を変える作用
が大きいので光変向シ−トとして用いることができる。
【0016】本発明の面光源素子においては、図5に示
すように光源3として蛍光灯等の線状の光源が用いられ
る。この光源は導光体1の端面に設置される。導光体の
上には光変向シ−ト4が設置される。
すように光源3として蛍光灯等の線状の光源が用いられ
る。この光源は導光体1の端面に設置される。導光体の
上には光変向シ−ト4が設置される。
【0017】導光体は透明な樹脂からなり、端面から入
射した光を面方向に出射する機能を有する。このような
導光体としては、例えば、表面にドット印刷や粗面加工
が施されたものがある。通常、導光体から出射する光
は、その最大強度を示す方向が、表面法線に対して斜め
方向にあることが多い。この光の向きを観察者が位置す
る法線方向に変角させるために光変向シ−トが用いられ
る。
射した光を面方向に出射する機能を有する。このような
導光体としては、例えば、表面にドット印刷や粗面加工
が施されたものがある。通常、導光体から出射する光
は、その最大強度を示す方向が、表面法線に対して斜め
方向にあることが多い。この光の向きを観察者が位置す
る法線方向に変角させるために光変向シ−トが用いられ
る。
【0018】本発明の面光源素子における光変向シ−ト
の好ましい使用方法を以下に述べる。導光体面上に光変
向シ−トは一枚または二枚載せられる。光変向シ−トを
一枚載せる場合は、光変向シ−トの角度は、シ−トのx
方向が線光源に対して0から20度の範囲になるように
載置する。角度がこれより大きくなると光を変角する作
用が弱くなる。シ−トを二枚載せる場合は、1枚目のシ
−トを前記条件で載置し、2枚目のシ−トのx方向が1
枚目のx方向に対して、0から90度の範囲で傾くよう
に載せる。このときの傾きは90度であることが好まし
い。
の好ましい使用方法を以下に述べる。導光体面上に光変
向シ−トは一枚または二枚載せられる。光変向シ−トを
一枚載せる場合は、光変向シ−トの角度は、シ−トのx
方向が線光源に対して0から20度の範囲になるように
載置する。角度がこれより大きくなると光を変角する作
用が弱くなる。シ−トを二枚載せる場合は、1枚目のシ
−トを前記条件で載置し、2枚目のシ−トのx方向が1
枚目のx方向に対して、0から90度の範囲で傾くよう
に載せる。このときの傾きは90度であることが好まし
い。
【0019】導光体と光変向シ−トの間には、導光体の
ドット印刷の目隠しのために拡散シ−トを設置すること
ができる。拡散シ−トとしては、樹脂シ−ト上に細かい
凹凸形状をつけたものや微粒子を含む塗料を印刷したも
のが挙げられる。
ドット印刷の目隠しのために拡散シ−トを設置すること
ができる。拡散シ−トとしては、樹脂シ−ト上に細かい
凹凸形状をつけたものや微粒子を含む塗料を印刷したも
のが挙げられる。
【0020】次に光変向シ−トを窓材として用いる場合
の好ましい使用方法を図6を用いて説明する。窓ガラス
7は窓枠8で固定され、窓の内側または外側に光変向シ
−ト9が設置される。これによって室内に差し込む太陽
10の光の方向を変化させることができる。
の好ましい使用方法を図6を用いて説明する。窓ガラス
7は窓枠8で固定され、窓の内側または外側に光変向シ
−ト9が設置される。これによって室内に差し込む太陽
10の光の方向を変化させることができる。
【0021】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。尚、光学的な評価は以下の通りである。
る。尚、光学的な評価は以下の通りである。
【0022】(1)光変向機能の測定 図7に示すように光変向シ−トのxz面の法線方向に対
して、xy面内で30度傾いた方向から、平行光を光変
向シ−トに入射する。シ−トの光源の反対側に設置した
検出器をxy面内で動かし、出射光強度が最大になる角
度を検出する。
して、xy面内で30度傾いた方向から、平行光を光変
向シ−トに入射する。シ−トの光源の反対側に設置した
検出器をxy面内で動かし、出射光強度が最大になる角
度を検出する。
【0023】(2)法線方向輝度の測定 図8に示すように、面光源素子の光出射面のz方向の中
央部の幅20mmの部分を測定領域とした。光入射面か
らx方向に初めの5mmを除外して、20mm角の正方
形に区分し、これを領域1、2、3、・・・、nとする。
導光体のx方向の一方の端面(yz面)に設置した冷陰
極管 (KC130T4E 4mmφ×130mm、松下電
器(株)製)をインバ−タ−(TDK(株)製CXA-
M10L)を介して直流電源に接続し、DC12Vを印加し
て点灯させる。
央部の幅20mmの部分を測定領域とした。光入射面か
らx方向に初めの5mmを除外して、20mm角の正方
形に区分し、これを領域1、2、3、・・・、nとする。
導光体のx方向の一方の端面(yz面)に設置した冷陰
極管 (KC130T4E 4mmφ×130mm、松下電
器(株)製)をインバ−タ−(TDK(株)製CXA-
M10L)を介して直流電源に接続し、DC12Vを印加し
て点灯させる。
【0024】面光源素子を測定台に載置する。次に、測
定領域1の中央部を通る、xz面の法線方向に輝度計
(ミノルタ(株)製nt-1°)の光軸を一致させる。さら
に、輝度計の測定円が8〜9mmφになるように面光源素
子からの距離をとって、輝度計を固定する。
定領域1の中央部を通る、xz面の法線方向に輝度計
(ミノルタ(株)製nt-1°)の光軸を一致させる。さら
に、輝度計の測定円が8〜9mmφになるように面光源素
子からの距離をとって、輝度計を固定する。
【0025】この状態で、測定領域1の法線輝度を測定
し、この値をG1とする。面光源素子をx方向に20mm
移動し、領域2の法線輝度値を測定し、この値をG2と
する。この操作を繰り返して、全領域G1〜Gnについて
法線輝度値を測定し、その平均値を、面光源素子の平均
輝度とする。
し、この値をG1とする。面光源素子をx方向に20mm
移動し、領域2の法線輝度値を測定し、この値をG2と
する。この操作を繰り返して、全領域G1〜Gnについて
法線輝度値を測定し、その平均値を、面光源素子の平均
輝度とする。
【0026】参考例1 樹脂a及び樹脂bとしてポリカーボネート(三菱瓦斯化
学(株)製ユーピロンH−3000)用い、樹脂cとし
てポリメチルメタクリレート(三菱レイヨン(株)製ア
クリペットVH)を用いた。
学(株)製ユーピロンH−3000)用い、樹脂cとし
てポリメチルメタクリレート(三菱レイヨン(株)製ア
クリペットVH)を用いた。
【0027】表面に凹凸形状を持つ金型と表面が平滑な
金型の間に樹脂bを挟み、熱プレスによって形状を転写
してシ−ト1を製造した。また表面が平滑な金型2枚の
間に樹脂aを挟み、熱プレスによって両面が平滑なシ−
ト2を製造した。
金型の間に樹脂bを挟み、熱プレスによって形状を転写
してシ−ト1を製造した。また表面が平滑な金型2枚の
間に樹脂aを挟み、熱プレスによって両面が平滑なシ−
ト2を製造した。
【0028】次に、シ−ト1の凹凸面とシ−ト2の間に
樹脂cを挟み、熱プレスして3層構造の樹脂シ−トを得
た(図1)。得られたシ−トは、外表面が平滑で反りが
無く、外観及び光透過率が良好であった。樹脂層bと樹
脂層cとの凹凸界面のpは0.15mm、h/pは8.
0であった。
樹脂cを挟み、熱プレスして3層構造の樹脂シ−トを得
た(図1)。得られたシ−トは、外表面が平滑で反りが
無く、外観及び光透過率が良好であった。樹脂層bと樹
脂層cとの凹凸界面のpは0.15mm、h/pは8.
0であった。
【0029】図7に示すように、この樹脂シ−トの樹脂
層b側を光源に向け、xz面の法線から30度傾いた方
向から光を入射させたところ、出射光強度が最大になる
角度は2度であった。
層b側を光源に向け、xz面の法線から30度傾いた方
向から光を入射させたところ、出射光強度が最大になる
角度は2度であった。
【0030】実施例1 これは小型面光源素子の実施例である。厚み3mm、幅
100mm、長さ105mmのアクリル樹脂板の裏面に
酸化チタン粒子を含んだ白色塗料を用いて、斑点パタ−
ンをスクリ−ン印刷によって形成して、これを導光体と
した。
100mm、長さ105mmのアクリル樹脂板の裏面に
酸化チタン粒子を含んだ白色塗料を用いて、斑点パタ−
ンをスクリ−ン印刷によって形成して、これを導光体と
した。
【0031】導光体の長さ方向の2つのxy端面と一つ
のyz端面に銀蒸着したPET(ポリエチレンテレフタレ
−ト)粘着材で貼り付け、導光体の裏面に銀蒸着したPE
Tフィルムをテ−プ止めして反射面を形成した。さらに
導光体の他の一つのyz面の脇に冷陰極管を設置した。
のyz端面に銀蒸着したPET(ポリエチレンテレフタレ
−ト)粘着材で貼り付け、導光体の裏面に銀蒸着したPE
Tフィルムをテ−プ止めして反射面を形成した。さらに
導光体の他の一つのyz面の脇に冷陰極管を設置した。
【0032】一方、参考例1のシ−トを100mm
(x)、105mm(z)に切断して、光変向シ− ト
とした。上記導光体のyz面上に、光変向シ−トを樹脂
層b側を導光体面に向けて、導光体のz方向と光変向シ
−トのz方向を一致させて設置した。 このようにして
製造した小型面光源素子の輝度を測定したところ平均輝
度は3300cd/m2であった。
(x)、105mm(z)に切断して、光変向シ− ト
とした。上記導光体のyz面上に、光変向シ−トを樹脂
層b側を導光体面に向けて、導光体のz方向と光変向シ
−トのz方向を一致させて設置した。 このようにして
製造した小型面光源素子の輝度を測定したところ平均輝
度は3300cd/m2であった。
【0033】実施例2 これは窓の実施例である。参考例1のシ−トを1900
mm(x)、1500mm(z)に切断して光変向シ−
トとした。この光変向シ−トをそれと同サイズの窓ガ
ラスの内側に、樹脂層b側が屋外になるように、かつシ
−トのZ軸が水平になるようにして設置した。このシ−
トにより室内に入る西日を防ぐことができた。
mm(x)、1500mm(z)に切断して光変向シ−
トとした。この光変向シ−トをそれと同サイズの窓ガ
ラスの内側に、樹脂層b側が屋外になるように、かつシ
−トのZ軸が水平になるようにして設置した。このシ−
トにより室内に入る西日を防ぐことができた。
【0034】比較例1 PETフィルム上に屈折率1.53のアクリル系紫外線硬化樹
脂で、頂角90度、ピッチ50μmの柱状プリズム単位
を、互いの長手方向が平行になるように多数形成してプ
リズムシ−トを製造した。参考例1と同様にこのシ−ト
の光変向機能を測定したところ、出射光強度が最大にな
る角度は0度であった。
脂で、頂角90度、ピッチ50μmの柱状プリズム単位
を、互いの長手方向が平行になるように多数形成してプ
リズムシ−トを製造した。参考例1と同様にこのシ−ト
の光変向機能を測定したところ、出射光強度が最大にな
る角度は0度であった。
【0035】次にこの光変向シ−トを、プリズムの長手
方向と、導光体のz軸が平行に、プリズム面が上向きに
なるようにして、実施例1と同様の導光体上に設置して
面光源素子を製造し、輝度を測定したところ平均輝度は
3350cd/m2であった。この面光源素子は光変向
シ−トが傷つきやすかった。
方向と、導光体のz軸が平行に、プリズム面が上向きに
なるようにして、実施例1と同様の導光体上に設置して
面光源素子を製造し、輝度を測定したところ平均輝度は
3350cd/m2であった。この面光源素子は光変向
シ−トが傷つきやすかった。
【0036】
【発明の効果】本発明の面光源素子は光の方向を効率的
に変更させることが出来、塵埃や異物が付着し難く傷も
付き難い。また本発明の窓は太陽光の遮光効果が優れて
いる。
に変更させることが出来、塵埃や異物が付着し難く傷も
付き難い。また本発明の窓は太陽光の遮光効果が優れて
いる。
【図1】樹脂シートのxy断面における凹凸状態を示す
図である。
図である。
【図2】樹脂シートのxy断面における凹凸状態を示す
図である。
図である。
【図3】樹脂シートのxy断面における凹凸状態を示す
図である。
図である。
【図4】樹脂シートのxy断面における凹凸状態を示す
図である。
図である。
【図5】面光源素子の斜視図である。
【図6】窓の斜視図である。
【図7】光変向シ−トの評価方法を示す図である。
【図8】面光源素子の評価方法を示す図である。
1 導光体 2 反射材 3 蛍光管 4 光変向シ−ト 5 面光源素子 6 輝度計 7 窓ガラス 8 窓枠 9 光変向シ−ト 11 光源 12 光変向シ−ト 13 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 雅春 神奈川県川崎市多摩区登戸3816番地 三菱 レイヨン株式会社東京技術・情報センタ− 内
Claims (2)
- 【請求項1】 透明な樹脂からなる導光体の裏面に反射
材を設置し、導光体のx方向の少なくとも一方の端面
(yz面)に光源を設置し、導光体の表面から出射され
た光を、導光体の法線方向に変化させる機能を有する光
変向シ−トを導光体表面に設置した面光源素子におい
て、光変向シ−トとして、透明な樹脂層aと透明な樹脂
層bによって透明な樹脂層cが挟まれた積層構造を有す
る外表面が平滑な樹脂シ−トであって、隣接する樹脂層
の樹脂の屈折率が異なり、シ−トの厚み方向をy、幅方
向をxとするときにxy断面の樹脂層境界の少なくとも
一方の境界に凹凸形状が形成され、この凹凸形状のピッ
チPと高さhの比h/pの値が1.5以上10以下である樹
脂シ−トを用いた面光源素子。 - 【請求項2】 窓ガラス、これを保持する窓枠、及び窓
ガラスの内側または外側に樹脂シ−トが配置された窓で
あって、樹脂シートとして請求項1に記載の樹脂シート
を用いた窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8336009A JPH10166484A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 面光源素子及び窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8336009A JPH10166484A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 面光源素子及び窓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166484A true JPH10166484A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18294757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8336009A Pending JPH10166484A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 面光源素子及び窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10166484A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002214411A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Fujitsu Ltd | 光学シート及び照明装置及び光学部材 |
JP2002350615A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Enplas Corp | 拡散部材組立体、面光源装置及び画像表示装置 |
JPWO2005124399A1 (ja) * | 2004-06-18 | 2008-04-10 | 東レ株式会社 | 異方拡散フィルム |
JP2010533893A (ja) * | 2007-07-17 | 2010-10-28 | クリー エル イー ディー ライティング ソリューションズ インコーポレイテッド | 内部光学機能を備えた光学素子およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8336009A patent/JPH10166484A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002214411A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Fujitsu Ltd | 光学シート及び照明装置及び光学部材 |
JP4597390B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2010-12-15 | シャープ株式会社 | 光学シート、照明装置及び液晶表示装置 |
JP2002350615A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Enplas Corp | 拡散部材組立体、面光源装置及び画像表示装置 |
JP4640897B2 (ja) * | 2001-05-23 | 2011-03-02 | 株式会社エンプラス | 拡散部材組立体、面光源装置及び画像表示装置 |
JPWO2005124399A1 (ja) * | 2004-06-18 | 2008-04-10 | 東レ株式会社 | 異方拡散フィルム |
JP4793263B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2011-10-12 | 東レ株式会社 | 直下型バックライト |
JP2010533893A (ja) * | 2007-07-17 | 2010-10-28 | クリー エル イー ディー ライティング ソリューションズ インコーポレイテッド | 内部光学機能を備えた光学素子およびその製造方法 |
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