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JPH10160928A - 緑色カラーフィルター用塗料組成物 - Google Patents

緑色カラーフィルター用塗料組成物

Info

Publication number
JPH10160928A
JPH10160928A JP32179296A JP32179296A JPH10160928A JP H10160928 A JPH10160928 A JP H10160928A JP 32179296 A JP32179296 A JP 32179296A JP 32179296 A JP32179296 A JP 32179296A JP H10160928 A JPH10160928 A JP H10160928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
green color
pigment
acid
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32179296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Okita
務 沖田
Akira Ushimaru
晶 牛丸
Kesanao Kobayashi
袈裟直 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI FILM OORIN KK
Original Assignee
FUJI FILM OORIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI FILM OORIN KK filed Critical FUJI FILM OORIN KK
Priority to JP32179296A priority Critical patent/JPH10160928A/ja
Publication of JPH10160928A publication Critical patent/JPH10160928A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光透過率の高い緑色カラーフィルターを与え
得る緑色カラーフィルター用塗料組成物を提供する。 【解決手段】 540nmの光透過率が70%以上,4
90nmの光透過率が50〜90%である緑色カラーフ
ィルターを形成し得る緑色カラーフィルター用塗料組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の属する技術分野】本発明は,可視光領域の光
透過率が高められた緑色カラーフィルターを製造し得る
緑色カラーフィルター用塗料組成物に関する。
【0002】
【従来技術】従来,液晶デイスプレイ画像の鮮明化の目
的で,緑色カラ−フィルタ−の透過率を向上させること
がなされている。これは,C.I.Pigment Y
ellow 139等の黄色顔料を,C.I.Pigm
ent Green 36等の緑色顔料に添加し,バッ
クライト光源の540nmでの光透過率を向上させると
ともに,添加する顔料の分散性の向上,顔料の微粒子化
等の手段によりある程度達成されている。さらに,開口
率を大として明るく鮮明な画像を得る工夫もなされてき
た。しかしこれらの方法だけでは限界があり,色再現性
の確保及び向上,輝度の向上等のためには,カラ−フィ
ルタ−自身の透過率の向上が必要であった。
【0003】”液晶パネル用カラーフィルター作製技
術”(トリケップス社発行,1991年)63頁に,
赤,青,緑の主顔料に黄,紫の補助顔料を添加して色調
整をすることが開示され,さらに68頁,図11には4
80nm近傍にショルダーを有する透過曲線が開示され
ているが,本発明で特定される緑色カラーフィルターの
490nmの光透過率を満たすものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,光透
過率の高い緑色カラーフィルターを与え得る緑色カラー
フィルター用塗料組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,液晶表示
装置に用いられるバックライトの波長スペクトルが54
0nmに主ピークを持つとともに,エネルギー強度は該
540nmと比べて小さいが,ブロードなピークを49
0nm近傍に持つことに着目して,490nm付近の光
透過率をも向上することを発想した。従来,色純度を重
視し540nm付近の光透過率を向上することに注力さ
れ,上記発想は存在しなかった。本発明は,上記発想に
基づくものであり、540nmの光透過率が70%以
上,490nmの光透過率が50〜90%である緑色カ
ラーフィルターを形成し得る緑色カラーフィルター用塗
料組成物を提供し,本発明の目的及び利点が達成され
る。以下本発明を詳述するが,それにより本発明の他の
目的,利点が明かとなるであろう。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の緑色カラーフィルター用
塗料組成物から形成される緑色カラ−フィルタ−は,上
記のように、540nmの光透過率が70%以上,好ま
しくは75%以上である。但し、95%以上とすること
は現状では困難がある。さらに上記カラ−フィルタ−
は,490nmの光透過率が50〜90%,好ましくは
60〜80%である。このような光学特性を有する液晶
表示装置用緑色カラーフィルターは新しく,従来存在し
なかった。上記光学特性を有する,特に490nmの光
透過率が50〜90%であるカラ−フィルタ−は,緑色
カラ−フィルタ−の光透過率を向上させ液晶デイスプレ
イ画像の鮮明化のみならず,輝度及び色安定性の向上に
寄与する。
【0007】上記緑色カラーフィルターを形成するため
の本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成物は,主と
して感放射線性成分,結着樹脂、顔料、および溶剤から
構成される。
【0008】本発明で用いられる上記感放射線性成分
は、下記(イ),(ロ),(ハ)の感放射線性成分を含
有することができる。 (イ)少なくとも1個の付加重合可能なエチレン基を有
する、常圧下で100℃以上の沸点を持つエチレン性不
飽和基を持つ化合物。 (ロ)ハロメチルオキサジアゾール化合物、ハロメチル
−s−トリアジン化合物から選択された少なくとも一つ
の活性ハロゲン化合物、および3−アリール置換クマリ
ン化合物。 (ハ)少なくとも一種のロフィン2量体。 ここで、(ロ)と(ハ)は光重合開始剤であり,感放射
線性成分の重合成分を光照射によって重合させる作用を
有するものである。従って、感放射線性成分は(ロ)と
(ハ)の少なくともいずれかを含有することが好まし
い。
【0009】(イ)として、少なくとも1個の付加重合
可能なエチレン性不飽和基をもち、沸点が常圧で100
℃以上の化合物としては、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート、等の単官能のアクリレートやメタアクリレー
ト;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオー
ル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(アク
リロイロキシエチル)イソシアヌレート、グリセリンや
トリメチロールエタン等の多官能アルコールにエチレン
オキサイドやプロピレンオキサイドを付加させた後(メ
タ)アクリレート化したもの、ペンタエリスリトール又
はジペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート
化したもの、特公昭48−41708号、特公昭50−
6034号、特開昭51−37193号各公報に記載さ
れているようなウレタンアクリレート類、特開昭48−
64183号、特公昭49−43191号、特公昭52
−30490号各公報に記載されているポリエステルア
クリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反
応生成物であるエポキシアクリレート類等の多官能のア
クリレートやメタアクリレートを挙げることが出来る。
更に、日本接着協会誌Vol.20、No.7、300〜3
08頁に光硬化性モノマー及びオリゴマーとして紹介さ
れているものも使用できる。
【0010】これらの放射線重合性モノマーまたはオリ
ゴマーは、本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成物
が放射線の照射により接着性を有する塗膜を形成し得る
ならば,本発明の目的および効果を損なわない範囲で任
意の割合で使用できる。使用量は緑色カラーフィルター
用塗料組成物の全固形分に対し5〜90重量%、好まし
くは10〜50重量%である。
【0011】(ロ)のハロメチルオキサジアゾールやハ
ロメチル−s−トリアジン等の活性ハロゲン化合物とし
ては、特公昭57−6096号公報に記載の下記一般式
IVで示される2−ハロメチル−5−ビニル−1,3,
4−オキサジアゾール化合物が挙げられる。
【0012】
【化1】
【0013】式(IV)中、Wは、置換された又は無置換
のアリール基を、Xは水素原子、アルキル基又はアリー
ル基を、Yは弗素原子、塩素原子又は臭素原子を、nは
1〜3の整数を表わす。具体的な化合物としては、2−
トリクロロメチル−5−スチリル−1,3,4−オキサ
ジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−シアノ
スチリル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリ
クロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,
3,4−オキサジアゾール等が挙げられる。ハロメチル
−s−トリアジン系化合物の光重合開始剤としては、特
公昭59−1281号公報に記載の下記一般式Vに示さ
れるビニル−ハロメチル−s−トリアジン化合物、特開
昭53−133428号公報に記載の下記一般式VIに
示される2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス−ハ
ロメチル−s−トリアジン化合物及び下記一般式VIIで
示される4−(p−アミノフェニル)−2,6−ジ−ハ
ロメチル−s−トリアジン化合物が挙げられる。
【0014】
【化2】
【0015】式(V)中、Q3はBr,Cl、Pは−C
3、−NH2、−NHR、−N(R)2、−OR(ここ
で、Rはフェニル又はアルキル基)、Wは任意に置換さ
れた芳香族、複素環式核又は一般式VAで示されるもの
で、式VA中、Zは−O−又は−S−であり、Rは上記
と同義である。
【0016】
【化3】
【0017】式(VI)中、Xは−Br,−Clを表し、
m,nは0〜3の整数で、R’は一般式VIAで示され、
1はH又はORc (Rc はアルキル、シクロアルキ
ル、アルケニル、アリール基)、R2 は−Cl,−Br
又はアルキル、アルケニル、アリール、アルコキシ基を
表す。
【0018】
【化4】
【0019】式(VII)中、R1、R2は−H、アルキル
基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、又
は一般式VIIA、VIIBで示される。R3、R4は−H、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を表す。X、Y
は−Cl,−Brを示し、m、nは0、1又は2を表
す。
【0020】
【化5】
【0021】式VII A、VII B中、R5、R6、R7はア
ルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール
基を表す。置換アルキル基及び置換アリール基における
置換基の例としては、フェニル基等のアリール基、ハロ
ゲン原子、アルコキシ基、カルボアルコキシ基、カルボ
アリールオキシ基、アシル基、ニトロ基、ジアルキルア
ミノ基、スルホニル誘導体等が挙げられる。
【0022】式(VII)において、R1とR2がそれと結合
せる窒素原子と共に非金属原子からなる異節環を形成し
てもよく、その場合、異節環としては下記に示されるも
のが挙げられる。
【0023】
【化6】
【0024】一般式Vの具体的な例としては、2,4−
ビス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル
−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)
−6−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1,3−ブ
タジエニル)−s−トリアジン、2−トリクロロメチル
−4−アミノ−6−p−メトキシスチリル−s−トリア
ジン等が挙げられる。
【0025】一般式VIの具体的な例としては、2−(ナ
フト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−
s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イ
ル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジ
ン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)−4,6
−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−(4
−ブトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリ
クロロメチル−s−トリアジン、2−〔4−(2−メト
キシエチル)−ナフト−1−イル〕−4,6−ビス−ト
リクロロメチル−s−トリアジン、2−〔4−(2−エ
トキシエチル)−ナフト−1−イル〕−4,6−ビス−
トリクロロメチル−s−トリアジン、2−〔4−(2−
ブトキシエチル)−ナフト−1−イル〕−4,6−ビス
−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−(2−メト
キシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロ
メチル−s−トリアジン、2−(6−メトキシ−5−メ
チル−ナフト−2−イル)−4,6−ビス−トリクロロ
メチル−s−トリアジン、2−(6−メトキシ−ナフト
−2−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−
トリアジン、2−(5−メトキシ−ナフト−1−イル)
−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、
2−(4,7−ジメトキシ−ナフト−1−イル)−4,
6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、2−
(6−エトキシ−ナフト−2−イル)−4,6−ビス−
トリクロロメチル−s−トリアジン、2−(4,5−ジ
メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリク
ロロメチル−s−トリアジン等が挙げられる。
【0026】一般式VII の具体例としては、4−〔p−
N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−メチル−p−N,N−ジ(エトキシカル
ボニルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−〔p−N,N−ジ
(クロロエチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−メチル−
p−N,N−ジ(クロロエチル)アミノフェニル〕−
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4
−(p−N−クロロエチルアミノフェニル)−2,6−
ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−(p−
N−エトキシカルボニルメチルアミノフェニル)−2,
6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−
〔p−N,N−ジ(フェニル)アミノフェニル〕−2,
6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−
(p−N−クロロエチルカルボニルアミノフェニル)−
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4
−〔p−N−(p−メトキシフェニル)カルボニルアミ
ノフェニル〕2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、4−〔m−N,N−ジ(エトキシカルボニル
メチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、4−〔m−ブロモ−p−N,
N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェニル〕
−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、
4−〔m−クロロ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニ
ルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、4−〔m−フロロ−p−
N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカル
ボニルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−クロロ−p
−N,N−ジ(エトキシカルボニルメチル)アミノフェ
ニル−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔o−フロロ−p−N,N−ジ(エトキシカル
ボニルメチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−〔o−ブロモ−p
−N,N−ジ(クロロエチル)アミノフェニル〕−2,
6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−
〔o−クロロ−p−N,N−ジ(クロロエチル)アミノ
フェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、4−〔o−フロロ−p−N,N−ジ(クロロ
エチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、4−〔m−ブロモ−p−N,
N−ジ(クロロエチル)アミノフェニル〕−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−〔m−ク
ロロ−p−N,N−ジ(クロロエチル)アミノフェニ
ル〕−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−〔m−フロロ−p−N,N−ジ(クロロエチ
ル)アミノフェニル〕−2,6−ジ(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、4−(m−ブロモ−p−N−エ
トキシカルボニルメチルアミノフェニル)−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−(m−ク
ロロ−p−N−エトキシカルボニルメチルアミノフェニ
ル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−(m−フロロ−p−N−エトキシカルボニルメ
チルアミノフェニル)−2,6−ジ(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、4−(o−ブロモ−p−N−エ
トキシカルボニルメチルアミノフェニル)−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−(o−ク
ロロ−p−N−エトキシカルボニルメチルアミノフェニ
ル)−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、4−(o−フロロ−p−N−エトキシカルボニルメ
チルアミノフェニル)−2,6−ジ(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、4−(m−ブロモ−p−N−ク
ロロエチルアミノフェニル)−2,6−ジ(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、4−(m−クロロ−p−N
−クロロエチルアミノフェニル)−2,6−ジ(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、4−(m−フロロ−p
−N−クロロエチルアミノフェニル)−2,6−ジ(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、4−(o−ブロモ
−p−N−クロロエチルアミノフェニル)−2,6−ジ
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−(o−ク
ロロ−p−N−クロロエチルアミノフェニル)−2,6
−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、4−(o
−フロロ−p−N−クロロエチルアミノフェニル)−
2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン、等
が挙げられる。
【0027】これら開始剤には以下の増感剤を併用する
ことができる。その具体例として、ベンゾイン、ベンゾ
インメチルエーテル、ベンゾイン、9−フルオレノン、
2−クロロ−9−フルオレノン、2−メチル−9−フル
オレノン、9−アントロン、2−ブロモ−9−アントロ
ン、2−エチル−9−アントロン、9,10−アントラ
キノン、2−エチル−9,10−アントラキノン、2−
t−ブチル−9,10−アントラキノン、2,6−ジク
ロロ−9,10−アントラキノン、キサントン、2−メ
チルキサントン、2−メトキシキサントン、2−メトキ
シキサントン、チオキサントン、ベンジル、ジベンザル
アセトン、p−(ジメチルアミノ)フェニルスチリルケ
トン、p−(ジメチルアミノ)フェニル−p−メチルス
チリルケトン、ベンゾフェノン、p−(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン(またはミヒラーケトン)、p−
(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンゾアントロン
等や特公昭51−48516号公報記載のベンゾチアゾ
ール系化合物が挙げられる。
【0028】3−アリール置換クマリン化合物は、下記
一般式VIIIで示される化合物を指す。R8は水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜10のアリール
基(好ましくは水素原子、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基)を、R9は水素原子、炭素数1〜8の
アルキル基、炭素数6〜10のアリール基、下記一般式
VIIIAで示される基(好ましくはメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、一般式VIIIAで示される基、特
に好ましくは一般式VIIIAで示される基)を表す。
10、R11はそれぞれ水素原子、炭素数1〜8のアルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、オクチル基)、炭素数1〜8のハロアルキル基(例
えばクロロメチル基、フロロメチル基、トリフロロメチ
ル基など)、炭素数1〜8のアルコキシ基(例えばメト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基)、置換されてもよい
炭素数6〜10のアリール基(例えばフェニル基)、ア
ミノ基、−N(R16)(R17)、ハロゲン(例えば−C
l、−Br,−F)を表す。好ましくは水素原子、メチ
ル基、エチル基、メトキシ基、フェニル基、−N
(R16)(R 17)、−Clである。R12は置換されてもよ
い炭素数6〜16のアリール基(例えばフェニル基、ナ
フチル基、トリル基、クミル基)を表す。置換基として
はアミノ基、−N(R16)(R17)、炭素数1〜8のアル
キル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、オクチル基)、炭素数1〜8のハロアルキル基
(例えばクロロメチル基、フロロメチル基、トリフロロ
メチル基など)、炭素数1〜8のアルコキシ基(例えば
メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基)、ヒドロキシ
基、シアノ基、ハロゲン(例えば−Cl、−Br,−
F)が挙げられる。R 13、R14、R16、R17はそれぞれ
水素原子、炭素数1〜8のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基)を
表す。R13とR14及びR16とR17はまた互いに結合し窒
素原子とともに複素環(例えばピペリジン環、ピペラジ
ン環、モルホリン環、ピラゾール環、ジアゾール環、ト
リアゾール環、ベンゾトリアゾール環等)を形成しても
よい。R15は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基(例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オク
チル基)、炭素数1〜8のアルコキシ基(例えばメトキ
シ基、エトキシ基、ブトキシ基)、置換されてもよい炭
素数6〜10のアリール基(例えばフェニル基)、アミ
ノ基、N(R16)(R17)、ハロゲン(例えば−Cl、−
Br,−F)を表す。Zbは=O、=Sあるいは=C
(R18)(R19)を表す。好ましくは=O、=S、=C
(CN)2であり、特に好ましくは=Oである。R18、R
19はそれぞれ、シアノ基、−COOR20、−COR21
表す。R20、R21はそれぞれ炭素数1〜8のアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
オクチル基)、炭素数1〜8のハロアルキル基(例えば
クロロメチル基、フロロメチル基、トリフロロメチル基
など)、置換されてもよい炭素数6〜10のアリール基
(例えばフェニル基)を表す。
【0029】特に好ましい3−アリール置換クマリン化
合物は一般式IXで示される{(s−トリアジン−2−イ
ル)アミノ}−3−アリールクマリン化合物類である。
【0030】
【化7】
【0031】(ハ)ロフィン二量体は2個のロフィン残
基からなる2,4,5−トリフェニルイミダゾリル二量
体を意味し、その基本構造を下記に示す。
【0032】
【化8】
【0033】その具体例としては、2−(o−クロルフ
ェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾリル二量体、2
−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミ
ダゾリル二量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,
5−ジフェニルイミダゾリル二量体、2−(p−メトキ
シフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾリル二量
体、2−(p−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾリル二量体、2−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾリル二量体、2
−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾリル二量体等が挙げられる。
【0034】本発明では、以上の開始剤の他に他の公知
のものも使用することができる。米国特許第2,36
7,660号明細書に開示されているビシナールポリケ
トルアルドニル化合物、米国特許第2,367,661
号および第2,367,670号明細書に開示されてい
るα−カルボニル化合物、米国特許第2,448,82
8号明細書に開示されているアシロインエーテル、米国
特許第2,722,512号明細書に開示されているα
−炭化水素で置換された芳香族アシロイン化合物、米国
特許第3,046,127号および第2,951,75
8号明細書に開示されている多核キノン化合物、米国特
許第3,549,367号明細書に開示されているトリ
アリルイミダゾールダイマー/p−アミノフェニルケト
ンの組合せ、特公昭51−48516号公報に開示され
ているベンゾチアゾール系化合物/トリハロメチール−
s−トリアジン系化合物。
【0035】開始剤の使用量は緑色カラーフィルター用
塗料組成物成分の固形分に対し、0.01重量%〜10
0重量%、好ましくは1重量%〜50重量%である。開
始剤の使用量が0.01重量%より少ないと重合が進み
難く、また、100重量%を超えると重合率は大きくな
るが分子量が低くなり膜強度が弱くなる。
【0036】感放射線性成分は,緑色カラーフィルター
用塗料組成物中の固形分に対して10〜80重量%,と
くに20〜70重量%の割合であることが好ましい。
【0037】本発明で使用可能な結着樹脂としては、線
状有機高分子重合体で、有機溶剤に可溶で、弱アルカリ
水溶液で現像できるものが好ましい。このような線状有
機高分子重合体としては、側鎖にカルボキシル基を有す
るポリマー、例えば特開昭59−44615号、特公昭
54−34327号、特公昭58−12577号、特公
昭54−25957号、特開昭59−53836号、特
開昭59−71048号明細書に記載されているような
メタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン
酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合
体、部分エステル化マレイン酸共重合体等があり、また
同様に側鎖にカルボキシル基を有する酸性セルロース誘
導体がある。この他に水酸基を有するポリマーに酸無水
物を付加させたものなども有用である。この他に水溶性
ポリマーとして、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ポリビニールピロリドンやポリエチレンオキサイ
ド、ポリビニールアルコール等も有用である。また硬化
皮膜の強度をあげるためにアルコール可溶性ナイロンや
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
とエピクロルヒドリンのポリエーテルなども有用であ
る。これらのポリマーは任意な量を混合させることがで
きる。
【0038】また、特開平7−140654号に記載の
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート/ポリス
チレンマクロモノマー/ベンジルメタクリレート/メタ
クリル酸共重合体、2−ヒドロキシ−3−フエノキシプ
ロピルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロ
モノマー/ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重
合体、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート/ポリス
チレンマクロモノマー/メチルメタクリレート/メタク
リル酸共重合体、2−ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト/ポリスチレンマクロモノマー/ベンジルメタクリレ
ート/メタクリル酸共重合体などが挙げられる。
【0039】これらのなかでベンジル(メタ)アクリレ
ート/(メタ)アクリル酸共重合体やベンジル(メタ)
アクリレート/(メタ)アクリル酸/および他のモノマ
ーとの多元共重合体が好適である。特に側鎖にカルボキ
シル基を有し,酸価が90〜200KOHmg/gであ
るベンジル(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル酸
共重合体が好ましい。酸価が上記範囲であることによ
り,アルカリ溶液にたいする溶解性が適切なので現像性
に優れ,しかも塗布性にも優れる。
【0040】本発明の結着樹脂の総量は、緑色カラーフ
ィルター用塗料組成物の全固形成分に対し5〜90重量
%である。好ましくは10〜60重量%である。結着樹
脂の総量が5wt%より少ないと膜強度が低下し、ま
た、90重量%より多いと、酸性分が多くなるので、溶
解性のコントロールが難しくなり、又相対的に顔料が少
なくなるので十分な画像濃度が得られない。
【0041】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成
物に用いることができる顔料としては,該組成物から形
成されたカラ−フィルタ−が前記で特定された光学特性
を満たし得るものであれば特に制限されないが,緑色顔
料又は緑色顔料と黄色顔料との併用が好ましい。また,
黄色顔料としては,490nmの光透過率が,540n
mの光透過率の30%以上であるものが好ましく,更に
好ましくは40%以上のものであり,最も好ましくは4
5%以上のものである。上記緑色顔料としては、例えば
C.I.Pigment Green 7,36,37
が挙げられ、なかでもC.I.Pigment Gre
en 36が好ましい。これと併用する黄色顔料として
は,C.I.Pigment Yellow 150,
185,109,110が好ましく、特にC.I.Pi
gment Yellow 150及び185が好まし
い。これら好ましい顔料の構造式は下記のごとくであ
る。
【0042】
【化9】
【0043】緑色顔料と黄色顔料との配合割合は、前記
光学特性を満たすように適宜選択されるが,通常緑色顔
料100重量部に対して黄色顔料を50〜90重量部用
いることが好ましい。
【0044】更に上記顔料をアクリル系樹脂、マレイン
酸系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー及びエチ
ルセルロース樹脂等に微分散させた粉末状加工顔料を用
いることにより分散性及び分散安定性の良好な緑色カラ
ーフィルター用塗料組成物を得ることが出来る。ブラッ
クマトリックス用の顔料としては、カーボン、チタンカ
ーボン、酸化鉄単独又は、混合が用いられ、カーボンと
チタンカーボンの場合が良好である。
【0045】次に顔料の処理法について説明する。一般
に、これら顔料は合成後、種々の方法で乾燥を経て供給
される。通常は水媒体から乾燥させて粉末体として供給
されるが、水が乾燥するには大きな蒸発潜熱を必要とす
るため、乾燥して粉末とさせるには大きな熱エネルギー
を与える。そのため、顔料は一次粒子が集合した凝集体
(二次粒子)を形成しているのが普通である。
【0046】この様な凝集体を形成している顔料を微粒
子に分散するのは容易ではない。そのため顔料をあらか
じめ種々の樹脂で処理しておくことが好ましい。処理の
ための樹脂として、前述の結着樹脂を挙げることができ
る。処理の方法としては、フラッシング処理やニーダ
ー、エクストルーダー、ボールミル、2本又は3本ロー
ルミル等による混練方法がある。このうち、フラッシン
グ処理や2本又は3本ロールミルによる混練法が微粒子
化に好適である。
【0047】フラッシング処理は通常、顔料の水分散液
と水と混和しない溶媒に溶解した樹脂溶液を混合し、水
媒体中から有機媒体中に顔料を抽出し、顔料を樹脂で処
理する方法である。この方法によれば、顔料の乾燥を経
ることがないので、顔料の凝集を防ぐことができ、分散
が容易となる。2本又は3本ロールミルによる混練で
は、顔料と樹脂又は樹脂の溶液を混合した後、高いシェ
ア(せん断力)をかけながら、顔料と樹脂を混練するこ
とによって、顔料表面に樹脂をコーティングすることに
よって、顔料を処理する方法である。この過程で凝集し
ていた顔料粒子はより低次の凝集体から一次粒子にまで
分散される。
【0048】又、本発明においては、あらかじめアクリ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、マレイン酸樹
脂、エチルセルロース樹脂、ニトロセルロース樹脂等で
処理した加工顔料も好適に用いることができる。本発明
において、上記の種々の樹脂で処理された加工顔料の形
態としては、樹脂と顔料が均一に分散している粉末、ペ
ースト状、ペレット状、ペースト状が好ましい。また、
樹脂がゲル化した不均一な塊状のものは好ましくない。
この様にして得られた着色分散体は、感放射線性成分と
混合され、緑色カラーフィルター用塗料組成物調製のた
めに供される。
【0049】又、前記顔料の緑色カラーフィルター用塗
料組成物の全固形成分中の顔料濃度は、5重量%から8
0重量%である。5重量%未満では、10μm以上の膜
厚にしなければ色純度が上がらず実用上問題となる。8
0重量%を越えると、非画像部の地汚れや膜残りが生じ
やすい等の問題が生じる。好ましくは10〜60重量%
である。
【0050】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成
物には、顔料の分散性を向上させる目的で従来公知の顔
料分散剤や界面活性剤を添加することが出来る。これら
の分散剤としては、多くの種類の化合物が用いられる
が、例えば、フタロシアニン誘導体(市販品EFKA−
745(森下産業製));オルガノシロキサンポリマー
KP341(信越化学工業製)、(メタ)アクリル酸系
(共)重合体ポリフローNo.75、No.90、No.95
(共栄社油脂化学工業製)、W001(裕商製)等のカ
チオン系界面活性剤;ポリオキシエチレンラウリルエー
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、ポリエチレングリコールジラウレー
ト、ポリエチレングリコールジステアレート、ソルビタ
ン脂肪酸エステル等のノニオン系界面活性剤;エフトッ
プEF301、EF303、EF352(新秋田化成
製)、メガファックF171、F172、F173(大
日本インキ製)、フロラードFC430、FC431
(住友スリーエム製)、アサヒガードAG710、サー
フロンS382、SC−101、SC−102、SC−
103、SC−104、SC−105、SC−1068
(旭硝子製)等のフッ素系界面活性剤;W004、W0
05、W017(裕商製)等のアニオン系界面活性剤;
EFKA−46、EFKA−47、EFKA−47E
A、EFKAポリマー100、EFKAポリマー40
0、EFKAポリマー401、EFKAポリマー450
(以上森下産業製)、ディスパースエイド6、ディスパ
ースエイド8、ディスパースエイド15、ディスパース
エイド9100(サンノプコ製)等の高分子分散剤;ソ
ルスパース3000、5000、9000、1200
0、13240、13940、17000、2400
0、26000、28000などの各種ソルスパース分
散剤(ゼネカ株式会社製);アデカプルロニックL3
1,F38,L42,L44,L61,L64,F6
8,L72,P95,F77,P84,F87、P9
4,L101,P103,F108、L121、P−1
23(旭電化製)およびイソネットS−20(三洋化成
製)が挙げられる。
【0051】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成
物には、必要に応じて各種添加物、例えば充填剤、上記
の結着樹脂以外の高分子化合物、界面活性剤、密着促進
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤等を配合す
ることかできる。
【0052】これらの添加物の具体例としては、ガラ
ス、アルミナ等の充填剤;ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸、ポリエチレングリコールモノアルキルエー
テル、ポリフロロアルキルアクリレート等のバインダー
ポリマー(A)以外の高分子化合物;ノニオン系、カチ
オン系、アニオン系等の界面活性剤;ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス
(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエ
チル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン等の密着促進剤;2,2
−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,6−ジ−t−ブチルフェノール等の酸化防止
剤:2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、アルコ
キシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤;およびポリアク
リル酸ナトリウム等の凝集防止剤を挙げることができ
る。
【0053】また、放射線未照射部のアルカリ溶解性を
促進し、本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成物の
現像性の更なる向上を図る場合には、該組成物に有機カ
ルボン酸、好ましくは分子量1000以下の低分子量有
機カルボン酸の添加を行うことができる。具体的には、
例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ピバ
ル酸、カプロン酸、ジエチル酢酸、エナント酸、カプリ
ル酸等の脂肪族モノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸、メチ
ルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、メチ
ルコハク酸、テトラメチルコハク酸、シトラコン酸等の
脂肪族ジカルボン酸;トリカルバリル酸、アコニット
酸、カンホロン酸等の脂肪族トリカルボン酸;安息香
酸、トルイル酸、クミン酸、ヘメリト酸、メシチレン酸
等の芳香族モノカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、トリメリト酸、トリメシン酸、メロファ
ン酸、ピロメリト酸等の芳香族ポリカルボン酸;フェニ
ル酢酸、ヒドロアトロパ酸、ヒドロケイ皮酸、マンデル
酸、フェニルコハク酸、アトロパ酸、ケイ皮酸、ケイ皮
酸メチル、ケイ皮酸ベンジル、シンナミリデン酢酸、ク
マル酸、ウンベル酸等のその他のカルボン酸が挙げられ
る。
【0054】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成
物には以上の他に、更に、熱重合防止剤を加えておくこ
とが好ましく、例えば、ハイドロキノン、p−メトキシ
フェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガ
ロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,
4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾー
ル等が有用である。
【0055】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成
物を調製する際に使用する溶媒としては、エステル類、
例えば酢酸エチル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチ
ル、ギ酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、プ
ロピオン酸ブチル、酪酸イソプロピル、酪酸エチル、酪
酸ブチル、アルキルエステル類、乳酸メチル、乳酸エチ
ル、オキシ酢酸メチル、オキシ酢酸エチル、オキシ酢酸
ブチル、メトキシ酢酸メチル、メトキシ酢酸エチル、メ
トキシ酢酸ブチル、エトキシ酢酸メチル、エトキシ酢酸
エチル、
【0056】3−オキシプロピオン酸メチル、3−オキ
シプロピオン酸エチルなどの3−オキシプロピオン酸ア
ルキルエステル類;3−メトキシプロピオン酸メチル、
3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピ
オン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、2−
オキシプロピオン酸メチル、2−オキシプロピオン酸エ
チル、2−オキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシ
プロピオン酸メチル、2−メトキシプロピオン酸エチ
ル、2−メトキシプロピオン酸プロピル、2−エトキシ
プロピオン酸メチル、2−エトキシプロピオン酸エチ
ル、2−オキシ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−
オキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−メトキシ
−2−メチルプロピオン酸メチル、2−エトキシ−2−
メチルプロピオン酸エチル、
【0057】ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピ
ルビン酸プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチ
ル、2−オキソブタン酸メチル、2−オキソブタン酸エ
チル等;エーテル類、例えばジエチレングリコールジメ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ
ルブアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、
【0058】プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテート
等;ケトン類、例えばメチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等;芳香族炭
化水素類、例えばトルエン、キシレシ等が挙げられる。
【0059】これらのうち、3−エトキシプロピオン酸
メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エチルセロ
ソルブアセテート、乳酸エチル、ジエチレングリコール
ジメテルエーテル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオ
ン酸メチル、2−ヘプタノン、シクロヘキサノン、エチ
ルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテ
ート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート
等が好ましく用いられる。
【0060】これら溶媒は、単独で用いてもあるいは2
種以上組み合わせて用いてもよい。本発明の緑色カラー
フィルター用塗料組成物は、上記主要成分、さらに必要
に応じて用いられるその他の添加剤を溶媒と混合し各種
の混合機、分散機を使用して混合分散することによって
調製することができる。
【0061】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組成
物は、基板に回転塗布、流延塗布、ロール塗布等の塗布
方法により塗布して感放射線性組成物層を形成し、所定
のマスクパターンを介して露光し、現像液で現像するこ
とによって、着色されたパターンを形成する。この際に
使用される放射線としては、特にg線、h線、i線等の
紫外線が好ましく用いられる。
【0062】基板としては、例えば液晶表示素子等に用
いられるソーダガラス、パイレックスガラス、石英ガラ
スおよびこれらに透明導電膜を付着させたものや、固体
撮像素子等に用いられる光電変換素子基板、例えばシリ
コン基板等が挙げられる。これらの基板は、一般的には
各画素を隔離するブラックストライプが形成されてい
る。
【0063】現像液としては、本発明の緑色カラーフィ
ルター用塗料組成物を溶解し、一方放射線照射部を溶解
しない組成物であればいかなるものも用いることができ
る。具体的には種々の有機溶剤の組み合わせやアルカリ
性の水溶液を用いることができる。有機溶剤としては、
本発明の組成物を調整する際に使用される前述の溶剤が
挙げられる。
【0064】アルカリとしては、例えば、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム,硅酸ナトリウ
ム、メタ硅酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、テト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアン
モニウムヒドロキシド、コリン、ピロール、ピペリジ
ン、1,8−ジアザビシクロ−〔5.4.0〕−7−ウ
ンデセン等のアルカリ性化合物を、濃度が0.001〜
10重量%、好ましくは0.01〜1重量%となるよう
に溶解したアルカリ性水溶液が使用される。なお、この
ようなアルカリ性水溶液からなる現像液を使用した場合
には、一般に、現像後、水で洗浄する。
【0065】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。 (実施例1) ・結着樹脂:ベンジルメタクリレート・メタクリル酸 40部 共重合体(重量平均分子量 30000; 酸価 120) ・C.I.Pigment Green 36 100部 ・C.I.Pigment Yellow 150 82部 ・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 200部 を、サンドミルで一昼夜分散した。
【0066】次いで、下記の成分を添加した。 ・アクリレートモノマ− 40部 (1)ジペンタエリスリト−ルにエチレンオキシドを 6個付加したヘキサアクリレ−ト 15重量% (2)ジペンタエリスリト−ルにエチレンオキシドを 6個付加したペンタアクリレ−ト 85重量% ・4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル) 3部 アミノフェニル]2、6−ジ(トリクロロメチル)−S− トリアジン ・7−[{4−クロロ−6−(ジエチルアミノ)−S−トリアジン 2部 −2−イル}アミノ]−3−フェニルクマリン ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.01部 ・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 150部
【0067】上記各成分を均一に混合後、孔径5μmの
フィルターで濾過し、本発明の緑色カラーフィルター用
塗料組成物を得た。この組成物を、カラーフィルター用
のガラス基板にスピンコーターで乾燥膜厚が1.2μm
となるように塗布し120℃で2分間乾燥させたとこ
ろ、緑色の均一な塗膜が得られた。
【0068】2.5Kwの超高圧水銀灯を使用し、マス
クを通して200mj/cm2 の露光量を照射した。次
に0.1%の炭酸ナトリウム水溶液に浸漬して現像し
た。このとき,未露光部が現像液で剥落する秒数および
露光部が現像液で剥落する秒数を測定した。次に未露光
の上記塗膜につき,色度計(大塚電子(株)社製)によ
り,色度(x値,y値)及び光透過率を測定した。結果
を表1に示した。また,透過曲線を図1に示した。な
お,結着樹脂の酸価は,樹脂1gをアセトン/メチルエ
チルケトン混合溶媒(1:1 重量比)200mlに溶
解し,さらに5mlの水を加えた後KOH水溶液で滴定
し,中和に必要なKOH量をmgで表した。また,結着
樹脂の重量平均分子量はGPC法(ポリスチレン換算)
によった。
【0069】(実施例2,比較例1,2)実施例1にお
いて,顔料の種類及び配合割合を下記のように変更する
以外は,実施例1を繰り返した。結果を表1に示した。
また,各々の透過率曲線を図1に示した。 実施例2 C.I.Pigment Yellow 185 59部 比較例1 C.I.Pigment Yellow 83 45部 比較例2 C.I.Pigment Yellow 139 40部 (実施例3〜5)実施例1において,結着樹脂であるベ
ンジルメタクリレート・メタクリル酸共重合体の酸価を
変えて,各々80(実施例3),180(実施例4),
210(実施例5)と変更する以外は,実施例1を繰り
返した。結果を表1に示した。
【0070】(実施例6)実施例1において,結着樹脂
であるベンジルメタクリレート・メタクリル酸共重合体
に代えて,酸価120,重量平均分子量30000のメ
チルメタクリレート・メタクリル酸共重合体に変更する
以外は,実施例1を繰り返した。結果を表1に示した。
【0071】
【表1】
【0072】以上の実施例等は,色相(x値,y値)を
同じにして比較したものであり,本発明で特定された5
40nm及び490nmにおける光透過率を充足する緑
色カラ−フィルタ−は光透過率が高く(実施例1〜
6),充足しない緑色カラーフィルター(比較例1,
2)より光透過率が改善されることがわかる。また,カ
ルボキシル基を有し,酸価が90〜200(KOHmg
/g)である結着樹脂を含有するという本発明で特定さ
れた要件を満足する実施例1,2,4は,現像の適用領
域が広いことがわかる。なお、本発明の実施例1〜6の
緑色カラーフィルターは,全て540nmの光透過率が
70%以上で,490nmの光透過率が,540nmの
光透過率の30%以上である黄色顔料を含有するという
本発明で特定された要件を満足するものであった。
【0073】
【発明の効果】本発明の緑色カラーフィルター用塗料組
成物は高光透過率の緑色カラ−フィルタ−を与えること
ができ,その結果液晶デイスプレイの画像を鮮明とし,
かつ輝度を向上させ色安定性を確保することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1,実施例2,比較例1,比較例2で調
製された各緑色カラーフィルター用塗料組成物からの塗
膜の光透過率曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 (72)発明者 小林 袈裟直 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士ハ ントエレクトロニクステクノロジー株式会 社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 540nmの光透過率が70%以上,4
    90nmの光透過率が50〜90%である緑色カラーフ
    ィルターを形成し得る緑色カラーフィルター用塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 490nmの光透過率が,540nmの
    光透過率の30%以上である黄色顔料を含有する請求項
    1記載の緑色カラーフィルター用塗料組成物。
  3. 【請求項3】 上記黄色顔料として,C.I.Pigm
    ent Yellow 150及びC.I.Pigme
    nt Yellow 185の少なくとも一つを含有
    し,緑色顔料として,C.I.Pigment Gre
    en 36を含有する請求項2に記載の緑色カラーフィ
    ルター用塗料組成物。
  4. 【請求項4】 カルボキシル基を有し,酸価が90〜2
    00(KOHmg/g)である結着樹脂を含有する請求
    項1〜3のいずれかに記載の緑色カラーフィルター用塗
    料組成物。
  5. 【請求項5】 上記結着樹脂が,ベンジルメタクリレー
    ト単位及びメタアクリル酸単位を主たる繰り返し単位と
    する共重合体である請求項4に記載の緑色カラーフィル
    ター用塗料組成物。
  6. 【請求項6】 540nmの光透過率が70%以上,4
    90nmの光透過率が50〜90%である液晶表示装置
    用緑色カラーフィルター。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか記載の緑色カラ
    ーフィルター用塗料組成物から形成された請求項6に記
    載の液晶表示装置用緑色カラーフィルター。
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