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JPH10166092A - 構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置 - Google Patents

構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置

Info

Publication number
JPH10166092A
JPH10166092A JP33900096A JP33900096A JPH10166092A JP H10166092 A JPH10166092 A JP H10166092A JP 33900096 A JP33900096 A JP 33900096A JP 33900096 A JP33900096 A JP 33900096A JP H10166092 A JPH10166092 A JP H10166092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
support
lifting frame
frame
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33900096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kawaguchi
謙治 川口
Tomoo Mimura
友男 三村
Toshio Yamazaki
敏夫 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Kumagai Technos Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Kumagai Technos Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd, Kumagai Technos Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP33900096A priority Critical patent/JPH10166092A/ja
Publication of JPH10166092A publication Critical patent/JPH10166092A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造にすることができ、部品点数を減
らすことができる、構造物の支柱に線条材を巻つける装
置を提供すること。 【解決手段】 支柱に線条材を巻き付ける装置は、ガイ
ドと、昇降フレームと、支持手段とを備える。ガイド
(22)は、支柱の周りに配置される複数のガイドポス
ト(32)を有する。昇降フレーム(24)は、円形の
内周面を有し、この内周面の半径方向の内方を空間とし
たもので、ガイドに沿って昇降可能であり、水平方向の
一方向きへ動かすことによって支柱を空間内に受入れ可
能な切り口を有する主体部と、切り口に嵌って主体部に
分離可能に取り付けられる補助部とを有する。支持手段
(26)は、線条材のボビンと、ボビンから引き出され
る線条材に抵抗を付与する拘束器とを支持し、昇降フレ
ームの内周面に沿って円周方向へ移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の柱、鉄道
高架橋、立体道路又は橋の橋脚その他の構造物の支柱を
補強するために鋼線、炭素繊維その他の線条材を前記支
柱に巻き付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】線条材が巻かれているボビンを上下に間
隔をおいた一対の支持プレートで支持し、この一対の支
持プレートを昇降可能に形成すると共に、前記一対の支
持プレートのボビンと対面する面にそれぞれ設けた環状
溝内で前記ボビンを移動させる巻付装置が提案されてい
る(特公平7-112585号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記巻付装置では、ボ
ビンが一対の支持プレートの環状溝に沿って移動するも
のであるため構造が複雑であり、ボビンを支持するため
の上下一対の支持プレートが必要であるため部品点数が
多い。
【0004】本発明は簡単な構造にすることができ、部
品点数を減らすことができる、構造物の支柱に線条材を
巻つける装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明に
係る構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置は、ガイド
と、昇降フレームと、支持手段とを備える。前記ガイド
は、前記支柱の周りに配置される複数のガイドポストを
有する。前記昇降フレームは、円形の内周面を有し、こ
の内周面の半径方向の内方を空間としたもので、前記ガ
イドに沿って昇降可能である。昇降フレームは、水平方
向の一方向きへ動かすことによって前記支柱を前記空間
内に受入れ可能な切り口を有する主体部と、この主体部
の前記切り口にはまって前記主体部に分離可能に取り付
けられる補助部とを有する。前記支持手段は、前記線条
材が巻かれているボビンと、このボビンから引き出され
る前記線条材に抵抗を付与する拘束器とを固定的に支持
し、前記昇降フレームの前記内周面に沿って円周方向へ
移動可能である。
【0006】昇降フレームをガイドの複数のガイドポス
トによって昇降可能に支持させる。このとき、昇降フレ
ームの補助部を主体部から分離しておく。その後、昇降
フレームをガイド共ども水平方向の一方向きへ動かし、
支柱を昇降フレームの空間内に受け入れ、補助部を主体
部に取り付ける。昇降フレームをガイドに沿って上昇さ
せながら支持手段によってボビンと拘束器とを円周方向
へ移動させると、線条材は一定の張力を保ちながら所要
のピッチで支柱に巻つけられる。線条材の巻き付け後、
必要に応じてモルタルその他の被覆材を支柱に吹き付け
るか、又は支柱を囲むように型枠を設置して被覆材を注
入する。
【0007】昇降フレームがガイドに沿って昇降し、ボ
ビンと拘束器とを固定的に支持した支持手段が昇降フレ
ームの内周面に沿って円周方向へ移動する構造であるた
め、装置の全体構造が簡単であり、部品点数を減らすこ
とができる。
【0008】昇降フレームが円形の内周面を有し、内周
面の半径方向の内方の空間内に支柱を受け入れる構造で
あるため、支柱の断面形状が円形の他、正方形又は長方
形のような方形であっても、支障なく線条材を支柱に巻
き付けることができる。また、拘束器によって線条材に
抵抗を付与した状態で線条材を支柱に巻き付けるため、
一定の張力を線条材に導入することができ、また緩みの
ない巻き付けが可能である。
【0009】昇降フレームの昇降速度と、支持手段の円
周方向の移動速度とを調整することによって、巻き数や
ピッチを任意に選定できる。この場合、いずれの速度も
自動的に制御可能であるため、高い精度で能率的に施工
できる。
【0010】1つの好ましい態様では、前記ガイドは、
前記支柱をはさんで配置された一対のレール上を移動可
能であり、前記昇降フレームの前記主体部の前記切り口
は、前記レール上を移動する前記ガイドの移動方向と実
質的に直交する方向へ開けられている。
【0011】支柱の周りにガイドのガイドポストを据え
付け、昇降フレームをガイドポストに昇降可能に支持さ
せることもできるが、作業性を向上するには、支柱を外
れた部位でガイドポストを組み立てて昇降フレームを支
持させ、その全体を作業箇所へ運ぶ方がよい。一対のレ
ールとこれらレール上を移動可能なガイドとはそのため
の1つの手立てである。昇降フレームの主体部の切り口
がガイドの移動方向と実質的に直交する方向へ開けられ
ているため、切り口の大きさを最小に保つことが可能で
ある。
【0012】ガイドが一対のレール上を移動可能である
場合、前記昇降フレームの前記主体部は別の切り口を有
し、前記昇降フレームは前記別の切り口にはまって前記
主体部に分離可能に取り付けられる別の補助部を有する
ことができる。前記別の切り口は、前記別の補助部を前
記主体部から分離したとき、前記ガイドが前記支柱を横
切って前記一方向きへ移動するのを可能に形成され、前
記ガイドの前記一方向きへの移動によって前記支柱を前
記空間の外部に出させる。
【0013】たとえば、2本の橋脚が並んでいる場合、
一方の橋脚に線条材を巻き付けた後、別の橋脚に線条材
を巻き付けようとするとき、昇降フレームに1つの切り
口があるだけでは、この切り口から前記支柱を空間の外
部に出さなければならない。支柱を外部に置いた状態で
は、巻き付け装置の昇降フレームの切り口は前記別の橋
脚とは反対の向きにある。そこで、一旦装置全体を分解
した後、昇降フレームの切り口を別の橋脚に向けて組み
立て直さなければならない。2つの切り口を昇降フレー
ムに設けることにより、このような不都合を解消できる
結果、複数の支柱に線条材を巻き付ける場合の作業性を
大幅に向上できる。
【0014】別の好ましい態様では、前記ガイドはクロ
ーラを装備した台車に支持されている。
【0015】作業性を向上するため、支柱を外れた部位
でガイドポストを組み立てて昇降フレームを支持させ、
その全体を作業箇所へ運ぶ別の手立てである。
【0016】前記支持手段は、実質的に鉛直方向へ伸び
るブームと、このブームに沿って移動可能な前記線条材
を案内するシーブとをさらに備えることが好ましい。こ
れによって、前記昇降フレームが昇降の上限又は下限に
達したとき、前記線条材をさらに上方又は下方へ導く。
【0017】昇降フレームの昇降範囲はガイドの高さに
よって制約を受けるが、橋脚にはさらに高い桁部分や、
地面より低い基礎部分があるため、ガイドの高さの範囲
で昇降フレームが昇降する場合には、前記桁部分や基礎
部分に線条材を巻き付けることができない。ブームとシ
ーブとをさらに備えることによってこれに対処できる。
【0018】
【発明の実施の形態】ガイドは、たとえば4本のガイド
ポストと、これらガイドポストを横方向で支える複数の
ポスト支えとから形成できる。4本のガイドポストを支
柱の周りに平面視の形状が正方形又は長方形となるよう
に配置する。ガイドポストはレール上を移動可能にする
か、クローラ付き台車に載せることが好ましい。
【0019】昇降フレームは、円形の内周面を有する環
状リングの形態とすることができる。環状リングの一部
に切り口を設け、昇降フレームを支柱に対して横方向へ
動かしたとき、切り口が支柱を通過し、支柱を内周面の
内方にある空間内に位置させる。別の切り口を、前記切
り口の反対側に設けることが好ましい。昇降フレーム
は、ガイドの上方の4箇所および下方の4箇所にそれぞ
れスプロケットを取り付けると共にこれらスプロケット
に掛け渡した4つのチェーンに結合され、昇降される。
【0020】支持手段は昇降フレームの内周面内を移動
可能な環状の旋回リングを備え、この旋回リングにボビ
ンと拘束器とを取り付けて形成でき、また円弧状の旋回
部材を備え、この旋回部材にボビンと拘束器とを取り付
けて形成できる。前者では、昇降フレームに取り付けた
電動機のピニオン又はスプロケットが旋回リングに取り
付けた歯車又はチェーンとかみ合い、これによって旋回
リングが回転する。後者では、旋回部材に取り付けた電
動機又は原動機のピニオンが昇降フレームに取り付けた
歯車とかみ合い、これによって旋回部材が自走して回転
する。
【0021】
【実施例】構造物の支柱にPCより鋼線又は炭素繊維の
ような線条材を巻き付ける装置20は、正面状態を示す
図1及び平面状態を示す図2を参照すると、ガイド22
と、昇降フレーム24と、支持手段26とを備える。構
造物28は、図示の実施例では鉄道高架橋であり、支柱
30は橋脚である。
【0022】ガイド22は、支柱30の周りに配置され
る複数の、図示の実施例では4本のガイドポスト32
と、ガイドポスト32を横方向で支える、上下に間隔を
おいた3つのポスト支え34とからなる。ガイドポスト
32とポスト支え34とは、それ自体公知の溶接継手又
はフランジとボルト・ナットとの継手によって立体的に
結合され、所定の強度を保っている。
【0023】図1及び図2に示す実施例では、ガイド2
2は、支柱30をはさんで配置された一対のレール36
上を移動可能である。ガイド22の4本のガイドポスト
32のそれぞれは、平面視においてA方向の長辺とB方
向の短辺とを有する仮想長方形の各隅部に配置され、各
短辺上の2つのガイドポスト32の下側に取り付けた車
輪が各レール36に載っている。車輪の1つをガイド2
2に取り付けた電動機38によって回転することによ
り、ガイド22はレール36上を移動する。ガイド22
の各ポスト支え34のうち、レール36に対して直交す
る方向、すなわち図示のA方向にある着脱部分35は、
フランジとボルト・ナットとの継手により着脱可能に形
成されている。着脱部分35は、支柱30の同じ方向の
幅より大きな寸法を有する。したがって、着脱部分35
のうち、支柱30に近いものを取り外したとき、ガイド
22は、4本のガイドポスト32が支柱30の周りに配
置されるように支柱30に向けて移動できる。
【0024】昇降フレーム24は、図3に詳細に示すよ
うに、円形の内周面25を有し、この内周面の半径方向
の内方を空間とした環状リングの形態である。昇降フレ
ーム24は各ガイドポスト32に対向する部分にローラ
支え40を有し、このローラ支え40によって回転可能
に支持したローラ42が角鋼材からなるガイドポスト3
2の1つの面を転動する。
【0025】図1及び図2に示すように、ガイド22の
最上部にあるポスト支え34には、2つの電動機44が
配置され、各電動機44に連結されたシャフト46が前
記仮想長方形の短辺B方向へ伸びている。シャフト46
に軸線方向へ間隔をおいて2つのスプロケット48を固
着し、一方、各スプロケット48に対応する最下部のポ
スト支え34の部分にスプロケット50を固着し、2つ
のスプロケット48,50間にローラチェーン52を掛
け渡してある。昇降フレーム24は4つのローラチェー
ン52に取り付けられ、これによって昇降する。2つの
電動機44は同期駆動される。
【0026】昇降フレーム24は、水平方向、すなわち
仮想長方形の短辺方向Bの一方向きCへ動かすことによ
って支柱30を前記空間内に受入れ可能な切り口56を
有する主体部58と、主体部58の切り口56にはまっ
て主体部58に分離可能に取り付けられる補助部60と
を有する。主体部58の切り口56は、レール36上を
移動するガイド22の移動方向と実質的に直交する方
向、すなわち仮想長方形の長辺方向Aへ開けられてい
る。
【0027】支持手段26は、線条材が巻かれているボ
ビン64と、ボビン64から引き出される線条材66に
抵抗を付与する拘束器68とを固定的に支持し、昇降フ
レーム24の内周面25に沿って円周方向へ移動可能で
ある。
【0028】図示の実施例では、支持手段26は昇降フ
レーム24の内周面25に沿って配置された環状の旋回
リング70を備え、ボビン64と拘束器68とが旋回リ
ング70に取り付けられている。旋回リング70はま
た、ガイド22を支柱30に向けて動かすことによって
支柱30を旋回リング70の内方の空間内に受入れ可能
な切り口71を有し、補助部72が切り口71にはまっ
て分離可能に取り付けられている。旋回リング70は、
昇降フレーム24に取り付けたスラストベアリングで下
方から支持される。また、必要に応じてラジアルベアリ
ングで支持される。このベアリングによる支持構造はそ
れ自体公知の構造によることができる。
【0029】ボビン64と拘束器68とは、図4に詳細
に示すように、旋回リング70に固定的に支持されてい
る。ボビン64はブッシュ74を介して固定軸76の周
りに回転可能であり、スプロケット78がボルト80に
よってボビン64に取り付けられている。一方、拘束器
68は、一対の摩擦プレート82,84の間に可動プレ
ート86を配置し、可動プレート86にスプロケット8
8を取り付けている。ボルト90を締め付けると皿ばね
92が押し付けられ、一対のプレート82,84による
可動プレート86への締付け力が変化する。可動プレー
ト86のスプロケット88とボビン64のスプロケット
78との間にローラチェーン94を掛け渡してある。こ
れによって、ボビン64の回転が拘束器68によって拘
束され、ボビン64から引き出される線条材に張力を付
与する。
【0030】昇降フレーム24の主体部58は、図2に
仮想線で示すように、別の切り口100を有することが
できる。この場合、昇降フレーム24は別の切り口10
0にはまって主体部58に分離可能に取り付けられる別
の補助部102を有する。別の切り口100は、別の補
助部102を主体部58から分離したとき、ガイド22
が支柱30を横切って前記一方向きCへ移動するのを可
能に形成され、ガイド22の前記一方向きへの移動によ
って支柱30を前記空間の外部に出させる。この場合、
支持手段26の旋回リング70もまた前記のような切り
口と、補助部とを補助部102に対応する部位に有す
る。
【0031】図5に示すように、昇降フレーム24に取
り付けた電動機110からの駆動力がチェーン列112
を経てスプロケット114に取り出され、スプロケット
114とかみ合う、旋回リング70に固定されたローラ
チェーン116に作用し、支持手段26は円周方向へ回
転する。電動機110は正逆回転可能なものであること
が好ましい。
【0032】支持手段26は、図5に示すように、実質
的に鉛直方向へ伸びるブーム120と、ブーム120に
沿って移動可能な線条材66を案内するシーブ122と
を備えることが好ましい。ブーム120は旋回リング7
0に固定され、シーブ122は公知のねじ機構によって
ブーム120に沿って上下へ移動する。この場合、ボビ
ン64から出された線条材66は固定シーブ124を経
て可動のシーブ122に導かれる。各シーブは2つのロ
ーラによって線条材66をはさみ、線条材66の緩みを
防止している。昇降フレームによる支持手段26の上昇
が図示の上限に達した後、昇降フレームによる上昇を停
止し、その後は、ブーム120に取り付けた電動機12
6によって前記ねじ機構を駆動し、シーブ122を上昇
させながら支持手段26を回転する。これによって、前
記昇降フレームが上昇の上限に達した後に線条材66を
さらに上方へ導くことができる。昇降フレームが下限に
達した後にはシーブ122を下降させながら支持手段2
6を回転する。これによって、昇降フレームが下限に達
した後に線条材66をさらに下方へ導くことができる。
【0033】図6及び図7に示す支持手段136は、円
弧状の旋回部材138を備える。ボビン64と拘束器6
8とが前記実施例と同様に、旋回部材138に固定的に
取り付けられている。この実施例では、昇降フレーム1
40は環状のリングであるが、上側面に円形のラック1
42を有し、さらに、内周面143から内方へ突出する
T字状のガイドレール144を有する。一方、旋回部材
138は、断面がクランク状に折り曲げれ、断面がコ字
状であるが一方の辺が長く形成されたローラボックス1
46が旋回部材138にボルト結合されている。旋回部
材138とローラボックス146とは、複数のローラ1
48を回転可能に支持しており、これらローラ148が
ガイドレール144に接触している。これによって、支
持手段136の旋回部材138が昇降フレーム140に
支持され、円周方向へ移動可能となっている。電動機1
50がローラボックス146に取り付けられ、電動機1
50の軸に固着されたピニオン152がラック142と
かみ合っている。
【0034】この実施例では、支持手段136は自走し
て円周方向へ回転するため、前記実施例の旋回リングの
ような大きなリングは不要である。電動機150の場
合、電動機150に電源を供給するための回転端子部を
昇降フレーム144に取り付ける。この実施例では、電
動機150に代えて原動機、すなわちエンジンを使用す
ることもできる。
【0035】図8及び図9に示す実施例では、ガイド2
2はクローラ160を装備した台車162に支持されて
いる。装置20は実質的に前記実施例と同じ構造である
が、ガイド22に2本の柱164が連結され、これら柱
164は台車162に載って保持されている。柱164
と台車162との間に2本のターンバックル部材166
が掛け渡され、ガイド22を所定の姿勢に保っている。
油圧ジャッキのレベラ168が台車162と各ガイドポ
ストに32に設けられている。
【0036】図1及び図2の実施例を参照して作用を説
明する。一対のレール36を支柱30をはさんで敷設
し、支持手段26を取りつけた昇降フレーム24をレー
ル36上に配置し、ガイド22をレール36上に組み立
てる。このとき、支柱30の近くにあるポスト支え34
の着脱部分35を外した状態で組み立て、また昇降フレ
ーム24の補助部分60や支持手段26の旋回リング7
0の補助部分72も外した状態にしておく。ガイド22
の組み立て後、昇降フレーム24をローラチェーン52
に連結して持ち上げ、装置20の全体を支柱30に向け
て移動させる。
【0037】ガイド22の4本のガイドポスト32が仮
想線で示すように、支柱30の周りの支柱30から等し
い距離に達したとき装置20の移動を止め、補助部分や
着脱部分を取り付ける。その後、線条材66を線条材ガ
イド170を経て引き出し、その端部を支柱30に固定
する。必要に応じて、図5に示したブーム120とシー
ブ122とを使用して、支柱30の基礎部分の近くまで
線条材を巻き付ける。昇降フレーム24を上昇させなが
ら支持手段26を回転させると、線条材66は所定の張
力を加えられた状態で支柱30に巻き付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線条材を支柱に巻き付ける装置の
実施例の正面図である。
【図2】図1に示した装置の平面図である。
【図3】昇降フレームと支持手段とを示す拡大平面図で
ある。
【図4】ボビンと拘束器とを示す一部を断面とした側面
図である。
【図5】昇降フレームと支持手段とを示す一部を断面と
した拡大正面図である。
【図6】昇降フレームと支持手段との別の実施例を示す
拡大平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿って切断した断面図であ
る。
【図8】本発明に係る線条材を支柱に巻き付ける装置の
別の実施例の正面図である。
【図9】図8に示した装置の平面図である。
【符号の説明】
20 線条材を支柱に巻き付ける装置 22 ガイド 24,140 昇降フレーム 26 136 支持手段 30 支柱 32 ガイドポスト 34 ポスト支え 36 レール 58 主体部 60,72 補助部 64 ボビン 68 拘束器 160 クローラ 162 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 敏夫 愛知県豊川市穂ノ原2丁目1番地 熊谷テ クノス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置
    であって、 前記支柱の周りに配置される複数のガイドポストを有す
    るガイドと、 円形の内周面を有し、この内周面の半径方向の内方を空
    間とした、前記ガイドに沿って昇降可能な昇降フレーム
    であって、水平方向の一方向きへ動かすことによって前
    記支柱を前記空間内に受入れ可能な切り口を有する主体
    部と、この主体部の前記切り口にはまって前記主体部に
    分離可能に取り付けられる補助部とを有する昇降フレー
    ムと、 前記線条材が巻かれているボビンと、このボビンから引
    き出される前記線条材に抵抗を付与する拘束器とを固定
    的に支持し、前記昇降フレームの前記内周面に沿って円
    周方向へ移動可能な支持手段とを備える、構造物の支柱
    に線条材を巻き付ける装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドは、前記支柱をはさんで配置
    された一対のレール上を移動可能であり、前記昇降フレ
    ームの前記主体部の前記切り口は、前記レール上を移動
    する前記ガイドの移動方向と実質的に直交する方向へ開
    けられている、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降フレームの前記主体部は別の切
    り口を有し、前記昇降フレームは前記別の切り口にはま
    って前記主体部に分離可能に取り付けられる別の補助部
    を有し、前記別の切り口は、前記別の補助部を前記主体
    部から分離したとき、前記ガイドが前記支柱を横切って
    前記一方向きへ移動するのを可能に形成され、前記ガイ
    ドの前記一方向きへの移動によって前記支柱を前記空間
    の外部に出させる、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドはクローラを装備した台車に
    支持されている、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、実質的に鉛直方向へ伸
    びるブームと、このブームに沿って移動可能な前記線条
    材を案内するシーブとを備え、これによって、前記昇降
    フレームが昇降の上限又は下限に達したとき、前記線条
    材をさらに上方又は下方へ導く、請求項1に記載の装
    置。
JP33900096A 1996-12-04 1996-12-04 構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置 Withdrawn JPH10166092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33900096A JPH10166092A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33900096A JPH10166092A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 構造物の支柱に線条材を巻き付ける装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10166092A true JPH10166092A (ja) 1998-06-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110164681A (zh) * 2019-06-25 2019-08-23 天津市特变电工变压器有限公司 一种用于变压器线圈绕制的升降旋转设备
CN115573258A (zh) * 2022-10-08 2023-01-06 中建三局第一建设工程有限责任公司 刚梁侧挤式自动化墩柱养护覆膜装置及施工方法

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