JPH10155040A - ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それを用いた監視制御システム - Google Patents
ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それを用いた監視制御システムInfo
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- JPH10155040A JPH10155040A JP26463997A JP26463997A JPH10155040A JP H10155040 A JPH10155040 A JP H10155040A JP 26463997 A JP26463997 A JP 26463997A JP 26463997 A JP26463997 A JP 26463997A JP H10155040 A JPH10155040 A JP H10155040A
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Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インターネット網へダイアルアップ接続する
通信機器を確実に呼び出し、安全にリアルタイム双方向
通信できる呼び出し方法を提供する。 【解決手段】 通信機器2は、電話回線4を介して通信
機器3を呼び出し、接続要求と自らの公開鍵とを通信機
器3へ伝える。一方、通信機器3は、自らの公開鍵を通
信機器2へ送出する。その後、両通信機器2・3は、電
話回線4を一度切断し、近隣のプロバイダ5・6を呼び
出して、インターネット網7にそれぞれ接続する。両通
信機器2・3は、現接続時における自らのIPアドレス
を相手の公開鍵で暗号化し、電子メールとして、相手の
電子メールアドレスへ送信する。各通信機器2・3は、
受信した電子メールを自らの秘密鍵で復号して、相手の
IPアドレスを確認する。その後、両通信機器2・3
は、当該IPアドレスを用いて、インターネット網7で
通信する。
通信機器を確実に呼び出し、安全にリアルタイム双方向
通信できる呼び出し方法を提供する。 【解決手段】 通信機器2は、電話回線4を介して通信
機器3を呼び出し、接続要求と自らの公開鍵とを通信機
器3へ伝える。一方、通信機器3は、自らの公開鍵を通
信機器2へ送出する。その後、両通信機器2・3は、電
話回線4を一度切断し、近隣のプロバイダ5・6を呼び
出して、インターネット網7にそれぞれ接続する。両通
信機器2・3は、現接続時における自らのIPアドレス
を相手の公開鍵で暗号化し、電子メールとして、相手の
電子メールアドレスへ送信する。各通信機器2・3は、
受信した電子メールを自らの秘密鍵で復号して、相手の
IPアドレスを確認する。その後、両通信機器2・3
は、当該IPアドレスを用いて、インターネット網7で
通信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ダイアル
アップ接続によって、インターネット網に接続する通信
機器など、必要なときにネットワークに接続されるダイ
アルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それ
を用いた監視制御システムに関するものである。
アップ接続によって、インターネット網に接続する通信
機器など、必要なときにネットワークに接続されるダイ
アルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それ
を用いた監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信手段の1つとして、公衆電話回線網
は、従来より広く用いられている。この公衆電話回線網
では、通信に先立って、ネットワーク側が発呼側と被呼
側との間でコネクション(論理的な通信パス)を確保し
て、被呼側を呼び出す。このようなコネクション型の通
信システムでは、通信路が長い程、コネクションの確立
が困難になる。したがって、公衆電話回線網は、一般
に、通信距離に応じた料金体系を採用している。
は、従来より広く用いられている。この公衆電話回線網
では、通信に先立って、ネットワーク側が発呼側と被呼
側との間でコネクション(論理的な通信パス)を確保し
て、被呼側を呼び出す。このようなコネクション型の通
信システムでは、通信路が長い程、コネクションの確立
が困難になる。したがって、公衆電話回線網は、一般
に、通信距離に応じた料金体系を採用している。
【0003】一方、近年では、新たな通信手段として、
インターネット網が急速に普及しつつある。インターネ
ット網の場合、送信側の通信機器は、データを送信する
際に、データ列を所定の大きさ毎に区切ってデータグラ
ムを作成し、近隣の通信機器へ送出する。各データグラ
ムには、受信側の通信機器のインターネット網における
アドレス(IPアドレス)が付加されている。データグ
ラムを受け取った場合、送信先(受信側)のIPアドレ
スに基づいて、通信機器は、近隣の通信機器のうち、受
信側に近い方の通信機器へデータを送出する。これによ
り、コネクションを確立しなくても、送信側のデータは
受信側へ届けられる。このようなコネクションレス型の
通信システムでは、送信側および受信側の通信機器は、
いずれも両者間の通信パスを把握していない。したがっ
て、インターネット網の場合は、データ量(通信時間)
に応じた料金体系、あるいは、1年毎など、所定の期間
毎に一定の料金体系を採用していることが多い。両料金
体系は、送信側と受信側との距離に影響を受けないの
で、特に、海外との通信など、長距離の通信では、イン
ターネット網を利用して通信することによって、通信費
用を削減できる可能性が高い。
インターネット網が急速に普及しつつある。インターネ
ット網の場合、送信側の通信機器は、データを送信する
際に、データ列を所定の大きさ毎に区切ってデータグラ
ムを作成し、近隣の通信機器へ送出する。各データグラ
ムには、受信側の通信機器のインターネット網における
アドレス(IPアドレス)が付加されている。データグ
ラムを受け取った場合、送信先(受信側)のIPアドレ
スに基づいて、通信機器は、近隣の通信機器のうち、受
信側に近い方の通信機器へデータを送出する。これによ
り、コネクションを確立しなくても、送信側のデータは
受信側へ届けられる。このようなコネクションレス型の
通信システムでは、送信側および受信側の通信機器は、
いずれも両者間の通信パスを把握していない。したがっ
て、インターネット網の場合は、データ量(通信時間)
に応じた料金体系、あるいは、1年毎など、所定の期間
毎に一定の料金体系を採用していることが多い。両料金
体系は、送信側と受信側との距離に影響を受けないの
で、特に、海外との通信など、長距離の通信では、イン
ターネット網を利用して通信することによって、通信費
用を削減できる可能性が高い。
【0004】上記インターネット網は、従来は、電子メ
ールなど、文字主体のデータ通信に使用されていたが、
近年では、回線の帯域幅の向上に伴って、ビデオ会議シ
ステムやインターネット電話など、通信機器間でのリア
ルタイム双方向通信にも利用されている。
ールなど、文字主体のデータ通信に使用されていたが、
近年では、回線の帯域幅の向上に伴って、ビデオ会議シ
ステムやインターネット電話など、通信機器間でのリア
ルタイム双方向通信にも利用されている。
【0005】ところで、上記インターネット網に各通信
機器を接続する方法は、専用線による接続と、ダイアル
アップ接続との2つに大別できる。専用線による接続方
法は、通信機器と、インターネット接続業者(プロバイ
ダ)との間に、専用の通信線を用意して、各通信機器と
インターネット網とを常時接続する方法である。この場
合、インターネット網に常時接続されているため、通信
機器には固有のIPアドレスが割り当てられる。この方
法は、大きな会社や大学などで採用されており、使用者
は、通常、通信線の維持費用として、電話会社などに一
定の費用を支払っている。
機器を接続する方法は、専用線による接続と、ダイアル
アップ接続との2つに大別できる。専用線による接続方
法は、通信機器と、インターネット接続業者(プロバイ
ダ)との間に、専用の通信線を用意して、各通信機器と
インターネット網とを常時接続する方法である。この場
合、インターネット網に常時接続されているため、通信
機器には固有のIPアドレスが割り当てられる。この方
法は、大きな会社や大学などで採用されており、使用者
は、通常、通信線の維持費用として、電話会社などに一
定の費用を支払っている。
【0006】一方、ダイアルアップ接続は、インターネ
ット網に接続したいときに、通信機器とインターネット
網とを接続する方法である。インターネット網への接続
は、電話回線などを利用して、プロバイダと通信し、こ
の通信をプロバイダが中継することによって行われる。
プロバイダは、通信機器が接続されたとき、当該通信機
器のIPアドレスとして、空いているIPアドレスを割
り当てる。これにより、複数の通信機器間でIPアドレ
スを共用できる。また、この方法では、各通信機器との
間に専用の通信回線も不要である。この結果、通信量が
少ない場合には、専用線回線に比べて安価に利用でき
る。したがって、ダイアルアップ接続方法は、小さな会
社や個人宅など、通信量が比較的少ない場合に採用され
ることが多い。この場合、電子メールは、プロバイダが
蓄積しており、使用者は、接続毎にプロバイダ内の所定
の記憶領域を確認するなどして、電子メールの到着を確
認する。
ット網に接続したいときに、通信機器とインターネット
網とを接続する方法である。インターネット網への接続
は、電話回線などを利用して、プロバイダと通信し、こ
の通信をプロバイダが中継することによって行われる。
プロバイダは、通信機器が接続されたとき、当該通信機
器のIPアドレスとして、空いているIPアドレスを割
り当てる。これにより、複数の通信機器間でIPアドレ
スを共用できる。また、この方法では、各通信機器との
間に専用の通信回線も不要である。この結果、通信量が
少ない場合には、専用線回線に比べて安価に利用でき
る。したがって、ダイアルアップ接続方法は、小さな会
社や個人宅など、通信量が比較的少ない場合に採用され
ることが多い。この場合、電子メールは、プロバイダが
蓄積しており、使用者は、接続毎にプロバイダ内の所定
の記憶領域を確認するなどして、電子メールの到着を確
認する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被呼側
の通信機器がダイアルアップ接続方法を採用していた場
合、発呼側の通信機器は、被呼側がインターネット網に
接続されているか否かを事前に判定できない。もし、発
呼時において、被呼側の通信機器がインターネット網に
接続されていれば、発呼側の通信機器は、被呼側と通信
できるが、そうでない場合には、両通信機器は、通信で
きない。したがって、確実に接続されるとは限らず、即
応性に欠けるという問題点を有している。この問題は、
通常の電話と同様に通話しようとしている場合や、ビデ
オ会議システムの場合など、特に、リアルタイムで双方
向通信しようとしている場合には致命的となる。
の通信機器がダイアルアップ接続方法を採用していた場
合、発呼側の通信機器は、被呼側がインターネット網に
接続されているか否かを事前に判定できない。もし、発
呼時において、被呼側の通信機器がインターネット網に
接続されていれば、発呼側の通信機器は、被呼側と通信
できるが、そうでない場合には、両通信機器は、通信で
きない。したがって、確実に接続されるとは限らず、即
応性に欠けるという問題点を有している。この問題は、
通常の電話と同様に通話しようとしている場合や、ビデ
オ会議システムの場合など、特に、リアルタイムで双方
向通信しようとしている場合には致命的となる。
【0008】なお、この問題は、インターネット網に限
らず、パソコン通信の場合など、各通信機器が必要に応
じてネットワークに接続する場合であれば発生するが、
以下に示すように、インターネット網へダイアルアップ
接続する場合には、さらなる問題点が発生する。
らず、パソコン通信の場合など、各通信機器が必要に応
じてネットワークに接続する場合であれば発生するが、
以下に示すように、インターネット網へダイアルアップ
接続する場合には、さらなる問題点が発生する。
【0009】具体的には、インターネット網を構成する
各通信機器、データグラムに含まれている送信先のIP
アドレスに基づいて、当該データグラムを伝送する。し
たがって、通信するにあたって、送信側は、受信側のI
Pアドレスを把握している必要がある。ところが、ダイ
アルアップ接続方法では、各通信機器のIPアドレス
は、それぞれのプロバイダと接続するまで決定されな
い。したがって、送信側は、専用線接続方法のように、
受信側のIPアドレスを予め把握しておくことができな
い。
各通信機器、データグラムに含まれている送信先のIP
アドレスに基づいて、当該データグラムを伝送する。し
たがって、通信するにあたって、送信側は、受信側のI
Pアドレスを把握している必要がある。ところが、ダイ
アルアップ接続方法では、各通信機器のIPアドレス
は、それぞれのプロバイダと接続するまで決定されな
い。したがって、送信側は、専用線接続方法のように、
受信側のIPアドレスを予め把握しておくことができな
い。
【0010】そこで、従来は、この問題を解決するため
に、各通信機器間の通信を中継するために、固定のIP
アドレスを持つサーバを設置している。この場合、各通
信機器は、インターネット網に接続した後、上記サーバ
と通信を開始する。各通信機器が通信を開始すると、サ
ーバは、一方との通信を他方へ中継する。この場合、サ
ーバのIPアドレスへ送出したデータグラムが相手の通
信機器へ転送されるので、各通信機器は、相手のIPア
ドレスを知る必要がない。この結果、ダイアルアップ接
続している通信機器間であっても、何ら支障なく通信で
きる。
に、各通信機器間の通信を中継するために、固定のIP
アドレスを持つサーバを設置している。この場合、各通
信機器は、インターネット網に接続した後、上記サーバ
と通信を開始する。各通信機器が通信を開始すると、サ
ーバは、一方との通信を他方へ中継する。この場合、サ
ーバのIPアドレスへ送出したデータグラムが相手の通
信機器へ転送されるので、各通信機器は、相手のIPア
ドレスを知る必要がない。この結果、ダイアルアップ接
続している通信機器間であっても、何ら支障なく通信で
きる。
【0011】ところが、サーバを設けた場合には、サー
バを維持する必要があり、維持費用がかかるという問題
が新たに発生する。また、サーバが混んでいた場合に
は、自通信機器と相手の通信機器とが空いていても通信
できないという問題も派生する。さらに、サーバ内で通
信相手を探す方法が確立されておらず、所望の通信相手
を見つけることが困難である。例えば、現時点では、以
下のような探索方法によって、相手を探すことが多い。
すなわち、各通信機器は、サーバへ自らの名称を登録す
る。サーバは、受け取った名称のリストを表示し、各通
信機器は、そのリスト内から所望の相手を選択する。こ
の方法では、接続者数が増えるに従って、探索時の手間
が増大する。
バを維持する必要があり、維持費用がかかるという問題
が新たに発生する。また、サーバが混んでいた場合に
は、自通信機器と相手の通信機器とが空いていても通信
できないという問題も派生する。さらに、サーバ内で通
信相手を探す方法が確立されておらず、所望の通信相手
を見つけることが困難である。例えば、現時点では、以
下のような探索方法によって、相手を探すことが多い。
すなわち、各通信機器は、サーバへ自らの名称を登録す
る。サーバは、受け取った名称のリストを表示し、各通
信機器は、そのリスト内から所望の相手を選択する。こ
の方法では、接続者数が増えるに従って、探索時の手間
が増大する。
【0012】また、サーバを設置したとしても、相手の
通信機器がネットワークに接続されていなければ、通信
を開始できないという問題点は、依然として解決されて
いない。
通信機器がネットワークに接続されていなければ、通信
を開始できないという問題点は、依然として解決されて
いない。
【0013】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的は、被呼側の通信機器がネットワ
ークにダイアルアップ接続されている場合に、当該通信
機器の即応性を向上できる通信機器の呼び出し方法を提
供することにある。
ものであり、その目的は、被呼側の通信機器がネットワ
ークにダイアルアップ接続されている場合に、当該通信
機器の即応性を向上できる通信機器の呼び出し方法を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るダ
イアルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、ネットワ
ークへダイアルアップ接続されるダイアルアップ接続通
信機器の呼び出し方法であって、上記課題を解決するた
めに、以下の各工程を含んでいることを特徴としてい
る。
イアルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、ネットワ
ークへダイアルアップ接続されるダイアルアップ接続通
信機器の呼び出し方法であって、上記課題を解決するた
めに、以下の各工程を含んでいることを特徴としてい
る。
【0015】すなわち、上記ネットワークとは別に設け
られ、上記ダイアルアップ接続通信機器を呼び出し可能
な通信回線によって、発呼側の通信機器がダイアルアッ
プ接続通信機器へ接続要求を伝える第1工程と、接続要
求を受けたダイアルアップ接続通信機器が、上記ネット
ワークへダイアルアップ接続する第2工程と、上記ネッ
トワークを介して、発呼側の通信機器とダイアルアップ
接続通信機器とが通信する第3工程とを含んでいる。
られ、上記ダイアルアップ接続通信機器を呼び出し可能
な通信回線によって、発呼側の通信機器がダイアルアッ
プ接続通信機器へ接続要求を伝える第1工程と、接続要
求を受けたダイアルアップ接続通信機器が、上記ネット
ワークへダイアルアップ接続する第2工程と、上記ネッ
トワークを介して、発呼側の通信機器とダイアルアップ
接続通信機器とが通信する第3工程とを含んでいる。
【0016】なお、上記ネットワークとしては、例え
ば、インターネット網など、コネクションレス型のネッ
トワークや、パソコン通信などが挙げられ、上記通信回
線としては、例えば、電話回線や船舶無線などが挙げら
れる。
ば、インターネット網など、コネクションレス型のネッ
トワークや、パソコン通信などが挙げられ、上記通信回
線としては、例えば、電話回線や船舶無線などが挙げら
れる。
【0017】一般に、相手を呼び出せないネットワーク
は、電話回線など、相手を呼び出し可能な通信回線など
に比べて実現が容易である。また、ダイアルアップ接続
のように、通信機器が必要に応じてネットワークに接続
する場合には、ネットワークと通信機器との通信路と、
例えば、アドレスなど、ネットワーク上の資源とを他の
通信機器や他の用途と共用できる。したがって、ダイア
ルアップ接続された通信機器は、上記通信回線を用いて
直接通信する場合、および、ネットワークと専用線にて
接続される場合に比べて、通信費用の低減が可能であ
る。
は、電話回線など、相手を呼び出し可能な通信回線など
に比べて実現が容易である。また、ダイアルアップ接続
のように、通信機器が必要に応じてネットワークに接続
する場合には、ネットワークと通信機器との通信路と、
例えば、アドレスなど、ネットワーク上の資源とを他の
通信機器や他の用途と共用できる。したがって、ダイア
ルアップ接続された通信機器は、上記通信回線を用いて
直接通信する場合、および、ネットワークと専用線にて
接続される場合に比べて、通信費用の低減が可能であ
る。
【0018】上記構成では、発呼側の通信機器とダイア
ルアップ接続通信機器との両通信機器が、ネットワーク
を介して通信する前に、発呼側の通信機器は、ダイアル
アップ接続通信機器へ接続要求を伝える。これにより、
ダイアルアップ接続通信機器がネットワークに接続され
ていない場合であっても、上記第3工程における通信時
には、ネットワークへ接続させることができる。それゆ
え、安い料金で通信可能なダイアルアップ接続通信機器
において、所望のタイミングで確実に通信を開始でき、
リアルタイム通信が可能になる。
ルアップ接続通信機器との両通信機器が、ネットワーク
を介して通信する前に、発呼側の通信機器は、ダイアル
アップ接続通信機器へ接続要求を伝える。これにより、
ダイアルアップ接続通信機器がネットワークに接続され
ていない場合であっても、上記第3工程における通信時
には、ネットワークへ接続させることができる。それゆ
え、安い料金で通信可能なダイアルアップ接続通信機器
において、所望のタイミングで確実に通信を開始でき、
リアルタイム通信が可能になる。
【0019】また、請求項2の発明に係るダイアルアッ
プ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1記載の発明
の構成において、上記第3工程は、上記発呼側の通信機
器およびダイアルアップ接続通信機器のうちで送信側の
通信機器が、当該第3工程にて送出するデータの少なく
とも一部を暗号化して送出する暗号工程と、受信側の通
信機器が、暗号化されたデータを復号する復号工程とを
含んでいることを特徴としている。
プ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1記載の発明
の構成において、上記第3工程は、上記発呼側の通信機
器およびダイアルアップ接続通信機器のうちで送信側の
通信機器が、当該第3工程にて送出するデータの少なく
とも一部を暗号化して送出する暗号工程と、受信側の通
信機器が、暗号化されたデータを復号する復号工程とを
含んでいることを特徴としている。
【0020】なお、暗号化する際に使用する方法は、暗
号化と復号とで共通の暗号鍵を使用する方法や、公開鍵
を用いて暗号化し、公開鍵とは別の秘密鍵を用いて復号
する方法など、種々の方法を適用できる。また、両通信
機器は、第3工程に先立って、例えば、上記第1工程で
の通信、あるいは、郵送など、所定の方法により、共通
の暗号鍵や相手の公開鍵などの暗号鍵を取得している。
号化と復号とで共通の暗号鍵を使用する方法や、公開鍵
を用いて暗号化し、公開鍵とは別の秘密鍵を用いて復号
する方法など、種々の方法を適用できる。また、両通信
機器は、第3工程に先立って、例えば、上記第1工程で
の通信、あるいは、郵送など、所定の方法により、共通
の暗号鍵や相手の公開鍵などの暗号鍵を取得している。
【0021】ネットワークを介して通信する場合、伝送
されるデータは、盗聴あるいは改ざんされる虞れがあ
る。特に、ネットワークとして、インターネット網など
を使用する場合には、発信側および受信側の通信機器が
データの伝送路を指定できないため、盗聴など、通信の
妨害の危険性は大きい。
されるデータは、盗聴あるいは改ざんされる虞れがあ
る。特に、ネットワークとして、インターネット網など
を使用する場合には、発信側および受信側の通信機器が
データの伝送路を指定できないため、盗聴など、通信の
妨害の危険性は大きい。
【0022】ところが、上記構成では、通信内容のう
ち、少なくとも一部は、暗号化によって、発呼側の通信
機器およびダイアルアップ接続通信機器以外の第三者か
ら隠蔽されている。この結果、通信内容を暗号化せず、
平文のまま伝送する場合に比べて、通信妨害に対する安
全性を向上できる。
ち、少なくとも一部は、暗号化によって、発呼側の通信
機器およびダイアルアップ接続通信機器以外の第三者か
ら隠蔽されている。この結果、通信内容を暗号化せず、
平文のまま伝送する場合に比べて、通信妨害に対する安
全性を向上できる。
【0023】なお、暗号化するデータは、例えば、通信
内容そのもの、両通信機器の使用者名あるいはアドレス
などが挙げられる。ただし、暗号化するデータ量が増大
するに従って、両通信機器の負担が増大するので、通信
の重要度を考慮して、一部のデータのみを暗号化しても
よい。一般に、使用者名やアドレスなどが第三者に傍聴
されると、通信内容の重要性を推測されやすい。したが
って、画像や音声などの通信に先立って、使用者名やア
ドレスなどを送信する場合には、これらを暗号化するこ
とが特に望まれる。これにより、両通信機器の負担を余
り増加させることなく、通信妨害に対する安全性を向上
できる。
内容そのもの、両通信機器の使用者名あるいはアドレス
などが挙げられる。ただし、暗号化するデータ量が増大
するに従って、両通信機器の負担が増大するので、通信
の重要度を考慮して、一部のデータのみを暗号化しても
よい。一般に、使用者名やアドレスなどが第三者に傍聴
されると、通信内容の重要性を推測されやすい。したが
って、画像や音声などの通信に先立って、使用者名やア
ドレスなどを送信する場合には、これらを暗号化するこ
とが特に望まれる。これにより、両通信機器の負担を余
り増加させることなく、通信妨害に対する安全性を向上
できる。
【0024】さらに、請求項3の発明に係るダイアルア
ップ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項2記載の発
明の構成において、上記第1工程は、発呼側の通信機器
あるいはダイアルアップ接続通信機器が、暗号化の際に
使用される暗号鍵を相手に通知する工程を含んでいるこ
とを特徴としている。
ップ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項2記載の発
明の構成において、上記第1工程は、発呼側の通信機器
あるいはダイアルアップ接続通信機器が、暗号化の際に
使用される暗号鍵を相手に通知する工程を含んでいるこ
とを特徴としている。
【0025】なお、暗号化の際に公開鍵を使用する場
合、相手には、自らの秘密鍵に対応した公開鍵が通知さ
れる。また、共通の暗号鍵を用いて暗号化する場合、当
該暗号鍵が相手に通知される。
合、相手には、自らの秘密鍵に対応した公開鍵が通知さ
れる。また、共通の暗号鍵を用いて暗号化する場合、当
該暗号鍵が相手に通知される。
【0026】上記構成では、接続要求毎に暗号鍵を通知
するので、前回通信したときと暗号鍵を変更した場合で
あっても、何ら支障なく、両通信機器は、暗号化したデ
ータを送受できる。加えて、通信回線を用いて、接続要
求の通知と暗号鍵の送付との双方を一括して行ってい
る。したがって、両者を個別に行う場合に比べて、通信
回線を接続する手間を削減できる。
するので、前回通信したときと暗号鍵を変更した場合で
あっても、何ら支障なく、両通信機器は、暗号化したデ
ータを送受できる。加えて、通信回線を用いて、接続要
求の通知と暗号鍵の送付との双方を一括して行ってい
る。したがって、両者を個別に行う場合に比べて、通信
回線を接続する手間を削減できる。
【0027】さらに、例えば、郵送などによって、暗号
鍵を設定する場合、各通信機器は、使用前に暗号鍵を設
定する必要がある。暗号鍵は、それぞれの通信機器毎に
用意されるので、特に、通信相手の数が増加すると、設
定時の手間も増大する。これに対して、請求項3記載の
発明の構成では、接続毎に暗号鍵を通知しており、各暗
号鍵を予め設定する必要がないので、設定時の手間を削
減できる。
鍵を設定する場合、各通信機器は、使用前に暗号鍵を設
定する必要がある。暗号鍵は、それぞれの通信機器毎に
用意されるので、特に、通信相手の数が増加すると、設
定時の手間も増大する。これに対して、請求項3記載の
発明の構成では、接続毎に暗号鍵を通知しており、各暗
号鍵を予め設定する必要がないので、設定時の手間を削
減できる。
【0028】また、暗号鍵は、通信回線を介して、相手
の通信機器へ伝送され、当該暗号鍵にて暗号化されたデ
ータは、ネットワークを介して伝送される。したがっ
て、第三者が通信の妨害を試みる場合、双方の通信を傍
受する必要がある。この結果、単一の通信手段にて、暗
号鍵とデータとを送信する場合に比べて、通信妨害に対
する安全性を向上できる。
の通信機器へ伝送され、当該暗号鍵にて暗号化されたデ
ータは、ネットワークを介して伝送される。したがっ
て、第三者が通信の妨害を試みる場合、双方の通信を傍
受する必要がある。この結果、単一の通信手段にて、暗
号鍵とデータとを送信する場合に比べて、通信妨害に対
する安全性を向上できる。
【0029】一方、請求項4の発明に係るダイアルアッ
プ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1、2または
3記載の発明の構成において、上記ネットワークには、
発呼側の通信機器とダイアルアップ接続通信機器との間
の通信を中継するサーバが設けられており、上記第3工
程は、上記両通信機器が、自らを示す登録名を上記サー
バへそれぞれ通知する工程と、上記両通信機器が、相手
の登録名を上記サーバへ通知して、相手の通信機器を選
択する工程と、上記サーバが選択された通信機器間の通
信を中継する工程とを含んでいることを特徴としてい
る。
プ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1、2または
3記載の発明の構成において、上記ネットワークには、
発呼側の通信機器とダイアルアップ接続通信機器との間
の通信を中継するサーバが設けられており、上記第3工
程は、上記両通信機器が、自らを示す登録名を上記サー
バへそれぞれ通知する工程と、上記両通信機器が、相手
の登録名を上記サーバへ通知して、相手の通信機器を選
択する工程と、上記サーバが選択された通信機器間の通
信を中継する工程とを含んでいることを特徴としてい
る。
【0030】なお、上記ネットワークとしては、例え
ば、インターネット網など、コネクションレス型のネッ
トワークが挙げられる。また、この構成では、上記請求
項2あるいは3で暗号化する際、特に適したデータとし
て、両通信機器の登録名が挙げられる。
ば、インターネット網など、コネクションレス型のネッ
トワークが挙げられる。また、この構成では、上記請求
項2あるいは3で暗号化する際、特に適したデータとし
て、両通信機器の登録名が挙げられる。
【0031】上記構成では、請求項1と同様に、ダイア
ルアップ接続通信機器がネットワークに接続されていな
い場合であっても、上記第3工程における通信時には、
ネットワークへ接続させることができる。これにより、
両通信機器は、ネットワークに設けられたサーバを介し
て、所望のタイミングで確実に通信を開始できる。な
お、サーバが登録名を公開する場合であっても、使用者
名を暗号化して登録することによって、両通信機器の使
用者名を第三者から容易に隠蔽できる。
ルアップ接続通信機器がネットワークに接続されていな
い場合であっても、上記第3工程における通信時には、
ネットワークへ接続させることができる。これにより、
両通信機器は、ネットワークに設けられたサーバを介し
て、所望のタイミングで確実に通信を開始できる。な
お、サーバが登録名を公開する場合であっても、使用者
名を暗号化して登録することによって、両通信機器の使
用者名を第三者から容易に隠蔽できる。
【0032】また、請求項5の発明に係るダイアルアッ
プ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1、2または
3記載の発明の構成において、上記ネットワークは、例
えば、インターネット網など、データを伝送する際、当
該ネットワークにおけるアドレスによって送信先を特定
すると共に、ダイアルアップ接続通信機器に対して、接
続毎に臨時のアドレスを割り当てるネットワークであ
り、上記第3工程は、ダイアルアップ接続通信機器が、
現接続における自らのアドレスを取得する工程と、電子
メールによって、ダイアルアップ接続通信機器が、発呼
側の通信機器へ自らのアドレスを通知する工程と、発呼
側の通信機器およびダイアルアップ接続通信機器が、互
いのアドレスにより相手を特定して通信する工程とを含
んでいることを特徴としている。
プ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1、2または
3記載の発明の構成において、上記ネットワークは、例
えば、インターネット網など、データを伝送する際、当
該ネットワークにおけるアドレスによって送信先を特定
すると共に、ダイアルアップ接続通信機器に対して、接
続毎に臨時のアドレスを割り当てるネットワークであ
り、上記第3工程は、ダイアルアップ接続通信機器が、
現接続における自らのアドレスを取得する工程と、電子
メールによって、ダイアルアップ接続通信機器が、発呼
側の通信機器へ自らのアドレスを通知する工程と、発呼
側の通信機器およびダイアルアップ接続通信機器が、互
いのアドレスにより相手を特定して通信する工程とを含
んでいることを特徴としている。
【0033】ところで、ダイアルアップ接続通信機器の
場合には、ネットワークと接続するまでアドレスが未定
である。したがって、従来の方法では、発信側の通信機
器が受信側のアドレスを把握できず、ダイアルアップ接
続された通信機器同士は、ネットワークを介して通信で
きない。
場合には、ネットワークと接続するまでアドレスが未定
である。したがって、従来の方法では、発信側の通信機
器が受信側のアドレスを把握できず、ダイアルアップ接
続された通信機器同士は、ネットワークを介して通信で
きない。
【0034】一方、請求項4記載の発明の構成のよう
に、両通信機器間の通信を中継するサーバをネットワー
クに設ける場合には、ダイアルアップ接続された通信機
器同士であっても、何ら支障なく通信できる。ところ
が、この場合には、サーバを別に設ける費用や維持費な
どが必要となる。また、サーバが混み合っている場合に
は、両通信機器間で通信できなくなる虞れがある。
に、両通信機器間の通信を中継するサーバをネットワー
クに設ける場合には、ダイアルアップ接続された通信機
器同士であっても、何ら支障なく通信できる。ところ
が、この場合には、サーバを別に設ける費用や維持費な
どが必要となる。また、サーバが混み合っている場合に
は、両通信機器間で通信できなくなる虞れがある。
【0035】これに対して、請求項5記載の発明の構成
では、ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワークに
接続した後、自らのアドレスが確定した時点で、発呼側
の通信機器へ当該アドレスを通知できる。これにより、
請求項4の構成のように、サーバを設けることなく、両
通信機器は、ネットワークを介して通信できる。したが
って、請求項4記載の発明の構成に比べて、通信に要す
る費用をさらに削減できると共に、サーバの混雑に関わ
らず、両通信機器は、確実に通信できる。
では、ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワークに
接続した後、自らのアドレスが確定した時点で、発呼側
の通信機器へ当該アドレスを通知できる。これにより、
請求項4の構成のように、サーバを設けることなく、両
通信機器は、ネットワークを介して通信できる。したが
って、請求項4記載の発明の構成に比べて、通信に要す
る費用をさらに削減できると共に、サーバの混雑に関わ
らず、両通信機器は、確実に通信できる。
【0036】ところで、ネットワークを介する通信が終
了すると、ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワー
クとの接続を切断する。ここで、ダイアルアップ接続通
信機器がネットワークとの回線切断に失敗すると、当該
ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワークに接続さ
れ続けるので、通信費用が不所望に高騰する。特に、例
えば、ダイアルアップ接続通信機器が監視制御システム
の子局である場合など、ダイアルアップ接続通信機器の
周囲に使用者がいない場合には、回線切断に失敗したこ
とを把握しにくい。したがって、回線切断に失敗した場
合、当該ダイアルアップ接続通信機器が不所望にネット
ワークに接続される期間が長くなりがちであり、無駄な
通信費用が増大する虞れが大きい。
了すると、ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワー
クとの接続を切断する。ここで、ダイアルアップ接続通
信機器がネットワークとの回線切断に失敗すると、当該
ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワークに接続さ
れ続けるので、通信費用が不所望に高騰する。特に、例
えば、ダイアルアップ接続通信機器が監視制御システム
の子局である場合など、ダイアルアップ接続通信機器の
周囲に使用者がいない場合には、回線切断に失敗したこ
とを把握しにくい。したがって、回線切断に失敗した場
合、当該ダイアルアップ接続通信機器が不所望にネット
ワークに接続される期間が長くなりがちであり、無駄な
通信費用が増大する虞れが大きい。
【0037】これに対して、請求項6の発明に係るダイ
アルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1、
2、3、4または5記載の発明の構成において、さら
に、上記第3工程の後で、上記発呼側の通信機器がダイ
アルアップ接続通信機器を上記通信回線にて直接呼び出
して、当該ダイアルアップ接続通信機器が当該通信回線
との回線接続を正常に切断したか否かを確認する第4工
程を含んでいることを特徴としている。
アルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、請求項1、
2、3、4または5記載の発明の構成において、さら
に、上記第3工程の後で、上記発呼側の通信機器がダイ
アルアップ接続通信機器を上記通信回線にて直接呼び出
して、当該ダイアルアップ接続通信機器が当該通信回線
との回線接続を正常に切断したか否かを確認する第4工
程を含んでいることを特徴としている。
【0038】上記構成において、発呼側の通信機器は、
ダイアルアップ接続通信機器との通信が終了すると、例
えば、直接呼び出した際の呼出し音などによって、回線
切断の成否を確認する。これにより、発呼側の通信機器
は、ダイアルアップ接続通信機器の回線切断失敗を確実
に認識できる。したがって、例えば、発呼側の通信機器
がダイアルアップ接続通信機器へ回線切断を再度指示し
たり、発呼側の通信機器の使用者がダイアルアップ接続
通信機器の設置場所へ赴いて回線を切断するなど、適切
な処置を講じることができる。この結果、回線切断の失
敗に起因する無駄な通信費用の発生を確実に防止でき
る。
ダイアルアップ接続通信機器との通信が終了すると、例
えば、直接呼び出した際の呼出し音などによって、回線
切断の成否を確認する。これにより、発呼側の通信機器
は、ダイアルアップ接続通信機器の回線切断失敗を確実
に認識できる。したがって、例えば、発呼側の通信機器
がダイアルアップ接続通信機器へ回線切断を再度指示し
たり、発呼側の通信機器の使用者がダイアルアップ接続
通信機器の設置場所へ赴いて回線を切断するなど、適切
な処置を講じることができる。この結果、回線切断の失
敗に起因する無駄な通信費用の発生を確実に防止でき
る。
【0039】なお、回線が接続されている期間と、回線
が切断されている期間とで異なった呼出し音を用いる通
信回線の場合は、所定回数の呼出し音があるまで着呼し
ないように、ダイアルアップ接続通信機器を設定すると
共に、確認時において、発呼側の通信機器が呼出し音を
当該所定回数までに識別することによって、回線の切断
を確認できる。この場合、発呼側の通信機器が上記所定
回数までに直接呼び出しに使用した回線を切断すれば、
ダイアルアップ接続通信機器がネットワークとの回線を
正常に切断できた場合であっても通信費用は不要であ
る。
が切断されている期間とで異なった呼出し音を用いる通
信回線の場合は、所定回数の呼出し音があるまで着呼し
ないように、ダイアルアップ接続通信機器を設定すると
共に、確認時において、発呼側の通信機器が呼出し音を
当該所定回数までに識別することによって、回線の切断
を確認できる。この場合、発呼側の通信機器が上記所定
回数までに直接呼び出しに使用した回線を切断すれば、
ダイアルアップ接続通信機器がネットワークとの回線を
正常に切断できた場合であっても通信費用は不要であ
る。
【0040】ところで、請求項1の発明に係るダイアル
アップ接続通信機器の呼び出し方法を用いると、所望の
タイミングで通信の開始が可能で、かつ、通信費用を削
減できる通信システムを構築できる。
アップ接続通信機器の呼び出し方法を用いると、所望の
タイミングで通信の開始が可能で、かつ、通信費用を削
減できる通信システムを構築できる。
【0041】ここで、監視制御システムでは、一般に、
子局が、親局から離れた場所に設置されており、かつ、
親局が数多くの子局を監視制御する。したがって、親局
と子局とが通信する際の費用は、増大しがちであり、通
信費用の削減が強く要求されている。特に、設置場所を
監視する場合など、子局が親局へ送出するデータが映像
データの場合、データ量が極めて多いので、呼び出し可
能な通信回線を介して当該データを伝送すると、高い通
信費用が必要になる。一方、監視制御システムでは、指
示の遅れが事故の拡大に直結するので、子局は、親局の
指示に即座に応答しなければならない。したがって、ダ
イアルアップ接続により接続されるネットワークのみを
介して、子局が親局と通信する場合、子局が親局の指示
に即応できず、事故を拡大させる虞れがある。これらの
結果、監視制御システムでは、親局の指示に対する子局
の即応性を保ったまま、通信費用を削減することが強く
求められている。
子局が、親局から離れた場所に設置されており、かつ、
親局が数多くの子局を監視制御する。したがって、親局
と子局とが通信する際の費用は、増大しがちであり、通
信費用の削減が強く要求されている。特に、設置場所を
監視する場合など、子局が親局へ送出するデータが映像
データの場合、データ量が極めて多いので、呼び出し可
能な通信回線を介して当該データを伝送すると、高い通
信費用が必要になる。一方、監視制御システムでは、指
示の遅れが事故の拡大に直結するので、子局は、親局の
指示に即座に応答しなければならない。したがって、ダ
イアルアップ接続により接続されるネットワークのみを
介して、子局が親局と通信する場合、子局が親局の指示
に即応できず、事故を拡大させる虞れがある。これらの
結果、監視制御システムでは、親局の指示に対する子局
の即応性を保ったまま、通信費用を削減することが強く
求められている。
【0042】これに対して、請求項7の発明に係る監視
制御システムは、上記課題を解決するために、設備機器
を有する子局と、当該子局との通信によって上記設備機
器を制御する親局とを備えた監視制御システムにおい
て、上記親局は、呼び出し可能な通信回線を介して上記
子局を呼び出し、接続要求を伝えた後で、上記通信回線
とは別に設けられたネットワーク経由で上記子局と通信
する親局通信手段を備え、上記子局は、上記通信回線を
介して、上記接続要求を受け取った後で、上記ネットワ
ークにダイアルアップ接続して、当該ネットワーク経由
で上記親局と通信する子局通信手段を備えていることを
特徴としている。
制御システムは、上記課題を解決するために、設備機器
を有する子局と、当該子局との通信によって上記設備機
器を制御する親局とを備えた監視制御システムにおい
て、上記親局は、呼び出し可能な通信回線を介して上記
子局を呼び出し、接続要求を伝えた後で、上記通信回線
とは別に設けられたネットワーク経由で上記子局と通信
する親局通信手段を備え、上記子局は、上記通信回線を
介して、上記接続要求を受け取った後で、上記ネットワ
ークにダイアルアップ接続して、当該ネットワーク経由
で上記親局と通信する子局通信手段を備えていることを
特徴としている。
【0043】上記構成において、親局の親局通信手段
は、例えば、使用者の指示があった時点などの任意の時
点で、電話などの通信回線を介して子局を呼び出す。一
方、子局の子局通信手段は、親局からの接続要求を受け
取った後、ダイアルアップ接続によって、例えば、イン
ターネットなどのネットワークとの接続を確立する。そ
の後、親局と、子局とは、ネットワークを介してデータ
を送受する。
は、例えば、使用者の指示があった時点などの任意の時
点で、電話などの通信回線を介して子局を呼び出す。一
方、子局の子局通信手段は、親局からの接続要求を受け
取った後、ダイアルアップ接続によって、例えば、イン
ターネットなどのネットワークとの接続を確立する。そ
の後、親局と、子局とは、ネットワークを介してデータ
を送受する。
【0044】上記構成では、子局が、安い料金で通信可
能なダイアルアップ接続によって、ネットワークと接続
されているので、通信回線のみを用いて、子局が親局と
通信する場合に比べて、通信費用を大幅に削減できる。
一方、呼び出し可能な通信回線を用いて、親局が子局を
呼び出した後、ネットワークを介して、データの送受信
が行われるので、親局は、所望のタイミングで子局との
通信を開始できる。これらの結果、親局の指示に対し
て、子局が即応可能でありながら、子局と親局との間の
通信費用を大幅に削減可能な監視制御システムを実現で
きる。
能なダイアルアップ接続によって、ネットワークと接続
されているので、通信回線のみを用いて、子局が親局と
通信する場合に比べて、通信費用を大幅に削減できる。
一方、呼び出し可能な通信回線を用いて、親局が子局を
呼び出した後、ネットワークを介して、データの送受信
が行われるので、親局は、所望のタイミングで子局との
通信を開始できる。これらの結果、親局の指示に対し
て、子局が即応可能でありながら、子局と親局との間の
通信費用を大幅に削減可能な監視制御システムを実現で
きる。
【0045】
〔第1の実施形態〕本発明の一実施形態について図1な
いし図4に基づいて説明すると以下の通りである。本実
施形態に係るダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方
法は、発呼側と被呼側とが電話回線およびインターネッ
ト網を介して通信でき、かつ、少なくとも被呼側の通信
機器がインターネット網へダイアルアップ接続されてい
る通信システムに適用される呼び出し方法であって、例
えば、日本とアメリカとなど、長距離で通信する際に特
に好適な方法である。なお、ダイアルアップ接続とは、
通信機器がインターネット網などのネットワークと常時
接続されておらず、各通信機器が必要と判断したとき
に、ネットワークと接続する方法である。
いし図4に基づいて説明すると以下の通りである。本実
施形態に係るダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方
法は、発呼側と被呼側とが電話回線およびインターネッ
ト網を介して通信でき、かつ、少なくとも被呼側の通信
機器がインターネット網へダイアルアップ接続されてい
る通信システムに適用される呼び出し方法であって、例
えば、日本とアメリカとなど、長距離で通信する際に特
に好適な方法である。なお、ダイアルアップ接続とは、
通信機器がインターネット網などのネットワークと常時
接続されておらず、各通信機器が必要と判断したとき
に、ネットワークと接続する方法である。
【0046】以下では、上記呼び出し方法、および、こ
れを実施する通信機器について説明する前に、当該通信
機器が使用される通信システムについて説明する。すな
わち、図1に示すように、本実施形態に係る通信システ
ム1は、上記呼び出し方法を具備し、発呼側あるいは被
呼側となる通信機器2および3を備えている。本実施形
態では、各通信機器2・3のいずれが発呼側になるか被
呼側になるかは、特に決められておらず、両通信機器2
・3は、後述するように、発呼側および被呼側双方の機
能を有している。なお、被呼側となる通信機器2・3
が、特許請求の範囲に記載のダイアルアップ接続通信機
器に対応する。
れを実施する通信機器について説明する前に、当該通信
機器が使用される通信システムについて説明する。すな
わち、図1に示すように、本実施形態に係る通信システ
ム1は、上記呼び出し方法を具備し、発呼側あるいは被
呼側となる通信機器2および3を備えている。本実施形
態では、各通信機器2・3のいずれが発呼側になるか被
呼側になるかは、特に決められておらず、両通信機器2
・3は、後述するように、発呼側および被呼側双方の機
能を有している。なお、被呼側となる通信機器2・3
が、特許請求の範囲に記載のダイアルアップ接続通信機
器に対応する。
【0047】上記両通信機器2・3は、それぞれ電話回
線(通信回線)4に接続されている。上記電話回線4
は、例えば、ISDN( Integrated Services Digital
Network)などのデジタル回線、あるいはアナログ回線
などであり、各通信機器2・3は、例えば、ダイアルを
回すなどして、図示しない電話回線4の交換機へ相手先
の電話番号を通知できる。これにより、各通信機器2・
3は、電話回線4を介して、互いに相手を呼び出し、直
接通信できる。
線(通信回線)4に接続されている。上記電話回線4
は、例えば、ISDN( Integrated Services Digital
Network)などのデジタル回線、あるいはアナログ回線
などであり、各通信機器2・3は、例えば、ダイアルを
回すなどして、図示しない電話回線4の交換機へ相手先
の電話番号を通知できる。これにより、各通信機器2・
3は、電話回線4を介して、互いに相手を呼び出し、直
接通信できる。
【0048】また、各通信機器2・3の使用者は、イン
ターネット接続業者(プロバイダ)5あるいは6に加入
しており、通信機器2・3は、ダイアルアップ接続によ
って、インターネット網(ネットワーク)7をそれぞれ
使用できる。各通信機器2・3は、発呼側になる場合と
被呼側になる場合とがあるので、両プロバイダ5・6に
は、同じ機能が要求される。以下では、説明の便宜上、
通信機器2側のプロバイダ5について説明するが、プロ
バイダ6の構成も同様である。
ターネット接続業者(プロバイダ)5あるいは6に加入
しており、通信機器2・3は、ダイアルアップ接続によ
って、インターネット網(ネットワーク)7をそれぞれ
使用できる。各通信機器2・3は、発呼側になる場合と
被呼側になる場合とがあるので、両プロバイダ5・6に
は、同じ機能が要求される。以下では、説明の便宜上、
通信機器2側のプロバイダ5について説明するが、プロ
バイダ6の構成も同様である。
【0049】具体的には、プロバイダ5は、電話回線4
を介して通信機器2から接続要求を受けた場合、アカウ
ント(使用資格)を示すIDと、各ID毎に予め設定さ
れたパスワードとを入力させる。アカウントとパスワー
ドとの照合が終わると、プロバイダ5は、自らが保有し
ているインターネット網7上におけるアドレス(IPア
ドレス)のうち空いているIPアドレスを、当該通信機
器2の臨時のIPアドレスとして割り当てる。これによ
り、通信機器2は、現接続時における自らのIPアドレ
スを認識できる。この結果、通信機器2は、所定の大き
さ毎に区切られたデータ列(データグラム)を作成して
プロバイダ5へ送出したり、プロバイダ5から受け取っ
たデータグラムのうち、自分宛のデータグラムを識別で
きる。プロバイダ5は、通信機器2からのデータグラム
をインターネット網7へ転送し、インターネット網7か
らのデータグラムを通信機器2へ送出する。これによ
り、通信機器2は、固有のIPアドレスを持たなくても
インターネット網7へ接続できる。
を介して通信機器2から接続要求を受けた場合、アカウ
ント(使用資格)を示すIDと、各ID毎に予め設定さ
れたパスワードとを入力させる。アカウントとパスワー
ドとの照合が終わると、プロバイダ5は、自らが保有し
ているインターネット網7上におけるアドレス(IPア
ドレス)のうち空いているIPアドレスを、当該通信機
器2の臨時のIPアドレスとして割り当てる。これによ
り、通信機器2は、現接続時における自らのIPアドレ
スを認識できる。この結果、通信機器2は、所定の大き
さ毎に区切られたデータ列(データグラム)を作成して
プロバイダ5へ送出したり、プロバイダ5から受け取っ
たデータグラムのうち、自分宛のデータグラムを識別で
きる。プロバイダ5は、通信機器2からのデータグラム
をインターネット網7へ転送し、インターネット網7か
らのデータグラムを通信機器2へ送出する。これによ
り、通信機器2は、固有のIPアドレスを持たなくても
インターネット網7へ接続できる。
【0050】プロバイダ5は、ダイアルアップ接続によ
る加入者の間で、IPアドレスやインターネット網7と
の接続回線などを共有している。したがって、プロバイ
ダ5において、ダイアルアップ接続の接続料金は、通信
機器2が固有のIPアドレスを保持し、専用の通信回線
を介してインターネット網7と常時接続している場合、
すなわち、専用回線接続の場合に比べて安く設定されて
いることが多い。
る加入者の間で、IPアドレスやインターネット網7と
の接続回線などを共有している。したがって、プロバイ
ダ5において、ダイアルアップ接続の接続料金は、通信
機器2が固有のIPアドレスを保持し、専用の通信回線
を介してインターネット網7と常時接続している場合、
すなわち、専用回線接続の場合に比べて安く設定されて
いることが多い。
【0051】また、プロバイダ5は、電話回線4を介し
て通信機器2と通信するために、アクセスポイントを備
えている。アクセスポイントは、例えば、市内局番で通
話できる範囲内など、通信機器2の近隣に配されてお
り、通信機器2は、プロバイダ5と通信する際、電話回
線4の使用料(通話料)を安く抑えることができる。
て通信機器2と通信するために、アクセスポイントを備
えている。アクセスポイントは、例えば、市内局番で通
話できる範囲内など、通信機器2の近隣に配されてお
り、通信機器2は、プロバイダ5と通信する際、電話回
線4の使用料(通話料)を安く抑えることができる。
【0052】さらに、プロバイダ5は、通信機器2のメ
ールサーバでもある。具体的には、プロバイダ5は、通
信機器2に、電子メールアドレスを予め割り当ててお
り、これに対応した図示しない記憶領域(メールボック
ス)を備えている。通信機器2宛の電子メールは、プロ
バイダ5へ配送され、プロバイダ5は、通信機器2宛の
電子メールを受け取って、対応するメールボックスに蓄
積する。プロバイダ5は、インターネット網7に常時接
続されており、そのIPアドレスは、常に一定である。
したがって、通信機器2がインターネット網7に接続さ
れているか否か、および、接続時のIPアドレスに関わ
らず、電子メールは確実に配送される。各通信機器2
は、ダイアルアップ接続した際に、自分宛の電子メール
を上記メールボックスから読み出すことができる。
ールサーバでもある。具体的には、プロバイダ5は、通
信機器2に、電子メールアドレスを予め割り当ててお
り、これに対応した図示しない記憶領域(メールボック
ス)を備えている。通信機器2宛の電子メールは、プロ
バイダ5へ配送され、プロバイダ5は、通信機器2宛の
電子メールを受け取って、対応するメールボックスに蓄
積する。プロバイダ5は、インターネット網7に常時接
続されており、そのIPアドレスは、常に一定である。
したがって、通信機器2がインターネット網7に接続さ
れているか否か、および、接続時のIPアドレスに関わ
らず、電子メールは確実に配送される。各通信機器2
は、ダイアルアップ接続した際に、自分宛の電子メール
を上記メールボックスから読み出すことができる。
【0053】現在、インターネット網は、広く普及しつ
つあり、多くのプロバイダがサービスを開始している。
これらのプロバイダの多くは、ダイアルアップ接続をサ
ポートしており、メールサーバの機能を備えている。し
たがって、通信機器2および3を設けることによって、
本実施形態に係る通信システム1を容易に構成できる。
つあり、多くのプロバイダがサービスを開始している。
これらのプロバイダの多くは、ダイアルアップ接続をサ
ポートしており、メールサーバの機能を備えている。し
たがって、通信機器2および3を設けることによって、
本実施形態に係る通信システム1を容易に構成できる。
【0054】続いて、各通信機器2・3の構成例とし
て、例えば、ビデオ会議などのように音声と画像との双
方を伝送する場合を中心に説明する。なお、以下では、
音声と画像との双方を伝送する場合に限らず、両通信機
器2・3が、インターネット網7などのネットワークを
介して、リアルタイムにデータを伝送することをネット
ワーク会議と総称する。
て、例えば、ビデオ会議などのように音声と画像との双
方を伝送する場合を中心に説明する。なお、以下では、
音声と画像との双方を伝送する場合に限らず、両通信機
器2・3が、インターネット網7などのネットワークを
介して、リアルタイムにデータを伝送することをネット
ワーク会議と総称する。
【0055】また、各通信機器2・3の実現方法として
は、後述するように種々の構成が考えられるが、ここで
は、通信機器2(3)が、電話回線4およびインターネ
ット網7との接続を制御する接続器2a(3a)と、入
出力装置となるコンピュータ2b(3b)とを備えてい
る構成について説明する。この構成では、本実施形態に
係る呼び出し方法は、接続器2aが実施している。ま
た、各通信機器2・3には、上記呼び出し方法による通
信以外の通常通話用に、電話器2c・3cがそれぞれ設
けられている。なお、両通信機器2・3は、同様の構成
を有しているので、以下では、説明の便宜上、通信機器
2の構成についてのみ詳細に説明する。
は、後述するように種々の構成が考えられるが、ここで
は、通信機器2(3)が、電話回線4およびインターネ
ット網7との接続を制御する接続器2a(3a)と、入
出力装置となるコンピュータ2b(3b)とを備えてい
る構成について説明する。この構成では、本実施形態に
係る呼び出し方法は、接続器2aが実施している。ま
た、各通信機器2・3には、上記呼び出し方法による通
信以外の通常通話用に、電話器2c・3cがそれぞれ設
けられている。なお、両通信機器2・3は、同様の構成
を有しているので、以下では、説明の便宜上、通信機器
2の構成についてのみ詳細に説明する。
【0056】すなわち、コンピュータ2bは、例えば、
ビデオカメラやマイクなど、図示しない入力装置を備え
ており、使用者側の音声や画像などをデジタルのデータ
列として接続器2aへ伝送できる。また、コンピュータ
2bは、モニタやスピーカーなどの出力装置(図示せ
ず)を備えており、接続器2aを介し、通信機器3から
受け取ったデータ列を画像や音声として使用者に通知で
きる。
ビデオカメラやマイクなど、図示しない入力装置を備え
ており、使用者側の音声や画像などをデジタルのデータ
列として接続器2aへ伝送できる。また、コンピュータ
2bは、モニタやスピーカーなどの出力装置(図示せ
ず)を備えており、接続器2aを介し、通信機器3から
受け取ったデータ列を画像や音声として使用者に通知で
きる。
【0057】コンピュータ2bと接続器2aとの間は、
例えば、RS232CやRS422A、IrDA、ある
いは、LANなど、予め選択された通信方法によって接
続されており、双方向にデータを送受できる。なお、両
者間の通信方法は、リアルタイムに双方向通信が可能で
あれば、有線/無線、あるいは、デジタル/アナログ、
通信速度や通信規格を問わない。
例えば、RS232CやRS422A、IrDA、ある
いは、LANなど、予め選択された通信方法によって接
続されており、双方向にデータを送受できる。なお、両
者間の通信方法は、リアルタイムに双方向通信が可能で
あれば、有線/無線、あるいは、デジタル/アナログ、
通信速度や通信規格を問わない。
【0058】一方、本実施形態に係る接続器2aは、図
2に示すように、本実施形態に係る呼び出し方法を実施
するプログラムや各種設定などを記憶するFlashメ
モリ11と、上記所定の通信方法でコンピュータ2bと
通信するインターフェース部12と、電話回線4および
電話器2cと接続されている通信用IC( Integrated
Circuit )13と、接続器2a全体を制御するCPU
(Central Processing Unit)14と、作業用の記憶領域
となるRAM( Random Access Memory )15とを備え
ている。さらに、例えば、通信機器3の電子メールアド
レスなど、接続器2aの状態を表示するために、状態表
示液晶パネル16が設けられている。各部材11ないし
16は、それぞれバス17に接続されており、各部材間
のデータは、バス17を介して伝送される。
2に示すように、本実施形態に係る呼び出し方法を実施
するプログラムや各種設定などを記憶するFlashメ
モリ11と、上記所定の通信方法でコンピュータ2bと
通信するインターフェース部12と、電話回線4および
電話器2cと接続されている通信用IC( Integrated
Circuit )13と、接続器2a全体を制御するCPU
(Central Processing Unit)14と、作業用の記憶領域
となるRAM( Random Access Memory )15とを備え
ている。さらに、例えば、通信機器3の電子メールアド
レスなど、接続器2aの状態を表示するために、状態表
示液晶パネル16が設けられている。各部材11ないし
16は、それぞれバス17に接続されており、各部材間
のデータは、バス17を介して伝送される。
【0059】上記Flashメモリ11は、電気的に書
換え可能な不揮発性のメモリであって、後述する動作を
行うプログラムと、当該プログラムにて使用する各種設
定値とが格納されている。具体的には、通信機器3に関
する設定値としては、直接呼び出す際の電話番号などが
挙げられる。さらに、直接呼び出す際に、通信機器3が
通信機器2を識別するためのパスワードも格納されてい
る。当該パスワードは、予め通信機器3にも伝えられて
おり、通信機器3は、このパスワードを照合することに
よって、正規の使用者からの呼び出しか否かを判定でき
る。また、プロバイダ5に関する設定値として、プロバ
イダ5の電話番号、アカウント、パスワード、および自
分の電子メールアドレスが格納されている。さらに、本
実施形態では、インターネット網7を介して通信する
際、通信機器2と通信機器3とは、例えば、RSA符号
などの公開鍵暗号方式を用いて、通信内容の少なくとも
1部を暗号化して通信する。したがって、Flashメ
モリ11は、暗号化および復号化の際に使用する秘密鍵
および公開鍵も記憶している。なお、当然ながら、Fl
ashメモリ11に代えて、ROM( Read-Only Memor
y )やバッテリバックアップされたRAM、あるいは、
ハードディスクなど、不揮発性を有する記録手段を用い
てもよい。
換え可能な不揮発性のメモリであって、後述する動作を
行うプログラムと、当該プログラムにて使用する各種設
定値とが格納されている。具体的には、通信機器3に関
する設定値としては、直接呼び出す際の電話番号などが
挙げられる。さらに、直接呼び出す際に、通信機器3が
通信機器2を識別するためのパスワードも格納されてい
る。当該パスワードは、予め通信機器3にも伝えられて
おり、通信機器3は、このパスワードを照合することに
よって、正規の使用者からの呼び出しか否かを判定でき
る。また、プロバイダ5に関する設定値として、プロバ
イダ5の電話番号、アカウント、パスワード、および自
分の電子メールアドレスが格納されている。さらに、本
実施形態では、インターネット網7を介して通信する
際、通信機器2と通信機器3とは、例えば、RSA符号
などの公開鍵暗号方式を用いて、通信内容の少なくとも
1部を暗号化して通信する。したがって、Flashメ
モリ11は、暗号化および復号化の際に使用する秘密鍵
および公開鍵も記憶している。なお、当然ながら、Fl
ashメモリ11に代えて、ROM( Read-Only Memor
y )やバッテリバックアップされたRAM、あるいは、
ハードディスクなど、不揮発性を有する記録手段を用い
てもよい。
【0060】また、インターフェース部12は、例え
ば、RS232Cインターフェースなど、コンピュータ
2bと接続器2aとの通信方法に応じたインターフェー
スであり、CPU14は、当該インターフェース部12
を介して、コンピュータ2bと通信できる。
ば、RS232Cインターフェースなど、コンピュータ
2bと接続器2aとの通信方法に応じたインターフェー
スであり、CPU14は、当該インターフェース部12
を介して、コンピュータ2bと通信できる。
【0061】さらに、上記通信用IC13は、例えば、
モデム用のICなどであって、電話回線4の回線接続/
切断を制御したり、CPU14が処理するデータ列と電
話回線4を伝送される電気信号とを相互に変換したりで
きる。また、CPU14の指示に応じて、電話回線4と
電話器2cとを接続して、電話器2cのベルを鳴らすこ
ともできる。
モデム用のICなどであって、電話回線4の回線接続/
切断を制御したり、CPU14が処理するデータ列と電
話回線4を伝送される電気信号とを相互に変換したりで
きる。また、CPU14の指示に応じて、電話回線4と
電話器2cとを接続して、電話器2cのベルを鳴らすこ
ともできる。
【0062】一方、CPU14は、Flashメモリ1
1のプログラムに従って、インターフェース部12およ
び通信用IC13を制御する。具体的には、接続器2a
は、所望の電話番号をダイアルして、電話回線4を介し
て、通信機器3と直接通信したり、プロバイダ5を介し
て、インターネット網7に接続したりできる。これによ
り、接続器2aは、後述するように、電話回線4を介し
た直接通信と、インターネット網7を介した通信とを所
定の順番で行うことができる。
1のプログラムに従って、インターフェース部12およ
び通信用IC13を制御する。具体的には、接続器2a
は、所望の電話番号をダイアルして、電話回線4を介し
て、通信機器3と直接通信したり、プロバイダ5を介し
て、インターネット網7に接続したりできる。これによ
り、接続器2aは、後述するように、電話回線4を介し
た直接通信と、インターネット網7を介した通信とを所
定の順番で行うことができる。
【0063】また、CPU14は、インターフェース部
12あるいは通信用IC13を介して、コンピュータ2
bや電話器2cを制御できる。これにより、接続器2a
は、コンピュータ2bが、例えば、キー入力などによっ
て、使用者からインターネット網7を介した接続を指示
されたか否か、および、接続先などを判定できる。ま
た、接続器2aは、電話回線4と電話器2cとを接続し
て、通常通話を行うことができる。
12あるいは通信用IC13を介して、コンピュータ2
bや電話器2cを制御できる。これにより、接続器2a
は、コンピュータ2bが、例えば、キー入力などによっ
て、使用者からインターネット網7を介した接続を指示
されたか否か、および、接続先などを判定できる。ま
た、接続器2aは、電話回線4と電話器2cとを接続し
て、通常通話を行うことができる。
【0064】電話回線4を介して直接接続されている場
合、CPU14は、通信用IC13を介して、通信機器
3へ所定のメッセージを送出すると共に、通信機器3か
ら受信したメッセージを識別できる。通信機器2・3間
の通信方法は、例えば、V32,V32bis、V3
4、V21、あるいはV22などの規格に応じたシリア
ル通信であり、両者間でメッセージを送受できる。
合、CPU14は、通信用IC13を介して、通信機器
3へ所定のメッセージを送出すると共に、通信機器3か
ら受信したメッセージを識別できる。通信機器2・3間
の通信方法は、例えば、V32,V32bis、V3
4、V21、あるいはV22などの規格に応じたシリア
ル通信であり、両者間でメッセージを送受できる。
【0065】一方、通信機器2とプロバイダ5とがダイ
アルアップ接続されている場合、CPU14は、通信用
IC13を介して、プロバイダ5とデータグラムを送受
する。これにより、接続器2aは、現接続時のIPアド
レスを認識すると共に、所定の形式の電子メールを送出
できる。さらに、接続器2aは、プロバイダ5に設けら
れた自分のメールボックスを所定の周期で確認して、通
信機器3からの電子メールが到着しているか否かを判定
する。電子メールが到着していた場合は、電子メールの
内容を確認して、相手のIPアドレスを認識できる。
アルアップ接続されている場合、CPU14は、通信用
IC13を介して、プロバイダ5とデータグラムを送受
する。これにより、接続器2aは、現接続時のIPアド
レスを認識すると共に、所定の形式の電子メールを送出
できる。さらに、接続器2aは、プロバイダ5に設けら
れた自分のメールボックスを所定の周期で確認して、通
信機器3からの電子メールが到着しているか否かを判定
する。電子メールが到着していた場合は、電子メールの
内容を確認して、相手のIPアドレスを認識できる。
【0066】加えて、インターネット網7を介して接続
している場合、CPU14は、インターフェース部12
および通信用IC13を制御して、コンピュータ2bと
インターネット網7との間の通信を中継する。なお、コ
ンピュータ2bと接続器2aとの間において、例えば、
音声データ列や画像データ列そのものなど、インターネ
ット網7にて伝送されるデータグラムと異なる形式でデ
ータが伝送されている場合、CPU14が両者を相互変
換する。一方、コンピュータ2bとの間でデータグラム
が伝送される場合は、CPU14は、当該データグラム
をそのまま通過させる。これにより、接続器2aは、コ
ンピュータ2bとインターネット網7との間で、何ら支
障なく通信を中継できる。
している場合、CPU14は、インターフェース部12
および通信用IC13を制御して、コンピュータ2bと
インターネット網7との間の通信を中継する。なお、コ
ンピュータ2bと接続器2aとの間において、例えば、
音声データ列や画像データ列そのものなど、インターネ
ット網7にて伝送されるデータグラムと異なる形式でデ
ータが伝送されている場合、CPU14が両者を相互変
換する。一方、コンピュータ2bとの間でデータグラム
が伝送される場合は、CPU14は、当該データグラム
をそのまま通過させる。これにより、接続器2aは、コ
ンピュータ2bとインターネット網7との間で、何ら支
障なく通信を中継できる。
【0067】また、CPU14は、通信機器3の公開鍵
を用いて、通信機器3へ送出するデータを暗号化した
り、予め記憶されている自らの秘密鍵を用いて、通信機
器3から受け取ったデータを復号したりできる。
を用いて、通信機器3へ送出するデータを暗号化した
り、予め記憶されている自らの秘密鍵を用いて、通信機
器3から受け取ったデータを復号したりできる。
【0068】なお、上記の説明では、通信機器2におい
て、コンピュータ2bが入出力を担当しているが、入出
力装置は、これに限るものではない。上述したように、
コンピュータ2bなどの入出力装置と接続器2aとの間
のデータの伝送方法は、無線/有線、アナログ/デジタ
ル、あるいは通信速度や通信規格などを問わない。した
がって、電話器やビデオカメラなど、種々の入力装置を
使用できる。ただし、この場合には、接続器2aは、イ
ンターネット網7で伝送されるデータグラムと、電話器
2cおよび接続器2a間のデータとを、相互に変換する
必要がある。
て、コンピュータ2bが入出力を担当しているが、入出
力装置は、これに限るものではない。上述したように、
コンピュータ2bなどの入出力装置と接続器2aとの間
のデータの伝送方法は、無線/有線、アナログ/デジタ
ル、あるいは通信速度や通信規格などを問わない。した
がって、電話器やビデオカメラなど、種々の入力装置を
使用できる。ただし、この場合には、接続器2aは、イ
ンターネット網7で伝送されるデータグラムと、電話器
2cおよび接続器2a間のデータとを、相互に変換する
必要がある。
【0069】特に、図3に示すように、通信機器22の
入力装置として、電話器22cを使用する場合には、イ
ンターネット網7を介した通話と通常の通話との双方で
電話器22cを使用できる。また、従来と同様の構成の
電話器22cと、電話回線4との間に、接続器22aを
接続するだけでよいので、他の入力装置を設ける場合に
比べて設置が容易になる。
入力装置として、電話器22cを使用する場合には、イ
ンターネット網7を介した通話と通常の通話との双方で
電話器22cを使用できる。また、従来と同様の構成の
電話器22cと、電話回線4との間に、接続器22aを
接続するだけでよいので、他の入力装置を設ける場合に
比べて設置が容易になる。
【0070】この場合は、入力装置が電話器22cのみ
なので、インターネット網7を介した通話と、通常の通
話とを区別する必要がある。これは、接続器22aにス
イッチなどを設けて、インターネット網7を介した通話
を指示してもよいが、例えば、以下に示す方法を用いる
ことによって、使用者は、電話器22cのみを用いて両
者を区別できる。すなわち、使用者は、受話器を取った
後、”♯”ボタンを3回押すなど、通常の通話では使用
しない操作をした後、予め設定された相手の登録番号の
ボタンを押す。接続器22aは、電話器22cから送ら
れてくる音声信号によって、これらのボタン操作を認識
し、接続要求の発生と、相手先とを識別する。そして、
インターネット網7を介して、相手と通話が可能になる
と、例えば、電話器22cのベルを鳴らすなどして、使
用者に通知する。一方、通常の電話番号が押されると、
接続器22aは、電話器22cからの信号によって、通
常の通話と判定し、電話回線4へ当該信号をそのまま通
過させる。これにより、電話器22cは、接続器22a
がない場合と同様に、電話回線4を介して直接通話でき
る。このように、インターネット網7を介した通信を指
示する操作として、入力装置で、通常使用しない操作を
割り当てることによって、従来と同様の入力装置のみを
用いて、インターネット網7を介した接続要求と、通常
の通信接続要求と区別できる。
なので、インターネット網7を介した通話と、通常の通
話とを区別する必要がある。これは、接続器22aにス
イッチなどを設けて、インターネット網7を介した通話
を指示してもよいが、例えば、以下に示す方法を用いる
ことによって、使用者は、電話器22cのみを用いて両
者を区別できる。すなわち、使用者は、受話器を取った
後、”♯”ボタンを3回押すなど、通常の通話では使用
しない操作をした後、予め設定された相手の登録番号の
ボタンを押す。接続器22aは、電話器22cから送ら
れてくる音声信号によって、これらのボタン操作を認識
し、接続要求の発生と、相手先とを識別する。そして、
インターネット網7を介して、相手と通話が可能になる
と、例えば、電話器22cのベルを鳴らすなどして、使
用者に通知する。一方、通常の電話番号が押されると、
接続器22aは、電話器22cからの信号によって、通
常の通話と判定し、電話回線4へ当該信号をそのまま通
過させる。これにより、電話器22cは、接続器22a
がない場合と同様に、電話回線4を介して直接通話でき
る。このように、インターネット網7を介した通信を指
示する操作として、入力装置で、通常使用しない操作を
割り当てることによって、従来と同様の入力装置のみを
用いて、インターネット網7を介した接続要求と、通常
の通信接続要求と区別できる。
【0071】また、上記の説明では、通信機器2におい
て、コンピュータ2bが入出力を担当し、例えば、電話
回線4あるいはインターネット網7と接続する順番の制
御や、暗号化などを接続器2aが担当しているが、両部
材2a・2bの役割分担も、これに限るものではない。
例えば、上記接続の順番制御や暗号化など、接続器2a
の処理の殆どを、コンピュータ2bが行ってもよい。こ
の場合は、接続器2aは、通常のモデムやISDNのタ
ーミナルアダプタなどを流用できる。
て、コンピュータ2bが入出力を担当し、例えば、電話
回線4あるいはインターネット網7と接続する順番の制
御や、暗号化などを接続器2aが担当しているが、両部
材2a・2bの役割分担も、これに限るものではない。
例えば、上記接続の順番制御や暗号化など、接続器2a
の処理の殆どを、コンピュータ2bが行ってもよい。こ
の場合は、接続器2aは、通常のモデムやISDNのタ
ーミナルアダプタなどを流用できる。
【0072】なお、図1および図3では、説明の便宜
上、接続器2a(22a)、コンピュータ2b、および
電話器2c(22c)をそれぞれ別の部材として記載し
ているが、当然ながら一体化してもよい。一体化の例と
しては、図1に示す接続器2aとコンピュータ2bとが
一体となった家庭用テレビ、あるいは、図3に示す接続
器22aと電話器22cとを一体に形成した電話器など
が挙げられる。さらに、電話回線4として、無線の電話
回線を使用すると、上記一体型の電話器を携帯電話とし
て構成することもできる。また、入出力装置としてビデ
オカメラを採用し、接続器2aと一体化すると、インタ
ーネット網7を介して、画像や音声などを送出できるビ
デオカメラが実現できる。この場合、無線電話回線を使
用すると、携帯できるので、さらに好適である。一体/
別体、あるいは、入出力装置、さらには、電話回線4が
無線か有線かなどを組み合わせると、通信機器2は、種
々の構成が考えられる。
上、接続器2a(22a)、コンピュータ2b、および
電話器2c(22c)をそれぞれ別の部材として記載し
ているが、当然ながら一体化してもよい。一体化の例と
しては、図1に示す接続器2aとコンピュータ2bとが
一体となった家庭用テレビ、あるいは、図3に示す接続
器22aと電話器22cとを一体に形成した電話器など
が挙げられる。さらに、電話回線4として、無線の電話
回線を使用すると、上記一体型の電話器を携帯電話とし
て構成することもできる。また、入出力装置としてビデ
オカメラを採用し、接続器2aと一体化すると、インタ
ーネット網7を介して、画像や音声などを送出できるビ
デオカメラが実現できる。この場合、無線電話回線を使
用すると、携帯できるので、さらに好適である。一体/
別体、あるいは、入出力装置、さらには、電話回線4が
無線か有線かなどを組み合わせると、通信機器2は、種
々の構成が考えられる。
【0073】次に、図1に示す通信システム1におい
て、通信機器2が通信機器3を呼び出す場合の動作を、
図4に示すフローチャートに基づき、各ステップ毎に説
明すると以下の通りである。
て、通信機器2が通信機器3を呼び出す場合の動作を、
図4に示すフローチャートに基づき、各ステップ毎に説
明すると以下の通りである。
【0074】すなわち、通信機器2の使用者が、例え
ば、コンピュータ2bのキー入力などによって、通信機
器3との通信を通信機器2へ指示すると、ステップS1
aにおいて、通信機器2は、通信機器3の電話番号をダ
イアルする。これにより、通信機器3は、電話回線4を
介して呼び出される。なお、以下では、ステップS1a
を単にS1aのように略称する。また、通信機器2が行
う処理には、S1aのように末尾にaを示し、通信機器
3が行う処理には、S1bのように末尾にbを付加し
て、両者を区別する。
ば、コンピュータ2bのキー入力などによって、通信機
器3との通信を通信機器2へ指示すると、ステップS1
aにおいて、通信機器2は、通信機器3の電話番号をダ
イアルする。これにより、通信機器3は、電話回線4を
介して呼び出される。なお、以下では、ステップS1a
を単にS1aのように略称する。また、通信機器2が行
う処理には、S1aのように末尾にaを示し、通信機器
3が行う処理には、S1bのように末尾にbを付加し
て、両者を区別する。
【0075】一方、通信してもよい場合、通信機器3の
使用者は、例えば、予めボタンを押すなどして、受信ウ
ェイトのオンを通信機器3へ指示している(S1b)。
通信機器3は、受信ウェイトがオンの場合、電話の呼び
出しに応答する(S2b)。この結果、通信機器2と通
信機器3とは、電話回線4を介して直接通信を開始でき
る。
使用者は、例えば、予めボタンを押すなどして、受信ウ
ェイトのオンを通信機器3へ指示している(S1b)。
通信機器3は、受信ウェイトがオンの場合、電話の呼び
出しに応答する(S2b)。この結果、通信機器2と通
信機器3とは、電話回線4を介して直接通信を開始でき
る。
【0076】通信機器2は、通信機器3の応答を検出す
ると、例えば、”CALL CU−SEEME fro
m 通信機器2の使用者名 PASSWORD:パスワ
ード通信機器2の使用者の電子メールアドレス 通信機
器2の公開鍵”など、所定のメッセージを送出して、通
信機器2の使用者名、パスワード、電子メールアドレ
ス、および通信時に使用する通信機器2の公開鍵を通信
機器3に通知する(S2a)。通信機器3は、受け取っ
た使用者名とパスワードとの組み合わせを予め記憶して
いる組み合わせと照合して、正規の通信相手か否かを判
定する(S3b)。使用者名やパスワードが誤っている
場合や、相手が音声によって通話している場合など、正
規の通信相手では無い場合、通信機器3の接続器3a
は、電話器3cのベルを鳴らして、電話回線4と電話器
3cとを接続する(S4b)。これにより、通信機器3
の使用者は、電話器3cを用いて相手と話すことができ
る。この場合は、以降の処理は行われない。
ると、例えば、”CALL CU−SEEME fro
m 通信機器2の使用者名 PASSWORD:パスワ
ード通信機器2の使用者の電子メールアドレス 通信機
器2の公開鍵”など、所定のメッセージを送出して、通
信機器2の使用者名、パスワード、電子メールアドレ
ス、および通信時に使用する通信機器2の公開鍵を通信
機器3に通知する(S2a)。通信機器3は、受け取っ
た使用者名とパスワードとの組み合わせを予め記憶して
いる組み合わせと照合して、正規の通信相手か否かを判
定する(S3b)。使用者名やパスワードが誤っている
場合や、相手が音声によって通話している場合など、正
規の通信相手では無い場合、通信機器3の接続器3a
は、電話器3cのベルを鳴らして、電話回線4と電話器
3cとを接続する(S4b)。これにより、通信機器3
の使用者は、電話器3cを用いて相手と話すことができ
る。この場合は、以降の処理は行われない。
【0077】一方、上記S3bにおいて、正規の通信相
手であることが確認できると、通信機器3は、例え
ば、”OK CU−SEEME from 通信機器3
の使用者名 通信機器3の使用者の電子メールアドレス
通信機器3の公開鍵”など、所定のメッセージを送出
し(S5b)、通信機器2は、当該メッセージを受け取
る(S3a)。これにより、通信機器2は、自らの接続
要求を通信機器3が受け取ったこと、通信機器3の使用
者名、電子メールアドレス、および、通信時に使用する
通信機器3の公開鍵を取得できる。
手であることが確認できると、通信機器3は、例え
ば、”OK CU−SEEME from 通信機器3
の使用者名 通信機器3の使用者の電子メールアドレス
通信機器3の公開鍵”など、所定のメッセージを送出
し(S5b)、通信機器2は、当該メッセージを受け取
る(S3a)。これにより、通信機器2は、自らの接続
要求を通信機器3が受け取ったこと、通信機器3の使用
者名、電子メールアドレス、および、通信時に使用する
通信機器3の公開鍵を取得できる。
【0078】その後、通信機器2および3は、それぞれ
電話回線4との接続を切り(S4a・S6b)、所定の
プロバイダ5あるいは6へダイアルアップ接続を開始す
る(S5a・S7b)。また、各通信機器2・3におい
て、接続器2a・3aは、コンピュータ2bへ指示し
て、例えば、コーレル大学が開発したCU−SEEME
など、コンピュータ2bに予め用意されているネットワ
ーク会議ソフトを起動させる(S6a・S8b)。
電話回線4との接続を切り(S4a・S6b)、所定の
プロバイダ5あるいは6へダイアルアップ接続を開始す
る(S5a・S7b)。また、各通信機器2・3におい
て、接続器2a・3aは、コンピュータ2bへ指示し
て、例えば、コーレル大学が開発したCU−SEEME
など、コンピュータ2bに予め用意されているネットワ
ーク会議ソフトを起動させる(S6a・S8b)。
【0079】上記S5aおよびS7bにおいて、ダイア
ルアップ接続に成功すると、各通信機器2・3は、それ
ぞれのプロバイダ5・6から、現接続限りのIPアドレ
スを取得する(S7a・S9b)。この結果、各通信機
器2・3は、インターネット網7へデータグラムを送出
できるようになる。
ルアップ接続に成功すると、各通信機器2・3は、それ
ぞれのプロバイダ5・6から、現接続限りのIPアドレ
スを取得する(S7a・S9b)。この結果、各通信機
器2・3は、インターネット網7へデータグラムを送出
できるようになる。
【0080】ただし、現時点では、通信機器2および通
信機器3は、相手のIPアドレスを把握しておらず、相
手宛のデータグラムを生成できない。したがって、各通
信機器2・3は、プロバイダ5・6など、所定のIPア
ドレスを有する機器とは通信できるが、両通信機器2・
3間の通信を開始できない。
信機器3は、相手のIPアドレスを把握しておらず、相
手宛のデータグラムを生成できない。したがって、各通
信機器2・3は、プロバイダ5・6など、所定のIPア
ドレスを有する機器とは通信できるが、両通信機器2・
3間の通信を開始できない。
【0081】続いて、各通信機器2・3は、上記S2a
あるいはS5bにて相手から送られてきた公開鍵を用い
て、自らの名前と自らのIPアドレスとを暗号化する。
その後、各通信機器2・3は、当該暗号文を電子メール
として、相手先の電子メールアドレスへ送出する(S8
a・S10b)。各電子メールは、相手先の公開鍵で暗
号化されており、相手が保持している秘密鍵を用いない
と復号できない。
あるいはS5bにて相手から送られてきた公開鍵を用い
て、自らの名前と自らのIPアドレスとを暗号化する。
その後、各通信機器2・3は、当該暗号文を電子メール
として、相手先の電子メールアドレスへ送出する(S8
a・S10b)。各電子メールは、相手先の公開鍵で暗
号化されており、相手が保持している秘密鍵を用いない
と復号できない。
【0082】また、各通信機器2・3は、例えば、5秒
間隔など、所定の周期で、プロバイダ5・6に設けられ
た自分のメールボックスを監視している。相手からの電
子メールが到着すると、各通信機器2・3は、上記メー
ルボックスから当該電子メールを読み出して、自らの秘
密鍵を用いて暗号を解読する。これにより、各通信機器
2・3は、相手の名前とIPアドレスとを取得できる
(S9a・S11b)。
間隔など、所定の周期で、プロバイダ5・6に設けられ
た自分のメールボックスを監視している。相手からの電
子メールが到着すると、各通信機器2・3は、上記メー
ルボックスから当該電子メールを読み出して、自らの秘
密鍵を用いて暗号を解読する。これにより、各通信機器
2・3は、相手の名前とIPアドレスとを取得できる
(S9a・S11b)。
【0083】さらに、各通信機器2・3は、相手のIP
アドレスを取得すると、ネットワーク会議ソフトへ当該
IPアドレスを通知し、相手を呼び出す。これにより、
ネットワーク会議ソフトにて通信が開始される(S10
a・S12b)。
アドレスを取得すると、ネットワーク会議ソフトへ当該
IPアドレスを通知し、相手を呼び出す。これにより、
ネットワーク会議ソフトにて通信が開始される(S10
a・S12b)。
【0084】ところで、各データグラムには、送信先の
IPアドレスの他にも、送信側のIPアドレスが含まれ
ている。これにより、一方の通信機器2(3)が相手の
通信機器3(2)を呼び出した場合、被呼側の上記ネッ
トワーク会議ソフトは、受信したデータグラムに基づい
て、発呼側のIPアドレスを認識できる。したがって、
一方が呼び出した時点で通信を開始できる。具体的に
は、上記S10aの処理がS12bの処理よりも早く開
始された場合には、通信機器3は、上記S11bを行う
必要がない。同様に、上記S12bの方が早い場合に
は、通信機器2は、上記S9aの処理を省略できる。な
お、上記ネットワーク会議ソフトは、双方が同時に呼び
出した場合でも通信できるように作成されているので、
上記各処理S9a・S11bを省略しない場合であって
も、何ら支障なく通信を開始できる。
IPアドレスの他にも、送信側のIPアドレスが含まれ
ている。これにより、一方の通信機器2(3)が相手の
通信機器3(2)を呼び出した場合、被呼側の上記ネッ
トワーク会議ソフトは、受信したデータグラムに基づい
て、発呼側のIPアドレスを認識できる。したがって、
一方が呼び出した時点で通信を開始できる。具体的に
は、上記S10aの処理がS12bの処理よりも早く開
始された場合には、通信機器3は、上記S11bを行う
必要がない。同様に、上記S12bの方が早い場合に
は、通信機器2は、上記S9aの処理を省略できる。な
お、上記ネットワーク会議ソフトは、双方が同時に呼び
出した場合でも通信できるように作成されているので、
上記各処理S9a・S11bを省略しない場合であって
も、何ら支障なく通信を開始できる。
【0085】さらに、一方の通信機器2(3)が相手の
通信機器3(2)を呼び出した時点で、通信を開始でき
るので、両方の通信機器2・3がダイアルアップ接続し
ている場合には、いずれか一方は、電子メールを発信し
なくても、両通信機器2・3は、通信を開始できる。た
だし、両通信機器2・3が電子メールを発信した場合
は、いずれか一方の電子メールが到着した時点で通信を
開始できるので、一方のみが電子メールを発信する場合
に比べて、通信開始をより早く開始できる確率が高くな
る。
通信機器3(2)を呼び出した時点で、通信を開始でき
るので、両方の通信機器2・3がダイアルアップ接続し
ている場合には、いずれか一方は、電子メールを発信し
なくても、両通信機器2・3は、通信を開始できる。た
だし、両通信機器2・3が電子メールを発信した場合
は、いずれか一方の電子メールが到着した時点で通信を
開始できるので、一方のみが電子メールを発信する場合
に比べて、通信開始をより早く開始できる確率が高くな
る。
【0086】会議中は、コンピュータ2bからの音声お
よび画像は、接続器2a、プロバイダ5、インターネッ
ト網7、プロバイダ6、および接続器3aを介して、コ
ンピュータ3bへ送られており、コンピュータ3bから
の音声および画像は、上記経路を逆方向に送られてい
る。これにより、通信機器2と通信機器3との使用者
は、ネットワーク会議ソフトにより通信できる(S10
a・S12b)。会議が終了すると、各通信機器2・3
は、それぞれダイアルアップ接続を切断し(S11a・
S13b)、通信機器2・3間の通信が終了する。
よび画像は、接続器2a、プロバイダ5、インターネッ
ト網7、プロバイダ6、および接続器3aを介して、コ
ンピュータ3bへ送られており、コンピュータ3bから
の音声および画像は、上記経路を逆方向に送られてい
る。これにより、通信機器2と通信機器3との使用者
は、ネットワーク会議ソフトにより通信できる(S10
a・S12b)。会議が終了すると、各通信機器2・3
は、それぞれダイアルアップ接続を切断し(S11a・
S13b)、通信機器2・3間の通信が終了する。
【0087】また、例えば、受信側の使用者が不在の場
合や、インターネット網7を介した通信を受けたくない
場合には、例えば、所定のボタンを押すなどして、接続
器3aへ通信ウェイトのオフを指示している。この場合
は、接続器3aは、上記S2以降の処理を行わず、電話
器3cへ無条件に接続する。
合や、インターネット網7を介した通信を受けたくない
場合には、例えば、所定のボタンを押すなどして、接続
器3aへ通信ウェイトのオフを指示している。この場合
は、接続器3aは、上記S2以降の処理を行わず、電話
器3cへ無条件に接続する。
【0088】ところで、インターネット網7を介して通
信する場合、各通信機器2・3が送出したデータグラム
は、送出時点において、どのような経路を通って宛て先
に到達するか不明であり、インターネット網7を構成す
る機器は、データグラムを受け取った時点で、次にデー
タグラムが通過する機器を決定する。
信する場合、各通信機器2・3が送出したデータグラム
は、送出時点において、どのような経路を通って宛て先
に到達するか不明であり、インターネット網7を構成す
る機器は、データグラムを受け取った時点で、次にデー
タグラムが通過する機器を決定する。
【0089】したがって、各データグラムが通過した機
器において、データグラムの改変や複写などが容易であ
り、電話回線4を介して直接通信する場合に比べて通信
を妨害しやすい。特に、使用者名とIPアドレスとを電
子メールにて平文のまま送出した場合は、使用者名から
通信の重要性を判断しやすいため、以後の通信が重点的
に妨害される可能性が高くなる。一方、暗号処理や復号
処理は、演算処理が不可欠であるので、暗号化しない場
合と比較すると、各通信機器2・3には、高い処理能力
が要求される。
器において、データグラムの改変や複写などが容易であ
り、電話回線4を介して直接通信する場合に比べて通信
を妨害しやすい。特に、使用者名とIPアドレスとを電
子メールにて平文のまま送出した場合は、使用者名から
通信の重要性を判断しやすいため、以後の通信が重点的
に妨害される可能性が高くなる。一方、暗号処理や復号
処理は、演算処理が不可欠であるので、暗号化しない場
合と比較すると、各通信機器2・3には、高い処理能力
が要求される。
【0090】したがって、本実施形態では、通信時の負
担と、妨害に対する安全性とを両立するために、電子メ
ールの内容のみを暗号化している。ただし、妨害に対し
て、さらに高い安全性が要求される場合には、ネットワ
ーク通信ソフトの通信期間も通信内容を暗号化すること
によって、比較的容易に安全性を向上できる。
担と、妨害に対する安全性とを両立するために、電子メ
ールの内容のみを暗号化している。ただし、妨害に対し
て、さらに高い安全性が要求される場合には、ネットワ
ーク通信ソフトの通信期間も通信内容を暗号化すること
によって、比較的容易に安全性を向上できる。
【0091】また、各データグラムが通過する経路が決
まっていないため、データグラムの到着時刻の保証が困
難である。また、ある通信路において、データ量が許容
範囲を越えると、データグラムが失われる虞れがある。
ただし、本実施形態に係る通信システム1では、音声デ
ータや画像データを伝送するために、各通信機器2・3
は、インターネット網7と十分な通信容量を有する通信
回線を介して接続している。また、両プロバイダ5・6
を選択する際、両プロバイダ5・6間が十分な通信容量
を有する回線で接続されているようなプロバイダを選択
している。したがって、電子メールのように、音声デー
タや画像データに比べてデータ量が極めて少ない場合に
は、遅延や損失の危険性は、実用上十分低い値になって
いる。なお、所定の時間内に電子メールが到着しない場
合に電子メールを再送すれば、遅延や損失の可能性をさ
らに低減できる。
まっていないため、データグラムの到着時刻の保証が困
難である。また、ある通信路において、データ量が許容
範囲を越えると、データグラムが失われる虞れがある。
ただし、本実施形態に係る通信システム1では、音声デ
ータや画像データを伝送するために、各通信機器2・3
は、インターネット網7と十分な通信容量を有する通信
回線を介して接続している。また、両プロバイダ5・6
を選択する際、両プロバイダ5・6間が十分な通信容量
を有する回線で接続されているようなプロバイダを選択
している。したがって、電子メールのように、音声デー
タや画像データに比べてデータ量が極めて少ない場合に
は、遅延や損失の危険性は、実用上十分低い値になって
いる。なお、所定の時間内に電子メールが到着しない場
合に電子メールを再送すれば、遅延や損失の可能性をさ
らに低減できる。
【0092】なお、本実施形態では、両通信機器2・3
は、インターネット網7での通信に先立って、電話回線
4にて互いの電子メールアドレスを交換しているが、こ
れに限るものではない。例えば、図2に示すFlash
メモリ11などに相手の電子メールアドレスを予め記憶
しておいてもよい。ただし、電子メールアドレスは、使
用者の都合によって、変更する場合がある。この場合、
各通信機器2・3の使用者は、電子メールアドレスを変
更する度に、相手に新しい電子メールアドレスを通知す
ると共に、相手の通信機器2・3の使用者は、受け取っ
た電子メールアドレスを、それぞれの通信機器2・3へ
設定しなおす手間が生じる。これに対して、本実施形態
では、発呼毎に、互いの電子メールアドレスを通知して
いるので、電子メールアドレス変更時の手間を大幅に削
減できる。
は、インターネット網7での通信に先立って、電話回線
4にて互いの電子メールアドレスを交換しているが、こ
れに限るものではない。例えば、図2に示すFlash
メモリ11などに相手の電子メールアドレスを予め記憶
しておいてもよい。ただし、電子メールアドレスは、使
用者の都合によって、変更する場合がある。この場合、
各通信機器2・3の使用者は、電子メールアドレスを変
更する度に、相手に新しい電子メールアドレスを通知す
ると共に、相手の通信機器2・3の使用者は、受け取っ
た電子メールアドレスを、それぞれの通信機器2・3へ
設定しなおす手間が生じる。これに対して、本実施形態
では、発呼毎に、互いの電子メールアドレスを通知して
いるので、電子メールアドレス変更時の手間を大幅に削
減できる。
【0093】〔第2の実施形態〕上記第1の実施形態
は、電話回線4とは別の通信手段として、インターネッ
ト網7を使用し、通信機器2と通信機器3とがインター
ネット網7により直接通信するものである。これに対し
て、図5に示すように、本実施形態に係る通信システム
31は、電話回線34とは別の通信回線として、インタ
ーネット網37を使用する点では、第1の実施形態と同
様である。ただし、通信機器32と通信機器33とが、
インターネット網37上に設けられたサーバ38を介し
て通信する点が異なっている。なお、通信システム31
では、通信機器32ないしインターネット網37の各部
材は、図1に示す通信機器2ないしインターネット網7
と略同様の機能を有している。したがって、異なってい
る部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
は、電話回線4とは別の通信手段として、インターネッ
ト網7を使用し、通信機器2と通信機器3とがインター
ネット網7により直接通信するものである。これに対し
て、図5に示すように、本実施形態に係る通信システム
31は、電話回線34とは別の通信回線として、インタ
ーネット網37を使用する点では、第1の実施形態と同
様である。ただし、通信機器32と通信機器33とが、
インターネット網37上に設けられたサーバ38を介し
て通信する点が異なっている。なお、通信システム31
では、通信機器32ないしインターネット網37の各部
材は、図1に示す通信機器2ないしインターネット網7
と略同様の機能を有している。したがって、異なってい
る部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
【0094】本実施形態に係る通信システム31に設け
られたサーバ38は、リフレクタなどと呼ばれており、
固有のIPアドレスを有し、サーバ38と通信している
通信機器32・33間の通信を中継できる。具体的に
は、サーバ38には、現在通信している機器のIPアド
レスと登録名との組み合わせを格納する領域が設けられ
ている。各機器がサーバ38へ登録名を通知すると、サ
ーバ38は、当該機器のIPアドレスと登録名との組み
合わせを上記領域に格納する。また、サーバ38は、各
機器の要求に応じて、上記領域から登録名のリストを送
出できる。これにより、各機器は、サーバ38を介し
て、現在通信可能な機器の登録名を知ることができる。
さらに、機器は、サーバ38へ登録名を指定して、所望
の通信相手を選択できる。
られたサーバ38は、リフレクタなどと呼ばれており、
固有のIPアドレスを有し、サーバ38と通信している
通信機器32・33間の通信を中継できる。具体的に
は、サーバ38には、現在通信している機器のIPアド
レスと登録名との組み合わせを格納する領域が設けられ
ている。各機器がサーバ38へ登録名を通知すると、サ
ーバ38は、当該機器のIPアドレスと登録名との組み
合わせを上記領域に格納する。また、サーバ38は、各
機器の要求に応じて、上記領域から登録名のリストを送
出できる。これにより、各機器は、サーバ38を介し
て、現在通信可能な機器の登録名を知ることができる。
さらに、機器は、サーバ38へ登録名を指定して、所望
の通信相手を選択できる。
【0095】サーバ38は、機器の登録名を格納した時
点で、全機器のIPアドレスと登録名と記憶している。
したがって、サーバ38は、機器が通信相手を指定した
場合、一方から受け取ったデータグラムを他方のIPア
ドレスへ送出できる。なお、サーバ38は、ある機器か
ら受け取ったデータグラムを複数の機器へと転送でき
る。この場合は、複数の機器間での通信が可能になる。
点で、全機器のIPアドレスと登録名と記憶している。
したがって、サーバ38は、機器が通信相手を指定した
場合、一方から受け取ったデータグラムを他方のIPア
ドレスへ送出できる。なお、サーバ38は、ある機器か
ら受け取ったデータグラムを複数の機器へと転送でき
る。この場合は、複数の機器間での通信が可能になる。
【0096】現在、インターネット網37上には、種々
のサーバ38が設けられており、その中には、不特定多
数の機器で使用できるように、IPアドレスを公開して
いるサーバ38も存在している。したがって、これらの
サーバ38を選択することによって、上記通信システム
31を容易に構成できる。
のサーバ38が設けられており、その中には、不特定多
数の機器で使用できるように、IPアドレスを公開して
いるサーバ38も存在している。したがって、これらの
サーバ38を選択することによって、上記通信システム
31を容易に構成できる。
【0097】本実施形態では、各通信機器32・33の
ハードウェア構成は、図1に示す通信機器2・3と同様
であり、搭載されているソフトウェアの相違によって、
動作が異なっている。したがって、以降では、通信機器
32が通信機器33を呼び出す際の動作について説明
し、ハードウェア構成については説明を省略する。
ハードウェア構成は、図1に示す通信機器2・3と同様
であり、搭載されているソフトウェアの相違によって、
動作が異なっている。したがって、以降では、通信機器
32が通信機器33を呼び出す際の動作について説明
し、ハードウェア構成については説明を省略する。
【0098】図6のフローチャートに示すように、本実
施形態に係る呼び出し方法は、図4に示すステップS1
aないしS11aおよびS1bないしS13bと同様の
処理を行うステップ(S21aないしS31a、および
S21bないしS33b)を備えている。
施形態に係る呼び出し方法は、図4に示すステップS1
aないしS11aおよびS1bないしS13bと同様の
処理を行うステップ(S21aないしS31a、および
S21bないしS33b)を備えている。
【0099】ただし、第1の実施形態において各通信機
器32・33が通信相手を特定する際に、電子メールを
用いて、互いのIPアドレスを交換していたのに対し
て、本実施形態では、各通信機器32・33は、サーバ
38へ所定の登録名を登録し、相手の登録名を選択し
て、通信相手を特定している。したがって、図4に示す
S8a・S9a、およびS10b・S11bのように、
自らのIPアドレスを互いに交換するステップに代え
て、以下に示す各ステップ、S28a・S29a、およ
びS30b・S31bが設けられている。また、S22
aおよびS25bにおいて、各通信機器32・33は、
電子メールアドレスの通知を省略している。
器32・33が通信相手を特定する際に、電子メールを
用いて、互いのIPアドレスを交換していたのに対し
て、本実施形態では、各通信機器32・33は、サーバ
38へ所定の登録名を登録し、相手の登録名を選択し
て、通信相手を特定している。したがって、図4に示す
S8a・S9a、およびS10b・S11bのように、
自らのIPアドレスを互いに交換するステップに代え
て、以下に示す各ステップ、S28a・S29a、およ
びS30b・S31bが設けられている。また、S22
aおよびS25bにおいて、各通信機器32・33は、
電子メールアドレスの通知を省略している。
【0100】すなわち、S27aおよびS29bの処理
を終了した時点において、各通信機器32・33は、そ
れぞれのプロバイダ35・36を介して、インターネッ
ト網37へ、自らのIPアドレスを含むデータグラムを
送出できる。また、この時点では、S22aあるいはS
25bで相手が送出した公開鍵および使用者名を取得し
ている。
を終了した時点において、各通信機器32・33は、そ
れぞれのプロバイダ35・36を介して、インターネッ
ト網37へ、自らのIPアドレスを含むデータグラムを
送出できる。また、この時点では、S22aあるいはS
25bで相手が送出した公開鍵および使用者名を取得し
ている。
【0101】各通信機器32・33は、それぞれの使用
者名を上記公開鍵によって暗号化する。さらに、各通信
機器32・33は、暗号化された使用者名を登録名とし
て、サーバ38へ通知する。サーバ38は、各通信機器
32・33の登録名とIPアドレスとの組み合わせを登
録する(S28a・S30b)。サーバ38は、各通信
機器32・33が登録名の通知時に送出したデータグラ
ムなどに基づいて、それぞれのIPアドレスを取得でき
る。
者名を上記公開鍵によって暗号化する。さらに、各通信
機器32・33は、暗号化された使用者名を登録名とし
て、サーバ38へ通知する。サーバ38は、各通信機器
32・33の登録名とIPアドレスとの組み合わせを登
録する(S28a・S30b)。サーバ38は、各通信
機器32・33が登録名の通知時に送出したデータグラ
ムなどに基づいて、それぞれのIPアドレスを取得でき
る。
【0102】本実施形態では、各通信機器32・33の
登録名は、暗号化されてサーバ38に登録されている。
したがって、サーバ38と通信している第三者は、登録
名のリストを見ることができるけれど、使用者名を知る
ことができない。この結果、第1の実施形態にて電子メ
ールを暗号化した場合と同様に、本実施形態において
も、使用者名を第三者から隠蔽できる。
登録名は、暗号化されてサーバ38に登録されている。
したがって、サーバ38と通信している第三者は、登録
名のリストを見ることができるけれど、使用者名を知る
ことができない。この結果、第1の実施形態にて電子メ
ールを暗号化した場合と同様に、本実施形態において
も、使用者名を第三者から隠蔽できる。
【0103】次に、各通信機器32・33は、サーバ3
8へ登録名のリストを要求する。さらに、各通信機器3
2・33は、リスト中の各登録名を、自分の秘密鍵を用
いて復号して、予め通知されている使用者名と復号結果
とが一致する登録名を選択する。その後、各通信機器3
2・33は、通信相手として、当該登録名をサーバ38
へ通知する(S29a・S31b)。サーバ38は、通
知の際に使用されるデータグラムなどから一方のIPア
ドレスを取得し、登録名に対応するIPアドレスから他
方のIPアドレスを取得する。その後、サーバ38は、
上記両IPアドレスの一方からデータグラムを受け取る
と、他方のIPアドレスへデータグラムを転送する。こ
れにより、各通信機器32・33は、互いのIPアドレ
スを知らなくても、互いに双方向に通信できる。本実施
形態では、上述の第1の実施形態と同様に、ネットワー
ク会議ソフトによる通信中、各通信機器32・33は、
通信内容を暗号化せず、通信時の負担を低減している。
しかしながら、相手の公開鍵を用いて、当該期間中も通
信内容を暗号化することによって、通信妨害に対する安
全性をさらに向上できる。
8へ登録名のリストを要求する。さらに、各通信機器3
2・33は、リスト中の各登録名を、自分の秘密鍵を用
いて復号して、予め通知されている使用者名と復号結果
とが一致する登録名を選択する。その後、各通信機器3
2・33は、通信相手として、当該登録名をサーバ38
へ通知する(S29a・S31b)。サーバ38は、通
知の際に使用されるデータグラムなどから一方のIPア
ドレスを取得し、登録名に対応するIPアドレスから他
方のIPアドレスを取得する。その後、サーバ38は、
上記両IPアドレスの一方からデータグラムを受け取る
と、他方のIPアドレスへデータグラムを転送する。こ
れにより、各通信機器32・33は、互いのIPアドレ
スを知らなくても、互いに双方向に通信できる。本実施
形態では、上述の第1の実施形態と同様に、ネットワー
ク会議ソフトによる通信中、各通信機器32・33は、
通信内容を暗号化せず、通信時の負担を低減している。
しかしながら、相手の公開鍵を用いて、当該期間中も通
信内容を暗号化することによって、通信妨害に対する安
全性をさらに向上できる。
【0104】S29a・S31b以降は、第1の実施形
態と略同様に、両通信機器32・33は、ネットワーク
会議ソフトを用いて双方向通信した後、会議の終了と共
にダイアルアップ接続を切断して、通信が終了する。
態と略同様に、両通信機器32・33は、ネットワーク
会議ソフトを用いて双方向通信した後、会議の終了と共
にダイアルアップ接続を切断して、通信が終了する。
【0105】本実施形態に係る通信システム31では、
サーバ38が通信を中継しているので、通信機器32が
通信機器33を呼び出す際、互いのIPアドレスを必要
としない。したがって、両プロバイダ35・36は、そ
れぞれの通信機器32・33の電子メールサーバでなく
てもよく、通信機器32・33は、電子メールを送受で
きなくてもよい。この場合でも、本実施形態と同様の効
果が得られる。
サーバ38が通信を中継しているので、通信機器32が
通信機器33を呼び出す際、互いのIPアドレスを必要
としない。したがって、両プロバイダ35・36は、そ
れぞれの通信機器32・33の電子メールサーバでなく
てもよく、通信機器32・33は、電子メールを送受で
きなくてもよい。この場合でも、本実施形態と同様の効
果が得られる。
【0106】各通信機器32・33は、上記S28a・
S30bにおいて、サーバ38のIPアドレスへ登録名
を通知する必要がある。このIPアドレスは、例えば、
図2に示すFlashメモリ11などに予め記憶してい
てもよいし、電話回線34での通信中に打合せてもよ
い。上記S28a・S30bでの登録前に、通信機器3
2・33間で、共通のサーバ38が指定されていれば、
サーバ38の指定方法は問わない。
S30bにおいて、サーバ38のIPアドレスへ登録名
を通知する必要がある。このIPアドレスは、例えば、
図2に示すFlashメモリ11などに予め記憶してい
てもよいし、電話回線34での通信中に打合せてもよ
い。上記S28a・S30bでの登録前に、通信機器3
2・33間で、共通のサーバ38が指定されていれば、
サーバ38の指定方法は問わない。
【0107】〔第3の実施形態〕上記第1および第2の
実施形態は、電話回線4・34による直接通信とは別の
通信手段として、インターネット網7・37を使用して
いる。これに対して、本実施形態では、別の通信手段と
して、パソコン通信を利用する場合について説明する。
実施形態は、電話回線4・34による直接通信とは別の
通信手段として、インターネット網7・37を使用して
いる。これに対して、本実施形態では、別の通信手段と
して、パソコン通信を利用する場合について説明する。
【0108】図7に示すように、本実施形態に係る通信
システム41において、各通信機器42・43の使用者
は、パソコン通信に加入しており、通信機器42・43
は、近隣のアクセスポイント45・46まで電話し、パ
ソコン通信サーバ47にダイアルアップ接続できる。
システム41において、各通信機器42・43の使用者
は、パソコン通信に加入しており、通信機器42・43
は、近隣のアクセスポイント45・46まで電話し、パ
ソコン通信サーバ47にダイアルアップ接続できる。
【0109】パソコン通信サーバ47は、通信機器42
・43と通信して、例えば、データベース検索など、所
定のサービスを提供している。さらに、本実施形態に係
るパソコン通信サーバ47は、図5に示すサーバ38と
同様に、両通信機器42・43間の通信を中継できる。
これにより、両通信機器42・43間は、パソコン通信
サーバ47を介して、双方向に通信できる。
・43と通信して、例えば、データベース検索など、所
定のサービスを提供している。さらに、本実施形態に係
るパソコン通信サーバ47は、図5に示すサーバ38と
同様に、両通信機器42・43間の通信を中継できる。
これにより、両通信機器42・43間は、パソコン通信
サーバ47を介して、双方向に通信できる。
【0110】パソコン通信サーバ47は、図1に示すプ
ロバイダ5・6と同様に、加入者をIDなどによって管
理しており、各通信機器42・43が電話回線44を介
して接続した場合に、IDおよびパスワードを照合し
て、それぞれの通信機器42・43を識別する。ただ
し、図1に示す通信システム1のように、インターネッ
ト網7を介して通信する場合とは異なり、図7に示す通
信システム41では、両通信機器42・43のIDが、
いずれもパソコン通信サーバ47により管理されてい
る。したがって、当該通信システム41では、それぞれ
のIDによって通信相手を特定する。なお、各アクセス
ポイント45・46とパソコン通信サーバ47との間
は、専用の回線48・48で互いに接続されている。
ロバイダ5・6と同様に、加入者をIDなどによって管
理しており、各通信機器42・43が電話回線44を介
して接続した場合に、IDおよびパスワードを照合し
て、それぞれの通信機器42・43を識別する。ただ
し、図1に示す通信システム1のように、インターネッ
ト網7を介して通信する場合とは異なり、図7に示す通
信システム41では、両通信機器42・43のIDが、
いずれもパソコン通信サーバ47により管理されてい
る。したがって、当該通信システム41では、それぞれ
のIDによって通信相手を特定する。なお、各アクセス
ポイント45・46とパソコン通信サーバ47との間
は、専用の回線48・48で互いに接続されている。
【0111】現在、上記パソコン通信サーバ47は、数
多く設けられている。したがって、その中の一つを選択
し、通信機器42・43を設けることによって、比較的
容易に通信システム41を構成できる。
多く設けられている。したがって、その中の一つを選択
し、通信機器42・43を設けることによって、比較的
容易に通信システム41を構成できる。
【0112】本実施形態に係る通信機器42・43は、
第1の実施形態に示す通信機器2・3(22)と略同様
のハードウェア構成である。ただし、本実施形態に係る
通信機器42・43は、パソコン通信サーバ47に接続
されている場合、当該パソコン通信サーバ47との通信
方式に応じた形式のデータを送受する。なお、当該形式
のデータの送受は、通信機器2・3のハードウェアある
いはソフトウェアを一部変更するだけで容易に実現でき
る。
第1の実施形態に示す通信機器2・3(22)と略同様
のハードウェア構成である。ただし、本実施形態に係る
通信機器42・43は、パソコン通信サーバ47に接続
されている場合、当該パソコン通信サーバ47との通信
方式に応じた形式のデータを送受する。なお、当該形式
のデータの送受は、通信機器2・3のハードウェアある
いはソフトウェアを一部変更するだけで容易に実現でき
る。
【0113】上記構成において、通信機器42が通信機
器43を呼び出す際、通信システム41は、図8に示す
ように動作する。すなわち、S41aないしS44a、
および、S41bないしS46bにおいて、通信機器4
2は、パソコン通信サーバ47を介して通信する前に、
図6と同様の処理を行い、電話回線44を介して通信機
器43を呼び出して接続要求を伝える。この際、両通信
機器42・43は、互いの公開鍵を交換する。
器43を呼び出す際、通信システム41は、図8に示す
ように動作する。すなわち、S41aないしS44a、
および、S41bないしS46bにおいて、通信機器4
2は、パソコン通信サーバ47を介して通信する前に、
図6と同様の処理を行い、電話回線44を介して通信機
器43を呼び出して接続要求を伝える。この際、両通信
機器42・43は、互いの公開鍵を交換する。
【0114】続いて、S45aないしS48a、および
S47bないしS50bにおいて、図6と同様に、両通
信機器42・43は、それぞれパソコン通信サーバ47
へダイアルアップ接続して、ネットワーク会議ソフトを
介して通信する。
S47bないしS50bにおいて、図6と同様に、両通
信機器42・43は、それぞれパソコン通信サーバ47
へダイアルアップ接続して、ネットワーク会議ソフトを
介して通信する。
【0115】ただし、本実施形態では、各通信機器42
・43に固有のIDを用いて通信相手を指定する。した
がって、図6に示すS27a〜S29a、および、S2
9b〜S31bの処理は、省かれている。また、本実施
形態では、S47aおよびS49bにおいて、ネットワ
ーク会議ソフトで通信する際、両通信機器42・43
は、電話回線44を介して、予め交換した相手の公開鍵
を用いて、通信内容をそれぞれ暗号化して送出する。ま
た、暗号化された通信内容は、予め保持している自らの
秘密鍵を用いて復号する。これにより、通信内容を第三
者から隠蔽できる。
・43に固有のIDを用いて通信相手を指定する。した
がって、図6に示すS27a〜S29a、および、S2
9b〜S31bの処理は、省かれている。また、本実施
形態では、S47aおよびS49bにおいて、ネットワ
ーク会議ソフトで通信する際、両通信機器42・43
は、電話回線44を介して、予め交換した相手の公開鍵
を用いて、通信内容をそれぞれ暗号化して送出する。ま
た、暗号化された通信内容は、予め保持している自らの
秘密鍵を用いて復号する。これにより、通信内容を第三
者から隠蔽できる。
【0116】〔第4の実施形態〕上記第1ないし第3の
実施形態では、通信機器2(32・42)が通信機器3
(33・43)を呼び出すときであっても、これとは逆
に、通信機器3(33・43)が通信機器2(32・4
2)を呼び出すときであっても、本発明に係るダイアル
アップ接続通信機器の呼び出し方法が使用される構成に
ついて説明している。しかしながら、本発明に係るダイ
アルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、一方の通信
機器が他方の通信機器を呼び出すときのみに使用しても
よい。
実施形態では、通信機器2(32・42)が通信機器3
(33・43)を呼び出すときであっても、これとは逆
に、通信機器3(33・43)が通信機器2(32・4
2)を呼び出すときであっても、本発明に係るダイアル
アップ接続通信機器の呼び出し方法が使用される構成に
ついて説明している。しかしながら、本発明に係るダイ
アルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、一方の通信
機器が他方の通信機器を呼び出すときのみに使用しても
よい。
【0117】以下では、監視カメラシステム(監視制御
システム)を例にして、親局側が子局側を呼び出す際の
みに、本発明に係るダイアルアップ接続通信機器の呼び
出し方法を使用する場合について詳細に説明する。な
お、ネットワークとしては、第1ないし第3の実施形態
に示すように、インターネット網やパソコン通信などを
利用できるが、以下では、第1の実施形態と同様に、イ
ンターネット網を用いた場合を例にして説明する。
システム)を例にして、親局側が子局側を呼び出す際の
みに、本発明に係るダイアルアップ接続通信機器の呼び
出し方法を使用する場合について詳細に説明する。な
お、ネットワークとしては、第1ないし第3の実施形態
に示すように、インターネット網やパソコン通信などを
利用できるが、以下では、第1の実施形態と同様に、イ
ンターネット網を用いた場合を例にして説明する。
【0118】すなわち、本実施形態に係る監視カメラシ
ステム51は、例えば、無人駐車場の監視などに用いら
れるものであって、図9に示すように、本社に配された
親局(発呼側の通信機器)52と、各駐車場に配された
子局(ダイアルアップ接続通信機器)53とを備えてい
る。当該子局53には、監視カメラ53b…が取得した
映像を親局52へ送出する送信装置(子局通信手段)5
3aが設けられており、各監視カメラ53bが取得した
映像は、子局53の送信装置53aを介して、親局52
の受信装置(親局通信手段)52aへ送られる。親局5
2では、当該映像に基づいて、無断駐車の有無が確認さ
れる。これにより、本社1か所のみで、全国の無人駐車
場を監視できる。したがって、各駐車場に監視のための
人材を派遣する必要がなく、人件費を削減できる。な
お、料金回収は、例えば、週1回、地元の契約社員など
によって回収される。
ステム51は、例えば、無人駐車場の監視などに用いら
れるものであって、図9に示すように、本社に配された
親局(発呼側の通信機器)52と、各駐車場に配された
子局(ダイアルアップ接続通信機器)53とを備えてい
る。当該子局53には、監視カメラ53b…が取得した
映像を親局52へ送出する送信装置(子局通信手段)5
3aが設けられており、各監視カメラ53bが取得した
映像は、子局53の送信装置53aを介して、親局52
の受信装置(親局通信手段)52aへ送られる。親局5
2では、当該映像に基づいて、無断駐車の有無が確認さ
れる。これにより、本社1か所のみで、全国の無人駐車
場を監視できる。したがって、各駐車場に監視のための
人材を派遣する必要がなく、人件費を削減できる。な
お、料金回収は、例えば、週1回、地元の契約社員など
によって回収される。
【0119】より詳細には、上記子局53の送信装置5
3aは、図1に示す接続器3aと略同様の構成である。
ただし、複数の監視カメラ53bを制御するために、監
視カメラ53bの数に応じた数のインターフェースを備
えている点が異なっている。また、これに伴って、親局
52からの指示を認識して、映像の取得が指示された監
視カメラ53bを選択し、当該監視カメラ53bに映像
の取得を指示する機能が付されている。ただし、当該機
能は、例えば、図2に示すCPU14が所定のプログラ
ムを実行することによって実現できるため、上記接続器
3aと同様のハードウェアによって、送信装置53aを
実現できる。
3aは、図1に示す接続器3aと略同様の構成である。
ただし、複数の監視カメラ53bを制御するために、監
視カメラ53bの数に応じた数のインターフェースを備
えている点が異なっている。また、これに伴って、親局
52からの指示を認識して、映像の取得が指示された監
視カメラ53bを選択し、当該監視カメラ53bに映像
の取得を指示する機能が付されている。ただし、当該機
能は、例えば、図2に示すCPU14が所定のプログラ
ムを実行することによって実現できるため、上記接続器
3aと同様のハードウェアによって、送信装置53aを
実現できる。
【0120】また、上記各監視カメラ53bは、駐車場
の各駐車スペースに駐車した車両のナンバープレートを
撮影可能な位置に配されている。また、各監視カメラ5
3bが取得可能な映像の解像度は、ナンバープレートの
文字を読み取り可能な程度に設定されている。各監視カ
メラ53bおよび上記送信装置53aは、例えば、図1
に示すコンピュータ2bおよび接続器2aのように、所
定の通信方法によって接続されており、監視カメラ53
bは、送信装置53aの指示に応じて映像を取得できる
と共に、取得した映像を示す映像データを送信装置53
aへ送出できる。
の各駐車スペースに駐車した車両のナンバープレートを
撮影可能な位置に配されている。また、各監視カメラ5
3bが取得可能な映像の解像度は、ナンバープレートの
文字を読み取り可能な程度に設定されている。各監視カ
メラ53bおよび上記送信装置53aは、例えば、図1
に示すコンピュータ2bおよび接続器2aのように、所
定の通信方法によって接続されており、監視カメラ53
bは、送信装置53aの指示に応じて映像を取得できる
と共に、取得した映像を示す映像データを送信装置53
aへ送出できる。
【0121】さらに、本実施形態では、電話回線54の
一部に無線電話システムが使用されており、送信装置5
3aは、携帯電話器53cを介して、親局52あるいは
プロバイダ56と接続される。無線電話システムは、例
えば、パーソナル・ハンディホン・システム(以下で
は、PHSと称する)や自動車電話システムなど、種々
のシステムが利用可能であり、子局53には、各システ
ムに応じた携帯電話器53cが設けられる。なお、図1
に示す接続器3aと同様に、無線電話システムを利用せ
ずに、送信装置53aと電話回線54とを直接接続して
もよい。
一部に無線電話システムが使用されており、送信装置5
3aは、携帯電話器53cを介して、親局52あるいは
プロバイダ56と接続される。無線電話システムは、例
えば、パーソナル・ハンディホン・システム(以下で
は、PHSと称する)や自動車電話システムなど、種々
のシステムが利用可能であり、子局53には、各システ
ムに応じた携帯電話器53cが設けられる。なお、図1
に示す接続器3aと同様に、無線電話システムを利用せ
ずに、送信装置53aと電話回線54とを直接接続して
もよい。
【0122】これにより、子局53は、図1に示す通信
機器33と同様に、電話回線54を介して親局52と直
接通信できると共に、電話回線54およプロバイダ56
を介して、インターネット網57へダイアルアップ接続
できる。
機器33と同様に、電話回線54を介して親局52と直
接通信できると共に、電話回線54およプロバイダ56
を介して、インターネット網57へダイアルアップ接続
できる。
【0123】一方、上記親局52は、図1に示す通信機
器2と同様に、電話回線54を介する直接接続と、イン
ターネット網57を介する接続との双方によって、子局
53と通信可能である。ただし、本実施形態に係る親局
52は、上記通信機器2とは異なり、専用線58にて、
インターネット網57と直接接続されている。これによ
り、親局52は、本発明に係るダイアルアップ接続通信
機器の呼び出し方法を用いて、子局53を呼び出して通
信できる。なお、本実施形態に係る親局52が専用線5
8にてインターネット網57に常時接続されているの
で、親局52には、固有のIPアドレスが割り当てられ
ている。
器2と同様に、電話回線54を介する直接接続と、イン
ターネット網57を介する接続との双方によって、子局
53と通信可能である。ただし、本実施形態に係る親局
52は、上記通信機器2とは異なり、専用線58にて、
インターネット網57と直接接続されている。これによ
り、親局52は、本発明に係るダイアルアップ接続通信
機器の呼び出し方法を用いて、子局53を呼び出して通
信できる。なお、本実施形態に係る親局52が専用線5
8にてインターネット網57に常時接続されているの
で、親局52には、固有のIPアドレスが割り当てられ
ている。
【0124】具体的には、本実施形態に係る親局52
は、図1に示す接続器2aに代えて、受信装置52aが
設けられており、コンピュータ2b・電話器2cに代え
て、監視カメラ53bからの映像を使用者に報知すると
共に、使用者の指示を受け取る端末52bが設けられて
いる。受信装置52aおよび当該端末52bは、上記接
続器2aおよびコンピュータ2bと同様に、例えば、L
ANなど、所定の通信方法によって接続されており、双
方向にデータを送受できる。
は、図1に示す接続器2aに代えて、受信装置52aが
設けられており、コンピュータ2b・電話器2cに代え
て、監視カメラ53bからの映像を使用者に報知すると
共に、使用者の指示を受け取る端末52bが設けられて
いる。受信装置52aおよび当該端末52bは、上記接
続器2aおよびコンピュータ2bと同様に、例えば、L
ANなど、所定の通信方法によって接続されており、双
方向にデータを送受できる。
【0125】本実施形態に係る受信装置52aは、ター
ミナルアダプタ(TA)機能を具備するものであって、
図示しないデジタル回線終端装置(DSU)を介して、
ISDN回線と接続可能に構成されている。ISDN回
線は、単一の加入者契約で、2つの回線(Bチャネル)
を同時使用可能なディジタル回線であり、一方の回線
が、専用線58としてインターネットに接続するために
専有されており、他方が電話回線54として使用され
る。なお、専用線58は、これに限らず、ケーブルテレ
ビ回線や、光ファイバなど、種々の回線を使用できる。
ただし、ISDN回線を使用すると、単一の加入者契約
によって、専用線58と電話回線54との双方を実現で
きるので、比較的安価に親局52を実現できる。
ミナルアダプタ(TA)機能を具備するものであって、
図示しないデジタル回線終端装置(DSU)を介して、
ISDN回線と接続可能に構成されている。ISDN回
線は、単一の加入者契約で、2つの回線(Bチャネル)
を同時使用可能なディジタル回線であり、一方の回線
が、専用線58としてインターネットに接続するために
専有されており、他方が電話回線54として使用され
る。なお、専用線58は、これに限らず、ケーブルテレ
ビ回線や、光ファイバなど、種々の回線を使用できる。
ただし、ISDN回線を使用すると、単一の加入者契約
によって、専用線58と電話回線54との双方を実現で
きるので、比較的安価に親局52を実現できる。
【0126】具体的には、図10に示すように、受信装
置52aは、図2に示す接続器2aと類似した構成であ
るが、通信用IC13に代えて、上記DSUに接続され
るS/T点インターフェース(S/T点I/Fと略称す
る)18が設けられている。当該S/T点I/F18
は、CPU14の指示に基づいて、呼の設定/切断(回
線接続/切断)を制御したり、CPU14が処理するデ
ータ列と、ISDN回線上を伝送される電気信号とを相
互に変換できる。また、S/T点I/F18は、CPU
14が処理するデータ列を音声信号に変調した後で、I
SDN回線上に送出し、ISDN回線から送られてきた
音声信号を復調して、CPU14が処理するデータ列に
変換することもできる。これにより、受信装置52a
は、子局53の送信装置53aと電話回線54を介して
直接通信できる。受信装置52aと送信装置53aとの
間の通信方法は、例えば、V32,V32bis、V3
4、V21、あるいはV22など、所定の規格に応じた
シリアル通信であり、両者間でメッセージを送受でき
る。
置52aは、図2に示す接続器2aと類似した構成であ
るが、通信用IC13に代えて、上記DSUに接続され
るS/T点インターフェース(S/T点I/Fと略称す
る)18が設けられている。当該S/T点I/F18
は、CPU14の指示に基づいて、呼の設定/切断(回
線接続/切断)を制御したり、CPU14が処理するデ
ータ列と、ISDN回線上を伝送される電気信号とを相
互に変換できる。また、S/T点I/F18は、CPU
14が処理するデータ列を音声信号に変調した後で、I
SDN回線上に送出し、ISDN回線から送られてきた
音声信号を復調して、CPU14が処理するデータ列に
変換することもできる。これにより、受信装置52a
は、子局53の送信装置53aと電話回線54を介して
直接通信できる。受信装置52aと送信装置53aとの
間の通信方法は、例えば、V32,V32bis、V3
4、V21、あるいはV22など、所定の規格に応じた
シリアル通信であり、両者間でメッセージを送受でき
る。
【0127】これにより、受信装置52aは、電話回線
54を介して子局53を直接呼び出しできると共に、専
用線58およびインターネット網57を介して、子局5
3と通信できる。
54を介して子局53を直接呼び出しできると共に、専
用線58およびインターネット網57を介して、子局5
3と通信できる。
【0128】なお、親局52全体としての機能が同じで
あれば、用途に応じて、受信装置52aと端末52bと
の役割分担や、両者が一体に形成されているか否かなど
を自由に設定できるが、以下では、受信装置52aが監
視カメラ53bからの映像を受け取るサーバとして働く
場合を例にして説明する。この場合は、各監視カメラ5
3bからの映像は、受信装置52aに蓄積され、端末5
2bは、受信装置52aに指示して、これらの映像を受
け取り、当該映像を表示する。一方、使用者が、ある監
視カメラ53bが配置されている場所の映像を取得した
いと判断した場合、端末52bは、例えば、キー入力な
どによって、使用者の指示を識別し、当該監視カメラ5
3bに対する映像の取得要求があったことを受信装置5
2aへ通知する。受信装置52aは、端末52bからの
通知に基づいて、監視カメラ53bに対応する子局53
を識別し、本発明に係るダイアルアップ接続通信機器の
呼び出し方法を用いて当該子局53を呼び出す。
あれば、用途に応じて、受信装置52aと端末52bと
の役割分担や、両者が一体に形成されているか否かなど
を自由に設定できるが、以下では、受信装置52aが監
視カメラ53bからの映像を受け取るサーバとして働く
場合を例にして説明する。この場合は、各監視カメラ5
3bからの映像は、受信装置52aに蓄積され、端末5
2bは、受信装置52aに指示して、これらの映像を受
け取り、当該映像を表示する。一方、使用者が、ある監
視カメラ53bが配置されている場所の映像を取得した
いと判断した場合、端末52bは、例えば、キー入力な
どによって、使用者の指示を識別し、当該監視カメラ5
3bに対する映像の取得要求があったことを受信装置5
2aへ通知する。受信装置52aは、端末52bからの
通知に基づいて、監視カメラ53bに対応する子局53
を識別し、本発明に係るダイアルアップ接続通信機器の
呼び出し方法を用いて当該子局53を呼び出す。
【0129】以下では、子局53を呼び出す際における
親局52および子局53の動作について、図11に示す
フローチャートに基づき説明する。なお、上記第1ない
し第3の実施形態に係るフローチャートと同様に、発呼
側、すなわち、親局52の動作を示すステップは、例え
ば、S61aなど、末尾に”a”を付した符号にて参照
し、被呼側、すなわち、子局53の動作を示すステップ
は、末尾に”b”を付した符号にて参照する。
親局52および子局53の動作について、図11に示す
フローチャートに基づき説明する。なお、上記第1ない
し第3の実施形態に係るフローチャートと同様に、発呼
側、すなわち、親局52の動作を示すステップは、例え
ば、S61aなど、末尾に”a”を付した符号にて参照
し、被呼側、すなわち、子局53の動作を示すステップ
は、末尾に”b”を付した符号にて参照する。
【0130】すなわち、親局52において、端末52b
は、例えば、使用者の指示などに応じて、監視カメラ5
3bからの映像を取得したいことを示す受信要求を生成
し、受信装置52aに通知する(S61a)。受信装置
52aは、当該受信要求に基づいて、当該監視カメラ5
3bに対応する子局53を検索して、例えば、電話番号
や暗証番号など、当該子局53を呼び出すための情報を
取得する。さらに、受信装置52aは、2つのISDN
回線のうちの空いている回線を用いて、上記電話番号に
電話をかけ、子局53の送信装置53aを電話呼び出し
する(S62a)。送信装置53aが電話呼び出しに応
答すると(S61b)、受信装置52aと送信装置53
aとの間で、電話回線54を介する直接通信が可能にな
る。
は、例えば、使用者の指示などに応じて、監視カメラ5
3bからの映像を取得したいことを示す受信要求を生成
し、受信装置52aに通知する(S61a)。受信装置
52aは、当該受信要求に基づいて、当該監視カメラ5
3bに対応する子局53を検索して、例えば、電話番号
や暗証番号など、当該子局53を呼び出すための情報を
取得する。さらに、受信装置52aは、2つのISDN
回線のうちの空いている回線を用いて、上記電話番号に
電話をかけ、子局53の送信装置53aを電話呼び出し
する(S62a)。送信装置53aが電話呼び出しに応
答すると(S61b)、受信装置52aと送信装置53
aとの間で、電話回線54を介する直接通信が可能にな
る。
【0131】さらに、S63aにおいて、受信装置52
aが送信装置53aに予め定められた暗証番号を通知す
ると、S62bにおいて、送信装置53aは、受け取っ
た暗証番号が予め定められた正規の暗証番号であるか否
かを認証し、正規の暗証番号の場合、受信装置52aへ
応答メッセージを送出する。
aが送信装置53aに予め定められた暗証番号を通知す
ると、S62bにおいて、送信装置53aは、受け取っ
た暗証番号が予め定められた正規の暗証番号であるか否
かを認証し、正規の暗証番号の場合、受信装置52aへ
応答メッセージを送出する。
【0132】応答メッセージを受け取ると、受信装置5
2aは、S64aにて、インターネット網57を介して
接続する際に用いられる通信パラメータ(アクセス情
報)を、送信装置53aに連絡し、送信装置53aは、
当該通信パラメータを受け取った後、電話回線54との
回線接続を切断する(S63b)。これにより、受信装
置52aと送信装置53aとの間の直接接続は切断され
る。
2aは、S64aにて、インターネット網57を介して
接続する際に用いられる通信パラメータ(アクセス情
報)を、送信装置53aに連絡し、送信装置53aは、
当該通信パラメータを受け取った後、電話回線54との
回線接続を切断する(S63b)。これにより、受信装
置52aと送信装置53aとの間の直接接続は切断され
る。
【0133】上記S64aにて送出される通信パラメー
タは、例えば、送信装置53aの最寄りのプロバイダ5
6の電話番号と、並びに、プロバイダ56のアカウント
およびパスワードなど、送信装置53aがダイアルアッ
プ接続する際に使用するダイアルアップ情報を含んでい
る。なお、受信装置52aは、各送信装置53aに予め
対応付けられたダイアルアップ情報を通知してもよい
し、例えば、無線通信システムが発呼側と被呼側との双
方に端末の現在位置を通知するサービスなどを用いて、
受信装置52aが送信装置53aの位置を確認し、送信
装置53aに応じたダイアルアップ情報を通知してもよ
い。
タは、例えば、送信装置53aの最寄りのプロバイダ5
6の電話番号と、並びに、プロバイダ56のアカウント
およびパスワードなど、送信装置53aがダイアルアッ
プ接続する際に使用するダイアルアップ情報を含んでい
る。なお、受信装置52aは、各送信装置53aに予め
対応付けられたダイアルアップ情報を通知してもよい
し、例えば、無線通信システムが発呼側と被呼側との双
方に端末の現在位置を通知するサービスなどを用いて、
受信装置52aが送信装置53aの位置を確認し、送信
装置53aに応じたダイアルアップ情報を通知してもよ
い。
【0134】さらに、上記通信パラメータには、例え
ば、暗号鍵と、受信装置52aのIPアドレスと、ft
p( File Transfer Protocol )用のログイン名と、通
信開始の条件となど、インターネット網57を介して、
映像データを伝送する際に用いられる情報が含まれてい
る。より詳細には、上記暗号鍵は、送信装置53aが映
像データを暗号化する際に使用する暗号鍵であり、各接
続毎に異なる使い捨てのものが使用される。また、通信
開始の条件は、インターネット網57を介して、送信装
置53aが受信装置52aへインターネット網57を介
して接続する際の条件を示すものであり、例えば、以下
に示す条件が挙げられる。第1の条件が選択された場
合、受信装置52aが送信装置53aを電話回線54に
て呼び出し、直接通信が切断された後、子局53は、即
座に通信を開始する。また、第2の条件が選択された場
合、送信装置53aは、一定の時間間隔や指定した時間
にて、自動的に通信を開始する。さらに、第3の条件が
選択されると、送信装置53aは、送信装置53aに接
続されたセンサ(図示せず)にて、何か異常を関知した
場合に、自動的に通信を開始する。加えて、第4の条件
が選択されると、送信装置53aは、各監視カメラ53
bからの映像を常時画像処理し、映像に所定の変化が現
れた場合に、自動的に通信を開始する。また、第5の条
件が選択されると、送信装置53aは、図示しない通常
の電話器(図示せず)から電話回線54を介して呼び出
しを受けた場合、当該電話器との接続が切断された後
で、自動的に通信を開始する。
ば、暗号鍵と、受信装置52aのIPアドレスと、ft
p( File Transfer Protocol )用のログイン名と、通
信開始の条件となど、インターネット網57を介して、
映像データを伝送する際に用いられる情報が含まれてい
る。より詳細には、上記暗号鍵は、送信装置53aが映
像データを暗号化する際に使用する暗号鍵であり、各接
続毎に異なる使い捨てのものが使用される。また、通信
開始の条件は、インターネット網57を介して、送信装
置53aが受信装置52aへインターネット網57を介
して接続する際の条件を示すものであり、例えば、以下
に示す条件が挙げられる。第1の条件が選択された場
合、受信装置52aが送信装置53aを電話回線54に
て呼び出し、直接通信が切断された後、子局53は、即
座に通信を開始する。また、第2の条件が選択された場
合、送信装置53aは、一定の時間間隔や指定した時間
にて、自動的に通信を開始する。さらに、第3の条件が
選択されると、送信装置53aは、送信装置53aに接
続されたセンサ(図示せず)にて、何か異常を関知した
場合に、自動的に通信を開始する。加えて、第4の条件
が選択されると、送信装置53aは、各監視カメラ53
bからの映像を常時画像処理し、映像に所定の変化が現
れた場合に、自動的に通信を開始する。また、第5の条
件が選択されると、送信装置53aは、図示しない通常
の電話器(図示せず)から電話回線54を介して呼び出
しを受けた場合、当該電話器との接続が切断された後
で、自動的に通信を開始する。
【0135】上記S63bにて、受信装置52aと送信
装置53aとの間の直接通信が切断されると、送信装置
53aは、上記S64aにて通知された通信の開始条件
が満たされるまで待機する(S64b)。
装置53aとの間の直接通信が切断されると、送信装置
53aは、上記S64aにて通知された通信の開始条件
が満たされるまで待機する(S64b)。
【0136】通信条件が満たされると、送信装置53a
は、例えば、監視カメラ53bに写真を撮影するように
指示したり、あるいは、監視カメラ53bから送られて
いる映像のうち、最近の映像を選択するなどして、監視
カメラ53bからの映像データを取得し、上記S64a
にて通知された暗号鍵を用いて暗号化する。さらに、送
信装置53aは、上記S64aにて指示されたプロバイ
ダ56を介して、インターネット網57へダイアルアッ
プ接続する(S65b)。これにより、IPアドレスが
割り当てられ、送信装置53aは、インターネット網5
7に接続される。なお、受信装置52aは、専用線58
を介してインターネット網57へ常時接続されている。
は、例えば、監視カメラ53bに写真を撮影するように
指示したり、あるいは、監視カメラ53bから送られて
いる映像のうち、最近の映像を選択するなどして、監視
カメラ53bからの映像データを取得し、上記S64a
にて通知された暗号鍵を用いて暗号化する。さらに、送
信装置53aは、上記S64aにて指示されたプロバイ
ダ56を介して、インターネット網57へダイアルアッ
プ接続する(S65b)。これにより、IPアドレスが
割り当てられ、送信装置53aは、インターネット網5
7に接続される。なお、受信装置52aは、専用線58
を介してインターネット網57へ常時接続されている。
【0137】続いて、S66bにて、送信装置53a
は、インターネット網57を介して受信装置52aへf
tp接続を要求する(S66b)。なお、ftp接続要
求は、例えば、上記S64aにて通知された受信装置5
2aのIPアドレスへ所定のコマンドを送出するなどし
て要求される。
は、インターネット網57を介して受信装置52aへf
tp接続を要求する(S66b)。なお、ftp接続要
求は、例えば、上記S64aにて通知された受信装置5
2aのIPアドレスへ所定のコマンドを送出するなどし
て要求される。
【0138】また、受信装置52aは、ftp接続要求
を受けると、ログイン名入力画面にて、乱数を送信装置
53aに送信する(S65a)。なお、送信装置53a
のIPアドレスは、上記S65bにて割り当てられるま
で決定していないので、受信装置52aは、送信装置5
3aのIPアドレスを予め予測することができない。し
かしながら、上記S66bにて、送信装置53aがft
p接続を要求する際に受信装置52aへ送出したデータ
グラムには、送信元のIPアドレスとして、送信装置5
3aのIPアドレスが含まれている。したがって、当該
IPアドレスへデータグラムを送信することによって、
受信装置52aは、何ら支障なく、インターネット網5
7を介して送信装置53aへ任意のデータを送信でき
る。
を受けると、ログイン名入力画面にて、乱数を送信装置
53aに送信する(S65a)。なお、送信装置53a
のIPアドレスは、上記S65bにて割り当てられるま
で決定していないので、受信装置52aは、送信装置5
3aのIPアドレスを予め予測することができない。し
かしながら、上記S66bにて、送信装置53aがft
p接続を要求する際に受信装置52aへ送出したデータ
グラムには、送信元のIPアドレスとして、送信装置5
3aのIPアドレスが含まれている。したがって、当該
IPアドレスへデータグラムを送信することによって、
受信装置52aは、何ら支障なく、インターネット網5
7を介して送信装置53aへ任意のデータを送信でき
る。
【0139】さらに、送信装置53aは、上記S64a
にて通知された暗号鍵を用いて、受け取った乱数を暗号
化して、パスワードを生成し、受信装置52aへ当該パ
スワードを送出する(S67b)。一方、受信装置52
aは、受け取ったパスワードが、ログイン名に対応し、
かつ、上記S64aにて通知したパスワードを用いて暗
号化されたパスワードであるか否かを判定する。そし
て、ログイン名に対応して正しく暗号化されたパスワー
ドであった場合、送信装置53aが正規の相手であると
承認する(S66a)。
にて通知された暗号鍵を用いて、受け取った乱数を暗号
化して、パスワードを生成し、受信装置52aへ当該パ
スワードを送出する(S67b)。一方、受信装置52
aは、受け取ったパスワードが、ログイン名に対応し、
かつ、上記S64aにて通知したパスワードを用いて暗
号化されたパスワードであるか否かを判定する。そし
て、ログイン名に対応して正しく暗号化されたパスワー
ドであった場合、送信装置53aが正規の相手であると
承認する(S66a)。
【0140】承認された送信装置53aは、上記S65
bにて暗号化した映像データをftpプロトコルにて受
信装置52aへ送信する(S68b)。当該映像データ
は、インターネット網57を介して、受信装置52aへ
到達し、受信装置52aは、暗号化された映像データを
受け取る(S67a)。さらに、送信が完了すると、送
信装置53aは、プロバイダ56との回線接続を切断す
る(S69b)。これにより、受信装置52aと送信装
置53aとの間のインターネット網57を経由した通信
は完了する。
bにて暗号化した映像データをftpプロトコルにて受
信装置52aへ送信する(S68b)。当該映像データ
は、インターネット網57を介して、受信装置52aへ
到達し、受信装置52aは、暗号化された映像データを
受け取る(S67a)。さらに、送信が完了すると、送
信装置53aは、プロバイダ56との回線接続を切断す
る(S69b)。これにより、受信装置52aと送信装
置53aとの間のインターネット網57を経由した通信
は完了する。
【0141】さらに、受信装置52aは、送信装置53
aへ電話をかけて、呼出し音に基づいて、送信装置53
aとプロバイダ56との間の回線接続が、正常に切断さ
れているか否かを確認する(S68a)。具体的には、
送信装置53aは、電話呼出しを受けた場合、例えば、
1〜2回など、所定の回数の呼出し音がなるまで、着呼
しないように設定されている。この結果、受信装置52
aが送信装置53aへ電話をかけた場合、所定数回の呼
出し音が鳴らされる。通常の電話回線54では、被呼側
となる送信装置53aが回線接続しているか否かによっ
て呼出し音が異なる。したがって、受信装置52aは、
呼出し音によって、送信装置53aとプロバイダ56と
の回線接続が切断されているか否かを確認できる。
aへ電話をかけて、呼出し音に基づいて、送信装置53
aとプロバイダ56との間の回線接続が、正常に切断さ
れているか否かを確認する(S68a)。具体的には、
送信装置53aは、電話呼出しを受けた場合、例えば、
1〜2回など、所定の回数の呼出し音がなるまで、着呼
しないように設定されている。この結果、受信装置52
aが送信装置53aへ電話をかけた場合、所定数回の呼
出し音が鳴らされる。通常の電話回線54では、被呼側
となる送信装置53aが回線接続しているか否かによっ
て呼出し音が異なる。したがって、受信装置52aは、
呼出し音によって、送信装置53aとプロバイダ56と
の回線接続が切断されているか否かを確認できる。
【0142】例えば、話し中ではないことを示す通常の
呼出し音が鳴った場合、受信装置52aは、送信装置5
3aがインターネット網57への接続を正しく切断でき
たと判断する。一方、話し中を示すツーツーという音が
鳴った場合、受信装置52aは、送信装置53aがイン
ターネット網57へ接続中であると判断する。この場
合、受信装置52aは、例えば、先程まで通信していた
送信装置53aのIPアドレスへ、インターネット網5
7経由で切断コマンドを送出するなどして、送信装置5
3aへ回線切断を指示できる。また、受信装置52aの
通知に応えて、端末52bの使用者が、監視カメラ53
bの設置場所へ赴いて回線接続を切断するなどしてもよ
い。
呼出し音が鳴った場合、受信装置52aは、送信装置5
3aがインターネット網57への接続を正しく切断でき
たと判断する。一方、話し中を示すツーツーという音が
鳴った場合、受信装置52aは、送信装置53aがイン
ターネット網57へ接続中であると判断する。この場
合、受信装置52aは、例えば、先程まで通信していた
送信装置53aのIPアドレスへ、インターネット網5
7経由で切断コマンドを送出するなどして、送信装置5
3aへ回線切断を指示できる。また、受信装置52aの
通知に応えて、端末52bの使用者が、監視カメラ53
bの設置場所へ赴いて回線接続を切断するなどしてもよ
い。
【0143】いずれの場合であっても、親局52側は、
子局53における回線切断の失敗を把握して、適切な処
置を講じることができる。この結果、回線切断の失敗に
起因する無駄な通信費用の発生を確実に防止できる。な
お、上記所定の回数までに、受信装置52aが電話呼出
しを中止すれば、通話料金は無料である。
子局53における回線切断の失敗を把握して、適切な処
置を講じることができる。この結果、回線切断の失敗に
起因する無駄な通信費用の発生を確実に防止できる。な
お、上記所定の回数までに、受信装置52aが電話呼出
しを中止すれば、通話料金は無料である。
【0144】また、S69aにおいて、受信装置52a
は、受け取った映像データを復号し、ftpプロトコル
にて、例えば、図9に示す端末52bなどの他の機器
へ、復号された映像データを送出する。これにより、映
像データは、端末52bに表示され、端末52bの使用
者は、監視カメラ53bの設置場所の映像を確認でき
る。
は、受け取った映像データを復号し、ftpプロトコル
にて、例えば、図9に示す端末52bなどの他の機器
へ、復号された映像データを送出する。これにより、映
像データは、端末52bに表示され、端末52bの使用
者は、監視カメラ53bの設置場所の映像を確認でき
る。
【0145】この結果、子局53がダイアルアップ接続
されている場合であっても、親局52は、任意の時点
で、監視カメラ53bからの映像を確認できると共に、
例えば、無断駐車を発見したときなど、何らかの異常が
あったとき、特定の監視カメラ53bを重点的に監視で
きる。したがって、無断駐車されている駐車スペースを
柵などで囲ったり、警備会社に連絡するなど、異常に応
じた処理を講じることができる。
されている場合であっても、親局52は、任意の時点
で、監視カメラ53bからの映像を確認できると共に、
例えば、無断駐車を発見したときなど、何らかの異常が
あったとき、特定の監視カメラ53bを重点的に監視で
きる。したがって、無断駐車されている駐車スペースを
柵などで囲ったり、警備会社に連絡するなど、異常に応
じた処理を講じることができる。
【0146】ところで、上述したように、インターネッ
ト網57を構成する通信機器は、送信元の通信機器のI
Pアドレスに拘わらず、近隣の通信機器からデータグラ
ムを受け取っている。したがって、受信装置52aは、
受信装置52aの処理能力および専用線58の通信容量
の範囲内であれば、複数の送信装置53aからの映像デ
ータをインターネット網57経由で受け取ることができ
る。さらに、受信装置52aは、インターネット網57
経由の接続と、電話回線54を介した直接接続とを同時
に維持できる。したがって、受信装置52aは、インタ
ーネット網57経由で映像データを受け取っている間で
あっても、他の送信装置53aを電話呼出しして、映像
の取得を指示できる。
ト網57を構成する通信機器は、送信元の通信機器のI
Pアドレスに拘わらず、近隣の通信機器からデータグラ
ムを受け取っている。したがって、受信装置52aは、
受信装置52aの処理能力および専用線58の通信容量
の範囲内であれば、複数の送信装置53aからの映像デ
ータをインターネット網57経由で受け取ることができ
る。さらに、受信装置52aは、インターネット網57
経由の接続と、電話回線54を介した直接接続とを同時
に維持できる。したがって、受信装置52aは、インタ
ーネット網57経由で映像データを受け取っている間で
あっても、他の送信装置53aを電話呼出しして、映像
の取得を指示できる。
【0147】なお、上記各ステップでは、監視カメラ5
3bが取得した映像をインターネット網57経由で受信
装置52aへ送出する場合について説明している。ただ
し、例えば、プロバイダ56が混雑している場合など、
インターネット網57経由のデータ伝送が難しい場合、
送信装置53aは、受信装置52aを電話呼出しして、
電話回線54を介した直接通信によって映像を伝送する
こともできる。この場合は、インターネット網57への
アクセスや暗号化を必要としないため、送信装置53a
は、より速い時点で、受信装置52aに映像を伝送でき
る。
3bが取得した映像をインターネット網57経由で受信
装置52aへ送出する場合について説明している。ただ
し、例えば、プロバイダ56が混雑している場合など、
インターネット網57経由のデータ伝送が難しい場合、
送信装置53aは、受信装置52aを電話呼出しして、
電話回線54を介した直接通信によって映像を伝送する
こともできる。この場合は、インターネット網57への
アクセスや暗号化を必要としないため、送信装置53a
は、より速い時点で、受信装置52aに映像を伝送でき
る。
【0148】また、上記各ステップにおいて、受信装置
52aおよび送信装置53aは、ftpプロトコルを用
いて、映像データを伝送しているが、これに限るもので
はない。インターネット網57経由でデータを伝送でき
る方法であれば、例えば、電子メールなど、他の方法を
用いて映像データを伝送できる。ただし、ftpプロト
コルでは、受信装置52aおよび送信装置53aの双方
で、データを伝送できたか否かを確実に確認できる。し
たがって、データ伝送に失敗した場合にデータを再送す
るなど、適切な処置を講ずることができる。
52aおよび送信装置53aは、ftpプロトコルを用
いて、映像データを伝送しているが、これに限るもので
はない。インターネット網57経由でデータを伝送でき
る方法であれば、例えば、電子メールなど、他の方法を
用いて映像データを伝送できる。ただし、ftpプロト
コルでは、受信装置52aおよび送信装置53aの双方
で、データを伝送できたか否かを確実に確認できる。し
たがって、データ伝送に失敗した場合にデータを再送す
るなど、適切な処置を講ずることができる。
【0149】さらに、上記S68aでは、受信装置52
aは、呼出し音によって、送信装置53aの回線接続が
切断されているか否かを確認しているが、これに限るも
のではない。例えば、受信装置52aが送信装置53a
を電話呼出しして直接通信することによって、回線接続
が切断されているか否かを確認してもよい。ただし、呼
出し音によって回線接続の切断を確認した場合、通信費
用がかからないので、直接通信する場合に比べて、通信
費用をさらに削減できる。
aは、呼出し音によって、送信装置53aの回線接続が
切断されているか否かを確認しているが、これに限るも
のではない。例えば、受信装置52aが送信装置53a
を電話呼出しして直接通信することによって、回線接続
が切断されているか否かを確認してもよい。ただし、呼
出し音によって回線接続の切断を確認した場合、通信費
用がかからないので、直接通信する場合に比べて、通信
費用をさらに削減できる。
【0150】ここで、上記監視カメラシステム51を運
営する際の費用の一例について、簡単に説明する。上記
監視カメラシステム51では、監視カメラ53bから得
られた映像に基づいてナンバープレートを確認するの
で、例えば、圧縮後で、1枚あたり約500kbyte
程度の高精度な映像が必要である。したがって、データ
の伝送速度が64kbpsのISDN回線を用いて、当
該映像を直接通信する場合、1枚の映像の伝送には、約
62秒程度必要とする。ここで、親局52と子局53と
が東京と名古屋とに配されている場合には、通信費用が
40円程度となる。この結果、映像の取得頻度を1時間
に1回程度とすると、1年間で、約350,400円程
度必要となる。同様の条件で、伝送速度が33.6kb
psのアナログ回線にて直接通信する場合の費用を算出
すると、1回の伝送に、120秒程度で必要であること
から、通信費用は、1回あたり、120円程度、1年
で、約700,800円程度が必要となる。また、子局
53が専用線にてインターネット網57へ接続する場
合、最近では、年間40万円程度の専用線利用料が必要
となる。
営する際の費用の一例について、簡単に説明する。上記
監視カメラシステム51では、監視カメラ53bから得
られた映像に基づいてナンバープレートを確認するの
で、例えば、圧縮後で、1枚あたり約500kbyte
程度の高精度な映像が必要である。したがって、データ
の伝送速度が64kbpsのISDN回線を用いて、当
該映像を直接通信する場合、1枚の映像の伝送には、約
62秒程度必要とする。ここで、親局52と子局53と
が東京と名古屋とに配されている場合には、通信費用が
40円程度となる。この結果、映像の取得頻度を1時間
に1回程度とすると、1年間で、約350,400円程
度必要となる。同様の条件で、伝送速度が33.6kb
psのアナログ回線にて直接通信する場合の費用を算出
すると、1回の伝送に、120秒程度で必要であること
から、通信費用は、1回あたり、120円程度、1年
で、約700,800円程度が必要となる。また、子局
53が専用線にてインターネット網57へ接続する場
合、最近では、年間40万円程度の専用線利用料が必要
となる。
【0151】これに対して、インターネット網7経由で
あれば、ブロバイダ6が子局53と市内通話料金で通話
可能な範囲内にあれば、1回の伝送に要する時間が18
0秒以内であることから、1回あたりの通信費用は、1
0円となり、1年で、約87,600円程度となる。さ
らに、プロバイダ6の利用料金を1年あたり60,00
0円程度とすると、1年あたりの通信費用は、147,
600円程度となる。この結果、上記監視カメラシステ
ム51において、1か所の子局53あたりの通信費用
は、通常回線にて直接通信する場合に比べて、約56万
円程度(約79%)、ISDNの場合に比べても、約2
0万円(約57%)程度と大幅に削減できる。さらに、
親局52で必要とする映像の精度や枚数、あるいは通信
頻度が増えるに伴って、監視カメラシステム51の通信
費用の方が、より割安となる。また、子局53が専用線
接続する場合と比較すると、上記監視カメラシステム5
1において、1か所の子局53あたりの通信費用は、年
間で約25万円(約63%)程度削減できる。
あれば、ブロバイダ6が子局53と市内通話料金で通話
可能な範囲内にあれば、1回の伝送に要する時間が18
0秒以内であることから、1回あたりの通信費用は、1
0円となり、1年で、約87,600円程度となる。さ
らに、プロバイダ6の利用料金を1年あたり60,00
0円程度とすると、1年あたりの通信費用は、147,
600円程度となる。この結果、上記監視カメラシステ
ム51において、1か所の子局53あたりの通信費用
は、通常回線にて直接通信する場合に比べて、約56万
円程度(約79%)、ISDNの場合に比べても、約2
0万円(約57%)程度と大幅に削減できる。さらに、
親局52で必要とする映像の精度や枚数、あるいは通信
頻度が増えるに伴って、監視カメラシステム51の通信
費用の方が、より割安となる。また、子局53が専用線
接続する場合と比較すると、上記監視カメラシステム5
1において、1か所の子局53あたりの通信費用は、年
間で約25万円(約63%)程度削減できる。
【0152】なお、上述の通信費用は、あくまで一例で
あり、使用する通信回線の料金体系や、プロバイダ6の
料金体系などによって大きく異なる。ただし、上述した
ように、通信に要する設備などの面から、通信回線より
もネットワークの方が通信費用を削減しやすい。さら
に、ネットワークにて通信する場合でも、専用線による
接続よりも、ダイアルアップ接続の方が通信費用を削減
しやすい。したがって、上記監視カメラシステム51の
通信費用は、子局53が専用線接続する場合、および、
親局52と子局53とが直接通信する場合のいずれと比
べても、大幅に廉価であることが多い。
あり、使用する通信回線の料金体系や、プロバイダ6の
料金体系などによって大きく異なる。ただし、上述した
ように、通信に要する設備などの面から、通信回線より
もネットワークの方が通信費用を削減しやすい。さら
に、ネットワークにて通信する場合でも、専用線による
接続よりも、ダイアルアップ接続の方が通信費用を削減
しやすい。したがって、上記監視カメラシステム51の
通信費用は、子局53が専用線接続する場合、および、
親局52と子局53とが直接通信する場合のいずれと比
べても、大幅に廉価であることが多い。
【0153】〔第5の実施形態〕上記第4の実施形態で
は、親局52が専用線58によってインターネット網5
7に常時接続されている場合について説明している。こ
れに対して、図12に示すように、本実施形態では、親
局52が、図1に示す通信機器2と同様に、プロバイダ
55を介してインターネット網57へダイアルアップ接
続する場合について説明する。
は、親局52が専用線58によってインターネット網5
7に常時接続されている場合について説明している。こ
れに対して、図12に示すように、本実施形態では、親
局52が、図1に示す通信機器2と同様に、プロバイダ
55を介してインターネット網57へダイアルアップ接
続する場合について説明する。
【0154】なお、本実施形態に係る受信装置52a
は、第4の実施形態と同じハードウェア構成であり、子
局53と通信する際、2本のISDN回線のうちの一方
を用いて、プロバイダ55へダイアルアップ接続する。
また、子局53など、監視カメラシステム51の残余の
構成は、第4の実施形態の構成と同様である。したがっ
て、第4の実施形態と同じ機能を有する部材には、同じ
参照番号を付して説明を省略し、以下では、親局52お
よび子局53の動作について、図13に示すフローチャ
ートに基づき詳細に説明する。
は、第4の実施形態と同じハードウェア構成であり、子
局53と通信する際、2本のISDN回線のうちの一方
を用いて、プロバイダ55へダイアルアップ接続する。
また、子局53など、監視カメラシステム51の残余の
構成は、第4の実施形態の構成と同様である。したがっ
て、第4の実施形態と同じ機能を有する部材には、同じ
参照番号を付して説明を省略し、以下では、親局52お
よび子局53の動作について、図13に示すフローチャ
ートに基づき詳細に説明する。
【0155】すなわち、本実施形態では、図11に示す
各ステップに加えて、S71aおよびS72aの両ステ
ップが設けられている。S61aの後に設けられたS7
1aにおいて、受信装置52aは、インターネット網5
7と接続されていない場合、プロバイダ55を介して、
インターネット網57にダイアルアップ接続する。これ
により、受信装置52aは、続くS64aにて通知する
自らのIPアドレスを得ることができる。
各ステップに加えて、S71aおよびS72aの両ステ
ップが設けられている。S61aの後に設けられたS7
1aにおいて、受信装置52aは、インターネット網5
7と接続されていない場合、プロバイダ55を介して、
インターネット網57にダイアルアップ接続する。これ
により、受信装置52aは、続くS64aにて通知する
自らのIPアドレスを得ることができる。
【0156】なお、受信装置52aは、ISDN回線に
接続されている。したがって、上述のS62aにおい
て、受信装置52aは、一方の回線にて、インターネッ
ト網57との接続を保ったまま、他方の回線を用いて送
信装置53aを呼び出すことができる。この結果、上記
S71aにて受信装置52aに割り当てられたIPアド
レスは、S64b以降も受信装置52aに割り当てられ
ている。
接続されている。したがって、上述のS62aにおい
て、受信装置52aは、一方の回線にて、インターネッ
ト網57との接続を保ったまま、他方の回線を用いて送
信装置53aを呼び出すことができる。この結果、上記
S71aにて受信装置52aに割り当てられたIPアド
レスは、S64b以降も受信装置52aに割り当てられ
ている。
【0157】一方、S67aの後に設けられたS72a
において、受信装置52aは、プロバイダ55との回線
接続を切断する。これにより、受信装置52aは、イン
ターネット網57から切り離される。
において、受信装置52aは、プロバイダ55との回線
接続を切断する。これにより、受信装置52aは、イン
ターネット網57から切り離される。
【0158】上記構成では、受信装置52aがインター
ネット網57へダイアルアップ接続している。したがっ
て、受信装置52aが専用線58にて接続される第4の
実施形態に比べて、さらに、通信費用を削減できる。
ネット網57へダイアルアップ接続している。したがっ
て、受信装置52aが専用線58にて接続される第4の
実施形態に比べて、さらに、通信費用を削減できる。
【0159】なお、上記構成では、上述のS64aにて
通知した通信開始条件のうち、受信装置52aが通信開
始時点を管理できない第2ないし第5の条件を選択する
と、送信装置53aが映像を送信しようとしたときに受
信装置52aがインターネット網57へ接続されていな
い場合がある。したがって、これらの条件を選択する場
合、送信装置53aは、本発明に係るダイアルアップ接
続通信機器の呼び出し方法を用いて、受信装置52aを
呼び出す必要がある。この場合、受信装置52aおよび
送信装置53aは、第1ないし第2の実施形態に示すよ
うに、電子メールを利用したり、サーバを経由するなど
して、自らのIPアドレスを相手に通知する。
通知した通信開始条件のうち、受信装置52aが通信開
始時点を管理できない第2ないし第5の条件を選択する
と、送信装置53aが映像を送信しようとしたときに受
信装置52aがインターネット網57へ接続されていな
い場合がある。したがって、これらの条件を選択する場
合、送信装置53aは、本発明に係るダイアルアップ接
続通信機器の呼び出し方法を用いて、受信装置52aを
呼び出す必要がある。この場合、受信装置52aおよび
送信装置53aは、第1ないし第2の実施形態に示すよ
うに、電子メールを利用したり、サーバを経由するなど
して、自らのIPアドレスを相手に通知する。
【0160】ところで、上記第4および第5の実施形態
では、監視カメラシステムの適用例として、無人駐車場
の監視カメラに撮影を指示し、撮影した映像を取得する
場合を例にして説明したが、本発明に係る監視カメラシ
ステムは、これに限らず、種々の用途に使用できる。例
えば、全国のあちこちに保有するビルや倉庫に監視カメ
ラを配置すれば、管理会社は、親局となる1か所の事務
所から、ビルや倉庫を監視できる。同様に、ドライブイ
ンの無人店舗や無人のコンビニを、本社から監視する用
途にも適用できる。また、金融機関が無人店舗を管理し
たり、電力会社が、遠隔地の無人変電所やダムなどを本
社から管理したりする際にも使用できる。さらに、装置
の納入場所に監視カメラを配すれば、装置メーカの本社
にて、納入場所の状態を知ることができるので、納入し
た装置をリモートメンテナンスする際に役立てることが
できる。あるいは、各地の火山に無人カメラを配置すれ
ば、大学の研究所から、これらの火山活動を監視するこ
ともできる。また、ファーストフード、レストラン、コ
ンビニチェーンなどに監視カメラを配し、各店舗内部を
撮影したデータを本社へ送信することによって、時間帯
毎の客入り、客人数、構成、年齢層、あるいは、座る場
所など、種々のマーケット情報を本社にて収集できる。
では、監視カメラシステムの適用例として、無人駐車場
の監視カメラに撮影を指示し、撮影した映像を取得する
場合を例にして説明したが、本発明に係る監視カメラシ
ステムは、これに限らず、種々の用途に使用できる。例
えば、全国のあちこちに保有するビルや倉庫に監視カメ
ラを配置すれば、管理会社は、親局となる1か所の事務
所から、ビルや倉庫を監視できる。同様に、ドライブイ
ンの無人店舗や無人のコンビニを、本社から監視する用
途にも適用できる。また、金融機関が無人店舗を管理し
たり、電力会社が、遠隔地の無人変電所やダムなどを本
社から管理したりする際にも使用できる。さらに、装置
の納入場所に監視カメラを配すれば、装置メーカの本社
にて、納入場所の状態を知ることができるので、納入し
た装置をリモートメンテナンスする際に役立てることが
できる。あるいは、各地の火山に無人カメラを配置すれ
ば、大学の研究所から、これらの火山活動を監視するこ
ともできる。また、ファーストフード、レストラン、コ
ンビニチェーンなどに監視カメラを配し、各店舗内部を
撮影したデータを本社へ送信することによって、時間帯
毎の客入り、客人数、構成、年齢層、あるいは、座る場
所など、種々のマーケット情報を本社にて収集できる。
【0161】いずれの場合であっても、監視するための
人材を派遣する必要がないので、人件費を削減できる。
加えて、監視したデータは、インターネットなどのネッ
トワークを介して伝送されるので、電話回線などの通信
回線を使用する場合に比べて通信費用を大幅に削減でき
る。さらに、通信回線にて監視カメラを呼び出すので、
親局は、所望の時点において、監視カメラに映像の取得
を指示できる。これらの結果、任意の時点の映像を取得
可能な監視カメラシステムを少ない予算で実現できる。
人材を派遣する必要がないので、人件費を削減できる。
加えて、監視したデータは、インターネットなどのネッ
トワークを介して伝送されるので、電話回線などの通信
回線を使用する場合に比べて通信費用を大幅に削減でき
る。さらに、通信回線にて監視カメラを呼び出すので、
親局は、所望の時点において、監視カメラに映像の取得
を指示できる。これらの結果、任意の時点の映像を取得
可能な監視カメラシステムを少ない予算で実現できる。
【0162】また、上記第4および第5の実施形態で
は、子局53の制御対象が監視カメラ53bである場合
を例にして説明しているが、これに限るものではない。
例えば、子局53が、各種センサなどを用いて取得した
データを親局52へ送出する場合や、親局52の指示に
基づいて、子局53が、モータやポンプなどを制御する
場合など、種々の機器を制御対象とする監視制御システ
ムに本発明を適用できる。ただし、監視カメラ53bが
取得した映像を伝送する場合のように、伝送されるデー
タ量が多い場合は、通信に要する時間が長いので、通信
回線による直接通信にて当該データを送出すると、通信
費用が高騰する。したがって、監視カメラシステム51
に本発明を適用した場合の効果は特に大きくなる。
は、子局53の制御対象が監視カメラ53bである場合
を例にして説明しているが、これに限るものではない。
例えば、子局53が、各種センサなどを用いて取得した
データを親局52へ送出する場合や、親局52の指示に
基づいて、子局53が、モータやポンプなどを制御する
場合など、種々の機器を制御対象とする監視制御システ
ムに本発明を適用できる。ただし、監視カメラ53bが
取得した映像を伝送する場合のように、伝送されるデー
タ量が多い場合は、通信に要する時間が長いので、通信
回線による直接通信にて当該データを送出すると、通信
費用が高騰する。したがって、監視カメラシステム51
に本発明を適用した場合の効果は特に大きくなる。
【0163】上記第1ないし第5の各実施形態に示すよ
うに、ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、
発呼側および被呼側の通信機器が、それぞれ電話回線に
接続されていると共に、少なくとも被呼側の通信機器
が、当該電話回線を介して、インターネット網やパソコ
ン通信などのネットワークにダイアルアップ接続される
通信システムに適用される呼び出し方法であり、ネット
ワークを介して通信する前に、電話回線を用いて、発呼
側の通信機器が被呼側の通信機器へ接続要求を伝えるこ
とを特徴としている。
うに、ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法は、
発呼側および被呼側の通信機器が、それぞれ電話回線に
接続されていると共に、少なくとも被呼側の通信機器
が、当該電話回線を介して、インターネット網やパソコ
ン通信などのネットワークにダイアルアップ接続される
通信システムに適用される呼び出し方法であり、ネット
ワークを介して通信する前に、電話回線を用いて、発呼
側の通信機器が被呼側の通信機器へ接続要求を伝えるこ
とを特徴としている。
【0164】これにより、被呼側の通信機器がネットワ
ークに接続されていない場合であっても、ネットワーク
を介して通信する際には、被呼側の通信機器をネットワ
ークへ接続させることができる。したがって、両通信機
器は、所望のタイミングで確実に通信を開始できる。こ
れにより、従来に比べて、被呼側の通信機器の即応性を
向上でき、リアルタイム通信が可能となる。
ークに接続されていない場合であっても、ネットワーク
を介して通信する際には、被呼側の通信機器をネットワ
ークへ接続させることができる。したがって、両通信機
器は、所望のタイミングで確実に通信を開始できる。こ
れにより、従来に比べて、被呼側の通信機器の即応性を
向上でき、リアルタイム通信が可能となる。
【0165】また、少なくとも被呼側の通信機器は、ダ
イアルアップ接続によってネットワークに接続されてい
る。したがって、ネットワークを介して通信する際の費
用は、専用線を介してネットワークに接続する場合や、
電話回線を介して直接通信する場合に比べて、大幅に低
減できる。特に、海外など、両通信機器を設置している
場所が離れている場合には、電話回線を介して直接通信
する場合の費用は、極めて高いので効果が大きい。
イアルアップ接続によってネットワークに接続されてい
る。したがって、ネットワークを介して通信する際の費
用は、専用線を介してネットワークに接続する場合や、
電話回線を介して直接通信する場合に比べて、大幅に低
減できる。特に、海外など、両通信機器を設置している
場所が離れている場合には、電話回線を介して直接通信
する場合の費用は、極めて高いので効果が大きい。
【0166】なお、上記各実施形態では、両通信機器が
それぞれダイアルアップ接続する場合について説明した
が、これに限るものではない。例えば、第4の実施形態
に示すように、少なくとも被呼側の通信機器がダイアル
アップ接続する通信システムであれば、第1ないし第5
の各実施形態と同様の効果が得られる。
それぞれダイアルアップ接続する場合について説明した
が、これに限るものではない。例えば、第4の実施形態
に示すように、少なくとも被呼側の通信機器がダイアル
アップ接続する通信システムであれば、第1ないし第5
の各実施形態と同様の効果が得られる。
【0167】また、上記各実施形態では、発呼側の通信
機器が電話回線を用いて接続要求を通知しているが、こ
れに限るものではない。例えば、船舶無線など、他の通
信回線を用いてもよい。被呼側に接続要求を通知できる
ものであれば、各実施形態と同様の効果が得られる。
機器が電話回線を用いて接続要求を通知しているが、こ
れに限るものではない。例えば、船舶無線など、他の通
信回線を用いてもよい。被呼側に接続要求を通知できる
ものであれば、各実施形態と同様の効果が得られる。
【0168】さらに、上記各実施形態では、発呼側の通
信機器が1台の通信機器を呼び出す場合について説明し
ているが、これに限らず、複数の通信機器を呼び出して
もよい。1台の通信機器を呼び出す場合と同様に、複数
の通信機器を順番に電話回線で呼び出すことによって、
多数の通信機器がネットワーク上で同時に通信できる。
この場合、発呼側の通信機器の使用者が会議の招集者と
なる。なお、この場合、複数の通信機器が同時に通信可
能なネットワーク会議ソフトが必要となるが、このよう
な製品は、既に一般的に使用されている。
信機器が1台の通信機器を呼び出す場合について説明し
ているが、これに限らず、複数の通信機器を呼び出して
もよい。1台の通信機器を呼び出す場合と同様に、複数
の通信機器を順番に電話回線で呼び出すことによって、
多数の通信機器がネットワーク上で同時に通信できる。
この場合、発呼側の通信機器の使用者が会議の招集者と
なる。なお、この場合、複数の通信機器が同時に通信可
能なネットワーク会議ソフトが必要となるが、このよう
な製品は、既に一般的に使用されている。
【0169】ところで、上記各実施形態に係る通信機器
は、使用者名や通信内容など、ネットワークで伝送する
データの少なくとも一部を暗号化しているが、これに限
るものではない。ネットワークで通信する際、特に暗号
を施さず、平文のままデータを送出してもよい。
は、使用者名や通信内容など、ネットワークで伝送する
データの少なくとも一部を暗号化しているが、これに限
るものではない。ネットワークで通信する際、特に暗号
を施さず、平文のままデータを送出してもよい。
【0170】ただし、平文のままデータを送出する場
合、ネットワークを伝送されるデータは、盗聴あるいは
改ざんされる虞れがある。特に、ネットワークとして、
インターネット網などを使用する場合には、発信側およ
び受信側の通信機器がデータの伝送路を指定できない。
したがって、盗聴などが容易で、通信を妨害される危険
性が高い。
合、ネットワークを伝送されるデータは、盗聴あるいは
改ざんされる虞れがある。特に、ネットワークとして、
インターネット網などを使用する場合には、発信側およ
び受信側の通信機器がデータの伝送路を指定できない。
したがって、盗聴などが容易で、通信を妨害される危険
性が高い。
【0171】これに対して、上記各実施形態では、ネッ
トワークでデータを送信する際、例えば、相手の公開鍵
や共通の暗号鍵など、種々の暗号鍵によって、データの
少なくとも一部を暗号化している。これにより、正規の
通信相手ではない第三者から、データの少なくとも一部
を隠蔽できるので、通信妨害に対する安全性を向上でき
る。
トワークでデータを送信する際、例えば、相手の公開鍵
や共通の暗号鍵など、種々の暗号鍵によって、データの
少なくとも一部を暗号化している。これにより、正規の
通信相手ではない第三者から、データの少なくとも一部
を隠蔽できるので、通信妨害に対する安全性を向上でき
る。
【0172】なお、暗号化するデータは、例えば、通信
内容そのもの、両通信機器の使用者名あるいはアドレス
などが挙げられる。ただし、暗号化するデータ量が増大
するに従って、両通信機器の負担が増大するので、通信
の重要度を考慮して、一部のデータのみを暗号化しても
よい。一般に、使用者名やアドレスなどが第三者に傍聴
されると、通信内容の重要性を推測されやすい。したが
って、第1および第2の実施形態に示すように、画像や
音声などの通信に先立って、使用者名やアドレスなどを
送信する場合には、これらを暗号化することが特に望ま
れる。これにより、両通信機器の負担を余り増加させる
ことなく、通信妨害に対する安全性を向上できる。
内容そのもの、両通信機器の使用者名あるいはアドレス
などが挙げられる。ただし、暗号化するデータ量が増大
するに従って、両通信機器の負担が増大するので、通信
の重要度を考慮して、一部のデータのみを暗号化しても
よい。一般に、使用者名やアドレスなどが第三者に傍聴
されると、通信内容の重要性を推測されやすい。したが
って、第1および第2の実施形態に示すように、画像や
音声などの通信に先立って、使用者名やアドレスなどを
送信する場合には、これらを暗号化することが特に望ま
れる。これにより、両通信機器の負担を余り増加させる
ことなく、通信妨害に対する安全性を向上できる。
【0173】各通信機器が暗号鍵を取得する方法は、種
々の方法が考えられる。例えば、郵送など、他の通信手
段によって、予め相手に通知し、例えば、図2に示すF
lashメモリ11など、各通信機器の記憶手段へ格納
しておいてもよい。ただし、この場合、各通信機器の使
用者は、通信に先立って、相手から通知された暗号鍵
を、それぞれの通信機器へ設定する必要がある。暗号鍵
は、各通信機器毎に用意されるので、通信相手が増加す
るに従って、設定時の手間も増大する。さらに、暗号鍵
は、通信妨害に対する安全性を向上させるために、必要
に応じて変更しなければならない。したがって、各通信
機器の使用者は、自らの暗号鍵を変更する度に、全ての
通信相手に対して、新たな暗号鍵を通知する必要があ
る。
々の方法が考えられる。例えば、郵送など、他の通信手
段によって、予め相手に通知し、例えば、図2に示すF
lashメモリ11など、各通信機器の記憶手段へ格納
しておいてもよい。ただし、この場合、各通信機器の使
用者は、通信に先立って、相手から通知された暗号鍵
を、それぞれの通信機器へ設定する必要がある。暗号鍵
は、各通信機器毎に用意されるので、通信相手が増加す
るに従って、設定時の手間も増大する。さらに、暗号鍵
は、通信妨害に対する安全性を向上させるために、必要
に応じて変更しなければならない。したがって、各通信
機器の使用者は、自らの暗号鍵を変更する度に、全ての
通信相手に対して、新たな暗号鍵を通知する必要があ
る。
【0174】これに対して、上記各実施形態では、接続
要求時に通信回線にて、暗号鍵を通知している。なお、
暗号鍵が公開鍵と秘密鍵とから構成されている場合は、
通信回線にて、互いの公開鍵を交換する。また、共通の
暗号鍵を用いる場合には、一方の通信機器が他方に通知
すればよい。この構成では、接続要求毎に暗号鍵を通知
するので、前回通信したときと暗号鍵を変更した場合で
あっても訂正が容易である。したがって、接続要求毎に
暗号鍵を容易に変更でき、通信妨害に対する安全性をさ
らに向上できる。加えて、電話回線を用いて、接続要求
の通知と暗号鍵の送付との双方を一括して行っている。
したがって、両者を個別に行う場合に比べて、電話回線
を接続する手間を削減できる。
要求時に通信回線にて、暗号鍵を通知している。なお、
暗号鍵が公開鍵と秘密鍵とから構成されている場合は、
通信回線にて、互いの公開鍵を交換する。また、共通の
暗号鍵を用いる場合には、一方の通信機器が他方に通知
すればよい。この構成では、接続要求毎に暗号鍵を通知
するので、前回通信したときと暗号鍵を変更した場合で
あっても訂正が容易である。したがって、接続要求毎に
暗号鍵を容易に変更でき、通信妨害に対する安全性をさ
らに向上できる。加えて、電話回線を用いて、接続要求
の通知と暗号鍵の送付との双方を一括して行っている。
したがって、両者を個別に行う場合に比べて、電話回線
を接続する手間を削減できる。
【0175】さらに、暗号鍵と暗号化されたデータと
は、互いに異なる通信手段によって伝送される。したが
って、第三者が通信の妨害を試みる場合、双方の通信を
傍受する必要があり、単一の通信手段にて、暗号鍵とデ
ータとを送信する場合に比べて、通信妨害に対する安全
性を向上できる。なお、通信回線としては、暗号鍵の盗
聴を防止するために電話回線など、比較的傍受しにくい
通信回線を使用することが望まれる。
は、互いに異なる通信手段によって伝送される。したが
って、第三者が通信の妨害を試みる場合、双方の通信を
傍受する必要があり、単一の通信手段にて、暗号鍵とデ
ータとを送信する場合に比べて、通信妨害に対する安全
性を向上できる。なお、通信回線としては、暗号鍵の盗
聴を防止するために電話回線など、比較的傍受しにくい
通信回線を使用することが望まれる。
【0176】ところで、第2の実施形態に示すように、
両通信機器がネットワークに設けられたサーバを介して
通信する場合には、上記構成に加えて、両通信機器がサ
ーバに登録名を登録し、両通信機器が相手の登録名をサ
ーバへ通知して、通信相手を選択する必要がある。
両通信機器がネットワークに設けられたサーバを介して
通信する場合には、上記構成に加えて、両通信機器がサ
ーバに登録名を登録し、両通信機器が相手の登録名をサ
ーバへ通知して、通信相手を選択する必要がある。
【0177】この場合、サーバに登録された登録名は、
公開されているので、使用者名をそのまま登録すると、
通信妨害に対する安全性を低下させる虞れがある。ま
た、サーバに登録されている登録名のうち、所望の登録
名を選択する際に手間がかかる。この場合には、上記公
開鍵を用いて使用者名を暗号化して、サーバに登録すれ
ばよい。これにより、使用者名を第三者から隠蔽でき
る。
公開されているので、使用者名をそのまま登録すると、
通信妨害に対する安全性を低下させる虞れがある。ま
た、サーバに登録されている登録名のうち、所望の登録
名を選択する際に手間がかかる。この場合には、上記公
開鍵を用いて使用者名を暗号化して、サーバに登録すれ
ばよい。これにより、使用者名を第三者から隠蔽でき
る。
【0178】ところで、第2の実施形態に示すように、
サーバを設ける構成では、サーバを別に設ける費用や維
持費などが必要となる。また、サーバが混み合っている
場合には、両通信機器間で通信できなくなる虞れがあ
る。
サーバを設ける構成では、サーバを別に設ける費用や維
持費などが必要となる。また、サーバが混み合っている
場合には、両通信機器間で通信できなくなる虞れがあ
る。
【0179】これに対して、第1の実施形態では、上記
第2の実施形態とは異なり、両通信機器が互いにネット
ワークを介して直接通信できる方法を提供している。具
体的には、ダイアルアップ接続した際、被呼側の通信機
器が自らのアドレスを取得し、電子メールにて発呼側の
通信機器へ送信する工程が設けられている。これによ
り、第2の実施形態とは異なり、特にサーバを設けるこ
となく、両通信機器は、ネットワークを介して通信でき
る。この結果、通信に要する費用をさらに削減できる。
また、サーバの混雑に関わらず、両通信機器は、確実に
通信できる。
第2の実施形態とは異なり、両通信機器が互いにネット
ワークを介して直接通信できる方法を提供している。具
体的には、ダイアルアップ接続した際、被呼側の通信機
器が自らのアドレスを取得し、電子メールにて発呼側の
通信機器へ送信する工程が設けられている。これによ
り、第2の実施形態とは異なり、特にサーバを設けるこ
となく、両通信機器は、ネットワークを介して通信でき
る。この結果、通信に要する費用をさらに削減できる。
また、サーバの混雑に関わらず、両通信機器は、確実に
通信できる。
【0180】ところで、ネットワークを介する通信が終
了すると、ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワー
クとの接続を切断する。ここで、ダイアルアップ接続通
信機器がネットワークとの回線切断に失敗すると、当該
ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワークに接続さ
れ続けるので、通信費用が不所望に高騰する。特に、例
えば、ダイアルアップ接続通信機器が監視制御システム
の子局である場合など、ダイアルアップ接続通信機器の
周囲に使用者がいない場合には、回線切断に失敗したこ
とを把握しにくい。したがって、回線切断に失敗した場
合、当該ダイアルアップ接続通信機器が不所望にネット
ワークに接続される期間が長くなりがちであり、無駄な
通信費用が増大する虞れが大きい。
了すると、ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワー
クとの接続を切断する。ここで、ダイアルアップ接続通
信機器がネットワークとの回線切断に失敗すると、当該
ダイアルアップ接続通信機器は、ネットワークに接続さ
れ続けるので、通信費用が不所望に高騰する。特に、例
えば、ダイアルアップ接続通信機器が監視制御システム
の子局である場合など、ダイアルアップ接続通信機器の
周囲に使用者がいない場合には、回線切断に失敗したこ
とを把握しにくい。したがって、回線切断に失敗した場
合、当該ダイアルアップ接続通信機器が不所望にネット
ワークに接続される期間が長くなりがちであり、無駄な
通信費用が増大する虞れが大きい。
【0181】これに対して、第4および第5の実施形態
に示すように、上記発呼側の通信機器は、ネットワーク
経由の通信が終了した後で、通信回線を介して、ダイア
ルアップ接続通信機器を呼び出し、正常にダイヤルアッ
プ接続が切断されたことを確認している。この結果、回
線切断の失敗に起因する無駄な通信費用を削減できる。
に示すように、上記発呼側の通信機器は、ネットワーク
経由の通信が終了した後で、通信回線を介して、ダイア
ルアップ接続通信機器を呼び出し、正常にダイヤルアッ
プ接続が切断されたことを確認している。この結果、回
線切断の失敗に起因する無駄な通信費用を削減できる。
【0182】ところで、本発明に係るダイアルアップ接
続通信機器の呼び出し方法を適用する通信システムの一
例として、上記第1ないし第3の実施形態では、映像や
音声などを伝送するインターネット電話システムについ
て説明し、第4および第5の実施形態では、監視カメラ
システムなどの監視制御システムについて説明している
が、これに限るものではない。インターネットVPN
( Virtual Private Network)を構築して、任意のデー
タを送受する場合に広く適用できる。
続通信機器の呼び出し方法を適用する通信システムの一
例として、上記第1ないし第3の実施形態では、映像や
音声などを伝送するインターネット電話システムについ
て説明し、第4および第5の実施形態では、監視カメラ
システムなどの監視制御システムについて説明している
が、これに限るものではない。インターネットVPN
( Virtual Private Network)を構築して、任意のデー
タを送受する場合に広く適用できる。
【0183】ただし、当該ダイアルアップ接続通信機器
の呼び出し方法を用いることによって、所望のタイミン
グで通信の開始が可能で、かつ、通信費用の削減できる
通信システムを構築できるので、例えば、インターネッ
ト電話システムや監視制御システムなどのように、即応
性が強く要求される場合に、特に好適である。
の呼び出し方法を用いることによって、所望のタイミン
グで通信の開始が可能で、かつ、通信費用の削減できる
通信システムを構築できるので、例えば、インターネッ
ト電話システムや監視制御システムなどのように、即応
性が強く要求される場合に、特に好適である。
【0184】具体的には、監視制御システムでは、一般
に、子局が、親局から離れた場所に設置されており、か
つ、親局が数多くの子局を監視制御する。したがって、
親局と子局とが通信する際の費用は、増大しがちであ
り、通信費用の削減が強く要求されている。一方、監視
制御システムでは、指示の遅れが事故の拡大に直結する
ので、子局は、親局の指示に即座に応答しなければなら
ない。したがって、ダイアルアップ接続により接続され
るネットワークのみを介して、子局が親局と通信する場
合、子局が親局の指示に即応できず、事故を拡大させる
虞れがある。これらの結果、監視制御システムでは、親
局の指示に対する子局の即応性を保ったまま、通信費用
を削減することが強く求められている。したがって、親
局が子局を呼び出す際に、本発明に係るダイアルアップ
接続通信機器の呼び出し方法を適用した場合、特に効果
的である。
に、子局が、親局から離れた場所に設置されており、か
つ、親局が数多くの子局を監視制御する。したがって、
親局と子局とが通信する際の費用は、増大しがちであ
り、通信費用の削減が強く要求されている。一方、監視
制御システムでは、指示の遅れが事故の拡大に直結する
ので、子局は、親局の指示に即座に応答しなければなら
ない。したがって、ダイアルアップ接続により接続され
るネットワークのみを介して、子局が親局と通信する場
合、子局が親局の指示に即応できず、事故を拡大させる
虞れがある。これらの結果、監視制御システムでは、親
局の指示に対する子局の即応性を保ったまま、通信費用
を削減することが強く求められている。したがって、親
局が子局を呼び出す際に、本発明に係るダイアルアップ
接続通信機器の呼び出し方法を適用した場合、特に効果
的である。
【0185】
【発明の効果】請求項1の発明に係る通信ダイアルアッ
プ接続通信機器の呼び出し方法は、以上のように、ネッ
トワークとは別に設けられ、上記ダイアルアップ接続通
信機器を呼び出し可能な通信回線によって、発呼側の通
信機器がダイアルアップ接続通信機器へ接続要求を伝え
る第1工程と、接続要求を受けたダイアルアップ接続通
信機器が、上記ネットワークへダイアルアップ接続する
第2工程と、上記ネットワークを介して、発呼側の通信
機器とダイアルアップ接続通信機器とが通信する第3工
程とを含んでいる構成である。
プ接続通信機器の呼び出し方法は、以上のように、ネッ
トワークとは別に設けられ、上記ダイアルアップ接続通
信機器を呼び出し可能な通信回線によって、発呼側の通
信機器がダイアルアップ接続通信機器へ接続要求を伝え
る第1工程と、接続要求を受けたダイアルアップ接続通
信機器が、上記ネットワークへダイアルアップ接続する
第2工程と、上記ネットワークを介して、発呼側の通信
機器とダイアルアップ接続通信機器とが通信する第3工
程とを含んでいる構成である。
【0186】上記構成では、ダイアルアップ接続通信機
器がネットワークに接続されていない場合であっても、
上記第3工程における通信時には、当該ダイアルアップ
接続通信機器をネットワークへ接続させることができ
る。それゆえ、安い料金で通信可能なダイアルアップ接
続通信機器において、所望のタイミングで確実に通信を
開始でき、リアルタイムに通信できるという効果を奏す
る。
器がネットワークに接続されていない場合であっても、
上記第3工程における通信時には、当該ダイアルアップ
接続通信機器をネットワークへ接続させることができ
る。それゆえ、安い料金で通信可能なダイアルアップ接
続通信機器において、所望のタイミングで確実に通信を
開始でき、リアルタイムに通信できるという効果を奏す
る。
【0187】請求項2の発明に係るダイアルアップ接続
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1記
載の発明の構成において、上記第3工程は、上記発呼側
の通信機器およびダイアルアップ接続通信機器のうちで
送信側の通信機器が、当該第3工程にて送出するデータ
の少なくとも一部を暗号化して送出する暗号工程と、受
信側の通信機器が、暗号化されたデータを復号する復号
工程とを含んでいる構成である。
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1記
載の発明の構成において、上記第3工程は、上記発呼側
の通信機器およびダイアルアップ接続通信機器のうちで
送信側の通信機器が、当該第3工程にて送出するデータ
の少なくとも一部を暗号化して送出する暗号工程と、受
信側の通信機器が、暗号化されたデータを復号する復号
工程とを含んでいる構成である。
【0188】上記構成では、通信内容のうち、少なくと
も一部は、暗号化によって、発呼側の通信機器およびダ
イアルアップ接続通信機器以外の第三者から隠蔽されて
いる。この結果、通信内容を暗号化せず、平文のまま伝
送する場合に比べて、通信妨害に対する安全性を向上で
きるという効果を奏する。
も一部は、暗号化によって、発呼側の通信機器およびダ
イアルアップ接続通信機器以外の第三者から隠蔽されて
いる。この結果、通信内容を暗号化せず、平文のまま伝
送する場合に比べて、通信妨害に対する安全性を向上で
きるという効果を奏する。
【0189】請求項3の発明に係るダイアルアップ接続
通信機器の呼び出し方法は、請求項2記載の発明の構成
において、上記第1工程は、発呼側の通信機器あるいは
ダイアルアップ接続通信機器が、暗号化の際に使用され
る暗号鍵を相手に通知する工程を含んでいる構成であ
る。
通信機器の呼び出し方法は、請求項2記載の発明の構成
において、上記第1工程は、発呼側の通信機器あるいは
ダイアルアップ接続通信機器が、暗号化の際に使用され
る暗号鍵を相手に通知する工程を含んでいる構成であ
る。
【0190】上記構成では、接続要求の通知と暗号鍵の
送付との双方を一括して行っている。これにより、通信
回線の接続する手間を増加させることなく、暗号鍵を接
続毎に伝送でき、暗号鍵を変更した場合の手間を削減で
きるという効果を奏する。
送付との双方を一括して行っている。これにより、通信
回線の接続する手間を増加させることなく、暗号鍵を接
続毎に伝送でき、暗号鍵を変更した場合の手間を削減で
きるという効果を奏する。
【0191】さらに、暗号鍵と暗号化されたデータと
は、互いに異なる通信手段によって伝送される。この結
果、盗聴やデータの改ざんなど、通信妨害に対する安全
性をさらに向上できるという効果を併せて奏する。
は、互いに異なる通信手段によって伝送される。この結
果、盗聴やデータの改ざんなど、通信妨害に対する安全
性をさらに向上できるという効果を併せて奏する。
【0192】請求項4の発明に係るダイアルアップ接続
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1、
2または3記載の発明の構成において、上記第3工程
は、上記両通信機器が、通信を中継するサーバへ自らを
示す登録名をそれぞれ通知する工程と、上記両通信機器
が、相手の登録名を上記サーバへ通知して、相手の通信
機器を選択する工程と、上記サーバが選択された通信機
器間の通信を中継する工程とを含んでいる構成である。
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1、
2または3記載の発明の構成において、上記第3工程
は、上記両通信機器が、通信を中継するサーバへ自らを
示す登録名をそれぞれ通知する工程と、上記両通信機器
が、相手の登録名を上記サーバへ通知して、相手の通信
機器を選択する工程と、上記サーバが選択された通信機
器間の通信を中継する工程とを含んでいる構成である。
【0193】それゆえ、両通信機器は、ネットワークに
設けられたサーバを介して、所望のタイミングで確実に
通信を開始でき、リアルタイムに通信できるという効果
を奏する。
設けられたサーバを介して、所望のタイミングで確実に
通信を開始でき、リアルタイムに通信できるという効果
を奏する。
【0194】請求項5の発明に係るダイアルアップ接続
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1、
2または3記載の発明の構成において、上記第3工程
は、ダイアルアップ接続通信機器が、現接続における自
らのアドレスを取得する工程と、電子メールによって、
ダイアルアップ接続通信機器が、発呼側の通信機器へ自
らのアドレスを通知する工程と、発呼側の通信機器およ
びダイアルアップ接続通信機器が、互いのアドレスによ
り相手を特定して通信する工程とを含んでいる構成であ
る。
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1、
2または3記載の発明の構成において、上記第3工程
は、ダイアルアップ接続通信機器が、現接続における自
らのアドレスを取得する工程と、電子メールによって、
ダイアルアップ接続通信機器が、発呼側の通信機器へ自
らのアドレスを通知する工程と、発呼側の通信機器およ
びダイアルアップ接続通信機器が、互いのアドレスによ
り相手を特定して通信する工程とを含んでいる構成であ
る。
【0195】それゆえ、請求項4の構成のように、特に
サーバを設けることなく、両通信機器は、ネットワーク
を介して通信できる。この結果、請求項4記載の発明の
効果に加えて、通信に要する費用をさらに削減できると
共に、サーバの混雑に関わらず、確実に通信できるとい
う効果を奏する。
サーバを設けることなく、両通信機器は、ネットワーク
を介して通信できる。この結果、請求項4記載の発明の
効果に加えて、通信に要する費用をさらに削減できると
共に、サーバの混雑に関わらず、確実に通信できるとい
う効果を奏する。
【0196】請求項6の発明に係るダイアルアップ接続
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1、
2、3、4または5記載の発明の構成において、さら
に、上記第3工程の後で、上記発呼側の通信機器がダイ
アルアップ接続通信機器を上記通信回線にて直接呼び出
して、当該ダイアルアップ接続通信機器が当該通信回線
との回線接続を正常に切断したか否かを確認する第4工
程を含んでいる構成である。
通信機器の呼び出し方法は、以上のように、請求項1、
2、3、4または5記載の発明の構成において、さら
に、上記第3工程の後で、上記発呼側の通信機器がダイ
アルアップ接続通信機器を上記通信回線にて直接呼び出
して、当該ダイアルアップ接続通信機器が当該通信回線
との回線接続を正常に切断したか否かを確認する第4工
程を含んでいる構成である。
【0197】それゆえ、発呼側の通信機器は、ダイアル
アップ接続通信機器の回線切断失敗を確実に認識でき、
回線切断の失敗に起因する無駄な通信費用の発生を確実
に防止できるという効果を奏する。
アップ接続通信機器の回線切断失敗を確実に認識でき、
回線切断の失敗に起因する無駄な通信費用の発生を確実
に防止できるという効果を奏する。
【0198】請求項7の発明に係る監視制御システム
は、以上のように、親局は、呼び出し可能な通信回線を
介して上記子局を呼び出し、接続要求を伝えた後で、上
記通信回線とは別に設けられたネットワーク経由で上記
子局と通信する親局通信手段を備え、上記子局は、上記
通信回線を介して、上記接続要求を受け取った後で、上
記ネットワークにダイアルアップ接続して、当該ネット
ワーク経由で上記親局と通信する子局通信手段を備えて
いる構成である。
は、以上のように、親局は、呼び出し可能な通信回線を
介して上記子局を呼び出し、接続要求を伝えた後で、上
記通信回線とは別に設けられたネットワーク経由で上記
子局と通信する親局通信手段を備え、上記子局は、上記
通信回線を介して、上記接続要求を受け取った後で、上
記ネットワークにダイアルアップ接続して、当該ネット
ワーク経由で上記親局と通信する子局通信手段を備えて
いる構成である。
【0199】上記構成において、親局通信手段が呼び出
し可能な通信回線を用いて子局を呼び出した後、子局通
信手段は、安価に通信が可能なダイアルアップ接続にて
ネットワークに接続し、当該ネットワークを介して、デ
ータを送受する。この結果、親局の指示に対して、子局
が即応可能でありながら、子局と親局との間の通信費用
を大幅に削減可能な監視制御システムを実現できるとい
う効果を奏する。
し可能な通信回線を用いて子局を呼び出した後、子局通
信手段は、安価に通信が可能なダイアルアップ接続にて
ネットワークに接続し、当該ネットワークを介して、デ
ータを送受する。この結果、親局の指示に対して、子局
が即応可能でありながら、子局と親局との間の通信費用
を大幅に削減可能な監視制御システムを実現できるとい
う効果を奏する。
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、通信シ
ステム全体の要部構成を示すブロック図である。
ステム全体の要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記通信システムの発呼側および被呼側の通信
機器に設けられた接続器の要部構成を示すブロック図で
ある。
機器に設けられた接続器の要部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記通信機器の一変形例を示すものであり、通
信機器の接続関係を示すブロック図である。
信機器の接続関係を示すブロック図である。
【図4】上記通信システムにおいて、呼び出し時におけ
る発呼側および被呼側双方の通信機器の動作を示すフロ
ーチャートである。
る発呼側および被呼側双方の通信機器の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態を示すものであり、通信
システム全体の要部構成を示すブロック図である。
システム全体の要部構成を示すブロック図である。
【図6】上記通信システムにおいて、呼び出し時におけ
る発呼側および被呼側双方の動作を示すフローチャート
である。
る発呼側および被呼側双方の動作を示すフローチャート
である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態を示すものであ
り、通信システム全体の要部構成を示すブロック図であ
る。
り、通信システム全体の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図8】上記通信システムにおいて、呼び出し時におけ
る発呼側および被呼側双方の動作を示すフローチャート
である。
る発呼側および被呼側双方の動作を示すフローチャート
である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態を示すものであ
り、監視制御システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
り、監視制御システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図10】上記監視制御システムにおいて、受信装置の
要部構成を示すブロック図である。
要部構成を示すブロック図である。
【図11】上記監視制御システムにおいて、親局が子局
を呼び出す際の動作を示すフローチャートである。
を呼び出す際の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明のさらに他の実施形態を示すものであ
り、監視制御システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
り、監視制御システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図13】上記監視制御システムにおいて、親局が子局
を呼び出す際の動作を示すフローチャートである。
を呼び出す際の動作を示すフローチャートである。
2・22・32・42 通信機器 3・33・43 通信機器(ダイアルアップ接
続通信機器) 4・34・44・54 電話回線(通信回線) 7・37・57 インターネット網(ネットワ
ーク) 38 サーバ 48・58 回線(ネットワーク) 52 親局(通信機器) 52a 受信装置(親局通信手段) 53 子局(ダイアルアップ接続
通信機器) 53a 送信装置(子局通信手段)
続通信機器) 4・34・44・54 電話回線(通信回線) 7・37・57 インターネット網(ネットワ
ーク) 38 サーバ 48・58 回線(ネットワーク) 52 親局(通信機器) 52a 受信装置(親局通信手段) 53 子局(ダイアルアップ接続
通信機器) 53a 送信装置(子局通信手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/58 H04L 9/00 673A H04M 1/66 11/02 Z 3/42 11/20 101B H04Q 9/00 311
Claims (7)
- 【請求項1】ネットワークへダイアルアップ接続される
ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法であって、 上記ネットワークとは別に設けられ、上記ダイアルアッ
プ接続通信機器を呼び出し可能な通信回線によって、発
呼側の通信機器がダイアルアップ接続通信機器へ接続要
求を伝える第1工程と、 接続要求を受けたダイアルアップ接続通信機器が、上記
ネットワークへダイアルアップ接続する第2工程と、 上記ネットワークを介して、発呼側の通信機器とダイア
ルアップ接続通信機器とが通信する第3工程とを含んで
いることを特徴とするダイアルアップ接続通信機器の呼
び出し方法。 - 【請求項2】上記第3工程は、上記発呼側の通信機器お
よびダイアルアップ接続通信機器のうちで送信側の通信
機器が、当該第3工程にて送出するデータの少なくとも
一部を暗号化して送出する暗号工程と、 受信側の通信機器が、暗号化されたデータを復号する復
号工程とを含んでいることを特徴とする請求項1記載の
ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法。 - 【請求項3】上記第1工程は、発呼側の通信機器あるい
はダイアルアップ接続通信機器が、暗号化の際に使用さ
れる暗号鍵を相手に通知する工程を含んでいることを特
徴とする請求項2記載のダイアルアップ接続通信機器の
呼び出し方法。 - 【請求項4】上記ネットワークには、発呼側の通信機器
とダイアルアップ接続通信機器との間の通信を中継する
サーバが設けられており、 上記第3工程は、上記両通信機器が、自らを示す登録名
を上記サーバへそれぞれ通知する工程と、 上記両通信機器が、相手の登録名を上記サーバへ通知し
て、相手の通信機器を選択する工程と、 上記サーバが選択された通信機器間の通信を中継する工
程とを含んでいることを特徴とする請求項1、2または
3記載のダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法。 - 【請求項5】上記ネットワークは、データを伝送する
際、当該ネットワークにおけるアドレスによって送信先
を特定すると共に、 ダイアルアップ接続通信機器に対して、接続毎に臨時の
アドレスを割り当てるネットワークであり、 上記第3工程は、ダイアルアップ接続通信機器が、現接
続における自らのアドレスを取得する工程と、 電子メールによって、ダイアルアップ接続通信機器が、
発呼側の通信機器へ自らのアドレスを通知する工程と、 発呼側の通信機器およびダイアルアップ接続通信機器
が、互いのアドレスにより相手を特定して通信する工程
とを含んでいることを特徴とする請求項1、2または3
記載のダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法。 - 【請求項6】さらに、上記第3工程の後で、上記発呼側
の通信機器がダイアルアップ接続通信機器を上記通信回
線にて直接呼び出して、当該ダイアルアップ接続通信機
器が当該通信回線との回線接続を正常に切断したか否か
を確認する第4工程を含んでいることを特徴とする請求
項1、2、3、4または5記載のダイアルアップ接続通
信機器の呼び出し方法。 - 【請求項7】設備機器を有する子局と、当該子局との通
信によって上記設備機器を制御する親局とを備えた監視
制御システムにおいて、 上記親局は、呼び出し可能な通信回線を介して上記子局
を呼び出し、接続要求を伝えた後で、上記通信回線とは
別に設けられたネットワーク経由で上記子局と通信する
親局通信手段を備え、 上記子局は、上記通信回線を介して、上記接続要求を受
け取った後で、上記ネットワークにダイアルアップ接続
して、当該ネットワーク経由で上記親局と通信する子局
通信手段を備えていることを特徴とする監視制御システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26463997A JPH10155040A (ja) | 1996-09-30 | 1997-09-29 | ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それを用いた監視制御システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25992196 | 1996-09-30 | ||
JP8-259921 | 1996-09-30 | ||
JP26463997A JPH10155040A (ja) | 1996-09-30 | 1997-09-29 | ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それを用いた監視制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155040A true JPH10155040A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=26544357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26463997A Pending JPH10155040A (ja) | 1996-09-30 | 1997-09-29 | ダイアルアップ接続通信機器の呼び出し方法、および、それを用いた監視制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10155040A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011139466A (ja) * | 2010-12-27 | 2011-07-14 | Ipex:Kk | 通信回線を用いた情報供給システム |
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