JPH10163886A - 演算装置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機 - Google Patents
演算装置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機Info
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- JPH10163886A JPH10163886A JP31827196A JP31827196A JPH10163886A JP H10163886 A JPH10163886 A JP H10163886A JP 31827196 A JP31827196 A JP 31827196A JP 31827196 A JP31827196 A JP 31827196A JP H10163886 A JPH10163886 A JP H10163886A
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- Error Detection And Correction (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ないデータ処理量で非線形から線形へのデ
ータ変換を所定の演算精度を保ちつつ実現できる演算装
置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 非線形データに対し所定の非線形演算を
行う第1の演算部51と、前記非線形データに対し所定
の線形演算を行う第2の演算部52と、第1及び第2の
演算部の出力に対し所定の演算処理を行って前記非線形
データの非線形性が実質的に除去されたデータを出力す
る第3の演算部53とを有する。
ータ変換を所定の演算精度を保ちつつ実現できる演算装
置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 非線形データに対し所定の非線形演算を
行う第1の演算部51と、前記非線形データに対し所定
の線形演算を行う第2の演算部52と、第1及び第2の
演算部の出力に対し所定の演算処理を行って前記非線形
データの非線形性が実質的に除去されたデータを出力す
る第3の演算部53とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル通信に関
し、特にディジタル通信の受信系の処理に関する。ディ
ジタル通信では、一般に伝送路で雑音が付加されること
があり、その結果送信した信号とは異なる情報を受信す
ることがある。従って、正しい情報を受信するために誤
り訂正を行う必要がある。
し、特にディジタル通信の受信系の処理に関する。ディ
ジタル通信では、一般に伝送路で雑音が付加されること
があり、その結果送信した信号とは異なる情報を受信す
ることがある。従って、正しい情報を受信するために誤
り訂正を行う必要がある。
【0002】
【従来の技術】図18に、ディジタル通信系の概略を示
す。送信系は信号源11、誤り訂正符号化回路12及び
変調器を有する。受信系は復調器14及び誤り訂正回路
15を有する。信号源11は、音声等のディジタル信号
を生成する装置である。誤り訂正符号化回路12は受信
側で誤り訂正を行えるような信号を生成する回路であ
る。変調器13は、信号を空間や有線の伝送路へ送るた
めにディジタル信号で搬送波を変調する装置である。復
調器14は変調された信号から元のディジタル信号を復
調する装置である。誤り訂正回路15は受信した信号を
元に、誤りを訂正して正しい信号を出力する回路であ
る。
す。送信系は信号源11、誤り訂正符号化回路12及び
変調器を有する。受信系は復調器14及び誤り訂正回路
15を有する。信号源11は、音声等のディジタル信号
を生成する装置である。誤り訂正符号化回路12は受信
側で誤り訂正を行えるような信号を生成する回路であ
る。変調器13は、信号を空間や有線の伝送路へ送るた
めにディジタル信号で搬送波を変調する装置である。復
調器14は変調された信号から元のディジタル信号を復
調する装置である。誤り訂正回路15は受信した信号を
元に、誤りを訂正して正しい信号を出力する回路であ
る。
【0003】ディジタル通信における誤り訂正符号とし
て、畳み込み符号がある。畳み込み符号とは、図19の
様な装置により生成される符号である。信号源21(図
18の信号源11に相当する)からの信号は、入力され
るごとに遅延素子22を図中左から右へ移動する。畳み
込み符号は、それぞれ適切な遅延素子からの信号の排他
的論理和演算子23により排他的論理和を演算すること
で得られる。2つの信号出力は、変調器13で例えばQ
PSK(Quadrature PhaseShift
Keying)変調される。遅延素子22とは、1単
位時間だけ信号を遅らせるものである。適切な遅延素子
22からの信号とは、畳み込み符号の生成多項式に応じ
た演算を行うための信号である。生成多項式とは、畳み
込み符号を生成するための演算を多項式によって表現し
たものである。
て、畳み込み符号がある。畳み込み符号とは、図19の
様な装置により生成される符号である。信号源21(図
18の信号源11に相当する)からの信号は、入力され
るごとに遅延素子22を図中左から右へ移動する。畳み
込み符号は、それぞれ適切な遅延素子からの信号の排他
的論理和演算子23により排他的論理和を演算すること
で得られる。2つの信号出力は、変調器13で例えばQ
PSK(Quadrature PhaseShift
Keying)変調される。遅延素子22とは、1単
位時間だけ信号を遅らせるものである。適切な遅延素子
22からの信号とは、畳み込み符号の生成多項式に応じ
た演算を行うための信号である。生成多項式とは、畳み
込み符号を生成するための演算を多項式によって表現し
たものである。
【0004】また、畳み込み符号を復号する一手法とし
てビタビ復号がある。ビタビ復号とは、畳み込み符号の
最尤復号を行う復号法であり、受信系列からハミング距
離の最も近いものを探索するものである。ハミング距離
とは、現信号が元の信号に対してどれだけ誤りがあるか
を示すものである。
てビタビ復号がある。ビタビ復号とは、畳み込み符号の
最尤復号を行う復号法であり、受信系列からハミング距
離の最も近いものを探索するものである。ハミング距離
とは、現信号が元の信号に対してどれだけ誤りがあるか
を示すものである。
【0005】このビタビ復号された信号を、図20に示
すような装置で復号前の信号と照らし合せ、受信側装置
で擬似的に誤り率をえることができる。受信信号をビタ
ビ復号器で復号し、その信号から再び畳み込み符号化器
32で畳み込み符号を生成し、複合前の信号と比較器3
3で比較することで、誤り率を検出する。この誤り率
は、例えば伝送路が空間の場合、受信側のアンテナの方
向の調整等に用いられる。
すような装置で復号前の信号と照らし合せ、受信側装置
で擬似的に誤り率をえることができる。受信信号をビタ
ビ復号器で復号し、その信号から再び畳み込み符号化器
32で畳み込み符号を生成し、複合前の信号と比較器3
3で比較することで、誤り率を検出する。この誤り率
は、例えば伝送路が空間の場合、受信側のアンテナの方
向の調整等に用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図21は、上記比較器
33が出力する誤り率とC/N比(Carrier−t
o−Noise Ratio:搬送波対雑音比)との関
係を示すグラフである。一般に、C/N比が1dB〜2
0dBの範囲の誤り率を扱うため、誤り率はビタビ符号
器内で32ビットの数として表されている。図21に示
すように、C/N比が大きくなるに従って誤り率は小さ
くなるため、広い範囲の誤り率を扱うためには多くの情
報量が必要となってしまう。
33が出力する誤り率とC/N比(Carrier−t
o−Noise Ratio:搬送波対雑音比)との関
係を示すグラフである。一般に、C/N比が1dB〜2
0dBの範囲の誤り率を扱うため、誤り率はビタビ符号
器内で32ビットの数として表されている。図21に示
すように、C/N比が大きくなるに従って誤り率は小さ
くなるため、広い範囲の誤り率を扱うためには多くの情
報量が必要となってしまう。
【0007】誤り率は、伝送路のC/N比によって変化
する。この誤り率から伝送路のC/N比を得ることがで
きる。誤り率より伝送路のおおよそのC/N比を得るの
であれば、このように多くの情報量を扱うのは効率が悪
い。例えば、比較器33は32ビットを出力するが、こ
の32ビットを演算処理して得られるC/N比は精度は
高いが、それ程高精度を要求しない場合には不必要に多
くのデータ量を処理するため効率が悪い。また、図21
に示すように特性が非線形であるため、誤り率からC/
N比へ変換する処理が複雑になる。もし、図22に示す
ように、誤り率とC/N比との関係が線形であれば、演
算は複雑とはならない。ただし、非線形のデータを何ら
かの非線形関数を用いて線形に変換するのは、データ処
理の規模が大きくなり、その装置規模も大きくなってし
まう。
する。この誤り率から伝送路のC/N比を得ることがで
きる。誤り率より伝送路のおおよそのC/N比を得るの
であれば、このように多くの情報量を扱うのは効率が悪
い。例えば、比較器33は32ビットを出力するが、こ
の32ビットを演算処理して得られるC/N比は精度は
高いが、それ程高精度を要求しない場合には不必要に多
くのデータ量を処理するため効率が悪い。また、図21
に示すように特性が非線形であるため、誤り率からC/
N比へ変換する処理が複雑になる。もし、図22に示す
ように、誤り率とC/N比との関係が線形であれば、演
算は複雑とはならない。ただし、非線形のデータを何ら
かの非線形関数を用いて線形に変換するのは、データ処
理の規模が大きくなり、その装置規模も大きくなってし
まう。
【0008】図23は、図21に示す誤り率を対数で表
したグラフである。対数変換は上記非線形関数を用いて
線形に変換する1つの手段であるが、図23に示すよう
に単純な非線形演算では結果が線形とならない。よっ
て、図23の場合であっても図21に示す場合と同様
に、依然として誤り率からC/N比への変換が複雑にな
る。
したグラフである。対数変換は上記非線形関数を用いて
線形に変換する1つの手段であるが、図23に示すよう
に単純な非線形演算では結果が線形とならない。よっ
て、図23の場合であっても図21に示す場合と同様
に、依然として誤り率からC/N比への変換が複雑にな
る。
【0009】したがって、本発明は、少ないデータ処理
量で非線形から線形へのデータ変換を所定の演算精度を
保ちつつ実現できる演算装置並びにこれを用いた半導体
装置及び受信機を提供することを目的とする。
量で非線形から線形へのデータ変換を所定の演算精度を
保ちつつ実現できる演算装置並びにこれを用いた半導体
装置及び受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、非線形データに対し所定の非線形演算を行う第1の
演算部(実施の形態の非線形(擬似対数)演算部51に
相当する)と、前記非線形データに対し所定の線形演算
を行う第2の演算部(実施の形態の線形演算部52に相
当する)と、第1及び第2の演算部の出力に対し所定の
演算処理を行って前記非線形データの非線形性が実質的
に除去されたデータを出力する第3の演算部(実施の形
態の演算回路44に相当する)とを有することを特徴と
する演算装置である。非線形演算結果と線形演算結果に
対し所定の演算処理することで、非線形データの非線形
性を実質的に除去して、線形性を有するデータ(線形デ
ータ)を得ることができる。
は、非線形データに対し所定の非線形演算を行う第1の
演算部(実施の形態の非線形(擬似対数)演算部51に
相当する)と、前記非線形データに対し所定の線形演算
を行う第2の演算部(実施の形態の線形演算部52に相
当する)と、第1及び第2の演算部の出力に対し所定の
演算処理を行って前記非線形データの非線形性が実質的
に除去されたデータを出力する第3の演算部(実施の形
態の演算回路44に相当する)とを有することを特徴と
する演算装置である。非線形演算結果と線形演算結果に
対し所定の演算処理することで、非線形データの非線形
性を実質的に除去して、線形性を有するデータ(線形デ
ータ)を得ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記第1の演算部の所定の非線形演算は対数演算で
あることを特徴とする。非線形演算の一例を規定したも
のである。請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、前記第1の演算部の非線形演算は、2を底とする擬
似対数演算であることを特徴とする。擬似対数演算によ
り、演算処理を簡略化でき、出力されるデータのビット
も削減できる。
て、前記第1の演算部の所定の非線形演算は対数演算で
あることを特徴とする。非線形演算の一例を規定したも
のである。請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、前記第1の演算部の非線形演算は、2を底とする擬
似対数演算であることを特徴とする。擬似対数演算によ
り、演算処理を簡略化でき、出力されるデータのビット
も削減できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか一項において、前記第2の演算部の所定の
線形演算は、非線形データを重み付けする処理(実施の
態様の乗算器52bに相当する)を含むことを特徴とす
る。線形演算の一例を規定するもので、この重み付けに
より第3の演算部が出力するデータの線形性をより精度
の高いものにすることができる。
3のいずれか一項において、前記第2の演算部の所定の
線形演算は、非線形データを重み付けする処理(実施の
態様の乗算器52bに相当する)を含むことを特徴とす
る。線形演算の一例を規定するもので、この重み付けに
より第3の演算部が出力するデータの線形性をより精度
の高いものにすることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか一項において、前記第2の演算部の所定の
線形演算は、前記非線形データの所定数の下位ビットを
切り捨てる処理(実施の態様の下位25ビット切り捨て
器52aが行う処理)を含むことを特徴とする。線形演
算の一例を規定するもので、この処理により処理するデ
ータ量を削減することができる。
4のいずれか一項において、前記第2の演算部の所定の
線形演算は、前記非線形データの所定数の下位ビットを
切り捨てる処理(実施の態様の下位25ビット切り捨て
器52aが行う処理)を含むことを特徴とする。線形演
算の一例を規定するもので、この処理により処理するデ
ータ量を削減することができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか一項において、前記第1の演算部は、所定
の非線形演算の演算結果を重み付けする処理(実施の態
様の乗算器51bに相当する)を含むことを特徴とす
る。この重み付け処理により、線形性をより精度の高い
ものにすることができる。
5のいずれか一項において、前記第1の演算部は、所定
の非線形演算の演算結果を重み付けする処理(実施の態
様の乗算器51bに相当する)を含むことを特徴とす
る。この重み付け処理により、線形性をより精度の高い
ものにすることができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれか一項において、前記第3の演算部の所定の
演算処理は平均又は加算処理であることを特徴とする。
第3の演算部の演算処理の一例を規定したものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の前記演算装
置は更に、第3の演算部の出力データの所定数の下位ビ
ットを切り捨てる下位ビット切り捨て器(図12に示す
下位25ビット切り捨て器52aに相当する)を有する
ことを特徴とする。下位ビットを切り捨てることで、処
理するデータ量を削減することができる。
6のいずれか一項において、前記第3の演算部の所定の
演算処理は平均又は加算処理であることを特徴とする。
第3の演算部の演算処理の一例を規定したものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の前記演算装
置は更に、第3の演算部の出力データの所定数の下位ビ
ットを切り捨てる下位ビット切り捨て器(図12に示す
下位25ビット切り捨て器52aに相当する)を有する
ことを特徴とする。下位ビットを切り捨てることで、処
理するデータ量を削減することができる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項4又は6
項において、前記重み付けする処理で用いる係数は可変
であることを特徴とする。重み付け処理の係数を可変す
ることで、最適な線形関係を得ることができる。請求項
10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか一項
において、前記非線形データはビタビ復号器の誤り率デ
ータであり、前記第3の演算部の出力は線形に変換され
た誤り率データであることを特徴とする。一適用例を規
定したものであり、ディジタル通信における誤り率に線
形な関係のC/N比を簡単に得ることができる。
項において、前記重み付けする処理で用いる係数は可変
であることを特徴とする。重み付け処理の係数を可変す
ることで、最適な線形関係を得ることができる。請求項
10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか一項
において、前記非線形データはビタビ復号器の誤り率デ
ータであり、前記第3の演算部の出力は線形に変換され
た誤り率データであることを特徴とする。一適用例を規
定したものであり、ディジタル通信における誤り率に線
形な関係のC/N比を簡単に得ることができる。
【0017】請求項11に記載の発明は、受信した信号
を復調して得られる信号を畳み込み符号化する畳み込み
符号化器と、前記受信した信号を復調して得られる信号
をビタビ復号するビタビ復号器と、前記畳み込み符号化
器とビタビ復号器のそれぞれの出力を比較して、非線形
データである誤り率データを出力する比較器と、該誤り
率データの非線形性が実質的に除去されたデータを出力
する演算装置とを有し、前記演算装置は請求項1ないし
10のいずれか一項に記載された演算装置であることを
特徴とする半導体装置である。C/N比に線形な関係に
変換された誤り率データを出力する機能を持った半導体
装置が提供できる。
を復調して得られる信号を畳み込み符号化する畳み込み
符号化器と、前記受信した信号を復調して得られる信号
をビタビ復号するビタビ復号器と、前記畳み込み符号化
器とビタビ復号器のそれぞれの出力を比較して、非線形
データである誤り率データを出力する比較器と、該誤り
率データの非線形性が実質的に除去されたデータを出力
する演算装置とを有し、前記演算装置は請求項1ないし
10のいずれか一項に記載された演算装置であることを
特徴とする半導体装置である。C/N比に線形な関係に
変換された誤り率データを出力する機能を持った半導体
装置が提供できる。
【0018】請求項12に記載の発明は、受信した信号
から所望の周波数の信号を選択するチューナーと、該チ
ューナーの出力を復調する復調器とを有し、該復調器は
受信した信号を復調して得られる信号を畳み込み符号化
する畳み込み符号化器と、前記受信した信号を復調して
得られる信号をビタビ復号するビタビ復号器と、前記畳
み込み符号化器とビタビ復号器のそれぞれの出力を比較
して、非線形データである誤り率データを出力する比較
器と、該誤り率データの非線形性が実質的に除去された
データを出力する演算装置とを有し、前記演算装置は請
求項1ないし10のいずれか一項に記載された演算装置
であることを特徴とする受信機である。C/N比に線形
な関係に変換された誤り率データを出力する機能を持っ
た受信機が提供できる。
から所望の周波数の信号を選択するチューナーと、該チ
ューナーの出力を復調する復調器とを有し、該復調器は
受信した信号を復調して得られる信号を畳み込み符号化
する畳み込み符号化器と、前記受信した信号を復調して
得られる信号をビタビ復号するビタビ復号器と、前記畳
み込み符号化器とビタビ復号器のそれぞれの出力を比較
して、非線形データである誤り率データを出力する比較
器と、該誤り率データの非線形性が実質的に除去された
データを出力する演算装置とを有し、前記演算装置は請
求項1ないし10のいずれか一項に記載された演算装置
であることを特徴とする受信機である。C/N比に線形
な関係に変換された誤り率データを出力する機能を持っ
た受信機が提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の原理を説明する
ための図である。図21を参照して説明したように、ビ
タビ復号器を用いて得られる誤り率は、図1の参照番号
41で示すグラフ(図21のグラフと同様)ように、C
/N比と非線形の関係にある。本発明では、誤り率に対
数演算等の非線形演算を施す。図1の参照番号42で示
すグラフは前述した図23に相当するものであり、非線
形演算として対数演算を用いた場合の演算結果を示すも
のである。そして、演算回路44で、グラフ41のデー
タとグラフ42のデータに対し所定の演算を施す。例え
ば、所定の演算とは2つのデータの平均や単純な加算で
ある。例えば、演算回路44はグラフ41と42を加算
した結果を直接又は1/2する。グラフ41と42が補
完するような形状を有してば、演算回路44の演算結果
は参照番号43で示すように略線形となる。このよう
に、加算や平均等の演算処理を行うことで、非線形関係
から線形関係を得ることを本発明の第1のポイントであ
る。なお、後述するように、対数演算を工夫すること
で、処理すべきデータ量を削減できる。
ための図である。図21を参照して説明したように、ビ
タビ復号器を用いて得られる誤り率は、図1の参照番号
41で示すグラフ(図21のグラフと同様)ように、C
/N比と非線形の関係にある。本発明では、誤り率に対
数演算等の非線形演算を施す。図1の参照番号42で示
すグラフは前述した図23に相当するものであり、非線
形演算として対数演算を用いた場合の演算結果を示すも
のである。そして、演算回路44で、グラフ41のデー
タとグラフ42のデータに対し所定の演算を施す。例え
ば、所定の演算とは2つのデータの平均や単純な加算で
ある。例えば、演算回路44はグラフ41と42を加算
した結果を直接又は1/2する。グラフ41と42が補
完するような形状を有してば、演算回路44の演算結果
は参照番号43で示すように略線形となる。このよう
に、加算や平均等の演算処理を行うことで、非線形関係
から線形関係を得ることを本発明の第1のポイントであ
る。なお、後述するように、対数演算を工夫すること
で、処理すべきデータ量を削減できる。
【0020】上記の第1のポイントにおいて、実際には
単純に加算しただけでは、グラフ43の様な線形の関係
にならない場合がある。そこで、グラフ41のデータに
重み付けを行い、またグラフ42のデータにも重み付け
を行う(対数演算前又は演算後に重み付けする)こと
で、演算回路44の出力が線形となるようにする。重み
付けとは、データに対してある係数を乗ずることによっ
て各々のデータ配分を変えることである。このように、
重み付けを行うことで線形の精度を向上させることを第
2のポイントとする。
単純に加算しただけでは、グラフ43の様な線形の関係
にならない場合がある。そこで、グラフ41のデータに
重み付けを行い、またグラフ42のデータにも重み付け
を行う(対数演算前又は演算後に重み付けする)こと
で、演算回路44の出力が線形となるようにする。重み
付けとは、データに対してある係数を乗ずることによっ
て各々のデータ配分を変えることである。このように、
重み付けを行うことで線形の精度を向上させることを第
2のポイントとする。
【0021】以上の第1及び第2のポイントで線形関係
を得ることは可能になった。この場合、処理すべきデー
タ量を減らすことができれば、精度は落ちるが演算規模
を小型化することが可能になる。そこで、グラフ41の
データ量を減らす処理を行うことが好ましい。例えば、
前述したように誤り率が32ビットであれば、所定数の
下位ビットを切り捨てることでビット数を削減する。下
位ビットを切り捨てることで、分解能は劣化する半面、
処理すべきデータ量は削減でき、広い範囲のC/N比を
得ることができる。
を得ることは可能になった。この場合、処理すべきデー
タ量を減らすことができれば、精度は落ちるが演算規模
を小型化することが可能になる。そこで、グラフ41の
データ量を減らす処理を行うことが好ましい。例えば、
前述したように誤り率が32ビットであれば、所定数の
下位ビットを切り捨てることでビット数を削減する。下
位ビットを切り捨てることで、分解能は劣化する半面、
処理すべきデータ量は削減でき、広い範囲のC/N比を
得ることができる。
【0022】図2は、上記原理に基づいた本発明の一実
施の形態による演算装置を示す図である。演算装置は、
非線形演算部51、線形演算部52及び加算部53を有
する。非線形演算部51は図20に示す比較器33が出
力する誤り率データを入力し、後述するように、非線形
演算及び重み付け演算を行う。非線形演算としては対数
演算、特に疑似対数演算が実際的である。よって、以下
非線形演算部51を疑似対数演算部51という。線形演
算部52は、上記誤り率データを入力し、下位ビットの
切り捨て及び重み付け演算を行う。擬似対数演算部51
は、図1のグラフ42のようなデータを出力する。ま
た、線形演算部52は、図1のグラフ41のデータに対
する重み付けに対応する(なお、下位ビットの切り捨て
処理については、図1には図示していない)。加算部5
3は演算回路44に相当し、その出力データはグラフ4
3に示すようになる。
施の形態による演算装置を示す図である。演算装置は、
非線形演算部51、線形演算部52及び加算部53を有
する。非線形演算部51は図20に示す比較器33が出
力する誤り率データを入力し、後述するように、非線形
演算及び重み付け演算を行う。非線形演算としては対数
演算、特に疑似対数演算が実際的である。よって、以下
非線形演算部51を疑似対数演算部51という。線形演
算部52は、上記誤り率データを入力し、下位ビットの
切り捨て及び重み付け演算を行う。擬似対数演算部51
は、図1のグラフ42のようなデータを出力する。ま
た、線形演算部52は、図1のグラフ41のデータに対
する重み付けに対応する(なお、下位ビットの切り捨て
処理については、図1には図示していない)。加算部5
3は演算回路44に相当し、その出力データはグラフ4
3に示すようになる。
【0023】図3は、図2の各部の内部構成を示すブロ
ック図である。擬似対数演算部51は、擬似対数演算器
51aと乗算器51bとを有する。線形演算部52は、
下位25ビット切り捨て部52aと乗算器52bとを有
する。加算部53は加算器53aを有する。
ック図である。擬似対数演算部51は、擬似対数演算器
51aと乗算器51bとを有する。線形演算部52は、
下位25ビット切り捨て部52aと乗算器52bとを有
する。加算部53は加算器53aを有する。
【0024】擬似対数演算器51aは、誤り率データを
入力して、以下に説明する擬似対数演算を行う。図3に
示す実施の形態では、32ビットの誤り率データを入力
して、これに擬似対数演算を施し、5ビットの演算結果
を出力する。純粋な対数演算は回路規模か大きくなるの
で、ここでは擬似的に2を底とした対数演算を行う。デ
ィジタル回路では、通常2進数が用いられる。よって、
2を底とする対数の整数部は、2進数における最上位ビ
ットが何ビット目にあるかを示すことになる。そこで、
最上位ビットから1になっているビットを検出し、擬似
的に2を底とした対数を利用する。この方法では、対数
の少数部が失われてしまうが、回路規模は小さくなる。
入力して、以下に説明する擬似対数演算を行う。図3に
示す実施の形態では、32ビットの誤り率データを入力
して、これに擬似対数演算を施し、5ビットの演算結果
を出力する。純粋な対数演算は回路規模か大きくなるの
で、ここでは擬似的に2を底とした対数演算を行う。デ
ィジタル回路では、通常2進数が用いられる。よって、
2を底とする対数の整数部は、2進数における最上位ビ
ットが何ビット目にあるかを示すことになる。そこで、
最上位ビットから1になっているビットを検出し、擬似
的に2を底とした対数を利用する。この方法では、対数
の少数部が失われてしまうが、回路規模は小さくなる。
【0025】図4は、擬似対数演算器51aの動作を示
す図である。図4の例では、32ビットで表された52
53469(10進数)という数値の2を底とする対数
を計算する。まず、最上位ビットから”1”となるビッ
トを探す(ステップS1)。10進数の5253469
は2進数では0000000001010000001
0100101011101となり、最初に”1”とな
るビット位置は、最上位ビットから10番目となる。こ
のビットが下位から何ビット目になるかを、32−Nで
計算する(ステップS2)。Nは最上位ビットから最初
に”1”になるビット位置である。図示する例ではN=
10なので、32−10=22となる。これは、数学的
に計算した5253469の2を底とする対数22.3
27...の整数部分に相当する。この方法で計算され
る2の対数は、32ビットで表される数値の場合0〜3
1になるため、擬似対数演算器51aの出力は5ビット
で良い。
す図である。図4の例では、32ビットで表された52
53469(10進数)という数値の2を底とする対数
を計算する。まず、最上位ビットから”1”となるビッ
トを探す(ステップS1)。10進数の5253469
は2進数では0000000001010000001
0100101011101となり、最初に”1”とな
るビット位置は、最上位ビットから10番目となる。こ
のビットが下位から何ビット目になるかを、32−Nで
計算する(ステップS2)。Nは最上位ビットから最初
に”1”になるビット位置である。図示する例ではN=
10なので、32−10=22となる。これは、数学的
に計算した5253469の2を底とする対数22.3
27...の整数部分に相当する。この方法で計算され
る2の対数は、32ビットで表される数値の場合0〜3
1になるため、擬似対数演算器51aの出力は5ビット
で良い。
【0026】上記の最上位ビットから最初に”1”とな
る位置の検出は、公知の演算回路で実現できるが、演算
回路に代えてメモリを用いて、32ビットの誤り率デー
タをアドレスとして用いる構成であってもよい。図5
は、このような構成のメモリを説明するための図であ
る。メモリは、図の変換前(32ビット)とある誤り率
データの数値の範囲に対し、変換後(5ビット)のデー
タを記憶している。例えば、232−1〜231の範囲の値
を持つ誤り率データがメモリで構成される擬似対数演算
器51aに与えられると、このデータをアドレスとして
対応する記憶領域に格納されている変換後の5ビットデ
ータ11111(10進数で31)が出力される。ま
た、21 −1〜0の範囲の値を持つ誤り率データがメモ
リに与えられると、対応する5ビットデータ00000
が出力される。
る位置の検出は、公知の演算回路で実現できるが、演算
回路に代えてメモリを用いて、32ビットの誤り率デー
タをアドレスとして用いる構成であってもよい。図5
は、このような構成のメモリを説明するための図であ
る。メモリは、図の変換前(32ビット)とある誤り率
データの数値の範囲に対し、変換後(5ビット)のデー
タを記憶している。例えば、232−1〜231の範囲の値
を持つ誤り率データがメモリで構成される擬似対数演算
器51aに与えられると、このデータをアドレスとして
対応する記憶領域に格納されている変換後の5ビットデ
ータ11111(10進数で31)が出力される。ま
た、21 −1〜0の範囲の値を持つ誤り率データがメモ
リに与えられると、対応する5ビットデータ00000
が出力される。
【0027】このようにして擬似対数演算器51aから
5ビットに圧縮された誤り率データが得られる。この5
ビット誤り率データは、乗算器51bに出力される。乗
算器51bは、5ビット誤り率データに係数aを乗算す
る。前述したように、擬似対数演算結果(図1のグラフ
42に相当)と図20の比較器33が出力する誤り率デ
ータ(図1のグラフ41に相当)の平均を計算しても線
形出力とはならない。そこで、擬似対数演算器51aの
出力と、後述する下位25ビット切り捨て器52aの出
力にそれぞれ係数を乗算して適切に重み付けすること
で、加算器53aの出力が線形となるようにする。な
お、前述したように、重み付けとは、データに対してあ
る係数を乗ずることによって、データの配分を変えるこ
とである。線形演算部52の下位25ビット切り捨て器
52aは、入力する32ビットの誤り率データの下位2
5ビットを切り捨てて、7ビットの上位ビットデータを
出力する。
5ビットに圧縮された誤り率データが得られる。この5
ビット誤り率データは、乗算器51bに出力される。乗
算器51bは、5ビット誤り率データに係数aを乗算す
る。前述したように、擬似対数演算結果(図1のグラフ
42に相当)と図20の比較器33が出力する誤り率デ
ータ(図1のグラフ41に相当)の平均を計算しても線
形出力とはならない。そこで、擬似対数演算器51aの
出力と、後述する下位25ビット切り捨て器52aの出
力にそれぞれ係数を乗算して適切に重み付けすること
で、加算器53aの出力が線形となるようにする。な
お、前述したように、重み付けとは、データに対してあ
る係数を乗ずることによって、データの配分を変えるこ
とである。線形演算部52の下位25ビット切り捨て器
52aは、入力する32ビットの誤り率データの下位2
5ビットを切り捨てて、7ビットの上位ビットデータを
出力する。
【0028】図6は、下位25ビット切り捨て器52a
の動作を示す図である。図中、MSBは最上位ビットを
意味し、LSBは最下位ビットを意味する。例えば、下
位25ビット切り捨て器52aに32ビットの誤り率デ
ータ01000100010100000010100
101011101が入力されると、下位25ビット切
り捨て器52aは、この下位25ビット0010100
000010100101011101を切り捨て、残
りの上位7ビット0100010を出力する。この下位
ビット切り捨て処理により、データは圧縮される。な
お、このような切り捨てを実現する回路は種々のものか
知られている。
の動作を示す図である。図中、MSBは最上位ビットを
意味し、LSBは最下位ビットを意味する。例えば、下
位25ビット切り捨て器52aに32ビットの誤り率デ
ータ01000100010100000010100
101011101が入力されると、下位25ビット切
り捨て器52aは、この下位25ビット0010100
000010100101011101を切り捨て、残
りの上位7ビット0100010を出力する。この下位
ビット切り捨て処理により、データは圧縮される。な
お、このような切り捨てを実現する回路は種々のものか
知られている。
【0029】この7ビットのデータは乗算器52bに出
力される。乗算器は7ビットデータに係数bを乗算す
る。乗算器51bの出力と乗算器52bの出力は加算部
53の加算器53aで加算され、8ビットの誤り率デー
タが出力される。上記係数aとbは、誤り率を表す上記
8ビットのデータがC/N比に対して線形関係となるよ
うに調整するためのものである。
力される。乗算器は7ビットデータに係数bを乗算す
る。乗算器51bの出力と乗算器52bの出力は加算部
53の加算器53aで加算され、8ビットの誤り率デー
タが出力される。上記係数aとbは、誤り率を表す上記
8ビットのデータがC/N比に対して線形関係となるよ
うに調整するためのものである。
【0030】図7は、a=1、b=32として下位25
ビットの切り捨て処理により得られた7ビットデータに
対して大きな重みを与えた場合の8ビット誤り率データ
とC/N比との関係を示すグラフである。図7に示すよ
うに、32ビット誤り率データの特性が8ビット誤り率
データに現われており、非線形関係となっている。すな
わち、この場合は重み付けが不適切であると言える。
ビットの切り捨て処理により得られた7ビットデータに
対して大きな重みを与えた場合の8ビット誤り率データ
とC/N比との関係を示すグラフである。図7に示すよ
うに、32ビット誤り率データの特性が8ビット誤り率
データに現われており、非線形関係となっている。すな
わち、この場合は重み付けが不適切であると言える。
【0031】図8は、a=20、b=1として擬似対数
演算結果の5ビットデータに対して大きな重みを与えた
場合の8ビット誤り率データとC/N比との関係を示す
グラフである。図8に示すように、擬似対数演算結果の
特性が8ビット誤り率データに現われており、非線形関
係となっている。すなわち、この場合も重み付けは不適
切であると言える。
演算結果の5ビットデータに対して大きな重みを与えた
場合の8ビット誤り率データとC/N比との関係を示す
グラフである。図8に示すように、擬似対数演算結果の
特性が8ビット誤り率データに現われており、非線形関
係となっている。すなわち、この場合も重み付けは不適
切であると言える。
【0032】図9は、a=4、b=1とした場合の8ビ
ット誤り率データとC/N比との関係を示すグラフであ
る。この場合は、8ビット誤り率データとC/N比との
関係はほぼ線形であると言える。このように、32ビッ
トの誤り率データが8ビットに圧縮されるため精度は落
ちるか、半面少ないデータ処理量で線形関係が得られる
ため、誤り率からC/N比を容易に計算できるという特
有の効果が得られる。
ット誤り率データとC/N比との関係を示すグラフであ
る。この場合は、8ビット誤り率データとC/N比との
関係はほぼ線形であると言える。このように、32ビッ
トの誤り率データが8ビットに圧縮されるため精度は落
ちるか、半面少ないデータ処理量で線形関係が得られる
ため、誤り率からC/N比を容易に計算できるという特
有の効果が得られる。
【0033】次に、図3に示す構成の変形例について説
明する。図10は、第1の変形例を示すブロック図であ
る。図示する演算装置では、線形演算部52の下位25
ビット切り捨て器52aと乗算器52bとの位置を入れ
替えた構成である。すなわち、32ビットの誤り率デー
タに係数bを乗算して、その後下位25ビットを切り捨
てる。この構成でも、図3の構成により得られる効果と
同様の効果が得られる。
明する。図10は、第1の変形例を示すブロック図であ
る。図示する演算装置では、線形演算部52の下位25
ビット切り捨て器52aと乗算器52bとの位置を入れ
替えた構成である。すなわち、32ビットの誤り率デー
タに係数bを乗算して、その後下位25ビットを切り捨
てる。この構成でも、図3の構成により得られる効果と
同様の効果が得られる。
【0034】図11は、第2の変形例を示すブロック図
である。図示する演算装置では、線形演算部52の下位
25ビット切り捨て器52aを省略した(用いない)構
成である。加算器53aが出力する誤り率データは32
ビット(若しくは33ビット)となるが、誤り率はC/
N比に対し線形関係にある。よって、データ量よりも線
形関係が必要な用途には、図11に示す構成を用いるこ
とができる。
である。図示する演算装置では、線形演算部52の下位
25ビット切り捨て器52aを省略した(用いない)構
成である。加算器53aが出力する誤り率データは32
ビット(若しくは33ビット)となるが、誤り率はC/
N比に対し線形関係にある。よって、データ量よりも線
形関係が必要な用途には、図11に示す構成を用いるこ
とができる。
【0035】図12は、第3の変形例を示すブロック図
である。図示する演算装置では、下位25ビット切り捨
て器52aを加算器53aの出力に接続する構成であ
る。下位25ビット切り捨て器52aにより下位ビット
を切り捨てることは、直接誤り率とC/N比との関係を
変えるものではないので、加算器53aの出力の下位2
5ビットを切り捨てても、図3の構成により得られる効
果と同様の効果が得られる。
である。図示する演算装置では、下位25ビット切り捨
て器52aを加算器53aの出力に接続する構成であ
る。下位25ビット切り捨て器52aにより下位ビット
を切り捨てることは、直接誤り率とC/N比との関係を
変えるものではないので、加算器53aの出力の下位2
5ビットを切り捨てても、図3の構成により得られる効
果と同様の効果が得られる。
【0036】以上のような演算装置は、その他の回路と
ともにLSI化され、復調用LSI(半導体装置)を構
成することもできる。図13は、このような半導体装置
を示すブロック図である。半導体装置60は、QPSK
復調器61、ビタビ復号器62、誤り率測定部63、レ
ジスタ64、外部インタフェース回路65、デインタリ
ーバ66、リード・ソロモン復号器67、及びエネルギ
ー拡散除去回路68とを有する。参照番号60で示すブ
ロックは、半導体装置のチップであるとも言える。QP
SK復調器61は、前述したQPSK変調がかけられた
信号を復調する。ビタビ復号器22は、畳み込み符号の
復号を行う。デインタリーバ66はバースト誤りを拡散
させる。リード・ソロモン復号器67はリード・ソロモ
ン符号を復号する。エネルギー拡散除去回路68は、送
信側で信号にかけられたエネルギー拡散を除去する。レ
ジスタ64は、QPSK復調器61及びビタビ復号器6
2の制御及びこれらから予め決められた必要な情報を取
得するために用いられる。インタフェース65は、コン
ピュータ等の外部装置との交信を行う。
ともにLSI化され、復調用LSI(半導体装置)を構
成することもできる。図13は、このような半導体装置
を示すブロック図である。半導体装置60は、QPSK
復調器61、ビタビ復号器62、誤り率測定部63、レ
ジスタ64、外部インタフェース回路65、デインタリ
ーバ66、リード・ソロモン復号器67、及びエネルギ
ー拡散除去回路68とを有する。参照番号60で示すブ
ロックは、半導体装置のチップであるとも言える。QP
SK復調器61は、前述したQPSK変調がかけられた
信号を復調する。ビタビ復号器22は、畳み込み符号の
復号を行う。デインタリーバ66はバースト誤りを拡散
させる。リード・ソロモン復号器67はリード・ソロモ
ン符号を復号する。エネルギー拡散除去回路68は、送
信側で信号にかけられたエネルギー拡散を除去する。レ
ジスタ64は、QPSK復調器61及びビタビ復号器6
2の制御及びこれらから予め決められた必要な情報を取
得するために用いられる。インタフェース65は、コン
ピュータ等の外部装置との交信を行う。
【0037】誤り率測定部63は、前述した本発明の演
算装置を含むもので、図14に内部構成を示す。なお、
図14において、前述した構成要素と同一のものには同
一の参照番号を付けてある。QPSK復調器61の出力
は畳み込み符号化器32に与えられ、ビタビ復号器62
の出力は比較器33に与えられる。比較器33の出力
は、擬似対数演算部51、線形演算部52及び加算部5
3を有する演算装置に与えられる。この演算装置は、前
述の実施の形態又はその変形例のように構成されてい
る。演算された誤り率データ(図3の構成では8ビッ
ト)は外部のコンピュータ等に出力され、ここで誤り率
から線形関係を用いてC/N比を算出する。
算装置を含むもので、図14に内部構成を示す。なお、
図14において、前述した構成要素と同一のものには同
一の参照番号を付けてある。QPSK復調器61の出力
は畳み込み符号化器32に与えられ、ビタビ復号器62
の出力は比較器33に与えられる。比較器33の出力
は、擬似対数演算部51、線形演算部52及び加算部5
3を有する演算装置に与えられる。この演算装置は、前
述の実施の形態又はその変形例のように構成されてい
る。演算された誤り率データ(図3の構成では8ビッ
ト)は外部のコンピュータ等に出力され、ここで誤り率
から線形関係を用いてC/N比を算出する。
【0038】なお、図13では、誤り率測定部63が出
力する誤り率データはインタフェース部65とは別に出
力されるように図示されているが、半導体装置60がI
2 Cバス規格に準拠した製品である場合にはすべて外部
インタフェース65に接続されるバス(いわゆるI2 C
バス)を介して外部とのインタフェースが確立される。
よってこの場合には、誤り率データはレジスタ64及び
外部インタフェース65を介して、外部のコンピュータ
等に出力される。
力する誤り率データはインタフェース部65とは別に出
力されるように図示されているが、半導体装置60がI
2 Cバス規格に準拠した製品である場合にはすべて外部
インタフェース65に接続されるバス(いわゆるI2 C
バス)を介して外部とのインタフェースが確立される。
よってこの場合には、誤り率データはレジスタ64及び
外部インタフェース65を介して、外部のコンピュータ
等に出力される。
【0039】また、誤り率測定部63はビタビ復号器6
2とは別に設けられているが、誤り率測定がビタビ復号
を利用しているため、ビタビ復号器62の中に設けられ
ていると定義することもできる。図15は、図13に示
す半導体装置60において、前述した係数a、bを外部
から可変できるようにしたものである。図15では、誤
り率測定部63に対し、外部から係数の設定を行うこと
ができるように図示されている。
2とは別に設けられているが、誤り率測定がビタビ復号
を利用しているため、ビタビ復号器62の中に設けられ
ていると定義することもできる。図15は、図13に示
す半導体装置60において、前述した係数a、bを外部
から可変できるようにしたものである。図15では、誤
り率測定部63に対し、外部から係数の設定を行うこと
ができるように図示されている。
【0040】図16は、図15に示す誤り率測定部63
の内部構成を示す図である。ただし、図14に示す畳み
込み符号化器32及び比較器33は省略されている。乗
算器51bに対し外部より係数aを変更する信号が送ら
れ、乗算器52bに対し外部より係数bを変更する信号
が送られる。係数a、bを可変とすることで、フレキシ
ブルな調整が可能であり、いかなる状況においても係数
a、bを調整することで線形関係を確実に実現できる。
の内部構成を示す図である。ただし、図14に示す畳み
込み符号化器32及び比較器33は省略されている。乗
算器51bに対し外部より係数aを変更する信号が送ら
れ、乗算器52bに対し外部より係数bを変更する信号
が送られる。係数a、bを可変とすることで、フレキシ
ブルな調整が可能であり、いかなる状況においても係数
a、bを調整することで線形関係を確実に実現できる。
【0041】なお、半導体装置がI2 Cバスを採用して
いる場合には、係数a、bを調整する信号は外部インタ
フェース65及びレジスタ64を経由してそれぞれ、乗
算器51b、52bに与えられる。図17は、上記半導
体装置60を用いて構成した受信機の構成を示すブロッ
ク図である。図示する受信機120は、上記半導体装置
60(図17では復調器60として示している)、チュ
ーナー70、デマルチプレクサ80、デコーダ90及び
制御部100を具備して構成されている。受信機120
はディジタル衛生放送用である。チューナー70は、ア
ンテナを介して受信した信号から特定の周波数の信号を
選択する。復調器60はチューナー70からの信号をデ
ィジタル信号に復調するもので、前述したような構成を
有する。デマルチプレクサ80は、復調器60から出力
されるディジタル信号の中から特定のチャネルを選択す
る。デコーダ90はデマルチプレクサ80からのディジ
タル信号を映像と音声に変換する。制御部100はコン
ピュータ等からの外部入力、ブロック60〜90の制
御、文字等のデータが受信された場合の復号処理等を行
う。
いる場合には、係数a、bを調整する信号は外部インタ
フェース65及びレジスタ64を経由してそれぞれ、乗
算器51b、52bに与えられる。図17は、上記半導
体装置60を用いて構成した受信機の構成を示すブロッ
ク図である。図示する受信機120は、上記半導体装置
60(図17では復調器60として示している)、チュ
ーナー70、デマルチプレクサ80、デコーダ90及び
制御部100を具備して構成されている。受信機120
はディジタル衛生放送用である。チューナー70は、ア
ンテナを介して受信した信号から特定の周波数の信号を
選択する。復調器60はチューナー70からの信号をデ
ィジタル信号に復調するもので、前述したような構成を
有する。デマルチプレクサ80は、復調器60から出力
されるディジタル信号の中から特定のチャネルを選択す
る。デコーダ90はデマルチプレクサ80からのディジ
タル信号を映像と音声に変換する。制御部100はコン
ピュータ等からの外部入力、ブロック60〜90の制
御、文字等のデータが受信された場合の復号処理等を行
う。
【0042】復調器60で得られる誤り率を元にC/N
比を算出し、得られたC/N比の値により、例えばアン
テナの方向を調整してC/N比を向上させる。以上、本
発明を説明した。本発明は上記実施の態様やその変形例
に限定されるものではない。例えば、非線形演算は対数
演算に限定されず、その他の公知の非線形演算を採用す
ることができる。その際、非線形演算を疑似的に行う
(処理の一部を簡略化する)ことで、扱うデータ量を削
減することができる。
比を算出し、得られたC/N比の値により、例えばアン
テナの方向を調整してC/N比を向上させる。以上、本
発明を説明した。本発明は上記実施の態様やその変形例
に限定されるものではない。例えば、非線形演算は対数
演算に限定されず、その他の公知の非線形演算を採用す
ることができる。その際、非線形演算を疑似的に行う
(処理の一部を簡略化する)ことで、扱うデータ量を削
減することができる。
【0043】また、元の誤り率データは32ビットであ
る必要はなく、任意のビット数の誤り率データを扱え
る。擬似対数演算器51aは5ビットの出力に限定され
るものでははく、その他のビット数の出力であってもよ
い。下位25ビット切り捨て器52aは下位25ビット
を切り捨てる構成に限定されるものではなく、任意のビ
ット数を切り捨てることができる。
る必要はなく、任意のビット数の誤り率データを扱え
る。擬似対数演算器51aは5ビットの出力に限定され
るものでははく、その他のビット数の出力であってもよ
い。下位25ビット切り捨て器52aは下位25ビット
を切り捨てる構成に限定されるものではなく、任意のビ
ット数を切り捨てることができる。
【0044】本発明の演算装置を具備する半導体装置は
復調用LSIに限定されるものではなく、このような演
算回路が搭載されたすべての半導体装置を含むものであ
る。また、無線システムを一例として説明したが、有線
のシステムであっても同様に構成できる。
復調用LSIに限定されるものではなく、このような演
算回路が搭載されたすべての半導体装置を含むものであ
る。また、無線システムを一例として説明したが、有線
のシステムであっても同様に構成できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が得られる。請求項1、2、7に記載の発明に
よれば、非線形演算結果と線形演算結果に対し所定の演
算処理することで、非線形データの非線形性を実質的に
除去して、線形性を有するデータ(線形データ)を得る
ことができる。
下の効果が得られる。請求項1、2、7に記載の発明に
よれば、非線形演算結果と線形演算結果に対し所定の演
算処理することで、非線形データの非線形性を実質的に
除去して、線形性を有するデータ(線形データ)を得る
ことができる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、擬似対数
演算により、演算処理を簡略化でき、出力されるデータ
のビットも削減できる。請求項4に記載の発明によれ
ば、この重み付けにより請求項1に記載の第3の演算部
が出力するデータの線形性をより精度の高いものにする
ことができる。
演算により、演算処理を簡略化でき、出力されるデータ
のビットも削減できる。請求項4に記載の発明によれ
ば、この重み付けにより請求項1に記載の第3の演算部
が出力するデータの線形性をより精度の高いものにする
ことができる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、前記非線
形データの所定数の下位ビットを切り捨てる処理によ
り、処理するデータ量を削減することができる。請求項
6に記載の発明によれば、重み付け処理により、線形性
をより精度の高いものにすることができる。
形データの所定数の下位ビットを切り捨てる処理によ
り、処理するデータ量を削減することができる。請求項
6に記載の発明によれば、重み付け処理により、線形性
をより精度の高いものにすることができる。
【0048】請求項8に記載の発明によれば、下位ビッ
トを切り捨てることで、処理するデータ量を削減するこ
とができる。請求項9に記載の発明によれば、重み付け
処理の係数を可変することで、最適な線形関係を得るこ
とができる。
トを切り捨てることで、処理するデータ量を削減するこ
とができる。請求項9に記載の発明によれば、重み付け
処理の係数を可変することで、最適な線形関係を得るこ
とができる。
【0049】請求項10に記載の発明によれば、ディジ
タル通信における誤り率に線形な関係のC/N比を簡単
に得ることができる。請求項11に記載の発明によれ
ば、C/N比に線形な関係に変換された誤り率データを
出力する機能を持った半導体装置が提供できる。
タル通信における誤り率に線形な関係のC/N比を簡単
に得ることができる。請求項11に記載の発明によれ
ば、C/N比に線形な関係に変換された誤り率データを
出力する機能を持った半導体装置が提供できる。
【0050】請求項12に記載の発明によれば、C/N
比に線形な関係に変換された誤り率データを出力する機
能を持った受信機が提供できる。
比に線形な関係に変換された誤り率データを出力する機
能を持った受信機が提供できる。
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施の形態による演算装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図2に示す各ブロックの内部構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】図3に示す擬似対数演算器の擬似対数演算を説
明するための図である。
明するための図である。
【図5】図3に示す擬似対数演算器をメモリを利用して
実現した構成を示す図である。
実現した構成を示す図である。
【図6】図3に示す下位25ビット切り捨て器の切り捨
て処理を説明するための図である。
て処理を説明するための図である。
【図7】図3に示す構成において、係数bの重みが比較
的大きい場合の加算器53aの出力特性を示すグラフで
ある。
的大きい場合の加算器53aの出力特性を示すグラフで
ある。
【図8】図3に示す構成において、係数aの重みが比較
的大きい場合の加算器53aの出力特性を示すグラフで
ある。
的大きい場合の加算器53aの出力特性を示すグラフで
ある。
【図9】図3に示す構成において、係数a、bの重みが
適切な場合の加算器53aの出力特性を示すグラフであ
る。
適切な場合の加算器53aの出力特性を示すグラフであ
る。
【図10】図3に示す構成の第1の変形例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図11】図3に示す構成の第2の変形例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図12】図3に示す構成の第3の変形例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図13】本発明の演算装置を具備する半導体装置の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図14】図13に示す誤り率測定部の内部構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図15】本発明の演算装置を具備する半導体装置の別
の例を示すブロック図である。
の例を示すブロック図である。
【図16】図14に示す誤り率測定部の内部構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図17】図13又は図15に示す半導体装置を用いた
受信機のブロック図である。
受信機のブロック図である。
【図18】ディジタル通信系を示すブロック図である。
【図19】畳み込み符号を生成する回路を説明するため
のブロック図である。
のブロック図である。
【図20】誤り率データを生成する回路を示すブロック
図である。
図である。
【図21】図20に示す比較器が出力する誤り率とC/
N比との関係を示すグラフである。
N比との関係を示すグラフである。
【図22】誤り率とC/N比とが線形関係にある場合を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図23】図21に示す誤り率を対数で表したグラフで
ある。
ある。
44 演算回路 51 非線形(擬似対数)演算部 52 線形演算部 53 加算部 51a 擬似対数演算器 51b 乗算器 52a 下位25ビット切り捨て器 52b 乗算器 53a 加算器
Claims (12)
- 【請求項1】 非線形データに対し所定の非線形演算を
行う第1の演算部と、 前記非線形データに対し所定の線形演算を行う第2の演
算部と、 第1及び第2の演算部の出力に対し所定の演算処理を行
って前記非線形データの非線形性が実質的に除去された
データを出力する第3の演算部とを有することを特徴と
する演算装置。 - 【請求項2】 前記第1の演算部の所定の非線形演算は
対数演算であることを特徴とする請求項1に記載の演算
装置。 - 【請求項3】 前記第1の演算部の非線形演算は、2を
底とする擬似対数演算であることを特徴とする請求項1
記載の演算装置。 - 【請求項4】 前記第2の演算部の所定の線形演算は、
非線形データを重み付けする処理を含むことを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれか一項に記載の演算装置。 - 【請求項5】 前記第2の演算部の所定の線形演算は、
前記非線形データの所定数の下位ビットを切り捨てる処
理を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
一項に記載の演算装置。 - 【請求項6】 前記第1の演算部は、所定の非線形演算
の演算結果を重み付けする処理を含むことを特徴とする
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の演算装置。 - 【請求項7】 前記第3の演算部の所定の演算処理は平
均又は加算処理であることを特徴とする請求項1ないし
6のいずれか一項に記載の演算装置。 - 【請求項8】 前記演算装置は更に、第3の演算部の出
力データの所定数の下位ビットを切り捨てる下位ビット
切り捨て器を有することを特徴とする請求項1記載の演
算装置。 - 【請求項9】 前記重み付けする処理で用いる係数は可
変であることを特徴とする請求項4又は6項に記載の演
算装置。 - 【請求項10】 前記非線形データはビタビ復号器の誤
り率データであり、前記第3の演算部の出力は線形に変
換された誤り率データであることを特徴とする請求項1
ないし9のいずれか一項に記載の演算装置。 - 【請求項11】 受信した信号を復調して得られる信号
を畳み込み符号化する畳み込み符号化器と、 前記受信した信号を復調して得られる信号をビタビ復号
するビタビ復号器と、 前記畳み込み符号化器とビタビ復号器のそれぞれの出力
を比較して、非線形データである誤り率データを出力す
る比較器と、 該誤り率データの非線形性が実質的に除去されたデータ
を出力する演算装置とを有し、 前記演算装置は請求項1ないし10のいずれか一項に記
載された演算装置であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項12】受信した信号から所望の周波数の信号を
選択するチューナーと、 該チューナーの出力を復調する復調器とを有し、 該復調器は受信した信号を復調して得られる信号を畳み
込み符号化する畳み込み符号化器と、 前記受信した信号を復調して得られる信号をビタビ復号
するビタビ復号器と、 前記畳み込み符号化器とビタビ復号器のそれぞれの出力
を比較して、非線形データである誤り率データを出力す
る比較器と、 該誤り率データの非線形性が実質的に除去されたデータ
を出力する演算装置とを有し、 前記演算装置は請求項1ないし10のいずれか一項に記
載された演算装置であることを特徴とする受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31827196A JPH10163886A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 演算装置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31827196A JPH10163886A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 演算装置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10163886A true JPH10163886A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18097346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31827196A Withdrawn JPH10163886A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 演算装置並びにこれを用いた半導体装置及び受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10163886A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001203674A (ja) * | 1999-12-11 | 2001-07-27 | Marconi Communications Ltd | 高ダイナミックレンジエラーレートモニタ |
JP2006079310A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メモリ、及びメモリを備えたプロセッサ |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31827196A patent/JPH10163886A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001203674A (ja) * | 1999-12-11 | 2001-07-27 | Marconi Communications Ltd | 高ダイナミックレンジエラーレートモニタ |
JP2006079310A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メモリ、及びメモリを備えたプロセッサ |
JP4529600B2 (ja) * | 2004-09-09 | 2010-08-25 | パナソニック株式会社 | メモリ、及びメモリを備えたプロセッサ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |