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JPH10161401A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH10161401A
JPH10161401A JP33021796A JP33021796A JPH10161401A JP H10161401 A JPH10161401 A JP H10161401A JP 33021796 A JP33021796 A JP 33021796A JP 33021796 A JP33021796 A JP 33021796A JP H10161401 A JPH10161401 A JP H10161401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical unit
wire
image reading
positioning
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33021796A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Okubo
明夫 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33021796A priority Critical patent/JPH10161401A/ja
Publication of JPH10161401A publication Critical patent/JPH10161401A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置サイズの小型化と低コスト化を図れる画
像読取装置。 【解決手段】 原稿1の主走査方向全幅を読取れる複数
の光電変換素子3dと光学系3cからなる光学ユニット
3を移動して原稿から画像を読取る画像読取装置におい
て、被伸縮性線材4を複数回折り返し、折り返した線材
のうち同一方向に移動する空間的に平行に配設された線
材の少なくとも2ケ所3e,3fを光学ユニットに固着
し、線材を移動することにより光学ユニットを移動して
画像を走査し読取る走査手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ、ファク
シミリおよび複写機等に使用される画像読取装置に関
し、特に画像読取装置の走査機構の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の画像読取装置であり、読取
り用の光学系ユニットを搭載したいわゆるフラットヘッ
ド・スキャナの斜視図である。また、図10は光学系ユ
ニットの斜視図である。
【0003】図9、図10において、51は光学ユニッ
トで、内部には長焦点のセルフォックレンズ(図示して
いない)を具備して、厚さ3mmの原稿台ガラス上に焦
点が合うように設定されている。その他に、内部には冷
陰極管(Xe管)(図示していない)を具備し、長焦点
で且つ、主走査0.7msec/line程度までの高
速スキャンが可能になっている。この冷陰極管は光学ユ
ニットの外部に設けたインバータ回路52によって制御
されている。
【0004】53は光学ユニット51を保持するための
保持部材、54は保持部材53を支点54aで上下方向
に回動自在に支持しているキャリッジである。支点54
aは光学ユニット51の主走査方向のほぼ中央部に設け
て、左右のバランスをとっている。支点54aから読取
りライン51bまでの距離は、寸法のバラツキ等で光学
ユニット51が副走査の方向に傾いて照明角度がズレた
り焦点距離が変わったりすることを避けるため、長い方
が望ましい。また、キャリッジ54上にはインバータ回
路52も設置されていて、キャリッジ54が光学ユニッ
ト51とインバータ回路52をまとめて移動させるた
め、光学ユニット51からインバータ回路52までのケ
ーブル長を短くすることができ、高周波ノイズの発散を
防止するための効果を持っている。
【0005】55は高さ調整部で、光学ユニット51の
筐体に左右一対に設けられている。これは、高さ規制部
材55bの先端が原稿台ガラス62の下面に接触して移
動する時、接触部分が摩耗してガラス下面に接触痕が発
生しても、画像に影響を及ぼさないようにするためであ
る。付勢バネ56はキャリッジ54上で、支点54aで
支持された光学ユニット51を弾性支持している。
【0006】キャリッジ54は軸受け54bを介してガ
イドシャフト57に対して摺動自在に支持される。この
軸受け位置は、光学ユニット51、インバータ回路5
2、保持部材53、キャリッジ54、調整部55、付勢
バネ56で構成する光学親ユニット50の主走査方向の
重心からずれた位置に設けられている。そして、軸受け
位置をずらした方向とは反対方向のキャリッジ54の端
部の下部には、摺動部材54cを設けている。すなわち
重心は軸受け54bと摺動部材54cとの間に位置する
ことになり、ガイドシャフト57に摺動自在に支持され
る光学親ユニット50は摺動部材54cの方向に傾くよ
うに構成される。
【0007】ガイドシャフト57は両端部をフレーム5
9に水平に固定支持され、フレーム59にはガイドシャ
フトと平行に曲げ部起こし59aを設け、摺動部材54
cがこの曲げ部59aに接触することによって、密着型
イメージセンサ51の水平が保たれるように高さが設定
されていて、キャリッジ54がガイドシャフト57に沿
って副走査方向に移動する際に、摺動部材54cは曲げ
部起こし59a上を接触して移動する。
【0008】60はキャリッジ54を副走査方向に移動
させるタイミングベルト、61は駆動用のステッピング
モータである。原稿台ガラス62の下面に密着型イメー
ジセンサ51が付勢され、副走査方向に移動する光学親
ユニット50上の密着型イメージセンサ(光学ユニッ
ト)51と、原稿台ガラス62の上面との間の距離が常
に一定に保たれている。
【0009】画像を読取る時には、上下に開閉すること
ができて原稿台ガラス62上に配置された圧板(図示し
ていない)で、シート原稿や書籍を上から付勢して原稿
の読取り画像面を原稿台ガラス62上に密着させ、ステ
ッピングモータ61を駆動して、コンタクトセンサ(光
学ユニット)51を移動させて画像を読取る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、光学的キャリッジシャフト(キャリッジ5
4,ガイドシャフト57)があるために、装置のサイズ
が大きくなってしまうという問題がある。
【0011】また、光学ユニット51の載ったキャリッ
ジとガイドシャフト57を摺動させる必要があるため
に、耐摩耗性の良い材料を使わざるを得ないので、コス
トを押し上げるという問題がある。
【0012】また、ガイドシャフト57の長軸方向の中
心軸に対しての回転方向の位置決め部材との摺動もある
ため、光学ユニット51の走査面と平行な面内における
回転方向のガタツキが生ずるという問題がある。
【0013】また、光学親ユニット50や光学ユニット
51の押圧手段等の部品が追加されるため、コストが上
がってしまうという問題がある。
【0014】更に、高さ規制部材55bが光学ユニット
51の読取りライン51bの延長線上にないために、画
像を保証できる焦点深度を確保するためには、高さ規制
部材55bと光学ユニット51の相対的高さは当然精度
良く管理される必要があると同時に、支点54aと光学
ユニット51の相対的高さも精度良く管理する必要があ
るので、部品コストが上昇するという問題がある。
【0015】依って、請求項1に記載の発明の目的は、
キャリッジのガイドシャフト等の光学ユニットのガイド
部材を廃止することにより、装置サイズの小型化と低コ
スト化が図れる画像読取装置を提供することにある。
【0016】更に、請求項2に記載の発明の目的は、線
材と光学ユニットが不要に接触しないように配設して、
光学ユニットによる走査を正確に低負荷に実施できる画
像読取装置を提供することにある。
【0017】更に、請求項3に記載の発明の目的は、簡
単且つ低コストに走査機構を構成できる画像読取装置を
提供することにある。
【0018】更に、請求項4又は5に記載の発明の目的
は、簡単で低コストの機構で、線材のたるみ等による光
学ユニットの誤走査を防止して正確な走査を実施し高画
質な読取りを可能にする画像読取装置を提供することに
ある。
【0019】更に、請求項6に記載の発明の目的は、請
求項4又は5の機構において、光学ユニットの回転方向
のガタツキを防止できる画像読取装置を提供することに
ある。
【0020】更に、請求項7に記載の発明の目的は、光
学ユニットをより小型化できる画像読取装置を提供する
ことにある。
【0021】更に、請求項8に記載の発明の目的は、低
コストで画素間入力感度のバラツキが少ない画像読取装
置を提供することにある。
【0022】更に、請求項9に記載の発明の目的は、ガ
イドシャフト等のガイド部材を廃止して装置サイズの小
型化と低コスト化を図り、光学ユニットを正確に位置決
めすることで誤走査の発生を抑えられる画像読取装置を
提供することにある。
【0023】更に、請求項10に記載の発明の目的は、
光学ユニットの被読取り原稿との距離を、最低限必要な
精度で確保可能な高さ規制部材を用いることにより装置
の小型化、低コスト化を図ることができる画像読取装置
を提供することにある。
【0024】更に、請求項11又は12に記載の発明の
目的は、簡単で低コストな構成の主走査方向の位置決め
機構によって誤走査を無くし高画質の読取りを可能にす
る画像読取装置を提供することにある。
【0025】更に、請求項13に記載の発明の目的は、
光学ユニットの原稿台ガラスへの付勢を、折り返した線
材に張力を与える簡単で低コストな機構で実現できる画
像読取装置を提供することにある。
【0026】更に、請求項14に記載の発明の目的は、
光学ユニットの主走査方向への付勢を、折り返した線材
に張力を与える簡単で低コストな機構で実現できる画像
読取装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項1に記載のように、原稿の主
走査方向全幅を読取れる複数の光電変換素子と光源と光
学系からなる光学ユニットを移動して原稿から画像を読
取る画像読取装置において、非伸縮性線材を複数回折り
返し、前記折り返した線材のうち同一方向に移動する空
間的に平行に配設された線材の少なくとも2ケ所を前記
光学ユニットに固着し、前記線材を移動することにより
前記光学ユニットを移動して画像を走査し読取る走査手
段を備えたことを特徴とする画像読取装置にある。
【0028】この構成によれば、線材は非伸縮性なので
複数回折り返されていても当然連通していて、線材の線
長方向の移動速度はどこの線材部でも同じ速度となるの
で、折り返され同一方向に移動する空間的に平行に配置
された線材の2ケ所を光学ユニットに固定すれば、線材
の張架された方向に平行に移動して光学ユニットを走査
方向へ移動させることができる。
【0029】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、原稿の主走査方向
全幅を読取れる複数の光電変換素子と光源と光学系から
なる光学ユニットを移動して原稿から画像を読取る画像
読取装置において、非伸縮性線材を複数回折り返し、前
記折り返した線材のうち同一方向に移動する空間的に平
行に配設された線材の少なくとも2ケ所を前記光学ユニ
ットに固着し、前記線材を移動することにより前記光学
ユニットを移動して画像を走査し読取る走査手段を備
え、前記走査手段は、前記光学ユニットに固着された線
材の移動方向と逆方向に移動する折り返した線材を前記
光学ユニットの移動する空間から離れた所に配置してい
ることを特徴とする画像読取装置にある。
【0030】この構成によれば、折り返した線材の光学
ユニットの移動方向と逆方向に移動する線材は、光学ユ
ニットが移動する空間の外側に配設されているため、光
学ユニットの移動と干渉することはなく光学ユニットの
移動が正確になって、読取り画像の画質の向上が線材の
駆動手段の負荷を増やさずに実現できる。
【0031】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項3に記載のように、前記走査手段
は、すべり止め加工を施した前記線材を折り返す手段と
して複数のプーリを使用し、該プーリの回転する軸は前
記光学ユニットの移動する平面から傾いた平面と直角方
向とに軸支されていることを特徴とする請求項1又は2
記載の画像読取装置にある。
【0032】この構成によれば、傾けたプーリで線材を
折り返すことで部品点数を増やさずに、傾いたプーリに
入力する線材と出力される線材のそれぞれ配設される空
間的位置がずれることになり、傾いたプーリの傾き方を
管理すれば、光学ユニットの移動する空間と離れて邪魔
にならない位置に光学ユニットの移動方向とは逆方向へ
移動する線材を配設することができる。
【0033】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項4に記載のように、前記走査手段
は、前記折り返した線材に張力を与える手段を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像読取装置にある。
【0034】この構成によれば、線材の長さに関する精
度を特別管理しなくても線材にゆるみが生じることはな
く、折り返し手段であるプーリの配置位置だけで光学ユ
ニットの移動位置を確定することができる。
【0035】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項5に記載のように、前記張力を与
える手段は、弾性部材で構成したことを特徴とする請求
項4記載の画像読取装置にある。
【0036】この構成によれば、張力を与える手段をバ
ネ等の簡単な弾性部材で構成することにより、低コスト
を実現することができる。
【0037】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項6に記載のように、前記張力を与
える手段は、前記線材の少なくとも2ケ所ある固着位置
の間以外の場所に配設したことを特徴とする請求項4記
載の画像読取装置にある。
【0038】この構成によれば、光学ユニットが動き出
す瞬間等に線材に過大な張力が発生し張力発生手段が動
いてしまっても、光学ユニットの動き出しが遅れるだけ
で、光学ユニットの傾き等画質を悪化させる原因とはな
らずに、高画質の読取りを維持することができる。
【0039】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項7に記載のように、前記光学ユニ
ットの光学系は、等倍光学系のコンタクトセンサである
ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置にある。
【0040】この構成によれば、光学ユニットの小型化
により、光学ユニットが移動するために必要な空間が少
なくて済むようにすることができる。
【0041】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項8に記載のように、前記光学ユニ
ットの光電変換素子は、CCDであることを特徴とする
請求項1記載の画像読取装置にある。
【0042】この構成によれば、画素間の感度のバラツ
キが減って読取り画像の高画質化が可能になる。
【0043】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項10に記載のように、請求項1乃至8記載
の画像読取装置において、前記光学ユニットの位置決め
手段を備えたことを特徴とする画像読取装置にある。
【0044】この構成によれば、非伸縮性の線材を複数
回折り返し、同一方向に移動する空間的に平行に配設し
た線材の2ケ所に光学ユニットを固着して、線材の移動
により光学ユニットを移動させて走査する低コストの走
査手段により構成した画像読取装置に、光学ユニットの
原稿走査に必要な位置決めを行うことによって、安定し
た走査と、より高画質な読取りが可能になる。
【0045】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項10に記載のように、前記位置決め手
段は、前記光学ユニット側に原稿台ガラスによって位置
決めされる位置決め部材を最低3ケ所以上配設し、前記
光電変換素子と前記原稿台ガラスに積載された被読取り
原稿上の被読取り画素の間に形成される光軸によって形
成する平面と前記原稿台ガラスの裏面とが交差して形成
される直線上において、最低2ケ所以上の前記位置決め
部材と前記原稿台ガラスの接触により位置決めすること
を特徴とする請求項9記載の画像読取装置にある。
【0046】この構成によれば、光学ユニットの位置決
めは光軸上を中心に変化するため、3点目の位置決め部
材の高さの変化が光学ユニットの光路長の変化に影響を
与える割合が少なくなり、3点の位置決め部材の配置距
離が小さくてしかも焦点深度の確保が容易になる。
【0047】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項11に記載のように、前記位置決
め手段は、原稿の主走査方向の位置決め手段と、前記光
学ユニットに前記主走査方向の位置決め手段により位置
決めされる手段を備えたことを特徴とする請求項9記載
の画像読取装置にある。
【0048】この構成によれば、原稿台ガラス上のサイ
ズ指標に対しての主走査方向の位置決めが調整等の行
程、あるいは部品精度を上げずに低コストに実現するこ
とができる。
【0049】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項12に記載のように、前記位置決
めされる手段は前記光学ユニットに配設し、主走査方向
の位置決め手段であるフレームの溝ガイドに嵌合するリ
ブガイドであることを特徴とする請求項11記載の画像
読取装置にある。
【0050】この構成によれば、原稿の主走査方向の位
置決め手段を、光学ユニットに設けたリブガイドと嵌合
させるフレームの溝ガイドという、簡単で低コストな機
構で実現することができる。
【0051】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項13に記載のように、前記位置決
め手段は、前記折り返した線材により光学ユニットを前
記原稿台ガラスに付勢し、該付勢する付勢力を前記線材
に張力を与える手段によって発生させることを特徴とす
る請求項10記載の画像読取装置にある。
【0052】この構成によれば、簡単で低コストの構成
により光学ユニットを原稿台ガラスに付勢することがで
きる。
【0053】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項14に記載のように、前記位置決
め手段は、前記光学ユニットの主走査方向の付勢を前記
線材によって行い、該付勢する付勢力を前記線材に張力
を与える手段によって発生させることを特徴とする請求
項11記載の画像読取装置にある。
【0054】この構成によれば、光学ユニットの主走査
方向の付勢を簡単で低コストの構成により実施すること
ができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
について図を参照して説明する。図1〜図4は第1の実
施の形態に係る図である。図1は本発明の第1の実施の
形態に係る画像読取装置の中央断面図である。図2は図
1に示す画像読取装置の平面図である。図3は図2に示
す画像読取装置をC方向から見た側面図である図4は図
2に示す画像読取装置をD方向から見た側面図である。
【0056】図1において、1は読取り原稿(以降、原
稿と略す)、2はアクリル、ポリカーボネート、ガラス
等光線透過率の高い材質で形成した原稿台ガラスで、原
稿台圧板(図示していない)によって原稿1は原稿台ガ
ラス2に密着させられることになる。3は光学ユニット
であって原稿台ガラス2と同様に光線透過率の高い材質
で形成し、後述する光電変換素子部等へのゴミの侵入を
防いでいる。3bは光源であるところのLED、3cは
等倍光学結像レンズ、3dは光電変換素子である。
【0057】本実施の形態では、光源3bはLEDを使
用しているとしたが、ハロゲンランプ、熱陰極管、冷陰
極管、キセノン管等でもかまわない。また、光電変換素
子であるところの3dはCCD素子でもよい。また3c
は縮小光学レンズでもよく、光路長はできるだけ短い方
が望ましく、装置をコンパクトにするには光路長が長い
場合はミラー等で折り返してもよい。
【0058】電気基板上の構成については、光電変換さ
れた電気信号はI/Oポートを通過した後、ROMに書
かれた内容に従いRAMを使用しながら画像処理等を行
い、コンピュータ本体部、プリンタ部、電送部(何れも
図示していない)等へ転送される。
【0059】ここで原稿1の画像読取り範囲全てを読む
ためには光学ユニット3を移動させる必要があって、本
実施の形態では図1の矢線A方向に移動させることによ
り画像を読取って行く。この時図1のCPUによって後
述のモータ13と画像読取りタイミングの同期をとって
行っている。
【0060】つぎに本発明の核心である光学ユニット3
を移動する走査手段について図1,2,3,4を参照し
て詳細に説明する。
【0061】先ず、図2の平面図において、図中矢線B
方向から見た図が図1であり、C方向から見た図が図
3、D方向から見た図が図4である。
【0062】図2において、13はモータであって図示
していない歯車、タイミングベルト、ベルト、ワイヤ等
駆動伝達手段によって後述の駆動プーリ5に駆動力を伝
達している。本実施の形態ではモータ13にパルスモー
タを使用しオープンループ制御により駆動しているが、
DCモータを用いてエンコーダ手段を設けクローズルー
プ制御を行うようにしてもよい。
【0063】駆動プーリ5は駆動プーリ軸5aの周りに
回動自在に支持されていて、プーリ軸5aは図2、図4
に示すように、光学ユニット3の移動する平面と直角に
配置されている。
【0064】プーリ5にはワイヤ4が巻き付けられてい
て、このワイヤ4の材質は金属で非伸縮性であるが、ガ
ラス繊維、炭素繊維、ケプラー等無機物、有機物で形成
することもできる。また、芯線部が被伸縮性であればそ
の周囲部はゴム、ナイロン等の伸縮性の材料で含浸また
は被覆されていてもよい。駆動プーリ5に対してのワイ
ヤ4の巻き付けは、駆動プーリ5に対してワイヤ4がす
べることなく巻取り、巻き戻しされる必要があるので、
ワイヤ4の決められた途中の箇所にワイヤ線径の一部異
なる部分を設けて、駆動プーリ5に線径の異なる箇所を
固定して駆動プーリ5とワイヤ4のすべりを防止してい
る。本実施の形態では、ワイヤ4にすりわりのある小鋼
球をかしめて線径の異なる箇所を設けている。
【0065】これによって、図2中で最低ワイヤの4
a,4dに相当する長さのワイヤが常に駆動プーリ5に
巻き付いた状態で、その巻き付いている一部に線径の異
なる箇所がプーリ5に固定状態の如くなる。この時一度
巻き付いたワイヤの上にさらにワイヤが巻き付くと、見
掛けのプーリ5の外径が変わってしまうため、後述のプ
ーリ6とプーリ10の傾きはワイヤ4の上にワイヤ4が
巻き付かないように配置するか、複数回巻き付かないよ
うに駆動プーリ5の直径を大きくとってもよい。また、
ここではプーリ5にワイヤ4の一部が固定状態になるよ
うに使用したが、固定しなくてもワイヤをプーリに巻き
付けるだけで、摩擦力のみでプーリ5の駆動力をワイヤ
4に伝達してもよい。なお、摩擦力による伝達系の場合
も、プーリ6とプーリ10の傾きによってプーリ5上に
おいてワイヤの上にワイヤが巻き付かないように配置し
なければならない。
【0066】こうして、駆動プーリ5に巻き付いたワイ
ヤ4は、図2に示すように、プーリ6に巻かれて折り返
される。この駆動プーリ5とプーリ6の間のワイヤ4を
ワイヤ4a部と表す。そして、ワイヤ4a部の途中で光
学ユニット3に3e部で固定する。プーリ6はプーリ軸
6aの回りに回動自在に支持されていて、プーリ軸6a
は図3に示すように傾いてフレーム14に固定されてい
る。
【0067】同様にプーリ6により折り返されたワイヤ
4は、プーリ7によりワイヤ4の向きが変更されプーリ
8を介した後プーリ9に巻き付けられる。このプーリ7
および、プーリ8はそれぞれプーリ軸7a,8aの回り
に回動自在に支持されている。このプーリ軸7a,8a
についても図4に示すように、フレーム14に対して傾
いて固定されている。
【0068】次に、プーリ8によって方向を変えられた
ワイヤ4はプーリ9で反転して、プーリ10によって方
向が変更されて先の駆動プーリ5に戻る。このプーリ
9、プーリ10もそれぞれプーリ軸9a,10aに回動
自在に支持され、プーリ軸9aの傾き方を図3に、プー
リ軸10aの傾き方を図4に示す。プーリ8とプーリ9
の間のワイヤ4を4d部と表し、4a部の場合と同様に
4d部においても光学ユニット3に3fで固定する。
【0069】この光学ユニット3の配置位置は、ワイヤ
4a,4dの配置位置により決定されるが、ワイヤ4
a,4dの配置位置は、それぞれプーリ5,8の外周上
でワイヤ4が離れる側と、プーリ6,9の外周上でワイ
ヤ4が巻き取られる側とを直線で結んだ線上となる。つ
まり図2上において、4aはプーリ5の5b部とプーリ
6の6b部を結んだ直線が4aの配設位置となり、プー
リ8の8b部とプーリ9の9b部を結んだ直線がワイヤ
4dの配設位置となる。
【0070】また、原稿台ガラス2と平行な平面内に先
の5b,6b,8b,9bが配設されるようにプーリ
5,6,8,9が配設され、更に4a,4dが空間的に
平行になるように5b,6b,8b,9b部が配設され
る。更に原稿台ガラス2上の原稿サイズ指標(図示して
いない)に対して、ワイヤ4a,4dが平行又は直角に
配設されている。
【0071】また、図1に示す矢線K方向の4a,4d
の位置は、光学ユニット3が丁度被読取り原稿1の画像
を光電変換素子3d上に結像するように配設している。
そして光学ユニット3のワイヤ4a,4dの固定位置は
サイズ指標と光学ユニット3が直角もしくは平行になる
ように固定される。
【0072】次に、各プーリ軸の中でプーリ軸10aだ
けは図2に示すように、フレーム14に固定されておら
ずアイドラ板11に固定されている。アイドラ板11は
図4に示すように、傾きを持ったままフレーム14と摺
動自在に配置されていて、更にアイドラ板11とフレー
ム14の間にバネ部材12を張架している。これによっ
て、十分に4a,4d部が直線になるようにワイヤ4の
張力をバネ部材12の強さによって調整している。
【0073】なお、本実施の形態では以上のように、5
b,6b,8b,9bの位置を各部品の精度によって調
整し配置しているが、各プーリ軸上で各プーリの高さを
調整して同条件になるように配設してもよい。
【0074】以上の構成により、モータ13で駆動プー
リ5に矢線E方向の駆動を伝達すれば、各プーリもE方
向に回転しワイヤ4a,4dの光学ユニット3に固定さ
れた3f,3e部は相対的な位置を保ったままモータ1
3の回転角度に従って図2中の矢線F方向に、サイズ指
標と直角もしくは平行を保ったまま移動していくことに
なる。つまりCPUによってモータ13の移動と光学ユ
ニット3による読取りの同期をとることで画像を読取れ
ることになる。また、ワイヤ4e,4bは離した配置の
ため光学ユニット3が移動しても、光学ユニット3と接
触もしくは移動に影響を与えるようなことはない。
【0075】このように、本実施の形態によれば、プー
リ5〜10を使用して非伸縮性線材4を複数回折り返す
という、場所をとらない簡単で低コストの走査手段を構
成して原稿の読取りを行うようにしたので、画像読取装
置のサイズの小型化と低コスト化が達成できる。
【0076】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について図を参照して説明する。図5〜図8
は第2の実施の形態に係る図である。図5は本発明の第
2の実施の形態に係る画像読取装置の中央断面図であ
る。図6は図5に示す画像読取装置の平面図である。図
7は図6に示す画像読取装置をC方向から見た側面図で
ある。図8は図6に示す画像読取装置をD方向から見た
側面図である。
【0077】第2の実施の形態は、図1〜図4に示した
プーリ5〜10と線材4により線材を折り返す走査手段
を構成した第1の実施の形態に、図5〜図8の各図に示
すような、光学ユニット3に原稿台ガラス2によって位
置決めされる位置決め部材3g〜3jと、主走査方向の
位置決め用のリブガイド3kと、フレーム14にリブガ
イド3kに嵌合する溝ガイド14aを新たに設けたもの
である。
【0078】光学ユニット3の位置決め部材3g,3
h,3i,3jの材質は、原稿台ガラス2に対して摩擦
力が少なく摩耗性の良い材質が望ましい。ここではPO
M等の有機材料を用いているが他の材質のものでもかま
わない。また原稿台ガラス2と接触する部分について
は、コロ等の別部材とし原稿台ガラス2と回転接触させ
るように構成すれば、耐摩耗性の向上や摩擦負荷の低減
が図れる。図5に示すように、位置決め部材3g,3
h,3i,3jの原稿台ガラス2との接触面の形状は円
又は球形状をなし、部材3g,3h,3i,3jの光学
ユニット3に対する矢線K方向の位置は、部材3g,3
h,3i,3jが原稿台ガラス2の裏面に接触した時に
丁度被読取り原稿1の画像が光電変換素子3dに結像さ
れるようになっている。
【0079】また、部材3g,3hの図5中のA方向の
位置は、3g,3hそれぞれの原稿台ガラス2との接触
点が丁度被読取り原稿1から、光電変換素子3dに至る
光軸の中心になるように配置されている。ここでは、3
i,3jと3g,3h以外の位置決め部材を2ケ配設し
ているが平面は3点で決定されるので、3gもしくは3
hは省略してもよい。なお、主走査方向の位置決め部材
として、光学ユニット3にリブガイド3kを設け、フレ
ーム14には嵌合する溝ガイド14aを形成している。
その他の構成および線材とプーリで構成する走査手段の
動作は、図5は図1に、図6は図2に、図7は図3に、
図8は図4にそれぞれ対応していて、全く同一構成なの
で、構成と走査手段の動作に関する重複する説明は省略
し、第1の実施の形態と異なる点についてのみ述べる。
【0080】この場合の第2の実施の形態で新たに追加
になった、具体的な位置決めについて説明する。
【0081】図5に示す光学ユニット3の矢線K方向の
配設位置は、位置決め部材3g,3h,3i,3jが原
稿台ガラス2に当接することにより決定される。この当
接力については、図5においてワイヤ4a,4dは本来
張力が十分であれば直線形状を形成する、つまり本来光
学ユニット3の重さに対して十分張力が高ければ直線形
状をなしていたものを原稿台ガラス2で矢線Kの図面
上、下方向に光学ユニット3とともに押し下げたことと
なる。これによって光学ユニット3には、ワイヤ4a,
4dの張力によって図5中の矢線L、M方向の外力を受
けることになり、結果的に矢線K方向の図面では上方向
成分を受けて、原稿台ガラス2に付勢される。
【0082】次に、フレーム14には溝形状をした溝ガ
イド14aが配設されている。溝ガイド14aの断面形
状を図7と図8に示しているが、この溝ガイド14aに
は光学ユニット3に設けたリブガイド3kが嵌合してい
る。図6に示すように、溝ガイド14aとリブガイド3
kの矢線B、J方向の相対位置は、原稿台ガラス2上の
原稿サイズの指標(図示していない)に対して相対的に
配設され、被読取り原稿1の読取り範囲および読取り位
置が決定される。
【0083】また、フレーム14に対しての溝ガイド1
4aの相対的配設位置は、複数ある光電変換素子のほぼ
中央部に配設しているが、ワイヤ類、プーリ類に影響を
受けなければどこでもよい。但し、原稿サイズ指標に対
しては直角もしくは平行に配置するとともに、溝ガイド
14aの長手方向の真直度は管理されなければならな
い。そうしないと、読取り画像が曲がる等の原因となる
からである。
【0084】更に、図6に示すように、ワイヤ4a,4
dの張力に反して光学ユニット3を矢線J方向へ溝ガイ
ド14aとリブガイド3kによって付勢している。これ
によって、図7のようにリブガイド3kの3ka側と溝
ガイド14aとの隙間がなくなり、張力によって光学ユ
ニット3には図6に示す矢線O、N方向の外力を受ける
ことになり、その結果光学ユニット3はB方向に付勢力
を受ける。
【0085】このように、第2の実施の形態によれば、
第1の実施の形態で示した被伸縮性の線材4とプーリ5
〜10による簡単で場所をとらない低コストの走査手段
に、加えて光学ユニット3に原稿台ガラス2に当接して
位置決めする位置決め部材3g〜jと、主走査方向の位
置決め部材のリブガイド3kを設けて光学ユニット3の
位置決めを正確に行うようにしたので、読取り精度を保
持しながら装置サイズの小型化と低コストを実現でき
る。
【0086】(請求項と実施の形態の対応)本発明の走
査手段は、従来のCPU制御による光学親ユニット、ガ
イドシャフト、タイミングベルト等に代わり、CPU制
御により動作する被伸縮性の線材4とプーリ5〜10と
光学ユニット3とにより構成される。
【0087】本発明の位置決め手段は、2種類の位置決
め手段を有し、1つは光学ユニット3の原稿台ガラス2
面との当接部に配設した位置決め部材3g〜jによるも
の、もう1つはフレームの溝ガイド14aに嵌合するリ
ブガイド3kによる主走査方向の位置決め機構である。
【0088】(他の実施の形態)ここまで実施の形態と
して、プリンタ部、電送部を有するファクシミリの例に
ついて説明したが、これに限定するものではなく、その
他にも文章、画像を読み取るスキャナを使用する装置、
フィルムスキャナ、複写機等に適用できることは勿論で
ある。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1に記載
の発明によれば、非伸縮性線材を複数回折り返し、同一
方向に移動する空間的に平行に配設された線材の2ケ所
に光学ユニットを固着し、線材の移動により光学ユニッ
トを移動させて走査するように構成したので、画像読取
装置のサイズの小型化と低コスト化を達成できる。
【0090】更に、請求項2に記載の発明によれば、光
学ユニットに固着された線材と反対方向へ移動する折り
返し線材を、光学ユニットの移動する空間から離して配
置したので、光学ユニットによる走査を正確にして画質
の向上を線材の駆動手段の負荷を増やさずに実現でき
る。
【0091】更に、請求項3に記載の発明によれば、線
材の駆動にはプーリを使用し、プーリ軸は光学ユニット
の移動する平面から傾いた平面と直角方向に軸支してい
るので、線材がプーリ上で重なることがなくスムーズな
走査が可能な簡単で低コストの走査機構を構成できる。
【0092】更に、請求項4又は5に記載の発明によれ
ば、折り返した線材に弾性部材により張力を与える手段
を有しているので、線材のたるみ等を防止して正確な走
査により高画質の読取りが可能になる。
【0093】更に、請求項6に記載の発明によれば、線
材に張力を与える手段を、光学ユニットに固着した2ケ
所から離して配置したので、光学ユニットの回転方向の
ガタツキを防止することができる。
【0094】更に、請求項7に記載の発明によれば、光
学ユニットの光学系にコンタクトセンサを使用している
ので、光学ユニットをより小型化できる。
【0095】更に、請求項8に記載の発明によれば、光
電変換素子としてはCCDを用いているので、画素間入
力感度のバラツキが少ない装置を構成できる。
【0096】更に、請求項9に記載の発明によれば、線
材を折り返した走査手段に、光学ユニットの位置決め手
段を加えたので、光学ユニットの位置決めを正確に行う
ことによって、より高画質の画像読取りが可能になる。
【0097】更に、請求項10に記載の発明によれば、
光学ユニット側に原稿台ガラスに当接して位置決めされ
る3ケ所以上の位置決め部材を配置したので、光学ユニ
ットの被読取り原稿との距離を最低限必要な精度で確保
可能な高さ規制部材を用意することで、装置の小型化と
低コストを図ることができる。
【0098】更に、請求項11又は12に記載の発明に
よれば、光学ユニットの主走査方向の位置決め手段を設
けたので、より正確な走査を可能にして高画質の読取り
を行うことができる。
【0099】更に、請求項13に記載の発明のによれ
ば、線材に張力を与える手段により、光学ユニットを原
稿台ガラスに付勢するので、光学ユニットの原稿台ガラ
スへの付勢を簡単な機構で実施し、高画質の読取りを可
能にする。
【0100】更に、請求項14に記載の発明によれば、
線材に張力を与える手段によって光学ユニットを主走査
方向へ付勢するので、光学ユニットの主走査方向の付勢
を簡単な機構で実施し、高画質の読取りを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の中央断面図である。
【図2】図1に示す画像読取装置の平面図である。
【図3】図2に示す画像読取装置をC方向から見た側面
図である。
【図4】図2に示す画像読取装置をD方向から見た側面
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の中央断面図である。
【図6】図5に示す画像読取装置の平面図である。
【図7】図6に示す画像読取装置をC方向から見た側面
図である。
【図8】図6に示す画像読取装置をD方向から見た側面
図である。
【図9】従来の画像読取装置の斜視図である。
【図10】図9に示す光学ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
1 被読取り原稿 2 原稿台ガラス 3 光学ユニット 3b 光源 3c 等倍光学結像レンズ 3d 光電変換素子 3e,3f 固着点 3g,3h,3i,3j 位置決め部材 3k リブガイド 4 線材 5 駆動プーリ 6〜10 折り返しプーリ 11 アイドラ板 12 バネ部材 13 モータ 14 フレーム 14a 溝ガイド

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の主走査方向全幅を読取れる複数の
    光電変換素子と光源と光学系からなる光学ユニットを移
    動して原稿から画像を読取る画像読取装置において、 非伸縮性線材を複数回折り返し、前記折り返した線材の
    うち同一方向に移動する空間的に平行に配設された線材
    の少なくとも2ケ所を前記光学ユニットに固着し、前記
    線材を移動することにより前記光学ユニットを移動して
    画像を走査し読取る走査手段を備えたことを特徴とする
    画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿の主走査方向全幅を読取れる複数の
    光電変換素子と光源と光学系からなる光学ユニットを移
    動して原稿から画像を読取る画像読取装置において、 非伸縮性線材を複数回折り返し、前記折り返した線材の
    うち同一方向に移動する空間的に平行に配設された線材
    の少なくとも2ケ所を前記光学ユニットに固着し、前記
    線材を移動することにより前記光学ユニットを移動して
    画像を走査し読取る走査手段を備え、 前記走査手段は、前記光学ユニットに固着された線材の
    移動方向と逆方向に移動する折り返した線材を前記光学
    ユニットの移動する空間から離れた所に配置しているこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記走査手段は、すべり止め加工を施し
    た前記線材を折り返す手段として複数のプーリを使用
    し、該プーリの回転する軸は前記光学ユニットの移動す
    る平面から傾いた平面と直角方向とに軸支されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段は、前記折り返した線材に
    張力を与える手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記張力を与える手段は、弾性部材で構
    成したことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記張力を与える手段は、前記線材の少
    なくとも2ケ所ある固着位置の間以外の場所に配設した
    ことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記光学ユニットの光学系は、等倍光学
    系のコンタクトセンサであることを特徴とする請求項1
    記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記光学ユニットの光電変換素子は、C
    CDであることを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8記載の画像読取装置にお
    いて、前記光学ユニットの位置決め手段を備えたことを
    特徴とする画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記位置決め手段は、前記光学ユニッ
    ト側に原稿台ガラスによって位置決めされる位置決め部
    材を最低3ケ所以上配設し、前記光電変換素子と前記原
    稿台ガラスに積載された被読取り原稿上の被読取り画素
    の間に形成される光軸によって形成する平面と前記原稿
    台ガラスの裏面とが交差して形成される直線上におい
    て、最低2ケ所以上の前記位置決め部材と前記原稿台ガ
    ラスの接触により位置決めすることを特徴とする請求項
    9記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記位置決め手段は、原稿の主走査方
    向の位置決め手段と、前記光学ユニットに前記主走査方
    向の位置決め手段により位置決めされる手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記位置決めされる手段は前記光学ユ
    ニットに配設し、主走査方向の位置決め手段であるフレ
    ームの溝ガイドに嵌合するリブガイドであることを特徴
    とする請求項11記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記位置決め手段は、前記折り返した
    線材により光学ユニットを前記原稿台ガラスに付勢し、
    該付勢する付勢力を前記線材に張力を与える手段によっ
    て発生させることを特徴とする請求項10記載の画像読
    取装置。
  14. 【請求項14】 前記位置決め手段は、前記光学ユニッ
    トの主走査方向の付勢を前記線材によって行い、該付勢
    する付勢力を前記線材に張力を与える手段によって発生
    させることを特徴とする請求項11記載の画像読取装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322564A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Nec Access Technica Ltd 画像読取装置およびその光学モジュール牽引機構
US7420716B2 (en) 2002-04-02 2008-09-02 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
JP2014049881A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Brother Ind Ltd 画像読取装置

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